令和3年 東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会(11月16日)
1.開会日時
令和3年11月16日(火)
午後1時30分 開会
午後1時58分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 田中 広一
副委員長 竹内 幸美
委員 押田 まり子
委員 礒野 忠
委員 高橋 元気
委員 しらす 夏
委員 二瓶 文徳
議長 木村 克一
4.出席者
(18人)
齊藤副区長
吉田副区長
平林教育長
浅沼企画部長
溝口政策企画課長(参事)
糟谷副参事(計画・特命担当)
早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
濱田区民部長
清水区民生活課長
鷲頭地域振興課長
渡瀬保健所長
望月環境土木部長
三留環境政策課長(参事)
松岡都市整備部長
栗村地域整備課長
生島教育委員会事務局次長
植木学務課長
岡地学校施設課長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
桝谷書記
黒須書記
6.議題
- 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること
- 晴海地区の公共施設整備に関すること
(午後1時30分 開会)
○田中(広)委員長
皆様、こんにちは。ただいまより東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。
初めに、理事者報告を願います。
○浅沼企画部長
1 東京2020大会のレガシーについて(資料1)
2 折り鶴ウェーブの実施結果について(資料2)
3 晴海特別出張所(仮称)等複合施設の開設時期等について(資料3)
以上3件報告
○田中(広)委員長
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時39分です。自民党・新青会さん86分、かがやき中央さん42分、公明党42分、維新の会さん10分、未来会議さん10分となります。
それでは、質疑に入ります。
発言を願います。
○高橋(元)委員
頂いた資料から、数点質問させていただければと思います。
まず、資料1につきまして、東京2020大会のレガシーについて、これまでもたくさん質疑をさせていただいた中で、どういった形でレガシーを残していくのかといった質疑はさせていただきました。これまでの取組として、そして、これからの取組としても、スポーツ、国際教育・交流、観光・文化、防犯・防災、まちづくりの5点において、基本的にはレガシーを残していくような取組をされていくということで御説明をいただいていると思います。
今後の予定を見ると、3月に大会報告書を発行し、オリパラ区民協議会に報告をされるというふうに御予定が記載されています。レガシーについて、この5つの分野において様々な取組をされていくとは思いますが、この3月以降、どういった場で、またはどういった展開で、このレガシーがどこまで進んでいるのか、あるいはどういった形でこのレガシーをさらに発展させていくのかといったような報告をしていただけるのかというところで気になった部分がございます。
今後のレガシーの視点として取りまとめていただいたこの報告資料が最後とならないようにというか、今後、どういった形で定期的に、その進み方、進捗度合いを報告していただけるのかという点で御回答いただけるのであれば、お願いをいたします。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
レガシーの取りまとめの今後の部分でございます。
御紹介させていただきましたとおり、現在、本区、全庁的にこれらのレガシーについての調査、集計をさせていただきまして、50弱の事業を整理しているところでございます。その中でも来年度の予算において取り組むような事業についても、その内数としてありますけれども、こういったものについては、今、来年度予算編成の真っ最中でございますので、予算の御説明の中でお示しができればと思ってございます。
また、今、50程度の事業というようなお話もさせていただきましたが、今回の資料でも記載させていただいている、例えばバリアフリーの推進につきましては、福祉の観点からの事業であったり、あるいは道路のまちづくりの事業であったり、また公共施設のバリアフリーであったり、またバリアフリーマップを作るだとか、様々な角度からのアプローチが、バリアフリー一つ取ってもあろうかと思ってございます。こういったものも、それぞれの現行の部署が引き続き、来年度に限らず、継続的な整理、整備を進めていくということで、そういう意味で今後のレガシーとして事業をつなげていく形になろうかと思ってございます。
以上です。
○高橋(元)委員
ありがとうございました。今後、来年度予算編成の中で具体的な事業化をした中で御説明をいただけるとのことで、了解させていただきました。
まさに、予算編成の話になってきてしまうと思うんですけれども、現状でお答えいただける範囲で構わないんですが、例えばオリンピック・パラリンピックが2021あるいは2020とするのであれば、大会が行われたその時を起点として例えば中央区としてもメモリアルなイベントを、今後5年とか、10年後とかというようなスパンで、様々な節目で開催をしていただきたいと思っています。ぜひ、そういったところで、今後もオリンピック・パラリンピックを区民の方々と振り返れるようなイベントも開催をしていただきたいのですが、そのようなお考えがあるかという点だけ教えていただければ幸いです。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
