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平成25年 環境建設委員会(9月10日)

1.開会日時

平成25年9月10日(火)

午後1時30分 開会

午後3時58分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 礒野 忠

委員 堀田 弥生

委員 加藤 博司

委員 渡部 恵子

委員 田中 耕太郎

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(13人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

来島環境推進課長

石田水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

平野地域整備課長

松村副参事(都市計画事業・特命担当)

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

渡邊書記

川口書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日は、理事者の報告の関係で松村都市整備部副参事及び竹内都市整備部副参事が出席いたしますので、よろしくお願いいたします。

 次に、地下鉄建設促進五区協議会の活動について、7月24日に同協議会総会が葛飾区で開会され,高橋副委員長及び田野議会局長が出席をいたしました。議事内容は、前年度の活動状況等の報告を受け了承し、今後の活動方針について協議を行うとともに、意見交換を行いました。

 以上でございます。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長

 1 温浴プラザの指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 未利用エネルギーに関する調査結果について(資料2)

 3 区立学校の増改築に関する検討状況及びこれに伴う都市計画公園等への影響について(資料3)

 4 平成24年度ごみ量及び資源回収量について(資料4)

○田村都市整備部長

 5 築地新市場の整備に係る進捗状況について(資料5)

 6 日本橋本町二丁目特定街区の都市計画について(資料6)

 7 (仮称)中央区晴海二丁目計画の都市計画について(資料7)

 8 築地地区地区計画の都市計画について(資料8)

 9 勝どき東地区の都市計画について(資料9)

 10 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料10)

以上10件報告

○中嶋委員長
 どうもお疲れさまです。

 発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後2時13分です。自民党30分、公明党25分、日本共産党25分、民主党区民クラブ25分、新生自民党25分、みんなの党25分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○礒野委員
 初めに、未利用エネルギーに関する調査の結果についてということで先ほど御報告いただいたんですが、こちらの調査結果、やはり未利用エネルギーを利用するということはすごくすばらしいことだなというふうに、資料を読ませていただいて、また御説明いただいて、改めて感じました。

 ただ、先ほどの御説明の中で、やはり民間で補助なしでやるというのはとても難しいというようなお話があったんですが、オリンピックも含めて、晴海四丁目、五丁目という地域、これからそういうところをしっかりと取り組んでいかなければいけない、日本にとってもとても重要な地域だと思いますので、そういった部分で行政が今後どういうふうにかかわっていくのか、また、これをどういうふうに進めていくのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、次に築地新市場の整備に係る進捗状況について御説明いただいたんですが、今度、東卸組合と中央区とで意見交換を行うということで御報告いただいております。今、もう市場移転が目の前に来ていますので、早急に東卸さんもその話に入ってきていただきたいというのは、我々場外市場としても、ずっとかねてからの考えでありました。ぜひこれはやっていただきたいんですが、現状において中央区と東卸さんとどのような意見交換ができるのかというのをお聞かせいただきたいなというふうに思います。

 というのは、東卸さんのほうは、私たちもいろいろとコンタクトをとってお話を聞いたりするんですが、やはり今のスタンスとしては、東卸組合としては豊洲の新市場のつくり込みが先なんだよと。だから、築地の新市場については、まだ一緒の土俵に乗れないんだよというスタンスで、ずっと来てしまっているんです。我々としても、そこがすごく引っかかっています。東卸さんも豊洲の新市場は新市場で立派に成功させていただきたいんです。ただ、早く一緒に話し合いをして、築地に対してもそういう思いを持っていただいて、一緒に豊洲も築地も繁栄させていくというような形をつくっていきたいんですが、今のところ、そういうような状況になっていないのが現状だと思います。そういった中での意見交換ということで、どのぐらいまで突っ込んでお話ができるのか、また募集条件なども検討されていると思うんですが、実際にはまだコンクリートされていない部分が多々あると思うんです。そういった部分に関しても、東卸さんが入るということになると、条件の部分や何かでもかなり気にされると思いますので、そういった部分、どこまでお話をされるのかといったことをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、もう一つ、築地地区地区計画の都市計画についてということで、がん研究センターの建て直しということで、資料に出てきているんですが、建て直す理由というのが施設の老朽化、災害対策ということですが、ただ、老朽化って、がん研究センターはすごく新しいビルというイメージが僕はあるんです。どのあたりを指して老朽化というふうに言ってきているのか。これは中央区の事業としてやっているわけではないので、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。

 現実問題として、現在地で再整備していくということで、また平成26年度から始まって二十六、七年かけて整備していくというようなことが資料に出ていますが、そこの部分に関しても、長い年月をかけて整備する意味をお聞かせいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

○吉田副区長
 私のほうから、東卸との関係でございますが、これは懸案で長いこと話し合いをしてきましたけれども、東卸が正式に組織的に協議をしようというのは、私どもの先行営業施設につきまして、今年度末にかけて募集要項の公表、募集要項の配布、それから募集を行うという私どもに課せられた課題がございます。

 その募集要項につきまして、具体的には東卸としても、組織として募集要項の中に記載されていく事項の中で、例えば募集資格というような部分について、いろいろ東卸の中でも幾つか議論がございまして、組み合わせとして、現在、東卸の中で御商売をなさっている方が、例えばお店2つが一緒になって築地に顔を出すとか、3つ、4つ一緒になって顔を出すとか、そういうようなことは認められるのかとか何かという部分についての考え方の整理とか何かということも、実は内部でいろいろ議論があるということを含めて、募集要項にかかわって、募集要項でもう既に公表してしまいますと、そこで決まってしまいますので、募集要項の取り扱いの、基本的には例えば資格の部分、こういう部分については東卸としてもかかわって話をしたいんだということでございますし、それから、もう一つは賃料の問題などもございまして、これらについても少し議論をさせていただきたい部分があるんだというようなこともございます。

 それら募集要項にかかわる部分の中で、まだコンクリートされていない部分については、東卸としても組織的に協議をしたいということでございますので、私ども、新しく要項を年末には具体的に公表しなきゃいかんと思っていますから、その段階までこの懇談会を続けさせていただいて、具体的に東卸さんとはある程度きちんとした紳士的な関係の中で、募集要項の公表、募集、そういう作業に入りたいというのが基本的な意図でございます。

○望月環境政策課長
 私のほうからは、未利用エネルギーに関する調査について御回答いたします。

 未利用エネルギーの調査につきましては、昨年度行ったものでございますけれども、内容的には、先ほど御説明したとおり中央清掃工場排熱の地域利用に関する検討が1つ、次にメタン発酵によるバイオマスエネルギー利用に関する検討が1つと、間伐材等のエネルギーの有効利用に関する検討ということで、3つの検討を行っております。

 先ほど委員から御指摘がございました民で行う際に難しいと申しますのは、2番目のバイオマスエネルギーに関するものでございまして、こちらのほうにつきましては、民だけで利用性がなかなか難しい、そういった報告になっております。1番の中央清掃工場の排熱の利用に関しましては、ある程度の事業性はあるのだろうという形で今回まとめております。

 また、こうした未利用エネルギーが有効に活用されることにより地球温暖化対策にも資するというようなことになろうかと思っております。区としては、これを積極的に今後のまちづくりの中で事業者の方に働きかけてまいりたいと。

 また、先日決まりましたオリンピックのお話もございます。東京都等にも積極的にこれを働きかけ、そういった有効利用についてはお話をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○平野地域整備課長
 地区計画についてのお尋ねでございます。

 施設の老朽化ということを1つ、建てかえの理由として挙げさせていただいております。建物として非常にまだ新しいのではないかという御質問でございますが、建物として非常にきれいに管理されておりますので、非常に新しいイメージがあるのでございますけれども、管理棟については昭和53年の建物でございますし、がん研究センターについては昭和42年の建物でございます。それから、がんの最新の研究であるとか医療をしていく施設でございまして、研究設備であるとか医療整備が日々発達するような状況でございまして、そういったものに対する電気の供給であるとか、災害時にそういったものをとめないような設備であるとか、そういった建物の設備的な部分も更新が必要でございまして、そういった部分から今の建物の電気容量であったり、そういったものを改修していくよりも新築をするというような形で集約をしていったほうが、がん研究センターさんのほうとしては、これからのいろいろな設備的な進歩であるとか技術的な進歩に対応できるようにということで、建てかえのマスタープランをお立てになっているというふうに聞いているところでございます。

