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平成25年 環境建設委員会(11月12日)

1.開会日時

平成25年11月12日(火)

午後1時30分 開会

午後2時54分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 礒野 忠

委員 堀田 弥生

委員 加藤 博司

委員 渡部 恵子

委員 田中 耕太郎

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(12人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

来島環境推進課長

石田水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

平野地域整備課長

江原住宅課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

渡邊書記

川口書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いします。

 本日は、理事者報告の関係で住宅課長が出席しますので、御了承願います。

 また、過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。なお、内容につきましては、第四回区議会定例会での委員長報告で報告させていただきますので、御了承願いたいと思います。よろしくお願いします。

 それでは、理事者報告をお願いします。

○宮本環境土木部長

 1 公衆便所の新設について(資料1)

 2 特別区道の路線の認定、廃止及び変更について(資料2)

 3 職員による交通事故の損害賠償について(資料3)

 4 中央清掃工場の操業状況等(平成25年度上半期)について(資料4)

 5 中央清掃工場の排ガス等調査結果(平成25年度上半期)について(資料5)

 6 東京エコサービス株式会社の経営状況等について(資料6)

 7 年末年始のごみ・資源の収集について(資料7)

○田村都市整備部長

 8 まちづくり協議会の報告(資料8)

 9 中央区営住宅の単身者申込要件の拡大について(資料9)

 10 区民住宅の入居者募集について(資料10)

以上10件報告

○中嶋委員長
 御苦労さまでした。

 それでは、理事者報告が終了いたしましたので、発言の持ち時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後1時54分です。自民党36分、公明党28分、日本共産党28分、民主党区民クラブ28分、新生自民党28分、みんなの党28分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○加藤委員
 それでは、質問させていただきます。

 第1点目は、中央清掃工場の排ガス等調査結果について質問いたします。

 中央清掃工場の飛灰処理汚泥の放射能測定の推移について、東京二十三区一部事務組合のホームページ上では、ことしの6月第3週まで掲載されております。東京電力福島第一原発の汚染水の漏水事故などでなかなか作業が進んでいないという中で、飛灰処理汚泥の放射能濃度の推移を継続的に調査を行うことが大事ではないかと考えます。その後、この数字はどうなっているのか、お答えいただきたいと思います。

○遠藤中央清掃事務所長
 今御質問いただきました放射能についてでございます。

 こちらにつきましては、福島第一原発の事故による23区の一般廃棄物の処理における影響を確認するためにということで行ってございます。今、ホームページ上で6月までというお話がございましたが、継続してその後もやっているという状況でございます。検査項目によって、1カ月に一遍あるいは2週間に一遍というのがございまして、それに応じましてホームページ上に公表しているという状況でございます。

 こちらにつきましては、今現在も排ガスの測定であるとか、あるいは飛灰あるいは汚水汚泥、また清掃工場の敷地境界における空間放射線量率、こうした測定をしているところでございますが、いずれにつきましても、基準値未満あるいは不検出という状況になってございまして、これによる影響というものはない状況になってございます。

○加藤委員
 影響がないということをお答えをいただくのではなくて、私は、放射能濃度の推移というのをきちんと管理しておく必要があるんだということを言いたかったんです。ですから、今後もやはりそれをきちんとやっていただきたい。

 実際に、数字を見ますと、現在はセシウム134と137の合計が400ベクレルになっていますから、そんなに高いとは言えないかもしれませんけれども、ただし、先ほど言ったように事故が依然として継続しているということを念頭に置いて、空中に放出されるいろんな放射線、放射能核物質はやはり東京にも、風の向きによっては来るわけですよね。それが落ちて、枯れ葉など、あるいはそういう形で一緒になって焼却されると。私は、中央清掃工場において焼却灰などの放射能濃度を、清掃工場の操業状況などと一緒に、委員会の資料として公表すべきではないかと思うんです。

 実際に、この間、一生懸命つくっていただいている資料には相当きめ細かく、さまざまな有害な物質については調査が行われている。ダイオキシンについても、きちんと調査が行われている。しかし、今現在、多くの区民が関心のある放射能については、この資料の中には抜けているのではないかと、私はそのことを指摘させていただいているので、もう一度その点をお答えいただきたいと思います。

○遠藤中央清掃事務所長
 こちらの放射線量あるいは放射能につきましては、現在、清掃一部事務組合のホームページに、先ほど申しましたように2週間に一遍という形で数字を、各清掃工場ごとに公表しているという状況でございます。今お話あったような形で、今回、私どもとしましても、環境測定の結果を出してございます。こうしたものとあわせて出すタイミング、あるいは2週間に一遍という結果の中でどういうものを拾って出すかということについては、研究してまいりたいと考えております。

 以上です。

○加藤委員
 ぜひ検討していただきたいと思うんです。中央区でも、公園の定点での土壌の放射能測定というのが定期的に行われているんです。最近は大分、少しずつ落ち着いてきてはいますけれども、やはり0.07マイクロシーベルト、場合によってはそれを超える数字が、公園によっては出てきているわけですから、その点は確認をしておきたいと思います。

