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平成27年 環境建設委員会(12月15日)

1.開会日時

平成27年12月15日(火)

午後1時30分 開会

午後3時17分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中島 賢治

副委員長 瓜生 正高

委員 押田 まり子

委員 鈴木 久雄

委員 富永 一

委員 塚田 秀伸

委員 志村 孝美

委員 松川 たけゆき

議長(鈴木 久雄)

4.出席説明員

(11人)

矢田区長      

吉田副区長     

宮本環境土木部長  

望月環境政策課長  

中野環境推進課長  

溝口水とみどりの課長

三留道路課長    

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

秋山書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○中島委員長
 皆さん、こんにちは。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 まず初めに、理事者報告をお願いいたします。

○宮本環境土木部長

 1 平成27年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)(資料1)

 2 コミュニティサイクル4区相互乗り入れ実験について(資料2)

 3 隅田川防潮堤耐震補強工事について(資料3)

 4 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(平成27年度上半期)(資料4)

○田村都市整備部長

 5 まちづくり協議会の報告(資料5)

以上5件報告

○中島委員長
 どうもありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時49分。自民党さん80分、公明党32分、日本共産党さん32分、維新の党さん32分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○富永委員
 資料1の行政評価の中からと、それから資料2のコミュニティサイクルから、少し自転車に関連づけて質問させていただきたいと思います。

 行政評価の31ページに自転車のことが書いてありまして、東京駅前地区、当初700台近い自転車が置けるようなスペースを確保するということでしたけれども、実際は約半分程度の350台ちょっとのところで、今、何カ所かに分かれて駐輪場が整備されているところでございますけれども、それを一つの目安としながら、今後銀座地区にも駐輪場を広げていくと資料の中にあります。大きく分けて、東京駅前地区と銀座地区における放置自転車の問題に大きな差はあるんでしょうか。それとも、そんなには差はない、同じような感じなのでしょうか、その辺をお聞かせください。

○望月環境政策課長
 放置自転車の現状ということかと思っておりますが、放置自転車の問題において、区内で何か差があるということはございませんが、ただ、放置されている状況が東京駅等、駅前である。駅前ではないにしろ地下鉄ネットがある銀座駅、そういった部分でいきますと、利用者の方については、それぞれ状況が異なっているのかなと思っております。ただ、銀座地区につきましては、銀座の地域の方がこういった交通問題について考え方をまとめてございまして、その中では、銀座地区の中に自転車をなるべく入れないまちづくりをしていきたいというふうにまとめられております。そうした中、銀座の将来像という形になりますと、これはまた地域の方とお話をしていかなくてはなりませんが、歩いて楽しむまち銀座というのが銀座の考え方だというふうに伺っていますので、そういった中で放置自転車に対する対応を今後どうしていくかということになろうかと思います。

 東京駅前に整備したところでございますが、こちらにつきましても、やはり放置禁止区域の指定をかけていく必要があろうと思っております。なるべく早いうちにそういった状況になるように、現在、検討しているところでございます。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございます。

 今、東京駅前地区で放置禁止区域を検討中というお話がありましたけれども、放置禁止区域を設けるには、それなりのまとまった数の自転車が置ける駐輪場を今後整備していかなければいけないかと思うんです。今、大きな再開発が進んでおりますけれども、それらの中で駐輪場を整備するにしても、まだ5年とか7年とか時間がかかるような気がするんです。それよりも、現在の放置自転車の問題をクリアするには、放置禁止区域の指定というものをなるべく早い段階でやっていただく必要があると思うんですけれども、大体の目安として、いつごろを考えられているんでしょうか。その辺、もしお答えをいただけるのであれば、よろしくお願いします。

○望月環境政策課長
 放置禁止区域の指定の時期でございます。

 先ほど委員のほうからお話がございましたが、やはり駐輪場の整備がされる中で放置禁止区域の指定という形で強化をしていくということになろうかと思っています。そういった意味では、東京駅前の地域におきましても、やはり段階的に指定を考えていかざるを得ないというふうに考えております。例えば、まず東京駅前に整備された駐輪場の周囲を含む道路を指定していく。その後に、控えております開発の中でも駐輪場の整備を予定しておりますので、そういった整備にあわせて、またその周辺の区域を指定していく。ですから、長い開発ですと10年程度かかるのかもしれませんが、そういった中で、今あるところ、整備されたところについてはなるべく早くかけていきたい。それから、開発の状況を踏まえながら、段階的に東京駅前全体が将来的にはそういう形での指定がなされるよう、区としても駐輪場の整備を開発にあわせて考えていきたいと思っておりますし、その開発の機会を捉えて駐輪場の整備を指導していきたいというふうにも考えてございます。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございます。

 今、お話の中で、銀座地区は自転車をなるべく地域に乗り入れないような形でやっていこうという考え方がまちの中から出ていると。確かに、私自身、その話を聞いて、ああ、なるほどなと思った反面、やはり東京駅前も銀座駅前も商業地区ですから、日々の商いに当たって自転車を使っていらっしゃる方々も多くおられる中で、そういう人たちとの調整はどうするのかなというようなことも一つ心配はしているんです。本当にいろいろやってもらっている中で、なかなか解決されないのが自転車問題だというのが目に見えてわかるんです。東京駅前でも幾つか整備された駐輪場の半分自転車がとめられていればいいのかなというようなところが日々見受けられます。運営は民間だとしても、せっかく駐輪問題を解決するために、無理をしていろいろなところにねじ込みながら駐輪場を整備しているわけですから、それがきちんとうまく機能するようにするには、やはり放置禁止区域の指定ということを早くやってもらって、即日撤去、ここは自転車が置けないんだよというようなことを、放置自転車をしている人たちが認識することがすごく大事かなと思います。クリアしなければいけない問題もいろいろあるでしょうけれども、その辺はやはりまちの人たちもすごく心配していて、結構苦情が多くて、前にも委員会等々でもお話ししましたけれども、最近は電信柱とか消火栓とかガードレールにチェーンをつけて自転車をとめてしまっている。そうすると、固定物にとめられていれば、万が一災害や火災が起こったりというときに容易にその自転車を撤去できず、消火活動の妨げになったり、また避難の妨げになることも十分に考えられるので、まずはそういうところからなくして、バリアフリーですとか、ユニバーサルデザインの中でのきちんとした歩きやすい、動きやすい空間をというところからも早期に、細かいところからやっていただきたいと思います。

