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令和元年 環境建設委員会(11月12日)

1.開会日時

令和元年11月12日(火)

午後1時30分 開会

午後2時22分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 墨谷 浩一

副委員長 奥村 暁子

委員 押田 まり子

委員 中嶋 ひろあき

委員 瓜生 正高

委員 太田 太

委員 二瓶 文徳

議長 (押田 まり子)

4.出席説明員

(13人)

山本区長

吉田副区長

望月環境土木部長

三留環境政策課長

石田環境推進課長

池田水とみどりの課長

落合道路課長

石井中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

斎藤都市計画課長

栗村地域整備課長

福島副参事(まちづくり事業・特命担当)

川島住宅課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

桝谷書記

酒井書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○墨谷委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で住宅課長が出席しますので、御了承願います。

 過日の行政視察の実施に当たりましては、所期の目的を十分果たすことができたと思いますので、今後の施策の参考になればと考えております。

 なお、内容につきましては、第四回定例会での委員長報告で報告させていただきたいと存じます。

 続いて、理事者報告について、お願いいたします。

○望月環境土木部長

 1 東京エコサービス株式会社の経営状況等について(資料1)

 2 年末年始のごみ・資源の収集について(資料2)

 3 一般廃棄物処理業の許可に係る要件の変更について(資料3)

 4 清掃事業に係る車両接触事故の損害賠償について(資料4)

○松岡都市整備部長

 5 八重洲二丁目地区地域冷暖房施設の都市計画について(資料5)

 6 区立住宅等の入居者募集について(資料6)

以上6件報告

○墨谷委員長
 ありがとうございます。

 発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時40分です。自由民主党さん100分、公明党40分、日本共産党さん40分、未来会議さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○奥村委員
 それでは、報告事項の中から、資料6の区立住宅等の入居者募集について伺います。

 全般的なことですけれども、今回募集がかけられているものや、ほかの区立住宅、区営住宅で老朽化が進んでいて、今後、大規模改修ですとか、建てかえが必要だというようなもの、また、そうしたことが予定されているような住宅がどの程度あるのかということを確認させていただきたいと思います。

○川島住宅課長
 区民住宅において、今後、大規模な改修または更新、建てかえを予定しているものがどの程度あるのかというお尋ねです。

 まず、住宅については、基本的に、なるべく長く現有の施設を有効活用していきたいという考え方を持ってございまして、長寿命化計画を立てまして、計画的に修繕等を行っているところでございます。その中で、計画的な修繕については、当然、予算編成との関係もあるんですけれども、外壁の改修については、大体20年から30年に一遍だとか、そういったような標準的な改修を施すべき時期を一つ手がかりにしながら、施設の損傷度合いですとか、建っている場所だとか、建てられた時期によっても損傷の度合いというのが異なりますので、そういったものを勘案しながら行っているところでございます。そういう意味でいうと、住宅については、大規模と言っているところは、屋上の防水ですとか、外壁改修とか、そういったものに該当してきますので、築30年を超えたような住宅が大規模改修的なものの対象になってくるといったところになります。

 そのほかに、更新を考えているものについてということですけれども、最も古い住宅が晴海住宅、こちらは昭和42年に建てられたもの、次に古いものが月島四丁目、この2つが築50年前後に当たるところになります。こちらについても、先ほど申し上げたような大規模改修、特に晴海については一番古いですけれども、それを平成28年に講じたばかりといったようなところもありますので、現状、区で保有している住宅について、直ちに更新の検討に入らなければならない住宅というものはないですけれども、今後あった場合には、しっかりと検討していこうといったような考えでございます。

 以上です。

○奥村委員
 今すぐに更新が必要なものは特段ないということですけれども、住み続けていけば、築年数がたてば老朽化していく中で、大規模改修なり建てかえなどが必要になった際には、やはり区民にとって必要とされている施設、保育所や特養ホームや、そのほか、人口がふえていく中で必要な施設がいろいろあると思います。こういったものも取り込めるような形での更新が望ましいと思うんですけれども、それぞれそういった計画になっているのかどうか。基本的に、区立の住宅、区営の住宅などが建てかえられる際の考え方、区民にとって必要な施設等、そういった機能をどう組み込んでいくのかといった点について御見解をお示しください。

