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令和元年 区民文教委員会(6月10日)

1.開会日時

令和元年6月10日(月)

午後1時30分 開会

午後3時56分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長  海老原 崇 智

副委員長  渡 部 博 年

委  員  富 永   一

委  員  かみや 俊 宏

委  員  堀 田 弥 生

委  員  梶 谷 優 香

委  員  高 橋 元 気

議  長  押 田 まり子

4.出席説明員

(15人)

山本区長

齊藤副区長

平林教育長

遠藤区民部長

眞下区民生活課長

鷲頭地域振興課長

木曽文化・生涯学習課長

田部井商工観光課長

守谷月島特別出張所長

長嶋教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

植木学務課長

染谷学校施設課長

中山指導室長

志賀谷図書文化財課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

秋山書記

黒須書記

6.議題

  • 区民生活及び教育行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○海老原委員長 それでは、ただいまより区民文教委員会を開会いたします。

 まず、私より一言御挨拶を申し上げます。

 (挨拶)

 それでは、議長の御挨拶をお願い申し上げます。

○押田議長 (挨拶)

○海老原委員長 では、次に、区長の御挨拶をお願い申し上げます。

○山本区長 (挨拶)

○海老原委員長 理事者紹介を願います。

○齊藤副区長 (理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長 (理事者紹介~教育委員会分)

○海老原委員長 それでは、常時出席者以外の理事者の方は御退室をお願い申し上げます。

 なお、理事者報告の関係で月島特別出張所長及び図書文化財課長が出席いたしますので、御了承をお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願い申し上げます。

○遠藤区民部長

1 中央区立社会教育会館の指定管理者候補事業者の選定について(資料1)

2 銀座湯の改修に伴う休業について(資料2)

3 令和元年度中央区まちかど展示館助成対象施設の公募について(資料3)

4 「第2回東京国際合唱コンクール in HARUMI」の実施について(資料4)

5 プレミアム付商品券の発行について(資料5)

6 中央区ビジネス交流フェア2019の開催について(資料6)

7 晴海四丁目施設整備について(資料7)

○長嶋教育委員会事務局次長

8 学校における夜間・休日等の留守番電話設定に伴う緊急時対応について(資料8)

9 子どもの居場所「プレディ」の利用状況について(資料9)

10 令和元年度区立学校・幼稚園周年行事の実施予定日について(資料10)

11 区立学校における事故発生状況の推移(平成28~30年度)(資料11)

12 給食室改修工事に伴う弁当給食の提供について(資料12)

13 東京都水道局の配管布設工事に伴い生じた久松小学校及び久松幼稚園の施設の補修工事に要した費用の和解について(資料13)

14 中央区立小学校及び中学校の教科書採択の実施について(資料14)

15 令和元年度中学生海外体験学習について(資料15)

16 平成30年度区立小中学校における不登校・いじめの状況について(資料16)

以上16件報告

○海老原委員長 ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間につきましては10分となりますので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後2時1分でございます。自由民主党59分、公明党さん33分、新風会さん33分、あたらしい中央さん33分、区民クラブさん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○富永委員 それでは、よろしくお願いいたします。

 私からは、資料2の銀座湯、それから3番、まちかど展示館、4番、合唱コンクール、16番のいじめに関して質問させてもらいます。

 それでは、まず一番最初の銀座湯です。

 今回、老朽化に伴う施設の改修が行われるということで、3カ月間に及び営業が休止になるわけですけれども、その前に、今後、区内の銭湯をもっともっと人に使ってもらおうということから、コミュニティ形成のために何かをやろうということで、今回、テアトルですか、あそこは昔、テアトル東京という非常に有名な映画館があって、私が初めて祖父と見に行ったのは、たしかキングコングだったんですけれども、そこから名前をとったのかなと思う中で、今回、休業するに当たって、3日間、特別に浴場の部分を使って20名程度の上映会をということです。

 今後、改修が終わって新たに営業が始まったときは、もっともっと利用者を広めるためのコミュニティというのは、どのようなもの、何か仕掛けを考えておられるんでしょうか。その辺を教えてもらえますか。

○鷲頭地域振興課長 今回、銀座湯の改修工事に伴いまして実施をしたいと考えておりますテアトル銀座“湯”でございますけれども、こちらにつきましては、まず資料2の6の目的のところにもございますとおり、コミュニティ形成のための新たな場として活用するということを念頭に置いているものでございます。先ほど委員からもお話がございましたように、今回、休業を契機としてということで実施するものでございます。

 こちらの事業につきましては、主催のところでも名を連ねていただいております東京都公衆浴場業生活衛生同業組合中央支部の皆様にも全面的に御協力いただいていまして、こちらの支部の皆さんにも大変御関心をいただいているところでございます。支部の皆さんからは、自分たちの浴場でもこういった事業を行っていきたいということで御意見を賜っているところでございまして、今回、試行ということで、休業中の銀座湯を使って行わせていただくものですが、今後の実施につきましては、そういった前向きな御意見もいただいているところですので、また支部の皆さんと、検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○富永委員 ありがとうございます。

 今回、浴場を使うというところで、休業をするから、多分そこでこういったようなことができるんでしょうけれども、実際営業が始まってしまうと、やはり浴室の部分で何かというのは難しいかなと思うんです。

 あと、今、地域柄、お風呂が自宅になくて、お風呂に入りに来るという人ではない利用者が多分多いと思うんです。例えば、皇居の周りなどを走っているランナーさんが神田のほうのお風呂に入って、また新たな銭湯の利用がふえてきたり、銀座などは特に観光客も多い中で、銭湯は日本の伝統文化の一つだと思うんです。こちらは、たしか女湯のほうの絵が花火だったり、男湯のほうは何でしたっけ、また違った絵ですよね。そういうものも、海外でも日本の銭湯の絵が日本の文化として広く知られているようなところもあります。銀座という場所柄、そういったようなものをうまく利用しながら、こんなところで日本の文化に触れ合えるというようなところもやっていくのが何よりも重要かなと思うので、非常に期待するところでございます。

 それでは、続きまして、まちかど展示館。

 現在、京橋地区に6館、それから日本橋地区に16館、月島地区に4館、合計26館がまちかど展示館として動いてるわけですけれども、この制度が始まって、区として、ある程度お金をかけてやっていく中で、現状、どの程度、まちかど展示館として生かされているのかということをお知らせ願えますでしょうか。

○木曽文化・生涯学習課長 まちかど展示館、昨年度4館新規認定しまして、委員の御案内のとおり26館開設をしています。26館目はまだ完全には整備されていないので、もうちょっと時間がかかるんですが、いずれにしましても、各地域に、江戸文化から始まりまして、地域の文化、それから企業系の文化資源が展示されているところでございます。スタンプラリーあるいは親子のバスツアーあるいはまち歩きのツアーに組み込む等、内外を含めて、いろいろな方に知っていただこうということで取り組んでいるところでございます。

 以上です。

○富永委員 ありがとうございます。

 今、答弁にありましたとおり、中央区でも、まち歩きのイベントをいろいろな方々が主催されてやっているようですけれども、そういったところに積極的にまちかど展示館を利用してくださいという働きかけというのは、どのようにされているんでしょうか。主催者たちは、自分たちで実際に歩きながら、どこを歩いたらいいネタがあるのかというのを自分たちで調べながらプログラムを組んでやっていると思うんですけれども、その中にどうやって組み込んでもらうかというのが、まちかど展示館という中央区の制度をもっともっと広く周知してもらって、また利用してもらう上で重要かなと思うんです。

 中央区のまち歩きマップのアプリがありますよね。あれを見ても、まちかど展示館というのはあるんだけれども、何か見にくいんです。まちかど展示館、今年度も新たに募集をかけてやっていくところで、今後、さらにふやしていくところだと思うんです。せっかくやっているんだから、もうちょっと派手に、人の目につくようなことをやっていくのがこれからいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺に関して、お考えをお聞かせください。

○木曽文化・生涯学習課長 委員の御指摘がありましたとおり、まだまだ発信力が弱いのかなと反省する部分もございます。

 まちかど展示館のホームページがございまして、フェイスブックも含めてなんですが、そこで事業者から積極的に発信しています。プッシュ型の発信というふうに我々は考えていますけれども、そういう形では、日々、こういった事業をやっていますよとか、それぞれの館が事業を打ち出している場合は、そういうものもPRしています。それから、文化財の部分の一つとして、まちかど展示館を組み込むというのは、例えばまるごとミュージアムの中のまち歩きツアーの中でまちかど展示館を取り上げたり、あるいは観光協会のほうでやっているまち歩きにまちかど展示館を取り込んでもらうですとか、そのような形でもやっております。あと、いろいろな観光資源も含めて、まちかど展示館を組み込んだおでかけマップとして、日本橋、京橋、月島エリアのお勧めコースという形で、ホームページで発信しております。それから、季刊誌の中にも当然そういったものも取り入れて、一人でも多くの方に歩いてもらいたいというふうに取り組んでいるところでございます。

 以上です。

○富永委員 ありがとうございます。

 日々、まちを歩いていると、ガイドさんと一緒にくっついて、大体10人から15人ぐらいのグループの方々が興味深く中央区のいろいろなところを見ている姿を本当にあちこちで目にする機会が非常にふえているので、今後、さらにそういった方々がもっともっと楽しめるように、しっかりとこれからも事業のプッシュをよろしくお願いいたします。

