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平成27年 環境建設委員会(7月24日)

1.開会日時

平成27年7月24日(金)

午前10時00分 開会

午後3時46分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 瓜生 正高

委員 押田 まり子

委員 鈴木 久雄

委員 志村 孝美

委員 松川 たけゆき

委員 塚田 秀伸

委員 富永 一

議長(鈴木 久雄)

4.出席説明員

(12人)

矢田区長        

吉田副区長       

宮本環境土木部長    

望月環境政策課長    

中野環境推進課長    

溝口水とみどりの課長  

三留道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

秋山書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午前10時 開会)

○中島委員長
 おはようございます。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日は、理事者報告の関係で菅沼都市整備部副参事が出席いたしますので、御了承願います。

 では、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長

 1 平成26年度ダイオキシン類調査結果について(資料1)

 2 環境マネジメントシステムの見直しについて(資料2)

 3 平成26年度中央区役所温室効果ガス排出量等について(資料3)

○田村都市整備部長

 4 京橋一丁目東地区の都市計画について(資料4)

以上4件報告

○中島委員長
 どうも御苦労さまでした。

 発言の時間制については、既に御承知のとおりで、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午前10時15分です。自民党さん31分、公明党17分、日本共産党さん17分、維新の党さん17分、止水さん10分、無所属クラブさん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○志村委員
 まず、資料1の4ページ、土壌中のダイオキシン類の経年変化についてです。

 ここで、平成25年度、26年度のあかつき公園の数値が極端に低くなっておりますので、これの理由です。サンプルの取得場所の違いとか、何か特別な対策を行ったのか、この理由をお知らせいただきたいと思います。

 それから、資料2のほうの環境マネジメントシステムの見直しについてです。

 1ページの監査総括のアのところで、「要改善」は研修実施記録書の未作成やEMSを推進する体制が確立されていないなど、「意識改革」に関する指摘が多く見られたということですが、この対象が区関係の部署なのか、それとも例えば指定管理者などの施設なのか、要改善が12件ありますけれども、この内訳をお知らせください。

○望月環境政策課長
 私のほうからは、資料1のダイオキシン類調査結果に基づきまして、あかつき公園の平成25年度、26年度の数値が低くなっているということの御説明でございますが、こちらにつきましては、サンプルの調査地点が変更になったというものでございます。ただ、当然あかつき公園の中で採取はしておりますし、5カ所の平均値という形になっていますが、場所が変わったということでございます。それと、黎明橋公園の25年度、26年度も大きく数値が変化してございますが、こちらは公園の改修工事によって土の入れかえがあったという状況になってございます。

 以上でございます。

○中野環境推進課長
 私から、資料2についてでございます。

 まず、要改善の内訳ということでございまして、これは区の施設と指定管理者の部分がございます。済みません。割合的には今はあれですけれども、内容としては、要改善の中で報告書未作成というのは、実際、例えば研修をやっていたりするんですけれども、後で作成するということで作成漏れがあったということがあります。

 それから、EMSの体制が確立されていないということでございますけれども、例えばオフィスの中で電気は誰が消すだとか空調は誰が消す、パソコンは最後に誰が切るという役割分担の体制でマネジメントしているわけでございますけれども、ある施設なんですが、施設長がかなり積極的な方で、施設長が1人でその責任を負ってやっているということでございます。その施設長がずっといる中ではEMSとしては回っていくんですけれども、人がかわるとなかなかそれが回らないということで、体制が確立されていないという指摘をされたという内容でございます。

 以上でございます。

○志村委員
 ダイオキシンは、わかりました。

 環境マネジメントシステムですけれども、本当はこの要改善の施設はどこかと聞こうとしたんです。それはそれで問題があるので、比率を聞いたんですけれども、直営の施設と指定管理者の施設の比率について、また調べて再度御答弁いただきたいと思います。

