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令和3年 環境建設委員会(4月20日)

1.開会日時

令和3年4月20日(火)

午後1時30分 開会

午後2時52分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 塚田 秀伸

副委員長 渡部 博年

委員 押田 まり子

委員 田中 耕太郎

委員 小坂 和輝

委員 中島 賢治

委員 しらす 夏

議長 (押田 まり子)

4.出席説明員

(13人)

山本区長

吉田副区長

望月環境土木部長

三留環境政策課長(参事)

武藤環境推進課長

池田水とみどりの課長

落合道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

水野都市計画事業担当課長

福島まちづくり事業担当課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

黒須書記

桝谷書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

  • (午後1時30分 開会)

    ○塚田委員長
     ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

     それでは、初めに、理事者報告をお願いいたします。

    ○望月環境土木部長

     1 東京都市計画駐車場の変更について(資料1)

     2 「中央区役所温室効果ガス排出抑制実行計画」の改定について(資料2)

     3 「中央区道路維持管理計画」の策定について(資料3)

     4 「中央区一般廃棄物処理基本計画2021」の策定について(資料4)

     5 「令和3年度中央区一般廃棄物処理実施計画」の策定について(資料5)

    ○松岡都市整備部長

     6 八重洲日本橋地区地域冷暖房施設の都市計画の変更について(資料6)

     7 東京晴海水素ステーションの計画に伴う晴海地区地区計画の変更について(資料7)

     8 まちづくり協議会の報告(資料8)

    以上8件報告

    ○塚田委員長
     ありがとうございました。

     発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしく願います。ただいまの時刻は午後1時54分でございます。自由民主党62分、あたらしい中央34分、公明党34分、区民の風34分、維新の会10分となります。

     それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

     発言を願います。

    ○田中(耕)委員
     自民党の田中でございます。

     私のほうからは、資料1の東京都市計画駐車場の変更についてに関連してお伺いしたいと思います。

     今回のこの駐車場は、区の直営というわけではなかったかと思いますが、建物の建て替え等々を踏まえて、駐車場も一部整備を変更していくという内容だと思います。駐車場、車の需要については、今後どうなるか見通しが立たない部分もあるかとは思うんですが、私が昨今気になっている素朴な疑問として、車幅が非常に大型化しておりまして、皆さんも御存じのように、日本のいわゆる3ナンバー、1,700ミリという基準の車で日本はこれまで小型車と中型車と大型車と大きく分けて、一般乗用車は使われてきたわけですが、昨今は、やはり世界基準の車といいますか、SUVと言われる、かなり大型の四輪駆動車等が車の売上げ等でも主流になってございます。この車は、小型と言われるSUVでも車幅が1,800ミリ、売れ筋のところで1,900ミリ、大型のものだと2,000ミリあるものが、結構普通になっているところがございまして、今回のこの変更内容のところに、車両の大型化に伴い、一部車室を拡幅するということで、時宜にかなった変更だというふうには思うんですけれども、一方で、これは780台から750台ということで、そこまで大きな変更ではなく、部分的な変更なのかなというふうに思います。

     これに関連して、区営の駐車場ですとか、区の施設で持っている駐車場の幅についてですが、やはり古い駐車場ですと、車を止めるのがかなり窮屈になっている場所が見受けられます。昨今、ショッピングモールなどは顕著なんですけれども、ラインの引き直しというのがされているところもありますし、この5年で車の大型化というのは本当に大分進んだなというのが個人的な感想としてあります。それが事故のもとであったり、トラブルのもとに確実になっているなというふうに感じます。今回のこの件もそうですし、区が直接、間接に関わっていくほかの駐車場や、広義な意味では車道もなんですけれども、車の大型化に対して、具体的にどのような対応を取っていくのか。また、計画的に、車の大型化に対応していかなければならないのではないかというふうに思いますので、その点についての方針ですとか、個別対応についても、具体例とかがあれば、お知らせしていただきたいと思います。お願いいたします。

    ○三留環境政策課長(参事)
     車両の大型化に伴う様々な対応ということだと思います。

     まず、駐車場につきましては、駐車場を設計するに当たりまして、設計指針等がございますので、そちらに基づいて対応させていただいているところでございます。とはいいながらも、やはり施設を建てる際のそのときの指針がどのような対応になっているかということで、先ほど委員から御案内ありましたように、大型車両に対応できるのかどうなのかというところだと思います。

     平面の駐車場に関しましては、地上部の平面であれば、現在の3ナンバーと呼ばれる、一般的に乗られている車に関しましては、車室が基本的にはカバーできるような状態にはなってございますが、今回の西銀座の駐車場、それから区営の駐車場も、かなり建物内で駐車場を設置している、もしくは地下に駐車場を設置しているものが多く、こういった駐車場につきましては、建物あるいは柱の位置で車室の幅が制限されてしまうということもございます。

