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令和4年 環境建設委員会(9月7日)

1.開会日時

令和4年9月7日(水)

午後1時30分 開会

午後3時27分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 墨谷 浩一

副委員長 佐藤 あつこ

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

代理 高橋 元気

代理 渡部 博年

委員 小坂 和輝

議長 (木村 克一)

4.欠席者

(2人)

委員 青木 かの

委員 山本 理恵

5.出席説明員

(18人)

山本区長

吉田副区長

三留環境土木部長

池田管理調整課長

西留副参事(交通安全対策・特命担当)

落合交通課長

武藤環境課長

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

菊池住宅課長

芳賀建築課長

早川都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

生島教育委員会事務局次長

岡地学校施設課長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

坂和書記

7.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○墨谷委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、青木委員並びに山本委員は欠席のため、高橋元気議員並びに渡部議員から、それぞれ代理出席の申出がありましたが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 高橋議員並びに渡部議員は委員席へお願いいたします。

 また、水とみどりの課長及びまちづくり事業担当課長は欠席します。

 なお、理事者報告の関係で住宅課長、建築課長、教育委員会事務局次長及び学校施設課長が出席しますので、併せて御了承願います。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○三留環境土木部長
 1 東京都市計画道路の変更について(資料1)

 2 中央区立八重洲二丁目地下駐輪場(仮称)の開設について(資料2)

 3 区の保有する債権の放棄について(資料3)

 4 令和3年度中央区役所温室効果ガス排出量等について(資料4)

 5 環境マネジメントシステムの運用について(資料5)

 6 日本橋中学校の改築に伴う千代田公園の再整備について(資料6)

 7 令和3年度 ごみ量及び資源回収量について(資料7)

 8 清掃事業に係る車両追突事故の損害賠償について(資料8)

○松岡都市整備部長
 9 一般財団法人中央区都市整備公社の運営状況について(資料9)

 10 まちづくり協議会の報告について(資料10)

 11 八丁堀三丁目地区再開発協議会の活動休止について(資料11)

 12 勝どきグリーンホームズの所有者変更及び借上げ戸数の変更について(資料12)

 13 区立住宅等の申込者の資格の変更等について(資料13)

 14 建築行為を行わない場合の長期優良住宅の認定等に係る事務手数料の新設等について(資料14)

 以上14件報告

○墨谷委員長
 ありがとうございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後2時3分です。自由民主党さん56分、公明党32分、かがやき中央さん32分、区民の風さん32分、子どもを守る会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○竹内委員
 私からは、資料3、そして資料6から質問をさせていただきたいと思います。

 まず、資料3、区の保有する債権の放棄ということで、保険料であったり、税金であったり、この債権の回収については、日頃から非常に御苦労されていることは十分存じ上げておるところでございます。今回、放棄した債権名、区営駐車場使用料、そして住宅使用料及び共益費ということで、結構な金額が上がっております。放棄するに至った経緯として、どのぐらい追跡をして、何年ぐらい請求をかけてということをなさってきたのか、その背景の部分をお示しいただきたいと思います。

 それから、資料6、千代田公園の再整備ということで、私は、昨日、現場も見てまいりました。中学校とともにある、片隅に現在あります千代田公園、公園といいましても、モニュメントがあって、お手洗いがあって、陸橋が架かっているというところで、本当に僅かなスペースに植樹をして設置されているということ、そして、中学校の校庭がそもそも面積が足りないということで、公園の敷地を活用して、時間によって地域の遊べる場所ということで公開もしているという現状の中、生徒数の増加等でクラス数を増やすということで、学校の新築とともに公園の再整備をしていくということでございます。今回は環境建設委員会なので、公園の部分についての確認、質問等をさせていただきたいと思います。

 まず、この公園、2階建てというか、階段状にしていって、隅田川テラスとの連携、あと公衆便所やエレベーターなどのバリアフリー施設を整備していくということが示されております。あくまでも、ここではイメージ図ということで示されている図柄でございますが、これを見ますと、大変緑も確保され、そして、遊具を置くというよりは、緑を基調とした憩いの場をつくっていくというふうに見えます。ここに対するイメージ、そして、隅田川テラス、また、併設されている、ちょっと高台になっている遊歩道というんですか、そちらに対してのバリアフリーですとか、そういった観点のイメージをもう少し詳しくお示しいただけたらと思います。お願いいたします。

○落合交通課長
 区の保有する債権の放棄についてでございます。

 区営駐車場使用料についてお答えさせていただきます。

 こちらに関しましては、平成15年から平成25年までの間の22件に対して、債権放棄を行うものでございます。こちらに対して、今までも相手に対して督促状、また連絡、相手の家に行ったりとか、そういった取立て等を行ってきたところでございます。しかしながら、年月がたつにつれて所在が不明になってしまった者なども多数出てきた状況でございます。電話や督促状というのは期間を決めて小まめに行ってきたところではございますが、こうした状況を踏まえまして、時効期間の経過、また所在不明等の事情によりまして、債権を放棄したものでございます。

 私からは以上でございます。

○菊池住宅課長
 住宅課の債権の回収についてですけれども、基本的に、同じく催促状とか、督促状でお声がけをして、一件一件、収入とかをお伺いしながら、分納とか、そういったところにつなげていったり、一括でお支払いいただくとか、そういった御相談を受けながら回収しているところでございます。

 今回、4名いらっしゃいまして、1番と2番の方については、そういった中で約226万円ほど、分割返納という形でできたんですけれども、残った債権額が記載のとおりということでございます。3番の方については、そういった働きかけをしていたんですけれども、分割返納とか、そういった形には結びつかなかったところでございます。4番の方につきましては、そういった手だてをする前に所在が分からなくなってしまいまして、所在不明という形で回収できなかったところでございます。

