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令和4年 地域活性化対策特別委員会(7月14日)

1.開会日時

令和4年7月14日(木)

午後1時30分 開会

午後2時19分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 富永 一

副委員長 青木 かの

委員 礒野 忠

委員 かみや 俊宏

委員 堀田 弥生

委員 小坂 和輝

議長 木村 克一

4.欠席者

(1人)

委員 山本 理恵

5.出席説明員

(13人)

齊藤副区長

平林教育長

浅沼企画部長

溝口政策企画課長(参事)

糟谷副参事(計画・特命担当)

清水広報課長

濱田区民部長

清水区民生活課長

平川地域振興課長

岩田文化・生涯学習課長

田部井商工観光課長

生島教育委員会事務局次長

志賀谷図書文化財課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

坂和書記

後藤書記

7.議題

  • 区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること

(午後1時30分 開会)

○富永委員長
 それでは、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 本日は、山本委員は欠席いたします。

 また、理事者報告の関係で区民生活課長が出席をいたしますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をよろしくお願いいたします。

○濱田区民部長

 1 中央区立晴海地域交流センターの指定管理者候補事業者の選定について(資料1)

 2 中央区ビジネス交流フェア2022の開催について(資料2)

以上2件報告

○富永委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時34分です。自民党・新青会71分、公明党さん37分、かがやき中央さん37分、区民の風さん37分、子どもを守る会さん10分となりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○かみや委員
 では、私から議題で1点質問させていただきます。地域コミュニティの活性化に関連して伺います。

 会派の重点要望で、中止が続いている町会・自治会行事やコミュニティ活性化の支援策を要望しておりまして、着実な支援策を講じていただいていると認識しております。そのような中、今年の夏に向けて、感染症対策に留意しながら、地域で様々な行事の再開に向けた準備が進んでいると実感しています。以前の委員会でも少し触れさせていただきましたが、地域でお手伝い、準備の会議などに参加させていただいていて、いろいろな工夫、議論がされているんだなと実感をしております。例えばでありますけれども、区民館ですとか、浜町メモリアル、いろいろなところで、会議ですとかイベントに向けた準備をしていると、地域の方から、オンラインで実施をしたい、あるいはオンラインと現地を活用したハイブリッド型でやってみたいとか、こういう御意見を伺っております。そのことで安心して活動ができるとか、そういった側面もあると思いますので、1つ、これまでの状況と、この2年、3年で非常に変わってきている視点なのかなと思っています。

 そこで、このようなことを踏まえて1点質問させていただきます。今申し上げたような区民館あるいは浜町メモリアル、これは例えばということでありますけれども、区民の方々が使われる場所で、利便性、あと、こういった状況を踏まえて安全性を向上させるという視点もあるのかと感じておりますが、Wi-Fiなどのネット環境をぜひ充実していただけないかなと考えているところでありますけれども、見解を伺えればと思います。よろしくお願いします。

○平川地域振興課長
 区民館等におけますWi-Fi、ネット環境の充実についてでございます。

 委員おっしゃっていただきましたとおり、コロナ禍を経験しまして、地域活動につきましては、一時停滞といいますか、非常に活動しにくい、制限がかかっている状況となったにもかかわらず、オンラインを活用していただいて、対面でなくても少しずつ活動を再開していただき、この間、2年、もう3年になりますけれども、やはりオンラインと対面を組み合わせたハイブリッドの方式というのは非常に定着してきているものというふうに認識してございます。

 そういった中で、地域活動の拠点であります区民館等において、御利用の方からも、やはりWi-Fiの整備を求める声というのは非常にいただいているところでございます。アンケートでありますとか、また指定管理者のほうからも、御利用の方のそういった希望があるということは地域振興課のほうでも把握してございます。そういった状況を踏まえまして、コロナ禍の中でもしっかり地域活動を支える、支援していくという側面からも、やはり区民館のWi-Fiの整備というところはしっかり前向きに捉えていくべきものというふうに認識してございます。

