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令和4年 地域活性化対策特別委員会(6月14日)

1.開会日時

令和4年6月14日(火)

午後1時30分 開会

午後2時50分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 富永 一

副委員長 青木 かの

委員 礒野 忠

委員 かみや 俊宏

委員 堀田 弥生

代理 渡部 博年

委員 小坂 和輝

議長 木村 克一

4.欠席者

(1人)

委員 山本 理恵

5.出席説明員

(15人)

山本区長           

齊藤副区長          

平林教育長          

浅沼企画部長         

溝口政策企画課長(参事)   

糟谷副参事(計画・特命担当) 

清水広報課長         

濱田区民部長       

清水区民生活課長

平川地域振興課長

岩田文化・生涯学習課長

鎌田スポーツ課長

田部井商工観光課長

生島教育委員会事務局次長

志賀谷図書文化財課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

坂和書記

後藤書記

7.議題

  • 区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること

(午後1時30分 開会)

○富永委員長
 それでは、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は山本委員は欠席のため、渡部議員から代理出席の申出がありましたが、よろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 それでは、渡部議員は委員席へ移動をお願いいたします。

(委員長挨拶)

 それでは、議長の挨拶をお願いいたします。

○木村議長
 (挨拶)

○富永委員長
 ありがとうございました。

 続いて、区長、挨拶をお願いいたします。

○山本区長
 (挨拶)

○富永委員長
 ありがとうございました。

 続きまして、理事者紹介をお願いいたします。

○齊藤副区長
 (理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長
 (理事者紹介~教育委員会分)

○富永委員長
 本日、理事者報告の関係で区民生活課長及びスポーツ課長が出席しますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますけれども、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をよろしくお願いいたします。

○濱田区民部長

 1 中央区立伊豆高原荘等の指定管理者候補事業者の選定について(資料1)

 2 中央区立晴海地域交流センターの設置について(資料2)

 3 豊海町6番地区における地域貢献施設の利用について(資料3)

以上3件報告

○富永委員長
 ありがとうございました。

 それでは、発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて、各会派に割り振られる時間を持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については、10分となります。ただいまの時刻は午後1時44分です。自民党・新青会68分、公明党さん36分、かがやき中央さん36分、区民の風さん36分、子どもを守る会さん10分でございます。

 それでは、質疑をよろしくお願いいたします。

○かみや委員
 私から1点、議題で中央区大江戸まつり盆おどり大会について伺います。

 ホームページを拝見いたしますと、先週でしょうか、概要が公開をされておりまして、会場図(予定)も示していただいているものと認識しており、報道などでも記事が出ている。1つ御紹介をさせていただきますと、6月9日、朝日新聞の朝刊でしたが、夏の盆踊りや花火などをやるやらないと、自治体の対応について示されていました。その記事では4つの自治体、中央区、青梅市、世田谷区、板橋区の事例が紹介されておりまして、そのうち半分ほどが中央区の大江戸まつりの記事でございました。大幅に規模を縮小し、浜町公園で3年ぶりに開く、新型コロナの感染対策を徹底すれば実施できると判断したと、このような記載が記事にございました。

 改めて、今回開催に至った経緯と、今回の大会の特色、特徴というものをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。

○平川地域振興課長
 大江戸まつり盆おどり大会についてでございます。

 今、御紹介いただいたとおり、本年8月26日金曜日、27日土曜日に浜町公園で、3年ぶりの実施でございます。まず、開催の経緯のところでございますが、今回32回目としているのは、昨年は開催しなかったためです。コロナ禍によって、ナンバリング、31回と数を付しましたが、昨年は中止となりまして、2年間開催できないような状況でございました。これまで三十数年続いた、非常に区民の方に親しまれている夏のイベントでございますので、一昨年、昨年も開催したいと準備を進めておりましたが、やはりなかなか感染状況が収束せずに、安全な盆おどり大会が実施できないというところで、開催を見送っていたところでございますが、今年度につきましては、先ほど委員に御紹介いただいたとおり、少し会場のしつらえを変更しました。少し広く取れるように変更いたしまして、こういった形であれば開催がかなうであろうというところで、開催の判断をしたところでございます。

 また、例年との違いというところでございますが、まずコロナ禍の開催でございますので、大幅に規模を縮小してございます。開催時間につきましても、例年と比べて2時間短縮をいたしました。例年でございますと、運動場内にやぐらを設置いたしまして、その周りで盆踊りを踊っていただく、また、その周りに縁日を配置することによって、どちらかというと密になっている状態がこのイベントの非常ににぎわいというか、売りの部分でございましたが、コロナ禍でございますので、やはり密を防ぐという観点から、運動場内を盆おどり大会のみといたしまして、隣の公園のスペースを使いまして、町会・自治会等、また地区委員会等の方による縁日の出し物を配置する。非常にコンパクトといいますか、内容を絞って開催をするというところが例年と違っているところでございます。

 また、始まりのところで申し上げますと、このお祭りは、いつも人形町のパレードからスタートするところでございますが、沿道でございますと参加者の把握も難しいというところがありますので、そういったところも休止したという、非常にコンパクトな大会であるというのが例年との違いでございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。コロナ禍での規模を縮小しての様々な工夫をしての開催ということで理解をいたしました。

