令和3年　福祉保健委員会(3月8日)

1．開会日時

令和3年3月8日（月）

午後１時30分　開会

午後１時53分　閉会

2．開会場所

第一委員会室

3．出席者

（９人）

委員長　原田　賢一

副委員長　佐藤　あつこ

委員　中嶋　ひろあき

委員　かみや　俊宏

委員　高橋　まきこ

委員　田中　広一

代理　渡部　恵子

委員　二瓶　文徳

議長　押田　まり子

4．欠席者

（１人）

委員　梶谷　優香

5．出席説明員

（14人）

山本区長

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長（参事）

溝口子育て支援課長

石戸保育課長

木曽保険年金課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

清水高齢者福祉課長

平川介護保険課長

山本保健所長

小林生活衛生課長

芳賀建築課長

6．議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

秋山書記

7．議題

(1)議案第10号　中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
(2)議案第21号　指定管理者の指定について（区立晴海こども園及び区立晴海児童館）
(3)議案第25号　中央区介護保険条例の一部を改正する条例
(4)議案第26号　中央区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
(5)議案第27号　中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
(6)議案第28号　中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
(7)議案第29号　中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例
(8)議案第30号　中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

（午後１時30分　開会）

○原田委員長
　皆さん、御苦労さまでございます。定刻になりましたので、これより福祉保健委員会を開会させていただきます。

　本日、梶谷委員が欠席のため、渡部議員から代理出席の申出がありましたが、皆さん、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
　それでは、渡部議員は委員席へお願いします。

　また、議案の関係で、保険年金課長、子ども家庭支援センター所長及び建築課長が出席いたしますので、併せて御了承願います。

　去る３月２日の本会議におきまして本委員会に付託されました議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

　審査方法についてでありますが、付託されました各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
　さよう取り扱わせていただきます。

　早速ですが、理事者の説明を願います。

○田中福祉保健部長

　１　議案第30号　中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例（資料１）

　２　議案第21号　指定管理者の指定について（区立晴海こども園及び区立晴海児童館）

○吉田高齢者施策推進室長

　３　議案第25号　中央区介護保険条例の一部を改正する条例（資料２）

　４　議案第26号　中央区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例（資料３）

　５　議案第27号　中央区指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例（資料４）

　６　議案第28号　中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例（資料５）

　７　議案第29号　中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例（資料６）

○山本保健所長

　８　議案第10号　中央区事務手数料条例の一部を改正する条例（資料７）

以上８件報告

○原田委員長
　御苦労さまでした。

　発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮して、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午後１時40分です。自由民主党さん50分、あたらしい中央さん30分、公明党さん30分、区民の風さん30分、新風会さん30分、未来会議さん10分となります。

　それでは、これより理事者の説明に対する質疑を行います。

　発言を願います。

　よろしいですか。

　それでは、副委員長は委員席のほうへお移りいただきたいと思います。

　質疑を終了しましたので、採決に入りますが、小栗議員より、今回、委員外議員として発言をしたいという旨の申出がありましたので、区議会会議規則第89条第２項に基づいて、お諮りいたします。委員外議員発言を許可することについて御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長
　御異議なしと認めます。よって、小栗議員からの委員外議員発言を許可いたします。

　発言については、５分以内で簡潔にお願いいたします。

○小栗議員
　発言のお時間をいただき、ありがとうございます。

　日本共産党区議団は、本委員会に付託された８件の議案のうち、議案第28号、29号、30号の３件について反対します。

　以下、その理由を表明します。

　議案第26号から29号は、いずれも指定居宅介護支援の事業に関わる改定で、関係省令が一部改正されることに伴って基準等の変更や追加をするものです。

　議案第28号、中央区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例、議案第29号、中央区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例について反対をいたします。

　２件の議案について、介護に直接関わる職員で医療、福祉関係の資格を有さない職員へ認知症介護基礎研修を受講させる措置を義務づけることなどは必要な改定だと考えます。問題は、介護人材の確保、介護現場の革新として、認知症高齢者グループホームで夜勤職員を１ユニット１人以上の配置を例外的に３ユニットで２人に緩和できるようにすること、小規模多機能型居宅介護で管理者と介護職員の兼務を可能にすること、地域密着型特別養護老人ホームで生活相談員や栄養士の配置を免除する規定を設けることなど、人員配置の基準緩和が導入されていることは問題です。

　現在、介護現場での人材不足は深刻ですが、だからといって人員配置の基準を引き下げるのでは本末転倒です。特に、夜勤などでの職員の配置は今でも少ないため、職員に大変な負担がかかっています。待遇改善の特別な措置を取って、職員の配置が厚くできる制度改正が必要だと考えます。

　よって、議案第28号と29号に反対します。

　次に、議案第30号、中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例について述べます。

　この議案は、保険料率及び均等割額から減額する額の改定等をするものです。

　中央区における保険料率は、基礎分の所得割、均等割が下がりましたが、後期高齢者支援分、介護納付金分が増となり、全体としては0.42％引き上がるという改定です。日本共産党区議団は、今でも高い国民健康保険料がさらに引き上げられる改定に反対します。

　2021年度の保険料率の算定に当たって、特別区独自に、法定外繰入れの削減に向けた納付金額の算定を、新年度は97％とする予定だったところを昨年度同様に４％減額に据え置き、96％で算定したということです。新型コロナの感染拡大の中で被保険者の保険料負担を抑える措置を取ったことは重要です。しかし、１％ではあまりに少ないと言わざるを得ません。

　2021年度収入別・世帯構成別保険料試算では、世帯主と配偶者、子供という３人家族のモデルケースで、年収200万円の場合、保険料は25万1,591円と年収の12％を超えています。年収300万円からそれ以上の世帯も１割を超える保険料となります。保険料が家計に重くのしかかっていることは明らかです。特別区として、一般財源をさらに投入するなどの努力を行い、保険料そのものを引き下げていくことを求めます。

　以上の理由により、議案第30号に反対します。

　以上で議案に対する反対意見の表明を終わります。御清聴ありがとうございました。

○原田委員長
　それでは、これより採決に入りますが、ここで代理出席の渡部議員につきましては、委員席を離席願います。

　まず議案第10号、中央区事務手数料条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○原田委員長
　全員起立と認めます。――御着席願います。