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令和2年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(6月11日)

1.開会日時

令和2年6月11日(木)

午後1時30分 開会

午後3時6分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 木村 克一

副委員長 中島 賢治

委員 かみや 俊宏

委員 田中 耕太郎

委員 小坂 和輝

委員 原田 賢一

委員 しらす 夏

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(16人)

山本区長

齊藤副区長

平林教育長

田中福祉保健部長

春貴管理課長(参事)

溝口子育て支援課長

石戸保育課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

平川介護保険課長

山本保健所長

吉川健康推進課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

植木学務課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

黒須書記

鳴子書記

6.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○木村委員長
 ただいまより子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 続きまして、議長より挨拶を願います。

○押田議長
 (挨拶)

○木村委員長
 続きまして、区長より挨拶を願います。

○山本区長
 (挨拶)

○木村委員長
 次に、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願い申し上げます。

 まず初めに、理事者報告を願います。

○田中福祉保健部長

 1 家庭的保育事業等に係る居宅訪問型保育の提供の対象となる乳幼児の明確化について(資料1)

 2 令和2年度学童クラブの利用状況について(資料2)

 3 放課後児童支援員に係る認定研修の実施者の追加について(資料3)

 4 晴海児童館等複合施設の指定管理者候補事業者の公募について(資料4)

○生島教育委員会事務局次長

 5 子どもの居場所「プレディ」の利用状況について(資料5)

以上5件報告

○木村委員長
 次に、発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる時間といたします。なお、1人会派の持ち時間につきましては10分となりますので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後1時38分です。自由民主党さん71分、あたらしい中央さん37分、公明党さん37分、区民の風さん37分、維新の会さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 私からは2点質問させていただきたいと思います。

 1点目は、資料5、プレディの利用状況について、そして2点目が、議題となりますが、ひとり親の御家庭などへの学習支援事業についてお尋ねできればと思います。

 まず、1点目でありますけれども、今、御説明もいただきましたように、資料を拝見してまいりますと、プレディの利用人数、延べ約18万9,000人と大変多くなっているのかなというふうに感じております。また、学童クラブの待機児童については、プレディを確保策としていくということのようで承知いたしております。そこで、教育委員会として、学童クラブを所管する福祉保健部と、今後どのように連携を強化していくお考えか、このことについて見解を伺えればと思います。

 あわせて、プレディの利用人数自体が多いという認識を持っているところでありますけれども、このことについて所感あるいは課題など、お考えがあれば、お聞かせいただければと思います。

 そして、2つ目の質問でありますけれども、ひとり親の御家庭などへの学習支援事業についてお伺いしたいと思います。

 現在、中央区では、小学生向け、中学生向け、それぞれ取り組まれていると承知しておりまして、これまでも、昨年度の決算特別委員会あるいは本委員会などでも様々議論されてきたものと思います。改めて、また少し視点を変えて質問させていただければと思いますが、この事業は大変評判がいい事業と仄聞いたしております。ホームページなど、あるいは過去の議事録などを拝見いたしましても、順次規模も拡大されている。現在、京橋、日本橋、月島の地域ごとに会場も設けられている。この取組は、小学生、中学生、それぞれ所管は異なるというふうに思いますけれども、この委員会の所管としてお答えいただける範囲の中で、現在までの取組あるいはこの事業に対する所感などを御紹介いただければと思います。よろしくお願いいたします。

○俣野庶務課長
 まず、プレディでございます。

 資料にも記載のとおり、4月1日の登録人数につきましては、増減関係でマイナス91人ということでございますけれども、4月1日の延長利用登録人数につきましては、18時までと18時以降を加えまして944人ということで、増加しているところでございます。一般的には学童クラブの待機児童は急増しているということで、こちらの御利用がかなり増えているのではないかという認識でございます。こうした学童クラブの逼迫状況に寄り添うような形で、プレディのほうは、今後、運営を行っていく必要があろうかというふうに考えているところでございます。プレディにつきましては、放課後子ども教室ということで、学童クラブとは事業の目的とか趣旨というものは異なるわけでございますけれども、少しでもプレディに関心を持っていただきまして、子育て支援に関する保護者の選択肢の一つとして、今後、取り組んでいく必要があろうかと考えているところでございます。

 また、プレディの課題等でございますけれども、子供の数が増加傾向ということで、プレディルーム、教室2つ分ということで、おおよそ120平米程度のところが多いわけでございますが、やはり活動場所の狭隘化というものが課題となっているところでございます。これまでも、図書室ですとか、ランチルーム、体育館等、様々な活動場所で子供たちを預かってきているわけでございますけれども、さらに子供たちが快適に、そして安全・安心に学びや遊びに取り組めるように、活動場所の充実について、さらに検討が必要だろうというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 私からは、ひとり親家庭等の学習支援についてお答えさせていただきます。

 委員から先ほど御紹介いただきましたとおり、中央区では、生活困窮者の御家庭のお子さんの学習支援として、小学4年生から6年生のお子さんの支援をしておりまして、ひとり親家庭等学習支援としましては、中学1年生から3年生のお子さんの支援をしているところでございます。ひとり親家庭等の学習支援は、平成28年に初めて事業を開始しまして、当初は京橋地域と月島地域ということで、2か所、定員10名で開始したところでございますが、その後、定員の拡大、また開催場所の拡大ということで、現在は定員30名、3か所で実施しているところでございます。今年度におきましても、お申し込みいただいて、28名の方が御登録され、6月から開始したところでございます。

 この事業の特徴といたしましては、ひとり親家庭で経済的支援、児童扶養手当受給世帯相当の所得の世帯のお子さんというところで対象を絞らせていただいておりますが、経済的な理由で学習塾等に通えないという、ひとり親家庭のお子さんをお預かりしているものでございます。内容としましては、大学生等の学習支援ボランティアによる個別学習形式、御自身が勉強したいものを持ってきていただいて、そこで個別に指導するとともに、ひとり親特有の悩みに対する相談的なケアも実施しております。こちらは、事業を開始する前に、必ず親御さんと面談をさせていただいて、それぞれの御家庭と個別にやり取りをしながら、この事業を進めております。おかげさまで、昨年度も中学3年生のお子さん全員が希望する高校に進学されたということで、今年度もこちらの事業を継続して取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、プレディについてでありますけれども、今御答弁いただきましたように、学童クラブの逼迫に寄り添っていくんだということ、そしてまた、課題としては狭隘化ということ、それを踏まえて、お子様たちに快適、安全・安心に過ごしていただくように検討を進めていただくということでありましたが、もう少しお尋ねしたいというふうに思います。

 使用できるスペースを今御紹介いただいたところかと思うんですけれども、これから御検討いただけるということかと思うんですが、場所を広げていくということ、そして場所を広げると、どうしても体制といいましょうか、人員も含めたところも必要になっていくのかなという感覚も、形成的でありますけれども、一部の声としてお伺いすることもありますので、全体を御覧になっている中で、どのようにお考えがあるか、お聞かせいただければと思います。

 そしてまた、学習支援事業についてでありますけれども、こちらも、まさに今、様々なお取組をしていただいている。そして、拡充もして順次やっていただいている。本年度は30名の定員のところ、28名が利用されているとのことです。細かく積算をいただきながら、過去の実績も見ながら、恐らく適正な規模でやっていただいているのかなというふうに感じるところでありますが、ここでも3点ほど、さらにお尋ねしていきたいと思っております。

