ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の  令和3年第一回中央区議会定例会会議録(第1日 2月26日)

令和3年第一回定例会会議録(第1日 2月26日)

1.会期

三十三日(第一日)

二月二十六日(金曜日)

2.開会並びに散会

午後二時開会

午後三時八分散会

3.出席議員

(二十九名)

一番 高橋 元気議員

二番 高橋 まきこ議員

四番 田中 耕太郎議員

五番 かみや 俊宏議員

六番 太田 太議員

七番 二瓶 文徳議員

八番 しらす 夏議員

九番 奥村 暁子議員

十番 青木 かの議員

十一番 小坂 和輝議員

十二番 渡部 恵子議員

十三番 竹内 幸美議員

十四番 佐藤 あつこ議員

十五番 塚田 秀伸議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 墨谷 浩一議員

十八番 山本 理恵議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 押田 まり子議員

二十一番 富永 一議員

二十二番 瓜生 正高議員

二十三番 海老原 崇智議員

二十四番 礒野 忠議員

二十五番 木村 克一議員

二十六番 中嶋 ひろあき議員

二十七番 田中 広一議員

二十八番 中島 賢治議員

二十九番 原田 賢一議員

三十番 渡部 博年議員

4.欠席議員

(一名)

三番 梶谷 優香議員

5.出席説明員

区長 山本 泰人君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

教育長 平林 治樹君

企画部長 浅沼 孝一郎君

総務部長 黒川眞君

防災危機管理室長 濱田徹君

区民部長 遠藤 龍雄君

福祉保健部長 田中 智彦君

高齢者施策推進室長 吉田 和子君

保健所長 山本 光昭君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 松岡 広亮君

会計管理者 鈴木浩君

教育委員会事務局次長 生島憲君

監査事務局長 高橋 和義君

政策企画課長 山﨑 健順君

財政課長 大久保 稔君

広報課長 園田 典子君

総務部参事(総務課長事務取扱) 北澤 千恵子君

6.議会局出席職員

議会局長 伊藤 孝志君

庶務係長 長田 基道君

議事係長 小倉 正信君

調査係長 工藤 久栄君

書記 桝谷 剛司君

7.議事日程

日程第一
 会議録署名議員の指名

日程第二
 会期の決定

日程第三
 諸般の報告

日程第四
 区長所信表明

日程第五
 委員会の中間報告

日程第六
 議案第九号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

日程第七
 議員提出議案第一号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例


午後二時 開会

○議長(押田まり子議員)
 ただいまより、令和三年第一回中央区議会定例会を開会いたします。

 ただいまの出席議員は二十九名であります。よって、今期定例会は成立いたしております。

 なお、梶谷優香議員より、本日から三月三十日までの間、欠席する旨の申出がありましたので、御報告いたします。

 ただいまより、本日の会議を開きます。


○議長(押田まり子議員)
 日程第一、「会議録署名議員の指名」を行います。

 区議会会議規則第八十四条の規定に基づき、今期定例会の会議録署名議員を私より御指名いたします。

 一番高橋元気議員並びに十四番佐藤あつこ議員の両議員にお願いいたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第二、「会期の決定」を行います。

 お諮りいたします。今期定例会の会期を、本日より来る三月三十日までの三十三日間とすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期を三十三日間とすることに決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第三、「諸般の報告」を行います。

〔伊藤議会局長朗読〕


一、区議会定例会の招集の通知について

二、議案の送付について

三、令和三年中央区議会の議場出席者について(区長部局)

四、令和三年中央区議会の議場出席者について(教育委員会)

五、令和三年中央区議会の議場出席者について(監査事務局)

六、損害賠償の額の決定に関する専決処分の報告について

七、人権擁護委員の候補者の推薦について

八、議案の送付について

九、議案の提出について


○議長(押田まり子議員)
 報告を終わります。

 ここで、ただいま報告のありましたとおり、議員提出議案一件が提出されましたので、本日の日程に掲載いたしました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第四、「区長所信表明」について、山本区長から発言の申出がありますので、これを許します。

