令和3年 区民文教委員会(3月8日)
1.開会日時
令和3年3月8日(月)
午前10時 開会
午前10時18分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 堀田 弥生
副委員長 渡部 恵子
委員 木村 克一
委員 瓜生 正高
委員 太田 太
委員 高橋 元気
委員 奥村 暁子
議長 押田 まり子
4.出席説明員
(14人)
山本区長
齊藤副区長
平林教育長
遠藤区民部長
眞下区民生活課長
鷲頭地域振興課長
岩田文化・生涯学習課長
田部井商工観光課長
生島教育委員会事務局次長
俣野庶務課長
植木学務課長
染谷学校施設課長
中山指導室長
志賀谷図書文化財課長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
桝谷書記
黒須書記
6.議題
- (1) 議案第12号 中央区立図書館設置条例の一部を改正する条例
- (2) 議案第13号 中央区立郷土天文館条例の一部を改正する条例
(午前10時 開会)
○堀田委員長
ただいまより区民文教委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。
本日、議案の関係で図書文化財課長が出席しますので、御了承願います。
去る3月2日の本会議におきまして本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
審査方法につきまして、付託された各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀田委員長
さよう取り扱わせていただきます。
理事者の説明をお願いいたします。
○生島教育委員会事務局次長
1 議案第12号 中央区立図書館設置条例の一部を改正する条例(資料1)
2 議案第13号 中央区立郷土天文館条例の一部を改正する条例(資料2)
以上2件報告
○堀田委員長
ありがとうございます。
発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時2分です。自由民主党さん34分、あたらしい中央さん18分、公明党18分、新風会さん18分、日本共産党さん18分となります。
それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。
発言を願います。
○高橋(元)委員
議案第13号について、1点だけ教えてください。
今後のプラネタリウム事業の見通しについてお願いいたします。
○志賀谷図書文化財課長
今回、現在の郷土天文館の郷土資料館部分が移転いたしますことから、条例改正するものでございます。現在、プラネタリウムにつきましては、小学校3年生、4年生の学習投影及び一般区民を対象にしまして星空解説やエンターテインメント番組を上映しているところでございます。今回、郷土天文館の資料館部分が移転しますので、あちらの場所にはプラネタリウムの部分だけが残ることになります。今後、プラネタリウム部分をこれまでどおり続けていくのかどうかも含めまして、検討してまいりたいと考えているところでございます。
○高橋(元)委員
ありがとうございます。
プラネタリウムも、区民の方から本当にニーズの高い事業であるかと思いますので、ぜひ残していただけるように要望させていただきます。私たちも移転は仕方ないと思いますが、今までできたことができなくなってしまうというのは、やはり悲しいことであると思いますので、できる限り御配慮いただければと思います。
以上です。ありがとうございます。
○奥村委員
私からも、議案第13号については、プラネタリウムをぜひ今後残していただきたいということを強く要望させていただきます。
続いて、議案第12号についてです。
この議案の説明の資料では、施設として多目的ホール150平米、120名収容というものがありますけれども、条文の中では、営利を目的とするものと認められるときは利用を承認してはならないとなっていますが、利用を認められるものとしては、具体的にどういったものがあるのか。例えば、バザーですとか、フリーマーケットなど、物品を販売するもの、また、フェスティバル、お祭りのようなもので、例えば飲食を伴うような、屋台のようなものが出るようなものや、手作りの食品、クッキーですとか、そういったものを販売するというような場合。また、入場料を徴収する映画鑑賞会とか、そういったものはどうなるのか。また、講師料や資料代などが発生する研修会ですとか、様々な体験会など、こういったものについてはどういう判断となるのかという点について確認をさせていただきたいと思います。
それと、椅子については、出し入れするような、簡単にしまったりできるようなものでの、そういう施設を考えているのか、椅子の扱いなどについても確認をさせていただきたいと思います。
○志賀谷図書文化財課長
本の森ちゅうおうに設置の多目的ホールにつきましては、生涯学習施設でございます。また、設置目的からも、図書館や郷土資料館あるいは生涯学習に関する講演会や講座あるいは展示等をしていきたいと考えてございます。
営利目的ということについて、そういった事業を一般の方がやることで利益を得るものにつきましては、基本的には禁止させていただきたいと考えてございます。ただ、材料費ですとか、教材費等、実費相当になる分には利益ではないので、そちらについては構わないと考えているところでございます。
また、椅子につきましては、常時机を設置しているわけではございませんので、なるべく移動が簡単な軽いものを置いておきたいと考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
利用については、明確な判断基準のようなものが別の何か要綱のようなものできちんと定められているんでしょうか。その都度、管理者、区に対して相談していくということになるのかどうか。区の判断なのか、指定管理者の判断になるのか、その辺りの考え方もお示しいただきたいと思います。
○志賀谷図書文化財課長
こちらの利用承認につきましては、指定管理者が行うことになります。利用の基準等につきましては、区で指定管理者に示していきたいと考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
これについては、かなり細かく区としても示していくと。今後ということでよろしいのか、もう既にそういう基準があるのかどうかについてもお示しいただきたいと思います。