 続きまして、コミュニティサイクルなんですけれども、ことし秋から始まりまして、ちらほら乗っている人が目についたり、夜になればポートから自転車を移動しているトラックを見たり、またはバッテリーをつけかえている作業員さんの姿を見るような中で、18カ所からスタートしたポートは11月に5カ所ふえて23カ所ですか、とはいえ、やはり必要なところにまだないというのがすごく目につくと思うんです。資料を見ますと、月額会員で登録している個人の方が50名、それから1回会員で登録している個人の方が1,154名ですね。法人に目を向けると、月額会員で登録している法人が1法人、それから定額会員、これは4,000円でしたっけ、何回使っても課金がないというものだと思うんですけれども、それが6法人ということで、イメージ的に少ないかなという気はするんです。当初の利用の目標からすると、現在、登録されている方の数というのはイメージ的にどうなんでしょうか。お知らせください。

○望月環境政策課長
 コミュニティサイクルについてでございます。

 コミュニティサイクルにつきましては、委員御案内のとおり10月1日から始めたところでございまして、2カ月ちょっとたっているという状況でございます。ほかの区と比べますと、やはりちょっと少な目の登録数になっているかと思います。こちらにつきましては、委員御指摘がございましたけれども、やはりポートの数がまだ十分ではないのかなと。必要な場所に、バランスよく配置されて、その数がふえると、利用がもっと進むのであろうと。まだ2カ月という状況の中で見ますと、先ほど御説明をさせていただきました4区の相互乗り入れも実験として開始しながら、また、その中での課題もあるかと思っております。

 例えば、今現在、東京駅の前にはポートが設けられていないんですが、東京駅等を考えたときに、4区連携において千代田区も含めて東京駅を見ていく中でポートが確保されているという状況も一つの考え方なのかと思っております。ただ、だからといって、本区のほうになくていいというふうなお話は出ていないんですが、我々のほうも、そういった部分でいきますと、バランスよく配置できれば、より利便性の向上につながると思っておりまして、今現在もポートの増設に向けて取り組んでいるところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 今、広い意味で東京駅ということで考えるというお話もありましたけれども、こういうものは利用者の立場に立って物を考えるということが一番大事で、サービス提供者がここはいいだろうと思っても、それが実際利用者にとって使いやすいものでなければ、ふえていかないと思うので、その辺をしっかり考えながら進めていただきたいと思うんです。

 先ほど、開発地の中で誰が登録しているんだ、誰が登録していないのかなというような話が出た中で、開始したころに、実は私自身も登録をしてみようかなと思ったんだけれども、結局、毎日、自分の自転車で動いているから、これにあえて登録する必要はないということで、今、登録はしていないんです。

 一番根本的なところを考えて質問するんですけれども、このコミュニティサイクルはどういった人たちを対象としてやられているサービスなのか教えてください。

○望月環境政策課長
 利用者の方がどういった形で使われるのかということだと思っております。コミュニティサイクルそのものは、当然、区民の方に利用されるのがまず第一だろうと思っています。区民の方となりますと、やはり通勤・通学での利用。これは個人の所有から共有という形で、自転車を持たなくても、そういった目的に沿った形で利用できるという状況がございますので、それがまず1つと、あと本区の特性を踏まえますと、観光的な部分での利用のされ方も十分考えられるだろうと。それと、区内の事業所の方が事業所間で利用されるということも考えられる。そういった形の利用を想定していたところでございます。ただ、まだ観光客の方には中央区のコミュニティサイクルが始まったという認識をそれほどいただいていないのかなというところもございますので、これは積極的にPRしていく必要があろうかと思っております。

 また、区内の法人会員等につきましても、これがふえるということは当然利用数が上がっていく状況になりますので、これは運営事業者のNTT等も含めまして連携しながら、そういった部分のお話をさせていただくという形で考えております。少なくとも4区連携が始まった際に、さらにそういった利用者の方がふえて、使いやすいコミュニティサイクルになればということでございますので、我々としましても、なるべく利用者の視点に立った形でのコミュニティサイクルになるように取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○富永委員
 観光客に対してというのはすごく有効だと思うんですけれども、今、区民が所持している自転車を、いずれはこちらのほうに転換していきたいというような話がありました。自動車などは、今、中央区は大体5万台弱の登録があるとは思うんですけれども、やはり個人で維持していくには、もちろんそれなりのランニングコストがかかるので、最近は自動車を持たずに、シェアカーといって、レンタカーよりも安い金額で車を借りられるシステムがあるので、実際、毎月駐車場代だ、ガソリン代だ、保険代だ、合わせて数万円という経費をかけないで、使いたいときにはシェアとかレンタルで済まそうという方がふえていると思うんです。

 一方、自転車というのは維持経費が一切かからない最も身近な乗り物で、乗りたいときにいつでも乗れるというのが自転車がこれだけ多く普及している最大の理由だと思うので、それを区のコミュニティサイクルに転換していくというのはちょっと難しいとは思うんですけれども、今後やっていかなければいけないことであれば、そういうことに対してのアピールが少し足りないのではないかなという気がするんです。それをもっともっと区民に周知、広報する。それから、今、ポートもすごく地味ですよね。気がつくと赤い自転車が何台か並んでいるから、ここがポートなんだという程度なんだけれども、やはりもう少し大きな看板を設けて、何のためにこういうことをやるんですよというようなことをもっともっと周知していただけると、今、実験でやっていることがどんどんいいほうにいくんじゃないかなと思います。

 質問が前後してしまって、ごめんなさい。もう一回自転車問題のところに戻るんですけれども、4月から駐輪場、それから撤去費用など、今まで無料だった自転車にかかわるものが有料になっています。その中で幾つか聞いたお話なんですけれども、月決めでお金を払って駐輪している人と、1回ぽっきりの置き場で使う人とで利用する環境に違いがあり、お金を毎月払っている人が不便を強いられている。駐輪場を設けられているところでも、一時利用の人のほうが自転車を出し入れしやすいところに設けられているところがあって、それはよろしくないんじゃないでしょうかというような相談があるのと、今、当区もママさんがふえていまして、今までと違って、ほとんどの方が電動アシストの自転車に乗られているんです。そうなると、自転車も大型になりますし、何よりも重いんですよ。そうすると、ラックの出し入れなどが非常にしづらいと。特に、お子さんを乗っけたままそれをやろうとすると、物すごく重い自転車をラックに載せたり、おろしたりしなければいけないので、今の自転車状況に合ったものにラックなどもかえることはできないんでしょうかというような意見も聞くんですけれども、その辺に関して少しお考えをお聞かせ願えればと思います。