〔区長 山本泰人君登壇〕

○区長(山本泰人君)
 本日、ここに令和三年第一回中央区議会定例会の開会に当たり、私の所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 昨年来、新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るい、収まることなく今もなお、感染者は増え続けております。東京都では、現在も緊急事態宣言が継続している中、生活の困窮や感染への不安、感染防止対策への疲れなど、多くの人が大きなストレスと将来への不安を抱えております。

 こうした状況に立ち向かい、感染症対策の最前線で医療に従事している方々、高齢者施設などの福祉施設で日々感染防止対策を尽くしながら業務に従事されている方々には、改めて心より厚く感謝申し上げます。

 感染症は、経済面にも甚大な影響をもたらしており、世界経済は低迷し、日本経済もあらゆる分野で後退を余儀なくされています。厳しい状況が続いておりますが、区民・事業者の皆様は、コロナ禍を乗り越えようと日々闘っておられます。本区の使命は、区民の命と健康、生活を守っていくことであります。区民が安心して生活を営めるよう、国や東京都と連携しながら、基礎自治体である区が取り組むべき課題に全力を尽くしてまいります。

 これまで区は、本定例会での提案を含め九度にわたる補正予算を組み、新型コロナウイルス感染症対策緊急特別資金融資や共通買物券、住居確保給付金の拡充、福祉施設や商店街等への感染症対策の支援、小中学校におけるICT機器の整備など区民生活を守るべく、施策を実施してまいりました。また、医師会と連携の上、PCR検査センターを設置・拡大し、感染症への対策を強化するとともに、区民や区内事業者の御協力を得て感染防止対策の地域社会への定着を図り、まちの衛生環境をより一層高めるため、区独自に作成した「SAFETY CHUO」マークを活用し、「安全なまち中央区」を広く発信いたしました。

 さらに今月には追加経済対策として、緊急特別資金融資の申込受付期間を一年間延長し、貸付限度額を引き上げるなど一層の充実を図るとともに、緊急事態宣言解除後速やかに区内事業者を支援するため、四月一日から始める飲食店、小売店等におけるキャッシュレス決済ポイント還元事業の準備に着手するほか、オンライン展示会への出展及びECサイトの活用に伴う経費の補助や「中小企業倒産防止共済制度」の新規加入事業者に対する支援を行い、経営の安定と経済の回復につなげてまいります。

 また、ワクチン接種につきましては、一月に専管組織を設置し、接種管理システムの構築、医療従事者や接種場所の確保、コールセンターの開設など順次作業を進めており、来月には、六十五歳以上の高齢者に対する接種通知の発送を始める予定です。接種方法は、診療所が多く存する本区の特性や区民の利便性などを考慮し、地域の診療所で受けることのできる「個別接種」を基本とするとともに、「集団接種」については、接種会場の拠点を聖路加国際病院に置き、併せて医師会と連携の上、日本橋、月島の両地域にも会場を設置し、区民皆様方が滞りなく安心してワクチンの接種を受けられる環境を整備いたします。

 新年度は、これら施策をさらに充実・強化し、感染防止対策及び事業継続・景気回復に向けた取組を着実に実行してまいります。

 新型コロナウイルス感染症の影響が今後も続くことを見据え、区民の健康を守るため、PCR検査センターを月島駅前第一駐輪場に移設し、引き続き十分な検査体制を確保するとともに、これまで休止していた中央区休日応急診療所を再開するほか、感染防止対策に対する商店街、飲食業団体等への補助や保育園等への支援を継続するなど、安全なまちづくりに取り組みます。

 事業継続・景気回復に向けては、商工業融資利率を引き下げ、十分な融資枠を確保するとともに、飲食店をはじめ厳しい状況が続く区内事業者への支援強化と区内経済の活性化を図るため、「共通買物券」の名称を「共通買物・食事券」に改め、二○%のプレミアムを含め総額十八億円分を発行するほか、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた新たな事業展開等販路拡大の取組に対する補助の拡充、商店街イベント事業補助額の引上げ、区内銘菓・銘品を詰め合わせた「中央区推奨土産品」の特別価格での販売、地域の魅力ある名店等の紹介・周知に対する補助制度の創設など、にぎわいと活気を取り戻すため幅広く施策を展開いたします。

