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平成26年 環境建設委員会(2月14日)

1.開会日時

平成26年2月14日(金)

午後1時30分 開会

午後3時43分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 礒野 忠

委員 堀田 弥生

委員 加藤 博司

委員 渡部 恵子

委員 田中 耕太郎

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(14人)

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

脇野副参事(交通安全対策・特命担当)

来島環境推進課長

石田水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

平野地域整備課長

松村副参事(都市計画事業・特命担当)

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

暮田建築課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

渡邊書記

川口書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 それでは、ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、区長は公務のため、欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で脇野環境土木部副参事、松村都市整備部副参事、竹内都市整備部副参事及び建築課長が出席しますので、あわせて御了承願いたいと思います。

 それでは、理事者報告をお願いします。

○宮本環境土木部長

 1 平成25年度大気中のアスベスト濃度調査結果について(資料1)

 2 河川等の水生生物調査結果について(資料2)

 3 都市計画案の中央区都市計画審議会への諮問について(資料3)

 4 環状第2号線に架かる橋りょう名称について(資料4)

 5 地下鉄駅におけるエレベーター設置状況等について(資料5)

 6 中央区立生涯学習交流館本の森ちゅうおう(仮称)用地の暫定利用について(資料6)

 7 平成25年中の交通事故発生状況について(資料7)

 8 日本橋川での「川床」の社会実験について(資料8)

 9 特別区道の路線の廃止及び変更について(資料9)

 10 道路法等の一部改正に伴う道路占用料減免対象等の変更について(資料10)

 11 小型家電の拠点回収等の実施について(資料11)

 12 ペットボトル店頭回収の廃止について(資料12)

 17 水銀混入ごみによる中央清掃工場2号炉の停止について(資料17)

○田村都市整備部長

 13 開発登録簿の写しの交付単位の変更について(資料13)

 14 まちづくり協議会の報告(資料14)

 15 地区計画の区域内における制限に関する事項の追加について(資料15)

 16 築地新市場の入居者応募受付の結果について(資料16)

以上17件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでした。

 それでは、理事者報告が終わりましたので、発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後2時12分です。自民党30分、公明党25分、日本共産党25分、民主党区民クラブ25分、新生自民党25分、みんなの党・結いの党25分となります。

 それでは、理事者報告に対する発言を願います。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、資料11についてお伺いいたします。

 小型家電の拠点回収等の実施ということで、他区でも既に先行して行われている事業でございますが、いよいよ本区でも実施するのだなというふうに思って、喜んでおります。

 こちらの回収場所についてなんですけれども、18カ所で区内の全小学校と銀座中学校及び日本橋中学校ということで、学校での回収ということなんですが、恐らく今回、中央区としてこのように回収場所を決定されるに当たり、いろいろ他区の事例も見ながら検討された上で、こういう形で出てきているかなというふうに考えてはおりますけれども、他の区の状況を見ておりますと、区の施設、庁舎ですとか区民館とか、そのようなところに回収箱を置いているというような方法をとっておられるところが多いかなというふうに思っておりまして、本区におきましては、このように小学校とか、学校での拠点回収という形になさった、その背景といいますか、経緯をお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○遠藤中央清掃事務所長
 小型家電のリサイクルでございます。

 こちらにつきましては、今おっしゃったように各区既に実施しているところが多くございます。そうした中で、やはり区の施設等を利用しているところがございます。本区においては、そういう形もあるんですが、やはり人目につくところを重要視したいと考えてございます。今、拠点回収を小学校でやってございますが、こちらにつきましては、シルバー人材センターのほうに委託しておりまして、人がつく形でやってございますので、そこに回収ボックスを設置しまして、そこに投入していただく。その際に、小型家電、特に電子機器などは個人情報なども入っていますので、そうしたものを消去しているかどうかというような確認と、その投入をしていただくということを、その場で人もいる中で実施していただく。そういうことで、確実に個人情報も保護しながら回収をしていきたいということで考えてございます。

 また、拠点回収については、本区においては、この18カ所、今、さまざまなリサイクルの回収をしてございますが、特に区民の皆様に周知されているものであって、なじみがあるものだと考えてございます。そうした中で、本区が小型家電のリサイクルを始めるに当たっては、まずこの18カ所の拠点回収から始めたいということで、今回、取り組むものでございます。

 以上です。

○堀田委員
 ありがとうございます。

 先ほどおっしゃった個人情報の観点から、そのデータを消去していくと。それは非常に大切なことだと思います。他区の事例では、通常としては区の施設に回収ボックスを置いておいて、携帯電話ですとか、そのような個人情報が入っているであろうと思われるものについては、担当の課のほうへ持ってきてくださいというような御案内をしているところもあるようなんですけれども、それも一つの事例として、御紹介させていただきます。

 今いただいている資料では、回収日時として、毎週ではあるんですが、土曜日、あと主に午前中ということで時間が決められています。人がつくということで、そういう対応になるのだなというふうには理解しているんですけれども、やはりどうしても限られた時間ということで、一時設置というんでしょうか、それに対して、区の施設等で行われる場合は常時設置、常設ということになります。区民の方によっては、時間が指定されると、どうしてもその時間に行けない、その日に行けないという方などもおられるのではないかなというふうにも想定いたしまして、今後、様子を見ながらになるかと思うんですけれども、常設、区の施設等での回収ということも、今後、状況を見ながら検討していただければなということを要望いたしまして、私の質問を終わります。

 以上です。

○加藤委員
 それでは、順次質問します。

 まず、資料7、平成25年中の交通事故発生状況についてですけれども、自転車に関係する事故の増加が見られるわけですけれども、事故対策としてどのような取り組みが行われているのか。実際、自転車利用のあり方検討にあるように、自転車に関連する交通事故は2009年が318件、2011年が315件、そして2012年が263件と、依然として事故全体の3割近くになっているわけです。そして、この事故の内訳を見ると、年齢構成で一番多いのは30代、その次は20代、40代と続いているわけです。30代、20代、40代で全体の7割を占めていることが明らかになっています。そういう意味で、事故の軽減に向けた取り組みについてどのように検討されているのか、お答えいただきたいと思います。

○脇野副参事(交通安全対策・特命担当)
 自転車の事故対策についてであります。

 今、委員からお話がありましたとおり、自転車の事故件数等につきましては、昨年、平成25年中、本区では事故全体915件ということでありましたけれども、その中で自転車が関与した事故、どちらかが自転車あるいは両方とも自転車という事故がありますけれども、自転車の関与件数につきましては263件、これは915件の中の、率にしますと、大体28.7%というのが本区の状況であります。一昨年、24年中はどうだったかといいますと、27.5%ということでありましたので、一昨年よりも昨年のほうがパーセンテージはふえているという状況で1年間を終えたわけであります。