 あわせて、医療・研究の中心の施設でございますので、これについてはマスタープランのように長期的な計画を持って建物の整備をしていくことが非常に大事であり、必要であるというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○礒野委員
 御答弁ありがとうございました。

 排熱利用は十分採算がとれるということですが、バイオマスに関しては、やはり東京都だとか、そういった上の団体、地方自治体を含めて、みんなでどういうような支援ができるのかというのをよく検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、東卸のほうの話はわかりました。今、吉田副区長のほうからお話を伺っていて、東卸さんのほうでとても前向きな方向性を見出してくれて、そういう検討に入っていくんだなということで、少し安心しました。もう時間がないですので、ぜひこれもしっかり進めて、なるべく早いうちに答えが出るように、よろしくお願いいたします。

 最後に、がん研究センターなんですが、確かに、今御説明いただいた研究棟と管理棟は古いのはわかるんです。ただ、本体の建物自体はとても新しくて、すばらしい建物だというふうに僕は思っていて、だから何でそれを初めから組み込んで建てなかったのかなというのがとても不思議だったので、その理由をお聞かせいただきたかったんですが、これは中央区のほうで答えられることではないと思います。国立がん研究センターというのは、がんに関しての医療だとか研究だとか、やはり日本で一番、また世界で一番というぐらいの技術をお持ちであり、本区にあるすばらしい病院だと思いますので、しっかり建て直しをするんだったら建て直しをするで、我々地元としてもしっかりと応援していきたいと思いますので、今後この情報や何かがありましたら、お知らせいただきたいと思います。

 以上で終わります。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、資料1、2、3、6についてお尋ねさせていただきます。

 まず、資料1についてです。

 こちらは温浴プラザの指定管理者の評価ということで資料をいただいております。別紙2の前年度の評価を受けての対応を読んでおりますと、利用者は前年度より578人増加したということなんですが、収入が昨年度よりも5.5%減少しているというふうに書かれてあります。ここには無料の利用者がふえたということで収入増加に結びつかなかったというふうにも書かれてあるわけなんですが、区として、収入が5.5%減少したことの理由として、それ以外に何か想定されていることとかはございますでしょうか。その点をお聞かせいただければと思います。

 次に、資料2のほうですけれども、この点につきましては、前委員からも質問があり、また御答弁いただきましたので、省かせていただければと思うのですが、私も以前、スーパーエコタウン構想に基づく大田区の食品リサイクルの会社に会派で視察に行きました。私、今もなんですが、まだまだよくわからない状態でそのときも視察に行ったわけなんですが、生ごみが熱量を生み出すといいますか、そのことに本当に驚くとともに感動したことをよく覚えております。ぜひとも具体的に進めていっていただきたいと思います。

 その上で、非常に素朴な疑問で恐縮なんですけれども、今後特に工場排熱利用につきましては進めていけると先ほども御答弁いただいたんですが、16ページの結論を読んでおりますと、ケース分けされているわけですけれども、その中でケース1Aが一番実現の可能性が高いケースと考えられるというふうに書いてございます。このケース1Aで今後進めていくということなのか、その点を確認させていただきたいと思います。

 といいますのは、ケースが5つに分かれて設定されているわけなんですけれども、このケース1Aは五丁目のみで四丁目は入っていないんです。ケースが5つに分かれておりますけれども、本来なら利用率を高めるために四丁目まで広げたいということが6ページにも書かれているんですが、五丁目プラス四丁目で、かつ給湯のみというケースがこの5つの中には設定されていないものですから、四丁目はどうなるのかなというところを疑問に思いましたもので、その点、どのようなお考えで五丁目プラス四丁目の給湯のみという条件でのケース設定をされていないのか御教示いただければと思います。

 まずは、この点、よろしくお願いいたします。

○望月環境政策課長
 まず、資料1の温浴プラザの指定管理者の評価についてでございます。

 こちらの件につきましては、先ほど人数が増加しているけれども、収入の増加に至っていないと。理由は資料でも書かせていただいておるんですが、要は無料の方の人数が多い。やはり理由はそちらになっております。ただ、利用者の方の人数につきましては、過去5年、実は伸びてきている状況がございます。ですから、利用者としてはふえてはいるんですが、65歳以上の方がたしか無料だったと思うんですけれども、そういった方の利用もふえておりまして、なかなか収入の増には至っていないと。

 ただ、こちらの温浴プラザですと、事業者の方が自主的な事業も実施しております。場所的なものもあるのかもしれませんけれども、人員がふえるというのはなかなか難しいというような状況もございます。ただ、今後もそういった形の努力を続けていただくというふうには事業者とは話をしております。

 資料1につきましては、以上です。

 また、資料2の未利用エネルギーの関係でございます。

 こちらにつきましては、16ページの結論のところで1Aのケースという形で、排熱の利用について給湯のみという形でやらせていただいておるんですけれども、実はこちらのほうの排熱につきましては、たしか46度程度、40度の後半の排熱の利用という形で今回想定をしているものでございますけれども、そちらの利用については、やはり給湯という形での利用が一番適している形になります。と申しますのは、給湯以外のものを使うとなると、配管が別途必要になります。例えば、暖房に使うとなると、行きと帰りの配管が別に必要になるとか、そういった設備的な負担が大きくなります。また、各住宅での利用を想定しておりますけれども、住宅での利用となりますと、やはり御自分でエアコン等をつけられるというような状況がございますので、その利用の実態に合わせますと、給湯のみというのが住宅での利用の一番効果的なものであろうと考えております。

 それと、四丁目と五丁目という話になっておりますけれども、地域が遠くなってしまいますと効率的な部分と設備的な費用の負担の部分が大きくなります。そういった中でいきますと、今回算定した中では、やはり五丁目のみというのが一番実現の可能性が高いであろうという形になっておりますけれども、この利用につきまして、今後、区のほうとしましては、例えばオリンピックというお話であれば、東京都さんを含めて関係機関と十分に話をしていくわけでございますけれども、その中でもどういうことが求められ、どういうふうな利用の仕方がされるのだろうかということによって、この内容については変わってくるかとは思っております。

 ただ、こちらの晴海のほうにつきましては、エコタウン構想というものもございますし、先ほど申したように地球温暖化対策に資するものでございますので、ぜひ積極的に活用していただく、これは立候補ファイルにも記載されていると思いますけれども、そういった形の中で積極的に働きかけてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 ありがとうございました。

 まず、温浴プラザのほうですけれども、御答弁いただいた内容は、まさにそのとおりだと思います。

 指定管理者を変更したのは昨年4月ですから、それ以降、このようなお声を伺っております。実は、レストランを利用するタクシーがかなり減っているということです。駐車場があるレストランということで、またお値段も非常に利口な設定だったのかと思うのですが、以前の業者さんのときは本当に行列ができるほどタクシーの運転手さんの利用が非常に多かったと伺っております。今、本当に減っているということなんですが、その辺も、これは純粋に売上になりますので、収入減にも関係しているのかなというふうにも思うのですが、その点いかがお考えでしょうか。御答弁をお願いします。

 資料2のほうですが、四丁目まで広げると設備費用のほうがかかってしまうという御答弁だったかと思います。実際、15ページの事業性試算結果を見ていても、そのようには感じるんですけれども、御答弁いただきましたように都のほうも当然絡んでくる部分でありますので、何とか予算をもらったりして四丁目まで引いていくというか、給湯のみで当然いいのではないかというふうに私も思っておりますので、給湯のみで、ただしエリアを四丁目まで広げていくというような方向性で話し合っていただければありがたいかなというふうにお伝えさせていただきます。

