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平成29年第一回定例会会議録(第5日 3月30日)

1.会期

三十一日(第五日)

三月三十日(木曜日)

2.開会並びに散会

午後二時開議

午後三時三十四分閉会

3.出席議員

(三十名)

一番 渡部 恵子議員

二番 山本 理恵議員

三番 海老原 崇智議員

四番 佐藤 敦子議員

五番 塚田 秀伸議員

六番 田中 耕太郎議員

七番 小坂 和輝議員

八番 松川 たけゆき議員

九番 加藤 博司議員

十番 奥村 暁子議員

十一番 原田 賢一議員

十二番 富永  一議員

十三番 瓜生 正高議員

十四番 染谷 眞人議員

十五番 木村 克一議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 青木 かの議員

十八番 森谷 歩美議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 志村 孝美議員

二十一番 押田 まり子議員

二十二番 石田 英朗議員

二十三番 石島 秀起議員

二十四番 礒野  忠議員

二十五番 中嶋 ひろあき議員

二十六番 鈴木 久雄議員

二十七番 墨谷 浩一議員

二十八番 田中 広一議員

二十九番 中島 賢治議員

三十番 渡部 博年議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英  進 君

副区長 吉田 不曇君

教育長 島田 勝敏君

企画部長 平林 治樹君

総務部長 田中武君

防災危機管理室長 林 秀哉君

区民部長 長嶋 育夫君

福祉保健部長 黒川眞君

高齢者施策推進室長 古田島 幹雄君

保健所長 中橋 猛君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 田村 嘉一君

会計管理者 坂田 直昭君

教育委員会事務局次長 高橋 和義君

監査事務局長 小林 秀規君

企画財政課長 濱田徹君

広報課長 園田 典子君

総務課長 吉原 利明君

5.議会局出席職員

議会局長 田野 則雄君

庶務係長 小暮 万里子君

議事係長 荻原 雅彦君

調査係長 東 雅之君

書記 鎌田 智之君

6.議事日程

日程第一
諸般の報告

日程第二
議案第一号 平成二十九年度中央区一般会計予算
議案第二号 平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計予算
議案第三号 平成二十九年度中央区介護保険事業会計予算
議案第四号 平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計予算
          (三月十日 予算特別委員会付託に続いて)

日程第三
議案第九号 中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
議案第十号 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
議案第十一号 中央区職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例
議案第十二号 中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
          (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
議案第十八号 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
議案第十九号 中央区立幼稚園の入園料及び保育料に関する条例の一部を改正する条例
          (三月二日 区民文教委員会付託に続いて)

日程第五
議案第十四号 中央区子どもの医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例
議案第十五号 中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
議案第十六号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
議案第二十二号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
          (三月二日 福祉保健委員会付託に続いて)

日程第六
議案第十三号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
議案第十七号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十一号 特別区道の路線の廃止について
          (三月二日 環境建設委員会付託に続いて)

日程第七
議案第二十三号 中央区監査委員の選任同意について

日程第八
人権擁護委員の候補者の推薦について

日程第九
議員提出議案第一号 「自家用車を利用したライドシェア解禁の慎重な審議を求める意見書」の提出について

日程第十
議員提出議案第二号 「築地市場移転問題の早期の結論を求める意見書」の提出について

日程第十一
議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(押田まり子議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。


○議長(押田まり子議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔田野議会局長朗読〕


十二、委員会報告書(企画総務委員会)

十三、委員会報告書(区民文教委員会)

十四、委員会報告書(福祉保健委員会)

十五、委員会報告書(環境建設委員会)

十六、委員会報告書(予算特別委員会)

十七、議案の送付について

十八、議案の提出について


○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 ここで、ただいま報告のありましたとおり、区長より議案一件が送付され、さらに、議員提出議案二件が提出されましたので、本日の日程に掲載いたしました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第二

 議案第一号 平成二十九年度中央区一般会計予算

 議案第二号 平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計予算

 議案第三号 平成二十九年度中央区介護保険事業会計予算

 議案第四号 平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計予算

           (三月十日 予算特別委員会付託に続いて)


○議長(押田まり子議員)
 本案について、予算特別委員会の報告を鈴木委員長より願います。

〔二十六番 鈴木久雄議員登壇〕

○二十六番(鈴木久雄議員)
 ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号「平成二十九年度中央区一般会計予算」、議案第二号「平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「平成二十九年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計予算」の以上四議案について、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る三月十日の本会議において、委員十六名をもって設置され、本四議案の付託を受けたものであります。

 本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には瓜生正高委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。

 続いて、三月十三日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。

 平成二十九年度の本区各会計歳入歳出当初予算の合計額は一千二百四億六百八十二万六千円であり、一般会計では九百五十三億二千百七十一万三千円で、前年度当初予算と比較して三億一千四百七万六千円、率にして○・三%の増、国民健康保険事業会計では百四十五億八千八万六千円で、前年度当初予算と比較して二億三千六百七十六万四千円、率にして一・七%の増、介護保険事業会計では七十九億三千七百五十二万一千円で、前年度当初予算と比較して一千五百七十八万七千円、率にして○・二%の増、後期高齢者医療会計では二十五億六千七百五十万六千円で、前年度当初予算と比較して八千九百九十九万八千円、率にして三・六%の増となっております。

 本委員会は、平成二十九年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る三月十日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十二日間にわたり、慎重に審査を行ってまいりました。

 すなわち、三月十三日には、まず一般会計「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、十四日に、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、同日、第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、これを終了し、十五日に、第四款「区民費」の質疑に入り、これを終了し、同日、第五款「福祉保健費」の質疑に入り、二十一日に、これを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、これを終了し、二十二日に、第七款「都市整備費」の質疑に入り、これを終了し、同日、第八款「教育費」の質疑に入り、二十三日にこれを終了し、二十四日に、第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、同日、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、これを終了し、さらに同日、総括質疑に入り、二十八日にこれを終了しました。

 二十四日には、日本共産党委員二名より、二十二日付で提出された、議案第一号、平成二十九年度中央区一般会計予算に関する修正の動議について、審査方法を決定し、二十八日に提案者より修正案の説明を受けました。

 修正案は、一般会計予算案の歳入歳出をそれぞれ六十五万円減額し、予算総額を九百五十三億二千百六万三千円に修正するものであります。

 続いて、同修正案の審査終了後、起立により採決いたしましたところ、起立少数をもって否決されました。

 以上のとおり、平成二十九年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、本委員会は本四議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。

 まず、中央区議会自由民主党議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会自由民主党議員団の態度表明を行います。

 政府が発表した三月の月例経済報告では、景気の基調判断を、景気は、一部に改善の遅れも見られるが、緩やかな回復基調が続いているとし、先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしています。

 このような経済環境を背景として、本区の人口は引き続き力強く上昇の一途をたどっており、納税義務者の増加から、特別区税収入は全体で前年度比四・三%の増が見込まれています。また、財政健全化指標はいずれも健全な状況にあることが示されていますが、他方、将来にわたる財政負担は、区債残高、債務負担行為の合算額と各種基金残高の幅が減少傾向にあり、将来に対する財政的な余力が縮小傾向にあります。

