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令和4年 福祉保健委員会(4月19日)

1.開会日時

令和4年4月19日(火)

午後1時30分 開会

午後2時17分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 礒野 忠

副委員長 山本 理恵

委員 木村 克一

委員 海老原 崇智

委員 田中 耕太郎

委員 高橋 まきこ

委員 中島 賢治

委員 二瓶 文徳

議長 (木村 克一)

4.出席説明員

(13人)

山本区長        

齊藤副区長       

田中福祉保健部長    

植木管理課長      

石戸子育て支援課長   

古賀保育課長      

井山保険年金課長

須貝子ども家庭支援センター所長

北澤高齢者施策推進室長

早川高齢者福祉課長

阿部介護保険課長

渡瀬保健所長

小林生活衛生課長

5.議会局職員

伊藤議会局長    

小倉議事係長   

桝谷書記

坂和書記

6.議題

  • 福祉及び保健の調査について

(午後1時30分 開会)

○礒野委員長
 こんにちは。ただいまより福祉保健委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 初めに、議会局職員の紹介を議会局長よりお願いいたします。

○伊藤議会局長
 (4月1日付人事異動に伴う議会局職員紹介)

○礒野委員長
 ありがとうございます。

 次に、理事者紹介を齊藤副区長よりお願いいたします。

○齊藤副区長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○礒野委員長
 ありがとうございます。

 本日、理事者報告の関係で保険年金課長が出席しますので、御了承願います。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○田中福祉保健部長

 1 公私連携保育所型認定こども園の設置に係る公私連携協定の締結及び公私連携保育法人の指定について(資料1)

 2 後期高齢者医療制度における一部負担金の負担割合の変更について(資料2)

以上2件報告

○礒野委員長
 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時37分です。自民党・新青会76分、かがやき中央34分、公明党34分、区民の風34分、未来会議10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○田中(耕)委員
 私は、資料1について簡潔に質問させていただきたいと思います。開設予定の昭和こども園についてであります。

 このたび事業者が内定したということかというふうに思います。今回、城東小学校も含めて、大規模複合再開発の中の施設ということで、建物自体がとても大きくて、御案内のありましたように所在地も地下2階から地上3階ということで、図面の概略は随分昔に一度拝見しているんですけれども、簡単には想像ができないような造りかなというふうに個人的には思います。そこで、構造上、大きな建物の中に一部として入っているということもそうですが、地下2階から地上3階という構造上の課題といったものがないのか否かとか、安全面、万が一の際の避難経路とかの動線等がこういった大きな建物の中でしっかりと確保できているのか否か、また、そういった点を、区として、このたびの事業者等にどのようにきちんと御案内していくのかという点についてお示しをいただきたいと思います。特に、地下2階から地上3階という構造について、口頭だと難しいですけれども、具体的にどういう構造なのかについて、いま一度お示しをお願いいたします。

○古賀保育課長
 昭和こども園の建物の構造等々についてでございます。

 こちらは地下2階から地上3階までということになってございますけれども、こども園としてメインで使うスペースにつきましては、2階と3階が保育室の設定となってございます。地下2階、地下1階につきましては、建物の駐車場ですとか、駐輪場ですとか、そういった場所になっておりまして、日常の保育の中では使う想定はございません。ですので、通常、保育園としてこれまでも設置してきているような2階、3階というようなところで、こども園の施設は整備してございます。

 それから、避難ですとか、安全面の管理ですけれども、こちらにつきましては、こども園に上がるための専用のエレベーター、動線を1階のところからつくってございますので、そういったところでオフィスビル等々の利用者の方とは動線を変えて利用することができるようにはなってございます。また、避難につきましても、2階、3階から地上階へ下りられるような避難階段も、施設の認可上の基準としてしっかり設計してございますので、安全面についても心配ないというふうに思っております。

 ただ、大きな建物の中に実際つくられていきますし、周辺がオフィス街というところもありますので、運営事業者には実際に運営が始まる前に十分な安全の確認をしつつ、運営が始まった以降も日常の保育の中で危険な点がないかどうか十分注意しながら、区としては、公私連携のこども園になりますので、指導、助言をしていきたいと考えております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。今のお話ですと地下2階と地下1階は駐車場、駐輪場ということで、そうなると、これは職員とかスタッフの方向けの御用意という理解でよろしいですね。あと、今のお話だと1階には施設はないということでしょうかね。分かりました。

