ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の令和3年 築地等地域活性化対策特別委員会(2月17日)

令和3年 築地等地域活性化対策特別委員会(2月17日)

1.開会日時

令和3年2月17日(水)

午後1時30分 開会

午後3時1分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 富永 一

副委員長 小栗 智恵子

委員 塚田 秀伸

委員 海老原 崇智

委員 太田 太

委員 高橋 元気

委員 田中 広一

委員 渡部 恵子

議長 押田 まり子

4.出席説明員

(16人)

齊藤副区長

吉田副区長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

遠藤区民部長

鷲頭地域振興課長

岩田文化・生涯学習課長

田部井商工観光課長

望月環境土木部長

三留環境政策課長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

水野都市計画事業担当課長

福島副参事(まちづくり事業・特命担当)

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

秋山書記

黒須書記

6.議題

  • 新しい築地等まちづくり及び観光・地域振興等に関すること

(午後1時30分 開会)

○富永委員長
 ただいまより築地等地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 それでは、議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○松岡都市整備部長

 1 (仮称)八重洲バスターミナルに係る基本協定の締結について(資料1)

以上1件報告

○富永委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりとなりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時31分です。自由民主党68分、あたらしい中央さん32分、公明党さん32分、新風会さん32分、日本共産党さん32分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○太田委員
 それでは、質問させていただきます。

 八重洲バスターミナルに係る基本協定を京王電鉄バスと締結されたということで、二、三質問させていただきます。

 八重洲バスターミナルですけれども、1日の発着台数を1,200便と想定しておりますが、この度、バスタ新宿の主要株主でもある京王電鉄バスが営業を取り仕切ることになりました。私も、夜行バスを利用することが大変多くて、何よりも運賃が安いし、夜発車して、朝気づけば、もう現地に到着しているということで、利便性についても大変ありがたいわけです。また、今まで発着場が点在しており、路上がバスであふれ返っておりましたが、それを地下に集約し、道路の安全面もアップすると。また、近隣商業地への回遊性の問題も大変大きな、重要な話題になってくることも想定しなければならないと感じます。近隣商業地としても、京橋エドグラン、また、観光情報センターなどございます。これらの商業地との連携も併せて、この事業の今後の発展性や期待感などがございましたら、所感をお聞かせください。よろしくお願いします。

○水野都市計画事業担当課長
 八重洲のバスターミナルについてでございます。

 まず、東京駅につきましては、日本の玄関口として、多くの鉄道路線が乗り入れるとともに、駅周辺から日本各地にバスが発着するなど、国内最大の交通結節機能を有しているところでございます。そして、委員から御案内があったとおり、現在、道路上等に分散しているバス停を集約して、路上環境の改善を図るととともに、国際都市東京の玄関口として、さらなる交通結節機能の充実を図るため、バスターミナルを整備していくものでございます。こちらの取組につきましては、国や東京都、それから警察等とも連携しながら進めてきたものでありまして、ようやく実現に向けて進み出したというところを認識しているところでございます。このバスターミナルの整備によりまして、安全で快適な回遊性の高い国際都市東京の玄関口の実現に向けて取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。

 以上です。

○太田委員
 ありがとうございます。本当にあそこは東京の玄関口として、安全で快適な整備をするということで、さらに大きな期待をさせていただきます。

 その京王電鉄バスですけれども、主要株主となっているバスタ新宿で営業を開始してから、もうすぐ5年を迎えるわけでございますが、現在に至るまで、聞くところによると、様々な問題があったと私も把握しております。例えば、これは当時としては、なかなか笑えない話ではございますが、トイレが極端に少なく、後に増設することになったり、そのときはお店が少なくて、お弁当が買えないですとか、お土産が買えないなど、初歩的なミスとでもいいましょうか、ハード面でかなり不安な点や改善点があったようですけれども、そこを工夫に工夫を重ねて、現在、大変改善されたことと推察しております。

 今回の八重洲再開発は国内最大規模のバスターミナルとのことで、そのコンセプトなどを拝見しますと、本当にすばらしい内容となっていることに大きな期待が持てるのですが、少し心配なことがございまして、3ブロックに分かれている発着場です。3ブロックに分かれているバス乗り場について、単純に乗り場が地下ということもありまして、分かりづらそうなイメージがあります。利用者にとって、混乱なくスムーズに御利用いただけるよう御配慮をお願いしたいと、これは京王電鉄バスにも念を押して要望していただきたいのですが、いかがでしょうか。

 それと、発着回数は1日1,200便を想定とのことですけれども、1日の利用便数の上限というのは、最大でどのぐらいを見込んでいるのか、これも併せてお示しいただければと思います。

○水野都市計画事業担当課長
 2点御質問いただいたところでございます。

 1点目の分かりやすさという点でございますけれども、こちらのバスターミナルの整備に併せまして、バスターミナルへ誘導するための案内サイン等も充実させるというふうに聞いておりますので、3地区にまたがるバスターミナルの中で、途中に八重洲地下街を挟んだりですとか、一部、案内がないとなかなかたどり着けないところもあるかと思いますので、その点は配慮した上で、案内機能というものを導入していくというふうに認識しております。

 それから、発着便数のお話でございますけれども、発着便数につきましては、令和元年10月にバス事業者に対して行ったアンケートの取りまとめをしておりまして、その中で、現在の移行対象エリアにあるバス停の数が約1,200だったということで、想定の便数を1,200程度というふうに予想しているところでございます。その1,200を受け入れた上で、まだキャパシティというものは余裕を持って考えているというふうに聞いておりますので、具体的に数字が幾つというのは、各バス会社の増便の計画ですとか、あるいは新たに参入してくるバス会社などもあるかもしれませんし、少し読めないところはありますが、20バース造っておりまして、1,200、1,300あるいはそれ以上の容量というものは備えているところでございます。

 以上です。

○太田委員
 大変安心いたしました。

 もちろん、対策やこれまで培ったノウハウなどはあると思いますが、さらに念には念を押して丁寧に対策を講ずることで、利用者もどんどんこれから増えると思われますし、回遊性も、近隣商業地としては大変大きな期待もあります。東京駅から八重洲地下街、そして京橋地区の商業地、そこからバスターミナルと、ぜひ今後の中央区の発展のためにも御要望等、よろしくお願いいたします。

 ちなみに、八重洲バスターミナルのネーミング等も気になるところでございまして、各出口の名称に加え、主要出口としては京橋口とも考えられますけれども、地域経済活性化にこれがしっかり貢献できるように御配慮をお願いいたします。後に発表されると思いますけれども、それぞれにすばらしい名称を期待させていただきます。

 次に、議題に入りますが、今回、昨年からの区の景気動向に伴いまして、区民部に所感をお尋ねいたします。

 昨年からの景気動向ということで、昨年より新型コロナウイルスで大変大きなダメージを被っております。そこで、本区一丸となって、この未曽有の難局を区職員の皆さんのお知恵とお力、そして絶え間ない努力で御対応いただき、誠に感謝申し上げるところでございます。

