ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の令和2年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(7月15日)
※発言が2箇所以上ある場合、「前を検索」「次を検索」で前後の発言箇所へ移動できます。

令和2年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(7月15日)

1.開会日時

令和2年7月15日(水)

午後1時30分 開会

午後2時43分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 木村 克一

副委員長 中島 賢治

委員 かみや 俊宏

委員 田中 耕太郎

委員 小坂 和輝

委員 原田 賢一

委員 しらす 夏

副議長 田中 広一

4.欠席者

(1名)

議長 押田 まり子

5.出席説明員

(15人)

齊藤副区長

平林教育長

田中福祉保健部長

春貴管理課長(参事)

溝口子育て支援課長

石戸保育課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

平川介護保険課長

山本保健所長

吉川健康推進課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

植木学務課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

黒須書記

鳴子書記

7.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○木村委員長
 ただいまより子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会いたします。

 本日、議長は欠席いたします。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告を願います。

○田中福祉保健部長

1 私立認可保育所の開設支援について(資料1)

○吉田高齢者施策推進室長

2 中央区立桜川敬老館等複合施設の開設について(資料2)

以上2件報告

○木村委員長
 発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。

 ただいまの時刻は午後1時36分です。自由民主党さん71分、あたらしい中央さん37分、公明党さん37分、区民の風さん37分、維新の会さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 私から議題で2点質問させていただきます。

 まず1点目でありますが、子供たちが多くの時間を過ごしている学校の状況について伺います。

 6月から少しずつ授業が再開され、例年であれば間もなく夏休み、今年はあと2週間ほどで夏休みを迎えるところかと思います。そこで、1年間、年度全体を見てというところもあるかと思いますけれども、子ども・子育ての視点で現在の学校の状況、子供たちの学習状況あるいは子供たちの生活の様子など、このことについて所感、見解があればお示しください。

 そして、2点目でありますけれども、敬老館、いきいき館について伺います。先日、福祉保健委員会で少し触れさせていただきましたが、高齢者対策の視点で入浴施設の在り方について伺います。

 日本橋東部地域で世界湯が廃業したことを踏まえて、地域、特に高齢者の方から様々な御意見、御要望がありましたので、伺います。いきいき館のサービスとして提供いただいているわけですので、事業の目的、性質も違うと思います。一方で、地域にかつてあった状況、これが今、状況が変化しているということを踏まえて、行政として何らかの支援措置、これを検討する余地というもの、これはあり得るのかということで見解を伺えればと思います。

 以上、2点よろしくお願いいたします。

○植木学務課長
 再開後の学校の状況でございます。こちらにつきましては、6月1日から学校を再開しておりまして、分散登校等をはじめ、給食も簡易な献立という形でやっております。学校につきましては、3密にならないように学校それぞれで独自に工夫をしながらやっているところでございます。子供たち、当初はやはり運動不足というところもあって、ちょっとおぼつかないところもあったんですが、やはり柔軟性がありますので、2週目以降は元気はつらつという形でやっているところでございます。

 学習の状況につきましては、いろいろ行事等も少なくする中で授業数を確保するというところで、通常どおりというか、給食等も始まっておりますので、その中で授業のほうは滞りなくやっているところでございます。

 以上でございます。

○清水高齢者福祉課長
 敬老館の入浴施設、その役割についてのお尋ねでございます。委員のお話のとおり、4月に人形町の世界湯が廃業ということになりました。区では敬老入浴券というものを発行いたしまして、高齢者の公衆浴場の御利用というのを促進しているわけでございますが、実態といたしましては、近くの十思湯ですとか、他区の協力浴場のほうを御利用いただいていると、そういうような数字的なものも出てございます。

 また一方で、敬老館の入浴施設は、そういった公衆衛生というところの面が全くないわけではございませんが、やはりこちらはどちらかといいますと、敬老館のくつろぎの場所の提供、生きがいづくりの場所の提供、そして健康づくりの場所の提供、そういったものの一環で御利用いただいているという実態があろうかと思います。場所としては確かに公衆浴場の代わりの面というところがあろうかと思いますが、全くお声がないとは申しませんが、今の利用状況を見ますと、この7月から敬老館は再開いたしましたが、公衆浴場の代わりにこちらが使われるといったようなことはなく、やはり1日敬老館でくつろいでいただく中の1つのプロセスとして入浴をしていただいて、また、入浴が終わった後、くつろいだりとか、そういった総合的なくつろぎの中で入浴施設を使っていただいているという認識でございます。

 そうしたことから、公衆浴場の代わりというような位置づけでこの入浴施設を捉えるということではなく、やはり健康づくりとか生きがいづくりとかくつろぎとか、そういった目的でこの入浴施設は今後も運営をしてまいりたいと考えております。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。まず、子供たちの過ごしている学校の状況でありますけれども、少しずつ2週目から慣れてきて、そしてまた現在では滞りなく運営しているというようなところであったのかなというふうに承知をいたしました。

 その中で、滞りなくというところが答えなのかなというふうにも感じるところでありますが、夏休みを終えて2学期、3学期を迎えていく中で、何かこういうところに留意していくべきだ、あるいは気にかけていく、こういうところに気をつけていきたいというような視点があればお示しいただければと思います。

 そしてまた、敬老館、いきいき館について、こちらも実態、利用状況等を踏まえて御答弁をしていただいたものと理解いたしました。その中で、総合的なくつろぎと、全体の中にあるサービスの1つということなんだろうと認識をいたしました。

