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平成26年 環境建設委員会(12月15日)

1.開会日時

平成26年12月15日(月)

午後1時30分 開会

午後2時17分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 原田 賢一

委員 瓜生 正高

委員 墨谷 浩一

委員 奥村 暁子

委員 富永 一

議長 (原田 賢一)

4.出席説明員

(11人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

来島環境推進課長

溝口水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

松村地域整備課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

川口書記

笠井書記

6.議題

  • (1) 環境保全及び建設行政の調査について
  • (2) 都バス「東12」路線廃止により生じた日常生活の不便の解消を求める請願

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告を願います。

○宮本環境土木部長

 1 平成26年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)(資料1)

 2 古紙持ち去り行為撲滅対策に当たっての覚書の締結について(資料2)

 3 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(平成26年度上半期)(資料3)

以上3件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでございます。

 次に、発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いをいたします。ただいまの時刻は午後1時40分です。自民党68分、公明党36分、区民の会36分、日本共産党36分、無所属クラブ10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○奥村委員
 では、初めに、資料1の平成26年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)の38ページ、39ページの区民のまちづくりへの参画として、まちづくり協議会についての施策評価が出ていますが、その中で、一番最後の今後の方向性という部分で、それぞれの地区の抱える課題を踏まえ、必要に応じて分会等を設置するなどきめ細かく対応していくと書かれています。今も、分会は、例えば晴海二丁目に特化したものなどがあると思いますけれども、ほかに、今現在でどういう分会があるのかということと、今後きめ細かく分会等を設置するというのは、どういうイメージの分会を想定しているのかという点についてお示しください。

○松村地域整備課長
 まちづくり協議会の分会についてと、今後きめ細かく開催していくことについての御質問かと思います。

 現在、分会につきましては、委員御指摘のとおり、晴海二丁目のほうで分会があるというところでございますけれども、昨年、平成25年度につきまして、特別、分会について開催したという実績というのはございません。今後の方向性の中で、地域の状況に応じてきめ細かくとり行っていくという点でございますけれども、各地域の課題の中でまちづくり協議会とは別に、例えば日本橋川沿いでいけば日本橋再生推進協議会でありましたり、また晴海におきましては、まちづくり協議会の面々とはまた異なる若手の方々で構成される晴海地区将来ビジョン検討委員会、また私どもが平成22年に施行しましたまちづくり基本条例に基づいては代表者の説明会、そういったものを開催してきておるところでございます。このように、まちづくり協議会であったり、その他の協議会の場を通じながら、多様な地元の協議の場を活用してきめ細かく対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○田村都市整備部長
 まちづくり協議会の分会でございます。

 今、晴海地区ということでお答えをさせていただきましたけれども、もう一地区、勝どき・豊海地区でも分会を設置させていただいております。こちらの分会の設置につきましては、特にその地域にとって議論を深める必要があるということで、まちづくり協議会において、その設置の必要性が認められたものについて設置をさせていただくということで、協議会ごとに、その設置について判断をいただいているところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 分会というので、どういう考え方があるのか考えてみたんですけれども、例えば地域ごとに晴海だったり勝どき・豊海、それぞれの町名ごとに分会があるということも考え方の一つだと思いますし、ほかにも、例えば晴海のオリンピックにかかわるさまざまな開発の中で、例えば学校だったり住宅とか交通機関とか、そういうふうにテーマごとに分けて分会を設置していって、必要であれば、そこに専門家の方なども招いてレクチャーを受けるというようなことも含めて、そういう協議の場があってもよいのではないかと私は思っています。