 続きまして、国際合唱コンクールです。

 今回2度目になるコンクールですけれども、中央区が共催、それから教育委員会のほうでも後援ということで、ちらっと見たら、晴海のあのホールは767席あるんですね。そこで3日間、せっかく中央区で開催するという中で、招待枠を見たら、合計50人というふうに書いてあったんですけれども、それは3日間を通じてトータルで50人なんですか。それとも毎回50人か、計ということはトータルですか。その辺を教えてください。

○木曽文化・生涯学習課長 国際合唱コンクールでございますが、7月26日から28日までの3日間開催いたします。委員から御指摘ありましたチケットでございますが、第一生命ホールは確かに767席あるんですけれども、コンクールの出場者等も観客になってくるというところと、世界的な規模の世界基準のコンクールなものですから、たくさんお客さんが来るというところで、共催している東京国際合唱機構ともすり合わせをしまして、それぞれのカテゴリーで10名ということで、計50名という考え方で区民招待枠を設けたところでございます。

 以上です。

○富永委員 ありがとうございます。

 普通のコンサートなどと違って、いろいろな出場者が出るときには、それぞれのファンとか身内の方々が大勢押し寄せるので、せっかく大きな会場でも、なかなか一般の方が入れないというのが特性なのかなと思うんですけれども、前回、すごく好評で、今回もパンフレットなどを見ると、世界で活躍されている、すごい方たちが出てくる中で、特に中央区の子供たち、せっかくだから、教育の中で、もっともっとそういうところに触れる機会を特別に、例えば中央区の子供をみんな招待してやるんだよみたいなものも今後やっていったら、すごくいいのかなと思うところなんです。主催が中央区ではないから、非常に難しいかなとは思うんですけれども、中央区の会場を使うんだから、もうちょっとその辺、力を入れてやっていけると、もっともっと精度が上がっていくのかなと思いますので、よろしくお願いします。

 最後に、いじめの話です。

 先ほどの説明の中にもありましたけれども、いじめの内容の中で、パソコンとか携帯電話、多分LINEだとかの、グループ内でのいじめとか仲間外れみたいなことを指していると思うんですが、小学校において、それがゼロというのは考えにくいかなとも思うんです。その辺、細かく教えていただけたらと思います。

○中山指導室長 平成30年度については、確かに認知としてゼロというふうになってございますが、これについては、小学生ですと、パソコン、それから携帯電話について、保護者の管理下において使っている場合が、多分、家庭の中でも多いのではないかというふうに認識されます。一般的には、携帯電話に関していえば、保護者の管理というところが曖昧になっている地域も多いと思うんですが、これがゼロになっているということは、そのあたりを中央区の保護者の方はしっかりとやっていらっしゃるのではないかなというふうに感じております。

 以上でございます。

○富永委員 ありがとうございます。

 そうだったらいいんですけれども、子供だけではなくて、同じようなものを使って、今度、親御さん同士のいじめなども多発していて、そうすると、いじめに親御さんが耐えられなくなってしまって、お母さんの影響が子供に波及していってしまうというような事例も多分あると思うので、その辺はしっかり守っていただきたいなと思います。

 あと一点、今、テレビなどで、学校へ行きたくなければ行かなくてもいい、こういうのもありなんだよというようなところで配信されてしまっていて、あれを見ていて、非常によくないかなと思うんですけれども、中央区はそれに関してどう思うか、お答えいただければと思います。

○中山指導室長 委員おっしゃるとおり、そういう風潮が中央区においても、少数ですが、あるかなというふうに感じております。そのあたりは、保護者、家庭の考えというところで、なかなか難しいところはございますが、本区の公立学校においては、そのあたりも保護者と連絡をとり合いながら、子供を現認しながら丁寧に対応していきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○富永委員 ありがとうございます。

 いじめられるから学校へ行かなくなってしまうというと、今の行きたくなければ行かなければいいというのは、逆に、そうすることによって、たまに学校へ行ったらいじめられてしまうというようなことも多分連動してくると思うので、その辺はしっかりと子供たちを守っていただきたいと思います。

 これで質問を終わります。ありがとうございました。

○かみや委員 自民党のかみや俊宏です。初めての委員会質疑ということで、ふなれな点も多々あるかと思いますけれども、一生懸命質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 私からは、いただきました御説明の中から3点質問させていただきたいと思います。1点目が資料6、2点目が資料8、そして3点目が資料11についてであります。

 まず、1点目、資料6、中央区ビジネス交流フェア2019についてであります。

 このビジネス交流フェアは、中小企業の新たなビジネスチャンスにつながる、非常にすばらしい取り組みだと思います。今回、資料を拝見いたしますと、前回実績なども踏まえられて、70社程度の参加企業と想定いただいているのかなと思いますけれども、この規模感の考え方、そしてまた目標とする商談数などがございましたら、御教示いただけますでしょうかというのが1点目の質問でございます。

 2点目は、資料8について、学校における夜間・休日等の留守番電話設定に伴う緊急時対応についてであります。

 こちらの資料を拝見させていただきますと、まず学校における緊急時の連絡対応は非常に大切なことだと思いますけれども、工事の期間が約2カ月と記載されているかと思います。この中で、これは工事のみで2カ月なのか、少し細かいんですけれども、それとも契約手続、業者の選定ですとか、そういった準備期間を含めて2カ月かかるということなのか、教えていただければというふうに思います。

 以上が2点目の質問になります。

 最後に、3点目、資料11についてであります。

 区立学校における事故発生状況ですけれども、まず昨年度より件数が減っているということは、まさに学校の皆様方の御努力のおかげかと思いますので、感謝を申し上げたいと思うんです。その上で、少し細かい数値かもしれませんけれども、8月あるいは夏休み、長期のお休みの期間中においても事故が起きてしまっているのかどうか、教えていただければと思います。

 以上3点になります。よろしくお願いいたします。

○田部井商工観光課長 それでは、まず私から、1点目のビジネス交流フェアについてお答えをさせていただきます。

 委員から御紹介ございましたけれども、このビジネス交流フェアにつきましては、平成29年度にトライアルということで実施いたしました。そのときの実績ですけれども、展示会ということでは68社の企業に出展をいただきました。また、商談会ということにつきましては、58社でございます。また、一般来場者の方は約300人ということで数をとっております。

 今回、1年置いて、令和元年度、今年度も、日本橋プラザを会場としてございます。前回は、開催の時間が午後2時から4時半までの2時間半という、今考えれば短い時間でございました。前回、かなり好評で、アンケートの結果の中でも、もう少し時間が長ければ、商談につながったのではないかというようなお声もいただいているところでございましたので、今回は時間を10時から4時半ということに拡大させていただきました。時間の拡大はさせていただきましたけれども、今回も、会場につきましては、前回同様、日本橋プラザを予定しておりまして、どうしても会場のキャパシティの問題がございますので、今、70社ということで予定をしてございます。

 これは将来的なことですけれども、やはりこうしたことの成果というものが、参加していただいた各企業にとって実際に実りのある事業であるということで、現実の商売に多くつながっていくというようなことに、私どもも努めてはおります。そうなった場合には、ひょっとしたら会場も別のところを、改めてもう少し広いところということも検討しなければならないというふうに考えてはございますけれども、現在の会場の規模感からいって、ことしにつきましては70社ということで想定をしているところでございます。

 また、今回、商談でございますけれども、前回も商談会ということでやりましたが、正直申し上げると、現実の御商売、収益に十分な成果が上がったのかという反省点はございます。そこで、今回は交流会ということで、資料のとおりでございますけれども、企業のバイヤーさんを招きまして、バイヤーさんはどんなものが欲しいんだというようなものをあらかじめ御紹介させていただいて、そこで手を上げて来ていただくと、より商談なり交流というものが進むのではないかなということで、バイヤーさんをお招きするというのは、今年度工夫をさせていただいた部分でございます。そうした取り組みの中で、参加企業、また区内の企業の販路の拡大ということにつなげていきたいというふうに考えているところでございます。

 この事業につきましては、予算の関係もありますけれども、今後3年間続けていきたいというふうに考えております。そうした中で、交流会ですとか展示会のありようについても、その成果、実態を検証しながら、さらなる拡大等、十分に検証してまいりたいというふうに考えてございます。

 私からは以上でございます。

○染谷学校施設課長 私からは、学校の留守番電話の工事期間についてでございます。

 7月、8月と記載してございますが、これは夏休み期間中という意味でございまして、実際、工事は7月の末から8月中です。契約はその前に終えておりまして、実際の工事に当たる期間が夏休み中で、運用を2学期からできるようにということでございます。

 交換機のメンテナンスをしている業者が2社ありまして、2社が順次学校を回りながら、交換機の中に留守番電話の装置を設置するものでございます。留守番電話の設置については、小学校は17台、幼稚園が13台、中学校が8台ということで、2社が順次学校を回っていくために、若干時間がかかるものでございます。

 以上でございます。

○植木学務課長 事故発生状況についてお答えいたします。

 夏期休暇というか、長期休暇というところですが、本件につきましては、学校の管理下でけがをして医療機関を受診した件数ということになりますので、夏休み期間というところで、夏季のプールの指導でとか、臨海学校でけがをしたというところであれば、件数として入っているんですが、普通に子供たちが遊んでいた場合の事故は件数には入っていないです。昨年度につきましては、夏季プールでの事故が1件と、クラゲに刺されたといったケース等が夏期休暇中にございます。

