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令和5年 環境建設委員会(2月13日)

1.開会日時

令和5年2月13日(月)

午後1時30分 開会

午後3時25分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(7人)

委員長 墨谷 浩一

副委員長 佐藤 あつこ

委員 木村 克一

委員 竹内 幸美

委員 青木 かの

委員 山本 理恵

委員 小坂 和輝

議長 (木村 克一)

4.出席説明員

(18人)

山本区長

吉田副区長

三留環境土木部長

池田管理調整課長

落合交通課長

西留副参事(交通安全対策・特命担当)

武藤環境課長

白石水とみどりの課長

金広道路課長

染谷中央清掃事務所長

松岡都市整備部長

川島都市計画課長

栗村地域整備課長

福島まちづくり事業担当課長

菊池住宅課長

芳賀建築課長

早川都市活性プロジェクト推進室長

水野基盤事業調整課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

坂和書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○墨谷委員長
 ただいまより環境建設委員会を開会いたします。よろしくお願いいたします。

 本日、理事者報告の関係で住宅課長及び建築課長が出席しますので、御了承願います。

 理事者報告をお願いいたします。

○三留環境土木部長

 1 鉄道駅におけるエレベーター等の設置状況について(資料1)

 2 リサイクルハウスかざぐるま明石町の移転及び事業の充実について(資料2)

 3 令和4年度大気中の揮発性有機化合物(VOC)調査結果について(資料3)

 4 清掃事業に係る車両接触事故の損害賠償について(資料4)

○松岡都市整備部長

 5 築地二丁目地区に係る都市計画について(資料5)

 6 八重洲二丁目南地区に係る都市計画について(資料6)

 7 建物(区立住宅)明渡し等請求に係る訴えの提起について(資料7)

 8 建築物エネルギー消費性能向上計画認定の審査に係る事務手数料の額の変更等について(資料8)

以上8件報告

○墨谷委員長
 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午後1時57分です。自由民主党さん59分、公明党さん33分、かがやき中央さん33分、区民の風さん33分、子どもを守る会さん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質疑に入ります。

 発言をお願いいたします。

○竹内委員
 それでは、私からは、資料2、資料4、資料7について質問をさせていただきます。

 まず、資料2のリサイクルハウスかざぐるま明石町の移転及び事業の充実についてです。

 この移転の件は、昨年も令和6年の教育センター等の施設の充実ということで、かざぐるま明石町が移転しますということは報告があった次第であります。いよいよ、かざぐるま明石町の移転に向けて動き始めていくというところです。うちの勝どき・月島地域からも、リサイクルハウスかざぐるまに持っていくのよというお声がある中で、今度どこに行ってしまうの、そこはどこという、ちょっと遠くなるという印象もあるところでございます。

 また、事業の充実というところで、株式会社ジモティーと協定をしていくということで、利便性の向上も図られているのかなと感じておりますが、このあたり、まずリサイクルハウスを今まで御利用いただいてきた方は、私のイメージでは高齢者層が多いのかなと思っていたんですが、現状、どのような方々が利用されていて、ジモティーとの協定を結ぶのかという部分でお答えいただきたいと思います。

 そして、資料4に関して質問します。

 これは清掃事業の車両事故ということで、昨年と今年について、何となく車両事故が多くなっているような気がしております。そして、1件は人身、もう1件は物損事故ということでございますが、ここのところで何か事故が多くなっている現状に関して、どのような分析をしていらっしゃるのかと、事故の経緯詳細も含めて、お示しいただけたらと思います。

 まずは、2点お願いいたします。

○武藤環境課長
 かざぐるまの移転についてでございます。

 まず、利用者の内訳ですけれども、かざぐるま明石町につきましては、現在、多いのがやはり30代、40代というところで、子育て世代が多くなっております。大体半分近くがその世代の方の利用というところでございます。

 次に、ジモティーとの連携の件ですけれども、ジモティーと協定を結びまして、それによってジモティーのウェブサイトが今後活用できるようになるということで、このウェブサイトは、協定締結によって無償で利用ができるようになるというところでございます。これによりまして、区が独自でウェブサイトを作成、運用するよりもコストが下げられるというところと、あと有名なサイトですので、利便性の向上も図られるのかなというところでございます。区専用のページをジモティーに設けていただきまして、かざぐるまで取り扱う商品を載せて、そこから商品を探していけるような形にしていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○染谷中央清掃事務所長
 清掃事業に係る車両接触事故についてであります。

 委員御指摘のとおり、令和4年の上期に集中して4件の事故が発生しております。下期については、事故の発生はありませんでした。それ以前の令和2年、令和3年についても事故の発生はありませんでした。令和4年の上期に4件集中した事故の分析ですが、正直、分析はできていないところでありますが、いずれも単純な不注意から発生したものであります。

