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令和4年 地域活性化対策特別委員会(11月15日)

1.開会日時

令和4年11月15日(火)

午後1時30分 開会

午後2時21分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 富永 一

副委員長 青木 かの

委員 礒野 忠

委員 かみや 俊宏

委員 堀田 弥生

委員 山本 理恵

委員 小坂 和輝

副議長 中島 賢治

4.欠席者

(1人)

議長 木村 克一

5.出席説明員

(15人)

齊藤副区長

平林教育長

浅沼企画部長

溝口政策企画課長(参事)

糟谷副参事(計画・特命担当)

清水広報課長

濱田区民部長

清水区民生活課長

平川地域振興課長

岩田文化・生涯学習課長

鎌田スポーツ課長

田部井商工観光課長

竹内日本橋特別出張所長

生島教育委員会事務局次長

志賀谷図書文化財課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

坂和書記

後藤書記

7.議題

  • 区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関すること

(午後1時30分 開会)

○富永委員長
 それでは、ただいまより地域活性化対策特別委員会を開会いたします。よろしくお願いします。

 本日は、議長は欠席いたします。

 理事者報告の関係で区民生活課長、スポーツ課長及び日本橋特別出張所長が出席しますので、御了承願います。

 次に、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をよろしくお願いします。

○濱田区民部長

 1 中央区立伊豆高原荘等の指定管理者候補事業者の決定について(資料1)

 2 東京湾大華火祭の再開に向けた基礎調査結果と今後の方向性について(資料2)

 3 改修工事に伴う総合スポーツセンターの一部利用休止について(資料3)

 4 総合スポーツセンターの利用区分及び利用時間の変更について(資料4)

 5 キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施結果について(資料5)

 6 大規模改修工事に伴う日本橋公会堂ホールの利用休止について(資料6)

以上6件報告

○富永委員長
 ありがとうございました。

 それでは、発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時46分になりました。自由民主党65分、公明党さん35分、かがやき中央さん35分、区民の風さん35分、子どもを守る会さん10分でございます。

 それでは、発言をよろしくお願いいたします。

○かみや委員
 私から2点伺いたいと思います。

 1点目が、報告事項で東京湾大華火祭について伺いたいと思います。区民文教委員会でも議論があったかと思いますけれども、今日は少し費用面について伺えればと思います。

 資料の中で、また別紙でもお示しをいただいておりますけれども、全体でおよそ7億9,800万円、前回から3億7,000万円の増という、内訳もお示しをいただいていると思いますけれども、改めて費用面についての概要、そしてまた、前回以前の過年度と比較をして変更点、あるいは特徴というものがあれば、お聞かせ願えればと思います。お願いします。

○平川地域振興課長
 東京湾大華火祭の再開に向けて、経費の部分からの御説明をさせていただきます。

 経費をお示しさせていただきましたとおり、約7億9,800万円ということで、前回よりも大幅に増となってございます。内訳を資料でお示しさせていただいてございますが、花火費、自主警備費、管理費等の中で、花火費については、前回、7年前になりますけども、そこから大きくは増えていない状況のところ、先ほど御説明申し上げたとおり、自主警備費の中の、やはり制服の警備員の方の単価の増というところが非常に今回、思ったよりも大きかったというところが、現状この調査の結果から感じたところでございます。

 また、少し細かい点でございますけども、管理費等のところも増額となってございます。こちらは、やはり前回の大会は7年前でございますので、再開といえど、やはり新規の部分も非常に増えてございます。そのため、準備する事務局の人件費というところも増額になってございまして、準備にしっかりと時間をかけなければならないというところ、また、先ほど申し上げましたが再開といえど、物品等を新たに購入しなければならないものもございます。少し細かい例でございますけども、例えば、水上の警備で使っておりました大きなブイ、浮き輪のような、そういったものも新規で購入するといったところですので、新たに買わなければいけない物品等といったところも、この管理費等の中に今回含むことになりましたので、そういったことが大幅な増額につながったものと認識してございます。

 前回と比べたというところでは、一番大きなところは、先ほど申し上げました自主警備のところでございます。管理費等の中で7年前と比べたところでは、事務局の人件費が増になってございますので、そういったところが7年前と比べて増大した原因というところで認識してございます。

○かみや委員
 御答弁ありがとうございました。

 7年ぶりということで、再開だけれども新規の要素もかなりある、ランニングコストというようなところだけなく、ある意味、イニシャルコスト的なところもかかってくるのかなというところ、あと人件費の増大ということで理解をいたしました。

