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令和4年 環境建設委員会(4月20日)

1.開会日時

令和4年4月20日(水)

午後1時30分 開会

午後2時36分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 押田 まり子

副委員長 佐藤 あつこ

委員 原田 賢一

委員 かみや 俊宏

委員 田中 広一

委員 青木 かの

委員 梶谷 優香

議長 木村 克一

4.出席説明員

(15人)

山本区長         

吉田副区長        

三留環境土木部長     

池田管理調整課長     

落合交通課長       

武藤環境課長       

白石水とみどりの課長   

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

早川都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長    

小倉議事係長   

坂和書記

後藤書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○押田委員長
 皆様、御苦労さまでございます。ただいまより環境建設委員会を開会させていただきます。

 それでは、まず初めに、4月1日付の人事異動がございましたので、議会局の職員を議会局長より紹介していただきます。

○伊藤議会局長
 (4月1日付人事異動に伴う議会局職員紹介)

○押田委員長
 ありがとうございました。

 続きまして、理事者を御紹介いただけますでしょうか。

○吉田副区長
 (4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○押田委員長
 ありがとうございました。

 続きまして、理事者報告に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○三留環境土木部長

 1 「中央区総合交通計画2022」について(資料1)

 2 「令和4年度中央区一般廃棄物処理実施計画」の策定について(資料2)

 3 「中央区災害廃棄物処理計画」の策定について(資料3)

○松岡都市整備部長

 4 KK線及び京橋三丁目東地区に係る都市計画について(資料4)

以上4件報告

○押田委員長
 御苦労さまでございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時59分でございます。自民党・新青会さん72分、公明党さん33分、かがやき中央さん33分、新風会さん33分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入りますので、発言をよろしくお願いいたします。

○青木委員
 それでは、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 まず、理事者報告につきましては、総合交通計画、そしてKK線再生方針について伺ってまいります。総合交通計画につきましては、総合交通計画案のときに一般質問で質問させていただきましたが、その答弁も踏まえて質問をいたします。

 まず、総合交通計画、24ページになります。東京BRTの運行ルートのところです。

 運行ルートにつきましては、一般質問で質問させていただきました。今回は、この1行目、走行空間の整備等となっております。走行空間の整備について、走行空間とは、現在、何を指しているかということを教えてください。まずはお願いいたします。

○落合交通課長
 BRTについてでございます。

 BRTにつきましては、令和2年度からプレ一次運行ということで、晴海のターミナルから虎ノ門のターミナルまで4駅ということで運行が開始されている状況でございます。そうした中で、今後、プレ二次運行に向けて停留所の整備が行われていると聞いているところでございます。

 走行空間といいますと、BRTに関しては定時性、速達性が求められる交通であるというふうに認識しているところでございます。そういう中においては、環状2号線の中でトンネルの工事、これが開通した後、本格運行に移っていく、速達性、即時性が達成されていくといったところでございます。専用レーン等につきましては、現段階においては検討を関係者間の中で東京都のほうで進めているということは聞いておりますが、具体的にどのように取り組んでいくかといったところについては、現在、示されていない状況でございます。しかしながら、BRTの有効性、即時性、速達性をどのように達成していくのかというところは、今後も都の中で、また関係者間の中で検討されていくものというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 定時性、速達性は私も質問の中で必ず取り上げておりますが、今、御答弁にありましたように、東京都の見解といたしましても、専用道路、優先道路を取るのは検討しているけれども、難しい状況にあるということで、御答弁にありました環状2号線を中心にPTPSを使いながら定時性、速達性を求めていくという考えでよろしいでしょうか。

○落合交通課長
 定時性、速達性というところについては、やはり環状2号線においては、まさに交差点を通行しない、トンネル部の開通というのが大きなところになってくると思っていますので、そうしたところをしっかり達成してもらって速達性を達成していっていただきたいというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 次に、70ページになります。カーシェアリングについてです。

