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平成26年 築地市場等街づくり対策特別委員会(9月10日)

1.開会日時

平成26年9月10日(水)

午後1時30分 開会

午後3時16分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 渡部 博年

副委員長 今野 弘美

委員 礒野 忠

委員 瓜生 正高

委員 田中 広一

委員 高橋 伸治

委員 志村 孝美

委員 山本 理恵

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(14人)

矢田区長

小泉副区長

吉田副区長

田中企画部長

黒川企画財政課長(参事)

梅澤副参事(都心再生・計画担当)

新治区民部長

田中商工観光課長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

松村地域整備課長

竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

鎌田書記

渡邊書記

6.議題

  • 新しい築地及び再開発等まちづくりに関すること

(午後1時30分 開会)

○渡部(博)委員長
 御苦労さまでございます。ただいまから築地市場等街づくり対策特別委員会を開会させていただきます。よろしくお願いします。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。

 なお、内容につきましては、第三回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、議題の審査に入ります。議題の審査の質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○田村都市整備部長

 1 築地新市場入居者内定後の進捗について(資料1)

 2 まちづくり協議会の報告(資料2)

以上2件報告

○渡部(博)委員長
 それでは、発言の持ち時間制につきましては、皆様御存知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時46分になろうとしております。自民党さん50分、公明党さん30分、区民の会さん30分、日本共産党さん30分、民主党区民クラブさん30分、無所属さん10分ということでございます。

 それでは、質疑に入りたいと思います。

 発言をお願いいたします。

○礒野委員
 それでは、何点か質問をさせていただきます。

 初めに、築地市場の、きょう報告をいただいた部分なんですが、今まではたしか築地新市場というふうに言った後に案とか仮称とかと入っていたと思うんですが、これは正式にそういう名前になってお出しになっているのかどうか。と申しますのは、今後のことを考えたときに、やはりいまだに場内の中、東京都のほうでは築地市場という名前を使わないでほしいとかという意見をお持ちの方が多々いらっしゃるというのを私は聞いているんですが、そこら辺の調整などもあると思いますので、そういった点、中央区のほうとして何か調整されて、こういうふうに正式に決定したんだよというのがあるのであれば、お聞かせいただきたいと思います。

 また、市場の前に都営地下鉄大江戸線で築地市場駅があるんですが、こちらの名前も今後変更するとか、そういった話が東京都のほうからあるのかどうか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、先ほどの御説明の中に、あきのキャンセルが出たということで1区画あきが出て、今、ほかを当たっているというお話を伺ったんですが、補欠になるまでに皆さん順位が決まっていて、上から順番に当たられていくのか、それとも全く補欠にも引っかからない人まで含めて当たられるのかという部分に関してもお聞かせいただきたいと思います。

 これは、今、組合を立ち上げるために3回話し合いをされているということなんですが、やはりオープン前にしっかりとみんな埋まっていただいて、きれいにスタートしないと、オープンして、いきなりシャッタースペースというのもとてもおかしな話で、盛り上がらなくなると思いますので、そういった点も含めて、なるべく早いうちの対応ということで考えられているとは思いますが、そこの選び方ということで、どういうふうに進められているのか、お聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 あと、入居者の組合です。

 今、入居団体の設立準備ということでされていて、こちらも年内設立に向けてということで動かれているというお話だったんですが、こちらの団体ができ上がって、実際にいろいろな取り決め、館内の取り決めだとか営業時間を含めて、まだまだもまれる部分があるんだろうと思います。最終的に、今、場外市場のほうで固まってやっている食のまちづくり協議会ですとか、そういったところとちゃんと話をして、できたら全部、場外市場を含めてのオール築地の新しい市場ということで動くことが必要だと思うんですが、組合の設立までの進め方は、期間としてどういうふうにお考えなのか、わかる範囲で結構ですので、教えていただきたいと思います。

 それから、今度は晴海のまちづくり協議会の話です。

 晴海地区将来ビジョン中間取りまとめ(案)の骨子の中で、先ほども御説明があったとおり、つながるという部分でBRTの整備、それから地下鉄新規路線の導入ということが掲げられております。御説明にもありまして、東京都に対しては、区として最低限として交通基盤整備が必要と考えているとお答えになったというお話も聞きました。晴海の新たに大きく変わるまちづくりに関しまして、現状でも、ずっとお話が出ているとおり交通基盤整備が必要で、どうしても交通不便地域から外れることができない現状にあります。これも、1年前から我々は地下鉄整備促進議員連盟を立ち上げて、いろいろとお話もさせていただいたりしているんですが、現在、東京都に対しては交通基盤整備ということで、BRTに関しては、ある程度進捗しているというのは聞いているんですが、地下鉄に関して、どのぐらいまで話を持っていかれているのか、また中央区として、地下鉄に関しての話をどのぐらいまでまとめていらっしゃるのかをお聞かせいただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 私のほうからは4点お答えいたしたいと思います。

 まず、築地新市場の名称についてでございます。

 確かに、当初は仮称というものを後のほうにつけて表現してまいりました。しかし、その表現の理由、自分の中ではちょっと失念しているのですけれども、2年ほど前から仮称というものは省略して、この名称を表現しております。そして、築地新市場の入居者募集の要項におきましては、これはまだ正式な名称ではないというところを表現するために、仮称の文字は使わず、かぎ括弧で囲って表現したところでございます。

 これにつきまして、東京都や仲卸組合との調整につきましては、まだ大きく話題になったところではございません。

 次に、築地市場駅についてでございます。

 都営地下鉄大江戸線の築地市場駅につきましては、平成12年12月に開業いたしまして、それ以来、築地場外における人の流れが変わってきたというような影響を持っているところでございます。築地市場の前にある駅ですので、このような駅名ですが、市場が移転となったときには、駅名については東京都において検討されるものと考えます。

 駅名につきましては交通事業者が決めることではございますけれども、決して地元の意向というものを無視するものではないと聞いております。具体的な例を申し上げますと、有楽町線の新富町駅は計画段階では別の駅名であったものが、地元町会の強い要望により、現在の駅名になったものというふうに聞いております。駅名変更の件につきましては、東京都から何か打診があったという話は聞いておりませんけれども、この周囲には国立がん研究センター中央病院とか浜離宮恩賜庭園などの著名な施設があり、まだ手のついていない状態ではございますけれども、築地市場の跡地開発など、今後の当区の新しい顔の一つとしてにぎわうものかと思われますので、駅名変更の件につきましては、遅きに失しないように情報を集めながら、その時期の適切な対応をとっていくことが大事ではないかなというふうに考えているところでございます。

 そして、3点目、新市場入居者の空き区画の補充の件でございます。

 こちらは、現在、その前の留保区画の3つにつきまして、補欠順位の上のものから埋めていったところでございますが、こちらも同様に声をかけております。9月いっぱいを待機期限として通知してございます。それまでには返答が欲しいというふうにお願いをしているところです。先様につきましては、今のところ、事業の効率性でありますとか、採算性などについて検討をしているものと思われます。

 最後に、築地新市場入居者組合についてでございます。

 現在、準備委員によりまして設立の動きがかなり積極的に進められているところでございます。遅くとも年内に発足されるのではないかというようなスケジュールですけれども、今後、小田原橋施設の3階、多目的ホールの使い方につきましては、当初から入居者の方々とオール築地、築地オール場外ですか、と話し合いをし、最もよい使い方をするようにというようなことを言っております。