 まちづくり協議会も、日本橋のほうで設置されている日本橋再生推進協議会ですとか晴海地区将来ビジョン検討委員会なども、基本的に、委員のメンバーの方だけが発言するもので、参加者の方が自由に発言できるようなものとなっていないので、やはりテーマごとに、学校というテーマであれば、子供を持っている親御さんたちも参加して、どういう学校が望ましいかとか、そういうことを自由に意見も出し合って話していけるような、テーマごとに分かれた分会というものが私は必要だと思うんですけれども、そういうものを設置するという考えがあるかどうかについて御意見をお聞かせいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 晴海地区のビジョン検討委員会につきましては、連合町会及び企業で構成される晴海をよくする会の推薦の方々もいらっしゃいましたけれども、私ども、将来の地域の担い手ということで、通常より若い方々に対して公募をかけまして構成員になっていただいたというところでもございます。また、必要に応じて、テーマや地域の中の課題に応じて、そういった地域の方々との協議の場のあり方というのは、その都度検討していくということかと思いますけれども、現状では、まちづくり協議会におきましては、地域のテーマ、取り組み、御紹介するテーマであるとか課題があったときに開催していきたいなというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○奥村委員
 特に、晴海だけということではないんですけれども、まさにオリンピックが開かれて選手村もできるということで、まさに話し合うべきテーマというものが細かくできてくるというのが今後の必然的な状況になってくると思うので、やはりそういうまちの方が参加していけるような本当にきめ細やかな分会を、ここでも今後の方針として、必要に応じて分会等を設置してきめ細かく対応していくとあるわけですから、テーマごとに開く分科会できめ細かく関係者や住民の方の意見を聞き取っていくというのが私は本当に必要だと思います。

 協議会によっては、例えば学校がテーマであったりすれば、働いているお父さん、お母さんのことを考えて土日に開くとか、そういうことも必要になってくるかと思いますし、職員の方にとっても、大変な作業になるということもあるかもしれませんけれども、今、非常にまちが大きく動こうとしている中ですので、将来のまちづくりに禍根を残さないためにも、こういうものを細かく設置していくということは意義あることだと思うので、ぜひそういうものを設置していただきたいと思うので、最後にもう一度御意見をいただきたいと思います。

○田村都市整備部長
 各テーマごとにということでございます。

 今、学校というものが例示でございましたけれども、こういった各テーマ、ある意味、施策に関しても、それぞれ所管がございます。例えば、学校であれば教育委員会がございますので、そちらで議論すべき中身ということも当然ながら出てくるかなというふうに考えてございます。そういったことから、まちづくり協議会で全て各テーマごとに何か分会を設置してということは、なかなか難しいところもあろうかなというふうに思っております。地域ごとの課題で、やはり地域として考えていくべきことについては、当然、地域の方々とまちづくり協議会の運営等についてもいろいろと御相談をさせていただいているところもございますので、そういった中で、今後必要に応じて、まさにこの評価の方向性の中でお答えをまとめさせていただいているように、必要に応じてそういったものの設置もしながら、やはりその地域地域の課題について地域の方々と共有化が図れるように努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 各所管での議論もいろいろあるということですけれども、各所管での議論も含めて、そういったものも決めていく段階で、話し合っている内容を公にしながら、まちの人も参加して意見を言えるような場が私は必要だと思うので、ぜひテーマごとの、学校であったり住宅であったり交通機関であったり、ほかにもいろいろあると思いますけれども、分会というものもぜひ検討していただきたいということを要望します。

 次の質問に移ります。

 同じ行政評価の中の8ページ、9ページで高齢者向け優良賃貸住宅について、判断結果は概ね順調となっています。平成29年度までに150戸整備するという目標で、募集もしているわけですが、事業者が相談に訪れたけれども、最終的には応募に至らなかったということも表記されていて、施策の目的達成に向けての課題というところでも供給を積極的に誘導していくとあります。具体的にどう誘導していくのかという点についてお聞きしたいと思います。

 次に、今後の方向性の部分で、サービス付き高齢者向け住宅については、供給促進に向け、家賃に係る助成制度要綱を平成26年度に策定していくとありますけれども、サービス付き高齢者向け住宅の助成制度について、現段階ではどのような内容のものにするとして話し合いが進んでいるのか、進捗状況をお聞きしたいと思います。