 さらには、東京富裕論との認識による特別区の財源を狙い撃ちする税制改正、ふるさと納税制度による影響など、着実な歳入確保、健全な財政運営に一層努めなくてはなりません。

 平成二十九年度予算は、「二十万都市への幕開け!!―オリンピック・パラリンピックとその先の輝かしい未来に向けて―」をテーマに掲げ、健全で持続可能な財政運営を維持していく観点から、既存事務事業を総点検した上で必要な見直しを行い、限られた財源の重点的・効果的な活用に努められたことは、大いに評価します。その結果、新規事業三十二、充実事業四十一、継続事業八十六、合わせて百五十九事業。一般会計総額前年度比○・三%増となる九百五十三億二千百七十一万三千円、七年連続で過去最高の当初予算を更新しました。

 新年度は、今後二十年を展望した新たな基本構想の初年度に当たり、ここに掲げる将来像の実現に向けて、基本的な方向性と施策のみちすじを踏まえた中央区基本計画の策定に着手します。

 急速な少子高齢社会の到来、大規模災害に備えた防災対策の充実、国際化・グローバル化の進展への対応が求められる中、二○二○東京オリンピック・パラリンピック後を見据えた計画的なまちづくり、混迷を深める築地市場移転問題への取り組み、急増する人口に適応した社会基盤整備、公共施設の適正配置も着実に具体化させなくてはなりません。

 さらには、大きな社会問題となっている保育園の待機児解消、子供たちの学びや、学校施設の円滑な建てかえ・改築、高齢者施策・子育て支援策の充実、国際都市東京の玄関口である東京駅前地区並びに日本橋地区の再整備、老朽化したマンションの建てかえ支援なども喫緊な課題です。

 我が会派委員は、三月十日に設置された本予算特別委員会において十一日間にわたり、その内容を詳細に審査するとともに、各款の質疑では、区民の視点に立ち、将来を見据えた施策の推進についてただし、要望を行いました。

 さらに、二十九年度中央区各会計予算編成に当たり、区内各種団体よりさまざまな要望を聴取するとともに、所属議員に日ごろ寄せられる区民の真摯な声を礎として、短期・中期・長期的視点に立ち、二百三十一項目五百十六点にわたる政策要望を提出するとともに、可及的速やかに取り組むべき事項について、緊急要望を行いました。

 中央区本庁舎建てかえについて調査費が計上されたことを初め、このほか、多岐にわたる要望事項について予算措置がなされたことは高く評価するとともに、一層の充実、着実な取り組みを期待します。

 区当局におかれましては、この意図するところを十分に理解され、予算の執行に最大限の努力をされることを願うものであります。

 以上申し上げまして、中央区議会自由民主党議員団は、平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算に賛成します。

 次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算案に対する中央区議会公明党の態度表明を行います。

 本区では、定住人口が五十五年ぶりに十五万人を突破し、引き続く人口増加で平成三十六年ごろには二十万都市も見込まれております。区を取り巻く環境は、二○二○年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けての環境整備、築地市場の移転延期に伴う問題、環状二号線開通の遅延など、重要課題が山積しています。

 本区の平成二十九年度予算案は、「二十万都市への幕開け!!―オリンピック・パラリンピックとその先の輝かしい未来に向けて―」のテーマのもと、本区の二十年後の将来像の実現に向けた各施策が計上されています。財政規模は七年連続で過去最大の当初予算を更新しており、平成二十九年度の一般会計予算は、昨年に比べ○・三%増の九百五十三億二千百七十一万三千円となっております。

 歳入面においては、引き続く人口増加を背景とした納税義務者の増加や、雇用・所得環境の改善などによる増を見込み、特別区税全体では、前年度に比べ四・三%の増を見込んでいます。国庫・都支出金は、市街地再開発事業助成や子ども・子育て関連経費の増に伴う国庫・都補助金等の増などにより、前年度に比べ四・三%の増となっています。一方で、特別区交付金はマイナス二・二%を見込んでいます。

 歳出面では、防災行政無線のデジタル化や防災マップアプリの作成など、防災力の強化が図られ、子どもが輝く子育て・教育のまちづくりでは、産後ケアの実施、水谷橋公園内保育所の整備、私立保育所運営事業者に対する補助、晴海地区の小学校・中学校の整備、全ての人々の健康と高齢者の生きがいのあるまちづくりについては、禁煙外来医療費助成、いきいき桜川の改修などがあります。

 歴史と先進性を生かしたにぎわいのあるまちづくりには、自転車走行空間の整備、(仮称)本の森ちゅうおうの整備、観光案内標識の設置・更新及びフリーWi‐Fi環境の整備などがあります。

 さらに、社会環境の変化を踏まえ、新たな寄附のあり方検討、地域福祉コーディネーター及び生活支援コーディネーターの配置、みんなの食堂に対する支援、本庁舎整備に関するあり方検討などが予定されております。

 そして、将来像を具現化するための基本計画の策定も見込まれており、大変に重要です。また、二○二○年に向けた中央区の取り組みとして、電線共同溝や歩道上のベンチの設置など、ハード整備とともに、心のバリアフリーも含めた人に優しいまちづくりを強化していくべきであります。社会経済状況が厳しい中にあっても、健全で持続可能な財政運営の維持に対応するため、自主財源の確保とともに、支出においても厳しいコスト意識を持つことが重要です。今後、新公会計制度の導入により、財務情報が示されることから、区民の皆様への説明責任の充実やマネジメントの強化が求められております。

 私たち中央区議会公明党は、平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算案の審査において、さまざまな行政課題に対し、区民の目線から施策を検証し、質問させていただき、提案を申し上げてまいりました。区行政当局におかれましては、今後、施策の実行に当たり、可能な限りこれらの意見を反映されますよう心より願うものであります。

 以上申し上げまして、中央区議会公明党は、平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成し、態度表明といたします。

 次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成二十九年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。

 安倍政権の経済政策アベノミクスが始まって四年になりますが、その行き詰まりと破綻は明らかです。

 賃金が上がらないのに物価が高くなった(五十代)、勤務先の業績悪化のため、昨冬よりボーナスがカットになりました(五十代)、保険料アップ、年金目減り、物価高、高齢者にとって最悪な国(六十代)、もう年金削減だけは勘弁してください、老体にむちを打って働いているが、年金だけでは生活できない(七十代)など、今、区議団が取り組んでいる区民アンケートに寄せられた区民の悲痛な声です。

 安倍政権は、世界で一番企業が活躍しやすい国を目指すというかけ声のもと、日銀の異次元金融緩和や三年間で四兆円もの企業減税によって、大企業は三年連続で史上最高益を更新し、大株主など富裕層にも巨額の富をもたらしました。しかし、労働者の実質賃金は、三年のうちに年額で十七万五千円も減り、家計消費は実質十六カ月連続で対前年比マイナスとなっています。アベノミクスは、格差と貧困を一層拡大し、社会と経済の危機をさらに深刻にしています。超富裕層がますます富み、国民全体の所得が低下しています。