 私からは以上でございます。

○池田管理調整課長
 私のほうからは、千代田公園の改修についてお答えさせていただきます。

 委員からも御案内あったとおり、現在の千代田公園、当初設置したときには震災復興都市計画の中で整備されまして、公園につきましては、約2,000平米でございます。ただ、実情、現在は校庭等を利用される中で、かなり小さくなってしまっているものでございます。現在の千代田公園から出ています歩道橋につきましても、実は、あれは学校の占用物件でございまして、浜町公園の避難路の一部として利用させていただいているものでございます。今回、整備します千代田公園におきましては、街区の変更を行いまして整形させた上で、公園の整備を行っていこうというイメージで考えてございます。

 また、公園のしつらえにつきましては、現在のイメージ図では緑等が多くなってございますが、今後、整備のしつらえ等につきましては、地域の方の意見も取り入れながら、丁寧に詰めていきたいというふうに考えてございます。

 整備の部分で、2階部分に高さを上げまして、隅田川テラスの護岸の裏にあります遊歩道と接続させまして、浜町公園または両国橋のほうへと接続させる予定でございます。また、この遊歩道につきましても、現在、緑化はされているものの、今回の整備に併せて、今後とも緑化の充実をさらに図っていきたいというふうに考えてございます。

 今回、こういった整備をすることによりまして、歩行者を中心としました水とみどりのネットワークの充実を図るということと、また、隅田川テラスには防災船着場もあるというところもございまして、防災力の向上にもつながっていくのではないかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 まず、債権の回収に至る経緯、駐車場においては、もう既に平成15年から25年までという期間が経過しているものであって、適宜、すごくならない程度になんでしょうけれども、期間を置いて督促をかけているというところ、そして、住宅においても、部分的に返納していただいている状況がある。それぞれ希望者がいて、その中で抽せんで決まっていくものであり、ほかにも、抽せんには今回落ちてしまったけれども、常に借りたい方がいる公共の施設であるのかと思います。

 また、駐車場と住宅というのは立場が違いまして、駐車場というのは車を持つ余裕がある方であって、住宅のほうは生活に困窮した方も、場合によってはあるんだろうなと感じているところではございますが、こういった中、抽せんで当たった、抽せんで権利を獲得した方と、惜しくも今回は当選に至らなかった中でも、きちんと払っていただけるというような公平性をどのように保っていくかというのは、非常に課題になっていくのかなと思います。個々のモラルの話ももちろんありますし、年月、逃げ切れば返さなくていいという、それで事が済んでしまうのは非常に残念なことではありますけれども、そういった中で公平性をどのように保っていくか、ここに対しての御見解をいただけましたら、お願い申し上げます。

 そして、千代田公園の整備、ありがとうございます。これから設計に入るというところの中で、地域の声であったり、地域のニーズに合わせた公園を整備していく。また、歩道橋に関しても、浜町公園への避難路という一つの経路の中に含まれているものであるということも認識しました。それを撤去して、千代田公園から陸橋をつなげていくということも確認できました。いずれ、その改修とともに歩道橋を撤去して、こちらに移り変わっていくというものであろうかと思います。

 ちなみに、ここはスロープ状というか、階段状で、1階にスペースができていくようになると思いますが、このスペースの活用については、どのようにお考えであるのか、こちらについてもお示しください。

○落合交通課長
 施設利用の今後の公平性の確保といったところでございます。

 現在、駐車場に関しましては、2年ごとに更新を行っております。申込みいただきまして人数が多い場合は、抽せんを行っている状況です。駐車場利用に関しては、現在、どの駐車場も抽せんを行うケースが多い状況になっております。そのため、公平性はしっかり確保していく必要があるというふうに考えております。転居等により空きが出たものに対しては、速やかに抽せん等を行って、多くの方に御利用いただけるようなタイミングを設けているところです。

 そういった中で、滞納していらっしゃる方、滞納に関して、しっかりとお支払いいただいて使用していただくというのがまず大事だというふうに考えております。早期に相手方に接触して、早い段階でお支払いいただく、また、お支払いいただけないのであれば、資格の停止を早い段階で判断して、次の方に御利用いただくといったスケジュールで進めていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○菊池住宅課長
 債権回収における公平性をどのように保つかというところについてですけれども、区の収入になるものですので、公平性を考えながらも、一方で、住宅の場合ですと、その方の生活というところが大きく関わってくるところでございます。一人一人の方の収入ですとか、資力とか、年齢とか、生活保護に入るかとか、そういったところもひっくるめて、いろいろ御相談に細かく乗りながら、まずは家賃を支払えないというのが常習化しないようにしつつ、また、あまりにも金額が大きかったりとか、悪質な場合は、立ち退き請求ですとか、金額の一括請求とか、法的な措置も辞さないような形で債権回収に当たってまいりたいというふうに思います。

 私からは以上です。

○池田管理調整課長
 今回、整備、改修を予定しています千代田公園の活用ということですけれども、公園には様々な機能がございまして、環境面での憩いの場としての活用であるとか、防災面での活用であるとか、また、地域コミュニティを盛り上げていくための活用の場であるとか、そういった活用が考えられるのではないかというふうに考えてございます。先ほども答弁させていただいたとおり、今後、この公園をどう有効利用していくことが望ましいのかも含めて、活用の仕方についても地域の方と検討させていただきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 債権の回収、そして公平性について、まず駐車場の件というのは、1か月、2か月の滞納だけでは、出ていってくださいということはなかなか言いづらいのかなと思います。もちろん、2年間の使用の権利の中で、切り替えるタイミングはあるのかなと思いますので、引き続き公平な利用ができますように努めていただきたいと思います。

 そして、住宅のほうは、また、これは簡単に出ていってくださいと言えるものではない。背景の中で、生活が困窮していないかどうか、そういった部分で、適宜、横のつながり、福祉のほうと連携しなければならない案件もあるのかと思います。基本的には、住宅に困っているから、公立住宅を申し込み、使用している。そういった中で、一歩踏み込んで、背景の調査というものも必要になってくるかと思いますので、その方が本当に困っているのかどうか等を含めて、しっかりと調査をしていただきながら、適宜、必要なら手を伸ばし、施策に努めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 そして、公園の再編の部分で、ありがとうございました。もちろん、地域で求められているものとして、公園の憩いの場の機能であるのか、防災とか地域コミュニティの醸成であるのか、そういった観点もあるかと思います。また、一方で、区で足りない施設、福祉なのか、そういったものの観点などもあるのかなと考えるところでございます。