 その中で、どのようにサービスを提供していくのか、今の御見解、おっしゃっていただいたとおりなんだろうというふうに承知をいたします。一方で、行政の守備範囲はどこまでか、今のお話ですと、そもそもニーズがどこまでかということも教えていただいたのかな、お示しいただいたのかなと思いますが、例えば状況が変わったり、この中でサービスの在り方、施設の在り方、こういうところで何か地域の方々からもしその声が大きくなったりしたときに何かしらの御検討をいただきたい、引き続き地域の声を聞いていただきたいということを要望させていただきたいと思います。1点お願いいたします。

○植木学務課長
 2学期、3学期についてでございます。やはりコロナの第2波があるだろうというところで、やはりその辺りの安全策というのは本当に万全にやっていく必要があるというふうに考えております。また、授業のほうも学校行事を少なくして学習の授業数の確保というところをやっておりますが、その辺りで子供たちのモチベーションをどのように保っていくかというところは大きな課題かなというふうに思っておりますので、その辺りは学校と連携しながらやっていきたいと思っております。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。今後もモチベーションの維持という視点で引き続き子供たちの状況を見ていただきながら運営のほうをお願いできればと要望いたしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。

○田中(耕)委員
 私のほうからは、資料1に関連して数点質問をさせていただきたいと思います。

 今年度、また来年度に向けてですけれども、認可保育所が新規に開設されるということで、保育定員が拡充されるということは非常に喜ばしいことだというふうに思います。

 そして、その中で、今回、御報告いただいております開設予定の園で1点、4番目のキッズラボ水天宮前園についてお伺いしたいんですけれども、現在、存在しているのが恐らく日本橋蛎殻町一丁目25番のほうの分園で、今回本園となっているところが新規開設なのかなというところをまず確認をさせていただきたいです。キッズラボ水天宮前園は本区では初めてとなるかもしれないんですけれども、資料で分園と書かれている所在地は、私の記憶が確かならば、以前は別事業者でベビーベアーという名前で保育園を展開されていて、その後、認可外から始まって認証、小規模認証で今回、新しく新規で本園を開設されて認可という感じで、出世魚のように定員も、また認可、認証のレベルも拡充されているというふうに認識しておりますが、このこと自体は悪いことじゃなくて喜ばしいことだとは思うんですが、先ほど申し上げた事業主体者の変更ですとか、事業の基本的な骨格となる認可、認証の在り方とかがステップアップしていくという中で、本区としての指導体制ですとか、保育の実態が追いついているのかどうかという点について御見解をお示ししていただきたいというふうに思っています。

 また、あわせてなんですけれども、今回お示ししていただいた資料に基づくと、本区で一番待機児童の問題となるゼロ歳児、もしくは1歳児なんですけれども、これまでこの園はゼロ歳児を3名受け入れておられたのが、この資料に基づきますと新規園、今度2園体制になると思うんですけれども、ゼロ歳児は逆に定員がゼロになってしまう。また、1歳児も6名から8名ということで、全体としては大幅な定員拡充をされているんですけれども、一番入れなくてお困りの方が多いゼロ歳児、1歳児の定員はトータルで見ても減少。特にゼロ歳児の定員は3からゼロということで、これはどうしてなのかなというのが気になるところでございます。

 この辺りの実情も踏まえて、どういった報告をこの園から受けているのか、また区としてどういう対応を求めているのかについてもお知らせいただきたいと思います。

 あわせて、今回2園体制ということで、既に本区内の保育園の中には2園体制を敷いている、分園をお持ちの保育園などもありますが、徒歩数分とはいえども離れた場所にありますので、園長先生お一人なのかどうか分かりませんけれども、管理体制、安全管理の面ですとか、2園の中で、今まであった分園に小さいお子さんが入ってというようなすみ分けになるのか、その辺りの本園と分園の歳児ないしサービスの使い分けについても、今現在受けている報告の内容についてお知らせをしていただきたいと思います。お願いいたします。

○石戸保育課長
 まず、小規模園のお尋ねでございます。まず初めに、委員おっしゃいました本園、分園の違いでございますが、分園となっております日本橋蛎殻町一丁目25番地のほうが現在小規模園として運営しているところでございます。その後、4月より認可保育所へ移行ということで、1歳児までが現在の分園を使用し、2歳児以降につきましては本園のほうに登園されるということで伺っているところでございます。

 続きまして、事業主体の変更等、指導体制のことについてでございます。私ども区のほうは認可外や認証保育所等につきまして、保育の質の確保という面で日頃から認可に向けての指導を行っているところでございます。今般もそういった中で運営事業者のほうから認可化に向けての相談がございまして、その辺を現地視察や、確認等を取りながら、このたび基準を満たすということで認可のほうに移行することとなってございます。

 続きまして、待機児童のゼロ歳児、1歳児のところの件でございます。やはり委員おっしゃるように、本区は、特に1歳児の待機児童が非常に多うございます。このところ、ゼロ歳児、2歳児等も横ばいの状況ではあるのですが、現在、待機児童はゼロ歳児が34名、1歳児が129名、2歳児が37名ということで、主に1歳児が非常に多い状況となってございます。