 以上でございます。

○かみや委員 それぞれ御答弁、本当にありがとうございます。

 まず、中央区のビジネス交流フェアについてですけれども、今回、前回の結果を踏まえて、いろいろな取り組みを検討いただいているということを教えていただき、ありがとうございます。

 まず中小企業支援ということで、この交流会は非常に意義深いものだと思っております。また、御答弁の中にありましたように、知り合ったからといって、商談をして、その後すぐに成果が出る簡単なものではないということは、そのとおりだと思います。

 一方で、こういうことを継続的に続けていくことによって、中小企業の販路開拓支援に本当になっていくんだろうと思います。その中で、例えば国や東京都でも異業種交流支援を行っているかと思います。国の場合ですと、中小企業基盤整備機構かもしれませんけれども、新価値創造展、中小企業の販路開拓支援であります。東京都などでも産業交流展、いずれも東京ビッグサイトで行っているところでありまして、延べ来場者も何万人となっていると聞いております。例えば、こういった集客力、実績のある展示会と何らかの連携、あるいは主催者の方との何らかの連携を御検討いただける余地があるのかどうか。

 そしてまた、展示会、出展ということに含めてということになるかと思いますけれども、展示会出展の補助事業も、今、中央区で行っていただいていると思います。ホームページを拝見すると、こちらは非常に人気も高いのかなというふうに拝見をしておりますので、そういった施策体系の中で、ぜひ中小企業の販路開拓支援をより一層充実していただければというふうに思いますけれども、このことについて見解を伺えればと思います。

 学校の留守番電話、あと事故の発生状況についてですけれども、こちらも御答弁ありがとうございます。

 今御答弁いただいた中で、もう業者との契約も既に終わっているということで、非常に難しいのかなというふうに思います。また、事故の件数の中には、夏期休業中の学校の管理外のものについては数字が入っていないということであります。緊急時の電話対応、保護者からすると、どうなっているんだろうということでかけるもの、意義深いものだと思います。契約の関係で難しいかもしれないですけれども、少しでも前倒しで、これは教員の方々の働き方改革という視点もあるということであれば、前倒しで行うことの検討、もちろん9月から2学期なので、それが適切なタイミングだという御判断なのかと思いますけれども、子供たちの安全あるいは働き方改革の視点から、そういったことを御検討いただく余地があるかどうかということを御教示いただければと思います。

 以上になります。

○田部井商工観光課長 1点目についてお答えを申し上げます。

 今、委員のほうからそれぞれ御紹介をいただきました、国や都の事業などへの連携ということでございますが、やはり中央区におきましては、これだけの数、今、3万6,000ほどの事業者があり、その大半が中小企業ということでございます。そして、中小企業の活性化こそが、中央区のにぎわいでしたり、そういったものにつながっていくんだろう、また、欠かせない点であろうというふうに考えているところでございます。そのような意味では、当然、今後も、今行っている事業に加えまして、それの充実という中で、各関係団体、国や都ですとか、それから資料のほうにも記載をしておりますけれども、しんきん協議会やよろず支援拠点というところも含めまして、さまざまに連携を図っていきたいというふうに考えております。そのような意味で、中小企業の活性化ということにさらに取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 また、展示会への補助ということになりますけれども、こちらにつきましては、予算というところもございますが、やはり事業の効果ですとか、そうしたことも十分に勘案しながら、そうした補助の是非も含めて検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○俣野庶務課長 留守番電話設置の前倒しの件でございます。

 今般、区民文教委員会に御報告をさせていただいた後、保護者周知というところで事務日程を組んでおります。これは、1学期までに何とか保護者の皆様方にお知らせをし、準備期間も含めてということでございまして、この期間をとってございます。そうした事務日程を踏みまして、さらに業者が少数という関係もございまして、1カ月程度は最低でもかかってしまうというところを考えますと、これが最短の事務日程なのかなというところで御理解いただきたいと思っております。

 この間、学校は留守番電話を設置しておりませんので、緊急電話対応等は普通にできるわけでございまして、そういった面からも問題ないというふうに、現時点では考えているところでございます。

 以上です。

○かみや委員 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 以上で質問を終わります。

○堀田委員 この1年間、よろしくお願いいたします。

 私からは、資料3、7、そして13についてお尋ねさせていただきます。

 資料3と13につきましては、確認ということでお尋ねさせていただきます。

 まず、資料3、まちかど展示館の公募についてでございます。

 まちかど展示館は、資料の2ページを見てもわかりますが、平成23年度から整備が進められて、一旦26年度に終了というのか、とまっております。そして、30年度、昨年度から復活という形になったのかなと思います。26年度に3つ整備されておりますけれども、そのときで終了したと私も思い込んでおりまして、実は昨年度復活していたということで、そうだったんだというふうに今回改めて感じたのですが、一旦26年度に、終了したということではなかったのかもしれませんが、数年間あいて、30年度に、復活と言っていいのかわからないですが、もう一度スタートしたという、ここの事情といいますか、背景といいますか、もしかすると昨年度、30年度に御説明が委員会であったのかもしれないですが、申しわけございませんが、御教示いただければと思います。

 また、昨年度スタートするに当たって、それまでの4年間と違う、例えば若干コンセプトを変えたとか、基準を変えたとか、たしか最初スタートしていたときは広さとかも関係していたような記憶があるんですが、その辺で改正があったのかというあたりをお知らせいただければと思います。

 次に、資料13についてですが、久松小学校、また幼稚園で補修工事を行わなければならなくなったということで和解したという御報告でございます。この書類を拝見する限りでは、水道局発注の工事によって、100%こちらがもらい事故といいますか、被害者なのかなと受けとめました。和解するまでに協議をしなければならなかったという事情があったのかなというふうに推察いたします。そのあたり、どうして100%東京都ではなかったのかというあたりなどを御教示いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 あと、和解の内容の②で、その他の請求を放棄するというふうにも書かれておりまして、こちらもいま一つ全体像がわからないものですから、その辺も含めて、もう少し詳しい御説明をお願いしたいと思います。

 まずは、よろしくお願いいたします。

○木曽文化・生涯学習課長 私のほうからは、まちかど展示館についてのお尋ねについて回答させていただきます。

 委員の御指摘のように、平成23年度から26年度にかけて、まちかど展示館22館を整備してきたところでございます。地域への愛着や誇り、埋もれているかもしれない文化資源を区民みずからが掘り起こしをしてPRをしていこうと。そして、地域に誇りと愛着を持ってもらうとともに、来街者については、住んでみたいと思うようなまちづくりというところで始めたところでございます。

 この22館を整備するに当たって、学識経験者と22館の事業者で構成するまちかど展示館運営協議会を設けて、認定館の活用を重視した取り組みをしていこうではないかというところで、一旦休止というか、立ちどまったところでございます。やみくもにふやしていくのではなくて、展示館を観光資源、文化資源として活用していきたいというところで、3年間いろいろとまち歩きツアーに取り入れたり、ホームページをアップしたり、フェイスブックを立ち上げたり、そういった形でPRを重視したような形で取り組んできたところです。昨年、まちかど展示館運営協議会のほうから、一定の活用基盤もできてきたので、もう一度展示館を、まだまだ銀座の方面など、物足りないのではないか、老舗とか、当然、江戸以来の400年以上の歴史がありますので、まだまだ展示館候補になるところがあるのではないかというところで、もう一回公募してみようというところに立ち返りまして、昨年、再開といいますか、第2期の認定を開始したところでございます。そういった事情で今に至っています。

 それから、もう一つの御質問ですが、再スタートに当たってコンセプトを変えたとか、変更、改正があったのかというお話でございますが、当然、まちかど展示館というスキームというか、考え方は全く変更はございません。展示物として地域の方が誇りにできるような適正な展示物なのかどうか、それから、展示品をきちんと説明できる方がいらっしゃるのか、それから、もちろん展示スペースとして、ある程度魅力のあるようなつくりになっているのかとか、そういった観点から認定審査会のほうで認定をして、認定館としてスタートしているといったところでございます。

 以上です。

○染谷学校施設課長 私からは、和解についてでございます。

 今回、和解に至る工事でございますが、これは東京都水道局が道路を掘る際に、振動とか掘り返し等の影響によって起こったものでございまして、100%水道局のほうに過失がございます。ただし、水道局では、損害に対する補修工事は行わず、金銭による補償ということになりましたので、区のほうでは、その工事による影響を確認して、平成29年度に予算要求をいたしまして、実際に区のほうで工事を行いました。

 工事にかかった分の費用全てがこの金額でございまして、その他というのは、工事後にまた亀裂が拡大したりとか、また、工事で発生した亀裂による教職員への迷惑とか、それから不便とか、そういうものに対する慰謝料などについては請求しないで、実際に工事にかかった費用を賠償してもらい和解とするというものでございます。

 私からは以上でございます。

○堀田委員 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 まず、まちかど展示館の公募についてということで、この数年間、休止していた間の活動もよくわかりましたし、大変よかったと思います。むやみやたらにふやすのではなく、活用をということで、本当にそのとおりだと思いますし、実際にSNSでの発信とか、まち歩きのほうに組み込んでというようなことで、すごく充実してきているのかなというふうに感じております。

