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平成28年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(11月17日)

1.開会日時

平成28年11月17日(木)

午後1時30分 開会

午後2時42分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 木村 克一

委員 富永  一

代理 染谷 眞人

委員 中島 賢治

委員 加藤 博司

委員 松川 たけゆき

委員 山本 理恵

議長 押田 まり子

4.欠席者

(1人)

委員 佐藤 敦子

5.出席説明員

(14人)

齊藤副区長

吉田副区長

島田教育長

平林企画部長

濱田企画財政課長

御郷副参事(都心再生・計画担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長

望月環境土木部長

遠藤環境政策課長

田村都市整備部長

松岡都市計画課長

松村地域整備課長

高橋教育委員会事務局次長

吉野指導室長

6.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

桝谷書記

鎌田書記

7.議題

  • 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関すること

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 皆さん、どうもお疲れさまでございます。ただいまより東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、佐藤委員欠席のため、染谷議員から代理出席の申し出がありましたので、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 では、染谷議員、委員席へどうぞ。

 それでは、議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑とあわせて行いますので、よろしくお願いをいたします。

 初めに、理事者報告を願います。

○平林企画部長

 1 「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団合同パレード」の実施結果等について(資料1)

 2 東京2020参画プログラム「東京2020公認マーク」「東京2020応援マーク」の取扱い等について(資料2)

 3 選手村整備工事に係る進捗について(資料3)

以上3件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでございました。

 それでは、発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時40分でございます。自民党76分、公明党34分、日本共産党34分、中央区民クラブ34分、無所属10分となりますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○富永委員
 議題を含めまして3点ほど質問させていただきたいと思います。

 まず、パレードの実施結果等に関してです。

 他の委員会でも出た質問とかぶるかもしれないんですけれども、今回、パレードを行った範囲の拡大もあったことによって、前回の50万人から80万人と、大変な数の人出があったわけですが、その中で気になることがございました。一生懸命やっているはな街道がせっかく植えている花壇が、今回、パレードにあわせまして、一斉に撤去されたというところを見ているんですけれども、それに関しまして、はな街道は、国交省が官民パートナーシップとしまして地域と連動しながら、美観の創設、それから植物をということで、せっかく地域の方々、企業の方々が一生懸命やられていることなのに、オリンピックを盛り上げるために花壇が一斉に撤去されているということが、何か方向性として、本来なら余りよくないなと思うんですけれども、その辺に関してお考えをお示しください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 パレードの実施の日の花壇の件でございます。

 こちらにつきましては、既に我々も当然聞き及んでいるところでございます。

 事の経緯をお話ししますと、今回、パレードの実行委員会そのものが直接はな街道のほうに連絡をし、パレード当日の安全性のために花を撤去させていただきたいという申し入れがあったというふうに聞いてございます。そういった話があったということを区のほうがおくれた形で聞いたところでございます。何せ、このパレードにつきましては、区のほうも把握したのがパレード実施の約3週間前ということで、いろいろな情報が一遍に入ってきたわけでございますけれども、さまざまな課題のうちの一つとして、はな街道の取り組み等につきましては、区のほうからパレードの実行委員会のほうに文書で、花のおもてなしの取り組みについての配慮というものを申し入れしているところでございます。

 今、委員御指摘のあったとおり、やはり花の植えつけの取り組み自体も2020年の広くおもてなしの取り組みの一環だというふうに認識してございますけれども、これがまさにパレードの実施のために撤去しなければならないというのは、はな街道の事務局から私も直接伺ってございます。やはりそういう取り組みでは日本全体を盛り上げていくのにはいかがなものかというような御意見もいただいておりまして、これはパレードの実施の前、また実施の後にも、東京都あるいは組織委員会のほうに私のほうからも直接申し入れをしているところでございます。こういった取り組みにつきましては、想定の中ではありますけれども、4年後の2020年の東京オリンピックの後のパレードが通行する場合には、ぜひとも配慮をした形で実施をしていただきたいと改めて申し入れているところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。安心しました。

 近いところでは、1月3日に箱根駅伝の最終デッドヒートの場面が、また中央通り、日本橋近辺で起こるわけですけれども、地域のボランティアで沿道警備をします。はな街道が植えているお花は背丈が20センチぐらいのパンジーとか、本当にかわいいお花なんです。ちょっとした不注意から、そこに足を踏み入れてしまう人もいるんですけれども、お花がかわいそうですから、気をつけてくださいねというようなことも注意しながら、お花を守りながら沿道警備などをやっているんです。今、事務局サイドに入ってきたお話ということが、もう決まってしまった後で話が来たから、しようがないのかもしれませんけれども、実際、現場でお花を植えたりしているはな街道のメンバーの皆様、地域の方々ですとか、企業の方々の声を聞くと、すごく残念がっている声が大きく聞こえてきます。これからまたオリンピックに向けて、あそこに人が集まる機会が多くなってくると思うんですけれども、安全ということも大事ですが、きちんと安全と地域の皆さんの気持ちが一緒にできるような形で、ぜひ中央区のほうでも働きかけをしていっていただけたらと思います。

