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令和4年 環境建設委員会(11月7日)

1.開会日時

令和4年11月7日(月)

午後1時30分 開会

午後2時55分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 墨谷 浩一

副委員長 佐藤 あつこ

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

委員 青木 かの

委員 山本 理恵

委員 小坂 和輝

議長 (木村 克一)

4.出席説明員

(17人)

山本区長

吉田副区長

三留環境土木部長

池田管理調整課長

西留副参事(交通安全対策・特命担当)

落合交通課長

武藤環境課長

白石水とみどりの課長

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

菊池住宅課長

早川都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

坂和書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○墨谷委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 本日、理事者報告の関係で住宅課長が出席しますので、御了承願います。

 地下鉄建設促進五区協議会の活動について。令和4年度同協議会総会については、新型コロナウイルス感染症の感染状況等を鑑み、書面開催となりました。書面により、前年度の活動状況等の報告を受け、承認いたしました。後日、協議会会長から、全ての会員から承認を得た旨、さらに報告を受けたところです。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○三留環境土木部長

 1 (仮称)新富一丁目オートバイ駐車場の開設について(資料1)

 2 廃棄物処理手数料の改定について(資料2)

 3 東京エコサービス株式会社の経営状況等について(資料3)

 4 年末年始のごみ・資源の収集について(資料4)

○松岡都市整備部長

 5 まちづくり協議会の報告(資料5)

 6 区立住宅等の入居者募集について(資料6)

 以上6件報告

○墨谷委員長
 次に、発言の時間制につきまして。発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は1時40分です。自由民主党さん68分、公明党さん36分、かがやき中央さん36分、区民の風さん36分、子どもを守る会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○竹内委員
 それでは、私は、資料1の(仮称)新富一丁目オートバイ駐車場の開設について、確認と現状も含めてお伺いをさせていただきたいと思います。

 区内、現在5か所のオートバイ駐車場を設けていらっしゃる、6番目の駐車場ということになろうかと思います。ここのオートバイ駐車場を設置するに至った経緯、現状といったものを、まず、どのようなものなのかお聞かせください。

○落合交通課長
 新富一丁目オートバイ駐車場についてでございます。

 当該用地は、旧桜川に架かっておりました中之橋の南側の橋詰めなんですが、橋詰め約200平米を利用いたしまして、30台の自動二輪の駐車場を整備運営するといったものでございます。こちらに関しましては、東京都と東京都道路整備保全公社、3者で覚書を交わしまして、貸付けを行って、東京都道路整備保全公社が整備運営を行うといったところでございます。

 この箇所は、以前まで自転車だとか自動二輪、こういった駐車がされており、なかなか対応ができない状況でございました。そういった中で、本の森ちゅうおうの新築工事ということで、現在は、新築工事に合わせた作業場所として使っていたところでございます。今回、その箇所において、こういった30台の自動二輪の駐車場を整備することで、交通の安全及び円滑な通行を確保するといったことができるようになるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 状況の説明等を含めて、以前からの課題があった場所であるということ、また、橋詰めのスペースとして、本の森ちゅうおうの建設に絡んで利用もされていた場所にオートバイ駐車場を設置するという経緯も承知いたしました。

 私もあの道を通っていて、ずっと塀で囲まれている、フェンスで囲まれているような状況の中で、あの場所にオートバイの駐車場が造られるんだなということを、地域が違うので、状況がどのようなものかというのを確認した次第でございます。ちょうど角地でもありますので、歩行者の安全確保という点では、出入口の設置の場所等十分に御注意いただけたらと思います。

 1点、現在、5か所ある駐輪場の中で、定期のみの場所が2か所、そして、時間貸しという形で利用しているところが3か所で、ここの地は時間制のみということになっております。恐らく地域のニーズに見合った状況で、定期利用はない、今回は時間貸しだけであるという状況なのかなと思いますが、その点については、どのような方向性から時間貸しになったのでしょうか。

○落合交通課長
 定期利用でなくて、一時利用を選択した理由でございます。

 今回整備するに当たりましては、東京都道路整備保全公社のほうで運営方法というのを検討してもらい、時間制といったものを導入しております。周辺を見ますと、民間の駐車場は、日本二輪車普及安全協会のホームページを見ますと、八丁堀では大体約10場程度、30台の定期の駐車場がある状況でございます。そうした観点なども踏まえながら、公社のほうで検討していただき、時間貸しの整備を行ったというふうに考えております。また、今後、利用状況を踏まえながら、状況等変われば、その都度定期にするのかといったところも検討を行いたいというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 御丁寧にありがとうございました。

 民間駐車場も周りに設置があるという中で、まずは時間制のニーズを踏まえての設置ということも十分把握できました。

 また、本の森ちゅうおうにも近い場所ですので、歩行者も今後動線が増えるという中では、歩行者の安全も確保できるような環境整備を要望して質問を終わります。

○山本委員
 私からは、資料5、まちづくり協議会の報告について伺ってまいります。9月1日に開催された築地二丁目地区のまちづくり協議会について伺います。資料の計画概要と議事要旨の内容について伺ってまいります。

 まずは、資料の計画概要から2点伺います。まず、築地二丁目地区の再開発に至るまでのこれまでの経緯について簡単にお聞かせください。

 また、築地二丁目地区の課題、どういった課題があって再開発に至ったのか、また、再開発によってどのような解決に至るのか、まちづくり基本条例に基づく地域貢献のポイントなどについてお聞かせください。

 まず、こちらをお願いします。

○福島まちづくり事業担当課長
 築地二丁目の経緯や課題等についてです。

 まず、経緯についてなんですが、こちらのほうは、この建物の区域内には全部で5棟建っております。地権者の数としては、その中に今4者の方がいらして、ここの部分での共同化というものの検討が、平成29年に地権者の方々の中でスタートしました。その中で、少ない地権者の方ではありますので、ある程度スピード感を持って話のほうが進んでいきました。その後、ここでのまちづくりをやっていく上で、ここの地域の課題と、そして、それを改善するためにどういうような取組があるのかというのを皆さんの中で話し合われた中で、今日に至っているわけでございます。