 いずれにしても、公園というのは、地域の方が利用しやすい場所、地域に求められている場所という活用の仕方があると思いますので、引き続き、その整備、設計等に反映できる地域の状況を見据えていただきたいと思います。

 そして、もう一つですけれども、学校の仮校舎ができる浜町公園の一角についてでございます。

 この地図を見ますと、どこに仮校舎が建てられるのかなという中では、下に地下鉄が通っているとか、公園の遊具、簡単に移設すればいいというわけではないという中で、恐らく一定のスペースが確保できる場所として、このスペースが検討されたのかなと思っております。緑被率の向上という部分でも、今、区は緑を増やす御努力をされている中、このエリアの木の場所というんですか、移植をするのかとか、伐採をしなければならないのか、様々そういった検討もされた上でのこの場所なのかと思いますが、そこの部分に対して、どのような御見解、お考えをお持ちでいらっしゃるのか、お示しいただけたらと思います。

○岡地学校施設課長
 今回、日本橋中学校の改築に当たりまして、浜町公園のほうを利用させていただきながら、学校運営を継続していくというところで、庁内でも十分検討した中で、浜町公園の中を使うこととしました。

 そういった中で、公園の利用の状況とか、先ほど御案内いただいた緑地の在り方、緑の在り方等々を含めまして、配置できる、可能であるという部分を、今回、図の中でお示しさせていただきながら、今後、実際に設計等を含めて、具体な場所を定めて、その上で、そこにもともとあった、例えば木とか、ほかのものをどうやって代替できるのか。例えば、木であれば、移植することで木を確保するとか、そういったことをいろいろ検討していかなければならないというような認識は持っております。今後、設計をする中で、そういった部分も含めながら検討していきたいというふうに考えております。

 私からは以上です。

○池田管理調整課長
 今、お話があったとおり、今後、設計を進めていく中で、仮校舎の規模、位置等が定められていくと思います。そういった中で、どういった樹木が当たってしまうのかとかが選定されている中で、こちらの公園を所管する部署としましては、樹木に対して、これまでどおり樹木医による判定を受けながら、基本的には移植して、生かせるものは生かしていきたいというふうに考えてございます。また、ほかの遊具等につきましても、これまで利用されている方々になるべく支障がないように、公園内で活用できるように検討させていただきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 それぞれ所管されている、学校の立場と公園の立場とで御答弁をいただきまして、ありがとうございます。具体的に決まっていないから、こういうゾーンという形でお示しをいただいているのかなと思っております。いずれにしても、設計等もこれからなされていくということで理解をいたしました。

 3階建ての建物というので、恐らく近隣の住宅に関わる日照の問題であったりですとか、騒音の問題であったり、また、ちょうど遊具の施設がある、お子さんたちが遊ぶエリアの前に校舎が来るという中では、授業に集中できるような環境ということで、防音の環境、そして、仮校舎でありますけれども、耐震の環境なども影響してくるのかなと思います。設計には十分にそのあたりも、子供たちが集中できるような環境にも配慮していただけたらと思います。

 また、現在地の中学校の場所から、遊歩道のところ、浜町まで、昨日、ずっと見てきたんですけれども、ちょうど高速下の辺りがすごく暗くなっておりました。あそこを通学路として使うのかどうか分からないですけれども、子供たちが学校の行き帰り、あの道を通ると、夕方などは暗いのではなかろうかと思えるような場所もございました。周囲の安全環境という部分でも、少し明るくして、特にこれからの時期、冬季などはすごく暗くなるのも早くなりますので、安全な通学の経路が確保できるようにお願いをいたします。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○高橋(元)議員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、3点お伺いさせていただきます。

 まず、資料6、日本橋中学校の改築に伴う千代田公園の再整備についてお伺いをさせていただきます。

 こちらは、これから具体的な整備計画を詰めていく段階であると認識しております。その上で、かなり大規模な工事になると思います。もちろん、学校に関する部分についていえば、仮校舎を建てて、さらに新しく校舎を建てて、その仮校舎をまた、恐らくもう一回原状回復した上で、浜町公園についても再整備をしていく。今回は、かなり大規模な一連の事業になると思っております。

 もちろん、基本的には学校の改築がメインになると思いますので、予算という考え方をすれば、恐らく教育費のほうにのっかってくると思っているのですけれども、公園の整備という観点で考えると、環境土木費に入ってくるのではないかと思いますが、今、まだ具体的な整備計画がないとしても、どれぐらいの予算規模、どれぐらいお金がかかるという前提で動いていらっしゃるのか。今、お答えになられる範囲で構いませんので、教えてください。

○池田管理調整課長
 まず、公園の整備についてお答えさせていただきます。

 公園の整備につきましては、通常、過去の経緯を見ましても、平米当たり10万円程度の経費がかかってございます。ですので、今回、2,000平米強ございますので、およそ2億円以上の経費がかかってくるのではないかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 ありがとうございます。

 もちろん、本委員会では学校の部分も含めた部分は詳しくはお伺いしませんが、どれぐらいかかってくるのかというところを考えた上で、その整備について、整備計画あるいは、予算を今後示していただけると思います。まずは、この公園の再整備、学校の改築が必要であるというのは認識しておりますが、できる限りお金がかからない形で、あるいは水辺のネットワークの整備というのは私も非常にすばらしいと思っています。公園の立体整備という部分を考えても、やはり相当な規模の工事になるかと思いますので、どれぐらいの予算がかかるのか、めどが立ち次第、教えていただければと思います。よろしくお願いをいたします。

 続きまして、資料7についてお伺いをさせていただければと思います。

 資料7につきましては、簡単にお伺いをさせていただきたいんですけれども、ごみ量と資源回収量、23区全体も中央区も、基本的には前年度から比べたら減っているというふうに見てとれます。この要因について分析をされているのか。恐らく、令和2年度から令和3年度にかけては、令和2年度はテレワークや外出自粛が続いていましたので、それがだんだんと解消された。自宅であまり過ごさなくなった。外に出るようになったから、ごみが減ってきているのかなというふうに私は考えております。この点について、減ってきている部分については、どのように分析をされているのか教えてください。