 専用エレベーターがあるということで、もちろん最新のビルですので、動線はしっかりとしているということでしたし、避難経路についても、もちろん抜かりなくあるということだったと思いますが、お答えにありますように、これだけの大規模複合再開発の中というのは初めてのことだというふうに思いますし、これまでは他にテナントや事業者とかが入っていても、使われている方の人数も限定的だったと思いますが、今回の場合はかなり大きいのではないかというふうにも思いますので、近隣との兼ね合いですとか、意思疎通をしっかりとしていただいて、安全面の配慮に万全を期していただければというふうに思います。

 以上で終わります。

○高橋(ま)委員
 私からも、資料1からお願いいたします。

 こちらの昭和こども園に関連して4点伺いたいと思います。

 まず、1点目です。隣接と言ってよいと思うんですが、城東小学校との保幼小の連携については、どのようなことを現時点で考えていらっしゃるか、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

 2点目です。入園選考について、今回、1号認定の条件というところで出していただいているかと思うんですけれども、この点で城東小学校にきょうだいが在籍するというのは優先基準として含まれないのかというところを念のため確認させてください。

 同じ入園選考について、3点目の質問になります。こちらは事業者が定めた方法というのがございますが、阪本こども園の事例もございまして、事業者による面談というのも予定しているのかという点についてお聞かせいただきたいと思います。

 4点目になりますが、この区域内にお住まいという方が限定的であるといったところを踏まえますと、バスの混雑とか近隣の駐輪場の利用集中といった、保育所のよくある事例、課題も懸念されるところであります。当該利用となる保護者への案内や中央区内の関係部署、道路、駐輪場といったところになるかと思うんですが、こうした周辺の関係の機関や庁舎内の部署についてどのように案内をしていくのか、もしくは既にそういった連絡を進めていただいているかという点について4点お伺いしたいと思います。お願いします。

○古賀保育課長
 昭和こども園の運営等についてでございます。

 まず、城東小学校との連携という部分でございますけれども、こちらはもともと昭和幼稚園があったところでございますので、学校との連携というところでは非常に重要だというふうに考えております。具体的な運用面では、これから学校側ときちんと協議した上で煮詰めていくことになりますが、想定されるのは、園庭が代替公園ということで少し距離のあるところに行かなければいけないというところもありますので、小学校の校庭を使わせていただくような形が、今、想定としては一番あることかなというふうに思っております。また、これは地域の方の声でもあったんですけれども、区立の幼稚園ではないですが、これまでのいろいろな歴史だとか関わりがあったというところもありますので、小学校との交流をしっかりやってほしいという声をいただいております。事業者については、そのあたりも十分配慮しながら保育を進めていくように、小学校としっかりと連携が取れていくような形で運営するように指導しているところでございます。

 また、入園に関する1号認定の件でございますけれども、概要に記載させていただいていますように、小学校にきょうだいがいる場合については、現状の優先順位のほうに考慮される内容とはなってございません。

 それから、事業者が定めた方法ということで、こちらもこれからまた具体的には詰めていく内容になっていきますけれども、先行している阪本こども園での園児の入園の決定の方法ですとか、先行事例もございますので、そういった公平性ですとか納得性のある形を事業者には採用していただくというふうに考えているところでございます。

 最後になります。駐輪場の問題です。先ほど地下1階・2階の話でも触れたんですけれども、こちらは駐輪場を一部整備してございまして、機械式の駐輪場だったかと記憶しておりますが、こちらは利用者の方も使用できると聞いてございますので、その中で利用の状況に応じて、施設の用意している駐輪場で十分なのかどうかというところ、使用の状況を見ながら必要に応じて、歩道等の駐輪、放置にならないように、運用上、利用者の方には御説明するとともに、安全な駐輪をしていくように進めていきたいと思っております。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 それぞれ御丁寧にありがとうございました。