 こちらの資料にもあるかと思いますけれども、財源の確保を目指していただきながら、引き続き、再開に向けた検討というものを総合的に進めていただければと思います。

 次に、議題でありますけれども、秋のイベント行事について伺えればと思います。

 本日もへそ展が開催されているかと思いますが、区の主催、あるいは地域と協力して開催している、あるいは地域の行事に様々な形で協力だったり、支援されていることもあるのかなと思っております。

 そのような中で、この秋の区民部が所管、協力されている、特に商工観光の視点、あと地域振興の視点で所管されている行事、イベント等、この分野を中心にどういうふうに開催状況を受け止めていらっしゃるか、御所見を伺えればと思います。お願いいたします。

○田部井商工観光課長
 それでは、まず私のほうからお答えをさせていただきます。

 今年に入りまして、やはりイベントが増えてきておりますけれども、こうした中で3年ぶりの開催ができたというものとか、この2年間、皆さんの取組の中で実施はしてきたんだけれども、やはり感染症ということがございますので、開催の規模、人数とかを縮小していたものがやっと元に戻せるようになってきたとか、そうしたものも含めて、区内全域でイベントの数が回復してきているということについては、所管する課としても大変うれしく思っているところでございます。

 今、秋ということで、おっしゃられたとおり、秋口からイベントが多くなる。特に、日本橋ですとか、人形町、銀座、築地、月島など、できる限り、私も見て回らせていただいているところですけれども、商店街の方々ですとか、その地域団体の皆様が感染対策をしっかり講じながら取り組まれておりまして、そうしたことで区のにぎわい、それから活性化につなげてくれていると、本当に感じているところでございます。

 地域の方々もまだコロナがどうなるのかというようなことが不透明な中で、まさに準備を進められて来たわけでございますけれども、やはりそれぞれのイベントが実施できるということになって、やっとできるようになったよとほっとしている、お客さんも増えているよというような声を、特にここ最近ですけれども、よく耳にすることが多くなったというところでございます。

 先ほど、へそ展の御紹介もいただいたところでございます。私、一昨日、そして昨日も会場のほうに行っておりますけれども、その中で、たまたま、これは印刷の関係の事業者の方とお話をしたときにおっしゃっていたことなんですけれども、やはり地域にそうした様々な行事が戻ってきて、本当にうれしいということでございました。そうしたことを自分たちの商店街、地域の団体、自分たちの力でしっかりやっていくことで、まちの伝統ですとか、文化といったものがつながっていくんだ、途切れさせてはいけないんだというようなことで、その方も、自分のそうしたお仕事ですとか、地域活動を通じて、これからもしっかり江戸文化といったものを広めていきたいというような御趣旨のお話をされておりました。

 本当に中央区、自分たちのまちを自分たちの力、取組で守っていく、維持していく、発展させていきたいという思いを聞きまして、感銘を受けたといったら少しあれですけれども、まさにそのとおりなんだなと。そして、そうした中で、やはり区としても引き続き、そうした地域の取組というものが今後もコロナを乗り越えて円滑に進むように、皆様方の声を聞きながら、区の事業というものも展開していかなければいけないなと再認識したといいましょうか、そんなことを思った次第でございます。

 本当に、区のイベントはまだコロナ前に比べて完全ではないですけれども、そうした地域の取組をしっかり支えていけたらと考えているところでございます。

 私からは以上でございます。

○平川地域振興課長
 私からも地域で行われているイベントのところでございますが、地域振興課におきましては、町会、自治会が地域で開催するイベントに対しまして、助成を行ってございます。

 その中で地域のイベントの把握をしてございますが、地域手づくりイベント推進助成の御利用は、昨年、令和3年ですと27件でございましたが、今年度は、今日に至るまで50件の申請をいただいております。それだけでも、昨年に比べて、やはりイベントが動いているというところを実感というか、認識しているところでございます。

 また、委員おっしゃっていただいた秋のというところで見ますと、やはり行楽シーズンというところで、町会のバスハイクが非常にこの間増えているなというところが実績、特徴でございます。やはり、昨年度、バスハイクにつきましては27件のうち1件のみでございまして、なかなか、バスのイメージといいましょうか、1つの空間の中で大勢で移動するということに対して、恐らく抵抗といいますか、コロナについて御心配があったのだろうというところは感じてございますが、今年度につきましては、京橋で7件、日本橋で4件、月島で3件というふうに、計14件のバスハイクが動いてございますので、やはり皆さん、お出かけするのを非常に我慢されていたところが、このコロナの感染状況というのも、少し第8波が心配されていますけども、非常に、この行楽シーズンの中でお出かけいただいているというのが、地域イベントのところでございます。

