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平成28年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(2月19日)

1.開会日時

平成28年2月19日(金)

午後1時30分 開会

午後2時45分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 田中 広一

副委員長 渡部 恵子

委員 木村 克一

委員 瓜生 正高

委員 富永 一

委員 塚田 秀伸

委員 加藤 博司

委員 青木 かの

議長 鈴木 久雄

4.出席説明員

(15人)

矢田区長            

齊藤副区長           

吉田副区長           

島田教育長           

平林企画部長          

濱田企画財政課長        

御郷副参事(都心再生・計画担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

坂田教育委員会事務局次長

佐藤指導室長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

川口書記

笠井書記

6.議題

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること

(午後1時30分 開会)

○田中(広)委員長
 皆様、こんにちは。ただいまより東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告をお願いいたします。

○平林企画部長

 1 中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会の開催結果等について(資料1)

 2 第2回オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催結果について(資料2)

 3 晴海地区のまちづくりに関する協議状況について(資料3)

以上3件報告

○田中(広)委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時46分です。自民党さん60分、公明党30分、日本共産党さん30分、民主党区民クラブさん30分、維新の党さん30分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○塚田委員
 よろしくお願いいたします。

 私のほうからは、ボランティア育成、そして一校一国運動につきましてお尋ねいたします。

 昨年の全員協議会におきまして講師になられました間野教授からもお話がございましたが、大会成功には、まず地元の盛り上がりが不可欠であるというようなことを話されておりました。盛り上がりを高めるということで、ボランティアであるとか、一校一国運動というのは大変大切であろうという思いを私もしております。つまり、ボランティアというのは、最近ですと、非常に系統立てて、最終的に8万人の人間をオリンピックに向けて育成しよう、実際に現場で働いていただくという計画のもとに、東京都のほうでももう既に動かれている様子でございます。ボランティア活動は、小・中学生の教育上または年配の方、そして障害のある方において、なかなか国際交流することもできない皆様にとっては大変貴重な機会であり、また、これは町会単位で活動することによって、新たな何かまちのきずなになるような、そういう大変重要なことであるように思うわけでございます。

 昨年末に発足されましたオリンピック・パラリンピック区民協議会でその活動を支えるということになると思われますが、資料の中にボランティアなどの検討部門を適時設置すると書かれております。そういう意味で、ボランティアは、やはりボランティアを通じて、実体験を通じて、また改善される、そういう形でどんどんよくなっていく。そして、人と人とのつき合いも、ある日突然組み合わされて、それが機能的に運営できるというものでもございません。なるべく早い段階からボランティア活動あるいはそういった目標を立てて動いていくのが重要かと考えております。

 そういう意味では、まずボランティア育成についての進捗といいますか、現段階、そして今後のお考えをお聞かせ願いたいということと、同様の考えで、一校一国運動についてもそうなんですが、以前の資料でありますと、昨年から何か活動をされているというような状況であるかと思うんですが、現在の進捗をお聞かせ願いたいと思います。あるいは、姉妹都市であるサザランド市であるとか、そういったところと連携等、お考えがあれば、また聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 私から、ボランティアについて、進捗状況、また考え方をお伝えさせていただきたいと思います。

 ボランティアにつきましては、今、委員御指摘のとおり、非常に興味が高いということで、先ほど資料2でも御説明しました講演会のアンケートの中でも、ぜひともボランティアについての講演を聞きたいだとか、あるいはボランティアとして参加をしていきたいといった声を私どもも聞いているところでございます。また、一昨年になりますけれども、平成25年度の区民等意識調査でも3割近く、また昨年実施しました区政世論調査でも4割近くの方から何らかの形でボランティアに参加したいというような声を聞いているところでございます。

 こうしたことから、区としましては、まず区の現在のボランティアを持ってございます中央区社会福祉協議会あるいは中央区文化・国際交流振興協会、また中央区観光協会と連携しながら、どういったボランティアの活躍する場をつくっていけるのかといったところを内部でも検討してきたところでございます。ただ、やはりボランティアにつきましては、区の取り組みだけではなく、地域の取り組みも必要不可欠であろうということから、さきに申しました区民協議会の中での議論というものが必要になろうかと思いますし、また登録するというだけではなくて、委員のお話にもありました地域として何らかのボランティア的な取り組みをしていただく、こういったことも大切だろうというふうに考えてございます。