 今般、認可化を進めるに当たって、事業者のほうにしてみると、ゼロ歳児の運営のほうが非常に運営形態として経費的にも有利に働くというところで、ゼロ歳児の保育を希望する事業者が多いところではございますが、中央区の状況等を説明し、協議の上、このたび、特に1歳児を中心に、1歳児からの保育ということでの整備を事業者のほうで決定していただいたところでございます。

 小規模園のほうで今ゼロ歳児が3名いらっしゃるところではございますが、この方々が4月につきましてはお誕生日の関係もあり1歳児に移行するということで、そのままスライドして1歳児のほうに御入園いただく形になろうかと思います。

 あと、ゼロ歳児、1歳児の定員がトータルで1名減というところではございますが、この辺につきましては、特に日本橋地域につきまして、全体の中で1歳児枠、ゼロ歳児枠の拡充に向けて日々取り組んでいるところですので、その中で吸収できるのかなというふうに考えているところでございます。

 続いて、分園、本園の体制につきましては、これまでの園もそうなんですが、基本的には本園のほうに園長を配置いたしまして、日々、分園のほうにも行って保育運営の内容等を確認しているところでございます。また、分園のほうには主任の保育士というのを配置して園の運営をそれぞれ行うということで、基本的に園児が日中に分園、本園を行き来するようなことはないような形での運営形態となっているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。定員は全体で考えているというのはごもっともだなと思いますし、今回、4つの新規園の説明をいただいて、2番の園も近隣の茅場町の新設園でありますので、その意図は分かるんですが、逆にゼロ歳児の待機児童はそれほどは多くないという一方で、ゼロ歳児といっても、数か月たつとすぐ1歳になるという現状かと思いますので、ゼロ歳、1歳とまとめて考えていく必要性もあると思います。今申し上げたように、現状の3名と6名の定員を満たしていたかどうかというのはまた別の問題としてありますが、今回2園体制になってゼロ歳児はゼロ名、1歳児も8名ということで、合わせて9名から8名に減ってしまう、またゼロ歳児が完全にゼロになってしまうというところは、今の説明だといま一つ理解が及ばない点があるんですけれども、これはゼロ歳児のニーズはないという考え方なのか、それとも1歳児に集約、集約といっても人数はトータルで減ってしまうんですけれども、そのほうが人数として、バランスとしていいというお考えなのか、その辺りをもう少しだけ詳しく御説明いただければと思います。

 あと、一番最初に申し上げましたけど、こちらのキッズラボ株式会社は、以前、同じ場所にあった園とは会社、運営法人が変わっておられるのではないかという点を確認で教えていただきたいんですけれども、運営会社、経営陣が変わっただけで園自体は継続しているのか、それとも以前の保育園は1回おやめになられて同じ場所に新しい会社が入られたということなのか、その辺りの事業の継続性についてもお分かりになればお知らせいただきたいというふうに思います。お願いいたします。

○石戸保育課長
 まず最初に、ゼロ歳児、1歳児の定員の枠の関係でございます。現在、保育ニーズといたしましては、ゼロ歳児のニーズというのがやや低いということで、特に1歳児、2歳児のニーズというのが非常に高くなってございます。そういった関係で、区といたしましても、特に1歳児枠の定員拡充というところを積極的に進めてまいりたいというところで、今回、特に1歳児枠からの定員確保ということで整備を進めていくところでございます。

 あと、経営主の名称変更等につきまして、申し訳ありません。詳細な資料が手元にございませんが、恐らく法人名の変更だったというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 分かりました。歳児別の問題は年度による募集状況の違いもありますし、トータルで、中央区全体で待機児童を減らすという対応をしていただくのが一番大事なことだと思いますので、この件についてはこれ以上質問はしませんが、やはりゼロ歳児にはゼロ歳児の、1歳児には1歳児の、2歳児には2歳児のニーズ、その学年しかお預けできないわけですから、あると思いますので、区として全体の最適化をより一層図っていただきたいというふうに思いますし、私立園ではございますけれども、そういった指導や方向性を目指していただきたいなというふうに思います。

 最後に1点だけ。先般、人事異動の御連絡を頂きまして、和田副参事(保育指導・特命担当)が新任されたということでございます。和田副参事が株式会社ベネッセコーポレーションの御出身ということで、今回、保育指導・特命担当ということなんですけれども、民間御出身の副参事を登用された狙いと今後の人材活用の方針について簡潔にお示しいただきたいと思います。

○溝口子育て支援課長
 今年度から副参事を置かせていただきましたが、やはり昨年の10月から保育の無償化も始まりまして、区で担うべき範囲が認可外保育所の指導監督もというところで広がったところでございます。そうした中、民間の職員を登用したことにつきましては、やはり民間の運営面ですとか、また職員の体制など、なかなか私たち自治体では分かりかねるところもございますので、そういう民間のノウハウ、また民間の中での監査指導等もやっていたという経験等も区で生かしていただければというところで、今回、広く公募をして、採用をさせていただいたというところでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 終わります。

○小坂委員
 では、それぞれお願いします。

 まず、資料1に関連してですが、キッズラボ水天宮前園ということで話題になりました。私、資料、ぱっと見て今気づいたんですけど、地下1階から地上2階となっております。地下1階に保育園をどんな感じで造るのか。あまり地下は好ましい環境じゃないと思うんですけれども、この辺りどのように使われるのか教えてください。

 また、保育に関連してですけれども、これはよく出る話題ではございますけれども、待機児ゼロ、解消の目標年はいつになったのか、もう1回ここで教えていただければと思います。これは何度も出る質問なので、すみません、恐縮です。

