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平成31年 企画総務委員会(2月8日)

1.開会日時

平成31年2月8日(金)

午後1時30分 開会

午後2時38分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 鈴木 久雄

副委員長 奥村 暁子

委員 押田 まり子

委員 瓜生 正高

委員 堀田 弥生

委員 松川 たけゆき

委員 原田 賢一

議長 礒野 忠

4.出席説明員

(14人)

矢田区長    

齊藤副区長    

浅沼企画部長   

山﨑政策企画課長 

松永副参事(計画・特命担当)   

大久保財政課長  

田中総務部長   

鈴木総務課長(参事)       

田部井組織・本庁舎整備担当課長   

生島職員課長   

倉本経理課長       

濱田防災危機管理室長       

俣野危機管理課長 

早川防災課長

5.議会局職員

田野議会局長

一瀬議事係長

桝谷書記

黒須書記

6.議題

  • (1)企画・総務及び財政の調査について
  • (2)東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備撤回と飛行訓練中止を求める請願
  • (3)日米地位協定の抜本改定を求める請願

(午後1時30分 開会)

○鈴木委員長
 御苦労さまでございます。ただいまより企画総務委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で組織・本庁舎整備等担当課長及び経理課長が出席しますので、御了承願います。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼企画部長

1 晴海四丁目施設計画の進捗状況について(資料1)

2 平成31年度都区財政調整方針等について(資料2)

○田中総務部長

3 平成31年第一回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)(資料3)

4 個人情報保護制度の見直しについて(資料4)

5 適正な債権管理の推進について(資料5)

○濱田防災危機管理室長

6 帰宅困難者一時滞在施設等の現況について(資料6)

以上6件報告

○鈴木委員長
 それでは、理事者報告が終わりましたので、ここで発言の時間制について申し上げます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時54分です。したがいまして、自民党62分、公明党34分、日本共産党34分、中央区民クラブ34分、新青会10分ということになりますので、よろしくお願いいたします。なお、持ち時間につきましては、この後の議題であります請願審査の時間も含まれます。そのように御承知おきください。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私から、まず資料5について感想を申し述べたいと思います。

 今回、資料5では適正な債権管理の推進についてということで、中央区債権管理条例を定めるとの御報告をいただいております。この内容、特に6点目の放棄という部分につきましては、私も、生活で大変お困りの状況の区民の方から御相談をいただき、決算審議等の場でお訴えしてきた内容でもございまして、それも含めて、いろいろな方の状況に応じた対応が全てしっかりと網羅されている条例かなというふうに感じております。そういう意味で、この内容にも満足しておりますし、この条例を定めようということ自体、非常に高く評価したいと思っております。この条例を策定することで、現場の方が作業をしやすくなるのではないかなというふうに思いますし、今後もさらに適正な債権管理がなされることを期待したいと思います。

 次に、質問のほうに移ります。

 資料3ですけれども、この中で、22ページ、建物の購入についてのところで確認だけさせていただければと思います。

 常盤小学校の別館の購入というところですが、私の記憶では、常盤小学校は3月に工事が完了するというふうに思っておりました。引き渡し予定時期が4月下旬、26日となっているのですが、工事がそもそも4月までかかるのか、3月というのが私の記憶違いで、4月だったのか、それとも何かの予定で4月に延期したのか、その辺がもしおわかりであれば、お知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○倉本経理課長
 常盤小学校別館の整備についてでございますが、予定では、工事自体は3月に終了というふうに私のほうは伺っておりまして、建物の引き渡しが4月の下旬ということになりますので、途中で何かふぐあい等があって工事がおくれているとか、そういう話は聞いてはございません。ですから、予定どおり4月に引き渡すということになってございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 では、体育館等は4月は使えないという意味になるんでしょうか。お願いします。

○倉本経理課長
 実際に学校のほうで使用するのは7月というふうに私どもでは伺っておりますけれども、その間に中の什器類とかの整備もございます。初度調弁とかのものの搬入等がございますので、そちらのほうに多少時間がかかるというふうな内容でございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 よくわかりました。済みません。終わります。