 具体的な設立の日にちにつきましては、まだわかりませんけれども、団体が設立され、そして小田原橋3階の活用担当が決まったら、なるべく早い時期に築地場外の方と顔合わせをし、その検討のほうに入っていただこうかというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○望月環境政策課長
 私のほうから、地下鉄及びBRTの状況について御説明をさせていただきます。

 まず、BRTでございますけれども、委員のおっしゃったとおり8月末に東京都のほうでプレス発表がなされております。これにつきましては、東京都として新しい交通システムとしてのBRTを中央区と連携して取り組んでいただける、そういった発表があったところでございます。今後、区としましても、東京都と連携して、その実現に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。

 また、地下鉄のほうの調査・検討につきましては、今現在まだ具体的に東京都に何かを働きかけるというところまではいっておりません。今年度、まず調査を始めたところでございますけれども、例えば行政間でのアンケート的なお話は当然東京都から来ております。これは来年の交通政策審議会の答申に向けてのお話でございますけれども、そういったアンケート等は照会がございまして回答をしているという状況でございます。それ以上に、まだ特に進んでいるという状況ではございません。

 以上でございます。

○礒野委員
 それぞれありがとうございました。

 築地新市場の、仮称ということを2年前からうたわなくなったというだけで、まだ仮称は仮称ということで捉えさせていただいていいというふうに思いました。

 ただ、実は、期間的にもう限られた期間で市場が移転するということで、名前というのはある程度早くどうするのかというのを検討して決めていったほうがいいのかなという思いが私はあります。といいますのも、今、都営地下鉄の話もありましたが、そういった部分にも大きく影響してきますし、これは場外市場の一方的な、ある数人の方なんですけれども、人によっては、築地の中央卸売市場が移転したら、今、我々は築地場外市場と言っているけれども、我々が築地市場なんだよなというような意見もあり、多少仲卸さんたちの温度差があったりという部分もありますから、そういった部分の調整に時間がかかる可能性もあるので、なるべく早くそういった部分を検討していっていただいて、早い段階で名前をしっかりと決められるようにしていただくと、今度、都営地下鉄のほうの駅名に関しても影響が出てくると思いますので、お願いしたいと思います。

 それから、あきの1区画に関しては、9月いっぱいまでに検討していただくということで返事をお待ちになっているということなんですが、内部の新市場のほうの組合設立に向けて3回も動き出していますし、なるべく早いうちにそういった方にしても、早く決めて、入っていただく方に組合ないし会議などに出ていただいて、何を目指していくのかというのをしっかりと統一して、オープンに向けて頑張っていただいたほうがいいなという思いがありますので、ぜひそういった部分での取り組みをよろしくお願いいたします。

 それから、今度の新しい組合と築地場外市場、オール場外のほうの関係ということで、御答弁いただいたとおりで、あそこの場所が唯一場外市場で空き地というか、イベントなどでも使わせていただいていた唯一の場所だったんです。今、建てている最中ということで、ことしもイベントを打つのにどういうふうにしたらいいか、かなり悩んで、工夫しながら組み立てている最中なんですが、今度、新市場ができ上がった後は、こういう唯一あるスペースをしっかりと有効に活用できるようにするために、今、場外でさまざま活動していただいている方と、それから新たに入居された方と、いろいろな部分で早期から打ち合わせをして、どういうつくり込みがいいのか、どういう使い方が必要なのかというのは、しっかりと決めていかなければいけないことだと思います。まだ建ち上がっていないので何とも言えないというのはわかるんですが、なるべく早いうちに、こうした部分で、現在動いている場外市場、それから新しくできる新市場の組合さんと一緒に動ける環境を中央区のほうで整えていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、晴海の交通機関の件です。

 BRTに関しては、多少おくれがあっても着実に進んでいくんだろうなということで少し安心しているんですが、オリンピックに間に合わせるとかという話ではなくて、オリンピックということで晴海のまちがすごく大きく変わるわけですよね。人口別で考えても、以前も今野委員のほうから、別の委員会だったと思いますが、今までは京橋、それから日本橋、月島という3地域が大体等分の人口割だったのが、晴海の選手村が住宅として転用された場合には、その3分割が今度4分の1ぐらいの割合になるんだよねというような話も出ておりました。そうした部分で、それだけの大きな人口を抱えて、一つのまちとして大きくさま変わりをするということを考えた場合に、どうしても輸送機関というのは生命線になってくると思います。今、中央区内ではどういったものを整理していったらいいかという部分から検討されているんだと思うんですが、ぜひどんどん推し進めていただいて、東京都と来年、交通政策審議会があるということなので、それまでにはしっかりと中央区から発信をして、中央区以外、それにかかわってくる近隣区、例えば江東区ですとか、港区ですとか、そういったところまで含めてどんどん中央区から発信して、投げていただいて、この整備に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、要望して、これで私の質問を終わります。

○田中(広)委員
 それでは、議題にも少し関連しますけれども、1点、交通という分野でBRTについて質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 先ほど理事者の御報告にも少しBRTということで御報告もありました。また、御答弁でもありました。区がこれまで一生懸命検討を進めてきておりましたけれども、8月末に東京都のほうで公共交通に関する基本方針を策定したということで、区と一緒になって取り組んでいこうといったお話があったわけでございます。

 まず、そこでお伺いしたいと思うんですが、東京都が一緒になってやっていただけるというのは、ある意味ありがたいなと私は感じているんですけれども、どういった影響があるのか、例えば懸念することもあるのかどうか、その点、現在の御見解についてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。

○望月環境政策課長
 BRTについてでございます。

 東京都が8月末に発表したということで、先ほどお話をさせていただきましたが、こちらの中では、これまでの区の検討を踏まえた上で、中央区と連携して実現に向けて取り組んでいただけるといった記載がございます。これまでの中央区の検討を踏まえていただくという形になれば、当然これまでの区の検討というものも無駄にならないと。そういった主張をしていかなくてはいけないとは思っておりますが、そういった部分での御理解があるというふうに受けとめてございます。そういった意味からは、特に大きな懸念というものは感じてはおりませんが、ただ、今後、ルートであるとか、また運転開始の時期でありますとか、そういったものはこれから具体的に東京都とお話をさせていただく形になろうかと思っております。その際には、東京都とあわせて運行事業協力者も募集されておりますので、そういった方を決められた上で連携して取り組んでいく、そういう中身になろうかと思っております。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 ありがとうございます。

 中央区の検討結果を踏まえて協議していただけるものということで、大変重要なことだなと思っております。その中で、まず大きく目につくのは運行開始時期かなというふうに感じるんですが、東京都が示した内容ですと、本区がイメージしている平成28年度から考えたら3年おくれてスタートだと。それから、もう一つ懸念なのが、環状2号線を中心にという考え方が1つ前面に出ているんです。したがいまして、ルートの考え方も、当然中央区の考えていることも検討していただけるんだと思うんですが、逆に、東京都の考え方で進んでしまわないのかどうか、その点で少し懸念するところがあるのかなと私は感じているんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

