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平成26年第一回定例会会議録(第1日 2月26日)

1.会期

三十一日(第一日)

二月二十六日(水曜日)

2.開会並びに散会

午後二時開会

午後三時十分散会

3.出席議員

(二十九名)

一番 加藤 博司議員

二番 山本 理恵議員

三番 富永 一議員

四番 瓜生 正高議員

五番 染谷 眞人議員

六番 堀田 弥生議員

七番 河井 志帆議員

九番 奥村 暁子議員

十番 小栗 智恵子議員

十一番 増渕 一孝議員

十二番 高橋 伸治議員

十三番 木村 克一議員

十四番 石田 英朗議員

十五番 墨谷 浩一議員

十六番 青木 かの議員

十七番 田中 耕太郎議員

十八番 渡部 恵子議員

十九番 志村 孝美議員

二十番 原田 賢一議員

二十一番 中嶋 ひろあき議員

二十二番 鈴木 久雄議員

二十三番 礒野  忠議員

二十四番 今野 弘美議員

二十五番 押田 まり子議員

二十六番 植原 恭子議員

二十七番 田中 広一議員

二十八番 中島 賢治議員

二十九番 渡部 博年議員

三十番 守本 利雄議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 小泉 典久君

副区長 吉田 不曇君

教育長 齊藤 進君

企画部長 中島毅君

総務部長 島田 勝敏君

防災危機管理室長 中島 佳久君

区民部長 浅沼 孝一郎君

福祉保健部長 平林 治樹君

高齢者施策推進室長 小倉草君

保健所長 和田 哲明君

環境土木部長 宮本 恭介君

都市整備部長 田村 嘉一君

会計管理者 平沢 康裕君

教育委員会事務局次長 新治満君

監査事務局長 坂田 直昭君

企画財政課長 黒川眞君

広報課長 園田 典子君

総務課長 長嶋 育夫君

5.議会局出席職員

議会局長 田野 則雄君

庶務係長 小暮 万里子君

議事係長 荻原 雅彦君

調査係長 金田 敏明君

書記 長田 基道君

6.議事日程

日程第一
会議録署名議員の指名

日程第二
会期の決定

日程第三
諸般の報告

日程第四
区長所信表明

日程第五
委員会の中間報告


午後二時 開会

○議長(原田賢一議員)
 ただいまより、平成二十六年第一回中央区議会定例会を開会いたします。

 ただいまの出席議員は二十九名であります。よって、今期定例会は成立いたしております。

 これより、本日の会議を開きます。


○議長(原田賢一議員)
 日程第一、「会議録署名議員の指名」を行います。

 区議会会議規則第八十四条の規定に基づき、今期定例会の会議録署名議員を私より御指名いたします。

 十八番渡部恵子議員並びに二十四番今野弘美議員の両議員にお願いをいたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、日程第二、「会期の決定」を行います。

 お諮りいたします。今期定例会の会期を、本日より来る三月二十八日までの三十一日間とすることに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期を三十一日間とすることに決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、日程第三、「諸般の報告」を行います。

     〔田野議会局長朗読〕


一、区議会定例会の招集の通知について

二、議案の送付について

三、平成二十六年中央区議会の議場出席者について(区長部局)

四、平成二十六年中央区議会の議場出席者について(教育委員会)

五、平成二十六年中央区議会の議場出席者について(監査事務局)

六、人権擁護委員の候補者の推薦について

七、議案の送付について


○議長(原田賢一議員)
 報告を終わります。


○議長(原田賢一議員)
 次に、日程第四、「区長所信表明」について、矢田区長から発言の申し出がありますので、これを許します。

     〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
  本日、ここに平成二十六年第一回区議会定例会の開会に当たり、区政を取り巻く諸情勢と区政運営に対する所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 この東京に、平和の象徴ともいうべきオリンピックの聖火が再びともることになりました。昨年九月八日の早朝、IOC会長から「東京」の名が告げられた瞬間、固唾をのんで見守っていた多くの区民、都民、そして日本中の国民の緊張した面持ちは大きな笑顔へと一転し、開催地に選ばれた栄誉と感激をともに分かち合いました。世の中が一遍に明るくなった、日本を覆っていた閉塞感が一気に晴れ渡った、そんな感がいたします。

