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令和元年 企画総務委員会(11月27日)

1.開会日時

令和元年11月27日(水)

午前10時30分 開会

午前11時10分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(10人)

委員長 礒野 忠

副委員長 中島 賢治

委員 塚田 秀伸

委員 佐藤 あつこ

委員 渡部 恵子

委員 青木 かの

委員 小栗 智恵子

委員 山本 理恵

議長 押田 まり子

副議長 田中 広一

4.出席説明員

(28人)

山本区長

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

大久保財政課長

島田情報システム課長

黒川総務部長

鈴木総務課長(参事)

生島職員課長

濱田防災危機管理室長

菅沼危機管理課長

岡田防災課長

遠藤区民部長

田中福祉保健部長

小林保育計画課長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

山本保健所長

望月環境土木部長

松岡都市整備部長

坂田会計管理者

長嶋教育委員会事務局次長

植木学務課長

高橋監査事務局長

(財政係長)

5.議会局職員

伊藤議会局長

一瀬議事係長

黒須書記

桝谷書記

6.議題

  • 議案第85号 令和元年度中央区一般会計補正予算

(午前10時30分 開会)

○礒野委員長
 おはようございます。ただいまより企画総務委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 (挨拶)

 議長、挨拶をお願いいたします。

○押田議長
 (挨拶)

○礒野委員長
 次に、区長、挨拶をお願いいたします。

○山本区長
 (挨拶)

○礒野委員長
 ありがとうございました。

 審査方法についてですが、議案第85号、令和元年度中央区一般会計補正予算については、歳入歳出を一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 そのようにさせていただきます。

 それでは、理事者説明をお願いいたします。

○浅沼企画部長

 1 議案第85号 令和元年度中央区一般会計補正予算

以上1件報告

○礒野委員長
 発言の時間制についてですが、本日の審査終了時刻を午後3時とすることが代表者会において確認されております。また、これまでの例に倣い、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時35分です。午後3時までの時間に昼食の休憩時間60分及び採決等に係る時間10分を考慮し、算出しますと、自由民主党56分、公明党32分、新風会32分、あたらしい中央32分、日本共産党32分、無所属10分となります。

 それでは、理事者説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○青木委員
 それでは、債務負担行為について1点だけ質問させていただきます。

 今回の学校間ネットワークの更新は、これまでは限定的だったものが、区内小・中学校20校全ての学校の校舎内で無線Wi-Fiが使えるようになるということで、これを活用していくわけですが、具体的に、今後どのように活用し、教育的見地からも、あるいは事務的見地からも、これまでよりどのように便利になるかということをお聞きいたします。

○植木学務課長
 今回、学校間ネットワークを入れることによって、容量が多くなりますので、そのあたりのスピード感が事務的には速くなると思います。また、今後につきましては、ICTを積極的に進めていきたいと思いますので、そちらについても対応していく予定でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 では、もう一点だけ。

 今、ちょうどICTの話が出ましたので、ICTを活用していくということで、具体的にここで御発言いただけることがありましたら、教えてください。

○植木学務課長
 今のところ、そのあたりを検討している最中ですが、今後につきまして、国の基準にのっとりながらやっていくというところを考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 終わります。

○小栗委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 学校間ネットワークの更新の件で、まずお聞きしたいと思います。

 この更新のための3億900万円の債務負担行為、限度額を設けるということですけれども、校務処理の効率化及び情報セキュリティを高めることを目的に運用している学校間ネットワークについて、ICT環境に対応した基盤整備のための更新を行うということが説明されています。校務処理の効率化ということですけれども、具体的には、今、どんなことが行われるようになっているのか。そして、この更新によって、どのように改善されるのかという点について伺いたいというふうに思います。

 内容を詳しく御説明いただければと思うんですけれども、例えば児童・生徒の出席状況とかも、多分校務処理の中に入っていると思うんです。あと、成績つけとか調査書の作成とか、いろいろな会議や打ち合わせなどをいつやりますみたいな連絡とか、教室をとるとか、今、そのような校務処理ができるようになっているのか、今後できるようになるのか、その辺の校務処理の内容について教えていただけたらというふうに思います。