○望月環境政策課長
 来年から始めます一時利用についてのお話と、現在の月決めといいますか、定期利用の方の置き場所のお話かと思っています。こちらについて、区のほうとして特に差をつけているという認識はございません。なるべく利用しやすいものとなるように、その置き場所というものは決めていくことになろうかと思います。ただ、今、例えば利用に関する中でラックのお話も当然ございますが、それらにつきましても、ある程度の幅を持って対応できるような形のものを用意しているというふうに聞いておりますので、そういったことで対応可能なのかなということです。

 それと、一時利用もそうですし、定期利用もそうでございますが、今現在、地下の駐輪場がございます。こちらのほうについては、できれば本来地上の部分が望ましく、今、月島、佃の間にあります駐輪場については工事中のところがございますが、そういったところでも地上部分の置き場について配慮していきたいというふうには考えてございます。重いものを地下まで持っていくのが大変だという方もいらっしゃいますので、そういった利用についても差をつけることなく、地上部分でもそういった対応が可能なように検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 これもやはり何度も言っているんですけれども、機械式の駐輪場は、設置するにはコストはかかると思うんですけれども、わずかなスペースでより多くの自転車を収納できるという利点もありますし、何しろその場所までおりて、あいているラックを探して出てくる、それからまた、そこまでおりていくストレスも解消されるようなシステムがたくさんありますので、機械を設置するに当たって、地上十何メートル、20メートル近くまで上がったり、地下を掘るというのは難しいかもしれませんけれども、今、これだけ多くの開発が進んでいる中で、どこかそのようなものを取り入れていくなど、これからの本区の自転車に対して、もう一度考える必要があるんじゃないかと思っています。

 今、いろいろお話ししましたけれども、これは直接区民の生活にかかわることなので、スピード感を持って対応していただくように要望しまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○塚田委員
 よろしくお願いいたします。

 私のほうからは、資料1の行政評価の14ページ、16ページ、水と緑のネットワークの形成、そして安全・快適な水辺環境の整備・充実、同じようなところですけれども、ここの2つにつきまして質問させていただきます。

 まず、14ページのほうですが、こちらは日本橋川、亀島川の水辺の護岸緑化につきまして書かれておりますが、それぞれの計画延長に対し60%以上、7割近い実施状況になっていると。このときからまた日にちがたっておりますから、今ですと、もう少しパーセントも上がっているのかと思います。そういう状況で、私も日々、亀島川、そして日本橋川の状況を見ておりますが、亀島川は水辺の草が非常に茂り、橋の上からも、それから堤防の上から、護岸からも、あるいは舟運においても非常にいい状況ですね。そこにサギがおり立ったり、鳥も往来していまして、地元目線であっても、大変すばらしい状況になりつつあるのかなという思いで見ておりますが、同じように日本橋川を見ますと、いささか物足りない感じがございます。これは陸上からも、それから船に乗ってからも、かみそり堤防を介しておりますので、若干苦肉の策のような形で取り組まれていますので、少し見劣りというか、同じパーセントで語ると何か無理があるかなというところがございます。

 そういう意味では、今後、日本橋川の護岸の緑化につきまして、何か策というか、そういったものがあればお聞かせ願いたいということが1つ。

 そして、16ページのほうですが、こちらの1の目的のところにオープンカフェでの休息というようなことが書かれております。この内容の詳細については、触れられていないんですが、以前に実施されたことは私も覚えておりますけれども、今後、カフェに限らず、川辺で何かイベントといいますか、そういった催事なるもの、川辺を盛り上げるというような形での何か予定なり計画なりがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。

○溝口水とみどりの課長
 まず、1点目の日本橋川の緑化についてでございます。

 委員おっしゃるとおり、亀島川と日本橋川は護岸緑化の形態が多少違っております。一番大きな理由といたしましては、亀島川のほうは護岸から川べりのほうに管理用通路がございまして、そちらを生かして、なるべく水辺に近いところでアシなどの植物を植栽しているところでございます。ですので、非常に川に近い位置でそれなりに緑が楽しめる環境となっております。一方の日本橋川におきましては、護岸を川のすぐのところにコンクリでつくっているものですから、その裏の陸地側の管理用通路にポットを置きまして、そこから川のほうに、下のほうにおろしているような形態をとっております。こちらは、どうしても施設の形状によりまして、できることが限られておりますので、そのような中で、なるべく日本橋川においても緑を楽しめるような形で工夫をしているところではございますが、現在、そのような状況です。

 なお、例えば日本橋の橋詰めからお花も楽しめるようにバスケットの工夫とか、そういうものも引き続きやってまいりたいと考えております。また、今後につきましては、日本橋川の再開発等もございますので、そういうところであわせて日本橋川のさらなる活性化を図ってまいりたいと考えております。

 また、2点目の水辺におけるオープンカフェやイベント等につきましては、こちらも現在、区としましては1カ所目になるんですが、亀島川の湊一丁目のところでテラスの整備の工事をしているところでございます。また、そのようなものができましたら、そういうところを活用して、地元の方たちにもアイデアを募って、またイベント等も今後開催できればと考えております。

 以上でございます。

○塚田委員
 御答弁ありがとうございます。

 私も日本橋川、それから亀島川のすぐ近くに住んでおりまして、日々変化を楽しみにしております。それと、時々、観光の船に乗ることもありまして、亀島川は今、非常にいいですよね。それこそ、亀島川を船で行くというのが観光の面での売り物のような状況、さらに整備されて、今おっしゃったように、何かそういった施設ができる。ですから、これは舟運のほうになってしまいますけれども、今はまだ船でA地点からB地点に移動するだけの川辺の状況が何か整備されることによって大変水辺が豊かになる。それが観光の目玉でもあるし、当然地元の方もそこに陸上からもアクセスできるというような形であれば、なおさら強化されるのかなと。水の都を標榜する上で、舟運、それから川辺の整備、こういったものは中央区が先頭を切ってやるべきことかなという思いもありますし、私が住んでいるこだわりもあるし、中央区の皆様の心が豊かになるような大変いい状況になるかと思います。そういう意味では、日本橋川の現段階での緑のあり方というのは、陸上からも川からも見えにくい状況になっている。当然、日本橋川から見ますと、やはりかみそり堤防の比率のほうがまだまだ多いという面がありますので、これは今後の課題かと思うんですが、なお一層、何か今とは違う形で、ひとつ緑化に取り組んでいただければという思いでございます。