 安倍首相は、日米同盟第一の立場で、世界でも異常な米国追随の姿勢を鮮明にしています。来年度の軍事予算総額は五兆一千二百五十一億円と、三年連続で過去最高額を更新し、日米地位協定の負担原則に反する思いやり予算は三千九百八十五億円にも上ります。その一方で、社会保障費の自然増分を一千四百億円抑制し、社会保障の各分野で国民に負担増と給付減を強いています。

 また、テロ対策の名で国民を欺き、思想や内心を取り締まるとする共謀罪は、物言えぬ監視社会をつくる現代版治安維持法です。法案提出の断念を強く求めます。安保法制のもと、南スーダンに派遣されている現地の自衛隊日報が明らかになり、戦闘ではなく衝突と強弁し、憲法九条違反の実態を覆い隠しています。政府の説明はうそ偽りであったことがはっきりしました。安倍政権は、経済の問題でも、政治の問題でも、迷走を始めています。

 都政では、昨年七月に誕生した小池都知事は、当初予定していた十一月七日、築地市場の豊洲への移転を延期しました。日本共産党都議団の調査で、豊洲新市場の安全対策の柱である建物下の盛り土がされていなかったこと、地下水管理システムが稼働していないなど、ずさんな工事であったことが明らかになりました。九回目の地下水のモニタリング調査結果で、環境基準を大幅に超えるベンゼンやシアン化合物などの有害物質が残っていることが明らかになりました。豊洲の土壌汚染が解消されない中、移転そのものの是非が改めて問われています。築地女将さん会のアンケートで、水産仲卸業者の七割が反対を表明しています。築地市場の豊洲への移転は中止すべきです。

 また、都の新年度予算では、保育園の待機児解消策や都立高校生への給付型奨学金の創設など、都民要求を反映し前進していますが、一方で、住民の強い反対がある特定整備路線など幹線道路計画を初め、大型開発を推し進める内容となっています。また、東京五輪の高額な施設整備費は抜本的に見直す必要があります。

 このような国政・都政のもとで、区民に一番身近な自治体である中央区が果たさなければならないのは、国や都の悪政に対して防波堤となり、区民福祉の増進を図ることを基本に、区民生活を守ることです。

 中央区の新年度の一般会計予算は、前年比三億円増の九百五十三億円となり、七年連続の過去最大の予算規模となっています。区長の所信表明では、二十万都市への幕開けとし、「これまで積み立ててきた基金などを有効活用」を行い、積極的に予算編成を行ったとしていますが、区民生活を守る予算になっているとは言えません。

 新年度予算案は、市街地再開発事業七事業に前年比十億円増の百三十四億円を充てるなど、国や都の方針に沿って国際競争力を高める都市づくりをより一層進めようとしています。一方、基金残高が四年連続減少する一方で、特別区債残高が五年連続増加するなど、財政的な余力が縮小傾向にあることなどから、区民施設の民間開放やアウトソーシングを進め、歳入の確保のため、区民には受益者負担の適正化を進めるとしています。

 日本共産党区議団は、昨年、二○一六年九月二十六日、毎年行っている区民アンケート等に寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約した五百五項目の二○一七年度中央区予算編成に関する要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めてきました。

 本予算特別委員会では、各款について詳細に質疑し、問題点を指摘するとともに、具体的な提案を行ってきました。さらに、区民の命と生活を守る施策を予算化するという基本に立って、費用弁償の廃止などや交際費などの経費の縮減で無駄を省き、簡素で効率的な区民本位の行財政運営を図ること、ひとり親家庭への家賃助成制度やスクールソーシャルワーカーの増員や歳末見舞金の廃止を中止することなどを内容とする予算修正案を提案しましたが、残念ながら、他会派から賛同を得られず、我が会派の修正案は否決されました。

 本予算案には、スクールソーシャルワーカーの小学校への配置、みんなの食堂への支援、防災アプリ、寡婦控除のみなし適用等の実施など、前進した施策もありますが、本予算を検討した結果、日本共産党中央区議会議員団は、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号の各会計予算案に反対します。

 以下、その理由を述べます。

 まず、一般会計予算案についてです。

 第一に、新年度予算総額の三二%の二百七十八億円が環境土木費と都市整備費で、その半分近くの百三十四億円が市街地再開発事業七事業に充てられています。規制緩和による超高層ビル、タワー型マンションを林立させる大規模再発開事業やマンション建設が進められ、急激な人口増による施設不足や、地球温暖化に拍車をかけるCO2増大などの課題は深刻化する一方です。大規模開発優先のまちづくりを見直し、持続可能な区民本位のまちづくりへ転換すべきです。

 第二に、築地市場の豊洲への移転について、都知事の早急な決断を求める発言ばかりで、食の安全・安心第一の立場に立っていません。土壌汚染対策の科学的な証明や市場関係者や消費者の理解が得られていない築地市場の豊洲への移転は問題です。現在地再整備の原点に立ち戻るべきです。

 第三に、区立駐輪場利用の有料化により、駐輪場管理運営費は有料化前よりもふえたにもかかわらず、登録台数は減ってしまいました。結果として、区民負担は増大していることになります。区民の合意形成を図るため、また意向調査のため、アンケートなどで区民の声を聞き取り、自転車施策に生かすことを再三求めましたが、消極的です。区民からの理解を得られていない区立駐輪場は無料に戻すべきです。

 第四に、住民票などの自動交付機の運用を終了させ、常に情報漏えいの危険がつきまとうマイナンバーカードによる住民票の写しなどのコンビニ交付サービスなど、利用を進めようとすることは問題です。マイナンバーカードを持つことを望まない人をもカード作成へと強引に誘導するやり方はやめ、自動交付機による交付を継続すべきです。

 第五に、格差と貧困が拡大しているもと、生活保護世帯への夏期・歳末見舞金の段階的廃止は、生活困窮者をさらに追い詰めるもので、廃止は中止すべきです。

 第六に、情報公開手数料を無料にすることを求めましたが、閲覧を申請しているのは多くが事業者だとして、区は有料の継続に固執しています。区民が区政情報にアクセスしやすくし、区政の透明性を図るためにも、情報公開手数料は無料にすべきです。

 第七に、人口が急増し、多様化する区民サービスの需要に対応するため、大幅な区職員の増員・育成に力を注ぐべきです。個人情報を扱う業務の七割が民間委託されている現状も、個人情報保護の面から問題です。業務の外部委託や非常勤職員の増員によらず正規職員をふやし、区職員の経験や知識を蓄積することが区民サービスの向上につながります。

 第八に、就学援助の入学準備金前倒し支給や学校給食費の無料化など、保護者負担の軽減に消極的です。区はシステム改修が難しいと繰り返しますが、前倒し支給を独自に実施している自治体が全国で拡大しており、こうした自治体はシステム改修の問題はクリアしています。中一のみならず、小一も対象とすることに踏み出した自治体からも学ぼうという姿勢は見られず、国任せの態度は問題です。