それと、区がこれまで運用してきている施設の中で、社会教育会館であったり、いろいろなホールで、利用についていろいろ基準も示していると思います。また、その中で、区民からもいろいろな意見ですとか、御要望も寄せられていると思うんですけれども、そういう中で何か課題にしていることとか、今後、改善していくべきこととか、そういったものを本の森ちゅうおうのホールに対して生かしていくとか、ほかの施設との連携はどういうふうに考えているのか。具体的に課題などがあれば、それもぜひ挙げていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○志賀谷図書文化財課長
特に今のところ課題というところはございませんけれども、今後、こちらの施設は、基本的に生涯学習施設で、社会教育会館の例に倣ったような形で多目的ホールの利用をお願いしていきたいと考えているところでございます。
基準につきましては、これから、社会教育会館ですとか、区民館の一般的な公共施設を見習って指定管理者のほうに示していきたいと考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
課題はないということですけれども、ぜひいま一度、区民の声とか区長への手紙とか、様々なものも精査していただきながら、区民の方にとって利用しやすい施設となるように、また、ホールの設置目的も達成されるような形で、課題があれば、それをきちんと整理していただいて反映させて、使いやすいものにしていただきたいということを要望させていただきます。
次に、ホールの使用料ですけれども、午前、午後、夜間、全日とそれぞれ示されています。条例上示されているのは上限額ということですけれども、幾らにするかということは現時点で決まっているのかどうか、具体的な金額もお示しいただければと思います。
○志賀谷図書文化財課長
金額についてでございます。
お話があったとおり、こちらは条例上の上限でございます。今後の正式な金額につきましては、規則で定めていく予定でございますので、正確に、今、金額が幾らというふうにはお答えできませんけれども、一般的なほかの施設に倣ったような形の金額になると考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
その金額については、いつ頃決まるとか、そういうめどがあるのかどうか、分かるようでしたら、お示しいただければと思いますし、できるだけ区民にとって負担の軽い利用料となるように強く要望したいと思いますが、いかがでしょうか。
○志賀谷図書文化財課長
こちらの金額につきましては、今月中には決めていけると考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
ぜひ手軽に使えるような利用料にしていただきたいということを強く要望します。
それと、多目的ホールについて、無料公開日というものも設けられるようですが、これはどういった利用が考えられるのか、お示しいただきたいと思います。
○志賀谷図書文化財課長
無料公開日でございます。
区の事業ですとか、ボランティアの方、また一般の貸出しがない日につきましては、現在、図書館では、鑑賞室でありますとか、ホール等を一般の方に開放してございます。また、夏休み等につきましては、夏休みのスペースとして、夏休みの学習室として開放してございます。そういった一般の方に無料で開放する日を考えているところでございます。
○奥村委員
ぜひ、こういう無料の公開日が設けられるということを広く周知していただいて、皆さんに利用していただけるようにしていただきたいということも要望させていただきます。
さらに、条文の中では、公益上特に必要があり、又は特別の理由があると認めるときは、第19条第1項に定める使用料を減額し、又は免除することができるということもありますけれども、具体的にはどういうケースとなるのかということもお示しいただきたいと思います。
○志賀谷図書文化財課長
こちらにつきましては、公益上区が事業で使うですとか、公共団体等が使う場合、あと減額等につきましては、生涯学習施設でございますので、社会教育関係登録団体等が利用される場合には減額ということを考えているところでございます。
以上です。
○奥村委員
ホールについては、区でも数が限られている中で、さらにこうして新たな多目的ホールが加わるということは、区民にとって非常に喜ばしいものだと思います。できる限り使いやすい金額で幅広く利用していただけるように、指定管理者の方、事業者ともしっかりと話し合って、区としても積極的に、これまで区が様々な施設を運営してきたノウハウ、区民の要望なども反映させながら運営をしていただけるように協議を進めていただきたいということを強く要望いたしまして、質問を終わります。
○堀田委員長
では、副委員長は委員席へお移りください。
質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。
まず、議案第12号、中央区立図書館設置条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。
本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○堀田委員長
全員起立と認めます。――御着席願います。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第13号、中央区立郷土天文館条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。
本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○堀田委員長
全員起立と認めます。――御着席願います。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
副委員長は、元の席にお戻りください。
本会議における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀田委員長
さよう取り扱わせていただきます。
以上をもちまして区民文教委員会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。
(午前10時18分 閉会)
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559