 また、コロナ禍における失業者や未就職者などの雇用を促進し、地域産業の維持向上につなげることを目的に、未就職者就労支援事業の充実を図ってまいります。

 今年の夏には、一年遅れとはなりましたが、東京二○二○オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。現在、IOCや組織委員会、国、東京都が一体となって様々な対策について協議を進めていると伺っております。コロナに打ちかつ大会開催に向けて、残された時間はあまりありませんが、区民生活に多大な不便が生じないよう、引き続き都、組織委員会と連携を図ってまいります。

 次に、予算の概要について申し上げます。

 新年度予算は、「コロナを乗り越え、輝く未来を切り開く」を目標に掲げ、感染症対策や経済対策を中心に、区民生活や地域経済を守ることに重点を置きました。

 コロナ禍において、本区の財政は大きな影響を受けております。これまで力強い人口増加を背景に増収が続いてきた特別区税が減収に転じ、地方消費税及び特別区交付金を加えた区財政の根幹をなすこれら三つの歳入だけでも四十億円に迫る減収が見込まれます。予算編成に当たっては、こうした点を踏まえ、施設改修の実施時期を見直すなど財政負担の平準化を図り、基金の活用や地方債の新たな発行等、財源確保に努める一方、区民生活を守る基礎自治体として、福祉、教育、環境、防災など各施策の充実・強化はもとより、二十万都市の未来を見据えた基盤整備についても積極的に取り組んだところであります。

 その結果、新規事業二十二、充実事業二十を含む一般会計予算は、前年度比一○・九%減となるものの、昨年度に次ぐ過去二番目の財政規模となる一千五十四億二千二百万円余を計上いたしました。

 主な施策について、基本構想に掲げた三つの「施策のみちすじ」に沿って申し上げます。

 第一は、「一人一人の生き方が大切にされた安心できるまちを目指して」であります。

 初めに、子育て支援策です。

 本年四月には、本区初の公私連携幼保連携型認定こども園である「阪本こども園」を開設するほか、新たに保育所三園の開設を支援するなど、保育を必要とする全ての子供が利用できる保育環境を整備してまいります。加えて、園庭を有しない保育園等園児の安全な外遊びのため、近隣の広い公園までバスで送迎する事業を新たに実施するほか、保育士確保策として保育士資格取得支援制度の充実を図るなど、保育の質の向上に向けた取組も進めます。また、問合せの多い保育入園情報については、入園希望者が手軽にいつでも情報を入手できるようインターネットを活用した動画配信を行ってまいります。学童クラブの待機児童対策では、運用方法の弾力化を図ることで各クラブの利用可能人数を増やし、全体で百三十五人増の七百二十人といたします。さらに、コロナ禍において子育てへの不安も増す中、新生児が誕生した家庭の経済的負担を軽減するため、引き続き新生児誕生祝品として五万円分の「共通買物・食事券」を贈呈するとともに、ベビーシッターとの共同保育など自宅での保育を希望する方に対して、新たに居宅訪問型一時預かり保育への利用費助成を開始し、安心して子育てのできる環境づくりを進めてまいります。

 ひとり親家庭及び生活困窮家庭を対象とする学習・生活支援については、小学生・中学生の定員拡大を図ります。また、新たに高校生世代への学習支援の場を設置し、進路に関する相談や生活習慣改善のための支援等を行い、小学生から高校生世代まで一貫した切れ目のない体制の下、子供の成長段階に応じたきめ細かな取組を進めてまいります。

 次に、高齢者施策についてであります。

 コロナ禍において、高齢者は、感染への不安や外出自粛により閉じこもりがちになるなど、生活のみならず身体への影響が懸念されます。このため、高齢者が自宅等でフレイル予防が行えるよう「中央粋なまちトレーニング」のDVDを貸し出し、継続的な取組を促すスタンプカードの配布や保健師による健康相談を実施するとともに、新たに「粋トレ」を実施する通いの場運営団体に対して理学療法士を派遣するなど、高齢者の健康意識を高め、自宅や身近な場所での健康づくりを支援してまいります。