 一方、東京都のほうになりますけれども、現在、都でも幾つかのさまざまなボランティアの募集を進めているところでございます。例えば、都市ボランティアという名称のもとに、これは大会時には1万人を募集するとしてございますけれども、空港だとか主要な駅あるいは観光スポット等、また競技会場から主要な交通機関までだとか、そういったところにボランティアを配置するとしてございます。また、そのほかには観光ボランティア、これは町なかのボランティアということで、今年度は新宿だとか上野、こういったところで既に始められているところでございます。また、これは重点エリアと称されているところで順次実施をしていくということになってございまして、本区の中におきましても、東京駅前あるいは銀座、こういったところで大会までの間にボランティア活動が進んでいくことになってございます。こういった東京都のボランティアのほうも、どうやって推進をしていくかということがまだ協議されている段階で、具体的にどのように募集して、どこの場所でどのようにボランティアをしていただく、こういったところはまだ検討している段階でございまして、今の段階ではまだ明らかになってございません。

 あと4年後に迫るオリンピックに向けて順次計画が進められていく中で、区としましても主体的に情報をとりながら、さきの区民協議会、こういった場で情報を提供しながら、一人でも多くの方にボランティアとして活躍していただいて、本区のまちを紹介していただく、選手村のある中央区をPRしていただく場の情報を区民の皆様にも伝えてまいりたいと考えているところでございます。

 私からは以上です。

○佐藤指導室長
 中央区版の一校一国運動についての進捗状況ということでございます。

 今年度から全小・中学校のほうで一校一国運動についての取り組みを展開していくということになって、取り組んでおります。世界の中の参加国が200ある中で、選手村を今後抱えていく中央区としては、33校園の学校・幼稚園があるわけですけれども、その取り組み方については、今後進めていくに当たり、いろいろ協議が必要かと思います。

 しかしながら、さまざまな国がありますので、今年度は、まずさまざまな国の国調べあるいは文化とか歴史を調べる中で、国に対して興味、関心を持ったり、あるいは国際社会のあり方について触れていく、そういう形でさまざまな国を調べていくことから展開をしております。そしてまた、その中で、いろいろなきっかけ、あるいはこれまでもその学校・幼稚園の中でかかわりの深い国とか交流のあった国につきましては、調べていく中で絞り込むというか、さらに関心を深めて交流までつなげていく、そういう形で取り組んでいる学校もございます。具体的に言いますと、一昨年度、例えばインドのモディ首相が泰明小学校を訪問されたんですけれども、そういうことをきっかけにして、その学校はインドについて深く調べたりとか、ある学校におきましては、大使館がありまして、そことこれまでも交流があったということもありまして、その国の大使館の方を呼んで交流をしていく、そういう形があります。ほかにも、東南アジアとの関係のあった教育活動をしていたところにおきましては、ベトナムやメキシコなど、そういうところを調べる中で交流を進めていると。そういう形での取り組みを展開しているところでございます。

 また、姉妹都市としてサザランド市と提携をしておりますけれども、これに関しましては、夏に中学校の生徒を派遣しています。逆に、秋にはこちらに来てもらって、中学校に来て、中学校の中で体験をしている。日本の文化の学習をしたり、あるいは一緒に授業を受けたりという交流をしております。また、小学校におきましては、国際教育を進めている常盤小学校を訪問していただいて、小学校児童とも一緒になって学んだり、交流をしていると。そういうような活動を続けているところでございます。

 以上でございます。

○塚田委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 ボランティアにつきましては、最近、大変いろいろな方面で聞こえてきます。やはりもともとお住まいの方と、そしてマンションに越してこられた方のきずなといいますか、なかなかコミュニケーションがとりにくい中で、オリンピックに向けた新しい地域の活動によって、何かこれが一つ突破口になるのではないかなというようなことを少し考えておりまして、単純に地元開催のオリンピックの選手村に向けてお手伝いをするということだけにとどまらず、何か非常にプラスアルファの効果、効能があるのではないかなということで、大変大きな期待といいますか、想像しているところでございます。人と人のきずなをつくるということは、なかなか一朝一夕にできないものですので、これから区民協議会のほうにかけていかなければいけないんですが、早期に実現して、何かそういったまちのきずなを強めるような方向でも少し考えていけたらいいのではないかなという思いでございます。

 そして、同様に、一校一国運動もそうですけれども、なるべく学校、そして地域と一緒に取り組んで、同じように地元の活性化であるとか、今は確かに各方面、各国を勉強する、これも大いに意義があることだと思うんですが、やはり醍醐味としましては、この後、実際に小学校、中学校の単位あるいは町会で世界の各国と独自に交流を持つ、これがやはりオリンピック・パラリンピックが終わった後も有益なレガシーとして残るということは、今後、国際社会に向けて、小・中学生あるいは地元の皆さんが勉強になる、そういう意味では大変大きな機会だと思いますので、今後もぜひとも充実させて、いい形になればという思いでございます。このまま引き続き強力に進めていただければと思います。どうもありがとうございます。

