ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の令和4年 感染症・防災等対策特別委員会(9月13日)
※発言が2箇所以上ある場合、「前を検索」「次を検索」で前後の発言箇所へ移動できます。

令和4年 感染症・防災等対策特別委員会(9月13日)

1.開会日時

令和4年9月13日(火)

午後1時30分 開会

午後2時46分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 田中 耕太郎

副委員長 奥村 暁子

委員 押田 まり子

委員 太田 太

委員 中島 賢治

委員 渡部 恵子

委員 しらす 夏

議長 木村 克一

4.出席説明員

(17人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

黒川総務部長

春貴防災危機管理室長

菅沼危機管理課長

河内防災課長

田中福祉保健部長

北澤高齢者施策推進室長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

黒田ワクチン接種等担当課長

三留環境土木部長

西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

松岡都市整備部長

生島教育委員会事務局次長

鷲頭学務課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

後藤書記

坂和書記

6.議題

  • 防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること
  • コロナウイルス感染症等の対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○田中(耕)委員長
 ただいまより感染症・防災等対策特別委員会を開会いたします。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告を願います。

○春貴防災危機管理室長
 1 新型コロナウイルス感染症への対応について(資料1)

 2 令和4年度中央区総合防災訓練の実施結果について(資料2)

以上2件報告

○田中(耕)委員長
 御報告ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時38分です。自由民主党71分、公明党37分、新風会37分、日本共産党37分、維新の会10分となります。

 それでは、順次質疑に入ります。

 発言を願います。

○中島委員
 皆さん、こんにちは。防災に関する質問をさせていただきます。

 いろいろ防災訓練をされていて、この間の9月4日の総合防災訓練も私はいろいろ回らせていただいたんですが、幾つか疑問があるんです。

 例えば、資料2の3の(4)のトリアージです。明石小学校で行われていますが、何のためにトリアージをするのか。

 それと、海上輸送については、大体どのぐらいのスピードで船が走行するのか。

 それと、今回新しくなった「わが家わがまちの防災ハンドブック」の4ページには、「中央区は「在宅避難」を推奨しています!」と書いてあるんですけど、この間の総合防災訓練で、この言葉がどこにも出てこなかったですね。本来はこれを周知すべきなのかなと思っているんです。9割、90%の方が集合住宅に住んでおりますので、どちらかというと、この言葉をもっとアピールすべきだったのではないかなと思うんですが、その3点についてお聞きします。

○河内防災課長
 まず、何のためにトリアージを行うのかというところですけれども、もちろん、医療救護所等に負傷者等が殺到したときには、やはり全ての方を一人一人順番に医療処置を行うことができないということがございますので、その際には優先順位を色分けしまして、重篤な方から処置ができるように、トリアージを行うものと認識しております。

 2番目の船のスピードについては、私は詳細な数字を把握しておりません。申し訳ございません。ふだん隅田川等を走行している船を利用して、東京都公園協会の協力を得まして、今回、物資の輸送訓練を行いましたので、そちらの速度と同等かなと考えてはおります。

 続いて、在宅避難の視点というところですけれども、もちろん、安全であれば家で生活を続けていただくという在宅避難を区として推奨しております。在宅避難で一番重要なことは、災害が起こったときのことを自分事として考えていただいて、事前の備えをしていただくというところが一番大事かと考えております。今回、本区も主会場に展示ブースを設けて啓発を行いましたが、中央区のブースでは、在宅避難を推奨しますというパネル等を展示ブースの中に用意いたしまして、安全な部屋づくりであるとか、家具転倒防止、備蓄の必要性、トイレの備蓄、また使い方なども展示しておりました。また、やはり在宅避難を行う上で、給水であったり、蓄電池、給電というところも重要と捉えていますので、今年は協力機関である自衛隊であったり、東京電力であったり、トヨタモビリティの協力を得ながら、そういったところも啓発をしたところでございます。

 いずれにしても、今、そういったところが分かりにくかったり、掲示が見当たらないという御意見をいただきましたので、今後、そういった御意見も生かして、より分かりやすく皆さんに在宅避難というものを周知できるように取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○中島委員
 どうもありがとうございます。唐突に出した質問で、そこまで丁寧に答えていただいて、ありがとうございます。

 在宅避難に関しては、うちの区の特色だと思っているんです。高層住宅で、災害時も中に居住し続けていくにはどうしたらいいかといった提案型の防災訓練、私の住んでいる自治会では、避難をしない避難訓練を時々やったりするんです。そうすると、みんなから、いろいろな意見、案が出てきて、実際に災害時にはそれが役立つかもしれないというふうに思っているんです。ただ、この間の9月4日の訓練は、通常の形を踏んでいる防災訓練だったので、ちょっとがっかりしたんです。