 また、新年度の敬老大会につきましては、高齢者の感染リスクを低減するため、特別観劇券を配布し、観劇される方御自身で希望日を予約していただく方式に変更いたします。

 次に、障害者施策についてであります。

 自然災害等による停電が生命の危険に直結することから、日常的に人工呼吸器を使用されている方を対象とする日常生活用具給付の品目に自家発電装置等を加えるとともに、吸引器の給付基準額を引き上げます。また、社会貢献活動団体との協働提案事業として、障害のある方の運動不足を解消するため、定期的に体を動かし外出の機会を創出する取組を京橋、日本橋、月島の三地域で実施してまいります。

 さらに、コロナ禍における健診時の感染予防対策として、母子健診や歯科健診等の一回当たりの定員数を減らし、実施回数を増やして対応するとともに、母子保健相談などでは自宅から相談が受けられるようオンライン化を推進します。

 また、衛生的で快適な生活環境の確保を図るため、町会や自治会、商店街が地域一体として取り組むネズミ駆除への支援を継続してまいります。

 第二は、「快適で安全な生活を送るための都市環境が整備されたまちを目指して」であります。

 まず、災害に強いまちづくりについてであります。

 本年は、東日本大震災からちょうど十年の節目を迎えますが、この間においても、毎年のように地震や大規模な風水害が発生し、各地に甚大な被害をもたらしています。こうした自然災害に対し、行政のみならず、区民や事業所など地域全体で危機管理意識を共有し、様々なリスクに備えていくことが求められています。大規模な自然災害が発生しても致命的な被害を負わない強さと被災後も速やかに回復する強靱なまちをつくり上げていくため、「国土強靱化地域計画」を策定します。あわせて、大規模災害等により発生した廃棄物を迅速かつ適正に処理し、生活環境の保全や公衆衛生の確保を図るとともに、早期の復旧・復興を実現するため、「災害廃棄物処理計画」の策定を進めます。

 また、衛星回線等を活用した緊急告知ラジオを導入するため、配信システムを構築するとともに、災害時の停電対策となる可搬式蓄電池について、防災区民組織に対する供与及びマンション管理組合に対する購入費助成を行い、地域における非常用電源の確保を支援してまいります。福祉避難所については、現在の十三か所に加え、新たに高齢者福祉施設四か所と協定を締結し、災害時の受入れ体制を強化します。さらに、住宅の耐震化率の向上を図るため、住宅耐震補強工事等の附帯工事に対する新たな助成制度を創設し、安全なまちづくりを進めてまいります。

 次に、都心にふさわしい魅力ある都市基盤づくりであります。

 首都高速道路日本橋区間の地下化については、昨年十一月、地下埋設物の移設工事が始まり、実現への一歩を踏み出しました。首都高地下化を契機として、周辺開発などと連携しながら日本橋川沿いの良好な水辺環境の創出に向けた取組を進めるとともに、「築地川アメニティ整備構想」で示した首都高上部空間の活用について、調査・検討を行ってまいります。

 都心部・臨海地域地下鉄構想については、本年度に引き続き輸送需要推計、収支採算性の調査等を行い、検討熟度を高めていくとともに、「都心・臨海地下鉄新線推進大会」の開催を支援し、町会・自治会をはじめ沿線自治体など広く関係機関と緊密に連携しながら、早期事業化に向けて、より一層機運を高めてまいります。

 築地市場跡地の再開発については、築地地区はこれまで築き上げた食文化を継承し、さらに発展し続けていけるよう、地元区の考えをしっかりと東京都に主張すべきと考えます。現在、再開発における課題・要望事項について地元とともに検討を行っているところであり、今後、区議会の御協力を得た上で、都による事業実施方針策定前には、具体的かつ総合的な提言を行ってまいります。

 また、都心部・臨海地域地下鉄構想や東京BRTの運行、環状第二号線の開通、築地市場跡地の開発など、本区の交通やこれらを取り巻く環境が大きく変化し、新たな課題も生じていることから、「総合交通計画」の改定作業に着手します。

 晴海のまちづくりについては、東京二○二○大会の延期という状況の変化がありましたが、地域のさらなる発展に向けて都や組織委員会とも連携し、これまで進めてきたほっとプラザはるみのリニューアルをはじめ、晴海四丁目複合施設や晴海五丁目小中学校の整備など快適なまちづくりを進めてまいります。

