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平成30年 環境建設委員会(12月13日)

1.開会日時

平成30年12月13日(木)

午後1時30分 開会

午後2時46分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 富永 一

副委員長 墨谷 浩一

委員 中嶋 ひろあき

委員 礒野 忠

委員 佐藤 敦子

委員 志村 孝美

委員 山本 理恵

議長 (礒野 忠)

4.出席説明員

(13人)

吉田副区長

望月環境土木部長

三留環境政策課長

石田環境推進課長

池田水とみどりの課長

落合道路課長

石井中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

斎藤都市計画課長

菅沼地域整備課長

栗村都市計画事業担当課長

川島住宅課長

暮田建築課長

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

秋山書記

桝谷書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○富永委員長
 それでは、環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、区長は公務のため、欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で住宅課長及び建築課長が出席しますので、あわせて御了承願います。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○望月環境土木部長

1 平成30年度中央区行政評価(環境土木部・都市整備部)(資料1)

2 中央区緑の基本計画改定中間のまとめについて(資料2)

3 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について(平成30年度上半期)(資料3)

○松岡都市整備部長

4 まちづくり協議会の報告(資料4)

5 八重洲一丁目北地区及び日本橋室町一丁目地区の都市計画について(資料5)

以上5件報告

○富永委員長
 ありがとうございました。

 それでは、発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時です。自民党84分、公明党さん36分、日本共産党さん36分、無所属さん10分で、それぞれお願いいたします。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○志村委員
 それでは、行政評価の中から順次質問させていただきます。

 まず、8ページ、9ページです。住宅の耐震のところですけれども、3の施策の達成状況のところで、耐震補強工事の半数が部分的な補強である簡易補強工事にとどまっているというふうにあります。その上の施策の現状等というところで、老朽化した建築物の更新と合わせ耐震化率は徐々に上昇しているという評価があります。簡易補強工事によっても耐震性がクリアできているということで、耐震化率が徐々に上昇しているというふうに判断しているのか、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、施策の目的達成に向けての課題のところで、耐震化について、必要性は認識しているものの、費用負担の面等から簡易補強工事にとどまるケースが多いと。また、その下にも、耐震補強について、費用等の負担が大きく未改修のものが多いというような表現もあります。こういう状況の中で、課題としては費用ということが出されておりますけれども、耐震補強を進めるために、区が考えることはどういうものなのかをお聞かせいただきたいと思います。

 次は、14ページの街路樹についてです。街路樹につきましては、やはり生き物ということで、いろいろな方から木に対する思いも寄せられ、区の方にも、これまでも対応していただいているんですけれども、街路樹の整備というところで、街路樹の植樹とか植えかえなどの進め方についての考えをお聞きしたいと思うんです。

 緑の基本計画の中間のまとめのほうで、4-4に街路の緑化ということで、リーディングプロジェクトとして街路樹の整備というものも出されております。これまでの経験で、区民の方と行政との双方が正しく理解し合うプロセス、街路樹の整備に関するプロセスというものが重要だと思うんですけれども、その点についてのお考えもお聞きしたいと思うんです。その右側の4-5では、例えば朝潮運河とか、ああいうところでの河川護岸の緑化について、大きな工事でもあるんですけれども、やはり樹木に関して、周辺の方たちへの説明会とか希望を聞くとか、そういう丁寧な進め方をしてきたと思うんです。街路樹の整備についても、地元との関係、区民との関係で、このプロセスというものをどう考えているのか、お聞きしたいというふうに思います。

 街路樹の関係では、中間のまとめの4-20で樹木の健全度診断の内容が出ております。私も相談をいろいろ受けて、区の方に聞いたら、外見はしっかりして見えるんだけれども、内部は腐朽しているという状況の説明を受けて、ああ、そうなのかというふうに納得もしたんです。健全度診断の実施で、赤いテープを張ったりとか、いろいろな説明などもある街路樹もあるんですけれども、街路樹健全度診断の結果と、その対応、植えかえるかを含めて区民への理解をどう進めるのか、丁寧に対応するのかというあたりをどう考えているのかもお聞きしたいと思うんです。

