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令和3年 東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会(9月17日)

1.開会日時

令和3年9月17日(金)

午後1時30分 開会

午後2時18分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 田中 広一

副委員長 竹内 幸美

委員 押田 まり子

委員 礒野 忠

委員 高橋 元気

委員 しらす 夏

委員 二瓶 文徳

副議長 中島 賢治

4.欠席者

(1人)

議長 木村 克一

5.出席者

(20人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

溝口政策企画課長(参事)

糟谷副参事(計画・特命担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)

濱田区民部長

清水区民生活課長

鷲頭地域振興課長

田中福祉保健部長

渡瀬保健所長

吉川健康推進課長

望月環境土木部長

三留環境政策課長(参事)

松岡都市整備部長

栗村地域整備課長

生島教育委員会事務局次長

植木学務課長

岡地学校施設課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

黒須書記

7.議題

  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること
  • 晴海地区の公共施設整備に関すること

(午後1時30分 開会)

○田中(広)委員長
 ただいまより東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日、議長は欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で福祉保健部長及び健康推進課長が出席いたしますので、併せて御了承願います。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、初めに、理事者報告を願います。

○浅沼企画部長

 1 東京2020大会における本区の主な取組等について(資料1)

 2 浜町公園バスケットコートのデザイン塗装について(資料2)

○渡瀬保健所長

 3 東京2020大会における保健衛生支援東京拠点の業務報告について(資料3)

以上3件報告

○田中(広)委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時41分です。自由民主党さん83分、かがやき中央さん41分、公明党41分、維新の会さん10分、未来会議さん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○高橋(元)委員
 何点か質問をさせていただきます。

 まずは、東京2020大会、オリンピック・パラリンピックが無事に開催されて、私個人としては本当にすばらしい大会で、区としてもすばらしい取組をされたと思っています。まず、一言感謝を申し上げさせていただければと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

 様々な取組がなされたと思いますし、今回頂いた資料でも、その総括がなされているかと思います。まずは、東京2020大会、原則無観客ということで、大変残念でありましたけれども、区としては、その点で助かった部分もあれば、逆に困った部分もあるかと思います。その点で、大会の総括と苦労した点をお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) 大会、オリンピック・パラリンピック全体を終えての感想というか、総括というところかと思いますけれども、9月8日に選手村が閉村になりまして、それをもって選手村の部分も完全に終わった形になってございます。ただ、まだ一部交通規制等の影響があること、それから都バスのバスルートについては、今月いっぱい臨時の形になっているということで、完全に終わった状況ではないというような段階かと思ってございます。そうした中ではございますけれども、大会自体につきましては大きな影響もなく、そういう意味では、安全に大会が終了した、無事に終わったというふうな認識を持っているところでございます。

 このような形の緊急事態宣言下での大会開催は、我々も正直想像していなかったところでございまして、そういう意味では、いろいろな形で予定していたおもてなしのイベント等々についても中止せざるを得ないというところについては、やっている我々当事者としても非常に残念な結果になってしまったと思っているところでございます。

 また、一方で、そういう意味では、無観客ということから、東京駅周辺の混雑であったり、あるいは選手村周辺であったり、勝どき駅であったり、そういった混雑の懸念というものが開催する当初はございましたけれども、そういう意味では、そういったことが全く起きなかった。また、聖火リレーであったり、あるいは最後の日にパラリンピックのマラソンがございましたけれども、こういったものも、基本的には沿道での観戦はお控えいただきたいというようなアナウンスをさせていただいたところでございまして、本区の部分につきましては混雑もなく、ある意味、順調にそのものが終了されたものというふうに思ってございます。

 どちらかといえば、やはり残念な結果であろうというふうに思ってございます。これは、子供たちの学校観戦というものも、結局、できなくなってしまったことも含めまして、これまでいろいろ取り組んできたこと、区民の皆様が直接参加いただく機会が、ある意味、奪われてしまった。そういったことについては、非常に残念に思ってございます。

 ただ、大会自体は、そういった形で幕を閉じましたけれども、これまで一緒に取り組んできた、例えば折り鶴ウェーブについても、キックオフイベントの頃から折り鶴を折ったり、あるいは袋詰めをしたり、こういったことを皆さん方とずっとやってきたところでございます。また、おもてなし清掃についても、大会期間中は中止せざるを得ませんでしたけれども、それまでの間、ずっと地元の方々とやってきた事実は成果としてもあろうかと思ってございます。ですので、残念な中でも、そういったできた部分については、引き続き今後の区のいろいろな事業、イベントの中で生かしていくことができるのではないかというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 本当にありがとうございました。様々な御苦労をされたと思います。