○望月環境政策課長
 BRTについてでございます。

 東京都のほうで今後検討を進めていく中で、確かに東京都としては環状2号線を中心としたという形の協議がされてございます。ただ、基本方針の中でも書いてございますが、都心部と臨海副都心を結ぶ、その間のルートという形になっておりまして、都心部については東京駅、新橋駅、虎ノ門というような表示がされております。区としては、これまで銀座という形で捉えておったわけでございまして、さらにその一歩進んだ形での表現をされているようなところもございます。ですから、ルートにつきましても、これは区の検討の中でも、これまで銀座と晴海という検討をしてきたわけでございますけれども、それを踏まえた上で、軸となるのは環状2号線ということは東京都が申されているとおりだと思います。区のほうも環状2号線という形で検討していた部分がありますので、そこは合致するのかなと。ただ、そこから派生する枝線的な部分については、当然、中央区の中で、例えば晴海の地域であるとか、あるいは銀座の地域、東京駅まで含んだ形になるかと思っていますが、そういった部分のお話は、これから具体的にさせていただければと思っております。

 区としては、ルートについてと、あと時期についての問題でございますけれども、東京都のほうはオリンピックの1年前の平成31年ということを表現されていると思いますが、これについても段階的な部分での整備あるいは検討がされないのかということについては、否定的な部分はございませんので、区としては、そういった部分のお話をこれからさせていただければというふうに思っております。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 ありがとうございます。

 まず、ルートについてですけれども、そうしますと、環状2号線を通って築地、今の場内市場のところまでは、ある意味、固まっているんだという考え方に立ってよろしいんでしょうか。その点の確認と、それから時期について、少しでも早めて、全部開通していなくても段階的にやっていただけるようにということで、これはぜひ強く要望していただきたいなというふうに思っております。特に、勝どき駅の現在の混雑は、今までさまざまな場面で議論されてきておりますけれども、目の前にある課題を解決しようと思えば、やはり早めていくしかない。これは当然だと思っております。

 ですので、ぜひそういった方針を進めていただきたいのと同時に、1つ提案なんですが、晴海通り、現在、東京都の道路で都バスが走っておりますけれども、その都バスが走っている便の中に、例えば朝夕のラッシュ時には連接バスを導入して多くの方を乗せて都心のほうに向かっていただく、まず現在の混雑を解決するような、こういった方法も一つの手かなと。段階的に進める上では、そういったことも一つの手かなというふうに感じるんですけれども、この点、もし御見解をお聞かせいただければありがたいと思います。お願いします。

○望月環境政策課長
 まず、BRTのルートに関してでございます。

 東京都のほうも、環状2号線を中心としたということでのお話でございますけれども、まだ具体にどういう形でというのはこれからだという状況でございますので、先ほどの例えば築地のところのお話につきましても、通るルートの中には、表現の中にも勝どき、晴海であるとか、そういった部分の表現あるいは先ほどの東京駅のほうを含めた新橋、虎ノ門のほうの話もございますので、当然、そこには築地の部分も通るというお話がございますので、それはこの検討の中で、より詳細に具体化をしていく中で、どうなるのかというのをお話しさせていただければと思っております。

 また、今、御提案のありました晴海通りのほうに例えば連接バスというお話でございますけれども、まず晴海通りの現在の混雑状況を考えますと、こちらの中に連接バスのレーンといいますか、これは専用なり優先なりというような話はまだこれからでございますけれども、そういったものを設けることは、多分非常に厳しい状況であると考えております。こちらにつきましては、やはり東京都が考えられている環状2号線というルートが今現在、工事中であるという部分も含めて、これから新しくなる部分の道路でございますので、その部分を利用して可能な部分として考えられていると思っておりますので、晴海通りで実験的にというようなお話も考えますと、これは交通管理者を含めて厳しい状況のお話なのかなというふうに私は考えているところでございます。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 そうですね。本当に現実的には難しいなというところも理解はします。

 話をルートのほうに戻しまして、環状2号線を通ってということが1つの大きな柱になっているということなんですが、都が示している内容には新橋方面あるいは虎ノ門方面ということが書いてあります。そうしますと、東京都は広域的な視点で物を見ているということでありますので、臨海地域からそういった方向へという案も1つあるでしょうし、枝線として少しは中央区の中に入っていくようなルートも考えなければいけないといった案も当然持っているんだろうなというふうに感じてはいるんですが、心配なのは、そうした広域的な視点は大事なんだと思うんですが、余りそれに引っ張られると、せっかく区が考えてきた検討がなかなか取り入れてもらえないんじゃないかという不安を私は感じたものですから、質問させていただいているところでございます。

 特に、東京都の方針の内容を見ますと、今後人口がふえてくる、あるいは開発で人がふえてくる、そういった需要に対応するということもあるんですけれども、当然それは一義的に大事なんですが、もう一つは、せっかくBRTを通すのであれば、やはり中央区にとって一つでも二つでもメリットのある交通体系にしていただきたい、そういうふうに私は感じております。したがって、環状2号線を完全に柱にしてしまうと、例えば築地、今、場外の活性化を一生懸命頑張っているところで、その隣接するところに本当に駅をつくれるのかどうか、またつくっていこうという考えも現在あるのかどうかというところもあるんですけれども、やはりせっかく通すのであれば、環状2号線から場外のほうに、どう隣接してくるのか。もともと銀座のほうに終点を持っていくという話がありましたけれども、その点のルートの考え方が、東京都が今回検討することによって、なかなか実現しづらくなってしまうんじゃないかという懸念があるものですから、質問させていただいているわけでございますが、この点についてはいかがでしょうか。

○望月環境政策課長
 BRTについてでございます。

 東京都のほうの検討は環状2号線を中心とした形の中で、本区としては、枝線的なもののお話は、銀座を含めてでございますけれども、こちらの方針の中でも勝どき、晴海という形での記載もございます。そういった中での計画の検討というふうに基本方針の中でうたわれておりますので、この点はぜひ区としては主張をしてまいりたいというふうに考えてございます。東京都という広域的な視点のお話もございますが、あくまでも、そこに区がこれまで検討してきました内容を踏まえていただくというお話がつけ加わっておりますので、その点ははっきりと言えるのではないかなというふうに考えてございますが、どのようになるかについては今後という形になろうかと思います。ただ、ぜひ主張すべきところは主張して、その実現に取り組んでまいりたいというものと、先ほどの例えば築地のところでの駅の関係がどうなるのかというお話がございます。ただ、こちらもまだ今後という形になろうかと思っています。

 環状2号線の本線は側道を含めた形、物理的なお話がどうであるか、また築地の部分での跡地開発のお話が先ほどございましたけれども、まだ未定であるという状況の中で、今後そういった部分もお話として出てくるのかなとは思っております。そういった部分も含めて、今後東京都とは話を詰めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 ありがとうございます。

 仮に、環状2号線を通るルートにしても、また場内の跡地が今後どうなっていくか、これは見えないところでありますけれども、これだけ築地の場外の活性化について議論してきておりますので、BRTを通すからには、少しでも寄与する、また、それが築地、中央区全体の活性化につながるような考え方をお願いしたいなというふうに思っております。