 ここにまちづくり基本条例に基づくカーシェアリングの導入数ということで、具体的には2か所となっております。カーシェアリングを気にしながら区内を歩きましたところ、確かに全体がカーシェアリングとうたっているところは少ないですけれども、中央区内には民間の駐車場がたくさんあります。その中で場所を区切って、ここは3台、広いところでここは10台というふうにコーンを置いて、その場所をカーシェアリングにしているところをかなり見かけました。そこでですね、この方法のカーシェアリングというのはとても現実的だと思いますので、区としてどのように支援をしているか、あるいは、現在、このようなタイプのカーシェアリングはどれくらいあるか把握していらっしゃいましたら教えてください。

○落合交通課長
 カーシェアリングについてでございます。

 こちらに記載させていただいている2か所というのは、まちづくり基本条例の中で開発の中で共同で使っていただくためのカーシェアリングというもので記載しているところでございます。今、委員のお話がありました町なかで見かけるカーシェアリングというのは、事業者何社かの中で行われているわけですが、タイムズのカーシェアリングであったり、三井だったりというところで進められている。各社が事業用地を見つけてカーシェアリングを行っている状況でございます。そういう事業を行っている会社というのは大体駐車場の事業を行っている会社でもありますので、もともとそういう事業の中で進められていくものだというふうに考えております。

 どのような台数、区として支援していくかということでございますが、カーシェアリングというのは、事業の採算性を踏まえて事業者が台数の判断をされていくものというふうに考えております。しかしながら、環境負荷の低減という意味では、車をシェアしながら行っていく事業は有効であると思っていますので、台数の制限というところは区として支援はなかなか難しいですが、まちづくり基本条例、開発なども踏まえながらやっていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 まちづくり基本条例に従いながらということで、ぜひ支援のほうをよろしくお願いいたします。

 次に、73ページ、バス停についてお尋ねいたします。

 これも、特に江戸バスのバス停を、ふだんはさっと通り過ぎてしまいますので、今回、じっくりと歩いてみたんですが、随分バス停が変わったなと感じています。いわゆる屋根、上屋があって、椅子があって、ここに書いてあるように、民間活力を活用しながら、バス事業者による上屋・ベンチ等の整備を推進しますと。かなり進んでいるように感じました。具体的には、都バスの上屋、しっかりしたバス停があって、そこに間借りしていると言ってよろしいでしょうか、後で状況をお尋ねしたいと思いますが、江戸バスのバス停がある。そこはやはり環境がいいんです。屋根がありますので、風もしのぐことができる。もちろん、雨もしのぐことができます。都バスのバス停からほんの2メートルしか離れていないところに、江戸バスのバス停が単独でポールだけ立っている場所もありました。ぱっと見て、一緒に入ればいいのにとは思えるんですが、この辺の違い、どういう状況があるのか教えてください。

○落合交通課長
 江戸バスの停留所と都営バスが一緒に利用できないかといったところでございます。

 都営バスのバス停を江戸バスのバス停として利用しているような、例えば新島橋際のバス停であったりといった場所も現状としてある状況でございます。しかしながら、都営バスのバス停を間借りできないというか、一緒に利用できない場所も現実としてはある。都営バスの考え方もあるとは思うんですが、そういった中においては、バスの便数であったり、待っている方の数であったり、なかなか一緒にバスを止めることができない場所であったり、そういったところにおいてはバス停を一緒に利用できないケースもあるというふうには認識しております。

 歩道空間等を活用するという意味では、一緒に利用するというのが確かに歩きやすい道路になっていくとは思っておりますが、なかなか事業をやっていく中においては、都営バスの考え方というのもある状況ですので、極力一緒に利用するという方向ではありますが、できないところに関しては単独で江戸バスのバス停を立てている状況でございます。

○青木委員
 そうですね。交通量が多いところですとか、乗降者が多いところは、やはり一緒にできない、間借りしづらいという状況と理解いたしました。これは本当にデザイン性も優れていまして、とてもおしゃれに感じましたので、今後、BRTのバス停もできていくと思いますが、やはりバス停という本来の目的はもちろんですけれども、デザイン性、まちにどのようになじんでいくかということも重要だと感じました。もちろん、乗降客、利用者が便利であるということが一番であることに変わりはありません。