 しかしながら、一方で、最近の傾向としましても、現在の社会情勢でリモートワークもかなり定着してきた感がございます。本区の昼間人口の把握としては、これは国の5年ごとの調査となっているので、ここでは難しいものがあるかとは思いますが、本区の2か月ごとの景気動向指数を見たときに、どのような変化を把握しているのか、現状をお示しいただければと思います。

○田部井商工観光課長
 今、御紹介がございました本区で行っております景気動向調査は、2か月ごとに実施をしているということでございます。こちらの推移に関しましては、やはり社会情勢を受けた形の結果を示しているということでございます。特に、ここ数年は比較的安定したところで、もちろん多少の出っ込み引っ込みはありますけれども、安定したところで来ておりましたが、昨年のコロナにありましてからは、やはり大きく落ち込んだところでございます。

 さらに、コロナ禍の中にありましても、例えば緊急事態宣言が明けて人が動き出すというような時期に調査が重なったときは、少し上向きの数字が出てくると。これがまた、例えば11月にはGoToキャンペーンのほうも中止、延期ということになりまして、そうしたことを受けて、また下がってくると。そうした社会、特に現状においては、コロナの状況、これは報道であったりとか、まさに、まちに人がどれだけにぎわいをもたらしてくれているのかというようなことを如実に表しているものだというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○太田委員
 ありがとうございます。

 GoToなどで非常に景気が持ち直してきて、すごくいい調子で来たなと思った矢先に、また緊急事態宣言ということで、本当に大打撃ですよね。これからまた、しっかり対策を練っていかなければならないとは思っておりますけれども、昼間人口の把握については、中央区に関しては、言わば景気のにぎわいのバロメーターにもなり得ますから、もし区独自で調査ができるのであれば、毎年とは言いませんけれども、調査してみる価値は十分にあると思いますので、これは要望させていただきます。

 また、昼間人口と景気動向指数は連動してくるであろうとは思われますが、本区でも商業のまちとしては、景気やにぎわいにかなり影響を受けています。景気の動向や今後の経済対策もあります。現在、超高層マンションはかなり増えてはおりますが、本区から大企業の本社機能が他区に移転して、多少減少傾向のような感じがいたします。そうしたことから、何となく中央区に本社があるというプレミアム感が薄れてきているように感じますが、そのあたりの所感をお聞かせいただければと思います。

○田部井商工観光課長
 企業の数、今、区内にいわゆる本社というものが何社あるかということにつきましては、正確な数字を持ち合わせてございませんけれども、確かに、委員おっしゃるように、例えば経済センサスなどを見てみますと、若干の減少傾向にはあるんだろうというところでございます。また、委員おっしゃったような昼間人口ということにおいても、過去からの推移を見ますと、具体的な数字は、今、ここでは申し上げませんけれども、確かに減っています。

 そうした中で、やはり昼間、この地域の中で働く方が少なくなってくるということについて言えば、例えばですけれども、オフィスワーカーの方が昼食で飲食店を利用するですとか、お弁当を買うですとか、それから、当然、帰りに食事をする、買物をするということの母数といいましょうか、そうしたものが確かに減っているということは、そうした調査の中からも分かるんだろうと。そうしたことが当然、客観的な数字ではありませんけれども、売上げなどにも影響が出てきているのであろうと。

 委員おっしゃるような、いわゆる中央区のプレミアム感というんでしょうか、そうしたところにつきましては、中央区は地価も、ひょっとしたら家賃も高くて、会社にとっての経費の負担も大きいという面も確かにあろうと思っております。ただ、本区におきましては、それを補う、またはそれ以上に、例えば交通を含めた立地ですとか、場合によってはネームバリューというようなものがございますので、そうしたものは、事業活動を行う上にあって、企業にとってのメリット、インセンティブにつながるものだろうと。実際に、コロナの状況下にあっても、この中央区でお店を開きたい、事業を始めたいという方のお声も、経営相談、出張経営相談、それ以外のところでもお話を聞いているところでございますので、決してプレミアム感が落ちているということではないというふうには考えているところでございます。

 以上でございます。

○太田委員
 なかなか難しい質問にお答えをありがとうございました。

 プレミアム感が落ちているのではないかという質問をさせていただきましたけれども、中央区というのは、それなりのブランドというか、物すごい価値がある地域だと思っています。

 いずれにしましても、また、今回新たに八重洲の再開発やバスターミナルも令和4年夏をめどに一部開業されますし、本区の経済活性化につながるよう、景気動向指数も今後注目していかなければならないと感じます。あわせて、この特別委員会で動向をしっかり調査しつつ、一刻も早くコロナ禍から立ち直るためにも対策を議論して、深めていただきたいと思っております。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○高橋(元)委員
 私からも、まずは八重洲バスターミナルに係る基本協定の締結についてお伺いをさせていただければと思います。

 前委員からもございましたが、やはりバス停を集約して地下に移すことによって、交通の利便性、回遊性、近隣の商業施設と一体化することによって、まちが盛り上がるという点についても、本当にすばらしい計画であるかとは思っております。頂いていた資料の中身の2ページ目に、平成13年度以降、国土交通省、東京都、中央区により、八重洲側の民間開発に併せてバスターミナルを整備し、その検討が進められてきましたと書かれております。20年前から、もう既に中央区が参画をして議論されている。そして、東京駅前・八重洲バスターミナル整備推進委員会も設置され、さらにその議論を深めているというふうに認識をしております。

 20年前から議論をしていく中で、この八重洲バスターミナルに対する要望としては、どのような視点で中央区として、この検討委員会等の中で東京都、国土交通省に対して要望してきたのかという点について、経緯を教えてください。

○水野都市計画事業担当課長
 バスターミナルに係る経緯についてでございます。

 平成13年度に検討されました東京駅周辺の再生整備に関する研究委員会におきましては、まず丸の内側、それから八重洲側、それぞれの駅前広場を活用して再整備を行っていくという方向性が示されたものでございます。その中で、特に八重洲側の駅前広場空間につきましては、高速バス、それから周辺バス機能についての確保が困難なために、長期的な方針として、駅として有するべきターミナル機能を、八重洲側のまちづくりを通じて将来のバスターミナル整備を行っていくという方針が示されたものです。その後、東京都が検討調査を行いまして、平成23年3月に取りまとめて、新宿や浜松町などを含めて、都内のターミナル駅におけるバス乗降所の必要性の考え方を整理しております。その後、丸の内側、それから八重洲側におきましては、駅前の再整備が具体的に進捗しまして、八重洲側の駅前広場ではグランルーフの整備、それからJR、高速バス、都営バスのバス機能とタクシープール及び一般車両の車寄せを配置して、平成26年10月から供用が開始されたものです。

 そこで、本区の状況ですけれども、平成25年以降に、国際競争力に資するバスターミナル整備等の交通結節点の機能強化に向け、具体的な検討に着手しておりまして、平成26年度に学識経験者、国、東京都、警視庁、バス協会等の関係者が一堂に会する協議検討の場を設けて、八重洲の再開発事業を通じて整備するバスターミナルの基本方針をまとめたところでございます。その基本方針というのが、外堀通り、八重洲通りの路上に停留所を設け発着する高速乗合バス等を再開発側で受け入れるという方針ですとか、移行対象エリアの考え方などをまとめたものでございます。その後、令和元年11月には、対象エリア内のバス停留所が段階的に、整備されるバスターミナルへ円滑に移行できるよう、移行の考え方を整理した実現方針を関係者の連絡会において確認しまして、バス事業者等の関係者に周知を図ったところでございます。

