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令和4年 環境建設委員会(7月7日)

1.開会日時

令和4年7月7日(木)

午後1時30分 開会

午後2時27分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(6人)

委員長 墨谷 浩一

副委員長 佐藤 あつこ

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

委員 青木 かの

委員 小坂 和輝

議長 (木村 克一)

4.欠席者

(1人)

委員 山本 理恵

5.出席説明員

(16人)

山本区長

吉田副区長

三留環境土木部長

池田管理調整課長

西留副参事(交通安全対策・特命担当)

落合交通課長

武藤環境課長

白石水とみどりの課長

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

早川都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

坂和書記

7.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○墨谷委員長
 ただいまより、環境建設委員会を開会いたします。

 本日、山本委員は欠席します。

 次に、理事者報告をお願いいたします。

○三留環境土木部長

 1 令和3年度江戸バス乗車実績等について(資料1)

 以上1件報告

○墨谷委員長
 ありがとうございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時34分、自民党・新青会さん71分、公明党37分、かがやき中央さん37分、区民の風さん37分、子どもを守る会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言を願います。

○竹内委員
 それでは、理事者報告の資料1から質問をさせていただきます。

 令和2年度、令和3年度の数字を比較しますと、やはり令和2年度はコロナ禍での影響が大きく、激減したというところかと思います。令和3年度1年間を通じて約41万人ほどと、利用者の人数が回復されてきました。コロナの影響、徐々に解除された中での人数の増加であろうと思います。コミュニティバスの事業自体は、収支採算性というよりは、公共交通の行き届かない部分、交通不便地域の補填をするもの、区内の施設の利便性向上であったり、交通不便地域のフォローであったり、そんな中で公共交通との連携も考えつつ、ルートの検討がなされてきたと思います。

 1点は、人口の増加、リモートワークや外出自粛による影響を受けての人数減だったものが、徐々に人数が増えてきた。昨年、ルート変更に向けた事前調査等の中で、利用者増は、施設利用者が多いのか、それともリモートワークという仕事の部分で御利用されるのが多いのか、もしそういったデータがございましたら、お示しください。

 また、項目2の令和4年度の主な事業予定のところで、今後、ルート変更に関する検討を行っていくとございます。今年度の現在計画されているスケジュール感等がございましたら、そちらも併せてお示しいただけたらと思います。

○落合交通課長
 コミュニティバスについてでございます。

 コミュニティバスは、地域のニーズにきめ細かく対応するために、地域内を細かく回っていく、皆様の足として使っていただけるような交通となっております。そういう中で、令和元年度は54万人ぐらいの方に御利用していただいたところでございますが、令和2年度、コロナの影響を受けて、テレワーク等の普及により36万人まで下がってしまった。令和3年度は、ある程度コロナの状況が少しずつ緩和してきて、40万9,000人ということで、大分利用者が増えてきている状況です。

 利用者数の増の要因についてでございますが、利用者数の状況を見ますと、平日で見ますと、まず乗られる方、北循環でいうと中央区役所、また新富二丁目から乗られる方が大変多い状況です。降りる場所を見ますと、東京駅だったり、また逆に、今度、区役所だったりということで、大分ビジネスで使われている方が多いのかなというような印象があります。また、南循環を見ますと、中央区役所で乗られる方が多くて、また2番目で聖路加ガーデン、聖路加国際病院のところです。降りるところを見ますと、聖路加で降りられる方と区役所で、こういったところを見ますと、先ほどお話ししたとおり、テレワークの状況に大きく影響を受けていたのかなというふうに考えております。今後も、こういったルート変更等を行いながら、利便性の向上を図っていきまして、皆様に御利用いただけるようなコミュニティバスとして運行していきたいというふうに考えているところです。

 ルート変更につきましては、HARUMI FLAGのまちびらきに合わせて、令和6年度に合わせてルートの変更を検討しているところでございます。今年度につきましては、地域公共交通会議を実施する予定でございます。具体的には、今月末に第1回を開いて、もう一回程度を今年度中に開く。そこで、大筋のルートについての道筋を立てて、来年度初頭にルートの決定を行う。ルートが決定した後、行うこととして、関係機関との調整や許認可業務といったものがありますので、その辺の安全性の確認を取った上で、令和6年度に新しいルートで運行を行っていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 御丁寧にありがとうございました。