 今、自転車の事故にもさまざまな理由がございます。もとより、昨年の7月から東京都自転車安全利用条例が施行されました。それにあわせまして、年明けのつい最近でございますけれども、条例を踏まえた東京都自転車安全利用推進計画というものも出されたところであります。社会全体で自転車事故を防いで、秩序ある自転車の交通を実現しようというのがその計画の理念でありますけれども、それに当たりまして、本区におきましても、ハード面の対策、そして先般からいろいろお話が出ておりますけれども、自転車専用レーンでありますとか、歩道上の自転車通行部分、こういった対策をできる限りできる場所には推進していこうということで、各警察署ともそういうお話をしているところであります。

 そして、ソフト面の対策でございますけれども、やはり自転車といえば、早ければ小学校3年生ぐらいの子供から高齢者まで利用している乗り物でありますので、そういう広い年齢の対象者をどうやって教育していくかということが非常に大きな課題となっております。学校側にも協力を求めなければいけない、あるいは家庭の中で保護者からの教育も必要ということになります。あるいは、高齢者に対してはどういう教育をしていくか、こういったことをその年代年代に応じた横断的な対策というものが求められていく中で、本区といたしましても、今、委員が御指摘になったとおり、30代、40代の方が非常に自転車事故が多いということでありますので、企業等にも御協力をいただきまして、模範的な企業等をつくった上で、その責任者たる者をつくる。これも東京都の計画の中の一部でございますけれども、そういったピンポイントといいますか、本区に合わせた効果的な対策というものをもっと具体的に打ち出して、現在もキャンペーン、交通安全教育あるいはスケアードストレイト等、いろいろやっておりますけれども、さらに具体的にそういった教育ができるように、警察とも連携しながら進めていこうと考えています。

 以上でございます。

○加藤委員
 いろいろと努力されていることは、別に否定しているわけではないんですけれども、ただし、やはり事故がなかなか減らないという現実が1つあるということで、そして、いろいろと区内の歩道を見ますと、歩行者・自転車専用あるいは自転車通行可、歩行者優先などの標識があるわけです。つまり、自転車は自転車走行可の標識がある歩道に限って歩道を通行していいと言っているのではないかと思うんです。逆に言うと、それがないことには自転車は歩道を走ってはいけませんよということですよね。

 いろいろと調査しますと、区内の道路の区道のうち、6割近くは歩道が設置されて、幅員11メートル以上の道路では、ほとんどの路線に歩道が設置されていると。区内のほとんどが自転車歩道通行可となっていると。ここが大事だと。区道の5割近くの道路に歩道が設置されている。5割はまだ設置されていないということですね。そして、実際、私も経験しているわけですけれども、ごみの集積などでガードレールのところにごみが積んでいたり、ないしは放置自転車があったりして、極めて歩道が狭くなっているわけです。そういう中で自転車が走るというのは、決してよくないのではないか。

 そういう意味でいうと、自転車通行可という表記がある以上、逆に言うと、歩行者専用という表記があってもいいんじゃないかと思うんですが、その点についてどのようにお考えになっているか、お聞きしたいと思います。

○脇野副参事(交通安全対策・特命担当)
 自転車の通行についてでございます。

 今、委員からお話が出ましたとおり、都内の道路、これは区内もほとんど同じなんですけれども、道路全体の大体6割は歩道を自転車が走ってもいい、要は歩道通行可という規制がかけられています。残りの4割は、そういった規制がかけられていない。今お話がありましたけれども、そういった歩道通行可の規制がかかっているところは、当然自転車も通っていい。では、その規制がかかっていない残りの4割の歩道については、自転車は歩道を通行してはいけないのかといいますと、決してそういうことではありません。もとより、自転車は御承知のとおり法律上では軽車両ということで、車道を走るのが原則、これは一昨年あたりから自転車安全利用五則で周知をしているところでございます。原則的には、軽車両ですから、車道を走る。しかし、自転車が車道を走ることで非常に交通事故の危険性が大きくなるということを踏まえれば、当然歩道を走ったほうが安全であるということが言えるわけです。

 歩道通行可という規制がかかっていない歩道についても、そういう理由があれば、当然歩道を走っていいという規定でございまして、幹線道路のように交通量の激しい道路で危ないという状況があれば、当然歩道を走る、あるいは駐車車両がある、工事をしているということで、右側に膨らむことで当然車との接触の危険性が増す。こういった状況下においては、当然歩道を走ってもいいという内容の規定になっておりますので、そういった個々の判断といいますか、自転車に乗る人の判断ということもありますし、そういったことで自転車が走っていいところ、悪いところ、なかなかわかりにくい部分もあるんですけれども、必ず車道を走らなければいけないということではありません。

 それと、歩行者専用道路につきましても、区内でも設置しているところがありますけれども、できれば歩行者と自転車と車ということで通行環境を整理して全く分けるのが一番接触の危険性がないということであります。この辺につきましても、各道路、路線ごとによく検証して、また警察とも連携をとって、そういった対策ができるところは進めていきたいと考えております。

○加藤委員
 何がなんでも車道を走れということを言っているわけではなくて、やはり歩行者と自転車の事故をできるだけ避けるためにどうしたらいいのかということで、私もいろいろと検討しております。

 1つには、今言われている自転車のマナー向上というものも非常に大事なことだと思うんです。そして、その中で、やはり今、私も非常に気にはしているんですけれども、電動アシスト自転車が疾走するというんですか、非常にスピードが速いですね。私なんかはどんどん抜かれるわけです。そういう中で、自転車の速度が従前よりはスピードが速まっているんじゃないかと思うんです。そういう意味では、やはり自転車と歩行者をできるだけ分離する方向で、そして車道に行けば、今度は自転車が弱者になるわけですから、そういう矛盾も抱えていることは私も十分承知しております。ですから、そういうことを含めて考えていく必要があると思いますし、先ほど言われた路上パーキングの問題についても、やはり改善していく必要があるのではないか、撤去していくことについて、関係機関と協議を行っていく必要があるのではないかと思うんです。

 そういう意味で、できるだけ道路上をスムーズに走れるような形で、どう展開していったらいいのかということは、その後、どのように考えられているか、もしあれば、お答えいただきたいと思います。

○脇野副参事(交通安全対策・特命担当)
 自転車と歩行者の分離ということであります。

 当然、道路の形状、幅員あるいは交通実態、さまざま道路によって違うところでございます。なるべくそういった幅員のとれるところ、あるいは歩行者の通行実態、車両の通行実態等をよく検証しながら、ハード面の対策ということが主になるんでしょうけれども、そういった対策を進めていきながら、あわせてソフト面対策について、安全教育等、こういった対策について、現在もやっておりますけれども、また強力にそういった対策を進めて、少しでも自転車の事故、本区の事故の率が下がっていくように、また今後も必要な対策をとっていきたいというふうに思っています。