 そう考えたときに、最初に少し申し上げたのは、現在の勝どき地域の混雑緩和のため、晴海通りを通せないかというお話をさせていただきました。今の状態でそれが難しいのはよく理解できるんですけれども、もし仮にそういった話から入っていって通すことができれば、東京都が虎ノ門方面とかそちらのほうに通したいルートは当然あるでしょうけれども、中央区にとって一番メリットがある通りは、やはり晴海通りかなと思うんです。例えば、今の築地の場外に隣接するところにも通れる。真っすぐ行けば銀座方面にも行く。今は何もないので、好きなように想像できるわけですけれども、仮に銀座方面へ入っていって、もし中央通りを曲がれたとして、そのまま直進すれば京橋に向かえ、京橋にはこれから例えば観光施設をつくろうというところもありますので、そういった意味では、その目的も達成しながら、銀座、京橋、日本橋方面というつながり方もできるという考え方も1つあるのかなと思うんです。混雑緩和、多くの方々、人口が本当に多く集まっていただくので、その輸送ということも当然大事なんですが、やはり中央区として本当に区のメリットとなるようなルートの設定、また協議をお願いしたいなというふうに思っております。

 それから、あわせて、岐阜で視察させていただいたときは、なかなか公共交通がまだ整備されていないということで、BRTを一つの中心軸にして、その後、車で移動する方もいる、自転車で移動する方もいる、あるいはコミュニティバスで移動する方もいるということで、その終点に一つの結節点を設けているんです。ですので、例えば築地という立地は、日比谷線にでも大江戸線にでも、地下鉄だけでもいろいろな駅が近い。それから、繁華街でも銀座が近い。そういった意味では、一つの結節点となるような中心地じゃないかなと私は思っているんです。ですので、始発と終点だけが結節点ではなくて、その間に来る築地もその意味があるんじゃないかなと私は感じています。そういった中で、一番いいのは、仮に環状2号線を通ったとしても、場内に入ってすぐ右に曲がって晴海通りのほうに向かってもらって、その後、晴海通りに入っていくとか、つまり場外に少しでもつながっていく、築地全体にもつながっていく、それからひいては銀座、京橋にもつながっていくという、中央区としてメリットのあるようなルートをぜひ考えていただきたいなというふうに思っております。

 ですので、例えば今の築地が一つの結節点と考えるのであれば、これから場内がどういった形になるかわかりませんけれども、一つの大きな土地でありますので、そこに駅があれば、当然駐車場があったり、駐輪場があったり、いろいろなスペースが必要になってきます。ですので、確保しやすい環境じゃないかなと思うんです。先ほどもいろいろな方の御議論を伺ったわけでありますが、一つの課題として、築地新市場がこれから進めていく上では、やはりスペースが大事になってきますので、それとあわせて、そういった一つの一大拠点がつくれないかなと、また、それを持っていきながら確保できないかなと、そういうふうにも考えたところでございます。

 今のことについて、もし御見解をいただければありがたいと思います。

○吉田副区長
 先ほどからお話がございますけれども、私は枝線という言葉ではなくて、むしろ軸線というのはあるんだと思っております。その軸をどこに置くかということでは環状2号線だろうと思っておりまして、その部分について、基本的な軸がある部分の環状2号線の築地から有明に至るラインというのは、いわゆる軸線だよということだと思います。その先はもうちょっと弾力的に考えていいので、環状2号線の流れのまま行きますと、当然、新橋、虎ノ門という線が出てくるし、逆に築地のところから側道が出てきたときには、側道で上がっていったときに、それを銀座にどう入れて、かつ東京駅にどうアクセスさせるかというようなことは、これからあり得ると思っています。そうすると、単純に言えば、例えば5分ピッチでバスは来るんだけれども、5分おきに新橋駅と、例えば銀座、東京駅というのが交互に来ますよとかいうような運行というようなことは、当然考え方としてはあり得る。そのピッチをどういうふうにするかという問題は、またあろうかと思います。

 また、実際のところ、これはかなり私どもの懸念材料なんですが、全部臨海副都心を出発点とした場合、例えば通勤時などに来ますと、勝どきあたりに来たときに満員になっている可能性があって、満員通過をずっとされちゃうと困るじゃないかと。そのときに、現実のところを言うと、晴海を起点とすれば、例えば晴海二丁目で、一丁目の客も拾うようなところからスタートをさせて環状2号線に入って、それが例えば銀座、東京駅に行くとか、あるいはそこから新橋、虎ノ門に行くとか、そういうようなバリエーションというのは、軸線に沿っては幾つかあると思います。その部分についての考え方を我々としてきちんと整理をさせていただいて、バス停という部分のところも含めて、まち全体の活性化につながるように配置をして、そういった配慮を含めたバス計画となるような要望を東京都のほうに具体的にしていかなきゃいけないと思っております。先ほどから御指摘ありますように、ルートの問題と、それから地域の問題については、きちんと東京都に要望しなきゃいけない事項でございますし、そのときに、試行としては、今、申し上げたような弾力性を持った考え方で整理をしていかなきゃいけないと思っております。

 それらを含めて、なおかつ、ここのBRTを含めた計画の一番の問題は、実は築地市場の移転と環状2号線がどういう形で暫定路を整備されて、本格整備されるのはいつの時期かというところがまだ読み切れていないというところもございますので、そういった部分もあわせて、いろいろ私どもとしても協議を重ねて整理をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○田中(広)委員
 御答弁ありがとうございます。

 相手があることですし、まだまだ見えないところもあると思うんですが、もし、もともと区が単独でやっていれば、当然、東京都にいろいろな形で協力をお願いしなければいけない。そういった大変な苦労があったわけでありますけれども、今回は東京都がしっかりと考えてくださるということなので、環境はすごくありがたいと思いつつも、逆に、区にとって余り懸念となるようなことにならないように進めていただきたいなと思っております。

 ちなみに、なかなか難しいのはよく理解をしているんですけれども、今の勝どき駅の混雑緩和の一つの方策として、いずれ環状2号線が暫定でも開通すれば、車の交通は多少は分散されるのかなというところも想定できますので、晴海通りにBRTを通すというのは全く難しいのか、それとも可能性があるのか、区としての御見解をお聞かせいただければと思います。

○吉田副区長
 大変申しわけないんですけれども、その点については、基本的にかなりハードルが高いと思います。交通管理者である警察の方々が、現状の晴海通りの混雑というものが環状2号線が整備されることによってどれだけ緩和されるのかということのしっかりしたイメージが現状においては余りないものですから、その中で晴海通りに例えば優先レーンを整備するというようなことは、現実にはなかなか許可していただけないという部分がございますので、ハードルは極めて高いと思っております。

 ただ、私どもも、今、そういう部分で悩みますのは、混雑をしているというところで、混雑しているのがどこからどこまでだといったときに、例えば築地四丁目の交差点のところから勝鬨橋まで、場外と市場がかなり乱暴な道路の使い方をしている関係で混雑している部分も結構ございますので、例えば新大橋通りのところに側道が出てきたときに、そこから行って、今の共栄会ビルのところで左折するような形で晴海通りに入るというような流れというのは、一つのラインとして考えられないことはなく、そういう部分であれば、何か交渉の余地があるのかなと思いますが、ただ、極めてハードルは高いということが現実なので、その辺は御理解をいただきたいと思っております。