 では、資料1の答弁をお願いいたします。

○望月環境政策課長
 それでは、資料1のほうでございます。

 先ほどお話が出ましたタクシーの利用については、減っているという状況は確かにございます。こちらは適正に駐車場の使用をしていただくということで、事業者のほうも実は注意をさせていただいております。当然、食事での利用ということもあり得ますけれども、長時間そこに滞在するようなタクシーも見受けられたということで、そちらについては注意をさせていただいて、適正な利用をしていただくということに努めた結果ということでございます。

 また、レストランの売上については、こちらのほうの指定管理の中には入ってございませんので、こちらの部分では特に大きな変動はございませんが、先ほど申しましたように、やはり適正に利用していただく、そういった中で利用者の方の増を図っていくことが一番の内容かなと思っております。ただ、場所的なことを含めて、一遍に急速に人数がふえるというのはなかなか難しい状況もございます。着実に、自主事業も含めて増加をするなり、工夫をしながら利用者の方の増を図っていけるように、また指定管理者のほうとも話をしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 どうもありがとうございました。

 以前のように行列ができて、逆に苦情があったという状態が決していいと私も思いませんので、適正にということで御指導いただいた結果ということでもあります。ただ、お値段的なものはしっかりと今後も見直していただければ、区民の利用者の方も喜ばれるのではないかと思いますので、その点、よろしくお願いいたします。

 続きまして、資料3のほうに参ります。

 これも本当に瑣末な質問になってしまうんですけれども、久松小学校の増築に絡んで、よろしくお願いしたいと思います。

 別紙1-2のところで、先ほど御報告いただきましたが、浜町緑道が児童公園として整備されるということになったということです。児童公園というのは、当然遊具の設置とかが入ってくるかと思うのですけれども、まず浜町緑道の今の状態、どういう位置にあるのか。それが児童公園になるということなんですけれども、今現在はどういうものなのかということを、まず教えていただきたいということと、児童公園になることでどのような変更点というんでしょうか、何かあるようでしたら、それを御教示いただければと思います。

 続いて、資料6のほうです。

 こちらも本当に瑣末な質問で恐縮なんですけれども、資料の2枚目でいろいろ平面図が描かれています。確認なんですが、まず地下1階の平面図で室町東地区のところに公共的駐輪場というふうに書いてあります。これは区立ではないということかなというふうに思うのですが、どういう位置になるのかということを御教示いただければと思います。

 あと、1階平面図のところで、敷地の右下のところに駐輪場として、30台分あるんですけれども、これは基本的にはオフィス利用者、通勤の方向けなのか、それとも区民の方、また近隣にお買い物をする方で自転車で来る方もたくさん見受けるんですけれども、そういう方も利用できるものなのか、その点を御教示いただければと思います。

 よろしくお願いいたします。

○石田水とみどりの課長
 浜町緑道についてお答えいたします。

 浜町緑道の位置なんですけれども、資料3の別紙1-2の図の薄い緑の部分から下のほうに行きまして、新大橋通りを越えまして高速道路、有馬小学校のほうまでが浜町緑道となっているところでございます。今回につきましては、薄い緑のところだけを、委員御指摘のとおり、流れがうまく機能していないところが正直ございますけれども、その辺を改修しまして、遊具等を配置していきたいということで、弁慶の像から下の部分については、今までどおり浜町緑道として桜の季節などの散歩道として機能をそのまま継続していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○小林都市計画課長
 日本橋本町二丁目の駐輪場のことについてお答えさせていただきます。

 まず、室町東地区の公共的駐輪場なんですけれども、こちらについては100台を予定しております。こちらについては、事業者が地域貢献ということで設置する形になります。

 また、二丁目のほうで今度設置します部分、こちらのほうについては30台を予定していますが、こちらも同様に事業者のほうで設置しまして、こちらもやはり地域貢献という部分がありますので、事務所のほうで使う部分もあるかもしれませんけれども、一般の方にも開放していくといったような形になります。

 以上です。

○堀田委員
 ありがとうございました。

 資料3のほうにつきましては、済みません、私もお尋ねの仕方というか、言葉が適切ではなかったようなんですけれども、浜町緑道の位置づけで、変更後は児童公園になるということなんですが、現状、浜町緑道というのはどういうものになるのかということをお伺いしたかったので、よろしくお願いいたします。

○石田水とみどりの課長
 公園でもなく、児童遊園でもなく、緑地帯の一部というふうに位置づけております。また、道路敷きに属しておりまして、道路の緑地という側面で位置づけられている場所でございます。

 以上です。

○堀田委員
 ありがとうございます。

 では、現状は道路の一部というような形から児童公園に変わる。変更するに当たって、何か大きな制約というか、決まり事で変更するようなことはございますでしょうか。

○石田水とみどりの課長
 実質的には大きな制約がかかるということはないと思うんですけれども、かたいことを申しますと、条例で公園として位置づけて、条例のもと、公園として管理していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○堀田委員
 御答弁ありがとうございました。理解できました。ありがとうございました。

 資料6については、区民、その他、地域の人が利用できるということで、合わせて130台ということですので、多過ぎるかもというぐらいなんですが、利用する側としては非常に安心できるなというふうに思っております。

 南側の地上広場につきましては、この一帯、新しいビルもすごくいっぱい建っていて、ビルの敷地の端などには緑化地帯といいますか、植木などもあるんですけれども、このように緑化広場という形ではないかと思いますので、そういう意味では、本当に地域の方も、また日本橋全体としてもありがたいかなというふうに思っておりますので、しっかりと進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上で終わります。ありがとうございました。

○加藤委員
 それでは、まず最初に資料7、(仮称)中央区晴海二丁目計画の都市計画についてお伺いします。

 ここに1,123戸の分譲住宅ということが先ほど説明されましたけれども、これに伴いまして想定される人口の増加というのは大体どの程度を想定されているのか、お答えいただきたいと思います。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 晴海地区の現在の平均世帯人員は、1世帯当たり約2名ということになってございますので、それを単純に掛け合わせますと1,123戸に2名ということで2,250人程度になるのかなというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 このマンションは、先ほど説明がありましたように竣工間近の、街区でいうと第2-1街区、そして計画中の第2-5街区と合わせると、晴海二丁目の将来人口というのは大体どの程度を想定されているのか、あわせてお願いしたいと思います。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 現在、晴海二丁目、隣の街区でございますけれども、第2-1街区が880戸、それから第2-5街区が860戸でございます。それから、当街区が1,123戸ということで、全体で2,700、2,800戸程度になろうかと思いますので、人口を先ほどの2人で換算しますと5,200人程度になるのかなと認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 つまり、5,000人〜6,000人の人がふえるということですね。

 これはちょっと古いんですけれども、2012年1月1日現在の晴海全体の人口を見ますと、9,000人をちょっと超えるところです。正確に言いますと9,082人になるんですけれども、そういうことで、また巨大なまちができるということで私は認識しているんですけれども、その上に立って、7月2日に開催されました晴海地区まちづくり協議会において、協議会への説明として、晴海二丁目の計画について、今後、晴海デザイン会議で協議し、検討すると。まちづくり協議会において質問が出されても回答はできないと、このように説明があったかと思うんです。そして、協議会委員の皆さんには一足早く説明をするという話があったと思います。

 その後、晴海デザイン会議は開催されているのか、開催していないのであれば、いつごろを予定しているのか、お答えいただきたいと思います。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 8月にデザイン協議会を2回ほど開催してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 8月に2回やっているということですね。わかりました。