○小林都市計画課長
 高齢者向け優良賃貸住宅等の整備のお尋ねなんですけれども、現状で、昨年度2件ほど受け付けをしたんですけれども、例えば土地等について、共同所有の関係で、もう一方の方の御理解がいただけなかったり、あるいは敷地の形状によって、なかなか思った形の建物がつくれない。こういった状況の中で、平成25年度については応募に至らなかったというような状況がございます。

 現状におきましては、やはり工事費等がかなり上がっているという状況の中で、事業者の方もなかなか取り組みがたいといったような状況もあるやに聞いております。こういった状況はございますけれども、区のほうでは、例えば宅地建物取引業協会のほうともいろいろ連携しながら事業等を進めております。やはりそういった方々の土地活用の相談や何かもいろいろあると思いますので、そういったところで周知をより強めていくことによって、何とか誘導していきたいというふうに考えているところでございます。

 また、もう一方のサービス付き高齢者向け住宅の助成制度についてでございます。

 こちらは、今、高齢者向け優良賃貸住宅のほうについても同様の助成制度が既に行われておりまして、整備費であったり、あるいは家賃の助成ということで行っているところでございます。区では、今、勝どき五丁目に高齢者向け住宅の整備を進めているところですけれども、こういったものの整備にあわせて、今後、民間住宅での整備も進むようにということで、高齢者向け優良賃貸住宅と同様のような要綱を整備していくという形になっています。特に、勝どき五丁目の整備に向けては、家賃ですね。やはり、こちらは所得に応じて、これは高齢者向け優良賃貸住宅と同様ですけれども、最大4万円の助成が行えますので、こういったことによって入居する方が入りやすくなるといったものを進めていこうと思っています。

 以上でございます。

○奥村委員
 前回の委員会でも質問したんですけれども、高齢者向け優良賃貸住宅も、人形町の高齢者向け優良賃貸住宅だと4万円の助成があれば生活保護受給者でも入居できる家賃設定になるんですが、銀座に新たにつくられて募集が始まっているものは、4万円の補助があっても、どうしても生活保護の住宅扶助費をオーバーしてしまうということで入居できない家賃設定になるので、それをどうにか入れるようにするべきだということを要望しました。同じように、サービス付き高齢者向け住宅もこれから助成の制度要綱をつくっていくということですから、その中でぜひ、全ての部屋ということではないので、一部の部屋でも低所得の方でも入れるような、生活保護受給者でも入れるような家賃設定となるような枠をつくっていくということを要望します。高齢者向け優良賃貸住宅でも生活保護受給者で入れない住宅があって、そしてサービス付き高齢者向け住宅でもそれが無理だとなると、やはり低所得の方の行き場がなくなってしまうということになると思うので、高所得の方だけではない、低所得の方でも住み続けられる中央区をつくっていくためには、家賃設定、助成の設定が必要だと思うので、考え方について再度お聞きしたいと思います。

○小林都市計画課長
 区としましても、いずれにしても、多くの方が入りやすいような住宅をつくっていこうということで家賃助成を行っているところでございます。しかしながら、民間でも当然、事業者様の事業計画もございますので、できるだけ多くの方が入りやすいような家賃設定になるよう、働きかけもしてまいりますけれども、そういった事情もありますので、その辺は御理解いただければというふうに思っているところでございます。

○奥村委員
 私は、やはり生活保護受給者の方も入れるような家賃設定となる住宅を区の施策として、こういうことは民間ではなく区だからできることだと思うので、ぜひそういう助成制度をつくってもらいたいということを要望します。

 そして、同じ施策評価の中で借上住宅の利用率減少ということも課題の項目に上がっていますけれども、今あいている、なかなか借り手がつかない借上住宅を一部改装などして、広い部屋ということでなくとも、部屋の組みかえですとか改築で戸数をふやして、そこに生活保護受給者なども入れるような家賃設定にして住まわせていくということも今後の活用として必要だと考えます。借上住宅についても、今後検討をいろいろ進めていくということですので、その検討の中にそういう発想も取り入れるべきだと思いますけれども、その点についてもお考えをお示しください。