 その右側の4-21に緑の保護育成ということがあります。保護育成という考えと、調査して、診断して、手当てをしなくてはいけないという認識の違いが生まれる事例もありまして、この木は残してほしいという保護育成と、しかし、実際は違うんだというあたりをどう丁寧に、大ごとにならない形で進めていくかというのが、街路樹の整備をしていく上での一つの課題になっているのではないかなというふうに思うんですけれども、まず、そのあたりをお聞かせください。

○暮田建築課長
 私からは、住宅の耐震化についてお答えいたします。

 まず、簡易補強と住宅の耐震化率のことについてですが、耐震化率につきましては、住宅・土地統計調査をもとに出しているものでございまして、耐震化と言えるものにつきましては、簡易補強ではなくて、完全な耐震をした、要するにIwが1.0になったものでございます。そのため、段階的な補強、簡易補強にとどまったものにつきましては、この耐震化率には入っておりません。ただ、耐震化率自体は、個別の耐震化もございますが、建てかえ更新等で向上して、どんどん耐震化率が上昇しているということで、こういった記載となっているものでございます。

 2点目といたしましては、簡易補強でとどまっているというところ、御指摘のとおり、私どもも、今後、耐震化を進めていただくように働きかけはしているところでございますが、特に中央区の場合、木造の家屋の多くが長屋ですとか、また賃借の建物、要は所有者さんでなくて、お住まいの方が耐震性に不安があるということで区のほうに御相談になって、耐震しているものもございます。そういったことから、なかなか完全な耐震化ができかねているところもございます。こういったところは、私どもも、簡易補強でとどまっているものにつきましては、改めて耐震化への促しということで、いろいろと働きかけもしておりますし、さまざまなセミナーですとか、耐震フェアなどで、いろいろな補強計画や何かについても御案内をしているところでございます。

 また、最後にございました耐震化が進まない理由で、費用等という御指摘でございます。

 確かに、費用をかければというところもございますが、権利関係とか、実際に耐震補強をすると、小さな住宅の場合、住みにくくなってしまうというようなこともございます。そういったところから、なかなか進んでいないという現状もございます。ただ、一方で、耐震化の工法もかなりいろいろなものが出てきておりますので、繰り返しになりますが、私どもとしては、最新の情報ですとか、お使いになれるものを御案内しながら、耐震化の働きかけをしております。また耐震促進協議会の総点検などを使いながら、お住まいの個々の方々について、また簡易補強などを私どものほうからさせていただくようなお願いをして、建物の耐震性を御認識していただき、耐震化につながるような働きかけを行っております。

 費用という点につきましては、区のほうでも、高齢者ですとか、障害のある方につきましては、限度額は300万円となりますが、全額助成をできるような形も行っております。確かに、これだけでとどまらないものもございますが、やり方としては、この中でできるものがございますので、いろいろ私どもも研究をしながら、耐震化についての普及啓発に努めていきたいと考えております。

 以上でございます。

○池田水とみどりの課長
 街路樹等に関しての御質問について、お答えいたします。

 まず、街路樹の植えかえを行う場合の、町会と協働しての進め方、プロセス等について説明させていただきます。

 街路樹については、道路工事に伴いまして、また土地の更新に伴いまして、どうしても支障となってしまうものについて、移植あるいは撤去をさせていただいているところでございます。撤去・移植につきましては、事前に専門家に街路樹診断をしていただきまして、その診断の中でA、B、Cという判定が出るんですけれども、BあるいはCと判定を受けたものについては、撤去ということになります。

 また最終的に植栽をする際に、どういう木を植えていくかということについては、町会や連合町会、また、そういった道路に関する組織体があるようなところについては、お時間を頂戴いたしまして、区のほうから、どういう木を今後植えていくかということを提案させていただいた上で、地域の意見を取りまとめまして、植栽をさせていただいているところでございます。例えば、日本橋御幸通りでも、これから街路樹の整備をしていくんですけれども、こちらにおいては、各町会の会合に参加させていただきまして、本町一丁目・二丁目等のエリアにおいては、以前、薬問屋が多かったということもありまして、では、ここのエリアについては、薬に使われていた実のなる樹木を植えていこうとか、また、堀留町のほうでは、地域の由来となっていた樹木を植えていこうとか、そういった形で地域と調整をさせていただきながら、樹木の選定をさせていただいているところでございます。