 また、商工観光課長の認識と一部重複するところがございますが、やはりイベントを実施していただいた町会、自治会のお話を聞きますと、まず、やっぱり我慢していた、3年ぶりにいろんなところでこういったイベントができるようになってきたということで、このイベントが人とお会いする機会になっていると。これは、例えば盆踊りでありますとか、そういったところで同じ感想をいただいてございますけども、やはり久々に集えること、人が集まれるということで、顔と顔を合わせることでの喜びを非常に感じていただいているというふうに認識でございます。

 区といたしましても、この地域手づくりイベント推進助成というのが、イベントを開催するきっかけ、また、この申請を通じて、コロナ禍でどういったふうにイベントを実施していくかという御相談の部分も非常にございますので、しっかり推進助成制度を使っていただくことで、地域のイベントを後押ししてまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 それぞれに、御丁寧に御答弁ありがとうございます。

 今、それぞれいただいた御答弁で、本当に大切な論点を示し尽くしていただいているのかなというふうに感じました。ほかにも恐らくスポーツ、さらには文化・生涯の視点でも様々なイベントがあったものと思いますが、特に、今回は商工観光、そして地域振興でお尋ねをさせていただきましたが、何というんでしょうか、非常にイベントは大切であるというまちの地域の声も聞いていただいたということがあると思うんですけれども、その中でも不透明さというものを少し、あるいは戻り方も完全ではないというようなところがあったかと思いますので、こういったところを様々なイベントでたくさんお声を聞いていただいていると大変心強く感じましたので、ぜひ、その声を引き続き聞いていただいて、どういう支援、取組というものを今後も行っていただけるのか、ぜひ検討を深めていただきたいなと思っております。

 このことをぜひ検討いただいて、そして必要があれば施策という形にしていただきたい、このことを要望して質問を終わります。ありがとうございました。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。私からは、議題で2点お尋ねさせていただきます。

 まず、1点目が、10月下旬の土日を使って、各地で行われておりましたハロウィンイベントのことでございます。多くは商店街との抱き合わせといいますか、連携で行われていたイベントが多いかと思います。私も地元の商店街のイベント、プラスハロウィンのイベントということで、ずっとその場におりましたけれども、多くの方が来場されて楽しんでいらっしゃった姿が本当にうれしいなと思いながら、拝見をしておりました。昨年、ハロウィンを行ったところもございますし、多くは3年ぶりの実施が多かったのではないかというふうに推察しております。

 まず初めにお伺いしたいのは、区として、今年3年ぶりのところが多かったのかと思うんですが、実施をされている団体とか、また参加された方々からお声が届いているようでしたら、それをお知らせいただければと思います。

 次に、本の森ちゅうおうのことでお尋ねいたします。昨日、私どもも見学会ということで、内覧させていただきました。こちらはこれまで、例えば私も近所の方で、ほかの地域から最近越してこられて、区内も御自分の住んでいらっしゃる地域以外はあまり御存じないという方々も、この本の森ちゅうおうの話をいたしますと、行ってみたい、八丁堀には行ったことがないけれども、その辺りをぜひ散策しながら、歩きながら行ってみたいというようなお声をいただいておりまして、当然図書館ではあるわけですけれども、単なる図書館ということではなくて、区民の皆様が楽しめる、また地域を本当に活性化させていけるシンボルというような位置づけもあるのかなというふうに思いますので、その観点からお尋ねさせていただきたいと思います。

 そういう区民の方とお話しする中で、本当に期待を高めていただいているなというふうに思っておりますが、本の森ちゅうおうとしまして、例えば、1日の来場者数はどれぐらいを想定していらっしゃるのか、場所も本当に良いですし、位置づけとしましても、貴重な地域資料等も1か所に集約されて、私もその辺、すごく関心が高いんですけれども、そのような意味でも、例えば、日本橋図書館とか、月島、京橋それぞれありますけど、それぞれのところにいらっしゃっている方が移動されるというよりは、それまでなかなか足を運ばなかった方もいらっしゃるのかな、またカフェもあるし、そういうところを楽しみたいという方もいらっしゃるでしょうから、そういう意味で、一応予想としてどれぐらい来場者数を考えておられるのか、そのあたりをお知らせいただければと思います。お願いいたします。