 ここの地域の課題といたしましては、まず、築地の駅とまちのつながりというところがございます。御存じのように、地下鉄日比谷線の築地駅に隣接している地域なんですが、築地駅は地下鉄駅ということもあって、駅の周りに人が憩えるというか、とどまれるような、そういう広場のような空間が今はないというような状態でございます。

 また、築地駅を御利用されている方はよく御存じだと思うんですが、地上へ至る出入口が大変狭くなっております。そして、バリアフリーのエレベーターの設置状況も、エレベーター自体は設置されているんですが、十分かというと、そうでもないところもあるのかなと。ここの地区の中では、それを解決、改善するために、この開発の中で地下から地上への快適なバリアフリーのルートをつくるとともに、よりつながりを強くするために、地下のルートを掘りまして、平成通りのほうにもアクセスできるようにしているというところがございます。

 また、平成通りに面した部分に人が憩えるような大規模な広場空間を設けまして、そこで例えばまちのイベントを開いたりだとかいうことでにぎわいを生むような、そういうような取組もできるようになっております。

 また、この開発の中では、平成通りの部分についても一部改良をやっていくというような計画になっておりまして、平成通りは電車通りといって、都電が走っていた通りなので車道部分が非常に広いと。ですので、ここの部分は歩行者の交通量も多いところではありますので、車道と歩道の幅員の構成を見直して、歩行者がより快適に歩けるような、そういうような通りのほうに作り変えていこうということもやろうとしてございます。

 まちづくり基本条例の中のポイントといたしましては、今申したところが大きなポイントとしてありまして、そういう交通対策の部分、地下鉄駅との出入口の整備だとか、あとは、歩行者空間の整備といったところが代表的な取組項目として挙げられております。

 以上になります。

○山本委員
 非常に御丁寧に御答弁いただきありがとうございます。

 私も築地駅をよく使いますので、現状をよく把握しております。非常に階段も急ですし、狭くなっているなと感じております。また、エレベーターは確かについているんですけれども、ちょっと場所が使い勝手が悪いのかなという感想も持っております。今後、地下鉄の出入口の混雑の解消、また、地下鉄出入口の新設ということで、より便利な駅になることを願うところです。

 今回、それに加えて、平成通りの歩行環境の整備が加わるということなんですけれども、この整備への協力については、どのように行っていくのかお聞かせいただければと思います。

 あわせて、議事録の内容についてもお聞きしてまいりたいと思います。議事録を読ませていただくと、非常に広範囲にわたる、非常に大きなスケールの話になっているなと感じております。議事録を読みますと、築地二丁目の再開発の質疑応答にとどまらず、築地一丁目の電通跡地、また、築地えとビルの開発、築地市場跡地の開発、さらには、高速晴海線と都心環状線の話、そしてさらに、築地社教と、あと、新橋演舞場の建て替えなど、非常に本当に広範囲の答弁がなされているなと思いました。

 これを読んで思うのが、中央区のまちづくりの考え方として、まちとまちをつないでいきたいという思いがすごく強いんだなというのを感じます。築地と東銀座、銀座をつなぐまちづくり、さらに、そこに人の流れをつくりたいという、この辺が本当によく分かる答弁でした。最近区議会のほうにも報告された中央区基本計画2023の中間まとめにも、区長が、セントラルパーク構想といって、まちもつながる、人もつながる政策を提案しておりますけれども、まさにこれを目指すものなのかなと感じております。

 この議事録を読んで、これを踏まえてなんですけれども、今回、築地二丁目の再開発は日比谷線の築地駅を含む開発なんですけれども、ここが出発点となって、次に築地一丁目の開発、また、さらにどんどん広がって、築地跡地もそうですし、そのほかの建て替えなど、こういった築地二丁目がまちづくりの出発点となるという理解でいいのか、まず確認をさせてください。

 また、今後、その隣の築地一丁目の電通跡地の開発に関して、一丁目と二丁目をどのようにつなぐ開発にするのか、まちづくりとしてつないでいくのか、お考えについてもお聞かせください。統一感であったり一体感というものを出していかないといけないと思うんですけれども、この辺についてお聞かせください。

○福島まちづくり事業担当課長
 私のほうからは、平成通りの整備の協力の仕方という部分について答弁いたします。

 平成通りにつきましては、先ほど道路の整備を行っていくというお話をさせてもらいました。幅員構成を変えるとともに、道路部分の改良としては、セミフラット化というものを行っていくという計画になっております。範囲としては、北は築地橋、新富の首都高速道路の出口に向かう掘り割りの部分まで、そこからずっと行きまして、晴海通りまでの平成通り約430メートルの区間を対象にしています。ここでの具体な整備の協力の仕方については、これは今後のお話になるんですが、道路管理者や交通管理者とどういう形での協力がいいかというものを協議しながら、具体な協力方法については決めていくということになっております。

 私からは以上です。

○栗村地域整備課長
 私のほうからは、築地一丁目地区とのつながり方を含めた今後の展開というところで答弁いたします。

 こちらの地区のほうは、築地はこれからいろいろな開発が控えている中で、順番としては、今回、この二丁目から先に出てきたというところでございます。平成通りのところまで今回の築地二丁目の開発の顔として出してくるというところでございますので、今、築地一丁目で検討が進められている再開発については、そこと、あとは、区のほうがかねてから出している築地川アメニティ整備構想に基づいた銀座側への広がりといったところを意識しながら、お互いにつなぐことを意識しながらの検討ということが今なされているところでございます。

 こういった形の中で、アメニティ整備構想の築地側区間の緑道整備、アプローチの整備、こういったところを通じながら、最終的には築地の跡地のほうまで人の歩く空間が広がっていくと、そういったところを区としては意識しながら、それぞれの開発事業者と協議をしてまいりたいというふうに考えております。

 私からは以上です。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 平成通りの歩行環境の整備に関しては、平成通りというのは、京橋築地小学校の入り口のある場所であったり、また、飲食店や店舗も非常に多くありますので、ぜひ丁寧な説明をお願いしたいと思います。

 2点目の築地二丁目の開発と一丁目の開発、さらには、築地川アメニティ整備構想、この連携であったり、まちづくりの一体感に関して今お聞きしたんですけれども、具体的にどういった広がりを持たせようと思っていらっしゃるのか、この辺についてももう少し詳しくお聞かせいただければと思います。