 それから、資料4、京橋一丁目東地区の都市計画です。

 表紙の裏では7月に区民との協議が行われるということですけれども、これは、これからなのかあるいは、行ったのかという日にちを聞きたいのと、それから表紙の部分で、今後、都市計画の内容を含め、区及び地元、関係機関等との協議がおおむね整った段階で、都市計画法に基づく手続きを進めることとするとありますが、協議がおおむね整った段階というのが先ほどの7月の協議のときなのか、それとも、また別の手続きが始まったとか終了したところでの段階なのか、このあたりの段階がいつなのかをお聞かせいただきたいと思います。

 それと、そういう段階の中で手続きを始めるんですけれども、現時点で、ここでの地権者の数と、この計画の不賛同者数、率、そして不賛同されている方がいれば、その理由もお聞かせいただきたいと思います。

 それから、ここで相当の事務所ができますけれども、ディベロッパーがどこに決まっているのか。

 さらに、芸術・文化拠点の形成というのがあります。もともと美術館はありますし、それからいろいろと幅広く施設が活用されるんですけれども、この芸術・文化拠点の管理運営というのはどういうやり方で考えているのかです。

 それから、よく、こういう大きな開発のときには、地域貢献として、防災施設とかを含めて、容積率とかいろいろなこともありますけれども、今回のこの計画においての地域貢献、芸術・文化だって地域貢献というふうになるでしょうし、捉え方はさまざま、公的駐車場、駐輪場とかもあると思うんですけれども、地域貢献として評価できると考えているのはどこか、お聞かせください。

○中野環境推進課長
 申しわけございません。ただいま正確な資料が手元にございませんで、記憶の中でお答えさせていただければと思いますけれども、約半々だったかなというように記憶にとどめてございます。

 以上でございます。

○菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)
 今、委員御指摘の点につきまして順次お答えさせていただきます。

 初めに、区民との協議の状況でございますけれども、今週、7月21日に既に行ってございます。具体的に言いますと、まちづくり基本条例に基づきます高さ2Hを範囲とした周辺近隣町会長を初めとする商工団体の方々に声をかけまして、協議を行ったところでございます。

 また、2番目のおおむね整った段階というのは何を指すのかというお尋ねでございます。

 この部分につきましては、大きく言って2つございます。まず、1つは、東京都が直接特区提案を受ける協議の整った状況そのものを指す話が1点、もう一つは、後に御説明しますけれども、権利者の合意がきちんとなされたという2つの整った状況でございまして、現実、現時点で想定をしてございますのは、8月に入った段階で、事業者による特区の提案前に、東京都が指導している説明会を開催する上で、そういった近隣との説明の機会であったり、あるいは東京都との協議が整うというふうに考えてございまして、お盆前後にそういった協議が整った状況を私ども区としても確認する、そういった考えでございます。

 それから、現時点での権利者数でございます。

 権利者数は、現時点で土地所有者7名、建物所有者3名、合計で10名でございます。同意者数の部分につきましては、今想定してございます特区提案の提案者が、具体的に言いますと2事業者ございます。ブリヂストンビルを所有する永坂産業、それから戸田建設、その2者が当然、同意、その他以外の8名の方の同意につきましては、今、事業者間で同意形成を図っているといいますか、手続きに向けた判こを押印する作業に入ってございまして、今もって不賛同、不賛成の方はゼロという話を伺っているところでございます。

 次に、芸術・文化拠点の管理運営の考え方でございます。

 先月、ブリヂストン美術館が閉館してございます。それまでブリヂストン美術館を管理運営していた主体者は財団法人石橋財団さん、これは公益財団法人でございますけれども、その方が新しく拠点した後も継続する形で、これまでのノウハウ、経験を生かしながらオペレーション、運営をしていくというふうに伺っているものでございます。

 もう一つございました。済みません。その中での共同化した後のディベロッパーでございます。

 今、明確にそのディベロッパーを特定の者として立てて、そこの事務所をつくる部分に関するリーシングの話については、事業者から直接決めたという話はまだ聞いてございませんので、今後具体的な、そういったリーシングを含めた特定のディベロッパーをどこにするのかということを決めていくものと私どもは受けとめているものでございます。