 その中で、一緒に質問してしまったんですけれども、トリアージや水上輸送訓練です。

 水上輸送というのは、まず船で物を運ぶわけですよね。本来は、それよりも道路のほうが早いと私は思っているんです。船は大体12ノットですから、時速22キロ、人間の走る速さ、マラソンの速度と同じぐらいです。それでいろいろなところに物を運ぶって、結構時間がかかる。物を下ろしたりするのにも、船からというのは、固定されていないので、大変下ろしづらいというのもあります。

 あと、トリアージに関しては、阪神・淡路大震災のときに初めて出てきたというか、基本的には、クラッシュ症候群を見つけるためにトリアージを行うというふうに私は理解していたんですけれども、本来は、やり方としては、傷病のランクづけをして、病院か、治療する場所かと分けていくわけですが、その中に、症状に気がつかないというか、今は健康でも、後で挟まれていた部位から毒素が回って亡くなる方が出てくる。その人を見つけるには、やはりトリアージしかないと言われているというふうに思っているんですが、そういった意識を持ったお医者さんも少ないんですね。話をしても、けがの状態で判断するというような話をお医者さんがしてきますので、もう少しトリアージに対しての取組を知っていただきたいというふうに思って、この場で話させていただきました。

 では、トリアージをするとして、クラッシュ症候群になったら、どうやって対処するんだという対処の仕方も、基本的にどのようにしたらいいか教えていただいてもよろしいでしょうか。

○河内防災課長
 クラッシュ症候群の疑いがある場合の対応法ということです。

 私は専門的な知識がなくて申し訳ございませんが、具体的にどういった対応が適切なのかというところは、ちょっとお答えしかねるところです。申し訳ありません。

○中島委員
 どうもすみません。ありがとうございます。

 クラッシュ症候群をあまりみんな知らないので、話題に出すことによって、皆さん、少しずつ知識がついていくのかなと思うんです。基本的には、長時間挟まれていた部位から毒素が回るので、それを薄めるということで、水をたくさん飲むということです。排出器官からどんどん出していくという方法しかないんです。結局、病院へ行っても、口から水を取るか、点滴で入れるかの違いだけで、だから、早く見つけて早くそういった対処をしないと、翌日には亡くなってしまうというのがクラッシュ症候群の欠点といえば欠点です。阪神・淡路大震災のときには、約6,500人のうち500人、1割以上はクラッシュ症候群で翌日に亡くなっているということです。中央区というのは、高層住宅で在宅避難をしたときに、そういう知識がないと、冷蔵庫で挟まれたとか、家具で挟まれたというような形のものが出てきたときに対処のしようがない。さっき言った中央区としての特色だというのは、悪いほうでの特色です。せっかくつくっていただいたので、「わが家わがまちの防災ハンドブック」の中に、ぜひそういったことも盛り込んでいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 以上で質問を終わります。

○渡部(恵)委員
 では、資料2から質問をさせていただきたいと思います。

 暑い日の9月4日、参加された皆様、お疲れさまでございました。過去の京橋地域での住民等の参加者数を見てみますと、平成25年から直近まで、今回、平成4年度は750人と最も多い参加者となっております。特に平成25年度というのは東日本大震災から数年たっていて、本当であれば、参加者数が一番多くて当然だったとは思うんですけれども、今回、どのような御努力の中で参加者人数を増加させていったのか、その要因が何かあれば教えてください。

○河内防災課長
 今回の総合防災訓練は、3年ぶりに主会場を設けて実施するということで、周知といたしましては、区のおしらせ、区ホームページはもちろん、SNS、ツイッター、今までとは異なってLINEも公式アカウントになりましたので、LINEであったり、本区の防災課のほうで管理している防災マップアプリで周知いたしました。また、防災拠点の中でも周知させていただいて、同日に訓練を行う拠点等にも御協力を得て周知をしたというところです。それについては、実は、今年度特別にというような周知方法は取っておりませんけれども、3年ぶりに主会場で訓練を行うことや、防災という意識が必要で、コロナ禍でもきちんとこういった訓練等はやっていかなければいけないというようなところを、拠点においても丁寧に御説明したというところも効果があったかなと思います。

 また、なかなかこういった催しが今までできなかったというところもあって、区民の興味、関心が高かったというところも正直ありますし、先ほど資料でも説明させていただいたように、お子様が楽しめるような形でというところも少し工夫をいたしましたので、親子で参加していただけたために、人数も多くいらっしゃったというところもあるのかなと思います。

 いずれにしても、防災という視点は皆様に非常に興味、関心の高いものであるというところを認識したところです。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 まずは、広報、周知が徹底されていたということの効果と、今回はお子様が中心となって親子で参加できるような様々な取組をされたと理解させていただきました。

 それぞれの拠点で訓練するときには、毎回、テーマといいますか、今回はここに力を入れていこうとか、また、それぞれの拠点の中での問題、課題を解決していくテーマを設けての訓練をされていると思うんですけれども、これについては、今回はどのようなテーマをもって訓練を実施していこうというふうにお考えだったのでしょうか。

