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令和4年 コロナウイルス・防災等対策特別委員会(4月26日)

1.開会日時

令和4年4月26日(火)

午後1時30分 開会

午後3時3分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 渡部 恵子

副委員長 かみや 俊宏

委員 瓜生 正高

委員 佐藤 あつこ

委員 堀田 弥生

委員 青木 かの

委員 山本 理恵

委員 小栗 智恵子

議長 木村 克一

4.出席説明員

(19人)

齊藤副区長  

吉田副区長  

平林教育長  

黒川総務部長 

春貴防災危機管理室長

菅沼危機管理課長       

河内防災課長              

濱田区民部長

田部井商工観光課長

田中福祉保健部長

北澤高齢者施策推進室長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

黒田ワクチン接種等担当課長

三留環境土木部長

西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

松岡都市整備部長

生島教育委員会事務局次長

鷲頭学務課長

5.議会局職員

伊藤議会局長    

小倉議事係長   

鳴子書記

桝谷書記

6.議題

  • 防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること
  • コロナウイルス感染症等の対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○渡部(恵)委員長
 ただいまよりコロナウイルス・防災等対策特別委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 それでは、初めに、理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介~教育委員会分)

○渡部(恵)委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 本日は暑いので、どうぞ御遠慮なく上着のほうは脱いでください。

 それでは、理事者報告の前に、緊急に保健所長からの御報告がございます。

○渡瀬保健所長
 それでは、有効期限を超過した新型コロナワクチンの誤接種についてでございます。

 発生日時は令和4年4月24日、場所は区内の医療機関でございます。

 概要でございますが、個別接種を実施しております医療機関におきまして、有効期限を超過したファイザー社製ワクチンを4名に接種したということでございます。

 原因でございますが、令和4年4月22日に発生した同様の誤接種につきまして、同日、保健所から有効期限に関して注意喚起を行いました。にもかかわらず、有効期限を確認せず、接種を行ったためということでございます。

 当該者への対応といたしましては、御本人に対して、それぞれ個別に連絡し、謝罪と説明を行った上で、希望に応じて抗体検査を実施し、抗体が十分つくられていない場合は再度追加接種を実施する予定でございます。

 報告は以上でございます。

○渡部(恵)委員長
 ありがとうございます。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○春貴防災危機管理室長

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について(資料1)

 2 「中央区国土強靱化地域計画」の策定について(資料2)

 3 令和4年度全国瞬時警報システムの全国一斉情報伝達訓練の実施について(資料3)

以上3件報告

○渡部(恵)委員長
 ただいまの時刻は午後1時43分です。自民党・新青会さん44分、公明党さん28分、かがやき中央さん28分、区民の風さん28分、新風会28分、日本共産党さん28分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○瓜生委員
 私のほうからは、理事者報告から1件、そして議題から1件質問をさせていただきます。

 まず、資料3、全国瞬時警報システム、Jアラートによる全国一斉情報伝達訓練の実施についての質問です。

 直近では、3月24日の午後に北朝鮮からの弾道ミサイルが発射されたとのニュースがありました。また、ウクライナ情勢の悲惨なニュースも毎日報道されている中、北朝鮮の武力配備について一定の懸念があります。こうした北朝鮮からのミサイル発射の事案に対して、Jアラートによる情報伝達について、改めて確認をさせていただきたいと思います。

 1つ目は、基本的なことの確認ですけれども、Jアラートによる情報伝達は、具体的に区民の皆様にどのようなルートで情報が届けられるのでしょうか。

 そして、2つ目は、北朝鮮から弾道ミサイルが発射された際、どのような内容の情報が届けられるのでしょうか。毎年行われているJアラートの一斉訓練の報告をいただきましたけれども、改めて基本的な内容の確認こそが一番根幹にあると思いますので、いま一度御説明をいただきたいと思います。

○菅沼危機管理課長
 全国瞬時警報システム、Jアラートでございます。

 まず、1つ目の御質問、情報伝達のルートについてでございます。

 大きく分けて2つございます。そもそもの情報発信元は、緊急地震速報とか津波警報をあずかる気象庁、それから国民保護情報をあずかる内閣官房、この2つが国の消防庁の送信システムに乗っかり、2つのルートというのは、1つは携帯電話会社のルートによって区民の皆様がお持ちのスマートフォン、携帯電話が自動的に起動して、この重要な情報をお知らせするというルート、それから、もう一つは、地方公共団体に流すルートでございます。こちらは、各区市町村等が設置してございますJアラートの受信機で受信しまして、防災行政無線あるいは戸別受信機、私どもの緊急告知ラジオが自動発報するルートで、この情報が流れてくるといったところでございます。

 2番目の、いざ北朝鮮から弾道ミサイルが発射された際、実際どのような情報が届けられるかといった御質問でございます。

 まず、弾道ミサイルが発射されますと、直ちに大本である消防庁国民保護室がそのミサイルの情報をキャッチし、主に3つに分かれるんですけれども、まず1つは、日本に落下する可能性があると判断された場合、直ちに避難する呼びかけを行います。具体的にミサイルが何時何分、何県周辺に落下するものと見られます、直ちに避難してくださいとか、あるいはその続報として、引き続き屋内に避難していてくださいというような、日本に落下する可能性があるといった場合が1つ。

 2つ目は、日本の上空を通過する場合です。その際も同様に、何時何分に通過したものと見られますというところで、不審なものを発見した場合には決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡してくださいという内容の情報が届きます。

 3つ目は、日本の領海外、外の海域に落下した場合でございます。こちらも同様に、何時何分頃、例えば日本海とかに落下したものと見られます、不審なものを発見した場合には決して近寄らず、直ちに警察や消防に連絡してくださいといった情報がJアラートシステムによって速やかに伝達されるというところが全国一斉瞬時システムの内容となってございます。

 以上でございます。

○瓜生委員
 ありがとうございます。大まかな流れ、そして情報の内容については分かりました。

 今のところ、北朝鮮からのミサイル発射によっての大きな被害というのは確認は取れないですけれども、私たちも、区民の皆さんも、平和ぼけといいますか、Jアラートで何かあったらお知らせしてくれるだろうぐらいのことしか、今のところ、頭に入っていませんので、改めて区としても全体的な流れを周知していただくように御努力を願いたいと思っております。