 第九に、公衆浴場を、地域コミュニティ形成の場として、また介護予防サービスの地域支援の一つとして位置づけ、公衆浴場の維持に努めるべきです。公衆浴場経営者とのかかわりを密にし、浴場利用者の声を日常的に聞き取る努力が求められます。民間ビルの中に公衆浴場を再建した入船湯の経験なども生かし、後継者不足や利用者減といった課題を解決するため、知恵を尽くすべきです。

 第十に、新年度の認可保育園の待機児は七百九十二人に、一歳児以下は五百十人にも上っています。保育園待機児対策が不十分です。

 第十一に、ひとり親家庭などへの家賃補助や低家賃住宅の供給など、生活困窮者に対する住宅施策が不十分です。中央区ひとり親住宅、高齢者向け優良賃貸住宅などはどれも倍率が三十倍を超えており、低家賃住宅を望む声は多く聞かれます。住宅費がとりわけ高い中央区で、区として住宅供給に努めるべきです。

 第十二に、区内保育園での安全対策強化にさらに力を入れるべきです。区内の事業所内保育所で起きた乳児の死亡事故を教訓に、保育園巡回指導に当たる職員数をふやし、無認可の保育施設も対象として訪問・相談活動に力を入れ、区内での死亡ゼロを目指すことが求められます。

 第十三に、区内飲食店での禁煙対策を強化するなど、区として受動喫煙をなくしていく努力が求められます。禁煙にしたからといって飲食店での売り上げが減ることはないという九州看護福祉大学の調査結果や、受動喫煙防止条例を制定した神奈川県、諸外国での例を周知するなど、禁煙後進国から抜け出す一歩を、飲食店数が多い中央区だからこそ踏み出すべきです。

 第十四に、英語教育の推進により小学校教員が新たに英語を教えることや、部活動顧問の土日出勤などにより、教員の負担は年々重くなり、教員は授業準備もままならない状況に置かれています。子供と向き合える時間を確保し、子供にとってよい教育を実践するためには、教員の多忙解消が急務です。

 次は、特別会計予算についてです。

 国民健康保険は、二○一八年度からの広域化に向け、新年度も値上げが予定されています。滞納世帯は年々増加してきています。滞納世帯の九割を超える所得三百万円以下の世帯です。また、モデルケースで明らかになった国保料は、年収の一割を超えるという高額な国保料は異常です。所得がふえない中で保険料負担だけがふえています。高過ぎる保険料を払えない滞納世帯が増加しています。病気になっても病院にかかれない事態をなくすため、保険料の引き上げはやめるべきです。また、多子世帯均等割額を軽減すべきです。

 介護保険会計は、一定の所得以上の人の利用料を三割負担にし、介護軽度者の生活援助サービスの予防給付外しが行われた上、かかりつけ医以外を受診した場合の窓口負担上乗せなどを図ろうとしています。必要なときに介護サービスが受けられない、介護保険制度の改悪は問題です。

 後期高齢者医療保険制度は、保険料のアップ、七十歳以上の高額療養費の負担上限引き上げなどが狙われています。ことし四月から、低所得者に対する保険料の軽減措置を縮小します。所得に応じて支払う所得割は五割軽減から二割軽減に縮小。被用者保険加入者の扶養家族から後期に移られた人の保険料の定額部分も九割軽減だったものが七割軽減に減らします。年齢医療費の適正化の名のもとで医療費の削減を行い、医療内容の差別化を行い、うば捨て山とも言うべき制度です。年齢を重ねただけで、今まで入っていた国保や健保から追い出し、高い保険料と安上がりの差別医療を押しつける制度は、即刻廃止すべきです。

 以上、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号の各会計予算案に対する反対理由を述べ、日本共産党中央区議会議員団の態度表明を終わります。

 次に、中央区民クラブ委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区区民クラブの平成二十九年度歳入歳出予算に対する態度表明を行います。

 本区の定住人口は、本年一月十三日に十五万人の大台を突破いたしました。平成二十九年度は、新たに答申された中央区基本構想をもとに、基本計画の策定が予定される重要な年度となります。人口増に伴い、歳入歳出ともに過去最高の予算額を更新し、今後の人口増の流れからすると増加は加速していくものと思われます。

 歳入は、自主財源の確保をしつつ、本区らしいふるさと納税制度の対応をすること、そして常に区民目線で、誰のための施策なのか、縦割り行政になることなく部署間の連携をしっかりとっていただき、どのようにすれば今後区民の利益が最大になるのかを念頭に置いたかじ取りをしていただきたいと思います。

 本年四月に身体障害者差別解消法の施行から一年がたちます。本区の中には、まだまだ改善が必要な部分が多くあります。障害が重い方はもちろんのこと、障害が軽い方にも目を向けて、心のバリアフリーが区民の皆様に浸透する施策の推進をお願いいたします。

 また、有事の際だけでなく、観光や情報発信にも役立つWi‐Fiを早急に全区に整備していただくこと、子供のころから新聞の読み比べを通じて読書習慣の定着、学力のさらなる向上を目指していくことを改めて要望いたしまして、平成二十九年度各会計歳入歳出予算の認定に同意いたします。

 次に、改革二○二○委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成二十九年度は、中央区の節目の年となる。

 新公会計制度の適用を開始する年度であるとともに、新たな基本構想が六月に策定予定であり、その理念を生かして、中央区の福祉の向上が求められることが期待されている。

 特に、新基本構想を貫く重要な理念の一つは、その用語こそ用いられていないものの、中央区におけるソーシャル・インクルージョンの実現である。そして、その実現のために欠かせない重要な手段の一つが、新基本構想の基本的な方向性の一つに位置づけられているプロアクティブ・コミュニティであり、町会・自治会、NPO、ボランティア団体等が積極的に地域の諸課題を解決していき、中央区のソーシャル・インクルージョンの実現が期待をされている。

 以下、五つの視点から予算分析する。

 第一、全国自治体に先駆け、地域の難題に中央区が解決のモデルを示すべきことについて。

 本年度予算において、以下五つの地域の難題について、中央区が解決モデルを示すことに期待をする。

 一、コーディネーターによる福祉の難題の解決モデル。

 従来から配置されている保健コーディネーター、福祉コーディネーター、教育コーディネーターに加え、平成二十九年度から、母子保健コーディネーター、認知症コーディネーター、地域福祉コーディネーター、生活支援コーディネーターが新たに配置がなされることとなる。これらコーディネーターが、現場で担当をされている方々と十分に連携がとられることに期待をする。すなわち、民生委員、徴税職員、警察など、さまざまな人や機関との連携や、それぞれの人や機関同士の橋渡しがなされることを期待する。制度のはざまに落ちた事例もあることから、その解決に向けた各コーディネーターの悩みも生じることが考えられ、コーディネーター連絡会のような情報共有の場も創設し、それら悩みの解消や解決手法の共有に生かされる取り組みもあわせて要望する。

