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令和元年 企画総務委員会(6月24日)

1.開会日時

令和元年6月24日(月)

午前10時30分 開会

午前11時36分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(10人)

委員長  礒 野 忠

副委員長  中 島 賢 治

委  員  塚 田 秀 伸

委  員  佐 藤 あつこ

委  員  渡 部 恵 子

委  員  青 木 か の

委  員  小 栗 智恵子

委  員  山 本 理 恵

議  長  押 田 まり子

副 議 長  田 中 広 一

4.出席説明員

(32人)

山本区長

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

大久保財政課長

黒川総務部長

鈴木総務課長(参事)

生島職員課長

倉本経理課長

濱田防災危機管理室長

菅沼危機管理課長

岡田防災課長

遠藤区民部長

鷲頭地域振興課長

田部井商工観光課長

田中福祉保健部長

春貴管理課長

溝口子育て支援課長

小林保育計画課長

吉田高齢者施策推進室長

山本保健所長

望月環境土木部長

池田水とみどりの課長

松岡都市整備部長

栗村地域整備課長

坂田会計管理者

長嶋教育委員会事務局次長

高橋監査事務局長

(財政係長)

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

桝谷書記

6.議題

  • 議案第29号 令和元年度中央区一般会計補正予算

(午前10時30分 開会)

○礒野委員長 おはようございます。ただいまより企画総務委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 (挨拶)

 それでは、議長、挨拶をお願いいたします。

○押田議長 (挨拶)

○礒野委員長 次に、区長、挨拶をお願いいたします。

○山本区長 (挨拶)

○礒野委員長 ありがとうございました。

 審査方法についてですが、議案第29号、令和元年度中央区一般会計補正予算については、歳入歳出を一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 そのように取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の説明を願います。

○浅沼企画部長

 1 議案第29号 令和元年度中央区一般会計補正予算

以上1件報告

○礒野委員長 発言の時間制についてですが、本日の審査終了の予定時刻を午後3時とすることが代表者会において確認されております。また、これまでの例に倣い、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時38分です。午後3時までの時間に昼食の休憩時間60分及び採決等に係る時間10分を考慮し、算出しますと、自由民主党53分、公明党31分、新風会31分、あたらしい中央31分、日本共産党31分、無所属10分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○渡部(恵)委員 1点、平和モニュメントの設置についてお伺いいたします。

 中央区は、昭和63年、区の誕生日である3月15日を起点としまして、平和に対する区の思いを伝えていくということで、平和都市宣言されております。そして、毎年予算にも出ておりますが、コンサートをするなど、常に平和を忘れてはいけないということを区民に対して訴えておられます。現在、平和モニュメントに関しましては、今回できる晴海のほかに、月島第二児童公園の中にもございます。

 今回、晴海第三公園に設置していく設置の経緯とその目的について、まずお伺いしたいと思います。

○鷲頭地域振興課長 今回整備いたします平和モニュメントにつきましては、テーマをオリンピック・パラリンピックと平和と題しまして、東京2020大会を契機といたしまして、子供たちに改めて平和について考えていただくきっかけとして、この事業の取り組みをさせていただいているところでございます。そのため、これまで月島地域に設置しております月島第二児童公園にございます平和モニュメントのほかに、新たに晴海第三公園に設置をするというものでございまして、これにつきましては、オリンピック・パラリンピックの選手村が晴海地区に整備されるということも含めまして、選手、また関係者の方々、また、そちらにいらっしゃる多くの方々にごらんいただきたいという思いから、こちらの場所に平和モニュメントを改めて設置するというものでございます。

○渡部(恵)委員 ありがとうございます。

 たしか、ここは子供たちの絵画を基にしたモザイク平板をつくるというふうに聞いておりますが、どのような絵画を描いていただく予定なんでしょうか。

○鷲頭地域振興課長 今回、子供たちに描いていただく絵画につきましては、テーマを、先ほど申し上げたオリンピック・パラリンピックと平和と題しまして、区立各16小学校の児童に、こちらの絵画の作成をお願いしているものでございます。

 現状で申し上げますと、各小学校で1つ、オリンピック・パラリンピックのそれぞれの種目を設定しまして、そちらの種目に合致した絵画またはオリンピック・パラリンピックと平和ということでの平和に関することをテーマとして作成された絵画について、原画としていきたいということで、今、選定を行っているところでございます。