○染谷中央清掃事務所長
 令和3年度は、令和2年度に比べて、ごみ量が減っているということでございます。

 議員御指摘のとおり、新型コロナ感染症の影響によりまして、ごみは減量しております。物によりますが、区収集の件につきましては、やはりテレワークの減少とか、それから飲食店の休業や時短の終了ということがありまして、家庭系のごみが減少になっているところでございます。

 それから、1の中央区及び23区のごみ量の、逆に持込みが増えているところがございます。この表の中で一部増えていますが、これについては、やはりコロナの影響が若干緩和されて事業活動が増えてきたために、持込みというのは事業系のごみでございまして、これがプラスに転じているということでございます。全体的には、やはりコロナの影響によるものと考えております。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 詳しくありがとうございます。

 持込みというのは事業系のごみということで、基本的には、テレワークがだんだんと緩和されてきた、あるいは活動自粛が、家で過ごす時間がさらに減ってきたというところで、ごみが減ったということで認識しております。そうなると、基本的には、これは23区もそうですし、中央区もそうですが、できる限りごみの量を減らしていくというのは、今後、SDGs等の観点を考えた上でも、取り組んでいくべきだと思いますので、来年度以降、こういった分析をしっかりとした上で、ごみの量を減らす取組につきましても、ぜひ進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 最後に、資料13からお伺いさせていただければと思います。

 区立住宅等の申込者の資格の変更等につきまして、こちらは東京都パートナーシップ宣誓制度の創設に伴って、区立住宅等の申込み親族要件に同性パートナーを追加するものというふうに認識をしております。こちらは、同性パートナーに限っているのでしょうか。

 というのも、要は、私の知り合いでもそうですが、異性であっても、パートナーなんだけれども、様々な事情によって婚姻という道を選べない方々もいらっしゃいます。東京都パートナーシップ宣誓制度の対象者は、私がホームページで確認した限りですと、同性であるか、異性であるかというところを問うていないと思います。中央区の区立住宅等の申込者の資格の変更等について、同性パートナーに限るとした理由があるのかという点についてお伺いをさせてください。

○菊池住宅課長
 同性パートナーについてですけれども、基本的に、東京都のパートナーシップ制度で認められている同性パートナーを、今回、住宅のほうでも親族要件に加えるというものでございます。

 私からは以上になります。

○高橋(元)議員
 それでは、東京都は同性パートナーに限っているという認識でよろしいでしょうか。たとえそうだったとしても、これを異性パートナーに拡大しない中央区なりの理由があるのでしょうか。東京都に準ずるからという理由だけで、このように同性パートナーだけとしているんでしょうか。もう一度お伺いをさせてください。

○松岡都市整備部長
 今、議員の御質問のとおり、基本は東京都の制度で証明された方を対象にしたいというふうに考えてございます。その中で、東京都のほうが異性、同性というものを撤廃してパートナーというもので動くのであれば、そこは当然、また考えたいと思いますが、中央区全体の同性パートナーに対する考え方を統一してまいりたいと思いますので、そういったものに関しては、また全庁的に考えていきたい、そのように考えます。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 オリンピック憲章にうたわれる理念から考えた場合には、これを同性パートナー、同性だけに限定する合理的な理由はないと思います。中央区としても、異性パートナーも含めて追加していただけるよう、改めて要望をさせていただきます。

 以上です。

○渡部(博)議員
 何点かお伺いします。

 都市計画道路の関係です。これは清澄通りのところだと思うんですけれども、片側3車線、6車線にするということになっています。一番端っこの車線にパーキングメーターがいっぱい連なっているんですけれども、3車線のうちのそういうところは廃止されるのか。また、3車線化するために、道路の工事が伴うのかどうかということをお聞かせください。取りあえず、よろしくお願いします。

○池田管理調整課長
 今回の補助第110号線の車線数ということで、6車線ということで現況と変わらないところでございます。今、議員のお話のとおり、第1車線の部分については、警視庁が設置していますパーキングメーターがございます。パーキングメーターにつきましては、周辺のパーキングの駐車状況等を勘案しながら、警視庁のほうで必要性等を判断されているものというふうに認識しております。ですので、周辺の違法駐車状況等を踏まえながら、必要性がなければ、パーキングメーターについても撤去されていくものというふうに認識しております。

 以上でございます。

○渡部(博)議員
 そういう御答弁だろうと思いますけれども、もともと1車線潰れているんだから、3車線化と明確にする必要が感じられないんです。今までもこういうことがありましたけれども、なぜこういうことをするのかというのが、いまだに理解できないんです。だって、本当なら3車線通れなければいけない話なのに、1車線は交通管理をするほうで使用している部分があるわけです。そういったところでいくと、交通事故もそういうところで起きているということも若干あるわけですので、どういった形であるとしても、6車線化ということにするのであれば、第1車線のパーキングメーターの在り方というのは早急に検討していかなければいけないのではないのかなというふうに思います。

 もう一つ、地域で再開発が頻繁に行われているんです。公共的な駐車場については、今までは足りていたんです。再開発が始まってから、再開発に携わる方々がいろいろなところに駐車を始めているという形で、今までいろいろなところで吸収されていたものが吸収されなくなってきているということがあります。ですから、単純な話をすれば、区立駐車場の地下駐車場がありますよね、出張所の。あそこも多く満車になっている状況が続いている。遊びに来る方も含めてでしょうけれども、再開発の人たちの車もよく入っているという状況で、今まで入れていた人が入れなくなったということもあるわけで、痛しかゆしな部分はありますけれども、こういうふうに都市計画として物事を定めるのであれば、そういったところも精査しながらやっていかなければいけないと思うんですが、どうでしょうか。その辺、私のほうの考え方が間違っていますかね。

○三留環境土木部長
 都市計画道路の今回の変更に伴いまして、議員の御指摘は、路上パーキングであったりとか、公共駐車場の需要と供給であったりとか、交通安全といった観点から、今、御質問いただいたものだと思います。