 二、平成二十九年度末に待機児童ゼロの実現モデル。

 平成二十九年二月一日段階で、待機児童は旧定義で一千二百六十一人、新定義で五百六十九人に上っている。他の自治体同様に、待機児童問題は本区の最大の問題の一つである。一方、幼稚園では、平成二十九年度の実績値で二千五百九十三人の枠に対し一千七百九十八人の利用であり、七百九十五人の余裕がある。区や都の未利用地や低稼働率の区民館などの保育所への転換、予定されている全ての市街地再開発事業において、まちづくり基本条例に基づく保育所施設の誘導を行うことなどとともに、幼稚園の認定こども園化を検討することで、三・四・五歳児枠を保育所側はゼロ・一・二歳児に割けることとなり、待機児ゼロの道筋も可能になると考えられる。昨年決特での約束どおりの平成二十九年度末までに待機児童ゼロ実現を可能にするロードマップの提示に期待をする。

 三、小学校を高齢者等地域の福祉の拠点モデルにすることについて。

 高齢者ら地域の方々が、授業、安全見守り、清掃などのお手伝いをするボランティアとして小学校に集うような通いの場の創設に期待をする。幸い、それら地域の方々の待機、活動の場としては授業時間中のプレディの教室があり、その教室の有効活用に着眼したい。

 避難行動要支援者の各小・中学校防災拠点への登録合計は八千三百人に上っている状況にあり、常に地域の方々に開かれた学校運営がなされていれば、災害時において、地域の方々による防災拠点の運営がスムーズになると考えられる。

 四、障害のあるなしにかかわらず、平等なチャレンジの機会が与えられる評価モデル。

 例えば、現行の評価法に従えば、生まれつき足の不自由な子が、体育の技能の評価点は、絶対的基準を用いる相対評価が行われる結果、下位の成績になってしまう。累進課税の考え方と同様に、相対的基準として各自の一○○%を設定し、その基準に各自がどれだけ到達できたかで相対評価する評価モデルを開発することで、障害のあるなしにかかわらず、平等なチャレンジの機会が与えられると考える。成績評価においても、合理的配慮を期待する。

 五、まちづくりにおける超高層の再開発事業に頼ることなく長屋再生保存の月島再生モデル。

 月島には、長屋、路地裏、下町、もんじゃがあり、人情味あふれる地域コミュニティと生活景を有する町並みが形成されている。防災上の安全面の向上は求められるにしても、超高層建築を許容することになる第一種市街地再開発事業を採用することは、月島らしさの喪失につながり、まちの繁栄に直結するとは考えにくい。従来型の中央区のまちづくり手法の月島での適用については、十分に検討を要する。

 月島三丁目には、月島長屋学校という芝浦工業大学教授による長屋をリノベーションした再生モデルが示され、その場で地域住民を集めた定期的な勉強会が開催されているという。住民発案型で、長屋の町並みを残しつつ、災害に強いまち再生モデルを、七十年間定期借地権設定の手法導入や、コレクティブハウスやリノベーション手法で個別更新を促し、都心のまちの新たな再生手法モデルを示すことを期待する。

 以上、五つのモデルの提示に期待をする。いずれも容易ではないことであるが、この五つの解決モデルを全国に提示することで、真剣に取り組む自治体として、本区へのふるさと納税へのアピールポイントとしても活用できると考える。

 第二、各事業執行で心がけていただきたい点について。

 一、医療的ケア児の施策については、医療的ケア児の通常保育が可能な拠点保育所整備に期待をする。また、本年度策定する障害児福祉計画においては、医療的ケア児の項目を別建てで設け、検討することを求める。子ども発達支援センターの整備においても、看護師の配置も含め、医療的ケア児も安心して利用できる環境整備を求める。

 二、子供たちのいじめ・不登校の問題の解決を図っていくことに期待をするが、解決が卒業式に間に合わなくて学校を欠席していても、卒業式の予行演習含め、その欠席者の名前を呼び、全員に何らかの形で卒業を祝っていただける場が設けられることを求める。

 三、銀座中学校の特別支援学級の配置人員が一名増員されたが、特別支援学級の中学生生徒数が増加していることからすると、日本橋中学校にも特別支援学級設置の検討を求める。

 四、晴海地区の小・中学校の整備に当たっては、ハード面だけではなく、区民代表者も含めた検討組織を立ち上げ、ソフト面の検討の充実が図られることを要望する。

 五、再開発においては、高度利用地区の都市計画は公共にかかわる計画であり、その指定に当たっては、地権者だけでなく、全ての住民に区は事前説明をして、まちづくりが行われることを強く要望する。また、この計画指定があって初めて都市再開発法三条一号の基準を満たし、第一種市街地再開発が可能になるのであって、第一種市街地再開発の都市計画よりも前に都市計画決定をすべきである。同時に都市計画決定をしないことを強く求める。

 六、「認可地縁団体は、特定の政党のために利用してはならない。」と地方自治法は、第二百六十条の二第九項に規定を置き、選挙において特定候補を町会を挙げて応援する行為は、認定町会において禁止されているところであるが、さらに多くの区民の参加が期待され、プロアクティブ・コミュニティの核として発展していくべき町会・自治会においてもまた同様であることを、都議会議員選挙の年でもあるがゆえに、念のための確認を求める。

 第三、豊洲移転が混迷する中、築地を再検討する視点について。

 第五回専門家会議再調査結果で地下水汚染が残存していることが判明し、女将さん会の署名結果や青果水産仲卸の組合員宛て文書、東卸早山理事長の「豊洲移転は現段階では選択肢ではない」とする三月二十二日付所感からわかるとおり、市場内関係者は移転問題の早期解決は望んでいない。

 地下水管理をしていく豊洲新市場においては、地下水モニタリング結果の数値が価格形成に影響を与えてしまうことから、土壌汚染の安心・安全のリスクとともに大きな問題を抱えており、豊洲新市場は卸売市場の認可基準に適合しないと考えられる。したがって、移転の可否の判断のためには、考慮されるべき問題が山積みしており、中央区としては、それまでに入居者支援に生かす客観的なデータとして築地魚河岸の来場者や売上の状況の定期的な実態把握に期待をする。さらに、築地市場再生も現実化してきたことから、東京五輪では、築地の食材でオリンピアン、パラリンピアンをもてなし、世界の築地を一大観光拠点として発展させていくことを期待する。

 第四、月島三丁目南地区市街地再開発事業について。

 本事業は、計画策定のための予算であり、固まっていない計画は出せないとの理由で、何らの事業計画の概要を議会に提出されなかった。当然、月島まちづくり協議会での説明もなく、月島地区まちづくりガイドラインへの内容の記載もない。結果、予算審議では、計画の内容面に分析を加えることができなかったわけであるが、このような提案手法は今までの市街地再開発事業の中でとられたことはなく、前代未聞のことであり、議会のチェック機関としての重要な役割をこの一事業については果たすことが全くできなかった。

 そもそも事業計画の概要さえ出せないような未成熟な段階においては、予算づけはされるべきものではなく、もともと当該地区では第一種市街地再開発を積極的に望む住民の声自体も少ない。また、財源とされた国の補助金、密集市街地総合防災事業については、年度当初でなくても、いつでも交付申請が可能であり、申請の結果も三十日で出されるのであって、当初予算に計上する必要はなく、計画がまとまった段階で補正予算を組んでも十分に対応が可能であった。あわせて、密集市街地総合防災事業の交付申請には、密集市街地総合防災計画の策定が必要であり、二年前に策定をされたということであるが、所管の委員会への報告はなされず、事後的ながら報告を求める。