○鈴木委員長
 では、副委員長は委員席にお移りください。

○奥村委員
 それでは、資料1の晴海四丁目施設計画の進捗状況について幾つか伺いたいと思います。

 この資料ですけれども、今後の予定として、1ページ目では元号で書いてあるんですが、別紙のほうでは予定の工期が西暦で書いてあったり、混合しているんです。このあたりも、今後元号が変わっていくということを考えると、西暦で統一していくとか、見やすい資料にしていただきたいと思うんですけれども、そうした点についてお聞きしたいというのが1点目です。

 それと、この予定、スケジュールを見ますと、企画提案書の提出が平成31年5月で、工事着工が平成33年4月ということで、2年間あるということになっているんですけれども、これはオリンピック・パラリンピックが開催される期間は動かないということなのか。計画地も、オリンピックにかかわって、ビレッジプラザですか、何か施設が仮設でつくられるようなので、それを取り壊してだとか、そういうことも考えて2年間という間があくことになっているのかということについて確認をさせていただきたいと思います。

○松永副参事(計画・特命担当)
 まず、資料の年号、西暦の件につきましては、済みません。こちらも特段深い理由があって、このような形にしていたわけではございません。また、御指摘のところで確かに見にくいところもございますので、これから注意させていただきたいと思います。

 あと、工期の件でございますけれども、設計が平成31年度中に行われまして、32年度につきましては、本件用地が、オリンピック選手村の敷地、セキュリティエリア内に入ってございますので、32年度につきましては工事等に着手できないというところ、また、東京都との土地の売買というところでの手続もございますので、そのあたりを勘案してのスケジュールということです。工事につきましては、現状では平成33年、要はオリンピックが終わりまして、先ほど委員のほうからも御指摘がありましたビレッジプラザ等の撤去などが終わりました後に引き渡しいただけたところからということで、今のところ、予定では33年4月という形での工事着工を予定しているところでございます。

 私のほうからは以上でございます。

○奥村委員
 私も、資料を読むときに平成と西暦とで自分で計算したりして見づらいときがあるので、統一していただきたいですし、私としては西暦のほうがよいのではないかと思いますので、よろしくお願いします。

 それと、あいている2年間という期間については、よくわかりました。

 晴海四丁目施設の計画についての住民に対しての説明会ですとかパブコメなど、実施の予定はどのようになっているのか。まちづくり協議会などではもう報告されているということなのかということも、あわせてお示しいただきたいと思います。

 それとあわせて、今度、晴海四丁目の整備の中では特別出張所も新たにつくられるということになりますけれども、今、本庁舎をどう整備していくかという議論についても、検討委員会も立ち上がって話が進んでいます。本庁舎の施設、機能と、こうした特別出張所の機能をどう持たせていくのかということはあわせて検討していく必要があると思うんですけれども、本庁舎整備との関係で、四丁目の特別出張所については、どのように連携を図りながら検討を進めていくような形になるのかということについてもお示しいただきたいと思います。

○松永副参事(計画・特命担当)
 整備に当たりましての、まちの皆様とのお話というか、住民の皆様への御説明というところでございますが、昨年度、もうおととしということになりますけれども、平成29年11月にこの企画総務委員会で整備について表明させていただいた後に、まちの皆様とも、まちづくり協議会の場ですとか、そういった場で意見交換をさせていただいたところでございます。その中では、区の施設ということでございますので、区の考えにのっとって、ただ、利用者の皆様にとって、区民にとって使いやすいものであるように配慮いただきたいというような御意見をいただいて、今に至ってございます。現状におきましては、まだ基本設計の俎上でございまして、今回、たまたま都市計画手続のほうも同時に進めていかなければいけないということで御報告をさせていただいてございますけれども、今後、基本設計などが終わりましたところで、年度いっぱいかかりますので、もし次回、議会ということになりますと、6月の委員会なのかなというふうに思ってございます。そういった場ですとか、また、まち協などでも機会がございましたら、そういったところで御報告をさせていただければというふうに思っているところでございます。