○渡部(恵)委員 子供たちがこういう形でオリンピック・パラリンピックに参加して、同時に平和にも貢献していくという今回のモザイク平板、平和モニュメントの設置は、大変すばらしいお取り組みだと考えております。

 せっかくおつくりになって、今は月島にもありますし、佃には平和都市宣言碑もあります。そして、今回、オリンピック・パラリンピックに際しまして新たなものをつくっていくということでございますが、この3点をどのように、これから子供たち、また区民の方々、そして、今回、大勢の方々が国内外からいらっしゃるんですが、せっかくですので、この方々にPRしていくという手段はどこまで考えておられるでしょうか。

○鷲頭地域振興課長 ただいまお話がございましたような平和モニュメントを含めました各施設の活用ということにつきましては、これまでも、私どもが所管しております平和祈念バーチャルミュージアムの中でも広報させていただいているところでございまして、こちらにつきましても、同様の形で皆様に広報してまいりまして、本区から平和のとうとさといった部分について、世界に向けて発信していきたいと考えております。また、あわせて、こちらの記念式典も行いたいと考えておりますので、こういったPRの場を通じまして、区民の方々、一人でも多くの方々に平和意識の普及促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。

○渡部(恵)委員 どうもありがとうございます。

 式典もなさるということで、より一層区民の方々に、ここの新たな記念碑の価値と、そして中央区が発信したい平和について、皆様に伝えていくことができるなというふうに思いました。平和祈念バーチャルミュージアムに関しましては、アクセス数を上げていくような御努力をお願いいたします。なかなか平和についてアクセスしてくる方も少ないかもしれませんが、結びつけて発信していくということがとにかく必要かと思います。今後とも、どうぞお取り組みをよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。

○青木委員 それでは、私からは、プレミアム付商品券についてお尋ねしてまいります。

 今回の補正予算では、今御説明がありましたとおり、補正予算書の10ページ、繰越明許費ということで計上されておりますが、実際には、この国庫補助金については既に計上されている、一般会計のほうで出ているという御説明を先日いただいたんですけれども、そこのところを、金額も含めまして、少し詳しく御説明ください。

○大久保財政課長 今、御紹介いただきましたけれども、プレミアム付商品券につきましては、今般、第一回定例会の当初予算とあわせまして、同時補正としまして、追加議案として出させていただきました補正予算の中で計上させていただいてございます。その際には、子育て世帯向けの商品券、そして特別区民税の非課税者向けの商品券、事務費も含めまして、合わせまして3億2,250万4千円を計上させていただいてございます。そして、この歳出にあわせまして、国庫支出金も、同額3億2,250万4千円計上させていただいておりまして、全額国からの補助金で賄う事業として計上させていただいているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員 ありがとうございます。約3億2,000万円ということで、既に計上されておりまして、これは国庫補助金ということを確認いたしました。

 その上で、区民文教委員会等で配られました資料によりますと、対象者は区民税非課税者がおよそ1万4,000人、対象児童が6,900人ということで、今行われている事業ですので、あくまでも見込みですが、合計2万900人ということが書いてあります。

 そこで、今回はプレミアム付商品券ということで、もとの分はその方の負担になりますので、このプレミアム分を含め、そして、今御説明にありました事務費を含めまして、対象者が1万4,000人プラス6,900人で計2万900人、掛けるプレミアム分5,000円で、およそ1億円ということになります。国庫で計上されております3億2,000万円と、この1億円との差額について御説明いただければと思います。

○春貴管理課長 プレミアム分との差額でございますけれども、プレミアム付商品券につきましては、例えば住民税非課税者に対しては申請書を送りまして、その内容を審査し、対象となった方々に引換券を送付いたします。また、子育て世帯の方々には直接引換券をお送りいたします。その後に、プレミアム付商品券を区のほうで販売していくということで、そのような経費について、業務の委託をして実施していくというようなことを考えておりまして、その差額については、業務を進めるための事務に必要な費用というふうに考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員 先日の築地等地域活性化対策特別委員会でもお尋ねいたしました。そのときお答えいただきましたように、特に区民税非課税者については、商品券の購入対象者を確認するために、区が税情報等を無断で利用することができないということで、お答えをいただきましたので、それと同じお答えですね。ここで確認させていただきました。