 今回お示しした2点について、詳細を述べさせていただきます。

 まず、5月16日の人身事故でありますが、これはふれあい指導ということで、ごみの出し方が不適切な集積所に対して指導をするような班でございます。ふれあい指導で運転していた車両の事故でございます。この運転手は、ふだん運転手として業務をしている者ではなく、作業を行っている者が代行という形で運転をしていたものでございます。ですので、運転をしてもいいですよということで手を挙げた作業員が運転をしております。今回の事故ですが、事務所から出ていくときに、昭和通りの手前に横断歩道があるんですが、この横断歩道のところで、ドライブレコーダーによれば、一時停止をしていなかったということ、それから運転手の、運転する先の窓ガラスの枠ですか、このピラーが死角になっていて、それから、前にビルがあって、ビルの植え込みも死角になっていて、横断歩道の被害者に気づかなかったということでございます。

 それから、2点目の6月27日の物損事故でございますが、こちらの詳細につきましては、地下の集積所に収集車がバックで入っていくところ、通路の運転手側に粗大ごみがかなり並んでおりまして、その粗大ごみが邪魔なために、これを作業員が片付けて通路を確保しておりました。それで、バックで集積所まで入っていったところなんですが、本来は運転手側と助手席側にそれぞれ作業員が誘導員として誘導して、安全確認をしながらバックするのですが、助手席側のほうの作業員が粗大ごみをどかすのに、通路確保で時間を取ってしまったので、作業時間を短縮といいますか、早くしなければ間に合わなくなってしまう、次の集積に向かうのに時間がかかってしまうということで、助手席側の誘導を怠って、ごみの作業に当たってしまい、助手席側の誘導員がいなかったということが大きな原因で、それと運転手がバック時の確認を怠っていたということで事故が発生してしまいました。

 私からは以上です。

○竹内委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 まず、リサイクルハウスかざぐるまは、意外に、多い世代が30代から40代ということで、子育て中の世帯の方が、ここにもジモティーで子供服などをということも記されているんですけれども、やはりそういった世代の方々の利用も多いという現状がよく分かりました。私の認識だと、昔からの部屋の片付けをしていて、地域の方がこれからリサイクルハウスに持っていくのよと、自転車を利用して持っていく方が多いのかなと思っていたんですけれども、人口増加とともに、あと子育て世帯の増加とともに、違う年代層の利用も増えているんだなという実態等がよく分かりました。

 部屋が少し狭くなるということで、資料室を設けないというような形の中で、充実事業も含めた協定なのかなと思います。あとは、やはりこちらに実際持っていっている方々がいらっしゃいますので、その方たちにも移転先の案内等、どこに移転したかという部分で、分かりやすく案内をしていただけたらと思います。

 こちらに関しては、確認等を含めて、以上でございます。

 そして、清掃事業の接触事故に関して、それぞれの状況、もちろん事故というのは起こそうと思って起こすものではありませんので、ケアレスミスというか、そういった部分もあるのかと思います。1件目は人身事故であり、相手の方も恐らく治癒されて、大きな障害が残るようなものではなかったという点では安心できるところではございますが、先ほど中央清掃事務所長がおっしゃっていましたように、一時停止をしていなかったですとか、お互いに作業、誘導員がいるだろうという想定等というのは、チームワークの中で、それぞれ様々な状況の中でミスが起こってしまうことであろうと思っております。また、1件目の事故につきましては、ドライバーとしてトレーニングをしている方ではなくて、作業員としていらっしゃる方がたまたま動かしたところで起こってしまったものであるということが確認されました。

 私も、日頃、地域でごみの出し方というのは、皆さんがルールを守って出していただければ、清掃の方が、余分なストレスというんですか、余分な作業をしなくても済むのかなと思うようなシーンも多々見かけます。うちの地域ですと、住民が多いので、ごみの量もかなり多くなっていまして、清掃員の方々は、結局、回収するルートをほとんど走って回って、ちょっと路地の奥に入っているものは、清掃車が取り出しやすいように表に出しているような光景もよく見ております。1日中走り回っていらっしゃるのかなと思うと、当然、疲れも出てくると思いますし、注意力という部分では、午後の方が注意力が落ちてくるなど、そういった状況もあるのかなというところではございます。交通ルールに関しては、やはり事故を起こしてしまった方が自分で責任を取らねばならないというところもあるのかと思いますので、再発防止に向けて、安全のルール確認等をさらに強化していただいて、再発予防に努めていただきたいと思います。

 ここについての質問は以上です。

 もう一つ、資料7、区立住宅の明渡し等請求に係る訴えの提起ということで、2件ございます。金額もそれぞれ非常に大きなものであり、私は今まで、昨年でしたか、債権放棄の案件のときにも、やはりかなりの滞納をされていた方が、もう徴収が不可能になったということで経緯をお伺いした際に、家賃を払えない状況に関しては、その背景も踏まえて、場合によっては、もっと別のケアが必要であろう、生活保護の対象になるのではないかなど、今までそういった丁寧な対応をされてきたのかなと思いますけれども、この方々の、今回、訴訟まで行った経緯、どのような背景があるのか、こちらをお示しいただきたいと思います。