○河内防災課長
 個別にこのテーマと掲げているわけではございませんが、皆様と打合せなり、調整を進める中で、やはりみんな久しぶりだったり、その間にメンバーが替わっているというところもあって、いま一度基本に立ち返って、どういったことを、どういったものを使ってやらなければいけないか、基本的なことを確認しながら丁寧にやっていこうというような御意見が多数ありました。

 今回、主会場で設けた関係機関訓練についても、ああいう訓練でないと、関係機関が連携してやる訓練はできませんし、各防災拠点においても、コロナの対策でテントを設置したりとか、新しい対応もありましたので、そういったことを一つずつ丁寧にやっていって、まずは基本を思い出そうというところは重点としてあったかなと考えております。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 基本動作を全体で習得しながら、また、新たなメンバーで、全体の中で新しい課題を見つけつつも、訓練を重ねていらして、そして当日を迎えたというふうに理解させていただきました。ありがとうございます。

 今、御説明がございましたが、関係機関というお話がございました。今回、住民等の参加は伸びているものの、なぜか関係機関は、若干とはいえ、72名少なくなっております。例えば、前回の訓練と参加機関は変わらず、その中の構成メンバーといいますか、参加された方々が減ったのか、あるいは参加機関のどこかが今回は参加せず、この人数が減ったのか、そのあたりの詳細はどういうふうになっておりますでしょうか。

○河内防災課長
 前回の参加機関の人数との比較でございますが、今回、505人という形で、比較するならば、平成28年にあかつき公園で同様の条件で実施したものかと思います。その年の関係機関の参加者数については、587人となっていて、80名ほど減になっております。

 その理由としては、例えば、京橋消防団は逆に15名から59名という形で増えているんですが、一方で、帰宅困難者支援施設運営協議会であると20名ほど減になっていたり、災害対策建築協力会は10名程度、あと団体としては、文化・国際交流振興協会であったり、明正小学校のPTAが、今回、関係機関としては参加されませんでしたので、それぞれ10名、38名減になっている関係で、減になっているものかと思います。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 数字だけを追っているわけではなくて、関係機関というのが、いざというときにまちの方々を支えてくださる団体というふうに考えておりましたので、文化・国際交流振興協会と明正小学校のPTAが参加されなかったということでございましたが、次回はぜひお取り組みいただきながら、サポート体制をより強化していっていただければというふうに、今、お話を伺いながら思いました。

 私も、実際、京橋築地小学校の拠点訓練に参加させていただいたんですけれども、体験しまして、今回、防災拠点運営委員会の方々が避難してきた住民の方々をしっかり活用しながら避難所体制をつくっていくという訓練をさせていただいたのは、実は初めてで、一歩、二歩進んだ訓練になったというふうに思いました。

 ただ、エアマットの空気入れについて、五、六十センチの高さの、自転車の空気入れより背が低いかもしれませんが、御高齢の方々だったりがそれで1つずつ空気を入れるのは相当大変でした。お声があったのは、自動で入れられると、より迅速で、腰を痛めず助かるというようなお話もございましたし、私自身もやってみて、これはなかなかハードだなと。1つ作るのに相当、何人かで交代しながらやらないと、エアマットを作れないというふうに思いました。もし改善することができたら、エアマットになるべく自動で入れられるような空気入れをお探しいただくなりすると、より助かると思いますので、これは伝えさせていただきたいと思います。

 そして、こちらも既にもう皆様のほうには伝えさせていただきましたが、今回、VR車を子供たちがすごく楽しみにしていたようだったんですが、公園の中で、どこにあるか場所か分からなくて探したというようなこともあったので、もし可能であれば、当日、入り口に、どこにどんなブースがあるかみたいな御案内ができればいいと思います。区のほうは、きちんと地図を用意して配っていたということも伺っておりますが、そこに気づかないで公園の中に入っていった方々は、探したようでございました。そんな気遣いもいただきながら、また、次への抱負にしていっていただければというふうに思っております。ありがとうございます。

 最後に、この前、地域危険度測定調査の結果についてを全議員送付していただきました。これについて幾つか教えていただきたいことがあります。

 前回調査と変更になった点があるのかなというふうに思います。これまで、前回は5年前ですけれども、危険というふうに言われていた地域について、市街地再開発によって、倒壊あるいは救急車、消防車が入りにくいようなところをきちんと整備していただきながら、まちにお住まいの方々の安全性を高めていただいたというふうに理解しております。そういった意味で、前回の調査と変更になった点はどういうところなのかということが、まず1つです。

 そして、中央区も東京都も分布率というのがありますが、この分布率の正確性というものの把握はどういうふうにしたらいいのか。分布なので、どうしてもそこから漏れることがあるのかなと思いまして、教えていただきたいです。