○植木学務課長
 校務処理の効率化についてでございます。

 既に校務支援システムを入れておりますので、児童・生徒の出席や成績処理等については、システムでやっているところでございます。こちらにつきましては、古くなったというのもありますし、今後のICT化に対応するということで、容量をふやすというような形で考えておりまして、そのあたりはもう既にやっているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 容量をふやすことで情報をたくさん処理できるということで、内容的にはそんなに変わらないということでいいのか、その辺についてももう少し御説明いただければと思います。

 そして、ICT環境に対応した基盤整備ということですけれども、ICT環境に対応した基盤整備として、どういうことを目標にして行うのかという点についても、もう少し御説明をいただけたらというふうに思うんです。

 例えば、今、ICT教育がずっとうたわれているわけですけれども、教材や授業プランがオンライン上にデータベース化されていれば、必要な教材をすぐにそこから引き出して活用できるというようなことも行えると思うんですが、そういうことは既にできるようになっているのか、それがさらに活用できるようなシステムになるのかという点や、オンラインによる講義が普及していけば、学校や教師がビデオなどを作成しなくても活用できるということになって、オンライン講義を授業時間以外に自分たちで勉強して、授業のときには、それを前提としてディスカッションとか話し合いとか、その内容を深めるとか、そういうことができるようになるという点なども言われていますけれども、今後のICT教育に向けて、基盤整備として、そういうことができるように改善されていくのかという点についても御説明をいただければというふうに思います。

○植木学務課長
 今回の更新で容量を拡大することによって処理能力が速くなるというところはございますが、もう既に校務支援についてはやっているものでございます。

 また、今後につきまして、デジタル教科書等を使ってICT教育をやっていくというところと、今、3校がモデル校でタブレットを入れていますので、全校に入れていきたいとか、そういったことを今後考えていく予定でございます。

 また、オンライン講義ですが、今後、そのあたりも考えていかなくてはいけないというところはございますが、まず最初は、デジタル教科書の使い方とか、子供たちの情報処理能力の中で、どういうふうに子供たちが使っていくかとか、そういうところを考えていきたいと思います。

 以上でございます。

○長嶋教育委員会事務局次長
 少し補足で答弁させていただきます。

 まず、校務支援につきましては、基本的に既に導入しているということで、その中身については、特に大きな変更というのはありません。

 ただ、今回、セキュリティ向上ということで、メールに対して自己確認機能を新たに追加する予定でいます。それ以外に、ファイルサーバも拡充されますので、そういった意味では、先ほど学務課長が申し上げたとおり、画像データですとか、いろいろなものも入るようになるだろうというふうに考えています。

 それから、今後の授業の展開でございますけれども、まず基本的に、小学校については、来年から新しい学習指導要領が本格実施される形になっています。主体的、対話的で深い学びという話の中の、特に対話的な学びというところでタブレットを活用していこうというふうに考えています。

 それから、オンライン授業というお話がございましたけれども、現在、そこまでのソフトはないと我々は考えています。不登校対策の役に立つのではないかということで探してはいるんですけれども、なかなかそこの授業まで個人で勉強できるようなレベルまでのソフトは、まだないのかなというのが今の状況でございます。ですから、将来的にそういった基本的なものがソフトとして出てくるようになれば、その導入についても今後検討していくようになるとは思いますけれども、現在は、子供たちに無線LAN環境でタブレットを持たせるということが一番大きな話になっています。

 新しく変わるというものであれば、今まではパソコン教室の中でしかそれができませんでしたけれども、各教室内でそれができるようになるというのが一番大きな変更になります。ですから、質的な問題につきましては、現在、ある程度そういったものは整備していますので、大きな変化はないかもしれませんけれども、今回の中で一番大きなものは、パソコン教室自体が必要なくなるということでございます。

 以上です。

○小栗委員
 パソコン教室で今までやっていたことが各教室でできるとか、そういうことをやるための基盤整備をこの費用でやるという理解でいいのかという点の確認です。

 それと、学んだことの習熟度、子供の到達度に合わせて、タブレットなどを使って、その子に合わせた問題が提供されるアダプティブラーニングということもできるのか、今やっているのかどうかわからないですけれども、そういうことも視野に入れているのか。

 また、テストなどを利用して、個々の子供の学習の習熟状況をつかむことができるのか。機器の中にそういう情報が蓄積されて、そういうものもわかるようになっていくことも想定して考えているのか、どういうふうに活用していくことを目指しているのか、その辺のお考えについて伺いたいというふうに思います。