 今、少ししつらえを変えていくという中で、密だったのが売りであるけれども、そうならないように工夫をしていただいたというようなところがあるのかなと理解はいたしましたが、改めて、留意点ですとか、今年はこんなところに気をつけるんだと、こんなところを少し詳しくお聞かせいただければ。少し言葉を換えると、そういうことはあっても、しっかり開催していくんだという思いなのかなとも思いますので、そういったところを含めて、改めてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○平川地域振興課長
 当日におけます新型コロナの感染症対策等についてでございますが、先ほど申し上げましたとおり、今回、会場を広めに取るというところと、規模を縮小してございますので、開催の内容が非常にコンパクトなところでございます。その肝になりますのは、やはり感染対策でございまして、密を防ぐといった部分と、運動場でございますと周りを囲われていますので、入り口と出口をしっかりすることによって、中で踊っていただく方の人数の制限でありますとか、基本的な感染対策であります、例えば検温でありますとか、手指の消毒を入り口でしっかり実施することができるといったところが、今回、感染対策がしっかり取れるというふうに判断した非常に大きな部分でございます。

 また、浜町公園内におきます縁日につきましても、例年ですと非常に多くの方に来ていただきまして、縁日に並んでいただいて、また、飲食もありますので、そういったところでは、今回はまずスペースをしっかり取るというところと、飲食用のスペースも決められたエリアとして設ける予定でございます。また、お食事をされますと、どうしてもマスクを外しての会話等も生まれるというふうに思ってございます。今回、区職員も例年同様に従事いたします。また、制服の警備の方も配置をいたしますので、そういった方もしっかり配置をして、お声がけをしっかり行っていく。こういったことで、飲食を伴ったものでも感染対策が取れるというふうに考えてございます。

 また、こういった感染対策をしっかりすることによってイベントの開催ができていくということを、ある意味で区が示すことによりまして、地域のイベントというのも、この後、非常に動いていくだろうというふうに考えてございます。先ほど、例年、夏のイベントとして親しまれている、区民の方に大事にしていただいているイベントということを申し上げました。引き続き、継続して開催していきたいという思いを持ってございますし、あわせて、やはり町会・自治会の地域のイベントというのも、この大江戸まつり盆おどり大会を見ていただくことで、しっかり動き出すというふうに思ってございますので、そういった意味で、このイベントが模範といいますか、モデルになるように進めていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。

 この盆おどり大会が一つのモデルとなるようなという御答弁も、最後にいただいたかと思います。中央区としても実施しているので、地域でもできるね、こんなお声も聞こえてきております。ぜひ、密を避けて広く使うというところだけではなく、職員の方、また警備の方を含めてお声がけもしながら、本当に万全の体制で、考えられることをやっていただきながら、開催していただくのかなというふうに思います。

 御答弁を伺っていて、例年と少ししつらえが変わるのかなと思いました。私が覚えている範囲で個人的な話で恐縮ですけれども、子供のときに、大会が始まった頃かなと思うんですけれども、昔の浜町公園、浜町グラウンドでやっていたときのがすごく子供心に印象に残っていて、野球グラウンドの、ダッグアウトではないですけれども、少し高くなっているところで夜遅い時間まで遊んでいた。あるいは、その後、印象に残っているのは、浜町公園が工事中だったんでしょうか、グラウンドでしょうか、そのときに蛎殻町の公園で代替をやられたこともあったかなと記憶しております。毎年変わっていくと、すごく子供心に印象に残った記憶がありますので、今回もそういう転機の一つになるのかなと、個人的な感想でありますけれども、思っております。ぜひ、万全の体制で、御答弁の趣旨をいただいたような内容で開催に向けて御準備をいただきたいなと。

 そして、地域のほうに、まさにこういう一つのありようというものをお示しいただきたいと思いますとともに、御答弁の中にもありました、これからいろいろな地域のイベントも動き始めているところで、開催に向けての準備、例えば打合せで会議をする。これも今までであれば対面で完結していたと思うんですけれども、今動き始めている中でも、オンラインでやったり、ハイブリッド、両方使ってやったりというようなところもあります。この2年、3年、状況、事情がいろいろ変わってきていると思いますので、そういった意味での準備に向けた支援、今すぐにこれを、あれをということではないですけれども、様々な視点から、区民の皆様にそういうところも準備しやすい、区のほうでできること、できないことあると思いますが、可能な範囲で支援の検討を深めていただければと思います。

 このことを最後に要望させていただきまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、まず理事者報告で、資料3についてお尋ねさせていただきます。本日、スポーツ課長も御出席とのことで、お尋ねいたします。

 資料3、豊海町6番地区における地域貢献施設の利用についてということで御報告をいただいております。この中で、スポーツ支援として、そういう意味合いでの利用ができると。スポーツ支援での利用というのは、地域の方々からの強いお声があり、実現したものというふうに受け止めております。この中で、スポーツ支援の対象が中央区サッカー協会少年部というふうに書いてございます。本当に限定という形での書き方で、当然、サッカー協会少年部に所属しているチームも恐らくかなりの数、10とか、小学校ごとに結構あるので、それぐらいの数が所属しているのかなというふうにも思いますが、例えば一般の方がつくっているサークル的な、同好会、仲間うちのような方々の利用がそもそもできないというふうに受け止められるわけです。そのあたりはいかがなものかなというところが1点ございます。

 また、利用時間につきまして、土日、祝日ともに夕方の5時もしくは4時までということで、夕方までとなっております。これは、恐らく夜間照明がついていないからだろうというふうには推測いたしますが、その確認もさせていただければと思います。

 この施設、スポーツ利用ができるようにということに当たっては、多分これまでこの施設が建設される中で、所管としても、どのように利用ができるのかというあたりは、この施設の保有者である株式会社の方々と様々打合せをなさってきたかと思うのですが、その辺も含めて、これまでの経緯、そして、先ほどの一般の方、より多くの方が利用できるように、一般の方、同好会とかの方が利用できない、対象とならないものか、また、夜間はどうなのか、その辺をお知らせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○鎌田スポーツ課長
 豊海町6番地区の地域貢献施設につきまして、順次3点御説明させていただきます。