 都市計画道路の変更での車線数の決定に関しましては、これは手続上の問題で、申し訳ございませんが、都市計画の都市計画道路の端から端までの計画幅員等々が確保された場合に、その路線の車線数も決定していくと。これは法的な手続の問題でありまして、現況、もう6車線あるものを6車線で決定しますよという手続をするものでございます。

 その中で、先ほど御質問がありましたように、第1車線にパーキングがあって、それで片側3車線がきちんと取れているのかと。そういう意味では、現状、パーキングも路上駐車場という形で、道交法上、これは車線数が取れていると判断できると思います。

 また、議員御案内がありましたように、駐車場需要は、地域によっても、いろいろと状況が違うものと認識してございます。ある地域では、附置義務駐車場であったり、駐車場が過剰になっていて余っている状況が発生していたりとか、地域によっては全然駐車場が足らない地域もあります。こういったことが区内でも起きているということは認識してございます。そういったものも含めて、今後、どのような形にしていくのかというのは、今後の展開として考えていかなければいけないところだと認識してございます。

 以上でございます。

○渡部(博)議員
 法的に認知をするということは、3車線あるということは分かります。だから、これから運用する部分でいったら、警察、役所も含めて、そういったものの解消、ましてや東京都の管轄の警視庁であるわけですから、本来であれば、自転車の通行を推奨している東京都であるならば、第1車線の一番端っこは自転車を通さなければいけないという話になっているわけですよね。そういった中でいけば、やはり幹線道路上の自転車通路の確保だとか、そういうことも含めて、真剣に考えてもらわなければいけないんだろうと思うんです。

 そういうことも含めて、これは都市計画上、認める、認めないという話ではなくて、現実に6車線あるということで、それを認めるだけの話と言われますけれども、運用上の問題で、これから先の話については、交通環境をちゃんと整備していくという観点から、こういうことも含めて対応していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それと8番の関係で、清掃自動車の事故の関係で損害賠償のことがあるんですが、この地域については、私はいろいろな場面で再三申し上げてきたとおり、晴海一丁目の運動場の近所、小学校もあり、中学校もあり、高校もありというところで、交通事故が多いということに関していえば、左折可というところが左折可ではなくなったということもあります。ほんの少し改善はされているんですけれども、交通事故が起きる可能性があるということで、中央区の車両も含めて、対応をしっかりしていただきたいということもありますし、こういう事故が公用的な車の部分でもあるということであれば、一般のこともあるわけですから、その交差点については、これからもさらに配慮をしていただき、対応していただきたいと思うんです。その辺のところについては、どうでしょうか。

○三留環境土木部長
 晴海一丁目3番先の月島運動場の交差点ということで、今回の事故も含めて、その交差点の在り方という御指摘だと思います。

 今回の事故に関しましては、前日からの雪で路面の凍結、それから、たまたまそこに事故が起きていて、運転手の思い込み等、様々要因が重なって起こしてしまった事故であるとは認識してございますけれども、事故という観点、区職員が行動する上での、そういった形での事故を未然に防ぐ体制づくりというものは必要だと思いますので、環境土木部を含めて、全庁的に心をまた引き締めていかなければいけないと思っているところでございます。

 この交差点に事故が起こりやすい要因があるかどうかというのは、交通管理者等とも、違った意味での、歩道橋の設置であるとか、信号の確認であるとか、そういったものは、現地での現認、この事故に起因してではなくて、ほかの要因で様々な現場実査等々も行ってございます。改良していくべき点に関しましては、機会を捉えて改良をしていきたいと思ってございます。とはいいながら、相対的に、予算的なもの、それから優先順位的なもの等々もございますので、早急にはなかなかいきませんが、そういった点では、この交差点の改良は必要であるということは区のほうも十分認識してございます。

 以上でございます。

○渡部(博)議員
 これ以上質問すると違うことになってしまいますので、言いませんが、とにかくここの環境はいろいろな意味で劣悪、劣悪という言い方はよくないですけれども、普通に人が法律を守れば横断歩道橋を渡るんでしょうが、夜になると下を歩いているという状況です。交通量も少なくなるからかもしれませんが、自転車が通れるようなところを、同じように人が歩いているという現場をしばしば、毎日と言っていいぐらい見ます。幾ら危ないですよと言っても無視されて、かえってにらみつけられるようなこともあるもので、あまりこの頃注意はしませんが、そういった方々がいっぱいいる。ましてや、ああいうところは子供が多く、乳母車だとか、いろいろな方々が通るという状況の中でいけば、重大な事故につながってしまうのではないのか。いろいろな意味で、都道という、越えるところは都道だよね、三ツ目通りだっけ。都道になっているので、東京都の関係があるわけですから、大変なことはあるとは思いますが、中央区として真剣に取り組んでいただいていることはよく理解しておりますが、より一層やっていただきたいと思います。

 取りあえず、報告については終わります。

○墨谷委員長
 次に、議題、環境保全及び建設行政の調査について、質問のある方。

○高橋(元)議員
 議題について、何点かお伺いをさせていただければと思います。

 まずは、オープンが近づいていると思われる晴海ふ頭公園、緑道公園の現状についてお伺いさせていただきます。

 こちらも、恐らく東京都から、今後、オープンがいつだったりとか、あるいはどういう管理をしていくかというような具体的な話が来ると思っているんですけれども、今、どういった話合いがされているのか。これから管理のルールも決めていくと思います。例えば釣りはオーケーなのか、あるいは球技はオーケーなのか、もしくはスケートボードは禁止されるのかとか、そういった具体的な話については、どこまで進んでいるのかという点についてお伺いをさせてください。

○池田管理調整課長
 今年の秋にオープンを予定しております晴海ふ頭公園、また緑道公園等につきまして、東京都港湾局の所管というところで、現在、開園に向けて粛々と準備が進められているということは伺っております。