 この中で、地元中央区といたしましては、やはり路上環境の改善、今、バスが点在しておりまして、まずバス停が分かりにくいといったところを改善しなければならない。それから、バスの乗降に当たっては、車が停車することによって車道を一時的に塞いでしまう。歩行者に関しては、バスの乗降があるので、歩行空間としては、狭くなったりとか、流れが悪くなったりだとか、そういった歩行環境の改善というものが必要だということで、これまで取り組んできたところでございます。この度、URと京王バスが協定を結んで、バスターミナルの実現に向けて、また一歩前進したという認識を持っているところでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 詳細な経緯の御説明、ありがとうございます。

 まず、やはり路上環境の改善、そもそもバス停が分かりにくい。私も八重洲側から何回か夜行バスにも乗ったことがあるんですけれども、バス停が点在していて、どこか分からない。30分ぐらい前に行かないと遅刻してしまうのではないかといったぐらい、やはり不便でした。その点が改善されて、さらに、そこまで狭い道ではないですけれども、バスの乗降によって歩行環境が悪くなってしまうところを改善するという点で、中央区としても要望を出していただいているということで理解をさせていただきました。ありがとうございます。

 一昨日の環境建設委員会の答弁の中でもあったと私は認識をしているんですけれども、今あるバス停を集約すると同時に、新規参入も目指していくという御発言があったかと思います。この点につきまして、例えばBRTも含めて、バス会社ごと増やしていくのか、もしくはルートを増やすという点で検討しているのか。今お答えいただける範囲で構いませんので、どのような想定をされているのかという点についてお伺いさせてください。

○水野都市計画事業担当課長
 バスターミナルのキャパシティについてですけれども、まず考え方といたしましては、今、路上環境の改善を図るという意味で、移行対象バスと対象エリアというものを設定しております。まず、そこの改善を図るというのが最優先になっております。そして、その改善を図った上で、余裕があれば、新たなバスの参入というのも視野に入ってくるというふうに思っていまして、まずは現行の路上環境をよくするということが第一目標だというふうに認識しております。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。まずは、もちろん、対象バスエリアを絞った上で、その改善に向けて進めていただいていると。もし余裕があったら、空いている部分を使ってルートを増やすことも、もしかしたら検討するかもしれないという形で認識をさせていただきました。ありがとうございます。

 この点について、今回、八重洲バスターミナルに隣接すると思われるのが城東小学校になるかと思います。小学校に対する影響という部分で、所管の範囲内で構いませんので、どのような影響が想定されるのかという点について、もしお答えができれば、お願いをいたします。

○水野都市計画事業担当課長
 城東小学校についてでございます。

 城東小学校は、こちらの再開発の中では、八重洲二丁目北地区の中で整備される学校でございます。地下にバスターミナルができるということで、1階部分にはバスの出入口がありますので、そちらの出入りに関しましては、交通誘導員を配置する計画ということになっておりますので、そういった形で児童の安全性の確保に努めていくというふうに考えております。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。今回、城東小学校も含めて、なかなか日本でもまれなケースの小学校の配置になるかと思います。いろいろと想定をされること、交通面でも気をつけなくてはいけないことが安全面でもあると思いますので、ぜひしっかりと対応していただければと思います。ありがとうございます。

 続きまして、議題から1点、質問をさせていただければと思います。

 先日、東京都が発表したKK線の再生方針案で、Tokyo Sky Corridorの実現に向けてという資料を東京都からいただいております。こちらは、もちろん、中央区としても進めていただいている。思い立って、かなり早く、このような実現に向けたロードマップというか、ビジョンが出てきたなという印象です。

 これについても、お答えいただける範囲で構わないので、お伺いをしたいのですけれども、今のKK線の再開発の検討状況として、2019年に東京高速道路(KK線)の既存施設のあり方検討会を設置して、検討を進めてきたというふうに東京都の資料にございます。こちらにつきましても、中央区としては、どのような視点で、中央区としての要望を東京都、そして国に対してどのように伝えているのか。このあり方検討会の中の議論をどのように中央区はされているのかという点について、お伺いをさせてください。

○水野都市計画事業担当課長
 KK線のあり方検討会についてでございます。

 今、委員御案内のとおり、中央区も入った形で、学識経験者、それから東京都、千代田区、港区を含めまして、KK線の既存施設の在り方については議論されてきたところです。その議論がまとまり、昨年の11月に提言書という形で、検討会から東京都に提言がなされたという経緯がございます。

 その中で、区といたしましても、東京都とは同じ方向を向いているというふうに認識しておりまして、高速道路の形を生かした歩行者ネットワークをつくるということですとか、それから、区としても緑を増やしたいという思いでございますので、大規模に緑のネットワークを構築していくこと、さらには、地元中央区ということでございまして、地域の価値、魅力を向上していくという観点を盛り込んでいきたいというふうに思っておりまして、それは、東京都が出している目指すべき将来像と一致するものと考えておりますので、これからも引き続き東京都とも連携しながら、区ができる取組をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 先ほどの八重洲バスターミナルの件と同じく、歩行者ネットワークだったりとか、地域の商業施設とも連携した、未来の都市のまちづくりに向けて、区民の方々も大変魅力的に感じている取組であるかと思っています。このように、まず、資料として東京都が出してきていただいたという時点で、印象として、東京都はかなり前向きに検討しているのかなというふうに私も印象を受けております。

 その上で、今、提言書を取りまとめている段階と思いますが、令和2年度の予算の中にも入っているかと思いますが、この実現に向けた調査というものもやっていくというふうに私は認識をしております。これは東京都と一緒になって、例えば地権者の交渉だったりとか、技術的に可能なのかという点も含めて検討されると思いますが、この調査については、どのように進んでいるのか、現時点で進んでいるのかという点について教えてください。

○三留環境政策課長
 KK線の令和2年度の本区における調査についてでございます。

 委員御案内の内容とはちょっと違いまして、東京都がかなり速いスピードで動いたということで、私どももちょっと戸惑っているところがございますが、本区の調査におきましても、本来であれば、東京都が出された提言であるとか、整備方針と同様の整備構想的なものをまとめる予定でございました。ただ、東京都のほうで、かなり前向きに、また本区も委員として出席してございますので、方向性としては、ほぼ同じような方向を向いてございます。そういったことから、現在、取りまとめをしておりますけれども、東京都の提言もしくは整備方針に補足できるような形で、本区の意向を盛り込んだ整備構想案というものを取りまとめている最中でございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 着々と一歩ずつ進んでいる。私も、想定していたよりも早く東京都も進めてくれているという印象を受けております。KK線の整備も含めて、一日でも早く、一年でも早く実現ができるように取り組んでいただければ、また中央区の魅力もさらに上がっていって、そして魅力に思っていただける方がどんどんと中央区に集まってきていただけるのかなとも思いますので、ぜひスピード感を持って前向きに取り組んでいただければと思います。

