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令和2年 環境建設委員会(11月30日)

1.開会日時

令和2年11月30日(月)

午前10時 開会

午前10時25分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 塚田 秀伸

副委員長 渡部 博年

委員 押田 まり子

委員 田中 耕太郎

委員 小坂 和輝

委員 中島 賢治

委員 しらす 夏

議長 (押田 まり子)

4.出席説明員

(13人)

山本区長

吉田副区長

望月環境土木部長

三留環境政策課長

武藤環境推進課長

池田水とみどりの課長

落合道路課長

石井中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

水野都市計画事業担当課長

福島副参事(まちづくり事業・特命担当)

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

黒須書記

秋山書記

6.議題

  • (1) 議案第85号 特別区道の路線の認定について

(午前10時 開会)

○塚田委員長
 ただいまから環境建設委員会を開会いたします。

 去る11月24日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第でございます。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

 審査方法につきまして、付託された議案について説明を受け、質疑を行い、質疑終了後、起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○塚田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 理事者の説明をお願いいたします。

○望月環境土木部長

 1 議案第85号 特別区道の路線の認定について

以上1件報告

○塚田委員長
 ありがとうございます。

 発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時1分でございます。自由民主党37分、あたらしい中央19分、公明党19分、区民の風19分、維新の会10分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言はございますでしょうか。

○田中(耕)委員
 おはようございます。

 それでは、1点だけ質問をさせていただきます。

 今回御提示のございます区道の新規路線、橋でございますが、人口が今後急増いたします晴海地区、とりわけHARUMI FLAGから勝どき駅を中心とする利用が見込まれるというふうに思います。今回のこの橋によって、当面の間、需要が満たされるのか否かについて御見解をお示しいただきたいと思います。

 と申しますのは、桜小橋や環状2号線等、朝潮運河には近年、架橋が続いておりまして、それでもなお人口や利用者の増大が見込まれるわけでございますので、今回の新規路線、新規の架橋によって、橋の需要が当面は満たされるという認識でよろしいのか。それとも、今後も、場合によっては需要、必要性が出てくるのかについての御見解をお示しいただければと思います。お願いいたします。

○落合道路課長
 橋の架設に伴います需要についてでございます。

 計画策定時の話になりますが、黎明橋の歩道に関しましては、現在、自由通行が可能な、通行できるような歩行環境になっております。将来的なところにおきましては、開発等が今後予定されている、また人口が増加するといったことで、現在の橋の状況であると、最終的には黎明橋の西側の歩道に関しては混雑してくるといったこと、また、勝どき駅も、現在もそうなんですが、出入口付近では混雑しているといった状況でございますが、この橋が架設されることによりまして、総体におきまして需要がしっかり満たされて、自由通行ができるような歩行空間が確保できるといったことになっております。最終的な開発ができた動向においても、そういったことがされるというふうに考えております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 人口が非常に多く増える地域ということで、この橋を当然利用せざるを得ない状況であると思いますし、防災や危機管理の観点からも、橋は重要性が増していくものというふうに考えております。今後の人口増に関しては、ある程度は見込める数値でございますので、橋の利用の実態ですとか、混雑、安全面も、先を見通しての対応策をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。

○小坂委員
 大変重要な議案だと考えるところです。前委員もおっしゃったように、この橋が歩行者にとっても、また防災面でも重要な橋に位置づけられてくるということを認識しているわけでございます。

 この橋に関しましては、東京都市計画勝どき東地区地区計画による人道橋ということになっており、勝どき東地区との関連性が非常に重要であるというところであります。

 まず、勝どき東地区の地区計画の概要、また進捗を教えてください。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 勝どき東地区の地区計画の概要等についてということでございますが、こちらの地区計画ができましたのが平成26年6月16日ということでございまして、この部分については、再開発の都市計画と同時にできているものとなってございます。

 この地区計画の中では、今、委員おっしゃったとおり、人道橋の部分の記載もございますし、この開発によって整備される地区施設や公共施設の記載がされているものでございます。