○長嶋教育委員会事務局次長
 まず、そういうことをやるための基盤整備かという質問ですけれども、そのとおりです。基本的に、今の各学校間でつながっている情報の伝達量は恐らく足りないだろうということで、ほぼ倍近くにふやします。今回の学校間ネットワークの更新の中で一番大きいのは、各教室に無線LANを入れるということと、それから各学校をつなぐ、あるいはサーバをつなぐデータ量の送信の力をほぼ倍にするということで、その基盤整備を行うということが今回の内容です。

 それから、委員のおっしゃっているお話、要は、学校で試験がそのまま入力されて、本人の得意な分野、不得意な分野が判定されて、それに合わせて、例えば教材が提供されるといったシステムが将来できるのではないかと。これは、実を言いますと、かなり前から言われているんですが、先ほどちょっと申し上げましたとおり、そこまでのソフトなり、実施企業なりはまだ出ていないだろうと思っています。

 ただ、いろいろな話の中で、例えば1つとして、今回、我々が教育委員会として要求していますのは、冗長性を高めておいてほしいと。将来的にそういうものができたら、すぐ導入できるような形で、冗長性を高めておいてほしいということで、情報システム課のほうで、今回はサーバを購入するのではなくて、クラウド化をして、データ規模というんですか、能力の向上ですとか、あるいは無駄な部分については少なくするとか、そういったことがフレキシブルにできるようにというような形の中で検討していただいています。

 ですから、そういったものを視野に入れているのかといえば、我々としても、やりたい分野でございます。実際、今、何でやっているかというと、それをアナログでやっているような状況になるわけです。例えば、中学校などでよくやっていますけれども、数学の問題を段階別でやっていって、個人がここまでできたら次の問題、ここまでできたら次の問題というような形で、ペーパーで段階的にやっているようなことが、将来的には多分そういった配信みたいな形でできるようになるだろうと。我々としても、そういうものは導入したいですけれども、ただ、そのためには、やはり世の中全体あるいは学習教材の基盤がしっかりできなければ、やってもどうなのかなという話になりますし、もしそういうレベルまでいくとなると、現在、我々が考えておりますタブレットの導入台数が児童・生徒数の3分の1ぐらいというレベルでは多分できなくて、1人1台というような時代にはなってくるだろうというふうに考えています。ですから、今の時点で、まだ予想はつきませんけれども、将来的にはそういうことも検討していきたいと考えています。

 以上です。

○小栗委員
 一人一人の到達度に応じて学習の教材も提供されていくというのは、学力の向上にも結びつくということで、そういう意味で、いい面もあるけれども、逆に、全部機器に頼ってと言ったら変ですけれども、そういうもので全部点数化されて、それが全部データとして蓄積されて、個人個人の学力も自己責任みたいな評価になっていくのはちょっと怖いなと私自身は思いますが、学校としてのICT機器の活用で子供たちの学びを豊かにしていくという形で、システムを含めて生かしていく立場で、機器に使われるという感じではなくて、使いこなすことでやっていってほしいなというふうに思います。集団的な話し合いとか学び合いとか、そういうことも本当に必要なことだと思うので、ICTをどんどん進めれば進めるほど、人とのかかわり合いとか、そういうものも含めた教育もぜひ進めていってほしいということを述べさせていただきたいというふうに思います。

 次に、いきいき桜川などの改築の件について伺いたいと思います。

 地中障害物が埋設されていたということで、工事の期間は延びないようにするということですけれども、1億2,800万円かかるということです。これは地中埋設物なので、掘ってみたら出てきたということでしょうけれども、事前にそういうことがわからなかったのかという点と、1億円以上かかるということで、結構大規模な感じがするんですが、どんな工事を追加で行うことになるのかという点について、工事の内容についてもお示しいただきたいというふうに思います。

○松岡都市整備部長
 工事のことですが、私のほうからお答えをさせていただきます。

 まず、事前にわからないかというのは、いつも言われることですけれども、地中のことはわからないのが現状でございます。それがわかると、我々も仕事がしやすいんですけれども、わからないという状況でございます。

 今回出てきたものは、自然の石だったり、基礎だったり、川を埋めたときのものが出てきたようです。工事をやるときに、基礎の部分というのは、山どめというのを周りに打っていくんですけれども、通常、掘って鉄骨を入れたり、コンクリートを入れたりするんですが、その機械が入らない状況になっていますので、先ほど言った石だとか、コンクリートだとかの障害物に穴を開けて抜いていくような仕事に変わっていきますので、山どめの工法そのものを変えていくということが、まず1つ。