 その中で、やはりたくさんの御意見が区民の方から恐らくあったと思います。もうオリンピックを中止してくれという意見から、逆に、無観客をやめて子供たちに観戦をさせてくれといったような両極端の意見があったかと思います。

 大会開催に係る区民の意見が資料1の11ページ以降に記載されておりますが、今回、ただ一つ言うとすれば、今回の開催形式において、バブル方式という形を組織委員会は掲げておりましたが、これは完全に崩壊してしまっていたと私も思います。例えば、私のマンションのすぐ目の前の道路で、金メダルを取ったオリンピックの選手の方が近くのマルエツでお酒を買って、ビールを飲みながら歩いているといったような風景も完全に見えました。非常に残念ではあったんですけれども、これは組織委員会の責任であって、そもそも大会関係者全ての方をコントロールするのは難しいと私も思っております。

 ただ、その中でも、中央区としては、バブル方式も含めて、区民の安全や安心を守るために活動、そして対応をされていたと思います。そのような区民の方からの御意見を受け止めて対応されていたと思いますが、中央区としては、どのような努力というか、対応をされていたのかという点を1つ教えてください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) そういった部分での、いわゆるプレイブックに準じていないのではないかというような御意見等々を、お電話あるいはメール等で多々いただいたところでございます。ただ、このプレイブックにつきましては、選手であったり、大会関係者であったり、メディア関係者であったり、様々なカテゴリーごとに、それぞれプレイブックの内容が違ってございます。ですので、全ての方が違反しているのかというと、必ずしもそうではないだろうと。個々人を特定しての違反の是非を把握するというのはなかなか難しいという中での大会開催であったと思ってございます。

 当時は、マスコミ、メディアのほうも連日そういった報道をされておりました。したがいまして、区民の方も、外国の方を見かけると、すぐそういった連絡をいただいたというようなこともあろうかと思ってございます。我々も、区としてプレイブックの中身を正確に把握した上で、そういった方々にお伝えすること、また一方では、組織委員会のほうにそういった事案があるというようなものを伝えて、直接組織委員会のほうに対応してもらうというような形での中間連携的な立ち位置で、この間、対応させていただいたところでございます。

 そういう意味では、選手村自体は24時間運営をされていたわけでございまして、本区としましても、オリンピック期間につきましては、夜間も必ず連絡が取れるような体制を区役所のほうで置きまして、そういった苦情等々について丁寧に対応してきたところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 やはり様々な御意見、そして苦情は寄せられたと私も思います。その中で、結果的に、例えば感染拡大も起きていない、結果的に何か事件も起きていないということで、それもひとえに本区のお取組や苦情対応をしっかりとしていただいたことも非常に寄与していると思います。その点につきましても、改めて感謝を申し上げます。

 反省するべきところもあったとは思いますが、やはりこれからのレガシーという部分が一番大切であると思います。頂いた資料の中にも、様々なレガシーを残していくとございます。折り鶴ウェーブのほっとプラザはるみへの展示とか、メッセージサインの展示など、非常によい試みだと思います。ただ、もっともっとできないかなというような感想もございます。

 例えば、これは難しいのかもしれませんが、オリンピックやパラリンピックのモニュメントを晴海ふ頭公園に飾らせてもらえないかとか、オリンピックをもっと思い出せるような、まずは形に残るようなレガシーというもので、これ以上のもので何か考えている、もしくは検討されていることがあるのかという点についてお伺いをさせてください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) 選手村でのレガシーというところでございますけれども、こちらにつきましては、本区でも、この後、小・中学校の建設あるいは特別出張所の建設といった中で、大会時のビレッジプラザの木材を活用して新たにそういった整備をするというようなことなど、本区においても様々な選手村のレガシーとした取組というものを予定しているところでございます。