 それでは、KK線のほうに移ります。

 KK線は大変夢のある計画で、夢だけではなく現実に近づいてきたということを、こういう御報告をいただくたびに感じるわけです。まず、KK線、今回も資料を頂きまして、ぱっと見たときに、大体コの字型になっておりまして銀座を囲んでいるわけです。中央区への影響といいますか、具体的に言うと銀座への影響ということを私は注視しております。そこで、まずはKK線構想、全体的な構想で結構ですが、銀座地区への影響について、プラス面、マイナス面がありましたら、その点も含めましてお聞かせください。

○水野基盤事業調整課長
 KK線の銀座への影響についてでございます。

 委員御案内のとおり、KK線は銀座を取り囲むようにございまして、今後、その上部空間が公共的空間として活用されるという方針が出ているところでございます。今、自動車専用道路として供用しているところが歩行者中心の空間に変わるということで、環境面ではCO2の削減ですとか、プラスの要素が大きいのかなと思ってございます。また、新しい公共的空間が生まれることによって、人の流れ、新しい流れが生み出されますので、そこで交流などが生まれて、回遊性の高いまちが実現されていくと思います。

 いずれにいたしましても、大きな変化があるところでございますので、銀座のまちの方とはお話をしながら、今後の調整等を進めていきたいというふうに都にも申し伝えているところでございます。区といたしましても、地域の声は丁寧に聞き取っていきたい、そういうふうに考えてございます。

 以上です。

○青木委員
 今、地域の声を反映させながら東京都にも要望していくという答弁がございました。銀座デザイン協議会がその1つだと思いますが、2022年、今年3月29日に東京都へ要望書が出ております。まとめますと、都の関与について、KK線そのものは東京高速道路ということで民間の施設になりますので、利益を追求するということも入ってまいりますが、そうではなく、都といいますか、区も含めると、行政の関与をしっかりしてほしいという点が1つ。それから、高速道路下部は商業空間が残りますので、賃料などのことだと思いますが、商業空間への配慮をしてほしいという点、それから、市民参加ということにも力を入れてほしいという点に私は注目をいたしました。要望書の中でです。

 この3つの、銀座のまち、銀座デザイン協議会の要望についてどのようにお考えか教えてください。

○水野基盤事業調整課長
 銀座デザイン協議会からの要望ということでございます。

 要望を提出しているということは把握しておるところですけれども、1つ目の行政の関与という面では、東京都が主体となってKK線再生方針実現に向かって動いていくとは認識しておりますが、地元区といたしまして、地域の声を聞くというのは大切だと思っていますので、それは継続的に関与させていただきたいというふうに思ってございます。

 また、2つ目の商業空間への配慮、それから3つ目の市民参加への配慮でございますけれども、具体的なしつらえ等は、まだ今後の調整によって決まってくるものだと認識しております。今回、事業化に向けた中間まとめを3月に出しておりまして、大きな方向性というものは出たと思ってございますが、これから詳細を詰めていくと。その後の最終的なまとめは今年度内ということで聞いてございますので、そのまとめに向けて、こういった配慮についても考えるようにというのは区からも提言させていただきたい、そのようには考えてございます。

 以上です。

○青木委員
 地域の声ということで、銀座デザイン協議会の要望書です。今年中に最終まとめが出るということですので、ぜひ銀座を応援していきたいと思います。

 以上です。

○梶谷委員
 私からは、資料1の中央区総合交通計画2022の中から1点質問、確認をさせてください。

 28ページに記載されているコミュニティサイクルについて伺います。

 本区内にはサイクルポートが66か所設置されており、年々利用実績も増えていることが分かります。43ページの交通事故の発生状況でも、区内における交通事故の自転車関与率が年々増加していることが報告されています。コミュニティサイクル利用者のどのような事故が発生しているのか、事故が発生した場合の補償の在り方について確認させていただきたいと思います。お願いします。