メモリアルというような形での継承の仕方というところでございますけれども、まさに先ほど答弁させていただきましたとおり、来年度の事業については、現在、予算編成の中で検討させていただいてございます。そのメモリアルなタイミングというものをどこのタイミングでやるのか、例えばオリンピックのオープニングの日がいいのか、あるいはパラリンピックの日なのか、様々あろうかと思ってございます。それから、現在、既に取りかかってございますけれども、晴海地区のまちづくりも、現在、令和6年4月のまち開きに向けて、本区だけではなくて、東京都だとか、組織委員会、様々が工事中の状況でございます。これらが6年4月にオープンできるタイミングというのも、またあろうかと思ってございます。
いずれにしましても、本区だけのイベントなのか、あるいはそういったところと連携したイベントなのか、そういう意味では、もうちょっと時間もありますし、様々なやり方というのもあろうかと思いますので、そういった部分については、引き続き検討を進めてまいりたいと思ってございます。
以上です。
○高橋(元)委員
お答えありがとうございます。ぜひ、東京都もしくは国とも連携をした上で、本当に未来永劫語り継がれるようなメモリアルな事業でしたり、イベントも考えていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。
続いて、資料2から1点だけお伺いさせてください。
資料2につきまして、折り鶴ウェーブの実施経過という形にはなっておりますが、大変区民の皆様の思いが詰まった、とてもすばらしい企画であったかと思います。コロナ禍の中で本当に大々的な披露というのが難しかったかもしれませんが、こういった取組も、やはりレガシーとして残るものであると思います。
今回、私も晴海を歩いていて思っていたのが、3ページ目にあるウェブサイトへのアクセス誘導のところ、屋外広告の部分につきましては、巨大2次元コードがあって「Welcome to Chuo City!」と書かれていて、車で行き交うときも非常に目立ちますし、選手村の選手の方々がバスで通るときも本当に思い切り見えますので、とてもよい取組だったかと思います。
こちらにつきましては、すみません。お答えいただける範囲で構わないですけれども、このウェブサイトへのアクセス誘導につきまして、動画広告も含めた反響はどれぐらいあったのか。例えば、PV数、アクセス数でも構いませんので、分かる範囲で教えていただきたいのと、また、このウェブ広告やこういった屋外広告について、何か反省、課題というものがございましたら教えてください。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
こちらのウェブサイトへのアクセス数等についてでございますけれども、なかなかこのアクセス数をカウントするのも、いろいろな仕方があって、クリックしただけでカウントしてしまうのか、あるいは何十秒見るとカウントするのかなど、集計の仕方によっても随分変わってくるわけでございますが、一つの目安として、大会期間中、このサイトを立ち上げてからパラリンピックの閉村までの間で4万件程度のアクセスが、作成しましたおもてなしのウェブサイトにあったところでございます。この4万件が多いのかどうかというところでございますけれども、1つに、もともと観光協会が設置をしております「Central Tokyo for Tourism」のウェブサイトが大体同じぐらいの4万件のアクセス数ということですので、そういう意味では、期間中は「Central Tokyo for Tourism」の倍のアクセス数があったというような集計結果になっているところでございます。
これの評価というのは、なかなか難しいところでございます。また、晴海三丁目の2次元コードからのアクセス数は幾つだったのかという、その辺りはデータとして集計できていなくて、ここの2次元コードからのアクセスなのか、あるいはウェブ広告からのアクセスなのか、そういったところの具体的な数字というのは拾えていないところでございます。この辺りを個別に拾うことができたらというような、課題とまで言えるのかどうかというところはありますけれども、また、この辺り、個別にそういった集計をするとなると、また作業も煩雑になる、経費もその分かかるというようなことから、今回は見送っているわけでございますが、このウェブサイトにつきましては、日本の方のアクセスよりも外国の方のほうが非常に多かったということもデータとして出てございますので、事業自体はうまくできたものというふうに認識しているところでございます。
以上です。
○高橋(元)委員
ありがとうございます。4万件程度のアクセスがあったというふうな形で教えていただきました。
このような取組も、今回やってみて、オリンピック・パラリンピックだけではなくて、今後の区の施策に生かせるようなところも多分にあるかと思います。ぜひ、ウェブ広告の代理店の方との連携等も含めて、今後の中央区の観光業界でどのように広告を出すことができるのかといった点も含めて分析を進めた上で、来年度以降の事業の参考にしていただければと思います。
私からの質問は以上です。ありがとうございました。
○二瓶委員
よろしくお願いいたします。
まず、私から1点、過去の委員会でも何度か議論させていただいたんですけれども、区のおしらせちゅうおうのオリンピックの広報に関しまして、10月1日号で両面見開きで様々な写真を載せていただいたものを私も見まして、すごくこういうものを求めていたなというふうに感じたところでございます。これだけ様々な写真を載せた中で、この区のおしらせちゅうおうに関して、何かしらの反響ですとか、こんなものを見れてよかった等々の声が寄せられたのかどうかというのを、まず1点お示しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