 区の施設では、そういった取組を区としてやるわけでございますけれども、実際、あのエリアについては、特定建築者である事業者のほうが、これからHARUMI FLAGの建設をされていく。そういった敷地の中で、事業者なりのレガシーというものを用意されていくように聞いているところでございます。また、東京都においても、港湾局が整備しております晴海ふ頭公園あるいは緑道公園も、この後、リニューアルされて一般開放される。そうした中で、今、委員がおっしゃったような公園の中でのモニュメントも予定されているように聞いているところでございます。

 したがいまして、こういったものについては、本区だけではなくて、東京都であったり、あるいは特定建築者であったり、そういったところと連携をしながら、エリア全体でレガシーというものを残してまいりたいというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。事業者や東京都と連携して、様々なレガシーを目に見えるような形で残していただけると、やはり晴海、そして中央区全体としても非常にうれしいですし、やったことが終生記憶に残るようなまちづくりにもなると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 一方で、形に残らない、形ではないレガシーというものも存在すると思います。例えば、交流という部分です。一校一国運動、もちろん、オンラインでしたり、直接の触れ合いがない中で、非常に考えながら、そういった交流を続けていただいたとは思いますが、オリンピック・パラリンピックが終わったら一気に途絶えてしまうというのは、ある意味、これはレガシーではないと思っています。

 今はオンラインでつなげることも可能ですので、例えば、帰国後の選手たちや協会関係者の方と何かつながれる機会とか、これは学校もそうですし、学校の生徒もそうですし、一般の区民の方が何か触れ合える機会もあればいいなと思っています。そのような意味で、学校という意味での今後の交流、そして区民の方が一般参加できるという意味での今後の交流という部分で、何か予定をしているものがあれば教えてください。

○植木学務課長
 教育関係のレガシーについてでございます。

 今まで、オリンピック・パラリンピック教育というところで、4つの教育活動を行ってきたところでございます。オリンピック・パラリンピック学習、先ほど話が出ました中央区版一校一国運動を通した学習、あとハートフルスポーツ、体力向上の4つでございます。そちらにつきまして、各学校・幼稚園で、今後、そのうちの1つを選びまして、特色ある活動ということで、学校・幼稚園2020レガシーとして継承していく、そして共生社会の実現に向けて資質・能力を育成していくというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○生島教育委員会事務局次長
 今申し上げた中で、今回の開催において、なかなか思うようにいかない部分は学校側のほうでもたくさんあったかと考えております。そんな中でも、子供たち、家庭であったり、あるいは学校・幼稚園のほうで競技を見る中でいろいろ感じたことがあるというふうなことを、学校を訪問した指導主事たちなどからも話を聞いているところでして、こういった中で行われたものについて、今後、いろいろ総括しながら、どういう形で残していったらいいかということを、先ほどの学務課長の答弁にあるようなことを主軸としながら、また工夫をしながら残していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) さらに、区民に関します今後の参加というところでございます。

 今、教育委員会側のほうからも話がありましたとおり、今後続けていくというところ、とりわけ今回のブラジルあるいはオーストラリアの選手、彼らについても、もちろん直接のやり取りというのはできなかったわけでございますが、こちらからメッセージを書いて学校側でお迎えをした。そのメッセージに対して返信のメッセージを書いていただいた。あるいは、まだちょっと編集が途中で区のほうには届いていないわけでございますけれども、オーストラリアのほうはメッセージを動画で撮っていただいて、この後、学校側に送ってくれるなど、彼らとしても、とても交流をしていきたかった、そういったような取組があったところと思ってございます。これらは、子供だけではなくて、地域の方々であったり、PTAの方々にもこういったものに御参加いただいたところでございます。

 したがいまして、そういう意味では、今回、ある意味、残念な形での交流になってしまいましたけれども、ぜひともその分、今後つなげていけるような取組ができればというふうに思ってございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 学校につきましては、今後のオリパラ教育については、オリパラ学習やハートフルスポーツなど、積極的に学校側で選択して取り入れていただくということで理解をさせていただきました。

 また、オーストラリアの選手団の方ですかね、ビデオ動画を用意していただけるとのことなので、オリンピック・パラリンピックが終わってからも、全く交流が途絶えるのではなくて、定期的に何かそういったビデオメッセージのやり取りができるようなレガシーも残していただければと思っております。ぜひ御検討いただければ幸いです。