 また、今回、築地二丁目の再開発があって、今後、この周辺でどういった再開発があるのか、また、時系列で言うとどういった順番になるのかも、分かる範囲で結構ですので、お聞かせいただければと思います。

○栗村地域整備課長
 具体的な広がり方というところでございますが、現在、築地かいわいにつきましては、いろいろな地権者、事業者のほうでのまちづくりの検討というところがなされております。どういう順番になるのかというところまでは、なかなか我々ではコントロールするのは難しいところでございますが、合意形成の順番ですとか、あるいは、跡地については、東京都から示されている事業スケジュールというものがありますので、そういったところをにらみながら、ただ、区としては、全体像を様々行われているまちづくりの検討でどういうふうにつなげていくのかというところを意識しながら、それぞれの事業者と協議を重ねているというところでございます。

 そういった意味で言うと、具体的にどこがというところまでは、今のところはっきりしているのは跡地の開発の部分であったり、あるいは、区有地を、社会教育会館のところ、こういったところを活用していくというところは、ある程度見えているところでございますが、それ以降の個別の事業につきましては、また順次御案内していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○山本委員
 御答弁ありがとうございます。

 もちろん中央区がスケジュールを決められるわけではないということはよく理解しております。ただ、まちづくりの方向性に関して、また、まちとまちをつなぐという、こういった視点に関しては、中央区がきちんと開発業者に指導していかなきゃいけないのかなと感じております。

 この地域は、築地の跡地もそうですけれども、築地の駅周辺、そして、東銀座、銀座と非常に各地域がポテンシャルの高い地域だなと感じております。私、今まで日本橋にいましたけれども、私事で申し訳ないんですけれども、今、築地の一丁目のほう、ちょうど一丁目と二丁目の開発の間に住んでおりますので、非常にこの地域はすばらしい地域だと思っています。今後の開発でさらにまちがよくなることを願っておりますので、ぜひとも築地かいわいの再開発に関しては、今後も見守っていきたいと思っております。また、楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。

 以上で終わります。

○小坂委員
 では、お願いします。私もまちづくり協議会に関して御質問させていただきます。

 9月1日のまちづくり協議会を私も傍聴させていただきましたが、大変広がりのある、築地の将来的なビジョンまで含めた議論がなされて、大変充実した協議会だったと思います。

 1点、ちょっと気になるので御質問させていただきますが、今話題に出た平成通りの整備430メートル、歩道の拡幅なんです。ここで、今、プラタナス、スズカケノキが町並みを形成しているんですけれども、それ、伐採とかいうことはないと考えていいのか、そこだけちょっと心配なもので、お願いします。

○福島まちづくり事業担当課長
 先ほど御答弁させていただいたんですが、具体なここでの整備の仕方については、まだまだこれからの検討となります。そういう樹木の部分についても、おのおのの木の状況に応じた対応を取るのかなというふうには考えております。

 以上です。

○小坂委員
 せっかくですので、きちんと守るべきものは、街並みを守りながらの開発、スズカケノキも残しながら歩道の拡幅というのはきっとできるので、他区では安易に伐採しているというのも見かけるもので、よろしくお願いします。

 以上で終わります。

○墨谷委員長
 次に、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について。

○竹内委員
 それでは、私からは、先日、企画総務委員会で発表されました中央区基本計画2023(仮称)の中間のまとめについての部分で確認をさせていただきたいことと、あと、住宅施策についての質問2点をさせていただきたいと思います。

 まず、せんだって本会派からも、中間のまとめにつきましては、その特徴というものをお伺いした次第でございます。基本構想を変えずに道筋を立てていく、そして、その中で、横断的に取り組むリーディングプロジェクトというものを今回新たに掲げられたというところかと思います。このリーディングプロジェクトの中で、1番、ゼロカーボンシティプロジェクト、そして、2番目に水とみどりプロジェクトという部分では、環境建設委員会の部分にも非常に大きく関わるところで、リーディングプロジェクトの半分、数で言うところでは半数を占めているというところになろうかと思います。

 ゼロカーボンシティプロジェクトにつきましては、令和3年でも、ゼロカーボンシティ中央区宣言ということで、区長もその宣言をなさったところでございます。ゼロカーボンシティに向けての着実な取組をさらに深めていくというところかと思います。この達成度の目安となる指標として、今回、KPI値というものがございます。ゼロカーボンに向けてのKPI値というのは、非常に目に見えない部分で、なかなか表現の仕方が難しいという中で、今後、どのような方向性を持って進めていらっしゃるのかという部分。

 そしてまた、一方で、水とみどりプロジェクト、こちらにつきましては、先導する取組として、水上交通の活性化促進という部分で、新たな舟運の整備というものも掲げられました。これにつきましては、KPI値というものが、船着場利用回数他という表現もございますが、利用回数という部分では目にも分かるような目標値が掲げられております。現在、東京都では、船で通勤という昨年に引き続きの計画等も、企画も立てて進められております。本区として、都との連携ですとか、今後、築地のまちづくりで当然水辺の活性化というものも掲げられている中で、まだまだ構想、中間のまとめという段階ではございますが、今後の方向性について確認をさせてください。

 そして、もう一点、住宅施策ということで、今回、理事者報告でも公営住宅の申込みの御報告をいただいたところでございます。今年度、6月の子ども子育て・高齢者対策特別委員会において、中央区の高齢化について本会派からも幾つか質問をさせていただいたところでございます。公営住宅というのは、恐らく、いつも皆さんにお声をいただくのは、なかなか当たらない、中央区は本当に倍率が高くてなかなか住めないというお声も聞いていく中で、なかなか空きが出ないという状況もあるのかと思います。そういった中では、恐らく高齢化率も、高齢者の世帯、高齢御夫婦だけ、家族がだんだん成長して高齢化をしていくという現状があろうかと思いますが、まず、区内の公立住宅においての高齢化率、高齢の御夫婦でお住まいになられている、そういったパーセンテージ等を把握していらっしゃるようでしたらお示しください。

