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令和3年 区民文教委員会(4月16日)

1.開会日時

令和3年4月16日(金)

午後1時30分 開会

午後3時33分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 堀田 弥生

副委員長 渡部 恵子

委員 木村 克一

委員 瓜生 正高

委員 太田 太

代理 高橋 まきこ

委員 奥村 暁子

議長 押田 まり子

4.欠席者

(1人)

委員 高橋 元気

5.出席説明員

(13人)

山本区長

齊藤副区長

平林教育長

濱田区民部長          

清水区民生活課長        

鷲頭地域振興課長        

岩田文化・生涯学習課長

田部井商工観光課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

植木学務課長

岡地学校施設課長

中山指導室長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

鳴子書記

7.議題

  • (1)区民生活及び教育行政の調査について
  • (2)国の責任による少人数学級の前進を求める請願

(午後1時30分 開会)

○堀田委員長
 ただいまより区民文教委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、高橋元気委員は欠席いたします。

 なお、高橋まきこ議員から、高橋元気委員の代理出席の申出がありましたが、よろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○堀田委員長
 では、高橋議員は委員席へお願いいたします。

 では、理事者報告をお願いいたします。

○濱田区民部長

 1 中央区内共通買物・食事券の販売について(資料1)

 2 「中央区ビジネス交流フェア2020」の開催結果について(資料2)

○生島教育委員会事務局次長

 3 令和3年度在籍児童・生徒・園児数及び学級数について(資料3)

 4 令和3年度区立学校・幼稚園周年行事の実施予定日等について(資料4)

 5 「中央区学校施設個別施設計画」の策定について(資料5)

 6 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正等に伴う区立小学校への影響と対策について(資料6)

以上6件報告

○堀田委員長
 ありがとうございました。

 発言の時間制について。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時47分です。自由民主党さん53分、あたらしい中央さん31分、公明党31分、新風会さん31分、日本共産党さん31分となります。なお、待ち時間には、この後の議題である請願審査の時間も含まれます。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○木村委員
 それでは、私のほうから、資料1、区内共通買物・食事券の販売について質問させていただきます。

 これは、先日の第一回定例区議会の一般質問でも私がさせていただいた件ですけれども、まず今回、区内共通買物券というものが共通買物・食事券に変わったということで、使用する区民の方にとっては大変分かりやすくなってきたというところに関しては、大いに評価するところであります。また、コロナの影響で区内の事業者あるいは大型店舗の経営者の方々に関しても、商売をするに当たって大変不景気になってきたというところも踏まえた上で、今回、本来の趣旨とは違うんだけれども、大型店舗においても1万2千円分のチケットのうち6,000円分の、オレンジ色が中小規模の小売店、飲食店などで使えるチケット、そしてブルーのチケットに関しては大型店舗でも使えますよということで、大変分かりやすいチケットの在り方になっていたということと、これだけ不景気になったことによって、区民の方も、今まで中小小売店などでしか使えなかったものなんだけれども、大型店舗でも買物ができるということでは、多くの区民の方から、よかったという声は聞いています。そういう意味では、大変いいと思いますので、今回もそのような形で、6,000円分ずつ分けたというところに関しては、大いに評価するところです。

 この共通買物券に関しては、評価する反面、実は、前年の販売方法に関しては大変大きな問題があったのかなというところが、今回の課題かなと思います。多くの区民の方が、購入方法として、事前にはがき申込みやインターネットで申し込んで、そこで何枚申し込むというトータルから、余ったチケットに関しては、在勤者の方も含めて購入できますよという形にしていただいたというところは、大いに評価するところです。また、それでも余ったチケットがあったということで、1回申し込んだ方でも新たに販売しますから、ぜひ御購入をと、区の行政からしてみれば、区民の方によかれと思って案内をしたところ、中央区役所をぐるぐると回るぐらいの多くの区民の方が並んでしまったということで、大変ニュースでも話題になってしまったというところは反省すべきところだったのかなというふうに思います。

 しかしながら、あれだけの区民の方が、やはりこのプレミアム共通買物券を購入したいという現われではないかと私は思っています。それだけ区民生活が困っていることに関して、少しでもプレミアムがついたチケットを持っていたことによって、何千円や、1万円買えば1万2,000円分、最高5万円まで買えば6万円分ということで1万円分が、代金を払わなくても買えるということは、大変興味がある、また区民にとっても大変いいことだというところの評価はしているんですけれども、今回、このようなことでニュースでも取り上げられてしまったというところで、今後の販売方法として、今回も事前のはがき申請あるいはインターネットによる事前申込みということで、ある程度の数は把握できるだろう。また、そこで販売を予定していたチケットに余りがあるようであれば、区内の在勤者の方々にも申し込んで買っていただけますよというところも大いに評価するところであります。

 今回は、これだけコロナの影響があったことによって、まずは1回の申込みで多くの方が申し込んで、1回でなくなってしまうかもしれなくて、こんなことはないかもしれないですけれども、万々が一、また申込みが1人5万円ということで購入をしたときに、余った分があった場合のチケットの販売方法については、どのようにお考えなのか、お聞かせください。

 また、それとともに、今回、資料に書いてあるんですが、代金引換やインターネットの電子決済があるということは、前年度初めてのことだったと思います。このことについて何か問題があったのかどうか、その点についてもお聞かせいただければと思います。

 まず、以上のことについてお答えを願います。

○田部井商工観光課長
 今、いろいろと買物券、今年につきましては買物・食事券ということでございますけれども、御質問がありました。まず、本年度におきましては、申込み方法でございますが、こちらは、今、委員からも御紹介ございましたように、はがきまたはインターネットということでございまして、前回、昨年度の第2回目ですけれども、インターネットの申込みの数が大体7割を超えていたということで、今回も割合としては多くの方がインターネットによる申込みをされるのかなというふうには考えているところでございます。

 また、今回、区民の方、それから在勤者の方を一括にして申込みを受け付けるという形にさせていただいてございます。これは、昨年度の実績を見てみましても、発行規模は昨年度同様なんですが、昨年度、1回目の当初の販売でそれに満たなかったと。そのために、昨年、あのような形を取ったわけですけれども、そうしたことも踏まえまして、抽せんの回数というんでしょうか、方法を在勤者も含めて一括でやることで、できれば1度の募集で全てを販売できればいいというふうに考えてございます。これは、当然、区民優先で考えているところではございますけれども、残券という扱いで、さらにもう一度募集することになりますと、当然、そこでまた一定の期間を要することになりますので、したがって、使用できる期間が短くなってくる。それから、申込みの受付などに係る経費を少しでも削減するとか、そうしたことも考えて、今回は一括で行うと。その上で、先ほど申し上げたとおり、あくまでも区民優先で販売していくという形を取っているところでございます。

 また、インターネットでございますけれども、今、販売に当たり、購入のため外に出る、もしくは密になるというようなことは、昨年のことも踏まえて、これは絶対にやめたいということから、このような形を取ったわけでございます。前年度の実績については、先ほど申し上げたとおりですけれども、こうしたことが多くの方に利用されているということは、もはや現在では、一種、主流とまで言い切っていいか分かりませんが、そうした方法、より申し込みやすい、それこそ、いつ、どこでも申込みができるようなことを我々としてもやっていきたいということで、前回に続いて、インターネットの方法もしっかりと入れていったところでございます。

 なお、それでも残券が生じた場合ということでございます。現在、先ほど申し上げたとおり、区民と、それから在勤者を一括して申し込みを受けるということで残余が出るということはあまり想定はしていません。その残余の数字を見て判断をしていければというふうに考えてございますが、今のところは考えていないところでございます。

 それから、代引決済方法の課題でございますけれども、今回、電子決済、いわゆるクレジットで支払いをしていただくということですが、昨年、追加発行のときに代引きで行ったわけですけれども、手元に5万円から、多い世帯では20万円程度の現金を手元に置いておくということがかなり心配という御不安の声もお聞きしたところでございますので、そうしたことを少しでも払拭していきたいということで、決済方法の中に電子決済を入れたということでございます。