 まず1点目が、もちろん、本委員会では中学生の学習支援になりますけれども、要件といいましょうか、対象となる方は、小学生と中学生の中で、国の補助もあるのかも分かりませんが、少し要件がずれているところもある。こちらの委員会でお答えいただける範囲でと思うんですけれども、この要件について、どのようなお考えがあるか、お聞かせいただければと思います。

 そして、2点目が、これまで、平成28年からとおっしゃっていただきましたでしょうか、僅か3年、4年の間に会場も規模も拡充されている。この中で、さらにということはすぐには難しい。事業実績を踏まえながら、さらに検討が必要だろうと思いますけれども、例えば、来ていただくということだけにとどまらず、家庭教師のように派遣をしていく、いわゆるアウトリーチ型について、スキームとしてはあり得るかと思いますけれども、このことについて御所感なり、御見解を伺えればと思います。

 そして、3点目は、少し具体的な話になりますが、定員の地域割についてお尋ねできればと思います。

 といいますのも、例えば日本橋地域あるいは月島地域に住んでいるお子様は、枠の関係もあるので、なかなか難しいかもしれませんが、子供の頃を思い返してみますと、日本橋地域にいて、やはり月島あるいは京橋の地域というと、少し遠いなという感覚を持ったりするところもありますので、できるだけ近くのところに通っていただく。この意味で、お子様の負担を減らすということについて、工夫なり、今、既に対応されているかと思いますけれども、あるいはさらにこんなところがあるのではないかということについて見解を伺えればと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○俣野庶務課長
 プレディでございます。

 今、コロナの関係がございまして、プレディによって利用状況が若干異なりますけれども、利用数が多いプレディですと、1日に100人を超える児童の方々に御利用いただいているものでございます。コロナ禍におきまして、今後は3密回避の取組、さらに子供たちが安全・安心に、そして先ほど申し上げましたとおり、学び、それから遊び、こういった様々な体験をすることが大変重要だと考えてございますので、1つのプレディにつきましては、おおむね六、七名ぐらいの人員が配置されるわけでございますが、こうした取組を推進していく上で、さらに適正な人員配置については、随時検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○溝口子育て支援課長
 御質問いただいた3点の、まず1点目でございます。

 委員御紹介のとおり、現在、確かに、小学生と中学生で対象者が違うというところが生じているところでございます。こちらにつきましては、今、小学生のほうの所管部署である生活支援課と、補助金の活用もしながら、どのような形で、小学生から中学生のお子さんまで、対象を、両方で合わせてできる方法がないかというところについては、現在、検討を進めているところでございます。実現できれば、それも併せて事業化はしていきたいと考えているところでございます。

 また、アウトリーチ、派遣ということでございますが、こちらの事業の目的としましては、ひとり親の御家庭でということで、中には親御さんお一人にお子さん一人というような家庭もございます。そのような中で、同じ環境のお子さんに同じ空間に集まっていただいて、1対2とかという形で学習支援をしていく中で、休み時間にはおやつも提供しておりまして、そのような中で、ほかの学校のお子さん同士でも交流が図れるとか、いろいろお話もできる機会も欲しいということで、このような形式を取っております。やはりこの事業の目的からしますと、できれば私どもは集まっていただいて、やっていただきたいと思います。

 また、定員の地域割ですが、今、やはり月島地域が全体的にお申込みが多い。一方で、会場の関係で定員に限度がございますので、一部のお子さんに日本橋地域まで通っていただいているというような状況です。こちらは、回数も年間を通してでございまして、場所の確保等が非常に難しゅうございますので、この点につきましては、また考えていきたいと思っているんですが、現在のところは、なかなか難しい状況でございまして、日本橋地域まで行っていただけるお子さんに、そのようにお願いをして実施しているところでございます。

 以上です。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。

 まず、プレディでありますけれども、随時御検討いただけるということでございますので、ぜひ引き続きの御検討、そしてお子様方の視点に立った、さらなる事業運営について要望させていただいて、こちらの質問は終わらせていただきたいと思います。

 そしてまた、学習支援事業でありますけれども、こちらも御答弁ありがとうございました。

 まず、要件について、既に御検討いただいているということで、ぜひうまくいくように、あるいは難しい課題もたくさんあるのかなというふうに思いますけれども、引き続きの検討を要望させていただきたいと思います。

 また、事業の目的ということで、アウトリーチということを1つの在り方として提案させていただいたところでありますが、まさに今、お子様同士が会話をする、あるいはほかの学校の状況がどうなっているのか、こういうことを含めてお話しするということも、すごく大切なのかなというふうに感じましたので、この事業がさらにうまくいくように、ぜひ事業実施をお願いできればと思います。

 そしてまた、月島のほうも、地域割のところはいろいろな難しい問題、ほかの事業を含めてですけれども、場所の問題は本当に多くあるのかなというふうに感じておりますので、こちらも引き続き様々工夫を重ねていただきながら、事業実施をお願いできればと要望させていただいて、質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。

○田中(耕)委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、議題に沿いまして、大きなテーマで1つだけ質問をさせていただきたいと思います。

 本委員会の所管でございます子供と高齢者の皆様の健康は、現在、コロナという大きな問題で、感染症を中心に、福祉保健部の皆様をはじめとして、様々な対策を講じていただいているというふうに思っています。

 一方で、今、私自身、区民の皆様とお会いしたり、実際、私の家庭にも子供が2人おりますが、日常生活を少しずつ取り戻す中で、一番リスクが高い、不安だなと思う点は、コロナに感染してしまうということはもちろんなんですけれども、やはり活動量が低下していることによる、いわゆるフレイルリスク、日本語で言うところの虚弱体質、具体的に言えば運動不足、またひきこもり等が今後増えてしまうのではないかといった点について、大変大きな不安、危惧をしてございます。このことは、今まで病気のことが、まず感染するか否かということ自体が大きなテーマとして取り上げられてきましたので、まだクローズアップされる機会というのはそこまでは大きくないように感じているんですが、やはり社会全体として、日常の活動がかなり低下、停滞していますので、今まで外に出歩いていた皆様や、お会いしていた方々と会わなくなる。そういった影響が如実に出てしまうのが、やはり高齢者とお子様なのではないかというふうに思います。

 そういった観点から、今後の大きな方向性や施策の展開という点も踏まえて、お考えを示していただきたいんですけれども、まず高齢者に関しましては、日常の活動が減少していく中で、孤立化や、場合によっては鬱病や認知症などの精神的な疾患などが進行するケースというのが出てくるかというふうに思いますので、そういった可能性の調査等を今後行っていく必要性があるのではないかという点について、お考えを示していただきたいと思います。その上で、これまでも介護予防や認知症予防の運動や活動というのは、区を挙げて啓発を行ってきたと思うんですけれども、やはりいま一度、コロナの影響も踏まえて、直接の感染リスクではなくて、自宅に引き籠ってしまったがゆえに、また運動不足になってしまったがゆえに、人との接点が少なくなってしまったがゆえに発生してしまう問題を解消するために、区として何ができるのかという点についてお示しをしていただきたいというふうに思います。

 また、子供も似た現状があると思います。現在、区内の保育園、これは保育園によってそれぞれ少し対応が異なるようですけれども、保育園の中には、外へのお散歩をもう今月いっぱいやめる、場合によっては来月まで見送ろうかというふうに実際に運営されている保育園もありますし、一方で、これまでどおりお散歩や公園等での運動や活動を続けている園もあります。この辺りは園の各自判断になるかもしれませんが、子供たちへの影響は少なくないかなというふうに思うところもあります。

