ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の令和4年 区民文教委員会(9月27日)

令和4年 区民文教委員会(9月27日)

1.開会日時

令和4年9月27日(火)

午前10時 開会

午前10時16分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 押田 まり子

副委員長 渡部 恵子

委員 富永 一

委員 塚田 秀伸

委員 田中 広一

委員 奥村 暁子

委員 二瓶 文徳

議長 木村 克一

4.出席説明員

(13人)

山本区長

齊藤副区長

平林教育長

濱田区民部長

清水区民生活課長

平川地域振興課長

岩田文化・生涯学習課長

田部井商工観光課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

鷲頭学務課長

岡地学校施設課長

小林指導室長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

後藤書記

6.議題

  • 議案第65号 中央区立幼稚園教育職員の定年引上げ等に伴う関係条例の整備に関する条例
  • 議案第66号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

(午前10時 開会)

○押田委員長
 おはようございます。ただいまから区民文教委員会を開会いたます。

 去る9月21日の本会議におきまして当委員会に付託をされました議案につきまして、慎重に審査をしなければならないということで、本日、委員会を開かせていただきました。委員の皆様、どうぞ十分な御審査、そして特段の御協力をよろしくお願い申し上げる次第でございます。

 それでは、審査方法につきまして申し上げますが、付託されました各議案について一括して説明を受け、一括して質疑を行って、質疑終了後に、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、まず理事者の説明をお願いします。

○生島教育委員会事務局次長

 1 議案第65号 中央区立幼稚園教育職員の定年引上げ等に伴う関係条例の整備に関する条例(資料1)

 2 議案第66号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例(資料2)

以上2件報告

○押田委員長
 ありがとうございます。

 発言の時間制についてですが、通常の委員会での例により、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することにいたしたいと思います。ただいまの時刻は午前10時2分でございます。自由民主党さん37分、公明党さん19分、新風会さん19分、日本共産党さん19分、未来会議さん10分となります。

 それでは、理事者説明に関する質疑を行いますので、発言をお願いいたします。

○奥村委員
 それでは、議案第65号について何点か質問をさせていただきたいと思います。

 この議案の中身としては、大きく3つありまして、1つは定年年齢の段階的な引上げ、2つ目が新たな再任用制度の導入、この中では短時間とフルタイムとを選択できるようになっていると。3つ目が役職定年制の導入ということです。60歳で辞めてもいいし、65歳まで働くこともできるというもので、働き方としては、現行と中身としてはあまり変わらないと。あまり影響の出ないような形での制度設計になっているということもお聞きしていますが、役職定年制に関わって何点かお聞きしたいと思います。

 まず、幼稚園での管理職というのは、園長、副園長、そして主任も入るということでよいのか確認させていただきたいと思います。

 それと、一般の職員の話のようですけれども、自治体によっては管理職で再任用の方が3割ぐらいいるところもあるということですが、中央区の幼稚園の職場での管理職の再任用の割合はどの程度なのかお示しいただきたいと思います。

 続けて、管理職の定年は60歳を基本とするけれども、特例を設けて、最長で定年退職日まで、10年後には65歳まで延長することは可能だということで、管理職がいなくなって困るというような影響が出ない形にするということだと思いますが、いずれは60歳で役職からは退いていく形で、その後は再任用で定年まで働けるようにしていくという流れをつくるものだと思います。

 役職定年制の導入は、前回の委員会の資料の中で組織の新陳代謝の確保や組織活力の維持ということが理由になっていますが、こうした目的を達成するために、この制度をどう生かしていくのか、若い人の育成についてどのように進めていくのかという点についてお示しいただきたいと思います。

○小林指導室長
 今、4点質問をいただいたかなというふうに思っております。

 まず、幼稚園の管理職につきましては、園長、副園長のみということで、主任は管理職に当たりません。

 それから、2点目です。2点目は、現在、幼稚園において再任用の方が何人いるのかということですけども、いわゆる管理職として再任用で働いている方は13園中1名、園長のみということになっております。

 そして、再任用の考え方ですけれども、園長、副園長につきましては、特定管理監督職群に当たるということで、能力によりますが、定年まで園長、副園長を続けることができるということになっております。そうした中で、実際に再任用をどのくらい希望していくのか、園長として、あるいは副園長として60歳以降も希望していくのかということを見極めながら、園の経営がうまくいくように調整を図っていかなければいけないかなというふうに思っております。

 最後の、組織の活性化というところでございますけれども、そういったことも含めて、再任用というか、60歳以上に頼り過ぎることなく、様々な園の活性化というところも踏まえて総合的に勘案して配置をしていきたいというふうに考えているところです。

 以上でございます。

○奥村委員
 現行の制度と比べて、この制度ができることで何か新たに加わるような取組とか、どういうふうに若い世代を育成していくかというようなものがあるようでしたら、現行との違い、今後ということで改めて伺いたいと思います。