○田中(広)委員
 確かに、難しいというところがあると思います。せっかく築地市場等街づくり対策特別委員会ですので、やはり築地にとって少しでもメリット、また中央区全体にとって少しでもメリットのあるということで今回取り上げさせていただいたんですが、ぜひ場外にしっかり隣接するように通っていただきたいですし、またうまくそれを活用しながら、一定のスペースを確保できるような方策にもつながらないかなと思って提案させていただきましたので、ぜひお酌み取りをいただきたいと思います。

 それから、晴海通りを通るということについても、晴海通りに固執しているような言い方に聞こえるかもしれないんですが、中央区にとっては本当に中心的な道路でありますので、やはり地域の活性化という点も含めて大変効果のあるところだなと私は感じておりますので、ぜひ検討をこれからも続けていただいて、その案も持ちながら東京都との交渉に当たっていただきたいと思いますので、要望して終わらせていただきます。ありがとうございました。

○高橋委員
 幾つか質問させていただきます。

 まず最初に、築地新市場の駐車場の問題です。

 というのは、今度、豊洲に市場が移り、新市場との間で3キロぐらい離れているところにできるわけですから、今まではターレで移動できたり、人力で移動できたものが、結局、車を使わないと移動ができない距離になってくるわけです。そうすると、今までの場外の人たちも車で移動するということが考えられるし、新たな新市場が93店舗ですか、今92店舗ですけれども、ふえるということになれば、その人たちも車で移動という形になってくるんですが、スペースがありませんから、駐車場を潰してという話で今度のスキームが成り立っているというふうに思っているんですが、車の問題については、中央区としてどう考えられているのか、お尋ねをしたいと思います。

 それから、まちづくり協議会の報告の中では、晴海地区の将来イメージで大学の誘致というのが1つ出ていたと思います。オリンピックの後の話ですけれども、これはどんなものをイメージして計画を考えられているのか。

 それから、当然これはオリンピックとも関係してということなんでしょうけれども、今までの未利用エネルギー、新エネルギーということでの利用イメージを強めていこうという考え方が書かれていましたが、このイメージも具体的にはどういうことを考えられているのか。

 この3点についてお聞きしたいと思います。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 私からは1点目、駐車場のことについてお答えさせていただきます。

 現在、築地場外地域の駐車場は、築地川第一駐車場、これは約230台の収容力を持ったもので、私どもが持っているものでございます。それから、東京都が持っているものとして、場内におきましては、水産関係で合計800台、それから水産の上に買出人用の短時間駐車で使われているものが約400台ございます。それらが移転と同時に全てその機能を失うということが予想されているところでございますけれども、現在、築地の活気とにぎわい維持のために、移転直後、極端な話、その翌日から東京都の市場跡地の使えるところを使わせていただきたいと協議しているところでございます。今後は、タイムリミットがそろそろ近づいてるということから、その協議を加速して、ぜひ築地にこれから必要になってくる買出人用、それから通勤者用、そして高橋委員御指摘の業務用の必要台数を確保していきたいと思っております。

 以上です。

○松村地域整備課長
 まちづくりビジョンの中の大学誘致の話、それから新エネルギー等の話でございます。

 まず、大学誘致のほうにつきましては、ビジョン検討委員会の中からは、マンションだけのまちになって、日中若い方がいらっしゃらない、ある意味活気のないまちというのはいかがなものかという中で、日中でも人が訪れる施設というような意見の中から、大学等というのはどうだろうかという方向で話をしております。また、オリンピックレガシーであります国際交流でありますとか、スポーツ施設という関係もございますので、そういったものの中から大学みたいなものが持ってこれないのかというようなところでも関連性があるというふうに認識してございます。

 いずれにしても、まだまだオリンピックが6年後、大会後6年から7年先にまちができていく中で、まだ大学のほうもイメージが固まっているわけではなく、具体的な施設が来るというわけではございませんので、今後、まちの熟成、計画検討の状況を見ながら、晴海へ来ていただけるようなところに働きかけていく、こういったことが必要なのかなというふうに認識してございます。

 それから、エネルギーにつきまして、これまでの間、未利用エネルギー等について検討してまいったところでございます。これまででは太陽光等あったわけでございますけれども、今後は水素によるエネルギーの活用等も視野に入れながら、こういったものについては、かなり技術進歩というところがございますので、関係機関の情報なども収集しながら、実際に事業をしていきます東京都であるとか民間事業者に、そういった情報をもとに働きかけなどを行うことが必要なんだろうというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○高橋委員
 築地市場の駐車場の問題ですけれども、臨時は、今、竹内副参事が言われたように東京都の閉鎖をされた空き地の中で処理ができるというのはわかるんですよ。だけれども、跡地の再開発が始まった段階で、それは当然使えなくなってくるわけですよね。ところが、さっきも言いましたように、今までだったら必要がなかった自動車の需要というのがふえてくるわけで、この部分をどうするかということをきっちり考えておかないと、結局は遠いところにとめるんだったら意味がないという話になってくるでしょうし、そうなってしまうと、まちづくり全体がかなり停滞するような話になってしまいますので、その辺をどういう形で区のほうは考えているのかということをお聞きしたいので、臨時の話はわかりました。臨時じゃないほうの話を少し教えていただければありがたいなというふうに思っています。

 大学については、まだ具体的な話ではなくて、本当にイメージの中の話という形で受けとめさせていただきます。

 もう一つ、水素も含めた新エネルギーの話なんですけれども、基本的にオリンピックがそういう形で進んでしまうと、晴海のその後、建てられる住宅やそういうものも含めて、やはり水素をエネルギーにしたというような話になっていかざるを得ないだろうというふうに思うんです。そのときに、全体計画の中で国や東京都で水素という話が進んでくるのであれば、それはある程度リスクは背負わないでも済むというふうに思いますけれども、晴海だけがということになると、先行してやるということになりますから、いろいろな意味でリスクを背負うということになってくると思うんです。だから、その辺のことについては、具体的にどういう計画で進めていくのかというのがはっきりしないと、エネルギーの問題ですから、非常に難しいというふうに思います。足りないということになっちゃうと大変ですし、はっきり言って、その辺についてはどうお考えなのかを聞きたいと思います。

○吉田副区長
 まず、築地の件ですが、現実問題として、私どもは東京都から用地を借り受けている部分については、仮にそこに開発が動いたとしても、開発者の地元に対する負担として、ある区画だけは確保しておかなきゃいけないと思っております。そういうところで、むしろ車回しでありますとか、荷さばきでありますとか、そういう空間の確保というのは、外部的に場内的な空間の中で今後とも引き続き確保できるように、東京都あるいは開発事業者と協議をしていくということが必要だろうと思っております。

 駐車場の部分でございますが、現実の問題として、私どもの持っている駐車場というのは、基本的には来街者用になるだろうと。事業者の車庫的なスペースなりも含めて駐車場というのは近傍に必要なんですが、実は大変幸いなことに、市場自体の周りに民間の500台前後の駐車場が、現実に市場に貸している駐車場がございます。それらについて、市場移転と同時にあいてしまうので、どうしようかというふうなことを考えていらっしゃる方もたくさんいらっしゃる。そういった部分を含めて、区として統括的に管理しながら、余り整備費用がかさまないような形で駐車場の確保というものを考えていかなきゃいけないというふうに、今のところ、私どもは考えておりまして、そういった調整を内々に進めさせていただいているところでございます。そういう中で、基本的な部分は確保できるだろうというふうに考えております。