 一方で、区民館の御利用につきましては、区民の方を中心に使っていただいているところや、また企業の方に多く使っていただいている、そういった利用のされ方ですとか、違いもあります。また、ネット環境を導入した後、どのように使っていただけるかといった効果検証も必要だろうというふうに認識してございますので、全館に整備するというところよりも、どういった形で御利用いただけるかであるとか、そういったところの効果について試行的に検証を行っていくということを前向きに進めていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございます。

 既に申し上げたような要望自体も、区として既に把握をしている。アンケートであるとか、指定管理者のほうでも把握をいただいている。それを踏まえて、区民館の特性というふうに理解をいたしましたが、どういう方が使っているのか、こういうことを踏まえて、試行的という、御答弁だったでしょうか、ニーズをどう具体化するのかについてトライアル、試行的に、今、前向きな御答弁だったかなと思いますけれども、検討いただいているということで認識をいたしました。

 ぜひ、その認識の下、いろいろな御意見があると思いますけれども、区民の皆様が使いやすい形で、充実というんでしょうか、環境を整えていただきたいというふうに思いますので、このことを改めて要望いたしまして質問を終わります。ありがとうございました。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、議題から1点お尋ねいたします。

 地域の活性化に向けましては、地域に根差す団体、例えば町会とか商店街の活動、イベント等が活発に行われることが大きな意味を持っているかと思います。6月頃ですか、一旦コロナも収まりかけた状況もあり、町会の夏の納涼会ですとか、商店街のイベントもそうですが、この夏、企画をされているところもございます。もちろん、区としても大江戸まつり盆おどり大会を開催予定ということでございます。

 そういう状況の中で、先週後半からですか、コロナの感染状況、陽性者の数が増えてきております。例えば、町会の、また商店街のイベントをどうするのかというのは、当然、それぞれの事前打合せの段階で、絶対に開催するというよりは、状況を見て判断するという前提の下で、皆さん、企画をなさっています。この判断をする際に、例えば区として何らかの指標とか基準のようなものを出していただけるものなのか、それとも、あくまで団体独自で判断をしていくものなのか、どうしていこうというところで区の御見解をお知らせいただければと思います。

○平川地域振興課長
 町会等におけますイベントの実施の判断基準の提示でございますけれども、基本的には各団体のほうで御判断いただくものというふうに認識してございますが、委員おっしゃっていただいたとおり、今、やはり町会の皆さんからも御相談を非常に多く受けている状況でございます。と申しますのも、本区の、例えば大江戸まつり盆おどり大会は開催するのかしないのかというところが1つ、地域でのイベントの判断基準になっているということで伺ってございます。

 まず、区といたしましては、現状の段階の中では、感染者数が急激に増えてはございますけれども、政府のほうの行動制限は、基本的には考えがないというようなところも認識してございますので、基本的な感染症の対策をしっかり講じて大江戸まつり盆おどり大会をしっかりと開催したいというふうに考えてございます。そういった考えを町会のほうにお話しさせていただくと、区はそういった考えでやるのかということで御理解いただきまして、それで地域に戻って皆さんと協議する。そういった中で、例えばどういった感染症の対策が有効なのかといったことも御相談を受けますので、まず基本的に手洗い、手指消毒、検温、体調管理をしてください、あと、参加者の方をしっかり把握してください、そういったことをしっかりとお伝えをさせていただきます。

 また、例年どおりのプログラムがなかなか組めないということも伺っております。一方で、この3年非常に我慢を重ねた地域の状態というのもありますので、何らかの形でお祭りを開催したいというような地域の強い意向も聞いてございます。先ほど申し上げましたように、区の大江戸まつりの開催の状況をしっかりお伝えさせていただくということと、感染症対策の部分でしっかり個別に御相談に乗ることで、町会活動、地域のイベントの開催に向けてしっかりと支援してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田部井商工観光課長
 私からは、商店街の事業、取組ということについてお答えをさせていただきます。