 次の質問に移ります。議題ですけれども、今年度の総合防災訓練について質問させていただきます。

 昨年度は11月7日日曜日に訓練地域を日本橋地域として、コロナ禍の影響により、一堂に会しての訓練は実施せず、主会場は設けない形で、複数の会場に分散をして開催したと。今年度はまだ始まったばかりですけれども、防災拠点運営委員会訓練もなるべく対面による開催や、従来の訓練スタイルに戻していくほうが好ましいとの声もちらほら出ています。

 そこで、質問させていただきます。本年度の総合防災訓練の開催方法について、当然まだ詳細は決まっていないと思っておりますけれども、開催の考え方など、お答えできる範囲でお聞かせください。

○河内防災課長
 総合防災訓練についてですけれども、本区では、防災拠点や事業所をはじめとした地域の連携強化を推進することによる自助・共助であったり、消防をはじめとする防災関連機関等と連携を強化することで訓練による確認等を行うことに、公助と一体となった防災力の向上を目的として、毎年、総合防災訓練を実施しているところです。今、委員に御紹介いただいたように、コロナの影響で令和2年度については中止、令和3年度については主会場を設けず拠点訓練等を行ったところです。ただ、やはり2年間、これまで十分に、満足に訓練ができていないというところで、区民の方から、万が一何か起こったときに本当に行動できるのかというような不安の声をいただいているところです。本区といたしましては、今年度は拠点訓練ももちろんですけれども、総合防災訓練についても、従来行っていたとおり主会場を設け、従来どおりの規模で各関係機関との連携訓練を行いたいと考えております。毎年3地域ごとに順に行っているところですが、今年度は京橋地域を主会場としまして、主会場での訓練と拠点の訓練を行ってまいりたいと考えております。今はこういったコロナ禍の状況もありますので、しっかり区民の方々であったり、関係機関と協議を進めながら実施に向けて検討してまいりたいと思います。

 以上です。

○瓜生委員
 御答弁ありがとうございました。現状、答えられる範囲での御答弁だったと思っております。

 コロナに関しても、秋口にどのような状況かということは想定できないですけれども、将来的に従来どおりのやり方で一番効果が発揮できていたのか、そこの部分の検証も必要ですし、改めてコロナ禍における分散開催、複数の会場によってやるという形がスタンダードになる可能性もあります。区がどの辺に青写真を描いているのか分かりませんけれども、同じぐらいの区民の人に効果が出るような形を模索していただいて、一つ一つ、コロナ禍ですから、新しい日常とよく言われていますが、新しい防災の形というものを都心区としてしっかり見せていかなければいけないと思うので、そのあたりは議会に報告があると思いますし、しっかりと御検討していただくことを要望させていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

○青木委員
 それでは、私からは、コロナ関連で3つ、防災について3つお尋ねしてまいります。よろしくお願いします。

 まずは、コロナ関連です。

 東京都のリバウンド警戒期間が延長になるということで、4月22日に更新されました。東京都の政策ではありますが、それに中央区としても協力していくということになります。簡単に、中央区としてのリバウンド警戒期間の対策、メインになるものをお聞かせください。

 それから、頂きました資料1の4ページになりますが、保健所コールセンターのことが書いてあります。保健所コールセンターは令和2年2月4日に開設されたものですが、相談内容の2番目です。大変数が多くなっておりますのが体調不良の相談です。この体調不良は、具体的にどのようなものが多く、そして、その場合、どのようなアドバイスをしているのか教えてください。

 3点目に、今、話題になっております3回目接種です。3回目のワクチン接種ということで、中央区関連のホームページには、私が見た時点では、3回目の接種率は、64歳以下が63.16%、65歳以上は93.97%と、ニュースでも度々取り上げられておりますが、若い方の接種率が低いということで、ここは64歳以下が1つになっておりますので、分かりましたら、もう少し細かく分けまして、中央区内における3回目の接種率と、その問題点、あと、ゴールデンウイークが間もなく始まりますが、その間の対策などがありましたら、お聞かせください。

 この3つです。

○渡瀬保健所長
 リバウンドの対策期間、警戒期間の延長ということでございます。

 実際のところ、患者さんの発生という点につきましては、現在、緩やかな減少といったところで、まだ依然として患者さんが出現している状況の中で、これからゴールデンウイークに入っていくということで、人の移動が活発になるというところもありますので、その中で感染の広がりに気をつけなくてはいけないというところでございます。そういった中で、我々といたしましては、1つはクラスターに対しての対策を十分検討していく必要があると考えているところでございます。東京都のほうでも、クラスターが発生するようなところに対しては、医療機関とか医師の派遣とかということも話が出ているところでございますので、そういった面で協力しながら対策のほうは進めてまいりたいと考えてございます。

 また、ワクチンの接種に関しましても、これから4回目のワクチン接種という話も出ているところでございますので、そういった準備につきましても粛々と進めていきたいというふうに考えているところでございます。

 私からは以上です。

○武田健康推進課長
 保健所のコールセンターについてです。

 体調不良の御相談ということで、例えば、いつからどのような症状が出ているですとか、そのような御相談をいただいた場合には、医療機関の御案内をさせていただくこともございますし、その場合は特定のクリニックの御紹介ということにはならないですけれども、例えば医療機関の一覧が出ているホームページなどを御案内するというようなこともございます。対象としては、区民の方もおられますし、区内在勤の方からの御相談も受けております。また、クリニックからの御相談を受ける場合がございます。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 私のほうからは、年代別の3回目接種率についてお答えさせていただきます。4月24日現在になりますが、人口ベースの世代別接種率についてお答えします。

 まず、39歳以下の方が38.89%、40歳代の方が55.78%、それから50歳代の方が66.24%、60歳から64歳が77.57%となっております。

 また、接種会場におけるゴールデンウイークの対応でございますが、3回目接種につきましては、現在のところ、予約等も十分取れるような枠があるということ等も踏まえまして、ゴールデンウイーク中、特別に接種会場を増やすとか、そういったところは今のところ予定しておりません。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 数値を伺いますと、本当に明らかですね。年代が若くなるにつれて接種率が減っているということで、保健所長から4回目の準備というお話もありましたが、当然、3回目を打たないと4回目は打てませんので、3回目の接種、当然、希望者が打つということにはなりますが、できるだけその環境が整うように、ゴールデンウイーク期間中も十分予約は取れるということですので、その点については安心いたしました。今後も、やはりワクチン接種が一つの柱になると思いますので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、防災について3点お尋ねいたします。