 ただ、これは今回が初めてでございますので、課題は、今回やってみて、その上でいろいろと御利用者の方のお声なども聞きながら、次年度以降、何か対策を取る必要があるのかということも含めて慎重に検討していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 懇切丁寧な御説明をいただきました。本当にありがとうございます。

 私が思ったのは、うちもそうなんですが、私は働きに区議会のほうに来ている。女房もパートかなんかで外出しているといったときに、代金引換の場合に、配達が来た際に不在にしていた方がいらして、何回もそういう手続が行われてしまったのかなというところで、不便されたところも逆にあるのかなと思って、代金引換のほうの質問をさせていただいた次第です。

 また、今回、16歳以上の方が購入できるということですけれども、中央区に関しては、私が成人式のときには1月15日が成人式ということで線を引かれていました。ですから、私は早生まれの3月なので、同級生と一緒に成人式ができなかった。1年遅れて、1個下の学年と成人式を銀座ブロッサムで行われました。行っても、誰も同級生もいないし、分からないし、そんなの行ってもつまらないやということで行かなかったことを記憶しています。今の子供たちの成人式に関しては、1月に行う成人式においては、その学年全員の方が成人式に参加するということで、4月1日というか、詳しく言えば4月2日からかもしれないですけれども、3月31日、4月1日までの子が、二十歳になっていなくても、同学年を集めて成人式が行われているというのが今の中央区の成人式のやり方だと思うんです。そこで考えると、今回、16歳以上の方が購入の権利を持っているということは、販売時期が6月の下旬ということで、案内を出した場合に、その年度に16歳になる方は購入できるのかできないのか。要は、6月の販売時期の段階で16歳を迎えているのをあくまでも大前提にしますよということなのかどうかのお答えをお願いいたします。

 それと、もう一点、今回、その他の項目でも書いてありますが、買物券の換金についてということで、私も一般質問において、今まで3週間や4週間、1か月ぐらいかかる換金が何とか短くならないのかということを質問させていただきました。今回の資料の中にも、何とか努力をしていただいて、2週間以内に換金できるようにというところが書いてあります。それは大いに評価するところです。そのときに、使用済み券が取扱店から受託業者に郵送された日からということが書かれているんですが、この郵送ということは、どういう方法を取るのか。まだ分からないですけれども、券を受けた側、小売店側がその券を集めて、こちらの事務局となる日本旅行新宿法人営業部に集まった券を郵送する形を取ると思うんですが、そのときの実費はどのような形になっているのか。販売した小売店が実費を受け持つのか、あるいは日本旅行新宿法人営業部が郵送代の手続代金の部分を受け持つのかということが分からなかったので、ここに関わる経費はどちらが持つのかというところについてお答えを願います。

○田部井商工観光課長
 1点目の年齢に関してでございます。

 こちらは、これまで同様に、基準日というものを設けまして、これは販売日なんですけれども、ここで今年度も区切りをさせていただいているところでございます。また、これまで、16歳につきましては、やはりこうした区の施策を十分に理解した上で御購入をし、買物ですとかに御利用いただきたいということ、それから、例えば仕事をし、自由にお金を使うということになりますと、例えば法律上の問題もございまして、16歳という形で設定をさせていただいたものでございますので、この点につきましては、引き続き、そうしたものを中心に考えていきたいというふうに思っているところでございます。

 それから、換金に関する郵送の実費の部分ですが、こちらにつきましては、受託事業者のほうが負担をします。取扱店舗の方には、いわゆる受取人払いというような形で郵送をしていただくという形を今回取らせていただきます。

 以上でございます。

○木村委員
 ありがとうございます。

 今、商工観光課長に説明していただいた16歳以上の件に関しても了解いたしました。

 また、小売店の方々が集まったチケットを郵送されるというのは受託業者の負担だということも確認させていただきました。

 しかし、約1年間という長い間に何回も何回も、毎月やっていても12回、多いときでは一月に2回、集まった券がたまってしまったので業者のほうに送るという形になることも多々あるのかなということも踏まえたときに、それでは、店舗、扱い店の皆様のところに事前に日本旅行新宿法人営業部宛ての、ある程度の郵送用の封筒を渡しておいて準備するのかというところも今後の課題だと思います。その点、もし既にお分かりになっているのであれば、お答えをしていただきたいと思います。

○田部井商工観光課長
 各取扱店舗の方から受託事業者へ送る際の専用の封筒というものは、あらかじめ買物券の販売の前に各店舗のほうにお送りをさせていただきます。こちらは、ポスター、チラシですとか、取扱いマニュアルというようなものも含めて、一緒にお送りをさせていただく予定でございます。

 以上でございます。

○木村委員
 大変分かりやすい答弁で、ありがとうございます。少しでも、扱っている店舗の方々の手間がかからないような形で、商売に専念できるような形が一番だと思っておりますので、その点に関しては、よろしくお願いします。

 この質問の最後としては、前回の質問でもさせていただいたんですが、今回も取扱店舗は3月末の段階で1,644店舗と、かなり多くの店舗に共通買物券を取り扱っていただいている。ということは、区民の方々がいろいろなところで選択肢ができ、購入するお店がそれだけ多いということだと思うんです。前回も質問させていただいたんですが、あの取扱店舗を見ると、既に何年も前から商売をやめてしまって誰もいらっしゃらないとか、お店を閉めているところも、何店舗も見受けられました。今回、せっかく区民の方が買われて、どこへ買物に行こうかなと、あのリストを基にして見に行ったときに、建物はあるんだけれども、何もやってなくて、がらんどうになっているとか、そういうような状況で、区民の方々ががっかりしたり、あるいは手間をかけてしまったりということもあったものですから、このリストの取扱店舗に関しては、どのように確認をされているのか知りたい。

 それと、来年度のリストの取扱店舗が、これ以上増えるのか、また減るのか分からないですけれども、リストの作成期限としては、いつまでに、新規でやりたいと思っている人が申し込んだ場合はこのリストに載るのか、あるいはリストが出てからでも、周りの影響を見ながら、結構区民の方が買いに来てくれているねということで、途中からでも、うちも中央区内共通買物券を扱いたいといった場合は、取扱店舗になれるのかどうかということも、併せてお答えください。

○田部井商工観光課長
 今、委員からお話をいただきましたけれども、確かに、実際にリストに載っているにもかかわらず、既にお店を閉じてしまっているというようなことが実際には起きている。それは、私どものほうにも電話等で御連絡をいただいているところで、承知をしているところでございます。

 取扱店の現行の確認でございますけれども、先ほど申し上げました、いわゆる販売グッズを郵送させていただいておりますが、それが無事に到達した、返戻がないというところについては、現状では、私どものほうとしては、御商売をされているだろうということで認識をしているところで、もちろん、返戻があったということであれば、その時点で確認をし、リストから削っていくというような作業をしているところでございます。

 また、恐らく冊子のリストのことをお尋ねだと思いますけれども、こちらにつきましては、どうしても販売までには、作成をして買物券と一緒に郵送する必要がございますので、やはり一定の基準を設定させていただいて、その時点で作成をするということでございます。また、以前も御質問いただいているところでございますけれども、それ以外の、例えば地域別なのか、業種別なのかといったような御質問も以前いただいているかと思いますが、そうしたことにつきましては、今、検討を進めているところでございます。

 また、中途からの希望への対応でございますけれども、買物券の取扱店につきましては、随時受け付けているところでございます。毎年、いろいろなお話を聞いたとか、商売のお仲間もしくは利用者の方からそういうことを言われたというようなことがありまして、何件かあるところでございます。随時募集しておりまして、その応募の受付をさせていただいた後に、こちらはホームページのほうにはなりますけれども、そちらのリストのほうに掲載をさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 いずれも御答弁ありがとうございます。