 また、街路樹健全度診断に関して区民への説明というところですが、今、緑の基本計画中間のまとめの中でもうたっているんですけれども、今後、街路樹管理計画の策定ということで、街路樹をどのように管理していくかというところと、以前、委員のほうからも御質問のございました、樹木の数はわかるけれども、実際にどのように管理されているのかがわかりづらいという御意見がありました。また、まちの方からも、この樹木は何年ぐらい、ここに埋まっているのかとか、そういう問い合わせも結構多いということで、樹木の管理計画の中で、今までは路線として全体の樹木を管理していたんですけれども、個々にも管理できるような仕組みを今後つくっていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○志村委員
 ありがとうございます。それぞれ、区民生活とかかわりあることですので、動く中で出てくる意見とか声を踏まえて、改善に努めていただきたいと思います。とりわけ樹木のほうで、以前はやはり説明が、地域も含めて、なかったという中でのトラブルというのがあったように思うんですけれども、今みたいな丁寧な形で準備をしていけば、質問に答えられる、説明もしやすくなるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 次は、行政評価19ページの緑化の普及・啓発で、ボランティアの参加人数があります。平成28年度と29年度を比べると、企業の参加者数減少によって減ったということです。緑の基本計画の中間のまとめの2-9では、その理由として、団体当たりの登録人数が多い企業が登録を抹消したことによるということです。確認ですけれども、これは1企業なのか。この登録人数というのは何人で、中間のまとめのグラフを見ますと、平成28年度が多くて、その次が低いということで、この1年もしくは平成27年度の、ちょっと出ている2年だけの参加だったのか。また、2年で抹消した理由です。企業がなくなったのかどうかというあたりもあるのかなと思いますけれども、そのあたりについての説明もしていただきたいと思います。

 次、行政評価20、21ページ、中央区の森についてです。ここでは、下刈り等の間伐をずっと丁寧に行ってきていると。結果として、二酸化炭素が削減しているという評価が出ています。ここに出ていない、手入れをして、二酸化炭素減少以外にどのような効果があらわれているのか。例えば、動物がふえたとか、何か森の中の変化でつかんでいるものがあれば、出していただきたいと思います。

 そして、施策の目的達成に向けての課題というのがあります。ここでは、平成30年度以降の事業計画について検討する必要があるということで、今後の方向性のところに、多分それに対応すると思うんですけれども、協定地の拡大や、事業のさらなる充実というようなことも出されております。緑の基本計画の中間のまとめでは4-28になりますけれども、これはこれからの計画ですが、そのことが記されていないと思うんです。ほかに書かれてあれば指摘していただきたいんですけれども、協定地を拡大する、中央区の森を広げていくということや、事業についてどういうものを拡大するか。中間のまとめのほうは、これまでというか、今やっているものなのかなと思いますので、そこら辺の整合性というか、それも教えていただきたいと思います。

○池田水とみどりの課長
 まず、私のほうからはボランティアの参加人数の件についてお答えさせていただきます。

 平成28年度から29年度におきまして、登録者数が減少しているというところですが、こちらの人数については、ボランティア保険に登録された人数でカウントさせていただいております。28年度から29年度におきまして、大きな要素といたしましては、ボランティア保険の登録の仕方が変更になりました。これまでは事業所の会社の住所で個々の登録ができていたものが、個人の住所を記入しなさいという変更がございまして、各企業がそこまでの個人情報保護のコンプライアンスについて、まだまとめ切れていないということで、今回、登録については遠慮させていただくということが最も大きな要因としてございました。中には、やはり企業として今回撤退するというところもございましたが、一番大きな要素としては、保険の登録の仕方によるものなので、一時的にということでお伺いしているんですけれども、会社としての話がまとまってから、また登録するというふうに伺っているところです。