 つまり、プレミアム付商品券につきましては、10月からの消費税のアップ、あるいは子育て、そして教育費無償の恩恵を受けない方へのサービスという意味を含めまして、3億2,000万円、国庫から出ますが、国民の税金であることに変わりはありません。ばらまくといいますか、1億円を給付するために、各自治体、それ以上の金額がかかってしまう。中央区については、国庫補助金ではありますが、3億2,000万円かかるということです。毎回、給付金が出るたびに、私は大変不思議に思っていることなのですが、これはもう全く自治体には罪はないわけで、この制度を早く国のほうで、効率的な、例えば3億2,000万円かけるんでしたら、もっと効率的に必要な人にこの給付金を送る方法はないのかということをいつも疑問に思っていますので、質問させていただきました。

 もう一つ、幼児教育・保育の無償化に係るシステム改修ということで補正予算が今回出されておりますが、これはあくまでもシステム改修ということで、とりあえず半年分の無償化のための費用、つまり無料で受けられる対象者は教育費、保育費が無料になるということで、ここも国庫が保障するわけですが、これは、いつ出されるのでしょうか。

○溝口子育て支援課長 今回、システム改修ということで、ことしの10月1日から、幼児教育・保育の無償化が開始される予定で、まず先行してシステム改修のほうを本補正予算案で計上させていただきました。5月に子ども・子育て支援法の一部改正がされまして、5月末に国から都道府県への説明会がありました。来月、都道府県から区市町村への説明会があるところなんですが、現在、そちらの資料等も見ながら、順次いろいろな事業の検討を進めているところでございます。

 その全体的なものにつきましては、次の第三回定例会で条例改正、また補正予算も含めて計上させていただきたいと考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員 次の第三回定例会で計上されるということで確認いたしました。

 あと、半年分は国が出すと。国庫補助金が出るわけですけれども、来年度から、令和2年度からは国が2分の1、東京都が4分の1、そして区が4分の1を負担することになっております。そこで、中央区が負担する4分の1の財源がどうなるか。ちょっと先のことになりますが、お聞かせください。

○溝口子育て支援課長 そのあたりにつきましても、現在、国のほうの説明資料を見ながら、いろいろと検討しているところでございますので、その辺もあわせまして、第三回定例会のほうで出させていただきたいと考えております。

 以上でございます。

○大久保財政課長 1点補足ですけれども、今、国から示されている方向性としましては、今年度の半年間の保育料の減収分については、国から補助金として交付するという方向は一応出されております。そして、来年度以降につきましては、国としては、地方交付税として負担するという考え方が示されております。当然、地方交付税ですと、本区も含む東京都や大都市につきましては、交付されないという状況がございますので、中央区としては不満な状況ではございますけれども、今、こういった方向性が示されているという状況でございます。

 以上でございます。

○青木委員 ありがとうございます。

 令和2年度は4分の1で済みますがという表現になるんですが、将来的には、今答弁にありましたように、地方交付税に含まれると。そうなると、東京都はもちろん不交付団体ですので、中央区といたしましても、その中でまた財源を確保していく必要があるということで、プレミアム付商品券、そして幼児教育・保育の無償化については、何か国が突っ走っている。どういう目標があるのか、狙いがあるのかわかりませんが、国が先行して突っ走っていって、その後、地方自治体が大変な苦労をしているということを、この補正予算を見て感じましたので、質問させていただきました。

 どうもありがとうございました。

○小栗委員 それでは、順次質問をさせていただきたいと思います。

 最初に、平和モニュメントの設置についてです。

 オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、平和のとうとさ、大切さを発信するということで、平和モニュメントを設置するという事業は大変有意義な事業だというふうに思います。

 予算としては2,571万円、16面つくるということなので、1面当たり160万円の経費、作製費がかかるのかなという感じですけれども、今までつくられていたモザイク平板は、障害者の就労支援の事業として、作業訓練の支援ということで作製を委託してやってきたという経緯があると思うんですけれども、今回もそういう形でやるのか。区政年鑑によると、モザイク平板の事業は障害者の方の工賃アップを図っているという説明もあるんですけれども、今回の設置によって、そういう事業としても、どのくらい生かされるのか、その点について伺いたいと思います。

 2つ目に、おもてなしロードの件です。

 これは、5,800万円の予算がついております。内容はフリーWi-Fi、微細ミスト、花の装飾ということなんですが、大体の予算の内訳についてお示しいただきたいというふうに思います。