     それから、一番問題があるのは、先ほど道路でということの御指摘がありましたけれども、駐車場でいきますと、通路での制限が一番大きくなります。地下に下りていくときに、スロープもしくはカーブで下りていく。こちらが安全に通行できるかできないか、これによって、大型車両が入れるか入れないかというような形になると思っております。とはいいましても、メンテナンスで、通常の形で使わない、要は、センターラインを大きくオーバーして侵入していけば、大型車両が入っていくことは可能ですけれども、一般的な御利用、センターラインを超えないような形での御利用ということであると、現状のところ、5メーターというような、通常の3ナンバーが本来は入れないというような制限もあるようでございます。現在、それを、区営の駐車場であれば、チェックをしているところでございます。現状は、ある一定の大きさからは利用ができないという形になってございますけれども、今、その辺をチェックして、今後どのような形で対応させていただくのか決めていきたいと思っているところでございます。

     道路に関しましては、こちらはまた道路構造令等々で、大型車両が通れるような形での、道路の等級によって車線の幅等が決まってございますので、そちらのほうに関しましては問題ないのかなと思ってございます。

     以上でございます。

    ○田中(耕)委員
     詳しい御説明ありがとうございます。

     趣旨としては、先ほどの繰り返しにはなってしまうんですが、車自体が日本の道路事情とは異なって、残念ながら、多分世界基準で中国やアメリカの市場などでは車が完全に大型化していく傾向がありまして、日本の場合は軽自動車は、相変わらずと言ったらなんですが、当然、コンパクトに収まっていて使い勝手がいいんですが、日本で今まで普通と言われていたサイズの車がどんどんなくなっていて、軽自動車と超大型、日本の基準でいうところの大型、幅が1,800ミリ、1,900ミリ台の車が標準に今なってきているなというのをすごく感じます。

     あと、話が資料1から若干ずれてしまうかもしれませんが、車の背の高さ自体も高くなっていて、立体駐車場も当然入りにくいですとか、中央区にとっては、ちょっと使い勝手が悪いなという車が、新型車では大半になってきているなというのはすごく実感として感じます。今、御説明がありましたように、様々な対応はしていただけるものと思いますけれども、駐車場などは、今回のこの事例もそうですし、線を引き直すだけで改善できるところもあるかもしれませんし、今、御指摘がありましたように安全面を私も非常に気にしておりまして、ぎりぎりであるがゆえに、車の事故もそうですし、当然、歩行者やその他との接触の可能性がある場所というのは、ところどころ私も見るところがありますので、それについては、また個別にも御相談させていただきたいと思いますが、いずれにしても、車の大型化ですとか、交通の動線の安全性を高めるといった取組には注意を払っていただきたいというふうに思います。

     終わります。

    ○小坂委員
     よろしくお願いします。

     まず、資料1、西銀座駐車場に関しまして、いつもなら16条をやると思うんですけれども、なぜ16条がないのかということや、また、銀座地区まちづくり協議会との協議の経過はどうなったのか教えてください。

     2つ目が、資料2に関しまして、中央区役所温室効果ガス排出抑制実行計画改定ということで、すごくタイミングよく重要な計画が改定されたと。ゼロカーボンシティ中央区宣言を3月30日にしたときに、この計画も改定されたということで、宣言とこの実行計画がマッチして、2050年のカーボンニュートラルを目指すということだと思うんですけれども、一方、この計画の目的を読んでみると、3月30日にせっかく宣言された内容が書かれていないんです。もちろん、添付文書として最後に載せていますけれども、これは文章の中に書くべきでしょう。ここは目的を書き直すことを求めます。いかがでしょうか。

     もう一つは、紙の使用量を削減するというところ、何回も何回も他の議員からも取り上げられているところでありますけれども、その方策として、会議等におけるペーパーレス化の推進というのが13ページに載っていますけれども、ノートパソコンやタブレット端末を活用し、印刷数量を減らすということは、コロナ禍に最もやるべきことだし、中央区情報化基本方針も策定されたわけですから、そこからすると、これは重点項目に入ってほしいと思って見てみたら、なっていないんです。これを重点項目にしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

    ○三留環境政策課長(参事)
     私からは、都市計画駐車場の16条に関する御質問にお答えいたします。

     16条の公告縦覧ということでございますけれども、これは原案に基づく公告縦覧ということでございますので、今回、こちらの案件には必要ないものであると認識してございます。

     私からは以上でございます。

    ○栗村地域整備課長
     こちらの案件につきまして、まちづくり協議会にかけるという予定はございません。

     以上です。

    ○武藤環境推進課長
     まず、目的の書き直しについてでございます。

     本計画につきましては、昨年度、2020年度に改定作業を進めてきたところでございます。そのため、その時点での国の動向ですとか、都の動向などを見ながら改定作業のほうはしているところでございます。その後にゼロカーボンシティ中央区宣言をしたという経緯もありますので、全庁的にこちらを周知するに当たって、宣言は一旦つけさせていただきましたけれども、中身については、まだ反映はされていないところでございます。5年おきに見直ししていくものでもありますので、その時期に合った目標、目的も含めて、今後対応していきたいというふうに考えておりますので、目的を書き直すということは現在考えていないところでございます。