○加藤委員
 それでは、報告事項3、そのうちの別紙2について少し質問させていただきます。

 別紙2の2ページ目に変更・具体化した主な内容ということで、変更点が述べられているわけですけれども、その変更に至った理由と具体的な変更について、もう少し詳しく御説明をいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 東京都は、昨年の都市計画の手続き開始前に計画概要を公表されたところでございます。その中で、住宅戸数でありますとか、配置等が示されていたところでございます。今後の中央区、現在、人口も大分回復してきているという状況の中で、住宅等々について、もう少し減らすことができないかですとか、このエリアの中には学校用地がございますので、そういったところへの日影等の影響も減らせないだろうか、そういったことに関する要望をしてきたところでございます。そういった中で、今回、主な変更点として、隣棟間隔の確保であるとか、住宅戸数の減少が図られてきているというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 実際、これを細かく見ていくと、5-3街区を除いて、建物の配置については大きな変化がないように思われるんですけれども、5-4、5-5、5-6街区、それぞれ板状の建物のうち、それぞれ2棟ずつが17階から18階建てに変更になっている。先ほど隣棟間隔を確保とありましたけれども、実際、これによって建物と建物の間はどの程度広がったのか、その点についてお答えいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 建物の配置に関する御質問でございます。

 隣棟間隔に関して、具体的な数値ではございませんが、大きく変わったところについて御説明をさせていただきます。

 済みません。資料3の別紙2の2ページの左下の配置計画図をごらんいただけますでしょうか。この中でオレンジ色といいますか、肌色の学校用地がございます。まず、この左側のタワーマンション棟の正方形の形の下のところの板状住宅につきましては、従来、左から右に伸びます道路と並行した住棟配置になっていたものが、今回示してあるとおり、Vの字のような形になっているところでございます。これは、学校用地に対して、南側に対してすき間をつくったということかと認識してございます。これによって、学校への日影の影響が少なからず改善されているというふうに認識してございます。

 また、学校用地の右側、5-3街区のところでございます。4棟配棟の図がございますが、それの左下の図でございますが、こちらも従来から、学校用地から少し後退していただいて、こちらは北東側になりますので、陰ではありませんが、それでも圧迫感の軽減等を図るというようなところで、少し学校敷地から後退していただいたというところでございます。

 そういった点で、区のほうでは学校側に少し配慮をいただいているというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 今御説明いただきましたけれども、隣棟間隔については、5-3街区の、この図でいいますと左下の建物、それから5-6街区でいいますと右下の建物が変更になったということで、5-4街区については全く変更がないと理解してよろしいですか。

○松村地域整備課長
 隣棟間隔でありますとか、建物の形状につきましては、若干図面の中で変化が見受けられるところでありますけれども、それによって大きく全体の計画の中で物事が改善したとか、区でありますとか、こちらを利用する方々にとって大きく改善しているというような認識は持ってございません。そういう意味で、先ほど申し上げたようなところが、区にとっていい改善効果があった変更だったというふうに認識してございます。

○加藤委員
 この2つをとって変更したというお話ですけれども、建物の配置そのものについては、基本的に大きな変化はないと私は理解するんです。やはり晴海五丁目の敷地内を板状の住宅が囲い込む建物配置になっていることは、全く手直しされていないんです。環境影響評価書案にある眺望という、ページでいいますと222ページになりますけれども、豊洲大橋から、あるいは豊海側から見ると、やはり板状の住宅が朝潮運河沿い、豊晴運河沿いに建ち並ぶことには全く変化はないんですね。この環境影響評価書案に対する区長の意見にもあるように、眺望について、地元住民からタワー棟及び板状などの配置に対する懸念が示されていると、実際そのように指摘をしているわけです。ですから、住宅の問題については、配置も含め、やはり見直すべきではないかと考えます。

 その上に立って、さらに質問をさせていただきます。

 具体化した主な内容として、多様な居住者を受け入れられる住宅を整備とあります。多様な住宅ではなく、多様な居住者としたのはどういう理由なのか。それと、子育てファミリー向け分譲マンションが中心と言われておりますけれども、入居される世帯数あるいは年齢層について、どのような試算をされているのか、わかればお答えいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 私のほうからは、多様な居住者を受け入れるというところについて御説明をさせていただきます。