 まず、利用者数の推移のところで、どのような利用者増があるのか。私は、地域柄、南循環を比較的利用するものですから、地域から病院に通う方、そして役所に行く方が多くて、住人利用が多いのかなと思っていましたが、東京駅周辺へのアクセスというところで、やはりリモートワークという部分で、解除されて通勤に使われている方、そういう増も多いということを理解しました。

 そして、ルート検討につきまして、地域公共交通会議を開催していくと。その中で、様々な検討がなされるということですね。主に、晴海の令和6年のまちづくりということで、そこが大きく課題になっていくのであろうと思います。実は、平成20年に行われましたコミュニティバス導入時の検討会の資料をぱらぱらと読ませていただきました。これは全くもってゼロのところからつくり始めるに当たり、本当に地域の方々、そして都営交通等を含めて、公共交通の事業者も呼ばれて、御意見を伺い、バスのルートが競合しないようにという検討、また様々に、もちろん区内の施設利用向上のため、また、地域柄、特認校に8時半までに通えるように、できるだけ学校の近くにバス停を設置しよう、また、日本橋エリア、銀座エリアでは、商業施設の開館が10時であり、そういったものに間に合うようにと様々な検討がなされた議事録を拝見しました。

 今回、令和6年の晴海のまちということで、四丁目の公共施設、またHARUMI FLAG、そしてマルチモビリティステーション、一足早く開館予定の地域の交流センター、そういった部分もあるかと思います。今回の地域公共交通会議における主題というか、主なテーマとなる部分がもしございましたら、そちらの内容についてもう少し踏み込んだところでお示しいただきたいと思います。

○落合交通課長
 ルート変更についてでございます。

 今後、地域公共交通会議の中で御議論をしていただくといったところでございますが、ルート変更、先ほどお話ししたとおりHARUMI FLAGのまちびらきが今後予定されている。こういったところで、交通不便地域であるところをしっかり回っていくといったところ、また、昨年度実態調査を行っております。乗客の皆様のアンケートを取らせていただいて、様々な御意見をいただいているところでございます。具体的には、時間的なところ、また、南北の乗り継ぎの解消、ルートに関してなど様々いただいているところでございます。こういったところを晴海のまちびらきのルート変更と併せて、いただいた御意見もしっかりと議論の中に入れさせていただきながら、どういったところができるのか、また、どういったところを皆様が御利用していただけるのかを観点に、しっかりとルートの変更を行っていきたい。さらには、江戸バス、コミュニティバスというのは、路線バスと違いまして、幹線道路だけではなくて比較的幅員の狭い区道なども通っております。そういった中においては、やはり安全性の確保、安全に定時性を持って通行できるものが重要となっております。そういったところを踏まえますと、やはり事業者や交通管理者とも連携して、しっかりと安全なルート、安全な停留所の設置を行っていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 ありがとうございました。

 パブリックコメントの意見、そして、安全性の確保も非常に大事である。交通課長もおっしゃったように、狭い道を通るというところで、バスはコンパクトであっても、様々な安全性の確保というものが一番大切になってくるであろう。そういう中での関係者が集まり、よく考えられてのルート変更になるかと思います。

 どうしても利用者の声というのは、常に利便性を求めて、より便利でありたいというところで、度々出てくるのが反対ルートも回してほしいというお声もあるかと思います。実際、バス停をつないで見ていきますと、どこでUターンができるだろうとか、バス停を増やしたり、減らしたりという部分は非常に難しい話であると感じております。また、バスのルートも、今、南北で30停留所ずつございまして、大体1時間5分、70分以内というところですか、そういった中で運行をしている。それが令和6年にバス停が2つなり3つなり増えることで、多少運行のスケジュール等もタイトになってくるのかなと思いますが、運転の面で慌てることのないよう、そして利用者の利便性が高まるよう、大変なことではございますが、安全面も考えて、引き続き検討をお願いしたいと思います。

 質問は以上です。

○青木委員
 それでは、私も江戸バスについて質問させていただきます。

 乗車数につきましては、細かい資料を出していただき、ありがとうございます。コロナ禍以降、現在、大きく変わっておりますので、まずはコロナ以前です。大ざっぱに数字を見ますと、1日当たり平均何名乗っているかというと、平成30年で北循環が700人オーバーぐらい、南のほうが800人オーバーぐらいで二、三年続いていた。ということは、コロナがなくても、700、800人あたりが、この時期は頭打ちだと見ることができます。コロナがありまして、これで激減するというのは仕方がないことで、ただし、今年度に入って月別に出していただいていますが、少しずつ人数が戻ってきているということを鑑みますと、やはりここで、先ほど御答弁にもありました地域公共交通会議もあります。ルート変更もあるという中で、仕切り直しといいますか、その重要な時期に来ていると思います。