 3点目に、伝統工芸品産業調査の件ですけれども、今年度70社程度を対象にして、区内の伝統工芸品産業の現状を把握するということですが、今、区内の事業者としては、大体何品目くらいあると区のほうでは把握されているのか。東京都の伝統工芸品としては41品目が登録されているようですけれども、どのくらいの伝統工芸品が中央区内にあるのかという点について、現状の把握の状況をお知らせいただきたいと思います。とりあえず、お願いします。

○鷲頭地域振興課長 私からは、平和モニュメントの製作に係ります障害者の方々の雇用の件について回答させていただきます。

 まず、こちらの平和モニュメントは、今、委員から御指摘がございましたように、予算額総額としては2,500万円強という金額でございますが、実際に製作に係る費用といたしましては約1,600万円ということで、1基につき約100万円ほどということで予定しているものでございます。

 こちらの製作に係る基本的な方向性といたしましては、これまでのモザイク平板と同様に、障害者の方々に御支援をいただきながら事業を実施していただくということで考えているところでございます。また、当該のNPO団体といろいろと協議を行っているところでございますけれども、実際に製作するに当たり、何名の方々に携わっていただくかということについては、現在、調整中でございますので、そのあたりが判明次第、お一人当たりの工賃というものが出てくるものと考えているところでございます。

 私からは以上でございます。

○田部井商工観光課長 おもてなしロードの件につきまして、私からはWi-Fiについてお答えいたします。

 Wi-Fiにつきましては、906万6千円を計上させていただいておりますけれども、その内訳といたしましては、需用費4,000円につきましては光熱水費で電気代ということになります。また、役務費につきましては通信料、そして委託料につきましては、こちらが設置を委託する部分の金額で900万円ということになってございます。

 以上でございます。

○池田水とみどりの課長 私のほうからは、おもてなしロードに係るミストと花の整備について答弁させていただきます。

 まず、ミストにつきましては、築地川銀座公園、月島第二児童公園の2カ所で整備する予定でございます。また、黎明橋公園については、植栽による整備を行います。また、現在、晴海通りで工事をしています三原橋のところにおきましては、緑地帯を活用しまして、街角広場の整備を行う予定です。そこにつきましても、ミストを設置する予定です。

 公園につきましては、2,783万2千円、街角広場については2,200万円を計上させていただきます。

 以上です。

○田部井商工観光課長 伝統工芸についてでございます。

 まず、今回、これから調査をするということでございまして、区内の伝統工芸産業が何店舗あるか、もしくは何店舗を対象とするかという具体な数字はございませんけれども、前回、平成22年に調査した時点では、約70という数でした。委員から御紹介のありました、東京都は41という数字もありますけれども、本区におきましては、少し対象を、東京都の伝統工芸士等が認められている範囲とは異なるものでもございますので、これは調査を行った上で、その調査の中で、実態としてどのぐらいの数があるのか、また、区内でどういった品目の事業が営まれているのかということを含めて調査をさせていただきまして、さらに、そこから、それに向けた支援策はどういうことができるのかということを検討、検証してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○小栗委員 平和モニュメントにつきましては、1基約100万円の製作費ということです。NPO団体を通じて、障害者の方たちの就労支援にもなっているということで、工賃アップを図る狙いもある事業だと思いますので、その辺も含めて、ぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。

 おもてなしロードについては、今、内訳をお話しいただきました。そうしますと、ミストをつくるのは2つの公園と、数寄屋橋にはもうできているということだと思うんですけれども、これは来年のオリンピックに向けて整備するということで、例えばことしの夏の暑い時期に間に合うとか、そういうことにはならないのか、その辺の見通しと、本当にオリンピックの期間だけの整備で、植栽、お花の装飾とかは枯れてしまうので、ずっと飾っておくというわけにいかないかもしれないですけれども、オリンピック期間中だけの事業という位置づけなのか。その辺のおもてなしロードとしての事業の計画について、もう少し説明をいただければと思います。

 伝統工芸品については、区内の状況も把握するために調査するということで、この状況調査の中で、ぜひ必要な支援策、有効な支援策につながるように調査を行っていただきたいということを申し述べたいと思います。

 おもてなしロードについて、お願いします。

○池田水とみどりの課長 公園、児童遊園と街角広場のミストの整備についてです。

 整備時期としましては、公園につきましては、本年度中に整備を実施し、完了させる予定でおりますが、街角広場につきましては、現在、東京都が三原橋の工事を進行中でございまして、その整備完了後、竣工にあわせてミストの整備を行うということで、こちらについては、今年度と来年度の予算と合わせまして整備をする予定でおりまして、今年度に間に合わないというふうに考えておりますが、全てオリンピック前には整備する予定です。