 今、地域振興課長のほうから答弁させていただきましたけれども、基本的には、そちらの内容と重なってございます。やはり実施の可否の判断につきましては、それぞれの商店街等で判断をされていくものというふうに考えてございます。

 ただ、一方で、区のほうといたしましても、過去2年の状況がありますので、御相談があったときには、例えば当該団体以外の団体がどういうふうに判断をされたのかですとか、そうしたところも含めて、これは指導ということではなくて、助言といいますか、そうしたものができればというふうに思っております。実際、特にここ最近、感染者の数が急激に増えておりますので、やはりそうした御心配の声が上がってきております。地域の方々は、今やるとなると、多くのところが3年ぶりの開催を本当に楽しみにしている。そのための準備を着実に、また慎重に、感染症対策を含めて取り組んできていただいております。

 こうした状況でございますので、やはりそこに参加される方々、それからそこにお見えになる方々への感染症の対策についてはもちろん万全を期すということはございますけれども、開催の可否の判断というものは、本当に厳しい、慎重な判断を求められている状況だと思います。もちろん、そのようなことは、今のところ、国のほうでも都のほうでも予定はされていないかと思いますが、例えば以前あったような緊急事態宣言ですとか、まん延防止等重点措置ですとか、そうしたものが発せられるようなことがあれば、また大きく方向性といいますか、動きが変わってくるのかなとは思います。しかし、現状においては、そのような動きもないようでございます。私どもといたしましては、そうした商店街の取組を支援するという形で、しっかり我々の持っている情報等を十分にお伝えをさせていただきながら、御相談に乗ってまいりたいというふうに考えています。

 私からは以上でございます。

○堀田委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 今、いろいろ人の気持ちの動く状況が伝えられてはおりますけれども、地域にとって待望のイベントでもあるかなというふうにも思いますし、それぞれ町会、商店街が適切にというか、気持ちよくといいますか、判断ができ、開催するのであれば、できるように御相談にも応じていただければと思います。

 いずれにしろ、本当にこの後どういうことになるかというのは誰にも分からない部分ではありますが、最初にも御答弁ございました、区がどうするのかというところを皆さんは基準にしておられることと思いますので、どういう状況であれ、区が毅然として、こう考えておりますという姿勢でいてくださるということは大変ありがたいと思っております。また今後ともよろしくお願いいたします。

 終わります。

○小坂委員
 まず、1点目は晴海地域交流センターに関してです。

 大変すばらしい施設だし、運営協議会を置くという本当にすばらしいことをされております。また、施設の内容の充実も、それぞれにおいて、早朝の開始とかを含め、内容的にもすばらしいものと考えるところであります。さらに、私がこれはすごいなと思うところは、この役割が地域交流センターを活用して地域課題の解決及び地域活動の支援を行うような施設としていくということで、ただ施設があるだけではなくて、その施設が地域課題を解決するというところまで地域に入っていく施設であるというところが大変すばらしいと思うところであります。

 この地域課題というのは、例えばどういうことをお考えになられているのかというところ、今までも晴海コミュニティ構想検討会議なども実施されていたわけで、今後、このセンターがどういうことを課題に考えていくのかということを教えていただければと思います。これが1点目です。

 2点目は、今、築地地区まちづくり事業で東京都が事業の実施方針を出してきているところであります。築地市場の場外地区の商店街のにぎわいにおいて、とても大事な施設整備と考えるところであります。東京都がやろうとしておりますけれども、それに当たり、中央区商店街連合会や築地場外市場商店街振興組合らが東京都の実施方針に対して何らかの意見を言っているのかどうか、そのありなしを教えていただければと思います。ここで、にぎわいのために、いかに活用するかが大事じゃないですか。東京都は2029年度に供用開始と言っているわけでありますけれども、やはり商店街がこうしてほしいと実施方針に対して積極的に意見を言うべきだと思うので、そのあたり、意見書が出ているのかどうかだけ教えていただければと思います。