 まず、この施設のこれまでの経緯でございますけれども、事業者のほうで豊海の流通配送センターを建築するに当たりまして、本区のまちづくり基本条例に基づいて、地域の特性に根づいて整備した施設になってございまして、大前提としまして、こちらの施設はあくまでも事業者の福利厚生施設という位置づけになってございます。そちらを、平成28年に交わしました覚書に基づきまして、地域に公共貢献ということで、区民利用ができるようにというお話を頂戴しているところでございます。その中で、サッカーコートのようなものを造るというところで、中央区のほうでもどういった形の利用ができるかというところで、中央区のサッカー協会の少年部にお話をさせていただいたところ、練習場所等の確保もなかなか難しいという状況がある中で、非常にありがたいというお話がありましたので、事業者のほうと、そういった利用ができないか調整を進めてきたところでございます。

 2つ目に、なぜサッカー協会の少年部だけで、一般のサークルなどの利用ができないのかというところですけれども、先ほど申し上げたとおり、こちらは事業者の福利厚生施設というところが大前提としてございまして、あくまでもその利用を妨げない範囲で中央区のほうで借りて利用するという施設になってございます。そういった点でも、会社の中になりますので、不特定多数の人が自由に出入りできるですとか、そういったような形ではございませんので、管理上からも使える団体を限定した形になっております。また、サッカーコートのほうも、少人数でできるようなサイズのものになってございますので、今回、サッカー協会の少年部のほうにお話をさせていただいて、利用希望があったというところで、今後、事業者と合意書を交わして利用を進めていくという予定になってございます。

 3つ目の利用時間のところで、夜までできないかというところでございますけれども、こちらも照明設備等はございませんので、季節に応じて夕方5時まで、または夕方4時までという設定をしてございます。

 私からは以上です。

○堀田委員
 詳細にありがとうございます。

 1点だけ確認させていただきたいのですが、当然、この株式会社の施設ということですけれども、この4階の場所に上がるための通路みたいなところは、会社とは別と言ったら変ですが、独立したような通路であるというふうなお話を伺ったことがあるのです。その点についてだけ、もう一度お願いいたします。

○鎌田スポーツ課長
 区民の方の通る通路の件でございます。

 お手元の資料の3ページ、断面図のところに書いてございます、1階、ピンク色のところから4階のほうに渡っている部分ですけれども、こちらは区民等の専用の通路ということで、4階に直接上がるためだけのエレベーター等を設置していただいている状況でございます。この通路自体は区民の人しか通りませんけれども、利用に当たって受付等がございまして、その受付の部分というのは、会社の敷地内といいますか、会社の事務スペースのところから窓越しに通路のほうが確認できるようなしつらえとなっております。

 以上です。

○堀田委員
 承知いたしました。

 ともあれ、サッカー協会に所属されているチームの方が使うのは、もちろんそれはすばらしいことだと思います。ただ、それ以外の方も何とか、もし空きがあるときに、今のままだと空きがあっても使えないということになってしまいますから、空きがある場合には使えるようなシステムにしていただけると、利用対象にしていただけるといいのかなと思いますので、その点、また今後御検討をお願いしたいと思います。

 この点については、以上で終わります。

 次に、議題から、まず地域活動についてでございます。

 先ほど前委員からもございましたが、今年、大江戸まつり盆おどり大会も行われるということで、また、既に神社のお祭りですとか、またクリーンデーとかも少しずつ行われておりまして、以前のような形も戻っていきつつあるというふうに実感をしているところでございます。また、納涼会を開催するところも幾つかあるということで、本当に楽しみにしていらっしゃる方も多いと思います。

 この中で感じることは、コロナ禍により地域活動そのものが本当に大きなダメージを受けたということでございます。これまでも、当然、集まることができない状況の中でダメージを受けたということは、私自身も認識をしておりましたけれども、実際に、例えば先日の町会の納涼会の打合せに参加いたしまして、まちでお会いすることはあったとしても、集まって皆様と一堂に会するというのは2年ぶり、2年以上集まっていなかったというところから、いざ集まったときに、お一人お一人やはり、変な話ですけれども、お年を取られたなというふうに感じました。当然、自分自身もその分、年は取っているわけですが、お集まりの皆様、青年部の若い人たちもいらっしゃいますけれども、やはりずっと大人のほうとして中心で活動していらっしゃる方は60代、また70代前半の方々が多かった。2年の時を経て、その方々がお年を取られたなと、そんな状況でした。

 実際、例えば納涼会とか、それ以外の別の取組をしましょうかという話になったときに、これまで本当に中心で、がんがんと言ったら変ですけれども、力強く中心を担ってきてくださっていた方たちが、やはりちょっと大変というか、しんどいと。体がちょっと大変だなということとか、できれば若い人に替わってほしいということを後でぼそっとおっしゃったり、そういうのをお聞きしていると、コロナ禍によって、絆もいろいろ寸断されたりとか、そういう意味でのことも大変でしたし、活動している人間そのものに対しての影響、フレイルとか、そういうこともございましたけれども、それ以外にも、動くことに対する年齢のしわ寄せというか、そういうものが来ているというふうに感じた次第でございます。

 まず、区として、地域活動を担ってきてくださった方々が、丸々2年間活動がなかったことを経て、コロナ禍を経て、その人に対する影響、また、その人たちが活動する活動量といいますか、そういうパワーに対して、どのような影響を及ぼしたかということをどういうふうに現状認識なさっているか、お知らせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○平川地域振興課長
 地域活動におけますコロナの影響というところで申し上げさせていただきます。