○菊池住宅課長
 2名の訴訟対象者についてのこれまでの経緯ということで、先ほど資料で都市整備部長が説明した中での流れというのが大まかにはあるんですけれども、委員がおっしゃったように、9月の委員会でもありましたように、基本的には、滞納が発生した場合は早期対応ということで、催告、督促、音声電話とかをやって呼び出したりした中で、まず相談を受けるようにしています。その相談の中で、生活支援とかが必要なお話とか、情報をいただけた場合には、福祉保健部の生活支援課などと連携するなど協力をして、生活の再建ですとか、そうしたところまで踏み込んで、家賃を頂けるように、何とか収入と支出の部分がうまくいくようにということで支援につなげていくと。ただ、慢性的だったり、滞納額が高額になったり、返済の意思がないとか、呼びかけにも応じないとか悪質な場合には、やはり法的措置というところで、明渡しですとか、支払いの法的措置を取るということで進めております。

 この2名の方ですけれども、一度お支払いはしていただいたものの、そこからなかなか会話ができなくなった。当初は返済しようとする意思もあったり、呼びかけに応じて、月々分割返納とか、そういったお話などもいただいていたんですけれども、それぞれどこかしらのタイミングで呼出しにも応じないということで、連絡も滞ってしまったということで、今回、訴訟という形に来たところでございます。

 私からは以上でございます。

○竹内委員
 ありがとうございます。

 払う意思が確認できている限りは、あくまでも区立住宅ですから、住宅に困っている方々に対して提供される住居ですので、また、次、納付していただけるようにということで見守るような体制を取っていただいているのだと思います。

 最初の方は昭和60年から使用許可ということで、ここから考えると、恐らく年齢も高齢になってきているのではないかという中で、この670万円弱を今後返済していくのは非常に厳しいであろうと、これは勝手な想像でありますけれども、感じるところです。また、裏面の方は、まだ長男、長女さんがいらっしゃるので、御家族皆さんで、世帯でというところで、これから皆さんで頑張れば何とか返済ができるのではなかろうかと様々想像はするところでありますけれども、私は、この4年間で、こういった住宅に困っている方々に対して退去を求めるような訴えというのは初めて拝見したように思っております。過去、前例として、どのような案件があり、滞納の分を徴収できたのかどうか。もし、そのような情報がありましたら、もう一件教えていただけたらと思います。

○菊池住宅課長
 住宅課の前例でいいますと、平成30年度に3名を法的措置対象者としまして、訴訟後、その3件とも明渡しをいただいて、滞納金については分割返納を進めているところでございます。

 特に、債権管理条例ですとか、その流れの中で、高額なものとか、なかなか返納意思のない方に対しては法的措置を辞さない覚悟で取り組んでいこうという形の大まかな流れがありまして、毎年、かなり高額の方とか、やはり慢性的で悪質でなかなか呼びかけにも応じない方については、リストアップしていまして、訴訟までに向けて、最終的にお支払いいただかないと退去いただきますよと、かなり強い文面を段階的にお渡ししている中で、大体の方は返納に応じていただいているというところで、平成30年以降も、毎年、何名かリストアップはしていまして、それぞれの方については、そういう形でお支払いいただいたと。今年につきましては、2名の方がお支払いいただけなかったということで、2名を訴訟対象にしたということでございます。

 以上でございます。

○竹内委員
 ありがとうございました。

 過去にも同様に訴訟という部分で平成30年にあったということ、そして、退去されて、その後も返済を少しずつしていただいている。新たなところで家賃を払いながら返済をしていく、非常に大変なこともあろうかと思いますけれども、やはり家庭の状況に見合った提案をしながら、安定した生活が送れるように支援がされることを祈っております。もちろん、滞納したというのは本人の責任がありますので、ここに関しては厳しく徴収をしていかなければならないことと思いますが、状況等を確認させていただきました。また、現在、滞納している方々もいらっしゃる。現場の方々は本当に苦労されていることだろうと感じておりますので、状況を見て、支援できるところを支援しながら、適切な対応をしていただきたく、お願い申し上げます。

 質問は以上です。

○青木委員
 それでは、私からも、リサイクルハウスかざぐるま明石町と築地二丁目都市計画について質問してまいります。

 まず、かざぐるまのほうですが、このペーパーを見まして、ジモティーを使っている方は多いですし、お答えの中にありましたように、子育て世代の方が使っていらっしゃるということで知ってはいましたが、ここで中央区が協力関係を結んで活用していくというのを読みまして、いい意味で驚いたんですが、まずは簡単に、協力関係に至った経過をお知らせください。