 3点目です。ビジネス交流フェアも大変よい取組と思いますが、いろいろアンケートで出ているところからすると、年2回やってほしいとかいう声もあるんですけれども、年2回やるという考え方はいかがでしょうかというところです。

 以上、3点お願いします。

○平川地域振興課長
 晴海地域交流センターにおけます地域課題の捉え方でございますけれども、基本的に、晴海地区に限らず、地域課題というのは、例えば子育ての問題であるとか、多世代の交流、そういった地域課題というのがあるかと思いますが、特に晴海の地域交流センターにつきましては、HARUMI FLAGがこの後できてまいりますので、新しい住民の方が増える、新しいまちができるということが最大の地域の課題だというふうに捉えております。

 そのため、これまでもほっとプラザはるみ分科会の中でも、どういった形で晴海地区、まちをつくっていくかというお話も協議を重ねていただいております。また、この地域交流センターを拠点にしていただくことで、新旧の住民の方がここで混ざり合うといいますか、交流をしていただくということで、新しい住民の方をしっかりまちに迎えていくんだということが図られるものというふうな認識でございます。繰り返しになりますが、この中で捉えております一番大きな地域課題というのは、新しい住民の方をどういった形でお迎えしていくか、そのように認識してございます。

 以上でございます。

○田部井商工観光課長
 1点目、まず築地のお話でございますけれども、具体的に、例えば区商連、それから築地の組合が直接に何か意見を言っている、提出をしているということはありません。ただ、区といたしましても、そうした団体のお声といいますか、お考えを酌んで、都に対してきちんと要望をこれまでも提出しているところでございますので、そうした区の要望も東京都がしっかりと受け止めて展開をしていただきたいというところは大いに期待をしているところでございます。

 また、ビジネス交流フェアを年2回にということでございますけれども、実際にそうしたお声というのが、前回実施をしたときにサプライヤーなどからも上がってきたという事実は確かにございます。ただ、年2回やるということでございますけれども、例えばバイヤーを、今、招致といいますか、来ていただいているんですが、バイヤーの調整は、例えば共催団体のしんきん協議会などにお願いをしています。しんきん協議会、共催団体でもこれまで協議といいますか、そういうお話はしているんですけれども、このような事業に対して年2回招致をするということは、例えば人的な体制、それから先方の都合ということもあって、実際問題としては、なかなか難しいところがございます。ただ、例えば2日連続でやってくれないかというような声もございますので、そうしたことは今後のビジネス交流フェアの在り方を考える上で、もちろん、そうしたアンケートの結果というものを参考にといいますか、十分捉まえて今後の展開につなげていきたいとは考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。

 新住民をいかに受け入れるかでありますけれども、新住民が入ってきた後は何を考えるかにきっとなると思うんです。新住民と旧住民というか、既存の住民が一緒に何を考えるかとなってきた場合、交通不便をいかに解決するかという課題とか、いろいろ出てくると思います。防災面もそうだし、水辺の異臭をどうするかとか、まちづくりをどうするかとか、広い課題になってくると思います。次のステージに入っていると思うんです。いかに人を受け入れるかだけの課題解決のその先にあるまちの課題をどう考えていくかというところまで踏まえたコミュニティの検討、課題解決をこのセンターがぜひ行っていただけるように、ここは要望いたします。

 築地に関連しましては、東京都がにぎわいの先行的な創出というものをまず行うわけなので、にぎわいを創出した施設と、場外市場とか商店街がいかに有機的に連携していくかということも、今後、直近で課題になってくると思います。築地のまちの商店街のにぎわいのためにどうあってほしいかというところ、募集要項ができる前あたりに、もう一声、この先行的な施設をまちのにぎわいに使ってほしいということを、まちのにぎわい側、商店街側から言うのも手なのではないかなというふうに思いますので、これは提案しておきます。