 実に五十六年ぶりの東京開催となる世界最大・最高の「スポーツと平和の祭典」、二○二○年オリンピック・パラリンピック競技大会は、次代を担う子供たちに大きな夢と希望を与えると同時に、東日本大震災の被災地復興を初め日本の社会全体に一層の元気や明るさをもたらす大きな原動力であり、大会の中心である選手村を擁する地元区としても、心から歓迎の意を表する次第であります。

 折しもロシアのソチでは第二十二回冬季オリンピック競技大会が開催され、全力で競い合う世界のトップアスリートたちの姿が私たちに多くの感動を与えてくれました。しかし、こうして平和と友好の祭典に国や人種の垣根を超えた熱い声援が送られる間にも、世界の至るところで紛争やテロが絶えることはありません。いまだ解決の糸口が見えないイスラエル・パレスチナ問題、和平協議が難航し、泥沼化した内戦が続くシリア問題、国際社会に背を向け続ける北朝鮮の核開発問題など、国と国、人と人との対立が、かけがえのない命と平和を脅かし続けています。

 オリンピック・パラリンピックの開催都市は「世界平和への道」をリードしていく重要な役割を担っています。次の東京五輪は、我が国が戦後一貫して平和を希求してきたからこそ、現在のような豊かさに満ちた国家、世界有数の魅力に富んだ都市を築き上げることができたというあかしを世界中にアピールする絶好の機会であります。平和をあらゆる施策の根幹に据えてきた本区としても、改めて恒久平和の崇高な理念を胸に深く刻みつつ、そのとうとさを世界に発信してまいります。

 今日のように成熟した都市「東京」におけるオリンピック・パラリンピックの開催は、本区の施策展開の上でも多くの意義を持っております。スポーツや文化を通じて生き生きと活動し、さまざまな人々が触れ合う「交流のまちづくり」、言葉や年齢、障害の有無にかかわらず誰もが安心で快適に過ごすことのできる「ユニバーサルデザインのまちづくり」、既存施設の有効利用やコンパクトな大会運営に倣った「環境共生型のまちづくり」など、これらはすなわち本区の基本構想に掲げる将来像「生涯躍動へ 都心再生 ― 個性がいきる ひととまち」に通ずるものであり、二○二○年を本区のさらなる発展に向けた重要な契機と位置づけ、区全体の良好なまちづくりに一段と弾みをつけてまいる所存であります。

 さて、本区の定住人口は、昨年四月、四十六年ぶりに十三万人を回復しました。かつてバブルの嵐が吹き荒れ、異常とも言える地価高騰と底地買いの横行により疲弊した我がまちは、三十歳代から四十歳代の働き盛りの層を中心とした人口回復と出生数の目覚ましい増加により、活力みなぎる成長都市へと大きく生まれ変わりました。

 こうした中、全ての区民が生涯を通じて生き生きと暮らし、活動し続けるための基盤整備を着実に進めていくことが現下の最重要課題であります。

 年々増加する乳幼児人口に対応した待機児童解消の取り組み強化や安心と喜びを持って子育てができる支援策の充実、また、明日を担う子供たちのために、学びの場となる学校施設の確保にも確かな道筋をつけていかなければなりません。さらに、高齢者が安心して住み続けることのできる施設・サービスの充実、障害のある方への支援の拡充が求められています。

 加えて、オリンピック・パラリンピックは、本区にとってこれまで以上にダイナミックな変貌をもたらす転機となることは間違いありません。選手村の後利用を含めて晴海地区だけでも五千戸を超える住宅が供給され、豊かな住環境に引き寄せられて今後も人口増加が続くことは確実です。また、大会を機に、アジアのビジネス拠点としての本区の機能性や江戸以来の歴史に深く根差した文化・商業の魅力がクローズアップされ、グローバルな企業活動が展開されるビジネスシティとして、世界中から来訪者が集う観光都市として、飛躍的に国際化が進展することが見込まれます。今後の長期的な展望を描きながら、全ての区民が快適に暮らし続けられる「都心居住の機能」、世界経済のかなめとして事業活動を支える「業務機能」、そして、住む人も訪れる人も多様な楽しみを体験できる「都市観光機能」が三位一体となったまちを目指していかなければなりません。