○田部井商工観光課長
 まず、私からはハッピーハロウィンウィークについてお答えをさせていただきます。

 3年ぶりというよりは、これまでも続けてきていただいていたところですけれども、先ほどの答弁と少し重なりますけれども、やはり昨年度に比べると、少し安心してできると言ったら語弊があるのかもしれませんけれども、ここのところで人の流れが増えてきた、お出かけというか、外出する機会ですとか、そうした様々なイベントに参加する方々が増えてきたと。特に、聞いた声ということではなくて、私が目で見た感想になってしまいますけれども、やはり去年よりも小さいお子さん、小学生の児童とか、そうした人たちの参加が少し増えてきたかなと思っております。

 この辺もやはりコロナの影響で昨年、一昨年と、感染症に対する不安、これは特に保護者の方々の不安というものもあったのかと思いますけれども、ここのところに来て、毎年のことですけども仮装をして参加してくれる小さなお子さんたちが増えてきたのかなと思っております。

 また、商店街のほかにも百貨店、商業施設のほうの参加もかなり好評といいますか、多くの方々に御参加いただきまして、予想をはるかに超えて、逆に言うと短い時間でプレゼントがなくなってしまって、そういう意味で困っちゃったという、そんなうれしい悲鳴なんですけれども、そのようなことで本当に多くの方々に楽しみにしていただいたのが、こういうふうに回復ができたということは、それぞれの主催をしている団体の方々、それから当然、私どものほうといたしましても、今回皆さんの協力を得て実施することができたということは大変うれしく思っているところでございます。

 私からは以上です。

○志賀谷図書文化財課長
 本の森ちゅうおうの来館者数についてでございます。

 こちらの本庁の下にございます旧京橋図書館では、1日大体700人から800人程度の利用者がいたところでございます。一方で、本の森ちゅうおうでは、図書館に加えて郷土資料館が併設された生涯学習施設ということで、来館者は1日大体3,000人程度を見込んでいるところでございます。年間にして100万人を目標としているところでございます。

 本の森ちゅうおうにつきましては、委員お話しのとおり、図書館だけではなく、郷土資料館があり、生涯学習施設の役割を兼ね備えて、多目的ホールもございます。オープニング以降、様々なイベントをして、区民の皆様にサービスを提供してまいりたいと思います。施設活性化といいますか、多くの方に利用していただきたいと考えているところでございます。

 以上です。

○堀田委員
 それぞれありがとうございます。

 ハロウィンイベントのほうは、おっしゃったように、確かに保護者の方々、親御さんたちが本当に安心していらっしゃっている、感染対策をしっかり実施して開催しましょうということで行っております。実際は、なかなか感染対策が万全にできたのかなというところの反省点は、こちらとしてもあるんですが、それにしましても、空気として、皆様が安心してくださっているのかなというふうには感じておりまして、それもあって本当に皆さん楽しんでいただけたのかなと思っております。イベントが終了した後も、当然仮装していらっしゃるので、その服装でまちを歩いていらっしゃる親子連れの姿とか、本当に貴重な親子の時間だなと思いながら、拝見しておりました。

 また、こういうことが、当然今後もしっかりと続けていけるように、区としての助成もお願いしたいと思っております。助成をしていただいて大変ありがたいと思っておりますので、今後も引き続き、また、できれば増やしていただけるようにお願いしたいと思っております。

 あと、実施団体もデパートとかもあるということでしたが、また、地域によって、可能であれば町会とかも推進をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 あと、本の森ちゅうおうのほうですが、非常に多くの来場者を予定なさっているということで、それを目指していただきたいというふうに思っております。その中で、昨日も現地を視察させていただきまして、駐輪場が見たところ、台数としては若干、来場者数のことを思ったときに少ないのかもしれないとも思われるのですが、その点、区としての御認識をお願いできますでしょうか。

○志賀谷図書文化財課長
 駐輪場でございます。現在、京橋図書館の駐輪場が地下にありますけども、これまで20台程度止められる形になっておりました。本の森ちゅうおうでは、図書館専用の駐輪場としては58台用意してございます。そのほかに、図書館専用ではなくても使える一般の方の駐輪場として10台用意してございます。ということで、68台用意してございます。それに加えて、シェアサイクルが10台ございます。その中で68台ということで、現行と比較しても、来館者数の想定からしても、この数で大丈夫かと考えているところでございます。