○川島住宅課長
 更新に当たっての考え方でございます。

 区民住宅については、ある種、区営住宅を中心として、住宅のセーフティネットという重要な機能を担っているものというふうに認識しております。これまで、低額所得者の方、高齢者の方、ひとり親の方、またファミリー世帯向けといったようなさまざまな区民住宅を確保してきているところですけれども、更新の際には、改めて、特にどういった機能に目を向けながら計画していく必要があるのか、それは更新の時期の区内の状況に目を向けながら検討が必要だろうというふうに考えています。また、現状でも、高齢者用の住宅ではない施設あるいは保育施設との合築は既に行ってきているところでもありますので、住宅以外の要素も含めて、全庁的な議論も行いながら、していくものというふうに考えております。

 そのほかに、例えば更新が必要な住宅の立地、どういったエリアで更新が行われるのか、住民の方がふえていくことが予見されるようなエリアなのかといったことも、当然、検討の一つに含めていくべき事項というふうに考えているところでございます。

 以上です。

○奥村委員
 住宅困窮者に対しての区営住宅といったものの役割も非常に大きく、いつも抽せん倍率が高いので、戸数をきちんと確保しながら、区民にとって必要な施設も合築の形で入れていくというのも、スペース的な問題もありますし、いろいろ検討も必要だとは思いますけれども、ぜひ両方の要望がかなうような形で全体を進めていただきたいということを強く要望させていただきます。

 終わります。

○墨谷委員長
 続いて、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について、質問のある方は挙手をお願いします。

○奥村委員
 それでは、続いて、職員住宅についても伺いたいと思います。

 区が所有する住宅としては、区立住宅、区営住宅などのほかに、職員住宅もあります。職員住宅は、今、9住宅、戸数でいうと110戸程度かなと思うんです。これは決算特別委員会の資料の中から引っ張ってきた数字ですけれども、もし間違っているようでしたら、訂正していただきたいと思います。決算の中では、もしかしたら今埋まっている職員住宅という表記なのかもしれません。使用料が貸付の収入として入ってきているものということなのかもしれないですけれども、職員住宅の空き室……

○墨谷委員長
 済みません。奥村委員、職員住宅は、きょう、理事者が来ていないので、答えられないので、質問を変えていただけると。

○奥村委員
 わかりました。

 では、職員住宅はまた別の機会ということで、それでは、まちづくり支援用施設なら大丈夫ですかね。まちづくり支援用施設についても伺いたいと思います。

 まちづくり支援用施設というものも区が所有しています。借上住宅なども、これまで区として空き室を埋めるために、さまざま活用が考えられてきました。区内にある事業所で働く保育サービスの事業者や介護サービスの事業者などへ社宅として利用できるということで、借上住宅、グリーンホームズなどの活用も進んでいます。一方で、まちづくり支援用施設も空き室が非常に多いということで、2年前の決算特別委員会になりますけれども、我が会派の志村元議員が、まちづくり支援用施設の活用、空室をどう埋めていくのかというような質問をいたしまして、その後、再開発だけに限らず、一般の住宅の建てかえを行う区民に対しても貸すということが今年度から進められてきていると思います。

 ことしの2月に、まちづくり支援用施設の入居の募集も行われました。建てかえ工事を計画している区民に向けてということで、区内全6件、戸数で全78戸、このうち晴海三丁目のスカイリンクタワーにあるまちづくり支援施設が56戸と、飛び抜けて大きい数になっているんですけれども、募集をかけて、その後、現在、どのように使われているのか、空室がどの程度あるのかという状況について伺いたいと思います。

○栗村地域整備課長
 まちづくり支援用施設の空き家の募集の状況ということでございます。

 委員から御案内あったとおり、今年度、5月の募集から対象を少しふやしまして、集合住宅などの改修とか、マンションの中の大規模な改修、住宅の中のリノベーションみたいなところも対象にして、空き家の活用ができるようにという形で行ってきているところです。空き家の数については、今、手持ちの資料がないので、正確な数字はお答えできないんですが、大体70から80ぐらいの空きの戸数というのは、今でもございます。ただ、空き住宅の活用の募集をしているところで、今年度の実績でいきますと、10戸にもいかない形ではありますが、今回の改正により可能となった住宅の改修を目的とした仮住宅の利用が、実際、申し込みとして出てきているところでございます。