 第一に、まちの利便性や防災性をより一層高めるための取り組みです。将来的な大量輸送機関も視野に入れた都心部と臨海部を結ぶ新たな基幹的交通システムの導入、首都東京の重要な交通結節点である東京駅前の整備、パラリンピックを念頭に置いたバリアフリーのまちづくり、さらに、橋梁の整備や電線類地中化の推進など都市基盤の充実を図る必要があります。

 第二に、環境や景観への配慮も重要です。「エコタウン構想」に基づき、区施設や民間建物における創エネルギー・省エネルギーの推進、未利用エネルギーの活用など、環境に優しい「スマートシティ」の実現を目指すとともに、日本橋川の水辺再生を初め「水の都」と呼ぶにふさわしい、潤いのある空間づくりが求められます。

 第三に、「歴史と未来が交差するまち」である本区ならではの魅力発信も欠かせません。伝統と先進性に彩られた本区の魅力を世界中の方々に楽しんでいただけるよう、「おもてなしの心」で観光客をお迎えする人材の育成や新たな観光メニューの開発、食文化の拠点である築地の活気とにぎわいを継承・発展させる取り組みも着実に進めていく必要があります。

 こうした課題に的確に対処するため、大会開催に伴う本区への効果、影響と対応等を体系的に整理し、現在進めている区民意識調査等も踏まえながら、「基本計画二○一三」を主軸とする各施策に一層の磨きをかけてまいります。

 次に、予算の概要について申し上げます。

 新年度予算は、「オリンピック・パラリンピックで子どもたちに夢を!」をテーマに、大会開催後も見据えたまちづくりを念頭に置きつつ、次世代にわたる「快適な都心居住」に不可欠な基盤整備の推進に傾注いたしました。

 我が国経済に景気回復への足取りが見え始めた中、基幹的な歳入である特別区民税や特別区交付金に一定の伸びが見込まれる一方で、施設整備に要する建設費の急騰や都市部の税源を地方に再配分する国の動きなど、区財政を取り巻く環境は決して楽観視できるものではありません。このため、予算編成に当たっては、行政評価を中心とする区政マネジメントサイクルを徹底し、「本の森ちゅうおう」整備計画の着工延期を初めとする既定事業の大胆な見直しを行うなど、限られた財源の重点的・効果的な配分により健全財政を堅持しながら、「基本計画二○一三」に示す施策の方向に沿って各種事業の充実・強化を図ったところであります。

 その結果、新規事業は二十、充実事業は五十五で、臨時福祉給付金等の支給を含む一般会計総額は、前年度比三・三パーセント増の八百三十億九千五百万円余と、過去最高を更新する規模となりました。

主な施策について基本構想で掲げた三つの基本目標に沿って申し上げます。

 第一の目標は、思いやりのある安心できるまちであります。

 まず、本区の保健医療福祉分野における施策の基本指針である「保健医療福祉計画」が平成二十六年度をもって計画期間を満了することから、新たな総合計画のもとに、「子ども・子育て支援事業計画」を策定するとともに、「障害福祉計画」及び「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を改定し、子供たちが健やかに育ち、区民が生涯にわたって生き生きと安心して暮らせるまちの実現を目指します。

 「子育て自治体ナンバーワン」を目指す取り組みでは、保育所待機児童の解消に向けた対策を強化するため、私立認可保育所二園の開設を新たに支援し、本年四月に開設を予定している六園と合わせて六百七十一人の定員拡大を図ることにより、認証保育所等を含めた保育定員の合計は三千七百六十一人となります。明正小学校との複合化による再整備を進めてきた新川児童館については、九月の移転開設に際して、学童クラブ定員を四十人から七十人に拡大し、日曜開館や時間延長、「あかちゃん天国」の設置などの充実も図ります。また、初めて出産を予定している夫婦を対象に、保健所及び保健センターで実施している土曜両親学級の開催回数を十九回にふやします。放課後の子供の居場所づくりでは、四月に日本橋小学校で、九月には明正小学校で新たにプレディを開設します。