 なぜこんなにしつこく私が質問するのかというと、区内共通買物・食事券に関しては、今、この現状で20%もプレミアムがついているということを考えれば、区民の方々からしてみれば、大変すばらしい、有効なチケットなものですから、区民の方が大変喜んでいる区の行政の一つだと思っています。ですから、そういうことも踏まえて、結構何回もしつこく質問させていただいたんですが、ぜひともこのような区民の方が求めているような共通買物券、少しでも区民のために使用しやすい、あるいは扱っている小売店の側からも、来ていただくお客さんが増えてよかったと言ってもらえるような共通買物・食事券にしていただきたいと思いますので、今後とも課長を先頭に、多くの区民のためになるように努力していただければと思います。

 私の質問は終わります。

○高橋(ま)議員
 お願いします。

 私からは、まず資料3からお伺いいたします。

 今回、小学校の特認におけるきょうだい関係を基にした入学者が増えたというところを実績で拝見いたしまして、事実上、抽せんの枠が減っているというふうにも受け止めるのですが、この対応をどのように考えているか、お聞かせください。

 次に、資料6についてお伺いいたします。

 こちらの別紙を拝見いたしますと、迅速な対応が必要となる学校という中で、まず1番目に久松小学校が挙げられていまして、この中ですと、久松幼稚園の募集を令和6年度以降休止というふうに拝見いたしましたが、こちらは休園となるのかという確認と、再度の園児募集をいつか予定しているのかという点をお聞かせいただきたいと思います。

 また、この間、常盤幼稚園に通うということで、小学校区はどのようになるのかという点を確認させてください。

 この件で、あと2点です。

 月島第三小学校の対策についてお伺いいたします。

 案1について、月島第三小学校が指定校である晴海三・四・五丁目の通学区域を佃島小学校と1年間指定すると拝見したのですが、具体的に、晴海五丁目からですと、かなり遠方になると思われます。こちらに関して、どのように通うという想定で案を出されているかという点を確認させてください。

 あわせまして、晴海西小学校の学区はこの三・四・五丁目地区と勝どき東地区を調整中ということで予算特別委員会の中でお伺いいたしました。これから勝どき東地区に転居を考えている御家庭から、1年生の足では片道40分近くかかると見ているというお声もございまして、この学区について、この方々が通っていくというところをどう考えているか、併せてお聞かせください。お願いいたします。

○植木学務課長
 まず、特認校についてでございます。

 こちらは、きょうだい枠ということで、令和3年度は96人で、昨年度は67人でした。こちらについては、確かに、初めてのお子さんが入学するというところに対しては枠が少なくなっているというところが課題かと思っております。一方、やはり教育的な面で、上にお兄さん、お姉さん、きょうだいがいる子が同じ学校に通いたいというところもございますし、保護者にしても、複数の学校にそれぞれ公開授業に行ったりとか、運動会に行ったりといったところもございます。こちらについては、今後の状況を見定めて、あまりにもきょうだい関係で特認校の枠がなくなってしまうようであれば考える必要があるかなというところで、当面の間、状況を確認していきたいというふうに思っております。

 また、久松幼稚園の休園についてでございますが、こちらは休園というよりは、教育委員会としましては移転というような形になります。今後、また久松小学校のところに戻ってくるというところに関しましては、今後のお子さんの数といいますか、そのところでどうしていくか。久本小学校も教室の確保が十分できるようになって、余剰が出てきたときの就学前のお子さんの数等を含めまして考えていく必要があるというふうに思っています。基本は戻したいとは思ってはいるんですが、やはりお子さんの数というところはあるのかなというふうに考えております。

 もう一つは、常盤小学校の幼稚園スペースを利用した方の学区につきましては、基本、久松小学校の学区のお子さんは久松小学校、常盤小学校の学区のお子さんは常盤小学校というふうに考えているところでございます。

 また、月三小の学区のお子さんが佃島小へ通うというところは、やはり遠いというところがございますので、そこについてはスクールバス等を検討していく必要があるというふうには考えているところでございます。

 また、晴海西小に通うというところにつきましては、現在、少ないとは思うんですが、晴海五丁目のほうから月三小に通っていただくというところも含めますと、申し訳ございませんが、晴海西小学校につきましては、通常の徒歩での登校というふうに考えているところであります。ただ、勝どき西、勝どき東地区の再開発のところの端につきましては、一応通学区域にできるような形で考えているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。確認させていただきました。

 1点だけ、久松小学校の学区の幼稚園児童が、学区に関しては久松小学校に戻るというところでお伺いしたんですけれども、これまでの幼稚園と小学校の連携で常盤の連携を希望したいといった場合の取扱いをもしお考えでしたら、お聞かせください。

○植木学務課長
 そちらにつきましては、今、検討中ですが、常盤小学校は特認校というところもございますので、卒園を理由に常盤小学校へ通うのは、なかなか難しいかなとは、今のところ考えているところでございます。ただ、まだ検討中ですので、まだ確定ではございません。

 以上でございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 以上です。

○奥村委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 資料1の区内共通買物・食事券についてですけれども、もともとの1人当たりの購入限度額を10万円にぜひ戻してほしいという要望もお伝えさせていただいていました。大変喜ばれている施策ですし、今回、区民の方の間で認知度も上がって、これを機に、ぜひ10万円に戻すということも検討していただきたいということを強く思っているんですけれども、10万円にしていこうというような検討は、この間、全くされていないのかどうか。されたことがあれば、どういう理由で難しいという判断になっているのかということについてもお聞きしたいと思います。以前は10万円だったので、やろうと思えば可能なことだと思います。ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○田部井商工観光課長
 これまでも何度か委員のほうからも10万円にという御要望をいただいているところでございます。それから、委員おっしゃったように、以前は10万円だったという時期が確かにございます。ただ、10万円だったときには、10万円が上限ということになりますけれども、10万円に近い金額をほとんどの方が買われるということで、購入できる方の人数が少なくなってくる。同じ規模の発行額であれば、単純計算でございますけれども、10万円と5万円を比べれば、5万円のほうが倍の区民の方が購入できる。今、委員のほうからも区民に大変喜ばれているという御発言をいただいたところでございますけれども、喜ばれているからこそ多くの区民の方に御購入いただけるような形として、10万円ではなくて5万円ということを考えているところでございます。

 度々御要望いただいておりますけれども、その時々に考えてみますが、やはりこうしたことで、今、5万円でやっている。今後の発行額等々はまた変化があるかもしれませんけれども、5万円、10万円というお話につきましては、そうしたことをこれまでも考えてきたところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 区の負担分というのは、プレミアムの分と事務経費などで済む。それで、区民の方にこれだけ喜ばれているものであり、目に見えて非常に分かりやすく、区民の生活、また区内の事業者を支えていこうということでメッセージを発することにもなりますし、ぜひ10万円購入できるようにしていただきたいということは、繰り返しになりますけれども、私としてはそれを願っています。

 先日お話した区民の方も、以前、肺がんを罹患されて、今、治療をしていて、その中でハッピー買物券が薬局でも使えるということで、薬代にも充てられるということが本当にうれしい、とても利用しがいがあるというふうにとても強くおっしゃっていた方もいらっしゃったので、なるほど、そういう使い方もあるなと私も思ったんです。区民の方の福祉的な支え、健康を支えるとか、そういうことにも直接的に役立っているものなんだなと思いましたので、ぜひ10万円にしていただきたいということを要望させていただきます。

 次に、資料6の義務標準法改正に伴う影響と対策についての資料の中で、別紙として、この中で迅速な対策が必要となる学校というところで、常盤幼稚園について今後改修がされていくということです。この表で見ると、2022年から2023年にかけてということですけれども、もともと幼稚園であった場所ですが、どういった改修が必要なのか。今の常盤幼稚園の状況がどうなっているのか分からないですけれども、幼稚園であったものならば、それほど手をかけずにそのまま使えるのかなと思ってしまったんですが、今、どういう状況になっているのか、どういう改修が必要なのかということについて確認をさせていただきたいと思います。