 保幼小の連携は、中央区がこれまで取り組まれてきた強い、重要な取組の一つだと思いますが、これまでの法令等整備の経緯を踏まえて必要性が高まった上に、コロナでなかなか連携の活動が難しい状況がある中で、一方で、やはり期待の声も非常に高く、おっしゃったように皆様からの御要望として伝えられているところもあるということでしたので、引き続き、そうした交流等についても注力いただきたいという点をお伝えしたいと思いました。

 入園選考については、今回、1号が3から5歳各5人ということで、現時点でも既に多くの関心をいただいているというふうに感じておりますので、優先とか、そういった条件について丁寧に皆様に伝えていただくというところを引き続きお願いしたいと思います。

 また、最後にアクセスの件ですが、駐輪場も御用意いただいているということで安心したところですが、バス利用とか保護者以外で利用される方の御迷惑にならないようにというところも懸念するところですので、引き続きの連絡、共有をお願いしたいと思います。

 以上です。

○礒野委員長
 それでは、理事者報告に対する質疑が終了いたしましたので、次に、議題、福祉及び保健の調査について質問のある方、お願いいたします。

○高橋(ま)委員
 恐れ入ります。では、引き続きお願いしたいと思います。

 コロナの影響が続いている中でありますが、まん延防止等重点措置期間を終えた現状で、区内の皆様からお声をいただいていることを中心に伺っていきたいと思っております。

 まず、1点目は東京都ベビーシッター利用支援事業の拡大に関連してです。

 この4月から、未就学児全体、また利用時間を拡大していただいた点は、非常にお喜びの声を多くいただいています。特に、3歳児や多胎児、障害のある児童の御家庭をはじめ、多くの皆様から、安心した、助かったという声をいただいています。

 その中で、中央区は昨年度の請求書類等の受付が4月15日までということで、とても早かった。そうした中で、いつも中央区だけ早いとおっしゃる方もいらっしゃいまして、事業者からも負担に感じているというお声もありました。調べましたところ、確かに、年度末のところで申し上げると北区、葛飾区が4月28、30日という設定があった中では、やはり早いのではないかなというふうに感じました。この点、利用者の方も事業者の方からも負担の声がありまして、なぜこのようになっているのかという点、また、今後についても、毎回早いんだというお声もありましたので、1年間見てきて現実的な期間だと考えているかというところを含めまして、御説明と対応について教えてください。お願いします。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 令和3年度から始まりましたベビーシッター利用支援事業の支払いに関する手続についてお答えいたします。

 ホームページ等で御案内しているところでございますが、令和3年度の利用につきましては、4月15日までに書類を出していただくというところでお願いしているところでございます。これは東京都の補助制度を利用しておりまして、東京都の基準から、令和3年度の利用につきましては、令和3年度中での支払いということを求められております。本区の会計処理のスケジュールから考えましても、4月15日までに申請の書類を出していただくということでお願いしているところでございますが、委員御指摘のとおり、事業者によりましては必要書類である領収書などがその時期にお出しできないという声も伺っております。ホームページでも御案内しているところでございますが、不足書類につきましては、4月中での御提出ということでお願いしているところでございます。様々な御利用のお声をいただいておりまして、本区としましても、令和3年度から初めて実施しました事業でございますので、そういったお声を聞きながら、例えば東京都のほうに補助制度の枠組みの改善なども要望しつつ、今後は対応していきたいと考えております。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。都への改善要望という点も非常に重要な点だと思いました。引き続きお願いしたいと思います。

 このように民間と連携しながら地域の福祉を一緒に支えていただくといった面では、民間や企業の仕組みと歩幅を合わせるという点でも必要性はあるというふうに考えています。企業等ですと、当月分については翌月末の請求書や領収書といったものが一般的な処理でございまして、なかなか翌月15日というのは厳しいのかなというところ、これまでのやり取りの中では、5月になってしまうんですという事業者もありましたので、どのようなところが現実的かというところを引き続きお願いしたいと思います。職員の皆様にも大変負担があるということで、書類等大変な事業であるというふうに伺ってはおりますが、保護者も毎日大変な中で何とか書類を用意するというところで苦しい部分でもございますので、現実的な着地というところの改善を要望したいと思います。