 健康を守る施策では、幼児に対する水ぼうそうワクチン接種費用の助成回数及び助成額を拡充するとともに、年齢に応じた適切な予防接種スケジュールを自動で作成し、メール配信により接種日の確認を促すモバイルスケジューラーを導入します。また、歯科健康診査の対象者に二十歳及び二十五歳の方を加え、歯周疾患の早期発見や予防指導のさらなる推進を図ります。スポーツを通じた区民の健康増進と体力の向上に資するため、明正小学校新校舎の体育館を新たに開放します。

 次に高齢者施策についてであります。本区における六十五歳以上の方の比率は本年一月一日現在で一六・三%と、二十三区で最も低い水準にありますが、その人数は年々増加を続け、既に二万人を超えています。高齢者人口の増加がさらに見込まれる中、いつまでも健やかな生活を送っていただくため「はつらつ健康教室」「さわやか健康教室」「ゆうゆう講座」など、介護予防にとどまらない積極的な健康づくりの場を提供します。また、要介護となった場合でも住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、小規模多機能型居宅介護事業所やショートステイの機能を併設した地域密着型特別養護老人ホームを十思スクエアに開設するとともに、京橋地域に計画されている認知症高齢者グループホーム等についても設置に向けて準備を進めてまいります。

 障害のある方への施策では、障害の種別や年齢を問わずさまざまな相談に総合的に対応するため、福祉センター内に「基幹相談支援センター」を新たに設置します。昨年十月に開設した「ポケット中央」につきましては、来所できない方への訪問相談や保健所での精神障害者デイケアを移管して実施するなど機能の拡充を図ります。また、身体障害者手帳の交付対象とはならない難聴児に対し、言語の習得やコミュニケーション能力等の向上を促進するため、補聴器の購入費助成制度を創設します。

 福祉のまちづくりでは、歩道の拡幅や平たん化など人に優しい歩行環境や公衆便所における「だれでもトイレ」の整備といったハード面での取り組みはもとより、「障害者サポートマニュアル」を区立小・中学校の児童・生徒に配布し、子供のころからの障害者への理解を深める一助とするなど「心のバリアフリー化」を推進してまいります。

 次に、第二の目標のうるおいのある安全で快適なまちであります。

 まず、天然資源の消費抑制や環境負荷の低減を目指す循環型社会の形成に資するため、携帯電話、デジタルカメラなど小型電子機器十二品目の拠点回収を四月から新たに実施します。

 「エコタウン構想」の具体化に向けては、晴海地区における中央清掃工場の排熱利用について、オリンピック・パラリンピック選手村での活用を視野に入れながら東京都、関係機関と調整を進めてまいります。東京駅前地区においては、環境情報センターやエリアエネルギーマネジメントセンターを中心に、地区全体のCO2排出量削減に向けた既存建築物の省エネルギー対策を支援するほか、環境講座の実施と受講後のフォローアップを通じて、地域での環境活動の核となる人材や団体の育成及び相互の交流を促進し、区民・事業者・区が一体となった取り組みを積極的に推進します。

 水と緑にあふれた潤いのある空間づくりに向け、歩道拡幅等に合わせた街路樹の植栽により豊かな緑を創出するとともに、貴重な水辺を区民の憩いの場として活用するため、亀島川及び朝潮運河の親水護岸整備を実施します。また、緑化活動への積極的な参加や意欲の向上を図るため、公園清掃や花壇管理などに取り組む区民や事業者に対する緑化表彰制度を創設します。

 次に防災対策であります。昨年二月に修正した地域防災計画に基づき、「自助」「共助」の一層の強化及び「公助」と一体となった総合的な防災力の向上を図るとともに、石巻市への職員派遣など息の長い被災地支援を通じて、東日本大震災の貴重な教訓を本区の防災対策に生かしてまいります。

 本区の地域特性に即した高層住宅の防災対策では、災害時に居住者がとるべき適切な行動を映像でわかりやすく解説した啓発用DVDを更新し、普及啓発に活用します。また、積極的に防災対策に取り組むマンションを対象とする認定制度を創設し、防災資器材の供与等の補助を行います。防災拠点の整備では、更衣室や物干し場の設置など女性に配慮した避難所運営に必要な備蓄品を新たに配備いたします。

 災害に強い都市基盤づくりに向けて、路面下空洞点検の対象路線拡大や橋梁健全度調査など、安全で安心な道路環境を保全するための道路ストック総点検を計画的に推進し、さらに災害時における避難経路を確保するため、勝どきと晴海を結ぶ歩行者専用橋の整備工事に着手します。