 これ以上、このことについては質問しませんけれども、一言だけ述べておきたいのは、残念ながら、福島第一原発事故により、放射能汚染の中で私たちは暮らさなきゃいけないわけです。暮らさなきゃいけないことを強いられているわけです。暫定基準値というのは、これが安全基準値なのかなと思っている、あるいはそういう言い方をする場合があるんですけれども、私はこれは基本的に間違いだと思うんです。放射線による被曝、これ以下なら安全という線量は、基本的にはないのではないかと。例えば、放射線技師の方は、皆さん、防護のためにジャケットを着るわけです。ああいう形でも、そういう形で防御しているということをひとつ頭に置いていただいて、放射線量は本来ゼロでなくてはいけないというのが基本だと思います。原発事故が現実問題として起こり、放射線物質が外部に出てしまい、日常生活の上で我慢せざるを得なくなっています。つまり、暫定基準値というのは安全基準ではなくて、ある意味でいう我慢の基準ではないかと私は思うんです。そのためにも、きちんと区民の健康を守っていくためにも、継続的に調査を行い、区としても公表していく必要があることを指摘しておきたいと思います。その点、よろしくお願いします。

 次に、資料8、まちづくり協議会の報告について質問させていただきます。

 まず最初に、勝どき東地区再開発計画についてです。

 敷地面積2万7,500平米、延べ床面積36万2,000平米、住戸数約3,020戸、居住人口は、前回の質問でもありましたけれども、6,000~7,000人、巨大な再開発と私は思います。予定されている総工費及び国・都、区などから投入される補助金について、正確な数字は出ないと思いますけれども、想定される数字についてお答えいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 勝どき東地区の補助金の点についてでございます。

 勝どき東地区、現在まだ都市計画の段階でございまして、補助金の部分については、まだ未定でございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 都市計画についての説明会がこれから行われるということは、その後、具体的にその数字というのが表面に上がってくるということですか。もう一度その点、いつごろその数字というのを私たちが知ることができるのか、その点を確認しておきたいと思います。

○平野地域整備課長
 補助金の金額の概算についての予定でございますけれども、都市計画後に市街地再開発事業の組合の設立認可というのを行ってまいります。この段階で収支等の事業計画が、これはあくまでも計画でございますけれども、東京都の認可を得る形になってございまして、その中で補助金等の見積もりも出てくるということでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 ことしの決算特別委員会で出された市街地再開発事業補助金等を見ますと、私の住んでいる晴海三丁目西地区にも相当の金額が投入されていることがわかるわけです。ですから、今回はそれ以上に大規模な再開発ですから、補助金についても巨額になることが十分考えられると私は思いますので、計画が出て見積もりが出た段階で明らかになるのであれば、ぜひその時点で報告をお願いしたいと思います。要望しておきます。

 それと、もう一点、勝どき東地区再開発計画についてですけれども、ことしの6月、準備組合による初めての地元説明会、そして9月には事業者による地元説明会、10月29日、11月3日には環境影響評価書案のあらましの説明会が行われております。それぞれの説明会に私も出席し、皆さんの意見や要望を聞いてきております。開発区域の近隣の方々から、さまざまな意見や要望が出されています。また、勝どき東地区の再開発について、具体的内容について近隣の住民が知ったのは、ことしの6月とのことです。事業主が各説明会において住民からの質問や要望に応えることなく計画が進められていることに、地元の住民の人たちは非常に不安を感じています。

 その上で、中央区は住民の意見や要望についてどのように事業主と協議を行っているのか、お答えをいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 まず、勝どき東地区の説明について、ことしの6月に近隣の方に御説明をしたということでございますけれども、これにつきましては、市街地再開発事業の準備組合の中で、この6月までの間に地区内の方々の中で計画の概要についての協議を行っていたということでございまして、それがある程度まとまってこないと、近隣の方にも御説明ができないということでございまして、その時期になったというものでございます。区といたしましては、まちづくり基本条例等の手続の中で近隣の方々に対する御説明等を十分にしていただくようにという形で指導しているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 指導しているというお話ですけれども、中央区も当然、将来、この事業に補助金を出すわけですから、やはりそこのところはきちんと双方の真ん中に、真ん中に立つことはあり得ないかもしれないですけれども、双方の意見をきちんと聞いて指導するということが中央区に求められているのではないかと思うんです。

 次に、議事録として配布されている勝どき・豊海地区、晴海地区のまちづくり協議会の議事についてですけれども、先ほども説明がありましたように、8月28日に中央区まちづくり基本条例に基づいて、地元代表者との協議を行い、地元説明会を開いたので、まちづくり協議会において議事として取り上げなかったということが言われております。私は、これは問題ではないかと思うんです。なぜかというと、まちづくり協議会は傍聴も認められ、私どもも参加して委員の皆さんのいろいろな声を聞くことができるわけです。ところが、まちづくり基本条例に基づく協議会、地元説明会は傍聴が認められた協議会ではない。そして、きちんと議事録も作成されていないということを聞いております。議事録も作成されない、傍聴も認められない協議会は、近隣の皆さんにとって再開発により深刻な影響を受ける重要な問題として見た場合、やはりこれは問題ではないかと私は思います。