 それと、おもてなしロードということで今回整備させていただきますけれども、主たる目的としましては、レガシーを活用した都心の新たな魅力づくり、また魅力に磨きをかけて、まちのにぎわいに寄与していきたいというふうに考えております。その後につきましても、例えば緑の基本計画等のほうで掲げております水と緑のネットワークということで、引き続き、地域のほうに活用させていただいて、緑のネットワークも含めた整備というふうに考えてございます。

 それと、ことしの夏につきましては、工事は間に合わないということで、御了承願いたいと思います。

 以上です。

○小栗委員 オリンピックの一つのレガシーとしてというお話もありましたので、来年のオリンピックに間に合うように整備しつつ、その後の緑あふれるまちにしていくという意味でも、この活用を考えているということだったので、お花だけでなくて、街路樹とかも含めて、ぜひそういう事業として位置づけて整備していただきたいというふうに思います。

 次に、プレミアム付商品券の販売・使用期間の延長について伺います。

 今も御答弁がありましたけれども、今回の予算では金額的には計上されていませんが、当初予算で同時補正が組まれて、もう既に申請書の送付なども始まっているというふうに思います。先ほどもちょっと御説明がありましたが、プレミアム分の計上と、発行する事務経費、委託で全部やるということだったんですけれども、そういう経費として2億円ぐらいかかるということなんですが、ハッピー買物券の場合は、売上金が歳入として計上されるというふうに思うんですけれども、プレミアム付商品券の場合は、売れた商品券の収入というのは計上されていないという組み立てになっているのかというところの確認をさせていただきたいというふうに思います。

 それと、商品券を使用できるお店などについては、共通買物券と別に募集するということになるのかどうか、その辺の準備状況についてもお伺いしたいというふうに思います。

 続けて、私立保育園の開設準備経費の件ですけれども、新たに1園の開設の準備を進めるための補助を追加するということで、これによって定員が299名程度拡大するということです。今でも待機児の問題は大変深刻で、なかなか解消ができていないということです。ことしの4月の待機児は、昨年よりもふえて197名ということだと思うんですけれども、認可保育園に申し込んで、入れなかったので、認証保育園に入れるとか、育休を延ばすとか、そういうことで対応した人が410人ぐらいいるという数字も報道されています。

 そういうことを考えると、299名拡大するということは大変有意義なことだと思うんですけれども、特にゼロ歳、1歳というところで見ると、希望に全部応えられるのかというのはなかなか厳しいのではないかという印象を持つんですが、その辺の見通しについてはどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。

○春貴管理課長 プレミアム付商品券の売上代金の予算の計上の仕方でございますけれども、まず商品券の売上代金については、今回は区に歳入するのではなく、区から支出するプレミアム分と合わせまして、商品券を使用した場合の各店舗の支払い費用に充てていくということで予算計上しているところでございます。国から発出されている文書にも、このような取り扱いで、歳入計上の必要はないというふうにされているところでございます。

 また、使用できる店舗についてでございますけれども、今回のプレミアム付商品券の事業につきましては、国からの条件といたしまして、広く公募して店舗を募集しなさいということになってございます。6月11日から店舗を募集してございまして、これからどのような店舗で使われていくか、使える店舗について、現在、募集をしているところでございます。

 以上でございます。

○小林保育計画課長 私立認可保育所の開設支援についてでございますが、こちらは来年の4月に向けて299人の定員拡大ということで、当初予算で計上した新設園4件と今回の補正を含めて、299名の拡大を見込んでいるところでございます。

 今後の見通しでございますけれども、委員もおっしゃるように、ことしは197名の待機児童が発生して、我々も非常に厳しい状況が続いていると認識しているところでございまして、私立認可保育所の開設支援を中心に、一園でも多く着実に開設に結びつけられるように取り組んでまいりたいと考えております。

 見通しにつきましても、子ども・子育て支援事業計画の需給計画で見込んでいるところでございますけれども、今年度、新たに第2期の5年間の計画を策定する予定でございますので、この中で詳細に見込みまして、取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。