 犯罪のない安全で安心なまちづくりでは、都の補助制度を活用し、町会・自治会や商店会などが行う防犯カメラ等の整備事業に対する助成を拡充します。

 次に、快適な居住環境と都心の業務機能を支える都市基盤の整備であります。

 まず、区内の交通不便地域の解消と人口増加に伴う交通需要増大への対応であります。基幹的交通システム「BRT」の導入につきましては、平成二十八年度の運行開始に向けて関係機関との協議を進めるとともに、運行事業者の募集・選定を行います。また、次の東京五輪を機に隣接区を含む臨海部の開発が進み、今後の交通需要の増大がさらに見込まれることから、将来を見据えた地下鉄の導入について、需要予測調査や概略ルートの検討を行います。

 区内主要駅周辺での放置自転車対策では、即日撤去の取り組みを進めるほか、東京駅周辺においても、民間事業者を活用した路上駐輪場の設置を推進し、安全で安心な道路環境を整備します。

 次の東京五輪を迎えて、区内でも特に大きな変化が想定される晴海地区のまちづくりについては、公募した区民を含む検討委員会において、地域の課題解決やまちの魅力づくりに向けた「晴海地区将来ビジョン」の策定を進めます。

 第三の目標は、にぎわいとふれあいのある躍動するまちであります。

 まず、商工業振興についてであります。一月の政府月例経済報告では、景気の基調判断で八年ぶりに「緩やかに回復している」との表現が用いられ、先行きについても、回復基調が続くことが期待されています。この動きを地域経済に広く波及させるべく、区内中小企業や商店街の活動を後押ししてまいります。

 商工業融資では、百五十億円の融資枠を確保し、豊富な資金メニューを提供するとともに、消費税率引き上げに伴う影響など、経済動向に応じた機動的な対応を図ることにより、経営の活力の源とも言える事業資金の調達をサポートいたします。

 商店街振興では、経済環境の変化や情報技術の発達等を踏まえ、商店街活動のさらなる活性化への方策を示す新たな商店街振興プランを策定します。今後の外国人来街者の増加に対応した情報のバリアフリー化を推進するため、屋外でもインターネットに接続できる公衆無線LAN設備等の設置・運用を支援するほか、消費者の購買意欲を刺激し、中小小売店舗の活性化に資するため、五億五千万円分の共通買物券を発行します。

 景気回復にも寄与するにぎわいづくりでは、本区の夏の風物詩である「東京湾大華火祭」や「大江戸まつり盆おどり大会」、まち全体にあふれるさまざまな文化を紹介する「まるごとミュージアム」、本区の地場産業が一堂に会する「産業文化展」など多彩なイベントを展開いたします。また、秋の「観光商業まつり」に加え、四月に特別名勝・特別史跡の二重指定を受けている浜離宮恩賜庭園を活用し、江戸以来の歴史を誇る老舗・名店を紹介する商店街集客イベントを新たに実施します。

 本区ならではの新しい「都市観光モデル」の実現に向けては、京橋二丁目における観光拠点の整備計画を着実に進め、まち歩きツアーの充実や観光人材の育成など、ハード・ソフト両面にわたる取り組みを積極的に展開します。

 築地地区における活気とにぎわいの新たな拠点となる「築地新市場」につきましては、来年十月の施設完成を目指して整備工事に着手するとともに、運営主体となる都市整備公社との連携のもと、出店事業者の選定や施設運営に必要な事項の具体化など、築地市場移転に先駆けた開業の準備を進めてまいります。

 世代間の交流や在住者・在勤者の触れ合いを通じてコミュニティ意識の高揚を図るため、十思スクエアに整備する公衆浴場をコミュニティふれあい銭湯として開放します。

 次に、教育についてであります。

 まず、グローバル時代を担う人材や科学技術の進歩を担う人材を育成する国際教育・理数教育の推進に向けては、学識経験者を含めた有識者による検討委員会を設置し、パイロット校となる常盤小学校・城東小学校で展開する先進的な教育内容の具体化に向けた検討やモデル授業を実施してまいります。