 そして、今回、11月21日に月島区民センターで、やっと勝どき東地区再開発についての勝どき・豊海のまちづくり協議会が行われるということになっておりますけれども、この点について、近隣の地元に最優先に情報を提供するということが必要なのではないかと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

○平野地域整備課長
 勝どき東地区のまちづくり基本条例における説明会とまちづくり協議会の関係でございます。

 勝どき東地区につきましては、まちづくり基本条例に基づく協議書という形を、まちづくり基本条例では、大規模な計画をするときに地域に必要な公共施設であるとか公共貢献の考え方について、まず区と協議をしていただきまして、区の各所管と協議を一旦行った後に、区と地元の代表の方でお話をさせていただき、その後、事業者と地元の方々とお話をしていただいて意見交換をしていただいて、地域に貢献できる施設を大規模開発の中で実現していこうというものでございます。

 8月28日に行われました説明会は、区と地元の説明会でございます。この後、事業者のほうから説明会を地元に対して行っていって、まちづくり基本条例の手続が終了して、これから都市計画手続に入ってまいりますという段階で、その都市計画手続等の流れについて、まちづくり協議会にかけていくものでございまして、このやり方につきましては、ほかの地区でもそういった形でやっておりまして、11月21日に行われる勝どきのまちづくり協議会というのは、そういった意味づけでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 るる御説明をいただきましたが、直近の地元の人たちが計画についてきちんと知らされていないということを私は指摘をさせていただいたので、その点については誤解のないようにしていただきたいと思います。

 それで、具体的にこういう問題が出てきているわけです。

 1つには、開発地域の交通の問題があります。事業計画では、道路の拡幅計画はないということを事業者が言っているんです。あの周りを見ていただくとわかるんですけれども、上下1車線の東仲通りと一方通行の東河岸通りに囲まれた地域です。この地域での交通問題というのは、やはり深刻になるのではないかと考えるんです。現在、勝どき一丁目、二丁目に匹敵する、こんな巨大な再開発にもかかわらず、主要な幹線道路と接していないのは、この再開発に当たっての大きな問題があるんじゃないかと私は指摘せざるを得ないんです。その点についてどうなのか。

 もう一つは、日照権の問題です。特に、計画されている建物のうちB棟ですが、現在の14階建てから29階へ、高さ109メートルの板状の住宅、商業施設が朝潮運河沿いに建設される予定になっています。建物の北側のマンションや戸建て住宅には、冬場はほとんど日が差さなくなるということが資料によって明らかになっております。また、目の前に文字どおり壁のような住宅が建つという、景観上からも不安を持っています。太陽を奪うなというまちの声に応えるべきと考えます。

 それぞれについてお答えをいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 まず、交通関係についてでございます。

 交通関係につきましては、この開発に伴って、開発の協議の中で公共施設管理者と交通管理者、警視庁でございますけれども、そういったところと協議をしてございます。そういった協議の中で、交通上支障がないという数字が出て、検証を行っているところでございます。

 それから、日照権についてでございます。

 勝どきのB棟の前のところで非常に日照権が奪われるのではないかという御近隣の方々からのお話でございますけれども、現状のB棟の建物の位置より若干下げた位置にB棟を予定しているものでございまして、現状の建物よりも高くなった分、影は遠くに飛ぶわけでございますけれども、日陰になる時間等については、現状と大きく変わることはないというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 まず、交通の問題ですけれども、やはりあそこのさまざまな開発地域の周辺の道路というのは、片側1車線の双方向の道路等なんですね。ですから、今、交通問題については、交通管理者と協議をして問題がないというお答えですけれども、やはりこれは大規模な再開発になります。2,400台も車が建物の中に駐車するわけですから、こういう問題についても今後問題になるのではないかと私は思います。ですから、その点について、やはりもう少し事業者とも協議を行っていく必要があるのではないかと指摘をしておきます。

 また、日照権の問題については、ほとんど変わらないと。確かに、数字上変わらないかもしれないと言うかもしれませんけれども、実際に日照について障害を受けることは事実であります。そして、それが冬時期になると、ほとんど日は当たらないということも現実的に資料の中でも明らかになっているわけです。ですから、問題はないということではなくて、あそこの近隣の人たちが一番心配している日照の問題について配慮した事業計画を進めていくことも必要ではないか。つまり、まちの声に耳を傾けて、その声に応えるような行政であってほしいと私は思います。

 次に、人道橋の問題ですけれども、ここにある人道橋の問題で、晴海地区の広域避難場所として、10年後、どこを想定しているのか、具体的にお答えいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 人道橋と広域避難場所の関係でございます。