 そこで、運行事業補助金、資料にも出していただきました。普通、ビジネスで赤字が出た場合に赤字補填という考え方もありますが、これはそうではなく、運行事業補助金として、既に令和4年度の予算に1億371万6千円計上されている。1億円は赤字になってもいいですよ、区のほうで補助をしますということ。その理由については、前委員からもありましたように、江戸バスの特性などもあるとは思いますが、過去の答弁を遡ってみますと、やはり中央区としては、江戸バスについても経済的に自立をしてほしいという答弁も過去にはありましたので、改めて中央区の江戸バスの運行事業補助金、その考え方についてお聞きしたいと思います。

○落合交通課長
 江戸バスの運行補助金についてでございます。

 江戸バスというのは、先ほどもお話ししたとおり、地域のニーズにきめ細かく対応するコミュニティバスとして、路線バスの路線ではなくて、地域内、比較的幅員の狭い区道なども通りながら、地域に隅々まで回る、地域の足として利用していただくようなコミュニティバスとなっております。昨年度におきましては、1億4,000万円強の補助金を支出させていただいている状況でございます。収支というところは、やはり事業を行う上では非常に重要な面であるというふうには考えております。そういった中では、しっかりと収入を得て、少しでも収支の採算性が取れるように進めていく必要があるというふうには考えております。

 しかしながら、地域コミュニティバスというのは、交通不便地域などを回りながら、しっかりと皆様、高齢者や乳幼児の方などに利用していただくための足となっております。そういった観点を踏まえますと、なかなか収支、採算性がしっかり取れて黒字化に向けて取り組んでいくというのは、現実的には難しい状況であると考えております。しかしながら、乗客数、多くの方に利用していただければ、運送の収入といったところはしっかり増えていくわけです。利便性の向上を図りながら、しっかりと多くの方に利用していただけるよう取り組んでいく。さらには、協賛や広告収入といったところでもアプローチしながら、しっかりと収入を確保していく必要があるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 そこは本当に難しいところだというところは理解をいたします。

 そこで、これまで出ていない数値としましては、支出に対する収入の割合、これだけ支出したら、その分、収入でどれくらい戻ってきているかというのを見ますと、2020年度はコロナの影響がありますので、30%ですが、コロナ以前で一番いい数字も、私の計算が間違いでなければ、2016年度の47%、支出の半数近くが戻ってくるというところが、この時点では限度なのかなと見ることができます。

 ただし、それで諦めるわけにはいきませんので、ルート変更をするに当たり、先ほど答弁にもありましたが、アンケートをお取りになった。利用者の中で多いのは、半数近くの方が逆方向ということ、次に、朝早くから、夜もうちょっと遅くまでというのが来ます。そのような御意見は多いにもかかわらず、例えば区長への手紙にも来ています。例として読ませていただくと、江戸バスの逆ルートの運行があると大変便利になります、検討してください、これは今年の1月に来たものです。逆ルートの運行については、追加のバスの購入費やバス停留所施設工事費等の初期投資、人件費等の固定費増加といった課題があるため、実施することは難しいですと、ここでもうはっきりノーだという答えが出ております。

 広告は置いておきまして、やはり利用者を増やすという意味では、要望、需要に応えるというのをまず考えるべきだと思うんですが、この点について、逆方向と、あと時間帯については、まだ御答弁いただいておりませんので、新しいルート変更に伴い、時間については何か変更があるのか、御要望にお答えすることができるのかどうか、2点教えてください。

○落合交通課長
 ルートの追加の部分でございます。

 実態調査を行う中においても、また区政世論調査などにおいても、ルートの御意見というのは多くいただいております。その中でも、逆ルートについては、お話等は来ているところでございます。こういった御希望をしっかり聞きながら、ルート変更に当たっては、地域公共交通会議の中で御議論をしていただくわけでございます。逆ルートを行うとなると、先ほどの収支の部分でお話しさせていただくと、先ほど委員のほうからお話のありましたとおり、車両の購入費であったりとか、工事の設置費、さらには、これは後の時間帯のところにもつながってくるところですが、今、運転士の確保がかなり厳しい状況になっております。そういった課題が様々あります。そういったところをしっかり踏まえながら、どういったことができるのか、できないのかといったところをしっかり御議論いただく、また判断していく必要があるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 分かりました。