     次に、紙の使用量削減、ペーパーレス化についてでございます。

     重点項目としてなぜ上げていないのかということですけれども、こちらの重点項目については、エコオフィス活動の推進ということで、施設を問わず、多くの職員が取り組むことが可能で、効果が期待できるものというところで上げさせていただいております。この中で、施設の状況に合わせて環境配慮活動プログラム、EMSの中で選択して取り組んでいくといったようなものになります。

     ペーパーレス化の導入については、今、総務部と企画部のほうで、業務改善を含めて、検討がなされていると思いますので、こちらとしても、そういったところに働きかけのほうはしていきたいというふうに考えております。

     以上です。

    ○小坂委員
     それぞれに重要なところでありますけれども、せっかく宣言したんだから、ちょっと書き換えてもいいのではないかなとは思いますので、もう一度考えていただければと思います。でも、これもつくってしまったものですが、厳しいですね。書き換えていただきたいです。

     ペーパーレスのほうは、総務部、企画部のほうに働きかけをお願いします。

     資料3に移っていきます。

     資料3のほうは中央区道路維持管理計画ということで、これで建物の更新の計画も出たし、橋の計画も出ている、道路も出て、そろったということで、まちづくりの長期的なビジョン、お金をどのように配分していくかという長期的なビジョンができ、大変よかったと思いますし、小さな修繕をしていくことで50年間で72億円を浮かすというふうな、すごく有意義な計画であると考えるところです。よろしくお願いします。

     ここに関しましては、これも多くの議員が言っているところでありますけれども、区民との協働をする場合に当たっては、どこで道路が壊れそうだというふうな話に関しまして、それをどのように報告するかというところで、その報告の仕方が、電話で報告するというふうになっているんですけれども、ICT化が進んできたわけでありますので、ICT技術を使いながら、写真とかも添付し、位置情報を入れ、すぐに報告できるわけですけれども、その辺りで区民との協働で道路の修理箇所の報告の在り方を変えていくというか、電話だけでなくて、ICTを積極的に活用するというふうな考え方も明文化してここに入れるべきだと思うんです。それが入っていないんですけれども、その辺りの考え方を教えてください。

     次に、これに関しましては、読んでみましたけれども、道路におけるバリアフリーはどうしていくかという観点が抜けているのではないかなと。例えば、点字ブロックがきちんと整備されているのかどうかとか、道路の傾斜は大丈夫なのかどうかとか、その辺りの視点も必要なのではないか。この部分が入っていないということに関してと、もう一つ、道路というのは、車だけではなくて、例えば遊び場となったり、また、コロナ禍において占有の緩和をしたりということで、これも区民との協働で道路の利用の仕方として、移動手段だけではなくて、遊び場なり、商工観光、そういう広場機能も生かすというふうな考え方もここには入っていないんです。この辺りを入れたらどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

    ○落合道路課長
     道路維持管理計画についてでございます。

     ICT化ということで、区民から申告等を受ける際にICT化を進めるべきではないかというお話でございますが、現在、区の中においては、電話で申告等を受けるというのが大部分を占めている状況でございます。一番考えられるのは、すぐに連絡がついて場所を確認できるといったところ、区民の方の手を煩わせずに、そのまま電話をかけて場所を言っていただければ、23区を見ても、本区はそれほど広いところでもございませんので、すぐ現場に駆けつけられるといった状況がございます。また、閉庁日等においても連絡体制は構築できているといったところがございますので、そういったところで、皆様に安心して連絡していただけるという環境ができているのではないかというふうに考えております。今後、アプリとかを導入しているところもございますので、そういった動向はしっかり注視しながら、最善の策を取っていきたいというふうに考えております。

     次に、バリアフリーへの取組ということですが、バリアフリーに関しましては、もう既に、点字ブロック、段差解消、平たん化を進めているところでございます。今回の計画においては、あくまでも道路を維持管理していくという視点で策定しております。そういった部分で、もちろん、そういったところもしっかり取り組んでいくんですが、この計画の中では、維持管理をどうしていくかという視点で書き込んでいるといった状況でございます。

     遊び場につきましては、まず、その道路をどういうふうに使っているか、交通管理者との協議をしっかりしていかなければいけませんので、全部を遊び場にしていくというわけにもいきません。そういったところの動向を注視して、地元とも調整し、また関係機関とも調整しながらやっていくべきであるというふうに考えております。現在、区内には20か所ぐらい、通行止めを行って遊び場として使われている状況もありますので、そういった動向も注視しながら、しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。

     以上でございます。

    ○小坂委員
     それぞれありがとうございます。

     ただ、道路の修理箇所の連絡において、口で言ってもなかなか難しいですから、電話という手段は使いやすいですけれども、写真を撮って送って、位置情報もつけたら一瞬で終わるし、話す必要もないしということなので、ぜひともこちらの利用の仕方のほうも広げていただければと思います。これだけでなくて、ここは災害のところの利用と絡めながら利用していただければ、さらに有効かつ迅速にできるかなと思いますので、御検討を引き続きお願いします。