○小林都市計画課長
 借上住宅、特にグリーンホームズでは、比較的広い部屋、例えば85平米ぐらいから100平米未満の部屋が全体の4割ぐらいございます。こういった部屋の中で入居率が下がっていった状況が生じております。そういった中で、やはり面積が大きくなることによって家賃が高くなってしまうという問題、あるいは家族構成が比較的少ない構成になっているような状況がある中で、なかなか実態と合わなくなってきている状況もあるかというふうに考えているところでございます。そういった中で、委員のほうから形状を変えたりというお話もあったんですけれども、実はそういったことをこれまで検討したりしているところなんですが、入り口の位置とか、そういった関係から、なかなか幾つかに分けるというのは難しいような状況もございます。

 しかしながら、いずれにしても、当然入居されていないというのは非常にもったいない話でございますので、いろいろな方法、具体的にどういうふうにということはまだ申し上げられませんけれども、やはり利用率が向上していくように、周知を含めていろいろ工夫したいというふうに考えているところでございます。

○奥村委員
 部屋の組みかえにおいて入り口の問題もあるということでしたけれども、例えば入り口は同じで中がシェアハウスのような形になって、何人かで住まうような、シェアしていくような小さな共同住宅のユニットが幾つもあるような考え方もあると思うんです。そうなれば、お互い協力し合って、高齢者の方であれば安心だということもあるでしょうし、そこは高齢者の施策のほうとうまく結びつけて、何かケアが必要であったり、何か緊急時の対応とか必要な場合にはおとしより相談センターなどとうまくつなぐとか、そういうことでの連携でシェアハウス的な住宅をつくっていくということも可能だと思うんですけれども、そういうことを考えたことがあるかどうかという点も含めて、考え方についてお聞きしたいと思います。

○小林都市計画課長
 委員おっしゃるようなシェアハウス、特に高齢者向けといったことも、実は高齢者部門のほうともお話したりというのは進めています。実際、そういったシェアハウス的なものをやった場合に、具体に入居されるような可能性はどうか、そういったような話や何かもしている中で、今なかなか利用者の方が思いつかないというのは、これはおとしより相談センターなどにも確認してという状況の中で、やったのは事実でございますが、いずれにしても、先ほど申しましたように、やはり有効に活用される手段は何かないかということはございますので、そういったものも含めて今後とも検討していきたいというふうに考えているところでございます。

○奥村委員
 せっかくの区の貴重な財産ですから、それが有効に、求める人たちにきちんと使われるようなものにしていただきたいと思います。

 住宅の問題というのは、区にどれだけ住宅で困っている方の相談が上がってくるのかということは私は把握していませんけれども、私が日ごろ区民の方の相談に当たっている中では、住宅の問題、特に高齢者の方の相談というのは、割合として非常に高いので、私は実感として、高齢者の方で住宅に困窮している方というのは相当数いるというのが私の考えなので、今、ずっと質問させていただきました。借上住宅であったりサービス付き高齢者向け住宅だったり高齢者向け優良賃貸住宅だったり、そして借上住宅のシェアハウス化とか、そういうことも含めて、高齢者の低所得の方の住宅、年金では暮らしていくのがやっとだという方のための住宅施策というものにぜひ本当に積極的に取り組んでいただきたいということを要望します。

 それと、同じ9ページの今後の方向性で、区民住宅については、運営委託の拡充や指定管理者制度の導入を検討していくという文言もあるんですけれども、指定管理者制度を導入するとなれば、何がどういうふうに変わっていくのかという点について確認をさせていただきたいと思います。