○武藤環境課長
 私からは、リーディングプロジェクトのゼロカーボンシティプロジェクトの点についてお答えさせていただきます。

 目標値、KPIにつきましては、中心となるのは二酸化炭素の削減率ということになろうかと思います。2050年につきましては、宣言どおり実質ゼロというのを目指していくんですけれども、2030年度につきましては、今調整をしているところでございます。

 これに向けまして、今回の改定で大きな転換点としては、低炭素から脱炭素化というところが一番大きいのかなというふうに考えております。再エネの導入促進ですとか、民間施設、区有施設のZEB化の推進、また、都内連携による森林保全など、二酸化炭素の削減に向けてより踏み込んだ取組のほうを記載させていただいているところでございます。また、これまで取り組んできた施策についても、充実強化のほうを図っていきたいと考えておりまして、特に省エネ活動につきましては、きっかけづくりから、行動変容を促して継続的な取組となるような施策が重要だと考えております。特にエコアクトはじめとします既存事業の充実強化につきましても掲げているところでございますので、そういった取組をしながら脱炭素に向けて進んでいければと考えております。

 以上でございます。

○落合交通課長
 舟運についてでございます。

 現在、本区の中でも、朝潮運河船着場、また、日本橋船着場など舟運等で多くの方に御利用いただいているといった状況です。また、区内では、浜町、明石町などの船着場なども整備されており、都の水上交通なんかも通っている状況でございます。

 そうした中で、今後、築地の跡地等には船着場の整備、さらには、晴海五丁目のマルチモビリティステーションでの船着場の整備、こうしたところが計画されているところでございます。都内随一の水辺を有する本区においては、こうした水辺を活用して、水上交通を活用していく、また、マルチモビリティステーションは、築地等では陸上交通との結節等もできることから、利便性の向上が図られるものというふうに考えております。こうしたところをどのように活用していくのかしっかりと検討して、事業スキーム等今後検討を行っていきたいと考えております。

 また、KPIにつきましては、船着場の利用は最近コロナの影響で大分落ちてきてはいます。しかしながら、今後を見据えると、水辺の活用といった意味では、船着場の利用回数が増えてくるといったことが、皆様にとって水辺に親しんでもらえている状況なのだというふうに考えております。そうしたことから、このKPIをしっかり上げていき、目標を据えて頑張って努力していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○菊池住宅課長
 区立、区民住宅にお住みになっている方の高齢化についてです。

 例えばの話なんですけれども、2段式の駐輪場の2段目のところが使いづらくて、駐輪場は狭いのよねとか、そういったお話を聞いたりする中で、公的住宅ということで、周辺よりも入居しやすい家賃設定というところも相まって、入られた後長く住まわれるということでの高齢化というのが顕著になってきているんだなというのは、ひしひしと感じているところでございます。しかしながら、高齢化率というところについての数字は持ち合わせておりません。

 以上になります。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 まず、中間のまとめのほう、リーディングプロジェクトの、ゼロカーボンシティプロジェクトについては、低炭素から脱炭素へ変わっていくという部分、そして、本区では、今までも環境保全という部分では、中央区の森の伐採した木の活用ですとか、そういったことでも大いに低炭素、脱炭素へ向けての方向性というものは示されてきていることと感じております。その中で、中央エコアクトというのは、ホームページを拝見しますと、まだまだ認定企業というのももっといっぱいあっていいのかなと思いますし、あと、学校なんかでも、夏休みの課題の中で取り組みやすい内容を示しているなというものを感じております。こちらにつきましては、機運醸成も含めて、そういったものを活用されていくと、さらに目標値に近づいていくのかなと感じているところでございます。

 そしてまた、水とみどりプロジェクト、こちらについての船着場の利用、舟運ですとか、水上交通活性化促進という部分では、まだ大きな課題として築地の跡地がどういう方向になるのか具体的なものが示されていない中ではございますが、現在ある船着場のほか、晴海五丁目も含めて、また、浜町というお声もあったかと思います。それぞれ船着場がある中で、どこを、どういうふうに利用したら安全な利用と区民の交流が図れるかという、そういった課題もあるかと思いますので、今後のパブリックコメント等、そして、来年度の春の策定に向けて、引き続き調査研究を進めていただいて、今後の中央区でのお取組をお願いしたいと思います。

 そして、住宅施策については、引き続き質問をさせていただきたいと思います。すみません、高齢者福祉課と所管部は違いますので、公営住宅での高齢化率という部分においては、何となく長く住まわれている方が多いという感想なのかと思います。

 地域でお話を伺っていますと、そういう公営住宅に限らず、地域の中で、自分のマンションに帰っても、どこのフロアか忘れてたどり着かない方がいる。認知機能の低下というものは、所管部は違いますが、福祉保健部でも何度かそういった質問が交わされている。そして、高齢者施策の中でも重要課題の一つとして認識をされているところかと思います。そういった中で、例えばお子さんですとか、あと、高齢者、特に認知機能が低下を始めている方というのは、フロアがただ数字で示されているよりは、フロアに特徴的な色がある、もしくはマーク、ピクトグラムのような模様がある、そういったものをずっと見続けていることで帰れる、自分のフロアにはたどり着けるのではないか、そういった考えもあるのかなと思います。

 おとしより相談センターでは、キーホルダーをつけて、また、地域の見守り体制として民生・児童委員さんがいるなど、そういった様々にその方の帰宅に向けて、迷子の高齢者が少なくなるように横断的な取組をしていく中では、住宅施策の一つとしても、そういったマークの改良ですとか、居宅内での何か目印になるような、そういった施策があってもいいのかなと考えているところでございますが、このような方向性、考えについて、御見解があればお聞かせいただきたいと思います。

○菊池住宅課長
 認知機能の低下している方への住宅施設への施策的なところについてでございます。

 住宅なんですけれども、お住みになっていたりとかという暮らしを支える重要なものということで、認知症の方などが最低限の生活を一人で行い得ないような状況が急に来るのか、徐々に進行してくるのかという中で、基本的には住宅のハードの整備部分だけで対応していくということには限界があるのかなというふうに考えてございます。