     また、点字のところの話とかが出ましたけれども、点字1つ、バリアフリー1つ取っても、ここのバリアフリーは大丈夫か、すなわち点字ブロックがきちんと整備されているかというところは疑問なところもあるので、その辺りは、またお話しさせてください。

     遊び場に関して、複合的な考え方の下、道路使用するという観点も今後入れていただければと思います。

     次に、進みます。

     資料4と5を併せてというところでありますが、ちょうど中央区一般廃棄物処理基本計画が出たと。同時に、1年ごとの処理実施計画が出たということで、両方そろったわけですけれども、そこで、まず、これは前から言っているので、すみませんが、ごみ処理場というのは温室効果ガスを大変出す場所なので、温室効果ガスがどれだけ出ているかというのは、計画の中に入れていただきたいと思うんです。例えば、今、どれだけの量が中央清掃工場から出ているのか、出ている量などを教えていただければと思います。この計画を読んだけれども、読み取ることができなかったものなので、今、どれだけの規模であり、この計画がなされることで、どれだけ減るのかというふうな考え方があれば、教えていただければと思います。

     2つ目は、プラごみです。プラごみとしては、パブコメの意見にもありますけれども、プラスチック類をさらに6分類して、それを再利用していくというふうな手の込んだ有効活用というのがあり得るので、この辺りのプラごみの分別処理、再利用の考え方、さらに進めてもいいのではないかと。6つありますよね。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンの6つに分類したらいいじゃないですか。難しいですよ。難しいんですけれども、それをやって再利用していくということがすごく地球に優しいから、この辺りの考え方、進めていく考え方はあるかどうか教えてください。

     次ですけれども、先ほど言いましたように、基本計画が出て、実施計画が出たわけでありますが、この連関はどうなっているのか。すなわち、毎年この委員会では、処理実施計画は報告されているわけですが、この実施計画を読むことで、基本計画が進んでいるというふうなことが分かるようになればいいんですけれども、それぞれの指標の対応関係があるのかどうか。連関をきちんとさせて、資料4と資料5の両方が連関されているのかどうか、そのことを教えてください。

    ○吉田副区長
     この委員会で何度か、清掃事業のCO2について委員からお話がございますが、委員に申し上げますけれども、私どもの清掃工場については、正直申し上げて、平成7年から平成13年まで、地元の方々といろいろな格闘を繰り返しながら、論議を重ねながら、ようやく清掃工場を造ったものです。清掃工場の煙が気になっていらっしゃるようでございますが、大変申し訳ありませんが、あの清掃工場の煙というのは、ほぼ水蒸気でございます。今、清掃工場のCO2について委員の御質問がございますけれども、これは清掃事業全体のサイクルの中で、ごみの収集・運搬、それから焼却、廃棄という全体の流れの中で、今、最善の道の中で最もCO2の排出量が少ない形で埋めていると思います。現実に、今、世界中で問題になっている、例えば海洋の中の廃棄物などについても、不完全な埋立ての結果、海中にプラごみが相当紛れ込んでいるような状況もある中で、私ども区の、あるいは日本の清掃システムというのは相当優れたものだと思います。CO2が気になると言いますが、今の日本の清掃事業に代わる、CO2を減少させる方策が何かあるのであれば、質問として意味があると思います。そういうものについて具体的な御提案もないまま、清掃工場から煙が出ているというのをCO2とおっしゃるのは、大変問題だと思っております。勝どきの区民も、晴海の区民も、みんな知っております。あそこから出ている白い煙は、基本的には水蒸気です。清掃事業全体が、今、CO2をどういうふうに出しているのか。CO2については、一番出しているのは、きっとごみの清掃車が収集・運搬している過程だと思います。それに代わるごみ処理の方法を御存じですか。御提案がありますか。もし、そういうことについて具体的な御提案がないのであれば、区民に清掃事業についての誤解を与えますので、御発言はお控えいただきたいというふうに思っております。

    ○染谷中央清掃事務所長
     プラスチックの分別を細分化してリサイクルしたらどうかという御提案でございます。

     本区といたしましては、容器包装リサイクル法に基づくプラスチック製容器包装の分類収集、リサイクルを実施しているところでございます。容器包装リサイクル法で定める分類基準は、異物の混入率については定めていますが、現在のところ、素材別に分けることを求めていません、区としては、今後とも、法に基づくプラスチック類のリサイクルを進めていきたいと考えております。

     それから、基本計画と実施計画についての違いといいますか、指標の取り方でございます。基本計画につきましては、10年計画で5年に一度の見直しをしてございます。この見直しに当たりましては、前年度、今回の計画ですと、令和元年度にごみの排出実態調査を行ってございます。この排出実態調査の結果から、基本計画をつくっているところでございます。実施計画につきましては、前年度の実績、今回、令和3年度の実施計画でございますので、令和2年度の実績に基づいて、それから過去5年間の伸び率等を勘案してございまして、それぞれ考え方が違ってございますので、指標も違っているところでございます。

