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平成26年 環境建設委員会(12月1日)

1.開会日時

平成26年12月1日(月)

午後1時30分 開会

午後1時50分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 原田 賢一

委員 瓜生 正高

委員 墨谷 浩一

委員 奥村 暁子

委員 富永 一

議長 (原田 賢一)

4.出席説明員

(10人)

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

来島環境推進課長

溝口水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

松村地域整備課長

5.議会局職員

田野議会局長

川口書記

笠井書記

6.議題

  • (1) 議案第80号 特別区道の路線の認定について

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 皆さん、お疲れさまでございます。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日は、区長は公務のため、欠席をいたします。御了承をお願いいたします。

 去る11月26日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 次に、審査方法について。付託された議案について説明を受け、質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。さよう取り扱わせていただきます。

 では、理事者説明を願います。

○宮本環境土木部長

 1 議案第80号 特別区道の路線の認定について

以上1件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでした。

 次に、発言の時間制について。発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午後1時32分でございます。自民党68分、公明党36分、区民の会36分、日本共産党36分、無所属クラブ10分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○奥村委員
 幾つか確認の質問をさせていただきたいと思います。

 まず、これはどういう形状の橋なのか。晴海トリトンなどだと歩く歩道式の人道橋というものもありますけれども、これはいわゆる歩道橋という形のものなのか。

 あと、大手町側で再開発の事業が進んでいるということですけれども、その再開発のビルの中にそのまま橋で入っていけるようなつくりとなっているのか。

 それと、もう一点、一般の人が自由に行き来できる、渡れる橋なのかという点についてお示しいただきたいと思います。

○中野道路課長
 3点の御質問でございます。

 まず、形状でございますけれども、今、具体的な詳細設計をしておりまして、まだ確定はしておりませんけれども、人と自転車、自転車は押して渡るということでございますけれども、イメージとしては朝潮小橋のような橋ができるということでございます。

 それから、大手町側の開発の施設建築物ができて、そちらに直接入っていくことができるかというお尋ねでございますけれども、こちらについても、そのまま建物の、多分2階のフロアぐらいになるかと思いますけれども、そちらのほうに接続するというふうに聞いてございます。

 それから、3点目です。これは一般の人が通れるかということでございます。当然、道路で位置づけいたしますので、一般の方も通行できる橋となる予定でございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 橋がかかるたもとの部分の中央区側の土地というのは、どのような土地となっているのか、所有者はどういう方なのかという点についてお示しいただきたいと思います。

 それと、大手町側の再開発に伴う橋の整備ですけれども、もともと常盤橋と新常盤橋とありますが、常盤橋は今、老朽化しているのか、渡れないような状況に1つはなっているのかなと思うんですけれども、そこにもともと橋があって、さらに今回人道橋をかけて動線をつくっていくということは、大手町の再開発にかかわって相当多くの人がこの橋を渡る、中央区側と千代田区側とを行き来するような流れになるのかどうか。地図で見ると、JRの線を上のほうに延ばしたところに神田駅があると思うんですけれども、神田駅を利用する方がこの再開発の地域に流れていく動線を考えた上で、この人道橋が必要ということなのか。そういう人の流れということと、あと、どれぐらいの交通量になるのかという点についても、わかる範囲でお示しいただきたいと思います。

○中野道路課長
 まず、本区側の土地の部分でございます。

 現在、所有者は開発事業者ということになっております。これまでの土地の変遷等は承知しておりませんけれども、何回か所有権が変わっているということでございます。今後、ここについては、広場等の整備がなされるというところでございます。

 それから、この橋をつくる目的ということのお尋ねかと思います。

 大手町の開発の中で、ここはB-3街区に接するところでございますけれども、その中では日本橋川で隔てられました大手町と神田の地区間の回遊性を高めて、JR高架で分断されている東西の歩行者ネットワークを強化し、皇居からつながる快適な歩行空間を日本橋方面へもつなげるという開発の目的、趣旨でございます。