 また、小学校に関しましても、本区内、現在、隔日の登校ということで、2日に1回の登校が小学校などで行われているかというふうに思います。日常の勉学の問題が非常に大きく取り上げられるんですが、勉強ももちろん大きな問題なんですが、やはり勉強と同等以上に大事なのが、体育を中心とする運動や課外活動だと思います。特に運動会などは今後、中止や延期も見込まれていますので、ただでさえ運動不足な状態で、さらにそういったものが減っていく、課外活動も減っていくということに対しては、大きな危惧があると思います。

 こういった総合的な体力の問題やひきこもりに対する問題、活動量の低下全般に対して、幼児、また児童に対して、今後どのようなケアをしていくべきなのかという点と、先ほどの高齢者とも同じですけども、家庭や環境や個人の差も大きいと思いますので、実態調査、全量調査は難しいかもしれませんが、抽出調査でも構いませんので、まずは早い段階で現状把握に努めるべきではないかと考えますので、そういったことを行うお考えがあるのか否かについて、大きな方向性をお示ししていただければと思います。お願いいたします。

○平川介護保険課長
 高齢者の活動量が落ちるというところで、フレイルですとか、運動不足の解消というところでございます。

 委員お話しのとおり、敬老館等で実施しておりましたさわやか健康教室ですとか、はつらつ健康教室は、今回のコロナの影響を受けまして、4月から中止していたところでございます。区としましても、高齢者の活動量、いわゆる運動量が落ちるというところで大変危惧しているところでございましたので、中央粋なまちトレーニング、通称、粋トレというふうに申しておりますけれども、そちらを敬老館独自で作成いたしまして、ユーチューブを通じて配信をしました。そちらを見ていただくことで、なかなか外に出られない状況でございますけれども、御自宅の中でそういった運動に取り組んでいただくような周知等をさせていただいたのと、ちょうど本日でございますけれども、介護保険料の当初の賦課を行う通知、こちらは第1号被保険者でございますので、65歳以上、大体2万5,000人ぐらいの方に保険料の通知をお送りするんですけども、その中に「介護保険つうしん」というのを同封しております。その「介護保険つうしん」の中には、コロナに気をつけてくださいという御案内とともに、トレーニングの御紹介をするページを設けまして、先ほど申し上げました粋なまちトレーニングの御紹介ですとか、新型コロナウイルスに負けず、日々の健康を維持しましょうということで、人との交流、先ほど委員に孤立化というところもお話しいただきましたけども、例えばメールですとか、SNSを通じて、お友達と電話をしてみましょうというような御案内ですとか、運動してみましょうというような呼びかけを、区内の65歳以上の方全員に御案内させていただいております。

 また、調査関係等についてでございますけれども、これまでも一人世帯、また高齢者のみで構成される世帯に関して、調査を実施してございます。そちらで、どういった状態でお暮らしになっているか、区で毎年調査をしておりまして、そちらの調査票、名簿を活用しまして、また今回、民生委員の方に御協力を仰ぎまして、5月を声がけの月間として捉えまして、必ず1度以上、電話またはポストへの投函をしていただいて、今、暮らし向きはどうでしょうか、何か御心配なことはございませんかというような呼びかけを実施させていただきました。また、敬老館におきましては、お元気ですか?コールというのを実施してございまして、今回のコロナの影響を受けまして、3月から、全登録者にお電話をしてございまして、3月、4月、5月の実施の中で、延べですけれども、合計3,061人に電話することができました。今後また8月、9月、10月というところで、先ほど御紹介しましたひとり暮らし高齢者の調査を実施する予定でございますので、そちらの中で、先ほど委員がおっしゃいました、こういったところの影響というのが把握できるものと考えております。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 私からは保育園での外活動について答弁させていただきます。

 委員に御紹介いただきましたとおり、4月、5月、保育園が休園というところもございまして、保育園ではまだ園の中で活動ができたのでよかったんですけれども、やはり外出自粛ということで、休園中、御自宅で保育をされているお子さんの活動量も減っていたというのは、園のほうにも報告が入っているところでございます。そのような中で、6月から、まだ家庭で保育していただける方は、そのような御協力をいただきながらも、登園、開園ということで、今、約8割のお子さんが登園している状況でございます。

 その中で、公立園につきましては、コロナの対策をきっちり取りながら、園での活動は、子供たちには今までどおりに行うような環境をつくっていくというところで、いろいろ工夫をしているところでございます。例えば、散歩ですとか、そういうときも、今まで大人数で行っていたところも、小人数で出るようにするなどしております。また、お散歩のルートも、人通りが多いところは避けて、ルートをちょっと変更してお散歩に行ったり、公園など外遊びのときにも集団にならないように分散して、公園でお子さんがたくさん遊んでいらっしゃるときには、ちょっとまたルートを変えるなど、その辺をいろいろ配慮しながらも、お子さんたちの外の活動も今までどおりできるように工夫しながらやっていくということで、今、各園で取り組んでいるところでございます。

 また、私立園につきましては、やはり各園でやっていくことにはなるんですが、公立園ではこうしていますということや、考えをお示ししながら、それも参考にしていただく。また、巡回支援等で今月から本格的に各園を回ってございますので、各園でそれぞれ御相談いただきながら、どういう形でやっていったらいいかというのを巡回している園長経験者も一緒に相談に乗りながら、やっているところでございます。

 いずれにしましても、これからコロナ対策は当分続くと思いますので、そのような中で、どうしたら今までと同じような形でできるかというのを各園で工夫しながらやっていきたいと考えております。

 以上でございます。

○生島教育委員会事務局次長
 私からは幼稚園、小学校、中学校の子供たちについてお答えします。

 委員おっしゃいましたように、3カ月の休業を経まして、ようやく6月から幼稚園、小学校、中学校で分散登校から開始いたしました。この間、子供たちの体力低下ということもいろいろと耳にしておりまして、そういった意味も含めて、分散登校、また、午前中の授業のみということでスタートしているところでございます。今後、6月から年度末までの短い期間の中で、定められた学習内容ですとか、保育の内容に取り組んでいかなければならないということもありまして、残念ながら、保護者の皆様にも、運動会をはじめとしました各種行事の中止についても、やむを得ない状況ですということで御案内をさせていただいているところでございます。

 ただ、そういった中ではありますけれども、非常に人が集まる形ではない日常の体育ですとか、そういった体を動かす取組の中で、感染予防対策を取った上で、子供たちの体力づくりに関しては、各学校とも工夫をして取り組んでいただいているということを聞いているところでございます。そういった中でも、各種不安はございますけれども、体力測定ですとか、そういったことも実施しながら、子供たちの状況を確認しつつ、可能なことについては取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。

 また、実態調査といったところまでは今考えていないところですけれども、今後も、引き続き子供たちの実際の体力回復の状況とかを見ながら、必要な学習内容と保育内容に取り組みつつも、体力面のケアもしながら、学校活動を続けてまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。おのおの所管の分野におきまして、様々な取組や検討をしていただいているということをお聞きしまして、安心はしました。

 一方で、今、御答弁の中にありましたけれども、例えば高齢者の粋トレのネットでの配信、当然やむを得ないなと思う一方で、高齢者はネットを使ってくれる方が少ないのではないか、見られない環境の方はもちろんのことですけれども、仮に見ても、なかなか実践までたどり着ける方は少ないのではないかといったことが、この問題が起きる前からずっと危惧されていたところであると思います。ですので、今回の機会を、ピンチをチャンスというわけではありませんけれども、御高齢者の方に、こういった活用の仕方があるんだということも積極的に発信していただいて、高齢者のフレイルリスク、とりわけ介護予防や体力低下を防ぐ取組には、かなり頑張っていただいているのはよく分かりましたけれども、いま一歩、さらなるお取組をお願いしてまいりたいと思います。