 私からの質問は以上です。ありがとうございました。

○田中(広)委員
 私から、議題として、交通環境の充実と中小企業支援、2点伺いたいと思います。

 まず、交通の関係ですが、現在、築地エリアでいろいろ御検討いただいていると思いますが、その中での交通という視点で、どのような御検討をしていらっしゃるのか、状況を教えていただければと思います。

 それから、もう一つ、中小企業支援ということで、先ほど議論があった中の御答弁で経営相談の内容を少し御答弁いただいておりまして、今、件数が増えているのか、また順調な推移なのか、あるいは内容についても、先ほど新規出店のお話もありましたけれども、もう少し詳しく状況を教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

○水野都市計画事業担当課長
 私から、築地の交通に関する検討についてお答えいたします。

 こちらの検討につきましては、地元の代表者の方々、それから中央区の職員とで検討会を11月に立ち上げ、議論をしているところでございます。その中で、検討項目といたしましては、場外市場の安全で快適な歩行環境、波除通りにおきましては、歩行者と車両が交錯して危険だというようなお話もありますので、まず快適な歩行環境について検討していくことが必要だろうという点と、それから、場外市場におきましては、今、東京都から暫定的に荷さばきをする施設として土地を借りているところですけれども、こちらと区の施設、まちづくり支援用施設A棟、それから築地川第一駐車場の再編等もにらみながら、今後、どうやって荷さばき場を確保していくか、あるいはアクセスをどうしていくかといった観点から、交通基盤の検討を進めているところでございます。

 また、同時に、区のほうで独自に委託の調査も行っておりまして、そちらにつきましては、今度開発が行われる跡地について、有するべき交通機能、例えば環状2号線から直接市場跡地のほうにアクセスできるようにという視点などの深掘りをして、それらを取りまとめていきたいというふうに考えているところです。

 以上です。

○田部井商工観光課長
 経営相談、出張経営相談ということでございますけれども、現状の件数につきましては、手元に資料がございません。大変申し訳ございません。

 相談自体につきましては、例年どおり、相談者からの申込みをいただいて、その内容が、例えば資金繰りに関するものなのか、例えば労務管理に関するものなのかなどによって、対応する中小企業診断士であったり、そうしたところを決めて相談をさせていただいているわけでございます。例えば、この1年で申し上げますと、当初は、コロナ禍にあって、やはり中心は資金繰りということで、融資の件に関しての相談事が多かった。ただ、これが徐々に、資金繰りについてというよりは、その後は、例えばコロナ禍にあっての売上げ向上に関してのアドバイス、相談でしたり、他の機関が実施をしている補助金についてのお問合せ、御相談ということ、それから、最近では、そうしたことも含めて、また新たに事業を起こしていくということも徐々に広がってきたと。

 実は、たまたま本日ですけれども、日本橋プラザのほうでビジネス交流フェア、バイヤー商談会を行っております。そちらのほうにも、中小企業診断士の方、NPOちゅうおうであったり、よろず支援拠点のほうから来ていただいているんですけれども、そうした方々ともお話を、まさに先ほど、午前中にしてきたところなんです。そうした、フェーズというか、やはり少し変わってきているのかなと。

 ただ、やはり資金繰りが厳しいということ自体には変わりはないということでしたけれども、さらに、そこから各事業者が売上げをどうやって上げていくべきなのか、どういうふうな取組をして今後に備えるべきなのかというようなところで、今は資金繰りだけということではなくなってきているようで、やはりそうした相談事がこれからもまた増えてくるのかなというようなお話をちょうどしてきたところでございますので、そうした相談者の相談内容をしっかりと受け止めて、私どもとしても、例えば人員の体制ですとか、そうしたところもしっかり対応させていただきたいと存じます。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 それぞれありがとうございました。

 交通の関係ですが、確かに、豊洲から築地への流れ、今度は築地エリアの回遊性はすごく大事だと思います。あわせて、荷さばきをどう行っていくのか、これは本当に大事なポイントだと思っております。

 そこで、以前から感じていることなんですけれども、改めて、コロナ禍になって、やはり物流の問題というのが大きく影響したなと感じております。私も、振り返ると、ちょうど初当選させていただいた当時、エリアとしては郊外で、たしか三郷とか言われてきたと思うんですが、あそこに最大手のディベロッパーやハウスメーカーまで物流拠点を造ろうという動きがあったときでありました。それが、今、大きな効果を得ているんだと思いますけれども、また一方で、コロナ禍で大きく生活様式も変化する中で、ますます変わってくると思います。特に、以前の物流施設は、土地単価を少しでも抑えられるエリアで高速道路につながるところというイメージだったと思いますが、築地の最大の魅力は、もともと都心にあって、交通のまさにど真ん中で、しかも目利きの方が選んでくださる、食のまさにプロのまちです。ですので、こういったところから、どう物流を展開していくのか、こういった視点はすごく大事だなと思っております。

 しかしながら、土地価格が高いという、この区の特徴がありますので、難しいとは思いますが、可能な中で、特に事業者の御意見を踏まえながら、どういった物流を考えていくのか、この議論も、当然、私ではなく、関係者の皆さんは第一だと思っていると思いますけれども、どう捉えていくのか、御見解をいただければと思います。

 そして、もう一つは、これも以前から申し上げておりますけれども、BRTです。確かに、連節バスとなりますと、曲がるのに一定のスペースが必要でありますけれども、築地地区にぜひ停車していただきたいということは以前から申し上げておりますが、現在の検討状況を教えていただければと思います。

 さらに、経営相談についてでございますが、大変詳細に御答弁いただいて、大変ありがたく思っております。

 連日、本当にいろいろな補助金の申請の問題ですとか、あるいは最近は学生の方からの御相談ですとか、若い世代の方からのいろいろな御相談をいただいて、私なりにも一生懸命ホームページを見たり、調べながら御回答するんですが、なかなか的確な回答になっていないのではないかと不安に思っております。

 そういった中で、今、フェーズもどんどん変わってきている状況もあるし、様々な相談内容をしっかり受けて、人員体制も強化していきたいというお話がありましたけれども、ちょっと分野が広過ぎるので難しいと思いますが、本当に事業者の皆さんは、補助金の使い方とか、申請の仕方とかをちょっと聞きたいんです。それを少し聞いて、可能な限りの御相談ができれば、お話をするだけでいろいろ整理されることがありますので、何とかその点、体制をさらに強化していただくような方策を進めていただければありがたいと思いますけれども、この点、御見解はいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。

○吉田副区長
 築地の交通の検討でございますが、これは委員おっしゃったとおりというか、私どももやはり危機感を持っていますけれども、例えば築地市場の跡地が、交通基盤の整備も含めて、完成したとしますと、100年はきっと変更がないわけです。そこの中でどういう交通を形成するかということでございますので、それこそ相当先の先まで見通しながら、現実に、築地市場の跡地の開発が行われた。周りで、例えば晴海通りと新大橋通りの交差点が今まで以上に混みましたなんていうのでは話にならないわけでございまして、そういう部分を含めて、私は、やはり百年の大計を持った交通整備を考えなければいけないと思っております。