     以上でございます。

    ○小坂委員
     吉田副区長がおっしゃいましたが、あまり科学的でないなとは思います。ただ、これはここであまり議論したくないので。科学的に考えれば、どれだけCO2が出ている、これを減らしました、少ないですから安心してくださいというふうに、逆に、区民の皆様が安心できるデータとして使えます。データの用い方ですよ。だから、正々堂々と出していきましょうよというのが私の考え方です。科学的に出せるものは出していく。それで議論する。出していないから言っているだけですので、ここはまた、後ほど議論させていただければと思います。

     また、プラスチック、代替案はあるかと言われましたけれども、代替案があるからこそ、述べさせていただいたように、プラスチックを、法には定められていないかもしれませんけれども、6分類して再利用していけば、プラスチックの燃やすところから出るいろいろなものを減らすこともできるという案もあっての質問でしたが、ここまでにさせていただきます。

     資料8でありますけれども、これは大変すばらしいと思うんです。まちづくり協議会の前日に全議員に資料配付がなされた。なおかつ、その協議会が終わってから、議事の要旨が1週間で出て、それがまた全議員に配付されたというようなことで、すごく開かれたまちづくり協議会の形であったと思います。ぜひこれを続けていただきたいと思いますけれども、このような考え方で、今後、まちづくり協議会の報告の在り方を進めていただけるということでよろしいでしょうか。

    ○栗村地域整備課長
     まちづくり協議会の資料の事前送付についてでございます。

     こちらについては、作る資料によるかと思います。間に合えば、事前に議員の皆様にきちんとお送りするということはやっていきたいというふうに考えております。ただし、これを必ずやるというところまでは、なかなか約束できかねますので、御容赦いただきたいと思っております。

     それから、協議会の議事要旨につきましては、今回に限らず、昨年度から、議事要旨が完成し次第、議員の皆様にお送りするようにしております。こちらのほうについては、完成し次第、今後も議員送付を続けてまいりたいというふうに考えております。

     以上です。

    ○小坂委員
     開かれたまちづくり協議会の開催の仕方を今後ともよろしくお願いします。

     ここでは終わります。

    ○しらす委員
     よろしくお願いいたします。

     中央区一般廃棄物処理基本計画2021についてです。

     本区のごみの量は、区民、事業者の皆様により、過去10年間を見ても、人口増にかかわらず、ほぼ横ばいということで大変よかったと思うんですけれども、世界的には気候変動やプラスチックごみ問題などの地球規模の環境問題はますます深刻化しているということで、さらなる対策が必要と考えます。

     基本計画の46ページの食品製造・卸売・小売店、飲食店における食品ロスの削減の取組を見ますと、「特に何もしていない」というのが42.6%という実態調査の結果が出ておりまして、これはちょっと多くて問題ではないかと思ってしまったんですが、この結果をどう受け止めていらっしゃるか、お聞かせください。

     また、同じ46ページの下に、生ごみの削減【重点】とあります。生ごみは水分が多く含まれ、80%は水分で、水分を含む食品は運搬や焼却の際に二酸化炭素を排出するということで、食品廃棄物を処分する際に排出される温室効果ガスは年間36億トン、世界の温室効果ガス排出量の約8%を占めているそうです。生ごみの削減方法の情報発信をどのように行っていくか教えてください。

     この2点をお願いいたします。

    ○望月環境土木部長
     私のほうからは、食品の製造等で「特に何もしていない」という回答が多いといった御質問についてお答えをさせていただきます。

     こういった状況がございますが、食品ロスに関して言いますと、昨年から始めておりますが、フードドライブという形で、まず、食品を区のほうに預けていただいて、それを有効活用するところに送っているということで、食品ロスの削減のほうはそういった形で取り組んでおりますのと同時に、今年度から、これはまだ検討していく状況でございますけれども、例えば飲食店の中で食べ切りを推奨しているようなお店があれば、そういったお店を食べ切り推奨店というような形で認定していくようなことを中央区としてできないかというのを、今年度から検討を始めさせていただければというふうに考えています。これはまだ内部での検討でございますので、表に出るにはもう少し時間を要しますが、そういったことにも取り組みながら、こちらの部分の普及啓発みたいなところで、なるべく多くの方に食品ロス削減に取り組んでいただけるように、区としても実施してまいりたいというふうに考えてございます。

     私からは以上でございます。

    ○染谷中央清掃事務所長
     生ごみの削減についての情報発信といいますか、周知の問題でございます。

     清掃事務所だけではないですが、様々なイベントを通じて、各家庭、個人、事業所に対して生ごみの削減をお願いしているところでございます。今年度からフードドライブの事業を実施しまして、昨年8月から中央清掃事務所に窓口を設けまして、今年から本庁舎、それから両出張所でも窓口を設け、取り組んでいるところでございます。これは、家庭で余っている食品を持ち寄っていただきまして、フードバンクに寄贈しまして、そこから福祉団体等に届くものでございます。ホームページや区のほうも含めて取組を紹介しながら、削減に努めていきたいと思っています。