 それから、建物の一番下にあります基礎、くいになりますけれども、そのくいも、一般の工法でのくいで考えていたんですが、障害物を抜いていくというか、ダイヤモンドカッターが先端についているようなものがあるんですけれども、それで抜いて、くいを構築するというものに変えていかなければいけない。今回、くいの工法も3種類入れて、なるべく経費がかからないように考えてはいるんですけれども、結局はそこまでの金額になってしまうということになります。

 大きくは、山どめの工事と、それから、くいの工事の変更ということで金額がアップしている状況でございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 工事の内容については、了解しました。

 ここの建物は、敬老館、特養、保育園ということで、面積比も出ているので、多分その割合で工事費をそれぞれのところで計上するという形になっていると思うんですけれども、その点の確認をさせていただきたいということと、この施設で太陽光発電などの自然エネルギーなどの機器の設置は計画されているのか。今の時期に聞くのも変なんですけれども、そういうことが検討されたのかどうかも含めて確認をさせていただきたいと思います。

○大久保財政課長
 まず、予算の計上の仕方ですけれども、今回、3つの事業に分けて予算を計上させていただいております。こちらは、今、委員からお話がありましたとおり、もともとの施設の建設費も含めまして、面積案分で経費を分けておりますので、その考え方に沿って計上させていただいております。

 それと、省エネ機器の設備の設置ですけれども、さまざまなところで答弁をさせていただきましたが、本区におきましては、やはり省エネの取り組みというのは絶えず考えているところでございまして、今回の施設につきましても、当然、設計段階では検討したところでございます。ただし、今回の施設につきましては、太陽が当たる時間とか、あるいは今回の建物の屋上が、例えば敬老館などの利用者が使うような屋上菜園や交流スペースに使っているとか、あるいは空調などの設備の室外機を屋上に設置したりとかいうことで、屋上にも有効な面積がなかなか確保できない。こうしたことから、今回、この建物につきましては、太陽光などの設備は設置していないところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 ありがとうございました。

○山本委員
 私も、学校間ネットワークについて伺ってまいりたいと思います。

 私は、サーバについてお伺いしたいと思います。さほど詳しいわけではないので、丁寧にわかりやすい御答弁をお願いします。

 これまで、学校間ネットワークに関しては、社内サーバを活用していたと認識しています。それが、今回、クラウドサーバになったということでよろしいでしょうか。

 また、社内サーバについては、5年間のリース契約で切りかえをしていたと認識しています。今後はレンタルという形になるということでよろしいのか、確認をさせてください。

 そして、クラウドサーバに変えることによって、どのようなメリットがあるのかお聞かせください。特に管理上のメリットについてお聞かせください。そして、その反対、デメリットについてもです。特に、セキュリティやインターネット等に関する対応、対策についてお伺いできればと思います。

 最後に、移行の課題です。どのような課題があるのか。あるのであれば、お聞かせいただければと思います。

○島田情報システム課長
 まず、学校間ネットワークのファイルサーバのクラウド化についてでございます。

 ファイルサーバのクラウド化につきましては、自分のファイルサーバを所有するのではなくて、民間のファイルサーバのサービスを受ける。それによってメリットが非常にございまして、自己でサーバを持っているときは、使用量が多いとき、少ないときにかかわらず、一定の使用料というか、料金が発生します。これが、クラウド化によりまして、使用量の多いときは、サーバがその分稼働する。使用量の少ないときは、その分、リミットが下がる。つまり使用量によって最終的な利用料が変わってくるというメリットがございます。

 いずれにしましても、サーバについては、リース期間が5年間ということで、現在もやっていますけれども、今後、学校間ネットワークの再構築をするときも、やはり5年リースとなります。5年のスパンというのがIT業界の中で一般的な常識ということになっています。

 メリットにつきましては、先ほど言いましたように、使用量に基づいた利用料金となるというメリットがございます。

 移行するに当たっての課題ですが、むしろ今までの課題を解消するという形で取り組んでまいります。今まで、例えばICT教育に対する基盤整備が課題だったところを、今回、クリアしていくようなクラウド化ですとか、無線LANの導入がございます。