 まず、地域活動を担っていただいている町会・自治会を構成されている個人の部分で申し上げますと、やはり活動しにくかったというようなところは、私も、4月からでございますけれども、お話ししている中でお聞きをしました。2年前、3年前になりますけれども、振り返ってみますと、どのようにしたらいいのか。いきなり人との対面が、町会活動のまず基本であると思いますが、そういった対面での活動が急に制限されてしまった。経験したことがないような状況に皆さんが陥った。また、未知のものにどう対処していいかという答えを皆さんが持っていなかったということは、非常に大きなことだと思っております。

 そういった中で2年、3年でございますけれども、皆さん、個人の部分としましては、そういった思いを非常に温めていただいていた期間であったのかなというふうに感じております。というのは、やはり先ほど御答弁申し上げた大江戸まつりの部分等でも町会の方とお話ししますと、待ちに待った機会がやっと来たというようなところで、非常にエネルギーをためていらっしゃったのかなと率直に感じているところでございます。

 また、2つ目の質問と少し重複してしまうところでございますが、気力については、そういった意味では、エネルギーをためていた時期になっていたのではないかなというところで感じております。それがプラスの側面だとしますと、もう一つ感じておりますのは、負の側面というものもあるんだろうというふうに感じております。というのは、お祭りであるとか、イベントが実施できなかったことによりまして、2年間、例えば技術継承と申し上げるか、それが適切か不明な部分はありますけれども、例えばイベントを実施しますと、若手の方が先輩の方の役割を実際に行事の中で見ていただいていて、それを肌で感じていただく。それが後々に青年部の方が役員になっていくといったところでも、非常に大きな部分なんだと思います。それが2年間止まってしまっていて、いざ実際に今年度、では夏のお祭りをやろうといった場合に、なかなか2年前の記憶が戻ってきていなかったり、役割が2年前のまま固定されております。そうすると、働いていた方が退職をされているとか、そういった個人の状況の変化等もある中で、例えば飲食店をやっていた方、青年部で出し物の飲食の中心になられていた方が、もう現業を辞めてしまいましたと。そういった場合に、なかなか思うように以前と同じようにできないとか、そういったことも聞こえてございます。

 そういった中で、区としましては、先ほど申し上げたとおり、今年度、町会のイベントは非常に動いていくだろうというふうに思ってございます。ふだんお声を寄せていただきますのは、コロナ禍でどういうふうにイベントをやっていいかといったところでも御相談いただいておりますので、先ほど大江戸まつりで申し上げましたような基本的な感染症対策、例えば参加される方の名簿をしっかり備えてくださいですとか、1週間前ぐらいから、皆さん、健康管理をしっかりしてくださいねといったことを細々とお話しさせていただきながら、イベントの開催を支援してございます。イベントが動き出していけば、町会の活動も、元にすっかり戻るということではないかもしれませんが、ある程度戻ってくるというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 ありがとうございます。

 イベント、大江戸まつり、待っていましたというお声もあるということでお伺いしました。本当にそれも事実だと思いますし、また、先ほど申し上げたような、2年間、それまで待っていたものが止まってしまって、さあ、また動き出しましょうというときに、一旦止まってしまったのを動かす、再開させるというのは、それまでずっと回転していたときとは違う、さらに大きなパワーが要るんだなということもすごく感じております。そういったこともあるんだということを御認識いただきながら、また、町会によっても状況は様々だと思いますし、町会からの相談とか指南役を今後もさらにしっかりと担っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次に、訪日外国人観光客をはじめとする、いわゆる観光行政のことでお尋ねをいたします。

 都内ではもっとTokyo、あと、外国の方も6月10日から解禁ということで、ツアー客に限定して、国もコロナの感染リスクの低いグループに所属する国からの方に限定するということも伺っておりまして、以前に比べると、当然ながら、いろいろ制約がある中ではございますけれども、外国人観光客の受入れが始まったことは、外国の方だけに限らず、国内の方にとっても、やはり様々な意味でよかったかなというふうにも思っているところでございます。

 先日、私も地域の御商売をなさっている方とお話をしておりまして、それは先月ぐらいのことだったんですが、人出はどうですか、戻ってきていますかというふうにお尋ねをしたら、少々口ごもりながら、でも、先日は大分多かったですというようなお答えをいただきました。それを受けて私が、よかったですね、人出が戻ってきて、売上げも戻ってきて本当によかったですねというふうに言いましたところ、それで初めてその方も笑顔で、そうなんですと、安心してお答えをされました。要は、人によって、人出が戻ってきていたとき、その状態に対して不安を感じる方も当然世間にはいらっしゃるわけで、相手の方がどういう考えの方かによるので、多分最初私が人出はどうですか、戻ってきていますかと聞いたときには、ちょっとちゅうちょしたようなお答えの仕方だったのかなと。でも、よかったですねと言ったことで、安心して、そうなんですとおっしゃったんだなというふうに受け止めました。

 そこから感じたことは、当然、感染対策をしっかりやるというのは大前提でございます。その上で、国内の方、また海外の方も解禁されたということで、観光の回復、商業の回復に向けて、喜んでいると言ったら変ですが、どんどん来ていただきたい、その代わりしっかり感染対策を、こちらもするし、皆さんも御協力をお願いしますという姿勢を大きく出してこそのことではございますが、歓迎していますというような姿勢を区としてもアピールできればいいのかなというふうに感じたものでございます。そのことについて、これからいろいろ観光客も増えていくであろうということについて、どのように区として捉えていかれるのか、今後どういうふうにアピールしていかれるのかお知らせいただければと思います。よろしくお願いします。