 その上で、先ほどお話ししましたように、5,000人〜6,000人人口がふえる超高層マンションが今後つくられる予定です。そして、その協議会の中でも協議会委員の方が、晴海二丁目に3棟の超高層マンションができると小・中学校や幼稚園、保育園の必要性が生まれるとの指摘に対して、教育施設の必要性は認識していると、このように区の担当者は答えております。そして、あわせて平成9年に策定された豊晴計画、現状と隔たりが生じてきていると。豊晴計画に今後、晴海の課題をまとめ、東京都に変更を求めていきたいと述べ、上位計画の豊晴計画に基づいて公共施設、教育施設をつくっていくと答えています。私は、まちづくり協議会での協議会委員の指摘は至極もっともな指摘だと思うんです。やはり晴海地区に小学校、幼稚園、また中学校の増設は急務の課題だと思うんです。

 ですから、そういうことを踏まえて、豊洲・晴海開発整備計画に基づいて、きちんと検討すべきではないかと思うんですけれども、中央区の姿勢についてお伺いしたいと思います。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 先般、東京オリンピック招致も決まったところでございますが、晴海地区におきましては、選手村、晴海五丁目のほうでも住宅供給が予想されるところでございます。今後、東京都のほうと豊晴計画の改定に向けて協議をしていくところでございますが、その中で教育施設につきましても、区のほうとして将来計画を見据えながら必要なもの等を検討して、継続して今後とも検討していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 そういうことではなくて、現在、晴海地区はオリンピックの選手村にかかわらず超高層マンションの開発が本当に進んでいるんです。さらに、オリンピック終了後の選手村が住宅として転用されて加算されるわけです。そういうことを想定していく必要があるんだと思うんです。人口増加を想定に入れて、公共施設や教育施設の充実が、今、本当に急がれていると思うんです。はっきり言えば、もう10年ないんですよ。

 ここで私が一言言っておきたいのは、区民サービスが一歩でも後退、低下することは絶対許されないと思うんです。東京都に対して、公共施設、教育施設の充実について強い姿勢で臨んでいただくことを要望しておきたいと思います。

 次に、日本橋本町二丁目特定街区の問題について質問します。

 この中で、先ほど田村都市整備部長は説明を飛ばしたんですけれども、土地の集約化と高度利用によりと、高度利用という言葉がありますが、今回の開発によって温暖化ガスであるCO2の排出量の変化についてどのように認識されているのか、お答えいただきたいと思います。

○小林都市計画課長
 今回、細分化されている地域につきまして、特定街区という手法によりまして高層の高規格ビル等をつくってまいります。そういった意味では、ビルが大きくなる部分、CO2の排出量はもちろんふえていくというふうには認識しておりますけれども、当然、こういった建物を建てていくに際してはCO2の削減を目指していきまして、例えばPAL削減率あるいはERR、一般的にこういった数値で、それぞれ25%以上、35%以上という目標については、東京都のほうでは一番いい評価をされているんですけれども、そういった高い省エネの設計というか、運用をしていきたいというふうに考えております。

 全体としてCO2の削減、決してそれで減るとは言えないのかもしれないんですけれども、広場等ができる部分、多くの部分で地域の貢献にもなるというふうに認識しておりますので、全体としては地域にも貢献できる施設であるというふうに認識しているところでございます。

○加藤委員
 今の説明は、非常に私は納得いかないんです。実は、ことし4月に特別区の温室効果ガス排出量についてという資料が配付されておりますよね。ここで中央区の温室効果ガスの排出状況、基準年度比17.1%の増加ということが指摘をされているわけです。ですから、今、私がお伺いしたいのは、増加するかもしれないではなくて、そういう再開発する場合に、CO2の排出量について、開発前、開発後の数字をきちんと1つずつ精査していく必要があるんだと思うんです。実際に、ほかの再開発のときにはちゃんとCO2の排出量について数字を出していますよね。なぜこれだけが出てこないのかというのが私はよくわからないんですけれども、改めてもう一度その点についてお答えいただきたいと思います。

○小林都市計画課長
 こちらにつきましても、今後細かい設計が行われていく中で、そういった数字が具体的に出てくるものというふうに認識しております。

 ただ、中央区、特にこの地域につきましては国際業務拠点といったような部分がございますので、この地域としてはふえてしまう可能性もあるかもしれませんけれども、当然、日本全体、東京全体、いろいろな角度から見ていく部分というのがあるのかなというふうに思っておりますので、全体として少しでもそういった削減に取り組んでいくといったことは当然にやっていきたいというふうに考えているところでございます。

○加藤委員
 日本全体として取り組んでいくことも私は非常に大事なことだと思うんです。しかし、その前に、地元区である中央区がそういうことに対してきちんと相対して取り組んでいくという姿勢が必要なのではないかと思います。先ほどの未利用エネルギーの中で、排熱を空中に出すのではなくて、それを再利用して、きちんと少しでも温暖化を防ごうという努力を一方でしながら、一方でこういう形で垂れ流すような姿勢というのは、私は見直すべきではないかと思います。

 そして、この問題について言えば、特定街区ということで容積率を300%上乗せし、990%にする計画なんです。そして、土地の高度利用ということで建物の高層化を競い合うような計画は、過度の昼間人口の増加を招くことになりかねないと思います。結果として、私は災害に弱いまちづくりになるのではないかと思うんです。

 先ほど言いましたように、4月に配付してもらった特別区の温室効果ガスについても、2010年の排出量は、先ほど言いましたように17.1%も増加をしている。減らすどころか増加の一途だということは、このようなまちづくりの手法というのは、温暖化対策の視点から見ても見直す必要があるのではないかと、このように私は思います。そのことを指摘しておきたいと思います。

 次に、築地地区地区計画の都市計画について質問をいたします。

 これは、先ほど御説明ありましたが、公共施設ということで国立がん研究センターが参考として取り上げられております。そして、対象地域としては明石町、築地一丁目から七丁目となっていますが、先ほどの説明では、今回の変更は全ての地域に適用されないという説明があったと思うんですけれども、もう一度その点を確認しておきたいと思います。

○平野地域整備課長
 築地の地区計画についてのお尋ねでございます。

 先ほど都市整備部長のほうからお話しいたしましたように、こういった地区計画の高さを適用するのではなくて、建築基準法の高さで適用していくというケースでございますが、相当の規模の一団の土地であって、公共施設における従前機能の維持・更新を図るもので、用途の総合的な計画をするものに対してやっていくということでございますので、築地地区の地区計画の中でこういったものを活用していく事例というのは、ほかには余りないのだろうというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 ということは、今回参考として出された独立行政法人国立がん研究センターの土地利用マスタープランはこの場所だけに特定して、高さ制限については築地全体には適用されないということで確認してよろしいですか。

○平野地域整備課長
 同じお答えになってしまうかもしれないんですが、地区計画の内容としましては、一団の相当の土地で公的な施設であってというような条件がそろったものがもしもあるとするならば、これは地区計画の制限でございますので、適用していくことも検討しなければいけないと思うわけですけれども、私ども、築地の地区の中でこういった条件を適用できる建物というのは、今のところ、ないだろうというふうに思っているところでございまして、現実的には適用がないというふうに判断しているということでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 つまり、がん研究センターを除く築地一丁目から七丁目については、今のところ高さ限度が42メートルを超えるような計画は今ないということで確認をしておきたいと思います。

 長期間にわたる土地利用マスタープランですが、将来構想のイメージの第4点目に、災害対応として免震対策、津波対策などとありますが、津波対策はどのようなものなのか、もしお聞きしていればお伺いしたいと思います。

○平野地域整備課長
 津波対策についてのお尋ねでございます。

 津波対策については、建物、構造等について、今、検討をしているというふうに伺っているところでございますけれども、まだ建てかえのマスタープラン、そういったものを決めた段階でございますので、具体的な津波対策の手法についてはお伺いをしていないところでございます。

 以上でございます。

○田村都市整備部長
 ただいまの点と、それから先ほどの御質問の部分で補足をさせていただきます。

 この築地地区において、現地区計画の42メートルを超える建物がないということではございませんで、地区内においても、別の都市計画の手法を活用すれば42メートルを超える建物というのも計画はできます。ただ、この地区計画によって、地区計画に定める制限の適用を除かれる建物というのは、当該ケースとしては今回のがん研究センターの場所、立地しかないのではないかということでございます。