 以上です。

○加藤委員
 ぜひその対策をとっていただきたいんですけれども、その中で1つ、自転車にかかわる事故の中で、やはり交差点内で多いということが、いろいろ統計的に言われているわけです。私も勝どき駅前交差点を見ていますと、小学生の子供がすっと飛び出してくるんですね。非常にひやっとすることもよくあるわけです。ですから、やはりそういうものは車の運転手さんから見たら見えないわけです。歩行者はゆっくり歩いてきますから、わかるけれども、自転車はスピードがありますからね。向こうにいたなと思って、右左を確認したら、もう目の前に来ているわけですよね。やはり交差点内での事故をできるだけ減らすことも一つの考えではないかと思うんです。

 そういう意味で、私はこの間、何回かお話ししたことがあるかと思うんですけれども、今、勝どき駅前の拡張工事をやっているわけです。ですから、1つには駅前交差点を歩車分離して分けてしまう。前後の信号は全部分かれているわけです。歩車分離になっているわけです。やはりそういう形で危険性を少しでも削減していくことが求められているんじゃないかと思うんです。事故を一件でも二件でも減らしていくということで、やはり勝どき駅前交差点の歩車分離信号の導入をこの際検討していくのも一つの考えではないかと思うんですけれども、その点についてはいかがですか。

○脇野副参事(交通安全対策・特命担当)
 主に、交差点内の事故減少対策でございます。

 確かに、交差点はどんな事故でも多く発生しやすい場所であります。特に、自転車は車道を走ってくるもの、歩道を走ってくるもの、さまざまでございますので、今御指摘のとおり歩行者との接触や車との接触も多発しているという状況があります。

 今お話に出ました歩車分離について、勝どき交差点の例が出ましたけれども、勝どき交差点も歩車分離の信号機設置という交通規制があります。歩車分離というのは幾つか種類がございまして、完全分離のものから、右左折車両との分離、右折車両との分離と、主に3種類、4種類ございますけれども、勝どきの交差点につきましては、現在は右折車両との分離方式をとっているところでございます。これを完全分離にしますと、当然、今お話のありましたとおり、車が通っているときには歩行者は歩かない、歩行者が歩いているときは車は各方向ともストップ、これが完全分離の歩車分離なんですけれども、こういったことも、その道路の実態に応じて進めているところであります。

 どこもかしこも歩車分離にすれば事故が減るんじゃないかといいますと、なかなかそういうことも統計的に難しいところでありまして、歩車分離をしてしまえば、当然その辺のデメリット等も出てきます。渋滞が発生する、あるいは生活道路に車両が入り込む、こういったところで別のところに事故の危険性が多くなるということもございますので、そういった状況もよく見きわめながら進めていくということを認識しているところであります。

 以上です。

○加藤委員
 今、交差点が実際に清澄通りから銀座に向かう場合は左折と直進が一緒ですよね。そして、それが終わると今度は右折の信号になるわけですから、つまり晴海通りを横断しようとすれば、左折の車と接触する形になるわけです。ですから、できれば私は、渋滞の問題はこの間何回も聞いておりますけれども、やはり交通弱者と言われるところに視点を合わせて、強い者を優先するんじゃなくて、歩車分離を完全にやることもひとつ検討をぜひしていただきたいと思います。

 次の質問をさせていただきます。

 先ほど小型家電の拠点回収等について、前委員も御発言ありましたけれども、現在18カ所の学校で行う予定ということですけれども、今後、拡大というのは検討されているのかどうか、重ねてお聞きしたいと思います。

○遠藤中央清掃事務所長
 小型家電の回収方法、今回、拠点回収ということで小学校、中学校18カ所ということで進めてまいりたいと考えてございます。当然、各区においても、去年、平成25年4月から試行されてございますが、各区順次取り組んでまいりまして、さまざまな試行錯誤をしているところでございます。本区においても、今のところ、これが完全な形とは考えていなく、今後、この結果も踏まえて、区民の皆様が取り組みやすいやり方につきましては検討を重ねていきたいと考えているものでございます。

 ただし、この4月から試行ということで、まず今回のやり方につきまして区民の皆様に周知をして、それに参加していただくように全力で取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○加藤委員
 ぜひ検討をお願いしたいと思うんです。中央区には大規模なマンションがたくさんあるわけです。当然、建物の中には資源回収などの回収場所というものが基本的には設置されている。大規模マンションなどの管理組合などに対して、ないしは自治会に対して、小型家電の分別回収の要請を行ってもいいんじゃないかと思うんですよね。実際には、ペットボトル回収のネットの貸し出しなどもやっているわけですから、小学校まで行くのではなくて、マンションの中にボックスを置いて、そこに入れていただき、それを回収するということも一つの考えではないかと思うんです。なるべく回収できるように、そういう提案についてもぜひ検討していただきたいと、これは要請しておきます。まだ試行されていないわけですから、いろいろとこういうことも念頭に置いて、小型家電の回収については、ぜひ進めていただきたいと思います。

 そして、ちょっと前後しますけれども、ペットボトルの店頭回収の廃止について幾つか確認をしながら意見を述べていきたいと思います。

 ペットボトルの店頭回収は大幅に減少しているとの認識ですけれども、区政年鑑をずっと調べていきますと、私は言葉尻を捉えるわけではないですけれども、実際、2008年でいえば13万5,360キロ、そして2009年には11万5,450キロ、2010年には10万8,570キロ、そして昨年は10万340キロ、全体の集積所の回収と比べると、大体10%前後回収しているわけです。やはり私は拡大生産者責任ということが大事だと思うんですけれども、当面、廃止により販売店などへの経済的負担があってはならないと思うんです。その点について、経済的負担みたいなものが発生するのか、あるいは発生しないのか、その点だけ確認しておきたいと思います。

○遠藤中央清掃事務所長
 回収量については、今、委員おっしゃったとおり10%ほどになってございます。そうした中で、区が回収している集積所の回収と、今の拠点で回収しているものを合わせて、その中で10%ぐらいが店頭回収になっているかと思っております。

 そうした中で、容器包装リサイクル法が完全に施行されまして、事業者の責任において、今後、こうしたペットボトルのリサイクルをしていくという取り組みが重要になっているかと考えてございます。区としても、東京都から引き継ぐという形で平成9年からずっとしてきているところでございます。この間につきましても、集積所回収をしてから、実際に家庭からコンビニ等に持ち込まれるごみというのは減少しているかと考えてございます。これは、各区ともそういう認識でございまして、実際にはペットボトルを店頭で買った方が、何らかの形でそれを消費した後にそこに投函するということがございますので、区民だけではなくて、さまざまな方が含まれているかと考えてございます。そうした中の回収量ということになっているかと思っております。