 それと、2番の対策の検討を要する学校というほうで、晴海西小学校、これから造られる学校でも教室不足が2028年度から出てくるということになっていて、その前に改修工事等を実施すると。この表自体が、マイナスになる前に改修工事等を実施すると最初に書かれているわけですけれども、これから造る学校なので、改修というのではなく、これから建設していく中で、既に余裕を持った教室の造り方、学校の造り方をしていけばいいのではないのかなと思いましたので、その点についても確認をさせていただきたいと思います。

 あわせて、晴海西小学校については、これは晴海五丁目ですけれども、晴海四丁目のほうにも予備として確保してある土地があって、ここでの学校という活用も状況を見ながら考えていくんだというお話があったんですが、そうであれば、晴海四丁目でもし学校を造るのであれば、晴海西小ですとか、豊海小あたりで不足する教室分を補っていく、晴海四丁目のほうで吸収していくということもあると思うんです。そのあたりは、今、どのように検討をされているのかということについても伺いたいと思います。

 さらに、あわせて、この晴海西以外の6校については、改修工事等となっていますけれども、具体的にはどういうことが考えられるのか。多目的室などを転用しながらということなのかと思いますけれども、どういう改修が具体的にこの敷地の中で、建物の中でできるのかということも確認をしたいと思います。

 月島第一と月島第二については、今年度の予算でも改修の予定ということで、予算案にも入っていたと思うんですけれども、それは前倒しで、2021年度、今年度行う予定の改修の中で一緒に教室を増やしていくということになるのかということも確認をさせていただきたいと思います。

○植木学務課長
 常盤幼稚園の改修についてでございます。

 こちらにつきましては、私も現場を見てまいりましたが、ある程度、幼稚園という形態ではありますが、平成19年度から休園をしていてというところで、設備等も大分古くなっております。壁とか、そういったところも、もうちょっと今風というのも変ですが、そういったところも含めて改修工事は必要になってくるかなというふうに思っております。全部で6クラス保育室を造るというところになりますので、そういったところも含めて、改修工事が必要になってくるというところになっております。

 私からは以上でございます。

○生島教育委員会事務局次長
 仮称晴海西小学校の教室不足の部分でございます。

 今回、個別施設計画のほうの年限に合わせて10年間ということで、計画を方向性としてお示しさせていただいておりまして、この中の水色の表記の部分に関しましては、欄外のほうに記載しておりますように、既に生まれている子供についての推計で上げておりまして、かなり確度が高い数字になっているというふうに考えております。一方で、薄いオレンジ色の部分に関しましては、まだ生まれていない子供たちに関して推計をしていっている。ですので、マイナス表記ということで出しているんですけれども、今後も毎年度、推計の状況の確度を上げていって、そうした中で、どういった対応が必要かということを考えてまいるつもりでございます。現時点の設計の中で、当然のことながら、ある程度バッファーを持った部分もありますので、そういったところに将来的には手を入れて、教室を増やすという対応もあるかとは存じますけれども、そこの部分に関しては、この中では表現をしておりません。年度がたつにつれて、そういった対応がもし必要になってくれば、当然、設計してまいります。

 同じく四丁目の学校の部分に関しましても、現時点では、お住まいになっていない方々のところにできる学校でございますので、こういった晴海西小学校の状況の確度を上げていきながら、その段階で必要になったときに予定をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○岡地学校施設課長
 2番の対策の検討を要する学校の改修工事等の内容についてです。

 これらについては、改築とか増築ではなく、学校建屋内で多目的室等、特別教室などの余剰スペースを活用して普通教室を確保していくものとなっております。

 続いて、久松小学校の工事の内容ですけれども、今年度行う工事につきましては、現在、プレディ教室として使用している部屋を普通教室化していくものです。それ以降の、ここに書かれております残り2室につきましては、学校の状況等を勘案しながら、どの部屋を、どのスペースを普通教室化していくかということを検討していくというところでございます。

○俣野庶務課長
 多少訂正をさせていただきますけれども、先ほど学校施設課長が申し上げましたプレディルームの転用につきましては、現在、月島第三小学校で行われることを想定している案2の場合に、そういったことも検討できるのではないかというところのことでございますので、訂正をさせていただきます。

 それから、月島第一小学校、月島第二小学校の改修ですとか、予算案にあったということでございますけれども、これに関しましては、給食設備であるとか、学校設備の劣化対応に取り組む予定でございますので、直接こちらの教室不足の影響を反映させるものではございません。

 以上でございます。

○奥村委員
 月島第一や月島第二は、今年度の予算に載っている内容は給食室ですとか、そういうことだということです。ただ、中央区学校施設個別施設計画という資料などを見ても、できるだけ改修の時期などを寄せてやっていくことがコストダウンにもなるというような記載もあったので、第一や第二で今年度考えられているのであれば、そして教室が足りなくなるという見込みがあるのであれば、できるだけ時期を寄せて一緒に改修していくことがコストダウンにもなるということだと思うんですけれども、そういう考え方は取られないのかどうかということについて御答弁いただきたいと思います。

 そして、プレディなども、学校によっては子供がいっぱいで、今はコロナ禍で通常の状況とは違うので、特別ではありますけれども、改修の中でプレディの部屋を増やしていくということも必要だと思いますので、そういうことも考えていただきたいということと、学校の改修の中で、学校の中に学童クラブがつくられているところもあるので、そういったことも併せて、これは所管が違ってしまうんですけれども、そういったところも私としては求めていきたいというふうに考えています。

 プレディの部分と、改修の時期をできるだけ寄せて、無駄なくコストダウンしてというあたりとの整合性について伺いたいと思います。

○俣野庶務課長
 委員おっしゃるとおり、工事をなるべく集約いたしまして、コストダウンの視点というのは、私ども最大限配慮させていただいておりまして、今回、長寿命化計画、そういったものにも記載をさせていただいているところでございますが、子供の数が急激に増えるタイミングが、資料6の別紙にございますように、まだ大分先ということもございますので、今から教室等に改修工事を加えてということになりますと、まだ先の話でございますのと、オレンジ色の部分につきましては、まだ生まれていない子供の推計でもございますので、そういったものの実数をしっかりと把握しながら、今後、適切に対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 また、プレディルームでございますけれども、確かにプレディルーム、50平米程度から100平米程度、教室にいたしますと2部屋分程度というところでございますが、こちらにつきましては、雨天ですとか、天気が悪い場合に主にプレディルーム内で静かに過ごしていただくというようなことを基本としておりまして、常日頃は校庭ですとか、体育館、それから図書室、様々な場所で放課後を過ごしているところも踏まえますと、直ちにプレディルームを拡充すればよいという問題でもないということで御理解をいただきたいと思っております。

 以上です。

○奥村委員
 終わります。

○堀田委員長
 では、次に、議題の質疑に移ります。議題(1)、区民生活及び教育行政の調査について、質問のある方はどうぞ。

○木村委員
 それでは、私から、区民文教委員会の議題としての質問をさせていただきます。

 中央区をいかに盛り上げようかということを考えて、中央区では様々な政策をやっていただいています。この中央区役所の入り口の前にも、ステンレスプレートで教育委員会に出していただいている、ここは、昔、土佐藩邸だったんですよというようなことも書かれていて、昔、坂本龍馬や武市半平太などもここへ通っていたのかもしれないというようなことも書いてあって大変興味深い。まちを歩いていて、そういうものを見かけると、ここはそうだったのかというような形で、いろいろ見させていただいたり、考えさせていただいたりしています。