10月1日号区のおしらせで、この間の中央区管内のオリンピック・パラリンピック期間の出来事等々を掲載させていただいたところでございます。今回、区民の参加がなかなか難しい中で、少しでも区民の方々に、中央区でもこういったことが行われたんだということを広く周知できればと。そういう意味では、なるべく写真等を使って具体的に、字面でなくて、イメージがつくような形で構成、編集をさせていただいたところでございます。
これは実務上の話になりますが、10月1日号の区のおしらせにこれだけの記事を載せるという、編集の期間も含めると、非常にタイトなスケジュールの中で掲載をさせていただきました。また、写真を載せるのにも、組織委員会だったり、東京都の許可が要るものであったり、なかなか難しい部分も一部には当然ありまして、そんな中で整理をさせていただいたところでございます。そういう意味では、十分至ったかというところもございますけれども、この後、年度末に向けまして、さきにも申しました報告書として整理をしたい。また、映像だとか、いわゆる絵でも分かるような形でDVDなりに、大会の招致が決定してからの一連のものを整理させていただいて、これも区民の方に広く見ていただけるように準備をしてまいりたいと思います。そういう意味では、また、改めてそういった整理をさせていただきたいと思ってございます。
以上です。
○二瓶委員
非常にタイトなスケジュール感で、こちらのものを作成していただいたということで、非常に感謝を申し上げたいと思います。また、年度末の報告書に併せて、その一連の全ての事業をまた整理して、このような形で何かしら広報していただけるということを非常にうれしく思うところでございます。
そして、2点目としまして、資料2番の折り鶴ウェーブの実施結果について質問をさせていただきたいと思います。
選手から様々、オブジェにサイン等々を書いていただいたものがあると思うんですけれども、今後、折り鶴オブジェ・ミニオブジェは選手村に隣接するほっとプラザはるみのリニューアルに併せて展示をするというふうに取組として記載をされております。そういった中で、現在、このオブジェはどこに保管されていて、リニューアルまでの間、ほっとプラザはるみで展示をするまでの間というのは、何かしら活用方法があるのかなと思うんですけれども、そちらの考え方をお示しいただきたいのと併せまして、折り鶴ウェーブに参加していただいた方々等も、サインがこんなに寄せられて、すばらしいものができているということを知っているのかという点を含めまして、ほっとプラザはるみのリニューアルまでの間の活用方法に関しまして、お示しをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
このオブジェの活用方法でございますけれども、現在は、一度養生をして全て梱包した形で、現在のほっとプラザはるみの中に格納してあるという状況でございます。
また、ほっとプラザはるみのリニューアルオープンは令和5年の秋を予定してございますので、それまでの間の展示の仕方、区民の皆様に見ていただく機会については、現在、来年度予算も含めて検討させていただいているわけでございますけれども、このオブジェ自体も非常に大きいものでございまして、運搬する、運ぶにも業者の手間も含めて必要になってくるものでございます。そういった作業の手間だとか、それから展示するタイミングだとかを見据えながら、なるべく早く展示できればというふうに思ってございます。
今回のタイミングで、写真も含めて、折り鶴ウェーブの実施結果を御報告させていただくことができました。これは写真にもございますとおり、非常に多くのサインが書いてあるものでございまして、こういったものを組織委員会、それからIOCのほうからも、露出していいタイミングだとかを調整させていただいた上で、今回、提示をさせていただいてございます。そういう意味では、まだ多くの区民の方々にこういったものを伝える機会も、それから伝えることもできなかった部分もございますので、そういう意味では、今後、こういったものが実際できたというような御報告も含めて、広く周知させていただければというふうに思ってございます。
以上です。
○二瓶委員
ありがとうございます。
非常にサインがたくさんあって、本当にすごいなと思うんですけれども、ほっとプラザはるみリニューアルまでの間、期間が空いてしまうのかなと思いますので、先ほど答弁の中でも非常に大きくて運搬も大変であるとおっしゃっておりましたが、本当になるべく早い展示等々ができて、展示を含めまして、広報であるとか、様々な方法があるとは思いますけれども、なるべく早くこういうふうになったよということを区民の方々にお知らせいただけたらと思います。
私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○田中(広)委員長
それでは、質疑が終了したものと思われますので、議題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること並びに晴海地区の公共施設整備に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(広)委員長
さよう取り扱わせていただきます。
第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(広)委員長
ありがとうございます。
以上をもちまして、東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。お疲れさまでした。
(午後1時58分 閉会)
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559