 現在も、そういった方も、実際に住んでいる方にもいらっしゃいまして、ケースワーカーですとかヘルパーの方と連絡をしたりとか、福祉保健部の高齢者福祉課などとも連絡を取りながら取組をしているんですけれども、基本的には早め早めにそういった方がいらっしゃるよとか、そういう動きがあるよというふうな形で福祉的なサービスにつなげていくというのが重要なのかなというふうに考えてございます。

 これまでもそういった形で心がけているところではございますけれども、住宅管理を行っていく中では、居住者の方の認知症の程度も様々という中で、どういったものが必要なのかというコミュニケーションを大切にしながら、そういった情報をいち早くキャッチして、全体としてケアに努めていくというのが一番いいのかなと。その中で、例えばエレベーターのところにシールを貼ったりとか、その程度にもよるんでしょうけれども、それをやることによってすごく前向きに、いい方向に進むという形であれば、柔軟な考えを持って対応してまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○松岡都市整備部長
 今の件、少しだけ補足させていただきます。

 確かに今委員のほうから御提案がありましたとおり、フロアの色分けだとか、各フロアに特徴をつけるというのは、非常に有効な手段なんだというふうに思います。確かに今住宅課長が申し上げましたとおり、全庁を挙げてどうやっていくかというソフト面がすごく大事だと思うんですが、ハード面でできることは、すぐにというわけにはいかないんですが、改修の機会を捉えてしっかり対応してまいりたいと、そのように考えております。

 以上です。

○竹内委員
 御答弁ありがとうございました。

 色を塗れとかマークをつけろというのは、言うのは簡単なんですけれども、私、議員になって初年度に、スクールゾーンの件で色が薄いんですけどという御相談をしたところ、しばらくしてから道路を掘り始めて、新たに舗装して、その後、数週間かかってカラーがついたという経験があり、ぱっと思いのままといくほど簡単なものではない、非常に費用がかかるものであるということも十分承知をしております。

 今後は、何か改修、補修等、そういった機会の中で、高齢者にも優しい、そしてまた、マークをつける、色をつけるというのはお子様にも共通して理解をしやすくなるものかと思いますので、ぜひぜひ御検討いただけたらと思います。

 質問を終わります。

○青木委員
 それでは、私からは、議題のみですが、4つお尋ねしてまいります。

 1つ目が晴海ふ頭公園、臨海公園、緑道公園、この自転車の乗り入れについて。2番目に、月島第二児童公園は、現在、放置自転車対策が行われていますが、この点について。そして、3番目に、BRT第2次で、移行に伴い、BRTの暫定ターミナル移転に伴う都有地の閉鎖について。この3つは、特に晴海、あるいは勝どき、月島も含めまして、お住まいの皆さんから、現在、実際多くの質問をいただいているものです。

 そして、もう一つは、前委員も取り上げていらっしゃいました中央区基本計画2023、中間まとめ、その中から、新たな舟運の整備というのは、私もこれまで取り組んでまいりましたので、この点について後ほど詳しくお聞きしたいと思います。

 その前に、1点報告がありまして、委員会、それから、第三回定例会の一般質問でも取り上げました、月島川、ここにある不法係留、それから、船が大変衛生的でないものがあって、景観が悪いということを申し上げましたが、きれいになりました。廃船のほうはなくなりまして、あと、そこに今係留してある船4隻ですか、現在進行形で屋形船として使われているもののみです。あそこはちょうど緑の散歩道に当たっております。中央区が提唱しております遊歩道は、最終的には全部つながるようですが、その一部である緑の散歩道、ここの景観が大変よくなりまして、何が起こっているかというと、緑の散歩道の勝どき側、あそこは大変きれいに整備をされていて、そこで釣りをしている親子がいらっしゃる。

 それから、手前側、月島側はカルガモが大変増えています。以前は、カルガモといいますと、佃堀、それから、晴海運河のほうに行きますと、ほとんど相生橋のほうになりますが、相生橋のほうに中央区で造っております浮島が3つ、4つほど大きいものがありますが、その2か所が主なものでしたが、月島川は2つのファミリー、ですから、20羽以上のカルガモが常にいるという状態で、橋から写真撮影をしている方々も見かけます。川の整備がうまくいきますと、こうしていろいろな可能性があるんだということを感じております。

 すみません、ちょっと長くなりましたが、1つ目の質問に入ります。晴海緑道公園と晴海ふ頭公園が再オープンいたしまして、大変な人気です。中央区がもともとオープンしておりました晴海臨海公園、この3つがつながりました。ただし、3つがつながって、たしかそれぞれ500メートルと聞いておりますので、直線で1.5キロメートルテラスがあるんですが、このテラスも含めまして今のところ自転車通行はできないと聞いておりますが、いかがでしょうか。詳細に教えてください。

○白石水とみどりの課長
 晴海緑道公園と本区の晴海臨海公園の自転車利用についてでございます。

 委員から御紹介がありましたとおり、区立の晴海臨海公園は500メートル、それから、晴海緑道公園が約1キロとなっていまして、約1.5キロメートルの連続した緑道的な公園になっているところです。もともと区立公園のほうが先行にオープンしておりまして、こちらは自転車利用ができないということから、今回、新たに10月7日金曜日に晴海緑道公園がオープンしておりますが、東京都のほうも区のルールに準拠していただいて、現在、自転車は乗り入れできないという形の運用になってございます。ちなみに、晴海大橋の下、ちょうど区立の晴海臨海公園と緑道公園の間には、逆U字の車止めを設置しておりまして、物理的にも自転車の乗り入れができないような形に整備しているところです。

 以上でございます。

○青木委員
 現状、大変よく分かりました。

 中央区立の晴海臨海公園は、公園ですので、自転車は乗り入れできないというのは大変よく分かります。ただし、緑道公園はほとんどテラスで、それぞれ臨海公園もふ頭公園のほうまでテラスでつながっています。これが晴海テラス辺りのテラス、それから、例えば隅田川テラスと比べますと、かなり幅があるように感じます。もともとたしかオリンピック・パラリンピックの中で、特に臨海部は自転車道路を増やしていこうというのが、まだ都知事が舛添さんだった頃におっしゃっていたような記憶があるんです。幅が大変ありますので、将来的にここに自転車専用道路といいますか、自転車で晴海ふ頭公園まで行けるような、これは不可能なんでしょうか。