 引き続き増加する児童数に対応した学校環境の整備も急務であります。昨年二月の「教育環境の整備に関する基礎調査」において対応を必要とした五校・五園のうち、久松小学校・幼稚園、月島第二小学校・幼稚園及び豊海小学校・幼稚園の増改築工事とともに、日本橋小学校・幼稚園と有馬小学校・幼稚園の二校・二園についても、増築に向けた設計に着手します。さらに、学区域内において新たな大規模開発が進むと見込まれる月島第三小学校・晴海幼稚園につきましては、将来的な教室不足への対策を早急に講じてまいります。特別な支援を要する児童への対応では、京橋築地小学校に情緒障害等通級指導学級を開設し、明正小学校で難聴・言語障害通級指導学級の設置準備を進めます。

 児童・生徒一人一人の個性や学習状況等に応じたきめ細やかな指導を充実させるとともに、学校内における情報の共有化と管理の徹底、校務の効率化を進めるため、指導内容や成績、健康などの基本情報を一元的に管理することができる校務支援システムを新たに導入いたします。

 以上、施策の基本認識と主要事業について申し述べましたが、時代の急速な変化や多様化する区民ニーズに的確に対応し、区民に最も身近な政府としてその責任を全うしていくためには、地方自治の本旨に基づく権限の拡充や財政自主権の強化が必須の要件であります。しかしながら、このたびの税制改正では、地域間格差是正の名のもとに大都市固有の財源が国に奪われる結果となりました。地方分権に反するこうした流れに断固として反対し、今後とも東京都及び都内区市町村と連帯しながら、真の自治権確立に向けた活動を粘り強く続けてまいります。

 また、確固たる財政基盤に立った持続可能な区政運営を確保しつつ、区民サービスのさらなる向上を目指すためには、改革の厳しい目線で既存の事務事業や執行体制の見直しを絶えず行っていく必要があります。新年度においては、日曜開庁の拡大、携帯電話やスマートフォンで納税が可能となるモバイルレジの導入など、効率的な職員配置やICTの活用により区民の利便性向上を図るほか、引き続き事務改善によるスリムな執行体制の確立、歳入確保対策の強化による負担の公平性の確保への取り組みを進めます。あわせて、一層清潔で開かれた区政の実現に向けた「政治倫理の確立」、全体の奉仕者としての「綱紀粛正」に努め、皆様の信頼に応えてまいります。

 今から半世紀前、一九六四年の東京にともった聖火は、復興と発展のシンボルでありました。アジア地域で初となるオリンピック開催を迎えた日本は、戦後の混乱から見事に立ち直り、先進国家へと脱皮するつち音と熱気に沸き立っていました。鉄道交通の大動脈をなす新幹線の開通、モータリゼーションの進展を支える高速道路網の整備など、オリンピックの成功という目標に向かって、目を見張るようなスピードで我が国繁栄の礎が築かれました。

 しかしその一方で、効率性や経済性を最優先したまちづくりは「負の遺産」を私たちに残すことにもなりました。首都高速道路の下で静かにたたずむ名橋「日本橋」の姿は、まさにその象徴であります。

 二○二○年、さらにその先の未来を見据えたこれからのまちづくりは、前回オリンピック当時の熱き思いと今に残る教訓の双方に学びつつ、次代を担う子供たちへのレガシーとして生き続けるものとしなければなりません。

 私たちに与えられた千載一遇のチャンスをしっかりと受けとめ、豊かな未来を切り開く強い意志を持って「わがまち中央区の黄金時代」を区議会、区民の皆様を初め各方面の方々と力を合わせて築き上げ、夢と希望を乗せて走り継がれる聖火リレーのように、平和と輝かしい繁栄のともしびを長く将来にわたり大切に引き継いでいくため、持てる力の全てを注ぐ決意であります。

 重ねて区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げ、所信表明といたします。

 御清聴ありがとうございました。

○議長(原田賢一議員)
 所信表明を終わります。


○議長(原田賢一議員)
 次に、日程第五、「委員会の中間報告」を受けます。

 まず、守本企画総務委員会委員長。

三十番 守本利雄議員登壇

○三十番(守本利雄議員)
 ただいまより、企画総務委員会に付託を受けました「企画・総務及び財政の調査について」及び「米軍新型輸送機オスプレイの配備撤回と全国での低空飛行訓練中止を求める意見書の採択を求める請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十七日及び二月十日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。