 ビジネス交流フェアに関しましては、2回目をやりたい、2回目も参加したいということがアンケートでも出ているところでありますので、参加できるような機会を増やすということは大事かと思いますし、1回目、2回目、1日目、2日目というようなことを連日でやるとか、異業種交流をやりたいというふうなことをおっしゃっている企業の方もおられるので、そうなってくれば、1日目は自身の商談をして、2日目に異業種交流をするとか、広がりがあると思います。そのあたりの企画の広がりをお願いしたいと考えるところであります。

 今後とも、晴海の活性化、築地のまちの活性化、そしてビジネスフェアの活性化、それらの検討をお願いしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

○富永委員長
 副委員長は委員席へお移りください。

○青木委員
 それでは、私から3点、コミュニティの継続性について、それから具体的には各地の盆踊り大会について、そして社会教育会館の利用者懇談会が開かれましたので、この内容についてお聞きしてまいります。

 まず、コミュニティ、地域における特に夏のイベントです。これまでも委員の方からも質問が出ておりました。やはり私たちはそこを大変心配している、気になるところでもあります。

 昨日、東京は新盆でしたので、お盆の迎え火をたきまして、13、14、15、そして16日には送り火をするということで、先祖をお迎えしているわけですが、やはりこの時期になって迎え火をたきながら思い出すのは、月島地域の場合、草市がありました。これは月島だけではなく、広く勝どき、晴海の新住民の方も一緒になって、月島地域、佃、月島、勝どき、晴海、豊海の方々も一緒になって、特に以前は業者の方が屋台を出しておりましたが、ここ数年、地域の方が、町会・自治会をはじめ、PTAの方あるいは各グループをつくって屋台あるいはイベントをやっておりましたので、とてもすばらしい行事、イベントとして育っていったところで、コロナになりまして2年、そして今年も中止になりましたので、先ほど答弁にもありましたように、来年開催できても4年ぶりということになります。あるいは、お祭りの場合、もともと3年に一度のお祭りだった場合、その年から2年コロナがあって今年もないとなりますと、来年は5年ぶりの開催ということになります。

 そこで、区のほうでも地域振興課を中心にいろいろ相談に乗っていただいているようですけれども、その点について、特に町会が中心になっている場合、高齢化の問題もあります。各地に引き継がれてきたイベントなどについて、継続性という点でアドバイスをいただけたら、お考えを聞かせていただけたらと思います。お願いします。

○平川地域振興課長
 地域におけます行事、特にお祭りの継続性についてでございます。やはり町会の皆様とお話を伺っている中でも、実際にお祭りをできていたのは3年前ということで、技術の継承の部分を非常に危惧されているということは、私のほうでも感じてございます。というのは、マニュアル化されたものでお祭りを運営しているわけではございませんので、例えばやはり人で回っているというところですので、やり方を忘れていってしまう。どなたがこの役割を担っていて、その方が3年ぶりに、それこそ体力がなくなってしまっていて、なかなかもうその役割は担えないであるとか、物品の調達も、商店を営んでいた方がもうそこを廃業されていますので、同じところから物品を購入できないであるとか、この間にコロナが与えたダメージというのは非常に大きなものだろうというふうに認識してございます。

 そういった中で、今年度お祭りを久々に動かそうといったときに、やり方は同じようにいかない部分はあるようでございますけれども、前にお手伝いいただいていた方に再び御協力いただいて、技術の継承といいますか、イベントのやり方、方法が受け継がれていっているというふうにして認識してございます。そのためにも、やはりイベントというのはしっかりと実施、開催することが、この部分において非常に重要なものだというふうに認識してございます。