 また、委員のほうからパブリックコメントということでお話をいただいておりますけれども、まだ設計というところでございます。基本設計が終わる、終わらないという段階でございますので、パブコメについては、現状では予定はしてございません。ただ、まち協ですとか、町会の皆様、行政懇談会の場ですとか、いろいろな場で御意見を伺う場も、もともと区政の中でございますので、そういったところを踏まえて、皆様から御意見をいただいたところは真摯に対応させていただければというように思ってございます。

 あと、整備いたします特別出張所と本庁舎の機能というところでございますけれども、本庁舎の整備につきましては、まだ大分長いスパンでとりかかっていく部分であるというふうに思ってございまして、一方で、晴海四丁目施設につくります特別出張所は、選手村も含めまして、今後、晴海地区だけでもトータルで3万人近くまで人口がふえていくという中では、やはり区民サービスの一定のレベルでの提供というところでは、整備をしていかなければいけないということで、先行して整備をさせていただくところでございます。機能につきましては、当然、本庁舎整備の検討が進んでいく中で、晴海だけではなくて、特別出張所そのものの機能の検討が進んでいくかと思います。その中で、こちらの特別出張所のあり方についても、適宜、見直しなり改善なりをさせていただければというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 住民への説明については、まち協を開いて説明しているということですし、行政懇談会や町会とも意見を交換するような場がもう持たれているということなんでしょうか。

 それと、住民の方が自由に参加して、自由に意見を言えるような形での住民に対しての説明会はまだされていないということなのか。私は、選ばれた、限られたメンバーの方だけからの意見聴取ではなくて、広く住民から意見を募るような場が必要だと思うんですけれども、そういうものは今後予定されているのかということも確認させていただきたいと思います。

○松永副参事(計画・特命担当)
 広く住民の皆様の御意見を聞く場をということでございます。

 そういった場を設定するというのは、一括で設けるのはなかなか難しいのかなと思ってございますけれども、広く、できるだけいろいろな場面で露出というか、こういったものを計画しているということを広報させていただきながら、区長への手紙ですとか、その他、いろいろ区に対して御意見をいただくというシステムのほうも充実しているところでございますので、メール等も含めまして、いただければ、そういった意見について検討させていただいて真摯に対応させていただきたい、そのように考えてございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 今のお話ですと、住民に向けての広く誰でも参加できるような説明会というのは予定されていないということのように聞こえるんですけれども、やはり晴海で今後急激に人口がふえて、新たに特別出張所ですとか図書館や保健センターなども入るような非常に大きな計画、一つのまちができる、その核となるような施設ができるということですから、住民の方の関心も期待も高いと思いますし、一括で説明会を開くのはなかなか難しくとも、こういうものは小分けにしてでも、小さい規模でも何回でも広く開催していくということが大事なのではないかと思いますので、ぜひ実施していただきたい。パブコメもぜひ実施していただきたいということを要望して、終わります。

○鈴木委員長
 ほかになければ、理事者報告に対する質疑が終了しましたので、次に、議題に入ります。

 議題(1)企画・総務及び財政の調査について、質問はございますか。

○堀田委員
 済みません、1点だけ、成人式のことでお尋ねをさせていただきます。

 民法改正で2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。成人式は、これまで20歳ということで行っていたんですが、18歳に引き下げられたことで、18歳成人式というのが可能といえば可能になるわけですけれども、実際に成人式をどう行うかというのは各自治体に任せているということのようでございます。自治体によっては、早々に20歳を維持しますと表明されているところもちらほらとあるようでございまして、中央区としまして、どのように考えておられるのか、もう検討されているのか、また、これからなのか、その辺を教えていただければと思います。お願いいたします。