 まず、その2点お願いいたします。

○河内防災課長
 地域危険度測定調査の結果についてでございますけれども、もともとこちらの調査については、東京都がおおむね5年に1度、調査・研究等をして公表しているもので、まず大前提として、これは相対評価になっております。東京都の市街化区域、今回、平成29年1月現在で5,192町丁目ですけれども、こちらの町丁目を全て数値化して、総合危険度を上から順に並べていった順位、ランクづけというところで、絶対評価ではありませんので、それで危険が増した云々ではないというところが、まず大前提としてあります。

 では、どういう形で総合危険度を出すかというと、まず建物の倒壊危険量と火災危険量を算出いたしまして、こちらを足したものに災害時活動困難度係数というものを掛けて算出したものになります。今回、こちらの災害時活動困難度係数の考え方というか、測定方法が変更になりました。大きな変更としましては、まず、災害時に救助活動を行うためには広い道路が必要ということで、ある地点から広い道路までの距離の算定方法であったりが変更になったところです。あとは、災害時に活動をするスペースが広ければ広いほど安全だというふうな考え方があるのですけれども、今までは建物の面積もその活動面積に入れていたんですが、そこを除外するという変更がございました。その影響が今回の危険度の結果に反映されているものと考えております。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 かなり細かく、ありがとうございます。絶対評価ではなくて相対評価ではあるものの、建物危険度と火災発生の危険度を算定した後、今回、計算方法が少し変わって、災害時の活動の困難度の係数を乗じていく中で、ランキングといいますか、そちらが若干変わっていったのかなというようなお話を伺いまして、なるほどということで理解させていただきました。

 かねてより、佃三丁目ですとか、月島三丁目、特に月島三丁目は4という係数だったので、これからいろいろとまちの整備が進む中で、安全性、特に、先ほどトリアージのお話も前委員から出ておりましたが、倒壊によりまして、命があるんだけれども、助けを求めることができないというようなまちの危険が、中央区の場合、まだ少し残っているということもございます。分布率によってランク分けをしているので、絶対的なところではないものの、それぞれの所管と連携していただきながら、まちの安全性を高めて、そして、多くの区民の方々が安心した中で、在宅避難とか、あるいは拠点に参集していただけるようなお取組をこれからもよろしくお願いいたします。

 以上です。ありがとうございます。

○しらす委員
 よろしくお願いいたします。

 資料1の6番ですが、新型コロナワクチン臨時接種会場の実施結果と記載されておりまして、これは都の要請で行われたと先ほど伺いました。ありがとうございました。

 こちらは、「銀座で、ワクチン」新型コロナワクチン接種促進キャンペーンというものだったと思うんですけれども、大変すてきなチラシでしたので、銀座のチラシ、すてきな風景が描かれていて、注目しておりました。そして、それぞれの日にち、25、26日は1日当たり先着80名と書いてありました。とてもすてきなチラシでしたので、大勢押しかけて行列ができるかなと思って注目していたんですが、こちらの接種実績は2日で54名ということでした。結果として、この人数だったということをどのように見ていらっしゃるか教えていただけますでしょうか。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 数寄屋橋公園における臨時接種会場の設置につきましては、委員おっしゃったとおり、当初、1日当たり80名、これはテントを張って、医者と看護師の人数、それから開設時間を基に、1日当たり最大80名ということで設定をさせていただきました。

 実は、当日、木曜日と金曜日ということで、木曜日と金曜日を比べると、金曜日のほうがかなり多かったというところになるんですけれども、接種者が少なかった部分に関しましては、1つ大きな原因として、接種券を必ずお持ちいただく必要があったというところです。当日、会場で従事していても、やるのは分かっていたのだけれども、接種券を忘れてしまったですとか、本当は受けたいけれども、接種券を持っていないという方も少なからずいたというところでした。予約は不要でしたので、その点に関しましては、予約なしで受けられるということで好評だったところではあるんですけれども、やはり接種券をお持ちでない方が多かったかなと思っております。

 それから、今回、この実施に当たりまして、開催の3日前から、銀座駅の地下構内、それから数寄屋橋公園周辺でチラシとノベルティ、これはウエットティッシュですけれども、そちらを2,500個程度配らせていただいたり、数寄屋橋公園の近辺にあります数寄屋橋ショッピングセンター、それから西銀座デパート等々にポスターを掲示させていただいたりとか、いろいろ周辺の企業様にも協力をいただいたところですが、当日、やはりまだちょっと暑いというところもあったりですとか、屋外でやるデメリットの部分も出てしまったかなと考えております。

 ただ、事前周知、それから当日、会場の近辺でも、かなり興味を持って、受けられはしなかったんですけれども、では接種を受けてみようかなですとか、接種に関しましてお問合せを受けたりですとか、そういったところがありましたので、接種人数は伸び悩んだところがあるかもしれませんが、接種に関する周知、それから興味を持っていただくというところでは、一定程度効果があったのかなという認識でいます。