 また、子供に関しましても、今、種々お聞きしまして、なるほどと思ったところもございます。保育園に関しましては、私の娘が保育園児ということもありまして、日常として観察している部分もありますけれども、公立園のほうでは、極力日常に戻して活動のレベルを上げているというお話だったと思うんですけれども、やはり私立園の中には、まだちょっと様子見といいますか、お散歩自体を自粛している園も幾つか見られます。ですので、先ほど御答弁にありましたように、公立園、私立園を問わず、情報の共有や状況の報告を相互に行っていただいて、どの園の児童であっても、きちんとした活動がやがて再開できるように、そういった段取りや方向性を継続していただきたいというふうに思います。

 また、学校関係に関しましても、今、分散登校、2日に1回の登校ということで、かなり足かせがかかっている状態というのは認識しておりますけれども、やはり早い段階で日常を取り戻すという点と、勉学以上に、時にはそういった活動量といったものが重要なのではないかというふうに個人的には考えています。どうしてもしわ寄せが勉強以外のところに行ってしまっているのかなというふうに思う部分もありまして、ついこの間までは、もちろん感染のリスクということを最大の課題としていましたし、また、この後、第2波、第3波が来るという専門家の御指摘もありますので、感染リスク自体を低く見積もるわけには決していかないですけれども、やはりその一方で、それ以外の問題、繰り返しになりますけれども、体力の低下やひきこもり等を決して引き起こさないといった取組にもう一歩の努力をお願いいたしまして、質問を終わります。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。子ども・子育て分野は、私も専門が小児医療でありますので、まさに自分の専門分野であり、実りある審議になりますように、私自身、努力していきたいと考えます。

 まずは、コロナの緊急事態宣言が解除されて、ようやく中学校のほうも6月2日に入学式ができ、幼稚園のほうも6月5日に入学式ができたということで、本当にありがとうございます。ある親御さんからお伺いしたんですけれども、中学校の入学式において、校長先生のスピーチをお聞きして、先生方がどれだけ子供たちを待っていたかという思いが伝わってきたらしくて、親御さんが、入学式でこんなに感動するかというぐらい感動されたようでございます。これは、その人だけではなくて、周りを見ても、みんな感動していたようですので、その辺り、私もお伺いしましたので、お伝えさせていただきます。ありがとうございます。

 また、コロナ対策におきましては、都内の1例目がこの中央区であり、日にちはきちんと分かりませんけれども、都内初が中央区で出て、それに対して迅速、的確な対応をされたこと、また、恐らく都内でも早くPCR検査センターも開設している。また、サーベイランス事業としてPCR検査の実施ということで、マスコミの人はよく分かっていなかったかもしれないけれども、中央区は本当に早くて、4月8日とか9日でしたが、これはすごく早いんです。それをされたし、遅れて医師会のほうも6月16日から追随しましたけれども、そのようなPCRセンターの立上げ、さらに、御存じのように、初の療養ホテルも中央区内だということで、そして、その療養ホテルを地域がきちんと受け入れたということで、これら迅速、的確な対応に感謝申し上げます。

 療養ホテルのほうは、今日で閉まるんですかね。そういうふうなことで、落ち着いてきて閉まる形になるということで、大変いいかなと思っております。私自身も、専門分野を生かして、4月27日には療養ホテルで執務をさせていただきました。また、PCRセンターも6月16日に執務の予定ということで、現場を見て、コロナ対応を考えていきたいと考えるところです。

 クラスター対応というのをすごく細かく日本はやっていて、それの対応で、保健所は本当に大変だったと思うんです。時間が幾らあっても足りないというところで、本当に体力を消耗したことと思いますけれども、また第2波も大きいものが来るかもしれないので、引き続き、どうかよろしくお願い申し上げます。

 コロナ関連で質問に入っていきたいと思っているんですけれども、1つ念のために確認させてください。

 京橋築地小学校の空調はいつ復旧するのか、まずそれを念のために教えてください。

○植木学務課長
 空調についてでございます。

 8月末ぐらいまで復旧が難しいということで聞いているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 空調の復旧は難しいけれども、そこで幼稚園児も小学生も頑張るということでしょうか。

○植木学務課長
 すみません。幼稚園につきましては、個別空調になっておりますので、幼児室というか、保育室につきましては、現在、空調は効いているところでございます。小学校について、今のところ、空調が効いていないところでございますが、扇風機やスポットクーラー等で対応しているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 安心しました。難しい事故ではありましたけれども、早急な対応ありがとうございます。

 では、質問に入ります。コロナについてです。

 まさに、議題が子育て環境の整備及び高齢者対策に関することということでありますが、コロナ自体が、何といっても、致死率が、ゼロ歳から29歳ぐらいまではゼロ%、30から39歳が0.2%、40から49歳が0.1%、50から59歳が0.4%、ここまではいいんですけれども、60から69歳が1.5%、70から79歳が5.6%、80歳以上が11.9%ということから、御高齢の方がかかると大変難しい病気ということで、本当にコロナ対応イコールこの委員会というか、高齢者対策ということだと本当に感じるところであります。

○木村委員長
 小坂委員、質問の途中ではございますけれども、今回、コロナウイルス・防災等対策特別委員会ができておりますので、コロナ対策に関する質問に関しては、この委員会ではなく、コロナウイルス・防災等対策特別委員会のほうでの質問という形にさせていただきますので、質問の方向性を変えるのであれば、質問を続けてください。

○小坂委員
 前委員がおっしゃったような感じで、また、2月にこの委員会で他委員が質問されたところを、まず確認したいんですけれども、前回、2月26日の本委員会において、小学校、中学校、幼稚園、保育園のコロナ対策を御報告いただいておりますので、このレベルで御回答いただければと思います。

○木村委員長
 先ほども言いましたけれども、コロナ対策に関する質問については、特別委員会が別にございますので、先ほど前委員の質問に関しては、コロナ対策に係った高齢者や子供たちへの対応をどうするかというような質問だったので、そのような方向性の質問に変えていただけますでしょうか。

○小坂委員
 なかなか質問がしづらい委員会となってきましたけれども、それでは熱中症予防から入らせていただきます。

 マスクをすることによって、熱中症になるリスクが高く、子供たちの熱中症に対して、すごく配慮しなくてはならないというところでありますけれども、その辺り、教育委員会なり、保育所なりの対応、考え方を教えていただければと思います。

 また、病気の子供がたくさん出てくるという病気関連での子供たちの対応ということで、コロナだけではないですよ。コロナも含めた病気の把握ということ。コロナとそのほかの病気は、最初は見分けがつかないんですよ。高熱ですね。そういう子供の病気対応というところが、これから大変難しくなってまいります。そこからすると、どのように子供の病気に対応していくかという在り方を、新しい生活様式の中で考えなければいけないと思うんです。そこからして、子供の病気に対しての考え方の在り方として、教育委員会なり、福祉保健部なり、その考え方を教えていただければありがたいというのが2点目です。