 緑道公園につきましては、区が所管しています臨海公園と接道するというところもございまして、実は、中央区内の公園につきましては、自転車の乗り入れは不可としています。その点、港湾局に対しまして、緑道公園についても、連続するという観点から、自転車の乗り入れについては不可にしてもらえないかとか、そういった区のほうの状況も踏まえたルールに合わせた部分については、要望をさせていただいているような状況でございます。

 また、開園に向けて、どのようなルールを決めていくかということについては、最終的なものについては、我々のほうは、まだ情報としては得ていないところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 ありがとうございます。

 とはいえ、恐らく10月頃に開園されるというふうには認識しております。もう既に工事自体は終わっているということですよね。ルールにつきましても、少なくとも9月中に打合せをしなくてはいけないと思いますので、決まり次第、教えていただければと思います。

 晴海ふ頭公園、緑道公園に限らず、今、湾岸地域で問題となっているのがスケートボードの対策についてです。こちらは、基本的には公園の管理になりますので、東京都がどう考えているかという部分もあるかとは思いますが、区内の区立公園において、看板設置だけではなく、例えば公園のベンチに少し段差をつけたりとか、できる限りスケボーの利用ができないような対策も今後考えていかなくてはいけないと思うんです。その点についての公園整備について、お考えを教えてください。

○池田管理調整課長
 スケートボードをはじめ、公園の利用者にとって危険行為となるものについては、現行の公園の中では禁止させていただいているところでございます。また、公園整備をする際に、スケートボードの問題等においては、それを抑制するような形で施設の配置等は検討させていただいているところでございます。

 一方、スケートボードをする側の立場で考えますと、スロープであったり、緩い階段、段差であったり、または手すりであったり、中心に手すりがあったり、そういった場所を使用しているとか、現在、いろいろな報告を受けている中で実情が見えてきておりますので、そういったところを解消するような形で設計に反映させていこうというふうには考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 ありがとうございます。

 もちろん、スケートボードについては、他の利用者にとっては、しかるべきスケボー場だったりとか、スポーツ施設でやってもらえるよう誘導したほうがいいと思っていますが、スケボーについては、路上のストリートスポーツから発展してきたもので、どうしても公園だったりとか、深夜、人通りが少ないところでやりたくなるという気持ちも一方で分かります。そういったときに打てる対策として、なかなか利用しづらい環境を整備してしまう。有明の親水公園でしたか、最近できた公園につきましても、既にそのような対策を、ベンチだったりとか、いろいろなところで取り入れているとのことでしたので、東京都の港湾局と連携をした上で、そのような取組について、できることがあれば実施をしていただければと思います。

 最後に、BRTにつきましてお伺いをさせていただきます。

 先日、東京都がプレ2次運行に関わる停留所の工事のスケジュールを発表いたしました。この点についても、やはり東京都から連絡待ちというような状況であるかと思いますが、プレ2次運行のスケジュールについて影響があるかどうか、現時点で中央区として東京都と何かやり取りをしているところがあるかという点についてお伺いをさせてください。

○落合交通課長
 BRTについてでございます。

 BRTにつきましては、現在、プレ1次運行が行われている状況で、プレ2次運行についてはオリンピック後と言われてきたところです。そうした中で、昨年度、停留所の入札不調が起こりまして、今、整備を行っていると聞いております。現在は、豊洲や晴海中央などのバス停を設置すべく工事の準備を進めていると聞いております。工事に関しては、10月末頃までをめどに工事を終わらせると。その後、許認可等を取って運行を行うというふうに聞いております。現在、最終的なスケジュール等については、そういったところを聞いているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)議員
 ありがとうございます。

 住民から、プレ2次運行が早くスタートしてほしいというような御要望を受けております。また、例えば晴海二丁目に停留所ができますが、一方で、BRTの晴海のバスターミナルが閉鎖されるというような方向で聞いております。そうなった場合に、今のターミナルがある中で、晴海のタワーマンションから、晴海通りだったり、清澄通りに出てくる道が封鎖されてしまうのではないかといった懸念も聞こえます。ターミナルの閉鎖に伴う弊害についても、恐らく住民の方からたくさんの声が聞こえているかと思います。これから工事が進んでいくかと思いますが、できる限り住民の声を反映した上での工事設計をぜひ東京都に要望していただければと思います。よろしくお願いいたします。

 私からは以上です。ありがとうございました。

○墨谷委員長
 ここで休憩を入れさせていただきます。午後3時5分まで休憩とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(午後2時53分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○墨谷委員長
 委員会を再開いたします。次の質問者の発言を願います。

○渡部(博)議員
 2点あります。

 1点目は確認でございます。先ほど晴海ふ頭公園の話が出ていましたけれども、客船ターミナルの解体完了と、その後の改修の完了の時期について、もう一度お知らせいただきたい。

 もう一点は、今、いろいろマスコミでも取り上げられていますが、電動キックボードの在り方です。電動キックボードは、2人乗りは禁止、ヘルメットは本来、ナンバーがついているものとついていないものがあるという話ですけれども、その関係についても、2人乗りをしているのをちょくちょく見るわけであります。そういった中で、月島地域、中央区内全体も含めて、いろいろな電動キックボードが置いてある場所があるわけですけれども、そういうところに対して、しっかり注意喚起をしていただきたいということがあるんですが、その2点についてお知らせください。

○早川都市活性プロジェクト推進室長
 私のほうから、晴海のまちづくりというところで、客船ターミナルの撤去についてお答えさせていただきたいと思います。

 現在、東京都港湾局のほうで客船ターミナルの撤去が、いよいよ解体工事が始まってきているというような状況と聞いてございます。こちらにつきましては、来年の7月いっぱいを工期として聞いているところでございまして、先ほどもありました晴海ふ頭公園の開園の期間中も、こちらの解体工事が進んでいる状況ということで聞いているところでございます。

 私からは以上です。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当)
 電動キックボードの在り方についてお答えしたいと思います。