 もう既に着手されていると思いますけれども、外国の方に向けてのアピールですね。施設によっては、日本語以外にも英語での表示というんですか、看板といいますか、そういうものを設置されているところもございますけれども、中には場所が狭小、狭いなどのさまざま事情で、まだそこまでできていないところもあるかなと思います。実際、規模も、会社の一角を整備したところもあれば、お店をきれいにしてというところもあったりして、さまざま事情が異なるかとは思いますが、今既に認定されている館がさらに活用されて、広まっていくようにということと、あわせて今年度、この後も募集を続けていかれるということですので、先ほども御答弁にございましたけれども、銀座方面とか、京橋とか、まだまだあると思いますし、日本橋にもまだまだあると思います。区民の方、また来街者の方とかにしっかりとアピールしていきながら、まちかど展示館、本区の伝統文化を守り伝えるためにも、今後も充実していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 資料13のほうは、よくわかりました。金額としては、これが全額ということですね。その他の請求も、慰謝料というのは、確かになかなか難しい部分だったかなと思いますので、それは放棄するということで、了承いたしました。

 資料3と13につきましては、以上で終わります。

 続きまして、資料7、晴海四丁目施設整備についてということで、お尋ねさせていただければと思います。

 今回、基本設計案がまとまったということで御報告をいただいております。区民文教委員会といたしましては、関係するところとして、特別出張所と図書館、認定こども園ということかと思います。晴海地域、今も人口増加しておりますけれども、今後、オリンピックの後を見据えて、人口増加に対応するための施設、また必要な施設を入れていくということで、非常に大切な建物になってくるかなというふうに感じております。

 その中で、今出していただいている出張所、図書館、おとしより相談センター、保健センター、認定こども園ということでございますけれども、本当にこれらの施設だけでいいのかなというところを感じております。

 区民文教委員会で所管するところでいきますと、例えば会議室は、2階にスペースをとって、下にもあるかな、主に2階に会議室として設けられております。それなりの広さはあるかと思いますので、大会議室なのか、それとも中小まじえて幾つか会議室をつくられるのか、その辺は今後も検討されていくかとは思うのですが、例えば本庁舎の移転等、今、るる検討なさっているかと思いますが、この移転の理由として、老朽化というのが非常に大きな観点かと承知しておりますけれども、それとあわせて、執務する場所が狭くなっているということと、会議室が不足してきていると。いろいろな会議がふえてきている中で、また、職員もふえてきている中で、会議室の数が足りなくなってきているということも、現状の課題として、お聞きした記憶がございます。

 そういうことを考えたときに、本庁舎のほうはまた別のところでの検討になるかと思いますけれども、例えばこういう完全な100%区有施設が新しくできる中で、会議室、これは特別出張所の会議室という位置づけなのかなとは理解しておりますけれども、区として使える会議室をもっとふやすということはできないのか。この設計図ですと、現状、6階建てというか、6階は電気室とかですので、実質は5階建てという見方ができるかと思うのですが、もう少し上に二、三フロアふやして、会議室とか、それ以外の用途、人口増加に対応する、例えば福祉関係の用途になるかもしれませんし、そういうものも、さらに加えるというか、含めるというか、そういうことができないものなのかなというふうに感じております。

 この委員会は区民文教ですので、お答えいただける範囲でと思っておりますが、お考えとして、御見解をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○守谷月島特別出張所長 まず、晴海四丁目施設に何をつくろうかということでございますけれども、これにつきましては、晴海地区にあります既存の公共施設、また新規の整備予定の中から、区の現状を踏まえまして、特に重要課題であります子育て、おとしより相談センターを含めます高齢者のための施設、あと行政施設として特別出張所と保健センター、それに加えまして、文化的なものも含めて地域の魅力を高めようということで、図書館も含めまして5施設ということで計画をいたしました。

 その中で、会議室は、今、およそ300平方メーターございます。例えば、特別出張所について言えば、各事務室の中にも個別の相談室がございますので、各所管での対応はできると思います。現状もそうなんですけれども、会議室につきまして、あえて2階に設けたのは、特別出張所だけではなくて、ほかの合築されております施設についても使えるようにということで、上下階どこからも行けるということで、2階に設けております。あわせて、地域開放型の施設でございますので、現状同様、町会・自治会の方につきましては、使用料なく御使用いただける形になってございます。

 申しわけありませんけれども、面積につきましては限りがございますので、現状、この5施設で計画をしている状況でございます。

○堀田委員 現状こういう形でということは、状況をよく理解しております。今年度、令和元年度は実施設計の年に当たっておりまして、ここまでかなり形がかなりでき上がっているとも思うんですが、何らかの手を加えることができないのかなというところからの意見を申し上げさせていただきました。

 300平方メートル、会議室のエリアがあるということではありますけれども、会議室だけに限らず、子育て関連とか御高齢者、また障害のある方、いろいろな方が使うのに必要な施設をしっかり中に盛り込んでいただければなというふうに思っておりますので、また御検討をお願いできればと思います。

 それを要望いたしまして、終わります。

○梶谷委員 私からは、晴海四丁目施設整備について、子どもの居場所プレディの利用状況について、そして区立学校における事故発生状況の推移について、3つの項目について質問させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 まず、報告事項の中の7、晴海四丁目施設整備について、資料7から質問いたします。

 この施設の整備の方針には、誰もが安心して訪れ、過ごすことができるよう、ユニバーサルデザイン及び防犯・防災に配慮しますと明記されています。この施設の図書館には児童エリアもあり、多くの子供たちが訪れると思います。ベビーカーで訪れる保護者の方も多くいらっしゃると思いますが、まずベビーカー置き場を設ける予定はありますでしょうか。そして、ベビーカーで訪れる保護者の方に優しいつくりになっているのでしょうか、教えていただきたいと思います。

○志賀谷図書文化財課長 晴海の図書館についてでございます。

 ベビーカー置き場につきましては、図書館3階・4階に設置する予定でございますが、3階の児童エリア付近に授乳室や子供専用トイレのほか、ベビーカー置き場もあわせて設置する予定でございます。

 また、ベビーカーを押したまま書架等の間も通れるような、ある程度広い空間を用意する予定でございます。

 以上でございます。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 子供を持つ親としても、ベビーカー置き場があるかないか、そしてベビーカーを押しながらでも書庫を回れるかどうかは、とても重要なことですので、確認させていただきました。

 そして、令和5年の開設までの間に、この施設を利用したいと考えておられる区民の方々から、施設の運営方法、利用方法などについて御要望が寄せられると思います。その要望が少しでも実現するよう、今後対応していくお考えがあるか教えてください。

○守谷月島特別出張所長 この施設につきましては、今後、まず建設予定地でございます晴海の連合町会並びに晴海地区の将来ビジョン推進会議にかけたいと思います。その後、月島地域全体の町会・自治会に対しまして、まずは建物の概要及び設計の区の考え方について十分に説明をさせていただきまして、その中で御意見を賜ってまいりたいというふうに考えてございます。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 利用者ファーストでこの新しい施設を運営していくよう、私も区民の皆様の声にしっかり耳を傾けて提案していきたいと思います。

 次に、報告事項の中の9、子どもの居場所プレディについて、資料9より質問いたします。

 資料を見る限り、親の就労等で利用している17時以降の子供の登録が年々ふえておりますが、教育委員会としての受けとめとしては、いかがでしょうか。そして、今後もこの時間帯の利用者はふえる傾向にあると思いますが、どのような対応策をお考えでしょうか、教えてください。

○俣野庶務課長 子どもの居場所プレディでございますが、委員御指摘のとおり、5時以降の利用につきましては、利用が大変増加しているところでございます。4月1日の登録人数だけでも昨年度プラス109名ということと、利用人数につきましても、昨年比プラス673名ということで、大変利用されているところでございます。

 この事業につきましては、平成27年度から実施しておりまして、登録者が年々増加しているというところで、今後の推移につきまして注意深く見守る必要があるかとは思いますけれども、いわゆる子育て支援の施策の一つとして、保護者の選択の幅を広げるということで、さまざまな選択の中でプレディを御利用いただいているというふうに受けとめているところでございます。その背景といたしまして、さまざまな保護者の働き方、それから子供の過ごし方、そういったことを反映しているというふうに認識しておりまして、プレディの延長につきましては、子育て支援の一環という成果があったというふうに受けとめているところでございます。

 今後も、こうしたものにつきましては、保護者の皆様、それからそこを使う子供たちが安全・安心に暮らせるように充実させていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 子供たちの安全・安心を確保し、子供たちが健やかに成長できるよう、子供たちと保護者の皆様の御意見をよく聞いて、プレディのあり方、運営について私も提案していきたいと思います。

 最後に、報告事項の中の11、平成28年度から30年度の区立学校における事故発生状況の推移について、資料11から質問いたします。

 小学校、中学校ともに打撲事故が全体の22%、骨折事故が全体の20%と多いようですが、特に骨折事故は重大事故だと思います。骨折事故は、どういう状況で発生しているのか。そして、心配なのは、それらの骨折は完治しているのでしょうか。後遺症が残ったケースもあるのでしょうか。教えていただきたいと思います。

○植木学務課長 骨折事故についてでございます。

 こちらは77件というところで、小学生が一番多いのですが、小学生では休憩時間が最多で、次が体育の時間というふうになっております。走っていて転倒して、手をついて手を骨折するか、または足をひねって足を骨折するかというところが非常に多い状況でございます。また、中学校につきましては、部活動、体育の時間というところで、こちらはボールをキャッチして手を痛めたり、やはり転倒して足をひねったりといったところが多いような状況でございます。