○落合交通課長
 コミュニティサイクルによる事故についてでございます。

 区内のコミュニティサイクルの事故、令和3年度につきましては、39件発生している状況でございます。一番多いのが車両との接触ということで22件、自転車同士が6件、自損事故が6件、歩行者との接触が5件といった状況になっております。

 これらの事故による補償については、コミュニティサイクルに付帯しております保険が全て適用されたというふうに聞いております。具体的には、付帯保険ではコミュニティサイクルの利用者のけがなどに対して、死亡、後遺障害や入院、通院に対し補償を受けることができると。また、個人会員の方に対しましては、対人・対物の補償も追加で付帯されているというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 細かく御答弁ありがとうございます。

 コミュニティサイクルも事故が多発している状況だと思います。悲惨な事故を未然に防ぐために、道路交通のマナー向上に向けて、区としての積極的な啓発活動の展開を今後ともよろしくお願いします。

○押田委員長
 それでは、理事者報告に対する質疑を終了させていただきます。

 次に、議題に入らせていただきます。議題、環境保全及び建設行政の調査について、御質問はいかがでしょうか。

○青木委員
 それでは、議題です。

 まずは、今回、最初にそれぞれ御紹介もしていただきましたが、組織整備が行われました。特に環境土木部は大きく刷新されておりまして、環境政策課、環境推進課が廃止になって、環境課が生まれていると。見た感じ、大変分かりやすくなっていると思いますが、大きく再編の狙いから教えてください。

○三留環境土木部長
 環境土木部の組織の改正についてでございます。

 環境土木部は、これまでも水とみどり、道路、清掃といって区民と密接な部分の維持管理の部分であるとか、環境、それから交通といった様々な計画の部分であるとか、そういったものが相互に絡まって、これまで運営をしてまいりました。ゼロカーボンシティ中央区宣言をした、それから交通もこれだけ都市基盤が大きく動いて、地下鉄新線、そういったものも今後どんどんと展開をしていかなければいけないという状況の中で、中長期的に考えますと、環境という側面、それから交通という側面、こういったものもきちんと強化をしていかなければいけないといった形で再編をさせていただきました。

 とはいいながらも、先ほど言いましたように、区民の皆様と密接に絡む清掃であるとか、道路の維持管理であるとか、そういったことも今後もしっかりと展開をさせていただきたいと思ってございます。

 以上でございます。

○青木委員
 区民と密接に関わる部署である、本当にそのとおりだと思います。私もいつもお世話になっておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 それでは、今、新しくできた、新設された、橋りょう施設係というのがあります。これはまさにそうで、たしか私の記憶に間違いがなければ、橋に関する質問をするときに、川か運河によって、流れている川の種類によって担当が違った。ちょっとそこは違うかもしれませんが、いずれにしても、橋りょう施設係ができたことは大変うれしく思います。

 早速なので、3月31日に都道における既設道路橋のバリアフリー化に関する整備方針(案)が出て、東京都ですけれども、パブリックコメントを求めていたというのが中央区にも配られました。私たちにも配られたところです。せっかく橋りょう施設係ができたわけですが、このパブリックコメントについて、東京都へのパブリックコメントですので、直接その結果が入っているかどうか分かりませんが、今回のパブリックコメントで中央区にある佃大橋が入っております。タイトルは既存道路橋のバリアフリー化に関する整備方針に関するパブリックコメントが出されていたわけですが、この点について教えていただければと思います。

○金広道路課長
 佃大橋におけるバリアフリーについてでございます。

 こちらにつきましては、今、委員御紹介のとおり、東京都のほうで、今、パブリックコメントを実施しているところでございます。佃大橋につきましては、本区におきましても、歩行者に対する動線については、やはり改善すべきところが多いというふうに認識しております。その中で、東京都のほうで佃大橋についてバリアフリー化を図っていこうという考えがこのようにして提示されたというところで、例えばエレベーターですとか、スロープの設置の仕方、こういったところの検討が当然されるものというふうに考えております。区といたしましては、この整備を有効に、今後の中央区のバリアフリーの充実というところを視点に置きながら、今後、東京都と調整を進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。私もよく歩きますが、スロープは大変長いし、かなり傷んでいるところがあります。今、御答弁にありましたエレベーターも含め、あとスロープの再整備ということで、東京都と一緒に取り組んでいただければと思います。