 次ですけれども、資料2の桜川敬老館等複合施設の開設についてなんですけれども、保育園から高齢者施設までということで大変すばらしい複合施設だと思うところであります。私も前々から質問させていただいているし、この前の福祉保健委員会でもおっしゃっておられましたけれども、本当に共生ケアができれば面白いなと思うんですけれども、積極的に保育園と高齢者施設の方々が一緒に交わる、単にイベントで交わるというだけではなくて、日々のカリキュラム、毎日のカリキュラムの中でそのような交わりができないものかなと思うわけですけれども、共生ケアという話は前の委員会で出ていますけれども、さらに一歩踏み込んでこのようなカリキュラム、そこまで組めないものかというところの考え方を教えてください。

 あと、この資料2に関連して、桜川保育園に関してちょっとだけ確認なんですけれども、近隣の小規模保育事業所の卒園児を順々に受け入れていきますということでありますけれども、これ、3か年かけた後は、受け入れてもらった保育園の方々の行き場所としては、その後も機能するのかどうか教えてください。

 取りあえず、お願いします。

○石戸保育課長
 まず初めに、キッズラボの本園の地下1階の件でございます。こちらの保育所といたしましては、1階、2階に保育室を用意しまして、地下1階につきましては、倉庫や職員の更衣室等の施設配備となってございます。

 2点目の待機児童ゼロの目標でございます。今般、この3月に、新たに5か年計画で第2次子ども・子育て支援事業計画というのを策定したところでございます。こちら、今後の人口の増加や保育ニーズの増加にもよるところではございますが、今般、事業計画で策定したところでは、2年後の令和4年4月を目標とし、待機児童ゼロに向けて引き続き認可保育所等の整備を進めてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 まず、3点目の高齢者施設と保育園での共生ケアというところでございます。こちらにつきましては、まず保育園、敬老館、また今回新しく設置される特別養護老人ホーム等との行事から交流をさせていただくことになるかと考えております。また、日々のカリキュラムでございますが、保育所も保育所保育指針に基づきまして、年間、月間、日々の計画を立ててそれぞれやっているところでございますので、やはり保育園教育、幼児教育というところから、日々カリキュラムの中に入れていくのはなかなか難しいところかなとは思っております。ただ、同じ建物にありますので、いずれにしても交流をする機会をつくっていければと考えているところでございます。

 また、桜川保育園の3年後というところですが、こちら、近隣の小規模保育園では2歳児までお預かりしますので、2歳児の8人の方が翌年3歳児になるときに桜川保育園に入れるというところでございますので、令和3年度はまず今の2歳児のお子さん8名を受け入れ、3歳児だけ29名、翌年はそのお子さんたちが全員進級しますので、4年度には4歳児も29名、5年度には5歳児も29名というところで、桜川保育園の定員は2歳児、3歳児で毎年8名の差がございますので、これから毎年、小規模園の2歳児が進級する際、桜川保育園で3歳児8名の定員を確保しているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 地下1階の話は分かりました。

 待機児解消の目標、令和4年4月にゼロというところでありますけれども、いたちごっこという状況の中、解決に向けて一番難しいと考えている課題はどのようなところにあるか。これ、もうすぐですよね。令和3年があって令和4年ですからすぐなんですけれども、この目標は掲げながらも、達成が難しい一番の課題はどのようなところを認識されているか教えてください。

 共生ケアのところは分かりました。カリキュラムがというところでありますけれども、カリキュラムは決まっていたとしても、例えば昼の食事は一緒にするとか、そのようなところでカリキュラム外でも何かできないかなというところを御検討いただければと要望させていただきますのと、いずれにしろ、行事を一緒にするという中においては、敬老館とわとなーるの特養と保育園という主体が違う3者なり4者なりが一緒に協議するような機会というのはつくる必要があるかと思いますけれども、このような連携のための話合いの場なりは持つお考えなのかどうか。これがなければなかなかイベントも一緒にしようということは難しいと思いますので、この辺り、そのような1つの施設の中での共生のための連絡会、協議会というようなものをつくることに関しての考え方を教えてください。

○石戸保育課長
 まず初めに、待機児童解消に向けての難しい課題等ということでございます。やはり中央区は、最近の人口増、特に働き世代の人口が非常に多くなっていまして、結果として乳幼児が増えている。また、共働きということで保育ニーズが急激に増加している現状がございます。

 今回、計画を策定するに当たって、まず整備の目標といたしましては、おおむね1年度間に定員60名程度の保育園を5園程度整備していかなければいけないという状況となってございます。特に課題となるところですが、本区は都心区ということで非常に面積も狭く土地が高いということで、保育所に適した物件等がなかなか見つけづらいという状況になってございます。そうしたところで、国や東京都の整備の補助等を活用しながら、日々運営事業者と不動産会社等のお話を伺いつつ、適宜、現地のほうに赴き、適切な場所の確保というところで進めながら、何とか計画に沿った達成に向けて進めてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○清水高齢者福祉課長
 桜川敬老館等複合施設での各施設間の多世代交流とか、そういったことを含めた連絡体制でございます。

 これまでも複合施設として様々な施設、例えば敬老館でしたら、浜町会館で保育園とか児童館、そして老人保健施設のリハポート明石のほうですとレインボーハウス明石ですとかおとしより相談センターとか、そうした複合施設での連絡体制というのは、日頃の維持管理もございますし、日常的に交流というか定期的な話合いの場というのは持っております。