 また、完治につきましては、今のところ、ほぼ完治しているというふうに区のほうでは認識しております。後遺症につきましては、日本スポーツ振興センターで災害共済給付制度に加入しておりまして、障害が残った場合には障害見舞金というものを給付することになっております。平成27年度にけがをしたお子さんが1人、顔面を骨折しまして、目に障害が残ったということがございます。それ以外は、今のところ、聞いておりませんので、完治しているというふうに思っております。

 以上でございます。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 成長期の骨折は、その後の成長にも大きく影響を及ぼすこともあります。骨折の箇所によっては後遺症が残ることもあり、子供たちの将来にかかわる重大事態だと思っております。

 やはり何よりも、骨折など重大事故が発生しないような防止策が重要だと思います。事故の防止対策としては、どのような具体的な対応をしているのか教えていただきたいと思います。

○植木学務課長 事故が起こった場合には、職員全体で情報を共有するというのはもちろんのこと、日々の中でも、朝会を初め、授業の中あるいは校外学習の前など、あらゆる機会や場面を通じて、けがの未然防止や交通事故の防止などの指導を行っております。また、けががあった場合には、先ほど言ったように適時適切な指導や保健の学習で保健指導を行うといったことで、各学校がそれぞれ努めているところでございます。

 以上でございます。

○中山指導室長 今、学務課長が話したとおりなんですが、学校では、都から配布されている安全教育プログラムというものを活用しまして、月1回の安全指導を計画的に行ってございます。この中では、日常的に注意すべきこと、それから例えば、教員のほうで、朝の子供たちとの会の中で一言指導、例えば廊下を走っている人が最近ふえているけれども、そこについては、けがをする可能性があるから気をつけようねというような一言指導であるとか、先ほど言ったように1カ月に1回の安全指導の中での定期的な指導であるとか、保健の指導もそうなんですけれども、特別に安全に関する授業を行うなど、授業の中での指導であるとか、特に小学校5年生と中学校2年生では、けがの防止、疾病の防止に関して、体育の保健領域、それから保健体育の保健領域の中でそれぞれ指導するようになってございます。そういった、子供への指導を通して安全教育を行っているというのが一般的なところかなというふうに思います。

 それ以外に、用具の点検であるとか、施設の点検であるとか、安全点検も月1回、学校のほうではやってございます。あとは教員の打ち合わせ、研修というところです。休憩時間での事故が多いことに関しては、先ほど言ったように子供自身がどう気をつけていくかというところで学校では指導しているところですし、授業中、特に体育の授業で多いということであれば、教員のほうの指導計画をしっかりと立てていく。それから、授業の中で用具を扱うときであるとか、場で練習するときについては、きちんと安全面の指導を教員が子供たちに行っていくとか、そういったところで防止ができるような形もとってございます。

 以上でございます。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 今後も、なお一層の事故防止対策に取り組んでいただきたいと思います。私も、この問題に関しましては、一人の親としても、今後も強い関心を持っていきたいと思います。

 以上です。

○高橋(元)委員 高橋元気と申します。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。至らぬ点がございましたら、御指摘をいただければと思います。

 私からは、資料4、資料15、資料16の3点について質問させていただければと思います。

 まずは、資料4の東京国際合唱コンクールについてですが、とてもすばらしい取り組みであると私も思っております。年齢を問わず参加ができるような国際交流の場として、本当にすばらしい、このようなイベントを末永く開催していただきたいと思っております。

 実施概要の中に、台湾、ポーランド、イタリアの国際的な合唱コンクールで優勝した団体を招待されるとございますが、今後、逆に、例えば中央区の合唱団を各国の国際合唱コンクールに出場させてもらうとか、さらなる各国コンクールとの連携について、どのような方向性でお考えになられているか、お聞かせいただければと思っております。新宿区や葛飾区は、合唱団レベルでの海外交流も実施をされているとお聞きしていますので、中央区としてのお考えを、どうかお聞かせください。

○木曽文化・生涯学習課長 国際合唱コンクールについての御質問でございます。

 晴海で行われる国際合唱コンクールですが、自分で言うのも恐縮ですけれども、世界基準のすごくレベルの高い合唱コンクールということで、専門の方も大変すばらしい合唱だというふうに高評価を得ております。このコンクールに、いきなり区内の合唱サークルなり合唱団体が出るというのは、正直、難しいのかなというふうに思っております。当然、最初に一次審査というものがございまして、最初にエントリーをして、音源審査等をパスすれば出場できるので、それは妨げるものではないんですが、かなりレベルが高いので、まずは草の根じゃないですけれども、地域レベルで交流をするというような形、あるいは実際の世界基準の合唱に触れてもらって、合唱に取り組んでもらって、地道にといいますか、少しずつ実力を伸ばしていくというのがあってもいいのかなというふうに私どもとしては考えているところでございます。

 世界各地から来る部分もありますので、マッチングしたりというところは難しいので、いきなり区内で合唱に取り組んでいる団体と交流するというのは、正直、難しいところがございます。実は、昨年、交流コンサートということで、区内の合唱団と、実際にコンクールに出場する団体が社会教育会館で事前開催事業として、関連する国際交流の一環として交流コンサートをやったんですけれども、区内の合唱団で出場された方は、やはりレベルが違うのかなというようなことも言っていましたので、なかなかすぐにはそういった交流というのは難しいのかもしれません。実力という意味での交流なんですけれども。

 ただ、申し上げたとおり、実際のまちかどコンサートとか、事前のオープニングコンサートも開催しますので、そういうところで区民の招待枠も設けておりますので、そういうところで触れていただいて、刺激を受けていただいて、合唱に取り組んでもらえたらなというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 区内にたくさんの合唱サークルがあると思いますけれども、これからどんどんレベルを上げて、地域ごとで交流をしていって、音楽のまち晴海と言われるような、すばらしいまちにしていきたいと思いますので、今後とも同じような取り組みを行っていただければと思います。ありがとうございます。

 続きまして、資料15についてです。

 資料15、中学生の海外体験学習についてですが、姉妹都市であるサザランド市との海外体験学習ということで、こちらも本当にすばらしい国際交流であると思っています。オーストラリアの大自然の中で文化を学んで、英語に囲まれる生活というのは、私もすばらしいと思っています。

 一方で、私は、どのような物事にも選択肢があってしかるべきだと思っています。例えば、生徒によっては、ヨーロッパの文化を学んでみたいとか、アジアの文化を学んでみたいなど、いろいろな要望も出てきているのではないかと思っています。英語学習だけにこだわらず、世界全体に目を向けるような今後の取り組みも必要なのではないかと思っております。こうなると、姉妹都市の拡大とか、大きな話になってしまうんですが、例えば、今後、ほかの海外都市への体験学習や交換留学という点は検討されているのか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

○中山指導室長 今のところ、サザランド市以外に、他の国での海外体験学習については、考えてはございません。

 ただ、先ほど委員おっしゃったように、それぞれの国を調べたいであるとか、興味を持っているであるとか、今、ちょうどオリンピック・パラリンピック学習の中で一校一国運動というものをやっておりまして、その中で、それぞれの学校で、特に直接交流をするような国について、いろいろな調べ学習等を行っています。子供たちの中には、それ以外の国を調べたいというものはもちろんあるかもしれないですが、それは別途また、学習の中でやっていくような形かなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 今のところは、やはりサザランド市のみとのことでしたので、まずはサザランド市の皆様とたくさん交流をしていって、今回、人数としても、もっと拡大していけるような取り組みもしていただきたいと私は思っていますので、要望だけお伝えさせていただければと思います。

 また、一校一国運動、オリンピック・パラリンピックに絡めた運動も、学校ごとに国を調べて学習をされているということですので、まずはオリンピックを迎えて選手村が来るような国際都市になりますので、今後さらに中央区としても発展をしていくような取り組みをしていただければと思います。ありがとうございます。

 最後に、資料16、いじめ問題についてお伺いをさせていただければと思います。

 ここについては、大きく分けて2点お伺いをしたいと思っています。

 まず、資料の2ページ目、(3)についてですけれども、不登校の要因として、いじめによるものが1件、いじめを除く友人関係をめぐる問題が14件とされています。いじめの定義というのがなかなか難しいと私は思っています。それがいじめなのか、それともいじめではないのかという区分がとても曖昧であるのではないかと思っているんですけれども、いじめなのか、いじめではなかったのかという区分は、誰が、どのような基準をもって御判断されたのか、まず1点お聞かせいただければと思います。

 続けて、2点目についても同時にお願いします。

 資料3ページの(2)について、中学校において、パソコンや携帯電話で誹謗中傷や嫌なことをされる件数が7件とされています。いじめ問題について、先ほど前委員からもございましたように、LINEグループからの締め出しとか、ICTリテラシーに欠けるようないじめが、中学校の中でも、もしかしたら小学校の中でも、これからどんどん蔓延してくるのではないかと思っております。子供たちだけではなく、親世代も身につけなくてはならないICTリテラシー教育の部分について、中央区としての取り組みとしては、SNS東京ノートなどの教材を活用して情報教育を推進するとされていますが、このようなリテラシー教育についての現在の実施状況と今後の展望について、お聞かせいただければと思います。