 広域避難場所につきましては、現在、晴海地区が中央区の広域避難場所になってございます。この計画の中で、資料にお示ししております水辺の森の広場等々で、この計画で防災副拠点のような役割を担っていこうというものでございまして、避難場所というものとはまたちょっと違うわけでございますけれども、この地域の防災の副拠点として機能してくれる開発になるよう指導しているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 この説明で、前回の委員会で勝どき地域の防災性の向上という視点、広域避難場所の晴海に避難ができるように人道橋を設置するんだという答弁がありました。しかし、10年後の晴海を見た場合、選手村ができる、いたるところで再開発がどんどん進んでいるわけです。そういう意味でいうと、広域避難場所についても、この説明にある内容が果たして事実なのか、やはりしっかりと検証していく必要があるのではないかということを指摘しておきます。

 次に、晴海二丁目の問題です。

 晴海二丁目計画の計画内容についてですけれども、オリンピック・パラリンピック終了後、晴海全地域の将来総人口は大体どの程度と想定しているのか、再度お聞きしておきたいと思います。

○平野地域整備課長
 晴海のオリンピック大会後の想定人口でございますが、立候補ファイルによりますと、オリンピック・パラリンピック大会後にオリンピック選手村を利活用して約5,000戸~6,000戸の住宅が供給されるということでございます。晴海地区の基本的な世帯人数につきましては、現状2.0人でございますので、約1万人~1万2,000人の人口が増加するものというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○田村都市整備部長
 若干補足をさせていただきたいと思います。

 今、選手村の構想の中では、選手及び大会関係者で1万7,000人を収容する宿泊施設を整備するという考えが示されている状況でございます。これらをその後の住宅供給とする場合に、考えられるものとしては、住宅としては大体5,000戸~6,000戸ぐらいの規模の住宅になるのではないかなというところでございまして、そうすると、今言いました1世帯当たりの人数を掛けると1万~1万2,000人ぐらいが考えられると。

 区といたしましては、晴海五丁目に選手村がマンションとして供給された際にも、ここで受け入れられる人口としては、それぐらいの規模が限界ではないかというふうに考えているところでございまして、全体的な豊晴計画については、従来から申し上げていますとおり、現状の晴海の状況を考えると、やはりそのあたりについては整理が必要だという認識を持っているというものでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 今現在の晴海の人口は、ことしの区政年鑑によりますと、世帯数で3,647世帯、人口で7,522人ですから、一説に言われている晴海の地域の人口は4万人ということ、もしそれが考えられれば5倍以上になるわけですよね。5倍近くになる。10年ぐらいの期間で余りにも急激な人口増加だと私は思うんです。今後、東京都の方と豊晴計画改定に向けて協議をしていくということを答弁されておりますけれども、豊晴計画の改定はいつごろまでにまとめようと考えているのか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。

○田村都市整備部長
 豊晴計画について、いつごろまでということは、我々とすればできるだけ早くまとめていきたいという思いは変わってございませんけれども、現実に今、こういったオリンピックということが具体化してきている中で、東京都とまだそのあたりの関係について明確にすり合わせができていないという状況でございまして、いつまでということで明確にお答えすることが現時点ではできない状況でございます。ただ、できるだけ早く、こういった関係については整理をしていくべきであるというふうに認識をしているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 私自身も超高層住宅の居住者の一人ですけれども、3・11の東日本大震災のときを考えると、エレベーターの停止などで、建物の中で帰宅困難者をつくり出す、あるいは長周期地震動などで結果的に災害に弱いまちづくりになるのではないかと思います。やはり50年、100年後の将来を見通す長期ビジョンに立ったヒューマンスケールのまちづくりへの転換が求められると考えます。

 その点について指摘をして終わります。

○渡部(恵)委員
 では、私から、まず資料5について御質問させていただきます。

 排ガス調査結果ということですが、まず排水調査結果についての項目がかなり多くございまして、平成25年4月、6月、8月と、例えば色についても、色は淡黄色で同じなんですが、濁りがあったりなかったりなど、一応基準値内ですし、ほとんどの項目が不検出ということなんですけれども、汚水処理に対しての安全管理上の処理、そして最終的にはどのような処理を施されるのか、お伝えください。

○遠藤中央清掃事務所長
 排水でございます。

 こちらにつきましては、今現在、工場のほうで焼却した後に汚水が出るということで、汚水処理設備・施設というのがございます。こちらのほうで適切な処理をしてございまして、汚水に含まれる固形物であるとか重金属を基準値以内まで、各法令の基準値がありますが、それ以内まで取り除いて、下水道のほうに放流しているという状況でございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 適切な処理を施した後、下水に流していくと。わかりました。