○田部井商工観光課長
 今、御紹介ございました、主に外国人の方、今月の10日からというあたりの動きもございますけれども、まだ、三、四日しかたってございません。この間、では急激に区内で観光客、外国人の方が増えたかということになると、なかなかまだそこまで、当然まだ段階的に1万人から2万人という中で、そんなに急激にはというところですけれども、観光情報センター、それから区内の銀座、日本橋、築地の観光案内所の方に、この間の状況を聞いてみたところ、徐々に外国人対応、英語対応が中心なのかもしれませんけれども、そうした対応が徐々に増えてきていると。そういう状況がその3つの地域でも見られるというところが確認できたところでございます。

 それから、まちの方々とお話をしていても、これは外国の方というよりは国内の方中心ですけれども、4月、5月と徐々にですが、かなり多くの方が戻ってきた。日中に限らず、夜の時間帯も増えてきていた。以前は、例えば銀座でも、8時ぐらいになると暗くなってくるというか、なかなかお客さんが見えなかったところが、今では9時、10時、11時までお店の中にお客様がお見えになっていると。そういう中で、売上げも、それから顧客数も上がっているというようなお話は伺っております。ある意味、インバウンドを除いて考えれば、コロナ前に大分戻ってきた、もしくはそれを少し上回っているかもしれないというような、一部かもしれませんけれども、そのようなお声を聞いているところでございます。また、今、特に外国人がこうやって段階的に緩和された結果というんでしょうか、増えてきた。そして、さらに今後増えていくだろうというところに向けての期待というものは、かなり大きいというふうに感じております。それは、まちの方々とお話をする中で特に強く感じるところでございます。

 感染症の対策というのは、例えばお店の方であったりというところは、本当にこれまでの2年、3年、この間ずっと対策を講じてまいりましたので、やはりこうしたことを緩めることなく、時期に応じてでしょうけれども、少なくとも当面の間はそうしたことにしっかり対応していくというのは、行政がというよりも事業者が自らやっていることでございます。できることがあれば、支援というものは考えていかなければいけないかなとは思いますけれども、その辺はまちの中でもしっかり対応していただいているところでございます。

 先ほど期待があるということで申し上げましたけれども、そうしたことに対して、では区としてはということですが、やはり我々としては、区もそうですけれども、例えば観光協会ですとか、それぞれの地域の方々ですとか、先ほど申し上げた観光案内所の方ですとか、当然、行政ですとか、関係団体との連携といいましょうか、そうしたところで様々なPRは今後も引き続き講じていく、対策を取っていくということを、しっかりと皆さんの意見をお伺いしながら、まちの皆さんの御意見を聞きながら、積極的に展開をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○堀田委員
 ありがとうございました。

 外国の方からしても、コロナが収まったら行きたい国として日本が1位ということもずっと言われておりましたし、また、国内においても、もっとTokyoも含めて、東京、また中央区にいらしてくださる方が今後また増えていく、戻ってくると思います。その方たちを歓迎していますということをしっかりとアピールできるように、商店街、また地域、観光協会とかを含めて、区として後押しをしていただければと思います。

 以上で質問を終わります。

○小坂委員
 この委員会は初めてでありますけれども、中央区といえば、中央区の命とは何かと言われればコミュニティだと思いますので、この重要な委員会に属せて大変うれしく思っています。

 では、よろしくお願い申し上げます。特に、コミュニティから入っていきますけれども、再開発に伴ってコミュニティが衰退しつつあるというところや、晴海の部分は再開発に伴ってコミュニティが生まれつつあるというところからの観点、2方向からお伺いさせていただきます。

 再開発に伴って、月島三丁目北地区では町会員が出ていって、減っていっていると。だから、月島三丁目では、月島四之部西町会において認可地縁団体になろうとしたけれども、町会員が足らずに、人口約2,700人に対して429人だったと。15.8%だったので、法人化はできなかったというところであります。再開発に伴って、どのように町会支援をしていったらいいのか、何か考え方があれば教えてください。それが1点です。

 次に、晴海では新たなコミュニティが生まれてくるということで、わくわくするところでありますけれども、ほっとプラザはるみのリニューアル、ここでは晴海地域交流センターをつくって、本当にすばらしい取組だと思うんです。運営協議会をつくっていくと。晴海コミュニティ構想検討会議で、本体では区の職員を3人入れた22名で構成されていて、ほっとプラザ検討会、構成員16名と。この16名が、結局、この運営協議会に移行していくとは思うんだけれども、運営協議会をしていくに当たって、こういう在り方でしていくというふうな、運営協議会はこうあってほしいとかいう思いなりを教えていただければと思います。これが1点目です。

 2点目は、協働ステーションというものがあり、今年度改修が行われると。行政評価においては、協働ステーションでオンライン講座をやっていこうというふうに書かれておりますけれども、改修に当たってネット環境をよくしていこうとかというところに関して、協働ステーションのネット環境がちょっと悪いと聞いているので、そのあたり、ネット環境はよくなるのかどうか教えていただければと。

 ちょっとだけ聞きたいんですけれども、3点目は、新たな予算づけでされた借換融資制度というのがありますけれども、この登録数は、今、どれだけあるのか教えてください。

○平川地域振興課長
 再開発に伴う町会の支援、先ほど認可地縁団体のお話もございました。

 まず、再開発が行われる場合に、その規模感というのもあるかもしれませんが、直接的に区のほうで町会の支援ということではないかもしれませんが、再開発の種類、規模によりまして、もともとお住まいだった町会の方の、構成されていた構成員の方が、実際に例えば他区に引っ越しされてしまうのか、それとも中央区内で仮住まいをされて実際にまた戻ってくるのかという観点で、またちょっと別の視点があるかもしれませんが、戻ってくる前提の場合ですと、再開発の開発組合と、また既存の、例えばそのエリア内に町会の方が残っている場合には、例えば回覧物等をお引っ越し先に持っていっていただいて、そういった中で町会につながりを保っていただいているというふうに聞いてございます。そういった中で、区が直接的にではないですが、再開発で町会の存続をどうしたらいいかというところで実際に御相談があったケースがございました。その場合には、先ほど申し上げたように、やはりつながりを保っていただいて、再開発が終わって戻った場合に再結成できるように、そういった形で御相談の回答をさせていただいたところであります。