○白石水とみどりの課長
 連続化しているというところで、自転車利用ができないかというところなんですが、区立の公園に関しましては、全て自転車の乗り入れができないという形で今統一してございまして、委員が御紹介のとおり、あそこの水たたきの部分に関しましても、約8メートルぐらいあるので、かなりの広さはあるんですが、もともとオープン前に中央区と東京都のほうでその運用に関してはやり取りいたしまして、自転車に関しては、おっしゃるとおり、連続しているからこそ、自転車を途中で降りてという形はなかなか難しいのかなというのがございまして、現状のところ、自転車の乗り入れができないという形になっているところでございます。

 以上です。

○池田管理調整課長
 現在、自転車の通行に関しては禁止させていただいているところです。委員のおっしゃるとおり、将来的には、構造的に自転車のレーンもという考えというのは十分承知しているところでございます。ただ、現在、テラスに出るためのアクセスポイントが重要なところになるのかなというふうに考えています。テラスまで行く自転車の通行帯等もまだ整備されていないような状況の中で、テラスだけを自転車通行オーケーですよというのもなかなか難しいところもあるのかなと。ただ、将来的に、湾岸エリアをぐるりと交通アクセスができるようになれば、そういったことも視野に入れながら、自転車の通行も含めて検討していくことも必要なのかなというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 ぜひ将来的にということで。今、私の数値はちょっとアバウトでしたが、1.7キロですね。これを歩いていくのは大変で、ジョギングとかウオーキングで使うにはいいですが、そこを通って、最終目的地は晴海ふ頭公園という方も多いので、ぜひ将来的にきちんとした自転車道、サイクリングロードを備えた道としての整備をよろしくお願いいたします。

 続きまして、勝どきにあります月島第二児童公園ですが、私、よくあの前を通るんですが、この数週間、数か月になりますが、放置自転車対策が大変すばらしく行われています。見ていて、大変すばらしく行われておりまして、これの目標といいますか、あと、現状ですね。どういうことがきっかけで。本当にもう徹底的という言葉がとても当てはまるような対策が取られています。この辺の事情を教えてください。

○落合交通課長
 月島第二児童公園の放置自転車対策についてでございます。

 当該箇所は、公園敷地と公開空地との間に道路幅員約3メートルの道路が整備されているといった状況の箇所です。以前は、こちらに100台程度の自転車が放置されていたと。この道路の場所なんですが、建物の非常時等に緊急車両等が通行するといった箇所になっております。そうした中で、放置自転車が多く止められているといった状況、さらには、ちょうど目の前には勝どきの地下駐輪場がありますが、利用率も、なかなか多くの方に利用されていないといった状況でもございました。そうした中で、地下駐輪場を多くの方に利用していただく、さらには、緊急通路をしっかり確保していくといった必要があるというふうに考えております。そうしたことにおいて、今回、駐輪対策を行っているところでございます。

 今後につきましては、今、カラーコーン等で囲ってはいるんですが、このままというのは美観上も問題があるというふうに考えております。マナーの啓発活動を行いながら、あと、公園管理者、また、道路管理者とも協力、連携しながら、置けないような環境、雰囲気をつくっていく必要があるというふうに考えております。こういったところを取り組みながら、駐輪場の利用促進、駐輪対策を行っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○青木委員
 月島も同じなんですが、法的にちゃんと止めておくことができる駐輪場があるんですが、地下であるということで、つい便利なところに止めてしまうというのは、状況は同じだと思います。でも、今後もカラーコーンなどを使いながら、対策を取っていくということ。たまたまといいますか、明日、都心・臨海地下鉄新線推進大会があるんですが、このためにということはあるんでしょうか。

○落合交通課長
 現状、今までも駐輪状況というのはひどい状況ではございました。そういった中で、今回、明日、都心・臨海地下鉄新線推進大会といったものも開催されますので、そういった機会もしっかり捉えながらやっていきたいというふうに考えていたところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 先ほどおっしゃった公開空地の部分は、確かに自転車がなくなるとかなりの広さがありますよね。そういった意味では、また月島第二児童公園の使い方が、可能性が広がっていくのかなと感じました。ありがとうございます。

 では、次に、BRTターミナルの移転ということですね。もともと今あるものが暫定的にあったということは承知しておりますが、ここで大変な影響を受ける方々が、ティアロとクロノとパークタワーですか、いわゆる晴海スリーブラザーズと呼ばれている3つのタワーがありまして、その前に今までは暫定ターミナルがあったので、そこを突っ切って晴海通りに出られた、バスに乗ったり地下鉄に行ったりできたものが、あそこが今閉鎖ですよね。閉鎖するという情報が入りまして、あそこが閉鎖されてしまうとかなり影響が出る。ぐるりと回っていきますので、例えばパークタワーでも162メートル、クロノレジデンスの方は386メートル歩く区間が長くなるという数値も出ております。この点について、最終的にはもちろん都有地で、東京都のものですが、この3つの、スリーブラザーズの居住者の皆さんに大変な影響がありますので、現在の状況を教えてください。

○早川都市活性プロジェクト推進室長
 今の晴海二丁目のお話でございますけれども、こちらにつきましては、先月、10月22日に、晴海地区の工事情報報告連絡会、この場を使って、東京都のBRTの担当課長から地域の方々に、今委員がお話しされたような内容を説明されたところでございます。その際に、今おっしゃられた、ぜひそこを通行することができるような形で再考いただけないかというような御意見を二丁目の自治会長等複数の方からいただいたところでございます。

 当日、私もその場におって、進行していたわけでございますけれども、その場では、BRTの課長からは、現段階では封鎖するということで報告をさせていただいたところでございますが、そういった要望が多うございましたので、元の土地の港湾局の部隊とも東京都として検討を進め、改めて御説明させていただくということで、10月20日の会は閉じさせていただいたところでございます。

 その後、東京都のほうにも現在確認をしている最中でございますが、こちらについては、現在東京都のほうで検討中ということでございまして、そう遠くない間には何らかの回答というものをいただくようなことで、現在話を聞いているところでございます。区としましても、当該地は東京都の土地でもあり、また、BRT等についても東京都のほうで運営している事業でございますので、どういった形で協力なり支援なり、そういったものができるか、現段階では都の見解を待ってということになりますけれども、地域の方の声、こちらについては区のほうにも届いているところでございますので、引き続き区としても、そういった部分では何らかの形で対応はさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