 おっしゃったように、いわゆる広域的な連携として、築地という区域あるいは銀座という区域にどういうふうに交通が入ってくるのか、あるいはそれをまた、こちらから発進して出ていくのか。基本的には、車の流れを中心とした、あるいは物流を中心とした流れというものについての検討。それから、私は、これは築地の豊かさだと思いますけれども、現実に、築地にかなり主要な公共施設もございますし、それからバザールもございますし、そういったものをうまく組み合わせながら、例えば朝日新聞があり、がんセンターがあり、築地本願寺があり、それから聖路加国際病院があり、築地場外市場があり、そういったものと、例えば市場跡地とをどういうふうに、人の流れも含めて、豊かに結節させていくかという交通の計画。それから、東京湾と隅田川の河口に面しておりますので、水上交通と、そういった陸上の車の流れ、人の流れをどう結節していくか、そういった部分の設計もしなければいけないだろうと。

 それから、これは変な話ですけれども、朝日新聞の屋上にヘリコプターが来るわけですが、ああいうヘリコプターの計画というのはどうするんだと。それも一種の交通でございますので、今の私どもが持っていて現に使っている道路だけでは足りないわけですから、それを跡地の中で交通拠点としてどう計画するんだと。それで補完していくしかないわけです。

 例えば、築地市場の場外を見ていただいたら分かりますけれども、正直言って、築地場外市場は、言い方は悪いですけれども、かなり無秩序に交通がされているわけです。現実には、波除神社に向かって真っすぐ入ってくる通りと、波除神社の前の通りのL字のあの道路しか、実は骨格的な道路がないわけです。その部分を、ある種の場外の物流に使っているわけですけれども、そうすると、今度は豊洲から入ってくるものの流れとか、豊洲に出していくものの流れとかというのは、現在の場外市場では設けられない。その部分を、例えば地元として、市場の跡地の中にそれを造ってほしいみたいな要望をしていくとかいうことも含めて、やはり本当に100年後の社会をも想定しながら交通計画を出していかなければならないので、これはかなり深刻な問題だと思っております。

 この件については、私どもも、現在、様々な検討をしておりますけれども、その部分について、全体の検討資料もトータルでお示ししながら、議会の皆さんとも御相談をさせていただきながら、これは少なくとも5月、6月には取りまとめて、第1弾の要望事項として、きちんと出していきたいと思っております。今お話ししましたような方向性を持ちながら検討して、東京都のほうに提出していきたいと思っています。従来から、東京都は、地元区が何を言おうと、自分のペースでやりたがるところでございますけれども、私どもとしては、区議会と私どもが一緒になって、天下の正論として世間に、地元区としてはこういうことを言ったんだということをきちんと記録に残させて、今後の開発指導の中でも、民間事業者に対して、地元区として指導する骨格になるような要望をつくっていきたいというふうに思っております。

 その中で、実は、BRTの問題なんですが、BRTの運行を開始しましたけれども、コロナ禍なものですから、想定したほど使われていないことも事実なので、そこのところを含めて、今後どういうふうな2次運行、3次運行にするかという問題について、今の時点ではなかなか判断しにくいところがあるんです。そういったところも含めながら、私どもは、BRTの2次運行に入っていく段階も含めて、交通計画全体を、臨海部の、あるいは京橋の一部を含めた、そういった交通環境の変化がございますから、その部分を含めて、交通計画の見直しを総合的にやって、その中で、BRTの築地のリタッチというような問題についても検討していきたいというふうに考えております。

○田部井商工観光課長
 支援のメニューにつきましては、コロナ禍にあって、国、東京都、それから他の機関におきましても、様々な対策を講じています。当然、本区においてもでございますけれども、逆に、支援のメニューが多いがゆえに、どれをどこがやっていて、どういう中身で、何を用意していけばいいのかというようなことが非常に分かりづらくなっているということは事実だというふうに認識をしております。

 現実問題といたしまして、例えば国でやっている、東京都でやっているものについても、まず一旦区役所、私ども商工観光課のほうにお問合せをいただきまして、そこから御案内をさせていただくということに、今、させていただいているところでございます。このメニューについて知りたいということが分かる場合には、すぐにホームページなり、お問合せ先をお知らせするということができるんですけれども、これも本日のお昼の時間だったんですけれども、事業者の中には、お金がもらえるというふうに聞いたんだけれども、どこに連絡すればいいのかというようなお声は、実は、少なからず、ございます。例えば、今、私どもは飲食店を営んでいるんだけれども、たしか国か東京都からお金を給付してもらえるというふうに聞いたんだけれども、どこにと。その場合にも、職員がそれぞれの、国や東京都が出している冊子などと見比べながら、個々に事情を聞いて、例えば時短の要請に応じた給付金ですかなど、一つ一つ聞き取りながら、少しずつ、それに近いものを御案内させていただくという対応を取らせていただいているところでございます。

 あと、相談ということになるんですけれども、やはり本区で行っている事業については、直接本区において説明もできますし、場合によっては御来庁などをしていただきながら、書類の作成のところまでのお手伝いということもさせていただけるんですが、他団体のものにつきましては、先ほど申し上げました冊子ですとか、ホームページとかはあるんですが、具体的なその方の事情をしっかりと把握した上で、さらにそこで必要な書類となってくると、やはりどうしてもそれぞれの担当の窓口のほうで対応をしていただかざるを得ないものですから、そこにつきましては、こちらのほうで安易に不明瞭なお答えをして二度手間、三度手間をかけるわけにはいきませんので、そこのところは、しっかりと担当の窓口なり、所管を御案内させていただき、そこにつなぐというようなところに終始しているところでございます。

 ただ、全体の枠として、やはり大きなメニューがございますので、どこで何をやっているのかというようなことが少しでも分かるように、現在でも区のホームページには、そうしたものの御紹介はさせていただいておりますし、今後、広報紙なども使いながら、少し幅広に御紹介、御案内をさせていただければと存じます。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 ありがとうございました。本当に御苦労されながら取り組んでいらっしゃる思いも伝わってきました。

 いずれにしても、地域の方は、どういったメニューを使っていけばいいのか、すごくいろいろ悩んでおりますし、また、一生懸命申請しようとしていても、いろいろなところにぶつかっているんです。ですので、本当に難しいと思いますけれども、区の事業だったら本当に問題ないんですが、それでも、何とか区の相談体制を可能な限り広げていただいて、先ほど広報紙というお話がありましたけれども、ホームページと併せて、広報紙でしっかりと大きく、相談してくださいと。ただ、そこにただし書をどう書くか難しいですけれども、私もぱっと今、案が浮かびませんが、上手に書いていただきながら、一度まず、お話をするだけで気持ちが整理されますので、それだけでも大きな一歩だと思いますので、ぜひ相談体制の充実を、広報も含めて、お願いしたいと思います。