 あとは、前回の災害のときには、幸いにしてなかったんですが、火災等で集合住宅が焼けた場合のそのときの仮住戸ですとか、そういった形での利用ということもなされている状況でございます。

 私のほうからは以上です。

○奥村委員
 手元に正確な数字もないということですけれども、大体の数、感覚として、新たに募集をかけた一般の住宅の建てかえに対しての仮住居として使われている戸数、申し込みがあった戸数はどの程度なのか。全体の中での何割程度になっているのか。もし少ないということですと、今でも全体では70戸から80戸程度空きがあるということなので、そうすると、今後も空室を埋めるために、何か一歩さらに進んだ施策が必要かなと思うんです。空室の分については、区がその持ち主に対して、晴海のスカイリンクタワーであればURに対してになると思いますけれども、多額の金額を払っているということなので、今後どういうふうに活用していくのかという今後の考え方についても伺いたいと思います。

 あと、災害などのために一定数を空室としてあけておかなくてはいけない分も必要なんだと思うんですけれども、それはどの程度必要だという考え方に立っているのかということもあわせて伺いたいと思います。

○栗村地域整備課長
 さらなる空き室の活用方策ということでございます。

 先ほども答弁させていただきましたが、今回、四半期に1回ぐらい、3カ月に1回程度募集をかけておりますが、その都度3戸から4戸ぐらいの応募がございます。先ほどの答弁のとおり、今年度については、早速住宅の改修ということを目的とした利用がなされているところでございます。

 いずれにしても、数十戸の空き家があることは事実でございます。ただ、まちづくり支援施設につきましては、そういった仮住宅としての利用ということもございますし、仮住宅の利用の中には、今後、利用が見込まれております月島エリアですとか、勝どきエリアの市街地再開発事業、都市計画決定がなされていて、今後、事業認可を迎えるような地区も何地区か控えております。そういった地区が実際に権利変換を迎えまして、解体工事という形になっていきますと、そこでまとまった数の仮住宅の利用が恐らく出てくるだろうというところは見込んでいるところでございます。

 ですので、70戸から80戸というふうにお話ししましたが、この住宅を一気に埋めてしまうということは、なかなか政策上好ましくないことかなというふうに考えております。ただ、短期的に回せる住宅改修のための仮住宅といったところについては、適宜そういったものを利用できる形になっているということで、今の形で運用ができているのかなというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○奥村委員
 今後の開発の動向なども見ながら、一定数の部屋をあけておく必要もあるということですけれども、工事が始まる期間というのは大体読めていて、工事の開始までは確実にあいている期間があるということなので、短期というか、それが半年なのか、1年なのか、2年なのか、そういう間をうまくつないでいくような活用の方法も検討する余地があるかなとも思うんです。

 そうしたことについては、どう考えているのかという点と、建てかえの仮住居として募集をしても、それほど多く応募があるという状況ではないのかなという印象を持ったんですけれども、その原因はどこにあるのか。家賃が高いとか、そういったことであれば、少し引き下げてとか、そういうことも考えられるのかどうか。資料によると、月額の使用料が、晴海三丁目であると大体12万円から26万円となっているので、26万円というと非常に高額かなと思うんですけれども、こうしたあたりを引き下げていくことによって、募集する方をふやすとか、そういう考え方はないのかどうかということについても伺いたいと思います。

○松岡都市整備部長
 まず、短期入居に関する今後の考え方ですけれども、今まさに短期入居ということを目指して、この5月からマンションのリフォームだとか、そういうものに使うということになっていますので、今のところ、ほかの手は考えていないです。1年ぐらいやらないと、リフォームだとか、建てかえとかというのは、多分集中する時期があるのではないかなというふうに思っていて、もう少し回してから、もう少し考える時間がほしいというふうに思っているところです。ですので、さっきの建てかえ等が多くないという話も、これから全部の月で動いていくときに、多少その動向というのが見えてくるのかなというふうに思っています。そのときに、まだ足らないようであれば、もしかするとPRの仕方が足らないところもあるかもしれないので、そういうものは考えていかなければいけないだろうというふうに思っています。