 まず、十二月十七日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十五年度「中央区行政評価」について、建築工事入札不調への対応について、地方法人課税のあり方等に関する動向について、豊洲・晴海開発整備計画改定の考え方について、二○二○年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に係る区民意識調査等の実施について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十六年度都区財政調整方針(案)について、平成二十五年度都区財政調整再調整方針(案)について、選手村整備にかかる協議状況について、臨港消防署・本署庁舎の本設について、(仮称)晴海地区将来ビジョン検討委員会の構成員について、平成二十六年第一回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)について、首都直下地震による国の被害想定について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの守本企画総務委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、木村区民文教委員会委員長。

十三番 木村克一議員登壇

○十三番(木村克一議員)
 ただいまより、区民文教委員会に付託を受けました「区民生活及び教育行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十二日及び二月十二日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十二日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十五年度協働事業の決定について、平成二十五年度中央区行政評価(区民部・教育委員会)について、日本橋小学校における子どもの居場所「プレディ」の開設準備について、区立小学校特認校制度の申込み状況等について、区立中学校自由選択制の申込み状況等について、建築工事入札不調への対応について、いじめの実態及び対応状況把握のための調査について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十二日開会の委員会におきましては、理事者より、住民基本台帳による世帯と人口の動きについて、平成二十五年度中央区文化事業助成対象事業の決定について、日本橋社会教育会館社会教育施設の移転について、中央区青少年問題協議会の会長資格について、中央区観光協会と江東区観光協会による舟運とまち歩きツアーの試行について、学校屋内運動場等における天井等落下防止対策について、園児・児童数増加に対応した教育施設整備について、学校給食調理業務の新規委託について、学校給食費の改定について、平成二十五年度児童・生徒の学力向上を図るための調査結果(中央区分)について、中央区立生涯学習交流館(仮称)本の森ちゅうおう用地の暫定利用について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの木村区民文教委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、田中福祉保健委員会委員長。

二十七番 田中広一議員登壇

○二十七番(田中広一議員)
 ただいまより、福祉保健委員会に付託を受けました「福祉及び保健の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十三日及び二月十三日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十三日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十五年度中央区行政評価(福祉保健部)について、特別区が考える児童相談所のあり方について、建築工事入札不調への対応について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十三日開会の委員会におきましては、理事者より、中央区公害健康被害認定審査会条例の規定整備について、中央区社会福祉協議会への委託による特定相談支援事業の実施について、中央区立知的障害者グループホームフレンドハウス京橋における事業の一元化について、地域活動支援センター及び日中一時支援事業の使用料に係る負担区分の変更について、中央区国民健康保険料率の改定等について、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、中央区立児童館(堀留町・佃・勝どき)指定管理者候補事業者の決定について、指定管理者の指定の一部変更について(区立敬老館)、社会福祉法人賛育会指定管理業務安全対策委員会の報告及び区の対応について、中央区立特別養護老人ホーム・高齢者在宅サービスセンター「マイホーム新川」の指定管理者の評価結果等について、中央区立特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」等指定管理者候補事業者の公募及び選定について、薬事法の一部改正に伴う中央区事務手数料条例の規定整備について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの田中福祉保健委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、中嶋環境建設委員会委員長。

二十一番 中嶋ひろあき議員登壇

○二十一番(中嶋ひろあき議員)
 ただいまより、環境建設委員会に付託を受けました「環境保全及び建設行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十一日及び二月十四日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十一日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十五年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)について、放置禁止区域内における自転車の即日撤去の実施について、建築工事入札不調への対応について、勝どき・豊海地区まちづくり協議会の報告について、築地新市場整備スケジュールの変更について、築地新市場の入居者募集について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十四日開会の委員会におきましては、理事者より、平成二十五年度大気中のアスベスト濃度調査結果について、河川等の水生生物調査結果について、都市計画案の中央区都市計画審議会への諮問について、環状第二号線に架かる橋りょう名称について、地下鉄駅におけるエレベーター設置状況等について、中央区立生涯学習交流館(仮称)本の森ちゅうおう用地の暫定利用について、平成二十五年中の交通事故発生状況について、日本橋川での「川床」の社会実験について、特別区道の路線の廃止及び変更について、道路法等の一部改正に伴う道路占用料減免対象等の変更について、小型家電の拠点回収等の実施について、ペットボトル店頭回収の廃止について、開発登録簿の写しの交付単位の変更について、まちづくり協議会の報告について、地区計画の区域内における制限に関する事項の追加について、築地新市場の入居者応募受付の結果について、水銀混入ごみによる中央清掃工場二号炉の停止について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの中嶋環境建設委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、増渕築地市場等街づくり対策特別委員会委員長。