     以上でございます。

    ○しらす委員
     御答弁ありがとうございました。

     食べ切り推奨店の認定を検討中ということで、大変興味深い取組になると思いますので、ぜひ早急な対策をよろしくお願いいたします。

     フードドライブの取組を始めているということですが、生ごみの削減の重点ということで、生ごみの削減方法というのは、いろいろ調べてやっていますけれども、なかなか分からなくて難しいので、生ごみの削減方法の情報発信とかやり方を教えてくださいという質問であったんですけれども、ありましたら、その情報発信をぜひお願いしたいと思います。

     食品ロス削減は、首をかしげたくなるレジ袋や使い捨てスプーンの有料化よりも地球温暖化防止に効果的であると考えております。それから、先ほど出ましたフードドライブの認知度は、現在のところ37.1%ですが、食べ物を捨てることに対して、もったいないという気持ちは、日本人でしたら、皆さんが持っていらっしゃると思います。37%以上に認知されますように、さらなる周知の取組をよろしくお願いいたします。

     また、区民、国民が食べ物への感謝の気持ちを持ち、もったいないという精神を取り戻して、一人一人が無駄をなくす努力が必要だと思いますので、そのような意識改革をもたらすような国民感情の啓発に力を合わせて取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

     生ごみの削減方法の情報発信を、ぜひまたよろしくお願いいたします。

     以上です。

    ○塚田委員長
     続きまして、議題、環境保全及び建設行政の調査についての質疑に移ります。

     質問はございますでしょうか。

    ○小坂委員
     では、よろしくお願い申し上げます。

     まず、1点目が、五輪の開催に伴い、都バスが晴海地域、ほっとプラザはるみまで行かなくなって、ホテルマリナーズコート東京までで終わってしまうというふうになって、晴海五丁目のところは、バスに関して交通大幅不便地域になってしまうんですけれども、これについての区としての対策は何かあるでしょうかというところ。遠いですよね、晴海五丁目とホテルのところと。晴海三丁目までじゃないですか。晴海五丁目にお住まいのバスに乗る方々の不便をいかに解消するかというところへの考え方が何かあれば、教えていただければと思います。これが1点目です。

     2点目は、まちづくりについて、都市計画手続を進めるという文言が資料1でも資料7でも出てきているわけですけれども、区が都市計画手続を進めるに当たっての要件です。第一種市街地再開発事業を進めるというふうになった場合に、都市計画手続を進める、おおむね整った段階で進めると。おおむね整った段階で進めるというのは、どのような事象が起こって都市計画手続を進めることに至っているのか、その考え方を教えてください。

    ○三留環境政策課長(参事)
     私からは、大会期間中の都バスの運行に関してでございます。

     大会期間中、段階的ではございますが、晴海五丁目に関しましては、交通の入場もしくはその地域に立ち入ることの制限がされます。そうしますと、一般の方は晴海五丁目には進入ができない。一部の方を除いてはできないということで、都バスが入っていく必要性が薄れるということで、その手前で折り返すというふうに認識してございますので、大会期間中に関して、都バスの必要性については、現状、さほど大きな問題ではないのかなと認識しているところでございます。

     以上でございます。

    ○川島都市計画課長
     都市計画の手続を進めるに当たってという部分についてお答えします。

     都市計画も、本日の案件一つ取っても、都市計画駐車場から地域冷暖房施設、地区計画と、様々な都市計画の種類がございます。定める中身によって、要件というのはそれぞれ異なってまいるわけですけれども、基本的には、上位計画との整合性が問題ない、あるいは地域の、大きな意味での理解が得られている、また、その他の関係法令に抵触しない、そういったところは最低限整っている必要があるかと思います。その上で、都市計画の案の内容について広く意見を求めていくということで、都市計画法の中で定められている公告ですとか、縦覧ですとか、都市計画審議会での審議、そういったところを進めていくこととなるかと思います。

     以上です。

    ○小坂委員
     最初の部分ですけれども、晴海五丁目の、例えば晴海テラスとか、その辺りに住民がおられて、その方々はやはりほっとプラザはるみの停留所が必要なんですよ。それがなくなってしまうので、だったら、ほっとプラザはるみの停留所がなくなったら、ホテルマリナーズコート東京まで歩けというふうな話になってしまうので、それはすごく酷なんです。そうなった場合、方策ということでお聞きしたんです。オリンピック・パラリンピック期間中、6月1日から9月30日までそのような変更があるわけですけれども、例えば江戸バスは小まめに回れますから、その間だけ江戸バスを、晴海通りから海岸通りをずっと下りていって、晴海五丁目のほっとプラザはるみ辺り、交通結節点と言われるところをぐるっと回って戻っていくというふうに、江戸バスを機動的に使って交通不便地域を解消するという手があるのではないかなと思います。御高齢の方々がバス停で困っておられますので、この辺りを御検討いただければということで、要望にとどめさせていただきます。