 これで人の流れがどうなるかということでございますけれども、橋についての交通量調査というのは聞いていないんですけれども、神田駅だとか新日本橋駅については、交通量予測では乗客がふえるという予測をされているようでございますので、これができれば、かなり人の流れができるのかなというように思っているところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 大手町側の開発というのは、オフィスビルなのか商業ビル、住宅、どういったものなのか、それらが全て混合しているものなのかというのを確認させていただきたいのと、あと災害時なんですけれども、この再開発がされて、ある程度大きな人の流れができるようになってきたときに、避難の場合などにこの橋がどういうふうに活用されるのか。日本橋川があるわけなので、いずれにしても、橋を渡るためにこの人道橋か新常盤橋か常盤橋を渡らないと川を渡っていけないということになると思うんですけれども、それだけ人が多く集まってくる地域になるということを考えたときに、避難時にこの橋がどういう活用の仕方になるのか。相当な混雑にもなると思うんですけれども、今のところ、交通量の調査もまだしていないということなので、詳細はわからないと思いますが、災害時の避難者の動線だとか利用状況について、わかることがあればお示しいただきたいと思います。

○中野道路課長
 まず、開発の施設建築物の中身ということかと思いますけれども、聞いておるところでは、事務所と情報通信基盤、それから国際カンファレンス、店舗等々というふうに聞いております。そちらの内容で施設建築物の中はでき上がるというふうに聞いてございます。

 それから、災害時ですけれども、千代田区から提案を受けたときに、我々としても交通の歩行者ネットワークが充実されるということと、日本橋の水辺の活用に寄与するだろうということ、それからやはり橋をかけることによって避難経路がいろいろできるわけでございますので、防災性の向上がなされるんだろうというふうなことで、これは中央区民にとって利益があるんだろうと判断したところでございます。災害時の活用については考えていない部分がございますけれども、やはりアクセスがふえれば、当然逃げられる箇所がふえますので、防災性の向上が図れるのかなというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 誰でも自由に渡れる橋ができるということですし、中央区とも接した地域なので、再開発でできたビルの中に区民の方がいざというときに逃げ込めるようにするとか、ピロティーのようなものだとかはあるのかもしれないですけれども、区民にも役立つような、活用できるようなものに開発をしてもらいたいと思うんです。災害時に区民の方、常盤小だとか周辺に住んでいる方などを大手町のビルの中で受け入れてもらえるようにするような協議を進めることができるのかどうか。もしそういうところまでまだ計画が進んでいないということだったら、今後そういうこともぜひ考えてほしいと思うんですけれども、その点についての御見解をお示しください。

○望月環境政策課長
 こちらの人道橋のほうの整備でございますけれども、千代田区の中の開発でございますので、直接中央区のほうから、そちらの計画についてあれこれということを申し上げるという部分ではなくて、もともと東京都さん、千代田区さんで検討されて、千代田区の開発ですので、そういう開発の中で検討されていたという中では、先ほど道路課長が申しましたように日本橋川の回遊性を高めるという形、そういった部分での連携が図れていくということで、区のほうは、千代田区さんのほうからもお話を伺いながら今回整備がされるということでございますので、先ほどありましたように災害時にも活用されるというのは、当然、人道橋で、どちらかの区に渡れるということになれば活用されると思いますが、中央区の区民の方がそちらの建物の中に避難するということを直接計画するものではないということになっております。災害時に人道橋を活用しながら千代田区さんのほうに避難するということは考えられるかと思いますが、位置づけとして、千代田区さんの区域の中の開発であるということが大前提だと思っております。

 以上でございます。

○奥村委員
 千代田区側での開発だということですけれども、大きな開発の中でさまざまなビルができるようであれば、千代田区民や中央区民で働きに来ている在来者の方だとか、その周辺の方などにも寄与するような開発であってほしいと思うので、もし何か話し合う機会があれば、そういうこともぜひ区として要望を上げていただきたいということを要望します。