 それから、津波対策でございますけれども、今回、がん研究センター側のほうでさまざまな建てかえをするときに、こういった条件も検討する必要があるだろうということで項目を挙げているだけでございまして、中央区における津波の被害状況や何かを全部踏まえた形でこの資料がつくられたものではないということを御理解いただければと思います。

 以上でございます。

○加藤委員
 津波対策の問題について、一言指摘をしておきたいと思うんですけれども、現在、がん研究センターの重要施設というのは結構地下部分にあるわけです。今回、土地利用マスタープラン、再開発の問題の中で、津波対策として重要施設の全てを4階や5階に上げてしまう、移動する計画であるということが、働いている皆さんに説明があるわけです。私は、これは大事なことだと思うんです。津波や高潮での想定外を想定内にするためには、被害を排除する取り組みというのは非常に大事なことだと私は思います。そのことを指摘しておきたいと思います。

 次に、勝どき東地区の都市計画についてお伺いします。

 計画では、総戸数3,020戸の巨大な団地群が生まれます。地元説明会では、家族向け住宅ということで、やはり6,000人〜7,000人の居住人口になる。実際、先ほども言いましたけれども、今、勝どき一丁目から二丁目の居住人口は大体8,600人です。それに匹敵するまちがこの中でできるわけです。そのほか、勝どき地区では新たに勝どき駅前の再開発の検討も始まっています。月島第二小学校の教室増築が来年度から行われますけれども、果たして教室の増築だけで足りるとお考えなのか、将来像も含めてお答えいただきたいと思います。

 それと、地域貢献として、地下トンネルで計画地区と勝どき駅からの地下連絡通路と出入り口の新設が計画されております。勝どき駅のホームの増設、コンコースの立体化工事の地元説明会の際、新島橋側に出入り口をつくってほしいという住民の強い要望に対して、都は、地下構造物、施設があるため、新島橋側に出入り口をつくることはできないとかたくなに拒否をしていたんです。今回の計画と整合性がどのようになるのか、お伺いしたいと思います。

 それと、もう一点、朝潮運河をまたぐ人道橋の整備と防災船着場についてですけれども、計画されている人道橋の水面からの高さと、現在、黎明橋際にある朝潮小型船乗り場との関係はどのようになるのか、お答えいただきたいと思います。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 それでは、まず学校の関係のお話でございますけれども、そちらからお答えさせていただきます。

 おっしゃるとおり、3,000戸ふえるということでございます。従前に老朽化したマンションが約400戸ほどありますので、現在住まわれている方もいらっしゃいますので、純粋にふえるのは5,000人、6,000人というふうに認識しております。学校につきましては、教育委員会のほうと協議しておるところでございますが、やはり純粋に月島第二小学校だけではなくて、学校区の変更も含めて、今後検討していく必要があるのではないかということで、引き続き検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 2つ目の御質問でございますが、地下通路についてです。以前、勝どき駅の改良工事で地元から新島橋までの通路、出入り口について、都はつくれないという御指摘だったということでございますが、私のほうで把握してございますのは、技術的なこととともに、東京都の交通局が駅の改良工事をしているわけでございますが、やはり利便性の向上に伴う地下通路を伴うようなものというのは地元でつくるべきだというのが東京都の主張だったかと認識してございます。今回の整備につきましては、再開発事業に伴う整備でございまして、東京都ではなく再開発組合のほうで整備するということでございます。東京都交通局とも協議をしておりますので、技術的な問題と含めて整合がとれているものと認識してございます。

 最後、3つ目の御質問で人道橋の件でございます。

 人道橋の設置につきましては、1つは勝どきの防災性の向上という視点で、広域避難場所の晴海に避難ができるようにということ、また晴海地区の駅から晴海に向かう平時の歩行者交通の混雑緩和という観点から、人道橋をつくるものでございます。

 人道橋の設置につきましては、高さの関係がございまして、なるべくバリアフリーで人道橋を通そうということで現在検討しているところでございます。その際に、現在公園のところから出ております屋形船等々につきまして、橋の高さの関係があり、どうしてもそちらの船着場については移転が望ましいということで、現時点では晴海のほうから勝どき東地区のほうの船着場に移転する予定でございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 朝潮小型船乗り場については、この開発の中で勝どき側に移るということ、わかりました。

 それと、地下通路の点についてですけれども、今回、開発業者が行うからできるんだと、極論すれば、そういう説明ですよね。でも、あの当時、拡張するときに、勝どき五丁目、六丁目の皆さんも含めて、なぜできないんだと強い要望があったと思うんです。やはりその思いというのは頭に入れておいていただきたいと思います。

 区内では超高層の事務所等、住宅等の建設計画が本当に相次いでいます。私は、急激な、そして過度の人口の密集は、結果として災害に弱いまちづくり、また教育、福祉施設など公共施設への負担が大きくなるのではないかと思います。土地の高度利用という形でのまちづくりを誘導する手法は見直しをしていく時期に来ているのではないかと思います。そのことを強調して質問を終わります。

○中嶋委員長
 それでは、ここで暫時休憩をいたします。午後3時20分再開といたしますので、よろしくお願いします。

 暫時休憩いたします。

(午後3時11分 休憩)


(午後3時20分 再開)

○中嶋委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開します。

 次の発言を求めます。

○渡部(恵)委員
 では、私からは2つ質問させていただきたいと思います。

 まず、最初、資料2の未利用エネルギーに関する調査、その中でもメタン発酵によるバイオマスエネルギーに関することについてお伺いさせていただきたいと思います。

 想定されているのは中央区の事業ごみ90%の利用ということだったんですけれども、中央清掃工場は東京二十三区清掃一部事務組合の施設で中央区のごみだけではないものが集められるわけです。今後、さまざまなことで協議をされていくと思いますけれども、バイオマスの発酵の機械を入れたときに、その権利はどこが所有するのかということをどのように想定されていらっしゃるんでしょうか。まず、そこをお伺いします。

○吉田副区長
 その辺についてお話をさせていただきますと、今、清掃事業というのは当然、二十三区清掃一部事務組合でやっております。中央清掃工場についても、二十三区清掃一部事務組合の中に組み入れられる。その中で、現実の問題としては、はっきり申し上げますと、今、現実にはそこで発電をしています。熱エネルギーの50%ぐらいは発電をしている。それは、現実に年間大体8億円の売電収入になっている。そのことは、二十三区清掃一部事務組合に基本的に帰属しています。帰属していて、8億円の分が収益のプラスになって、各区の分担金が少し減っているという構造になっています。そこに手をつけるような話になると、未利用エネルギーとはいいながら、これはなかなか難しい。ただ、この冒頭に表示をしておりますように50%近くのエネルギーは放熱で無駄になっている。その部分を活用する分については、これは逆にそういう設備を設けて、二十三区清掃一部事務組合の了解をとりながらでございますけれども、全体の財政構造に影響を与えない範囲において、無駄になっている部分を再活用するということは可能であるということになるわけです。

 ただ、問題は、実はそういった熱エネルギーを再発送する施設をつくっていくスペースの確保であるとか何かという部分を、例えば区がやるのか、どういう事業体がやるのかということで、いろいろ問題が生じてくると思いますけれども、そういうことになるわけです。

 その中で、もう一つ、バイオマスにかかわる御質問でございますが、バイオマスの場合は、基本的には生ごみ、紙ごみを中心としたバイオマスということを考えるわけですが、これはなかなか難しい。一般のごみとして一緒に入ってきちゃっていますから、そこの中で生ごみと紙ごみだけを取り分けてバイオマスでやりますよといった場合に、これは正直言って、なかなか難しいです。というのは、例えば生ごみに関して、熱エネルギー的な部分で言いますと、生ごみというのは、実は燃やしていくことの負荷にしかなっていませんから、むしろとってしまっても今の8億円売電していますというような収入に影響を与えない。もしかしたら、もっと効率のいい熱量になって、よくなるかもしれないんですが、だから生ごみだけとらせてくださいと言えば、それはいいんですが、選別する過程が大変でございますし、正直言うと、においの問題とか何かが選別する過程において出てしまうというようなことからすると、なかなかやりにくいところがありますので、その部分において、結局、生ごみ、紙ごみの一部が相当部分まとめて一緒に持ってきたりすると全体の採算計画に響いてしまうというようなところから、難しさはあるというふうに思います。