 以上になります。

○小坂委員
 それらの規模なり、その地区施設の、もうちょっとだけ詳細を。例えば、地下道なり、防災船着場等も含めた中での位置なり、この橋の重要性が分かることでございますので、もう少し詳細をお願いします。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 個々の公共施設や地区施設の詳細ということですが、まず今、話に出てきている部分であります。

 まず、道路になりますが、付け替えによって整備される道路というところで、区画道路1号、また2号というものがございます。幅員については、1号の部分については12メートル、そして延長は35メートル、区画道路2号については、幅員のほうが4メートルから22メートルとちょっと幅があり、延長は360メートルというふうになってございます。その他、地区内の歩行者通路としまして3本の道路がございまして、それが4メートルから5メートルの幅員で歩行者が通る道路になってございます。

 また、公共施設として、広場についても位置づけがございまして、2,000平方メートルの広さを持つ広場が整備されるというようなことになってございます。

 以上です。

○小坂委員
 橋を渡る人の数とかも問題になりますので、A1街区、A2街区、A3街区、B街区の建物の規模、戸数ですね。それと、防災船着場が抜けておりますけれども、それに関して。また地下道に関して、これはどのように設置するか。これは、この人道橋との関係性で非常に重要ですので、念のため、御説明をお願いします。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 失礼しました。地下道について、最初にお話しいたします。

 幅員については5.5メートル、そして延長については140メートルというふうになってございます。

 続いて、各街区で整備される住宅の規模というところなんですが、まずA街区のほうは、A1棟、A2棟と2つの棟が建つ予定になってございます。A1棟のほうは、現在の計画では約1,650戸、A2棟につきましては約1,130戸、そして、晴海通りに面しておりますB街区に建つB棟につきましては、約470戸というような計画になってございます。

 そして、防災船着場についてですが、防災船着場は朝潮運河に面したA街区に設置される予定になってございます。ここの使用のされ方としましては、防災時に緊急物資の輸送の拠点となるほか、それ以外のときには、一般の船等の発着にも使用されるものになってございます。

 以上です。

○小坂委員
 かなり大規模な人が住む計画になっているということ、また、それに併せて、このように地下道なり、人道橋なり、また防災船着場と、総合的なまちづくりをされているというところ、大変感謝申し上げます。

 それら計画と、この人道橋の設置の理由、その辺りをもう一度御説明願います。

○落合道路課長
 人道橋の設置の理由についてでございます。

 勝どき駅の混雑というのは、今現在もかなりあるといったような状況でございます。そういったところの中で、出入口の分散を行い、混雑緩和を図る。また、晴海通りも現在混んでいる状況ですが、将来的に、開発等も行われますので、人道橋を新たに整備することにより、黎明橋、また新たな人道橋といったところで、人の流れを分散させて混雑緩和を行うことで、歩行者動線を強化していくものでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 子供から大人まで、多数の方々が渡る橋になるというところかと思います。

 この人道橋に関しましては、質も重要なもので、良質な橋をかけていく必要があろうかと思いますけれども、この橋の計画に関しては既に出来上がっているというふうに考えていいのか。建物が建とうとしているところでありますので、A1棟とか、A2棟とかおっしゃっていた建物、パークタワーが2024年、令和6年3月に竣工。この橋は、その前の2023年8月、令和5年8月に竣工と。そのようなところで、この橋自体も絵が出来上がっていると考えていいのかどうか。どのような安全性を持った橋であるのか、その辺りを知りたいし、また、その架橋に当たり、どれぐらいの規模の予算を使いながら架けるのか。また、防災面での考え方で、どのような安全性に配慮した橋を架けようとしているのか、その辺りのことで、橋に関しての計画なり予算なり管理なりを教えてください。

○落合道路課長
 人道橋についてでございます。

 人道橋の整備が完了するのは令和5年度を予定しているといったところでございます。今現在、設計について、大まかな形というのは見えてきているといった状況で、形式としてはトラス橋といったものを考えているところでございます。