 申しわけありません。企業数等につきましては、手持ちの資料がないもので、後ほど報告させていただければと思います。

 以上でございます。

○石田環境推進課長
 それでは、中央区の森について、3点の質問にお答えしたいと思います。

 委員御指摘のとおり、下刈りとか、そういう間伐作業に伴いまして、中央区の森に非常に日が当たるようになりました。それに伴いまして、今まで眠っていた植物がまた活性化しまして、少しずつではありますけれども、生息が確認できる植物がふえてきているところでございます。今、具体的に植物名まで把握していないんですけれども、徐々にふえてきて、森の環境が非常によくなっているところでございます。また、この間行きましたら、ウサギが私の目の前に跳ねていまして、動物のほうも徐々にふえてきていますので、ただ間伐など木の管理だけではなくて、森の総合的な環境をよくしていきたいというふうに考えているところでございます。

 次に、拡張の件です。矢沢地区というところですけれども、南郷地区のちょうど裏側になっておりまして、昔の旧道、林道、作業用の通路でつながっていることがわかりました。今度、南郷地区と一体的に整備したいと思っているんですが、ことし、そういうことも含めて、整備計画を立てているところでございます。来年度、予算が計上されれば、できれば、来年度から整備のほうを進めていきたいというふうに考えております。

 次に、緑の基本計画の中間のまとめについてでございますが、今の中央区の森の整備計画と整合をとった形で、今後、水とみどりの課と連携しながら進めていきたいというふうに考えております。

 私からは以上です。

○志村委員
 ボランティアのほうは、そういう保険の事情があるというので、わかりました。ということで、またふえて、もとに戻るといいますか、そういう可能性もあるし、個人情報も含めて、どう対応していくのかということをやっていけば、さらに参加企業も広がる可能性があるのかなというふうにも思いました。

 中央区の森につきましても、今、森としての変化がわかりました。私も最近は全然行っていないので、昔のイメージしかないんですが、今お話を聞けば、以前はCO2吸収という、もちろんこれは大事なんですけれども、その目的意識でやってきたものが、こういう努力の積み重ねで森としての魅力が新たに生まれてきているのかなと。となれば、いろいろな形の新しい中央区の森の魅力というもので、これからも区民参加が広がるのかなと思いました。事前に聞いておけばよかったんですけれども、矢沢地区についてはお話があったかなと思いました。ただ、これからの方向性ですから、さらに可能性があれば広げていくのかなというふうな思いもありますし、それで多摩の森全体が魅力的な、ただ植栽、人工樹林だけではない自然の循環といいますか、植物と動物との循環、相互の関係というものが生まれるという意味では、行きたくなりましたので、機会があれば行ってみたいと思うような今の答弁をいただきました。

 次は、行政評価27ページですけれども、リサイクルシステムの推進について、今後の方向性というところで、蛍光管の回収方法があります。今までは埋め立てたんだけれども、今後の検討で、蛍光管回収というのはどのような方法があるのか、検討されているのか、教えていただきたいと思います。

 それから、35ページの電線の共同溝です。ここでは、施策の目的達成に向けての課題ということで、都市防災機能の強化ということですけれども、今、共同溝が進んでいるのは、日本橋とか、一定の大きな道路とかいうところで、木造住宅とか、都市防災を強化しなくてはいけない視点から、電線の共同化はさまざまな問題があると思うんです。木造住宅地とか、そういうところがあるまちでの整備についての考え方もお聞かせください。

 それから、37ページで、江戸バスですけれども、新規ルートの検討を今後進めていこうという方向性もあります。このあたりで、今、どのような検討がされているのか、お聞かせください。

○石井中央清掃事務所長
 廃蛍光管等の埋め立ての終了の件でございますけれども、東京都の管理しております埋め立て処分場におきまして、平成31年度末で廃蛍光管等の埋め立てを終了することを聞いてございます。今現在、蛍光管につきましては、土曜日に各小・中学校、中学校は日本橋中学校、銀座中学校、小学校につきましては全校で拠点回収ということで、蛍光管を資源化、回収してございます。事業系の蛍光管につきましては、燃やさないごみという形で回収いたしまして、中央防波堤の不燃物処理センターのほうで処理をしている状況でございます。今後は、集積所に不燃ごみとして出されております蛍光管も含めましたごみにつきまして、資源化の方向で、今現在、検討してございます。そういたしまして、今後、蛍光管につきましては、集積所で出されたものにつきましても資源化を進めて、循環型社会の構築に向けた努力を進めていきたいと考えております。