 続きまして、4月でございますので、保育園の状況について伺いたいと思います。

 区立、区営のとある園を利用されている保護者から、自分の園だけ歌が歌えていないのではないかといったお声と、ほかの私立園と比べて対策が過度に厳しいのではないかと感じるといったお声がございました。また、2月の区長への手紙におきましても、園の判断に任せず、まずは区の方針を示してくださいという御要望、お声もありました。こうしたところで、今の区内の保育における感染対策という点において、歌とマスクの考え方、また、私立園を含めて大きな差が出ないようなお取組ということについてお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

○石戸子育て支援課長
 区立保育園における感染予防の対策についてでございます。

 ただいま委員のほうから御紹介がございました園内における感染予防のマスクであったり、歌の行事の取扱いということでございます。保育園につきましては、一般的にはお子さんたちの生活の場というところでの運営を行っている中で、一たび園の中で感染拡大した場合につきましては、そこに関わる保護者の方のお勤めについての影響が大きいということで、非常に慎重に感染予防対策をしているところでございます。現在、国におけるガイドラインにおきまして、各自治体のほうに御案内いただいているのが、やはり感染拡大を予防するために、通常の手指消毒、3密を回避する等の取扱いとともに、小・中学校等もそうですが、歌については、基本的には拡大する可能性が高い内容だということで、現在のところ、園において歌の行事等は行っていないところでの取扱いを御案内しているところでございます。

 マスクにつきましても、実際のところ、マスクを物理的に着用できる年代は大きく3歳以上ぐらいの園児さんからということで、基本的にはマスクの着用の強制はしてございません。やはり園児御自身でマスクの管理ができるというところですので、まず御家族、保護者の方には、着用することによって濃厚接種者、感染拡大が予防できる部分もございますので、そういった意味で、保護者の方に御協力いただいて、着用できるお子さんについては着用をお願いすることで、強制的なことは取り扱ってございません。一方、ゼロ歳から2歳のほうにつきましては、なかなかマスク着用は難しいところで、各園ともそういった対応はしていないところでございます。

 こうした区立園の取扱いにつきましては、子育て支援課から各区立園のほうに御案内するところですが、併せて私立園のほうにつきましても、保育課を通じて情報提供を行い、それぞれの園で対応しているところでございます。ただし、私立園のほうにつきましては、保育環境が各園によって様々な部分がございますので、そうした中で各私立園の事業者の対応の中で各園が感染予防対策に努めているというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございました。

 私が聞き及ばなかっただけかもしれないですが、歌については、行事はやっていないというところで、日々の保育についての御指導が分かればと思いましたので、その点をお聞かせください。

 もう一点です。園内のコロナ発症において、やはり休園というのがまばらに続いている状況と言って差し支えないかと思いますが、現在の状況下でも、要保護児童については登園を継続する必要性があるということも専門家の皆様が心配されておりました。中央区では、こうした要保護児童については登園を継続できる状況で、声かけもしくは関連の園に周知をされているかという点を、念のためですが、確認させてください。

 続きまして、保育の入園評価について伺ってまいりたいと思います。

 4月を迎えたところで1次、2次と評価を行っていただいたところではございますが、厚労省や東京都への待機児童報告はどのようになる見込みかという点です。1次、2次を踏まえまして、待機児童数、保留通知数の見込み、今、速報値になるかと思いますし、お取りまとめが大変な時期かと思いますが、現状の把握されている範囲でお聞かせください。

 また、新たに取り組みいただいたこととしまして、昨年度、本年度と育休延長の希望者というチェック欄を設けていただきました。ここについては一時の実績になるのかもしれませんけれども、それぞれ何人ずつぐらいいらっしゃったか、また、昨年度、本年度で増減があったかというところを踏まえて伺いたいと思います。

 もう一点です。待機児童対策としてこれまで実施してきていただきました期間限定保育、居宅訪問型保育、こうしたものをどのように行っていくかという点です。待機児童の状況が変わっているというところを踏まえまして、ここまでお伺いしたいと思います。お願いします。