 次に、今度開設します晴海地域交流センターの中に設置します運営協議会の在り方といいますか、希望のところでございます。

 先ほど説明をさせていただいた晴海地域交流センターは、地域の方と共に運営していくといった新しい試みの施設でございます。そのとおり、やはり地域住民の方、また、今後、晴海に企業も多くいらっしゃるというふうに認識してございますので、そういった方々の意見がしっかりと反映される、これが基本的に一番大切な部分であるというふうに認識してございます。運営協議会の在り方は、実際に区がある程度コントロールするというよりも、実際にこれからの設置でございますので、そこで構成される晴海の、実際に今住んでいる地域住民の方の御意見や、また、今後、新しくマンション等も出来上がりますので、そういった新しい方も委員として、しっかり運営協議会に入っていただくことで、新旧の住民の方の意見がしっかりと地域交流センターの運営に反映されることが1つ在り方だろうというふうに考えてございます。

 次に、協働ステーションのインターネット環境の部分でございます。

 こちらは、例えばオンライン講座、コロナ禍で講座をオンラインでというところがありましたが、1つ協働ステーションの内容等でございますと、その名のとおり協働、地域で活動していただくような方の知識ですとか、技術に資するような講座を多く行ってございます。そうした中ですと、基本的には、どちらかというと対面での技術というのが必要だと思ってございます。そのようにコロナ禍で制限されていた部分でございますが、少し戻ってくるのかなというふうに認識してございます。そういった中で、ネット環境を使ってオンラインと、例えば対面の講義のハイブリッド形式で行っていくかというところは、今年度の動きを少し見つつ、検討の材料だというふうに認識してございます。

 私からは以上でございます。

○田部井商工観光課長
 私からは融資についてでございます。

 借換融資の登録数ということでございましたけれども、私どもがあっせんをした数ということで申し上げますと、恐れ入ります。手元にある数字が今月の上旬にその時点を捉えたものですので、今日現在の数字ではないですけれども、この4月から始めまして、あっせんした件数が5月末で13件、そして実際に貸付けが行われた件数が1件。先ほど申し上げましたとおり、今月頭の時点で捉えた数字でございます。通常、金融機関のほうからは、貸付けの実行があった翌月の10日までにその実績を報告してくださいということをお願いしてございますので、現実的に融資が実行されている数字をそのまま反映したものではございませんけれども、今、手元にある数字で御紹介をさせていただきます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれに回答ありがとうございます。

 1つ、晴海コミュニティの運営協議会に関してですけれども、新たな住民が入ってくるという点からすると、今、何をやっているのかということの情報発信とかをもっと積極的にしなくてはならないと思うんです。開かれた形、言ったら、運営協議会の運営の在り方が傍聴可能であったりとか、そういうふうな開かれた形が必要だと思いますけれども、その点だけ、いかがですか。

○平川地域振興課長
 会議体の情報開示といいますか、開かれたという部分でございますが、先ほど申し上げましたとおり、運営協議会の委員は、基本的に自治会の区民の住民代表の方に努めていただく予定でございますが、そういった議論の中で、公開を前提にした場合に1つ懸念がありますのが、自由闊達な議論の場になるかというところを非常に懸念してございます。

 ただ、一方で、新しい住民の方に向けての情報発信という部分は必要な部分だと認識してございますので、今のディベロッパーの事業所とも協議しまして、どのように発信できるかというのは検討してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○小坂委員
 運営協議会が地域の課題まで解決するというふうなことも考えられているのであるから、何を協議しているのかということは広く発信していく必要があると思うんです。そんな重要なことを話し合っているのだから、開かれた運営協議会になることを期待して、この運営協議会に期待したいと思っております。

 また、借換融資制度は非常に難しいことかと思いますけれども、困っている人を助ける制度になるようにお願いして、終わります。

○富永委員長
 副委員長は委員席へお移りください。

○青木委員
 それでは、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。

 今年度、新しく2つの特別委員会が誕生いたしました。大まかに言いますと、新しい、未来の中央区にとって重要な施策をハード面とソフト面から議会としても話し合っていこうということ、つまり、この地域活性化対策特別委員会は、その中でもソフト面ということになります。それを頭に置いて幾つか質問させていただきたいと思いますが、内容につきましては、中央区立晴海地域交流センターの運営と、それを含めて、やはりコミュニティ、新しいコミュニティということ。この中に1つ芯があるとすれば、コミュニティ、先ほど地域、文化、産業振興、観光というような項目を挙げていただきましたが、やはりその中心にあるコミュニティということ、その重要性をお尋ねしていきたいと思います。

 まず、中央区立晴海地域交流センターです。前委員からも御質問がありましたように、新しいまちを地域の人と共につくっていくこと、指定管理制度を使いまして、今までは指定管理者と区が行っていたもの、あるいは指定管理者に任せていたもの、そこに地域の方の代表として運営協議会をつくる。そして、そこに区も関わっていくという御説明をいただきました。

 資料の中で一番頭に、目的ということで簡単に書いてありますが、晴海に1万2,000人の新しいまちができるということで、中央区行政としても、すごくそのあたりの意気込みを感じます。まずは、そこからお尋ねしたいと思います。この経過も含めまして、もう一度、中央区としては晴海を、あるいは新しいまちをどういうふうにつくっていきたいかということをお聞かせいただければと思います。