 最後、地域貢献のお話でございます。

 何といいましても、今回の貢献は、先ほど都市整備部長から冒頭御説明ございましたとおり、中央通りと八重洲通りの十分なる地域ポテンシャルを生かしながら、インパクトある芸術・文化の拠点をつくり出そうという地域貢献でございます。世界の大都市、具体的に言いますと、例えばパリのルーヴル美術館におかれましては年間970万人、それからニューヨークのメトロポリタン美術館では年間610万人、それと比較しますと、東京では上野にございます東京国立博物館で年間150万人、六本木にございます森美術館で110万人といった規模でございまして、世界の大都市に比べて、芸術・文化という側面からしますと、明らかにおくれをとっている状況でございます。今回の芸術・文化の新拠点づくりにつきましては、東京都もかなり注力をしており、文化・芸術都市の世界一を目指すんだということも掲げてございまして、その文化力の向上の一翼を担う計画と私どもも思ってございまして、ハード面、ソフト面あわせて、今後、事業者と具体的な施策の展開を進め、集客、にぎわいを生み出すことが地域貢献だと認識してございます。

 以上でございます。

○志村委員
 先ほどの環境マネジメントシステムで、今回報告されたのは監査の結果なんですよね。なぜ監査したか。そういう中で指導事項が出された。指導事項が出されれば、それに対して要改善を改善させるということです。ここで環境推進課長を責めるわけではないんだけれども、そういう意識に立てば、要改善の施設はこういう施設、具体的にどの12施設だというのは手元にあって当然ではないか。特に、報告した委員会にはその資料をしっかり持って参加すべきだと思います。

 半々というお話もありましたけれども、後ほど、具体的な施設名は結構ですけれども、直営の施設と指定管理者の施設をお知らせいただきたいと思います。直営の施設で、これだけいろいろ力を入れてやっているのに、まだ改善がなされていないと。先ほど若干御報告がありましたけれども、抜本的に改善するためにはどうしたらいいのかというところまで具体化していかなければ、せっかくの監査を生かすことができないと思いますので、その点よろしくお願いします。

 それから、京橋一丁目のほうです。

 芸術・文化拠点の運営については、美術館については石橋財団だとは思うんですけれども、そのほか、今、都も注力とか、外国では国立とか、やはり文化・芸術というのは当然お金がかかる。これは歴史・文化を維持する、それも末永く維持するために大変な経費がかかるわけですけれども、それを私的なもので、この限られたスペースでどのように管理・運営していくのかという意味で、今、具体的には石橋財団しか出ていなかったんですけれども、その美術館以外のところの拠点についてはどのようにお考えなのかもお聞かせいただきたいと思います。

○菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)
 今、委員御指摘のとおり、その規模、さらには美術館の部分につきましては24時間空調というところで多大な運営経費がかかることは私どもも十分承知してございます。美術館以外の文化拠点の部分につきましては、実態的には戸田街区、B街区のほうでも文化拠点を形成するという話でございまして、具体的に言いますと、国レベル、文化庁とのコラボレーションができないかということでB街区の事業者側でも打ち合わせしてございます。ただ、オープン後の管理運営を主体的に誰がどのような形でどれだけの経費を持ってマネジメントしていくかということに関しましては、まだ入り口の部分でございまして、私的な会社、法人が管理するのか、あるいはそうではない公的な部分が担っていくのかという明確な整理は、まだこれからのお話でございます。

 以上です。

○志村委員
 例えば、中央区都市計画審議会にかかるときには、それはわかっているんでしょうか。全体がわからないと、なかなか審議できないと思うんです。短目にお願いします。

○菅沼副参事(都市計画事業・特命担当)
 審議会の段階で明確にお答えできる部分については、今後、事業者と詰めて確認をしてお答えしたいと思っています。

 以上です。

○志村委員
 以上で終わります。

○松川委員
 資料2、3について、ちょっと横断的になるかもしれませんが、質問させていただきます。

 こちらの数字というのは、3%削減を目指すということ自体は非常にいいことだと思うんですが、こちらの資料にもありますように施設の増改築、特に新規開設が絡んでいるからだと思うんですが、数字の増減が大変激しくて、例えば新規の開設を除いた部分の数字でどのように改善されているのか、そのようなデータというのはあるのでしょうか。