○田中福祉保健部長
 私のほうから、要保護児童のことについてお答えをさせていただきます。

 要保護児童は、子ども家庭支援センターが中心になりまして、いろいろ取組を行っているところでございます。その中で、園の中で見守りをしなければならないお子さんがいらっしゃることは事実でございます。ただ、それは当然、日常の生活の中で保護者の方あるいは園、それ以外にも地域の方々、いろいろなものを組み合わせて対応しているところでございますので、特段、要保護児童だから必ず登園を許可して認めるということではなく、当然、その中でコロナにかかってしまうお子さんもいらっしゃいますし、御家族がかかっている場合もございます。そういった状況を勘案しながら、適正にお子さんの状態を把握していく。これが保育園であり、地域の皆さんの協力を得ながらやっていくというふうに認識をしているところであります。したがいまして、必ずその児童に対して登園を許可するですとか、そういったことの取組は行っていないといった状況になってございます。

○石戸子育て支援課長
 私のほうからは、公立保育園の歌の日常保育での対応でございます。

 こちらは、行事にかかわらず、日常の保育中におきましても、歌のほうは現在のところは取扱いとしては中止をしているところでございます。そういう意味で、現在のところ、こういった状況の中での対応ということでございますが、これがずっと続くかというと、また今後のコロナの感染状況等を踏まえながらというような対応で、その都度ガイドラインの状況も踏まえながら、園運営の方針については見直しを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○古賀保育課長
 まず、待機児童の国への報告の見込みについてでございます。

 待機児童につきましては、これまでも答弁をさせていただいておりますけれども、今年度4月時点での待機児童解消の見込みというところでございます。

 また、国への報告につきましては、国からの調査要領に基づいて、これから内容的な精査をしてまいりますので、現時点で申し上げられる数字はございませんけれども、例年のスケジュールでいいますと、5月下旬から6月の上旬頃には確定の数字を明らかに報告をさせていただくことができるかと考えております。

 また、4月入園の利用調整を終わりましての2回目の保留通知の件数でございますけれども、転園ですとか、育児休業の延長希望、また後ほど述べさせてもらいますが、そういったものを全て含めまして465件の保留通知を発出しているところでございます。

 続きまして、育児休業の延長希望者の数でございますけれども、今年度の4月時点での利用調整におきまして育児休業延長を希望された方は、1回目、2回目を合わせて106名いらっしゃいまして、うち1回目の時点での申込みは74件、2回目では32件というような状況でございました。昨年度は合わせて79件という状況でしたので、27件の増となってございます。

 最後に、期間限定保育、それから居宅型の保育事業の今後についてでございますけれども、こちらについては、施設整備を進めるという基本的な方針の中で待機児童対策を進めてきた補完的な事業、受皿として機能してきたところでございます。待機児童の解消がなされていく中におきましては、やはりその位置づけというのを改めて整理する必要があるかなというふうには思っております。

 ただ、待機児童に関しましては、特にゼロ歳児に関しましては年度の途中から申込みが増えてくるという状況にございますので、こういった事業につきましても、今後検討をしていく予定ではございますけれども、保育園の入園を希望する時期にしっかり入園ができるように、あとは保育預け先が確保できるようにということで、今後の年度途中の保育のニーズですとか、そういったところを含めた利用状況等をしっかり見極めながら、方向性については検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 それぞれにありがとうございました。育休の延長希望者が増えているというところ、コロナの影響を受けて非常に注目するところでもありましたので、確認させていただきました。

 育休延長に関しまして、先ほど取り上げました2月の区長への手紙に、こちらも言及がありまして、育休からの復職が、今、コロナ休園がまばらに起きている中で心配だということで、登園自粛等の措置は行っていただいていないですけれども、復職時期を延ばせる、もうちょっと延長したいというようなところについて、その措置を検討いただけないかというところで、この意見の中では要望が上がっているのですが、復職時期を、応じるというか、その考えがあるかという点について、この返答の部分で述べられていなかったので確認をさせてください。

