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令和3年 福祉保健委員会(10月1日)

1.開会日時

令和3年10月1日(金)

午後1時30分 開会

午後1時47分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 礒野 忠

副委員長 山本 理恵

委員 木村 克一

委員 海老原 崇智

委員 田中 耕太郎

委員 高橋 まきこ

委員 中島 賢治

委員 二瓶 文徳

議長 (木村 克一)

4.出席説明員

(12人)

山本区長

齊藤副区長

田中福祉保健部長

春貴管理課長(参事)

石戸子育て支援課長

古賀保育課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

早川高齢者福祉課長

平川介護保険課長

渡瀬保健所長

小林生活衛生課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

坂和書記

6.議題

  • (1)議案第51号 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例
  • (2)議案第52号 中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
  • (3)議案第53号 中央区旅館業法施行条例の一部を改正する条例
  • (4)議案第54号 中央区公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例

(午後1時30分 開会)

○礒野委員長
 こんにちは。ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 去る9月29日の本会議におきまして、本委員会に付託された議案の決定に当たり、その内容を十分に審査する必要があるとして、本日、開会いたした次第であります。本委員会の運営につきましては、委員各位の特段の御理解と御協力をいただきますよう、何とぞよろしくお願いいたします。

 審査方法についてですが、付託された各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 そのようにさせていただきます。

 それでは、理事者説明をお願いいたします。

○田中福祉保険部長

 1 議案第51号 中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例(資料1)

 2 議案第52号 中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例(資料2)

○渡瀬保健所長

 3 議案第53号 中央区旅館業法施行条例の一部を改正する条例(資料3)

 4 議案第54号 中央区公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例(資料4)

以上4件報告

○礒野委員長
 発言の時間制につきましては、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午後1時33分です。自由民主党72分、かがやき中央33分、公明党33分、区民の風33分、未来会議10分となります。

 それでは、理事者説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○高橋(ま)委員
 よろしくお願いします。

 私からは、まず議案第51条に関わる資料1からお伺いしたいと思います。

 今回も電磁的方法による記録等の改正について説明いただきました。特に、認可保育園の連絡帳のデジタル化への御要望が大きく、認可外の大半がデジタル化している一方で、認可園にはばらつきがあるということを伺っています。電磁的方法を実現するための方法というところになるのですが、連絡帳のデジタル化への取組状況について、今、区立園がどのような状況であるかということを伺いたいと思います。これまで質問させてきていただいた中で、出退室のデジタル化を実施してきたという御説明をいただいたところですが、連絡帳のデジタル化への取組状況をお聞かせください。

 また、その前提としまして、今回の電磁化に関わる点で、各保育室にて安定したWi-Fiの環境が得られているのか、また、タブレットが配備されている状況かという点についてお聞かせいただきたいと思います。まず、こちらからお願いします。

○石戸子育て支援課長
 認可保育園における連絡帳の電子化の取組状況でございます。

 まず、区立保育園のほうにつきましては、委員御紹介ありましたとおり、出退室のシステム等は導入しているところでございます。現在、区立につきましては、連絡帳についてはアナログで対応しているところで、今後の取組につきましては、引き続き保育士等の負担軽減を図るため、状況については進めていきたいと思っているところでございます。私立保育園のほうにつきましては、それぞれの事業者のほうで取組が図られているところで、各事業者が工夫をしながら取り組んでいるところと考えてございます。

 続いて、もう一点、保育室におけるWi-Fi環境やタブレット導入でございます。

 まず、区立保育園のほうにつきましては、Wi-Fi等の整備はまだしていないところで、有線によるパソコンの設置ということで、タブレット等の導入は現時点では、ございません。私立のほうにつきましては、先ほどと同様に、運営事業者のほうでそれぞれ工夫しながらということで、導入等をしている園もあれば、区立と同じようにパソコン等での対応というところになってございます。

 いずれにしましても、区立のほうのWi-Fi等の環境につきましては、個人情報の漏えい等の課題もございますので、その辺を整理しながらということで、今後の対応については検討していくべきものと考えているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。確認をさせていただきました。

 区立園については、現在、連絡帳のデジタル化は取組がないという点と、Wi-Fiの環境整備はなく、有線とパソコンによる、今回の改正ですと、電磁的記録に至るというところを確認させていただきました。

 私立や認可外等の事業者のほうでデジタル化を導入している保育士の方々からお話を伺いますと、やはりデジタル化していることによって、保育計画と日々のコミュニケーションの記録の連動という視点で、保育士や園長の皆様からも、役立っていると。日々の確認と計画との照合に役立った、楽になったと感じるということも実際に伺ってきましたので、保育士の働き方を支援するという視点からも、ぜひとも区立園でも進めていただきたいと思いますし、保護者の要望に寄り添っていただくようにお願いしたいと思います。