 以上でございます。

○小栗委員 保育所の件は、これからまた計画を策定するということですけれども、全体で定員が299人ふえれば、待機児197人ですから、解消しそうな気はしますが、いつもゼロ・1歳とか歳児別で割ると、どうしても入れない人が出てくる。そういうことがわかっているので、その辺も含めて、計画的に待機児がゼロになるように整備を進めていただきたいというふうに思います。

 それと、プレミアム付商品券の件は、今、店舗を募集しているということで、国からの条件が、広く募集することということで、中央区のハッピー買物券の場合は、区内の中小商店の支援ということも兼ねて、デパートとかは登録店になっていないということがあるんですけれども、そういうものもなくして、デパートとか、そういう大きなところもオーケーというふうになるということなんですか。その点の確認をさせていただきたいというふうに思います。

 全部国庫補助金として手当てされるということで、区の負担はないということになるんでしょうけれども、先ほどもお話があったように、国庫補助金といっても、もとは区民も払っている税金の中のものですし、この商品券を発行する目的は、消費税10%の引き上げが低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和すること、そして地域における消費を喚起、下支えすることを目的として発行するというふうに示されています。そういう面でいうと、いろいろこういう莫大な経費をかけてやるよりも、増税そのものを中止することが一番の景気対策ではないかというふうに私は考えますけれども、その点についてはどのようにお考えなのか、御答弁をいただけたらというふうに思います。

○春貴管理課長 今回のプレミアム付商品券につきましては、広く店舗を募集するというような条件となってございますので、デパートなどの大店舗についても対象としていくということになってございます。また、当初の目的の消費税の引き上げの影響を緩和するということで、国の考え方といたしましても、できるだけ広い店舗で使われていくというようなことを条件としてございます。

 以上でございます。

○大久保財政課長 今般の消費税率の引き上げにあわせた、こういったさまざまな取り組みにコストがかかっているのではないかということで、その取り組みをやるのであれば、増税をしないほうがいいのではないかという御指摘かと思います。

 こういった取り組みの財源だけを見ると、当然、事務費のほうが多いといった特徴的なところもございますので、そういった面も見られるかなとは思いますけれども、消費税率の引き上げというのは、国の財政の健全化、そして今後確実にふえていくと見込まれる社会保障費の財源の確保という観点もございます。社会保障の安心・安全のためには、確実な財源の確保というのは必須となっておりまして、社会保障が安定的になることによりまして、企業、そして区民の方も安心して暮らせる、こういったものに資するというふうに考えてございますので、消費税引き上げにつきましては、最終的には国の判断とは考えておりますけれども、引き上げについてはやめるべきではないかということは、区としては考えていないところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員 消費税については、社会保障の財源ということで、そのためにどうしても引き上げる。その影響を一番受ける低所得者や子育て世帯のためのプレミアム付商品券も発行するということですけれども、対象になるのは2万人ぐらいですから、全体の区民の1割強ということになると思います。特に低所得者にとって負担が重い税金なので、そういうところにプレミアム付商品券を販売するということとして考えているということはわかりますけれども、一番社会保障を安定的にやるために必要な財政を、低所得者や子育て世帯に重くのしかかるような税金で補塡するというのは、考え方として問題だなというふうに私は思いますので、その点は感想として申し述べておきたいというふうに思います。

 次に、幼児教育・保育の無償化に係るシステムの改修についてですけれども、これは10月からの無償化に向けたシステムの改修ということですが、今回、どういう改修をやるのかということを、もう少し詳しくお知らせいただきたいと思います。

 保育園の延長保育とかも、今、保育料がかかると思うんですけれども、そういうものも無償になるのか。延長保育などの支払いなどについても、このシステムの改修の中で、そういうふうな仕組みになるのか。全体はまだこれから検討するということなので、詳しくは決まっていないと思うんですけれども、業務システムの改修は、どういう範囲をどのようにやるのか、御説明いただきたいと思います。

 それと、築地場外市場の活性化支援策です。昨年の10月に築地市場が移転となって、大変な影響を受けているということで、こういう支援策は大変重要だと思うんですけれども、なぜ当初予算で支援事業として組まなかったのか。4,000万円の予算のうち、都の支出金として2分の1出るので、それを活用してやるということですけれども、大規模集客施設の移転に伴う緊急支援事業費補助金というのは、ことし限りのものというふうな説明です。しかし、移転に伴う影響というのはずっとあるわけですし、そういう意味では、これからの活性化支援事業をどのように考えているのかという点についてもお伺いしたいというふうに思います。