 以上でございます。

○しらす委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 たくさん周知していただいたことが分かりまして、大変だったと思いますけれども、興味を持った方もたくさんいらしたということで。接種券を持ってくるのが大変で、面倒だったり、忘れたりすることが多いと、それがちょっと難関かなと私も考えておりました。また、今回、受けてくださったのは区外の方が多かったんですね。銀座とか、帰りにお買物をしていただくことにもなるかもしれません。ですので、また企画していただいて、いろいろ考えていただいて、少しでも多くの方がワクチン接種を受けられますように御尽力をどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○田中(耕)委員長
 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○奥村委員
 それでは、初めに、新型コロナウイルス感染症への対応について伺いたいと思います。

 第7波は今も継続中ではありますけれども、7月中旬くらいのピーク時前後で保健所での対応はどうだったのか、職員の体制がどうだったのか、困難な事例などがありましたら、そうしたものをお示しいただきたいと思います。

 そして、8月の初旬には、中央区でも1日の新規陽性者数が500人を超えていました。東京消防庁の資料では、7月中旬以降、4週間にわたって、自宅療養者が体調悪化して救急搬送を要請しても、その半数以上が搬送されなかったということですが、区では、そうした事例があったのかどうかということも確認をさせていただきたいと思います。

 それと、高齢者施設では、入院が必要な患者が施設の中に留め置かれるという事態も多発して、死亡者数も過去最多になりましたけれども、区では、こうした事例は起きていないのかどうかという点について確認をさせていただきたいと思います。

○武田健康推進課長
 まず、第7波においての保健所の体制ですけれども、第7波の初期といいますか、新規の感染者の人数が立ち上がり始めた時点で、応援態勢をどうするかということはもう事前に話合いをしておりまして、本庁舎ですとか、その他部署を含めて、土日を含めた応援態勢を組んで対応したところでございます。職員については、そのような形です。

 困難な事例といたしましては、まずもって全体の新規陽性者数が、御指摘にもありましたとおり、中央区においても、東京都、全国と同様に、ピークは前回の波の2倍には達しませんでしたけれども、かなり多かったということでございます。7月と8月の陽性者数がおおむね1万7,700人となっておりまして、この数は昨年度1年分の陽性者の数とほぼ同数でございます。ですので、まず、全体数が多かったということがございます。これに対しては、コロナの感染、流行が始まった当初は、お一人お一人に対して疫学調査の細かいものを行ってはいたんですけれども、そうではなくて、リスクのある方々に絞るだとか、そういった形にするようにというものを国も東京都も示しておりましたので、区でもそちらを取り入れまして、直接御連絡したりだとかという方については、絞り込みました。それプラス、それに当たらない方々に対しては、ショートメールサービスを用いるなどして情報を提供したりするというようなことも行って対応しておりました。

 それから、東京消防庁のお話ですけれども、ちょうど先日、京橋消防署とも情報共有をしたところですが、実際、委員御指摘のように、搬送されなかったケースはございます。ただ、例えば救急要請される方の中で、重症で、すぐに病院を選定して搬送しなければならない方については、たとえ病院を選定するのに時間がかかったとしても、もちろん搬送を行いました。そうでない方、やはり御不安が強くて、呼吸状態ですとか、全身状態はそれなりに保てておられても、コロナということで御心配がかなり強くて救急要請されたような方については、保健所ともやり取りして、この方について本当に救急で緊急性を持って入院の対応が必要であるのかというところは、御連絡いただいて、保健所のほうでも判断して、その方については自宅療養で経過を見ることができますというような判断をさせていただいたケースもございます。そのような形で、引き続き自宅療養となられるケースはおられたということでございます。

 また、高齢者施設内でのクラスターの発生は、当区においてもございまして、施設の中での死亡というケースは、こちらとしては把握していない、ない、というところでございます。

 施設での感染に対しては、高齢者施設で、もちろん入院が必要なケースは、通常どおり入院の調整といたしました。ただ、どうしてもピークの時期は入院がなかなか厳しいということもございましたのでその場合は、例えば、入院ではなくて、高齢者の療養施設というものも東京都のほうでつくってありましたので、そちらへ入っていただくというようなことも行っておりました。それだけでなくて、施設に対して即応支援チームというものを東京都のほうで立ち上げておりまして、これは、施設内で感染があったときに、そこの施設の中での感染対策の様子を見に行く、もしくは見に行けなくても電話での助言を行うですとか、そういったことを行って、感染対策をより確実に行っていただけるようなシステムもございましたので、そちらも積極的に利用いただくというようなことを行っておりました。

 以上でございます。

○奥村委員
 保健所や職員の体制という部分についてですけれども、事前に準備もしっかりしていたということだと思いますけれども、全体としては不足なく、滞りなく回ったと、事前に立てられた計画で十分に対応できたという評価なのかという点をもう一点確認させていただきたいと思います。