 オリパラ教育につきましては、単純に国を調べるというだけでなく、今後学校側が選択をしていくとのことですけれども、例えば、相手側の学校の子供たちとの交流や、パラリンピックも本当に想定以上に盛り上がりましたので、車椅子バスケやボッチャ等、ぜひ体験としてやっていただきたいと思いますし、そのようなレガシーを続けていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、資料2の部分についても1点だけお伺いさせてください。

 資料を見て思ったんですけれども、こちらは一般社団法人go parkeyからの寄附行為として受領するとございます。こちらにつきましては、どういった経緯でこうなったのか。要は、中央区からこういうバスケットコートのデザインをお願いしますと頼んだのか、それとも先方からやりたいというふうにお声がけがあったのか、経緯だけ教えてください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) 資料2、バスケットコートの整備に至った経緯でございます。

 こちらにつきましては、概要で書いてございますとおり、公式練習会場ということで浜町のスポーツセンター、浜町公園を組織委員会のほうに提供したわけでございます。結果としていうと、非常に使い勝手もよくて、施設もすばらしいということで、利用された組織委員会側のほうとしても大変ありがたいという言葉をいただいたところでございます。実は、ここでも児童、お子様方の見学の機会を設ける予定でございまして、既に募集もして、割り振りも終わって、あとは見るだけというようなところまで準備をしてきたところでございますが、結果、それができなくなってしまったというようなことで、これは組織委員会であったり、バスケットボール協会側のほうとしても非常に残念な思いがあったところでございます。

 しかしながら、先ほど言ったとおり、とてもいい場所で、ぜひともここに2020年大会のときにバスケットボールの公式練習会場としてやったというところを残していきたいというような思いが、彼ら側としてあったというところがございます。ここに記載のあります一般社団法人go parkeyは、3x3の普及啓発を図る社団法人でございまして、実は、この社団法人からも組織委員会のほうに職員が行くなど、非常に連携をされている団体でございまして、今回、こういった形で浜町公園を利用したことについて、ぜひともこの後もここの場所で3x3が普及してほしいというような彼らの思いもあったこと、また、本区としましても、現状の写真にありますとおり、既に設置しているところがございますので、こういった場所を提供することによって、そういった思いが実現できればということで、双方の総意が調った段階で、今回、こういった形でのレガシーとして残していくといった話として整理させていただいたところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 御丁寧にありがとうございます。本当にすばらしいお話でありますし、そういった経緯、社団法人や民間企業との連携が生まれたという意味でも、やはりオリンピック・パラリンピックを運営した、バックグラウンドの運営に携わったというところは、中央区としても非常に大きな遺産になるのではないかと思いますので、こういった機会をぜひ生かしていただければと思います。ありがとうございます。よろしくお願いをいたします。

 続きまして、おもてなしTシャツについてお伺いをさせていただければと思います。

 おもてなしTシャツは大変評判がよくて、デザインも本当によくて、私も欲しいんだけれどもと言われることがよくあります。そのときは、区としては、基本的には区のおもてなしイベントに参加していただいた方に配付をしているというふうに説明をしておりましたが、改めて、おもてなしTシャツをどういった方々にお渡ししてきたのか、その点について、もう一度お伺いさせてください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) おもてなしTシャツについてでございますけれども、こちらについては、今大会を迎えるに当たって、選手村のある中央区が一体となって選手、関係者をお迎えするということで、これは本区の区民協議会等々の意見もいただきながら作成をしたものでございます。

 したがいまして、本区で実施される予定であった様々なイベント、それこそ聖火リレーの沿道でのボランティア警備、これは町会・自治会の方々に御協力をいただくということで、何百名という方の賛同、御協力をいただく予定であったところでございます。そういった機会であったり、また、おもてなしセンターでの取組も予定をしていたところでありますが、これも泣く泣く中止せざるを得なくなってしまいましたけれども、こういった取組、また、先ほども言いました豊海小学校でのブラジルの歓迎、また晴海中学校でのオーストラリアの歓迎、それから広くは7月、8月、9月、地域の方々のおもてなし清掃を実施していただくに当たっても、おもてなしTシャツをお配りさせていただいて、それぞれこのTシャツを着て活動していただきたいといったこと、また、最後になりますけれども、小・中学生たちは学校観戦を予定しておりましたので、ぜひともこのTシャツを着て、区一体となって応援をしてきていただきたいといった趣旨の下、同じデザインのTシャツを作らせていただいて、配付をさせていただいたところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 おもてなしTシャツ、本当に私はすばらしいと思います。これを着て清掃しているときも、それで声がけをいただくこともありましたし、ある意味、区民の方が共通で着られるTシャツは、すばらしいレガシーだとも思うんです。そういった中で、もしこのTシャツが余っているのであれば、ぜひ公式での販売をしていただきたいなとも思っていますし、今、このTシャツを欲しいんだけれどもというような方がたくさんいます。実際に、今、1,000円とか1,500円でメルカリに出回っていたりします。無料配付されたものを販売しているということで、区に知的財産権があるのであれば、ぜひ対応していただきたいと思っております。