 第三は、「輝く個性とにぎわいが躍動を生み出すまちを目指して」であります。

 「商工業のまち中央区」の発展を支える中小企業や商店街等に対し、さきに述べました経済対策を中心に、まちに活気とにぎわいを取り戻す取組に全力を傾けてまいります。「観光商業まつり」や「まるごとミュージアム」などイベント事業につきましては、開催方法や内容を工夫するなど万全の感染防止対策を講じた上で開催に向けて準備を進めてまいります。

 また、地域の課題解決力の向上と地域活動への主体的な区民参画を促し、社会貢献活動団体の裾野を広げていくため、公共的課題の解決に資する事業を実施する団体に対して、新たな補助制度を創設します。

 令和四年度開設予定の「本の森ちゅうおう」においては、図書館と郷土資料館が連携した歴史・文化を未来に伝える新たな生涯学習拠点として、資料の収集や歴史的建造物の調査・研究等の充実に向けて取り組むとともに、これら歴史や文化の魅力を幅広く発信するため、ICTを活用した展示制作に着手します。

 次に、教育についてであります。

 次代を担う子供たちが、主体的に考え行動し、自ら未来を切り開くとともに、新たな価値観を創造していけるよう、一人一人の個性や能力を伸ばす教育を進めてまいります。

 まず、一人一台のタブレット端末を整備することにより、新学習指導要領に基づく「主体的・対話的で深い学び」の推進に取り組むほか、個に応じた学習を実現できるよう、学校における様々な教育活動をはじめ、家庭学習においても積極的に活用してまいります。また、児童・生徒の心理面についてアセスメントを実施し、学級の集団分析や経営方針の立案に活用することにより、子供たちの健全育成を図ります。これまで実施してきた「学習力サポートテスト」においては、小学校で英語が教科化されたことから、小学校六年生及び中学校一年生の実施教科に英語を追加いたします。

 昨年、国は公立小学校の学級編制に当たり、令和三年度以降五か年を経て、三十五人学級となるよう法改正を行う方針を決定しました。少人数学級化に向けては、低学年から段階的に学級編制ができるよう、国に対して要望してきたもので、個別最適な学びの実現を目指す本区の考え方に沿うものです。

 三十五人学級の本格実施に当たっては、児童・生徒の増加が続く中、校内スペースの有効活用はもとより、近隣教育施設の積極的な活用など、総合的な視点に立った対策が求められています。各校が、一人一人に寄り添いながら、これからの時代に向けて良好な教育環境を維持し、適切な義務教育を実施していけるよう、創意工夫を重ねながら様々な手段を講じ、子供たちの健やかな成長と学びの保障を確かなものとしてまいります。

 近年、日本を含め世界では、記録的な猛暑や集中豪雨、洪水、強力な台風の上陸など地球温暖化の影響を受けた気候変動が要因とされる気象災害が頻発し、もはや気候変動は、私たちの生存基盤を揺るがす気候危機というべき状況にあります。

 地球規模で直面している危機的状況を脱するために、二○一五年に合意された「パリ協定」では、世界の平均気温上昇の幅を二度未満とし、さらに一・五度以下に抑える努力をすることを掲げています。この目標を達成するためには、再生可能エネルギーの活用を推進し、温室効果ガスの最も大きな割合を占める二酸化炭素を排出しない「脱炭素社会の実現」を目指していかなければなりません。

 本区では、二酸化炭素の排出を抑制し、地球温暖化防止に寄与するため、京都議定書が発効した翌年の平成十八年より「中央区の森」事業を展開し、また、ヒートアイランド現象を緩和するため街路樹や道路の遮熱性舗装の整備、環境負荷の低減を図る街路灯LED照明の整備推進などにも取り組んでまいりました。

 新年度予算においても、「中央区の森」として拡大した檜原村本宿地区における新たな森林保全活動の実施や区内の住宅、事業所における省エネルギー・自然エネルギー機器等の導入費助成制度の充実、さらに東京高速道路を活用する「緑のプロムナード化」に向けた関係機関との協議を進めるなど、水と緑あふれる豊かな環境づくりに取り組むとともに、区民の主体的な活動とも連携し、SDGsが目指す持続可能な社会の実現のため、環境施策の一層の推進を図ってまいります。