 以上でございます。どうもありがとうございます。よろしくお願いします。

○志村委員
 まず、行政評価の資料からです。

 8ページ、9ページです。

 ここでは、良質な住まいづくりの支援ということで、とりわけ施策の評価と課題のところで分譲マンションの耐震化や老朽化への対策が進んでいないという問題、さらには木造住宅でも耐震補強工事の実施に向けた取り組みが大変大きな課題になっているということが指摘されております。この問題は、今後の中央区のまちづくりを考えるに当たって最重要の課題だと私は思います。高層住宅に住まれている方がどんどんふえている。それから、古いマンションなどもあるという中で、このような問題、さらには既存不適格の建物の安全性の問題や、これは高層住宅でも木造の住宅でもそうですけれども、空室がふえる可能性、さらには民泊と言われておりますけれども、これが民泊トラブルなどによって地域の問題になる可能性も大変含んでいるのではないかというふうに思います。

 この施策については、概ね順調という評価もされておりますけれども、この施策を推進するために、私は独自の体制強化が必要だと思います。例えばですけれども、建築安全推進課、このように膨大な、行政だけが進めて実現できる課題ではない、本当に住民と行政とが一体となって、住民といいますか、建築物の所有者を含めてですけれども、一緒になって解決しなければならない。建築基準法ですぱっと切れるような問題ではないので、そのような独自な推進を今後の方向性としても考えるべきではないかというふうに思いますけれども、その点についての見解もお聞かせいただきたいと思います。

 続いて、10ページ、11ページです。

 誰もが安心して暮らせる住まいづくりの促進ということですけれども、11ページの今後の方向性に、区民住宅の管理については、修繕等の委託を段階的に進めるとともに、状況を見ながら、指定管理者制度の導入など委託範囲の拡大を目指すというふうにあります。区民住宅というのは、10ページにありますけれども、高齢者住宅や区立住宅、借上住宅、区営住宅があります。指定管理者制度の導入などを目指すというふうにありますけれども、私はやめるべきだ、問題があると思います。不動産業になってしまうのではないか。この施策の目的、10ページにありますけれども、ここでは、誰もが生涯にわたって安心して快適に住み続けられる環境が確保されているという将来像、目的を持っているわけですから、そういう意味で、これは行政が責任を持って進めるということで、ここにある今後の方向性については、やはり問題があると思います。

 状況を見ながら導入を考えると。状況を見ながらというのは、どういう内容なのか、どういう意味を含んでいるのか、お聞かせください。

○田村都市整備部長
 独自の体制強化、地域の安全性の確保につなげてということで、例えば建築安全推進課というようなお名前も例示をいただいたお尋ねでございます。

 区内、建物が数多くございまして、今御例示いただきましたように既存不適格の建物あるいは今後ふえるであろうと言われている空室化の問題、またマンションの空室を民泊というような形で利用している。基本的に、民泊については、今、トラブルというようなお話もございましたけれども、私どもは滞在施設ということであれば、今回、まちづくり協議会の中でも御提案をさせていただいたように、しっかりとした滞在施設をむしろ積極的につくっていく、そういったまちづくりに取り組むべきだというふうに考えてございますので、そういう意味で、今御例示いただいた、あるいは御懸念いただいている中身は、まさに地域にとって今後欠くことのできないさまざまな項目であろうというふうに認識してございます。それに対しては、我々もでき得る手段を使いながら、やはり住民の方々と一体となって取り組んでいく必要があろうというふうに思ってございまして、その必要性については、我々も認識しているところではございますが、例えば体制強化という中で新たな組織ということについては、またいろいろな検討項目がそれぞれあろうかというふうに思ってございますので、都市整備部といたしましては、現在の体制の中でこういった課題には正面から向き合って、しっかり取り組んでいきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○松岡都市計画課長
 私のほうから、指定管理についてお答えをいたします。

 まず、指定管理者制度導入に向けて検討を進めているところでございますけれども、状況を見ながらというところで、今、他区の状況も見ているところですけれども、他区では大体半分ぐらい、12区でしたか、今、導入をしているというふうに聞いておりまして、例えば指定管理者導入のメリット、デメリット、そういったところも研究をしています。専門管理のためトラブルの終日対応ができるだとか、例えば常駐の管理ができて、フレキシブルな対応が可能であるとか、清掃、修繕、メンテナンスを統括的に管理できるだとか、総合的に住宅のノウハウを持っているだとかというところで、多分住民にとってはメリットが、私の中では高いのかなというふうに思っております。ただし、デメリットとしては、やはり入居者の方にとっては大家である区の顔が見えづらくなるとか、希薄になってしまうとか、そういうこともありますし、いろいろとデメリットの部分もあるだろうというふうに思っていまして、そういったところを、状況を見ながら、今、検討を進めているといった状況でございます。

 以上でございます。

○志村委員
 建築物の安全については、認識はされているということですので、体制強化を含めて、引き続き提案もしていきたいと思います。建築課も頑張っていらっしゃいますけれども、建築課の中にあるわけなので、専門的な部署として確立することも大事だというふうに思っております。

 それから、区民住宅への指定管理者の導入ですけれども、結局、状況というのは他区の状況を見ながらということです。行政が区民住宅をなぜやるのか。やはり福祉の増進、住民の福利厚生といいますか、その生活を支える基盤になるわけですから、そういう状況を見ながら判断するのが、私は状況を見ながらということだと思います。他区が半分やっているから、だんだん半分ぐらいになったから、いよいよ中央区でもという、それは全く主体性のない、住民が主人公といつも区長はおっしゃるんですから、そうであれれば、そこを見ながらやらなければならない。それから、総合的なメンテナンスとか、いろいろな部品とか、それは指定管理者の企業が管理することになれば、結局、メリットは企業にあるわけですよ。総合的に自分たちのグループ会社とか、そういうふうにやりやすくなるというふうにも思います。ですから、とりわけ区営住宅、区立住宅、借上住宅、こういうところの役割、これは今までずっと区が責任を持ってやってきたわけですから、その役割を外さないで進めていただきたい。目的をしっかりやるために努力をしていただきたい。指定管理者制の導入というのは、やはり不動産化してしまうということを指摘させていただきます。

 次は、34ページになります。

 橋梁のほうです。

 ここでは、橋りょうの長寿命化など、災害に強いみちづくりということで、橋りょうの予防保全の推進をするというふうなこともあります。今、橋梁工事の不正問題が注目を浴びております。国発注の橋梁工事、国土交通省の調査でも不良部品を使用した橋が全国で556橋あると。そういうことで、意図的に、例えば溶接の工程を省くなど、そういう不正をした企業は12社あるというのが国土交通省の調査で明らかになっているということで、公共工事にはびこる不正ということも言われております。区として、いろいろかけかえ工事とかやっておりますけれども、橋りょうの予防保全を推進するとありますが、区が発注する橋梁工事の不正とか不良施工のチェックはどのように行われているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 36ページですけれども、ここでは公共交通の整備促進というのがあります。今後の方向性の3つ目の丸のところで、BRTの運行を2019年度に開始するというのがあります。これで、結局、環状2号線を本当に連結バスが通ることができるのか、また、銀座の方向に連結バスが通ることができる道路形状なのか、連結バスですから、バスが長くなるわけですよね。1台ではないわけなので、仮設の環状2号線の場合、また環状2号線から銀座にルートをつくる、つなぐ道路の形状とか、そういうことも考えながら、2019年度にBRTの運行を開始するということが今後の方向性として出されているのか、お聞かせください。