 私ども区のほうでは晴海地区将来ビジョンを策定しておりまして、その中で多様な住宅という表現を使わせていただいております。東京都のほうの資料は多様な居住者を受け入れるというような表現になっておりますが、この中身につきましては、分譲住宅、賃貸住宅、その中で、賃貸住宅の中でサービスアパートメント、SOHO、シェアハウス、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームといったような、我々からすると多様な住宅、一方で、多様な居住者を受け入れる住宅というものが整備されておりますので、表現は多少異なっているところはございますけれども、区、地元が求めていたものが一定程度こちらの中に反映されているというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 こちらの住宅の間取り等につきましては、街区ごとに示されてございますけれども、人口の増という部分では全体で1万2,000人の増を超えない形での話を聞いているところでございます。戸数としては、今回5,950戸から5,650戸ということで300戸の減が示されてございますけれども、人口のアッパーについては変わっていないというふうな認識でございます。

 以上です。

○加藤委員
 人口1万2,000人ということについては、そのとおり変わっていないかと思うんですけれども、実際、細かく見ていくと、5-3街区、これは賃貸を中心とした街区になりますけれども、ここは1,540戸から1,490戸、マイナス50戸です。5-4街区については660戸、これは分譲マンションになりますけれども、660戸から690戸、プラス30戸。5-5街区については、50階建ての超高層住宅を含みますけれども、1,980戸から1,830戸、マイナス150戸。5-6街区、これも50階建ての超高層住宅を含みますけれども、1,770戸から1,640戸、マイナス130戸と。

 そういうことで、さまざまな区民の皆さんからもいろいろな要望があって、当然、こういう場所に公営住宅が欲しいという思いはずっと一貫して私どもも指摘をさせていただいているかと思うんです。人口の総体は変わらないという御答弁をいただきましたけれども、やはりファミリー向け分譲住宅が中心になるということが、これを見てもわかるのかなということで、実際にそのマンションが30年後、50年後、どういう形であるのか、そういうことも視野に入れながら考えていく必要があるのではないかということを指摘しておきたいと思います。ほかのいろいろな公団住宅の事例がこの間も委員会の中でも指摘されているかと思いますので、その点を指摘しておきます。

 それから、晴海五丁目の選手村等についてですけれども、晴海地区の町会・自治会の出席のもと、晴海地区まちづくり協議会で報告され、活発に協議がされております。私もまちづくり協議会を傍聴させていただいて、区民の皆さんの熱い思いが伝わってくるわけです。

 そこで、質問ですけれども、セキュリティーの関係で勝どき・豊海を含め、選手村周辺の分譲マンションなどの管理組合に聞き取りなどを行う計画が検討されているのか、それについてお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 大会時のセキュリティーについてでございます。

 セキュリティーにつきましては、立候補ファイルの段階から、晴海四丁目・五丁目にセキュリティーの網がかかるということで、オリンピックが決まってからも何度となく東京都あるいは組織委員会が地域のほうに行って、セキュリティーについての考え方をお示ししているところでございます。ただ、現段階では、まだ具体的にどのようなセキュリティーをかけて、どのようにやっていくといったものが示されていないところでございます。

 オリンピック・パラリンピックのセキュリティーにつきましては、直前の大会のセキュリティー状況を勘案しながら、次のオリンピックのセキュリティーのやり方を示していくということがこれまでの大会でも行われておりますので、そういう意味では、今年行われますリオのオリンピック・パラリンピックのセキュリティーの状況を踏まえた上で、東京のセキュリティーのあり方が具体的に示されるものであろうというふうに考えてございます。こうしたことから、今申しました晴海四丁目の地権者の方々への説明についても引き続き行うとともに、リオの後には、より具体的な報告、お話があるのであろうというふうに考えてございます。

 委員からお話のありました、そうでないエリアの方々、豊海だとか勝どきにつきましては、具体的なセキュリティーというような網がかかってございませんので、セキュリティーという意味での調査は恐らくなされないものではないかというふうに思いますけれども、実際、選手村から競技会場への、例えば移動のルートにつきましては、オリンピックレーンが敷かれて、一定の交通に係る制限が生じるだとか、さまざまな要件がございますので、こういったものが出てきた際には、今の晴海四丁目・五丁目だけではなく、周辺地域も含めた大きな説明が今後なされてくるものであろうというふうに考えてございます。

 以上です。

○加藤委員
 そうしますと、これから東京都が具体的に示していく中で、豊海・勝どき、そして晴海の五丁目・四丁目以外の地域に対しても説明会をやるということでありましたけれども、その説明会というのはどういう形で行われるのか。私は、分譲マンションの管理組合に対する聞き取りなど、そういう説明が行われるのかどうなのかを聞いたわけですから、どういう説明会が考えられているのか。まだ具体化しておりませんので、なかなかお答えしにくいこともあろうかと思いますけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 セキュリティーにつきましては、大会組織委員会が責任を持って行うことになってございますので、委員お話のありましたとおり、具体的にどうやってやっていくというのは、今、区のほうでは把握していないところでございます。ただ、選手村の工事等につきましても、これまでも選手村につきましては、晴海の町会のほうへの御説明、また節目ではまちづくり協議会への説明、また部分的に影響があるものにつきましては、勝どき・豊海地域に対しても適宜説明をしてきたところでございます。