 続きまして、エンブレムに関してです。

 リオのオリンピックが無事に終わりまして、考えられていたようなトラブルもなく、無事に終わった形なんですけれども、旗がいよいよ日本に来て、東京大会までもう4年を切っております。特に、中央区でも選手村ができるということで、何とかオリンピックを応援しようと、料理の組合ですとか、いろいろな団体が、オリンピックに向けて、自分たちの組合でも力を合わせて何かやっていこうという中ですが、どのようにしていったらいいかわからない。それから、オリンピックに関しましては、本来だったら、皆さんが自由にエンブレムや何かを使いながら、まちとか地域が一丸となって盛り上げていくのがベストなんでしょうけれども、物すごく大きな制約がある中で、なかなかそれができず、やっと応援プログラムというのが出てきたところでございます。

 それを見ましても、今、資料の中で、周知を図っていくというようなところまで来ているんですけれども、とはいえ、もう4年を切った中で、なるべく早くオリンピックに向けて準備をしていきたいという団体も多い中、これが使えるようになるスケジュールの見通しというんですか、大体これぐらいになるんじゃないかなというようなところがもしわかれば、お知らせしていただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 こちらの参画プログラムのスケジュールでございます。

 当初御説明をさせていただいたとおり、公認プログラム、行政が使うものについては、ようやく受け付けの申請等のスキームもできまして、まさに今年度の区の事業についても、現在、申請の準備をしているところでございます。

 また、委員御指摘のありました応援プログラム、町方が使えるプログラムのマークについては、現段階ではまだ、どのような形で申請を受け付けるのか、例えば我々区を通じて申請を受け付けて承認をするのか、あるいは直接各団体が申し込みをするのか、どのような形でやるのが利用者の方々にとって申請が一番しやすいのかというところを東京都と組織委員会のほうが検討している段階でございます。そうした中で、我々のオリンピック・パラリンピック区民協議会、また観光・文化検討部会の中でも、ぜひともこういったマークを使っていきたいという強い意向、これは私も認識しているところでございまして、なるべく早い段階で使えるように、我々としても東京都なり組織委員会に働きかけていっているつもりでございます。

 ただ、今言ったスケジュール感につきましては、現段階ではまだ膨大な手続を簡素化するのも含めて検討している段階でございまして、徐々にとはいうものの、来年度には一定のルールというものが示されて、広くオープンになる話でございますので、我々も区民協議会だとか、部会の中で、こういったルールができ次第、早速周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 来年度ということは、使えるようになってから2年間ぐらいは使えるイメージでいればいいのかなと思います。その辺、ちょっと聞いただけでも、物すごく細かいいろいろな規定があって、思っていた以上にハードルが高いのかなというところがあるんですけれども、なるべく簡単な形で広くこういうものが使えるように、よろしくお願いします。

 続きまして、議題として1つ質問させていただきたいと思うんですけれども、あと4年後にはもう終わってしまっていますね。そのちょっと前にオリンピックが来るということで、区内のあちらこちらの町場から、例えばおみこしを使ってですとか、いろいろなお花のアートを使ったりして、何とかオリンピックを自分たち地域でも盛り上げていきたいという話が多く出てきているところは、多分区のほうでも、ある程度は認識されていると思います。とはいえ、やはりそれらを進めていくには、大きな準備、それから手続等もあることから、できれば、区のほうがそういうものを一本化して、それぞれの地域で皆さんが思っていることを、中央区全体のおもてなしとして、うまく何か形にしていけるようなことが必要かなと思うんですけれども、それに関しまして何かお考えがありましたら、お聞かせください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 地域の取り組みの一本化でございます。

 こちらにつきましては、昨年12月に設置をしました区民協議会の中で、さまざまな分野の方々にお集まりいただいて、そこの中でも、2020年に向けては、さまざまな団体がいろいろな取り組みをやっていきたいんだというような声を聞いているところでございます。例えば、自分たちの場所を提供できるというような団体の方、また人なら出せるというような団体の方、こういったそれぞれのできるところ、あるいはできないところを融合することによって、さまざまなイベントがオリンピックに向けてできるのではないかなということで協議をしてまいりたいと思ってございます。

 特に、今、委員御指摘のありました、例えば花を植えつける、あるいは道路の清掃をするような取り組み、これは区民協議会の下にボランティア検討部会というものを今年度立ち上げることで、今、準備をしているところでございます。このボランティア検討部会という中では、登録しているボランティアだけではなくて、地域の中でどういったことができるのか、広くおもてなしというような取り組みをボランティア検討部会の中で議論ができればと思ってございます。まさに、今おっしゃった花の取り組みだったり、掃除であったり、あるいはパトロールであったり、さまざまな取り組みもこの中で検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○富永委員
 ありがとうございます。