○三留道路課長
 まず、橋梁の不正問題についてでございます。

 国のほうで発表されています556橋につきまして、本区の橋梁につきましてもチェックしたところ、その556橋には該当しておりません。

 それから、耐震補強の落橋防止装置の鋼製ブラケット等の問題なんですが、基本的に、本区で管理している31橋のうち、鋼製ブラケットを使用しておりますのが19橋あります。これにつきましては、落橋防止ですので、実際に現在危ないという状況にはなっておりません。もともとその橋が持っている振動の耐震、力がかかったときには本来は橋で受ける。それ以上の力がかかったときに働く補助的な装置でございます。とはいいましても、556橋に含まれていない、通常時は影響しないということであっても、今後、健全度調査等を踏まえまして調査はしていきたいと思っております。

 それから、品質に関しましては、東京都の基準であるとか、そういったもので品質管理を徹底しております。

 以上でございます。

○望月環境政策課長
 私のほうからはBRTの件についてお答えいたします。

 BRTにつきましては、今、東京都のほうで検討していると。具体的には、運行事業者が京成バスさんということで決まっていますので、そこと検討を進めている状況でございます。行政評価で書かせていただいています2019年度、平成31年度、オリンピックの前の年の運行開始を目指しているというのが基本計画の中身でもございますし、そのようにしていくという話になろうかと思っています。ただ、その際に、基本計画でもお示ししているとおり、東京駅方面はまだ実は点線の状況でございまして、実線になっていない。点線の意味といいますのは、東京駅前のほうでのバスターミナルの整備もかかわってくるお話になりますので、その時点で東京駅方面にルートが確定されているものではございませんので、そういった状況を踏まえながら、BRTの東京駅方面のルートというのは今も検討していく話だと思っております。

 本区で検討しておりました銀座・晴海間のルートは確保していただけているとは思っておりますが、こちらについても、運行事業者さんのほうで検討を進められている中で、具体的に計画としてまとまってくると思っております。環状2号線の完成がいつになるのかということになろうかと思いますが、それとあわせた形で本線開通のときにBRTの本格運行の開始という形になろうかと思います。今の仮設の、例えば道路の中で2両連結のバスが回るというのは、これは多分物理的に難しいのではないかと思っておりますので、その際にはまだ2019年より手前のお話でございますので、既存バスの路線の充実・再編という形の中で、どう対応していただけるのかということは東京都にも働きかけておりますし、ぜひそういった形で対応していただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 橋のほうはわかりました。調査、チェック体制もしっかりしているということです。

 BRTのほうも、この間の豊海・勝どきのまちづくり協議会、きょうは議事録はないですけれども、やはり環状2号線をBRTが本当に通ることができるのか。あの場合は車線の問題で渋滞でしたけれども、いろいろ書いてあるけれども、実際、道路形状として、回るときに、長いわけですから、タンクローリーみたいな大きな車が晴海・銀座間でどういうふうに通ることができるのかとか、そういうことも思いましたので、質問もしました。ただ、都がやることだからということみたいなんですけれども、もしも本当にやっていこうという方向性が出されているのであれば、都のほうにもこういう提案なり、安全走行、また渋滞が起きないようなやり方みたいなものも区のほうから要望したり、提案することが必要だというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 次は、資料2のほうですけれども、コミュニティサイクルです。

 結局、今、実証実験を行っているわけです。先ほどはポートの数とかありましたけれども、実証実験の項目といいますか、眼目といいますか、どういう実験を行っているのか。そういう観点から、10月、11月、初動の時期の実験の検証をどのように考えているのか。さらに、先ほど利用者の視点に立ったということもありましたけれども、利用者からの声をどう聞こうとしているのか。アンケートもしくは追跡調査、そのようにこの2カ月の間、また、これから利用者の声を実証実験の中でどのように把握しようとしているのか、お聞かせください。

○望月環境政策課長
 コミュニティサイクルの実証実験についてでございます。

 先ほどもお話をさせていただきましたが、2カ月が過ぎているわけでございますが、こちらのほうについては協定を結んだNTTドコモのほうに実際に運営をやっていただいておりますので、そういった中で利用者の声については事業者のところに届きますので、そちらを区に報告していただくという形になろうかと思っております。当初、10月から開始したときも、なるべく多くの方に御利用いただけるようにということで、例えば区のイベントや、地域のイベントで直接窓口を設け、利用の登録などもしていただくといったPRにも努めておりましたし、そういった中で御意見をいろいろいただいているという状況もございます。例えば、登録の操作方法についてですとか、ほかの区に行けないんですかとか、そういったお声はその際にもいただいております。

 今、アンケートというお話がございましたが、実は4区連携をしていく中で、事前にアンケートでどちらの利用をしたいですかといった希望については、NTTドコモのほうで実施していただいております。そういった声もいただきながら、できれば、改善できる点については改善していければと。ただ、なかなかポートをどこどこに欲しいと言われても急にできるわけではございませんけれども、そういったソフト的な部分、ハード的な部分はあるかと思っておりますが、御意見をいただいている中で、改善できる点、例えば以前委員会での御質問で、電動自転車に対する注意というようなものもございましたが、そちらについては、パンフレットのほうに記載をしていただいたとか、いろいろできることには取り組んでいるつもりでございます。ただ、今後も利用者の方のお声を聞きながら、そういう状況改善ができるように取り組んでまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○志村委員
 アンケートにも取り組んで実施しているという話ですけれども、実証実験ということで、やはり実験の検証、またさまざまな調査した内容なども議会と共有したほうがいいと思うんですよ。実験ですから。そういう中で、よりよいものをつくっていくという意味で、適宜、コミュニティサイクルのさまざまな問題点、また評価点も含めて報告をしていただきたいというふうに思います。

 時間もなくなってきたんですけれども、次は資料4で、これは単純な質問になりますけれども、持ち込みごみが41.55%増です。先ほど2号炉の停止とかもありましたけれども、全体として、持ち込みごみがこれだけふえている理由についてお聞かせください。