○中野環境推進課長
 資料3の別紙のところに当たるかと思いますけれども、経年度で既存分、新規分ということで分けてお示ししております。この中で、例えば学校の増改築があれば、そこの部分に新規分という、表の一番上のほうでございますけれども、そこに新規分が入ってくるという内容でございまして、既存分というのはこれまでの施設の積み上げという内容でございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございました。

○中島委員長
 次の発言者はいらっしゃいますか。よろしいですか。

 それでは、理事者報告に関する質疑を終了いたします。

 次に、議題、環境保全及び建設行政の調査について質問のある方。

○松川委員
 勝どきにあります月島第二児童公園の駐輪の問題についてお尋ねいたします。

 前回の委員会でも質問させていただきましたが、現在、私自身は月島第二児童公園の駐輪の状況は大変問題があるのではないかと思っております。私自身、その後、いろいろ調べまして、ここ最近でいきますと、午後の時間帯、月島第二児童公園内で177台、周辺の歩道上だけで35台、合計212台、少ないときでも公園内145台、周辺の歩道上28台、合計173台、そして、これが終電後にどうなるかということで終電後にも調べてみたところ、公園内で約70台、歩道上でも28台、合計98台など、かなり長期間とめてある自転車が多いというふうに思います。

 そして、公園内なんですが、月島第二小学校側のほうには敷地内に駐輪場がありますという案内、公園利用者専用駐輪場この先30メーターという看板があります。ですので、普通の方々は、この看板を見ると、公園内にとめていいんだというふうに思うのではなないかと。そして、実際、中に30メーター行きますと、駐輪場というのがございます。ただ、そこからじゃぶじゃぶ池がありますので、じゃぶじゃぶ池からスタートしまして、砂場を囲むようにヘの字型に動線があります。そこから約10メーター行ったところに防火水槽がありますので、通常ここは駐輪禁止なのではないかというふうに思われますが、その後、ヘの字型に逆方向に行ったところに、この場所への駐輪はおやめくださいという看板があるのみで、一般の方々はどこからどこまでが駐輪していい場所なのかというのがわからない状況であると思います。ですので、皆様は悪意があって公園内にとめているわけではなく、わからないから、ここにとめていいのではないかというふうに思っていらっしゃる方も大勢いらっしゃるのではないかなというふうに思います。

 ただ、そうはいいましても、今現在、昼間でいけば、じゃぶじゃぶ池から砂場を囲むように自転車がほぼすき間なくとめられている状況です。駐輪されている自転車で埋まっています。この中には、日によりましてはバイクがとまっている日もあります。ここ最近、ずっと見ておりますと、実際に駐輪している方は短時間の方もいらっしゃいますので、途中出された方々のすき間に自転車が倒れている。実際、そこの周りには、多い日では100人以上のお子様が公園内で遊ばれていますので、そのお子様の遊ぶ動線上に自転車がとまっています。そうすると、この状況からいきますと、いつかお子様が事故を起こすんじゃないかというふうに危惧する部分もあります。

 その辺を踏まえまして、お尋ねをしたいんですが、現在、この状況を見て、どのようにお考えになるのかというところが1点。

 そして、現在の見回りの体制です。ここを実際に見回りをしているのかどうか。

 そして、長期の駐輪のチェックです。当然、撤去しているものもあるかと思うんですが、それ以外の日に、どれぐらいの頻度で、どのようなチェックをされているのか。また、この中にかなり長く、しかも余り新しくない自転車がとまっているようにも思えますので、実際、盗難の自転車などがないかどうかというチェック、これは警察の管轄でなく区の管轄だと思いますので、区としてどのような連携をされているのか。そして、警告等をされているのであれば、その警告等の頻度につきましても、お聞かせいただければと思います。