 まず、緊急告知ラジオについてです。

 新しい緊急告知ラジオは、大変な人気のようです。まず、私は、当日、ずっとSNSを見ていたんですけれども、4月1日に頒布を開始して、当日完売したということです。残るよりはいいでしょうけれども、あまりにも早く完売してしまったということと、現在持っている緊急告知ラジオと交換をするという方法もありますよね。この交換については、それ以降も、例えば月島特別出張所ですとか、この庁舎の中の別の階で行っているというのを目にするんですけれども、つまり、販売のほうは終わっているけれども、交換は予約をしておけばできるということなのでしょうか。この点、区民の方から御相談を受けたんですが、私もはっきりしておりませんので、この場でお尋ねしたいと思います。

 プラス、次の頒布は7月以降というのが出ておりました。今回の混乱を踏まえて、7月以降の対応について何か対策は取られるのか、これについてもお聞かせください。

 そして、もう一つ、先月、令和4年3月に区民向け防災パンフレットが発行されまして、私も頂きました。防災パンフレット、最近のものはイラスト入りで大変分かりやすい。いろいろな種類が出ています。中央区が出したもの、東京都が出したもの、あるいは国で出したものなど、民間も出しております。それだけに、どこを見たらいいのかという状況もありますので、今回の新しい「わが家わがまちの防災ハンドブック」の特徴を教えてください。

 この2つ、お願いいたします。

○菅沼危機管理課長
 私のほうからは緊急告知ラジオの販売についてでございます。

 御案内のとおり、まず280メガヘルツ帯を活用した新型緊急告知ラジオの有償頒布につきましては、区のおしらせちゅうおうの3月1日号の表紙で御案内、併せてホームページで御案内をかけたところでございます。今、委員のお話があったとおり、まず入手方法としては2つございます。1つは4月1日から新規販売ということで、現行のこれまでの緊急告知ラジオをお持ちでない方、新規に購入を希望する方が4月1日以降に新規販売で購入するというところでございます。その部分が、おっしゃるとおり、4月1日の午前中に日本橋特別出張所、月島特別出張所及び本庁舎の3会場で販売しましたけれども、当日の午前中に完売したところでございます。また、もう一つの入手方法が、現行緊急告知ラジオをお持ちの方で交換を希望される方も、あらかじめ3月1日からの受付開始予約というところで電話予約をした上で、月島特別出張所につきましては4月11日から、当初、11、12、14日、それと緊急的にもう一日だけ追加できたんですけれども4月18日の4日間、さらには日本橋特別出張所につきましては今月の20、21、22日の3日間、今日から3日間は本庁舎という形で、それぞれ交換会を実施してございます。誠に申し訳ございません。この交換会につきましても、もう予約がいっぱいというところで、今、交換したいという問合せには応じられないというのが現状でございます。この部分、世界的な半導体不足によって、今回販売できた数量としては約1,000台といったところでございまして、新規分、交換分、十分なお応えができなかったといったところは、区民等、お問合せをいただいている中で御希望に添えない状況でございます。

 一方、今年度分を何とか追加で確保しようとしてございまして、それは、今、ホームページでも御案内していますけれども、7月以降の交換及び新規頒布というところでございます。この部分は、やはり頒布方法を見直したいと考えてございます。具体的には、一定の申込期間を設けながら、あらかじめ新規とするのか、交換を希望されるのかという申込期間を設け、かつ申込者数が多数になった場合は、申し訳ございませんが、抽せんという形にして、本人宛てに当せん通知みたいなお知らせをしながら、一定の期間で新規販売と交換を、恐らく7月下旬以降になろうかと思いますけれども、行っていきたいと。この部分は、今、詳細を私ども危機管理課のほうで検討してございまして、6月以降なるべく早く周知できるよう、今、鋭意検討をしているところでございます。

 いずれにしても、十分なラジオが確保できないという情勢がございますけれども、多くの方に今回のラジオが行き渡るような検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 私のほうからは以上です。

○河内防災課長
 私からは「わが家わがまちの防災ハンドブック」について、内容の特徴を説明させていただきます。

 今回、まず一番優先したところは、改めて中央区では避難のときに必ずしも全ての方が防災拠点に行くのではなく、在宅避難の推奨というところが1つ、特徴として、こちらに改めて明記したというところがあります。あとは、やはり文章で説明をしても、なかなか伝わらないところもありますので、できるだけイラスト等を活用しながら分かりやすく、見て直感的に分かりやすいようなレイアウトを心がけました。

 また、やはり具体的にイメージして、災害時というところを自分事のように捉えていただきたいというところもありまして、内容をこちらのほうで精査してまいりました。その中で、例えば具体的に地震が起こったときに、物が倒れてきて自分がそれで被害に遭うといったように、災害が起きたとき、どういう被害が起こるのかを具体的に明記したり、防災備蓄についても3日分の備蓄等、できれば1週間ということをお願いしていますが、この備蓄がどういったことに使われて、機材がどういったことに使えるのかということについて、具体的に表記の工夫をいたしました。また、やはり在宅避難となりますと、トイレの問題というのは大きな問題ですので、トイレについても、いま一度こちらで、いろいろ水が止まってしまった場合のトイレの対策であったり、簡易トイレの準備であったりというところを工夫したほか、昔は震災という形で言っていましたけれども、今回は防災ハンドブックということで、地震だけではなく風水害等もございますので、そちらも改めて整理をしてハンドブックにさせていただいたというところが特徴と考えております。

 以上です。

○青木委員
 御丁寧にありがとうございました。

 まず、ラジオのほうですが、半導体不足はこういうところにまで影響が出てきているんですね。今、お聞きしていて、よく分かりました。答弁の中にもありましたように、ホームページに次は7月以降ですとだけしか今は書いていないので、その部分でも不安に思う方がいらっしゃいます。今、答弁にありましたように、6月以降、改善された方法で販売または交換していくということですので、早くお知らせいただければと思います。