 それから、まちづくり協議会のほうですけれども、月島のまちづくりガイドラインが3月に策定というふうになっていますね。20年先のまちづくりになるんでしょうか。中央区の基本構想が来年から始まるという意味で、基本構想改定前にこういうガイドラインをつくっていいものかどうか、その点の見解。それから、まち協で説明してから約3カ月、4カ月、これは大変短過ぎないかと思います。このガイドライン策定をしようということをいつ決めたのか、これもお聞かせください。

 それから、概要版ということで素案ですけれども、概要版なので、本文はありますかと言ったら、本文はないという話だったんですけれども、抽象的過ぎています。コミュニティでつながるまち・月島とあるから月島の話かなと思うと、月島という地域、名前をなくせば、結構ほかの地域でも使えるような内容になっているんです。これに対して地域から意見を出せというと、まちの人たちも、町会や何かの方たちも、どんな意見を出せばいいのか困るんじゃないかと思うんですけれども、区は各構成員に議論してもらって、まち協に1月下旬に上げてもらうと。これはどのような意見が出ることを期待しているのかということです。それを経て策定するガイドラインというのは、このようなA3版2枚程度なのか、それとも10ページ、20ページの成果物になるのか。これだけだとイメージが湧かないので、その点についてもお聞かせください。

○遠藤中央清掃事務所長
 中央清掃工場の操業における持ち込みごみでございます。

 先ほどこちらのほうで御紹介したように、2号炉が水銀混入によって平成26年2月から6月まで停止したところであります。この間につきましては、1号炉だけの操業ということで、中央区のごみについては全て優先的に処理をしてございます。その中で、調整をした部分が他区のごみ、また事業系の許可業者による持ち込みごみでございますので、その分が平成26年度よりも27年度が増加しているという状況でございます。

 以上です。

○松村地域整備課長
 月島地区のガイドライン策定について、幾つかの質問について順次お答えさせていただきます。

 まず、基本構想との関係についてでございますが、臨海部につきましては、オリンピックの選手村が決まって、晴海のほうで最初に構想づくりに着手したところでもございます。また、環状2号線、地下鉄、BRTという形で基盤も大きく変えていこうということがございます。もともと月島地区については、月島のまちづくりという考え方がございまして、そういったものでまちづくりを進めてきた中で、状況の変化を踏まえて、今回改正していこうということでございます。加えて、ハードのまちづくりの中でも少しソフトにかかわる部分があったりしますし、ハードの中でも建築系だけではなくて道路、公園といったような基盤系の話もございます。そういったことについては、私ども関係所管と議論を重ねながら、現在も進めてきているというところでございます。

 そういった中で、基本構想を意識しながらではございますけれども、これまでのまちづくりの考え方を延長、継承も一部しながら、こういった状況の変化を踏まえて改定していこうということでございまして、構想の話も意識しながら今後も進めてまいりたいというふうに思ってございます。

 それから、いつ決めたかという話でございますけれども、そういう意味で、今申し上げたとおり、臨海部の改変、人口増加等々を踏まえて変えていくということは意識しながら、この間も進めてきたというところでございます。時期として、これからまちづくり協議会の意見を踏まえながら進めていっているという状況でございます。

 それから、前回まちづくり協議会でお示しした資料は2枚という本当に雑駁なものでございますが、現在、まちづくり構成員の方々に対して意見を求めさせていただいております。12月、予定どおり進めているところでございます。その中では、ガイドラインの考え方についてということで、もう少し詳細なものもお示ししながら御意見を頂戴しているというところでございます。構成員の意見の中には、やはりコミュニティの重要性を説かれている方もございますし、水辺に関連して防災船着場の整備をもっとすべきではないかというようなお話であったり、大型の再開発のことも意識してやってほしいという御意見もあったり、さまざまな意見が出ておりますので、そういった意見を少し整理しながら、次回のまち協でさらに構成員の方々と意見を交わしていこうと思ってございます。

 最終のイメージは、2枚ということではありません。10枚に至るかどうかわからないんですけれども、そういった形で先ほどの目次に沿ったような形で整理をしてまいりたいというふうに現時点では考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 持ち込みごみのことは、意味がよくわからなかった。何を調整したのか、時間がないので簡単にお聞かせいただきたいのと、あとガイドラインなんですけれども、基本構想等を意識しながらというので、どうなのか、ガイドラインのほうは、なぜこんなに急ぐのかなというふうには思っています。3カ月はやはり短いと思うんですよ。きちんと計画があるんだったら、もっと早くから提案しないと、まちのほうでも検討し切れないと思います。今、実際は構成員の方には詳細なものを出しているということです。私はそういうものを知らないで質問しているので、委員長、資料として、今、町場の方でそれを議論しているという詳細なものを参考資料として委員会に資料提出していただきたいんですけれども、それについてお諮り願います。

○遠藤中央清掃事務所長
 済みませんでした。搬入調整でございますが、こちらにつきましては、周辺の、例えば新江東であるとか、あるいは港の工場のほうに、本来、許可業者が持ち込むごみにつきまして、搬入として調整させていただいて、そちらの工場のほうに運ぶ、搬入するような形の調整でございます。

 以上でございます。

○田村都市整備部長
 資料ということでございます。

 こちらについては、基本的に構成員の方々にガイドラインというものはどういうものかということを意識してもらうために、区として一応たたき台的に御用意をさせていただいたものでございます。ですから、内容等について、また正副委員長と御相談させていただきながら対応させていただきたいと思っております。

○志村委員
 では、よろしくお願いします。

 調整、わかりました。結局、平成27年上半期でもとに戻ったということなんですね。

○遠藤中央清掃事務所長
 はい。

○志村委員
 わかりました。

 そして、ガイドラインについてなんですけれども、参考資料のところで地区計画導入後の建替の実績数ということでグラフがありまして、この間、404件あります。結局、実績数の到達をどう見るのか。今後の活用状況をどう考えているのかです。これは個別の建てかえだと思うんですけれども、建てかえというのは大変負担が重くなるんだよね。再開発の手法にどうしても頼りたくなる中で、低層住宅の建てかえ、あるいは低層住宅の面的な開発、そういう意味で、もう考えなくてはいけないと思うんですけれども、この今後の活用状況をどう見るのかもお聞きしたいと思います。

 それから、このガイドラインの内容は、防災があって、商工観光もあって、隠れ家的な店舗なども含まれていると。それをコミュニティでつながるまち・月島にすると。このガイドライン策定に当たっては、まち協とか地域住民、都市整備部だけではなくて商工観光課、防災課、また保健所などの庁内部署や、また臨港消防署などが参画してつくるということも、この内容から見れば大事だと思うんですけれども、その点についていかがでしょうか。