○溝口水とみどりの課長
 月島第二児童公園の自転車駐輪についてでございます。

 公園内の駐輪ですけれども、公園利用者のためということで、私どもは公園内に駐輪場を設けております。現在もお祭り等で占用されておりまして、いろいろなイベントもございますので、そういう意味では、公園内で自転車駐輪場という明確な位置づけの区画を月島第二児童公園では図っていないところでございます。

 ただ、ただいま委員御指摘のとおり、夏休み、じゃぶじゃぶ池等もございますので、そのあたりの状況を見ながら、引き続き私ども、利用者の方にもわかりやすい表示等で駐輪の場所の誘導に努めてまいりたいと考えております。

 また、公園利用者外の駐輪についてでございますけれども、公園は24時間あけておりますので、公園利用者の方なのか、その他の方なのかという駐輪の見分けが現状難しいところではございます。ただ、長期間放置している自転車というのは見てわかるものもあるかとは思いますので、今後もそのような自転車には警告を張るというような形でやってまいりたいと考えております。

 また、パトロールにつきましては、月島第二児童公園につきましては、夜間も警備等のパトロールも入れております。また、職員等も巡回しておりますので、その都度、駐輪のほうにも注視して管理を図ってまいりたいと考えております。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 頻度などのお答えを今いただけなかったので、なかなかわからないんですが、中には、中央区は大変治安がいいのか、キックボードなども置いてあって、恐らくお子様が遊びに来るのに家から持っていくのが面倒くさいから、ずっと公園に置いてあるのではないかと思われるキックボードも、きのうですと2台、夜間も置いてありまして、その辺も、場合によりましては私物化というような形にとられる部分もあるかと思いますので、その辺のモラルの向上等をしていただくためにも、そういう警告等につきましては行っていただかなければいけないのかなというふうに思います。

 また、お祭りというお話もありましたが、ちょうど今、お祭りの関係で、敷地内が大変狭くなっておりますが、駐輪の問題がございまして、最も狭い幅でいきますと、私の目測なんですが、約60センチということで、人2人がすれ違うには厳しい状況の動線まであります。

 その辺もありますので、この辺がこれから先、前回の委員会で駐輪場の稼働が約60%というふうにおっしゃっていたかと思いますが、現在、695台の駐輪ができるかと思いますが、これを残り40%で計算しますと、約278台が余力というふうに計算できます。これから一時貸し、時間貸しを行うということでのお話もありましたが、これらの駐輪の皆さんを地下に誘導する、そのようなことをした場合、そして、これからまた勝どき五丁目に勝どき・ザ・タワーなどの大規模なマンションも建ちますので、人口増がますます見込まれます。その方々の通勤等の自転車も考えますと、残りの278台の余力で、さらに時間貸しも行うということを考えますと、駐輪場が不足するんじゃないかと思いますが、その辺の人口増に対する計画についてはどのようにお考えでしょうか。

○望月環境政策課長
 勝どき駅の地下駐輪場の件でございます。

 確かに、今、一時利用という形で検討しているところでございます。それは、当然、今ある駐輪場の空きスペース、先ほどお話がございました余力的な部分を活用しまして、一時利用というのを検討しております。まだ詳細については御報告できる状況ではございませんが、他区では、例えば最初の1時間とか2時間無料ですという形で、その後に8時間なり10時間で100円とかという形で設置されている例がございますので、本区としても、そういった形のものが一時利用としてできればというふうに考えてございます。ただ、その一時利用につきましては、残っているもの全てを充てるということではなく、そういった部分の中で、まだ定期貸しの方も当然まだおられるという状況を踏まえながら、一時利用の台数については設定していきたいと考えてございます。

 また、勝どき駅の地下の駐輪場でございますけれども、今、勝どき駅の改良工事が行われておりますが、竣工した際には、地下空間の一部を駐輪場利用という形でも考えてございますので、そういったものとあわせながら対応してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 月島第二児童公園及び勝どき周辺というのは駐輪場の問題が大変多く、区民の皆様からも御相談される部分であります。前回の委員会のときにも申し上げましたが、お金を払って、面倒でも地下に一生懸命とめている方々が、地上の便利な場所にただでとめている方々と比較して、正直者がばかを見ることがないように重ねてお願いをしまして、質問を終わらせていただきます。