○青木委員
 今おっしゃった、10月22日、その日に、工事情報ということで、現地の自治会長の皆さん、あるいは管理組合の皆さんがお話を聞いてびっくりなさったと、そうは思っていなかったのでということで、不安な声が今いろいろなところに伸びております。今後も、区としてどのようなことができるかというお話がありました。

 まず、1点目として、このまま何もないと、たしか2月22日ですか、いずれにしても、次のお話は2月と皆さん聞いていらっしゃるようですので、それはかなり間が空いてしまいますので、できるだけ早い時期に、真ん中に中央区が入りまして、もう一度情報交換のようなことはできるのでしょうか。

○吉田副区長
 その件については、いろいろな形で晴海の方からの御要望もいただいております。そういうものについて、東京都のほうの考え方もありますが、私ども区、それから地元がどういう形で参画をしながら、地元の要望を具体的な形で実現できるのかということを、今検討しているところでございます。大変お気持ちは分かりますけれども、その部分について、今私どもも詰めて検討しておりますので、なるべく早く結果を御報告ができるようにしたいと思っておりますけれども、今の時点でいついつまでという形ではなくて、なるべく早くお答えできるように、今本当にそこのところは詰めて検討しておるということで御了承をいただきたいと思います。

○青木委員
 しっかり考えてくださっているということで、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 それでは、中央区の新しい基本計画の中から、私が気になりましたのは02番、水とみどりプロジェクト、その中の40ページですが、はっきりと書いてありますね。取組名、水上交通の活性化促進、新たな舟運の整備、隅田川や日本橋川、朝潮運河など、都内随一の水辺空間を有する本区にふさわしい舟運ルートを、都や舟運業者と連携して開設し、船を観光資源としてだけでなく、新たな移動手段として定着させる、これが入るわけです。

 そこで、具体的に、特にここに観光だけではなくと明確に書いてあります。これまでも、観光面では、あとは、レジャー面、楽しみとしては、東京都を中心に様々な社会実験もありましたし、実際行われています。今回、移動手段としてですよね。それから、新しい舟運ルートということで入りました。もう少し具体的にお話しできるようでしたら、聞かせてください。

○三留環境土木部長
 舟運についてでございます。

 今委員に御案内いただきましたように、観光、それから、これまであったような舟運目的ではない新たな舟運ということでここには書かせていただいているところでございます。ただ、それがどのような形で実現していけるのかというのを、現在、これから発進、要は、スタートするというところでございます。ただ、観光目的ではないということであれば、現在の江戸バスのように、区民の皆様が足として使えるような舟運ができるのではないだろうかと、そういったことも含めて、今後、検討を進めていきたいと思ってございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 前委員からもお話がありましたが、ちょうど東京都が朝の通勤に使おうということで社会実験を行っていますが、具体的に想像できるのは通勤の足。大きく流れが出てきたのは、コロナだと思うんです。コロナ以降、まさに多様化、区民の皆さんの生活の多様化、ライフスタイルの多様化ということで、これまでは毎日通っていたけれども、あるいは朝早く出勤していたけれども、好きな時間に出勤できるとなると、たまには船に乗って、缶コーヒーではなく、上質のコーヒーも出るそうですよね、あるということで、コーヒーを飲みながら出勤するという、まさに多様化ということで出てきたように思います。

 もう少し具体的にですね。といいますのは、私、前々回の一般質問で、晴海五丁目にできますHARUMI FLAGの中のマルチモビリティステーション、ここにも防災船着場ができますが、そこからどこかへ通勤で使えるようにということは、具体的に言いますと、水上バスが必要になりますというお話をしまして、水上バスの誘致について質問をしましたところ、前向きに検討してみますという答弁を区長からいただいておりますが、具体的に水上バスの誘致ということについて、もう一度お聞きしてもよろしいでしょうか。

○吉田副区長
 私どもが水辺というふうに言っておりますのは、様々な意味があるわけですけれども、19世紀まで本当に水を、河川を生活の中で使ってきた我々が、鉄軌道、あるいは陸上交通のテクノロジーの発達の中で、どちらかというと川を使うということをやめてしまっていて、むしろそこの部分に高速道路を架けたりなんかしまして、生活そのものの中から水を追い出してしまったところがあった。

 もう一度例えば水辺をきれいなものにしていこう、あるいは水を本当にきれいなものにしていこうとするならば、また、環境の世紀ということであるならば、水を使わなきゃいけない。河川を使うというような生活を取り戻す必要があるのではないだろうかということが基本的にはあるだろう。使わないものだと蓋をしてしまったり、言っちゃあ悪いですけれども、ごみために使ったりする例もあるわけで、終戦直後は瓦礫で結構埋めちゃったりしたのもあるわけですから、そういう部分でなくて、水自体を使うということをやっていかなきゃいけないだろう。

 今回の基本計画の中では、水を使うというのを日常のもの、日常生活に使うものとして水上交通を復活できないかというのが1つの課題でございます。それをどういう形で実行できるのかということでございますけれども、御案内のとおり、私どもの区内には既に船着場がそれなりに主要なところにございますので、今おっしゃられたような部分の船着場、それから、朝潮運河というようなものを全体として活動させていけば、晴海から月島、それから、築地、そして、新川のほうを通りまして、日本橋までというのは、ある意味で一筆描きで往復できる航路として考えられるわけですから、そういうものを頭に置きながら、先ほど環境土木部長から申し上げたように、陸上交通で江戸バスをやっているんですから、ひとまず我々のほうでそういうことができないか、生活の中に水運というものを取り戻せないだろうかということを考えているということです。

 ただ、これは結構お金のかかる話ですから、現実の問題として、そういうことをやっていってどのぐらいのお金がかかって、効果がどうなんだということについては、ある程度詳細な検討が必要でございますので、一気に来年からというわけにはまいりませんけれども、そういうことは検討して、具体的に前に進もうじゃないかというのが基本計画でございます。