 救急車での搬送について、重症の人については、きちんと搬送されたということですけれども、搬送されずに死に至ったような事例は中央区ではなかったということでよいのかという点と、なかなか搬送されない中で、より症状が重篤化して大変な状況になったとか、そういったことがないのかという点についても伺いたいと思います。

 また、コロナに限らず、今後、様々な感染症というものも発生するかと思いますけれども、第7波を受けて、今も続いていますが、この対応の中で、今後に向けて強化したいとか、改善していく必要があると考えておられる点があれば、それをお聞きしたいと思います。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が9月8日にWithコロナに向けた政策の考え方を示して、全数把握についても見直していくということです。東京都は全数把握を継続していくということだと思いますけれども、全数把握を見直していくということは、セルフチェックに頼る部分も多くなり、医療を受けなくていいような仕組みに変えていくものだと思いますが、この中で、発熱外来の不足についてどう対応していくのかということについては検討されていません。発熱外来というのは、区内ではどの程度あるのか、全体の医療機関の中で何%ぐらいあるのかということを教えていただきたいと思います。それと、発熱外来を区として増やしていくとか、そういう計画、お考えなどがあれば、お示しいただきたいと思います。

 あわせて、このWithコロナに向けた政策の考え方の中では、療養期間の短縮も決定されていますけれども、症状のある人では、発症から8日目でも6人に1人の割合でウイルスが残存している可能性があるという分析結果も、厚労省の会合で報告されています。10日目でもウイルスが残存している方も、一定の割合でいるということです。自主的な感染予防行動を区民に取らせていくためには、区としては、どうしたことを徹底していくのかという点についても伺いたいと思います。

○武田健康推進課長
 まず、職員体制がこれで滞りはなかったかということですけれども、基本的に、新規の陽性の方に対して、例えば全くもってこちらが把握できないですとか、関与できないというようなケースは、ほぼほぼ日々生じなかったところですので、これは対応できたというふうに見ております。

 自宅などで重篤化してしまったケースがあるか、死に至ったケースがあるかという御質問がございましたが、重篤化するというところは、定義が少し難しいかなと思います。というのも、特に御高齢の方などはやはり急変するということもございます。かつ、入院については、夜間調整というシステムもあるのですが、一般的には、毎日、平日の時間、ここまでという区切りがございまして、もしそれ以降に調子がお悪いということがあったりだとか、時間内から調整をつけていて、これは継続で御様子に合わせて入院調整を、夜間も含めて、続けましょうというようなケースもございます。それに当たらず、例えば急変されただとかということもありますので、調整に時間がかかって重篤化したというのは、その定義に沿って患者さんを把握するというのは少し難しいかなというふうに思います。

 また、今後に向けての改善点ですが、区民の方からのお問合せなどでも、どうしてもピーク時は予約がいっぱいで、受診がなかなかかなわないというようなお声もいただいておりました。その点、区として、今後どういったことができるかということは、次、恐らく流行はまたあるだろうというふうに踏んでおりますので、そちらをどうするかということを、これまでの振り返りとともに、これからまた考えていくところと認識しております。

 全数把握の見直しについて、今日開かれる東京都新型コロナウイルス対策本部会議のほうで全数把握の方向性は、また変更になるというふうに報道ベースでは聞いております。そうでなくても、26日からは全国一律で縮小というふうなことが言われております。全数把握については、リスクのある方については、聞き取りなどはこれまでと同様に行い、それ以外の方については、年代とか、その人数だけというふうなところになりますので、数としては把握されるものでありますが、これまでと同様の全数の把握ではないという理解でございます。

 セルフチェックの話も先ほどございましたが、これは先ほどの改善点の中でも挙げさせていただきましたように、一般区民の方がどのような形で医療にアクセスするかというところは、引き続き課題として考えていきます。

 発熱外来の不足について、区内では今、80ほどの機関でコロナの診療を行っていただいているんですけれども、これが全体の何%か今すぐ出てこなくて、申し訳ございません。

 区として、この数自体を増やすということは、医師会ですとか、個人で開かれているクリニック、それぞれの御事情もあると思いますので、一概に区として増やすことができるものというふうには認識しておりません。

 ウィズコロナの有症状者のウイルス排出に係る自主的な感染防御の行動ですけれども、これは、基本的な感染対策を引き続き行っていただくように周知していくということかと考えております。

 以上でございます。

○奥村委員
 ありがとうございます。

 いろいろ全庁的に力を合わせて対応していただいて、本当に大変だったと思います。やはり課題としては、なかなかすぐに診療につながらないということで、これをどうやって改善していくか、今後も検討していくということです。個人のクリニックの事情もあるので、区として発熱外来を増やしていくということが難しいとなると、どういう手があるのか、いろいろと課題があるなということは感じました。国や東京都ともいろいろ力を合わせて、知恵を出し合って、何とか問題解決が進むようにしていただきたいということを強く要望させていただきます。