 以上2点、お願いいたします。

○中山指導室長 まず1点目、いじめの判断についてでございます。

 ここにつきましては、今回、中央区いじめ総合対策を改訂しているところなんですが、いじめを意図していない行為、偶発的な行為、それから相手を特定していない行為であるとか、継続性がないものまで、いじめとして認知していきましょうということをそこでうたってございます。そこら辺をもとにしながら、あくまでもいじめを受けたとされるお子さんがどう感じているか、もっと簡単に言ってしまうと、いじめを受けている子がいじめだと感じていれば、それはいじめと認知して、いじめの対応をとっていきましょうというところが、昨年度から大きく変わってきているところかなと思います。これについては、今のような基本的な方針は区教育委員会として出してございますが、判断については、学校のほうで、それぞれの校内の委員会を開いていただいて確認をしていただく。ただ、今言ったような、あくまでもいじめを受けているお子さんがどう感じるかですので、いじめの訴えがあれば、それはいじめと認知しながら、いじめの対応をスタートしていくという形になるかと思ってございます。

 それから、2点目、ICTリテラシー等についてですが、東京都からのいろいろな参考資料もございますけれども、東京都のほうでもう一つやっているのが、家族ルールであるとか、学校ルールであるとか、それぞれのICT機器の活用に関するルールをつくっていきましょうという取り組みを1つしてございます。これについて、学校ルールについては、学校等で、中学校であれば生徒会等を活用しながら、そのあたりのルールを学校として決める。家庭ルールについては、この取り組み方は学校によってさまざまなんですが、例えば保護者の会のほうにそういうことを投げかけて、それぞれ意見をいただいたものを取りまとめて、学校のほうで、家庭ルールとしては、こんなものが出ていましたと御紹介する場合もあるかと思うんですが、こういった取り組みが1つございます。あと、セーフティ教室の中で、それぞれのICTリテラシーに絡むような、携帯電話の使い方であるとか、そういったものに取り組んでいる学校もございます。

 今後につきましては、委員おっしゃるとおり、これから先どんどんふえてくる可能性は当然ございますので、そこら辺の今やっている取り組みをさらに充実させていくとか、より多くの学校で取り組んでいくとか、そういったことを考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 いじめの問題については、まずはお子様がどう感じていらっしゃるのかというのを学校側で取りまとめて、その上で、こちらの件数として出しているという認識で、ありがとうございます。

 ICT機器のリテラシー教育についても、もう既に家庭ルールや学校ルールを決めて、取りまとめてやられていくということです。小学生が携帯電話を持っていないと、逆にいじめられてしまうような時代がこれから来るのではないかとも思っておりますので、ぜひ今後もさらに、このルールの周知徹底もお願いできればと思っております。

 ありがとうございます。以上でございます。

○海老原委員長 議事の半ばではありますが、ここで休憩いたします。再開は午後3時20分とします。

 では、休憩します。

(午後3時10分 休憩)


(午後3時20分 再開)

○海老原委員長 それでは、委員会を再開いたします。

 理事者報告に対する質疑も終了したことと思われますので、次に、議題、区民生活及び教育行政の調査について質疑を行いたいと思います。

 質問がある方はいらっしゃいますか。

○かみや委員 改めまして、今回、2件の質問をさせていただきたいと思っております。

 1点目が、都市観光の推進ということについてであります。2点目が、小中学生、幼稚園児などの交通安全対策について、この2点であります。

 まず、1点目でありますけれども、中央区の基本計画2018においても、都市観光の推進ということを記載いただいているものと承知をしております。都市観光を推進していくためには、ショッピングや食文化でありますとか、それ以外にも劇場ですとか、水辺、歴史など、本当にたくさん本区が有している観光資源を活用した、新たな魅力づくりというものを行っていく必要があるのかと考えておりますけれども、こちらについて御見解をいただければと思います。

 そして、2点目でありますけれども、小中学生、幼稚園児などに対する交通安全対策についてであります。

 先月、滋賀県大津市において、散歩中の保育園児の列に車両が突っ込み、幼い命が失われてしまうという本当に痛ましい事故が発生しました。先ほどは区立学校における事故の発生状況の御報告いただきました。今回の保育園児の事故にあっては、将来を担う幼い子供たちが犠牲になってしまうという、本当にあってはならないことだと考えております。

 こういった事故を減らしていくためというところでございますけれども、区は、早速、庁内関係の部署、警察などと連携をいただいて、協議会を立ち上げていただいているというふうに伺っておりますけれども、速やかな対処に、まずもって感謝を申し上げたいと思います。

 また、自民党は、5月28日、自民党本部としてでございますけれども、政府に対して、道路交通の安全対策に関する緊急提言を提出しております。通学路や園児の移動経路等の安全確保については、大きく5つの内容になっておりますけれども、一方、現場を一番把握しているのは基礎自治体であると思っております。であるからこそ、基礎自治体であります中央区に安全対策の先頭に立っていただきたいと考えておりますけれども、こちらについて御見解をいただけますでしょうか。

 以上でございます。

○田部井商工観光課長 私からは、1点目の都市観光の推進についてでございます。

 委員おっしゃいますように、本区には食文化、もちろん歴史、これは江戸以来の歴史ということもございます。また、水辺という、さまざまな観光資源を多く有しているところでございます。そういう意味では、単に、単にという言い方は失礼かもしれませんけれども、名所旧跡だけを訪ねて終わりということではなくて、今申し上げたような多彩な魅力が本区にはございます。そして、今申し上げた江戸以来の歴史、それから現在のまち、開発等々でさまざまな形に変わってきているわけでございますけれども、そうしたまち全体をぜひ楽しんでいただきたい。

 そして、私どもといたしましては、当然、区内外を問わず、場合によっては外国の方も視野に入れながら広げてまいりたいというふうに考えておりますし、本区を訪れていただいた方に広げていただきたい。今、SNSですとか、さまざまなツールがございますので、そうしたものも使っていただきながら、より広めていっていただきたい。また、私どものほうとしては、そうした仕組みを来街者の方が使いやすいような、例えばWi-Fiを設置するですとか、そうしたことを広げていただくような仕掛けみたいなものをしっかり検討し、展開をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○植木学務課長 児童・生徒の交通安全対策についてでございます。

 こちらにつきましては、先ほど委員がおっしゃったように、先週の木曜日に、子供に関係する関係部署と危機管理課、道路課と、区内4警察署で児童安全対策連絡会議を開催いたしまして、大津市の事件と川崎市の事件を受けまして、交通安全と防犯の両面から、今後どういうふうに連携していこうかということで、まず第1回目がございました。その際には、昨年度、道路のブロック塀の事故とか、新潟市の女子の事件とかもございましたので、通学路の安全確認を行った話をさせていただきました。今後については、やはり連携というところで、特に警察が今回、交通安全というよりは防犯のほうではあるんですが、川崎市の事件を受けて、学校等に来て、その付近をいろいろパトロールしていただいたりとか、そういったことがございました。

 交通安全につきましては、先ほども指導室長が言っていたとおり、セーフティ教室とか、そういった中で、さまざま、子供たちに対して授業等を行っているとともに、警察が来て子供たちに交通安全の教室を行っております。その中で、あのような事故については、環境土木部等と危険な箇所等を確認しながら、子供たちをどういうふうに守っていくかということをやっていく必要があるということで、今、検討しているところでございます。

 以上でございます。

○かみや委員 それぞれ御答弁いただきまして、ありがとうございます。

 まず、都市観光の推進についてでありますけれども、今、御答弁の中にもありましたように、水辺、川のところでございますけれども、少し個別の内容でございますが、隅田川も非常に貴重な観光資源になり得るのかなというふうに感じております。近くの浅草ですと、隅田川を活用した観光振興イベントを行って、多くの観光客の方に楽しんでいただいている。また、区内においても、永代橋、中央大橋あるいは勝鬨橋などの地域においては、隅田川テラスは近隣の方々の憩いの場になっているものかなと思いますし、中央大橋については、映画やドラマのロケ地のスポットとしても非常に人気があるというふうに承知をしております。

 一方、区内の今お話ししたところから川上といいましょうか、両国橋、新大橋、清洲橋の近辺でありますけれども、他の地域と比較して、まちが川に対して少し背中を向いてしまっているのではないかという雰囲気を受けるところもございます。既にさまざまな取り組みも行っていただいているものと思いますけれども、今後、今申し上げたような地域に対して、地域振興、観光振興の視点から、隅田川近辺などの魅力向上に関するイベントですとか地域支援に対して、とはいいましても、そもそも隅田川テラス自体がこの委員会の所管ではないのかなとも思いますし、東京都建設局なり都市整備局なりの所管かと思いますけれども、地域振興、観光振興という視点で、どういう御見解があるか御教示いただければと思います。

 2点目は、小中学校、幼稚園児等の交通安全対策についてでありますけれども、今、防犯の視点からも連携も必要ということで御答弁をいただきまして、ありがとうございます。

 その中で、現状も踏まえまして、今、るる御対応もいただいているものと思いますけれども、特に4つの視点、1つ目が通学路などの移動経路、先ほどのお話で、既に御対応済みなのかもしれませんけれども、移動経路についての安全点検・安全確保、2つ目については、学校、幼稚園、保育園、そして認定こども園などになるかと思いますけれども、場所の周辺に対する交通安全対策、3点目は、子供たちへの安全教育、ここは危ないですよですとか、マナーの教育、こういったことも、もうしていただいているとは思いますけれども、ぜひこういったところの強化も検討いただきたい。そして、4点目は、国や東京都、いろいろな管轄があると思いますけれども、他の自治体、国ともこれまで以上にしっかりと連携をしていただいて、国のほうで例えば新たな予算措置などが講じられた場合に、そういったところをしっかりと活用していただく、こういったところも含めて、御検討いただければと、この4点、改めて要望させていただきたいと思いますけれども、それぞれ御見解をいただけますでしょうか。