○平川地域振興課長
 晴海のコミュニティ形成についてでございますが、晴海につきましては、既存の一丁目から三丁目まで、現在、大きなマンションも建ちましたし、その前から住んでいただいている住民の方もいらっしゃるというところに、委員御紹介ありましたとおり新たに1万2,000人の方をお迎えするという地区でございます。これほどの新しい方が来るというのも、日本でもなかなか例のない地区であるというふうに認識してございますし、例えばマンションの購入層といいますのも恐らく30代、40代、中央区で子育てをするような方が多くいらっしゃるんだろうというふうに認識してございます。そういった中で、これまでもほかの地域でありますとおり、価値観の多様化であるとか、現在であると、コロナによって非常にその部分が助長された部分もあるのかなというふうに感じてございます。

 そういった中で、既存のコミュニティと新たなコミュニティをどんなふうに融合していくかというのも大きな課題であるというふうに感じてございますが、まずは今住んでいらっしゃる方、晴海にも、例えば連合町会でありますとか、自治会を中心にコミュニティが出来上がってございますので、そういった中の、特に地域交流センターの前段のところですと、晴海コミュニティ構想検討会議の中でも、どのように新しい方を迎えていくかというようなところを主眼に、今も話し合われているところでございます。そういったところを含めますと、新しい方の顔がまだ見えない状態でございますので、実際にその方々の声を聞くというような機会はございませんけれども、今いらっしゃる方々がどういった形で迎えていくのがいいのか、それがこの晴海地域交流センターが、交流の拠点となるというところで、これを主眼に整備を進めているところでございます。

 そういった中では、先ほどの運営協議会の在り方も、御紹介しました地元の企業もここに入ってくるというところで、これまでは指定管理者と区が基本的にこういった施設の運営を進めていたところでございますが、こちらの施設につきましては、指定管理者の選定から、運営協議会の委員の方に入っていただきますので、これまでと比べて地域の方の声が反映しやすくなるというふうに考えてございます。また、選定した後、その運営につきましても、地域の方が利用者の方の声を一番拾っていただきやすいのかなというふうに思ってございますので、そういった中で、地域の思いですとか、考えを施設の運営に反映することができるものというふうに考えてございます。ですので、先ほどの新しい晴海地域のコミュニティの在り方というところにつきましては、まだ新しい方をお迎えする前でございますけれども、今住まわれている方々がどういった形で迎えていくかというのを、今まさに話し合っている最中の状況でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。本当にそのとおりで、30代から40代の方々、子育て世代の方が多く入るであろうということは予想はできる。けれども、顔が見えないとおっしゃいました。本当にそのとおりだと思うんです。その中で、この協議体を早めにつくって、お迎えする準備をしていく、そこは賛成です。

 今ある晴海地区の協議体、晴海連合町会、将来ビジョン推進会議があります。晴海をよくする会もあります。このような会議が進行している中で、新しくつくられる運営協議会には、具体的にどのような方々が入るのか教えてください。

○平川地域振興課長
 新しくできます運営協議会の構成メンバーについてでございます。

 現在、晴海コミュニティ構想検討会議の中に、ほっとプラザ分科会というものを設けまして、これまでも新たな晴海地区交流センターの在り方ですとか、そういったところを協議していただいてございました。そういった経緯から、この運営協議会の構成員につきましては、ほっとプラザ分科会を構成していただいた方に引き続きお願いする予定でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。ほっとプラザ分科会に参加している方がそのまま、名前を変えてということですかね。あと、地域の事業者の方も入るということ、これはもう既に入っていらっしゃるんですね。協議会を続けていく。

 将来ビジョン推進会議の議事録をめくってみたんですが、やはりこの方々も、今いらっしゃる協議会の方々も、これは推進会議のほうですけれども、アンケートの中に、体制への意見ということで、新たな構成員の加入、ルールの明文化というのが入っております。ですから、今構成している、今入ってくださっている委員の方々も、新しい方が少しずつ入っていらっしゃった、あるいは一度に増えるかもしれない。そのときに、どのように構成員として入っていただけるのか。これは義務なのか、あるいは権利なのか。そして、そのことをどのようなルールとして明文化していくのか。つまり、晴海の新しいまちというのは、ここに新しくできますHARUMI FLAGの中だけではなく、広く新しいコミュニティということでは、先ほどモデル地域にしたいということもありましたし、中央区内としても大変重要だと思います。

 そこで、新しい構成員の加入についてどのように考えていらっしゃるか、あるいはこの会議の中では、皆さんがどう考えていらっしゃるのか教えてください。

○平川地域振興課長
 運営協議会の構成員について、またHARUMI FLAGといいますか、新しい方の加入についてでございますが、運営協議会につきましては、先ほど申し上げました、ほっとプラザの分科会が移行していくといいますか、発展的な移行だというふうに捉えてございます。7月以降に設置します運営協議会が最終的な形というふうには捉えておりません。

 というのは、先ほど委員もおっしゃっていただいた、新しく新住民の方がいらっしゃいますのと、また、企業のほうも、この後、新たに晴海の地域に事務所、事業所を構えていただく企業が出てくるというふうに認識してございますので、そういった意味では、運営協議会の構成員というのは拡大するものというふうに捉えております。その拡大という枠が、新たに住まわれる方、事業所を構えていただく企業の方が入っていただく枠というふうに捉えてございます。