 あと、やはり大事なところでは、中央区といえば、おみこし、お祭りが盛んなわけで、それぞれの地域では氏子の神社があったり、いろいろ有名な江戸時代から続くおみこしや何かを自慢にしている地域があるんです。皆さんの気持ちの一つとして、何とかぜひおみこしを出してオリンピックを迎えたい、祝いたいという気持ちが大変多く出てきているところなので、その辺も何か一つの形で中央区全体のおみこしが一堂に会するようなことができるのかとか、そういうことも検討しながら、地域の皆さんの結びつきを強めていただきたいと思います。

 あと、やはり商業のまち中央区ということで、古くからの伝統を守りながら工芸をなりわいにしている方たちがいまして、今回、中央区晴海にオリンピックの選手村ができると。もちろん、オリンピックに向けて集まってこられる応援の外国の方々、観光に向けてのことも大事なんですけれども、東京でオリンピックをやるということで、やはりオリンピックに出場する選手たちが宿泊する選手村の中で、中央区の、例えば伝統的な工芸品を扱っている方々が、選手村の中限定で、参加している選手たちに日本のお土産ということで物を紹介したり、お買い求めできるというようなこともできるようになれば、中央区に選手村ができるということの意義が一つ大きなものになるかなと思います。なかなか選手村の中ということは難しいのかもしれませんけれども、そういうような働きかけをぜひしていっていただいて、商業のまち中央区ということをもっともっと世界、それから参加している選手の皆さんにもアピールできるような動きをしていただけたら、まちの声として、いいかなと思いますので、よろしくお願いします。

 質問を終わります。

○中島委員
 質問をさせていただきます。

 まず、一番気になったのは、今回のパレードのスタートが、何で虎ノ門ヒルズなんだというところですね。虎ノ門ヒルズも、そこからスタートして、ずっとつながっていくんだったら、パレードとして意味があるのかなというふうに思っているんですけれども、西新橋二丁目南から新橋四丁目までで終わって、あとはまた車だけで移動してと。パレードというんでしたら、やはり連続性が必要だというふうに思っているんです。ロンドンのときは、たしか銀座八丁目からのスタートで、今回も私はてっきりそうだと思っていたので、中央区に始まり中央区で終わるという思いを持っていたんです。一番解せないのは、なぜ虎ノ門ヒルズだということと、その間をなぜあけているんだという、そこをまずお聞かせいただきたいということです。

 あと、資料2のエンブレム、いろいろな条件をつけてあり、商売をやっている人から、なかなか自由に使えないというお声もいただいています。そこで、私もいろいろ考えたんですが、区で応援エンブレムとして何か自由に使える応援グッズをつくることはできないのかなというふうに思っているんです。昔、東京オリンピックをやったときには、至るところに五輪があって、エンブレムが下がっている状況があって、地域でオリンピックを盛り上げていたという気がするんです。今のエンブレムは認証が必要だったり、団体、組織でないとだめだったり、やはりもっと自由に使えるエンブレムを、区として応援エンブレムとして何か勝手につくることはできないのかどうかもお聞かせいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 まず、パレードのほうのお話でございます。

 スタートが虎ノ門ヒルズなのは、そこの中に組織委員会が入っているということからかと類推されます。また、そこの前の道路が非常に広範なスペースでございまして、まさにセレモニーをやるには必要なスペースだったのかなというふうに思ってございます。そこから移動をして、銀座八丁目からパレード自体はスタートしたんですけれども、そこの間の道路につきましては、幅員等の関係もあろうかと思います。これもその直前まで交通管理者の警察のほうとかなり協議をされていたというふうに聞いてございます。中央区のほうの状況につきましては、今御指摘のとおり、今回については、さらに銀座から日本橋のほうまでということで調整はさせていただいたところでございますけれども、港区側につきましては、そういった状況になったところを聞き及んでいるところでございます。

 それから、2点目のマークでございますけれども、先ほども触れさせていただいたとおり、応援プログラムにつきましては、エンブレム自体がなかなか使いづらいので、それをもっと使いやすくするためにということで、つくられたというふうに聞いてございます。ただ、その枠組みが、今、まだ具体的になっていないといったことと、また、この応援プログラムを使うに当たっても、申請だったり、そういったものが必要だということも聞いていることから、まだ何でもかんでも使えるというようなところまでには至っていないものだと思ってございます。ただ、先ほども申したとおり、エンブレムが使えないから、つくられているマークでもございますので、こちらのほうの汎用する形態をもうちょっと確認した上でと思ってございます。

 また、区で独自なマークをつくりますと、それと並列とかというのもまたできないだとか、また新たな別の制約も出てくるかと思いますので、いましばらくはこの応援プログラムのマークの活用について、もうちょっと都あるいは組織委員会の動向等を見ていきたいと思ってございます。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。