 今おっしゃったように、ゼロ歳児、7か月以上の空き枠をどう運用しているかという点は非常に重要だというふうに思っておりまして、年度の途中でチャンスがあるということは非常に希望を持っております。特に、待機児童が解消している自治体では、一時預かりや病児保育の実施、そうした正しい活用のために、マッチングのポータルサイトを導入したりという取組も始まっています。保育課のほうで引き続きお伝えしていくと、今、伺ったところではございますが、きらら中央を中心に、子育てをされている保護者の方が知るということも重要だと思っております。そうした年度途中で7か月の空いている園がある、保育に申し込むチャンスが年度途中にあるという点を、既に諦めている方も多い中でお伝えしていくというところ、どのように取り組むのかという点、区内の拠点の一時預かり保育との連携、また情報を一緒にお伝えする必要性もあると思っておりますので、子ども家庭支援センターとしてのお取組についてお考えをお聞きしたいと思います。お願いします。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 ゼロ歳児での保育園の入所に関する周知についてと考えております。

 あかちゃん天国ですとか、そういったゼロ歳児が集まる場におきまして入園相談などもやっておりますので、きめ細かな相談に乗ることによって周知を丁寧に図っていきたいと考えております。

 以上でございます。

○古賀保育課長
 育休から復帰される方のコロナの心配に対しての対応というところですけれども、基本的に、保育所に関しましては、就労等でお子さんをどうしても預けなければいけないという状況の中で利用していただく施設になってございます。これまで復職を延長する措置というのは、区側が休園を要請したりですとか、自粛を要請したりだとかという中で特別な扱いとして対応してきた点でございます。現状、保育園につきましては、原則開所ということで、安全が確認された施設については開所をして、お子さんを受け入れる体制を整えているところでございます。こちらにつきましては、どうしても預けなければいけない、そういったことで入園のお申込みを皆さんにしていただいていると思いますので、現時点で復職の時期の延長という措置を取るということは考えてございません。

 以上でございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございました。育休延長について、お考えを確認いたしました。

 また、あかちゃん天国等を含め周知していくというところで、保育課、また入園等の調整との連携というところも必要だと思いますし、毎月動きがあるものなので、御負担もあるかとは思いますが、やはり皆様が知るチャンスは必要だと思います。保育課のみならず、それぞれの子供たちを連れていく居場所で知る機会があればというところを引き続きお願いしたいというふうに要望いたします。

 4月ということで、もう一点、小学生の地域の居場所という視点について伺いたいと思います。

 学童や放課後の居場所は、中央区のプレディ等ですと今も制限があるという状況が続いていまして、学童やプレディを利用できないけれども、小学生の地域の居場所が必要だというケースがまれにあります。具体的に申し上げますと、中学生の入学式に幼稚園を終わった後の子供を4月1日以降、連れて行けないので、どうしたらいいですかという御相談もありました。この居場所について保護者にどのように御案内しているかという点を1点。

 また、早朝の保育を頼んでいた保護者にとっては、学童となった点で8時半まで、これまで7時半だったのに1時間どうしたらいいんだという小1の壁についてのお声が非常に多くございました。限定的だとは思いますけれども、そうした早朝保育を認可園で利用していた方々の数を把握しながら、どうした支援が必要かというところを用意する必要があると思っていますので、早朝保育への対応をどうしているかという点、この2点をお聞かせください。お願いします。

○田中福祉保健部長
 まず1点目、具体的な例でございましたけれども、中学校の入学式に幼稚園を終わった後のお子さん、こちらにつきましては一時預かり保育を使っていただくことになるというふうに認識してございます。

 それから、学童クラブのほうの早朝利用のお話でございます。これは本当にもうここ何十年といいますか、私が知る限りでも20年以上前から、毎年4月になると必ず問題になる点でございまして、ここにつきましては、児童館、学童クラブの担当が保護者の方との聞き取りの中で対応ができているものと認識してございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。

 必ず問題になる中での対応というところですと、学童で早めに預かる対応をしていたということなのか確認をさせてください。お願いします。

○田中福祉保健部長
 学童クラブをはじめとしまして、児童館は条例設置していまして開設時間が決められてございます。また、職員の勤務時間も当然ございます。その中で保護者とお話ししながら可能な対応をしているということでございます。