 それから、焼却灰については、ここではデータはございませんけれども、焼却灰についての安全処理を施した後の処理はどのようになっていますか。

○遠藤中央清掃事務所長
 焼却灰につきましては、まずはろ過式の集じん機というのがございます。こうしたものをバグフィルターで取り除いて、さらに煙を洗煙設備というところで処理をしまして、さらに触媒の反応塔というのがございまして、こちらのほうでもまた処理をするという形で、最終的には煙突を通じて、こちらの煙については出しているんですが、焼却灰につきましても、こうした中で先ほど言ったろ過処理等々をしているという状況でございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 では、灰自体は、その後どのような行き場なんでしょうか。

○遠藤中央清掃事務所長
 焼却灰につきましては、さらに灰の溶融設備というのがございますので、こちらのほうで処理をして、最終的にスラグという形でこちらを有効利用しているという状況でございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 どこも現在、大変、焼却施設がいっぱいになりつつあると、先日の行政視察に皆さんと一緒に行った際、そのような御報告を受けたところです。ダイオキシンは高濃度で焼却することによって数値は出にくいということでございますが、水の処理、それから灰の処理というのはいつまでも残って、少しずつ下水に流して、安全であるならば幸いですが、環境に長い間、影響が出ないような方向でこれからも取り組んでいただきたいというふうに思っております。

 それから、資料9についてお伺いいたします。

 法律が新しく施行していくということで、暴力を受けた方々の居住施設が新しく中央区の住宅の中で単身者として申し受けていくということなんですけれども、こちらのほうは、まずシェルター等に入った後、中央区のこの施設に入居してくるという流れになるんでしょうか。

○江原住宅課長
 資料9の内容についてでございますけれども、こちらに記載されている内容はそういったものではなくて、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部の改正に伴いまして、法律の条文規定の表現を、私ども、区立住宅の中の募集者の資格要件でも倣って使わせていただいている部分がございます。ですから、法律の規定文が変わったことによりまして、私どもの住宅の入居者を募集するときのしおりの中の表現も、現在は被害者となっている部分を被害者等と、まず変えさせていただくということでございます。

 それから、シェルターに保護されている方について、その後、私どもの住宅で受けていくのかという考えですけれども、基本的には被害者に対する考えの一つとしてはそのとおりだと思うんでございますけれども、今、私どもの管理している住宅の中には特定してそういった被害者の方のために住戸を設けているということではございません。申しわけございません。あくまでも資格要件を緩和して、そういった方々も支援していこうというところでございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 わかりました。

 私がなぜこのような質問をさせていただくかということを申しますと、区内にもDV被害者だった方がシェルターを通して区内に在住していらっしゃるということを見聞きしております。かつ、最近、DVを受けた結果、警察を通したにもかかわらず、住居までやってきた凶悪犯罪ということが起きているので、こうした区の住宅の中でそのような事件等が起きたり、あるいは周辺住民の方に御迷惑のかかるようなことがないような対応をしていただければということを踏まえて御質問させていただいた次第です。ありがとうございます。

 私からの質問は以上です。

○田中(耕)委員
 何点か質問をさせていただきたいと思います。

 まず、資料1についてでございますが、再開発に伴いまして地下道も整備して公衆便所をということで、当然必要性はあると思っています。

 この中で、まず1つ目が、ここに限らずなんですけれども、公衆トイレの男女のトイレ比についてどうお考えになっているのかというのをお伺いしたいと思っております。いろいろな施設、屋外にあるトイレが混み合うというケースは余り見たことがないんですけれども、やはりこういう地下、ましてや今回、商業施設も隣接するような場所ですと、当然一時的な利用が、人通りの多い時間帯ですとか、何かイベントが終わった後ですとかで多くの方が通ってトイレが混み合うというシチュエーションがあると思うんです。見ていますと、混み合っているのは、やはりほとんど女性用トイレということで、近年は大規模な施設等では女性用のトイレの比率とか面積をふやして女性用の混雑を緩和しようという考え方があると思うんですけれども、今回の計画を見ますと、女性のほうの数が3個、男性のほうは大が2個の小が3個という形で、結果だけ見てしまうと、今までと同じような形になっておると思うんです。想定利用数もわかりませんので、これですなわち、すぐこれが問題だと言うつもりもないんですけれども、一般論として、こういう屋内のトイレは女性用を拡充すべきだというふうに思うんですけれども、そうなっていない理由等が、構造上の問題もあれば教えていただきたいのと、できれば女性用をふやしていくべきではないかと思いますので、その点について、ここに限らず、屋内の公共トイレ全般に関して御見解をお知らせしていただきたいと思います。

 また、このトイレに関しましては、整備は本区が行って、日常の維持管理、清掃等は事業者がということでございます。今回のは地下の道路でございますので、もちろん公共施設として整備するのもやむを得ない部分はあるんですけれども、やはり一方で、ここの日本橋室町の再開発、全て周りが大企業による大規模な商業再開発という形になっておりますので、事業者も当然トイレ等はかなり整備されますし、通る方は、一般的にはやはり道路として通るというよりは商業施設を利用される方もしくは地下鉄の利用者、いわゆる商業施設を使う方がメーンになってくると思うので、整備の段階から、もう少し事業者の負担を求めるというようなスキーム、形はできなかったのかということも含めて御見解をお知らせしていただきたいと思います。お願いします。

