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平成26年 企画総務委員会(3月4日)

1.開会日時

平成26年3月4日(火)

午後1時30分 開会

午後1時51分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 守本 利雄

副委員長 志村 孝美

委員 押田 まり子

委員 瓜生 正高

委員 植原 恭子

委員 富永 一

委員 河井 志帆

委員 山本 理恵

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(10人)

矢田区長

中島企画部長

黒川企画財政課長

梅澤副参事(都心再生・計画担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長

島田総務部長

長嶋総務課長

春貴職員課長

小泉経理課長

中島防災危機管理室長

5.議会局職員

田野議会局長

長田書記

川口書記

6.議題

  • (1)議案第17号 中央区立月島第二小学校及び中央区立月島第二幼稚園増築工事(建築工事)請負契約

(午後1時30分 開会)

○守本委員長
 連日、御苦労様でございます。ただいまから企画総務委員会を開会いたします。

 本日、小泉副区長は欠席をいたします。

 また、議案の関係で経理課長が出席いたしますので、あわせて御了承願います。

 去る2月28日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 審査方法でございますが、付託された議案について説明を受け、質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○守本委員長
 ありがとうございます。御異議なしということのようでございますので、そのように取り扱わせていただきます。

 理事者の説明を願います。

○島田総務部長

 1 議案第17号 中央区立月島第二小学校及び中央区立月島第二幼稚園増築工事(建築工事)請負契約

以上1件報告

○守本委員長
 発言の時間制でございますが、発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午後1時32分でございます。したがいまして、自民党さん36分、公明党さん28分、日本共産党さん28分、民主党区民クラブさん28分、新生自民党さん28分、新無所属さん20分、無所属さん20分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○河井委員
 1点だけ確認をさせていただきます。ほかの委員会等でも同様の質疑があったかもしれませんが、一応確認のために1点だけ。

 月島第二小学校・幼稚園の地区では、6年後に再開発等で人口がふえることが予想をされておるんですけれども、今回の工事で増加が予定される児童の分まで吸収できるとお考えかどうか、御意見をお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

○黒川企画財政課長
 今回、月島第二小学校の増築に当たりましては、教育委員会のほうで実施をいたしました学校環境に関する基礎調査のデータをもとに、必要な教室数等の検討がなされたものでございます。そういった中で、さまざま重立った区内の再開発につきましては、基本計画2013の人口推計の中で、ある程度見込みながら、さまざまな諸施策の組み上げをしてきたわけでございますけれども、勝どき地区につきまして、その後明らかになってきた計画というのもございます。

 月島第二小につきましては、当初の基本計画の人口推計の中では、一定時期をピークといたしまして、児童・生徒数はある程度落ち着くだろうという想定のもとに計画がつくられているという状況がございます。そういった中で、現在の顕在化しております再開発については、一定程度の吸収ができるのではないかというような想定を教育委員会としてもしているようでございますけれども、今後の開発動向等を注視しながら、さらに必要な対応等をまた別途検討する必要があれば、必要に応じて検討していくというような考え方でございます。

 以上です。

○河井委員
 ありがとうございます。

 特に、企画部のほうでは人口推計のほうも非常に専門的な数字をとっていらっしゃって、私どもでは仕入れられないデータなども多分おとりになっての推計でしょうし、教育委員会のほうも、しっかりとそのあたりは考えてくださっての結論だというふうに尊重したいと思いますが、ひょっとして、将来的に足りなくなって、区民の皆様から区の対応が後手に回っていると思われないような対策をこれからも講じていただきたいと要望いたしまして、質問を終わります。

○志村委員
 では、2月の企画総務委員会の資料6-2で入札経過結果表というのが出されております。これに基づいた質問になると思います。

 今回、入札が2グループあって、1グループ、萬世建設をトップとした建設共同企業体が辞退をしています。1グループだけが入札と。落札率は99.99%、約5億円の予定価格で入札金額と5万円の差ということで、ほぼ100%である。そして、評価値が14.41という数字です。これだけを見てしまうと、談合というか、事前の協議というか、そういうものを感じてしまうんですけれども、萬世グループが辞退をした時期と、その理由を教えていただきたいのと、両者で入札をする、そこでの協議などができるような機会というのがあるのかどうかお聞かせください。

○小泉経理課長
 まず、入札の結果についての御質問でございます。

 入札の申し込みですけれども、2JVの申し込みがございまして、入札日が1月16日になります。1月16日で締め切りまして、そこで入札があったのが資料に書かれております德祥・則武のJVになります。

 萬世建設と月島建設のJVの入札がなかった理由としては、予定価格を超過したという理由でございました。本区におきます入札につきましては、予定価格は全て事前公表で行っております。この金額を見て入札の申し込みをされたかと思いますけれども、その後に工事の内容、内訳書ですとか、そういったものを入札申し込みの後に業者にお渡しします。それを見て、内容を見た結果、採算に合わないというような理由だったと推測してございます。

 これにつきましては、全て区の入札は、工事以外につきましても電子入札を使っておりますので、その時点で、例えばこの入札につきましても、どこの会社が、また何社入札しているというのは全てわからないところでございます。以前は対面式で入札を行っていたんですけれども、そういった談合の機会をなくしましたので、それぞれが会って話し合うというような場は全くなくしたという現状でございます。

 以上でございます。

○志村委員
 一般的に、そういう電子入札だから、わからないという状況があると。ただ、一方で、同じ仕事をしている関係によっては、今度の月島第二小学校の工事、入札する、仕事を受けようと思っているという情報交換は当然あると思うんです。