 それから、エネルギーの問題でございますが、晴海の選手村におけるエネルギーとか交通という問題については、ある意味でコンセプトにかかわる部分だと思っております。晴海の選手村において、これは一つの考え方でございますし、東京都とも協議しなきゃいかんと思っておりますが、我々としては、例えばあそこに駐輪場とか駐車場とかというのを規定で1家族当たり1.何台で設けさせるかということを考えるかというと、それじゃないだろうと。新しい時代なんだから、例えばあそこにはむしろサイクルシェアなりカーシェアの基地を持たせて、自動車とか自転車とかを私有しないようなまちづくりというのもあるじゃないかというようなことで注文をつけていくということも、当然考えられるわけでございます。

 そういう中で、エネルギー問題に関しても、率直に申し上げて、最大のエネルギープラントは清掃工場でございます。清掃工場から出てまいります排水の中で、バイナリーといいまして、もう一回たいたりして温水供給をすれば、基本的なエネルギー供給は可能であろうと言えるような部分もございますので、これが選手村の冷暖房計画なり何なりの基本的な配置の部分に適合するものであれば、そういう活用をしていくというようなこともあわせて考えていく必要があって、そのことも含めて、これは東京都のほうでもその部分では方針を打ち出しているところでございますので、そういう方向性で調整をさせていただきたいと思っております。

○高橋委員
 わかりました。終わります。

○志村委員
 築地新市場ですけれども、名称についてです。

 当初、先行営業施設といって、その後、築地新市場と。私たちが口頭で言う場合は、仮称とか、そういうものをつけられないんですけれども、この名前がなぜ決まらないのか。築地新市場とか、また別の名前もなぜ決まらないのか。名前を決めるときの条件というのをどのように考えているのか。また、いつまでに決定しようとしているのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。

 それから、資料によると、7月22日に仲卸業者の市場開設区域内販売の規制についてという説明があったとの報告があります。これでは、例えば築地新市場では仲卸と同じ名前の看板を出せないというふうに思うんですけれども、市場開設区域内販売の規制についてどのように説明し、また内定事業者からは、従前からこのことは知っていたよと理解していたのか、それともまた、このようなことについてどのような意見や質問が出されたのか、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、内定辞退が発生したということで、これは築地新市場のさまざまな経営といいますか、営業のシミュレーションなりを考えて、この状況では経営が困難だというような判断で辞退したというふうに聞いているんですけれども、例えば使用料等々、条件については、応募のときに当然明らかにしているにもかかわらず、なぜ内定後に築地新市場での営業困難、経営困難という判断をしたのか、そのあたりがわかれば教えてください。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 まず、築地新市場の名称の件でございます。

 築地新市場は仮称であり、正式な名称は後ほど公募の上、親しみやすい名称を募集するということを入居者募集の段階から皆様方に説明しているところでございます。いわゆる愛称募集といいますか、名称公募なんですが、そのタイミングといたしましては、リミットは工事が進み、工事の看板などの変更がきかなくなる際だと思うんですけれども、今のところ、名称につきましては、選考のメンバーが必要となり、新市場の入居者の役員というか、代表となる方もそのメンバーになる必要があることが十分考えられるところから、今現在、そのタイミングを待って作業を始めるという状況でございます。

 そして、7月22日の全体会で説明いたしました仲卸業者の市場開設区域内販売の規制についての件ですけれども、これは第1回目、6月21日の全体会の場におきまして、入居予定者から、こういった規制があるが、それを知らない者が多いので、説明をしてほしいという要望を受けて解説したものでございます。詳しく言いますと、東京都の卸売市場条例第74条第1項許可というものなんですけれども、基本的に卸業者は仲卸または売買参加者にしか物を売れない、仲卸業者は卸業者から物を買い、市場内でしか商いができないという規制がございます。ところが、それが平成17年の3月議会におきまして規制緩和の状況から、知事の許可を受ければ、市場開設区域内において販売をすることができるというふうに改正されました。そのことにつきまして、7月の第2回目の会合におきまして、その根拠となる法令の抜粋、それから申請の書式、そしてその申請が審査される過程など、東京都のホームページから使わせていただいたものでございますけれども、入居予定者の方々に説明をいたしました。

 これに関する反応といたしましては、結構知らずに、もう一度聞かせてほしいという電話が後ほど係にかかってきたというようなことを聞いております。

 そして、辞退の件についてのことですけれども、確かに営業のシミュレーションにつきましては、申し込み段階においてしっかりと収支予定を立て、申し込むことというような募集をしたところでございます。この1事業者につきまして、どのような問題が発生したのか、本当のところは聞けていないものでございますけれども、経営上の都合が理由となっております。経営の財政の状況、また人員、そして顧客の動向など、申し込み時点から辞退を決断するまでの間に何かしらあったものと思われますけれども、申しわけございませんが、私どもで把握しているのはここまででございます。

 以上です。

○志村委員
 名前のことなんですけれども、この場所ではないんですけれども、鮮魚マーケットという名前があって、先行営業施設となって、築地新市場となって、結局、我々がいろいろ話すときに、説明しなくてはいけないんです。そういう意味でも、また入居事業者の方たちがこれからの事業展開として、ある程度こういうところでこういうものをやりますという意味もあるので、公募したり、いろいろ時間はかかると思うんですけれども、建物ができて看板をつけるときまでとなっちゃうとまずいと思います。公募する場合でも、選考メンバーとか、さっきお話がありましたけれども、時間がかかると思います。だからこそ、早目に進めていただければというふうに思います。

 それから、市場開設区域内販売の規制についてですけれども、これの正確な理解ということで、知事の許可があったとしても、こういうことはできない、こういうことはできるという部分もあると思うんです。ですから、例えばさっき言ったように、仲卸と同じ屋号で築地新市場の中で看板を掲げること。ですから、仲卸と同じことでできるのかどうか、聞かれたんですよ。聞かれたので、今の状況だと、仲卸の販売という形でイメージさせるようなことはできないと思うんですけれどねとは言っていたので、そこら辺については正確に、規制緩和があったとしても、規制緩和できない部分はどこなのかということも含めて、わかれば教えていただきたいと思います。

 それから、内定辞退なんですけれども、現在内定している事業者から、また辞退者が出る可能性もなきにしもあらずと。そういう意味では、辞退した方の理由というものもしっかりつかんで、同様の辞退者が出ないような対応も必要かなと思いましたので、質問したところです。