○石田水とみどりの課長
 まず、男女の割合についてでございますけれども、女子のほうが並ぶケースが多いということも感じているところではありますけれども、一定量の男性の施設も必要ではないかというふうに考えているところでございます。また、委員御指摘のとおり、構造的に全体の建築面積に限りがある。あと、バリアフリー法の関係で、だれでもトイレを設置しなければいけないなどの制約があります。そういう制約の中で、なるべく今後も女子トイレが混雑しないような配置も考えていきたいと思いますけれども、基本的には大体現在の配分がいいのではないかなというふうに考えているところでございます。

 整備費についてですけれども、これは一切、区で整備費は出しておらず、全て開発事業者のほうで整備して、10年とか15年後、古くなったトイレの更新についてだけ区が行うというもので、例えばトイレットペーパーの更新とか光熱費も含めて、整備費プラス日々の管理については、開発事業者のほうで行っているものでございます。

○宮本環境土木部長
 済みません。最初のトイレの男女の比率について、若干補足させていただきたいと思います。

 私ども、今回のように新しくつくるトイレと違いまして、今、整備をしているトイレにつきましては大方が既存のトイレでございまして、古いトイレは大体男子の小便器と大が1つ、女子が1つというふうな状況になっております。場合によっては、女子がなくて男女共用ということで、男子の小と大しかないという小さなトイレもございます。そういう中で、今、バリアフリー法の関係で、だれでもトイレを設けなくてはいけないということで、かなりスペースがとられているところがございまして、既存の面積、少しでも広くしてトイレを大きくしたいところでございますけれども、なかなか十分にトイレの個数がそれぞれ確保できないところがございます。そういう中で、一般的には、今、男子の小便器が2個で大が1個、女子が1個、それからだれでもトイレが1個というのが、改修している後の大体の標準のトイレでございます。なるべく私どもも女子の方々が安全に利用していただくような形を整えていきたいというように考えていますけれども、そういう制約があることについて御理解をいただきたいと思います。

 なお、こちらについては、そういう点でいきますと、女子が3個あって、だれでもトイレがあるということで、私どもの従来の今の公衆トイレからすると、かなり女子のほうが多いような状況になっているというものでございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 今、環境土木部長の御答弁にもありましたように、絶対数というか、公衆トイレとしてはかなり立派な施設ですし、だれでもトイレも設置されておりまして、一般的には過不足が全くないんだろうというふうに思うわけなんですけれども、質問の意図は、最初に申し上げたように、どこのトイレでもそうなんですけれども、やはり女性のほうが並ぶときは並ぶ。男性のほうが要する時間が小の場合は速く済むというのがわかり切っている話でございますので、その辺の配慮を、今回はこのトイレは、結局、集客施設等ではございませんから、必ずしもいっときに集中するかどうかというのは、交通量を見ないと何とも言えないところはありますけれども、ただ、一般論として、男性のトイレが混んで困ったことというのは、今回の場合はましてや駅前でもあるし、商業施設に隣接しているという条件で考えると、そういった配慮ももう一歩進めてもよいのではないかという意味合いも含めて質問をさせていただきました。

 私がふだん利用していて気になるところ、東京駅なども一部ありますし、よく利用する駅ですと上野駅もやはり隣接しているトイレなどは、いつでも女性用のトイレのところが混み合っていて、比較的そういう場所とかが駅に近くて、なおかつ商業施設が隣接している通路上のトイレというイメージからいくと、女性用トイレが非常に混み合う可能性が高いだろうというのを考えていただきたいと。今回のケースに限らず、本区の場合、そういう場所が多いと思いますので。特に、屋外、公園とかにあるトイレだったら利用する方は限られてくると思うんですけれども、やはり屋内の通路上というのは、ほかの一般のトイレと違うのかなという点でお聞きいたしました。

 施設の整備に関しては、そういたしますと、済みません、ここに書いてある内容を私、勘違いしておりましたけれども、初期の設備の整備は全て事業者のほうで行っていただいて、今後、区は更新時のみやっていくということでございますね。わかりました。

 資料2についても1点だけ。

 これも何度かお伺いしておりますけれども、今回、久松小、公園のところの通りが区道の認定から外れて都市公園の扱いになるということかというふうに思います。ですから、今後、ここの歩行者等の通行環境や自転車の扱い等がどうなっていくのかについて、以前もお伺いしておりますけれども、もう一回お答えしていただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 久松小のところの区道の廃止ということでございます。