 そのような形で、教育委員会をはじめ、区内いろいろなところを歩いて回っていると、いろいろな歴史的あるいは文化的価値のある案内板が区内にはたくさんの場所で書かれています。つい先日も、東京都税事務所、平成通りに面しているところに、昔の税務署が建っているところには新富座があったところですと案内がありました。昔は森田座といって木挽町、銀座六丁目辺りにあったものが、ここの新富町に移ってきて、新富座になってというような歴史も書かれていて、大変興味深く読ませていただいたんですが、昔の税務署のところにあった案内板に関しては、平成通りに面してプレートが置いてあった。まち行く人が通りを歩いていると、何これと思いながら、ふっと目にして読むことができて、ここは昔、新富座というのがあったんだというような形で興味を持ってもらえる区民の方や区外の方々がいらっしゃった。それが、今回、新しい税務署が建ったときに、また同じくステンレスプレートが出ているんですけれども、平成通りに面していなくて、横に出ている。要は、築地方面から来る人に関しては、全然見えなくて、新富町を通り抜けて八丁堀へ行ってしまうというような形で、通りに面したところにそのような看板があることによって、中央区がアピールできるのではないかなということを深く考えます。

 また、中央区は、江戸開府以来の、江戸の歴史的文化価値のあるものがいっぱいある。なおかつ、この中央区には、明治、大正、昭和、平成、令和という長い時間の様々な伝統文化的なものがたくさんあります。そのようなことをもっとアピールして、区民の方々や区外の方々に来ていただいて、もっと楽しんでもらうためにはどのような努力をしたらいいんだろうということがあると思いますので、そこら辺をもっと分かりやすいようなプレートの設置、あるいは今あるプレートに関しても、江戸時代なのか、明治なのか、昭和なのかということで、費用がかかってしまうかもしれないんだけれども、台東区なんかはずっと江戸の考察みたいな形で鉄板に考察の絵が描いてあって、ここはというような形で紹介している部分があって、大変興味深く見ています。そのようなことをぜひ考えていただきたい。どのように思っているのかということが1点。

 それから、先日、中央区の観光協会が中央区の推奨土産品という形で、食品が20点、物として20点、合わせて40点の中央区推奨、食べ物のお土産品、それから物としてのお土産品としてアピールをしたということは大変評価するところです。

 この間、区のおしらせを見ていても、1面の小さなところ半分ぐらいに小さな写真で、全品ではなくて、そのうちの何点かの写真とお店と、こんなものが推奨品に選ばれましたよと書いてあったんだけれども、本来であれば、もっと区民や多くの区民以外の方にアピールするためにも、区のおしらせの中の1面で、表裏で飲食店、それから物の販売店、住所や地図などがあって、このお店はこういうものが推奨品として、お土産に選ばれましたというようなものをもっとアピールすべきではないのかなと思っているんですけれども、その点に関してどのようにお考えでしょうか。

○俣野庶務課長
 委員がおっしゃる案内板でございますが、こちらにつきましては、教育委員会が設置しております文化財説明板かと存じております。

 御紹介にありましたように、設置場所につきましては、これまで区道の部分などを中心に、工夫の中で設置をしていたわけでございます。教育委員会では、これまで文化財に関する、まち歩きをしていただくパンフレットですとか、あるいは文化財の説明板そのものに英語表記をしながら、外国からいらっしゃった方にも様々御紹介させていただくような取組をしてまいったつもりでございます。

 教育委員会が設置する説明板につきましては、歴史的事実が確定しているものしか表現することができませんが、委員のおっしゃることの趣旨につきましては、もっともだと承知しておりますので、そういったことにつきましては、区民部とも協力しながら、今後、教育委員会としても積極的に検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○生島教育委員会事務局次長
 補足ではないですけれども、令和4年度の12月には本の森ちゅうおうができます。本の森ちゅうおうには、図書館が移転するということばかりでなく、今、郷土天文館にあります郷土資料を扱っているところを郷土資料館として、併せて開設することになっております。

 今、検討しているところでは、今、庶務課長が言ったような確度の高い文化財に限らず、例えば地域の方から寄せられたような情報ですとか、そういったことも含めて、もっと知ってもらえるような機会をつくる方法が、ああいう掲示板みたいなものだけではなくて、ICTを使ったアナウンスですとか、情報発信的な形で、もっと身近な形で伝えることはできないだろうかみたいなことも考えているところですので、併せて区民部のほうとも協力しながら、より皆さんに中央区の資源、歴史・文化を知っていただけるような努力をしてまいりたいと存じます。

 以上です。

○田部井商工観光課長
 観光協会の推奨土産品でございます。

 こちらにつきましては、あくまでも協会のほうで募集をして、応募等を受け、推奨土産品として選定をしたというものでございます。ただ、そうはいいながら、委員おっしゃるように、やはり区を一種代表するといいましょうか、そうして選ばれた土産品でございますので、食部門または物部門、大変すばらしいものがございます。この辺につきましては、協会を中心としてでございますけれども、やはり区も連携できるところは連携をしながらPRをしていきたいというふうに考えているところでございます。

 また、推奨土産品につきましては、これも観光協会のほうでございますけれども、現時点では秋を予定しているというふうに聞いてございますが、広く全国に向けて販売も行っていくと。既に観光協会のホームページのほうにも掲載されておりますので、そうしたものを通じて、今後さらに広く周知、PRをしていけるように観光協会とともにやっていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○山本区長
 木村委員から大変よい指摘をいただきまして、ありがとうございます。

 今の歴史的な拠点といいますか、そういうレガシーがあるということについての意見を述べますけれども、ちょうど築地の再開発、晴海、KK線、それから日本橋の地下化、いろいろな意味で中央区の都市基盤がこれからどんどん変わっていく今、その兆しが見えてきているところです。

 特に、戦後を見ますと、焼け野原になった中央区ですから、それまであったいろいろな文化財、歴史的なものが、極めて戦災のために失われてしまったということもあります。京都と江戸を考えてみると、京都は文化財が戦災を逃れていますから、全部残っていて、歴史的なまちということが今でもしっかりと国民の中に残っているということがあります。しかし、江戸あるいは明治維新ということを考えたときに、大変いろいろな人たちがこれまでの歴史をつくってきたにもかかわらず、実は、戦災のために、そういうものはかなり葬り去られてしまったというふうなところにあって、その後に近代化が進みましたから、どんどん高層ビルとか、新しい施設ができて、誠に世界から見ても注目されるまちに東京はなったんだけれども、実は、本当を言うと、江戸時代からの古く長い歴史を持っているというのが本来の、特に中央区のポジショニングだと思います。

 そういうことで、今、木村委員が言われたことは非常に大事なことと捉えていまして、再開発が始まる中に、今度、本の森ちゅうおうができて、そこにいろいろな資料的なレガシーも移っていきますので、これをきっかけとして、今、こちらでも説明しましたけれども、ITですとか、IoTを活用しまして、そういうものをしっかり残していく。しかも、世界にも発信できるぐらいの中央区のそういったものが根幹にあるんだということを伝えていきたい。明治維新以降のことについても同様に考えていきたいと、こんなふうなことで、私も日本橋にいまして、鮒佐さんというところのビルの前に松尾芭蕉の句碑があるんです。ところが、鮒佐さんが今度、御事業を転換されてしまったので、他の業者の手にこれが移るかもしれないということを、今、私はとても心配していまして、そういうときに、ひょっとすると芭蕉の句碑が、何だ、この石はみたいなことがあってもいけないということもあって、先ほどの新富座のお話、小さい点ですけれども、大事な話というふうにも受け止めさせていただいたというふうなことで私の意見を申し上げます。

 以上です。

○木村委員
 区長にも御答弁をいただいて、大変ありがとうございます。

 やはり中央区で生まれ育ったということも踏まえて、中央区が大好きなんですよ。中央区の京橋図書館には、歴史的錦絵をはじめ、写真などがあって、テレビ局が取材があるたびにここの図書館まで借りに来るぐらい有名な資料や貴重な資料がいっぱいある。そういう資料をもっと多くの区民の方々にアピールして、私たちがいるところはこんなすばらしいまちだったんだというのをぜひともアピールしていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わります。