     次の、まちづくりにおける都市計画手続が進められるというところの一番最初の部分がどのようになっているのかというところは、今までのまちづくりを見てきて、若干疑問を抱くところです。第一種市街地再開発事業をする場合において、本当に区のほうが都市計画手続を進めてよいというふうな理解をどのように得ているのか。第一種市街地再開発事業の場合には、どのように理解を得て都市計画手続に入っていっているのか、何を要件として、おおむね地域の理解を得たと言えるのか、その辺りに関して、現場の方、お願いします。

    ○栗村地域整備課長
     市街地再開発事業における都市計画手続に入るタイミングということでございますが、こちらは、まず、市街地再開発事業につきましては、区域の地権者の皆さんで協議を重ねて、研究を重ねて、再開発事業の案について様々議論をしてきております。その案が固まってきたというところで、区のほうに御提案をいただいているところでございます。

     それと並行しまして、区のほうの関係部署はもちろんのこと、関係する交通管理者ですとか、東京都の様々な再開発のセクション等で、事前の、法令にのっとってきちんと行ってきているのかという話であったり、あるいは市街地再開事業の中で行う公共的な整備は再開発事業に足るものができているのかといったあたりを行政のほうできちんと見た上で、その再開発事業の計画がきちんとかなっているというところを判断した上で、都市計画の手続に入るといったところを常日頃やっているということでございます。

     以上です。

    ○小坂委員
     都市計画決定の手続に入る手前で、区がどうしていくかというところの判断はすごく重要なわけでありますけれども、例えば区は、準備組合の方々や、そういう再開発を進めたい方々の意見は聞くが、それ以外の、その施行区域内に入っている全ての方々がその案を一緒に考えたりということができているのかどうかとなると、大変疑問に思うところがあるわけです。その案が地域で進んでいるということを聞いていない区民、地権者の方がおられて、実際に私も相談を受けているわけです。今になって、事業計画の施行区域から外れたいというふうなことを、今、御相談を何件も私は受けているわけであります。もっと早いうちから、施行区域内に入る方々に、もしこの計画が進んだら一緒に進めなくてはならないかということなどを伝えて、一緒に考えていくというふうな姿勢が大事かと思いますけれども、区は準備組合のみにしか話を通していないのではないか、まちづくりに対して推進する方々だけで話を進めているのではないかというふうに思わざるを得ない状況を、私は月島で、また、それだけでなくて、湊や勝どきでも見てきたわけです。都市計画の手続を進めるに当たって、全ての住民の皆様、地権者の皆様が一生懸命考えて一つの案がまとまっているのかどうか、その辺りは判断の指標になっているんでしょうか。

    ○栗村地域整備課長
     市街地再開発事業の検討を進めるに当たりましては、その区域の中の地権者のおおむねの、提案するに当たっての都市計画案についての合意というところを求めているものでございます。全ての地権者が聞いている、聞いていないという話ではなくて、エリアの区域の地権者の中で議論を重ねてきている。そういった中で、それぞれの、反対は反対の中でも、今、どのような意見で同意できないのかというところも含めて、区のほうは地権者の方の御意見を踏まえた上で、審議会にかける、かけないという判断をしているところでございます。

     以上です。

    ○小坂委員
     今、おっしゃいましたが、区は、そうしたら、賛成側ではなくて推進したくないという方々の意見も丁寧に聞いていると考えていいんですか。

    ○栗村地域整備課長
     全ての地権者がどういった意見をお持ちなのかというところを踏まえながら検討をしております。

     以上です。

    ○小坂委員
     全てというところは、何割ぐらいを全てとおっしゃっていますか。すなわち、残されている、意見を聞かれていない、区から丁寧な説明を受けていないという方がおられた場合、そういう方が出てもいいという姿勢なのかどうか。

    ○栗村地域整備課長
     全ての方の意見を、準備組合を通してきちんと把握しているところでございます。

     以上です。

    ○小坂委員
     全てというところに関して、その姿勢は大変ありがたいと思います。その一方で、任意の準備組合団体、民間の一任意団体の言を信じていいのかどうかというところもありますし、区のほうからダイレクトに全ての方の意見を聞くという姿勢も、今後、持っていただきたいと考えます。まちづくりは丁寧にお願いします。

     以上で終わります。ありがとうございました。

    ○中島委員
     選手村の中の樹木の件ですが、あの中を通ると、昔のイメージ図ですと、山桜がずっと植えてある図面を思い出してしまうんですけれども、たしか山桜でしたよね。ただ、今行くと樹木はほとんどない。あれは、オリンピックが終わってから植樹する予定なんですか。それとも、イメージ図はイメージで、実際は違うということでしょうか。それをお聞きしたいんですけれども。

    ○池田水とみどりの課長
     選手村周辺の道路整備に伴う植樹関係についてですけれども、現在のところ、樹種の変更等については伺っておりません。大会後に、整備のほうは順次進められていく予定ですので、今、委員からお話のあったとおり、今後建てられる学校周辺等については、桜の木が入っていくような予定でございます。