 そういう意味で、イベントに限らずでございますけれども、町会の高齢化という課題につきましては、長く懸念されているところでございます。区のほうでも加入促進というところで、いろいろな町会活動を知っていただくということが重要でありますので、広報紙を作って発信していく。それで御理解いただいて、ではやってみようということで町会に入っていただく。そういったことで加入促進を続けているところでございます。町会の高齢化と、先ほどのイベントの継承というところでは、やはり人が担っている部分が非常に大きなものというふうに認識してございますので、先ほど申し上げましたような町会の加入促進をしっかりやっていくということで、そういった側面からイベントの支援、また、盆踊り大会につきましては、区のほうでも経費の一部を助成してございますので、そういったものをしっかり使っていただくことで、こうしたイベント、お祭りの継続性を支援してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 まずは、やはり人、これを機に加入促進を、今、御答弁にありましたように、しっかり続けていただく。それから、マニュアル化ということ、地域のお祭り、イベント、行事ということで、本来なら人から人へというのが一番いいのかもしれませんが、やはりマニュアル化ということもやっていく必要があると。デジタルとして残すということは重要だと思います。

 次に、今、後半のお話にもありました盆踊り大会についてお聞きいたします。

 私も、大江戸まつり盆おどり大会、区が率先して、どういうやり方で開催するかということ、コロナ対策をしっかり取りながら開催をするということは、とてもすばらしいことだと思います。楽しみにしています。

 その中で、これは平成27年度になりますので、たくさんお祭りが行われていた頃、ちょっと調べていただきましたところ、区内の盆踊りのみです。盆踊りが京橋地域で20件、日本橋地域で10件、月島地域で4件と、合わせて34件、7月の後半から8月いっぱい、ほとんど毎日どこかで盆踊りが行われていた。それが普通の夏の風物詩だったと思います。今回、コロナという残念なことはありましたけれども、3年目になります。今年はどれくらいの団体から、これをやりたいという希望が出ているのか、これが1点目です。

 プラス、やはり地域にしっかりと、働いていただくためにも予算が必要です。今年の当初予算、日本橋地域で盆おどりに対する助成580万円、月島地域で105万円、それから京橋地域、これは地域振興課の扱いになりますが、790万円計上されておりまして、全部で1,475万円ということになります。どれくらいの盆踊りが開催される予定かということと、この予算について具体的に、その使い道を教えてください。

○平川地域振興課長
 地域の盆踊りに対する助成でございますが、今日現在で、京橋地域で2つの盆踊り大会で、5つの町会から5件申請いただいております。日本橋地域につきましては、7つの盆踊り大会の申請で、11件申請いただいている。月島につきましては、今のところゼロ件でございます。

 あわせまして、盆踊り大会の助成についての考え方、予算の考え方でございますけれども、総数としましては3所におきまして63件の申請があるだろうという予測の中で予算を組んでございます。各地域別でございますけれども、京橋地域で34件の見込み、日本橋地域で26件、月島地域は3件でございます。また、ここのところには予備の数を含めてございませんで、ほかに新規の申請があっても、お応えができるように、予備も確保した状態での件数の想定でございます。

 答弁は以上でございます。

○青木委員
 ぜひ、地域でも盆踊りでも、先ほども出ましたように、また心配なことも、コロナ感染者が増えているということもある中で、例えば選択肢の一つとしては、盆踊りはできない。でも、別の地域のイベントをやりたいということも既に私のところにも御相談が来ておりますし、もちろん、区のほうにもあると思います。そのときに、区がどのようなアドバイスをし、そして予算のほうの確認ですが、地域手づくりイベント推進助成が臨時ででも使えるのかどうか、よろしくお願いします。