 それから、交通環境の問題でございますが、築地エリアについては、これは本当に皆さんと一体となって、しっかりやっていきたいという思いでおります。

 そこで、さっきBRTについて聞きましたのは、今回頂いた資料、八重洲バスターミナルの話が出ております。当然、ここにバスターミナルができるから、BRTも、中央区が持っている構想が実現できるという流れになりますが、築地エリアを一つの大きな交通結節機能、ましてや百年の計だというお話をいただいておりますけれども、考えている。また、今度、八重洲地区が一つの交通結節機能のますます充実した拠点となる。やはりこれを結んでいくという点では、当然、BRTは必要だと思っておりますし、都バス等の再編も、可能性としては十分あるのかなと思っております。

 一方で、東京都も臨海エリアを一つの発展の地域と捉えておりますので、臨海エリアから、当然、築地、そして築地から、まさに玄関口となる東京駅、これをどう結んでいくのか。この総合的な交通計画を検討していく必要があると思っております。

 それから、もう一点は、これまで求めてきましたけれども、KK線あるいは築地川アメニティ整備構想、歩いて皆さんが少しでも憩いを感じていただけるような空間、これも大事だと思っております。したがって、どうしても交通というと、車というイメージがありますが、やはり歩行空間の充実をどうしていくのか。まさに、先ほど求めた臨海エリアから都心に向かう、その間にKK線とアメニティ整備構想ができてくるわけでありますので、100年たったときに、歩いて、また緑を感じられて、一定の交通ルール、マナーが向上している中で、中央区の次の発展を目指していただきたい、そういう思いであります。振り返れば、確かに江戸時代も水運を使って交通の要衝であったエリアであります。

 次の予算案には、たしか総合交通計画の改定というのがあったと思います。そういった意味で、中央区としての今後の交通計画、どのように臨んでいくのか、また今後議論を深めていきたいと思いますので、要望させていただいて質問を終わります。ありがとうございました。

○渡部(恵)委員
 資料から1つお伺いさせていただきたいと思います。

 長年にわたりまして、東京駅周辺の問題を把握されながら、議論を深め、関係各所とともに新たな方向性、そして交通結節点としての東京駅の役割をいよいよ形づくられたんだなという思いで拝見させていただきました。そして、20バース増えて、1,200から1,300便、毎日大勢の方たちがこのバスに乗っていらっしゃるということと、そしてまた、日本に海外からいらした方が初めて降り立つ駅が東京駅かもしれません。また、東京駅を通しまして日本全国とつながっていく。そういう意味で、新たな国際的な意味を持った表玄関、東京駅は日本の表玄関になっていくのかなというふうな思いが、この資料から伝わってまいりました。

 その中で、このエリアは、これからインターナショナルスクールもできますし、そういう意味では、カンファレンス等々の会議室もできるので、国際的な役割も担う反面、過去、とても歴史を刻んできたエリアでもあるということで、私は、単純に人が行き来する表玄関としての役割ではなくて、中央区が刻んできた様々な歴史ですとか、文化、そうしたものも含めたシティプロモーションの一環として、例えば商業施設ですとか、待合室のラウンジなどを通して、中央区ということを知っていただく機会があったらなというような思いもあります。そんな方向性というのはお考えなのかどうか、もしあったら教えてください。

○水野都市計画事業担当課長
 バスターミナルの中の施設についてでございます。

 こちらは、導入予定のイメージとして、今、描かれておりますけれども、具体的なものにつきましては、これからバスの運営事業者などが中心となって決めていくことになるかと思っております。その中で、区の施設、区に関するものを何か入れられないかということでございますが、それは、今、決まったものはないですけれども、区といたしましても、ここは国際都市東京の発展に向けて重要な施設だと認識しておりますので、事業者とは話をしながら、どういったものが造られていくのかというのは注視して、その中で取り入れられるようなものが何かあれば、それは区としても取り入れてほしいと思っていますので、引き続き、この整備に向けては、動向を見ながら進めていくというふうに考えております。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 まだ具体的な内容が詰まっていない中の質問をしてしまいまして、その点は大変申し訳ないです。

 私が何でこの質問をさせていただいたかと申しますと、先ほども前委員から回遊性という言葉が何回か出てまいりました。せっかくの機会に、周辺の事業者の方たちに潤い、経済的な効果を及ぼしていけるような考え方も持っていただきたいですし、また、単純にここを駅として行き来するだけではなくて、中央区、このまちが刻んできた価値というものを含めて、一緒にプロモーションしていっていただくことで、また東京駅、またこの地に来たいというふうな思いを持っていただけるかなというような思いもありまして、質問させていただきました。

 また、今回、これから予算の審査が始まりますけれども、区内数所の土産品というのを、令和2年度、詰め合わせセットというものを考えたりですとか、それから区内にはレインボーハウス明石の人たちが非常においしいお菓子も作っていらっしゃるので、そうした中央区で作られている産品をぜひPRする場にもなっていただきたい。少しでも区内事業者の方たちに経済的な効果がもたらされるようにあっていただきたいなという思いを持ちまして、質問させていただいた次第です。もしお酌み取りいただけるのならば、そんな方向性も少し考えていただければと思っております。

 そして、次に、今、こちらは検討されているかどうか、もし検討しているのであれば教えていただきたいんですが、先ほど前委員の質問で築地の交通について御質問がありました。年末は特になんですけれども、豊洲市場から築地魚河岸に入るときのルートが一般の観光客の方たちと同じで、実は、築地魚河岸に搬入するときに非常に交通が重なってしまって、荷物をなかなか時間内に、早朝、持っていけないと。本当にありがたいことに、年末は5時ぐらいからお客様が買いにいらっしゃる地域です。また、土曜日も、中央区が借りてくださったパーキングエリアですとか、中央区の築地場外のパーキングエリアにたくさんの地方ナンバーの車が並んでいるので、豊洲市場から入ってくる搬入の車がなかなか行けないという事実があります。波除通りのところと、それから築地六丁目交差点を左に入ったところの交通を少し分けていただくような工夫があったらありがたいなというふうに思っておりまして、そのあたり、お考えがあったら教えてください。なかったら大丈夫です。

○吉田副区長
 ありませんとお答えすべきところなんでしょうけれども、現状、なかなかそういうことが図れるような環境にございませんから、非常に難しいです。

 基本的に、私もその部分を含めて、これは築地の方々ともそういうお話をしているんですが、築地市場の跡地の開発という問題についての要望もありますけれども、跡地を開発していく過程においても、これは、築地と、そこに関わる事業者とが一体となって、交通の環境だとか何かというものを考えていかないと、これは、これから少なくとも8年から10年ぐらいかかる事業ですから、そういう中で、ずっと継続して工事が進められていく過程の中で、最善解を見つけながら、それでは交通をこういうふうにしようとか、ああいうふうにしようとか、流れを持って検討していかなければならない課題だと思っております。そういう流れを相互につくっていけるような関係が必要なんだということも含めて、これは東京都に具体的な要望として整理をしていきたいというふうに思っております。

○渡部(恵)委員
 答弁ありがとうございます。どうぞ、その方向で、安全で、そして快適な交通環境をつくって、また、区がますます発展していけるようなお取組を東京都とともに進めていただきたいと思います。