○小林都市計画課長
 今、23区の中では、大体10区か、それをちょっと超えたぐらいのところが指定管理をやっているというふうに認識しておりまして、区でも、委託する業務に多少かかわってくる部分がございます。区としても、住宅の入居の関係から維持管理まで、あるいは徴収の関係、いろいろな部分がありますので、どういった形でやれば効果的にできるかどうか、今、その辺の各状況を実際に行って確認したりしているところもありますので、そういったものを見きわめた上で実施していきたいというふうに考えているところでございます。

○奥村委員
 基本的には、安易に指定管理者制度を導入すべきでないという考えに私はおりますので、ぜひしないでいただきたいと思います。

 以上で終わります。

○中嶋委員長
 次の発言を願います。よろしいですか。

 それでは、理事者報告に対する質疑を終了いたします。

 次に、議題に移ります。議題1、環境保全及び建設行政の調査について発言を願います。

○奥村委員
 朝潮運河の遊歩道の整備事業についてなんですが、11月14日に第1回の説明会が月島区民センターで開かれましたけれども、昨年の東京都が実施した住民説明会の中でも防犯面やプライバシーについて、さまざまな意見が出されて、それに対する回答、計画方針というものも資料として出されましたけれども、この説明で住民の方が納得されたのか、また今回の説明会の中で新たに出された課題ですとか意見があれば、お示しいただきたいと思います。

○溝口水とみどりの課長
 朝潮運河の護岸整備、上部修景についての御質問でございます。

 こちらにつきましては、委員おっしゃるとおり11月14日に第1回の住民説明会を開催させていただきました。こちらで住民の方々から、防犯面が心配だという御意見やプライバシーの面も心配等の御意見をいただきました。今後、そのような問題をどのように解決していくかということで、現在、区のほうでもまた案を考えておりまして、年明けの第2回の説明会でそちらのほうを案という形で提示してまいりたいと考えております。

 以上です。

○奥村委員
 プライバシーの面でかなり心配される方が多いという話も聞いたんですけれども、イメージ案の図で見ますと、遊歩道の幅は5メートルで植栽があって、水辺の住宅ということなんですが、植栽の部分から住宅までの距離が4メートルあるかないか、4メートルを切るぐらいかなと思うんですけれども、遊歩道までの距離も比較的接近しているというか、距離がないんです。そういう中で、植栽で十分にプライバシーが保たれるのかという点と、騒音ですとか、通る方の話し声であったり、これは24時間オープンの誰でも通れる遊歩道ということだと、夜間も常に、夜景を見たりなど、いろいろな目的で通行する方も多いのかと思うんですけれども、そういったことについての対策はどのようにするのかという点についてお示しください。

○溝口水とみどりの課長
 東京都でまず5メートル沖出しをしまして、そちらのほうの区の上部修景で整備をいたします。また、その先に河川区域がございまして、エリアによっては、そこの住民の方が河川占用として使っている部分がございます。また、河川占用で使われていない部分につきましては、東京都から区のほうが占用を受けまして、そちらもあわせて整備をする予定です。ですので、現在のところは住宅の民地から遊歩道までの距離というのが若干違うという点がございます。また、沖出し5メートルの部分でございますけれども、そこを全て遊歩道にするのではなく、その中も緑地という形で考えております。その緑地の部分も、高木、中木、低木という形で、いろいろな植栽でプライバシーの保護を考えてまいりたいと考えております。

 また、24時間オープンということでございますけれども、こちらはやはり水辺に親しんでいただくということで、区民の皆様に公園として、安らぎを持たせるという水辺空間を区としては積極的に整備してまいりたいと考えております。その中で、御心配いただいております防犯面につきましては、区でパトロールを行うですとか、いろいろな方法で防犯面も回避できると考えております。そのような具体的な内容はこれからでございますけれども、防犯面についてもしっかり検討してまいりたいと考えています。