 ただ、こういった交流については、先ほど子育て支援課長からも答弁がありましたけれども、行事としては、例えば桜川敬老館については、高齢者の方々がサークル活動をしており、ウクレレとかフラダンスを、定例的に保育園のほうに伺って披露させていただくとか、それから今回、わとなーるが運営する地域密着型特別養護老人ホーム、認知症高齢者グループホーム、ショートステイをやるところも、やはり地域行事というのはこれまでも実績として、参加したりとか、施設での季節行事というところでの交流というのは積極的に行いたいという提案をしてきてございます。そうしたことから、保育園等とそうした事業をやる上での打合せは、当然、その準備として綿密に行っていくというところになります。

 そうしたことをやりながら、先ほど申し上げたとおり、複合施設として共通の建物を使っているというところでの連絡体制というのは当然、取っていきたいと考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 桜川の複合施設のところは連絡体制があるということでありますが、もう一歩踏み込んでいろいろと企画していただければと思います。

 もう当たり前の話ですけど、御高齢の方も、子供たちを見ることだけで元気になりますし、その辺りはお願いできればと思います。ただ、コロナがあって非常に難しい状況とは思うんですけれども、子供が高齢者に病気をうつすというところが難しいとは思いますが、コロナ禍を抜けた後はぜひとも多世代交流の場となるように、その模範が生まれるようなことを期待します。

 この待機児ゼロ、解消に向けてということでありますが、1つ、これも何回も議論になっているところでありますが、いたちごっこという中で、土地が高いから再開発のところで保育園を造っていくということでありますけれども、大規模な再開発と併せて保育園が整備される。でも、整備される量が、その再開発によって掘り起こされる需要よりも少ないというのが、本区の待機児童が解消されない根本的な理由だと思います。

 そこからすると、平成21年から立ち上がっております子育て支援対策本部ですか、そこでこの問題に関しては議論されているのかどうか、この辺りも含めて、ここが解消されない限りいたちごっこになりますから、区はいつも待機児を解消するために、土地が高いから大規模な再開発において保育所を造りますと、その論理を持ってきますけれども、その論理は実は正しくなくて、その再開発によってさらに大きな需要を生み出しているということからすると、需要や社会のインフラの規模を超えるような再開発とかは抑えるべきであるというふうに思います。逆に、あまりにも増加する保育ニーズに対しては、再開発側にストップをかけていくという考え方が必要かと思いますけれども、その辺りのまちづくり側に対してのニーズに合ってない、キャパシティに合っていないということに対しての意見なりを言っている議論の経過はどうなっているか教えてください。

○木村委員長
 小坂委員、まちづくりの所管部署の理事者がおりませんので、子育ての関係からの答弁でよろしいでしょうか。

○小坂委員
 はい。お願いします。

○田中福祉保健部長
 待機児対策の問題につきましては、我々も日々頭を痛めているといいますか悩んでいるところでございますが、お話のございました部分でいきますと、まず子育て支援対策本部におきましては、当然、毎年、開発の動向も踏まえながらニーズを予測し、それに見合った保育園の整備をどう進めていくかという検討を行っているというところでございます。

 また、保育園の定数と開発の動向等の関係で御意見がございましたが、我々、福祉の所管といたしましては、区内に発生した保育ニーズにどう応えるか、これが我々の責務というか役割だというふうに認識してございます。ですので、そこに対して、住宅の戸数の制限ですとか、それは我々の役割ではございませんし、福祉の本来の目的からいくと、区内にお住まいの方々から出たニーズにどう応えるかだというふうに認識しておりますので、そういった考え方は一切持ってないというところでございます。

○小坂委員
 ずっと疑問に思っていたんですけど、分かりました。その辺り、調和の持てるまちづくりとかを考えていかなくちゃならないということで理解いたします。

 次に、議題に入りますが、まず京橋築地小学校の空調設備のその後の復旧度合いを教えてください。

○植木学務課長
 空調の復旧につきましては、大規模改修工事と併せて行っているところでございます。今現在は、仮設のエアコンを普通教室等に入れて対応しているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 前回の委員会では8月ぐらいには完了するということだったんですが、その完了日程はどんな感じか教えてください。

○生島教育委員会事務局次長
 確実に完了する日程というものが現時点で8月末ということは難しいかなというふうに考えております。そういったこともございまして、仮設のといいますか、エアコンを普通教室のほうには配備を済ませて、確認したところ、何とか授業等はできている状況でありましたので、この形で何とか8月、9月を乗り切っていけるかなというふうに考えているところでございます。

 実際に、もともとの改修工事の中で行う予定であった機械設備等の交換の完了に関しましては、現時点で恐らく10月以降になるのではないかなというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 もともと整備する予定でもあったので、早め早めでやっていただければと思います。よろしくお願いします。仮設のものを早めにつけていただいておりますから、幸い気候も涼しいので何とかできているところでありますけれども、また早めていただければと思います。ありがとうございます。

 次に移りますけれども、結構感染が広がってきて保育園なり幼稚園なり小中学校が開いていて大丈夫か、通うことが大丈夫かという不安の声が結構届いております。親御さんの不安の声を伺っているところでありますけれども、それら親御さんの不安に対してどのように解消されていくお考えであるのか。昨日もそういう声があったので私も説明しましたけれども、そのような不安の声が届いた場合に、それにどのように答えていけばよいかという考え方なりを教えていただければと思います。