 すみません。ちなみに、今、道路課長がお答えしてくださったんですが、橋りょう施設係というのはどういうことをなさるんでしょうか。

○金広道路課長
 橋りょう施設係についてでございます。

 基本的には、前月島道路事務所が行っていた道路事業を、引き続き橋りょう施設係のほうで引き継ぐというところでございます。また、道路課の中で一部、事務の整理をいたしまして、エレベーターの管理ですとか、エスカレーターの管理、そういったところの事業につきましても橋りょう施設係のほうで今後見ていくということになっております。

 以上でございます。

○青木委員
 大変よく分かりました。ありがとうございます。

 それでは、最後に、水辺環境の活用についてお尋ねいたします。

 改めて、サステナブルシティ中央区を目指して、中央区今年度予算の概要ですが、私たちも会派でずっと施策要望をしてまいりました水辺環境の活用ということで、およそ1,000万円の予算がついております。ここには水辺を中心とした自然や憩いの場の確保、にぎわいある空間の創出など描いてありますが、今決まっているといいますか、方針ですか、もう少し具体的に教えていただければと思います。

○白石水とみどりの課長
 今、委員御質問ありました水辺環境の件でございます。

 水辺環境活用検討ということで、御紹介のとおり約1,000万円予算がついているところでございます。こちらに関しましては、今年度策定を予定している基本計画2023が、まず区としては計画の基本方針となっているかと存じます。水辺環境に関しましては、その中のハード面であったり、まちづくりといった部分の一つの項目として別立てで考えているところですが、こちらに関しましては、基本計画に付随、派生するように、今、考えているところでは、庁内で企画部も含めた関係所管との会議をやります。それから、区長も含めて水辺の検討、こういった意見も確認を取りながら、区として基本計画とずれないように作業を進めていきたいというところで、今、考えているところでございます。

 以上です。

○池田管理調整課長
 水辺の活性化について少し補足させていただきますと、現在、区の水辺の環境の中で、例えばテラスを活用したにぎわいづくりであるとか、または桟橋を活用した新たなイベントの形であるとか、また、現在、生物多様性として様々な取組を行っていますが、例えば具体的に言いますと干潟のつくり込みができないかとか、そういった様々な角度から水辺の活用をどのようにできるかというものを、最終的には構想として、または、現在、緑のプロムナードとの結節であるとか、そういうところも含めて広域的に、浜離宮等、隅田川等を含めた広域的な部分で水と緑のネットワークも含めて検討させていただきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○青木委員
 最初、ハード面からのアプローチのお話がありまして、私はソフト面のほうを聞きたかったので、管理調整課長にお答えいただきまして、ありがとうございます。今、御答弁の中にありましたように、生物多様性の問題、緑のプロムナードに続くようにということで、私も興味がある分野ですので、ぜひ力を入れてやっていただきたいと思います。

 以上で終わります。

○梶谷委員
 私からも何点か質問をさせていただきます。

 昨日、4月19日に電動キックボードの運転免許が不要となる改正道路交通法が可決、成立しました。便利で使い勝手がいいと人気の次世代の乗り物として新事業特例制度の認定を受け、中央区でも電動キックボードのシェアリングサービスが開始されておりました。しかし、ルールを無視した危険な走行が相次いでおり、横断歩道を斜めに走行したり、逆走、交通ルール無視、手でスマホを持つ、ながら運転も問題になっております。