 パンフレットのほうは、国・東京都・中央区と分かれた場合、おっしゃったように、本当に中央区の場合、在宅避難が中心といいますか、極端な話、在宅避難についてしっかりと防災準備をしていれば、かなり安心の材料にはなりますので、この点で私も呼びかけていきたいと思っております。防災備蓄1週間分掛ける家族分、それからトイレについてもしっかりと呼びかけていきたいと思います。

 最後に、もう一つですけれども、出すかどうかは私も知らないことですが、洪水ハザードマップを私はよく見ます。チェックするようにしていますが、もう一つ、東京都の高潮浸水想定区域図を東京都が出しておりまして、そのページを見ますと、浸水が想定される区ということで17区ありまして、中央区も入っています。大変簡単な東京都の高潮浸水想定区域図ですが、高潮については、区の取組としては、ハザードマップのようなものを出すのか、あるいは注意点を出していくのか、その点を教えてください。

○河内防災課長
 高潮時のハザードマップについてです。

 ハザードマップといいますのは、津波があったり、浸水の予測地域を明記して、どういった対応ができるか、例えば垂直避難をしましょうとか、指定避難場所に避難しましょうとか、そういったものも含めてハザードマップというようなものと捉えております。区としては、今回、ハザードマップを改定いたしまして改めて発行しておりますが、高潮につきましても、もちろん、すごく低い確率ではあるんですけれども、起こる可能性はあって、実際、東京都が浸水の被害想定の区域という地図をつくって、もちろん明記をして、ホームページにも掲載しております。その1つを取り上げて改めてハザードマップという形で策定する予定は、現在はありませんで、津波等のときにも、高潮が万が一起こったときにも対応というのは変わらずやることですので、そのように捉えております。

 以上です。

○青木委員
 どうもありがとうございました。

 高潮につきましては、東京都が出しております高潮浸水想定区域図の部分で、中央区の部分を取り上げて区民の皆様には説明してまいりたいと思います。特に、津波のときも高潮が大きな要因、両方併せて来ますと大変な被害になりますので、その点についても呼びかけていきたいと思います。

 以上です。ありがとうございます。

○山本委員
 よろしくお願いします。私からは、資料1、新型コロナウイルス感染症の対応とワクチン接種の状況について伺ってまいります。

 まず、感染症対応についてです。

 先ほど前委員からも質疑がございましたけれども、まん延防止等重点措置が解除された後、リバウンド警戒期間が設けられました。さらに、それが延期されております。5月22日まで延期ということです。この期間、お花見等のシーズンがあったんですけれども、お花見シーズンの区内の状況について確認させてください。また、年代別の感染状況についても簡単にお聞かせください。

 さらに、ゴールデンウイークに向けた対策についてお聞きしようと思っておりましたが、先ほど御答弁の中で、ゴールデンウイークの対策については、クラスター対策や、またワクチン接種、4回目の準備を進めていくということでした。大型連休を前に、改めて感染対策の徹底を呼びかけるとともに、ワクチン接種を進めていくことが重要と思いますけれども、まず3回目の接種をもっと促進していくべきと考えますが、いかがお考えか、お聞かせください。

 2点目に、ワクチンの状況について伺います。

 資料1の5ページから6ページに接種回数別の接種率が報告されています。1回目が86.1%、2回目が85.5%、そして3回目が64.0%と報告されています。この3回目接種の状況について、区はどのような見解をお持ちか、特に若年層の接種率が低い状況が顕著であるということですけれども、これについての見解をお聞かせください。

 また、ファイザーとモデルナの希望の割合状況というのは、今、どういった状況なのか確認をさせてください。

○菅沼危機管理課長
 私のほうから、区内のお花見の状況についてお答えいたします。

 御案内のとおり、お花見シーズンが始まる前の部分で注意喚起を、私どものホームページであったり、あるいは実際の公園現場において立て看板の設置で、立ち止まらず、お花見を楽しんでくださいとか、あるいは飲食を伴う行為はおやめくださいといった注意喚起を現場のほうにしての対策を取り、お花見シーズンを迎えました。結果、お花見シーズンによって大きなトラブル等々の報告は、危機管理課のほうには一切上がってきてございませんで、区民の皆さんにマナーを守っていただきながらお花見シーズンを終えたといった認識でございます。

 私からは以上でございます。

○田中福祉保健部長
 感染者の年代別の状況でございます。

 1月、2月が非常に混乱したこともございまして、それぞれの個別の対応に追われておりまして、申し訳ございません、今、年代別の細かい数値をまだ出し切れておりません。整理中でございますので、数字はございませんが、やはり週報でお伝えをしているように、学校ですとか、保育園で実際に第5波まで見られなかった10代以下のお子さんが大分かかっていらっしゃるという状況もございます。また、様々な状況を考えますと、全国的な傾向である20代、30代の方の感染が多いということは、本区においても同様の状況であるというふうに考えているところでございます。

 私からは以上でございます。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 私のほうからは、3回目接種の、特に若い世代の方の接種率についてです。

 若い方の接種率につきましては、中央区のみならず、全国的に低い傾向にあるということが言われております。区としましても、打ちたい方が安心して打てる環境については、年代を問わず、個別接種並びに集団接種の会場を、時間を分けながらといいますか、週末の夜ですとか、個別接種については医療機関の空いている時間に打てるとか、打てる機会を増やすということを中心に今までもやってきております。若い世代の接種が進まない要因としまして、1つは、先が見えないところの要因があるのかなというふうに考えております。若い世代で重症化しないという方は、ワクチン接種をなかなか自分のことのように思えないということが一般的なことで言われている中で、国もワクチン接種の重要性、感染拡大に効果があるということをもっとPRしながら、区としては引き続き接種会場の確保と安全なワクチンの供給の準備をしていきたいというふうに考えております。

 それから、ファイザーとモデルナの割合ですが、すみません。具体的な割合の数字は出ていないですが、現在のワクチン接種の予約状況のほうから推察をします。ファイザー社製のワクチンにつきましては、向こう1か月の予約枠に対する予約の埋まり具合ということで説明させていただければと思うんですが、これはあくまでも区の予約サイトから予約したもの、または区のワクチン接種コールセンターから予約をされたものになりますけれども、個別接種のファイザー社製ワクチンを使用しているところにつきましては、予約枠1,605に対しまして708件の予約が入っている。率にして44.1%の予約の埋まり具合となっております。一方で、個別接種のモデルナ社製のワクチンを使用しているところにつきましては、予約枠が816に対して139件ということで、こちらは17%の埋まり具合となっています。集団接種会場につきましては、ファイザー社製のワクチンを使用しているところ、3回目接種の枠については、向こう1か月で4,026に対して1,754件、割合にして43.6%の埋まり具合、一方で、モデルナ社製のワクチンの使用については、予約枠1,760に対して186件で10.6%ということで、ファイザーとモデルナの人気といいますか、選択としては圧倒的にファイザーのほうが高いというふうな形になっております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 ファイザーとモデルナの希望する割合は、非常に大きな差があるなと感じています。特に、モデルナのほうはなかなか予約が埋まらないということで確認させていただきました。