○武藤環境課長
 ジモティーとの連携の経緯でございますけれども、まず、八丁堀に移転するとなったときに狭くなってしまうというところで、利便性を維持・向上させていくというところで、ウェブ活用がまずは必要だろうというところで、ウェブ活用するに当たって、どういうやり方があるのか検討したところからジモティーが出てきたところでございます。ジモティーも、いろいろな自治体と協定を結んでサービスを提供しているという実績もございますので、一緒にジモティーとどういう形でできるか協議した結果、今回、御提示させていただいたような内容になったところでございます。

 ジモティー自身は、粗大ごみのリユースにも力を入れておりますので、そういった取組の紹介などもホームページ等を通じてしながら、区民のリユース活動の促進を図っていければというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 リサイクルハウスかざぐるまは、これまで少しオンラインが不便だったというのを聞いておりますので、その面では、ここで一気にジモティーのオンラインが使えるということは大きかったと思います。

 その上で、確認ですが、前のリサイクルハウスかざぐるまのときは、このときは明石町だったんですが、最初に登録をするのに現場まで行かなければいけないということがありまして、これがかなり不便だったんですが、今回はオンラインということで、登録ができるのか、これが1つ目です。

 それから、個人と個人の信頼がある上でのやり取りということにはなりますが、やはり使う方にとっては、間に行政が入っている、中央区が入っているということで安心感もあると思うんですが、万が一、個人間のトラブルがあったらどうするか、あるいは絶対ないというのか、あったらどうするのかが2つ目です。

 それから、先ほども出ましたように、月島からも、前は橋を渡れば着いたリサイクルハウスですが、八丁堀になってしまうということで、この対応について、現場に行かなくても、例えば全部ネットでできるのかどうかです。場所が遠くなってしまったことについての対応。

 この3つをお願いします。

○武藤環境課長
 まず、オンラインで登録できるかどうかというお話ですけれども、今回、不用品交換と不用品販売と両方ともジモティーのウェブを活用する予定なんですが、不用品交換のほうは、今まで専用はがきに記載していただいてというアナログの形でやっていたものを、直接ジモティーのホームページを通じて登録できるようにというふうに変更する予定でございます。不用品販売のほうは、すみません。今、調整中でございますので、追って皆様に周知できればというふうに考えているところでございます。

 次の、個人間のトラブルですけれども、今回、ネットだけで全て購入まで完結するような仕組みにはなっておりませんで、あえて商品の閲覧と仮予約までというところで留めております。それは、個人間のトラブルの件もありますし、かざぐるまに行かないで取引が全部終わってしまうというところも懸念されるので、ぜひかざぐるまにお越しいただきたいというところもございますので、今回のウェブ活用については、商品の閲覧と仮予約までというところで運用をスタートしたいというふうに考えているところでございます。

 あと、場所が変わって、一部の利用者の方にとっては遠くなるといったようなところでございますけれども、今、お話ししたとおり、ネットで全て完結するという予定にはなってございませんので、一度必ずお越しいただくような形になります。出品についても、基本的には一旦来ていただく形になりますので、一部の方には御不便をおかけする形になってしまうとは思いますけれども、ぜひお越しいただけるようなところで御協力いただければというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 そうですね。これから始まるということですので、今、お答えの中にありましたように、これからどんどん便利になっていけばいいかなと思います。

 それでは、2つ目です。築地二丁目地区に係る都市計画への質問です。

 昨年、まちづくり協議会で、この内容が出てまいりまして、築地ですが、そのときにすごく印象的だったのが、これは再開発事業で築地二丁目を中心とした大きなまちづくりですが、地域貢献策、この文言の中にもリハビリとか、様々出てまいりましたが、地域貢献なんだという言葉が何度も出てきたのを覚えております。このペーパーの中にも書いてはありますが、地域貢献という点から、今、築地に何が必要なのかということで、こういう地域貢献を予定しているということを簡単に御説明ください。

○川島都市計画課長
 築地二丁目のまちづくりにおける地域貢献、ポイントというところになります。

 こちらの地域については、築地、とりわけ銀座、東銀座ですとか、銀座のエリアにも近い、それから駅に近い場所に立地しています。築地については、区としても築地のまちづくりの考え方というものを示しておる中で、地域間連携を高めるための回遊性に着目したまちづくりを推進していくという方向性を示しています。この場所でいいますと、ネットワークの拠点となるべき築地駅について、出入口の幅員が狭くて混雑が発生しているですとか、また、平成通りについては、非常に多くの方が往来する通りですけれども、歩行者の環境が十分に整備されていない。そういったところを鑑みまして、開発の機会を通じて取り組んでいける部分を地域貢献として対策していく、そんなところが大きなポイントになっています。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございました。