○溝口子育て支援課長 私からは、保育園の無償化に伴うシステム改修についてお答えさせていただきます。

 まず、システム改修の内容でございますけれども、今回の無償化に伴いまして、認可外保育園に通われているお子さん等も対象になることから、新たな支給認定制度が設けられます。そのための新たな支給認定制度の申請ですとか、通知書の発行等のシステム改修をまず行います。また、今回、幼稚園奨励費等も、今まで所得制限がございましたけれども、その所得制限が撤廃されます。また、一時預かり保育等も対象になってまいりますので、そういう新たに追加されるメニューにつきまして、システム改修を行わせていただくものでございます。

 なお、延長保育料につきましては、今回の保育料の無償化には含まれておりませんので、従前どおりとなります。

 以上でございます。

○栗村地域整備課長 私のほうからは、築地の場外市場の支援に関して、なぜ当初予算にならなかったのかというところでございます。

 東京都が当初予算で発表しました大規模工場・大規模集客施設の移転等に伴う緊急支援でございますが、都のほうからこの予算について連絡があったのが、区のほうの当初予算を組むスケジュールよりも後にこういった形の話があったというところが、直接的に今回、当初予算に計上できなかったということの理由になります。

 今回の東京都の補助は、緊急支援ということで1年限りということですが、区としましては、この都の補助をうまく活用しまして、もちろん今後も継続して、築地場外の活性化はやっていかなければいけない事柄ではありますが、今回は、立ち上がりに係る費用、いわゆるイニシャルに係る費用というものを、この4,000万円を活用して、まずは対策を打っていただく。その中で、今回の支援をベースに、継続して活性化に努める活動を場外の皆様にやっていただけるような環境をつくっていくということに、今回は区として支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○小栗委員 築地場外の活性化支援ですけれども、今回は立ち上がりに係る費用として考えているということだったので、これからも継続して、どういう支援が必要かということも、ぜひいろいろ精査しながらやっていただきたいというふうに思うんです。

 場外市場の活性化支援ということで、例えばお店が集結しているあそこの場所だけではなくて、もう少し周辺の築地の地域なども視野に入れているのか、その点だけ確認させていただきたいと思います。

○栗村地域整備課長 今回の区からの支援につきましては、場外市場の中の施設を対象にしていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○松岡都市整備部長 少し補足をさせていただきますが、今、場外市場の支援ということでお話をしましたが、できれば広域まで影響が及んで、きちんとまちとして成り立つように、そういったことも視野に入れてやっていきたいというふうに思っております。

 以上です。

○小栗委員 終わります。

○山本委員 よろしくお願いします。ほかの委員と重なる部分もございますが、確認の意味を含めて質問をさせていただきます。

 私からは2点、私立認可保育所の開設準備経費補助及び幼児教育・保育の無償化に係るシステム改修についてと、プレミアム付商品券について伺ってまいります。

 まず、幼児教育・保育無償化に係るシステム改修についてと、私立認可保育所の開設についてです。今年度、既に開設予定である4カ所の保育園に加えて、新たに1カ所の開設支援を行うとのことです。待機児童解消に向けて、積極的に保育定員の拡大を図っていることと思います。しかし、ことしの10月に消費税10%引き上げに伴い、10月から幼保無償化がスタートします。

 まず、そこで2点お伺いしたいのですが、保育ニーズがどうしても高まってしまうと考えております。中央区における潜在的需要がどのぐらい喚起されると考えておられるのか、今後の見通しについてお聞かせください。

 2点目に、幼稚園・保育園の無償化に係る保育料を算定するシステム改修については、どの程度の対象者がいるのか。また、これまで保育料は区の収入として入ってきていたものですが、この減収分については、どのぐらいを見込んでいるのか、お聞かせください。

○小林保育計画課長 私のほうからは、無償化に伴う保育ニーズの見通し、見込みについての区の考え方でございます。

 保育の無償化の影響がどのようになるのか、見定めるのがなかなか難しいところではありますけれども、現状として、本区の保育料につきましては、ゼロ歳から2歳は住民税非課税、それから生活保護世帯は既に無料になってございます。それから、3歳から5歳については、全世帯を無償にするということで、こちらが基本的には影響が出てくるということになってございます。今、待機児童については、ゼロ歳から2歳で発生しているということで、ゼロ歳から2歳については、新たに大きく変化することはないというふうに区では考えてございます。3歳から5歳のほうは、なかなか難しいところで、入園希望者が新たにふえることになるのではないかというような懸念もあるところではございますけれども、現在、区では、3歳から5歳の全幼児の中で、おおむね9割が幼稚園か保育園に通っていますので、全体の残りの1割がどれだけ新しく入ってくるか、ニーズが喚起されるかといったところが影響の出てくるところかなというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長 私からは、システム改修についてでございます。