 いずれにしましても、セキュリティーについても皆さんに周知が行き届くように、区としても都や組織委員会に働きかけてまいりたいと考えてございます。

 以上です。

○加藤委員
 町会・自治会の皆さんが本当に頑張って熱心に協議されていることには私も敬意を表するんですけれども、それとあわせて、やはり晴海地区、それから勝どき、それから豊海にも少なくない分譲マンション、そこに管理組合があるわけですから、そういう管理組合に対しても説明会を開くなど、そういう取り組みはぜひ今後並行してお願いをしたいと思います。

 次に、工事車両の通行について、先日開かれました晴海地区まちづくり協議会においても、搬入・搬出される土砂については、利用についての要望があったと思います。その点についてどのようになっているのか。それと、環境影響評価書の中にも、中央区長の意見として、工事施工中、船舶輸送の積極的な拡大利用を図るよう努めることと述べているわけですけれども、それに対して、海上輸送の可能性を含め、総合的に検討していきますとの事業者の見解がありますけれども、その後どのようになっているのかお答えをいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 選手村の工事等の影響についてでございます。

 東京都のほうから、資料3の別紙3でお示ししております選手村の今後の工事予定あるいは工事連絡調整のイメージ図の中で、今後の選手村工事が進んでいく中での具体的な体制が示されているところでございます。1月のまちづくり協議会では、こういったイメージ図で東京都がまちに対しても説明したところでございますけれども、土砂の搬出をトラックだけではなくて船等を活用して行うことも検討していくということを述べられたところでございます。その検討内容につきましては、現在まだ区のほうでは把握をしてございませんけれども、これは地元のほうからも再三、ぜひ船を活用してやっていただきたい、それから地域の方々の生活への影響を最小限にしてもらいたい、こういった要望はいただいているところでございますし、本区としましても、要望書を提出している中で、こういったものの配慮をするよう東京都に申し入れているところでございます。

 また、工事に伴います件につきましては、一昨年出しました要望書の9項目の中の一つとして、工事に伴う影響を最小限にするとともに、東京都が責任を持って一括して工事を把握するようにというような申し入れをしているところでございまして、今回、こういったものを一括する形で、資料の赤囲みの中ですが、工事受注者等連絡調整会議を設置して、土砂の搬出についても一元管理をしながら、地域の方々への影響を最小限にするよう配慮がされているものであろうというふうに考えてございます。

 以上です。

○加藤委員
 やはり環状2号線、それから晴海通りを含めて、そこに対する車両の通行の負担が大きくなると、前回の委員会の中でも、そのように理事者側の答弁があったかと思うんですけれども、そこに船舶輸送の拡大を積極的に図るよう、引き続き東京都にきちんと求めていただきたいと思います。そのことを要望します。

 それから、先ほど建物の配置を多少変更したという答弁がありましたけれども、日影の影響を極力防ぐよう建物形状、配置に配慮を求めているかと思うんです。見解書の内容について、どのような御見解を持っているのか、もう一度その点についてお聞きをしたいと思います。中央区長の意見書として出した意見書に対する回答です。

○望月環境政策課長
 区のほうとしましても、学校等に対する日影の関係については配慮をしていただきたいという形で、区長の意見として述べさせていただいております。先ほど御説明あったとおりに配慮がされた上で、日影の影響が少なくなっている状況だと考えております。

 以上です。

○加藤委員
 5-4街区の図面の配置図を見ますと、一番下の5-4街区、右側から2つ、従来17階建てだったのが18階建てに高くなっているわけですよね。当然、それは学校に対する日影の関係で影響が生ずるのではないかと私は考えるんですけれども、その点についての御認識はどのようになっていますか。

○望月環境政策課長
 これまでお聞きしている中では、確かに階数はふえておりますが、高さについては変わっていないというふうに聞いておりますので、そういった中で形状が変更されているというふうに認識しております。

 以上です。

○加藤委員
 階数がふえて建物の高さが変わらない。建物の高さについては、それぞれ5-4街区は約60メートルという形になっているわけですから、それは3掛ける17プラスアルファで大体そのぐらいになるのかなと思うんですけれども、実際ワンフロア高くなって、ほとんどこれにおさまるということで理解していいんですか。

○松村地域整備課長
 はい、その高さでおさまるというふうに認識してございます。

 以上です。

○加藤委員
 本当にそうなのかなと。もう少しこちらも分析しますけれども、実際に17階が18階になっても建物の高さは基本的に変わらないと。実際に、環境影響評価書の中でも17階でやっているわけですから、当然、変更がある場合はやはりきちんともう一度見直していく必要があるんじゃないかと思います。