 なお、取付けの部分の護岸等は、港湾局等、関係機関と詳細を詰めている状況で、最終的な設計書というのは、今現在、つくられているところです。

 予算につきましては、これは勝どき東地区の再開発組合が整備することになっておりまして、そういった詳細の部分はまだ最終的に決まっていないといったところがございまして、最終的な値段は聞いていないところでございます。整備費用については、再開発組合が出す予定になっております。

 将来的な管理につきましては、最終的に出来上がった後、区に引渡しがされ、その後の維持管理を行っていくといったところでございます。

 また、耐震性能といったところは、現行の新しい耐震基準に基づきまして設計がされますので、安全性というのはそこで担保されているといったところ、また、歩きやすい歩行空間ということで5メーターの幅員の歩行環境を確保しております。さらに、滑りにくい舗装材、最終的にまだ舗装材がこれですというのは決まっている状況ではございませんが、そういったところもしっかり選定しながら行っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 橋の安全性を、まさに渡る人の気持ちになりながら造っていただく、そのような気持ちが伝わってきて、大変安心したところであります。まさに、この橋は、勝どき四丁目に新たに住まわれる方々が、もしかすると子供たち、月二小学校が満員なために、新設される晴海の小学校に通うことになるかもしれない。その場合に、子供たちが安全に渡るというところまでを考えながら設計する必要があろうかと考えます。

 また、晴海通りの近くの黎明橋の上辺りは、風害が、現状においても、リスクが4ということを中央区は試算しているわけであって、そこからしても、この辺りも風が非常に強くなる場所であります。朝潮小橋は風があまりにも強く吹き過ぎて、小学生が渡りにくいし、幼稚園児にとっては、通園において、親が一緒でなければ渡れないというような規制までかかっているような橋でありますので、そうではなくて、子供たちも安全に渡れるような設計というのが必要かと思います。

 ただ、この架け方について、お金を再開発組合が出すというところで、いかにこの安全性をということで物申していくかというのが難しいところがあるかと思うんですけれども、造るに当たって協定なりというのは結んでいるのかどうか、その辺りはどうですか。

○落合道路課長
 橋の整備における覚書についてございます。

 橋の整備につきましては、委員おっしゃるとおり、覚書を交わしまして整備を行うといったところでございます。

 安全性につきましては、造るのは確かに再開発組合でございますが、区道として認定して、区道として供用を開始していくといったところがございますので、安全面というのはしっかりと確保していかなければいけない。例えば高欄といいます手すりの部分の高さだとか、そういったところはしっかりした設置基準に基づいた高さ、また桟の間隔などにおきましても、例えば15センチ以下にしなければいけないといった基準の中では、若干縮めて14センチで安全性を確保したり、また手すりを設置することによって安全性を確保する、バリアフリーを確保するといったところをしっかりと伝えて、それに基づいて整備を行っていただくというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 将来の勝どき四丁目からの通学路になるかもしれないという配慮を、ぜひともしっかりとしていただくというところ、橋自体の幅員は8メートルで、実際歩行できるところは5メートルというふうにお伺いするところでありますけれども、橋の安全性ですね。その辺りをしっかりと確保して造っていただきたい。

 また、橋のところは風も強く吹くであろうから、橋の横の手すりの高さというのは重要かと思いますし、あと取付け部分からの安全性、橋の端ですね。橋の取付け部分がどうあるかというところで、晴海側は親水公園になって取り付けられているので安全でありますが、勝どき側のところが、この図だけからは読み取れなくて、区画道路2号がどうなっているかというところです。橋を渡ったら、その先は車がばんばん通るような区道であったら非常に危険だと思うので。晴海側はオーケーなんですよ。全然車が通る余地がないから。ただ、勝どき側の渡り切った部分がどのように安全かというところがとても重要かと思いますので、この辺り、渡った後の安全性がどうか、御説明をお願いします。