 次に、ワクチン接種についてです。

 オミクロン株BA.1に対応したワクチン接種の体制について、9月7日付で資料を頂いていますが、その後、BA.5にも対応した2価ワクチンを厚労省が薬事承認したということです。もともとの配付された資料に出ている4回目接種、また3回目接種には、この両方に対応するワクチンを接種できるようになるということでよいのかという点を確認させていただきたいと思います。

 それと、資料では、ワクチンを初回接種する方、1回目、2回目を接種する方については、この時点ではオミクロン株対応のワクチンは接種できずに、従来型のワクチンしか接種できないという御説明だったんですけれども、この点は現時点で変更がないのかどうか。既にオミクロン株にほぼ置き換わっているという中で、従来株のワクチンを接種するという意義は非常に薄いと思いますし、初めて接種をする方は従来株のワクチンしか接種できないということですと、ワクチン接種からますます遠のいていくということになると思うんですけれども、こうした矛盾については、区はどういうふうに改善をしていこうとお考えなのかということについて伺いたいと思います。

○黒田ワクチン接種等担当課長
 オミクロン株対応型のワクチンの接種でございます。

 9月7日付で全議員送付させていただいたときに、今回、オミクロン株対応ワクチンの接種対象としては、初回接種、1・2回目の接種を完了した方ということで、お知らせさせていただいて、現時点で変わっておりません。ですので、当然、3回目接種の方も対象ですし、4回目接種の方も対象になりますけれども、さらに4回目接種を従来型のワクチンで打たれた方につきましても、5回目の接種としてオミクロン株対応ワクチンを打っていただくことができるということになっております。また、初回接種、1・2回目の接種については、オミクロン株対応ワクチンの使用の承認が出ていませんので、そこの部分に関しましては、従来使っている従来型のワクチンを使うということで、変更ありません。

 初回接種に関する、オミクロン株ワクチンではなくて、従来株を打つことの意義ということですけれども、本来、1・2回目接種の方に関しましては、感染拡大防止ということで従来型のワクチンを今までも接種していただいているということで、まずは抗体を上げるというところかなと思っております。また、その後、様々な知見、それからエビデンスに基づいて、感染症拡大ではなくて、例えば重症化防止というようなワクチン接種の意義等も考え方が変わってくる中で、追加接種、3回目以降の接種については、オミクロン株対応型の接種をしていくということで、国の専門家会議のほうで決められた計画に基づいて打っていく必要があるのかなというふうに認識しております。

 以上でございます。

○奥村委員
 やはり初回の接種については、従来型で変更がないということですが、オミクロン株対応のものを接種できるように、きちんと国にも要請する必要があるのではないかと思うんですけれども、区としては、この対応でいいと考えているのか。初回の接種の方については、従来株のワクチンでよいということなのかという点、区の見解をお聞きしたいと思います。私としては、国に対して変更を求めてほしいということを求めたいと思うので、その点についても伺いたいと思います。

○渡瀬保健所長
 ワクチンについての御質問ということで、新たにこれから始まるオミクロン対応のワクチンについてでございますが、これは国のほうが示しているように、初回の接種、初回接種というのは1・2回目の接種ですけれども、それが終わった方に対して、オミクロン株に対応したワクチンの接種をするということです。

 ワクチンに関しても、開発のほうが随時進んでおりますので、今回については、オミクロン株の中でも初期のオミクロン株について対応をしているもの、オミクロン株について、これからまたウイルスが変異していった場合については、また新たなものが開発されるということも十分考えられるとは思うんですが、現時点で対応できるワクチンとしては、初期のオミクロン株に対応したワクチンをこれから接種していく。今、流行している型とは若干異なってはいるんですけれども、それでも防御効果というのは一定程度きちんとしたものがあるというところの中で、これからさらに免疫をずっと維持していくというところの中で、追加での接種をこれから進めていくということでございます。

 1・2回目の接種にもオミクロン株に対応したものを接種すべきだという御意見は当然あるかとは思うんですけれども、こういったワクチンも含めて、薬剤に関しましては、治験と申しまして、安全性とか、そういったものを確認した上でないと導入できないということになっています。その導入に関しましては、例えば動物実験を経て、異常がないかの確認だとか、あるいは少数の人に打って、その中で異常がないかどうか、あるいは有効性の確認、そういったものを経た上で接種が行われることになりますので、今回、3回目にこういったことを接種することに関しては、治験のほうはできていますけれども、初めからそのワクチンを接種して大丈夫かどうなのかということに関しては、これからさらに治験を通した上で判断されるものというふうに考えております。ですから、一概にこちらのほうで1・2回目からオミクロン対応のワクチンを接種すべしということを国に言っていくというのは、なかなか難しいものがあるかというふうに考えております。最新の医療をキャッチアップしながら、区のほうとしても、そういったものに関して、導入が図れるものについては、当然、歩調を合わせて導入していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○奥村委員
 なかなか区で判断できる問題ではないと思うんですけれども、いろいろな種類のワクチンがどんどん混在していって、接種回数もばらばらだと。会場もいろいろなところに設けられると、非常に混乱状況の中で接種が進められるという中で、いろいろ大変な御苦労もあると思いますけれども、しっかり対応していただきたいということを述べさせていただきます。