○高橋(ま)議員
 お願いいたします。

 私から、まず1点、中央区でPayPay!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーンについてお伺いいたします。

 現在、このキャンペーン期間中でして、今月いっぱいということで御説明いただいております。区内の地域密着型の、特に飲食店、例えば月島のもんじゃストリートなどで、中央区は20%もつくんだ、すごいね、また来たいねといったお声もよく聞かれると私どもも感じております。また、業務上、負担も割合少なく感じているということで、お店の方々からもお声をいただいていまして、区内各店のキャッシュレスも急速に進んでいるという実感もございます。

 新たにPayPay導入を検討している事業者は、3月31日までに審査可決したものについては、本日、4月16日からがキャンペーン適用となるということで御説明されているようでして、これから30日までですと2週間しか対象販売ができないんだということで、駆け込みをされて何とか間に合った方々から嘆くお声をいただいております。これについて、例えば周知を早めるとか、もしくは実施期間を1か月以上にするとか、もしくは今後また別の機会を捉えて実施するとか、そういったお取組へのお考え、今回参加してくださった、導入してくださった事業者の皆様へ御説明いただけたらと思います。お願いします。

○田部井商工観光課長
 PayPayでございますけれども、今、議員から御紹介ございましたが、途中から、16日からということになるということは、実は決済事業者のほうのいろいろな手続等々もございまして、やはり審査があるというふうに聞いてございます。そのため、今日のあしたというようなスピード感でできるものではないということで、一定の時間をどうしても要してしまうというところがございます。

 周知を早めるというところもありますけれども、こちらも決済事業者のほうでも、やはりキャンペーン前の、およそ1か月前ぐらいからプレスリリース等も行っていくと。これは会社の、一種、決めなのかもしれませんけれども、そうした流れの中でやっている。確かに、議員おっしゃるように、そうした取組、キャッシュレスを導入したい、この機にPayPayでというお考えの事業者もいらっしゃるということは、こちらも承知をしているところではございます。今後再度展開するかということは、今、全く検討はしてないですけれども、もし今後やる場合には、もう少し早めに周知できるものなのかどうか。それはPayPayに限らず、決済事業者と協議もしながら展開をしていきたいというふうに思っております。

 また、今後につきましては、今言ったとおりでございますけれども、やはり今回のキャンペーンにつきましては、かなり多くの反響を聞いてございます。これは、お店の方々からもですけれども、1つ例を申し上げると、当初は約7,200ぐらいの店舗でスタートしたところでございますが、それが、今、7,500ぐらい、細かい数字は捉えていないですけれども、かなり増えている。今回、中央区がこのキャンペーンをやるということで、新たに御登録していただいた取扱店舗がある。それから、もちろん決済事業者のいわゆる営業というんでしょうか、開拓ということもあったかと思いますけれども、そのような形で広がりを見せているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 再実施は今のところ検討していないと伺いましたが、おっしゃったように反響は非常に多く、今回は区外の方でも中央区で使えば同じ還元が受けられるということで、喜びの声というのは非常に多く、また、銀座の飲食店等でも還元が受けられるお店の予約が取りにくいという顕著な状況もあるというお声も伺っております。共通買物券、今回御説明いただきましたが、こちらが4月30日からの申込みというところで、こういった兼ね合いもあって難しいかとは思いますが、区民の皆様や来ていただく方、お店の皆様からの御要望を聞きながら、ぜひ再実施も検討いただきたいと要望をさせていただきます。

 続きまして、生理用品の学校の設置について質問をさせていただきます。

 先日、品川区立の学校の女子トイレの個室に全設置ということで報道もされました。中央区は、現在、ちょうど今日までの期間、金銭的な理由で困難を抱える方へ向けた生理用品の窓口配布を行っているところでございます。現在の学校におけるお取組はどのようになっているかというところと、品川区のお取組に対するお考えをお聞かせいただけますでしょうか。お願いいたします。

○植木学務課長
 生理用品の学校設置についてでございます。

 こちらにつきましては、現在、中央区ではやっておりません。トイレの個室に置いておくのがいいのか、もしくは保健室のほうがいいのか。生理用品を買うのもなかなか困難であるということであれば、やはり保健室のほうに来ていただいて、その情報から支援できることを支援していくほうが、子供たちにとっていいのではないかというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 今の御答弁の内容で、保健室に来た情報をもって支援をしたいというところで、現在の御対応は保健室に申し出てもらって対応するように、保健室で用意している状態だということでよろしいでしょうか。まず、その点からお願いします。

○植木学務課長
 そちらについては用意しておりますので、もしも周知が足りないというようであれば、もう一度そのあたりをきちんと周知していきたいと思っております。

 以上でございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 保健室に行くというところ、また、生理であって必要だというところにおいては、恥ずかしいとか、抵抗感をなくしてほしいといった御要望は、全国的にも非常に見受けられているというのをアンケート結果から拝見しました。生理用品にアクセスできないという状況は、貧困だけではなく、母親がいない家庭環境もしくは男性のみの御家庭とか、家庭の中でそういったことの話合いが難しいといった様々な家庭環境によって、生理用品にアクセスできない学生が多いというのは、皆様も報道で御存じの範囲かと思います。そうした中では、今おっしゃった保健室に来て支援するということですと、まずは恥ずかしいとかいったことのない、みんなが同じ理解を持っているという状況が必要かと思うのですが、そうした全体教育にはどのように取り組むかという点をお聞かせいただけますでしょうか。お願いいたします。

○中山指導室長
 学校における、特に小学校における体育の保健領域の中で、一定のことはお知らせしていくことになりますが、特に宿泊学習が中央区の場合は4年生からございますので、そこに行く前には、女子に対するそういった指導はしているところかと思っております。

 以上です。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 今、各団体もいろいろな活動をされておりますけれども、やはり女子への指導だけではなく、全体に指導しないと、保健室に行くとか言い出す、もしくは男性の担任の先生に言い出すといったことについて、秘め事であって、なかなか言い出しにくいというお声が高まっている。また、それが理解され始めているというのが今であって、今回の中央区の窓口配布も含めてですが、様々な取組につながってきていると思います。

 今回、学生に関しては、金銭的な理由にとどまらず、誰でも生理用品にアクセスできる環境整備を要望したいというふうに考えております。現在は各団体の寄附など、区独自で予算化しなくても、そうした設置に協力いただける仕組みというものがございまして、こうした取組も捉え、都内でも各区で検討されているというお話も聞いております。そうした子供たちの声を聞きながら、どうしたらアクセスできるかというところ、団体については、トイレットペーパーのようにアクセスできる環境をという声もございますが、そうしたところについて、ぜひ前向きに検討いただきたいという点を要望させていただきます。

 続きまして、現在、まん延防止等重点措置期間ということで確認しておりますが、緊急事態宣言が明け、解除後に現在の措置期間というふうになりました。こちらについて、中学校の部活動、また小学校の学校施設利用をしたスポーツ開放等の状況、非常事態宣言等現在の状況について確認をさせてください。お願いいたします。

○中山指導室長
 中学校の部活動についてですが、個別の練習であるとか、密になったり、子供たちが触れ合ったりしないような状況をしっかりつくった上で、短時間での部活動の実施ということで進めてきているところでございます。

 以上です。

○岡地学校施設課長
 学校開放についてでございます。

 蔓延防止等の措置につきましては、緊急事態と同等の措置といたしまして、今、全面的に中止をしているというような状況です。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 そうしますと、中学校の部活も現在の措置期間中は緊急事態宣言と同じということでよろしいですか。まず、1点確認させてください。