 ゴールデンウイークの対策として、今、予約枠があって、いつでも打てる状況である。また、機会の拡充を図っているという御答弁が先ほどもございましたけれども、現在、3回目接種の全体の接種率の低迷や、また若者の接種がなかなか進まない中、今後、促進していくために、例えばゴールデンウイーク中は予約不要の接種を開始するなど、そういったことは検討していないのかお聞かせください。今、東京都は事前予約なしの大規模接種会場を7か所ほど設置していると聞いています。例えば、ゴールデンウイークは外出の機会が増えると思いますので、そのついでに立ち寄れるなど、そういったメリットがあるのかなと思いますけれども、中央区として、身近なところで、ちょっとお買物のついでに打つとか、そういったことができるように事前予約なしの会場を設けるといった考えについて、あるのか、ないのか。また、その課題がありましたら、お聞かせください。

 あわせて、ワクチン事故、トラブルについてもお聞かせください。

 3月24日に全議員送付された資料で、地震に伴う停電により温度管理が不十分なワクチンを接種してしまったというものがありました。2つの医療機関ということだったんですけれども、この件に関しては、まず行政から全個別医療機関に確認をして、今、把握できているのか確認をさせてください。

 また、4月22日と本日、有効期限を超過したワクチンの誤接種について報告がなされています。こちらも2つの医療機関ということでした。ワクチンに関しては、中央区に限らず、ほかの自治体もそうですけれども、なかなか3回目のワクチン接種が進まない中で、特にモデルナ社製のワクチンの廃棄なども進んでいる。有効期限が切れて廃棄なども行われているという新聞報道もなされています。この有効期限に関しては、前回の時点で各個別医療機関に注意喚起を行ったということですけれども、その有効期限をきちんと区は把握しているのか。また、廃棄している状況も把握できているのか。さらに、今後廃棄されるであろう見込み量など、こういったこともきちんと管理されているのかお聞かせください。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 まず、1つ目、予約不要のワクチン接種に関してです。

 東京都の大規模接種会場等、予約不要で接種を行っている例がありますけれども、中央区ですと、保健所のほうで超低温冷凍庫でワクチンを保管しているものを各接種会場、個別接種、集団接種、双方に必要な分だけ冷蔵保存に切り替えてお送りしています。その会場で冷蔵保存したまま接種に使うということになりますので、予約不要で、ある程度見越して冷蔵保存の状態で接種会場に置いておくということは、なかなか厳しいかなというふうに思っております。そうすることでワクチンの有効期限が切れてしまうということも、保存がなかなか難しいところもありますので、現時点では厳しいと考えております。

 また、3月24日の停電の件につきましては、3月16日の夜に発生した地震による停電の影響ということで、3月18日の段階で東京電力パワーグリッドのほうから具体的に詳細な停電が起こった住所の情報をいただきましたので、そこに該当する医療機関につきましては対応を取らせていただいて、使えなくなったワクチンにつきましては、医療機関で廃棄をしていただいた。それから、具体的に住所が分かる前に、ある程度住所が分かった段階で、36医療機関あったんですけれども、そこから停電の影響で使えなくなるワクチンがあるようでしたら、あらかじめ区のほうで一旦回収をして、その後、問題がなければ再度医療機関のほうにお渡しするといった対応を取らせていただいたところであります。

 それから、4月22日に起きました有効期限切れのワクチンの接種事故につきましては、22日の午前中に当該医療機関のほうから接種をしてしまったという報告がありまして、そこから約2時間後には個別接種を行っている各医療機関に対して、ワクチンの有効期限の再確認とワクチンの適正管理についてファクスにて通知を行ったところでございます。有効期限につきましては、ワクチンを配送する際に区のほうから情報提供シートというものをワクチンと併せてお渡しをしていまして、そこには保健所の超低温冷蔵庫から取り出した日時を記載してお渡ししています。それから、ワクチンのロット番号等、必要な情報を記載してお渡ししていまして、医療機関のほうは、区からの情報を基に保存期限をそこで書いていただく。医療機関のほうで書いていただいて、残数等の管理、使用数も管理していただくというような対策を取らせていただいておりました。

 モデルナのワクチンの廃棄についてですが、ほかの各自治体も特にモデルナのワクチンにつきましては、有効期限間近の在庫がかなり大量にあるということで、現在、東京都のほうで、都内で融通ができるかどうかという調査を行っていまして、日々、ワクチン接種の配布については動いているもので、具体的に何バイアルという数字は、すみません。今、私のほうでも手元に持ち合わせていないですけれども、区としましても、必要な本数を除いたものについては融通できるということで回答させていただいているところでございます。

 あと、ファイザーワクチンにつきましては、もし個別の医療機関で余りが出るようであれば、あらかじめ区に御連絡をいただければ、その後、集団接種の会場で使うとか、そういったことも対応しているところであります。

 私のほうからは以上です。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 ワクチンに関して、また新たな課題が出てきたのかなと感じています。接種率もそうですけれども、ワクチンの有効期限であったり、予期せぬ停電に伴う温度管理であったり、この辺について今後もしっかりと対応していっていただきたいと思います。また、なるべくワクチンの廃棄をしないよう工夫を凝らしていただきたいと思います。

 続きまして、あと2点だけお伺いします。5歳から11歳以下の小児ワクチン接種についてと4回目の接種方針について簡単に伺います。

 まず、小児ワクチンの接種については、毎週月曜日に防災危機管理室から学校の感染状況等々、報告が上がってきています。特に、小学校の感染者数がどうしても多くて、学級閉鎖等が続いています。中央区のホームページ特設サイトを見ますと、5歳から11歳の接種対象者は1万1,138人で、第1期接種が3月14日から、第2期が4月25日から始まっています。子供たちへの接種というのは、努力義務ではなくて勧奨ということですけれども、現在の予約状況と接種率について確認をさせてください。