○松村地域整備課長
 月島地区の個別建物の更新については、参考資料に記載しているとおり、一定数、年間約40件ぐらいの件数が出ているところでございます。この中で赤色で示している部分については、通常の道路に面している建てかえ、それから青い部分については、路地等々の通路に面する建てかえということで、なかなか通路に面するところの建てかえが進捗しないことに対して、地区計画で建てかえを可能にしているというところから、ある程度の地区計画の効果があったものと認識しております。引き続き、こういった建物の更新が地区計画の中でできるようになればよろしいのかなというふうに認識しているところでございます。

 また、ガイドラインにつきましての他部署との連携について、なかなか他の組織というところまでは認識してございませんけれども、既に、先ほど申しましたように土木部門でありますとか、商工関係、その他、防災関係とも意見交換をしながら進めているというところでございます。

 以上でございます。

○志村委員
 やはり大事なまちづくりのガイドラインですので、これが今後具体化する中でスムーズにいくためにも、ガイドライン策定時から各所管との共通認識を持って対応するというレベルにとどまらず、参画してもらって、そして内容を豊かにしていくということが必要だと思います。

 以上で、時間が来ましたので、終わります。

○松川委員
 私のほうからは、資料2、コミュニティサイクルについて質問させていただきます。

 前委員からも質問がありましたので、別な観点から質問させていただきたいと思います。

 先ほどNTTドコモさんから来たアンケートのことが出ましたが、区としましては、例えば新しいサイクルポートですとか、改善要求みたいなものにつきましては、NTTドコモさんからのアンケートなどに基づいて把握をするということでよろしいんでしょうか。

○望月環境政策課長
 コミュニティサイクルについてでございます。

 区としても区民の方からの声が届くという部分が当然ございますので、もちろん、そういった部分は対応いたしますし、先ほど言ったように、このPR等を兼ねて、秋のイベント、例えばまるごとミュージアムのときでも連携しながらPRをさせていただいているとか、勝どき地区のほうに太陽のマルシェというものがあると聞いておりますが、そちらのほうでもPRしながら登録のほうもしていただくと。そういう機会を通じて、お声をいただくこともあります。こちらについては、当然NTTドコモさんのほうでやっていただいておりますので、そういった声が届くと。それと、アンケートにつきましては、携帯端末等でのアンケートになってございますので、そういった部分は、まずNTTドコモさんのほうに入った上で、区のほうに届けられるという順番になってしまいますが、そういったものも含めて、区民の方等、利用者の方の声を聞きながらという形になろうかと思っています。ただ、何分まだ始めて2カ月ちょっとという中で、十分に声が届くという部分までまだ至っていないかもしれませんが、今後、4区連携を始めるに当たり、4区とも協議会を設けておりますので、そういった中でほかの区の状況もお聞きしながら、今後も引き続きそうした対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 先日のアンケートなんですが、ちょうど私のところへも来ましたので、私も実際回答させていただいたんですが、どこのポートからどこのポートまで利用していますかですとか、どこのポートからどこのポートに利用したいかみたいなことで、残念ながら、現在あるポートのことしかなくて、こういったところにポートが欲しいとか、こういうふうな利用の仕方をしたいというような、発展させていくようなイメージのアンケートではなかったものですから、私も回答に困るなということで、ありきたりの回答しかできなかったというのが現状でございまして、その辺が、逆にNTTドコモさんからの情報だけということになってしまいますと、本当に区民の皆様が使いたい利用シーンというのが反映されないことになってしまいますので、そこを危惧して質問させていただきました。

 そういったところを今後、きちんと区のほうとしても把握できる状況であれば、それを徹底していただきたいということを要望させていただきます。

○中島委員長
 理事者報告に対する質問は以上で、よろしいでしょうか。

では、続きまして議題、環境保全及び建設行政の調査についての質疑に移りますが、午後3時5分まで休憩を持ちたいと思います。

 では、休憩に入ります。

(午後2時52分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○中島委員長
 ただいまより環境建設委員会を再開いたします。

 では、議題に対する質疑を求めます。

○富永委員
 それでは、議題について1つ質問させていただきます。

 子供の遊び場の環境についてですけれども、よく区長がおっしゃっているように、今、元気な子供たちが毎年、ことしも1,800人を超えてふえておりますけれども、その子供たちに対する保育の面とか教育の場にこれからもどんどん力を入れていかなきゃいけないということは物すごく大事なことなんですけれども、それにあわせて、やはり都会で暮らす子供たちが伸び伸びと遊べる環境について、今後どのように考えていらっしゃるか、お聞かせください。

○溝口水とみどりの課長
 子供の遊び場についてでございます。

 中央区は、委員もおっしゃるとおり、人口もふえてまいりまして、子供の数がふえております。区としましては、保育・教育のほうに力を入れているのとあわせまして、子供の遊び場環境づくりについても、いろいろな機会を捉えて充実を図ってまいりたいと考えております。

 今年度におきましては、晴海第三公園のほうに新しく田んぼとビオトープを整備させていただきました。こちらは春に月島第三小学校の生徒さんが田植えをしまして、9月にそこで収穫をしました。現在は、そこにクローバーの苗をまきまして、いろいろな昆虫等の様子も見られるような環境の整備をしております。また、そのほか、遊び場の拡充ということで、今までなかなか整備をしていなくて、お子さんが遊ぶにはちょっと薄暗く、なかなかお子さんたちに遊んでいただける状況ではないような児童遊園につきまして、芝生の整備をしたり、また、新しい遊具等の設置等も現在準備を進めているところでございます。

 今後も、さまざまな機会を捉えまして、子供の遊び場の充実ということで、公園等の改修時、またいろいろな再開発の機会を捉えまして拡充を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○富永委員
 一番最初に質問して、徐々に細かいところをやっていこうと思ったら、全部言われてしまった感があるんですけれども、せっかく用意した質問なので、関連づけて質問いたします。

 実は、ついこの間、歩いていましたら、知っている男の子がお母さんと、ある公園でスケートボードをやっていたんです。挨拶したら、これは自分でつくったスケートボードだということで、ここの公園はスケボー禁止と書いていないから、ここでやらせているんですよなんていう話の中で、自分でつくったスケボーをやる際に、肘当てとかヘルメットとか防具をつけていなかったんです。大丈夫なのかという話をしたら、ちょっと転んで痛い思いをしたほうが子供のためにもなるからというお母さんの答えが返ってきて、何か今どき珍しいと言ったら失礼ですけれども、これが親の本来のあるべき姿なのかなというのを感じたんです。それからしばらくしたら、この間、テレビでスポーツ庁の鈴木大地さんが子供のことについて話していた中で、今、子供の握力ですとかボールを投げる力が非常に弱まっていると。それはなぜかというと、やはり子供たちが体力を使って遊べるような場所がないというような話をされたのを思い出しまして、そのような話を地方の人としていたら、それは都会だけの話じゃないんだよ、こんな田舎の子供たちでも、今はどんどん体力が低下していて、餓鬼大将的な子供がいないんだよねというのを地方の人から聞いて、非常にびっくりしたんです。