 パレードは、まずスタートの考え方自体がおかしいんじゃないでしょうかね。組織委員会が入っているからだとしたら、ロンドンオリンピックのときのパレードも、本来は虎ノ門ヒルズからスタートすべきではないかなというふうに思っております。そうやって考えたときに、一貫した考え方も必要なのかなというふうに思っております。何も組織委員会がそこにあるから、そこからスタートしないといけないということはないだろうというふうに思っておりますので、ぜひ国民、さらに都民の心のあるところを酌んでいただいて、すばらしい次回のパレードにしていただければというふうに思っております。

 そのためには、2番目に質問した制約のあるエンブレムは、なかなか広がりを見せないというふうに思っているんです。みんながオリンピックを成功させたいと思っているので、それがいろいろな形であらわせる自由に使えるエンブレム、マークを、勝手に考えるのがいいのかどうかわからないですけれども、もっと自由度のあるものを出していただきたいなというふうに思っています。せっかく皆さんがいろいろなところでこのマークを使おうとしても、使えるかどうか一々確認しなければいけないというのは、気持ちを盛り上げる上でブレーキになるのではないかなというふうに思っておりますので、その辺の取り組みもぜひよろしくお願いさせていただいて、質問を終わります。

○加藤委員
 それでは、私からもパレードについて質問いたします。

 パレードは、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団合同パレード実行委員会が行い、87名のメダリストと選手団役員が参加しております。実際にオリンピックには選手として338人、コーチなどを含めると601人の方が参加をしております。また、パラリンピックには130名以上の選手が参加をしている。今回は、メダリストが対象です。しかし、メダルには届かなかったけれども、大会に参加した全ての競技者をたたえるべきであるし、選手たちにとっては応援に対するお礼の場になるのではないかと思います。メダリストに特化していることに疑問を持ちます。そういうことについて、区の御見解をいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 こちらのパレードにつきましては、前回のロンドンのときから、主催の6団体の中でも日本オリンピック委員会、また日本パラリンピック委員会が主となってこういった形で実施をしているところでございます。こちらにつきましては、メダリストであっても既に練習に入っている方などは出席ができていない方もいらっしゃいます。また、今、委員御指摘のありましたメダルをとれなかった方々についても、このパレードではない形で、さまざまなところで、スポーツ教室であったり、あるいはリオオリンピックに行ったということのお話であったり、さまざまな取り組みに御協力いただいています。これはさまざまな自治体、それから団体のほうから協力をしてやっていただいているといったところでございます。

 いずれにしましても、スポーツの取り組みというものを2020年に向けてさらに加速していかなければならないものと思ってございますので、それはメダリストに限らず、さまざまな競技、また特にパラリンピックの競技を、いろいろな形で働きかけていきたいというふうに思ってございます。

○加藤委員
 いろいろな方に、オリンピックに参加したアスリートの人たち、競技者をたたえるという意味で、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんです。

 オリンピックの根本原則には、オリンピック・ムーブメントの活動は、結び合う5つの輪に象徴されるとおり普遍且つ恒久であり、五大陸にまたがるものである。その頂点に立つのが世界中の競技者を一堂にあつめて開催される偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会であるとうたわれているように、2020年の東京大会では、人数的な制約があるということは十分承知しておりますけれども、個人的な意見として、全ての大会参加者、競技者をたたえることができるようにすることも考えるべきではないかと私は思っております。個人的な意見ですから、これでとどめておきます。

 次に、資料3の選手村整備工事に係る進捗について、幾つか質問をいたします。

 晴海地域工事連絡会を含む4つの会議体を設立し、協議を開始している。この会議体に区民の声がどのように反映されるのか。

 もう一点、会議体の議事録などは公開される予定なのか。実際、ホームページはまだ立ち上がっていないように思うんですけれども、その点について、それぞれお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 こちらに記載のあります幾つかの会議体でございますけれども、これはいずれも東京都が主体となって実施をしている会議体でございます。その公開、非公開等につきましては、都の会議体でございますので、全てを把握しているわけではございませんけれども、幾つかのものは、会議の実施後、議題のほうを取りまとめて公開をするというふうに聞いてございます。

 また、区民の声につきましては、まさにそれを反映させなければならないといったことから、我々区の職員も、この構成員として、いずれの会議にも入っているところでございます。現に、この中で、2番目にあります晴海五丁目地区工事受注者等連絡調整会議、これは勝どきのほうの事務所の会議室で毎月行われてございまして、ここでは、現場での工事車両の騒音があるだとか、あるいは粉じんがすごいだとか、いろいろな声をお受けして、情報を共有しながら、都のほうに申し入れをしているところでございます。こちらには、我々オリンピック・パラリンピック調整担当課の職員が入ってございまして、先日もそのようなことを申し入れているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 そうすると、区民からのさまざまな問い合わせ等については、例えば2番目の晴海五丁目地区工事受注者等連絡調整会議のほうに直接問い合わせをするということでよろしいんでしょうか。その点を確認したいと同時に、3の工事車両の考え方の中で、建築工事の前にまちづくり協議会等の機会を捉え、地元へ周知を図っていくとしておりますけれども、地元説明会などを行う考えはないのか、その点について、あわせてお答えいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 問い合わせ先等につきましては、これは既に現場のほうに工事のお知らせ看板等々を掲示しているところでございまして、そこに連絡先が書かれてございますので、問い合わせということであれば、そちらのほうが窓口になろうかと思います。また、我々区のほうでも、そういった苦情といいますか、お問い合わせについては受け付けてございますので、我々からもこの会議体のほうに申し入れをさせていただいているところでございます。