 以上です。

○山本委員
 よろしくお願いします。私からは、資料2と資料7について伺ってまいりたいと思います。

 まず、資料2、リサイクルハウスかざぐるまについてです。

 リサイクルハウス明石町が八丁堀に名称変更し、移転し、さらに事業の充実を図るというものです。先ほどリサイクルハウス明石町の現状として、半分ぐらいは30代、40代の方が使われている、利用されているということでした。明石町に限らず、リサイクルハウス2軒ございますけれども、現状と課題をどのように区として捉えていらっしゃるのか、お聞かせください。

 また、今回、八丁堀に移転することによって、展示スペースが縮小されるということですけれども、今後の展示の工夫など、何か考えられていることがありましたら、お聞かせください。

 さらには、開館時間や休館日の変更があるのかどうかも確認させてください。

 まずは、ここまでお願いします。

○武藤環境課長
 まず、リサイクルハウスの現状と課題でございます。

 先ほど利用者の割合をお話しさせていただきましたけれども、明石町は、先ほどお話ししたとおり30代、40代の方が半分近くを占めていて、次に多いのが50代、60代で、それぞれ2割程度ずつというような状況になってございます。箱崎町のほうは若干割合が違いまして、50代の方が一番多いという状況でございます。

 課題ですけれども、今、これだけ民間でもリユースの取組が進んでいる中で、今後、区のこういった施設の在り方をどうしていくのかというところがやはり課題だというふうに考えております。できれば両立させていきたい部分もございますので、区の中で循環しているような学校用品ですとか、今後、そういうものを取り扱うことの検討を進めていきまして、そういうところで差別化を図って、一緒にやっていけるような取組にしていければというふうに考えているところでございます。

 2番目の展示の工夫ですけれども、レイアウトについては、これからどういうふうに配置していくかというところを考えていくところでございますので、今の御指摘も踏まえまして、狭くなる中で、展示の数もそうですけれども、配置も含めて、今後、検討を進めていければというふうに考えております。

 もう一つは開館時間と休館日ですけれども、こちらについては今までと変わらないというところで、年末年始と月曜日が休館で、時間については午前9時から午後5時までということで変更はございません。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 初めの現状と課題について、今後、中央区内の学校用品等を取り扱っていきたいということで、中央区は、例えば小学校だと16校中14校が標準服があります。そういったものを取り扱ったりとか、幼稚園の洋服だったり、まだまだ着られるものはたくさんあると思いますので、ぜひ、ほかのこういったリサイクル、リユースなどの業者とは違う取組を進めていただきたいと思います。

 また、移転については、施設利用者はもとより、これを機会に、より多くの方にこの事業を知っていただき、利用につなげていっていただきたいと思います。特に、明石町のリサイクルハウスは常連さんが非常に多いと聞いておりますので、しっかり御理解いただけるよう説明していただければと思います。

 次に、ジモティーの活用についてもお伺いしてまいります。

 ジモティーの活用の背景については、先ほどもやり取りがございました。スペースの縮小を補うために、ウェブの活用というものが出てきたということです。ジモティーを活用することによって、不用品交換、販売システムの流れなどは変わっていくのか。例えば、ウェブでは閲覧と仮予約までとおっしゃっていたんですけれども、リサイクルハウスで商品の展示をしながらウェブで閲覧できるような、同時進行になると思うんです。この場合、仮予約をするタイミングと商品の購入のタイミングがかち合ってしまってトラブルになったりとか、そういったことはないのか、どういうふうに考えておられるのか、お聞かせください。

 また、リサイクルハウスはシルバー人材センターの高齢者の方が管理運営されているかと思いますけれども、この業務について変更等はないのか確認をさせてください。

 さらに、今後、箱崎町と八丁堀との商品の情報の共有というのは、どのようにされていくのか。今まで箱崎町と明石町にある商品というのは共有されていなかったと思うんです。それぞれのところに出品されて、それぞれの場所で見ないと購入できないという形だったんですけれども、今後、ジモティーを活用して共有できるようになるのか。その辺についても確認をさせてください。

○武藤環境課長
 まず1点目の、ジモティーが入ることによって利用者の方の流れが変わるかどうかというお話ですけれども、基本的には、不用品販売のほうは持ち込んでいただいてというところから、最後、取引が終わるまでというところについては変わりませんので、基本的には、持ち込んでいただいた後、展示と併せてウェブにも同時に掲載していくというところで考えているところでございます。それによって、同時進行で仮予約が入って、トラブルになったりしないかというお話の部分ですけれども、仮予約が入った段階で商品を下げるという形で運用する予定でございますので、かち合うことがないようにというところは十分注意して運用していきたいというふうに考えております。

 もう一つの、箱崎町との商品の共有でございますけれども、今回、ウェブの活用については、まず八丁堀からスタートをしたいというふうに考えておりまして、御指摘のとおり、シルバー人材センターに委託に入っていただいている関係で、ウェブを運用する人材が、箱崎町まで同時に確保が難しいというところがございまして、令和5年度につきましては、まず八丁堀の方からスタートしていきたいというふうに考えております。6年度には箱崎町にも広げていきたいというふうに考えていますけれども、その際に、そういった共有を含めてどうしていくかというのは、その中でまた検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。今後、運用しながら、様々な課題が出てくると思いますので、しっかり課題解決しながら進んでいただければと思います。