○齊藤副区長
 ことしも大変にぎやかに、実行委員会形式で成人式をやらせていただきました。中央区にとっても、若い人にとっても大変大きなイベントでございますので、中央区でも慎重に検討していくということで考えております。

 18歳ということになると、課題が非常に多い。二十から18歳に下がる段階で3年分を一遍にやるのかとか、あるいは段階的にやるのか、さまざまな課題がありまして、18歳そのものに下げるものはシステム的にも難しい。それから、大学入試の時期とも重なる等の問題もありますので、下げること自体は、個人的にはなかなか難しい点が多いのではないかというふうに思っております。

 ただ、組織としての検討はまだで、全くこれからでございますので、私の感想ということでお答えをさせていただければと思います。

○堀田委員
 私も感想という形で、本当におっしゃるとおりで、受験のこととか、地域にもよるかもしれませんが、衣装のこととか、地域への経済波及効果とかも考えると、現状のほうがいいのかなとも思っております。また、今後、御検討をお願いいたします。

 以上です。

○奥村委員
 それでは、先日開かれました第5回中央区本庁舎整備検討委員会の内容について幾つか質問をしたいと思います。

 今回の第5回検討委員会の中では、本庁舎整備のパターンとして、4つが有力なものとして示されました。2つは現本庁舎の敷地で整備するパターンで、2つが京華スクエアの敷地に整備するパターンとなっています。京華スクエア自体は、もともと八丁堀にあるので、この間も八丁堀の再開発とあわせながら整備していくというか、八丁堀の再開発の中に組み込まれていくという流れで話が進んでいて、その流れは理解できるものでもあるんですけれども、今回示された4パターンを見ると、八丁堀に本庁舎を整備するということは以前からあったわけですが、現在地で本庁舎を整備するとしても、中央会館の一部も八丁堀に持っていくというような内容になっていて、4つ全てのパターンが八丁堀の再開発に大きく依拠するものになっていると思います。

 第4回目の検討委員会を私は傍聴できなかったので、そのときにどんな議論があったのかわからないんですけれども、八丁堀の再開発の中で、もともと八丁堀にある京華スクエア、それにプラス本庁舎、あるいは本庁舎を整備しないにしても、中央会館を一部移転させて整備するという内容になっていったのは、どういう経緯からなのか。これまで、そういう話は検討委員会の中では提案されていなかったのではないかと思うんですけれども、その点について御見解をお示しください。

○田部井組織・本庁舎整備等担当課長
 中央会館、先日、2月6日の検討委員会で、今おっしゃった案をお出ししたわけでございます。その前回、第4回、11月20日に開催しました検討委員会ですけれども、そちらの場でも、今後のあり方ということで、周辺施設の検討ということも今後の検討の課題としてお示ししたところでございます。

 あわせて、中央会館の敷地をということですけれども、第4回の検討委員会の中でも、現本庁舎での整備についてももっとしっかりと検討するべきだというような御意見をいただきました。当然、それを踏まえまして、私どものほうも十分にその点について検証といいますか、そうしたことを進めてまいりたいというふうに考えております。

 ただし、そのような場合には、これまでも御説明させていただいているところではございますけれども、現状では、私どものほうでまだ詳細な積み上げは行っておりませんが、新本庁舎の想定の延べ床面積を30,000平米というふうに置いているところでございます。そうしますと、現在の敷地においては、その規模がどうしても確保できないということがございます。そして、今申し上げましたとおり、現在地の整備ということを検証する中では、近隣といいましょうか、近接している中央会館の敷地と一体として整備することもできるのではないかというような委員の方の御意見等もございました。そうしたことも含めて、ここの場所も使いながらということを考えたときには、やはり中央会館の敷地もあわせて考える必要があるだろうということで、今回、第5回では今の4パターンという形でお示しをさせていただいたものでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 中央会館についても、検討委員会の中でちょっと話にありましたけれども、今後、結婚式場を区が運営すべきかどうかといった議論も必要だと思いますし、中央会館は結婚式場と宴会施設とホールとありますけれども、こういったものも何かほかの施設で代用していけるようなものがないのかとか、本庁舎にしても、今この中にある図書館は本の森ちゅうおうの中に移っていくわけなので、そうすれば図書館のスペースがあくとか、いろいろなことがあります。4パターンの中だと、とにかく4パターンのうちの2つは本庁舎を八丁堀につくる、残り2つは中央会館の一部あるいは全部をとにかく八丁堀に移すというパターンしかないので、それが前提で議論が進むということも、私は、まだこの4パターンに絞るのは早いのではないかという気がするんです。どういう機能を持たせるか、本庁舎、特別出張所などもあわせて、その機能に合わせた規模の箱をどう整備していくか、それもできるだけ予算を効率的に使いながらということになると思うんですけれども、そうした議論がやはり必要なのではないかと思います。