 この会議体自体は、基本的に、工事関係者、発注者、受注者が集まって会議をする場でございますので、ここに直接区民の方が申し入れをするというような形の会議体ではないものでございます。

 また、一方、この会議の中で調整をしました工事車両だとか、その搬入経路だとか、1日の稼働時間だとか、こういったものについては、必要に応じて、晴海でいえば連合町会であったり、あるいは五丁目の住民の方々にであったり、お伝えする情報によっては、住民の方々に全戸配布をしたり、連合町会のほうに説明をしたりというような形で周知を図っているところでございます。

 以上でございます。

○松村地域整備課長
 まちづくり協議会等の工事のお知らせの件でございます。

 東京都及び特定建築者のほうからは、1月に建築工事を開始する旨の計画内容について、この夏に公表されているところでございます。こうしたことから、年内にはまちづくり協議会を初め、必要なところに工事の説明をしていただけるよう、今後、東京都及び関係の事業者のほうには申し入れをしていきたいと考えております。

 以上でございます。

○加藤委員
 それぞれの連絡会、調整会議等については、区のほうからもそれぞれの課長が参加をしているということは、理事者報告の中でありましたけれども、ぜひ十分に区民の声を酌み取るように努力していただきたい。同時に、先ほど、工事に関する掲示板というお話がありましたけれども、実際に、この掲示板については、区画道路5-1号線を中心にして掲示されているわけです。非常に外れたところにあるわけです。できれば、近隣の住民が通るような場所にそういう連絡場所などもきちんと掲示しておくことが、住民に対する丁寧な対応として求められるのではないかと思います。ぜひ、その辺は改善をお願いしたいと思います。

 引き続き、選手村に関連してですけれども、今回の工事車両の考え方の中で、水上交通の活用について強い要望が出されたと先ほどの理事者説明にもありました。土砂の搬出入については、船による水上交通も行う方向で検討中との話ですけれども、一歩前進したのではないかと思います。

 現在、晴海五丁目では、盛り土として集積された土砂を他の街区にダンプカーで移送しているわけです。こういうことが実際に行われているわけですけれども、工事車両について、水上交通の利用をもっと考える必要があるのではないか。そのことによって、周辺への工事車両による影響は防げるのではないかと考えます。晴海通り、有明通りの通行を制限することができるのではないかと思うんですけれども、その点についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 今回示させていただいておりますのは、まちづくり協議会でも都のほうから報告がありましたけれども、水上で土砂を運ぶという考え方が示されたところでございます。この中で、どの程度が水上になって、どの程度を地上でやるのかというところはまだ明らかになっていないところでございます。私ども、現場サイドではなるべく水上でということで今でも申し伝えているところでございますけれども、今後どの程度になるのかというところも見定めながら、さまざまな対応について検討してまいりたいと思ってございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 実際に、21棟の本体工事が1月からスタートするわけですけれども、そうなると、建築資材の陸送の場合、搬入車両は晴海通りと有明通りを通って補助314号線から工事現場に入ることになるのではないかと思います。そういう意味でいうと、水上交通については、土砂の搬出入だけではなく、建築資材についても、やはり私は積極的に検討することが必要ではないかと思います。船による搬入を行うならば、晴海通りや有明通りの利用を極力抑えることができるのでないかと考えます。そういう意味で、ぜひ東京都に対して、水上交通の利用について中央区としても強く要望していただきたいと思います。それが区民の皆さんの願いに応えることになるのではないかと思います。

 次に、環状2号線と補助314号線の交差部を含む2カ所の信号機の設置が行われるということで、ことしの8月中旬から11月上旬が工事期間となっているんですけれども、工事がおくれているようですが、いつごろまでに設置されるのかという問題と、環状2号線については部分開通しないと。これは、地域住民との約束になっているかと思います。その点から見ると、環状2号線と補助314号線の交差部の信号は当面不要ではないかと考えるんですけれども、その点について、現状をお答えいただきたいと思います。

○望月環境土木部長
 私のほうからは、環状2号線と補助314号線の交差点の信号ということでお答えさせていただきますが、直接、私自身はそちらの工事のおくれというものを聞いてはおりません。ただ、当然、築地市場の移転に絡んだ環状2号線の工事、これは主には市場内のお話でございますけれども、その部分の供用開始を含めたお話も移転が延期された後、まだ詳しく聞いてございません。そういった全体の中で、今、東京都が検討されていると思っておりますので、それが明らかになれば、東京都のほうからは、そういった部分の説明があるかと思います。