 ですから、今、現実の問題として、放出されている部分の5割近く、基本的に湯で出ているんですけれども、そういった湯の部分のエネルギーをどう活用するかというのは重要なポイントであって、そのときに全体に二十三区清掃一部事務組合の財政計画には影響を与えないということがはっきりしているわけです。今回たまたまオリンピックというものが決まりましたけれども、東京都の立候補ファイルの中にも、むしろ清掃工場を地域のエネルギープラントとして捉えて、地域のエネルギープラントと一体となった選手村というのが一つの売りになっているわけでございますから、東京都の計画の中で再発送の施設の整備だとか用地の確保だとかというのを一緒にやりながら、四丁目、五丁目の選手村計画を立てていくということになろうかと思います。

○渡部(恵)委員
 詳細な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。

 とかく清掃工場といいますと、まちの方たちから敬遠されてしまう立場にある中で、これからオリンピック等の中でも、特に大気に放出されているものを上手に利用し、かつ二十三区清掃一部事務組合のほうにも影響がないという中での地域に貢献するプラントづくりという発想というのは、今後エネルギー促進をしていくに当たって、いい考え方の切りかえの機会になっていくことにもつながっていくと思いますので、事業化しやすいものから未利用エネルギーの活用を本区から促進していっていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 次に、資料6、7、8、9、まとめて私、読ませていただいた中での御質問をさせていただきたいと思います。

 今、中央区は高さ100メートル規模の建物がどんどん開発中でございますし、つくっておられますけれども、その中で風の道というものはどのように検討されながらの建設をされているのかお聞かせください。

○平野地域整備課長
 開発と風の道についての御質問でございます。

 風の道につきましては、平成23年度に地域整備課のほうで区内3カ所、第1ゾーン、第2ゾーン、第3ゾーンの各ポイントで風についての測定をいたしまして、風の流れ、風の強さについての測定をしてございます。流れとしては、運河の上であるとか、高速道路の上、そういった障害物のないところを風が抜けていくというような傾向が出ています。どうやってその風をまちの中に入れていくことによって、まちの中に心地よい風を流すことができるかというようなところについての調査をかけているところでございます。

 建物の向きであるとか、そういったことが技術的には出ているわけでございますけれども、それについては、敷地の大きさであったり、建物のそれぞれの権利であったり、そういったものがございますので、全てをそういうふうな形に計画していくのはなかなか難しいところではございますが、開発計画等の中で協議をしながら、そういったものも若干考慮しながらやっていただくという形で、開発の事業者さんともお話をさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 なぜこのような御質問をさせていただくかと申しますと、多くがそういう風の道を考えたまちづくりをしたとしましても、結局、ヒートアイランド現象ということがここ十数年うたわれております。一つの顕著な例として、汐留の再開発を行ったがために風が入らなくなって、銀座地区にヒートアイランド現象をもたらしたということがニュースでも取り上げられたことがございますので、本区が行うまちづくりの中で他区にこのような影響をなるべく及ぼさないような考え方をとるという意味では、もしかすると東京都全体での検討の中で本来は東京都の考え、都市計画等の企画の中で、23区に対するこのような風の通り抜けについての考え方等の御指導があるのかなというふうな期待もあっての御質問なんですが、実際は東京都からのそういった指導はないんでしょうか。

○田村都市整備部長
 風の道についてでございます。

 風の道は、先ほど地域整備課長のほうでお答えしましたように、区内でも風の状況を調査させていただきながら、一定の風の流れというようなものについては把握をさせていただいているところでございます。風の道、基本的に中央区は海に面する区でございますので、海風をいかに都心部に流れ込ませるようにしていくのかということの中で、今、中央区内において風の道として想定されている場所は、日本橋川と八重洲通りと、それから晴海通りの3本が、区内における内陸へ海風を導き入れる大きな風の道になり得る箇所だというふうに言われております。この部分については、東京都のいろいろな計画の中でも環境面では触れられている部分がございますし、本区でもそういった部分については、例えば日本橋川については、川岸の空地化というような形の日本橋川の環境整備というようなことをまちづくりの考え方の中に入れてございますし、幹線道路沿いにおいては、建物を後退させることで通り道になり得るところについての空間をより大きくしていくというような考え方も開発計画の中に取り込みながら、事業者を指導しているという状況でございます。

 そのほかに、大きな幹線から細街路に入っていくところでも、やはり風の流れる量は当然ながら調節をしていく必要はあろうかと思いますけれども、そういった観点において、例えば交差点部にできるだけ広がりを持たせるとか、そういったような配置計画上の工夫等も開発の際にはいろいろと検討項目として意識しながら、まちづくりを進めさせていただいているという状況でございまして、都市計画的な整理をする際にも、東京都ともそういった観点での意見交換というのはさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 本区、都心区として、また商業地として、東京都ともそのような配置計画においての協議をしていらっしゃるということで安心はいたしましたが、本区だけ頑張っても、隣の千代田区が高い建物を建ててしまったら、やはり長い目で見たときに風の通り道がうまくいかず、結局は山に当たって熱い空気が当たった周辺の練馬区等でゲリラ豪雨が起きているというような現状もございますので、長い目で見たときに、都心区、また中央区の周辺区との協議の上で、より一層本当の意味での自然環境のいいエコロジーなまちづくりを、東京オリンピックも始まりますし、検討していただけるように東京都のほうにも要望していただければというふうにも思います。

 また、本区は高速道路もございます。日本橋のちょうど橋のところにも高速道路がかかっておりますが、その点においても、都市計画のあり方という点において都のほうにも本区の考え方をお伝えいただきながら、いい中長期的な、サステナブルなまちづくりをしていっていただければというふうに考えます。どうぞよろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○田中(耕)委員
 それでは、資料に基づいて質問をさせていただきます。

 まず、資料3の学校の増改築についてお伺いしたいと思います。

 学校の件については、区民文教委員会の管轄であるかと存じますので、まず公園との一体性についてお伺いします。

 久松小学校でございますけれども、既存の久松児童公園と隣接しておりまして、現状は校庭への大きな出入り口と久松児童公園が隣接している関係で、ふだん校庭も一般開放をしておりますので、久松児童公園の遊具ですとか、じゃぶじゃぶ池で遊んだ児童や幼児たちがそのまま校庭のほうと行き来をするというケースがよく見受けられるわけです。今回の計画、非常に急激な児童の増大ということは当然理解しておるんですけれども、ここに校舎を増築してしまった場合は公園との断絶という状況が生まれるかと思いますので、その点について問題はないのかという現状認識をお伺いしたいというふうに思います。

 この点に関しましては、公園の都市計画についても今回変更するということでございますが、既存の特別区道中日第81号線、今までも実質的には歩行者専用的な扱いをしている時間帯などもございましたが、地元からの要望もあるということで、道路は道路として通り抜けが可能なことを前提として考えておられると思うんですけれども、今回改めることによって、通り抜けについてはどういうような措置を施していくというお考えなのか。また、地元からの意見聴取等は行っておるのか否かについてお知らせをしていただきたいと思います。