 ただ、どなたになっていただくといったところのプロセスについては、まだ未定のところがございます。というのも、現在、運営協議会を務めていただいている構成員の委員の方につきましては、それぞれの自治会からの推薦を受けていただいて、なっていただいておりますので、その同じ手法でございますと、例えばHARUMI FLAGの中に自治会ができた場合に、そこから御推薦いただいて、なられるというのが、これまでのプロセスと同じような部分でございます。ただ、HARUMI FLAGの中に自治会ができるかどうかというのも、現状、不明な部分でございますので、そういった意味では、まだ新しい方をどのような過程の中で構成員となっていただけるというところは、不明なところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 この新しい方々にぜひ意見、新しい血をどんどん入れていっていただきたいんです。そこからまた全体が、中央区のいいものを残しながら、日本、世界かもしれない、注目されているまちをつくっていくということで、先ほど答弁の中に、例えば委員会とか会議の中で区民の方に参加していただくと、緊張する方が多いと。先ほどでしたら、自由濶達なとおっしゃったんですかね。自由闊達な話合いを期待するためにも、公開できるかどうか分からないということがありました。

 そういった点からいくと、例えばSNS、これは本名を公開しておりませんので、全部を信じるわけにはいきませんが、まあ、すごいです。SNSにおいて、未来の中央区民になる方、未来の晴海の住民になる方、そして、もう販売が始まっておりますので、未来のHARUMI FLAGに入る方、本当に皆さん、積極的です。いろいろな質問もしてくださるという中で、この方々は表に出たがらないとか、名前を出すと公式な場では緊張してしまって意見が言えないというようなことはないと私は思いますので、積極的にそういう場をつくる。すぐ正会員になれるかどうか、そこはいろいろと段階があるかもしれませんが、参加していただくことには意味があると思います。

 ここで、今おっしゃったように、そのときの正式なやり方としては、今までと同じように、町会・自治会の代表という方で出ていただくと、区としてもやりやすいとは思うんですけれども、おっしゃったように、本当に町会・自治会に入ってくださるかどうか分からないですとか、自治会という組織をつくるのにどれくらいかかるか分からないという不安はあると思います。私もそう思います。

 ただし、絶対とは言えませんが、その地域の代表としていらっしゃる方の代表として、私は学校があると思います。そこに学校ができないということはあり得ませんので、学校があるということは、子供たちがいて、保護者の方々がいて、そしてPTA組織というものができますが、PTA組織あるいは学校がコミュニティの中の代表として関わっていくというようなことは考えていらっしゃいますか。

○平川地域振興課長
 PTA等をはじめとする学校の方々の、特に晴海の地区での関わりというところで御答弁申し上げますが、私の認識ですと、基本的に、町会の活動等にはPTAの多くの方に参加していただいているというふうに認識してございます。PTAと町会等自治会が別に存在しているというよりも、やはり地域で積極的に活動していただける方は非常に限られておりますので、そういった方はPTAもやっていただいて、かつ町会活動、地域活動もしていただいているというふうな認識でございます。

 ただ、役割が重複しているから、PTAの方を取り込まずに済んでいるというようなことではございませんで、先ほども御答弁申し上げましたけれども、今後の運営協議会の在り方というのは、まだ全てがきっちりと固まった状態ではないというふうに認識しております。というのは、先ほどのHARUMI FLAGの住民の方の組織体がどのように立ち上がってくるかというところが非常に不明でございます。その立ち上がり方によっては、先ほど委員に御紹介いただいたとおり、学校は必ずできますので、そこの代表の方を運営協議会の中に取り組んでいくというようなことも1つ考えられるところでございます。

 そういった意味ですと、現状の中では、PTAの方の枠というところではございませんけれども、今後の中で、それも踏まえて、やはり運営協議会の中で、それも皆さんでお話していただくのが1つ最善の方法であるという認識でございますので、そういった意味でも、現状の中では検討してございませんけれども、今後の中で議論が出るものというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。そうですね。まちづくり協議会でも地元の学校のPTAの代表の方も入っていらっしゃるので、そういったことを考えると、新しいことではない、これまでにも中央区としてやってきていることだと思います。

 教育委員会の立場から、新しいまちづくりの中でPTAが果たす役割ということで、ちょっとお返事をいただければと思います。

○生島教育委員会事務局次長
 晴海西小・中学校ができます。もちろん、一部、月島第三小学校の子たちが行く部分はありますけれども、どういったまちになるかが分からない中でということですが、本区の中でいう一般的にも、学校がその地域に果たす役割あるいは学校をめぐる地域のコミュニティというところでいいますと、中央区は歴史的にも地域の皆さんから学校がかわいがられて、その過程の中でコミュニティが様々な意味で役割を果たしてきているということがございます。

 新しくできるまちですので、同じような形でいくかどうかというところは分かりませんけれども、学校の中に子供が入りまして、保護者の方々がつながっていく。学校の行事であったり、地域の行事であったり、区の行事であったりということで関係性がつくられていくと思います。そういう中で、PTAがつくられていくですとか、あるいはその方々が地域のコミュニティの中に入って様々活動していくとか、そういったところは、他の地域と同じように学校が育まれている環境としては、私どもとしては望んでいるところでございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございました。

 地域一体となって、そして、最初のときには多分PTAの方々、地元の学校の方々に中心になっていただくことも多いかと思います。新しいまちづくりということ、そして、それを含め、中央区全体の新しいまちづくりということで注目しておりますし、広く日本中からも注目されていると思います。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○富永委員長
 それでは、副委員長は副委員長席にお戻りください。

 議題、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いにつきましては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 最後に、行政視察についてです。例年、7月の委員会においては、区内所管施設視察に代えて、行政視察を実施しているところではございますけれども、正副委員長の協議の結果、視察は行わないということといたしますので、御了承願います。

 それでは、これにて本日の地域活性化対策特別委員会を閉じます。

 どうもお疲れさまでございました。

(午後2時50分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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