 リサイクルハウスに関しては、私は、今後も非常に展開が期待できる事業なのではないかと考えております。世の中の流れも、循環型社会の形成の促進、またリユースを広げる取組が盛んになっていますので、さらなる事業展開をお願いしたいと思います。特に、子供用品のリユースの促進、これは前に、予算か、決算特別委員会でもお願いしたかと思うんですけれども、あかちゃん天国とか保育園、小学校など、子育て家庭にしっかりと周知していただいて、御利用いただければと思います。

 今回、1点提案ですけれども、リサイクルハウスを高齢者の終活に活用できないかというものです。生前整理の支援という形で活用できないのかというものです。もちろん、それぞれの高齢者の事情はあるかと思うんですけれども、長年家にため込んだ不用品などを整理するお手伝いができる仕組みなど、あったらよいのかなと考えております。こういったことも今後検討していただきたいと思います。

 こちらについては、以上で終わります。

 次に、資料7、区立住宅の明渡し等請求に係る訴えの提起について伺います。

 今回、八丁堀住宅と晴海アーバンプラザの2件の報告がございました。資料や、また前委員とのやり取りの中で、滞納金額や滞納に至る経緯、また、滞納世帯の御事情についてお伺いいたしました。

 この2件ですけれども、連帯保証人はいらっしゃるのでしょうか。その状況について確認をさせてください。

○菊池住宅課長
 訴訟を提起する2名の連帯保証人についてでございます。

 1人目の区立八丁堀住宅の方につきましては、当初、連帯保証人を記載して入居いただいているんですけれども、その後、当該保証人は死亡している状況で確認が取れています。その後、代わる新たな人を探している状況ではございますが、まだ見つからないというような状況でございます。

 もう一人の晴海アーバンプラザの住宅の方についてですけれども、当初、連帯保証人はいたんですけれども、令和2年度に民法改正で連帯保証人の対応がなくなりまして、その後、緊急連絡先ということで御提出はいただいています。連帯保証人がいたときの債権については、この方はなくて、連帯保証人がもうなくなって、緊急連絡先というふうに切り替えた後の債権になります。ですので、晴海アーバンプラザにつきましては、連帯保証人というのはもういなくて、債権についても関係ないというような状況になってございます。ただ、緊急連絡先については、一応連絡をして、滞納をお支払いいただけるような協力をいただいているところではありますけれども、法的なところまでは、そこまで強いところがなくて、あくまで連絡先に対しての滞納の請求というのは行っていないところでございます。

 以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 2件とも、当初は連帯保証人がいらっしゃったけれども、両方とももう亡くなられていて、1件はそのまま新しい方が見つからず、もう1件は令和2年度の民法改正により、保証人の解除をされているということですね。分かりました。

 区民住宅、区立、区営、借上げ、サービス付き高齢者住宅、また、まちづくり支援施設など、いろいろありますけれども、その使用料については、毎年の決算の報告で収入未済額が1億円を超えている状況かと思います。また、区は、督促状や電話による催告などを行い、私債権の時効とならぬよう対応していますが、時効期間の経過、債務者の死亡、所在不明などにより、度々債権放棄をしている状況が見受けられます。

 確認ですけれども、今回、区立住宅なので、区立住宅に限って、現在、滞納世帯というのはどのぐらいいらっしゃるのか。また、逆に、区立住宅の空きの発生を待っている世帯というのはどのぐらいいらっしゃるのか、お聞かせいただければと思います。

 あわせて、先ほど令和2年4月からの民法改正、区民住宅の連帯保証人が廃止になった。これは住宅セーフティネットの役割を担う、区立住宅を含む区民住宅の性質から、こういったものは民法改正がされました。保証人の確保が入居の壁になっていた、妨げになっていた身寄りのない高齢者や真に困窮する低所得者が入居しやすくなった。一方で、家賃の滞納抑止力であった連帯保証人が廃止されることとなっております。また、今言われたように、既に入居していた方に関しても、申出により連帯保証人の解除も可能となっています。

 令和2年以降、どのぐらいの世帯の方が連帯保証人を解除した、廃止したのか。また、その廃止の影響や課題についてもお聞かせください。

○菊池住宅課長
 区立住宅の、まず債権、家賃滞納者がどれぐらいいるかということについてですけれども、中には1か月とか、それぐらいでお支払いいただけない方などもいらっしゃったり、督促状とかですぐお支払いいただく方などもいらっしゃるので、数はちょこちょこ変わるというところで、細かい数については押さえていないですが、大きなところで100万円以上、滞納月数が6か月以上を法的措置の対象予定者という形では位置づけておるんですけれども、それについては、約40名ぐらいになります。