 今回、道路としては廃止いたしまして、公園の区域に追加するという形になります。ただ、当面は今の現状を大きく変えることは難しいというのがございまして、それは久松小の工事に際して、こちらの廃止した区道の部分を使いながら多分工事をせざるを得ないといった状況がございますので、そういったことでいきますと、今の状況が余り大きく変わらない。また、将来的にも、これまでの使われ方を考えますと、あちらの部分はむしろ通路的あるいは園路、公園になりますと園路と言いますが、そんな形での植栽がプラスされる程度のゾーニングにはなるのではないか。ただ、それにつきましては、今後、工事が終わる際に検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 私が特に懸念というか、確認したいのは、自転車が通れるのか否か。要するに、舗装が今の状態のようにアスファルトが維持されるのか、それともあくまで公園の中の一通路のような扱いとして考えておられるのか。これは工事が終わった後に再考するという部分もあるというふうな今の考え方だと思うんですけれども、ただ、イメージとしては、その点はどちらなのかというのをお知らせしていただきたいと思います。

○石田水とみどりの課長
 今、環境政策課長のほうから説明もあったんですけれども、今まで道路だったところから公園区域になるということで、公園の中をスピードを出して通るというのは、公園としては、非常に危険だという考え方もあります。ただ、環境政策課長のほうから説明がありましたけれども、現状は余り大きく変えられないという面もありますので、自転車の通行も考慮しながら、公園で遊んでいる利用者も安全であるという、その辺の両方から、今後、つくりとか運用について検討していきたいというふうに考えております。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 確かに、今回、工事もあって、小学校、幼稚園とも隣接しているような地域で、公園の中といっても独特の景観というか、形態にはなると思いますし、その点は非常に配慮していただけるとは思っておりますけれども、今まで通れていたので、地元の方も自転車が通れるのかどうかという御意見などはたまにお聞きしますので、ぜひとも万全な配慮で新しい計画をお願いしたいと思います。

 資料3についてお伺いいたします。

 事故が起きてしまったことは非常に残念ではございますが、歩道橋の近辺ですとか、こういった事故が起きやすい類似ポイント、ここに限らず、これと同じような状況の場所は昭和通りや大通りを中心に幾つもあると思うんですけれども、そこの確認や洗い出しといった作業は、今回していただいたのかどうかというのをお知らせしていただきたいと思います。この現場には、早速赤いポール、飛び出し防止用のポールも設置したということでございますけれども、ほとんど同じような状況の場所というのは区内何カ所かあると思います。そこは調査や対策というのをお考えになったのかどうか、お知らせしていただきたいと思います。お願いします。

○中野道路課長
 ブラインドコーナー的なところの点検ということではございませんけれども、この事故を踏まえまして、区内の歩道橋について確認をさせていただいたところでございます。区内には、区道に6カ所、都道には11カ所、国道に2カ所、横断歩道橋がございます。この中で目隠し板をつけているものだとか、つけていないものあるいは構造的にそういうものが要らないような部分もございました。この中で半透明の板を設置している箇所というのが何カ所か見受けられたわけでございますけれども、必ずしも著しく安全を欠くという状況にはないのではないかという認識を持っているところでございます。

 しかしながら、本件事故を踏まえまして、より一層の安全の確保を図るという観点から、これから区の歩道橋の環境については、半透明な部分については透明にしていくということでございまして、また、本件のところについては、御報告させていただいているところでございますけれども、既に改善はされているところでございます。ほかの管理者の歩道橋についても、同様な改善をしていただくように、今、要請をしておりまして、各管理者からは理解を得られておりまして、順次改善が必要なところについては改善していくという回答を得られている状況でございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 確かに、従前から、これは結構背丈も高くて目隠しされているところ、歩道橋の完全に上のところは道路への落下ですとか事故の防止とかで高かったり、余り見えなくてもいいのかなというふうに思うところもあるんですけれども、階段のところは必ずしもそんなに高くして目隠しをする必要性もあるのかなというふうに思っていたところもありましたので、歩道橋に限らず、やはり見通しが悪くならないように対処を、全般的に見直しをしていただきたいと思います。

 資料9についてお伺いをいたします。

 先ほども何点か前委員のほうとのやりとりがありましたけれども、法改正に伴って婚姻関係における共同生活に類する共同生活を営んでいないものを除くという一文があるんですけれども、これの意味することはどういうケースを考えておられるのでしょうか。生活の本拠を共にする交際相手というのは、一般的にいわゆる内縁関係等を想定しているのはわかると思うんですけれども、婚姻関係における共同生活に類する共同生活を営んでいないものというのがどういうケースを対象とされているのかをぜひとも教えていただきたいと思います。

 それと、これまでこのようなケース、対象者となられるような方というのは本区の区営住宅等に御相談や実際の御入居というのがあるのかどうかというのをお知らせしていただきたいと思います。お願いいたします。

○江原住宅課長
 規定文の中の婚姻関係における共同生活に類する共同生活を営んでいないものについてでございますけれども、生活の本拠を共にする交際という概念が広くて、専ら交友関係に基づく共同生活、例えばルームシェアなどを言いますが、あるいは福祉上、教育上あるいは就業等の理由により一時的に共同生活をされている方、それから専ら血縁関係あるいは親族関係に基づく共同生活といった状況が混在するために、このような方を対象から除外するという解釈であると認識しております。