 実は、昨年10月の決算特別委員会の入札経過結果表というのが資料で出されて、ここで十思スクエア地域密着型特別養護老人ホームの複合施設の建築工事があるんです。これを落札したのが德祥・則武建設共同企業体です。このときは3つのJVから申し込みがありましたが、しかし、辞退が2つ出たんです。ということで、この德祥・則武建設共同企業体だけが入札したと。このときの落札率が99.6%、1グループで。そして、評価値が14.18なんですよ。今回は14.41。この表を見ていただけるように、ほとんどの評価値が30、中央小学校の建築工事などは50、評価値が出ているという内容があります。十思の建築工事の中で辞退した2JVの一つが萬世建設をトップとしたJV、萬世・相谷建設共同企業体なんです。ですから、今回とすごく似ているんです。落札率は100%近い。評価値は14台だと。そして、ほかが辞退して、ここの德祥・則武建設共同企業体だけが入札している。その辞退した中に萬世のグループがいる。ここまで一致しちゃうと、まさに萬世建設と德祥との関係というものが何か法則的なものに感じてしまったんですけれども、その点についての見解はいかがでしょうか。

○小泉経理課長
 委員御指摘のございました、以前、十思スクエアの建築工事で、同じJV企業体で3JV中2JVが辞退というお話がありましたけれども、こちらとしましては、先ほど答弁させていただいた、区としては入札に関する談合の防止を行っているところです。今回の月島第二小学校及び幼稚園の建築工事につきましては、対象の業者としまして、第1構成員で38社ございます。第2構成員としては33社ということで、複数業者を制限つきで対象としているところでございます。

 先ほどお答えさせていただいたような入札のシステムで行っていることもありまして、業界内で知り得るということがあるかどうかは、こちらのほうではわからないところはあるんですけれども、確かに、ほかの工事案件につきましても、入札の申し込み時は2社、3社、2JV、3JVの申し込みがあって、近年につきましては、1社の申し込みというような状態も起こっておるところです。ですから、以前、同じような事業体が申し込みをして、同じような結果になったということはございますけれども、区としましては、談合というような、そういった見解は持っていないところでございます。

 評価値につきましてですけれども、評価値は工事をした後に変わってきます。例えば、工事の完成高ですとか、そういったものは直近の3件の工事成績を見ますので、新しい数字での対応になってきます。そうすると、一番古い数字がなくなるということで、低くなったり、高くなったりするので、数字は変わってくるということです。

 以上でございます。

○志村委員
 ここら辺も、今の説明を聞いていても、言葉だけではなかなか、事実はどうなのかということははっきりわからないんですけれども、こういう疑義が出るような内容があるということを指摘させていただきたいと思います。とりわけ建設関係は、さまざまな、それこそ犯罪に近いような動きなんかも、たまにですけれども、浮上します。そういうものが起こりやすい事業でもありますので、入札などのときは本当に神経を研ぎ澄ませていただきたいと思います。

 あと、働く方たち、労働者がいらっしゃるわけです。新労務単価などの適用がされているとは思うんですけれども、労働者の方たち、働く人たちの賃金を保証できるという担保は、どのように区としてとっているのか、お聞かせください。

○小泉経理課長
 労働者の賃金アップということですけれども、区の予定価格につきましては、国で出しています労務単価を適用して積算をしてございます。また、賃金につきましても、窓口またはホームページ等で労働者の賃金については適正に支払うようにということで通達をしておるところです。また、4月に新労務単価を適用した際には、今、工事を行っている工事現場では新労務単価を適用しておりますというポスターを区のほうで張らせていただいて、労働者に対しての周知もしておるところです。また、ホームページ上では労務単価に関する従業員に対しての相談ダイヤルの周知等も行っております。そういったさまざまな面で、企業に対しては労務費を着実に払うようにということで指導しているところでございます。

 以上です。

○志村委員
 指導しているのはわかったんですが、実際にできているかどうかチェックするというあたりはどうなんですか。

○小泉経理課長
 工事につきましては、契約書を取り交わすときに下請け届というものを業者さんからいただいております。その下請け届の中で、下請け業者の名前と賃金、そういったものを書かせて、区のほうに提出をさせております。そちらの書類を区のほうで見て確認を行っているというところです。

○志村委員
 ということは、業者が出した資料で確認をすると。直接、実際支払われているかどうかの確認はされていないということでよろしいでしょうか。

○小泉経理課長
 現在ですと、提出された書類によって確認を行っておりまして、現実的な調査等まで踏み込んでいないところでございます。

 以上です。

○志村委員
 本当にそれが労働者のところに届くかどうかという、しっかりしたシステムというか、そういうものが本当に大事かなと。もちろん、業者を疑うわけではないんですけれども、疑って困らなければ、調査も堂々としてくださいという形のシステムが必要かなという意味では、公契約条例等々のしっかりした、区の行政が発注するいろいろな仕事に対して、そこで従事する労働者の人たちが安心して働ける、中央区の仕事をする、ここでは安心して働けるんだというような、そういう意味でも公契約条例等々が大事かなというふうに思っております。

 今回、学校の増築ということで、これも急がなくてはいけないことです。今、さまざまな、もうちょっと調べなくてはいけない問題、さらに先ほどもちょっとやりとりしましたけれども、疑義のある問題もありますけれども、今回出されている、学校ということも踏まえて、反対はできないなというような思いです。

 以上で質問を終わります。

○守本委員長
 そのほかに御発言よろしいですか。質疑は終了いたしました。

 これより採決に入ります。

 議案第17号、中央区立月島第二小学校及び中央区立月島第二幼稚園増築工事(建築工事)請負契約について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○守本委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。

 志村委員、副委員長席にお戻りください。

 本会議における委員長報告の取り扱いでございますが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○守本委員長
 ありがとうございます。御異議なしということでございますので、そのように取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして本委員会を閉会いたします。

 御苦労さまでした。

(午後1時51分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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