 まず、その辺をお願いします。

○植木学務課長
 まず、小・中学校、幼稚園のマスクについてでございます。

 幼稚園につきましては、マスクの着用をお願いしていないところでございますが、小・中学校につきましては、マスクの着用をお願いしているところでございます。しかしながら、熱中症というところ、夏に向けてというところで、そちらについては換気にも気をつけながら、暑いときなど、状況によってマスクをしなくてもいいとか、そういったことを、教育委員会から学校を通じてお話しさせていただいているところでございます。

 また、病気の子の把握というところでございますが、熱が出ているとか、そういったところにつきましては、毎日検温していただいて、その中で熱や風邪の症状がある場合は、学校をお休みしていただくということをお願いしているところでございます。そちらにつきましては、コロナに関係なく、そういった症状があるときはお休みしてくださいということですので、そちらは通常どおりの形でやっていきたいと思っております。また、場合によっては、そこは欠席ではなくて出席停止といった扱いになるかというところもございますが、そういったことをそれぞれの状況に応じて判断していくということでございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 保育所における熱中症対策でございます。

 まず、お子さんについては、保育園のほうでは特にマスクをつけてくるということにはしておりません。幼児のお子さんにつきましては、保護者の方のお考えで、登園時にはマスクをつけていらっしゃいますけれども、その後、御自身のバッグですとか、ロッカーにマスクをしまうなどして、ほとんどのお子さんは保育園の中ではマスクを外しているような状況でございます。中には、保護者の方の御意向でマスクをずっとつけておきたいというお子さんにつきましては、そのようにしておりますが、ただし、その場合も、外遊びをする場合には外させていただきますということで、保護者の方にあらかじめ御了解をいただいてやっているところでございます。

 また、保育士のほうにつきましても、室内で基本的にはマスクをつけておりますが、厚労省のほうからも、熱中症対策とマスクというところでは、マスクを外して、ほかの感染症予防をきっちりするようにというような指針も出ておりますので、外に行くときにはマスクを外すですとか、その辺も、熱中症対策等を鑑みて対応を取っているところでございます。ほかに、保育園でも定期的に水分補給をするですとか、そういう形でやっております。

 また、病気との関係でございますけれども、これはコロナに関わりなく、登園の前に必ず検温をしてきていただいております。また、保育中に具合が悪くなって、熱などがある場合には、すぐ保護者の方にお迎えに来ていただくよう御連絡するとともに、お迎えまでの間も、クラスではなく、ほかのお部屋で園長、副園長、看護師等がお子さんを見るなど、別室でお預かりするというような対応を取ってございます。

 以上です。

○小坂委員
 ニュースでも話題になっていますが、本当にこの夏は熱中症が大変だと。マスクしながらということで、大変でありますが、それぞれの対応は理解するところであります。ニュースでも見ましたけれども、3とるとかいうんですか、距離取り、マスク取り、水分取るというようなことで、マスクを適宜外すというところがとても大事かと思います。ただ、小さい子は外さなくて、それをやっていたら逆に手を口に持っていくので、感染してしまいますので、マスクをやっていることが逆に感染にもなるし、発達段階に合わせた指導をされているということをお伺いして、安心しました。

 幼稚園の先生から御相談を受けたんですけれども、何か指針が欲しいみたいなんです。マスクの着用法に関しての指針があって、幼稚園とか保育所とかに指導しているのか。すごく、やれと言う親がいて、一方で、やらなくていいと言う親もいて、そういった両極端な意見を持った親がいる中で、現場がすごく困っているということをお伺いしているので、この辺りの指針なり、そういうものを準備しているのかどうか、教えていただければと思います。

 2つ目は、いろいろな感染を即座に見つけていくということが大事だし、まさに理事者の皆様が導入してくださった学校等欠席者感染症情報システムという仕組みがあって、保育所、小学校、中学校などで感染者が出たら、それを入力することで保健所に連絡され、発生状況が分かるというふうなシステムがあり、それが教育委員会ともつながっていて、瞬時にそこが分かり、同時に国にもつながっているから、地域の感染状況が瞬時に分かるというふうな仕組みを、このシステムが始まって早々に入れてくださっております。保育所から入れたということで、本当に感謝するところでありますけれども、このような仕組みがちゃんと稼働しているかというのを確認して、子供の病気の発生状況を即座に知り、対応していく。また、教育委員会と保健所が連携しながらというようなことが大切かと思いますけれども、念のために、感染症の部分において、病気を知るという点において、この仕組みがきちんと稼働しているのかどうか教えてください。

○植木学務課長
 学校等欠席者感染症情報システムの件についてでございます。

 こちらにつきましては、国のほうで5月22日に公表しました学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの中でも、感染が広がった場合における対応について、感染状況の把握というところで、そのシステムを利用するという記載がございます。現在、コロナに関しましては、実際、インフルエンザ等のような形で広がりを見せているところではございませんので、個々に保健所と連携しながら、それぞれの状況を把握しているところでございますので、現在、そのシステムを使ってというところはございません。

 ただ、そのほかの一般的なインフルエンザ等といったものにつきましては、通常どおり活用していくつもりでございます。

 以上でございます。

○生島教育委員会事務局次長
 教育活動再開に当たって、全体としてこういう対応をしていってくださいという、3密の回避ですとか、そういった部分に関しては、一通り基本方針をつくって、お示しをしているところでございます。幼稚園の先生の御要望があったというところに関しては、個別のそういったものについて、マスクの対応とか、保護者の方の問合せに対するものというのは、特に出してはいないです。

 以上です。

○溝口子育て支援課長
 保育所に関しましては、まず、お子さんにつきましては、特にマスクをつけるようにということはしておりませんので、逆に、保護者の方がマスクをつけさせたいという場合には、先ほど答弁したとおり、外出等、必要なときに外させていただきますということで、つけさせておきたいという保護者のお子さんは、つけているという状況でございます。

 また、職員に当たりましては、今、保育園の中でつけているところですが、5月29日に厚生労働省のほうからも、熱中症対策とマスクの関係ということで、健康被害が生ずる可能性が高いと判断した場合には、マスクを外した上で、その他の感染症を適切に配慮してくださいという通知も出ておりますので、区からも園長宛てに、外出するときをはじめ、ほかの発声等で飛沫が飛ばないとか、そういう部分に気をつけながら、マスクを適宜外すようにということで通知を出しているところでございます。

 以上です。

○植木学務課長
 マスクの件で幼稚園の先生が悩んでいるというお話ですが、一応区のホームページにも、今回、小・中学校と幼稚園で基本方針を分けておりまして、その中で、小中の生徒・児童はマスク着用というふうに書いておりますが、幼稚園につきましては、その部分を除いております。というのも、先ほど保育園のほうでもありましたが、お子さんについては、マスクをつけないで、個々の状況に応じてというところもございますし、保護者の方がつけさせたいということであればつけるということで通知を出しているつもりではおりますので、その辺がまだ徹底されていないようであれば、また、その辺りを含めまして、改めて通知等をしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○小坂委員
 マスクの件に関しましては、指針がそれなりに出されているということを理解しましたし、それで大丈夫かと思いますけれども、例えば日本小児科学会も、再開に当たって、どういうふうにマスクとか対応していくかというふうな指針も出しているので、もし問合せが保育園なり幼稚園からあった場合は、小児科学会のものを用いていただいてもいいかなと思うし、また、何といっても中央区医師会、日本橋医師会もありますので、そことの連携の下、園医として、こういう方針でというようなことをもう一回出してもらってもいいし、その辺り、マスクをしなければ感染するという一方、マスクをすると熱中症になるという、本当に両極端な中でやらなくてはならない現場が困らぬように、対応しているということで分かりましたが、今後もよろしくお願いします。