 以上で終わります。ありがとうございます。

○富永委員長
 副委員長は委員席へお移りください。

○小栗委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 最初に、八重洲バスターミナルの件ですけれども、これはUR都市機構がバスターミナル整備事業の実施主体だということで、東地区、北地区、中地区の3地区のバスターミナルの部分を順次取得していくという御説明でした。今回は、まず先行して工事も始まっている北地区を取得するということですけれども、全体で1,200便ぐらいだというお話だったんですが、最初の東地区でいうと、ごめんなさい。東地区ですよね。東地区でいうと、乗降場所が6か所で400便ぐらいという考え方でいいのか、その点の確認と、あと、タクシーなどの乗降所というのは、この中にはできないのか、その点の確認をさせていただきたいと思います。

 2点目には、八重洲二丁目の北地区は、昨年の決算特別委員会の資料を見ますと、総事業費が2,438億6,800万円。ごめんなさい。最初は北地区でいいんですよね。北地区の総事業費は2,438億6,800万円ということになっております。そこに補助金として116億円が投入される予定になっているんですけれども、参加組合員の負担金というのが2,100億円というふうに示されています。URは、このバスターミナル整備事業の実施主体ということですけれども、参加組合員として負担金を出すという仕組みなのか。このバスターミナル部分を取得する、それで費用を出すという仕組みになっているのか、その辺の御説明をいただきたいと思います。

○水野都市計画事業担当課長
 バスターミナルの便数についてでございます。

 こちらは御案内のとおり、3地区にまたがるバスターミナルになっておりまして、乗降バースにつきましては、それぞれ東地区7、北地区6、中地区7、合計20バースとなっているところでございます。その中で、それぞれのバースにどれくらいの便数が発着するかというのは、どこのバス会社がどこのバースを使うかというところもまだ決まっておりませんので、バス会社によっても便数は違うことになりますから、まだ明確なことはお答えできないような状況にございます。

 それから、タクシーの乗降所についてでございますが、こちらはバスターミナルの整備ということでございますので、タクシーの乗り場の整備をするものではございません。

 私からは以上です。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 八重洲二丁目北地区の参加組合員負担金についてであります。

 UR都市機構も、参加組合員として、この事業に参画をしておりますので、この負担金の一部を負担しているということになっております。

 以上です。

○小栗委員
 バスターミナルなので、タクシーなどの乗降所はないということなんですが、そうしますと、大きな荷物をゴロゴロやって八重洲のほうまで引っ張っていって、そこでタクシーを利用するとか、そういうようなイメージなのか。ちょっとどうなのかなという思いもあって、その辺は詳しくまだ決まっていないのかもしれませんけれども、最初に北地区が開所されるので、その辺はもうできてもいいのではないかなと思うんですが、お伺いしたいと思います。

 それと、URとしては、参加組合員として負担金を一部出すというお話だったんですけれども、決算特別委員会の資料を見ますと、保留床処分金が215億円という記載があるんです。これがバスターミナルを購入する金額として考えていいのか、幾らぐらいでこれをURが取得するのか、分かれば教えていただきたいと思います。

○水野都市計画事業担当課長
 タクシーについてでございます。

 バスターミナルの中でのタクシー乗り場の整備はないんですけれども、バスターミナルから八重洲地下街などを通りながら、バリアフリーのルートの動線というのもできてくる予定でございますので、そういった中で、地上のタクシー乗り場などに移動して、それで、また次の目的地へ行くのかなというふうに考えているところです。

 私からは以上です。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 決算のときの資料の部分ですが、多分委員がおっしゃっているのは、その他の部分で記入されているところで、そこの部分に保留床処分金や消費税還付金等というような記載があるかと思います。その隣に参加組合員負担金という記載がございまして、ここの部分にURの負担する部分が入ってくるということになっておりますので、その他の欄ではないというところです。そのうち、では幾らURのほうが負担するかというところについては、手元に資料がないので、そちらのほうはお答えできない状態となっております。

 以上です。

○小栗委員
 それでは、負担金として出し、バスターミナルの部分を今度購入するのでもお金を出す、そういう仕組みなのかという確認だけをさせていただきたいと思います。

 それと、タクシーは駅のほうとかで、また拾ってもらうというお話がありましたけれど、今でも東京駅の駅前の交通が大変交錯していて、八重洲のところに降りようとすると、すごく降りにくいというんですか、いろいろな問題があるなというのを日々感じているんですけれども、そういう中で、そういうことも含めて、人の移動をもっと考える必要があるのではないかなというふうに思います。その点は指摘をさせていただきたいと思います。

 この資料にもあるように、この地域では、北地区は地下4階地上45階の240メートルの巨大なビルができる。その地下にバスターミナルを造ると。東地区も51階、250メートルのビル、中地区は46階の240メートルのビルと。また、そのさらに隣の八重洲二丁目の南地区も、今、再開発の計画があるという中で、オフィスビル自体がもう供給オーバーではないかということを前から指摘もし、区のほうも、そう思うけれども、ポテンシャルが高い地域だから大丈夫だというお話なんですけれども、日本橋にも、またさらに大きなビルが建つと。今、コロナ禍で、オフィス需要などについても、いろいろな変化が実際に起きている中で、こういうまちづくりでいいのかという点は指摘をさせていただきたいというふうに思います。

 では、協力金ではなくて、売却の件だけ、お願いします。

○福島副参事(まちづくり事業・特命担当)
 URが参加組合員負担金を負担した上で、バスターミナルの床を購入するのかという御質問ですが、バスターミナルの床の取得につきましては、参加組合員負担金で負担した金額に見合う床を取得するというようなことになるので、購入ではありません。

 以上になります。

○小栗委員
 分かりました。

 バスターミナルの整備は必要だと思いますし、今の路上でバスの乗降をするというのは大変問題だというのは、私もそう思いますので、そういう意味で、かなりの規模のバスターミナルができるということは大変重要な施設になるというふうに思いますけれども、今、こういう巨大な再開発事業にいろいろな公共施設も入れて、財政的に支えるという仕組みになっているという点は指摘をさせていただきたいと思います。

 次に、議題で、KK線の再生方針案についてお伺いしたいと思います。

 先ほども前委員の方の質問がありましたけれども、2月16日に東京都の資料ということで送付がありました。東京都は、2月16日から3月17日まで意見募集をして、今年度中に東京高速道路、KK線再生方針の策定を予定しているというふうに、資料に記載されておりました。この資料のはじめにというところで経過が記されているんですけれども、まず日本橋周辺の首都高地下化に伴う大型車交通の環状機能確保策を検討するために、首都高都心環状線の交通機能確保に関する検討会を設置したと。それが2018年12月だというふうになっているんですけれども、その後、2020年3月に新たな都心環状ルートとなる別線整備案の具体化、これで調整を進めることを確認したということで、新たな都心環状ルートとなる別線ができることで、東京高速道路、KK線は自動車道路として役割が低下することから、有効活用策の検討が可能となってきたという経過の報告があります。