 今、さまざまな協会、コンビニであるとか、あるいは酒販組合であるとか、あるいはスーパーの組合であるとか、そうしたところとも意見交換も重ねながら進めてきておりまして、やはり一定の負担はあるということで考えてございます。そうした中でも、これからの生産者責任というものも含めたリサイクルというものの御理解をいただきながら、今般、廃止をするという方向になったものでございます。

 以上です。

○加藤委員
 非常に大事なことなんですけれども、中央区ごみ排出実態調査報告書で、ペットボトルの回収について、資源の日に大体65.8%の人が資源回収に出しますよ、次いで販売店などの回収が9.5%、そして、その次が集団回収と続いているんです。そして、販売店での回収が9.5%、燃やすごみの日にペットボトルを出しますよという人が4.5%、そして燃やさないごみの日に出しますよというのが4.2%、実態調査の数字ですね。店頭回収が大幅に減少しているという表現をしていますけれども、業者さんに負担がかかっているとは思いますが、店頭回収というのも極めて大事な要素だと思います。ですから、私は、ただ単純にやめるというのではなくて、その点についてもリサイクルを推進していくという意味で、もう少し慎重に検討すべきではないかということを指摘しておきたいと思います。

 発言を終わります。

○渡部(恵)委員
 それでは、資料2について、まず御質問させていただきます。

 5年に1度の調査を行っていらっしゃるということで、河川の水質、そして生物について調査を行っておられますが、5年前と比べてどのように環境が改善されているのか、比較についてデータがございましたらば、教えてください。

○望月環境政策課長
 河川等の水生生物の調査結果でございます。

 これは前に比べてどうかということでございますけれども、まず水質の関係でいきますと、近年は数字的には横ばい状態でございます。相当前のときから比べますと、水質というのは今は改善されておりますけれども、ここ最近、10年程度の中では横ばい傾向の数字が出ています。5年前、平成20年に水生生物調査を行っておりますけれども、それとの比較ということでいきますと、今回、大きな変化はなかったというふうに捉えております。ただ、前回捕らえていた魚の数とか、そういったものについては、気象条件によって多少減っているといったことはございますけれども、魚の種類等においても大きな変化はなかったというふうに感じているところでございます。

 ただ、例えば前回、築地川の大手門橋のところですけれども、フジツボがいなかったところにフジツボが見られたとか、あるいは前回カタクチイワシが見られなかったんですけれども、今回見られたとか、そういった変化はあります。ただ、それはそのときにその状況の中でたまたま捕らえられなかったということもございますので、そういった意味からいきますと、大きな変化はなかった状況というふうに理解してございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 それでは、数字に関しては10年横ばいということなんですが、東京都はこの河川の水質をどのように変化させていきたいのか、また環境をどういうふうに改善させていきたいのかということを考えているのでしょうか。わかったら教えてください。

○望月環境政策課長
 済みません。ちょっと説明が足りなかったと思います。

 今、水質の改善について、区あるいは都の取り組みということだと思うんですけれども、例えば下水道局さんでは下水管の老朽化対策あるいは震災対策、また水質の浄化に向けての設備の機能更新などに取り組まれている状況がございますので、そういったものを含めますと、徐々にやはり改善はしている、水質の浄化というのは進んでいると私は思っております。ただ、数字的に捉えたときに、それほど大きな変化はまだ見られていないというような状況がございます。また、区のほうにおいても、例えばまちづくり基本条例等におきましても、雨水貯留槽の設置というのを開発事業者の方にお願いして設置していただいておりますけれども、こういったものも、雨の後、一遍に排出されることなく、一時ためておいていただく、それによって川の水を浄化といいますか、きれいにしていただくというようなことにも取り組んでいます。

 ですから、全体的には、川の水ということでいけば、改善方向にはあると思っておるんですけれども、なかなか数字的に、先ほど御説明したように極端な変化は余り見られていない状況です。それぞれの場所においての取り組みは進めていて、水質の環境改善も徐々に進むというふうに考えてございます。また、そうしたことが水に親しむ、あるいは水辺の活性化という次の施策の展開にもつながっていくと考えております。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 それでは、具体的にどこまできれいにしていきたいかという方向性は余り掲げていない中で、今、現状できることを粛々となさっておられるというふうな考え方でよろしいんでしょうか。

○望月環境政策課長
 本来であれば、目指すべきところというのは本当に清流のようなものが一番望ましいというふうに考えますが、例えば川の問題で捉えますと、本区だけでは限界がございます。やはりその流域に面する各自治体の全てが同じような対応をとっていただき、広域的な見地から、東京都も含めてというお話であるかと思います。

 例えば、例でございますけれども、神田川水系である日本橋川については、神田川水系の流域の各区で連絡会という形で情報交換もさせていただいておりますし、東京都のほうにも要望をまとめてお願いしているという状況もございます。そういった中で、各区の取り組みあるいは連携の強化によって、水質浄化も含めて河川の浄化あるいは水辺に親しめる状況、そういったものを目指していきたいというふうには考えてございます。

 ただ、数字的にどこまでとか、具体的となりますと、なかなか難しいかと考えております。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 そうであるならば、毎年ではなくて5年という検査の期間というのは妥当だとお考えでいらっしゃるんでしょうか。

○望月環境政策課長
 こちらの調査につきましては、現在、5年ということで5年置きという形になっております。生き物の調査ということでは定点観測、同じ場所での同じ状況での観測、こういったものは5年に1度という形になろうかと思っております。

 ただ、先ほど言いましたけれども、流域の各区で連絡会等を設けておりますが、その中では同じ日、同じ時間等で測定をしましょうみたいなお話もしていまして、そういった情報交換はさせていただいておりますので、そういった中で補足的に、それは毎年やっていくようなお話もございますので、それを通じて水質についての監視というものはできるかと思いますし、生き物調査以外にも水質の設定というのはやっていますので、そういった中で対応が可能というふうに考えてございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 了解いたしました。

 本区も水辺に囲まれた区でありますし、そこを利用して観光も商業も発展させていこうという方向性もございますし、他方で、2020年のオリンピック・パラリンピックではトライアスロンも実施されていくという方向なので、これから6年後に向かって水質改善等々、これから格段によくなっていくというふうに期待しておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 次に、資料5の地下鉄駅におけるエレベーター設置状況等についてお伺いいたします。

 皆様方の御努力、区民からの声等々、JR等に呼びかけていただきまして、ここまでバリアフリー化が進んでいるということは、区民の方々も、また利用者の方々も大変喜ばれているというふうに考えております。