 検討委員会の委員の方からは、意見として、どういう機能を持たせるか、そこまで話を広げていってしまうと際限がなくなってしまって、この検討委員会の中でどこまで議論すればいいのか見えてこないというお話もあって、私もそれは一理あると思います。検討委員の方がどこまで責任をもって、どこまで詳細な検討につき合っていかなくてはならないのかというのは難しいものもあるのかなと思うんですけれども、それでも、やはり機能をどうするかということをきちんと話し合って、それから整備の計画が進められるべきだと思います。

 以前、委員会で質問した際にも、今後どういった機能が必要か、特別出張所なども含めて精査していくのは今後の作業だというようなお話があったと思うんです。その際も、私としては、順序が逆なのではないかということで、どういった機能が必要なのか精査して、それからどういう箱にするか考えるべきだということは申し上げたと思うんです。機能をどう持たせていくかという議論を進めるべきではないかと思います。このまま4パターンで進んでいくとなると、次の第6回がことしの6月で、次の7月にはもう整備の基本方針の素案ができるという予定になっていて、こういうスピード感でいいのかどうか、十分な議論になるのかどうかという点があるんですけれども、今後のスケジュールについても、また本庁舎など区施設に持たせるべき機能についての議論というものも、どう検討していくのかということについてお示しいただきたいと思います。

○田部井組織・本庁舎整備等担当課長
 まず、お示しした4つのパターンでございますけれども、これだけに絞るのは早いと。ただ、これだけを考えたということではなく、先日の委員会でも申し上げましたように、実は、この4つに絞る前に、あらゆるといいますか、考え得るパターンについては、私どものほうで検討といいますか、洗い出しは一旦させていただきました。

 現状、本庁舎、それから京華スクエア、この中では中央会館が入ってございますけれども、3敷地の中で、この3つの施設を配置していくということ、整備できるということですとか、どうしても本庁舎を2棟で整備するようなことになりますと、場合によっては距離が離れたりする。そういうことがないようにするとか、あとは経費の問題等もございます。そのようなことを考えまして、パターンとしては比較的、基本的なもののみを挙げさせていただきまして、なおかつ、この場で機能を詳細にということではなく、まず規模のところから敷地と、どこで何が整備できるのか、特に本庁舎を中心にということで考えてございます。そのような形から、このように4つのパターンとして、機能ではなくて、まず規模としての観点からお出ししたところでございます。

 それから、スケジュールのことでございます。

 スケジュールにつきましても、現在お示ししておりますのは、今、まさに委員がおっしゃったようなスケジュールで進めていくわけでございますけれども、当然、私どもはこの4つのパターンを出したわけでございます。この後、6月までの間、お手元の資料にも記載しておりますシミュレーションの項目をしっかり比較検討しながら、次回お示しし、そこでさらに御意見をいただくことになるかと思いますけれども、そのような御意見を十分に反映させていただきまして、ここでは7月ということで記載しておりますが、整備基本方針の素案を一旦お示ししたいということでございます。