 それと、浜町緑道についてでございますが、先ほど前委員の御質問の中にもありましたけれども、今回は浜町緑道、グリーンベルトの一部分のみを公園化するということでございます。確かに、浜町緑道は有馬小学校のほうまでずっとつながっていて、ここは旧河川だったと思いますけれども、非常に長いものですから、全部を一遍にというのは難しいとは思うんですが、名前も浜町緑道ということでございまして、やはり一体的に考えていく必要性のある地域というか、場所だというふうに思います。今回、久松公園の改築と改修等とあわせてのお考えなのかもしれませんので、そのあたり、なぜこの地域が先んじて改修等が行われるのかという理由についてもお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 久松小学校については、学校の内部に一部入りますけれども、プールの跡地は校庭になるというふうに明記されてございます。そういたしますと、校庭への出入り口は、既存のプールがある側の門からの出入りというようなことになるのか否かについても、あわせてお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 それと、豊海小学校についてでございますが、こちらも学校のソフト面についてはここでは割愛させていただきますけれども、旧校舎になります現校舎の跡地については、公園としての整備をするということで承知はしてございますが、これは今の既存の校舎全て壊してしまうということなのか、一部利用できるものは保存していくような考えなどがあるのか否か、また公園の整備の計画については、どの段階で行っていくのかについてお知らせしていただきたいと思います。

 まず、その点についてお願いします。

○望月環境政策課長
 私のほうから何点かお答えさせていただきます。

 公園の今回の計画でございます。先ほどの道路を挟んだ形で今まで都市計画公園になっておりましたけれども、今回その道路の部分を廃路いたしまして、都市計画公園と位置づけると。利用の実態としましては、先ほど委員からもお話がありましたように、現在でも車の通行を制限しているような利用の状況にはなってございます。今回のこちらの道路につきましては、増築計画の中でも、動線上確保、利用したいというような話も実はございます。増築する際に、こちらの今、道路上になっているところからの工事というのもございまして、実は都市計画の手続がまず一番最初に進みます。その後に工事が行われると。工事の間のそういった部分での一部利用等については、工事をする立場のところと公園との話というのは出てまいりますけれども、最終的に校舎が建ち上がれば、そういった部分での公園の整備みたいなお話にはなるかと思っております。

 ただ、これまでの使われ方、利用のされ方からいきますと、道路の下には埋設管等もやはり多く入ってございますので、一時期にこの部分が公園として、例えば大きな植栽ができるとか、そういったことではないと思っております。多分、公園の整備としましても、通路上の整備あるいは花壇的な整備等が図られるものではないかということになりますが、これについては将来的な部分で水とみどりの課のほうで対応されると。

 公園の整備について、地元の方からの御意見の聴取等については、まだ今のところ実施しているものではございません。ただ、都市計画の手続としては、今後、都市計画公園の変更ということでの御意見は伺っていく予定になってございます。

 それから、今回の配置計画につきましては、学校を建てる検討をする際に、今のプールのある場所ということも検討をされているようにはお聞きしていますけれども、学校の求める教室の大きさ等を含めると、こちら側での配置にならざるを得ないというふうに聞いてございます。その中で、公園のほうとしては、一体的な校庭利用の部分と新しくできる部分との一体的な利用については、通路的な部分にはなってしまいますけれども、これまでと同様の形で公園としても利用していきたいということで、校庭公園としての本区の特性を踏まえた上での利用の仕方という形で、現状と同じような形でやっていきたいというふうに考えてございます。

 また、プールのあるところの出入り口のほうに関しても、これは現状と変わりなく、そちらからの出入りも可能という形で、そこも大きく変えるという話は聞いてございませんので、工事の後も当然そういった形でプールの側からの出入りも今と同じようにできるというふうに聞いてございます。

 以上でございます。

○石田水とみどりの課長
 まず、浜町緑道についてお答えいたします。

 浜町緑道ですけれども、今回の一連の計画の中で、どうしても遊具を中心とする公園施設を充実していきたいということで検討しているところでございますけれども、浜町緑道内の全部を調査したところ、そのようなスペースのある場所が、今回別紙1-2の薄い緑で提示したところしかないというところが1つございます。また委員御指摘のとおり、浜町緑道として連続して遊歩道、散策するという機能は、それとあわせて機能として残して整備していくのが大事ではないかというふうに考えているところでございます。

 次に、現在の豊海小学校の跡地についてですけれども、全てを撤去するか一部を残すかも含めまして、現在、全体の方向性として新しい校舎を、豊海小学校のおおむね運動広場のあるところに建てるということが決まったところで、公園の再配置、再整備に対する検討、設計などはほとんど行われていないところです。これらを詳細に検討しながら、協議会等にかけて検討、協議していく段階はこれからだと思いますけれども、時期が迫っていますので、なるべく早くそのような対応をして、公園の再整備について地元が納得する形で今後計画していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 久松小学校の件につきましては、先ほども述べましたように、公園と校庭が一体化しているということは、復興小学校などを見てもそうですけれども、本区の小学校等の特徴の一つでありましたので、今回、児童の急増でやむを得ない部分があるとは思いますけれども、やはり連絡する手段でございますとか、統一性を何かしら維持できる工夫、またその必要性があるということを理事者の皆様にもぜひとも御認識していただきたいと思ってございます。

 豊海小学校については、まだこれからの話ということでございますので、理解をいたしましたので、早い段階での計画等の本委員会への御報告等をお待ちしたいと思ってございます。

 浜町緑道についても、了解をいたしました。こちらも、現在、保育園等がふえている関係で、地域の保育園児などが日中などは結構、浜町緑道に出かけるといったケースもよく見られますので、そういったことも当然ニーズとして組み入れてのお話だとは思うんですけれども、一体感を持った再整備をお願いしたいというふうに思います。

 続きまして、資料6の日本橋本町二丁目の再開発についてもお伺いをさせていただきます。

 本件も従前より御報告をいただいておりまして、日本橋本町の再開発の一環の一つというふうに認識してございます。今回、具体的な整備パース等も拝見いたしまして、確認でございますけれども、福徳神社も含めた南街区でございますが、ここに非常に低い低層の建物が計画の中に含まれているかと思います。15メーター程度ということでございまして、このパースを見ますと、福徳神社の正面にある2階建てのカフェのようなものがこれに当たるのかなというふうに予想できるんですけれども、これは完全に商業目的の、ここに図示されているようなカフェのようなものを想定した小規模な建築物ということで、まだ中身が決まっていない部分も当然あるかとは思いますけれども、現段階の工程では、そういうものを含んだ施設という理解でよろしいのか否かをお知らせしていただきたいと思います。

 また、公共貢献の件で、本施設内、赤ちゃんふらっとの関連事業施設ということでございますが、これは具体的にどういうことを想定されているのか。

 また、日本橋地域の中でもとりわけこういう商業業務地域で赤ちゃんふらっとの需要といいますか、子育てに関連するものはどういったものが必要だというふうにお考えなのか、御見解をお知らせしていただきたいと思います。

 それと、交通対策、先ほど他の委員からも少しお話があったかもしれませんけれども、駐輪場30台という表記があったかと思うんですが、駐輪場30台というのは商業施設等への来店者等を想定しておられるのか、それともオフィスの中の方の利用ということなのかをいま一度お知らせしていただきたいというふうに思います。

 その点について、資料6についてお願いします。

○小林都市計画課長
 まず、南街区の低層の建物ですけれども、こちらには店舗が入っています。例えば、カフェとか、こういったものが想定されると思いますけれども、詳細については今後という形になっていると思います。

 いずれにしましても、こちらは1階、地下のほうもそうなんですけれども、この近辺全体、歩行者のネットワークをつくっていこう、この辺を歩いていただこうといったような状況もございますので、こういったお店などもつくりながら、周りの地域と連携した歩行者のネットワークを形成していくための一つにもなっていくのかなというふうに考えております。

 それから、子育て支援施設として赤ちゃんふらっとを設置いたしますけれども、こちらは北街区の建物の地下1階部分に設置という形になりますが、赤ちゃんを連れたお母さん方も御利用していただきたいといった部分もございます。事務所などの施設なので、保育所とかそういったものは必要ないのかなという部分はございますけれども、やはり来街者の方、いろいろな方に来ていただきたいということで、そういったものも整備していくという形になります。