○平川地域振興課長
 地域のイベントへの助成についてでございますが、基本的に、盆おどり大会の助成につきましては、6月から9月に行われる盆おどり大会についての助成でございます。また、その期間以外と、ほかの行事に行われるものにつきましては、先ほど委員におっしゃっていただきましたとおり、地域手づくりイベント推進助成を使っていただくようにお話をしてございます。これにつきましては、町会から複数御相談が現在も来ております。1つずつのお話にコミュニティ連絡相談員がそれぞれ、本庁舎も含めて、日本橋特別出張所、月島特別出張所の3所におりますので、そうした中で、ふだんの会話の中でも御相談が非常に多くありますので、適切にそういった補助の制度を使っていただくように御案内しているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 コミュニティ相談員にぜひ活躍していただきまして、やはりちょっとまだ不安なところもありますが、中央区としては、8月末の大江戸まつり盆おどり大会をやっていくということを決めましたので、やるかやらないかよりも、最終的には地域が決めるという御答弁がありましたけれども、やると。どういう方向でやれるのかということで、ぜひ区のほうからもいろいろと相談に乗っていただきたいと思います。夏休みは、いろいろなイベントがまた復活しているよう、私もぜひ参加したいと思います。

 それでは、次に、社教の利用者懇談会が行われました。まず、築地です。築地、日本橋、月島と別々に開催されますが、まずは7月11日に築地の社教で行われました。そのときの資料が出ておりますので、幾つかお聞きしたいと思います。

 まずは資料の中ですけれども、アンケートの中で利用率、もちろん、昨年と2年前はコロナの影響で少なくなっておりますが、その影響がまだない令和元年度から資料が出ておりますので、その数値を見てみますと、利用率、築地社教が73.0%、日本橋が79.7%、月島の社教が75.4%、これは大変すばらしい数値だと思います。使われることの少ない平日ですとか、早朝も含めてですので、平均として80%近くをキープしているというのは、努力のたまものだと思います。その上で、コロナ禍を抜けて、ウィズコロナになっても80%の利用率を維持してほしい。なぜこれほど利用されているかというと、そういう需要があり、ほかのアンケートの項目を読んでいても感じるんですけれども、利用者は、この場所があることによって大変助かっていると。仲間を集め、一緒に行動するために大変ここを利用しているというのを感じました。

 次です。活性化のために何が必要かという質問に対しては、複数答えていいんですけれども、「多くの人に知ってもらう」が約4分の1、「会員を増やす」と答えた方が約4分の1、「若い人が参加する」というのが約4分の1、大体25%前後の方がこの3つのことを答えていらっしゃるんですが、根っこの部分は同じですよね。つまり、人数を増やすには多くの方に知ってもらわなければいけないし、社教の利用団体についてもやはり高齢化の問題が出ておりますが、何とか若い方々にも一緒に活動していただきたいという思いがあります。

 ますます活性化するために、いかに利用者を増やしていくかということ、各会員の方の努力も必要ですが、まずは中央区としては、どのように考えていらっしゃるかお聞かせください。ここまでお願いします。

○岩田文化・生涯学習課長
 社会教育会館の利用者のこれからの増やし方、考え方についてでございます。

 委員におっしゃっていただいたとおり、社会教育会館を利用していただいている生涯活動の団体のほうが、確かに高齢者が増えてきまして、新しい参加者を増やすということが難しいという御相談は多く承っているところです。また、委員に御紹介いただいたとおり、若い方がいなくて、今、インターネット抽せんを導入しているんですけれども、そういった対応もサークルの中では難しいというお話もいただいているところです。

 そういったところを受けまして、社会教育会館のほうでは、サークル体験ウィークというふうに申し上げまして、1週間でサークルの方々が活動している中に、体験するために一時的に入っていただいたりという広報をして、しっかりとアピールしていくといったことをやらせていただいております。それによって、いきなり入るというのは難しいけれども、体験でまず入ってみて、そこのサークルの雰囲気などを見て、それで活動に参加するということを決めていくというような、そんなきっかけの1週間にしていただくという試みをしております。