 先日、環境建設委員会の質問のやりとりの中で、基本構想とも整合性を図りながら公益施設の拡充を図るという旨の答弁があったかと思いますけれども、今後、中央区としてどのような公益施設の拡充を考えているのか。実際、基本構想は来年度1年で取りまとめる方針ですけれども、今からでも実際に間に合うのかどうなのか、その点についてお伺いしたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 当選手村エリアの公共公益施設についてでございます。

 こちらにつきましては、選手村だけではなくて、やはり晴海一丁目から五丁目全体を指しての公共公益施設というものが必要であろうというふうに考えてございます。大きなものとしましては、まずこちらにも記載のあるとおり学校の建設が必要不可欠であろうというふうに考えてございます。この絵柄の中では晴海五丁目の学校用地の確保がされたところでございますけれども、環状2号線を挟んでの四丁目側、こちらは東京都といいますよりも大会組織委員会が仮設で使うエリアの中に、将来的には学校用地を1ヘクタール程度確保していくということで区のほうと港湾局とが合意をしているところでございます。

 学校の建設だけではなくて、やはりこれだけの人口の増加が見込まれることから、例えば出張所の派出所であったり、あるいは保健センター、こういったものも含めて公共公益施設の建設を今後考えていかなければならないと考えてございます。また、今回、この計画概要の中でも示されておりますとおり、まちづくり基本条例にのっとりまして、保育所だとか、さまざまな公共施設につきましても適宜配置をしながら、こちらのまちが機能するときには十分な行政サービスが行き届くような整備を進めていく必要があるであろうというふうに考えてございます。

 また、基本構想、こちらは20年の計でございます。こういった中でも十分に整合を図りながら進めていく必要があるであろうというふうに考えているところでございまして、東京都が整備するもの、あるいは中央区でやらなければならないものをしっかり、分担も含めながら進めていく必要があると考えているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 この中の図面でいうと、環状第2号線の下の図、人にも環境にもやさしい交通手段の、「人にも環境にも」のあたりに中学校の建設予定地ということが想定されているのかなと、これまでの資料を見ていきますと感じるんですけれども、実際、これからもさまざまな公共公益施設の拡充を考えているということですので、ぜひ私たちもそれに向けて、いろいろな提案をさせていただきたいと考えております。

 前回の委員会での質問に対し、工事が開始されたら、既存の施設の利用になるべく支障の出ないような形で、近隣の方々への影響もなるべく少なくなるような形ということも含めて東京都と協議、調整したいとの答弁があったかと思うんですけれども、現時点ではそのルート、晴海ふ頭への動線について都のほうから示されていないとの答弁でした。この動線について、その後どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

○望月環境政策課長
 晴海ふ頭公園のほうへの出入りに関してでございますけれども、その後、情報が東京都から示されてございません。また、既存の施設と申しますと、現在、清掃工場とほっとプラザはるみが区の施設としてございますけれども、そちらのほうについてもまだ未定、要は計画がまだ明らかにされておりませんので、今後ということになろうかと思います。

 以上です。

○加藤委員
 地元に住む人間にとって悩ましい問題がいろいろと出てきますが、それを一つずつはっきりさせていくということが必要ではないかと思います。そして、やはりそれは早ければ早いほど、こういう形でやりますよということになれば、いろいろな対応もできるわけですけれども、直前になって提案されても、なかなか対応できないということも考えられます。多様な区民が住んでおりますので、ぜひその辺も配慮していただきながら取り組んでいただきたい。そういうことを述べて、発言を終わります。

○青木委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、理事者報告、議題も含めまして、オリンピック・パラリンピックに関する件と、晴海地区まちづくりについて、分けてお尋ねしてまいりたいと思います。具体的には、オリンピック・パラリンピック教育について、晴海まちづくりについては晴海ふ頭公園について、そして水素エネルギー、最後に要望書、これまで中央区から都知事宛てに3回出されておりますが、この要望書について伺ってまいります。

 まず、オリンピック・パラリンピック教育ですが、昨年は東京都のほうで教育推進校を指定するということで、300校の募集に対して膨大な申し込みがあって、最終的に倍増して600校がこの学校に指定されました。中央区においても、小学校7校、中学校1校が指定されました。平成28年度があるとしたら、もう決まっているころですので、調べてみましたら、東京都のほうではオリンピック・パラリンピック教育推進校というのは形を変えるということで、オリンピック・パラリンピック推進事業という名前に変えまして予算もついているということです。その上で、中央区のほうではオリンピック・パラリンピック教育ということで、今回、予算もおよそ1,700万円計上されております。