 以上でございます。

○落合道路課長
 電線共同溝の整備についてでございます。

 電線共同溝につきましては、都市防災機能の強化と、安全で快適な歩行空間の確保、また良好な都市景観の創出といったことから、区で整備するもの、また再開発事業などを踏まえまして、共同溝の整備を行っているところでございます。昨年度までで、区内では44.9%、また区道では36.1%の整備が完了しているところでございます。木造密集地の整備についてですが、基本的に、歩道のついている路線で、電線共同溝を整備するに当たりましては、地上機器といいまして、電線類をメンテナンスするための機器を整備する必要があります。そのため、それを設置できる箇所でないと、今のところ、整備が難しい。そのため、歩道の幅員がある程度とれているところ、また再開発事業で民地内に地上機器を整備できるところで整備を行っているところでございます。

 ただ、本来、委員のおっしゃるとおり、防災機能の強化といったところがございますので、東京都や国も含め、企業者等には地上機器の大きさを何とかできないか、技術の革新等あると思いますが、そういったところを早目に進めていただいて、歩道のないところでも整備できるように検討を進めてほしいといったところで話をしているところです。今後も引き続き計画的に電線共同溝の整備を進め、安全なまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○三留環境政策課長
 江戸バスの新規ルートについてでございます。

 江戸バスのルートにつきましては、これまでもさまざまな御要望、御要求等ございました。また、現状、具体的なルートの検討はございませんが、晴海の選手村であるとか、環状2号線の開通、それから晴海の新たな公共施設等々、今後の計画等もございますので、そういったところを結ぶルートは必ず必要になってくると思っております。これに関しましては、具体なところになりましたら、またお知らせをさせていただきたいと思っております。

 以上でございます。

○志村委員
 ありがとうございます。

 確認ですけれども、蛍光管の回収、リサイクル、資源化の方向は、23区でやるのか、それとも各区独自でやるという考えなのか、もう一度お聞かせいただきたいと思います。

 共同溝については、ここで再整備とか再開発事業とか、ずっと書いてありましたけれども、今の話ですと、いろいろ条件がそろえばやっていこうということだと思うんですが、この財源といいますか、財政負担は、木造のまちの中での電線共同溝の整備については、国とか都からの補助的なものはどのぐらい出るのかというあたり、今後の参考までにということで、お聞かせいただきたいと思います。

 江戸バスについては、わかりました。

○石井中央清掃事務所長
 廃蛍光管の処理の件につきましては、23区全体ということではなく、各区での判断で処理、資源化、そういったものを各区で進めていく状況でございます。

 以上でございます。

○落合道路課長
 共同溝の整備につきましての補助についてでございます。

 木造密集地に限っての補助といったことではございませんが、電線共同溝整備に当たりましては、整備工事費に対して半分の補助を国から受けることができるといったようなものでございます。

○志村委員
 ありがとうございます。

 蛍光管のほうは、水銀が含まれている等々もありまして、中央区の場合は事業者が多いので、区独自の取り組みとなると、今度は埋め立てではないという中での丁寧な対応をしないと、水銀だけに、いろいろな問題が起きる可能性があると思いますので、そこら辺はよろしくお願いいたします。

 電線共同溝も、わかりました。いろいろな機会を見て、進めていただきたいというふうに思います。

 時間がないので、最後、都市整備のほうは、これからいよいよと思ったんですけれども、1つ、築地魚河岸、行政評価の39ページにも書いてありますが、ここでは支援をするということが出されております。以前、委員会でもやったんですけれども、例えば年末年始の取り組みが、今、具体的にどのように進んでいるのか。

 39ページの下、築地市場移転後のまちづくりについてということですけれども、これを読むと、市場跡地だけなのかなという感じもするんです。築地のまちというのは、昔の小田原町とか場外市場のあたりも含めたことを言っているのかどうか、確認をさせてください。