 また、4回目の接種方針についてです。4回目については、まだ具体的なことは決まっていないかと思いますけれども、高齢者を中心に、基礎疾患のある方に打っていくということです。ただ、その効果や必要性に対する知見が乏しいということで、まだ国のほうからも、あまり具体的に示されていないのかなと感じています。接種間隔も、これまでの6か月から今度4か月に短縮するということで、自治体によっては5月からスタートするとお聞きしています。中央区はいつからスタートする予定なのか、また接種の方針についてもお聞かせください。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 まず、小児接種についてです。

 小児接種につきましては、4月21日時点の予約状況になりますけれども、3月から接種を始めている第1期の接種状況につきましては、接種最大2,000人ということで設定をしていただきましたけれども、その中で4月21日時点で1回目の接種を完了されている方が1,319名、接種率については66%となっております。2回目については、まだ打っていらっしゃる方がいないこともありますので、4月21日現在で877、接種率については43.9%となっております。それから、4月25日から始まっています小児ワクチン第2期の予約状況につきましては、4月25日から5月21日までの予約枠1,370に対して予約数は383ということで、予約率については28%という状況になっております。

 それから、4回目のワクチン接種の方向性についてです。

 4回目の接種につきましては、厚生労働省から3月25日付で事務連絡が来ていまして、そこでは、あくまでも対象者の想定としては3回目接種完了者全員ということで想定をしてほしいということで通知をいただいております。その時点で接種間隔については未定ということになっていますので、現在のところ、対象者の絞り込みというところはなかなか難しい状況ではありますけれども、区としましては、事務連絡に基づいて3回目接種者全員に対して、条件がそろい次第、接種券が送れるような準備を行っている状況であります。接種方針としましては、3回目のワクチンと4回目のワクチンは同等のものを使うということで連絡も来ていますので、基本的には3回目接種と同じように、個別接種を中心に、集団接種と合わせ技でやっていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 まず、小児ワクチン接種に関しては、予約、特に2期のほうですね。1期は基礎疾患のある子供たちということで、今、2期のほうは予約が28%ということで、保護者の皆さんも悩んでいらっしゃるのかなということがうかがえました。

 4回目接種については、3回目接種した方全員が対象ということで、理解いたしました。ただ、そうしますと、3回目接種した方が少なければ、その対象はどんどん少なくなってしまうということで、やはり現在の3回目接種にしっかりと力を入れていかなければいけないのかなと感じています。

 ワクチン接種の目的というのは、個人防衛と社会防衛の双方にあるのかなと考えています。個人を守ることと社会のみんなを守ること、自分がかからないためにも、もしかかっても症状を軽く済ませるために、また周りの人にうつさないためにするものだと考えています。ゴールデンウイークに向けて、感染症対策のより一層の強化とワクチン接種のより一層の推進を要望して質問を終わります。

○小栗委員
 それでは、最初に、新型コロナウイルス感染症の対応について伺います。

 先ほども報告いただきましたが、資料1の7ページに支援金の支給について報告があります。10番の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金が、非課税世帯に対する支給で発送件数に対して支給決定が72%、家計急変世帯ということで申請が875件、支給決定が398件ということで、決定件数が45%というふうになっておりますけれども、この少ない理由についてお示しいただきたいということです。まだ審査の途中なのか、要件を満たさないために不支給になるのか、その辺も含めて現状をお示しいただきたいと思います。

 2点目に、5ページにPCR検査センターの実施状況について報告がありました。検査数、これは令和2年、2020年5月から直近2022年3月31日までということになると思いますけれども、陽性率が21.46%というふうに示されています。区のホームページを見ますと、2021年度でいうと全体で6,240件の検査数で、そのうち1,700件が陽性だったということで、陽性率が27.24%というふうに示されています。一番直近の4月1日から16日の検査件数が199で、そのうち陽性が74件ということで、陽性率が37.2%というふうになっております。数字上、陽性率が高いというふうに見えますけれども、その辺の分析をどうされているのかお示しいただきたいと思います。

○田中福祉保健部長
 私のほうからは住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給についてでございます。

 まず、住民税非課税世帯のほうでございますが、発送件数1万5,653件、これはプッシュ型ですので、全員に送らせていただいてございます。そのうち確認書の戻ってきたもの、申請件数になりますけれども、これが1万2,479件という形になっております。現状、支給決定件数が1万1,297件になってございますが、実は4月18日付で締め切ったもののほうで約660件ほど、まだ未処理のものがございますというところで、その辺の部分が非常に大きなものとなってございます。実際、こちらに関しましては、そういった意味では、辞退といいますか、書類の不備等で支給できていないものが約470件ほどあるといったような状態になってございます。

 また、家計急変のほうでございます。こちらにつきましては、申請が875件に対しまして支給決定件数が398件ということでございます。こちらにつきましても、まだ処理中のものが230件ほどあるということでございます。ただ、こちらにつきましては、やはり家計急変の場合、御申請いただいてから内容を確認することになりますので、支給が不決定といいますか、該当しなかったものも143件ございます。また、書類が不備のものも111件あるということで、そういった意味では、こちらは住民税非課税と違って、申請の中で確認できたもので支給に至らなかったものが多いといったような状況になっているところでございます。

 私からは以上です。

○武田健康推進課長
 私からはPCR検査について、月島でのPCR検査センターについて御答弁申し上げます。

 確かに御指摘のとおりで、こちらの検査センターでの陽性率は以前と比べて上昇しておりますが、こちらで検査をされる方は、保健所から濃厚接触者の方などで検査を受けていただく方と、あとは医師会の先生方のところで受診された方の中で、その受診先でPCR検査を行えないというような方が検査センターを利用されております。現状では、医師会からよりも、保健所から濃厚接触者の方が受検するケースのほうが多くなっております。濃厚接触者の方が受検されるということで陽性率が上昇しているというふうに考えております。

 以上です。

○小栗委員
 給付金の関係は、まだ未処理もあるということですが、要件があるということで、駄目な方もいらっしゃるようですけれども、本当に皆さん、家計が急変して困っている実態があるというふうに思いますので、丁寧で迅速な処理をお願いしたいというふうに思います。