 こうした中で、2019年にKK線の既存施設のあり方検討会を設置して検討を進めてきたというふうな流れになっているんですけれども、最初のほうの2018年の交通機能確保に関する検討会や、KK線の既存施設のあり方検討会にも中央区が参画して、一緒にこの案をつくってきたという理解でよろしいでしょうか。

○吉田副区長
 そのとおりで結構でございます。

 実は、KK線の問題については、それ以前に片づけなければならない問題が山積みされておりまして、実際に、今、私ども区役所の前を通っている掘り割りのところの高速道路でございますけれども、そこの掘り割りのところを通っている交通のうち、池袋方面、それから新宿方面に向かうものについては、日本橋まで行かなくていいよねということで、基本的には、別線というものを造りますと。逆に、今度は新宿方面、それから池袋方面から銀座のほうに来るものについても、日本橋まで行かなくていいよねということで、八重洲線を使って、それから別線を使うという前提が基本的にございます。そういうふうに使うから、結局、現状のKK線の交通というのは要らなくなりますよねというのが基本的な前提でございます。ですから、KK線の交通が要らなくなる環境というのは、別線整備がきちんとできた上でございます。それらの計画を、今、都市計画決定に向けて検討を進めているところでございます。

 その上で、今後、将来的には、実は、KK線の下にはいろいろ構造物がございまして、お店も入っているところでございますから、そういった長期の補修とか何かというものについて考える上でも、一定の方向性を出しておこうということでKK線の話は進んでおりますけれども、実態的には、別線のルートについて、こういう都市計画ができて、こう確保できますよという見通しが立たないと、KK線の上部は使われないということになり、今の絵に描いたような使われ方はしないということで御理解をいただきたいと思います。

○小栗委員
 そうしますと、まず日本橋の上空の首都高をどうするかということで、これは地下にするしかないということで地下にするに当たって、地下にすると、今度は大型車がそこは通れない。それで、高速八重洲線を下まで引っ張ってきて、下までというんですか、南まで引っ張ってきて、それを有楽町駅のほうから新富町駅のほうに向かって曲げて地下を掘ってやれば、今のままでは大型車は厳しいけれども、そういうふうに通るルートができるのではないかという計画の中で、このKK線の上部空間をもう道路で使わなくても済むというふうになったという御説明でよろしいんでしょうか。いいんですね。

 そういうことになりますと、私も前から言っているんですけれども、日本橋の上空の首都高の地下化は、それをしなくても、わざわざこういうふうに通る道を造るわけですよね、KK線を、地下を掘って。高速八重洲線を、地下を掘って新富のほうに曲げて環状線につなぐ。そういう別ルート、新ルートを造るわけですよね。そうしたら、ここは要らないのではないですかね。首都高の地下化は要らないと。今の段階でこうやって見ても、どうしてもそういうふうに思うんですが、いや、そうではないですと多分言うと思いますけれども、私はそのことを再度言いたいということが1つです。

 それと、今、吉田副区長の御説明にあったように、都心環状の新たなルートができないと、今回出ている、上部を道路ではなくて歩行空間を中心とした利用にするということはできないということになると、後のほうに、事業スキームの考え方、そして今後の進め方というふうに載っていますけれども、2030年代から2040年代を目標時期としているということで、10年、20年先ですよね。私は見届けられないなというふうに思うんですけれども、そのくらいのスパンがかかる計画としてしか考えられないというのが現状なのかという点を確認させていただきたいと思います。

○吉田副区長
 小栗委員の御意見に、もう固く信じ込まれているので、反論するつもりもないんですが、お忘れになっているかと思いますけれども、箱崎のほうから来て、あちらに行く路線は、やはり地下を通らないと無理なんですよね。例えば、新宿方面に行きます、それから池袋方面に行きますという道路は、やはり日本橋で地下化しないと通れないわけです。そういうルートを日本橋の今の再開発のルートに入れようとすると、結局、6路線ぐらい引っ張ってしまうんだけれども、それだと日本橋のほうの負担が多過ぎるので、そのうち2路線分は別線にのけましょうというお話になって、別線ルートができているんです。日本橋は要らないということはないので、その辺は理解していただきたいと思います。

 それから、時間の問題ですけれども、先ほど申し上げたように、別線がちゃんとできないと、そういうふうにいきません。ですから、すごく気が長く40年と書いてありますけれども、大抵の人は死に絶えてしまうので、そういうことにならないように、少なくとも10年から15年ぐらいの間にできるように努力を後輩たちがしていくと思いますので、やれると思います。

○小栗委員
 今回提言のあったTokyo Sky Corridorは、私は大変いいなと。これは賛成です。何でも反対というわけではありません。やはり車中心から人中心にしていこう、人と緑が共存共栄できるまちにしていこうということで、グリーンベルトができる、大変夢のある計画だなというふうに私は思いますけれども、交通のほかのルートを造らない限り、上部空間の再生というところまで事業化するのは結構かかるという状況を見ると、もう少し何とか計画を考えていく必要があるのではないかなというふうに強く思います。

 今、KK線の道路自体は全長2キロということですけれども、全部を東京高速道路株式会社が所有していて、道路の管理、あとテナントビルがいっぱい入っているわけですけれども、そういう部分の耐震改修とか、そういうものは随時やって、建物として、これから利用していく、上部を歩行空間として活用していく、そういうことができる建物だということはいいのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。

○吉田副区長
 補強は必要でしょうけれども、当然そういうふうに補強をしながらも、KK線の上部利用ができるような構造物になっているというふうに考えております。

○水野都市計画事業担当課長
 こちらの高速道路は、東京高速道路株式会社の所有となっております。

 以上です。

○小栗委員
 この提言によると、段階的整備による一部区間の開放ということも検討していきたいというふうになっているんですけれども、道路とつながっているので、そういうふうに部分部分でやっていくということができるのかなと思うんですが、周辺まちづくりと連携した段階的整備による一部区間の早期開放を図っていきますというふうにあるんですけれども、そういうことも視野に入れて、今後検討していくということなのか、その点だけ確認をさせていただきたいと思います。

○三留環境政策課長
 一部区間の開放ということでございます。

 委員も御存じのとおり、KK線は3階上空区間にございますので、まずは地上部と上空部分の連絡というのが必要になってきます。こういったものを造るに当たって、周辺の開発であるとか、場合によっては公共施設、区が持ちます公園であるとか道路、そういったところでの地上部と上空部分との連携が必要になってくると思います。そういったところを、まずは整備できるところから整備をしていって、順次開放というのが一般的な考え方だと思っております。

 以上でございます。

○小栗委員
 この再生方針が1か月の意見募集で、今年度中に決めるということになっているので、この方向でもう決めてしまおうという流れで、計画としては早く決める割には、出来上がるのははるか遠くみたいな、そういう違和感を感じるということだけ申し上げて終わります。ありがとうございました。

○富永委員長
 それでは、副委員長席にお戻りください。

 議題、新しい築地等まちづくり及び観光・地域振興等に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 第一回区議会定例会における委員長報告の取扱いにつきましては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 これをもちまして本日の委員会を閉じます。

 ありがとうございました。

(午後3時1分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