○植木学務課長
 コロナの感染で不安に思っていらっしゃる保護者への対応についてでございます。こちらにつきましては、直接、区のほうにそういった声は今のところはございませんが、学校等でございました場合、やはりそれぞれの学校で独自に工夫しながらやっていることをお示しさせていただいて、その中で不安を解消していただくというような形になるかと思います。それでもどうしてもお子さんを通わせるのが不安だという御家庭につきましては、現在も欠席扱いにしないで御自宅で学習等をしていただくということを認めているところでございます。

 以上でございます。

○溝口子育て支援課長
 保育園においてでございます。区のほうにお問い合わせいただく保護者の方もいらっしゃいますので、そのようなときには、区のほうでも園の取組、必要なところを消毒しているですとか、また保育士等の職員はマスクをしているですとか、御不安な点をお聞きした上で、それについての園での対応をきちんとお答えさせていただいているところでございます。

 また、園のほうにおきましても、入り口のところで保護者の方に手の消毒をしていただくですとか、またマスクを着用していただく、お迎えは保護者の方お1人でというような形で、保護者の方にも感染防止のための取組のお願いの掲示をさせていただくとともに、日々、保育士が保護者の方とは接しておりますので、そのようなところでもお話をさせていただいているところでございます。

 いずれにしましても、保護者の方が安心してお子さんを預けられるような環境づくりはこれからも取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれに御答弁ありがとうございます。どのように感染対策をしているかということをきちんとお伝えしていく、リスクコミュニケーションの大切さというところだと思います。そこでどのように伝えていくかというところでは、どのように消毒をしているかとか、またどのように換気をしているかということとか、また発熱した子がいた場合にどう対応するかとか、もし感染の人が出た場合にどのように対処していくかとか、この辺りをきちんと伝えていくことだと思うんですけれども、もし保育園なり、また小中学校で感染の子が出た場合はどんな対応になるんでしょうか。

○木村委員長
 小坂委員、前回の委員会でも私のほうから報告させていただきましたが、今回、特別対策委員会としてはコロナウイルス・防災等対策特別委員会がございますので、そちらのほうの質問内容だと判断いたします。質問の内容を変えて質問するか、方向性を考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○小坂委員
 今なかなか学校生活が難しくなってきており、もし発熱の子が出た場合、どのように保育園なり学校は対応していくお考えでしょうか。

○田中福祉保健部長
 お子さんが発熱した場合は、保護者の方に連絡をしてお迎えに来ていただいております。

○生島教育委員会事務局次長
 同じような形になるんですけれども、恐らくクラスの中で熱のある、体調が不良だという児童を見つけて先生が熱を計るなどし、保健室等に連れていった上で保護者の方に御連絡をしていくというような対応になるかと存じます。

 以上です。

○小坂委員
 この発熱の除外診断の中でコロナが関わってくるので大変難しいところかと思いますが、この辺りは本当に難しいので、対応をよろしくお願いします。

 では、さらに質問を進めますが、私も一般質問させていただきましたところの在宅療養、この課題が非常に難しく、在宅療養を安全にしていく中でなかなか難しいというところがありますけれども、ここで在宅療養を行う中での難しさなり、個別に聞き取っているという話もありましたので、その辺りで、今在宅療養を行うに当たってどのようなことを課題と考えておられるか教えてください。

○平川介護保険課長
 在宅療養を行う上で、このような状況の中での難しさ、それについての把握ということでございます。実際に認定審査会等でお医者様であるとか、今マスクの配付等を行っている中で介護サービス事業者の方と直接お会いする機会がございますので、そこでお聞きしている中ですと、4月当初と今また少し状況が変わっているかなというところもあるんですけれども、やはりマスク等をはじめとする衛生物品が不足しているというところ、また長期化する中で働く方御自身の体調であるとか心の心配、またそれに対しての風評被害といったようなものも一部あったというようなところでございます。

 また、緊急事態宣言が4月、5月に出されていましたので、経営に与える運営資金の面での御心配というようなところをお聞きしておりまして、また6月に少し陽性者の数も増えておりますので、第2、第3波に備えるため、衛生物品をどうやって確保するか、そのような声をお聞きしております。

 以上でございます。

○小坂委員
 在宅療養を続けていくというところで、コロナというふうなものがあって非常に難しくなっている状況です。介護者がもしコロナになった場合どうするかとか、在宅療養している御本人がコロナになったときにどうするかとか、難しいことですよね。

○木村委員長
 小坂委員、先ほども言いましたけれども、コロナに関しての質問になってしまいますので、特別委員会が違いますので、質問の内容を変えてください。

○小坂委員
 在宅療養をいかにここで継続していくかという大変難しい中でありますか、そこで感染を予防しながら、トータルな感染を予防しながら在宅療養をしていくところで、感染を予防していかなければ、在宅療養されている方がコロナにかかってしまうという……。

○木村委員長
 小坂委員、何回も言いましたけれども、コロナに関する質問になってしまいますので、委員会が始まる前に自分の質問をまとめてから質問をしていただければと思います。