 以上です。

○堀田委員
 了解しました。とにかく区内では、どこに行くにしてもですけれども、非常に自転車を利用している方が増えているということもございますので、今後オープンしてからの状況を見ながら、その辺、万が一足りないようであれば対策をお願いしたいと思います。

 例えば、駐輪場を2段ラックにすることもできるでしょうし、また、区駐輪場が本の森ちゅうおうのすぐ隣、また新大橋通りを挟んでもございますし、その駐輪場もありますよということを分かりやすく周知することとか、あと、その3つを合わせて調整していくとかいうことも、今後もしかして必要になるかもしれませんので、その辺は臨機応変にといいますか、状況をしっかり見ながら対応をお願いしたいと思います。

 ともあれ、これまで何年も前から我が会派といたしましても、この本の森ちゅうおうの建設、オープンに向けて、全国各地の図書館も視察しながら、様々御提案をさせていただいてきておりますので、本当に楽しみにしている部分でございます。ぜひ中央区の新たなシンボルとなっていくようになることを願いまして、質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。

 まず、東京湾大華火祭とありますが、報告書という本編はあるのかどうかと、経済効果がどれだけなのか、以前がどれだけだったものが、今回どれだけ上がるのかということを教えてください。

 それと、本の森ちゅうおうが出ましたが、区民の方々はプラネタリウムを残してほしいということで、残す方向とは思うんですけれども、ちゃんと教育センターで維持管理されていくのかどうか、星空のイベントを本の森ちゅうおうでされるというのは分かっています。けれども、プラネタリウムをきちんと保存、維持管理していくのかどうか、御答弁いただければと思います。

 また、本の森ちゅうおうで、昨日見させていただいて、いろいろなテーマのものをもう早速つくっていただいていることに驚きました。例えば、認知症のコーナーとかもあったわけなんですけれども、ああいうのは、司書さんが考えてやっているのか、福祉保健部と連携しながらやっているのか、そのあたりのやり方はどういうふうにしているんでしょうか。

○平川地域振興課長
 私からは、まず東京湾大華火祭についてでございますが、調査につきましては、報告書という形で事業者から納品をしていただいてございます。

 また、経済効果でございますが、開催しておりましたときの経済効果は、平成18年3月に調査を行ってございます。その際には、経済効果として73.7億円でございました。開催経費のおよそ20倍でありました。今回のこの調査の中では、特に経済効果の部分については測定をしてございませんが、平成18年のとき、もちろん物価等々も変わってございますので、そのまま適用できるというところはありませんが、20倍という数字がひとつ目安になるのかというふうに認識してございます。

 私からは以上でございます。

○志賀谷図書文化財課長
 まず、プラネタリウムでございます。本の森ちゅうおうにおいて、プラネタリウムを定期的に実施していく予定でございます。

 一方、今、教育センターにございますプラネタリウムにつきましては、これまで学習投影という形で、定期的に小学校3年生、4年生を対象に学習投影をしてまいりました。こちらにつきましては、引き続き実施していく予定でございます。また、本の森ちゅうおうでのプラネタリウムと連携した事業を、教育センターのプラネタリウムを活用して実施することも検討してございます。

 あと、図書館のほうのコーナーの設置でございます。現在、昨日御覧いただきましたコーナーにつきましては、指定管理者の司書のほうで考えて展示しているところでございます。今後、様々な展示等をしていく予定でございます。そのあたりにつきましては、区内の各部署と連携しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 8億円は高いんじゃないかという話も出ていますけれども、結構、区民の方にお話を聞くと期待されているというところはあるし、これができたら、またマンションの価格もぐんと上がってくるということで、本当に区民の期待を熱く感じているところでありますので、既に答弁済みではありますが、そのあたり、経済効果とか、8億円の回収とか、考えていただけると思います。

 それと、プラネタリウムに関しては安心しました。すごく立派なプラネタリウムが教育センターにはありますから、ぜひ、それも有効活用していっていただけばと思います。本当に質の高いプラネタリウムの上映会が今までなされてきたので、それもあって、本の森もあるという感じでやっていただければと思います。