 さらには、地道な活動になるかもしれませんが、社教会館のほうで機関誌を作成してサークルの紹介をしたりですとか、あとホームページがあるんですけれども、そちらで御案内をして、こういった活動をしているというようなPRをして、そこで知っていただくというような形を取らせていただいております。社会教育関係登録団体の皆様の団体数が増えたり、活動するサークルの方々の構成員の人数が増えるということが、必然的にそのまま社会教育会館の各集会室の利用率の増加にもつながってくると思いますので、これからも我々と社会教育会館を運営している指定管理者とで連携を図りながら、しっかりと団体の活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。体験ウィーク、とてもいい試みだと思います。

 あと、年に1回、発表会が行われますよね。私はたまたまテレビで見たんですけれども、皆さんの発表の場ということで、合唱などは大変すばらしい、レベルの高いものもありますので、積極的に見ていただく機会が増えればと思います。

 それから、インターネット抽せん、今年の2月1日から導入ということで、会議室のほうはインターネットを使って抽せんしていましたが、多分ホールなど幾つかの場所については、そこに集まって申込みをするというのがありまして、ちょっとアナログ的なものも残っておりました。今年の2月1日からインターネットでの申込みができるようになったということで、今、高齢者の方からは申込みが難しい方もいらっしゃったという答弁がありましたが、少なくともいただいた皆さんのアンケート結果を見ますと、インターネット抽せんを「利用した」という方が77%、そして利用した方の中でも、「便利になった」とか、「慣れればどんどん使えそうだ」ということで、ここも合わせますと86%の方が満足していらっしゃるということは、高齢者の方がいらっしゃることを考えて、アナログというよりも、やはりどんどん進めていったほうが、高齢者の方も、今、スマホとか大変上手に使っていらっしゃいますので、私は、高齢者がいらっしゃるからというのは、ある意味、杞憂に終わったのではないかと思っています。

 そこで、多分区としても、全てをインターネット抽せんにするということで、いろいろな準備とか工夫もなさったと思うんですが、いかがでしょうか。

○岩田文化・生涯学習課長
 まず初めに、サークル発表会のお話ですけれども、東京ベイネットワークに撮影をしていただいて、ケーブルテレビで放映をしているというような状況でございます。

 そして、御質問いただきましたインターネット抽せんについては、集会室の部分は、今、インターネット抽せんで2か月前に申し込んでいただいて、それを機械で抽せんをして、結果をお示ししているという状況でございますが、委員御案内いただいたとおり、ホールにつきましては、6か月前の月の1日に集まっていただきまして、そこで本当に人と人とで対面で抽せんするという形を取らせていただいております。実際、インターネット抽せんでやるというのに大変メリットはあるとは存じますが、ホールは、利用する用途ですとか、こういった団体はこういう形で使うことはできないとか、そういった様々な利用の用途に制限もございます。そして、集会室と違って、日本橋社教と月島社教に1つずつしかない大きな施設ということで、インターネット抽せんで、用途がそぐわない方が申し込んでしまったりとか、そういったところを避けるために、まず1日に集まっていただいて、いろいろとお話をさせていただきながら申し込んでいただいて、抽せんを迎えるというような形を取らせていただいております。その抽せんが終わった後に、実際、空きの募集もございますので、そこはインターネットで申し込んでいただいて、館のほうから事情をお伺いしながら調整していくというような形で、ハイブリッドのような形で、抽せんは対面でやっているけれども、その後の空き募集についてはインターネットを活用してやっているというような形になっております。

 以上でございます。

○青木委員
 でも、今の時代、6か月前に集まってというところも、6か月前に予定を立てておかなければいけないということなので、利用者の方からお聞きした、やはりちょっと使いづらいという点だと思いますので、その部分、ホールの部分も含めて改善していただきたいということを申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○富永委員長
 青木委員は副委員長席にお戻りください。

 議題、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 それでは、ただいまをもちまして本日の地域活性化対策特別委員会を閉会いたします。

 どうもお疲れさまでございました。

(午後2時19分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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