○小坂委員
 在宅療養を安全にするという視点でありますが、在宅療養を安全にしなくちゃならないんですよ。そこで、どうしていくかというところで、例えば御本人の意思を確認しておくということはとても大事になると思うんです。それは、重い病気にかかったときに病院に入院するのか入院しないのか、最期まで在宅でやるのか。そのような御本人の意思を確認するというようなことがとても大切かと思いますので、その辺りの確認をするというふうなことに関しての動きなりを教えていただければというのが1点。

 また、医療体制が継続するということもとても大事なんだけれども、昨今いろいろな病気があって、診ている、在宅療養を担当している医師ら、看護師らが1人で診ていけるのかなと。多くの施設で1人の患者を診ていくというバックアップ体制をつくっておいたほうが在宅療養などを続けていくという中ではとても大事かと思うわけなんですけれども、在宅療養を継続していく医療提供者側の体制整備に関して考え方があれば教えてください。

○平川介護保険課長
 在宅療養を進める上で御本人の意思の確認と、あとはもう一つ、医師の提供体制の確保というところで1点目のほうからお答えさせていただきます。

 本人の意思確認につきましてはACP、アドバンス・ケア・プランというようなものもございます。日本語ですと人生会議というふうに言いまして、どういうふうに終末期をお過ごしになりたいかというようなところの御本人のお考え、意思を確認する、また御家族とそれを共有するというようなお話もございます。そういった役割を大きく担っているケアマネジャーがその方のケアプランを立てるときに必ず御本人の意思というのは確認しておりますので、例えば病気になられた際にどういった治療を望むのか、御自宅でお過ごしになることを望まれるのか、そういったことは十分に確認されているものというふうに認識しております。

 2点目の在宅療養を支える医師側の体制というところでございますけれども、基本的には、その方を継続して診ていただいているかかりつけ医の先生がいらっしゃるかというふうに存じます。その中で、お医者さんに限らず、例えば訪問の看護師ですとか、そういった他職種の連携というところがサービスの継続においては非常に重要なものとして認識しておりますので、先ほど少しお話がありましたけれども、在宅療養支援協議会の中でそういった連携を図ってまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○小坂委員
 ACPはきちんとつくっているということで、これは本当に大事で、在宅療養を続けたくても続けられないかもしれないということもあるし、1回在宅から施設に入った場合に、面会制限というのが厳しくあるので、孤独なまま亡くなっていくということもあるわけです。病院とか施設に入られると、コロナウイルスが施設内に入ったらいけないということで面会できないわけなので、その辺りで在宅療養を続けたいというACPの意思があった場合、それを続けられる体制整備というところは、また在宅療養支援協議会で検討いただければと思います。

 また、かかりつけ医が1人というのは本当に大丈夫かということを、いろいろな厄介な病気がある中で考えるわけでありますけれども、訪問看護師がおられるわけで、24時間体制もできるわけなんですけれども、この辺りのバックアップ体制の整備、医師が複数で診るとか、また夜中にも電話相談を受けられるような24時間体制の仕組みなりがあったほうがより厚くなるんじゃないかなとか、その辺りも考えますので、この厳しい状況下における在宅療養の継続をお願いしたいと考えるところであります。

 次に移りますが、コロナ禍があってなかなか事業が進めてこられなかった事柄が子育て支援なり高齢者施策にございます。例えば乳幼児健診がしかり、また学校の健診、内科健診等がしかり、また高齢者の通いの場がしかりというところでありますけれども、できなかったそれらの事業は今順調に行われつつあるのかどうか教えてください。

○吉川健康推進課長
 乳幼児健診の部分についてお答えいたします。

 乳幼児健診は委員御指摘のとおり、区で行われている健診が、保健所と各保健センターで母親と子供が多いときは70組ぐらい集まって健診をするというスタイルを取っているので、緊急事態宣言中は密になる行動を防ぐという意味から、中止をしていたところです。その後、緊急事態宣言が解除されてから再開しまして、密にならないように注意をいたしまして、従来の健診会場以外の、保健所で言えば2階のスペースですとかをかなり広く使いながら実施しているところです。月島・日本橋保健センターと保健所の3か所で行っているんですけれども、そのセンターによって場所が広く取れないようなところは、回数を増やしたり時間帯を延ばしたりという対応をしながら今実施をしておりまして、ふだんよりも数を増やして、中止していた分を実施しているところでございます。時期に対してまだ完全に追いついている状況ではございませんが、徐々に追いついて進めているような状況になります。

 私からは以上になります。

○植木学務課長
 学校の定期健診についてでございます。こちらでは通常、法定で6月末までに実施するということになっておりますが、今回、国の通知においてコロナ感染の収束後、速やかに年度末までに実施することというふうな通知も来ております。その中で、区としましても、今現在、学校のほうで学校医と協議しながら日程を決めているところでございますが、ほとんどの学校は2学期中に行うということで予定しているところでございます。

 以上でございます。

○清水高齢者福祉課長
 高齢者通いの場の休止から運営再開に向けた動きでございます。現在、4団体ほどが新型コロナウイルス感染症対策をしながら実際に再開しているところがございます。また、通いの場というのは自由参加でございますので、なかなか対策というのを住民主体で行っていくというところが難しいといった声も運営事業者からございますし、場所の問題もございます。様々なそれぞれの問題がございまして、それ以外のところについては、これから私ども区も一緒に協議をしながら、どのように再開していくかというところの視点で相談をしているところです。