○高橋(ま)委員
 私が伺った中ですと、今おっしゃったように児童館が利用できないのでファミリーサポート、ファミサポに毎年一定数の問合せと希望があるというところで、コロナの影響も受けて、比較的高齢の担い手の方がお休みされている状況で、ファミサポのマッチングの困難は深まっているというふうに感じております。この点、中央区のベビーシッター利用支援事業についても、やはり低学年まで拡大する必要があると思いますが、今回、お取組で、予算の中でそうした東京都の予算の活用というところも挙げていただいているところではございますが、こうした小学生の利用までの拡大という点ですと、計画書の提出の期限が6月までとなっているようで、中央区としては、この計画を出す予定かということと、どのような計画を出し、こうした小学生の居場所を拡大していくかという点をお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

○田中福祉保健部長
 まず、ファミリーサポートにつきましては、申し訳ございません。ちょっと説明が足りなかった部分かと思ってございます。先ほど言いました保護者の方と相談する中で、当然、必要に応じて御紹介はしているところでございます。マッチングがどうかという部分につきましては、時間帯の部分ですとか、コロナの状況等を踏まえて様々な需要があるものだというふうに認識でございます。

 それから、ベビーシッターの事業につきましても、これも何度も御説明させていただいておりますが、中央区として一定の考え方を持って、この事業に取り組んでいるところでございます。我々として、その中で、今、小学生の部分について拡大をするという考え方は持ってございません。したがいまして、6月の申請を行う予定はないところでございます。

 先ほど言いましたが、もうここ何十年もの会話の中でというところで、確かに、7時半からだったものがいきなり8時半になるという部分はございますけれども、これは4月の1週間だけの問題ではなく、今後も含めてという問題になります。その中で、保護者の方が今あるサービスをお使いになりながら、どのように対応されていくのかというところを御検討いただいて、それに対する御相談には乗るつもりでおりますが、そこに向けて何か新しいサービスを区として入れていくといったようなところは、今のところ考えていないところでございます。

○高橋(ま)委員
 ありがとうございます。おっしゃっていただいたようなファミリーサポート等の活用をしながら、地域で、皆様で居場所を用意するというところでの家庭支援だというところをお聞かせいただきました。

 ファミサポのマッチング等が困難になっている中では、やはり提供会員を増やすというところが、今おっしゃった方向性では重要だというふうに思います。昨年度オンライン講習を実現していただいたところではございますが、オンラインというのも、私が知る限りは1回であったというふうに認識しておりまして、オンラインを、毎回とは言わなくても複数回活用しながら実施、実際にやらなくてはならない赤十字さんの部分とか、そういったところの組合せというところで、やはりオンラインの開催を増やして、より多くの提供者、提供会員になっていただくという取組も強めていただきたいというところを要望させていただきたいというふうに思います。

 また、6月の申請は用意しないという点を断言いただいたところではございますが、中央区の学童クラブは1年生しか入れないよねという地域も、お声によって聞かれておりますし、プレディの利用制限も継続されています。就労等の理由がない場合、非常時でも居場所に困るという保護者の声は続いています。子ども・子育て会議でありましたように、家族が急な体調不良等で地元に帰りたくても、小学生の居場所に困ったというお声があったと思います。そうしたお声のために、一人でも多くの方が一つでも多くの支援によって救われるというチャンスを増やす必要があると思っていますので、私はぜひ6月の申請もしていただいて、東京都が予算をつけていることですので、私どもの区にとっても、一人の担い手でも必要だというふうに思っています。小学生を支援するための東京都ベビーシッター利用支援事業の拡大という点も強く要望したいというところをお願い申し上げます。

 学童やプレディが利用できないというところで保護者の悩み、また困難というのも深まっていますので、この点についてはよくお声を聞いていただき、そうしたマッチングとか機会というところを、多くの方が既に諦めていますので、諦めないというところ、一緒に支えていただきたいという点をお願い申し上げまして、以上です。ありがとうございました。

○礒野委員長
 それでは、議題、福祉及び保健の調査については、継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 これをもちまして、福祉保健委員会を閉会とさせていただきます。

 ありがとうございました。

(午後2時17分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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