 次に、学校等欠席者感染症情報システムに関しまして、これはインフルエンザだけに使っているという考えでいいのか。あと、公立の保育園、幼稚園、小学校、中学校は全て加盟しているのか、また、認可園は全て加盟しているのか。加盟状況はどうかというのを、念のために確認させてください。

○植木学務課長
 小・中学校と幼稚園等も含めまして、主にインフルエンザが多いというところで、そちらに使っております。それ以外に、感染症は、ほかに感染状況が多いようであれば、そういったところも使っておりますが、こちらにつきましては、お子さんの年齢も大きいというところで、インフルエンザが主になっているところでございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 保育園におきましても、インフルエンザ等では活用しているところでございますけれども、今回のコロナ対策のほうでは保健所を中心にやっているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 情報の流れを確認したいんですけれども、結局、それらの情報は健康推進課長に届いているということでよろしいでしょうか。

○吉川健康推進課長
 御質問の学校等欠席者感染症情報システムですが、基本的に、感染症法に伴う情報は、まず一括して健康推進課に届きますので、いわゆる感染症サーベイランスという形で、区内小児科の定点からインフルエンザ患者が診断された場合に、その件数が健康推進課に届くという形になります。

 学校等欠席者感染症情報システムに関しましては、また別のものになりまして、厚生労働省のほうは、施設のほうで10名以上の感染症の方もしくは定員の半分以上の感染症の方が発生した場合に報告をするようにという通知を出しておりますので、それに基づいて、大規模な集団があった場合に、そちらのシステムを介して情報をいただいて、それで発生状況はどうですかということをお伺いしているんですけれども、例えば、小学校で出ました、保育園で出ましたということに関して、保健所のほうが現場の学校ですとか、保育園のほうに何か連絡を取ったりということはないですが、実際に大規模発生した場合には、そちらのほうで情報をいただいて対応しているところでございます。

○小坂委員
 一応これで、これに関しての質問は終わる予定ですけれども、参考までにお伝えしますが、令和2年6月8日に厚生労働省健康局結核感染症課から、新型コロナウイルス感染症対策に係る学校等における感染症発生状況の把握について(協力依頼)というものが、特別区を含め、通知が出ており、その中でも、学校等欠席者感染症情報システムを使いましょうということをうたっております。それに協力してくださいということが出ていますし、同日、新たにこれに加盟する新規導入の再募集をするということで、このシステムを積極的に使っていこうというふうな流れになっております。病気を的確につかめるシステムだから、せっかく厚労省も再募集という動きをしているので、子供たちの健康を見ていくという意味で、再度きちんと導入を要望して、この質問を終わります。

 次に、今、様々な子供たちが学校に通っているわけですけれども、例えば感染症に弱い子供たちの教育のやり方、一くくりで言うと、病弱児の子供たちがどのように安心して学校に通っていくかということがなかなか難しくなっている状況にあります。病弱児、例えば、いろいろなものを移植して免疫抑制剤を使っている子供たちとか、糖尿病の子供たちとか、がんの治療後の免疫抑制剤を使っている子供たちは、学校に安全に通うのがなかなか難しいかなというふうにも思われるわけですけれども、病弱児対応というところで、学校なりの何かアイデアなりがあれば、お示しいただければありがたいと思います。それが1点目。

 2点目は、話題が変わりますけれども、前委員もおっしゃいましたけれども、御高齢の方が認知症になっていくというふうなこととか、それは例えば、面会制限ですよね。施設に入っていて、面会制限において、人と会えないというような状況で認知症が進んでしまうとか、人と会えない、家族と会えないから、活力が落ちてしまうというようなことがニュースで取り沙汰されておりますけれども、認知症予防とか、そういう意味で、家族との面会の在り方を、今は来られないような状況の下、どのような努力なりがなされようとしているのかということを教えていただければと思います。

 3点目ですけれども、今の世の中において、これが進んでいくと、結構心を病むというふうなことが増えてまいります。例えば、リーマンショックの翌年、全国の自殺者数は約3万3,000人に上ったと。それが10年連続で減少して、2019年には約2万人に減ったということでありますけれども、このような人の心という問題に対して、例えば自殺者が増えるかもしれないというようなところへの対応、考え方があれば、お願いします。

○植木学務課長
 病弱なお子さんが学校へ通うときのアイデアということですが、そちらにつきましては、それぞれ症状、また状況等が異なりますので、保護者の方が学校と相談しながら、お子さんが安全に、快適に通学できるようにやっていくというところが、こちらとしての考えでございます。やはり状況によって、これだからこうというのがないので、そこは本当に個々の相談に応じてという形になると思います。

 以上でございます。

○清水高齢者福祉課長
 高齢者の方の面会ということで、入所施設のことと思いますが、区内の特別養護老人ホームですとか、老人保健施設、そういったところで、国の自粛通知とかに基づきまして、2月18日前後から面会の自粛、そして2月25日から面会の中止というのは私ども区からも求めるというようなことをしてまいりまして、おっしゃるとおり、御家族の方が直接的に面会ができないという状態が今も続いているところでございます。

 そうしたところから、国も、例えばオンライン面会のような取組ができないかというような通知を出しておりますが、区内施設もそれぞれ、いろいろ今まで工夫をしてまいりまして、御家族への発信といたしましては、例えば御連絡をしなければいけないようなときの通知の中に、入所されている方の様子を撮った写真を送るとか、それからお手紙で様子をお知らせするとか、御家族のほうにはそういった取組をかなり早い段階から各施設で取り組んでいたというところでございます。

 一方で、入所の方にとって、御家族とお会いになることが、委員おっしゃるような張り合いとか生活のリズムとか、いろいろなことによい影響があると。それはそのとおりでございます。そうしたことも含めて、今、例えば区立特別養護老人ホームでは、オンラインによる面会というのを、予約制でございますが、始めたりしております。また、そういった環境が整っていないところも、何かしらの方法、例えば老人保健施設のリハポート明石は、入り口が閉まっておりますので、御家族がお着替えをお持ちのときなど、御連絡をいただければ、ドア越しに面会をしていただくとか、施設ごとに様々な工夫をいたしまして、なるべく御家族と何かしら通い合うような取組というのをそれぞれ行っております。

 ただ、入所者の状況というのがそれぞれ異なりますし、それから環境ということもございますので、施設ごとに取り組んでいるというところでございます。

 以上でございます。

○吉川健康推進課長
 心を病むという方に関しての御質問でございますが、特に4月、5月の自粛期間中に関しましては、やはりずっと家にいるということで、社会的な交流が少なくなるということで、心を病む人も増えるのではないかという問題提起みたいなものもマスコミ等からございましたし、現実に、NPOで実施している自殺相談電話ダイヤルのようなところも、コールセンターで実務状況が密になってしまうということから、従業者の数を減らしたりとか、あるいは団体によっては休止してしまったりというところもあったというところでございます。

 ただ、一方で、自殺された方の数が自粛期間中に増えたか減ったかというのは、まだ統計としては上がってきていないところでございまして、最終的に、家から出られないということが、あまりメンタルに与える影響自体はよくない影響が大きいんだと思うんですが、最終的な結果として自殺につながるかどうか、家から出られないということによって、逆に、しないのか、あるいは自宅で実際に自殺をされてしまうのかというのは、まだ分からないところなので、そこに関しては注意をしていきたいところでございます。