 電動キックボードは、町なかを走っているのを見る機会が増えました。そもそも電動キックボードは、特例で認められているキックボードと、いろいろな販売店から個人的に買う2種類があります。2年後に道路交通法の改正があって、原動機付自転車の中で電動キックボードの位置が決まるんですけれども、現在は特例のものとそれ以外のものということで、基本的に、原動機付自転車という位置づけで動いております。特例以外の基本的な電動キックボードはヘルメット着用で、かつ全ての電動キックボードはナンバープレートをつけるということ、2人乗りはできません。あと、歩道を走れない等があります。

 現在、私どももしくは交通管理者、警察も含めて、電動キックボードのルールについて、いろいろな機会を通じて共有等しているところでありますが、いまだ分かりづらいということもよく聞きます。なので、私たち区としましても、今年の5月16日に、中央区の地域特性を踏まえて、地域のいろいろな意見を取り入れて柔軟に規制ができるようにということで、警察庁の交通局に中央区からの要望書を提出いたしました。その中で、今、走っているキックボードで、やはりとても危険なところがあるということで、例えばそこを通行禁止にしたりとか、そういうことが柔軟にできるような規制の在り方、規制のつけ方をできるような法律にしてほしいということで要望いたしました。それについて、警察庁からは、柔軟にできるような法律になりますということで確約いただいております。

 将来的に道路交通法が改正、施行されますと、特定の電動キックボードについては、自転車と同じような規制にするという方向で動いているそうです。ということで、例えば自転車が走れないようにしている歩道であるとか、そういうところでは一緒に走れないということで、自転車と同じような規制になる予定になっております。2年後の改正でキックボードが変わるところは、免許が要らないということ、16歳以上であれば運転することができるということです。そこが変わってくる。あと、ヘルメットの着用が努力義務になるというところが変わってくるところであります。

 いずれにしましても、警察、東京都も含めて、いろいろな機会を通じまして、交通ルールを啓発していきたいと思っております。

 私からは以上です。

○渡部(博)議員
 ありがとうございます。

 客船ターミナルの解体が来年の7月までということは、晴海四丁目の遊歩道については、アクセスの仕方が若干複雑になってくるのかなというふうに思います。晴海四丁目のところも晴海二丁目のところも遊歩道がありますけれども、あそこは中央区にしっかり日陰をつくってもらって、椅子とか置いてもらったんですが、そういったことを今後の四丁目のところもやってくださいねという話を前から私はしておいたんですが、見る限り、ないというふうに思っております。この関係については、どういうふうな遊歩道の在り方を考えていくのか東京都としっかり話をしていただいたのかどうかというのは、ちょっと残念に思うところであります。整備も含めて、検討していただければありがたいというふうに思っております。

 それと、キックボードの関係ですけれども、電動機付自転車と同じ扱いということであれば、一方通行は逆走できるということでいいのかどうかということと、ナンバーがついているということについていえば、普通の軽車両ではなくて、原動機付自転車の扱いになるのかということが現時点でなかなか理解できないところであります。そういったところも含めて、提供している事業者に対して、東京都がやることは確かでしょうけれども、各所轄の警察と一緒になって、そういった注意喚起をしていただくということが重要なんだろうというふうに思っております。いざ事故が起きてからでは遅いので、そういったことも含めて、対応を早急にしていただきたい。

 この間、交通安全対策協議会も開かれず、書面開催でございますので、そういったことも言えず、この場で言わせていただいております。そういったことも含めて、しっかり対応していただければありがたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 終わります。

○小坂委員
 では、よろしくお願い申し上げます。

 月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業を中心に、まちづくりについて質問させていただきます。

 この再開発におきましては、関係権利者が236名おられたけれども、75名が出ていくと。3分の1の人が出ていくというふうなことも言われています。このまちづくりのコンセプトが「月島の人々が安全・安心して住み続け、様々な交流を育むまちづくり」であったにもかかわらずです。

 それに関連してですけれども、今、権利変換の縦覧が終わったところです。権利変換の同意書は、どれぐらいの割合で出されたのか。何で出されていないのか教えてください。

 2つ目は、6月にも、この再開発は問題があるということで、この委員会で述べたところ、住民の意見も聞きますよというふうに担当課長から御報告いただきました。そこで、住民の皆様は福島まちづくり事業担当課長に約10弱の意見書を提出したところです。提出してから2週間ぐらいたったわけですけれども、その扱いはどうなっているか、分かれば教えてください。

 3点目は、先ほど申し述べました権利変換の縦覧が終わって、権利変換計画書が出てきている状況において、その土地の価格です。清澄通り沿いで角でない近くの土地の価格が、一方が平米当たり261万6,000円、もう一方が平米当たり193万1,000円ということで、この差が70万円弱です。このような価格の差が土地においてあってもいいのか。土地というのは、土地なんですよ。何も建物のない土地で評価して、ほぼ隣にもかかわらず、そのような差が生じている。これはあまりにもひどい差ではないかと思うんですけれども、このあたりの差があっていいのかどうか教えてください。

○栗村地域整備課長
 月島三丁目南地区の件でございます。

 権利変換の同意書につきましては、まだ区のほうには届いておりませんので、どれぐらい出されたかについては、こちらでは分からない状況でございます。

 それから、本日、欠席しているまちづくり事業担当課長に出された意見書につきましては、私のほうでは中身が分かりませんが、今、預かった形になっていると。今後、一つ一つ、担当課長のほうで意見書に目を通しながら、適切に対応していくという形になると思っております。

 それから、権利変換上の土地の評価の考え方でございますが、こちらは、どのような地区においても同じでございますけれども、土地の評価といいますものは、いろいろな条件において土地の価格を上げたり下げたりする要素がございます。例えば、道路条件ですとか、方位ですとか、それが角地なのかどうなのか、道路に接しているのか接していないのかといった様々な条件の中で、1つのエリアの中でも評価の額には差が出るものでございます。これは、一般的にそういった考え方で土地の評価がされているところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 福島まちづくり事業担当課長がおられない中、答えていただきまして、すみません。部として、大切な住民の意見書への対応をお願いします。