 どうしても本庁舎の老朽化の観点、それから狭隘化ということがある。私どものほうとしても、本庁舎の建てかえについては、かなりスピード感を持ってやらなければいけない。そういう意味では、かなり切迫感も持っております。そうした中で、お示ししたスケジュールでもございます。私どもとしては、最大限努力をしながら、このようなスケジュールで、来年度になりますけれども、来年度中に一旦方針を策定いたしまして、その後、十分な機能、それから、先ほど来ございます特別出張所との連携ですとか、行政サービスのあり方ですとか、そういったところを十分に詰めた上での整備基本計画につなげていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 まずは、規模という観点でこの4つのパターンに絞ったというようなお話ですけれども、これが決定ではないとすれば、まず規模として八丁堀にもしかしたら中央会館を設置するかもしれないということはありながらも、その後、機能を考えて、やはり八丁堀に中央会館を置くのはやめたということで今後動くこともあるわけですよね。そういう考え方でよろしいですか。

 その点と、もともと京華スクエアは八丁堀にあるので、八丁堀の再開発と絡むのはわかるんですけれども、本庁舎を持っていくか、もし本庁舎を八丁堀に持っていけないのであれば、中央会館を持っていくとか、何とかして八丁堀の再開発に区の施設を、比重として、割合として、より高めていくような検討になっているのが不可思議だなと思うんです。京華スクエアの部分は区の権利床として取得するにしても、中央会館にしても、本庁舎にしても、八丁堀に持っていくのであれば、そこは保留床の部分を取得する、買い取るわけで、それはやはり八丁堀の再開発にかなり寄与するものになるでしょうし、なぜ八丁堀の再開発に、より深く区が足を踏み入れていくというか、そういう形にこの4つのパターンがなっているのかというところがどうしてもわからないんです。そのあたりの説明をお願いいたします。

○齊藤副区長
 本庁舎の改築と八丁堀の再開発ということで、委員の御指摘からすると、八丁堀の再開発ありきで、そのためにいろいろな手当てを区で考えて、そこがやりやすいようにしているのではないかというふうな御趣旨に伺えたんですが、まずは、ある意味、本庁舎と八丁堀というのは、本庁舎の改築そのものは大変必要なことで、その中で、どこで改築できるか。現在地が1つということと、区の関与するところ、全く別のところを、平地があって買うのは経済的な問題で難しい。八丁堀の京華スクエアというところは、既に御案内のように京華小学校と鉄砲洲小学校が統廃合の後、昔の校舎をそのまま使いながら暫定利用ということで利用しております。区民の方にもたくさん使っていただいております。そういう中では、今後のことについては、ずっとこのままではいかないので、いずれにしても、あちらも改築なり何なりして有効活用を図っていくというところはございます。その中で、八丁堀全体のまちを考えたときには、京華スクエアを核とした再開発というのは、地域にとっても非常に有効であろうと。これはこれでございますので、それはそれで検討していくというところです。

 確かに、時期的な問題として重なっているところはありますけれども、八丁堀の再開発ありきで、そのために本庁舎の改築あるいは中央会館の改築を検討していくということではなくて、それぞれの施設が、耐用年数からいうと非常に厳しい状況がある。それから、今日的には、できるだけ一般財源を使わずに、これらの区民サービスの、改築をしていかなければいけないという中で、どういう手法が一番ふさわしいものかという検討の一つとして、やはり八丁堀の再開発というのは大きな意味があるというふうに思っておりますので、それを4パターンの中でしっかり検討させていただいて、また委員の皆様にお示しをした上で、いろいろな御意見を伺えればというふうに思っております。

○奥村委員
 今のは区の立場というか、区からの説明ということですけれども、八丁堀の開発からすれば、区が保留床を買ってくれれば、かなり再開発も進めやすいというか、保留床売却のためにディベロッパーが走り回ったりする必要もなくなるということを考えると、安定的に再開発がスムーズに進められることにもなるんだと思いますし、再開発を願う方たちにとっては、それは喜ばしいことなのかもしれないですけれども、いずれにしても、私の中ではもやもやした部分がどうしても残るので、また今後も質問をさせていただきたいと思っています。