 また、家賃につきましては、民間家賃に比べて随分安い単価になっている設定でございます。幅があるのも、きちんと収入に合わせてのことですので、これはきちんと、そういう面では手が届いているのではないかなというふうに思っているところでございます。

 少しだけ様子を見ながら、まだまだ考える余地はあるだろうというのは認識してございますので、今後もどんどん検討してまいりたい、そのように考えてございます。

 以上です。

○奥村委員
 いろいろと難しい面があるとは思うんですけれども、今後も活用の仕方については検討していくということです。いずれにしても、空室の分を区がずっと税金で穴埋めしていくという状況は望ましいとは言えないと思うので、できるだけ稼働率が上がるような活用を今後も検討していただきたいと思います。

 また、個別の一般の建てかえが進むような施策も、区のほうであわせて、共同建てかえの提案などもこれまでさせていただいていますけれども、そういうことが進めば、そういった中で仮住宅として使う方もふえるということにもつながってくると思いますので、総合的に活用を進めるよう検討していただきたいということを要望させていただいて、次の質問に移ります。

 決算特別委員会でも質問させていただきましたけれども、台風19号の影響で、佃のシニアセンターが浸水したということで、今でも3階、4階が使えない。1・2階の乳幼児クラブ室やシニアセンターの会議室などを利用して学童クラブが行われているという状況になっていると思います。決算特別委員会のときには、まだ浸水したことについての詳細な調査はこれからだというお話だったんですけれども、1カ月程度たった中で、その調査の進捗状況、原因というのがどこにあったのかということですとか、今後、一部改修などが必要なのかどうか、工事にどのように取りかかっていって、いつぐらいまでかかるのかというようなことをあわせて伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○松岡都市整備部長
 シニアセンターの水害の件です。

 決算特別委員会のときも私は少し説明をしたんですけれども、実際にどこが壊れたというものではなくて、ちょっと特殊な屋根の形状をしていまして、上がドーム状の屋根になっています。普通の家のように雨どいをくっつけているのではなくて、そのドーム状の中に入るようにして、建物の中に雨どいが入っているという状況になっています。特にそれが壊れたわけではなくて、深い大きな雨どいではあるんですけれども、折からの風で枯れ葉がいっぱい飛んできて、その中の目皿にいっぱい詰まってしまった状況があって、そこに雨がたくさん降ったものですから、深い大きなといであっても、水が満杯に入ってしまったんです。満杯に入った結果、防水槽を超えてしまうということが起きまして、そこから建物の中に浸水したと。想定外という言葉は使いたくないですけれども、実際あんなに雨が満杯にたまるということはあり得ないことですので、それは実際は直しようがないんです。なので、雨どいが詰まらないような状況を常につくっておくという対策しかないのかなと思って、今、それは本当に全然手がないのかどうかというのは、もう一度見てはいます。

 原因ははっきりしていますので、今、そこの対処の仕方というのを考えているところでございます。内部の改修についても、どこからどういうふうに、今、仮で使えるように一生懸命手当てをしているんですけれども、全体的な見込みがまだできていない状況です。実際、使いながら工事をしていくということになりますので、そういった意味では、いつまでに工事が終わりますということが今まだ見えていない状況で、大変申しわけないですけれども、そういうことになります。利用者の勝手の悪い状況ではありますけれども、なるべく早く直せるように頑張っていきたいというふうに、今、設計をやっているところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 なかなか根本的な解決策がないということのようです。ただ、ああいう大量の雨が降るということも、今後も、また来年などもあるのかなと思われます。そうすると、やはり何かしら対策を打たなければならないということなので、ぜひ専門家の方たちも入れて、しっかり考えていただきたい。営繕課の方だけではなくて、何か建物の専門の業者なども入れながら、今、一緒にチェックもしながら考えているということでよろしいんでしょうか。では、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。

 いずれにしても、乳幼児クラブやシニアセンターも使えない部分が出ているということで、そこにも影響が派生していくということなので、できるだけ速やかに工事を終えて再開できるようにと願っています。

 それと、こうした台風の対策について、佃のシニアセンターだけでなく、中央区全体の建物のチェックということがどのように行われたのか。また、今後、不安材料があるような建物がもしあったというようなことがあれば、それも御報告いただきたいし、その対策ということについても伺いたいと思います。