○菅沼地域整備課長
 築地場外、本日、もう年末商戦そのものの時期に入ってございます。地元の動きとしましては、年末商戦に当たりまして、ポスターあるいはテレビ等によってのPRを主体的にやってございまして、週末を含めまして、一般客、観光客も、前の状況に戻ってきたと私どもは見てございます。

 また、2点目の市場跡地の話でございます。

 まだ、現時点で跡地計画については全く明らかになってございませんけれども、私どもは、当然のことながら、跡地にとどまらず、例えば本日報告がありました緑の基本計画の中でいうと、例えば築地川の掘割区間の上質な緑化というところも、ある種、まちづくりと連動して築地エリアの捉え方をしなければいけない。将来に向けて、築地全体がさらに発展していくためのまちづくりに取り組んでいく、そういった考え方でございます。

 以上です。

○志村委員
 行政評価の39ページにある移転後のまちづくりというのは、跡地だけになっているのではないか、それではまずいのではないのという意味なんです。移転後のまちというのは、昔の小田原町、築地六・七丁目のあたりも含めてではないですか。たしか新しい築地をつくる会があったと思うんですけれども、もうなくなったんですか。今、まちの全体をどうするかというあたりを考えるところはないんでしょうか。

○菅沼地域整備課長
 その会合体は、特段、なくなってはいないというふうに私どもは認識してございまして、前段の移転後のまちづくりについては、この行政評価では、そういった表現をしてございますけれども、先ほど答弁しましたとおり、市場跡地の整備とか、築地全体のまちづくりについては、地元区として、きちんと東京都に働きかけを行いながら、かつ地元と調整に入っていきたいといった考え方でございます。

○志村委員
 これから大事なのは、跡地だけではなくて、新しい築地をつくる会がまだ解散していないというのであれば、そういうのを集めて、築地全体をどう盛り上げていこうというあたりを努力していただきたいと思います。

 以上で終わります。

○山本委員
 今回の報告事項は、中央区行政評価もあり、所管に関する多岐にわたる質疑ができるかと思いますが、資料2の中央区緑の基本計画改定中間のまとめについて、重点的にお伺いしてまいりたいと思います。

 中央区は、道路上の街路樹や緑地の整備に加え、河川や運河沿いなど、水辺の緑化を推進しています。水と緑のネットワークが広がることを非常に楽しみにしております。今回、お聞きしたいことは非常にたくさんあるんですが、まず3点お伺いいたします。

 まず、1点目に計画目標値、1つが緑被率、2つ目が屋上緑化、壁面緑化の面積、3つ目がボランティア参加人数、この3つの2028年度の目標値が決定されているんですけれども、この決定をするに当たり、考慮した点についてお聞かせください。

 2点目に、前緑の基本計画で掲げた緑被率が、平成30年度12%になっておりましたが、それに達しなかった要因についてお知らせください。

 3点目に、平成29年6月に都市公園法が改正され、民間企業による公共還元型のカフェなどの収益施設の設置管理制度が創設されております。中央区内の公園や道路などで活用するお考えがあるのか、お聞かせください。

○池田水とみどりの課長
 今回の中間のまとめの中での計画の目標値についてでございます。

 第3回検討委員会の中で検討した結果の数値でございますが、その際に考慮した点といたしまして、まず緑被率についてです。緑被率につきましては、2028年度までの今後予定されている整備計画、または民間屋上緑地の現在の整備率の向上等の数値から想定して算定させていただいております。例えば、本区でございますと、朝潮運河の公園の新設等におきまして約2万平米、また緑道の新設等におきましては2,500平米程度、また東京都の選手村の開発面積として、また晴海ふ頭公園の整備、晴海緑道公園の整備等を踏まえまして、合計で14万8,000平米程度に数値が伸びるだろうというところも考慮しまして、実際は12%程度の数値になるんですが、そこに我々の努力値、また民間の伸びの期待値等を含めまして1%上乗せさせていただきまして、13%とさせていただいております。なお、屋上緑化、壁面緑化の面積等につきましては、現在、平成16年度から29年度の伸びから、そのまま増加率を算定させていただきまして、増加量としてあらわさせていただいております。