 そこで、広く学校での子供たちへの教育ということで、新しく名前が変わった東京都のオリンピック・パラリンピック推進事業と中央区における全ての学校を対象としたオリンピック・パラリンピック教育のすみ分けといいますか、あと予算措置についても、中央区でやるものに対して東京都の推進事業の予算を配分してもらえるのかどうか、この点についてお聞きいたします。

○佐藤指導室長
 まず、東京都の取り組みの方向性と、区としての取り組みのすみ分けということでございます。

 来年度、中央区としましては、今年度から進めておりますオリンピック・パラリンピック教育につきまして、オリンピック・パラリンピック学習、そして国際理解も含めた中央区版の一校一国運動、そしてハートフルスポーツということで共生社会に貢献する精神、そして体力向上、この4つの柱を据えて展開させていただきます。

 また、東京都におきましては、先ほど委員御指摘のとおり、オリンピック・パラリンピック教育推進事業ということを打ち出されておりまして、全都の公立の学校、小・中学校、幼稚園、そして高校も含めてですけれども、公立の学校におきまして4つのテーマと4つのアクションという切り出し方で、それを推進していくと。オリンピック・パラリンピックの精神とスポーツ、文化、環境というテーマをもとに、学習したり、あるいは体験したり、そういう大きな取り組みの中で展開をしていくということが示されております。しかしながら、先ほど区として申し上げた4つの柱につきましては、東京都が示している方向性に全てかぶるというか、全て包含していくと。さらに、包含するだけでなくて、区としての特徴的な、例えばハートフルスポーツという形で共生社会に貢献できるような、あるいは障害者理解を促進できるような取り組みを推進していく中で、区の特性も踏まえた展開をしていくところでございまして、すみ分けということでありましたら、東京都のもの全てを包含して、さらに区としての取り組みを特質的に進めていくということでございます。

 また、予算につきましては、先ほど申し上げましたオリンピック・パラリンピック教育推進事業につきましては、東京都のほうの委託という形で全小・中学校、幼稚園、高校におきまして30万円の委託が出ておりますので、それも先ほど申し上げた区の取り組みと全てかぶるというか、重なると。事業のネーミングが違ったりということはありますけれども、進めていく内容につきましては同じ方向性だということでございますので、そういう中で、都の委託金を含めて、先ほど申し上げた、今後区として進めていこうとするものをさらに予算化をして1,600万円程度ということになっております。それを有効に活用させていただいて、オリンピック・パラリンピック教育を推進していきたいと考えております。

 以上です。

○青木委員
 大変よくわかりました。ありがとうございます。

 続きまして、晴海のまちづくりについてです。

 まず、先ほど変わった点を幾つか御説明いただきましたが、もう一つ私が気づいたのは、前回まちづくり協議会でいただいた資料では水辺空間となっていたものが、今回、晴海ふ頭公園というふうに明記されております。これは、将来ビジョンの中でも、できるだけ緑あるいは公園をふやしてほしいという要望がありましたので、それを東京都のほうで鑑みて、今回、晴海ふ頭公園という形で公園をつくっていくという都としての前向きな変更点と考えてよろしいんでしょうか。

○松村地域整備課長
 委員御指摘のとおり、晴海五丁目西地区の中の表現で水辺空間から晴海ふ頭公園に変更されているというふうに私も認識してございます。また、今般の資料におきまして、資料3の別紙1、豊晴計画の改定についての資料のほうでございます。こちらの3ページをごらんいただければと思ってございますが、右下のところでございます。晴海ふ頭公園につきましては、臨港消防署の整備に伴って一部小さくなる部分はございますが、今回のオリンピックを契機にして、薄くグリーン色がかかっている部分について拡充を図っていくというふうに聞いてございます。この中には客船ターミナルのエリアも入っているところでございますけれども、従来の場所から晴海運河側のほうを含めて拡充されるというふうに聞いております。こちらについては、地元のほうから、水辺について、ネットワークを含め、広場、公園等をふやしてほしいと要望をさせていただいてきているところから、そういった要望を受けとめていただいているのかなというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○青木委員
 今の疑問についてもわかりました。ありがとうございます。

 続きまして、水素エネルギーモデルタウン構想についてですけれども、構想自体は、私は安全性を確認しながら進めていただきたいということをこれまでも何度か委員会の中で取り上げたんですが、舛添都知事がかなり力を入れている印象があります。昨年1月に、将来的には選手村跡地を水素エネルギーのみで賄うことができるような水素エネルギーのモデルタウンにしたいとおっしゃっていたのがだんだん、中央区の要望といたしましてはエコタウンということで、その点では変わらないとは思うんですけれども、今回の資料には太陽光エネルギーですとか、ほかの文字も出てきております。