○松岡都市整備部長
 区の施設全体は、営繕課のほうで一通りは確認をしてございます。今回の雨、尋常でない雨ではあったんですけれども、意外と被害は少なかったかなと思っています。

 ただ、建物が古くなると、どうしても窓周りのシールだとか、そういったところが劣化してまいりますので、横殴りの雨が降ると危険なところもあります。ですので、古い建物は特に念入りに調査をするという形で、今、調査しています。それ以外にも、こういうことがある前に、何年かに一遍、全体調査というのも営繕課のほうで行っていますので、その辺は、実際雨の降り方だとか、風の向きだとか、いろいろなことを想定しながらやっていかなければいけないんですけれども、とりあえずは全部見て確認を行っております。

 先ほど専門家も入れてというお話がありましたけれども、当然、設計事務所の方だとか、ゼネコンの方とも協力しながらやっていますが、実際に改修工事というのは営繕課の職員が一番わかっています。なので、御心配いただかなくともよいかと思います。頑張っていますので。

 以上でございます。

○奥村委員
 今もまだ調査中の部分もあるということのようですけれども、本当に今後想定以上の雨量ということもあるので、これまでの対策から、さらに進めた、さらなる対策が必要な状況なのかなと思います。建物の営繕関係だけではなく、さまざまな影響がある事態が今後いろいろとあるのかなと心配もしていますけれども、ぜひ被害を未然に防げるように最大限努力をしていただきたいということを強く要望させていただきます。

 次に、ほっとプラザはるみの改修設計についての報告が、昨日の企画総務委員会であったんですけれども、本来はほっとプラザはるみのこうした改修にかかわるような案件というのは、環境建設委員会に報告されるべきだと思うんです。今回の報告事項の中になぜ入ってこなかったのかという理由について、伺いたいと思います。

 あわせて、今後、ほっとプラザはるみにかかわる改修の問題については、この委員会できちんと報告していただきたいと思うんですけれども、その点について御答弁をお願いいたします。

○松岡都市整備部長
 今までいろいろな設計をやっている場合、その所管の部署のほうで委員会に報告するという形をとらせていただいています。ですので、学校を設計したといって、営繕課で設計を担当していますけれども、環境建設委員会には出していないのと同じ状況でやらせていただきました。

 以上でございます。

○奥村委員
 私としては、環境建設委員会の中でも議論が必要な問題かなと思ったので、そういう要望をさせていただいたんですけれども、今後も報告はされないということですか。今後、いろいろ進んでいく中では、報告はされていくということでよろしいんですよね。

 というのも、スケジュールを見ますと、ことしの12月、来月にまちづくり協議会でほっとプラザはるみの改修についての報告がされて、来年の1月から3月には利用者向けの説明会、3月に基本設計となっていて、余り時間的な猶予はないというか、ぽんぽんぽんと進んでいくようなスケジュールでいくのかなと思うので、環境建設委員会の中でも議論できるように、ぜひしていただきたいと思うんですけれども、その点についての御見解をお示しください。

○吉田副区長
 これまで環境建設委員会で報告をしておりましたのは、この温浴施設が清掃事業の、いわゆる還元施設としての温浴施設であって、所管が環境土木部であったということに基づいて環境建設委員会で今までお話しさせていただいた。今後のこの施設のありようというのは、昨日の報告でいろいろお聞きになったと思いますけれども、かなり総合的なものでございますので、今、その部分についての連絡調整は全部企画部が中心になってやっております。

 企画部でやっている結果については、当然、相談も含めて、地元でお話し合いをさせていただいております。まちづくり協議会には報告させていただいておりますから、まちづくり協議会の報告として、ここの環境建設委員会の中に提出されることはあると思いますが、その後については、ほっとプラザはるみをどういった改修をして、どういうところを主管として所管するかということによって、かける委員会は変わってくるということになりますので、ここに必ずかかるということはございませんので、その点は御理解いただきたい。

○奥村委員
 まちづくり協議会の報告として上がってくるということだと、12月にその協議会があるので、その報告として、来年早々にでも環境建設委員会に上がってくるという理解でよろしいんでしょうか。