 そんな中で、今お話があったように、ビオトープ、大変すばらしいですよね。都会にいながら子供たちが泥に触れたり、水に触れたりするのは非常に大切で、この間、会派の視察で江東区の清水建設の施設へ行ってきたんですけれども、すばらしいビオトープがあって、途中、ガラス張りになっていて、中の水の様子も全部見えるようなところがあって、こういうのが中央区にあったらいいななんて思ったんです。

 子供たちがそういう自然と触れ合えるのも大切なのと同時に、やはり子供たちの冒険心を育むような遊具ですね。昔だったらジャングルジムとか、ちょっと変わった、形を工夫した滑り台、坂本町公園に貝殻の滑り台があったりしますけれども、ああいうものがあれば、本来の滑り台の目的とは違った、子供たちがその場所独自の遊びを工夫しながら育っていく環境というのが非常にいいかなと思うんです。児童遊園の中には、やはりちょっと薄暗いところもあるというようなことも言おうと思ったら、さすが、もうその辺も把握していらっしゃっていて、答弁があったんですけれども、何で子供たちがそこに集まらないかといったら、集まらない地域には、もちろん子供が少ないんでしょうけれども、少ない子供でも、そこへ行ったら何か楽しい遊びができて、公園に楽しさを見出せれば、自然と集まってくると思うので、子供たちがどういうことをやったら楽しいか、また体力をつけながら、あと子供たちのコミュニティに当然餓鬼大将もいれば、弱い子もいるだろうし、それを子供たちの中でクリアして、かばい合いながら、みんなが仲良く元気に育っていくような教育環境、遊びの環境というのは、中央区にとって、都心区としてすごく必要ではないかなと思う中で、今、最初にした質問の中で全てお答えをいただきまして、大変うれしく思います。よかったなという気持ちがありますので、これからどんどんふえる子供、やはり都会だと、もやしっ子というイメージがありますけれども、実はそうではなくて、スポーツも盛んで、もちろん勉強もできて、思いやりも持っているような子供たちが育つように、よろしくお願いします。

 終わります。

○松川委員
 私のほうから議題のほうで、来年から始まります駐輪場の一時利用について質問をさせていただきたいと思います。

 現在、駐輪場の一時利用に関しての告知なんですが、区のおしらせ以外ではどのような方法で告知をしていらっしゃるのでしょうか。これから先、告知をする予定があれば、どのような方法で行うのでしょうか。そちらのほうも教えていただければと思います。

○望月環境政策課長
 駐輪場の一時利用についてでございます。

 委員おっしゃるとおり、区のおしらせでは12月に一時利用についてもお知らせをしているところでございます。区のほうでのお知らせの媒体といいますと、区のおしらせ、あるいはホームページという形になろうかと思っております。当然、そういった部分はやっていきたいというふうには考えてございます。

 ただ、実際に一時利用をお知らせしていく中では、駐輪場をお使いの方に周知が必要であろうと思っておりますので、現地のほうでもそういった表示をしていくということが必要かと思っております。今現在、例えば工事をいたしますので、そういった準備的な部分に入っているところもございますけれども、そういったところもあわせて周知も図っていければというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 先日、茅場町のほうで立て看板を拝見しました。こういった場所で利用できるようになりますというのを見まして、ほかの地域でも何か出てくるのかなと思っておりました。勝どきなどですと、先週太陽のマルシェがありましたので、マルシェのほうを優先して、マルシェが終われば、そういう看板が出てくるのかなと思って、きょうまで見ていたんですが、特にその辺のお知らせが今現在まだない状況のように思えます。

 実際、今御答弁いただきましたように、利用者の方がわかるように告知をしていただく、ぜひそのようにしていただきたいのですが、今現在でいけば、駐輪が非常に多い地域、何度も委員会等でも質問させていただいていますが、特に勝どき地域などでは一時利用が始まるということを御存じない方がほとんどでございます。立て看板等をぜひそういったところにも立てていただきまして、また、今、自転車などにも、ここにとめてはだめですよという黄色い札を張っていただいているかと思うんですが、ぜひそういったところにも、ここで使えるようになりますということなどを告知していただきまして、せっかく一時利用が始まるわけなので、皆さんを誘導していただきたいと思っております。

 さらに、区のおしらせ等を張る掲示板が地域にあるかと思うのですが、その掲示板等にもぜひ掲示していただきたいのですが、そのようなお考えはございますか。

○望月環境政策課長
 区の掲示板の活用ということだと思うんですけれども、区のお知らせをする掲示板の、サイズ的なお話もあるかと思うんですけれども、状況を踏まえながら、もし可能であれば、そういったところも検討してまいりたいと思っております。

 いずれにしましても、先ほども申しましたように利用者の方にお知らせするということが重要であるということでございますので、さまざま活用できるものがあれば、そういったお知らせをしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 今回、何度か駐輪の質問をさせていただいたときに、駐輪場の整備を行う前に一時利用したい、そして今回、コミュニティサイクルなども含めて駐輪の台数を減らしていきたいというふうに御答弁いただいたかと思うのですが、コミュニティサイクルと駐輪場の一時利用などは関連するものであると思っております。こういった一つ一つの点を線にして面にしていかないといけないと思います。コミュニティサイクルもこれから地域にどんどんまたポートがふえてくるかと思うのですが、コミュニティサイクルも含めて、こういったところでコミュニティサイクルを使えますよ、こういったところに一時利用の駐輪場がありますよということを、自転車の政策ということでぜひ一つにまとめて、自転車で行く場合は自分はここにとめればいいんだ、今回はコミュニティサイクルを使おうという形で、区内の回遊性を高める意味でも、ぜひ一つの政策のような形で皆さんに見せていただきたいと思います。

 以上要望させていただいて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

○中島委員長
 議題、環境保全及び建設行政の調査については、以上でよろしいでしょうか。

 では、この件に関しては継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中島委員長
 では、本日は大変御苦労さまでした。

 以上をもって環境建設委員会を閉会いたします。

 ありがとうございました。

(午後3時17分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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