 辞退のところですと、3事業者が繰り上がったと。さっきのお話だと、大物の3事業者が繰り上がって、その大物のうちの1事業者が辞退したと。現在、待機しているのは鮮魚と青果になっているはずなんです。資料のこの地図でS-22、順番にやっているとこの場所に鮮魚が入るのか、青果が入るのかというふうになると思うんです。内実が話せなければ、どっちが上だとか、それは話さなくていいんですけれども、鮮魚ですと4区画とる。ここまでは教えていただければいいんだけれども、つま物だったらいいんですよ。これがフルーツとか、そうなると、ここのエリアは青果がほとんどない中で、水回りがある中でどうなのかという意味で、つま物なら安心なんですけれども、そういうあたりで単純に待機しているから次に繰り上げということで、この状況が受けられるかどうかがありますので、そこら辺もどのように考えているのか。青果がどういう種類の青果なのかも教えていただければと思います。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 それでは、規制解除の件ですけれども、詳細につきましては調べていないところですが、そもそも仲卸業者が市場開設区域内、この市場開設区域内というのは、この場合、都内全域とのことですけれども、そこで許可を受けた品目に係るものを売る場合、水産ですと水産物、青果ですと青果物なんですが、そこを売る場合は知事の許可が必要と。逆に読みますと、知事の許可があれば、仲卸のままで区域内で販売ができるというふうに自分は理解をしているところです。詳細は東京都のほうに問い合わせをして調べることといたしますけれども、自分の認識はそういうものでございました。

 なお、これまで仲卸商でありましても、名前を変えて外で販売をしているという例は、具体的に見ているところでございます。いわゆるグループ会社を活用してのことと思います。私どもの募集要項には、この規制があることは承知した上で、開業の日までに法令などに抵触しないよう、その点をクリアしてくれというふうな表現で、このままでは開業はできないんですよというようなことを注意して募集したところでございます。

 もう一つ、補充する1事業者につきましてですが、申しわけございません。まだお返事をいただいていないところから、その業種につきましては、差し控えさせていただきたいところですが、仮に青果とした場合、その両隣との水が御心配とのことでございますけれども、この施設は両隣には水が影響しないようにつくってございます。それと、入居者たちとのヒアリングの中で、店舗配置につきまして、業種別に水産・青果で分けるか、またはもっと細かく業種別、取扱品目で分けるか、それともランダムにするかというようなアンケートをヒアリングの際に行いました。6割以上がランダムにしたほうがいいという回答を得ております。したがいまして、先ほどこの施設は隣のほうに水の影響が出ないようにつくっていることもありまして、資料のように、色で分けるとよくわかるのですけれども、バラエティー豊かな店舗配置となることができたものでございます。

 以上です。

○志村委員
 繰り上げのほうは、水回りもそうなんですけれども、つま物と果物ではお客の流れも含めて、いろいろあるなという感じがしたので、実際にそういうことを判断しながら、ここに出店するかどうか決めると思いますけれども、ちょっと心配なところもあるなというところです。

 それから、8月20日に入居内定者会で準備委員からの提案がされたということで、これに関しては、提案に対しては特段意見とか要望というのが出ないで、年内に向けての動きが進められようとしたのか、この確認をさせていただきたいと思います。

 それと、先ほどもありましたけれども、荷さばき場とか駐車場は今後、都と協議していくということで、今の想定では築地の土地の中ということなんですが、築地新市場というのが豊洲新市場開場の何カ月か前にオープンすると。豊洲新市場を開場するまでは、築地市場はあると。ですから、築地市場がなくなることを前提としているんですが、ある中で、駐車場とか、築地新市場が動いているときの荷さばき場とか駐車場をどこで考えているのか。さらに、廃棄物処理場、これは私もずっと言っているんですけれども、廃棄物を処理する場所も築地の跡地を使うというのは、例えば先の話だとしても、豊洲の新市場がまだ開場していないときは、どこを考えているのか、またそこら辺について入居内定者の方から質問とか要望とか意見は出されていないのか、お聞かせください。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 まず、最初の準備委員会からの提案、入居者団体設立の件についてですけれども、このときは設立の必要性、それから規約案などを説明しました。これに対する質問、それから意見というものは一切なく、この提案のとおり受け入れられたものというふうに私は見ておりました。

 それから、まだ築地市場が現存中に先行営業をする際の荷さばき、それから駐車場、廃棄物集積場につきましてですけれども、まず荷さばき場、駐車場というのは、築地市場が動いている最中は、その中の駐車場もまだ機能しており、築地新市場に運び込む荷物というものは築地市場から人力またはターレで運び込まれるということが想定されます。ですから、そこにつきましては余り心配する必要はないのですけれども、廃棄物処理につきましては、築地市場、外からのごみの持ち込みというものを監視しているところがございまして、なかなか今のもとの店に戻すというようなことはやりにくいものだと思います。私どもといたしましては、これは廃棄物処理業者との契約による小まめな回収または周辺にある区の施設を活用し、そこの提供できる場所を探し出すわけなんですけれども、そこを活用し、これを集積場に当てるというようなことを考えているところでございます。

 内定者からにつきましては、先行営業中の処置については、ごみ以外のところは質問など、要望というものは聞かれていないところでございます。

 以上です。

○志村委員
 わかりました。

 次に聞きたいのは、高速晴海線との関係なんですけれども、この計画がまだあると。実際にできるかどうかは別として、計画がある中で、今、基礎工事とか設計とかをやられていると思うんですけれども、基礎工事のやり方とか設計とかは高速晴海線の計画を考慮したものになっているのか、そこら辺を確認したいと思います。

 それから、波除通りが対面通行になるという話も聞いたんですけれども、築地新市場ができた後も対面通行のままでやるのかどうか、工事だけのためなのか、そのあたりも確認させてください。

○田村都市整備部長
 高速晴海線との関係の中で、今現在、高速晴海線に配慮した工事で進められているのかということでございますけれども、高速晴海線に配慮した工事の進め方を必ずしもとっているわけではございません。ただ、こちらは都市計画決定をされておりますので、都市計画決定区域内における建物についての法的な規制がございまして、それをクリアしなければ、その区域内に設置することはできないということで、一定の基準のもとに計画をし、工事をしているというものでございます。

 以上でございます。

○竹内副参事(築地まちづくり調整・特命担当)
 2点目の御質問、波除通りの対面通行ということですけれども、対面通行にするためには、まず地元の一致した要望、それから交通の支障がないという判断というところから、交通管理者は一方通行を対面にするということを判断するところでございます。現況からいきまして、波除通りにつきましては、対面通行となる十分な道幅はあるものの、実際に築地という特殊性から、対面通行にした場合の危険性というものが想像され、これは恐らくかなり状況が変わらない限り実現しないものであると考えているところでございます。

 以上です。

○志村委員
 高速晴海線計画を考慮しないでできているということで、法的規制の一定のクリアというあたり、余り細かくやられるとあれなので簡単でいいんですけれども、どんなものをクリアしていればできるのかを示していただきたいと思います。

 対面通行は、確認してみますけれども、工事のためなのかというあたりもあったんです。ここら辺は、場外の人なんですけれども、聞いた人に確認して、またわからないことがあれば聞きたいと思います。

 では、高速晴海線関係についてお願いします。

○田村都市整備部長
 高速道路に限らずでございますけれども、都市計画区域内において認められる建物の規模ということで、おおむね3階建て程度の建物といった定めがございます。

 以上でございます。

○志村委員
 3階だと、余り地下に行かなくて済むからですかね。下にトンネルが通る可能性もあるということで心配したんですけれども、わかりました。

 それから、まちづくり協議会に関してなんですけれども、ここで質疑応答がされております。、晴海地区の資料1ページ目では、住戸数の設定について晴海地区の世帯人数を用いてと質問の中にあるんですけれども、晴海地区の世帯人数が何人であるのかお聞かせいただきたいというふうに思います。