 今後、配布もしくは販売する機会について、あと、今、違法に出回っているようなTシャツへの対応について、この2点についてお伺いさせてください。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) おもてなしTシャツにつきましては、さっきも申しましたとおり、現在、速報値での集計をしている段階、整理をしている段階でございまして、全てが全て配付を終えているわけでもなく、また一方で、余っているというような状況でもない状況でございまして、これらについても、中止となってしまったイベントについても、御参加の意思を御登録いただいた方々には、期日を限った中で取りに来ていただくというような対応もさせていただいているところでございます。そうした中で、今後販売をしていくというようなことは、現在、考えてございません。

 それから、一方で、今、御指摘がありましたようなメルカリで売られているというようなことについて、区として、これをやめていただくということもなかなか難しい現状がございます。また、そういった取組については、区のホームページ等で働きかけるような、広く区民の方々にお伝えするような情報ではないというようなことから、そういった対応は特段考えてございません。先ほど言いました形でのおもてなしTシャツを作った経緯、また、やりたくてもできない形でお配りをさせていただいたTシャツが、こういった形で販売されるというのは非常に残念な気持ちがあるところでございます。

 残りのTシャツ等々についても、まだ取りに行きたいというような声もいただいてございますので、そういったものについては1つずつ丁寧に対応してまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 分かりました。

 区として対応が難しいというのであれば、根本的な原因としては、欲しいというニーズがあるということであると思います。それだけ区の施策として求められるということも私は記憶にあまりないので、例えば、こういうおもてなしTシャツだったりとか、中央区が公式に発行する。これを一緒に着ることによって、本当に一体感が生まれました。私が所属している自治会でも、やはり一体感も生まれますし、自治会同士でも、このTシャツはいいよねとか、僕は青にしたんだとかいうような、すごく交流にもつながっておりましたので、ぜひ追加で作ってほしいですし、形の残るレガシーの一つとして、中央区がワンチームで動いた証として、大会後なくなってしまうのではなくて、ぜひこれは続けてほしいと思っていますので、要望として、今後も続ける、もしくは作っていただけるように要望させていただきます。

 それでは、続いて、資料3、保健衛生支援東京拠点について1点だけお伺いさせていただければと思います。

 大会前は、選手村内での感染等の対応については東京拠点のほうでやる、要は中央区の保健所は手を出さない、報告を受けるだけという形で説明をいただいたと認識しております。結果的に、つまりは区の保健所はこれまでどおり、選手村内を除いた区内の対応に注力できたのか。8月は感染拡大が進みました。その一方で、例えば東京拠点の業務が逼迫して、中央区の保健所が手伝わざるを得ないといった状況にならなかったかという点だけ教えてください。

○吉川健康推進課長
 保健衛生支援東京拠点ですけれども、委員御指摘のとおり、選手村開村前は、選手村内のことは全部保健衛生拠点で解決する、区に関しましては選手村外の部分を担うということで話をしまして、実際、選手村開村後、都内の医療状況は、皆さん御存じのとおり、かなり逼迫したんですけれども、その約束はきっちりと守っていただきました。保健衛生拠点に関しましては、組織委員会の感染症対策センターと保健衛生拠点で全て対応いたしまして、疫学調査ですとか、あるいは患者の濃厚接触者の検査ですとか、あるいは患者の隔離先、濃厚接触者の追跡について、全て保健衛生拠点が対応し、我々はその報告を受けるだけという体制で推移いたしまして、我々としては特段大きな負担はなく終了しております。

 以上になります。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。安心しました。やはりきっちりと役割分担がされていて、結果、中央区の保健所に影響がなかったのであれば、私は安心しますし、東京2020大会において選手村内での大きなクラスターが発生しなかったという点では、やはり組織関係者、そして中央区の保健所も含めて、非常に医療体制は頑張っていただいたと思います。ありがとうございました。