 今、ちょうど運転士の話が出ました。バスの運転手はすごく親切です。女性も多いです。もちろん、運転の技術もすばらしいですが、例えばそういうことをアピールしていくことも、ここには広告としてラッピングバスですとか、ネーミングライツ、バスマップへの掲載等出ておりますが、さらにいろいろなところで需要を掘り起こしていくというのは、まだまだできると思いますので、その点をお願いしまして、江戸バスについては終わります。

 江戸バス関連につきまして、ほかの交通機関との関わりもお聞きしたいと思いますが、それは議題のほうでお聞きしたいと思います。ありがとうございました。

○小坂委員
 江戸バスについて、アンケートを取られたということでありますけれども、今後、パブコメをしたり、また、まちづくり協議会や晴海コミュニティ構想検討会議など、もしくは障害者団体などのいろいろな団体、その方々に案を聞いていって、こんな案はどうですかと意見聴取、採取をする予定はあるのかどうか教えてください。

○落合交通課長
 江戸バスのルート変更に伴うパブリックコメント等についてでございます。

 江戸バスのルート変更においては、地域公共交通会議を開催し、その中で地域の代表の方などにも御参加いただいて、御議論いただく予定になっております。また、昨年度、実態調査を行っている。さらには、区政世論調査等も行っております。こういった中で様々な御意見等をいただいていることから、現段階において、パブリックコメントについては考えておりません。

 以上でございます。

○小坂委員
 幅広く意見を聞きながらということで、よいものをつくってください。

 終わります。

○墨谷委員長
 次に、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について御質問ございますでしょうか。

○青木委員
 それでは、引き続き、公共交通機関、民間も含めまして、お聞きしてまいります。

 まず、晴海ライナーです。私もこれまで交通機関、特に臨海部のものをお聞きするに当たって、都バス、BRT、江戸バスを中心に質問してまいりました。ここへ来てといいますか、晴海ライナーがすごく存在感が出てまいりまして、今、地元の方で話題なのが、晴海ライナーの新しい、晴海に2つ目のバス停が、しかも立派なものができそうだということで話題になっております、しかも、燃料電池バスです。SORAという名前ですが、燃料電池バスを走らせております。

 そこで、晴海ライナーと競合するといっても、ライバルではなく、どのように協力していけるか。晴海ライナー、BRT、江戸バスをどのようにこれからうまく臨海部の交通網として発達させていくかという点について、すみません。ちょっと大ざっぱな質問になりますが、その考えをお聞かせください。

○落合交通課長
 晴海ライナー等の結節等についてでございます。

 晴海ライナーに限らず、交通といったところにおきましては、それそのもの単独で、例えば江戸バスだけで地域の交通網をしっかりと確保できるといったものではございません。例えば、江戸バス、コミュニティバスとBRT、先ほどお話があった晴海ライナー、また既存の地下鉄をしっかりと結節できるようにしていき、交通網を充実させていくことで、交通の利便性が図れるというふうに考えております。そういった意味では、例えば、今後整備が予定されていますマルチモビリティステーションであったりとか、既存のバス停等もそうですが、そういったところで乗換え等ができるような環境をしっかりとつくっていきながら、区内の回遊性、また利便性の向上が図れるものというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 この晴海ライナーは、すごく個性的で目的を特化しておりまして、晴海から晴海トリトン、あとは有楽町、東京駅ということになっていますが、個性を生かしてということで、実際、この晴海ライナーの事業者、日立自動車交通と中央区で公共交通網、この晴海ライナーといかに協力していくかということで話合いのようなものは既に持たれているんでしょうか。

○落合交通課長
 晴海ライナーを運営しています日立自動車交通についてでございます。

 日立自動車に関しましては、江戸バスも日立自動車が運行しておりまして、こういった増便があるといったお話はお聞きしているところでございます。

 しかしながら、先ほど委員がお話しのとおり、晴海ライナーはある程度限られたバスの停留所で、目的地もある程度決まっているといったところで、ある意味、ほかの交通とはまたちょっと違う路線であるというふうに考えております。そういった中でも、晴海では今後BRTの停留所ができたりとか、江戸バスの停留所等もありますので、そういったところでの接続はできると思っています。しかしながら、直接的に晴海ライナーと江戸バスで共同でやっていくといったところでは考えていないところでございます。