 また、信号につきましては、当然、環状2号線は東京都の道路でございますけれども、そういった部分で、また工事がいつごろという形の情報が入れば、区のほうからも地域への工事のお知らせみたいなものが可能になろうかと思っております。

 以上でございます。

○加藤委員
 環状2号線と補助314号線の交差部については、私自身はもう少し待ってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、もう1カ所、月島警察署の前の交差点については、信号をつけるという計画になっているんです。2カ所のうちの1カ所です。ですから、交通安全対策上、それは切り離して信号の設置というのは必要ではないかと考えますので、ぜひ交通管理者のほうにその旨を伝えて、取り組んでいただきたいと思います。

 それと、もう一つ、確認なんですけれども、環状2号線の高架下、これは黎明橋公園通りと環状2号線の交差部、高架で環状2号線が上を通るわけですけれども、高さ3.2メートルという制限があります。工事街区に行き来する工事車両がここを通って黎明橋公園通りを使うことはないと思いますが、その点、現状はどうなっているのかお答えいただきたいと思います。また、使うことがないように、連絡会の中でも、その旨、申し入れをお願いしたいと思いますけれども、お答えいただきたいと思います。

○松村地域整備課長
 工事に関する車両のルート、また台数等については、まだ東京都や事業者のほうから示されておりません。ただ、先ほど言われましたように、橋の下の高さには制限がございます。また、こちらについては晴海五丁目のマンションであったり、晴海三丁目のマンションの生活動線にもなってございますので、工事車両は、基本的に、避けてもらいたいということで既に区のほうから申し入れをしているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 今、黎明橋公園通りに面する、マンションの新しい入居者もどんどんふえてきておりますので、工事車両が進入することによって事故が起きる、そんな悲惨なことは起こさないように、ぜひ工事関係者に強い申し入れをお願いしたいと思います。

 それと、これはほかの委員会でも御質問があり、お答えいただいているかと思うんですけれども、確認の意味で、ほっとプラザはるみの営業については、2020年4月以降、どのような活用がされるのか、具体的にお答えいただきたいと思います。

○遠藤環境政策課長
 ほっとプラザはるみにつきましては、選手村があの場所にできるといった事情も受けまして、今まで指定管理の期間を5年間としてやってきたものを3年に変えまして、今も事業者の選定作業中ということで、平成29年度、30年度、31年度という形で行っていく予定でございます。その後につきましては、規制の問題等、今後いろいろ状況が変わろうということで、一つには、そういった状況を見るためにこういった期間を設けております。また、ほっとプラザはるみ自体につきましては、今後、晴海地区の選手村以降の住宅転用等で大幅に人口もふえていきますので、あそこ全体の住民サービスといいますか、そういったものをトータルで考えながら、そのあり方については今後検討していきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○加藤委員
 オリンピックが来て、いろいろなスポーツ施設が利用できなくなるというのは、やはり本末転倒ではないかと思います。

 最後に、1つだけお願いをして質問を終わりますけれども、晴海ふ頭公園は非常に由緒ある公園であるということで、チリとの友好とか、そういうのがいろいろ書いてあります。できれば、現状をできるだけ残して改修すべきではないか。また、客船ターミナルについては、オリンピックが終わった後、取り壊すというお話になっているかと思うんですけれども、モニュメントとして残すこともぜひ検討していただきたいということを述べて、質問を終わります。

○松川委員
 では、私のほうからは、資料1についての質問と、あと議題で質問させていただきます。

 まず、資料1のほうです。

 今回、私も見に行かせていただきましたが、大変大勢の方にパレードをごらんいただいて、ニュースでもかなり好意的な取り上げられ方をしておりましたので、そういった点では非常によかったのかなと思うのですが、当日のお問い合わせの部分について質問させていただきます。

 今回、オリンピック・パラリンピック調整担当課のほうに、パレードのルートや時間帯についての問い合わせが14件、交通規制に伴う渋滞等に関する苦情が1件ということで、これだけ見ますと、苦情の数としましては恐らく想定の範囲だったのかなというふうに思えるのですが、今回、港区も通ったことによって、港区ですとか警察ですとか、そういったほかの機関との苦情の共有についてはどの程度されていたのか、お聞かせいただければと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 苦情等についてでございます。