 同様のまちづくりの手続に影響を与えることであるから、本事業については、以後の民主的な手続がきちんと踏まれない以上は、予算執行が許されない事業であることを申し述べる。

 第五、新基本計画において、行政の運営のあり方で記載を充実させるべきことについて。

 基本構想に引き続き、新基本計画が策定をされる。基本計画二○一三においては、行政運営についての記載が全ページ三百十四ページ中の四ページ、一・三%であった。行政課題が多様化、複雑化する中で、その対応に当たる行政運営については、記述が充実されることを期待する。例えば、情報公開の徹底、情報セキュリティ、事務事業評価や行政評価における指標の選び方、教示義務のあり方やワンストップサービスの提供のあり方、現場の声の政策へ反映させる手法、施設更新の考え方、ICTやAI環境整備の考え方、政策立案過程における図書館及び司書の活用について、予算編成過程の透明化、職員の心身の健康策やワーク・ライフ・バランス策など、記載の充実に期待をする。

 以上、大事な観点を述べさせていただきました。

 この予算に関しては、昨年の決算特別委員会の場で、私たち会派も指摘をしてきた宿泊型産後ケア、婚姻歴のないひとり親へのみなし寡婦控除の適用、歩車完全分離式信号機導入へもつながる交差点の調査、特別支援教室の全中学校への配置、医療的ケア児の保育としての訪問型保育事業・障害児保育事業の開始などに対し新規に予算づけがされていることを高く評価をいたします。

 さらに、この予算がソーシャル・インクルージョンをこの中央区で実現することを期待し、各会計予算に賛成をいたします。

 次に、無所属委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成二十九年度各会計歳入歳出予算に賛成の立場から無所属の態度表明を行います。

 平成二十九年度予算は、都心にふさわしい基盤づくりに重点を置いた予算編成でした。新たな中央区基本構想の初年度に当たることから、その整合性を図りつつ、東京二○二○オリンピック・パラリンピック競技大会の開催と二十万都市を見据えたものであったと理解しております。

 予算編成に当たっては、将来にわたる健全な区財政を基本として、喫緊課題に重点的、優先的に取り組み、これからも区民の方々が安心して暮らせる施策を着実に推進する予算として策定されたと認識しております。また、昨年度決算実績に基づく事務事業の見直し、経費削減も努力されていると感じております。これらの積極的な取り組みを評価いたします。

 さて、今回の質疑に当たっては、より多くの方が受益を実感できるように、区民の立場、納税者の視点で質問や提案を行ってまいりました。

 歳入においては、力強い人口増加に伴う特別区民税の伸びが期待できる一方で、特別区交付金においては、法人住民税の一部国税化や法人実効税率引き下げのさらなる拡大により、予断を許さない状況です。

 また、築地市場の豊洲移転延期問題やオリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた選手村整備関連工事の影響が懸念されており、柔軟に対応していく必要があります。さまざまな懸念事項を抱えながらも、区民の方々の信頼と期待に応える行政サービスを着実に提供していかなければなりません。今後も、各施策の経済性、効率性、有効性の観点を大切に財政運営を行い、その成果を期待いたします。

 本委員会において私が申し上げた意見及び要望などを十分に反映していただくことを期待申し上げ、本予算特別委員会に付託されました平成二十九年度各会計歳入歳出予算に対する賛成の態度表明とさせていただきます。

 次に、歩む会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算案に対し、歩む会の態度表明を行います。

 「二十万都市への幕開け!!―オリンピック・パラリンピックとその先の輝かしい未来に向けて―」をテーマとして、選手村を擁する区として、人類共通の願いである平和を大会の理念と位置づけ、世界恒久平和を世界へ向けて発信し、同時に、深刻な危機に直面している環境問題へ積極的に取り組みながら、スマートシティの実現に向けて積極的に取り組むと宣言されました。

 新年度予算案では、中央区基本構想推進として、新規事業三十二案、充実事業四十一案を策定しています。

 第一目標、思いやりのある安心できるまちでは、核家族の中で出産する母親の出産後の支援対策として、健康確保・増進に向けて、新規事業として産後ケア事業を。保育園待機児童対策には、私立認可保育所四園の開園と水谷橋公園に立体都市公園制度を生かした保育所を整備し、高齢者対策では、通いの場を通し、生きがいや語らいの場づくりを来年度から本格的に実施し、地域包括ケアシステムの構築の中で住みなれた地域で過ごせる環境整備、また認知症高齢者グループホーム、地域密着型特別養護老人ホーム、健康寿命を延ばす取り組みなど、高齢者の暮らしの質を一層高めていける施策を。

 障害者に対しては、発達におくれが見られる子供たちに相談支援を提供できる子ども発達支援センターの整備を行い、支え合う福祉構築を地域福祉コーディネーターを通し、より一層推進していく施策や、孤食を防止しながら世代間のコミュニティの実現に向けて、みんなの食堂開設を新規事業とし、区民福祉の一層の充実した事業が提案されています。

 第二の目標、うるおいのある安全で快適なまちでは、地球にやさしいまちづくりに向けて、環境行動計画を改定し、水と緑のうるおい空間の創出のための緑の実態調査に着手し、災害に強いまちづくりでは防災マップアプリを新たに作成、屋外スピーカーの新設、防災ネットワークカメラを高層ビルに配置し、行政無線のデジタル化を推進するなど、災害対策をさらに充実し、都市基盤づくりでは、東京都が自転車推奨ルートとして設定した区道三路線を整備し、区民福祉に資する快適な住空間をもたらす施策を推進しています。

 第三の目標、にぎわいとふれあいのある躍動するまちでは、ビジネス交流フェアや共通買物券の発行で中小企業や商店街の活性化に取り組み、都市観光の推進では、観光情報センターを核にし、魅力ある観光資源を面的に整備する中でまちに回遊性を持たせ、利便性を向上させる取り組みを一層推進しています。中央通り沿いでも観光案内標識を新たに設置し、フリーWi‐Fi環境整備、観光プロモーション映像の作成と発信を行うなど、二○二○年の競技大会に向けて、都市観光の推進に一層力を注いでおられます。歴史と伝統が息づくまちの魅力を世界へと発信していけるよう期待しています。

 移転延期中の本の森ちゅうおうは、本区ならではのゾーニングを施す中で、新たな区民へ向けた図書館の設計が始まりますが、子供たちから御高齢の区民の居場所となり、歴史資料と新しい情報が得られる二十二世紀図書館となるような提案を期待しています。

 教育では、特色ある学校を自由選択制で選びながら、次世代を担う子供たちの可能性を伸ばす「教育の中央区」らしい施策が充実しています。新規事業として、スクールソーシャルワーカーを各小学校に派遣し、発達のおくれやいじめ、不登校の早期発見を行いながら、特別支援教室を全小学校、中学校に設置し、オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を生かす中で、子供たちの心に躍動感が広がる教育の推進を期待しています。

