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令和元年 福祉保健委員会(12月3日)

1.開会日時

令和元年12月3日(火)

午後1時30分 開会

午後1時43分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 田中 耕太郎

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

委員 田中 広一

委員 高橋 まきこ

委員 小坂 和輝

委員 しらす 夏

議長 押田 まり子

4.欠席者(1人)

副委員長 原田 賢一

5.出席説明員

(10人)

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長

溝口子育て支援課長

小林保育計画課長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

佐野介護保険課長

山本保健所長

竹内生活衛生課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

酒井書記

秋山書記

7.議題

  • 議案第87号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例

(午後1時30分 開会)

○田中(耕)委員長
 ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。

 本日、副委員長並びに区長は欠席いたします。

 去る11月26日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

 審査方法につきましては、付託された議案について説明を受け、質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の説明を願います。

○田中福祉保健部長

 1 議案第87号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例(資料1)

以上1件報告

○田中(耕)委員長
 発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午後1時31分です。自由民主党77分、公明党39分、新風会39分、子どもを守る会10分、新青会10分、維新の会10分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○小坂委員
 では、よろしくお願い申し上げます。

 この議案第87号、私は条文を読み間違えておりまして、11条が12条ではないかと読み間違えたところではありますが、実は、これは第二回定例会でも改正し、また今回も改正すると。2回改正になっております。このあたりは何か事情があったんですか。法律が改められたとか、2回改められたとか、そのあたりを御存じでしたら。

○春貴管理課長
 前回の第二回定例会で、法改正に基づいて災害弔慰金の支給等に関する条例を改正しているところでございます。前回につきましては、今まで固定的に利率を決めていたものを、区市町村の判断で利率を定められる。また、保証人等について削除されたということを受けた内容でございます。

 今回につきましては、国のほうで新たな改正の議論がされて、今まで災害援護資金につきましては、阪神・淡路大震災だとか東日本大震災で非常に多くの被災者が利用されてきたというところで、貸し付け以降、生活再建がうまくいかないことによって返済が困難な場合もあったということで、そのような状況を受けて、国のほうで国会議員の発議の中で決まってきたというふうに受けております。そういうことで、償還免除の追加を中心とした法改正が行われたものというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 理解いたしました。

 そこで、この改正の中では調査をするというようなことになっておりますけれども、調査をしたという事実は、調査された人に伝えられるものなのかどうかということと、災害というのにも、いろいろあると思うんです。災害直撃というのもあれば、災害後、ボランティア活動をしていて負傷したというのもあると思うんですけれども、ボランティア活動中の負傷も、これに当たるものでしょうかという2点を教えてください。

○春貴管理課長
 調査ということよりも、今回は報告という考え方で、今、整理をしているところでございます。償還免除だとか支払い猶予をする際に、区が判断するときに、借受人の資産の状況を明らかにするということで、資力に応じた適切な判断、また客観的な判断をするために、公正公平な制度運用のための借受人の報告をもとに、また官公庁からの資料の提供をできるようにするものというふうに考えてございます。そういう意味では、償還免除だとか支払い猶予を申し込んだ方々に対して行われるものというふうに考えてございます。

 また、今、ボランティアについての例を委員からお示しいただきましたが、通常、ボランティアで被災した場合は、災害ボランティアの保険に入っていまして、そちらで救済されていくものというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 関連してですが、これ自体は、いろいろと併給という考え方でいえば、今の保険に入っていて、これも同時に支給されるとか、併給の考え方はどうなのでしょうか。ここでは、例えば災害弔慰金と災害障害見舞金とは併給できないというのはありますけれども、併給自体が難しい制度なんでしょうか。

○春貴管理課長
 今、条例でお示ししているのは災害援護資金という内容でございまして、今の御質問は災害弔慰金のことかというふうに考えてございます。災害弔慰金につきましては、いわゆる災害救助法が適用される自然災害に基づいて、基本的な考え方といたしましては、その災害によってお亡くなりになった、また災害障害見舞金につきましては、その災害によって重度の障害を受けた場合に支給されるものと考えてございます。ボランティアというような考え方は、この趣旨から外れていくのかなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 どのように補助制度とか貸し付け制度が運用されていくかということは、第三者的に合議体を持ってチェックをしていくということも重要かと考えるし、この災害弔慰金の支給等に関する法律の改正においても、審議会などを設けたらどうですかと18条に書かれているところでございますけれども、本区においては努力義務となっている、この審議会などを置く予定はどうでしょうか。

○春貴管理課長
 今回の法改正の中に、弔慰金や見舞金の支給に当たって、災害による死亡かどうか、また障害かどうかというものについて判断が困難な場合については、例えば医師だとか弁護士だとか、そういう方々を対象にした合議制の機関を設置し、審査することとしてございまして、これについては、条例に定めて設置するよう努めていくことというふうにしてございます。

 この運用に当たって、東京都にも確認しているところでございますけれども、必ずしも条例による設置を求めていない、いわゆる努めていくことという内容であること、また、判定が困難な事例がどのようなものであるかによって、例えば医師の診療科目が変わってくること、また、そういう意味では、医師の委員を含めた審議会の構成員など、柔軟に対応していくということが必要だという考えもございます。そういう意味で、本区といたしましては、災害が起きた場合に遅滞なくできるように要綱等で設置していくというような考え方でおります。

 以上でございます。

○小坂委員
 判断に迷うところは多々あると思います。災害弔慰金を支給しないことの特別の事情の判断も本区の条例の7条3号で区長が判断するようになっていたりとか、なかなか難しい部分もありますので、合議制で判断していくという姿勢も、災害が起こっているのに、一方で、そんな細かな判断もしなくてはならないという緊急事態における判断ができるかという中でも、その判断を誤らぬように合議制の機関などの要綱レベルでの設置等、お願いしたいと考えるところであります。

 また、改正において、制度周知をしていきましょうというようなことも書かれておりますけれども、制度周知をしていくというところの中での本区の姿勢は、どのようになっておりますでしょうか。

○春貴管理課長
 現時点で、災害弔慰金、災害の見舞金、また災害援護資金の貸し付けについての制度については、ホームページまたは地域防災計画などに記載して周知しているところでございます。実際は、災害が起きた場合に、やはり区のおしらせ等に掲載するなど広く周知していくことが必要なのかなというふうに考えてございます。災害が起きた場合には、多くの方に周知していくというような姿勢で臨んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 この条例、法律が少しずつ前進していて、大変いいなと思うところであります。保証人も要らなくなったりとか、3%の利率を低くしたりとかいうところで、第二回定例会でも前進したし、今回においても支払い猶予というふうなところで充実したところ、大変感謝申し上げるところであります。この条例は非常に重要なものであります。災害が起きたときに、亡くなったとか、けがをしたとか、お金が足りないというところは、災害時の本当に一番重要な条例かと思いますので、引き続き周知のほうもしっかりとしていただくようにお願い申し上げまして、私の質問を終わります。

○田中(耕)委員長
 それでは、質疑を終了いたします。

 これより採決に入ります。

 議案第87号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

     〔賛成者起立〕

○田中(耕)委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 本会議における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして、福祉保健委員会を閉会いたします。

(午後1時43分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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