 以上です。

○鷲頭地域振興課長 私からは、隅田川の活用に関しまして、地域振興の観点からの答弁をさせていただきたいと存じます。

 私ども地域振興課では、隅田川花火実行委員会に参画しておりまして、こちらの事業を通じまして、隅田川の活用という観点から、さまざまな対応を地域の皆様と御一緒に行っているところでございます。隅田川花火の歴史に関しては、皆様よく御承知のことと存じますが、川開きということで始まったものにつきまして、やはり地域の皆様も大変な愛着を持っていらっしゃいます。隅田川花火から連携しまして、両国橋というお話もございました。こちらの両国橋は、いわゆる両国広小路という部分で、これも江戸以来から下町の一大名所として栄えていたところでございまして、こちらの地域も含めまして、地名で申しますと東日本橋の方々は、隅田川に伴います行事関係について、大変な愛着をお持ちでいらっしゃいます。

 実際に、これは若干商工振興の話になりますが、地元の商店街の方も町会の方々と連携して、こういった地域資源を活用した形の事業をもろもろ行っていらっしゃるところでございます。また、私が商工観光課にいたときの話で恐縮でございますが、映像情報まとめサイトというサイトを作成したことがございます。これは、地域の方々が、今、委員がおっしゃったようなロケ地ですとか、各種映像の舞台となった場所を投稿するサイトということで組んだものですけれども、そういった中でも、実際にまちの方からいただいたものの中で、隅田川、両国橋付近を舞台とした映像情報についても活用されていた件がございました。

 そういった意味で、今後も両国橋、また隅田川沿岸について、私ども地域振興の観点からも、ぜひ地域の皆様に、また地域以外の皆様にも、この魅力について周知してまいりたいと考えているところでございます。

 私からは以上でございます。

○田部井商工観光課長 私からは、観光という面でございます。

 確かに、水辺につきましては、非常に重要な観光の資源、特に本区においては重要な資源であるというふうに考えてございます。今、具体的なまとめサイトというような事例につきましては、地域振興課長からもお話がありましたけれども、今申し上げましたとおり、水辺につきましては、私どもといたしましても、関係の部局、場合によっては東京都などとも連携をとりながら、今後の本区の観光にどう結びつけていくことができるのかということについては、十分に検討していきたいというふうに考えております。

 また、現在でも、例えば観光協会ですとか、そうしたところと協力、連携をいたしまして、舟運観光の活性化ですとか、そういったことにも努めている、検討しているところでございます。また、川から少し離れますけれども、水辺ということでは、例えば水陸両用のバスを日の丸自動車興業さんと社会実験ということで、スカイダック銀座という名前で展開をしてございます。そうした事業の展開も含めまして、今後どういうふうに充実といいますか、皆様に楽しんでいただけるような仕掛けづくりができるかということについては、さらに検討を実施してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○中山指導室長 先ほどいただいた4つの視点に関してです。

 通学路、それから園、学校周辺の安全に関しての点検等ですが、これについて、昨年度も、学務課のほうが中心になって、防犯の観点と交通の観点とあわせたところで、それぞれの学校に点検をしていただいております。そのときには、警察の交通安全課であるとか、そういったところにも参加していただいた学校もございますので、そこら辺の充実は今後も図ってまいりたいというふうに考えてございます。

 それから、安全教育に関しては、先ほどもちょっとお話をしましたが、都のほうは大きく3つのことを言っています。1つは生活安全、それから交通安全、そして災害安全、これらのところを年間の中で、先ほどの安全指導の中に散りばめて計画的に指導しているところと、安全面に関しては、歩行の訓練というか、どういうふうに信号を渡るとかというのは、1年生で1学期のうちに全校やっていると思いますし、3年生は自転車の乗り方等を、特別に警察の方に来ていただいて、指導していただくような取り組みもしてございます。そういったところを、充実というか、質をさらに高めていきながら、子供たちの意識を高めていくというところをやっていきたいというふうに考えてございます。

 いずれにいたしましても、いろいろな関係機関と連携をしながら、そこら辺を充実させていければということを考えてございます。

 以上でございます。

○かみや委員 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 都市観光の振興について、地域振興の観点、観光振興の観点から、引き続き振興をお願いできればと思います。

 子供たちの交通安全対策につきましても、私も子供を持つ一人の父親として、しっかりと交通安全対策に取り組んでまいりたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○梶谷委員 私からは、プレディについて質問させていただきます。

 今年度から、学習習慣の定着を図るために、プレディの利用時間内に校内の特別教室などを利用して宿題や自習学習の支援が開始されました。この支援の現在の取り組みの状況、そして今後の取り組みについて、わかる範囲で教えていただければと思います。よろしくお願いします。

○俣野庶務課長 委員御指摘のとおり、プレディにおける学習支援につきましては、この4月から始めた新規事業ということで、6月現在、半ばではございますが、4月、5月というところで取り組んできたところでございます。事業を2カ月やってみまして、4月につきましては、延べ353人、5月につきましては、延べ341人ということで、大半が小学校の低学年、1年生から3年生ぐらいが利用してございます。

 月15日、各プレディで実施しておりまして、プレディの専用ルーム以外の部屋で子供たちは、主に宿題に取り組むわけでございますが、低学年のうちから学習習慣が確実に身についていくスキルということもありまして、保護者の方の期待も非常に高いものがございます。子供たちがプレディで宿題をするということで、御家庭に帰ってからは、保護者の方と家庭での時間が充実するといった声も聞こえているところでございます。また、高学年の子が低学年の子供たちに勉強を教えるような状況ですとか、そういったこともございまして、学年を超えた交流、また学習場面も見ているところでございます。

 まだまだ開始したばかりの事業でございまして、今後のことでございますけれども、子供たちの放課後対策として、好循環に回っていくように、今後ともしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○梶谷委員 ありがとうございます。

 プレディのあり方、質の向上について、私も今後提案をしていきたいと思います。

 以上です。

○高橋(元)委員 改めまして、3点、私のほうから質問させていただければと思います。

 1点目が、小学校の熱中症対策、2点目が人権教育について、3点目がICT教育の現状についてお伺いをさせていただければと思います。

 まず、第1点目の区内の小学校の熱中症対策です。

 皆様ももしかしたら御記憶に新しいかと思いますが、5月の運動会は、30度を超えるような、ほとんど真夏の暑さとなりました。佃島小学校については、徒競走などの種目は午前中に終わらせて、1時で終了して、団体競技等は火曜日に開催するというような対応がされました。現状では熱中症対策については、各校の判断と方針に任せているというのが実情であるかと私は認識をしております。

 また、いただいた資料によって、区内の小学校において水筒の持ち込みを原則禁止にしている小学校が2校ございました。また、水については持ち込みを認めているけれども、お茶やスポーツドリンクについては禁止をされているという学校もあるとお伺いをしております。やはり発汗により喪失される電解質の補充、専門家の御意見ではございますが、やはりスポーツドリンクには熱中症対策については一定の効果があるとお伺いをしております。区として、どのような基準を持って、各校に対して熱中症対策を指導されているのかという点について、お伺いをさせていただければと思います。よろしくお願いします。

○中山指導室長 熱中症に対しては、指導室のほうからは、熱中症予防についてということで通知を幾つか出しながら、学校に指導しているところでございます。その中では、例えば練習や部活動を初めとする教育全般において、天気、気温、それから活動内容、場所、そういった状況により、無理に活動せず自粛するなど、適切な判断をすること、そして行う場合であっても、活動量や内容とか時間を変更するなど柔軟に対応して、水分補給と日陰で休息をとるなど、そういったことを徹底してくださいというような通知を出してございます。そういった指導をしているところですが、先ほどの十分な水分補給に関しては、例えば学校でいえば、校外での学習、近くに水道があるかどうかわからないような状況であるとか、今回の運動会、座席に座っていることが多く、もちろん、学校によっては体育館とか校舎とかに子供たちを一時的に入れている学校もあるんですけれども、校庭にいて、水飲み場まですぐに行けないような状況であるとか、そういったときには水筒を持たせていただいているかと思います。

 水筒の中身については、確かに電解質のほうがよいのかもしれないですけれども、中学校は、部活動で特に運動系の部活動で、常に運動している中で飲む飲料ということで、スポーツ飲料を許可しているところはあると思うんですけれども、小学校においては、大体先ほど言った校外学習等を想定しておりますので、お茶か水という形のところがやはり多くなっているのかなというふうに思ってございます。

 特別な場合、特に運動会のような特別な場合での水筒については、必ず持参をお願いしますという言い方をしていますが、日常的な、また期間を設けて水筒を許可しているところもあるんですが、その許可をする理由について、保護者の方とよく話し合っている学校もありますし、一方で、水筒を持つことによって荷物がふえます。御記憶かと思いますが、重過ぎるスクールバッグ等の問題もございます。その辺を総合的に判断していくというのは、やはり校区を抱えている学校しかないと考えておりますので、日常的に水筒を持ってこさせるかどうかについては、保護者のニーズをよく学校で把握していただいて、学校からの説明もしっかりしていく中で、決めていくのが適切ということを今は考えてございます。