 それから、現状でございますけれども、私どもで管理している区立・区営、借上住宅については、今のところ、そういった御相談、それから現実にそういった状況にある方といった事例はございません。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 わかりました。ルームシェアはわかりますが、血縁関係もだめなんですね。そうなると、血縁関係というと、血縁関係もいろいろ広さがあるかとは思いますけれども、少なくとも法の趣旨からいうと、配偶者以外は対象ではないということで、血縁関係はこの対象ではないという理解でよろしいのかなと思います。わかりました。

 終わります。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。よろしいでしょうか。

 それでは、理事者報告に対する質問も終わりましたので、次に議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について、御質問ございますか。

○渡部(恵)委員
 資料3に関しまして御質問させていただきたいと思います。

 私、昭和通りに早速出まして、現場まで歩いてみました。そうしましたところ、歩道と、そして自転車が通行できる部分を濃淡でタイルを区別して、白線で仕切って、かつ看板は自転車、そして歩行者と出ていてきちんと整っているところと、全く地面の仕切りもなければ白線も切れてしまっていて不明なのに、横断歩道のところでは自転車、そして歩行者としっかり分かれているところがあって、つまり、たとえ白線が切れていても、そして地面の濃淡がなくても自転車は通行できるというような、結局、昭和通り、区役所から出て、そして清水建設のところまで歩いたわずかな間でも道路において一貫性がなかったので、京橋こども園のところも、今、お母さんたちが子供たちを乗せて通行しておりますし、どうかこの安全性について、区民も通りますので、都にその安全性を強く、きちんと歩行環境と自転車環境を整えてほしいということを御要望していただきたいんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。

○中嶋委員長
 今、議題に入っているんですけれども、ちょっと私、聞こえなかったんですが、これは議題でよろしいんですか。報告に対する質問はもう終わりましたからね。

○渡部(恵)委員
 済みません。都道であるんですけれども、議題として、やはり道路の安全性において歩行者と自転車がきちんとわかりやすいようになっていない部分があったので、都のほうに区から御要望していただくことは可能かどうか、その点においてお伺いしたいということです。

○宮本環境土木部長
 昭和通りにつきましては、歩道が広いところがございまして、自転車と歩行者を歩道の中で分離する形態になってございます。銀座のほうから江戸橋の先のほうまで、そういう整備がされております。場所場所に見ていきますと、全ての場所においてそういう表示を目につくようにできるかというと、なかなか難しいところもございますけれども、場所によっては表示がなくて、ここはもしかしたらそういう専用道路になっていないんじゃないかと思うような場所もあるかと思います。なかなか全てにおいて表示をしていくというのは難しいところがございますけれども、現場を東京都に確認していただいて、改善できるものについては改善していただくようにお願いしてまいりたいと考えております。

○渡部(恵)委員
 ぜひよろしくお願いいたします。

 それから、次に、江戸バスについてお伺いしたいと思うんですけれども、ちょうど1年半前に予算の審議のときに御質問させていただいたところ、東12番のところのバス停を利用しながら南北線をつないでいくというようなお話が御答弁としてあったと思うんですけれども、その後、江戸バスの南北線等々、どのような進捗状況になっているんでしょうか。

○望月環境政策課長
 江戸バスのルートの変更ということでお答えをさせていただきます。

 現在、北回りと南回りということで1方向の循環路線で運行しておりますけれども、利用者の方々からは、いろいろな御要望を受けております。その中で、御要望として逆回りができないか、これは簡単にそういったことができないかというお話がございますけれども、やはり費用対効果といいますか、単純にいけば倍の部分の費用がかさむような状況になってしまうと。ただ、そういうことではなくて、新たに北回りと南回りを貫くよう形での新しいルートの設定ができないかということについては、委員、先ほどのお話がございましたけれども、現在もまだ検討を重ねている状況でございます。なるべく早いうちにそういった部分についても当委員会のほうにもお示しできるような状況にしたいと考えてございますけれども、やはりさまざまな制約あるいはそういった部分での費用対効果も含めてですけれども、それを考えながら、できれば御利用されている方の声も踏まえながら、ルートについては慎重に検討させていただき、御報告をなるべく早くできるようにしたいと考えております。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 毎日区民の足となっております江戸バスですので、特に御高齢者の方々にとって大変便利な江戸バスですので、御検討を慎重に行いつつも、スピード感を持った御対応をお願いいたしたいと思います。

 以上です。

○中嶋委員長
 議題について、ほかに御質問ありますか。よろしいですか。

 それでは、継続審査ということでよろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 それでは、第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございました。

 本日は、大変長時間ありがとうございました。

 これをもちまして環境建設委員会を終了いたします。

(午後2時54分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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