 そんな中で、東京メトロの銀座一丁目駅なんですが、資料を見ますと、バリアフリー経路の欄が今のところ階段昇降機だけというふうになっております。私、区民の方からお声をいただいておりまして、銀座一丁目駅に行きますと、途中まではエスカレーターがついているんですけれども、地上まで上がれないので、ベビーカーと、それから小さい子供の手を引きながらだと非常にきついというようなお声があり、他方で、たまたまお母様が骨折をしてしまって車椅子でこの駅を利用した際に、なかなか警備員さんが来てくれず、なかなか地上に上がれなかったというような声もありました。その方は小さいお子さんをお連れだったので、小さい子供と、例えばこれは本当にレアケースだと思いますが、車椅子の方を介助しながら小さい子供の手も引いていたというケースと、それから子供が2人いてベビーカーと小さい子がいたというケースもありましたので、何とか地上までエスカレーターもしくはエレベーターがあるとありがたいという声を最近聞いたばかりでございます。これから地上に上がれるようなスペースとか計画はどのようにお考えなのか、もしおわかりでしたら、教えてください。

○望月環境政策課長
 地下鉄駅のバリアフリー等の対応ということでございます。具体例としましては、銀座一丁目駅についての御質問でございます。

 表でも御説明をしておりますけれども、銀座一丁目駅については、先ほどの階段昇降機の設置のみで、まだバリアフリー経路としてはバツがついている状況でございます。こちらにつきましては、今回、築地駅の改良の御説明をさせていただいておりますけれども、例えばこういうような形で東京メトロさんのほうで土地が手当てできる、借りることができて、御自分で設置される、あるいは改札に面しているようなところでの土地で開発が行われる際に協力をいただく、そういった際でないと、なかなかそういった部分での対応が難しいというふうには聞いてございます。

 区のほうとしましては、これまでも東京メトロさんのほうを含めて、積極的にバリアフリー対応については御決定いただきたいということで働きかけておりますけれども、まだ一部、3駅ほど、対応ができていないということでございますので、これにつきましては、引き続き東京メトロさん、JRさんも含めてでございますけれども、対応を積極的にしていただき、なるべく早い時期にバリアフリー対応が図られるように、先ほどオリンピックのお話もございましたけれども、そういった中でもやはり整備をしていただくということが必要だろうと考えますので、引き続き働きかけてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 ありがとうございます。

 やはり有楽町線は、お子さんたち、新住民の皆様が大変御利用される駅でもございますし、御高齢者の方も利用されるので、引き続き御対応のほうをお願いしたいと思います。

 また、築地駅に関しましては、以前、私、地上のエスカレーター、エレベーターがついていないところで乳母車と子供を一生懸命上げようとした方をお助けしたことがあるんですが、やはり階段の幅も狭かったですし、そういうところに新しくエレベーターが設置されるということは、御利用者の方々にとって本当に利用しやすい駅に改善されていったということで、皆様方の御努力にとって本当に感謝しております。これからも、ほかのまだついていないところに対しましても、同様によろしくお願いをいたします。

 それから、次に、資料7についてお伺いをさせていただきます。

 前委員から幾つか御質問がございましたが、本区では自転車関連の事故が263件昨年起きたということでございましたが、どこで一番事故が起きたとか、そのあたり、わかっていたら教えてください。

○脇野副参事(交通安全対策・特命担当)
 自転車事故の分布についてでございます。

 263件の中で、どの辺が一番多いのかということは、分布的には出ておりません。ただ、区内を見てみますと、方位で示しますと、比較的区役所から北側のほうに交通事故全体が多いという傾向になっております。南側の月島地域は、事故の件数を見れば、区内でも比較的少ない。全体的に、車の事故、自転車の事故も含めての話ですけれども、どちらかというと、北側のほうに多く発生する。月島地域でいえば、先ほどお話にありましたけれども、勝どき付近が非常に事故が発生しているということであります。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 お話ですと、商業地に集中しているというような感じであると受けとめました。特に分布がないということであれば、先ほど副参事の御答弁にありましたように、企業に対して、また子供たち、御高齢者に対しての取り組みをされるほかないのかなというふうに理解したところでございます。不幸にも事故が起きて、仮にも貴重な命が犠牲にならないような対策をどうぞよろしくお願いいたします。

 それから、資料17についてお伺いさせていただきます。

 今回、水銀による事故が発生したということで炉が停止しておりますけれども、これまで、近年、他区も含めまして同様の事故が起きたかどうかについて教えていただけますでしょうか。

○遠藤中央清掃事務所長
 水銀の混入による炉の停止につきましては、平成22年6月に足立清掃工場でございまして、それから今回の中央清掃工場まで、延べで13工場目になります。平成22年、23年、24年と毎年、混入による清掃工場の焼却炉の停止という事故が今のところ続いているという状況でございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 割と頻繁にあるんだなというふうな理解をさせていただいたんですが、この除去に係るコストはおわかりですか。

○遠藤中央清掃事務所長
 こちらにつきましては、点検、清掃ということで対策をしてございます。そうした中で、おおむね50万円~300万円、数百万という単位で経費がかかっているところでございます。本当にひどいものになりますと、部品の交換等も含めると、かなり高額な金額になるということで聞いてございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 大体50万円~300万円、場合によっては部品交換が発生してしまうケースもあるということですが、私、調べさせていただいたところ、足立清掃工場で3億3,000万円かけたという数字が出ていたので、これは大きいなと。やはり区民の税金が使われるわけですので、頻繁に起きてはならないというふうに考えました。

 これは、ごみの特定といいますか、どこから持ち込まれたかというのは非常に難しいので、特定することは不可能ということを教えていただいておりますけれども、例えば本区では、水銀が混ざらないように、ごみの分別に対してはどのような徹底をされているのか、いま一度教えていただけますでしょうか。

○遠藤中央清掃事務所長
 まず、本区では、ごみについては燃えるごみ、燃えないごみということで、これは冊子であるとか、あるいはホームページを通じて周知をしてございます。そうした中で、水銀が含まれるようなもの、例えば体温計であるとか血圧計、こうしたものは燃えないごみとして出すようにということで記載をさせていただいております。

そのほかにも、これまでもこういう事故がございましたので、ホームページ上に、水銀のごみについて、特に出し方ということの周知を行っているところでございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 電池に関しましては、確実に分別するようになっていると思うんですけれども、他区では燃えるごみも燃えないごみも一緒に高温で燃やしてしまうというところがあるので、そこから転入されてきた方は、余り罪悪感なく一緒にまぜ込んでしまう危険性もあるのかなというふうに思うんですけれども、有害ごみとして確実に分別していくという考え方については、どのようにお考えでしょうか。