○中山指導室長
 そのとおりでございます。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 中学校で個別練習、短時間の実施というところ、小学校の開放については、全面休止というところで、開放と部活動で状況が違う、また利用者が違うというところも分かりますが、例えば在校児童だけで構成される小学校6年生の、中学校の部活と同じような個別練習や短時間の実施自体と、中学1年生の部活動の何が違うかというところを問うお声もございまして、この点についてのお考えを伺いたいというのが1点。

 また、その決定です。こうしたことに対して、子供たちやスポーツ開放で使っている固定の団体もございますので、そうしたところの声を聞いていただいての御決定かという点、2点質問をさせてください。

○中山指導室長
 1点目の部活動とそれ以外の地域でのスポーツ活動ということかと思います。

 これについてですが、学校の管理下における教育活動なのか、それとも、それ以外なのかというところの違いがやはりあるのかなというふうに思っております。部活動には教育目的がございます。集団で異学年の交流であるとか、それから心身を鍛えるということももちろんございますし、文化部であれば、趣味、関心を高めていくということもあると思います。そういったところで、教育活動としてやっているのか、それとも、それ以外なのかというところの違いがあるかと考えております。

 以上です。

○生島教育委員会事務局次長
 学校施設でございますので、基本的には学校長が決定をしているんですけれども、何分学校の教育活動の責任を負っているのは校長先生たちでございます。現時点においては、まん延防止等重点措置といえども緊急事態宣言とほぼ同様の形で学校活動が行われている中で、体育施設等を含めて、外部の方々に使っていただくという形でいえば、学校の安全環境を守るということでいうと、それを許可することがなかなかできない状況の中で、決定としましては、基本的に、教育委員会としても方針は出しておりますけれども、学校長が最終的には判断しているところです。ただ、今は緊急事態宣言と同じ状況であるということで、全体にはお伝えしているところです。

 団体からの御意見ということでいえば、教育委員会のほうで集約している部分はございませんけれども、顔の見えるお付き合いをしているところは学校長のほうでもあるかとは存じます。そういった中で、御意見は学校に入ってきていると思います。ただ、今言ったような趣旨について学校には伝えていますので、許可はできないという話をしていただいているかと存じます。

 以上です。

○高橋(ま)議員
 ありがとうございます。

 文部科学省の本年度、令和3年度の予算の中で、新たな日常における子供の健やかな心身の育成ということで、今年は大幅に拡大しまして38億円の要望という状況を拝見しまして、この中で新型コロナウイルス感染症の影響下においても取り組むべきことということで、限られた学校での時間のみならず、家庭や地域においても、子供の望ましい生活習慣の形成を目指した取組や体験活動の推進を行う必要があるということで説明されました上で、子供から高齢者まで生涯にわたって、スポーツに親しめる多様な機会を提供するという目的も示されております。

 学校が教育活動に必要であって、難しいという御判断を今伺いましたけれども、それであれば、それに代わる施設を提供しないと、子供たちを含めた区民の健全育成を達成できないのではないかという点を思っております。そうした代替の施設や機会を提供するということ、こちらは教育現場のみならずということでございますが、こうした点についてお考えをお聞かせください。お願いします。

○濱田区民部長
 区民等へのスポーツの場の提供というお話でございますけれども、基本的に、こういう都心区である土地柄でございますので、新たな場といっても、なかなか場所が見つからないというのが実態でございます。

 基本的に、区民部の考え方といたしましては、スポーツの場を確保していこうということで、例えば豊海のテニス場などは、夜間のほうは多少制限させていただいておりますけれども、開放を続けている状況でございます。ただ、例えば柏学園みたいに県境をまたぐ移動も今回制限をされておりますので、今回は残念ながら、苦渋の選択ということで中止とさせていただきました。あとは、やはり学校というのが大きなスポーツ開放の場ということになりますけれども、先ほど教育委員会のほうでお答えいただいたように、学校の環境の立場から、今回は中止とさせていただいたところでございます。

 以上です。

○高橋(ま)議員
 御丁寧にありがとうございます。

 区民部から御回答いただきましたが、スポーツセンターや社会教育会館で運動ができるスペースなど、そうしたところは利用できるというところが、現在、よりどころになっていまして、かなり予約も集中したり、なかなか予約が取れないと伺っております。公園についても同じで、これまでも申し上げてきましたが、一つの限られた空間の中で、ペットが走るところ、また、キャッチボールをしているところ、また、バスケット、野球、サッカー等4つぐらいのスポーツを1つのスペースで、柵もないところでボールが行き交うという限界の中で、子供たちも何とか機会を捉えて、目標とする大会や結果に挑みたいという気持ちを何とかつないできたというのが、この1年間の取組の状況です。

 これまで学校をスポーツ開放として開いていただいてきたというところは、おっしゃったように都心で限られていますので、スポーツ開放がよりどころであった。それが健康な毎日の支えになっていたという方も、子供たちのみならず、区民のたくさんの方からお声をいただいており、非常に苦しいというふうに私自身感じています。

 子供たちは、終日マスクをしながら、会話を控えた集団生活を1日行っています。よく頑張っています。私は、子供たちの生きがいを奪う、運動機会をなくすということで、目標にしている子供たちの機会を奪うということになりかねないというふうに思っています。子供たちの目に力がなくなっている毎日というのも非常に感じています。教育以外の時間だというところは私も深く理解していまして、その個性を伸ばしていく時間であるというところをぜひ尊重していただいて、子供たちの時間と機会はもう戻ってこない。5歳、6歳、7歳、8歳、9歳、その機会というのは戻ってきませんので、その1年間、目的というところを重く受け止めていただきたいという点を重ねて要望いたします。

 外部の方が入らないようにというところは私も共感する部分もございますし、心配な保護者の声も伺っております。それであれば、どんな対策ができるのか。球技であれば、個別、1つのボールならいいのかとか、そういった何とかできる方法を一緒に考えていただきたい。また、その協力を求めるという方法で、施設を閉じるのではなくて、どうしたら皆様がそうかと思えるようなところを見つけられるかという方法で検討いただきたいという点を要望します。

 子供の声を聞くというより、施設管理者の判断だというところも伺いましたけれども、やはりそれだけでいいのかという点も疑問に思っております。子供の権利条約には、一般原則が4点ございまして、成長できること、また、子供にとって最もよいということ、また、子供自身が子供の意見を表明し参加できるということ、また、差別のないということ、差別がないというのは小学生でも中学生でも地域の方どなたも同じだというところです。こうした子どもの権利条約の一般原則にものっとり、子供たち自身を尊重するというところで各種の決定をしていただきたいという点もお願い申し上げます。

 何とか、いつになったらできるんだろうと思っている子供たちが、緊急事態宣言が明けて、また変わらない。また、次の緊急事態宣言が出るかもしれない。また、現在のような防止措置が図られるかもしれない。その中で目標を見失い、生きがいを見つけられない子供たちがいるんだということを強くここでお伝えしまして、私の質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。

○堀田委員長
 委員会の質疑半ばではございますが、ここで一旦休憩を入れます。

 再開は3時20分ということで、よろしくお願いいたします。

(午後3時10分 休憩)


(午後3時20分 再開)

○堀田委員長
 委員会を再開いたします。

 次の質問の方。

○奥村委員
 それでは、教員の働き方改革に関わって質問させていただきます。

 予算特別委員会でも質問させていただきましたけれども、教員の方が休憩時間で会議や研修などをしているようなことがないか調査をお願いしたいということを要望させていただいて、指導室長からも、必要であれば調査していきますと御答弁いただきました。

 具体的な調査の方法として、希望を伝えたいんですけれども、学校長への確認ではなくて、教員の方たちに、直接声が聞けるようなやり方での調査を要望したいと思っています。アンケート、紙あるいはメールのようなもので指導室にいただくのか、それは負担がかからない、やりやすい方法でいいんですけれども、例えば、ほかにも年に数回教員の方と指導室とで面談をする機会があると思うんです。そういったときに、休憩時間での労働に当たるものがないかどうか確認していただくとか、そういうこともできると思いますし、ぜひ教員の方から直接声を聞き取るやり方で進めていただきたいので、その点について御意見を伺いたいと思います。