 ここ数年来、経済、産業、物流、教育など様々な分野において、これまでにない勢いでデジタル化による社会変革が進んでいます。加えて、新型コロナウイルス感染症への対応を契機として、私たちの日常生活の在り方や働き方も大きく変化しつつありますが、住民に身近な自治体である区は、窓口での対応や訪問することにより高齢者や障害者など様々な方と対面で関わり合いながら、心と心の触れ合いを大切にしたきめ細やかな対応をしていくことが求められています。

 本年度改定しました「情報化基本方針」においては、こうした点に配慮しながら「区民にとって便利でやさしい区役所」の実現を掲げ、ICTを活用したデジタル化に取り組みます。新年度から全庁的なデジタル化を進めていくための専管部署を設置し、キャッシュレス決済や電子申請、AI、RPA等の施策を展開するなど、区民の利便性向上とともに業務の効率化を進め、区民サービスのさらなる充実を目指してまいります。

 安全・安心な区民生活の維持・向上を図り、区政が持続的な発展を遂げていくためには、社会を取り巻く環境の変化に即応した的確な行財政運営に努めていかなければなりません。

 新年度においては、現在策定を進めている既存公共施設等の「個別施設計画」の内容を反映させるため、「公共施設等総合管理方針」の改定を行い、財政負担の軽減・平準化、質の高い行政サービスの継続的な提供に向けて長寿命化等、適切な施設マネジメントに努めます。また、検討中の新本庁舎の整備については、まちづくりの動向を慎重に見極めながら、引き続き調査・検討を行ってまいります。

 現在建設中の「本の森ちゅうおう」を含む区立図書館においては、新年度から日本橋及び月島の各図書館に指定管理者制度を先行導入し、開館時間の延長や休館日の短縮など民間の持つノウハウや柔軟な勤務形態を活用した利用者のニーズに応えるサービスについて、令和四年度からの実施に向けた準備を進めます。

 近年、外国人からの問合せや来庁者が増えていることから、多言語の電話サービスを開設するとともに、タブレット端末を利用したテレビ電話による通訳や機械翻訳を本庁舎、特別出張所、保健所・保健センターに導入し、外国人の必要とするサービスに速やかにつなげられるよう多言語対応の充実を図ります。

 現下の厳しい状況にあっても、本区は、基礎自治体として良質な行政サービスを提供していく責任を担っております。そのため、事務事業について不断の見直しを行い、事業の効率性や実効性を一層高め、財政基盤の強化を図っていくとともに、民間活力の活用、区民や事業者との協働、官民連携など、より効果的な手法の検討を進め、健全財政の維持と区民福祉の向上に力を注いでまいります。

 この一年、感染症の拡大は、私たちの日常生活や経済活動に様々な制約を課し、これまで当たり前のように思われていた行動や価値観にまで変容をもたらしました。「ステイホーム」や「リモートワーク」の掛け声が飛び交う中で、まちを往来する人の姿はめっきりと少なくなり、本区の核とも言える活気とにぎわいに暗い影を落とし続けています。国内初の患者発生から一年以上を経た今もなお、社会全体を覆う閉塞感から抜け出すための確実な出口は見いだされておりません。

 令和三年度は、このような深刻な状況を乗り越えていくために、基礎自治体である区は何ができるのかが問われる一年となります。

 社会が変化していく大きなうねりの中で、顕在化する様々な課題やニーズに的確に応えていくために、全職員の英知を結集し、コロナに打ちかつ新たな活力の醸成に努め、厳しい中にも希望を持って区民皆様の負託に応えるよう区政運営に全身全霊を傾けて邁進する決意であります。

 重ねて区議会並びに区民皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げ、所信表明といたします。

 御清聴ありがとうございました。

○議長(押田まり子議員)
 所信表明を終わります。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第五、「委員会の中間報告」を受けます。

 まず、礒野企画総務委員会委員長。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいまより、企画総務委員会に付託を受けました「企画・総務及び財政の調査について」及び「『沖縄県民は先住民族』とする国連勧告の撤回を求める意見書の提出を求める請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月七日及び二月九日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。