○遠藤中央清掃事務所長
 今御紹介した、家庭から出るものについては、量としてはそれほど多くないものかと思っております。当然、事業系から出るものについては産業廃棄物扱いということで、有害なものについては自主的な回収をしていただいているというところでございます。清掃工場には事業系のごみも入ってございまして、本区においても5割を超えるごみは、実は事業系のごみでございますので、そうした経路から混入したということも考えられるところでございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 昨日教えていただきました、わずか水銀200グラム、体温計で四、五本で炉がとまるんだと。それぐらいの量で炉がとまってしまうんだということを、私、初めて認識させていただいたわけなんですけれども、バグフィルターですとか、それから除去装置というのは、科学的に何%きれいにできるかという検証はされたことがないというデータも他方であるようなんです。それについては、私も調べようがないので、ここで意見という形で述べさせていただくだけにとどめますけれども、やはり区民の税金が多額に除去に対して使われてしまうということですとか、炉が停止する期間というものもありますし、その間、ほかへごみを分別して持っていかなきゃならない。さまざまなことがあると思いますので、どうか事業者さん、そして区民の方々に水銀ごみについての分別の徹底をお願いしたいと思います。

 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

○中嶋委員長
 それでは、ここで暫時休憩いたします。再開を午後3時15分といたしますので、午後3時15分に御参集願いますよう、お願いいたします。

 暫時休憩いたします。

(午後3時2分 休憩)


(午後3時15分 再開)

○中嶋委員長
 それでは、休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。

 発言を求めます。

○田中(耕)委員
 よろしくお願いします。

 報告事項がたくさんございますので、何点か順にお伺いしてまいりたいと思います。

 まず、資料1についてでございます。

 今回、中央区内3地点でのアスベスト濃度調査結果ということで承っておりますが、近年、非常に区内、建てかえの工事等、需要がふえておりまして、昭和中期のアスベストが問題となる物件の建てかえ工事、除却工事が非常に多いというふうに思います。私の住んでおりますところの近くでも、かなりそういった解体工事の説明会等が行われておりまして、アスベストの有無は近隣住民の方にとっても一番大きな問題というか、関心事項になっておりまして、業者さんに丁寧に説明していただけるケースもあれば、何かちょっと物足りないということで、紛糾とまではいかずとも、実態についてもう少し詳しく報告するようにというような御意見や要望等が出たケースも何件も見てまいりました。

 そこで、お尋ねしたいのは、今回は定点での調査でございますけれども、大規模な解体除却工事等を行った場合のアスベストの有無ですとか、こういった濃度の調査、また行政として工事事業者への指導の実態について、現状どうなっているのか。アスベストを含む建物の工事、解体をされるときは区として把握していたり、解体方法等の指導が行われているのかどうか、その点、関連してお尋ねしてまいりたいというふうに思います。

 次に、資料3についてでございます。

 西銀座駐車場のことでございますが、これは確認なんですけれども、位置づけを念のためにお知らせしていただきたいんです。本駐車場は都市計画道路上の駐車場ということかというふうに思います。事業主体としましては、都市計画道路上の駐車場となりますと、都のもの、民間事業者主体のもの、首都高のもの、それから区のものというふうな分類があるかと思うんですけれども、本件は民間事業者主体の計画ということでございまして、都市計画の変更等を伴うことは理解するんですが、本区として、事業主体が直接区ではない場合に、どのような管理、指導で行っているのかというのをお知らせしていただきたいと思います。今回の場合、出入り口の件とあわせて、駐車台数も整備して20台ほど減ということでございますので、そのあたりの協議や実態把握について、区でどのように行っているのかということをあわせてお知らせしていただきたいと思います。

 続きまして、資料5について、先ほど前委員の指摘の中でも出てまいりましたが、エレベーターの設置箇所も、本区の場合はかなりの整備率ということで、問題となっているような駅や場所というのはかなり限られてきているというふうには認識しております。今回の御報告にもありますように、築地駅について、ここから最も近い場所でございますので、いつも議題に上がるところでございますけれども、今回、新たに2カ所、新設のエレベーターないし改札口ができるということで、大変喜ばしいなというふうに思うわけです。

 一方で、今回開設される築地三丁目側の改札口なんですけれども、非常に今までも混み合っていて、新設されることによってかなり緩和は期待できるんですが、やはり聖路加国際病院等々があることもあって、エレベーターの御要望、この出口付近にというお話がずっとあるかと思うんです。今後の計画、考え方、また東京メトロとそういった折衝等を持っているのかどうか、お知らせをしていただきたいと思います。

 それから、今回は主に築地のエレベーター等が中心になりますけれども、区として、行政としての補助金や支援等は、具体的にどれくらいに上がっているのか、それもお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 以上のところまで、お願いいたします。

○来島環境推進課長
 アスベストの対策についてでございます。

 こちらは大気汚染防止法に基づき、建物解体工事に当たって、その建物にアスベストが存在するかどうかの調査を行っていきます。その調査を行った中で、アスベスト等がある場合で飛散性のあるものについては、法律に基づいて、届け出が必要になってきます。その届け出に基づいて、区のほうでその対策というものが適切に行われているかというのを、現場に行く、または資料での確認を行った上で作業を行っていただく。作業を行った後に、結果報告というような形で、実際の作業状況の写真とか、アスベストをどこにどういうふうに処分したかというようなものをきちんと報告書で出していただいて、それで確認しているというような状況になっております。

 以上でございます。

○望月環境政策課長
 まず、資料3の都市計画審議会への諮問について、西銀座駐車場の都市計画の変更についての御質問でございます。

 こちらにつきましては、最初に、まず所有者のほうから御相談が当然ございます。今回、建てかえが計画されております日航ホテルのところで出入り口があるけれども、そちらのところでの階段の変更みたいなお話が当然あります。そういった中で、協議をしながら、今回はこういう形でという形になっております。

 車の台数の変更につきましては、これは都市計画で定める事項ではございませんが、備考欄でそういった形で記載をしております。近年の車の大型化といいますか、そういったものに対応するために、事業者さんのほうでもそういった整備をしたいというお話がございまして、今回、あわせてそちらのほうの記載をしているところでございます。

 また、資料5のエレベーターの設置の状況でございますけれども、こちらにつきましても、当然、聖路加さん側にエレベーターをというのは、前にも御要望としては私どものほうにもいただいております。ただ、こちらのほうにつきましては、歩道が大変狭くて、地上に上がり切ったところの歩道付近の関係で、出入り口の幅が決まりますので、そういった中で、なかなか広い幅員の階段が設けられないという状況がございます。