 また、認知症コーナーとか、いろいろなコーナー、子育てコーナーとかをつくってくださっていました。司書さんがというところでありますし、今後は連携してという形でありますが、図書館が地域包括ケアの拠点となるとか、その論文までも出ているところであるし、図書館に来た方々がちょっと弱っているなというところで、それでその気づきを次につなげていくとか、すごく有効な場であると思います。地域活性の場でもあるし、また区民の、そういう地域包括ケアの拠点としての位置づけもできると思いますので、広く100万人の図書館をつくっていただけばと思うところであります。

 次に行きたいと思いますが、晴海の地域交流センターは今、事業者を募集しているところであります。地域の課題の解決ということで、これ、すごく期待をしているところでありますけれども、大体、今何社が応募してきているのか、教えてください。

○平川地域振興課長
 晴海地域交流センターでございますが、今、おっしゃっていただいたとおり、選定中でございます。応募事業者については4社でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 地域の課題を解決していくという仕組みがすごく興味があるわけなんですけれども、どれだけのことが、今まで部屋貸しだったというところから一歩進んで、地域課題まで解決するというのを条例まで読み込んだというところで、すごい進歩だと思うんですけれども、何ができるんですかね。どのように地域の課題を解決していくというふうに考えているのか、運営協議会が提案して、それに基づいて動くというだけなのか、そのあたりが、前から言っているところなんですけど、ちょっと見えないところがあって、補足説明いただければと思います。

○平川地域振興課長
 晴海地域交流センターの地域課題の解決に向けてというところでございます。委員御質問いただきました今回のこの晴海地域交流センターにつきましては、地元の地域住民の方、また地元企業の方で構成する運営協議会というものを立ち上げてございます。こちらと区、指定管理者というのが3者でしっかりと交流センターの活用について定例的に協議していく、そういったことが地域課題の解決に向かう稼働手段であるというふうに考えてございます。まだ具体的に、この課題に対して、こういったプロセスを講じようということは、今これから話し合うタイミングのところでございます。

 まずは、地域交流センターの開設に向けて、機運を高めていくというところでありますとか、どういったものをプログラムとして実施していただくことが、要は地域の声として、しっかり指定管理者に届ける装置としての運営協議会というのが1つの役割としてあるかと思ってございますので、地域課題の解決というところでは、まだ、これからの協議の中で行っていきたいと考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 地域の課題を解決しようとする方々というのは養成してこられたわけなんですけれども、地域コミュニティの担い手養成塾で、トータル大体どれぐらいの方々が養成されたのかを教えていただきながら、この方々が活躍できる場を官が提供するということがあったらいいなと思いましたので、概算でいいんですけれども、どれだけの方が養成できて、それでまた、それが実際の地域課題の解決に何割ぐらいの方が続いているのかどうかとか、ちょっと教えていただければ。この方々への活躍の場をそういう、その官が与えていただければいいなと思ったもので、ちょっと関連でお伺いさせていただきます。

○平川地域振興課長
 地域の担い手の方の活躍についてでございますけども、すいません、ちょっと今、詳細に何名の方がというところの数字を手元に御用意できてございませんので、後ほど御報告をさせていただきたいと思いますが、基本的に、地域コミュニティの担い手養成塾に参加いただいている方につきましては、例えば町会、自治会で既に活動されている方であるとか、NPOをこれからやってみたい方とか、いろいろな属性の方がいらっしゃいます。その方々を体系的に何か、今、ストックといいますか、リスト化している状況ではございませんで、個々に活躍されているというところです。

 ただ、協働ステーション中央のところが、そのつながりというのを保ってございますので、例えば、メーリングリストで、こういったものが区の事業として今展開していますとか、講座がございますよとか、またOBの方が集って会をつくっていただいて、その中で情報交換等を行っていただいて、つながり自体を保っているという認識でございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 1回学んだだけで、次の事業を展開できる人もおられると。それらの報告は、区のホームページで、本当にすばらしいことをやられているなという方は見ておりますが、1回受けただけでも、何かやろうと思っている人をもう1回つなぎとめて、何かにつなげるというようなフォローアップのほうもぜひやっていただきたいと思いますし、晴海地域交流センターのような拠点が増えて、自治会、町会のようなものと一緒にNPOも地域の課題解決に進んでいくように期待を申し上げまして、質問終わります。ありがとうございました。

○富永委員長
 ありがとうございました。

 それでは、議題、区内各地のにぎわいにつながる地域、文化、観光・産業振興に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 それでは、第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについては、正副委員長に一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○富永委員長
 それでは、これをもちまして本日の地域活性化対策特別委員会を閉じます。

 お疲れさまでした。

(午後2時21分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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