○松岡都市整備部長
 次のまち協で出したとすれば、終わった後すぐに資料につきましては、送付をさせていただいておりますので、その後、議事要旨がまとまった段階で委員会にかけさせていただくという段取りでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 ほっとプラザはるみについては意見を言う機会もあると思いますので、また、その都度、要望等があれば、発言もしていきたいというふうに考えます。

 次に、まちづくり協議会が10月に4カ所で開かれて、その際に、中央区が出した東京2020大会時の交通に関する要望に対しての検討結果についてという報告もされました。出席者の中からは、さまざまな疑問や要望の声も出されていましたけれども、このまちづくり協議会には、都の職員や組織委員会の担当者も出席したということで、まちづくり協議会の委員の質問に対して、その場で口頭で回答された部分もあったようです。そうした要望の中で、東京駅から各競技場へのバスの便というのも必要なのではないかという声も出されていました。通常の都バスの増便や臨時バスを求めるという声も出ていたと思います。

 私も、東京都の対応、八重洲からについては、競技会場の最寄り駅から徒歩で行くということを前提としているとか、シティキャストによる交通案内やホームページによる周知、情報提供という、これだけの対策では、さばくのがなかなか難しいのではないかという思いもありますし、やはりバスの増便、臨時バスも必要だと思いますけれども、こうしたことを区としても具体的に求めていくというようなことは考えておられないのかどうかということについて伺いたいと思います。

 それと、勝どき駅についても、現状でもキャパシティを既にオーバーしている、どうするんだということで、都側の回答としては、月島駅での乗りかえや最寄り駅での利用を促すとか、混雑時にはスムーズな誘導を行えるよう、交通局のほうにも伝えていくというような回答、また書面での回答では、選手村のスタッフや来場者については、シフト時間を調整するとか、駅の出口から各施設までの動線を事前に周知するなど、そういう対応ということです。こうした対応では不十分なのではないかなと思うんですが、こうしたことについて、まち協の中で出た意見を再度東京都、組織委員会に対して要求、要望していくということは、どういう形で今後進められるのかという流れについて伺いたいと思います。

○落合道路課長
 先日のまちづくり協議会等についてでございます。

 まちづくり協議会の中では、7項目の要望というのを出しておりまして、それについて東京都及び組織委員会のほうから回答をもらっていたといったようなところでございます。その中で、例えばアクセスの拠点となります東京駅からの誘導とか輸送についての回答ということで、ボランティアなどのシティキャストを配置するなど、そういった対策をとっていきますといった回答などを得たところでございます。

 しかしながら、まちづくり協議会の中では、委員が先ほどおっしゃったとおり、それだけでは足りないのではないかといった話も出てきた。また、案内所を設置したほうがいいのではないかといったものも多く出ておりました。その辺のところは、東京都及び組織委員会のほうにしっかりとまちづくり協議会で伝えておりまして、今後、それらについては、しっかりと対策を検討していきますといった回答を得ている。そういったことから、この間のまちづくり協議会で回答を得たものが全てではなくて、今後も引き続き、そういった詳細のところを詰めていく必要があるというふうに考えております。

 また、勝どき駅の混雑緩和についても、どのまちづくり協議会においても、時間をずらす対策だけでは不十分ではないかといった話もありました。そういったところも、ほかの対策がとれないかといったところは検討していくという話もいただいておりますので、しっかりとその辺は詰めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 今後もオリパラにかかわる交通問題については、まち協で報告していって、また、さらに意見も聞き取るというような場面がちゃんと確保されているのかどうかということについても伺いたいと思います。

○落合道路課長
 先日のまちづくり協議会の中でも、東京都及び組織委員会のほうから、今後も引き続きまちづくり協議会等でしっかりと説明していきたいという話もありましたので、そういったところでしっかり検討した結果を公表していただいて、協議していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 やはり住民の方で不安に思っている方も大勢いるわけですし、中央区につくられるのは選手村ですけれども、区民の方も観客として、さまざま競技場に足を運んだりという移動もあるわけなので、やはり全体を通して、交通不便、まちの方たちの心配を取り除くような話し合いができる場を今後も積極的に設けていただきたいということを要望して、質問を終わります。

○墨谷委員長
 それでは、奥村委員は副委員長席にお戻りください。

 質疑も終了したと存じます。議題について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 以上をもちまして、環境建設委員会を終了いたします。

 ありがとうございました。

(午後2時22分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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