 ただ、先ほども答弁いたしましたけれども、こちらのほうに面して開発が起こるような際には、当然、区のほうも、指導要綱等で情報を知り得る立場にございますので、そういった中で事業者さん等に働きかけ、あるいは東京メトロさんにつきましては、出入り口の中で一定程度整備されておりますので、なかなかそこから先というのは難しいかと思いますけれども、そういった中で、一緒になってそういったことができるような形で働きかけてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○宮本環境土木部長
 エレベーター設置に係る補助金でございますけれども、こちらについては、東京都福祉保健局のほうでエレベーター整備費補助金というものがございまして、具体的にはJRの駅のバリアフリー化に対する補助金が出るというものでございます。これまで、平成21年度に馬喰町駅、あるいは22年度に新日本橋駅、23年度は八丁堀駅などで補助金が出たようでございますけれども、現在はないものというふうに認識しているところでございます。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 アスベストにつきましては、近隣住民の方から大丈夫なのかという不安の声もありますし、実態がなかなか見えない部分があります。法定の指導や届け出等はあると思うんですけれども、現場確認というお話が先ほどありましたが、そういったものも含めて、対策の徹底を促していっていただきたいというふうに考えております。

 資料5の築地駅等の東京メトロのエレベーター設置については、では東京メトロについては補助金や特別な制度はないと。では、区としての持ち出し等はゼロという認識ということでございますね。本区の場合は、JRの駅も地下化されているところも含めればあったりもしますけれども、基本的には東京メトロの駅もしくは都営地下鉄の駅が大半という形になるかというふうに思います。補助金制度を設ければいいというわけではないと思うんですけれども、実態としては、バリアフリー化という概念もさることながら、本区の各駅は非常に歴史を長く持っているために、急勾配だったりして、なかなか使い勝手が厳しい出入り口や階段もかなりあるように見受けますので、エレベーターの設置が促進されるような枠組みをぜひとも考えていただきたいというふうに考えております。

 続きまして、資料6についてお伺いします。

 現在も、あそこは広大な土地がいつもあいておりまして、私もそうですし、区民の方からも何かうまく利用する方法はないのかというお話は従前からあるところかと思います。今回、放置自転車の保管所として利用するということで、一歩前進かなと思う部分もあるんですけれども、場所が本当に一等地といいますか、駅前でもありますし、周りはオフィスや居住者の方もいらっしゃいます。まさに、都心中の都心という場所なんですけれども、放置自転車利用というのがこの立地条件にふさわしいというふうに考えた経緯について、簡単に説明をしていただきたいと思います。一時利用ということはわかっております。逆に言うと、この後、実際に工事が始まるまでの期間が限られておりますけれども、この放置自転車の収容場所をこの後どのようにするのかについてもお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 それから、下水道工事の使用区域も今年度の末から工事ということなんですけれども、それ以外の場所の利用方法ですとか、可能な方法がないのか、また検討していないのかという点についてもお知らせをしていただきたいというふうに思います。

 続いて、資料8についてもお尋ねをしてまいります。

 日本橋川での社会実験についてでございます。

 これを拝見いたしますと、社会実験ということで地域貢献等が募集条件の中に入っておるんですけれども、敷地の一時占用料というのはどれくらいのものを想定されておられるのかというのをお知らせしていただきたいなというふうに思っております。

 また、具体的な事業者さん名を挙げるところで、はばかられる部分もあるんですが、日本橋川のたもとにニホンバシイチノイチというお店がありまして、川床とは違いますけれども、事例の中にある大阪の北浜テラスのような形状で実際に経営をされているお店も見受けられます。そういう実態で、今、もうこれに近い形で運営をされておられるようなお店との兼ね合いがどうなっているのかというのをお知らせしていただきたいと思います。

 また、社会実験終了後は撤去しなければならないという前提かというふうに思うんですけれども、それですと、事業者さん側としては、社会実験といえども、メリットを見出すのはなかなか難しいのではないかというふうに思うんです。この社会実験の終了の方法について、イメージをお知らせしていただきたいと思います。

 また、期間についても、一時占有期間は2年以内、平成26年~29年まで丸3年間の中で2年以内ということでございますので、これもかなり限定的だなというふうに感ずるところです。期間を限定していかなければならない、実験ですからというのはわかるんですけれども、逆に言うと、うまくいったとしても、そこでやめなければいけないというふうな考え方なのか否か、お知らせをしていただきたいというふうに思います。

 それと、資料11についてもお尋ねします。

 家電の回収についてでございますが、今回の回収品目、主に携帯電話やメモリー関係というものが多いと思います。現在、パソコン等々を含めて、電子機器の場合、全て、かなりの記憶や重要情報を中に含んでいるというふうに思うわけなんですけれども、回収するに当たりまして、データの処理は実際の所有者、排出者の責任で全て行うという考え方でいいのかどうかというのをお知らせしていただきたいと思います。こういったものの中には非常に重要情報が含まれておりまして、昨今、情報の漏えいやリスクといったものが大きな社会問題になっておりますので、今回の回収品目における情報の取り扱い方法はどうなっていくのかについてお知らせをしていただきたいと思います。

 以上の3点、お願いします。

○望月環境政策課長
 私のほうから、まず資料6、本の森ちゅうおう用地の暫定利用についてお答えいたします。

 現在、土地が広くあいている状況がございますけれども、こちらのほうにつきましては、使うには相当制約、条件がいろいろ厳しいというふうに聞いています。例えば、地下のほうにまだ躯体が残っていて、重機を乗せる際には重さの制限があるとか、あるいは東京メトロさん、あるいは下水道局さんの管が入っているという状況の中でも、そういった制約があるというふうに聞いてございます。

 一方で、私ども、自転車の保管場所というのが、現在、佃のほうに1カ所ございます。こちらが平成26年度、来年でございますけれども、工事が行われるというふうなお話が来ておりまして、実はその対応として、保管場所を探しておりました。その中で、こういったお話がございましたので、使わせていただければということで、今回こういう形で、余り制約を受けず、現状のまま、なるべく少ない費用負担の中で整備できるということで、自転車の保管場所という形で使わせていただけることになったというのが今回の状況でございます。

 それ以外の場所については、先ほど言った地下の躯体部分がまだ残っている等の制約があるということで、現在の利用状況というのは、私どもは赤線枠内の半分程度のところで暫定利用をさせていただければと思っております。暫定ということですので、当然その後のお話というのは出てまいりますけれども、工事の兼ね合い等を含めまして、1年程度ではないかということで聞いておるんですが、まだ業者さんが決まらないので、工程等も組めないというふうに聞いております。そのお話は、多分新年度になってからだと思っておりますけれども、そういった中で、こちらの暫定利用をさせていただくということに今回なっておるものでございます。