 現在、3歳から5歳のお子さんが全体で5,000人強いらっしゃいます。その中で、9割近くの方は保育園、幼稚園に行っていらっしゃいます。残りの方は、恐らく認可外保育園ですとか、あと区外の幼稚園に行っている方です。その方たちの中で、認可外に通わせていらっしゃる方で働いている方がいらっしゃれば、そういう方も対象にはなってくるかと考えております。

 減収についてでございますけれども、今、全体で保育料を11億7,000万円計上させていただいておりますが、その中で3歳から5歳のお子さんの保育料は入ってこないということで、その分が減少になります。そこら辺も、今、試算をしているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員 それぞれ御答弁ありがとうございます。非常によくわかりました。

 今後、10月以降、幼保無償化が始まりましたら、この政策の影響などについても、ぜひとも分析していただいて、区議会のほうにその内容を示していただきたいと思います。

 2点目に、プレミアム付商品券について伺ってまいります。

 6月11日に全世帯に申込書を送付しているかと思っていたのですが、この辺について確認をさせてください。

 なぜかといいますと、先ほどのほかの委員への答弁の中に、子育て世帯に関しては引換券を直接送付するといった御答弁がございましたので、今回、申込書については、子育て世帯には送っていないということでよろしいでしょうか。

○春貴管理課長 今回、6月11日に送付をしているのは、低所得者向けのプレミアム付商品券の対象者を判別するために、全世帯に送ったものでございます。申請書をお送りしまして、区のほうに申請書を返送していただいて、税情報の使用についての同意をいただいてから、対象者かどうかの審査をするということで、低所得者の対象の方へ申請書を送っているところでございます。子育て世帯の世帯主の方につきましては、子供の年齢で抽出することが可能でございます。そのような理由から、直接引換券を送付していくというような事務手続の流れになります。

 以上でございます。

○山本委員 ありがとうございます。

 今回、プレミアム付商品券に関して、何件かお問い合わせをいただいております。その1点というのが、なぜ対象者以外の人にも送られてくるんだということで、これは個人情報保護法に基づくものであるということは理解しております。また、2点目が、ハッピー買物券の販売時期と重なったということで、その違いがわからないといった御意見が寄せられました。

 区のほうには、どのような御意見が寄せられているのか。

 ハッピー買物券とプレミアム付商品券は多分所管が違うかと思うんですけれども、その辺について連携はされているのか、お聞かせください。

○春貴管理課長 区のほうへの問い合わせの内容でございます。

 6月からコールセンターを開きまして、そちらのほうでお問い合わせ等を受けているところでございます。一番多かった時期が6月の、申請書を送付した後が200件ぐらい来ているというところで、その中で一番多かったものは、どういう制度なんだというようなお問い合わせがございました。その次に多かったのが、取扱店についてはどのようなところかというようなお問い合わせでございます。今、委員おっしゃったとおり、全世帯に送る必要はないのではないかという御意見も、中にはございました。

 ハッピー買物券の時期と同一というようなことでございますので、当然、区の商工観光課と連携しながら進めているところでございます。

 以上でございます。

○山本委員 御答弁ありがとうございます。

 プレミアム付商品券のほうは、ハッピー買物券と違って、低所得者であったり、子育て世帯に向けたものであると思います。そのため、取扱店舗に関しては、日常品や食料品など、ふだん買えるもののお店を幅広く募集していただきたいと思います。

 そして、引換券の販売場所ですけれども、区役所とか郵便局となっておりますが、例えば子育て関連施設などでも引きかえられると、子供連れのお母さんたちには便利なのではないかと考えます。

 以上です。

○礒野委員長 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

 質疑を終了いたしましたので、採決に移らせていただきます。

 議案第29号、令和元年度中央区一般会計補正予算について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

     〔賛成者起立〕

○礒野委員長 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長はもとの席へお戻りください。

 本会議における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長 そのように取り扱わせていただきます。

 これをもちまして、本日の企画総務委員会を終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午前11時36分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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