○青木委員
 一っ飛びで変わるわけではありませんが、大変前向きに。かつては、人類は、人は水を使って生活を送っていたということですね。私もよく使うのは朝潮運河です。個人でありながら、そういった意味では、本当に使いやすい船着場で、昨日は4往復しましたので、8回使いましたので、KPIの船着場利用回数にはかなり貢献をできたのではないかと思っております。

 水辺の活用ということは、いろいろなところでいろいろな人がおっしゃっていますが、本当に中央区こそ水辺率が1番ということ、23区で一番多い区ですので、これからも舟運の活用をよろしくお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 では、よろしくお願いします。

 まず、晴海の都有地、二丁目の貫通道路の話が出ましたが、これ、地元の人が言うには、12月に閉鎖というふうに聞いているんですが、それはないと考えていいのかどうか補足で1点お願いします。

 2点目が、地下鉄新線の報告書の件なんですけれども、あした大会なんですけれども、我々議会や議員連盟は、令和3年度に860万円かけた検討会の検討資料がまだ見せてもらえてないんです。これ、いつ頃見せていただけるのか教えてください。

○早川都市活性プロジェクト推進室長
 1点目の晴海の件でございますけれども、先ほども答弁させていただきましたとおり、現在、検討中というところでございまして、何らかの結果を住民の方々にしっかり説明をさせていただいた上で、東京都のほうで事業については進めていくというふうに聞いてございますので、現段階で何の説明もないまま事を進めていくというようなことはないものと区としても認識しているところでございます。

 以上です。

○落合交通課長
 地下鉄新線の報告書についてでございます。

 地下鉄新線につきましては、現在、東京都のほうが学識経験者等を交えて検討会を昨年の9月から行っております。今までに3回程度検討が行われてきたといったところでございます。今後、これらの内容の取りまとめがされていく、具体的なルート、また、駅位置などについて検討しているといった話を聞いているところでございます。こうした観点が出てくる、そういった中において、しっかりと区としての主張、すり合わせを行っていきながら、令和3年度の報告書等についても、都の報告があり次第、検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○小坂委員
 令和3年度の予算のものなので、早く報告書ぐらいは見せていただいて、同時進行で検討したらいいというふうには思っておりますので、よろしくお願いします。

 それと、晴海二丁目の件は分かりました。12月に閉鎖と住民の人が焦っていたもので、期間をお伺いさせていただきました。

 次が、私も基本計画2023なんですけれども、138ページに、協議型まちづくりというふうなことがうたわれております。近隣住民等に対し協議や説明を行う協議型のまちづくりと。協議や説明で、説明だけで協議型まちづくりにはならないと思うんですけれども、さらなる取組として、協議型まちづくりに関しての基本的なお考えを教えていただければと思います。

 特に、都市計画をつくるということがこれからとても大切になると思います。決算特別委員会でも吉田副区長がおっしゃったように、築地の跡地を都市計画で縛っていくのが中央区であるというふうなことを述べておられました。都市計画をいかにつくるかという中での協議型まちづくりの在り方を教えてください。

○吉田副区長
 都市計画といっても、実際のところを言うと、そこの地域、まちでの生活の在り方、それから、御商売などの在り方、そういったものを含めて、どういうふうに環境を発展させていくかというのを都市計画の手続として、計画としてつくっていくということでございます。

 今、この事業については、東京都が民間の事業者を公募して、公募された計画の中で、これがいいやという部分について、さあやれよというふうな事業者の決定をしていくのがここ一、二年間の作業でございます。ある意味で将来像が出てきますでしょう。最初の段階で、ここ一、二年の中で、10年後にはこうなりましょうというような絵が出てくると思います。ただ、それは絵でありまして、それを具体的に都市計画として実現していくための都市計画決定の素案というものが必要になるわけです。

 都市計画決定の素案をつくっていく際に、それは東京都が決めた事業者だから、東京都が事業者との間で都市計画を決めればいいんだというものではないということが私どもの主張であります。当然のこと、周りの方々、まず、基本的には築地の例えば場外の方々と、工事現場であったり開発の敷地になるであろうという地域は、10年間お付き合いしながら、その後70年間なり何なりという、トータルで70年間お付き合いしなきゃならないわけですから、周りのまちとどういうふうな調和をし、その部分での開発が周りにどういうふうな関連を持つんだというようなことの調整は、当然のこと、地元区である我々と地元が調整をしなきゃいけないことです。

 ですから、その部分については、まず、区としては、基本的には築地の場外とお話ししますし、あるいは築地のまちづくり協議会とお話をする。そういうふうな協議の過程の中で、議会にも具体的にはお話をさせていただく。そういうふうにしながら、都市計画決定のレベルが都の決定というレベルに上がるでしょうから、そういう部分においての素案についても、環境アセスに入る前に、基本的には私ども区が間に立ちながら都市計画案をつくっていくということになるだろうと思います。

 ですから、その部分については、一応地域的な整理、局部的に言えば、築地の今まで市場と言われていた区域での基本的な整理、それから、築地のまちづくりの協議、さらに、そこに晴海通りを貫通して連携が濃厚だと思われる晴海、勝どき、豊海、それから、築地、銀座というような地域についての協議、その上で、それらの協議で素案というものを固めながら、今度は中央区全体の協議ということで、それぞれに話している部分についてはまちづくり協議会等でやりますから、そういった部分の中間に基本的には議会にも当然全部情報を流しながら、全区的な整理をして、そういったものを都市計画案に反映させていくのが、行政体として区の役割であるということでございます。

○小坂委員
 事業者が出す青写真にはまるような都市計画をつくるようなつくり方ではなくて、そこを利用するという見えない区民がおられて、その見えない区民がどんなことを考えているのかというのを予想するのはなかなか難しいんですけれども、いかに区民の声を聞いていくかというあたりを、ぜひとも開かれた形のまちづくりということで、広く声を吸い上げられるようなまちづくりをお願いしまして、私の質問を終わります。

○墨谷委員長
 質疑も終わりましたので、議題、環境保全及び建設行政の調査については継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 以上をもちまして環境建設委員会を終了いたします。

 ありがとうございました。

(午後2時55分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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