 それから、次のページの下から8行目で、現在の社会経済状況ではオフィスの進出はなかなか見られないと思うという答弁をしているんですけれども、これはどなたが答弁をしたのか。都の職員なのか、区の職員なのか、そこも教えてください。

○松村地域整備課長
 まず、初めの晴海地区の世帯人数でございますけれども、最新の状況でいけば、1世帯当たり2.1人でございます。

 2つ目の御質問でございます。

 こちらについては、たしか東京都のほうで答えているというふうに認識してございます。

 以上です。

○志村委員
 オフィスの進出はなかなか見られないと東京都が言っているとすれば、東京都はアジアヘッドクォーター構想ということでオフィスを世界に負けないようなということでつくっているんですね。私は、いろいろな資料などを提示して、オフィスはもう過剰で、なかなか入らないよというようなことも言っています。そういう意味では、同じ都の職員が、片や、オフィスの進出はなかなか見られないと。これは社会経済状況ではということですね。晴海地区ではじゃなくて、現在の社会状況ではという説明をされている。そういう意味では、アジアヘッドクォーター構想との整合性ですね。区の職員であれば、ここで聞けたんですけれども、都の職員なので、その整合性をぜひ発言した人に聞いていただきたい。そこの答弁を資料として委員に出してほしいんですけれども、その点はいかがですか。

○渡部(博)委員長
 資料の関係については、検討させてもらいます。今の質問については、確認をしてもらうように話しておきますので、よろしくお願いします。よろしいですか。

○志村委員
 では、よろしくお願いします。

 あと、BRTですけれども、このまちづくり協議会の中で勝どき・豊海地区のほうで、始発の場所は晴海始発など、また終点銀座ということで、先ほども吉田副区長からのお話もありました。これまでの区の構想が生かされるような内容にならなくてはいけないというふうに思うんです。全議員に配られましたけれども、8月29日の都心と臨海副都心とを結ぶ公共交通に関する基本方針の中で、中央区の検討結果も踏まえ、同区と連携して進めていきますというふうに記されているんです。連携して計画を策定するというのはどういうイメージかです。先ほどから聞いていると、区のこういう考えを要望するというような話もあったんですけれども、私は、都と中央区と事業協力者が軸になりながら、中心となりながら、この計画を進めていく、これが連携して計画を策定するというイメージなんです。区が持っている、BRTをどう進めていくのかというあたりのイメージをお聞かせください。

○望月環境政策課長
 BRTの実現に向けての取り組みということでございます。

 これから具体的に東京都とお話をしていく中での話ですので、まだ今後ということでございますが、今現在のイメージとしては、当然、東京都と今回募集される事業者協力者、それと本区だけではなく、関係する区がまだ出てくると思っておりますが、それらを含めて連携しながら取り組んでいくものというふうに考えてございます。

 以上です。

○志村委員
 その場合、要望とかそういうものではなくて、もし恒常的な組織になるようにつくるのであれば、そこに中央区もずっと参加させてほしいということで、強く要望して、まちづくり協議会や、吉田副区長が言っているいろいろなフレキシブルな対応もありますけれども、それを実現するためにも、要望にとどまらない姿勢が重要だと思いますので、よろしくお願いします。

 以上で終わります。

○山本委員
 よろしくお願いします。

 築地市場等街づくり対策特別委員会なので、まちづくりのほうをお聞きしてまいりたいと思います。

 今回のまちづくり協議会の報告書なんですが、6月30日の月曜日と7月7日の月曜日に行われたまちづくり協議会の報告書となっています。これをことしの7月に東京都のほうに提出、報告しているかと思います。その前に、区がオリンピック・パラリンピック競技大会実施に伴う東京都に対する要望として6点を平成26年、ことしの3月14日で上げています。これの回答が9月に戻ってきました。9月4日です。

 これを踏まえながら、まちづくりについてお話を聞いていきたいと思うんですけれども、まず1点目が交通基盤の整備についてです。

 BRTについてなんですけれども、今、ほかの委員からもいろいろ御発言があったんですが、この一義的責任というのは東京都になるという理解でよろしいでしょうか。

 2点目に、開催後の公共施設、公益施設等の整備についてなんですが、本区が東京都に対して要望した内容というのは、選手村整備により、大会後には大量の住宅が供給されることから、小学校、中学校の必要性があると。東京都のほうからのお返事でも、認識していて、学校設置者である中央区と具体的な検討を進めていきたいということなんですけれども、晴海地区に関して、今回のまちづくり協議会の報告書の中で、現在、晴海地区の人口が約1万人程度であるんですが、今後、選手村の跡地が1万2,000人を上限として人口がふえることが想定されており、平成32年ぐらいには約4万人になると書いてありました。今現在1万人ですので、今後4万人になるということで、数字からとらせていただきますと、選手村の整備の前の時点でもう既に1万8,000人増加するということが考えられるのかと思います。そうすると、選手村整備の前に、今ある小学校や中学校がパンクしてしまうのではないかと思うんですけれども、こちらに対する見解をお願いします。

 3点目に、晴海運動場についてお尋ねしたいと思います。

 区は東京都に代替施設の確保について要望しておりましたが、東京都のほうからは困難であると返ってきています。これについて、区は今後どのような主張をしていくのか、お尋ねしたいと思います。大丈夫でしょうか。

○渡部(博)委員長
 ぎりぎりの際だね。

○山本委員
 済みません。まちづくりとオリンピックとの兼ね合いが。この3点お聞きしてもいいですか。

○望月環境政策課長
 私のほうからは、BRTの整備ということでの御質問にお答えいたします。

 先ほど来申し上げておりますように、BRTにつきましては、東京都が8月29日にプレス発表されたように、東京都としてその必要性を認識し、検討を進めているということを発表されております。区のほうとしては、その発表を受けて、当然これまで区で検討していた経緯、内容を踏まえて東京都も連携してくれるというお話であれば、一緒になって検討してまいりたいと。

 それと、先ほど来、御質問の中にございました区の主張というものも、しっかり、きちんと伝えながら、その実現に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○松村地域整備課長
 2点目の学校の話でございます。

 今後の人口の動きについてなんですけれども、現在9,000人ちょっとの人口かと思っております。現在、晴海二丁目では2棟のマンション、それから晴海三丁目では3棟のマンションが建つ予定になってございまして、これに伴って、さらにまた人口が1万人ぐらいふえていくものと想定しております。本区の中では、そういった人口増を踏まえて、月島第三小学校の増築について、現在検討しているところでございます。その後のオリンピックの選手村で、もともとの豊晴計画の人口に対して1万2,000人の人口増で、最終的に4万3,000人という上限がございます。そういった中で、小学校、中学校、必要なものについて東京都のほうに要望しているものでございます。

 それから、運動場のほうについては、将来的な話もありますけれども、工事等を踏まえながら、使えるところを使える期間は使っていきたいということと、それから必要な情報について東京都から出していただいて、区のほうで対応していきたいということを考えているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 では、終わります。

○渡部(博)委員長
 議題、新しい築地及び再開発等まちづくりに関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部(博)委員長
 ありがとうございます。

 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部(博)委員長
 ありがとうございます。

 それでは、閉会いたします。

 ありがとうございました。

(午後3時16分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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