 以上でございます。

○三留環境土木部長
 少し補足をさせていただきますと、晴海ライナーを含む民間の路線に関しましては、晴海の地域であるとか、特定の地域でかなり交通の不便な地域があるということで、要は、新しくできたタワーマンションであるとか、そういったところの方々が駅等に集中しないように、一定の目的を持って運行されている路線であると考えてございます。今後、協力ができるということであれば、お話合いの場も持てるかと思いますけども、そういったことでいえば、目的が少し違うのかなと思ってございます。

 以上でございます。

○青木委員
 そうですよね。晴海ライナーも江戸バスも日立自動車がやっているということで、そういった意味では、今は具体的なお話はないということですが、BRTも含めまして、しっかりと協力体制を今後もつくっていただきたいと思います。

 以前の答弁で、吉田副区長から、BRTは木の幹であると。江戸バスは枝の部分であると。これはすごく分かりやすいと思いました。先ほどBRTと晴海ライナーは目的が違うということもありましたが、そこで、晴海の方が、特に二丁目の方が使い分けられるように、混雑しないようにということはすごく重要だと思います。ありがとうございます。

 それでは、BRTについてお聞きいたします。

 今はまだ第1次プレ運行です。いろいろな情報が飛んでおりまして、第2次プレ運行と、その期間のターミナル機能について教えてください。

○落合交通課長
 BRTについてでございます。

 BRTは、現在、プレ1次運行といったことで運行が行われていると。プレ2次運行については、オリンピック後に運行を開始するといったところでございましたが、昨年度、停留所の設置工事が不調に終わり、現在、東京都のほうからは、設置工事を進めていると聞いているところでございます。今後、停留所の整備が終わった段階で、日時等については、まだ東京都のほうから発表がなされていないので、まだ決定はしておりませんが、設置工事が終わり次第、運行が開始されるものと考えております。また、ターミナルについては、プレ2次運行においては、ターミナル機能を使うのではなくて、道路上に設置するというふうに聞いております。

 以上でございます。

○青木委員
 今、公式に発表されているのはそこまでと。明確に、第2次プレ運行がいつからというのは、東京都も発表していないということですよね。分かりました。

 数週間前になりますが、ネットのことはあまり関係ないと言われたらそれまでですが、ネットの中で、BRTに皆さんが大変興味を持っていらっしゃる。これは当然です。最初、東京都は、オリンピック・パラリンピックが終了したら第2次プレ運行に速やかに移りますと言っていたのが、停留所もまだ全部できていないという状況ですので、それだけ興味を持たれている、あるいは興味だけではなくて、実際にHARUMI FLAGに、あるいは晴海三きょうだいの中にお移りになる方にとっては、大変重要な問題になってくる。実際、そこに住む予定がなくても、これは大きく周りに影響を及ぼしてくるということです。

 何があったかといいますと、ネットの中で、ターミナル機能について失われると。現在ある場所からバス停が晴海通り沿いに移ると同時に、晴海のターミナル機能はなくなりますよというのが広まりまして、そのときは、すぐ私は三留環境土木部長に連絡をしまして、直接東京都に連絡をしていただき、ちゃんとした回答をいただいた。それをいろいろな議員が発表することで落ち着きました。何を言いたいかといいますと、正式な情報ではないので気にするなというのは、私の立場としては言えません。それだけ皆さんが興味をお持ちということ、あと、東京都がやっている施策であっても、中央区が大きく関わってきます。特に今回は晴海ターミナルの機能についてでしたので。なので、東京都と同じタイミングで中央区に情報は入ってこないんでしょうかというのが質問です。

○落合交通課長
 東京都からの情報といったところでございます。

 BRTに限らずですが、他のものについても、公表等が行われるものに対しては、中央区にもしっかりと情報はいただいているところでございます。今回の出どころがどういうところか分かりませんが、正式に公表されるもの等については、しっかりと東京都のほうから受け取っているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 注目されるということはすばらしいと思いますので、未来の区民の方あるいは今お住まいの区民の方とともに、最適な形で公共交通網、BRT、先ほどの晴海ライナー、江戸バスも含めまして、できるように、東京都との関係も、一生懸命プッシュして情報を出していただくように、よろしくお願いいたします。