 今回の予算案は、区制施行七十周年の節目の年に当たり、さらに二十年の中央区基本構想の初年度に当たります。また、初めて取り入れられた新公会計制度の予算案の中で、私は継続事業の行政評価、区政世論調査をもとに、二十九年度提案されている事務事業について、山積する行政課題解決に向けた区民福祉に資する事業なのか、また区の発展に効果的な事業なのか、区民目線を基準として質問してまいりました。

 人口増加はさらに続き、時代の変化とともに増大する区民ニーズに対応するために、今後一層効率的、効果的な行政運営が求められています。これまで積み立ててきた基金を有効に活用しながら、急激な人口増加に対応し、緊急性、必要性を要する重要な施策を取捨選択しながら、限りある財源をどのように充てるのか、今後も健全性が担保されなければなりません。

 二十年の基本構想、そして新年度に策定する十年の基本計画を推進する中で、先行き不透明な社会的な変化が激しい中でも、子供たちの教育の充実及び区民福祉の向上と区の繁栄のために、持続可能な財政運営をこれからも推進していただけるようお願いいたします。

 歩む会は、本委員会に提案された平成二十九年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成いたします。

 以上のとおり、各会派の態度表明が終わりましたので、議案第一号「平成二十九年度中央区一般会計予算」、議案第二号「平成二十九年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「平成二十九年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「平成二十九年度中央区後期高齢者医療会計予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本特別委員会の決定どおり、御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました四議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(押田まり子議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(押田まり子議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(押田まり子議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(押田まり子議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第四号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第三

 議案第九号 中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十号 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十一号 中央区職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十二号 中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

           (三月二日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(押田まり子議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を鈴木委員長より願います。

〔二十六番 鈴木久雄議員登壇〕

○二十六番(鈴木久雄議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は三月六日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第九号「中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十号「中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十一号「中央区職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十二号「中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第九号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第十号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第十二号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第四

 議案第十八号 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十九号 中央区立幼稚園の入園料及び保育料に関する条例の一部を改正する条例

           (三月二日 区民文教委員会付託に続いて)


○議長(押田まり子議員)
 本案について、区民文教委員会の報告を礒野委員長より願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月七日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十八号「中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十九号「中央区立幼稚園の入園料及び保育料に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第五

 議案第十四号 中央区子どもの医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例

 議案第十五号 中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十六号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

 議案第二十二号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

           (三月二日 福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(押田まり子議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を渡部委員長より願います。

〔三十番 渡部博年議員登壇〕

○三十番(渡部博年議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月八日に開会し、慎重な質疑を行い、付託された議案について、それぞれ採決をいたしましたところ、次のとおり決しました。

 まず、議案第十四号「中央区子どもの医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第十五号「中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例」、以上二議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第十六号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、加藤委員から、次のような意見がありました。

 日本共産党中央区議会議員団は、議案第十六号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」に反対します。

 以下、その理由を述べます。

 本案は、保険料率及び均等割額から減額する額の改定等をするほか、規定を整備するものです。

 具体的には、基礎賦課分の所得割を百分の六・八六から百分の七・四七に引き上げ、加入者一人一人が支払う均等割は三万五千四百円を三万八千四百円に改めます。後期高齢者支援金分は、所得割は百分の二・○二から百分の一・九六に下げますが、均等割は一万八百円から一万一千百円に三百円の引き上げを行うものです。

 この結果、中央区では、国民健康保険料が一人当たり九千四百四十七円引き上げられ、十三万八千九百十三円にもなります。七・三%もの負担増になり、過去五年間で額、率とも最高の上げ幅です。さらに、四十歳から六十四歳を対象に介護納付金が一千二百八十七円増の三万二千四百五十七円上乗せされ、大きな負担増となります。

 今回の引き上げは、国保の広域化方針が示されたことを受け、一般財源の繰り入れ割合を毎年縮小させ、二○一六年度は一般財源から繰り入れる割合を三三%に縮小し、さらに二○一七年度は二五%に縮小することを決定しましたことによるものです。

 二十三区では、国保料額を抑制するため、制度上は保険料で賄う高額療養費を、全額一般財源を繰り入れ、区民の負担を抑えてきましが、広域化の二○一八年度には残り二五%の繰り入れをゼロにすることから、大幅な値上げになることは必至です。

 二○一六年の決算資料によると、国庫負担率は二○○六年から二○一五年の十年間で五%以上削減される一方で、保険料は約一・四倍になりました。国庫負担率の引き上げを国に求めることと、一般会計からの繰り入れを増額すべきです。

 国民健康保険制度は、憲法二十五条に基づく社会保障の柱です。保険料の値上げは、負担能力に応じて税金や保険料を納め、所得を再配分するという税金や社会保障の機能を弱めるものです。国保加入者に毎年毎年保険料負担の引き上げを求める道は、破綻しています。重い国保料の支払いが生活を困難にし、アベノミクスの経済失策により、国民の所得が全体として低下する中で、滞納世帯の増加や、病気になっても必要な医療が受けられない状況が広がっています。国民皆保険制度が根底から破壊されかねない保険料の値上げを認めることはできません。

 以上の理由により、日本共産党中央区議会議員団は議案第十六号に反対します。

 加藤委員からの発言後、本議案について採決をいたしましたところ、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第二十二号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十六号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(押田まり子議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第二十二号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第六

 議案第十三号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例

 議案第十七号 中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十一号 特別区道の路線の廃止について

           (三月二日 環境建設委員会付託に続いて)


○議長(押田まり子議員)
 本案について、環境建設委員会の報告を中島委員長より願います。

〔二十九番 中島賢治議員登壇〕

○二十九番(中島賢治議員)
 ただいまより、去る三月二日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月九日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十三号「中央区事務手数料条例の一部を改正する条例」、議案第十七号「中央区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十一号「特別区道の路線の廃止について」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十一号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第七

 議案第二十三号 中央区監査委員の選任同意について


○議長(押田まり子議員)
 提案者の説明を願います。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 ただいま上程されました議案第二十三号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。

 本区監査委員のうち、識見を有する者のうちから選任されております梅田源一委員の任期が本年三月三十一日をもって満了となりますので、引き続き梅田源一委員を選任いたしたく、本案を提出した次第であります。

 よろしく御審議の上、御同意のほどお願いいたします。

○議長(押田まり子議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議案第二十三号は原案に同意することと決しました。


○議長(押田まり子議員)
 ここで、ただいま本区監査委員の同意を得られました梅田源一さんより挨拶があります。

〔梅田源一さん、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔梅田源一さん登壇〕

○監査委員(梅田源一さん)
 私は、ただいま御紹介いただきました梅田源一でございます。大変貴重な時間をいただきまして、一言御挨拶させていただきます。

 私の監査委員の任期は、今のお話で、あしたの三月三十一日まででしたが、再度継続の御同意をいただきまして、まことに光栄に存じております。厚く御礼申し上げます。

 監査委員をまた継続するわけですから、今までも正確性と合規性は当然のこととして、経済性、そして有効性、効率性、これを3Eといいますが、さらに私の場合は公平性を加えています。これをもとに、今後とも監査委員としての監査をしていきたいと思いますので、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 本日はありがとうございました。(拍手)