 続いて、住宅について、空きをお待ちになっている世帯がどれぐらいいらっしゃるのかということですけれども、毎回、区立住宅の募集をすると、かなり高倍率になりますので、空き家募集のときの件数によって倍率は変わってくるんですけれども、大体30倍とか、40倍とか、それぐらいの数で推移しているということで、空き家を待っている方はかなりいらっしゃるというふうな認識でございます。

 最後に、法改正に伴って、連帯保証人を緊急連絡先という形で解除された方がどれぐらいいらっしゃるのかについてです。

 提出済みは598件になります。令和4年4月の数字で、ちょっと古い数字ではあるんですけれども、598件になります。

 連帯保証人がなくなったことについての課題ということですけれども、住宅課としましては、滞納金がかなり高額になったときに、一応連帯保証人をよりどころに連絡をして、その滞納者の情報ですとか、様々な角度から、いろいろな情報を取り寄せて、例えば生活支援ですとか、そういったところにもつなげていたんですけれども、連帯保証人という法的なところがなくなって、その情報量がちょっと少なくなってきているかなというところではございます。ただ、アプローチとしましては、一応緊急連絡先ということで残ってはおります。

 あと、滞納者の数についての影響ですけれども、そこについては、法改正の前と後で大きな数としては変わっていないところでございます。

 私からは以上でございます。

○山本委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 滞納世帯には様々な御事情があろうかと思います。今後は、身寄りのない高齢者が増えていくと思いますので、福祉分野との連携により、生活支援などにもつなげていただくとともに、受益者負担の公平性や健全な財政運営の観点から、引き続き区民住宅使用料の滞納の発生抑制や早期対応、債権管理体制の強化をお願いします。

 また、今回、民法の改正のときに、民間保証会社による家賃債務保証制度の活用をしている自治体もあるかと思いますので、中央区においても、こういったものもぜひ検討していただきたいと思います。

 以上で終わります。

○小坂委員
 よろしくお願いします。

 まず、八重洲二丁目南地区の、2022年11月に中央区まちづくり基本条例に基づく区と地元住民との協議が行われましたが、これはまちづくり協議会を開催して行ったのかどうか教えてください。

 2点目ですが、築地二丁目地区及び八重洲二丁目南地区のそれぞれに大規模なビルを建てるという計画でありますけれども、それぞれに、温室効果ガスの排出量は、建築後、どれぐらいの規模になるのか教えてください。

○福島まちづくり事業担当課長
 私のほうから、中央区まちづくり基本条例の協議について、まち協が開催されたかどうかですが、これはまち協ではなくて、基本条例に基づく協議の場を設けて、そこで協議をさせていただきました。

 以上です。

○川島都市計画課長
 CO2の排出量について、私のほうからお答えいたします。

 築地二丁目、八重洲の計画ともにですが、東京都の開発諸制度に基づく高い環境性能を目指すということで計画を進めていますが、具体的な設備の性能ですとか、そういったことは、今後の設計の進捗に合わせて検討するというふうに聞いています。すなわち、現時点においては、CO2の排出量について、区としても、まだこれから示されるという状況でございます。

 以上です。

○小坂委員
 最初の質問ですが、まちづくり基本条例の大事な話合いにもかかわらず、開催しなかったというのは、ちょっと問題なのではないかなとは思われますけれども、八重洲二丁目南地区に関しては、まちづくり協議会で話していないということでよろしいでしょうか。では、いつ話すのか教えてください。

 CO2に関連しては、また、今後の御報告をお待ちします。

○福島まちづくり事業担当課長
 先ほど申したとおり、こちらの区と区民の協議は、まちづくり基本条例に基づき実施しました。ほかの案件で、確かに、まちづくり協議会で同時に協議させていただいているものもあるんですが、その場合には、まちづくり協議会にかける案件があり、そこに参加される方がおおむね重なってきている場合には、それぞれ開くのではなくて、効率化の観点から、まち協の中で一緒に区と区民の協議をさせていただいているということはあるんですが、今回の案件については、このものについて協議の場を設けさせていただいて、実施したというところでございます。まち協において、この案件自体を報告するというところは、今、考えておりません。

 以上です。

○小坂委員
 開かれたまちづくりの在り方からは、ちょっと残念な回答だと思うんですけれども、例えば築地二丁目地区では、同じものはまち協の中で話したという経験もあり、テーマはこれだけだったんです。だから、重要なまちづくり基本条例に基づく話合いでありますので、その開催はきちんと、また考えていただければと思います。

 ここでの質問はこれで終わります。

○墨谷委員長
 ここで、休憩を入れます。午後3時に再開とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(午後2時48分 休憩)


(午後3時 再開)