 このパターンの1、2でいえば、結局、区有地である中央会館の土地あるいは本庁舎の土地も売却するということになると思うんですけれども、中央区はこれだけ都心で土地も少ないということが、いろいろ新しい施設をつくるという上でもネックになって、区が土地を持っていることは、とても利用価値が高いし、区民の財産でもあるわけですから、その分を売却してしまうというのが果たして区民にとってのメリットになるのかどうかという視点も大事だと思うんです。区のものではなくて、区民のものなわけですから、売却という判断を問題ないと思われているのかどうか。

 問題があると考えているのであれば、売却でないパターンも、この4つの中に入っていてもいいと思うんです。6つにするとか、4つの中に売却でないパターンが入っていていいと思うんですけれども、そうでないという点については、どういうお気持ちなんでしょうか。

○齊藤副区長
 まさしく、区の財産、区民の財産でございますので、いたずらに売却していくというのはよくないと思います。トータルで、それが区民のためになるかどうかというのが判断基準になってくるかと思います。その上で、どこの自治体も、今、庁舎の改築をするときには、財源をどうするかということに大いに悩み、大いに工夫をして取り組んでおります。ですから、財源的に一般財源で全部建てますよということができればいいんですが、今日的にはそれ自体も区民の方の大きな御負担になりますので、その中で財源を生み出す手法として、区の財産をどう活用するか。

 ですから、これは必ずしも売却だけではないというふうに思っております。一つのパターンとしてお示しをしながら、それをまた委員の皆様にお示しすることによって、その中でこういう方法もあるのではないかとか、あるいはこんなこともできるのではないか、財源的にはこういう手法をとれば、もっと効果的にお金を使えるのではないか、あるいは土地を活用できるのではないか、その辺はこれから十分にシミュレーションの中でも検討させていただきますし、また委員会でも御議論をいただければと思っております。

○鈴木委員長
 議題(1)企画・総務及び財政の調査につきましては、質疑が終了いたしました。

 お諮りいたします。継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長
 さよう決定させていただきます。

 次に、議題(2)東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備撤回と飛行訓練中止を求める請願の審査について、質問者の発言を願います。

○奥村委員
 請願第6号について、本日の採決を求めるとともに、住民の安全を守るためにも、世界各地で事故を起こしている危険なCV22オスプレイの横田基地への配備撤回と飛行訓練中止を求める本請願を採択していただくことを求めます。

○鈴木委員長
 奥村委員から採択のための採決をとの発言がありました。

 それでは、本請願の審査を終了し、採決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長
 御異議なしと認めます。よって、本請願の採決に入ります。ほかに発言はないですね。

 お諮りいたします。本請願について、採択とすることに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕

○鈴木委員長
 起立少数と認めます。――御着席願います。

 よって、本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。

 なお、今回の審査結果につきましては、第一回区議会定例会で報告することといたします。

 次に、議題(3)日米地位協定の抜本改定を求める請願の審査について、質問者の発言を願います。

○奥村委員
 請願第7号、日米地位協定の抜本改定を求める請願について、本日の採決を求めるとともに、米軍に国内法も適用されない異常な特権を与えている不平等な日米地位協定の抜本改定を求める本請願を採択していただくことを求めます。

○鈴木委員長
 ただいま奥村委員から採択のための採決をとの発言がありました。

 それでは、本請願の審査を終了して、採決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長
 御異議なしと認めます。よって、本請願の採決に入ります。ほかに発言はございませんね。

 お諮りいたします。本請願について、採択とすることに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕

○鈴木委員長
 起立少数と認めます。――御着席願います。

 よって、本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。

 副委員長はもとの席にお戻りください。

 なお、今回の審査結果につきましては、第一回区議会定例会で報告することといたします。

 お諮りいたします。第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長
 さよう決定させていただきます。

 それでは、これをもちまして閉会といたします。

 お疲れさまでした。

(午後2時38分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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