 それと、維持管理は千代田区だということをお聞きしていますけれども、事故があったような場合にはどういう責任分担になるのか。歩道橋の半分できっぱり区境で千代田区側と中央区側ということで責任の所在が分かれる、そういう考え方なのか、そのあたりについても確認させていただきたいと思います。

○中野道路課長
 維持管理のリスクヘッジということかと思いますけれども、橋ができて、中央区道は区道ですけれども、道路法第19条に基づきまして、千代田区と管理協定を締結いたします。その中では、そういうリスクも全部千代田区が負うような管理協定になります。ただ、中央区道というものがありますので、その辺の責任はありますけれども、実際の事故等については、千代田区のほうで管理するということです。

 以上です。

○奥村委員
 千代田区の管理だけれども、区道の部分もあるということで、区としてもこの橋については、ある程度千代田区側に意見を言ったりとか、そういうことはできるような状況なのかどうか、それも確認させていただきたいんですけれども、やはり安全な橋になるように、そういうことも区として、区民の方も渡ることになる橋ですから、維持管理が千代田区だということで全て千代田区任せでということではなくて、区としてもそういう事故を防いでいくような対策ですとか、安全な設計、管理ということもぜひお話ししていただきたいと思うので、そういうことができるかどうか、お示しいただきたいと思います。

 それと、関連してなんですけれども、新常盤橋とか、もともとある常盤橋、今、1つ渡れないような、草ぼうぼうみたいな形になっているような気がするんですけれども、そういう橋の整備とか補修というのは、今後区のほうでどのように考えているのか。

 橋の所有というものも、済みません、最初からお聞きすると、常盤橋とか新常盤橋という橋の所有というのは千代田区と中央区とどちらになっているのか。

 あと、人道橋より以前につくられている橋の補修というものも必要だと思うんですけれども、そのあたりについて、今後の計画などあればお示しいただきたいと思います。

○中野道路課長
 先ほど申しましたとおり、管理協定を締結するときに、我々としても全部千代田区に丸投げということではございませんで、やはり安全第一ということですので、その辺は協定締結の中で我々も物申すことができますので、安全確保には努めていきたいなというふうに思っております。

 それから、常盤橋は今補修中ということですけれども、その他の橋ということで、中央区の管理している橋は今31橋ありますけれども、そちらについては、長寿命化修繕計画等をつくりまして、安全の確保に向けて取り組んでいるということでございまして、維持管理はなされているということでございます。今後、本件の人道橋の維持管理についても、管理協定を結ぶ中で、どういった修繕計画をするんだとか、そういう話もありますので、そこはちゃんと長期計画的な補修がなされるということでございます。橋については、中央区側については中央区の所有ということになりますけれども、そういう所有の中で千代田区とこれから協議していくということでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 歩行者のネットワークですとか、防災性の向上ということで人道橋が新たにかかるわけですけれども、常盤橋などはもう、今、かなり老朽化が激しいということもあるわけなので、新しい橋をつくっておきながら、古い橋はそのままで人がだんだん渡れないような状況になってきているということだと矛盾があるかなと思うので、動線を確保して災害時の避難経路を確保していくという意味では、この人道橋を新たにかけるということにプラス、従来ある橋の整備と補修というものも千代田区側と協議をしながら努めていただきたいということを要望して、質問を終わります。

○中嶋委員長
 次の発言を願います。よろしいですか。

 それでは、副委員長及び議長は委員席へお移り願います。

 質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 議案第80号、特別区道の路線の認定についてについて、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

     〔賛成者起立〕

○中嶋委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。

 副委員長及び議長はもとの席にお戻りください。

 次に、本会議における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 大変お疲れさまでございました。

 以上をもちまして、環境建設委員会を閉会といたします。

 本日はどうもありがとうございました。

(午後1時50分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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