 今回お示しさせていただいたのは、あくまで中央区の中の苦情ということで示させていただいてございます。苦情というような書き方も一部ありますけれども、基本的には問い合わせで、パレードで具体的にどの時間にどの辺を通るんだというような問い合わせが大半であるというところでございます。また、1件の苦情につきましては、晴海通りだとか鍛冶橋通りだとか八重洲通りだとか、そういう方向の通りを通行どめにしたということが、ある意味、初めての取り組みでございまして、そういったことからの通行に関する問い合わせ、苦情があったところでございます。これらにつきましては、区と、それから所轄の警察署、また消防署等々で確認をした中での数字でございまして、申しわけございませんけれども、区外の苦情等々については、区のほうでは把握はしていないところでございます。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 あと、もう一点確認なんですが、今回、このパレードの実行に際しまして、けが人でございますとか、何か事故等はあったのでしょうか、お知らせ願います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 けが人等々は直接のものは一切ないというふうに聞いてございますけれども、当日、同じ時間に119番通報で救急車で運ばれた方が区内で2名ほどいるというのは、消防のほうから聞いてございます。しかし、これが直接パレードと関係するかどうかというのは聞き及んでいないところでございます。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 今回、前回の50万人から80万人にふえたということで、恐らく、次回東京オリンピックが開催されますと、それ以上の方が押しかけるのではないかと。今回、見ていましても、選手の方が移動するのを追いかけるように走っていかれる方ですとか、私が見ている感じでも、一部パニックになるんじゃないかというふうに思われる光景等もございました。そういう中で、また地下鉄も一部出入り口の封鎖などもしていたかと思うんですが、やはり階段のような場所ですとか、段差等で前が見えずに将棋倒しになるようなおそれ等もあるのではないかというふうに危惧する部分でもあります。

 今回のパレードに関しては、どういうふうな問い合わせですとか苦情があったのかということについてほかの機関とも共有して、きちんと事前の対策をとっておくべきではないか、そのように思いますので、ぜひこれはきちんとした形で共有をしていただきながら、皆さんに十分楽しんでいただけるようなパレードを次回も行っていただければと要望をさせていただきます。

 続きまして、議題なんですが、こちらは2点ございます。

 まず、1点目ですが、先日、別の委員会でも環状2号線について質問等が出ておりまして、吉田副区長のほうからの御答弁などを聞きますと、残念ながら、2号線の開通に関しては、当面難しいのではないのかなというふうに捉えました。所管を中央区ではなく東京都が握っているというところで、本区としても、ある意味、被害者であるという中で、なかなか御答弁が難しい点もあるかとは思うのですが、これから本格的に、来年に入りまして、いろいろな工事車両が晴海のほうに来る中で、例えば2号線を一部暫定開通させて、なるべく湾岸のほうに逃がすというような考え方について、本区として、要は工事車両がどのような形で通行することが、少しでも選手村の工事をおくらせることなく円滑に進められることにつながるのかということについて、本区の考え方をお知らせいただければと思います。

○望月環境土木部長
 環状2号線を活用しましたオリンピック関連の工事車両の通行ということでございますが、先ほど地域整備課長のほうでも申し上げましたように、工事車両のルートは、台数等も含めてまだ未定であるという状況の中のお話でございますので、現時点で環状2号線を活用するという話には、まだ具体にはなっていないと思っています。また、そういった工事をする際にどのルートをどういうふうな形で通すことが区民の方への影響も少なく工事ができるのかということも含めて、ルートの設定をされるというふうに考えておりますし、区のほうも申し入れのできる部分がございますので、そういった形でルートを設定していただくと。

 ただ、環状2号線の本線開通がいつになるのか、今、まだ未定でございます。前回、吉田副区長が申し上げたのは、本格開通が現在のところですと、なかなか難しいのではないかということかと思っておりますが、暫定の開通はまだ時期は未定ですが、当然できるものと考えておりますので、そういった中で、どうできるのかというのを今後考えて、東京都のほうにも申し入れていきたいというふうに思っています。

 以上です。

○松川委員
 ありがとうございます。

 今回、2号線の部分を見ていますと、既に車自体は通ることはできる状況になっているものと思いますので、なるべく地域に混乱を来さないよう、うまく使っていただけるよう、十分御検討いただきたいと思います。

 次の議題について質問させていただきます。

 同じく選手村関連なんですが、選手村がこれからどんどん建っていく中で、私もいろいろな方を、ここは選手村の予定地なんだよとお連れすることも多いのですが、例えば今建築している場所が、この先どうなるのか。地域の方々にはイメージ図等も配られているものと思います。そういった明るい話題的な部分で、これからここに選手村ができて、何戸建ちますとか、そういったものを地域の方や歩いてお散歩に来られた方などにわかりやすい看板等が設置できないものなのかなというふうに思うのですが、そういったところについてはいかがでしょうか。

○松村地域整備課長
 さきの委員のほうからも御指摘がありました。現在は、工事用の看板という形で、通常であれば、街区ごとに各街区の計画概要についてお示しするところはあるんですけれども、選手村の区域が広大で、道路整備も整っていなくて、街区が整っていないということから、現場の中心地区で道路にも面して、わかりやすい地点に1カ所、そういった計画概要について示しているところでございます。今後、道路等、整備が進む過程の中で、各街区にも順次そういった工事の看板を立てることが可能ならば、順次ふやしていく方向であるというふうに東京都からは聞いているところでございます。

 また、パース等についてどう示していくかについては、まだ私どもは特に東京都に申し入れているところではございませんけれども、そういった可能性があるのかどうかも含めて、都とは協議をしてみようかと思っております。