○中山指導室長
 管理職からの聞き取りについては、既に終わっております。そこからは、適正な休憩時間の活用の仕方をしているというところでございます。

 委員がおっしゃっていた教員からとなると、これはまた負担の話になるんですが、負担がかからないようなやり方はないと思います。一人一人が時間を取ってアンケートなり回答なりをつくるわけですから、そこは必ずあるものということで、これは予算特別委員会の中でもお答えしました。それがあったとしてもやってくださいという意味だと思うんですが、今おっしゃっていた年に1回、教員の方とというのは、いわゆる職員団体と話している中でのいろいろな要望の中で話をするという形です。

 つい先日、機会がありまして、職員団体の長の方とちょっとお話をしました。そういう声は直接は聞いていない、だけれども、あるのではないかという推測で、では実際あるんですかというお話をしたときには、そこについては分からないというようなことでした。一人一人の教員にもし聞くとすると、先ほど言ったように相当の負担がかかりますけれども、本当にそれをやるのかどうなのかということは、ちょっと考えさせていただければと思います。

 以上です。

○奥村委員
 私としては、調査が必要だという思いはあるんですけれども、今お話を聞くと相当負担があるということなので、私のほうでも、どういうやり方なら可能なのかということも考えて、また個別にお話もさせていただければというふうに思います。

 次の質問に移りますが、公衆浴場の問題についてです。

 3月24日付で日本橋人形町「世界湯」跡地マンション建設と「世界湯」に関する陳情が区議会に提出されています。区内では、2016年3月には旭湯、5月には寿湯が廃業して、今回、世界湯ということで、この陳情の中でも、今、10階建ての予定となっているものを7階建てに変更してほしいということですとか、マンションに銭湯を組み込んでほしいということなどが要望されていますけれども、区としては、こういう住民の声を事業者側にどのように話して、提案ですとか、交渉というような場を持っているのか、こういう声をどう伝えたのかということについて伺いたいと思います。

 それと、こうして区内の銭湯が減っている中で、これ以上減らさないためにも、補助金をさらに投入していくということも必要なのではないかというふうに思っています。燃料費の補助ですとか、設備の更新や修繕の助成、また、設備の資金の借入れをした場合には利子補給などを行っているということですけれども、もし経営が厳しいということが廃業する理由になるのであれば、確保浴場として全ての銭湯を指定して維持していくということも考えられると思うんですが、そうした考え方について伺いたいと思います。

 それと、今、区内の公衆浴場で実際に経営が厳しいというようなところがあるのかどうか。具体的な名称は結構ですけれども、そういった声はあるのかどうかということについて伺いたいと思います。

 それと、後継者不足という問題もありますけれども、浴場組合のほうから派遣してもらって経営してもらう、そういうことも実際にされていますので、こうした考え方も取りながら、とにかくこれ以上公衆浴場を減らしていかないということをどのように区として考えていくかということについても御答弁いただきたいと思います。

○堀田委員長
 あくまで区民文教委員会の管轄というところからの御答弁ということでお願いいたします。

○鷲頭地域振興課長
 初めに、今回、公衆浴場の世界湯の件で陳情をいただいております関係で、いただいた内容をどう事業者に伝えるかというお話でございます。

 こちらにつきましては、世界湯については、廃業届が既に昨年の4月の時点で保健所に提出されておりまして、その時点で既に開発事業の指導要綱で定める公衆浴場を含むという地域ではなくなっておりました。ですので、その観点から、事業者に私どもが何か意見を申し上げるルートは、私ども地域振興課の範囲ではなくなってしまっているという状況でございます。

 次に、補助増ですとか、確保浴場の指定の関係でございますけれども、本区におきましては、既に23区の中でも群を抜くような形で補助を行っているところでございます。高齢者福祉課との連携の敬老入浴券も合わせますと、年間で約2億円ほどは、こういった事業に充てているということがございますので、今の時点で新たな補助増をということについては考えておりませんが、今年度につきましては、既に御案内のとおり、5月から、区民の方々のふれあい銭湯の入浴日を第2・第4の金曜日から、第2・第4の水曜日に変更することで予定をしております。曜日の変更につきましては、実際に、公衆浴場の経営者の方々から、この日については在住者の方の利用が非常に多いということで伺っている中での変更ということでございますので、そういった実際の事業を通じまして、より多くの方々に公衆浴場にお越しいただけるように対応してまいりたいと考えております。

 また、後継者の問題についてでございますが、今、勝どき湯で行っておりますけれども、実際に、これまで勝どき湯の運営を行っていた方がお辞めになるということで、一時期非常に、そちらの交代についていろいろと検討させていただいたところでございますが、最終的に、現在、シルバー人材センターから実際に人材の派遣をしていただいて、ローテーションを組みながら勝どき湯の運営を行うということも行っているところでございます。

 また、他の公設浴場につきましては、実際に、公衆浴場組合の中央支部から人材の紹介、派遣をいただいて行っているところでございますので、今後もこういった多様な方法を使いながら、安定的な公衆浴場の経営に資するような対応を行ってまいりたいと考えているところでございます。

 あと、申し訳ございませんが、経営についてでございますけれども、今、私が公衆浴場の経営者の方々の会合に出席させていただいてお話を伺っているところでは、やはりコロナの関係もありまして、実際の来場される方の数は減っているという中ではございますけれども、皆様、非常に御努力をいただいて、何とか踏みとどまっていただいている状況でございます。そういった中で、私どもも、昨年度におきましては、年度の下半期に、上半期一度も行えなかったふれあい銭湯を集中的に毎週金曜日に実施するということで取組を行いまして、実際の1浴場1回当たりの平均的な来場者数におきましては、通年のときよりは約50人ほど減とはなっているところでございます。それでも、やはり他の曜日に比べますと、多くの来場者に御来場いただいているという状況でございますので、こういった事業を行うような形で公衆浴場の経営安定に資する取組を引き続き行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 ぜひ、これ以上銭湯がなくならないような取組をさらに強く続けていただきたい、支えていただきたいということを要望させていただきます。

 あと、世界湯については、今からできることは何なのかというものはあるんですけれども、マンションの中にという声もあるので、何か事業者の方との懇談の機会などで、ぜひそういうことも要望としては伝えていただいて、区としても何かアドバイスを与えるなりしながら、ぜひ考えていただきたいということは私の気持ちです。

 次に、予算特別委員会で1人1台タブレットについて、ブルーライトカットのシートをぜひお願いしたいということを質問しまして、考えていないということですけれども、必要性というものは認識しておられるのかということ、それから、新宿区ではシートを貼るんですけれども、担当者の方とお話をしたら、タブレットを長もちさせるためにも、このシートが有効だということでした。ですので、そういった意味からも、ぜひ取り組んでいただきたいと思うので、御答弁をお願いいたします。

○植木学務課長
 1人1台タブレット端末を配る中でのブルーライトカットシールというところでございますが、今のところ、この間も答弁させていただいたとおり、こちらについては予定はございません。

 長もちするというところではございますが、どちらにしましても3年ぐらいでバッテリーの交換等もございますので、そういったところも含めまして、今のところは考えていないような状況でございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 このシート、シールというのも、新宿区の場合は1万5,000台分で1枚当たり500円程度になったということで、全体として750万円程度の予算だということなので、ぜひ今後検討していただきたいということは求めます。

 終わります。

○堀田委員長
 では、議題(1)、区民生活及び教育行政の調査につきまして、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○堀田委員長
 続きまして、議題(2)、請願第5号、国の責任による少人数学級の前進を求める請願の審査についての質疑に入ります。質問のある方。

 では、継続審査ということでよろしいですか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○堀田委員長
 長時間になりましたが、以上で区民文教委員会を閉会いたします。

 お疲れさまでございました。

(午後3時33分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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