 まず、十二月七日開会の委員会におきましては、理事者より、中央区地域防災計画の修正について、令和二年特別区人事委員会等勧告概要について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月九日開会の委員会におきましては、理事者より、豊海地区第一種市街地再開発事業に伴う資産の取得について、専決処分(令和二年度中央区一般会計補正予算)の承認について、令和三年度都区財政調整方針について、第五十回区政世論調査の結果について、令和三年第一回区議会定例会提出予定議案(件名・説明)について、区長、副区長及び教育委員会教育長の期末手当支給月数の改定について、会計年度任用職員が行う服務の宣誓の取扱いの変更について、投票所の変更について、帰宅困難者一時滞在施設等の現況について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの礒野企画総務委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、堀田区民文教委員会委員長。

〔十六番 堀田弥生議員登壇〕

○十六番(堀田弥生議員)
 ただいまより、区民文教委員会に付託を受けました「区民生活及び教育行政の調査について」及び「国の責任による少人数学級の前進を求める請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月八日及び二月十日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。

 まず、十二月八日開会の委員会におきましては、理事者より、令和二年度協働事業の決定、令和三年度協働事業提案の公募及び中央区社会貢献活動事業補助金の創設について、成年年齢引下げに係る中央区成人の日記念式典「新成人のつどい」の在り方について、区立小学校特認校制度の申込み状況について、区立中学校自由選択制の申込み状況について、令和元年度都内公立学校における体罰に係る実態把握の結果について、重要文化財の指定について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十日開会の委員会におきましては、理事者より、住民基本台帳による世帯と人口の動きについて、障害者が利用しやすいスポーツ環境の整備について、緊急事態宣言の発令に伴う経済対策について、令和二年度学習力サポートテストの結果に基づく授業改善に向けた取組について、図書館の休館日等の変更等及び京橋図書館の所在地の変更等について、郷土天文館の名称、所在地及び休館日の変更等について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの堀田区民文教委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、原田福祉保健委員会委員長。

〔二十九番 原田賢一議員登壇〕

○二十九番(原田賢一議員)
 ただいまより、福祉保健委員会に付託を受けました「福祉及び保健の調査について」及び「旅館業法に関連する条例等についての請願」の調査並びに審査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月九日及び二月十二日の両日にわたり開会し、慎重な調査並びに審査を進めてまいりました。

 まず、十二月九日開会の委員会におきましては、理事者より、オンライン相談の開設について、(仮称)昭和こども園の運営事業者の決定について、「中央区障害者計画・第六期中央区障害福祉計画・第二期中央区障害児福祉計画」中間のまとめについて、「中央区高齢者保健福祉計画・第八期介護保険事業計画」中間のまとめについて、第八期介護保険料(仮算定値)について、災害時における緊急医療救護所の設置等に関する協定の締結について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十二日開会の委員会におきましては、理事者より、国民健康保険料算定における特別控除の追加について、中央区立晴海児童館等複合施設の指定管理者候補事業者の決定について、第八期介護保険料の設定等について、指定居宅介護支援の事業に係る基準等の変更等について、食品衛生法の改正等に伴う事務手数料の変更等について、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件及び請願の審査を行いましたが、それぞれ今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件及び請願の調査並びに審査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの原田福祉保健委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、塚田環境建設委員会委員長。

〔十五番 塚田秀伸議員登壇〕

○十五番(塚田秀伸議員)
 ただいまより、環境建設委員会に付託を受けました「環境保全及び建設行政の調査について」の経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本委員会は、去る十二月十日及び二月十五日の両日にわたり開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 まず、十二月十日開会の委員会におきましては、理事者より、まちづくり協議会の報告について、報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 次に、二月十五日開会の委員会におきましては、理事者より、令和二年度大気中の揮発性有機化合物調査結果について、鉄道駅におけるエレベーター設置状況について、中央区立児童遊園条例の一部改正について、特別区道の路線の認定及び変更について、中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果(令和二年度上半期)について、職員による事故に係る損害賠償について、(仮称)八重洲バスターミナルに係る基本協定の締結について、中央区耐震改修促進計画の改定について、建築物エネルギー消費性能適合性判定等の審査に係る事務手数料の算出方法の変更等について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 続いて、付託事件の審査を行いましたが、今後さらに調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの塚田環境建設委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、富永築地等地域活性化対策特別委員会委員長。