〔梅田源一さん、議会局職員に導かれて退場〕

○議長(押田まり子議員)
 挨拶を終わります。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第八を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第八

 人権擁護委員の候補者の推薦について


○議長(押田まり子議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八は同意することと決しました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第九を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第九

 議員提出議案第一号 「自家用車を利用したライドシェア解禁の慎重な審議を求める意見書」の提出について


○議長(押田まり子議員)
 提案者の説明を願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第一号「自家用車を利用したライドシェア解禁の慎重な審議を求める意見書」の提出について、提案者を代表して、文案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 自家用車を利用したライドシェア解禁の慎重な審議を求める意見書

 政府の規制改革推進会議は、一般のドライバーが料金をとって自家用車で利用客を送迎するライドシェア(相乗り)解禁の検討を始め、六月にまとめる答申に盛り込む意向を示しています。

 政府は、二○二○年に外国からの訪日客を四千万人にする目標を掲げ、急増する交通需要への対応として早ければ来年の通常国会での法整備をめざすとしています。

 ライドシェアは、タクシードライバーに必要な二種免許は必要ありません。「免許取得後一年以上経過」「認定講習の受講」などの条件をあげるだけで、運転前のアルコールチェックの義務付けもしません。

 運行管理や車両整備等について責任を負う主体を置かないままに、自家用車のドライバーのみが運送責任を負う形態で旅客運送を有償で行うことについて、安全確保、利用者の保護の観点から問題があり、極めて慎重な検討が必要です。

 よって、中央区議会は、政府に対し、ライドシェア解禁の慎重な審議を求めるものです。

 右、地方自治法第九十九条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

 平成二十九年三月三十日

         東京都中央区議会議長    押 田 まり子

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 規制改革担当大臣

 以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第九、議員提出議案第一号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第十を議題といたします。

〔田野議会局長朗読〕


日程第十

 議員提出議案第二号 「築地市場移転問題の早期の結論を求める意見書」の提出について


○議長(押田まり子議員)
 提案者の説明を願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第二号「築地市場移転問題の早期の結論を求める意見書」の提出について、提案者を代表して、文案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 築地市場移転問題の早期の結論を求める意見書

 築地市場の移転は、昨年の八月貴職の御判断により延期されました。その後、いくつかの情報提供がなされましたが、移転実施の可否もスケジュールも明確ではないまま今日に至っております。

 本区に居住する多くの市場関係者は、先の見通せぬ状況の中、日々の営みを続けており、豊洲や築地に係る様々な風評にもさらされ、大きな不安を抱えております。

 また、三年後のオリンピック・パラリンピック東京大会の準備が進む中、晴海通りには、多大な交通負荷がかかっており、今後ますます深刻化することが予想されます。環状二号線の本線はもとより暫定道路の開通も見通せない状況にあって、BRTの運行など本区全体の交通環境改善のための施策も構築しにくい現状であります。

 よって、中央区議会は、貴職に対し、市場移転の可否及び関連事業のスケジュールの一日も早い結論を求めるものです。

 右、地方自治法第九十九条の規定により、中央区議会の総意をもって意見書を提出します。

 平成二十九年三月三十日

         東京都中央区議会議長    押 田 まり子

 東京都知事 あて

 以上、よろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第十、議員提出議案第二号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第十一、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件について、議会閉会中の継続審査の申し出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(押田まり子議員)
 お諮りいたします。本件の申し出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申し出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(石島秀起議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(押田まり子議員)
 ここで矢田区長より挨拶があります。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。

 去る二月二十八日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、まことにありがとうございます。

 この間、平成二十九年度本区各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。

 まことにありがとうございました。

○議長(押田まり子議員)
 挨拶を終わります。


○議長(押田まり子議員)
 さらに、ここで、本年三月三十一日付をもって退職されます高齢者施策推進室長古田島幹雄さん、福祉保健部参事小倉 草さん、環境土木部長望月秀彦さん、都市整備部長田村嘉一さん、教育委員会事務局次長高橋和義さん、広報課長園田典子さん、保険年金課長鈴木和則さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。

〔古田島幹雄君、小倉草君、望月秀彦君、田村嘉一君、

     高橋和義君、園田典子君、鈴木和則君、議会局職員に導

     かれて議場に入る〕

〔押田議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕


  感  謝  状

                  古田島 幹 雄 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  小 倉   草 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  望 月 秀 彦 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  田 村 嘉 一 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  高 橋 和 義 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  園 田 典 子 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  鈴 木 和 則 様

 あなたは中央区に在職中区政の進展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十九年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔押田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


○議長(押田まり子議員)
 ここで、ただいま感謝状を受けられました七名を代表いたしまして、田村嘉一さんより挨拶があります。

〔都市整備部長 田村嘉一君登壇〕

○都市整備部長(田村嘉一君)
 本会議の貴重なお時間を拝借いたしまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。

 ただいま、私たち七名の退職に当たり、中央区議会から御丁重な感謝状と記念品をいただきました。七名を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。

 私たち七名は、退職を機に、これまでの経験や知識を生かして、それぞれ新たなステージに臨んでまいりますが、皆様に職務を通して御指導、御鞭撻を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

 私ごととなりますが、私は、昭和五十年四月に建築技術職として中央区に奉職いたしました。静岡出身の私にとって、中央区は、銀座や日本橋など、テレビの画面を通して見ていた都会そのものであり、そこで仕事をすることに不安や喜びが入りまじり、戸惑いを感じたことを覚えております。

 以来四十二年、中央区の建築行政、まちづくり行政を担当させていただき、ふるさとと言っても過言ではない中央区のまちづくりに携われたことは、喜びであると同時に、誇りであります。中央区のまちづくりも順調に進展していると感じており、担当として、その責務を果たせた思いでいっぱいでございます。

 区議会の皆様には、職務に対する御理解と御支援を賜り、心より御礼申し上げます。

 中央区は、今後、新たな基本構想のもとで、輝かしい未来の実現に向けたまちづくりが展開され、誰もが憧れるまち中央区として、さらなる発展を遂げるものと信じております。まちづくりの職務を離れる寂しさを感じつつ、中央区の将来を楽しみにしております。

 結びに当たりまして、我が中央区が今後も輝き、にぎわいと活気にあふれるまちであること、そして中央区議会のますますの御発展と、皆様方の御健勝、御多幸、御活躍を心からお祈り申し上げまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。

 本日はありがとうございました。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 挨拶を終わります。

〔古田島幹雄君、小倉草君、望月秀彦君、田村嘉一君、高橋和義君、園田典子君、鈴木和則君、議会局職員に導かれて退場〕


○議長(押田まり子議員)
 これをもって、平成二十九年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。

     午後三時三十四分 閉会


署名議員
議長  押田 まり子
議員  海老原 崇智
議員  加藤 博司

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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