 以上でございます。

○松川委員
 ありがとうございます。

 晴海という言葉がニュースでもたくさん取り上げられるようになりまして、区外の方もしくは都外の方と、いろいろとお話をしますと、選手村ができるところねというふうなことで認知度が大変上がっております。そういう中で、東京に来たときに、どんなところなのか見てみたいということで来られる方も多くなるのではないか。そういったところでいけば、ちょうど月島警察署のあたりですとか、バスで行かれる方は、晴海埠頭のバス停をおりたあたりでそういったものが見られますと、こんなすてきなまちになるんだなというふうに思っていただけるのかなと思います。最近、オリンピック・パラリンピック関連でいきますと、暗いニュースも多いものですから、少しでも明るい雰囲気をつくっていっていただきたいなと思います。

 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○山本委員
 私からは、資料3と議題についてお伺いします。

 まず、資料3です。

 こちらは都が主宰の会議体ということで、これからそれぞれ検討内容が明らかになっていくということなんですけれども、この内容について、中央区として重要だと思うことは、こういった委員会等の場で、報告があるのか確認させてください。

 また、中央区ではオリンピック・パラリンピック区民協議会を設置して、協議を始めたところだと思うんですけれども、この協議会の報告であったり、新たに設置するボランティア検討部会について、今後さまざまな議論がなされた後、区議会なり委員会なりに報告がなされるのかということを確認させてください。

 そして、2点目に、資料2のエンブレム、参画プログラムの公認プログラムと応援プログラムのマークの活用についてです。

 なかなか自由に使うことが難しいということは理解しました。そこで、区民が少しでもさまざまな形で参加できるように、中央区が取り組むこと、例えばパンフレットであったり、観光関係のものであったり、中央区が取り組む紙ベースの媒体の製作や印刷に関して、大手に一括して発注するのではなく、区内にある中小の企業を少しでも活用していけないのか、お聞かせください。これはコストだったり、非常に非効率なことなのかもしれませんが、オリンピックということで、少しでも区民の方々が参加できる環境をつくっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長
 1点目の会議体の議会等々への報告についてでございます。

 今回お示しさせていただいています会議体につきましては、先ほど申したとおり、いずれも都の会議体でございますので、一定の議論がなされた上で報告という形で表に出るものもあれば、あるいは月々、その工事の状況を確認しているという会議体、さまざまなものがございます。こういったものを、前回の9月のこの委員会で報告した後の進捗を今回お示しさせていただいているところでございますけれども、いずれも報告できる内容、また報告すべき内容等については、議会等々に対して報告させていただくつもりでございます。

 また、区民協議会、またボランティア検討部会でございますけれども、区民協議会につきましては、年間2回程度を考えてございます。委員会の報告のタイミングだとか、あるいは協議会の開催のタイミング、また検討部会につきましても、そのタイミング等々があろうかと思いますけれども、いずれも事前に御報告はさせていただきますし、また、会議の終了後には全ての資料を御案内させていただいております。また、区民の皆様におきましても、会議の終わった後、区のホームページで全ての資料を公開しているところでございます。

 なお、検討部会につきましては、これは区民協議会のほうから下命されている部会でございまして、さまざまな意見等々がございますので、この部会自体の会議については非公開の中でやってございますけれども、この部会についての検討状況を、その親会である区民協議会のほうに報告してございますので、区民協議会の報告が、つまり検討部会での報告内容ということになろうかと思ってございます。

 それから、2点目のマークについてでございます。

 これは、我々も広く活用していきたい、ひいては事業者も含めて活用できればと思ってございますけれども、なかなか今の段階で明らかにはなっていない部分がございます。また、発注方法等についても、これも今申したとおり、まだわからない部分が多くて、どのような形でというのが見えていないところでございます。

 いずれにしましても、オリンピックに向けた取り組みの一つでございますので、いろいろな活用ができればというふうに思ってございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 まず、1点目に関しては、ボランティアの検討部会でどのような議論がなされ、区民の皆さんがどういった形で携わることができるのかということが非常に関心の高いところです。区民協議会での報告に含めて、その内容等を公開していくということだったので、なるべく広く区民の方が参加できる、また区民の方の意見が聞けるように、協議した内容をその後どのように周知を図っていったり、広めていくのかについてもしっかり検討していただきたいと思います。

 そして、2点目の少しでも区民参加ができないのかという件ですけれども、区、行政関係が使用できる公認プログラムの活用の仕方等々、まだ具体的なことがわかっていないということですけれども、このマークが使えるとなったときには、多分区が何か発注したりする機会が出てくるかと思うんです。そのときに、少しでもまちの事業者なりを使えるような環境をつくっていただければと思います。

 以上です。

○中嶋委員長
 ほかに発言はよろしいですね。

 それでは、以上をもちまして質疑を終了いたします。

 次に、議題、2020年東京オリンピック・パラリンピックに関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。では、継続審査といたします。

 次に、第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。では、そのようにさせていただきます。よろしくお願いします。

 長時間どうもありがとうございました。

 以上をもちまして閉会とさせていただきます。

 どうもお疲れさまでございました。

(午後2時42分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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