 そこで、晴海地区選手村跡地五丁目、現在、区のほうでは水素エネルギーについては、どのくらい活用できるというふうに考えていらっしゃるのか、教えてください。

○望月環境政策課長
 こちらの今回の資料の中身、レガシーの部分で特に記載がされている部分かと思いますが、東京都として、選手村での積極的なエネルギーとして活用していくという方向性を打ち出されておりますが、まだ具体なところでお話が出てきているわけではございません。今後、そういったところについても具体的なお話が出てくる。また、住宅等ですと、なかなか難しい部分があるというふうにも聞いておりますが、どのような形でどうしていくのかは、これからのお話かというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員
 それでは、BRTについても、当初はできるだけ水素エネルギーを使った、つまり燃料電池車でいくと発表した時期もありましたが、これについても、まだ最初から燃料電池というわけではないという捉え方でよろしいんですか。

○望月環境政策課長
 BRTについては、今現在、東京都が主体となりまして、運行事業者が京成バスさんということで決まりまして、運行計画を検討しているところでございます。今後明らかになれば、そちらの中でも多分そういった記載はされてくるものと思います。積極的にそういった部分を活用しながら、省エネあるいはCO2の削減に取り組んでいきたいという方向性は変わっておりません。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。水素エネルギーにつきましては、あくまでも安全性を確認した上で、エネルギー備蓄という面からも大変進めていただきたい政策だと思います。

 最後に、要望書についてです。

 前委員からも幾つか要望書の中から質問がありましたけれども、中央区長名として3回要望書が出されております。1回目の要望書は猪瀬直樹都知事宛てだったんだと思うと何か感慨深いものもあるんですが、その後、平成26年3月14日、平成27年3月10日ということで、1年に1回年度末に要望書を出すという形で出ております。東京都側の回答はまだ1回しかありませんが、全体的に見ますと厳しい回答という印象を持っておりますが、その中で幾つか大変前向きに回答というか、結果が出ているものがありまして、その一つが公共交通ということで、地下鉄、交通政策審議会答申に載るかどうかというところが大変大きいということですけれども、ちゃんと認識しておりますが、最初の5路線に加えて、さらに2路線が加えられて、その中に中央区、臨海部の地下鉄も入ったということで、これはすばらしい前進だと思います。

 そして、もう一つのBRTのほうですけれども、これも昨年出した要望書の中で早期サービス開始が盛り込まれておりますが、BRTの開始については、やはり今でも東京都のほうの答えはオリンピック前年度、つまり2019年の開始という考えのままなのか、あるいは今、前向きに検討が進められている状況なのか。築地の移転の日時も決まりましたし、環状2号線の開通時期も決まりましたので、その中でBRT、できれば人口が密集している中央区内で一番先に開始、操車場が必要ですので、有明、江東区の協力も必要にはなってまいりますが、サービスとしては中央区内先行開始というのが、今の時点でどれくらい可能なのか、区が考えていらっしゃることを教えてください。

○望月環境政策課長
 BRTについてでございますけれども、区のほうで以前検討していた部分は、現在、東京都が主体となって検討されている状況でございます。先ほど申し上げましたように、現在、運行事業者と計画を深めているという状況でございます。ただ、物理的に、環状2号線がいつ、どういう形でできるのかということが関係してくると思います。そういった中でいきますと、これまで東京都が基本計画の中で発表されております平成31年というところはやはり動かしがたいのかなと。

 ただ、そうであったとしても、なるべく早い時期に運行を開始できないかということは、区としてはお話をしているところでございます。ただ、なかなかその部分については難しい点があるというのは、環状2号線がどういう形でいつ整備されるのかということにかかわってくるかと思っています。区としては、区内でなるべく早く走らせていただけたらありがたいというお話はしていますが、それとの兼ね合いがあると思っています。ただ、先ほど委員からも市場の移転のお話もございましたけれども、我々としましては、そういった中で都バスの路線の再編充実というものも当然考えられると思っておりますので、並行して、東京都交通局ともそういったお話はしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員
 大変よくわかりました。

 BRTに限らず、まずは都バスを走らせるだけでも区民の皆さんの便利度は向上すると思いますので、引き続き先行開始についてはお願いしてまいりたい。東京都のほうとも地下鉄とともに、この2本柱で交通についてはしっかりと進めていただきたいと再度お願いいたしまして、終わります。

○田中(広)委員長
 ほかに質問はよろしいでしょうか。質問がないようですので、議題、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(広)委員長
 ありがとうございます。

 第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(広)委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を閉会いたします。

 大変にありがとうございました。お疲れさまでございました。

(午後2時45分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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