 また、ボランティアの参加人数ですが、平成28年から29年度、減ったというところは、先ほども話があったんですが、それまでの伸びと今後の人口増加の予測等も踏まえまして、伸び率を平均化させまして、目標の数字を1,200人とさせていただいております。

 2番目の、前回の緑の基本計画の12%に達しなかった主な要因としましては、正直、検討委員会の中でも、この数字はもともと大き過ぎたのではないかということも評価の中で言われておりますが、実際に伸びと減りというところで、実は、晴海二丁目の都立公園の春海橋公園、今、更地になってしまっている公園が6,000平米ほど減ってしまった。これも、達しなかった大きな要因ではないかというふうに検証しているところでございます。

 3番目に御質問のありました都市公園法、また都市緑地法の改正に伴いまして、今回の中間のまとめの中で、Park-PFI制度、また市民緑地認定制度については積極的に活用していきたいということで検討させていただいております。また、現在の緑化助成制度等につきましても、国土交通省においても、減税制度等を今後延長していくということを伺っておりますので、引き続き我々のほうも積極的に活用をしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ、どうもありがとうございます。

 まず、1点目の計画の目標値の中で、ボランティアに関してです。

 ボランティアを募るために、何らかのインセンティブみたいなもの、動機づけみたいなものがあるのか、確認をさせてください。

 また、現在、中央区内は非常に保育園がふえているんですけれども、保育園の園児たちが遊ぶ場所がないということで、こういったボランティアとして、保育園の園児たちを活用していくということも、双方にメリットがあるのではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。

 そして、緑被率に関しては、月島地域の朝潮運河などの護岸環境整備なども推進しているかと思うんですけれども、今後、日本橋地域の隅田川沿いの水辺に関しては、何か取り組むお考えとかはあるのでしょうか。かなり昔から隅田川沿いは整備されていて、コンクリートの壁がずっと並んでいて、ちょっと味気ないといいますか、そういうふうに感じるのですが、その辺、何か今後のお考えがあれば、お聞かせください。

○池田水とみどりの課長
 まず、ボランティア参加人数の伸びについてですが、民間企業さんからも、今後、CSRというものを身につけたいという企業も多く、問い合わせをいただいております。CSRというのは、民間が地域と連携して継続的に奉仕活動をしていくというような仕組みなんですけれども、こういうことにも興味があるというお声も伺っております。そういった意味で、ボランティア活動に参加する企業の数がふえていくのではないかというふうに予測しているところでございます。

 また、保育園の園児等についても、現在も緑化のボランティア活動をされている中で、植えかえ等を行うときに、学童の子供たちに手伝ってもらったり、またNPOの団体のほうでは小学校の児童に植えかえの作業を手伝ってもらったり、手袋をしないで直接土に触れてもらうなどして、生き物に対する愛着心を育てようという活動をしていただいているところも実際にございます。我々のほうとしても、引き続きそういう活動を後押しできるような仕組みづくりも含めて、進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 それと、隅田川沿いの水辺環境の整備ですけれども、隅田川自体は東京都が管理している河川管理施設ということになりますが、現在、私どものほうでは、隅田川沿いの護岸整備という計画は伺ってはおりません。整備等があれば、そういう機会を捉えて、護岸の壁面の緑化、例えば今ある親水性を持たせるような植栽の設置等、整備していければ望ましいのかなというふうに考えております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれありがとうございます。

 隅田川沿いの護岸においては、例えば緑化以外にも、壁面に少しカラーを塗るじゃないですけれども、カラーにする工夫もできるのかなと思っております。また、現在、中央区内、かなり護岸整備を進めているんですけれども、その際に水質の浄化や、また釣りなどを行う方たちもふえておりますので、そういった課題もあるのかなと感じております。

 きょうは、これで質問を終わります。

○富永委員
 では、議題についての質問はありますか。よろしいですか。

 議題、環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 ただいまをもちまして委員会を閉じさせていただきます。

 ありがとうございました。

(午後2時46分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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