 それから、3点目、駐輪場でございますけれども、こちらは30台という形で想定しておりますけれども、現状で事務所のほうが全然使わないかどうかというと、多少使われる予想はあるんですけれども、あくまでもこちらも地域貢献という部分で設置しておりますので、お隣の日本橋室町東地区のほうの駐輪場とあわせて御活用していただきたいなというふうに考えているところでございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 本計画は、近隣の街区との総合的な再開発だというふうに認識しておりますので、本件だけでどうこう言っても始まらない部分はあるかとは思いますけれども、今御答弁いただいたように赤ちゃんふらっとですとか駐輪場等というのは、新しい形を模索していくことになると思いますので、ぜひとも引き続きの詳細の御検討をお願いしてまいりたいと思います。

 続きまして、資料7について1点だけ。

 こちらも住宅棟でございますが、やはり都心の本区においては車の利用を一定程度は制限していくのが時代のニーズといいますか、方向性かというふうに思ってございまして、附置義務の駐車場台数よりも多い駐車場台数を設けていて、実際の居住者の方の利便性に配慮しているのはわかるんですけれども、従前から申し上げておりますようにカーシェアリングでございます。

 2台ということで、これだけ巨大な施設で、本気でやろうとするんだったら2台というのは余りに寂しいなというのが感想としてございます。私自身も自宅で車を持っておりますけれども、例えば妻が利用する場合はカーシェアリングを利用してみたり、いろいろな使い方ができますし、交通がこれだけ便利な中央区においては、カーシェアリングを一定程度整備していくことによって、本来であればサンデー・サタデードライバーであれば持たなくてもいいかなというふうにお考えの方は結構いらっしゃると思いますし、それが環境への貢献や交通渋滞の緩和等にも追々はつながっていくのかなというふうに思ってございます。今回2台というのは、まずは手始めというお話なのかもしれませんけれども、自転車のサイクルシェアリングについても今後検討事項かと思いますが、利便性が上がれば使う方がふえるわけでございますから、そういった点をもっと業者に対しましても積極的に指導していくなり、支援していくという姿勢をぜひとも見せていただきたいなと。

 2台に関しては、本当に形だけ、とりあえずありますよというのが、残念ながら、この施設の規模から考えれば、そう言わざるを得ない。むしろ、2台だと、使おうと思ったときになくて、駐車場があいているから、やはり車を買おうかなという流れに結果としてなってしまいます。これが5台、10台でもあれば、いつもあいているから、こちらを利用しようということで環境に優しい社会の実現に向かっていくし、お財布にも優しいということで、本区の特徴を先んじることができるであろうと思いますので、ぜひともこの点はよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、資料9、勝どきの都市計画についてもお伺いをさせていただきます。

 本件に関しても、従前一部御報告いただいていたやもしれませんが、3棟もの大型再開発計画ということでございまして、近隣の方から御懸念や、日照や風害等の御心配の声を私なども一部いただいております。とりわけB棟といわれる、現在もマンション等ございますけれども、その裏手側に当たるような共同住宅、マンションにお住まいの方からは、やはりこれだけ四角く横に長い建物が建ってしまうと、完全に壁状態であると。現状も同じ配置なんですけれども、高さが相当高くなりますので、これだけ巨大な壁ができてしまうのであれば、いっそのこと細くして高層にしたほうが、場合によってはいいのではいいかというような御意見も何人もの方から頂戴しております。この点について本区の見解をお知らせしていただきたいと思います。

 また、B棟のあり方で、例えばB棟の容積をA1棟、A2棟のほうに一部移転するなどの措置は考えられないのか否かについてもお知らせをしていただきたいということと、現状の計画について周辺住民への説明は再開発準備組合のほうからなされておりますけれども、やはり説明のあり方が不親切であるというようなことも、同じような住民の方々から聞いております。もうこれはほぼ決定内容で、いじれないんだというような対応をされたというお声も聞いておりますので、そういった準備組合に対する指導のあり方についてどうお考えなのか、簡潔にお知らせをしていただきたいと思います。

 また、現状どおりいきますと、今後の予定を見ますと、例えばうまくいった場合は平成26年、来年6月に都市計画決定ということでございますけれども、全体の竣工予定はいつを目途としておられるのかについてもお知らせしていただきたいと思います。

 お願いします。

○松村副参事(都市計画事業・特命担当)
 勝どき東地区の件でございます。

 3棟建つことで、高い建物、それから板状の建物が高いということで近隣の方々が懸念されるというお話があったかと思います。

 B棟の位置にある現状の建物は40メートルほどのもの、これが高さ100メートルほどのものになるところでございます。当地区は、防災性の観点等から地域に広場をということで、この地域に1ヘクタールの広場を設けるところでございますが、なるべく敷地の大きなところは板状ではなくて塔状のものを建てていると。残念ながら、B棟のところは板状になってございますが、現状より少しセットバックして計画を立てているという状況でございます。

 また、近隣の方からそういった御意見が散発的に聞こえてきているところでございます。先ほどお話のありましたB棟の容積をA棟に入れるといったような検討も実はお話がございましたので、準備組合のほうに指示をさせて検討させてございます。その検討の結果なんですけれども、日照、日影に関するところは、冬至で見てみますと、この場所よりも離れたところでよくなるところ、悪いところができたり、そういった意味で、地域にとってなかなか優劣はつけがたい。一方で、建物に近いところは、なかなか日影が改善されないという状況が見られました。また、一方で、容積を移転する際にA棟のほうを少し太らせるというか、建物の大きさを太くしなければいけないというところから、広場を10%ほど削減しなくてはいけないということで、広場を一定程度設けられるという観点から、原案のほうが望ましいのではないかなという認識を現時点で持ってございます。

 地元への説明につきまして、そういった御指摘、御意見に対して丁寧に説明をしていくように、今も準備組合のほうには指導しているところでございます。条例に基づく説明をこれから地元に対してしていくところでございますが、これまでの間、準備組合のほうは事前に任意という形で地元のほうにも説明に入っているところでございます。丁寧な説明、御理解いただけるような説明をするように、引き続き指導してまいりたいと考えてございます。

 竣工時期でございます。平成26年6月に都市計画決定を迎え、その後、事業計画認可、権利変換等を順調に進めてまいりますと、当地区、A1棟、A2棟のほうは最初に建設されるということで、こちらは早くて平成32年、33年ごろになろうかと思ってございます。その後、B棟のほうを、除却して新しく建てますので、平成35年ごろになるのではないかという認識を持ってございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 こちらの地域に関しましては、もともと倉庫や大きな区画の敷地等もありまして、A1棟、A2棟に関しては周りの敷地に公園や庭園等も整備して、比較的余裕があるし、高い建物を建てるのに合致した条件もあるんだと思うんですけれども、やはりB棟に関しましては、今お話にありましたように既存の建物の2.5倍もの高さで、しかも壁状で横に長いという形状になっておりますので、どうしても近隣の方からの御意見が強く出るというふうに想像されます。

 きょうは現段階での最良案がこれということでお示ししていただいているんだと思うんですけれども、B棟は100メートルもの壁ができる、横幅の大きい建物ができるというのは非常に大きな懸念事項でございますので、今後も調査し、改善に努めてまいりたいというふうに個人的には考えております。

 以上でございます。

○中嶋委員長
 それでは、理事者報告に対する質問を終わります。

 次に、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について発言はございますか。よろしいですか。それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 次に、第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 それでは、長時間ありがとうございました。

 以上をもちまして環境建設委員会を終了させていただきます。

 なお、委員の方と担当部長はお残りをいただきます。その方以外は退席をお願いいたします。

 お疲れさまでした。

(午後3時58分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 環境建設委員会行政視察は10月23日から25日で、視察目的として、北海道千歳市では千歳市都市景観形成基本計画について、北海道網走市ではレジ袋等の削減・マイバッグ等の持参促進の取り組みについて、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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