 次に、防災の問題に移ります。

 防災の視点から見た緑の在り方、延焼、遮断に果たす役割といったことについては、防災の所管の中では、どういった議論がされているのかということについてお示しいただきたいと思います。

 強風の中での消火作業では、水が吹き飛ばされて有効に注水できないことがありますけれども、緑があれば、その中で防風機能も加わって有効な注水になるとか、少ない水量で消火活動が可能になり、延焼のスピードを遅らせる効果もあるということが研究の結果でも示されています。特に、ビル風が強いエリアでは、強風を受けて延焼スピードが速くなるので、緑も生かしながら防災対策を取っていくということは、ビルが多いという中央区の特性にも合致しているのではないかと思うんですけれども、こうした点からの検討の状況について伺いたいと思います。

○三留環境土木部長
 防災の観点からの緑ということでございます。

 委員御案内ありましたように、樹木が持つ役割の中に、そういった防災機能も十分あるのかなと思ってございます。防火樹には、熱を遮断する効果、それから、御案内いただきましたように、火を遮断する効果、それから、風を遮ることによって消火活動の援助になる、様々な効果があると思ってございます。

 とはいいながらも、常緑樹で周り一帯を囲んで、要は、先ほど言ったような火災であるとか、風であるとか、そういったものを防ぐための防災公園というのはよく造られてございますけれども、常緑樹を活用することによって、緑陰、薄暗くなったり、防犯の観点からも弊害が出たりとか、様々な考え方がございます。樹木の効用としての防災機能について、街路樹などもそういった機能を持つとよく言われますけれども、それを密に植えていくということは、都会の中ではなかなかかなわない部分もあるのかなと思ってございます。

 いずれにしましても、緑の持つ効用の中の一つとして、今後も、そういった観点の中で、取り入れられるものに関しましては取り入れていきたいと思ってございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 中央区は、ゼロカーボンシティ中央区宣言を行ったり、また、グリーンインフラガイドラインなども改定されました。緑を増やす、環境のためにCO2削減とか、そういったこともあるんですけれども、防災面から緑をどう増やしていくか、生かしていくかということは、防災計画の中では記述がないと思うんです。その点も、私の見落としなのか、書いてあれば教えていただきたいんですが、防災の観点からも、計画的に防災に役立つ樹木、効果の高いものを、水とみどりの課でしたり、そういったところとも連携しながら、防災にも役立つような形で植える、増やしていくとか、そういう視点もぜひ今後持っていただきたいと思うので、その点について御見解をお示しください。

○河内防災課長
 現在の地域防災計画等には、特に防災面での緑という記載はございません。今、環境土木部長も答弁しましたが、そういったことについては、研究してまいりたいと思います。

 以上です。

○奥村委員
 ぜひ、よろしくお願いいたします。

 続いて、同じ防災で、東京都が5月に首都直下型地震の被害想定を見直したことにも関わるんですけれども、この見直しの中で、感震ブレーカーなどの設置率を引き上げれば、被害を減らしていける、通電火災や2次火災を防ぐ上でも重要だという記述もあるんです。

 中央区は、分電盤とか感電ブレーカーに対しての助成を実施しているのかどうかということで、ちょっと調べ切れなかったんですけれども、御答弁いただきたいと思います。もし実施しているようであれば、どういう助成の中身なのか、何割程度補助しているのかとか、お示しいただければと思います。よろしくお願いします。

○河内防災課長
 中央区においては、今、通電防止の分電盤、地震で揺れたときに自動的にブレーカーが落ちるような分電盤の補助等は行っておりません。

 以上です。

○奥村委員
 これも非常に重要なことだと思うんです。23区では、12区で助成を実施しているということなので、ぜひ中央区でも、こうした機器に対しての助成を今後考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○河内防災課長
 こういったものが災害等の減災につながるというところは認識しております。実際、今回、総合防災訓練等でも東京電力等で展示があったかと思います。今後、東京都も被害想定を出して、重点項目等、どういった取組ができるかというところを計画しておるところでありまして、我々も、今後、それも踏まえながら、計画をまた検討していかなければいけませんので、その中で検討してまいりたいと思います。

 以上です。

○田中(耕)委員長
 それでは、副委員長は副委員長席にお戻りください。

 議題、防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること並びにコロナウイルス感染症等の対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 そのように取り扱わせていただきます。

 第三回区議会定例会における委員長報告の取扱いにつきましては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○田中(耕)委員長
 そのように取り扱わせていただきます。

 以上をもちまして、感染症・防災等対策特別委員会を終了いたします。

 ありがとうございました。

(午後2時46分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