 それでは、公共交通機関については以上で、ゼロカーボンシティについてお尋ねします。

 ゼロカーボンシティ実現に向けた共創推進に関する連携協定が、6月、東京電力パワーグリッドと結ばれましたという御報告をいただいております。その中に、連携事項といたしまして、第2条になりますが、第2条の(2)です。再生可能エネルギー等の地産地消、面的利用等の推進に関することとあります。改めてですが、再生可能エネルギー等の地産地消というのは、具体的には何を指すのでしょうか。

○武藤環境課長
 東京電力との協定についてでございます。

 再生可能エネルギーの地産地消につきましては、なかなか区の中で再生可能エネルギーをつくり出すというのが難しい部分がございますので、今、東京電力とお話ししているのは、地方との連携で再生可能エネルギーを持ってこられないかということで、そういったことに向けて、今、協議を進めているところでございます。あと、館山で検討しております太陽光発電も、これは区でやるものですけれども、こういった形で外から、区の土地から電気を持ってきたりですとか、地方と連携して電気を持ってくるというような形で再生可能エネルギーの活用を検討していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○青木委員
 令和4年度、中央区予算(案)の概要、サステナブルシティ中央区を目指しての中に、新規事業として太陽光発電所整備検討調査、まずは調査ですね。313万5千円計上されております。区が所有する区外の未利用地を活用した、これは館山のことですが、太陽光発電所の整備に向けた検討調査を行うと、しっかり新規事業として入っております。

 改めてお聞きしたいのは、太陽光発電ということで、最近、東京都が、小池知事が力を入れております太陽光発電です。様々な事業所にも義務化すると。そこで、様々な太陽光発電に関する現在の状況なども報道が始まりまして、はっきり言って、ちょっと私は不安である。つまり、ここまでは、今年度は調査ということで約313万円計上されておりますが、一旦始めてしまいますと、初期投資ですとか、それ以降の維持費ですとか、出てくると思うんですが、その点も含めまして、中央区がゼロカーボンシティを目指してやろうとしている太陽光発電所について、もう少し展望などをお知らせください。

○武藤環境課長
 区で太陽光発電を設置する意義ですけれども、再生可能エネルギー電力というのが、今、特に電力逼迫という問題もありまして、価格が高騰していることなど、長期安定的に供給を受けられるというのが難しい状況になってございます。自ら発電して電気をつくり出すということで、長期安定的な確保というのが可能になってくるというところで、そういったところも踏まえて太陽光発電の取組を検討しているところでございます。実際、先ほど費用等の話もございましたけれども、この点については、今、検討の中で、どのくらいの配送ができるですとか、そういうところも含めて、今、試算しているところになりますので、報告が出てきた段階で総合的に判断していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。今年度はあくまでも検討調査ということですので、今、御答弁にありましたように、その結果につきましては、また議会に御報告いただけることと思います。

 その場で、また、そのときの状況で考えることによって、これは新規事業とはなっておりますが、太陽光発電所を整備する、太陽光発電ありきではないというふうに理解してよろしいでしょうか。

○武藤環境課長
 区で再生可能エネルギーをつくり出そうとしたときに、安定的に発電できるやり方というのが太陽光発電ということで、それも踏まえて、国も東京都も太陽光発電を推進しているというところがございます。なので、今後いろいろな技術が出てくると思いますけれども、現在、館山で考えているのは、あくまでも太陽光発電というところでございます。

 以上です。

○青木委員
 分かりました。状況を見てベストな選択を、議会と共にやっていただきたいと思います。

 それでは、もう一つ、やはりゼロカーボンシティとして注目されております中央区の森についてお尋ねします。

 中央区の森は大変すばらしいと思います。数馬地区、南郷地区と増えておりまして、私は6月11日、環境保全ネットワークの皆さんと一緒に行ってまいりました。4回目になります。本当はもっと行きたいんですけれども、4回目と。なぜかというと、やはりあの場所は、自分で行くには、電車を乗り継いで行くには大変である。ですから、ファミリーで車で行くか、一番いいのは、やはりバスを出す、バスツアーとして進めていくということで、これも今年の新規事業といたしまして、環境学習事業といたしまして、中央区の森を活用した環境学習事業を実施する。年間12回です。日帰り10回、宿泊2回となっております。これに対する予算が1,248万8千円。ここで予算を取っておりますので、参加費としては日帰りが2,500円、宿泊が5,000円と大変リーズナブルな設定となっております。