 以上です。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 やはり保護者や子供と近い学校側の判断に任せていらっしゃるという状況であるかと認識をさせていただいております。

 一方で、1点お伺いさせていただきたいんですけれども、今年度に入って、まだ2カ月間ですけれども、熱中症というのは、現状で発生しているのかどうか、お伺いをさせていただいてもよろしいでしょうか。

○植木学務課長 今のところ、熱中症で倒れたといったケースは、こちらには報告はございません。

 以上でございます。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 まだ熱中症というのは発生していないということで理解をさせていただきました。今後、やはり暑いシーズンになってくるかと思いますので、保護者の方だったり、学校、行政、我々も責任を持って、子供たちが健康的に暮らせるようなまちづくりをしていきたいと思っていますので、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。

 それでは、2点目、質問をさせていただきます。

 人権教育についてお伺いをさせていただきたいと思います。具体的には、LGBT教育についてお伺いをしたいと思っています。

 こちらも配付をいただきました、中央区教育行政概要に掲げている人権教育についてなんですけれども、平成30年9月7日に開催された区民文教委員会で、同じ会派の青木委員から、人権教育の多様性において、LGBT教育に関する質問がされたかと思います。昨今の国際常識としても、やはり人権問題としてLGBTを取り上げて、義務教育段階から、正しい歴史認識や実情を理解するための教育の必要性は説かれているかと思っています。

 この点につきまして改めて質問を差し上げたいのですけれども、具体的に、中央区として、LGBTも含めた人権教育について対応する予定があるのかという点についてお伺いをさせてください。

○中山指導室長 人権教育につきましては、東京都のほうからも人権教育プログラムが配られておりますが、そこら辺の事例を参考にしながら、各校において全教育活動の中で取り組んでいるというのが現状でございます。そのために、人権教育の年間での全体計画、各教科等とかかわるような内容について、今度は年間の指導計画で、どこの教科、領域で、どういうふうに人権教育にかかわるのか、それらの人権課題の教科とのかかわりをまとめていただき、計画として、それぞれ作成して、実施しているところでございます。LGBTにつきましても、人権課題の一つとして当然考えてございまして、多様性に応じていく、その人権を大事にしていくというところでは、人権教育のくくりの中でやらせていただいているところかなというふうに考えてございます。

 以上です。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 それでは、現段階では、LGBT教育を人権教育に入れるかどうかは、まだ決まっていないという認識でよろしいでしょうか。

○中山指導室長 多様な人権課題の一つとして考えてございます。つまり、入れていく入れていかないではなくて、多様性について、それぞれが認め合うような認識を子供たちに持ってもらうこと、これも人権教育の一つだと考えてございますので、その部分だけを取り出して個別にやっているかとなると、ちょっと調べてみないとわからないところはございますが、広く人権教育の中に含んで、今、進めているというふうな認識でございます。

 以上です。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 今後、やはりそのような教育、LGBTも含めての人権教育、やはり多様性という問題は、子供の段階でかなり広めていかなくてはいけないと私は思っています。2015年に渋谷区でパートナーシップ条例が制定されて、これまで中野区や世田谷区や豊島区、江戸川区等で同性パートナーの承認制度が開始されております。中央区においても、一刻も早く、誰にでも優しいまちとなれるような、このようなパートナーシップ制度の制定に向けて推進してほしいと願っておりますが、やはり基本的には、子供たちへの教育という部分が最初であるかと思っていますので、どうか御検討をいただければと思っております。よろしくお願いいたします。

 最後に、ICT教育の現状についてお伺いをさせていただければと思います。

 今年度についても予算に組み込まれていることは、私も認識はしております。今、パイロット校へのタブレットの導入等を進めているとは思いますが、改めて区内の最新のICT環境の整備状況や、その効果、具体的にどのような学習項目においてタブレットが活用されているのか。また、生徒の声として、どのような声が上がっているか。実際に、こちらのほうまで声が上がっているのかという点についてお伺いをさせていただいてもよろしいでしょうか。

○植木学務課長 私からは、整備状況について説明いたします。

 現在、中央区の3校、京橋築地小、阪本小、銀座中学校が東京都の公立小中学校のICT教育環境整備支援事業参加校ということで、こちらの学校にタブレットを導入している状況でございます。その中で、研究成果を、公開授業などで、区内の学校に情報発信をしましたり、主体的・対話的な深い学びの実現に向けて、試行的に研究を進めているところでございます。ただ、今回、国のほうでも3クラスにつき1クラス分程度の整備をするという目標を示しているとともに、今回、新聞にも載っておりますが、1人1台というようなことも出ておりますので、今後に向けては、国の動向等を注視しながら、環境整備をしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○中山指導室長 成果等については、今、取りまとめているところでございまして、先ほど言ったように阪本小の研究発表等、その中で発表できるかというふうに考えてございます。阪本小のほうも、ICT教育そのものはタブレットを活用したものだけではなくて、アンプラグドのもの、つまりプログラミング的な思考を伴うような学習カード等を用いたもの、パズルと組み合わせたもの、それでどういうふうにこれがなっていくのかというようなものを、今は低学年で主に学習をしていこうということを考えております。タブレット等を使える学校では、もちろんタブレットを活用した、子供たち同士の情報の共有であるとか、そこでのやりとりであるとか、対話的な学びにつながるような使い方をしているというふうに現時点では認識してございます。

 以上です。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 ただいまの整備状況については、理解させていただきました。

 お伺いしたいのは、今後の話にもなるんですけれども、中央区として、今後の大まかなロードマップとしては、例えば何年度までにここまで整備をするとか、国としても、私が認識している限りだと、学習用PCやタブレットの整備目標を3.6人に1台整備をするというのを目標に掲げていました。中央区では、3.6人に1台というのをいつまでに達成するのかというような具体的な目標を定めていらっしゃるのかをお伺いさせてください。

○植木学務課長 国のほうでは2022年度までに3クラスにつき1クラスということになっておりますので、それに向けて、区のほうもどうしていくかというところを考えているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 2022年度に向けてということでしたので、あと3年になるかとは思いますけれども、この3年間について、では、いつまでに決めるという目標すら今はないという状況という理解でよろしいでしょうか。

 京橋築地小、阪本小、銀座中の3校で今、テストというか、進めていると思いますが、それがいつまでに終わって、次の段階として、では何をやるのかということをお伺いさせてください。

○植木学務課長 区としましては、早急に整備したいというところはございますが、データ容量というんですか、そういったものの工事等も必要になってきますので、今、そのあたりを情報システム課と検討しながら進めているところでございます。そちらの工事のほうが済めば、こちらもすぐに導入できるというところなので、現在、どういったことができるか、場合によっては、タブレットよりも先にプロジェクターとか電子黒板、そういったものは導入できるか、そういったところを検討しているところでございます。

 また、3校のところということで、先ほども指導室長が申しましたとおり、研究結果を踏まえて、どういったことを授業でやっていけるか。タブレットを入れただけだと、子供たちも最初はタブレットを動かすことに夢中になってしまって、授業のほうになかなか結びつかない等もございますので、そういったことも含めて、教員、また子供たちがどういった形で授業をやっていけるかというところを、その3校の状況を踏まえて考えてまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○高橋(元)委員 ありがとうございます。

 今の御答弁にありましたとおり、やはりタブレットを導入するだけがゴールではなくて、何をやるかが問題となってくるかと思います。先ほどおっしゃったとおり、電子黒板機能つきのプロジェクターというのも、私がいろいろ視察をした限りだと、例えば試験問題を表示しながら、ここは間違っているから、ここはこういう回答をするんだよというような表示ができたり、パワーポイントを提示したり、大型モニターを玄関に設置をして、時間割とか連絡事項を表示したりすることができるようになっている学校もございます。部活動においても、例えば試合があったとして、その試合の中身で、ここのパスが悪かったねというようなものをビデオで繰り返し確認をしながら、これからの作戦を立てているというようなチームもございます。そのようなICT環境の整備は、今後もスピード感を持って進めていただければと思っております。

 私は、長年、中央区内のIT企業でサラリーマンをしていました。中高生向けに、アプリを使った通信教育なども展開をして、学校以外のところ、電車の中とかで先生とやりとりをして宿題ができたりといったようなICT技術を活用して、成績が上がっているという事例もございます。どうか早急に進めていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 また、最後に、余談ではございますが、子供たちに対してICT教育を推進していく一方で、大人たちが対応できないままでいいのかという問題もあると思います。今の紙媒体のままでいいのかといった部分については、特に中央区の行政や議会、私はこのような全てのサービスのICT化というのは進めていかなくてはいけないと思います。会派としても、ICT化の推進を熱烈に要望させていただきまして、私の質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。

○海老原委員長 お疲れさまでした。

 全て質疑も終了したと思われますので、議題、区民生活及び教育行政の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○海老原委員長 ありがとうございます。

 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○海老原委員長 ありがとうございます。

 それでは、長時間にわたり活発な御議論ありがとうございました。

 区民文教委員会を閉会させていただきます。

 お疲れさまでした。

(午後3時56分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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