 ただ、一方で、保健所として自殺防止を訴えていく中で、実際に感染症の患者さんが大量に発生しているさなかでは、やはりマンパワー的に、自殺予防の相談、当然、しっかりと話を聞かなければ、自分が大事にされていないのではないかということで、逆に、自殺につながりかねないというところもございますので、しっかり話を聞く必要があるんですが、そこまでのマンパワーを割けるかといいますと、なかなか難しいところがございまして、また、厚生労働省のガイドラインですとか、今後上がってくる自粛期間中の自殺者の数ですとか、そういったものを鑑みながら検討していきたいと考えております。

 以上になります。

○小坂委員
 それぞれに御回答ありがとうございます。

 病弱児に関しましては、その子だけ早めにオンライン教育に入ってもらって、感染状況に合わせて、早めに学校に来ないようにするというふうな、オンライン教育やICT教育を用いての教育環境というものをつくれるのではないかなと思いますので、その辺のアイデアをよろしくお願いします。

 また、入所者の面会ができない状況、今、大分感染のほうも収まってきましたので、絶対面会は駄目というよりも、予約を取りながら、その人の健康を見ながら、実際に会ってもらう、予約で数を調整して、面会の機会をつくるというふうなことも、感染状況が大分減ってきているから、ステップ2からステップ3と来ていますので、実際に会うということも、もうそろそろできるのではないかなと思いますので、実際に会うという形も御検討をお願いします。

 また、心を病むというところに関しましては、自殺対策協議会の動きを私のほうもフォローしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 あと一点、在宅療養もしづらいということも出てきております。ちょっとした熱では、感染しているのかどうか分からないですよね。そういうので、すごくシビアな環境に置かれているという状況もあったり、介護者がもしコロナに感染したら、その人をどうするのか。介護されている側はどうなるのかとか、本当に難しい問題が、在宅療養ということ、ここのテーマではないですが、在宅療養を支えていく中で、本当に在宅療養がしづらい状況になったと考えますが、その辺りにどう対応していくか、お考えをお願いします。

○春貴管理課長(参事)
 在宅療養でございますけれども、在宅療養につきましては、医師、訪問看護ステーションの看護師、また多くの介護の方々が関わっているというところで、感染のリスクというのを考えながら進めていかなければいけないというところで、しづらかった状況であるかなというふうに思ってございます。中心となってくるのは、やはりかかりつけ医の方々が中心となって進めているというところでございまして、今後、在宅療養支援協議会などもございますので、そういうところの中で御意見を伺いながら、今後に生かせる点について検討してまいりたいというふうに考えております。

○小坂委員
 在宅療養支援協議会ということでしたが、スピード感を持って、第2波が来るので、その前に考え方を整理していただきたいし、また、例えばPCR検査ができないかなというところで、在宅療養で動けない人はPCRセンターへ行けない。そうなった場合に、もしかして唾液での抗原検査というのもできるかもしれないので、そういう抗原検査の在り方もうまく採用しながら対応できればと思うところであります。なかなか難しいところでありますけども、また、よろしくお願いします。

 以上で終わります。

○原田委員
 私からも質疑させていただきたいと思います。

 理事者報告については結構です。

 6月から、いよいよ入園、また学校生活が始まったので、その点についてお聞きしたいと思います。前委員からも少しお話がありましたが、ちょっと角度を変えて、お聞きしたいと思います。

 保育園、幼稚園、そしてまた小中学校、これは数カ月、休園・休校があって、いよいよ学校生活、園生活が始まりましたが、この長い期間の休園・休校があった中で、子供たちは大変ストレスを抱えているし、生活のリズムも大分崩れていると思います。6月から始まって、まだ10日余りですので、各園・学校からのデータそのものは、まだお取りになっていないと思いますが、生徒たち、また児童たちも1週間に2日あるいは多くて3日程度の登校・登園ですから、まだ数日しか通っていないということは分かります。特に、新入生、新しく園に入った園児、そして新入学の小学1年生、また中学1年生は、入学式が、コロナの影響で遅れてスタートしたということで、いろいろな問題を抱えているのかなと思います。

 これについて、今言ったように何日間の登園・登校しかないと思いますけれども、分かる範囲で状況をお伺いしたいと思います。保育園あるいは幼稚園などで聞くと、今まで数カ月親御さんといたので、半日行っても泣いていた子がいるとか、今までの長い自宅での生活からまだなじめない。園に行ったり、学校に行くことにまだなじめないというようなことを幾つか聞いておりますので、その点について、今、学校等が始まって、何回も言いますが、数日でありますけれども、園児、そして児童・生徒の園・学校での動きはどの程度になっているのか、お聞きしたいと思うんです。よろしくお願いします。

○植木学務課長
 私からは、幼稚園、小・中学校というところでお答えいたします。

 今日も小学校のほうに行ってきまして、ちょっとクラスを見てきましたところ、1年生も、今のところはやはり緊張して、それなりにきちんと授業とかを受けていて、現在、まだ分散登校で週2日ないし3日の登校というところで、まだ子供たちも緊張感の中で、ある程度やっているのかなと思っております。今まで2カ月、3カ月の間家にいまして、やっと毎日規則正しい生活をし始めてというところで、逆に、これが慣れてきてからのほうが、子供たちに疲れ等が出てくるのではないかというふうに考えているところでございます。そちらについて、本当にストレス等で、ふだんと違うような状態になりましたら、学校等を含め、スクールカウンセラー等の力も借りまして、心のケアを行っていくとか、そういったところも出てくるかと思います。

 幼稚園につきましても、今までずっと保護者の方と一緒だったところを、1人で幼稚園で生活をするというところで、やはり今までと違うというところで、泣いてしまう子とかもいらっしゃったとは思いますが、その辺りは、やはり慣れてくればやっていけるのかなと思います。

 本当に今までと違う生活、新しい学校生活で、子供たちもちょっと戸惑っているところがあるとは思うんですが、今日見てきた感じでは、まだ今のところは、結構きちんとやっているというか、逆に、少ない人数の中でやっているので、隣でちょっかいを出す子たちもいなく、きちんと授業を受けているといったところも見受けられましたので、今のところは、まだ大丈夫かなと思います。来週以降、給食も始まって、毎日授業が始まって、生徒も全員登校してという中で、いろいろな問題も出てくるかなと思いますので、その辺は、学校を通じて、教育委員会等も含めまして、対応してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 保育園の状況でございます。

 まず、4月に初めて入園された、特にゼロ歳児、1歳児のお子さんは、ほとんど4月、5月は通われていなかったという中で、6月に入りまして、慣れ保育ということで、初めは本当に1時間、2時間というようなところから、今、始めているところでございます。その辺りにつきましては、保護者の方にも、復帰したときに徐々に慣れ保育をやらせていただきますということで打ち合わせをしておりましたので、そのような形でやっております。

 また、特に2歳児までのお子さんにつきましては、先ほど委員より御紹介いただきましたとおり、やはり先週は結構いろいろなクラスで泣き声が聞こえてくるというような状態でございました。今週に入りまして、大分その辺は落ち着きも見られてきたのかなというところでございます。ただ、全体的には、やはり4月、5月の今までの生活からなかなか保育園の生活リズムにまだなじめないお子さんもいらっしゃるという中では、お子さんお一人お一人の状況を見ながら、今、保育のほうを対応しているところでございますので、今後も引き続き、お一人お一人を見ながら、保育園の生活に慣れていくような環境づくりに努めていきたいと考えております。

 以上です。

○原田委員
 ありがとうございます。

 先ほどお話ししましたけれども、特に新入の園児や生徒・児童がちょっと心配かなというふうに思っています。やはり入学が数カ月遅れたので、新しい学校、また園に慣れるというのがちょっと大変なのかなという心配もあります。