○落合道路課長
 勝どき側の取付けについてでございます。

 勝どき側の取付けにつきましては、区画道路2号と、もう路線が認定されているところでございますが、888号線といった道路がございまして、こちらは4メーターから4.6メーターの幅員の道路でございます。こちらは車道になっておりまして、ここにそのまま取り付けてしまうのでは、人道橋、歩行者の動線をしっかり確保できません。この888号線の運河側に関しては、都有地及び、これから沖出しの護岸が整備されることになっております。そういったところに橋の取付けが行われまして、そちらは遊歩道にもなっていきますので、そこで安全性、歩行者の動線というのは確保できるといったところになっております。

 以上でございます。

○小坂委員
 区画道路2号は、特に朝潮運河に並行な部分の区画道路2号は、車が通らないと考えてよいかどうか。

○落合道路課長
 888号線の区画道路2号についてでございます。

 こちらにつきましては、車道ですので、車が通る道路といったところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 一方通行なのか、2方向なのか。

○落合道路課長
 こちらの道路につきましては、一方通行といったことになっております。

 以上でございます。

○小坂委員
 それが勝どき側まで、豊海方面まで行った場合に、その道路は勝どき四丁目児童遊園にぶつかりますが、それでも車が通る道路として行う予定ですか。勝どき四丁目児童遊園との関係性をお願いします。

○池田水とみどりの課長
 今回の計画の中で、児童遊園の一部に道路区域を設けていまして、今回、児童遊園も含めて、テラス部分も含めた一体的な改修をする際に、児童遊園の部分についても道路が入ってくる予定で、基本的には、周回道路のような形になる予定でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 人道橋の安全性を考えるのであれば、そこは車が通らないように、晴海側と同じような親水公園にするのが一番安全だし、その道路は不要なのではないかなというふうにも考えるところであり、人道橋の取付け部分に関して、もう少し工夫が必要なのではないかと考えますが、いかがですか。

○落合道路課長
 人道橋の取付け部分についてでございます。

 先ほどもお話ししたとおり、人道橋の取付け部分については、都有地及び沖出し護岸が設置されることから、大体9メーターぐらいの幅員が確保できるといったことになっております。また、都有地の部分だけでも5メーターぐらいありますので、そういった部分に取り付くということで、ある意味、そこが遊歩道となるといったところでございますので、歩行者の動線というのはしっかり確保できている。また、888号線のところにおきましては、横断歩道も設置されることから、そこでしっかりと渡ることができるといったところで、安全性は確保できていると。こちらに関しては、交通管理者ともしっかり協議を行った上で、整備のほうを行っていくところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 この人道橋は歩行者が大変通る場所になろうかと思いますので、まさに歩行者の安全性が確保できるように、勝どき駅から地下道を通って、そして、上がってきた人がトリトンに向かうというような感じで使われることもあろうし、また、勝どき四丁目のパークタワーの子供たちが通学する場所にもなるかもしれない。

 A1棟の子供たちが使う場合、一回晴海側に行って、人道橋を渡って、また戻るというようなことで、もうちょっと人道橋がA1棟とA2棟の間にあったほうがA1棟の方にはよいのではないかな、位置的にどうかなと感じるところではあるんですけれども、その辺は設計も大分出来上がっているという話もあったので、位置をどうするということはなかなか言えないところでありますが、少なくとも、その安全性ですね。渡っている最中の安全性、また渡り切ったところの安全性というところをお願いしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○塚田委員長
 副委員長並びに議長は委員席へお移りください。

 それでは、質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 議案第85号、特別区道の路線の認定についてについて、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立願います。

〔賛成者起立〕

○塚田委員長
 全員起立と認めます。――御着席をお願いいたします。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長並びに議長は元の席にお戻りください。

 本会議における委員長報告の取扱いにつきまして、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○塚田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 これにて環境建設委員会を終了いたします。どうもありがとうございました。

(午前10時25分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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