 以上でございます。

○山本委員
 今、メリットと移行の課題についてお伺いいたしました。

 まず、デメリットについて、まだ伺っていないので、こちらをよろしくお願いします。

 また、メリットについては、使用量によって利用料が変わるということですけれども、これまでの社内サーバをクラウドサーバに今後変えていくことによって、年間の学校間ネットワークシステムの経費については、どのぐらい変わるのか。もちろん、使用量によっても変わると思いますけれども、大体の予測などをお聞かせいただければと思います。

○島田情報システム課長
 まず、経費につきましては、今回、新たに提案することによって、さまざまな業者から見積もりを徴取して、構築に係る経費が2億8,000万円ほど、これは税抜きでございます。移行のときのシステム障害でございますけれども、それについては万全を期すようにしております。

 それと、前後しますけれども、今の段階ではデメリットはないと認識しております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 そんなに時間もないので、まとめさせていただきますが、今、経費に関しては、システムの構築時、また移行時の経費ではなく、今後、システムを変えることによって、サーバを変えることによって、どの程度年間のコストが変わるのかということをお伺いしたいなと思っておりました。

 デメリットに関しては、特に社内サーバから共有のサーバになるということで、セキュリティだったり、インターネットを使うことによって攻撃を受けるなどの心配があるのではないかと思い、お伺いいたしました。

 今後、来年の予算等でも計上されてくると思いますので、また、こちらもしっかり勉強して、お伺いしてまいりたいと思います。

 以上です。

○礒野委員長
 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○中島委員
 以前からずっと気にかかっていたので、その気にかかっていることを解消したいなという思いで質問します。

 桜川の地中障害物というのは、かなり大きいものなんですか。前にお聞きしたとき、何か大きい石のようなものというような話を聞いたんですが、東京湾の河口に当たるところにそんな大きな石があるということ自体が腑に落ちないというふうに思っているんです。何が言いたいかというと、桜川自体が江戸城をつくるときの水路として使われた場所なので、ひょっとしたら敷石として使われていた石がそこにあったのではないかというような思いもしているんです。

 本区には、現存する史跡がなかなかないものですから、少しでもそういったものがあればという思いでお聞きするんですが、昔、大きな石を運ぶときは、船の下につけて運んだというふうに言われていて、よくロープが切れて落ちたという話も聞きます。それが史跡だと認めたりすると、また工事のほうも大変おくれてしまうというのはあるんですが、ただ、現実に、そのような石なのかどうかという疑問も抱かれるのかなというふうに私はずっと思っていたんです。その辺はどのように御判断されたか、見解をお聞きしたいと思います。

○松岡都市整備部長
 川底にある障害物ですけれども、まず今ある暗渠をつくったときの仮設材としてのコンクリート片が多いということが1つあります。あと、川底に自然に堆積した石というのもあるんですけれども、大きさ的には四、五十センチのものが一番大きい状況になります。ですので、うんと大きければ意外と抜きやすいんですけれども、小さいので、ころころ転がってしまい、工事が進まない状況になっています。その石も、写真があるんですけれども、普通の石としか私には思えないですが、史跡かどうかという確認はしてございません。ただ、本当に川底にある一般的な丸い石でございます。

 以上でございます。

○中島委員
 ありがとうございます。

 桜川公園には、ちゃんと江戸城の建築についての碑があります。いろいろなところで工事がありまして、桜川敬老館のほかには、本の森ちゅうおうの建設もあったりして、地中障害物がまたいろいろな形で出てきたときに、ぜひ今後も目をつぶらずに、しっかり区の遺産となるようなものは、ちょっと時間はかかるかもしれないですけれども、宝物ですので、ぜひそういったものを大切に扱っていただければという思いで質問させていただきました。

 ずっと考えていたことだったので、地中障害物はどういったものかというのがわかったので、それだけでも質問したかいがあったと思っております。どうもありがとうございました。

○礒野委員長
 それでは、質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 議案第85号、令和元年度中央区一般会計補正予算について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆様は御起立を願います。

     〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長はもとの席にお戻りください。

 本会議における委員長報告の取り扱いについて、正副一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 そのようにさせていただきます。

 それでは、大変お疲れさまでございました。

 これをもちまして、企画総務委員会を閉会とさせていただきます。

 ありがとうございました。

(午前11時10分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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