 デジタル化ですが、今、保育士の方々からのお声もお伝えしましたけれども、保護者側にとって、書くとか読むということを担うのが1人の者によらずに、パートナーと共に子育てをしていくという視点で、私は非常に重要だと考えています。共に担当できる部分を協力しながら入力したりとか、それぞれの空いた時間に先生からのフィードバック、昨日あったこと、今日起きていることを確認したり、ノートの現物が手元になくても、子供の日々の育ちを共有することができるという点が、やはりかけがえのない毎日の子育てにとって本当に大切だというふうに感じています。

 特に、事例として、出張が多い働き方というのをイメージすると分かりやすいと思うのですが、離れていても、その日の子供の育ち、生活が分かるというところで重要だということ、助かりますというお声も聞いています。また、男性育休の取得も進んでいるところではございますが、育休を取っているほうのみに依存することなく、オンタイムで共用しながら子育てをする、家庭生活に寄り添うという視点で、完全導入について、区立園についてもより早く進めていただく、そのための環境整備への予算ということを要望させていただきます。

 次に、議案第54号、公衆浴場の条例に関する点について質問をさせていただきます。

 今回、混浴を制限する年齢をおおむね10歳以上から7歳以上に改正がされる内容と見てとりました。私自身も子供の母親としまして、自分自身が正しく理解し、子供たちに丁寧に伝えたいというふうに思っております。今回の点も申し上げて、ただ変わったことだけを伝えるのではなく、やはり目的や考え方ということを伝えることも重要だというふうに思っています。

 今回の変更点、混浴を制限する年齢を引き下げることに対して、区として区の皆様に周知することに協力をする考えがあるのかという点、また、これに関わる目的や考え方等について区が一体的に伝えるという取組を考えているのかという点、2点確認をさせてください。お願いします。

○小林生活衛生課長
 混浴年齢制限の今回の引下げということでございます。

 当然、こちらの目的ですとか、考え方は、国のほうでも、厚生労働科学研究というところで、どういった年齢が望ましいのかといった点でやはり非常に議論がされたところでございます。浴場にいらっしゃる大人の視点、それからまた子供自身が恥ずかしいと思うような年齢ですとか、また、園児・児童が性への興味関心から知識を得ようとする行動が見られる年齢が何歳程度なのか、慎重に研究がなされた結果として、国の衛生等管理要領というものがございますけれども、こちらの年齢が引き下げられ、今回、こういった改正を中央区としても行うところでございます。

 また、中央区のほうでも銭湯組合ですとか、事業者の皆さんにもお話をお伺いしながら検討がなされて、こういった形でやってございますので、区の広報ですとか、広く周知を図る必要を考えておりまして、銭湯組合の皆様にも御協力いただきながら、そういったところでの周知を図って、丁寧に周知に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 御丁寧にありがとうございました。

 私も、同じ厚生労働科学研究を拝見しまして、この中で、子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究の中で、公衆浴場における混浴に関するトラブルを防止することによって、公衆浴場業界の発展が期待されると同時に、子供たちが公衆浴場で性的な被害を防ぐことや、子供たちの望まない混浴を回避することにもなり、子供の健やかな発育発達にも寄与できるという結論がされたというところを読みました。子供が混浴を恥ずかしいと思い始めた年齢が6歳、7歳だとするという調査結果なども踏まえて、今おっしゃった要領の改正に至ったというところを理解させていただきました。

 第5次男女共同参画基本計画におきましても、子供の性被害の防止というのが重点の一つとなっています。日本版DBSの検討など、子供たちを取り巻く性暴力や性被害を正しく知ろうという機運が高まっています。同時に、正しく知り、正しく子供たちに伝えたいという保護者の皆様から、どのように学び、伝えたらいいのかという御相談を私も多くいただいているところです。こうした区民の関心や問いに寄り添いまして、情報発信や学びの機会、子供たちへ伝える機会の提供というのも中央区として積極的に行っていただきたいという点を要望させていただきます。特に、小学校の低学年の更衣をしっかりと分けてほしいという御要望も、長く、多くの方々からいただいている要望です。

 こうした子供に関わる学びの場、また居場所における周知や取組といったことを、今回の混浴年齢の引下げに伴いまして、区が一体的に取組の足並みがそろうように、全体として併せて進めていただきたいという点についても重ねて強く要望させていただきます。

 以上です。

○礒野委員長
 それでは、副委員長並びに議長は委員席へお移りください。

 質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 まず、議案第51号、中央区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第52号、中央区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第53号、中央区旅館業法施行条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第54号、中央区公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長並びに議長は元の席にお戻りください。

 本会議における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 そのようにさせていただきます。

 以上をもちまして福祉保健委員会を終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後1時47分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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