 次に、新たな再任用制度の導入の部分に関わって、任用の形態ですけれども、資料で見ると、短時間勤務は週15時間30分から31時間まで、週4日間で31時間が上限ということです。フルタイムは週38時間45分と決まっているわけですけれども、週31時間以上で週38時間45分までの間で働きたいとか、そういう場合への措置がどうなるのかということが疑問としてあったので、お示しいただきたいと思います。例えば、週に何時間か、何日かは介護などがあって早く帰りたいとか、通院の必要があるとか、そういうケースもあると思うんですけれども、このはざまの時間で希望するとかいう場合には、何か対応策というものがあるのかどうかという点について伺いたいと思います。

○小林指導室長
 まず、現行制度とどのように変わってくるのかというところで、大きく変わってくるのは、御本人のキャリアプランに関わってくるかなというふうに思っております。例えば、園長とか副園長で六十何歳まで、自分の定年まで働きたいというところでいくと、これから自分はどういうところを磨いていかなければいけないのかというところでは、この制度、定年を延長することによって、やりがいとか達成感みたいなものを感じながら、その職に当たってもらうということが大事かなというふうに思っております。

 一方で、新陳代謝も図っていかなければいけないというところもありますので、その中で、園全体のバランスを見極めながら、60歳以上に頼り過ぎることなく、新しい方に園長になってもらうということも、1つ、中央区の園の質を向上させるということで大きいかなというふうに思っているところでございます。

 それから、先ほどの短時間勤務につきましては、短時間を希望する場合には、一旦退職をして、短時間ということで任用されていく形になると思います。現行制度を両方フルタイムで暫定再任用としてやっていくのか、あるいは短時間勤務をするのかという制度をしっかり踏まえると、その間というのはなかなか難しいかなというふうに思っておりますので、制度を理解した上で、どちらを選択していただくかという形になろうかなというふうに思っているところです。

 以上でございます。

○俣野庶務課長
 おおよそ我々行政の職員もそうですけれども、高齢職員を園長、副園長等でうまく活用することによって、今、組織全体が大変若返っております。若手の幼稚園教諭、経験が浅い者もございますので、現場でのOJTを高齢職員がしっかり指導していくというようなところで、活用面については十分図ってまいりたいというふうに思ってございます。

 また、勤務時間の関係でございますが、私ども公務員につきましては、勤務条件条例主義というものがございまして、我々の勤務時間等については、こういった条例改正等でお示しをしているわけでございます。したがいまして、介護休暇ですとか、そのほか個人的な都合等によりまして、お休みになりたい、多様な働き方をしたいという場合につきましては、許されている範囲の中で運用してまいりたいと考えるところでございます。

 以上でございます。

○奥村委員
 今の御説明を聞きまして、この制度が導入されれば、ベテランの経験豊富な方にしても、若い世代の方にしても、目標というものを自分の中で持って、それに向かって日々努力していく長期的なプランがより見えやすくなるような効果もあるのかなというふうに思いました。この制度が生かされて、皆さんのやる気、モチベーションがより引き出されるようなものになればよいなというふうに思いました。

 勤務時間、任用形態についてですけれども、介護休暇なども活用しながらということなので、そうすると基本的にはフルタイムの週38時間45分を、やる気もあって働きたいと思う方であれば、それを選択していただいて、その中で休暇をどううまく使っていけるかということが大事だと思うので、そうすると、併せて休暇をどう取りやすくしていくかということで、今、どんどん改革も進んでいますけれども、この間、条例などもいろいろ出ていますし、さらに、よりきちんと必要な休暇は取りながら働き続けられる環境にぜひしていただきたいというふうに思います。

 給与については、特別区で統一で決められていて、なかなか1つの自治体で自由に変えたりということはできないと思うんですけれども、休暇などの制度はそれぞれの自治体の裁量で、組合せなどもかなり工夫しながらできる、そういう余地のあるものだと思いますので、そういった点は、今後もぜひ現場の状況に合わせて、さらに整備していただきたいと思います。若い方やベテランの方たちの交流などもさらに広げて、若い職員の方も育てていただきたいですし、働く意欲のある職員の方がきちんと職務に向き合えるような環境を整えていただきたいということを要望して質問を終わります。

○押田委員長
 副委員長は委員席へお移りください。

 それでは、質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 まず、議案第65号、中央区立幼稚園教育職員の定年引上げ等に伴う関係条例の整備に関する条例について、起立により採決をいたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○押田委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第66号、中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について、起立により採決をいたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○押田委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長は元の席にお戻りください。

 次に、本会議における委員長報告の取扱いについてでございますが、正副委員長に一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 御苦労さまでございました。

 これをもちまして閉会とさせていただきます。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願います。

(午前10時16分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 今年度の区民文教委員会行政視察については、正副委員長の協議の結果、実施しない旨が確認され、了承された。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