 ほぼ隣の土地の価格がこのように差があるということは、あってはならない。これは都市再開発法違反であると私は考えます。都市再開発法第74条第2項は、御存じのように、権利変換計画は、関係権利者間の利害の衡平に十分の考慮を払つて定めなければならないと規定をするところで、同じ通りに沿って、本当にほぼ隣の土地なんです。土地だけですから、建物は影響しないでしょう。ほかに影響するような要因はないと考えられるわけです。それなのに、そのような差です。少しの差は出てもいいですよ。ただ、70万円も差があるわけです。3分の1、35%ぐらいの差がある。このようなことが本当にあるのかどうか教えてください。これは都市再開発法の衡平の原理に違反していないですか。

○栗村地域整備課長
 同様の答弁になってしまいますが、土地の価格は、仮に隣の敷地であっても、その敷地の形状であったり、どういった条件になっているのか、全く同じ土地というのはこの世にはないところでございます。どういった形で評価をしていくのかというところは、組合の中の鑑定の審査会のほうで審議されますが、基本的には、都市再開発法にのっとって評価されているものと認識しております。

 以上です。

○小坂委員
 この辺も疑問であるんですけれども、そのほかにも、権利変換縦覧にいくに当たって、まず物件調書をつくる。それを基に権利変換していくわけだけれども、立入調査が可能にもかかわらず、物件において立入調査をせずに物件調書を作って、それで済んでいるという日程ありきの権利変換縦覧に入っている。また、権利変換の計画の縦覧において、ある権利者が見ている中で、関係権利者でない人が妨害に入って見せなくさせるというふうなことも起こっていると。また、細かく言うのであれば、権利変換計画の公告縦覧が公的な掲示板でなされていない。このような違反、さきに言った2つの違反は違反ではないですか。教えてください。

○栗村地域整備課長
 今、お聞きした状況だけでは、違反しているかどうかは分かりません。

 以上です。

○小坂委員
 分かりました。短時間ですので、この辺はまた詳しく述べてまいります。

 ただ、一般的に、物件調書というのは、きちんと立入調査をした上で作られるものですよね。それを立入調査もせずに進めるというのは、おかしくないですか。一般的に聞いていますけれども、そのような作り方があってもいいんですか。

○栗村地域整備課長
 権利変換に先立ちまして、物件調書を作成する際に、各地権者のところに調査に入っております。調査につきましては、地権者の了解を得ながらやる必要があるというところで、十分な時間を取りながら、組合のほうから各地権者のほうに、日程の調整ですとか、お願いを何度かやっていると思っております。

 その中で、様々な理由があると思いますが、どうしても調査に入ることを拒まれる方については、職員が代わりに立ち会いながら、その物件調書について確認をするというところが再開発の制度の中で定まっているものでございます。

 以上です。

○小坂委員
 月島三丁目南地区においては、この開発で職員が判こを押したという例はあったんですか。

○栗村地域整備課長
 三丁目南地区においては、職員の立会いの下、何件かで物件調書の立会いをした事実はございます。

 以上です。

○小坂委員
 もう時間がありませんけれども、職員の立会いがないにもかかわらず、物件調書を立入調査なく進めた事例もあるわけです。そのようなことで、日程ありきで公告縦覧に入っているあたりは非常に問題かと思いますので、区も考えていただければと思います。

 終わります。

○吉田副区長
 今日の委員会で、先ほど高橋議員のほうから、日本橋中学校の改築に伴う公園整備について金額はというお尋ねがございまして、管理調整課長からお答えしたんですが、誤解が生じるといけませんので、その部分について、ちょっとお話をさせていただきたいと思っているんです。

 まず、公園整備ということですが、この件については、公園整備はきっと3段階で行われると思います。1つは、浜町公園に仮設校舎を造る際に、ある種の公園の整備を行わなければいけませんので、そこのところで公園の整備費というものが出てくると思います。それは、費目的に言えば、例えば教育委員会の費用の中で仮設費として計上されるかもしれませんが、実態的に公園整備ということは現実に生じてくる。

 2番目に、工事の期間中の問題でございますが、その工事期間中の問題については、仮設のところで問題はないんです。ひとまず仮設で終わってしまっていますから。工事が進む中で問題になるのは、新たに千代田公園として整備する部分でございますが、この部分については、今の構想図の中では、ある程度、半分ぐらいは浜町緑道と併せてかさ上げをして、2階建ての部分を造ります。そういったところを造るということになりますと、その部分の本体をどういうふうに経費として見るかという問題でございます。基本的には、公園の経費として見る部分もございましょうし、下に区民施設等が入りますと公共施設というところで、区民施設を上部、下部の部分で経費として入れる部分もございますので、その部分が、いわゆるイメージの中の公園整備費の中には入ってくる。

 最後でございますが、千代田公園が完成した時点で、今度は浜町公園の仮設を撤去して戻ってきますけれども、そのときはまた浜町公園のほうの再整備をもう一度入れなければいけない。

 公園整備という部分のお金についていえば、そういう3段階でお金がかかってまいります。先ほど担当のほうから申し上げましたのは、公園の一般的な整備の表層整備については、平米当たり10万円というようなことから2億円というお話を申し上げましたけれども、その3段階を累計で申し上げますと、当然、金額は2億円というような話ではございません。もうちょっと、もうちょっとというよりは、かなり莫大なものになるだろうと思います。

 ただし、私どもとしては、日本橋中学校の敷地でございますが、現実の問題としては、5,200平米の1街区の中に学校用地が3,200平米、そして公園用地が2,200平米、総計5,400平米の敷地として昭和の初期に計画されていたものが、実態的にはほとんど学校に使われているという状態で、千代田公園はほぼなかった。これは高橋議員からも御指摘があったような状態になっておりましたので、それを復元しつつ、教育環境を整備するという課題の中では、ある程度お金がかかってもやむを得ないだろうという結論の中で、こういうことを申し上げております。先ほどの表層部分の整備についての一般的な考え方はございますけれども、もうちょっとお金はかかる。ただ、私どもとしては、やる価値はあるという判断の中で、こういう整備をさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。

○墨谷委員長
 それでは、議題、環境保全及び建設行政の調査につきまして、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 以上をもちまして環境建設委員会を終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後3時27分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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