 最後に、オリンピック・パラリンピックとは関係なく、晴海の今後の公共施設整備について1点だけお伺いをさせてください。

 黎明橋公園、そして朝潮運河に架かる人道橋の工事につきまして、説明会や協議会が開催されたようなのですが、その詳細について、今後の黎明橋公園はどういった工事を予定されているのか、そして人道橋の工事については、いつ頃開始されるのか、詳細について教えてください。

すみません。今の質問は公共施設に係る質問ではないとのことでしたので、一旦取り下げさせていただきます。これはまた別途、改めて各種委員会の中で質問させていただく、もしくは担当の方に聞かせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、私からの質問は以上です。ありがとうございました。

○二瓶委員
 お願いいたします。

 先ほど、大会の総括など、保健衛生支援東京拠点などの答弁をいただきまして、私も非常に安心いたしました。

 1点だけ質問をしたいんですけれども、資料1におきまして、2020大会における本区の主な取組等々につきまして非常に事細かくまとめていただいているんですが、コロナの安心・安全な大会に向けましての非接触型であったり、様々なおもてなしの事業等々が中止になってしまった経緯がございます。

 前回の委員会でも私は質問させていただいたんですけれども、中止となった事業の中の一つに、大会の特別号と、大会をまとめた区のおしらせちゅうおうの発行はしないという御報告をいただいたんですが、資料1のような形でまとめると、本区としても取組を様々行っていて、これだけのことをやっていたので、それをまとめて、さらに区民の方へ広報としてお知らせをする機会というのは必要になってくるのではないかなと思います。テレビ等々でも、いろいろオリンピック関係の報道がされておりましたけれども、事細かくまちのことというのは、なかなか情報がつかめない方々もいらっしゃると思う中で、オリンピックが東京に来た、そして晴海にも選手村が来て、中央区としてはこれだけのことをやったという広報の必要性というのはすごくあると思うんです。そちらのことに関しまして、本区のお考えをお示しいただけたらと思います。お願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事) 大会時の区の取組等々の広報についてでございます。

 前回、委員のほうから御指摘のありました大会特集号というものは、当時、コロナの状況もあり、開催できるかどうか、これは本区の取組だけではなくて、組織委員会、大会そのものの、聖火リレーも含めて、あの段階で非常に不安定な状況で、広報することによって、かえって混乱を招いてしまうというようなことも想定されたことから、発行を見送ったものでございます。

 ただ、今回御報告させていただいたように、そんな中でも幾つかの取組については、区の中でも実施をしてきたところがございます。現在、これを取りまとめている状況でございまして、直近では10月1日号の区のおしらせで御紹介できるようなことを予定しているところでございます。

 区民の方々も、今回、なるべく家でテレビで見てくれというようなアナウンスもあり、本区の中でどういったことが行われていたのかということを体感していただく機会も少なかったかと思ってございますので、こういったものについては、なるべく区民の方々にお伝えできるようなことを考えてまいりたいと思ってございます。また、本区のホームページ、オリンピック・パラリンピックのところを開けていただければ、一つ一つの取組についても分かるような形で更新してまいりたいと思ってございますので、引き続き、よろしくお願いいたしたいと思います。

○二瓶委員
 御答弁ありがとうございます。

 やはり広報という面でいいますと、ステイホームをしてくれと区民、国民の方にお願いをしている状況で、現地でこのようなことを見ることができなかったということを踏まえますと、写真とか、動画とかを見ることによって、一体感が生まれ、実際には見られなかったけれども、こういうことがあったんだよという面で心のレガシーに非常になっていくものであると思いますので、そちらに関しましては今後も継続していっていただいて、ホームページ等々にも載せていただけると。そして、10月の区のおしらせちゅうおうにも載るということで安心いたしました。

 今後も引き続き、オリンピックの事業に関しましてレガシーを残すという動きに関しましては、頑張っていただきたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

 以上です。

○田中(広)委員長
 それでは、質疑が終了したものと思われますので、議題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること並びに晴海地区の公共施設整備に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(広)委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 第三回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(広)委員長
 ありがとうございます。さよう取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして、東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を閉会いたします。

 ありがとうございました。お疲れさまでございました。

(午後2時18分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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