 以上です。

○奥村委員
 ぜひ住民の方の意見も幅広く聞いて、皆さんが納得できるような形で整備をするなら進めていただきたいというふうに思います。これは、東京都が耐震護岸をつくるということがもともとの計画であって、護岸が整備されれば、それで第1の目的は終了したというか、達成されたということだと思うんですけれども、その上に区が水辺のプロムナード、緑をふやしていくとか、水辺に親しむということで、その上に載せて計画を立てているということだと思うので、基本的には津波だったり高潮だったり、そういうことに対しての護岸の整備という意味での第1の目的は達成されたものだと思うので、住民の方の反対意見とかが大きく噴出するということであれば、私も緑が多ければいいと思いますけれども、その辺も臨機応変に対応していただいて、いろいろな計画の見直しということも可能性もあると思うので、いずれにしても住民の方と丁寧な話し合いを重ねて計画を進めていただきたいということを要望します。

 次に、バリアフリーマップについてお聞きします。

 バリアフリーマップを手に入れたいと思ったんですけれども、在庫がもうなくなっているということで、もともと6年ほど前に業者に委託して作成したものだけれども、新たな情報を加えて、常にこういうマップというのは更新していかなきゃいけないというような中で、なかなか手間がかかるということも伺っています。それでも、これからオリンピックもありますし、まちのバリアフリーをどんどん進めていく中で、こういうマップも必要だと思うので、区民の方向けや外国からの観光客向けという意味でも、やはり改訂版を出していくべきだと思うんですが、その考えについてお聞きしたいと思います。

○中嶋委員長
 奥村委員、この質問は若干ずれておりますので、済みませんけれども、お答えができないので。

○奥村委員
 わかりました。済みません。失礼しました。

 では、次の質問で、中央区の施設白書というものがありますけれども、施設白書、最新版が直近のもので……。これも違いますか。わかりました。

 では、BRTについてです。

 10月に視察でBRTの見学も環境建設委員会として行ってきました。その中で、見に行ったまちは小規模なまちですから、なかなか中央区の都心での課題と視察先での課題とかみ合わないものもあるなというふうに私は感じたんですけれども、視察先では、もともと3車線あった道路を2車線にしたけれども、もともと交通量が多いわけではないので、渋滞も起きずに問題はないということだったり、違いはいろいろあったんですけれども、その中で、メンテナンスが結構頻繁に必要というか、1カ月に1度だったか、メンテナンスを、ガレージの中で車両ごと持ち上げて全部点検する、それが丸1日24時間とかかかる中で、その期間は運行できないということがありました。メンテナンスの頻度ですとかを考えると、余分に車両を用意しなくてはいけないとか、そういう課題もあると思うんですけれども、メンテナンスという点については東京都が進める話でもありますが、そういう課題についてはどのように考えているか、御意見をお聞かせいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 BRTの運行に関してでございます。

 現在、東京都のほうで計画をこれから策定していくというお話はしておるところです。今のお話の中の、例えばメンテナンスのお話ということでございますけれども、確かに車庫等で持ち上げる機械が必要である、あるいは車両の下に潜って整備をするという、そんなハード的な部分の備えが必要だというものは聞いてございます。

 それと、今の例えば予備の車両的なお話を含めて、これは多分運行事業者のほうにそういった整備をするための車庫を用意していただく、あるいは車両についても、運行するために必要となるであろう台数を確保していただく、これは今後、東京都のほうでは来年度というふうな形で運行事業者の募集を予定しているようでございますけれども、そういった中で細かいお話として出てくるお話かなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 BRTを走らせるにも、いろいろ課題があると思います。

 いずれにしても、区民の方にとってさまざまな利便性が図られる形で、いろいろな交通網がうまくかみ合う形で整備されればいいということを要望して質問を終わります。

○中嶋委員長
 次の発言を願います。よろしいですか。それでは、議題1、環境保全及び建設行政の調査について、継続審査ということでよろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題2、都バス「東12」路線廃止により生じた日常生活の不便の解消を求める請願の審査について発言を願います。

 よろしいですか。では、議題2も継続審査ということでよろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 長時間ありがとうございました。

 以上をもちまして環境建設委員会を終了いたします。

 どうもありがとうございました。

(午後2時17分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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