 以上でございます。

○石田水とみどりの課長
 日本橋川の川床についてお答えいたします。

 まず、1点目の占用料についてでございますけれども、1年間1平米で1万4,000円程度の占用料がかかるというふうに考えております。10平米借りるというと、1年間で14万円程度の費用がかかるというふうに考えているところでございます。

 次に、現在テラス的に利用しているところとの兼ね合いの件でありますけれども、イメージとしましては、現在、それは民地だけでテラスの営業をしているというふうに考えているところでございます。ここにも書いてありますけれども、今回は河川の堤防の管理用通路等を活用して行っていただくという社会実験でありますので、増築、増設するようなイメージで面積を広げてもらって、より河川敷を有効活用して、にぎわいなどの創出を図っていただきたいなという社会実験でございます。

 社会実験が2年ということで、その後の展開はというところでございますけれども、東京都としましては、今後、これは社会実験から本格的な実施に向けて考えているところだと聞いているところでございます。中央区も、そういうことで連携をして取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。今後、この準則の一部改定を行い、町会や商店街、学識経験者や都や区が入った協議会を立ち上げまして、本格的な実施につながっていけばいいかなというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○遠藤中央清掃事務所長
 小型家電のデータの取り扱いということでございます。

 パソコンというお話がございましたが、パソコンについては、今、メーカーのほうで回収をしていただいてございますので、この部分については除かれるものでございます。

 そうした中でも、今回12品目の中には携帯電話であるとか、あるいはタブレット端末、メモリーであるとか、メモリーカードが含まれてございますので、個人データ等が入っていることが考えられます。こちらにつきましては、拠点回収という中で、人がその場について消去を確認して投入していただくということを考えてございます。回収箱につきましては、鍵がかかる形状のものでございまして、そこから再びそれを抜き去るということができないような回収箱を考えてございます。

 回収の鍵をかけたまま、先ほども申しました認定事業者という、国のほうで再資源化の事業者の認定を受けた業者さんのほうに持ち込むということで考えてございまして、こちらのほうは、認定を国のほうから受ける段階で、こうした個人情報の取り扱いについては届け出をしているというものでございます。具体的には、社員の教育から始まりまして、処分段階における措置としては、保管庫等を設ける、あるいは盗難の防止に努めるということで警備体制なども、こちらのほうで構築するということになってございます。また、実際に個人情報が含まれると思われる部品の取り扱いにつきましては、破砕等を行う、物理的な破壊を行うということで資源化を図るということになってございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。対策のほうは、おのおのとっていただくということだというふうに思いますので、よろしくお願いします。

 最後、資料16について少しだけお伺いしてまいりたいと思います。

 築地新市場、事業者の応募を受け付けたということでございますが、多くの方に応募していただいて、希望区画数も大きなものがあるというふうに思うんですけれども、実質的な倍率はどうなっていくのか。希望区画数で割ればよろしいのかどうかというところが見えない部分があるんですけれども、どのように考えておられるのかというのをお知らせしていただきたいというふうに思います。

 また、この後、審査結果を受けて、具体的な事業者の選定や区画割りをすると思うんですけれども、その際、これは多くの事業者さんから応募があったということで、細心の注意をもって厳正な審査をしていただきたいというふうに思うんですが、その審査方法やあり方について御見解をお知らせしていただきたいと思います。お願いします。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 このたびの受け付けによりまして、123の応募者から181区画の希望がございました。審査の段階での希望の区画の張りつけ方につきましては、いかんせん93区画しか持ち合わせていないため、成績の上位者から3つまでの区画を割り振っていくわけですが、それを張りつけていきまして93区画使い切ったところまでが内定者となる。

 申しおくれました。今回の募集につきましては、1つの事業者が3区画まで申し込めるという仕組みにしております。そのわけは、業種によりまして、狭い三、四メーターの間口で足りる方と、10メーターぐらいなければ大変な方、そういったものがございます。そのため、3区画までと制限いたしました。

 そして、今後の審査につきましては、ただいま委託の業者により作業が行われているところでございますけれども、築地のにぎわいを維持するのにふさわしいかどうかに主眼を置き、それから新店舗についての構想であるとか、現在の財務状況、そのようなところまで審査し、よりよい事業者を選びたいというふうに思ってございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 今御答弁のあったように、まさに、にぎわい主眼で、ぜひとも審査を行っていただきたいというふうに思います。

 終わります。

○中嶋委員長
 次の発言はよろしいですか。

 それでは、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について、発言はございますか。

○堀田委員
 1点、江戸バスのことでお伺いいたします。

 最近、江戸バスの運転が若干荒いということで、お声がちらほらと届いております。私のほうにも届いておりますが、区としてそのようなお声というのは届いておりますでしょうか。その点をお聞かせください。

○望月環境政策課長
 江戸バスについてでございます。

 運転手の方の運転が荒いというようなお話でございますけれども、実は、区のほうにもそのほかの方の意見としても届いたことがございます。区としては、そういった意見を逐一運行事業者のほうに伝えまして、その改善、教育指導を徹底するようにということでお話はさせていただいております。ただ、荒い運転というのもいろいろあるかと思うんですけれども、急ブレーキを踏まなくてはいけないときが、先ほど自転車のお話でもあったんですけれども、飛び出しで急ブレーキを踏まなくてはいけないような状況があるという中で、その状況について、こうだったので、こうなったということも含めて丁寧に乗客に説明してあげてくださいと。その説明がないと、急にブレーキがあったので運転が荒いということにつながってしまうと。乗客の方は、理由がわからないと、そういった部分で運転が荒いというふうに捉えますので、より丁寧な形で説明、アナウンス等も含めて対応していただきたいというのは事業者のほうに指導している状況でございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 ありがとうございます。

 運行当初、本当に御高齢の方にもすごく優しいとか、乗っていて安心というようなお声がたくさん届いていたということを伺っておりますし、それを思うと、やはりドライバーさんも、当然、人の入れかえもあるしということで私も理解いたしました。随時、逐一連絡してくださったというお話を聞いて、大変安心いたしました。特に、南循環とか、北循環もなんですけれども、時間に対しておくれがちということも、これまでの中で、そういう声も伺っております。そうなると、運転手さんのほうも気持ち的に焦る部分も当然おありかな、そういうものもあったのかなというふうには思いますが、区民の方が安心して、これからも乗り続けていけるように、また利用者がふえていくようにということで、今後も引き続き御指導のほうをお願いいたしまして、私の質問を終わります。

 以上です。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 次に、第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございました。

 それでは、以上をもちまして環境建設委員会を閉会とします。

 長時間ありがとうございました。

(午後3時43分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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