 そこで、この環境学習事業、今年度のということで、特に夏休みに多くが実施されると思いますが、現在の申込み状況など、分かりましたら教えてください。

○武藤環境課長
 環境学習事業についてでございます。

 今、12回のうち、全部で2回実施をしておりまして、いずれも申込み人数が定員を大きく超えるような状況となってございます。そして、一番直近でやるのが7月9日ということで、今週の土曜日になりますけれども、今回は山に入って水遊びというところで計画しておりますけれども、こちらについては、定員40名のところ250名の方に申込みをいただいております。実際、やはり自然体験がなかなか区内でできないというところで、非常に多くの方に御興味をいただいているところでございますので、今後も利用状況を見ながら、充実も含めて考えていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○青木委員
 今回はといいますか、今回もかもしれませんが、中身が大変豊富であるということで、宿泊も入っておりますので、HISに委託ということになっているということでよろしいでしょうか。

○武藤環境課長
 こちらの事業は、2つの事業者に委託している形になりまして、今、お話しいただきましたHISにつきましては、受付業務ですとか、バスの運行、手配などを委託しております。実際のプログラムにつきましては、檜原村を中心として区内事業者に御協力いただきながら一緒に考えてつくっているものでございますので、今後も檜原村と連携しながら、よりいいものを充実させていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 ということは、NPO法人の里山再生塾の皆さんと中央区でプログラムをつくっているということでよろしいですか。

○武藤環境課長
 メニューの中の中央区の森を中心に使ったものについては、里山再生塾にお願いをしているところでございます。それ以外につきましては、現地の事業者、いろいろなアクティビティをやっている事業者がございますので、そういったところの御協力を得ながらプログラムを組んでいる状況でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 内容も楽しいし、バスで連れていってもらえるということで、このツアー、もう既に満席になったということで、参加する方の気持ちが大変分かります。特に、コロナ禍、また次の波が来るかもしれないような状況の中で、やはり自然の中というのは、ある意味、リスクは大変少なくなります。しかも、親子で参加できるツアーもありますので、これはぜひ今後も増やしていっていただきたい。中央区として、しっかりと進めていただきたいと思います。

 以上です。ありがとうございました。

○小坂委員
 では、よろしくお願い申し上げます。

 まず、月島の再開発に関してです。

 月島の再開発においては、月島三丁目北地区が令和4年から令和8年という工事着工から竣工、月島三丁目南地区が令和5年から令和9年という工事着工から竣工というふうなことで、事業計画において、工事の期間がかちっと決まりました。そこからすると、計画における工事車両動線とかを両者調整できると思うんですけれども、このような調整を行うあたり、区は検討されているのかどうか教えてください。それが1点目です。

 2点目は、今、北地区が先行しておりますけれども、区は、このような再開発をするときに権利者の100%の同意で進めていくというふうなことを申し上げているところでありますが、北地区においては権利変換計画は100%でできたのかどうか教えてください。

 3点目は、前回の委員会でも質問させていただきましたけれども、月島三丁目の児童遊園に水と電気があればいいですよねと御指摘させていただいたところでありますけれども、今度また戻ってきたときは、月島三丁目公園ができるというところであります。その公園を造るに当たっては、周囲の住民と、こんな公園ができたらいいよねとかというふうな感じで意見聴取の場をつくりながら、新たな月島三丁目公園を造るのかどうか教えてください。

 次に、臨海地下鉄新線構想に関してですけれども、今、令和2年度予算で報告が1個出ております。秋葉原から国際展示場もしくは新銀座から国際展示場までの採算性を出していただいているところでありますが、今後大事なのは、国際展示場から羽田までのものを入れた採算性というのがとても大事になってきますが、このあたりの検討は進められているのかどうか教えてください。

○福島まちづくり事業担当課長
 私のほうから、月島三丁目の2つの開発の工事の調整の話と、月島三丁目北地区の権利変換の同意の件についてお答えいたします。

 まず、この2地区ですが、近接しているところで工事が重なった状態で行われていくことに今後なっていくということが想定されている場所ですが、この工事の調整については、あくまでも区のほうで調整をするのではなくて、区のほうとしては、しっかり地元に対しての影響が大きくならないように、2者間で調整するということを指導しております。