○富永委員
 私も駐輪場のことで質問いたします。

 今、東京駅前に今年度より約11カ所、民間の駐輪スペースができておりますけれども、稼働率がよくないというふうに見受けられる中で、運営している事業者たちは、それに対してどのような感想を持っているというか、今後対策を講じていかなきゃいけないかというようなやりとりを、区としてコミュニケーションをとられているんでしょうか、教えてください。

○望月環境政策課長
 東京駅前の駐輪場の整備についてでございますが、昨年度、民間の力を活用しまして民設民営という形で駐輪場の整備をさせていただいております。また、稼働率が上がっていないような状況につきましては、我々のほうも事業者さんからも報告を受けておりまして、もともと当初から、こちらの駐輪場の整備が図られた上で、放置禁止区域の指定というものも継続しながら取り組んでいくという形で考えてございまして、できれば今年度、後半になるかと思いますが、当然、庁内で検討した上で議会に御報告しながら、地域の方とも御相談しながらでございますが、放置禁止区域の指定をして、駐輪場の利用を促していくという形に結びつけられたらと思っております。こちらにつきましては、当然、放置禁止区域に指定されますと即日撤去ということがついて回るわけでございますが、そういったものの周知を図りながら駐輪場利用を促していくという方向で考えてございます。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございました。

 また、一般質問もさせてもらったんですけれども、最近、消火栓の鉄柱とかガードレールに自転車をくくりつけている非常に悪質なものが大変多く目立つようになっている中で、放置禁止区域に指定されていないと即日撤去等々もなかなか難しいという中で、警察に話を聞いたら、それが通行の妨げになるとか、それが置かれていることによって危険だと判断される場合には、撤去することもできるというようなお話も受けています。先ほどの委員からのお話もありましたけれども、やはりきちんとした歩行空間の確保等々を考えると、悪質なものに関しては厳しく取り締まるような形で放置自転車対策というものを今後進めていっていただけたらなと思います。

 終わります。ありがとうございます。

○中島委員長
 ほかに、議題についての質問はよろしいですか。

 では、議題、環境保全及び建設行政に関する調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 管内視察について。午後は、千代田区コミュニティサイクルポート(九段坂上)、江東区コミュニティサイクルポート(石と光の広場(国際展示場駅))及び晴海三丁目西地区A3棟の視察を実施いたしますので、午後1時5分、正面玄関前に集合していただくよう、よろしくお願いいたします。

 なお、委員の方々と担当部長は、この後、お残りください。

 以上で、午後1時5分まで休憩といたします。

 大変御苦労さまでした。

(午前10時48分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時5分 再開)

○中島委員長
 再開(車中)

     〔視察等日程は別紙のとおり〕

○中島委員長
 閉会(車中)

(午後3時46分 閉会)


「別 紙」

環境建設委員会視察等日程

○日  程

    委 員 会 開 会         10:00

         ↓

       [休  憩]

         ↓

    区 役 所 出 発         13:05

    委 員 会 再 開

         ↓

    千代田区コミュニティサイクルポート(九段坂上) 13:24~13:43

    (説明・視察)

         ↓

    江東区コミュニティサイクルポート(石と光の広場(国際展示場駅))

    (説明・視察)                 14:18~14:30

         ↓

    晴海三丁目西地区A3棟             14:54~15:40

    (説明・視察)

         ↓

    委員会閉会(車中)         15:46

    区 役 所 到 着         15:50

○視察概要

・千代田区コミュニティサイクルポート(九段坂上)について 

 到着後、説明を受けながら、つぶさに視察を行った。

・江東区コミュニティサイクルポート(石と光の広場(国際展示場駅))について

 到着後、説明を受けながら、つぶさに視察を行った。

・晴海三丁目西地区A3棟

晴海三丁目西地区A3棟2階にて、委員長挨拶の後、説明を受け質疑応答が行われた。その後、施設内についてつぶさに視察を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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