 あと、PCR検査センターの件でいいますと、今、御答弁いただきましたが、保健所がやる検査で濃厚接触者の検査が多くなっているということでした。全体としてPCR検査センターでやる検査数が少ないということはないのか、その辺の確認と、あとPCR検査で陽性の判定になった場合に、保健所がPCR検査センターで検査が必要ですと言って陽性になった場合は、そこで陽性が出れば、即それで保健所に届出が出るという手順なのか。今、東京都が無症状の都民の方を対象にPCR検査を無料で受けられる制度に取り組まれていて、町なかでも、今、無料で受けられるPCRセンターがあちこちに開設されていますけれども、そういうところで陽性になった場合は、どういう手順で保健所に連絡がいくのか、この際、お示しをいただきたいというふうに思います。

○武田健康推進課長
 全体として、こちらの検査を利用される数については、このところ、波もございますので、減少傾向にあるというふうに把握しております。

 また、陽性となった場合は、センターから検査機関に出して、その結果を受けての発生届というふうになりますので、その場ですぐに発生届が出るというものではございません。

 都の無症状の方向けの検査につきまして、陽性の疑いというふうに出て、その疑いをもって医療機関を受診いただきまして、そこで検査を受けるか、そういったことも含めて医療機関で御判断いただいて発生届が出るというような流れになっています。

○田中福祉保健部長
 若干補足をさせていただきます。

 PCR検査センターの検査件数でございますけれども、第5波、第6波の中でそれぞれ濃厚接触者の捉え方が変わってきております。特に、第6波においては家庭内感染、家庭内の濃厚接触は追うけれども、職場の濃厚接触は追わないですとかいったことがございますので、一概にということではないと思いますが、保健所を含めまして、区といたしましては、濃厚接触者の定義を国の指示に基づいて行った上で、それをPCR検査センターに回しているといったところでございます。

 それから、発生届につきましては、あくまでも医師が診断をして提出するものです。これは、その中のルールにのっとって検査をして、それに基づいて医師が診断をして提出するというものになってございます。確かに、東京都のほうの検査は陽性の疑いという形でいきますけれども、それに基づいて、その結果を見た医師がその中で判断をして提出するといったものでございますので、保健所に来る発生届については、全て医師の診断の下で行われているという認識でございます。

○小栗委員
 私も都の無料の検査を受けて、陰性だったので、そのまま陰性だということで終わりにしてしまったんですけれども、陽性が出た場合はもう一回医療機関を受診してくださいというアナウンスになって、そして、そこで紹介があったところとかを受診した場合に判定が出て、その結果、保健所に連絡がいくという内容になっているということでいいのか、もう一度確認をさせていただきたい。

 そして、PCR検査をして陰性になった場合も健康観察期間は変わりませんというのがホームページにも載っていますけれども、そういう理解でいいのかお伺いしたいというふうに思います。

 そして、PCR検査センターでの検査の件数にも関わりますが、今、直接医療機関で検査できるところも増えていますし、PCR検査専用のところも増えているということで、そういう中で感染者数を日々、東京都などが発表しているというふうに思うんですけれども、4月18日から24日の1週間で中央区の新規感染者は681人というふうになっています。ホームページのお知らせでも、4月11日から17日までの中央区の新規感染者、さっきの681人というのは18日から24日ですけれども、11日から17日までの感染者712人のうち、49歳以下の方が85.7%を占めていますというような表示もあり、年代別に数字も出ております。本当に若い人の新規感染者が多いということは、全国的にもそういう傾向ですけれども、この要因と、どういうふうに感染の拡大を防止していくのかという点での対策を併せてお示しいただきたいというふうに思います。

○田中福祉保健部長
 まず、前段の医師の判断の部分でございます。

 東京都の無料の検査センターは様々な形で行われておりまして、本当に検査しか行えないところと、医師がいて、併せて、そういった意味では判断できるところといったことがあろうかというふうに考えてございます。その中で、当然、検査しかできないところ、発生届を出す資格のないところについては、先ほど言ったような陽性の疑いがあるといったような通知が参りますが、検査をして診断できるというところについては、そこの診断といいますか、その中で医師が検査の結果を見ながら判断をして、発生届を出すのかどうかというところについては見ているというふうに認識をしているところでございますので、一概にその辺の判断はできない。実際に受けた場所によって異なってくるというふうに認識をしてございます。

 それから、PCRの結果が陰性であっても、健康観察期間は変わらないというところについてでございますが、これは御自身の認識といいますか、まず検査センター、どの検査を受けたかという部分でございます。東京都が無料で行っているものにつきましては、本人が不安な場合という状況でございます。区が行っているPCR検査ですとか、医療機関で行っているものというのは、要は本人に症状があったりですとか、そういった意味では危険性が高いといったような場合とかです。当然、そういった場合については、陰性であっても、現時点の陰性ということでございますので、どの時点で陽性に変わるか分からないというところでありますので、そういった部分では1週間といいますか、健康観察期間は変わらないというふうに思います。無料で行ったところにつきましても、本来であれば、御本人が受けるということ自体は、やはり不安を持ってなのか、そういったことが考えられるということで受けているというふうに我々は認識しておりますので、そういった意味では、健康観察期間はしっかり取られるべきだというふうに認識をしているところでございます。

○渡瀬保健所長
 現在の流行状況について、特に若年層の流行といった部分についてのお尋ねでございます。

 今回、第6波というところの中で、年明けから、これまでにないほど数が非常に増えたといった状況で、それが少なくはなっているものの、依然として感染の伝播が続いてしまっているといった状況がございます。そういった中で、特に3月から4月にかけて一旦下げ止まりの傾向がありまして、場合によっては感染者数が少し上がったりした時期もありました。ちょうどこの時期は、1つはオミクロン株で非常にまた感染力がこれまでよりもさらに高まっているような変異株、BA.2という形で、そういった置き換わりが進んでいった時期でもございます。そういった意味でいうと、まず1つは、ウイルス株の特徴として、非常に伝播しやすいような特性を持ったウイルスの流行が始まった時期というところもあるかと思います。さらに、社会的活動が高い世代、50歳以下の世代、40代とか30代とか、そういった世代に関しましても、やはり人との接触が非常に多い。さらに、家庭に帰れば、お子さんとの接触もある。そういった中で、家庭内感染が発生し、お子さんから例えば学校のほうへ、あるいは場合によっては逆にお子さんから親御さんのほうにうつる、そういったような状況も見られたところでございます。