 2つ目ですが、権利変換の部分についてです。

 権利変換計画については、当然、大切な生活再建に関わる部分ですので、組合に対して多くの方、100%の同意を目指してやるようにというところは強く指導しているところであります。しかしながら、その内容について、いろいろ特に金額とか、そういうところでの折り合いの調整はなかなか難しいところもございます。ですので、ここの部分については、民主的な決め方として、総会における皆さんの議決の中で、今、権利変換計画というものが決まっている状況になっております。

 私からは以上です。

○白石水とみどりの課長
 私からは、わたしに新しくできる公園に関してでございます。

 公園整備に関しましては、こちらの公園に限らず、新たに造る場合に関しまして、地域の声を取り入れて整備しております。ですので、この新しくわたしにできる公園に関しましても、スーパー堤防事業と一体的に整備することになりますが、2階レベルにいくということになりますので、バリアフリー動線ですとか、遊具、それから、先ほど委員から御指摘がありました水道、電気、こういったものは当然整備された形になります。

 以上です。

○落合交通課長
 臨海部地下鉄新線の検討でございます。

 令和2年度につきましては、先ほど委員お話しのとおり、新銀座から国際展示場、秋葉原、つくばエクスプレスと接続して、新国際展示場前までというところで検討を行ってきたところでございます。そういった中においては、需要等を見ていきますと、収支採算性も取れて、費用便益比も1を超えているといった状況が確認でき、東京都に対して、これらの資料を使って区の意見を伝えてきたところでございます。

 令和3年度につきましては、羽田空港まで延ばした際の検討を行いまして、最新の開発動向などを踏まえながら、検討を進めてきているところでございます。これらを使いまして、今後も引き続き区の考え等をしっかりと東京都等に伝えて、しっかり整備が行われるよう進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 気になったところを質問しますけれども、北地区でも100%の同意が得られていないというふうな感じで聞いたわけですけれども、南地区も同じような感じで、今、権利変換の計画策定のところに来ていて、何か予定ありきで進められていて、判こだけ押せというふうなことで言われていて困っているんだというふうな地権者からの声も聞いているわけです。区としては、この指導というのは、こういう場合に権利変換の日程ありきで進める再開発側の姿勢に対して、区は何か言えないんですか。指導なり、できないのでしょうか。

○福島まちづくり事業担当課長
 今、地権者の方から、判こを押せと迫られているというお話を聞いているということでしたが、そういうことがもし事実であるようであれば、組合に対して、区のほうは、やはり内容をしっかり説明し、そして、それを理解された上での押印というところに当然なってくると思いますので、区の指導といたしましては、しっかりそこは説明を尽くすようにというふうに指導を行います。

 以上です。

○小坂委員
 実際にそういう声が来ておりますし、これは前回の委員会のときにも申し上げさせていただきましたけれども、まだまだ従前資産の評価が路線価で本当にいいのかというようなところで、北と南を比較しても、坪単価が南のほうが低いのではないかというようなことも言われている、分析できるわけです。

 吉田副区長はおっしゃいました。権利変換して、もし残るのであれば、その場所が安くなっているのであるから、安い価格で取得できるのであるから、いいじゃないかというふうなことですけれども、南地区の権利者の話を聞く限り、移転先のほうの価格は安くはないのであるというようなことも言われております。前も言いましたけれども、実際に迫られている権利者の方々が複数名おられるので、そのあたりは、区のほうも相談に乗っていただければと思うところであります。

 臨海地下鉄新線に関しまして、今回は羽田まで延びているというようなことで、令和3年度の報告がまとまりつつあるというところでありますので、今回の公共のコミュニティバスも晴海の交通不便地域をいかに解消するかというところで議論されると思いますけれども、まさに臨海地下鉄新線も採算性を合わせていく必要もあり、羽田が必要だと思いますので、そのあたりの報告を早く出していただければと思います。

 以上で終わります。

○墨谷委員長
 それでは、議題、環境保全及び建設行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 以上をもちまして、環境建設委員会を終了いたします。

 ありがとうございました。

 なお、委員の方と担当部長はお残りいただきたいと思います。お願いいたします。

(午後2時27分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬からの2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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