 電動キックボードに乗る場合は、ヘルメットの着用は任意、ほかのルールはほぼ原付バイクと同じ扱いで、車道の左側を走る必要があり、歩道での走行は現在禁止されております。今回の道交法改正では、最高速度20キロ以下で自転車相当の大きさの電動キックボードの場合、16歳以上は免許が不要になるなどルールが一部緩和され、2年以内をめどに施行されます。免許を持たず、交通ルールへの理解が十分ではない人々の利用が増えるのは危険だと思います。警視庁によると、全国における電動キックボード利用者の違反は、2020年9月からの6か月間で168件、そのうち86件は歩道などを走行する違反だったそうです。利用する側の安全意識の向上が求められると思いますが、区の御見解を教えてください。

○落合交通課長
 電動キックボードについてでございます。

 電動キックボードは、現在、法的根拠の下、実証実験が行われている状況でございます。そういう中、衆議院で道路交通法の改正が可決された^ところでございますが、本区におきましては、都心の中心である、また、非常に交通量の多い幹線道路も抱えている状況でございます。こういった中で電動キックボードが区の中にしっかりと溶け込んでいけるのかどうかといった地域の方々の声なども聞こえてくるところでございます。そういった中においては、例えば通行できるところ、また禁止すべきところを、地域の皆様の声をしっかり聞いて制度化できるような仕組みを、法整備のできる国や関係機関に要望していきたいというふうに考えているところでございます。

 安全については、こちらは自転車に準ずるものと規定されているということから、規制対象であるということでございます。そうしたことから、交通管理者、また地元の方々とともに、交通安全週間などの機会を捉えながら、しっかりと安全マナー、ルールの徹底の周知を行っていく、強化していく必要があるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 事故は十分に予測される状況だと思いますので、悲惨な事故を未然に防ぐためにも、法整備をはじめ、積極的な啓発活動の展開をよろしくお願いします。

 先日、前後に子供を乗せ走行していた自転車が横転し、前に乗っていた3歳の子供がトラックにひかれ亡くなる事故が発生しました。ヘルメットを着用していなかったことも報道にありましたが、今回の電動キックボードもヘルメット着用が任意となります。どれだけ危険なことか皆さんもお分かりだと思います。

 先ほどもコミュニティサイクルでの質問で事故件数についてお聞きしましたが、電動キックボードでの事故発生の報告はありましたでしょうか。確認させてください。

○落合交通課長
 電動キックボードでの事故についてでございます。

 令和3年度におきまして、区内4警察署から電動キックボードでの事故の報告というのは受けていないところでございます。しかしながら、交通違反となります信号無視だとか、歩道の通行といった交通違反の取締りを強化しているというふうに各警察署から聞いているところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 ありがとうございます。

 4月13日に日本橋エリアにて、交差点で電動キックボードが横転して警察と救急車が出動する騒ぎがあったとSNSで拝見をしたので、確認をさせていただきました。電動キックボードの利用者が増えることを考えると、事故を未然に防ぐための啓発活動がとても重要だと思います。乳幼児も高齢者も安全・安心なまちであるためにも、区としての走行マナーの向上に向けて積極的な啓発活動の展開を今後もお願いいたします。

 最近では、子供が自転車事故で加害者となってしまうケースも増えてきております。自転車ルールはもちろんですが、自転車の保険についても併せて普及啓発に取り組まないといけないと思います。本区では、TSマーク取得費用助成事業を行っておりますが、この事業の実績について教えてください。

○落合交通課長
 TSマークの助成事業についてでございます。

 TSマークは、自転車安全整備士が点検や整備を行った普通自転車につけられるマークでございます。このマークのついた自転車には、付帯保険として傷害補償と賠償責任補償がついております。区内の区が指定した自転車安全整備店で点検・整備した自転車の費用に対して1,000円の助成を行っているものでございます。令和3年度におきましては、実績としまして584件の申請をいただきまして、助成を行ったところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 自転車走行における安全意識の向上にもつながるTSマークの取得について、今後も区として積極的に啓発活動を展開していただきたいと思います。

 以上です。

○押田委員長
 それでは、議題、環境保全及び建設行政の調査については継続審査ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 それでは、そのようにさせていただきます。

 これをもちまして環境建設委員会を閉会させていただきます。

 お疲れさまでした。

(午後2時36分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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