 私も孫たちが休園・休校だったので、いよいよ園・学校が始まるよというところで、宿題というか、課題もやっていなかったので、夜中の2時、3時までかかって無理やりやらせましたけれども、疲れました。でも、休園・休校のときに生活のリズムが相当崩れていますので、夜10時、11時になっても、早く寝なと言っても、あした休みだもんと言われてしまったような休園・休校の間でしたので、多分慣れるのに結構時間がかかるのかなというふうに思っています。

 とにかく、こういう状況ですから、コロナは収束したわけではありませんので、どういう形に今後なるか分かりませんが、これから暑い夏を迎えて、この夏を何とか乗り切って、秋ぐらいには学校生活にも少し慣れるのかなというふうに思っています。先ほど何回も言いましたけれども、学校も始まってまだ何日かしか行っていませんので、御担当の方たちもまだよく把握はできていないと思いますが、どうぞ今後また、園・学校の運営状況を把握されて、よき運営をされますように、ひとつお願いしたいと思います。

 終わります。

○しらす委員
 よろしくお願いいたします。

 資料1にあります居宅訪問型保育についてお尋ねいたします。

 保護者の疾患や障害などにより養育を受けることが困難な乳幼児にも保育が可能と明確化されましたが、既に行われている居宅型保育の利用者のそれぞれの定員と現在の利用者数を教えていただけますでしょうか。

○石戸保育課長
 居宅訪問型保育事業の定員でございます。

 居宅訪問事業につきましては、2つございます。1つが障害者向けということで、こちらにつきましては、現在、定員4名ということで、全ての枠が埋まっているところでございます。一方、昨年度から開始しました待機児童向けの定員につきましては、昨年10名のところ、この4月から定員を20名に拡大して実施したところでございます。4月スタート時につきましては、17名からスタートしてございます。その後、4月、5月とコロナの関係で、休園でお休みされている方等がいらっしゃいました。その間、5月、6月の利用調整等で認可保育所のほうに移られた方もいらっしゃいまして、現時点では、11名の方が利用されているというふうに伺ってございます。

 以上でございます。

○しらす委員
 ありがとうございます。

 その中で、お預かりしているお子様の具合が悪くなってしまったときや、室内事故があったりする可能性もあると思うんですが、そのときはどのように対応するのか。また、提携する小児科などは決まっているのでしょうか。さらに、実際にそのようなことがこれまでにあったとしましたら、スムーズにケアできたのかどうか教えていただけますでしょうか。

○石戸保育課長
 病気等の際の提携小児科等の件でございます。

 こちらにつきましては、運営自体を株式会社ポピンズのほうに委託してございます。利用状況としましては、利用者の御自宅に保育者をローテーションで派遣して、一対一の保育を実施しているということで、万が一の事故等の発生時については、運営事業者を通じて、区のほうと連携を取りながら対応していくような形となってございます。

 この間、事故等の実績につきましては、ございません。

 以上でございます。

○しらす委員
 ありがとうございました。これまで事故がないということで、これからも事故のないように、よろしくお願いいたします。

 一向に解決しない待機児童問題なんですけれども、もともと居宅訪問型保育というのは、待機児童解消のために始まったかと思うんです。保育士不足と言われていますが、潜在保育士はたくさんいらっしゃると思うんです。保育園では働きたくはないけれども、居宅訪問型なら働きたいという方も多くいらっしゃるようです。日本においては、逆に、一対一の保育、家でお子さんを見る、家に入り込むのは嫌だという方も多いんですが、現在の状況を見ますと、感染症の影響も少ない、また一対一でじっくり見ていただけるという、いい面もあります。

 現在、認可保育園の入園が待機になった方だけ申し込めるという条件になっていると思うんですが、今後は、それぞれ好みがあると思いますので、待機となっていない方も、好みに合わせて申込みができるようになったらいいのではないかと思うんです。居宅訪問型保育の定員を増やしてみるのも一案かと思いますが、いかがでしょうか。

○石戸保育課長
 居宅訪問事業の定員枠の拡大ということでございます。

 まず、本区は、委員御案内のとおり、本年4月1日、待機児童22名ということで、昨年より5名増加したところでございます。この間、本区といたしましては、保育の基準を満たした、集団での保育が可能となる認可保育所の整備を進めているところでございます。

 確かに、委員がおっしゃるように、そういった様々なツールということはございますが、区といたしましては、現在、様々な賃貸物件等、再開発等の開発を踏まえて、事業計画に定める認可保育所の整備のほうを積極的に進めた上で、何とか待機児童の解消ということを進めてまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○田中福祉保健部長
 今、保育課長のほうからも答弁しましたけれども、基本的には、やはり待機児解消をしていきたいという部分がございます。また、委員のほうからお話がありましたが、御家庭での保育を望まれている方もいらっしゃるとは思いますが、やはり一対一の保育、密室での保育ということもございます。先ほど委員のほうからお話がありました、様々な問題が起こる可能性もあるといったようなことを考えると、区とすると、なかなかそこについて定員を広げていくといったところまでは考えていないところでございます。

○しらす委員
 ありがとうございました。

 潜在保育士の存在がもったいないなということもありましたので、居宅訪問型保育の拡大も考えてみてもよいのではないかと思いました。

 そして、子供が小さいうちは家庭で子育てをしたいという方も、私の耳には多く入ってきているんです。今、行政の状況を見ますと、子供を預けることが前提の施策しか見られないんです。例えば、居宅訪問型保育、認可保育園ですと、行政コストというのは毎月かなりかかっていると思うんですけれども、在宅で子育てしている方に対しても、何か今後思いやり予算みたいなお考えはないのでしょうか。お願いいたします。

○田中福祉保健部長
 今、やはりどうしても注目が待機児童に集まるといったようなこともありまして、委員がおっしゃるように、お子さんを預かるというところに着目されているというのは、実態的にはそういった傾向になっているのかなというところも思っているところでございます。

 ただ、区といたしますと、御自宅で子育てされる方に対する支援というものも、当然のごとく、やっていると認識しておりまして、様々な施策の展開を行っております。そういったものを今後も、当然、状況を見ながらやっていきたいというふうに思っておりますし、前回の委員会でもちょっとお話ししましたけれども、多胎児の話ですとか、それからひとり親の子育ての話ですとか、様々な部分でのお話はいただいているところでございます。それぞれの家庭での困り事というのも、それぞれ違っているのかなというふうに思っております。そうした中で、何に実際にお困りなのかというのは、子ども家庭支援センターで総合相談みたいなものを行ってございます。そういったところですとか、あるいは保健所で行っておりますいろいろな健診、さらには新生児への訪問、こういったものを通しながら、困り事を聞き取って、可能なものについては施策に結びつけていきたいというふうに考えているところでございます。

○しらす委員
 御答弁ありがとうございました。

 これからも区民の皆様の声を丁寧に伺いながら、施策をつくっていっていただきたいと思います。

 それから、できましたら、在宅で子育てをしている方への支援というのも、よく見えるような形で今後反映させていただければと私は切望しておりますので、今後もよろしくお願いいたします。

○木村委員長
 議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いについては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 続きまして、行政視察について、例年7月の委員会においては、区内所管施設視察に代えて、行政視察を実施しているところではありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、視察は行わないということにいたしますので、御了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

 以上をもちまして閉会といたします。

 ありがとうございました。

(午後3時6分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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