十一番 増渕一孝議員登壇

○十一番(増渕一孝議員)
 ただいまより、築地市場等街づくり対策特別委員会に付託を受けました「新しい築地及び再開発等まちづくりに関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る十二月十八日及び二月十七日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十八日開会の委員会におきましては、理事者より、建築工事入札不調への対応について、まちづくり協議会の報告について、築地新市場整備スケジュールの変更について、築地新市場の入居者募集について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十七日開会の委員会におきましては、理事者より、まちづくり協議会の報告について、築地新市場の入居者応募受付の結果について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの増渕築地市場等街づくり対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、小栗地域活性化対策特別委員会委員長。

十番 小栗智恵子議員登壇

○十番(小栗智恵子議員)
 ただいまより、地域活性化対策特別委員会に付託を受けました「地域振興、文化振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月十九日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、平成二十五年度中央区文化事業助成対象事業の決定について、日本橋社会教育会館社会教育施設の移転について、中央区観光協会と江東区観光協会による舟運とまち歩きツアーの試行について、中央区立生涯学習交流館(仮称)本の森ちゅうおう用地の暫定利用について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの小栗地域活性化対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、鈴木少子高齢化対策特別委員会委員長。

二十二番 鈴木久雄議員登壇

○二十二番(鈴木久雄議員)
 ただいまより、少子高齢化対策特別委員会に付託を受けました「子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る十二月二十四日及び二月二十日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月二十四日開会の委員会におきましては、田中耕太郎委員より委員長辞任の申し出があったことを受け、この取り扱いについて協議し、採決をした結果、辞任を許可することと決し、後任の委員長には私が選出され、即日就任いたしました。

 続いて、付託事件について審査をいたしましたが、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月二十日開会の委員会におきましては、理事者より、後期高齢者医療制度保険料率の改定等について、中央区立児童館(堀留町・佃・勝どき)指定管理者候補事業者の決定について、指定管理者の指定の一部変更について(区立敬老館)、社会福祉法人賛育会指定管理業務安全対策委員会の報告及び区の対応について、中央区立特別養護老人ホーム・高齢者在宅サービスセンター「マイホーム新川」の指定管理者の評価結果等について、中央区立特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」等指定管理者候補事業者の公募及び選定について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの鈴木少子高齢化対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、植原防災等安全対策特別委員会委員長。

二十六番 植原恭子議員登壇

○二十六番(植原恭子議員)
 ただいまより、防災等安全対策特別委員会に付託を受けました「防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十一日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、首都直下地震による国の被害想定について、平成二十五年中の交通事故発生状況について、学校屋内運動場等における天井等落下防止対策について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの植原防災等安全対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(原田賢一議員)
 次に、石田東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長。

十四番 石田英朗議員登壇

○十四番(石田英朗議員)
 ただいまより、東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会に付託を受けました「二○二○年東京オリンピック・パラリンピックに関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十四日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、選手村整備にかかる協議状況について、選手村整備にかかる協議状況(平成二十六年二月時点)について、臨港消防署・本署庁舎の本設について、(仮称)晴海地区将来ビジョン検討委員会の構成員について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件とあわせて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(原田賢一議員)
 ただいまの石田東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。

 以上をもって報告を終わります。


○二十三番(礒野 忠議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 本日の会議はこの程度とし、明二十七日定刻に本会議を開かれるよう、お諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(原田賢一議員)
 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれにて打ち切り、明二十七日本会議を開きますから、定刻に御参集願います。

 本日は、これをもって散会いたします。

     午後三時十分 散会


署名議員
議長 原田 賢一
議員 渡部 恵子
議員 今野 弘美

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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