 実は、今月中に運営事業者に集まっていただく交流会、当然、ソーシャルディスタンスとか、そういったことに配慮しながらでございますが、そういうものを開きまして、私ども区の保健師から改めて感染予防策ですとか、感染症そのものの知識、そういったところのお話をさせていただいた上で、実際に再開している運営事業者からの声を聞きながら意見交換をし、再開ができるかできないか、またそれ以外にも知識を持ち寄って意見交換をしていく、そうした取組を行う予定でございます。今後とも、どのように再開していくかという視点で区も支援をしてまいりたいと考えております。

○小坂委員
 それぞれに再開しているということをお聞きでき安心しました。また、やり方として、今後、オンラインでのやり方とか、そういう手法も入れて、健診なり相談体制も組めるかと思いますので、それらも入れながらやっていただければと思います。質問を終わります。

○しらす委員
 よろしくお願いいたします。資料2の桜川敬老館等複合施設の開設の件なんですけれども、令和3年1月に完成予定ということで、桜川保育園が来年2月1日、桜川敬老館が2月9日、老人ホームが3月22日と順次開設予定となっておりますが、先ほど小坂委員から共生ケアについてお話があったんですが、違う観点から申し上げます。

 子供用の施設と高齢者用の施設が一体となった複合施設は、土地、建物の有効活用や子供への教育効果や高齢者の生きがいづくりなどが期待できる中で特に重要だと感じるのは、核家族が多い現代社会において希薄になっている異世代交流だと感じております。高齢者にとっては、子供たちと触れ合う機会を持つことで笑顔が増えたり、子供の声が聞こえるだけでも脳の活性化や活動量が増えたり、生きがい発見のメリットが得られたり、子供は、高齢者はゆったりした動きをするですとか、目に留めて気にかけるようになってくれればと思っております。

 その中で、セッティングされたイベント、先ほどサークル活動でウクレレ、フラダンスを保育園に行って高齢者の方が披露してくださるということを伺いましたが、セッティングされたイベントではなくて、子供たちが心身が弱ってきている高齢者との日常交流を自然な形でできることがありましたら実施をお願いしたいと考えておりますが、いかがでしょうか。

 今後は複合施設が増えていくと思われますが、複合施設のメリット、デメリットが感じられることがありましたら教えていただけますでしょうか、よろしくお願いします。

○清水高齢者福祉課長
 複合施設を利用してというところの、多世代交流を自然な形でできないかというお尋ねでございます。先ほど申し上げたウクレレとかフラダンスも、桜川敬老館が行っている行事というよりは、サークル活動として、地域の方々が敬老館で集まって練習をした団体が保育園で披露したいというような発案でございます。また、施設が一緒ということでございますから、保育園の園庭が見られたりとか、それぞれ別の出入口でございますけれども、向きが一緒であったりとか、それから掲示物が見られたりとか、1つの施設で生活をしているという点では、特別養護老人ホームも含めまして、様々な形で日常的に関わるというか、様子をお互いに見る機会というのはあろうかと思いますし、こういう複合施設ならではであろうかと思います。

 特別養護老人ホームでも先ほど申し上げた季節行事というところで、保育園とかに御協力をお願いする等、こういう1つの施設でございますので、施設運営者側も当然、日常的に連絡を取り合うという中で、そうした自然というか、日常的な交流というのは、安全面を考えてですが、行っていきたいというところでございます。

 以上でございます。

○しらす委員
 御答弁ありがとうございます。日常的に様子をお互いに見られるということは、高齢者にとっても子供にとっても大変いい機会だと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

 それで、行事なんかで準備が大変だったり、高齢者と子供の交流は特に評価される取組ではありませんが、そして強制されることでもないですが、その実践は関係者の意識に委ねられていると思いますので、その一つ一つが福祉向上につながると思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

 あと、先ほど出入口は別々ということだったんですけれども、子供と高齢者の方が時間帯によっては混み合って、安全面で配慮が必要な場合も考えられるかと思うんですけれども、感染症のリスクとか、ぶつかってしまうなど、何か安全対策のお考えがあれば、教えていただけますでしょうか。

○清水高齢者福祉課長
 複合施設のメリット、デメリットというところでのデメリットのお尋ねかと思います。保育園と敬老館、こちらのほうについては、やはりピークとなる時間と申しましょうか、そういったものは大きく異なるのかなと思っております。保育園ですと、やはり保護者の方の通勤の時間というのがピークになろうかと思います。敬老館のほうは、開館は9時からでございますが、午前中の利用というのは午後に比べると若干少ないというところで、順次利用者が来られる。また、講座とかも始まるのはそれほど早い時間ではございませんので、そうした意味では、入り口で交錯するとか、そういったことが起こるというのは考えにくいかなと思っております。

 また、特別養護老人ホーム、グループホームは入所施設ですので、基本的に人の出入りが集中するというようなことはないのかなと考えてございます。

 そうしたことから、場所の確保というところでも、複合施設でこういった形でいつまでも住み続けられるような施設づくりというのをこれまでも進めてまいりましたが、そういったところでのデメリットというのは基本的にはないように施設づくりをしているところでございます。

○しらす委員
 御答弁ありがとうございました。ピーク時間や利用時間が大きく異なるので安全面は問題ないということで確認いたしました。安心いたしました。これからのすばらしい地域共生社会のために、高齢者、子供の双方によい影響を与える取組を要望しておしまいとさせていただきます。ありがとうございました。

○木村委員長
 議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして閉会といたします。

 お疲れさまでした。

(午後2時43分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