 さらに、ワクチン接種に関しましても、3回目の接種というところで進めているところではございますが、やはり若年層のワクチン接種率が、どうしても高齢者に比べると下がってしまっている。まだ免疫力が防御に十分達成していない中で、若年層での感染の伝播が続いているといったような状況が見られているところかなというふうに思います。引き続き、ワクチン接種率を高めることは必要だと思いますし、基本的な感染防御策、マスクをしたり、手洗いをしたり、あるいは3密を避ける、そういった基本的な感染予防策を続けることによって、少なくとも現時点での流行というのは何とか収束の方向に向けていきたいというふうに考えているところです。

 私からは以上です。

○小栗委員
 先ほども、感染状況については緩やかな減少というふうなお話もありましたけれども、下げ止まったり、また増え始めるという危険もあると思いますし、これからまた人の流れが増える中で再拡大というような事態にならないように、ぜひ対策についてのアナウンスも含めて強化していっていただきたいというふうに思います。

 先ほども濃厚接触者の調査方法が見直しされて変わってきているということで、これは1月20日の対策本部会議でも、見直しをするということで、その方向が出されて、急激な感染拡大で患者が激増したために保健所の業務が逼迫したという今年に入ってからの流れを受けて、積極的疫学調査として、高齢者施設や病院、重症化しやすい対象に特化した調査を行うということや、家庭内感染が懸念される同居家族を重点的に調査するという方向で、今、濃厚接触者の調査も行われているというふうに理解をしております。保育園や幼稚園、小・中学校の対応についても、自己検査方式の抗原簡易キットを活用したスクリーニングを実施して対応するというふうになっておりますけれども、今もこういう対応で変わっていないのか。学校の関係でいうと、同じ学校で何人か同じ週に感染者が出ているというような状況もありますけれども、対応の方法、濃厚接触者の調査については、これまでどおりの形で、今、リバウンド警戒期間というふうに変わりましたが、同じようなやり方で、濃厚接触者の特定や検査を進めているということでいいのか確認をさせていただきたいと思います。

○田中福祉保健部長
 1月の下旬から、そういった形でやらせていただいているところでございます。現在も同じやり方でやらせていただいているところでございますが、基本的には、中身については保健所のほうと協議をしながら、基準に基づいて濃厚接触者を特定し、その方について抗原検査キットをお渡しして簡易検査を実施し、陽性だった場合についてはPCR検査を受けていただくといったような形で行っているところでございます。これは、保育園のみならず、小・中学校、併せて同じ体制でやらせていただいているところでございます。

○小栗委員
 この間の感染の急拡大とか、感染がどういうふうに広がるかというようないろいろなデータに基づいて適切に対応していくということで、感染の拡大をなるべく防ぐということでやっていっていただきたいということを改めて要望させていただきます。

 次に、防災に関連して、消防団の分団施設についてお伺いしたいと思います。

 消防団は、消火活動や防火防災訓練指導はもとより、震災や水災時に大きな力を発揮していただくところですけれども、この間、消防団運営委員会でも、水災時に消防団員が効果的に活動する方策について東京都からも諮問があって、そういう議論をやってきた経過があります。その際に、各分団の施設がどういう状況なのかということが示されておりました。特に、日本橋の4分団の施設は初音森児童遊園の中にあるので、待機スペースがなくて非常に狭いということもあり、それが改修される工事が2020年11月から翌年の3月に行われたので、その際に一緒に改修工事がされると大変よかったと思うんですけども、そういうふうにはならなかったということで、区のほうでもそういう検討はしていたというお話もあったんですが、実際には計画されなかったという経緯があります。現在の分団施設、特にこの日本橋4分団の改修、改築というんですかね、そういう計画はどうなっているのか。進捗状況が分かれば、お知らせいただきたいというふうに思います。

○河内防災課長
 消防団につきましては、地域の防災リーダーとして、中央区内で約400名の方々に消防団で活動していただいて、地域の要として活動していただいております。消防団に関する様々な御相談については、もちろん消防署等と連携を図り、随時御相談に応じているところです。

 今の御相談についても、以前からお話としては聞いておりまして、この4分団に限らず、例えば場所の問題ですとか、訓練の問題とかについては、御相談なり、協議させていただいて、再開発であったり、改修であったりというタイミングを捉えて、例えばまちづくり条例に基づいて地域貢献という形でお願いをするなど、今まで対応してきたところです。現在、物理的にこちらの待機場所であったり、施設の場所の具体的なお話はありませんけれども、引き続き、場所がないというところも、こちらとして話は承っております。以前お話ししたところによると、そのタイミングでは、ほかの場所にそういった場所があったということから、その時点では必要ありませんよということでタイミングを逸してしまったところもあったというふうに聞いておりますので、引き続きそういった機会をまた失さないように、きちんと情報共有をしっかりして、対応できる点については、消防団の活動がきちんと円滑にできますように対応してまいりたいと考えております。

 以上です。

○小栗委員
 場所が本当に狭くて、水害とか、そういうものはいつでも起きる可能性があり、緊急にみんなが集まって待機するとかということも年に何回かあるというような状況を見ても、そういうスペースも含めて、早くきちんとした対応が必要ではないかというふうに思います。

 この4分団でいうと、別の場所でやるという方向になっているのか、その点だけもう一度御答弁いただけたらと思います。

○河内防災課長
 現時点では、別の店舗等を使用してやっているというふうに聞いていますが、最新の情報というのは、今、私は把握しておりません。

 以上です。

○小栗委員
 大変重要な施設でもありますので、ほかの分団の施設の課題もずっと載っておりますけれども、その解消に向けて、ぜひ御努力をお願いしたいということを要望して終わります。ありがとうございました。

○渡部(恵)委員長
 議題、防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること並びにコロナウイルス感染症等の対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部(恵)委員長
 それでは、この1年間、委員の皆様におかれましては、活発な議論をしていただきまして、ありがとうございました。また、理事者の方々には明確な御対応、御答弁をいただきまして、ありがとうございました。

 それでは、コロナウイルス・防災等対策特別委員会を閉会いたします。

 ありがとうございました。

(午後3時3分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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