     以上でございます。

    ○中島委員
     どうもありがとうございます。

     1つ気になるのは、トウキョウ・タワーズなんかは、できてから風がすごく強くなって、樹木の大きいものを植えて風を遮ったというような形になっているんです。今、現状はまだ高層住宅が2本できていないので、さほど風は強くはないんですが、ただ、晴海地区というのは、もともと夏場は南風がすごく強いんです。それを考えたときに、本当に山桜みたいなものでいいのかと。後から切り倒して、また植え替えることにならないかなというふうに思っているんです。その辺の懸念があるんですが、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。

    ○池田水とみどりの課長
     風対策等についてですけれども、今回は、整備の中で、歩道側と敷地との境界の間と二重に植栽を行っていくということで、そういった取組によって、風対策に寄与していくというふうに伺っているところでございます。

     以上でございます。

    ○中島委員
     よろしくお願いします。

     あそこは本当に風が強いんです。昔、若いときには中央清掃工場の上に行って自分で測ったりとか、データをもらって平均速度を見たりとかしておりましたが、やはり一般のところよりも常時5メーターぐらいの風がずっと吹き続けている。晴海なんかは、私の近所で測ると、台風でもないのに、ちょっと低気圧が来ると、すぐ10メーター以上の風が吹くんです。夏場なんかは、玄関の扉が、鉄の扉なのに開いてしまうぐらいです。海に近いということで、温度差で風が来るのは当然なんですが、後から改善するのではなくて、しっかりその辺を加味した上で樹木も植えていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

     それと、以前、陸橋の両側にウバメガシが生えていたという話をさせていただいたんですが、秋になると大きなドングリが取れて、私は大変いい場所だなと思っていたんですが、陸橋を取るのと同時にウバメガシを移植したという話なんですけれども、晴海の中をぐるぐる探しても見当たらないんです。その辺は本当に移植されているのかどうか。これは都市整備部の所管ですかね。水とみどりの課のほうですかね。その辺の状況を、もし分かれば教えていただきたいと思います。

    ○池田水とみどりの課長
     今、委員の御指摘がありましたカシの木について、現状のところ把握できていないので、今後、調べた上で御報告させていただければと思います。

     以上でございます。

    ○中島委員
     どうもありがとうございます。数少ない緑ですし、歴史のあるウバメガシなので、ぜひ大切にしていただきたいと思います。

     以上です。

    ○しらす委員
     よろしくお願いします。

     5月分から再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げで、電気料金が上がります。本区において、再生可能エネルギーの活用状況が、太陽光発電、風力発電、ともに公開されておりますが、今後さらに増やしていく可能性はあるのでしょうか。その点について教えてください。

     また、世界の潮流に乗って、我が国も温暖化防止のために脱炭素社会を目指して、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及が進んで、脱炭素化を優先して経済性を軽視しては、区民、国民生活が窮乏化する可能性もあります。電気料金は、皆さん、安いほうがいいと思います。

     そこで、多くの企業がある中央区ですけれども、区民も電気料金が上がるのは困ると思うんですが、企業の負担の増は大変大きなものになってくると思います。その点で、中央区において、電気料金の増加分の負担軽減のために、中央区独自の負担軽減の施策を考えたらいかがでしょうか。再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げで上がった分を区独自でお助けする施策があったらいいと思うんですが、いかがでしょうか。

     その2点をお願いいたします。

    ○武藤環境推進課長
     まず、太陽光発電の導入についてでございます。

     今後の予定としては、晴海西小・中学校に導入を予定しております。ただ、やはり設置する場所が限られておりますので、なかなか適地を探すのが難しい状況でありますので、今、予定されているのはそこだけというふうなところでございます。

     あと、今後、電気代が上がることに対して区民への負担軽減ということで何かないかというお話ですけれども、脱炭素に向けて電気代が上がるというのは、今後、電気使用量自体が増えていくという中で、電気料金も再エネの関係でも上がっていくというのは国のほうでも言っているところでございます。普及が進んでいくに従って、ある程度下がる部分もあるかと思うんですけれども、それを区のほうで負担するというのは、制度的にはなかなか難しいのではないかというところでございますけれども、違う面で区民の支援ができるものが何かないかというのは、今後考えていきたいというふうに思います。

     以上です。

    ○しらす委員
     御答弁ありがとうございました。

     脱炭素施策が国民負担の増加をもたらすことも考えながら、バランスの取れた国民生活の向上を考えたエネルギー施策の模索をお願いして、おしまいといたします。ありがとうございました。

    ○塚田委員長
     議題、環境保全及び建設行政の調査についてにつきまして、継続審査ということでよろしいでしょうか。

         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

    ○塚田委員長
     これにて環境建設委員会を終了いたします。

     ありがとうございました。

    (午後2時52分 閉会)

    お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
    電話:03-3546-5559

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