〔二十一番 富永 一議員登壇〕

○二十一番(富永 一議員)
 ただいまより、築地等地域活性化対策特別委員会に付託を受けました「新しい築地等まちづくり及び観光・地域振興等に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月十七日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、(仮称)八重洲バスターミナルに係る基本協定の締結について、報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの富永築地等地域活性化対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、木村子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長。

〔二十五番 木村克一議員登壇〕

○二十五番(木村克一議員)
 ただいまより、子ども子育て・高齢者対策特別委員会に付託を受けました「子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月十六日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、中央区立晴海児童館等複合施設の指定管理者候補事業者の決定について、第八期介護保険料の設定等について、指定居宅介護支援の事業に係る基準等の変更等について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの木村子ども子育て・高齢者対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、佐藤コロナウイルス・防災等対策特別委員会委員長。

〔十四番 佐藤あつこ議員登壇〕

○十四番(佐藤あつこ議員)
 ただいまより、コロナウイルス・防災等対策特別委員会に付託を受けました「防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること並びにコロナウイルス感染症等の対策に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月二十四日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、新型コロナウイルス感染症への対応について、帰宅困難者一時滞在施設等の現況について、緊急事態宣言の発令に伴う経済対策について、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について、中央区耐震改修促進計画の改定について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの佐藤コロナウイルス・防災等対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。


○議長(押田まり子議員)
 次に、中嶋東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長。

〔二十六番 中嶋ひろあき議員登壇〕

○二十六番(中嶋ひろあき議員)
 ただいまより、東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会に付託を受けました「東京二○二○オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること」の調査経過につきまして、御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る二月十九日に開会し、慎重な調査を進めてまいりました。

 当日は、理事者より、東京二○二○大会の延期に伴う交通に関する対応状況について、東京二○二○大会関係車両の通行ルートを示す一般道の路面表示及び看板の設置について、東京二○二○大会における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン等の概要について、令和二年度オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催について、それぞれ報告を聴取するとともに、付託事件と併せて質疑を行いました。

 なお、付託事件につきましては、今後も引き続き調査・研究する必要があるとして、継続審査と決しました。

 以上申し上げまして、本特別委員会に付託を受けました事件の調査経過の御報告といたします。(拍手)

○議長(押田まり子議員)
 ただいまの中嶋東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会委員長の報告は、これを了承することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。

 以上をもって報告を終わります。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第六

 議案第九号 中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例


○議長(押田まり子議員)
 提案者の説明を願います。

〔区長 山本泰人君登壇〕

○区長(山本泰人君)
 ただいま上程されました議案第九号、中央区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。

 本案は、本区特別職報酬等審議会答申を尊重いたしまして、区長及び副区長の期末手当の額の算定に用いる支給月数を答申のとおり改定するものであります。

 よろしく御審議の上、御決定のほどお願いいたします。

○議長(押田まり子議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第九号は原案のとおり可決されました。


○議長(押田まり子議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第七

 議員提出議案第一号 中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例


○議長(押田まり子議員)
 提案者の説明を願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第一号、中央区議会議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案者を代表して、提案の理由を御説明いたします。

 区議会議員の期末手当の額につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい社会経済情勢や特別区人事委員会勧告の内容などを総合的に勘案し、本年三月から期末手当の支給月数を改定することが適当である旨の答申を本区特別職報酬等審議会から受けたところであります。

 そこで、区議会において鋭意検討を重ねた結果、本答申の趣旨を尊重いたしまして、区議会議員の期末手当の支給月数を答申のとおり改定するものであります。

 よろしく御審議の上、何とぞ満場一致をもって本案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

○議長(押田まり子議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七、議員提出議案第一号は原案のとおり可決されました。


○二十三番(海老原崇智議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 本日の会議はこの程度とし、明二十七日、明後二十八日を休会とし、来る三月一日定刻に本会議を開かれるよう、お諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(押田まり子議員)
 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれにて打ち切り、明二十七日、明後二十八日を休会とし、来る三月一日本会議を開きますから、定刻に御参集願います。

 本日は、これをもって散会いたします。

     午後三時八分 散会


署名議員
議 長  押田 まり子
議 員  高橋 元気
議 員  佐藤 あつこ

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