○墨谷委員長
 それでは、環境建設委員会を再開させていただきます。

 議題、環境保全及び建設行政の調査について質問をお願いいたします。

○青木委員
 それでは、議題ということで、3点お尋ねしたいと思います。

 まず、1点目は、簡単になんですが、ちょうど昨年の最後の環境建設委員会だったと思うんですが、BRTについてです。引き続き、暫定で開放しますと。晴海のターミナルの件です。これは、うちの会派だけではなく、本当に多くの皆さんのところに、晴海の皆さんから御要望あるいはお願いが行って、そして、行政のほうにもお願いが行って、東京都の土地ですので、東京都と中央区ということで、これまでなかなかうまくいかない例を体験して、悔しい思いもしてきたんですが、このときは本当にうまくいきましたよね。東京都の都市整備局から、晴海BRTターミナル暫定通行についてという紙を12月20日、年末に頂いています。

 振り返りまして、どうしてこんなにうまくいったのかということは重要だと思うんです、今後生かせるように。その辺、お話しできるところまでで結構ですので、教えていただければと思います。

○早川都市活性プロジェクト推進室長
 今、御指摘のございました晴海二丁目の暫定通路の部分でございますけれども、こちらにつきましては、当初、地域の方々に御説明する工事情報報告連絡会の場で、東京都のほうから、最初は閉じさせていただくという説明があったところでございます。その説明会の場でも、ぜひとも開けてくれないかというような御意見もございまして、その後、調整の上、検討させてくださいという回答を東京都のほうから、その場では、していただいた上で、東京都のほうで検討がなされたところでございます。ただ、こうした中で、一時は、やはり封鎖せざるを得ないというような回答が都のほうからあったわけでございますけれども、今、委員のお話があったとおり、そこをぜひとも何とかならないのかと、改めて地元の方から御要望をいただいたところでございます。

 改めて、区としまして、仲介というわけではございませんけれども、地元、それから東京都の間に入って、何とか地元の要望を満たすことができないか、この間、いろいろな角度から調整をさせていただきました。東京都のほうは、都が自ら管理することが難しいということで、封鎖という決断をされたわけでございますけれども、そこに区のほうが一部手を入れることができないか、また、地元の方々も地域の方自ら、そこの部分を、管理まではいきませんが、御協力していただくことができないか、こういった議論を再三再四させていただいた中で、東京都のほうと改めて調整をさせていただいて、今回の利用ができるという状況に至ったわけでございます。その結果を、先ほどの12月20日に地元の方々にもお伝えし、御協力、御理解をいただいた、そういった経緯でございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございました。

 議会と、そして行政と、当時、晴海二丁目に住んでいらっしゃる方、プラス町会の方々も一緒になって取り組んだということで、これはすばらしい前例だと思いますので、今後に生かせればと思います。

 それでは、次の質問に移ります。次は、駐輪場です。

 駐輪場については、いろいろありまして、まず整理してみますと、今、新しくできているもの、例えば本の森ちゅうおう、これは別に区民文教の話をするわけではありません。建物としてできたり、それから、海上公園もたくさんできましたよね、晴海ふ頭公園、緑道公園。やはり認識を新たにしなければいけないなと思ったのが、前は日本橋地域、京橋地域、月島地域と3か所に何となく皆さんも分かれていたのが、今は、すてきなものができれば、例えば月島、晴海から日本橋まで行くというのが本当に普通になってきまして、そのときに自転車を使われているんです。なので、ますます中央区における自転車の重要性を、最近、感じています。

 その場所における駐輪場ということもありますが、今日お聞きしたいのは、マンションのほうの駐輪場なんです。本来なら、民間ですので、マンションの責任ということになりますが、最近、駐輪場について2件、2つのマンションから同じような御相談を受けまして、月島の清澄通り、超高層ではなく、7階建てぐらいのマンションがずらっと並んでいますよね。あのレベルのマンションですと、本当に駐輪場が足りないと。月島駅へ行くと、月島駅の駐輪場はいっぱい空いているんです。だけれども、なぜそこに止められないかというと、例の300メートルルールに引っかかってくる。300メートルルールのために、そこに止めることができない、駐輪場として、月々お金をちゃんと払って、自分の駐輪場として使いたいというお願いを、2つの管理組合から同じような質問といいますか、お願いをいただいたんです。これは柔軟に対応するというのは無理なんでしょうか。

○落合交通課長
 区立の駐輪場についてでございます。

 区立の駐輪場につきましては、委員お話しのとおり、一定数の距離の住居とか、事業所の方が御利用いただけるといったルールの下、行っているものでございます。お話がありました月島、また勝どきの駐輪場等においては、一部空いているスペースもあるといった状況です。しかしながら、一方で、人形町であったりとか、利用率の高い駐輪場もございます。そういった中においては、駅前の駐輪対策として、通勤や通学の方などに御利用いただくといった観点から、一定の距離のルールを設けさせていただいている。また、マンション等においては、住戸を建設する際に、まちづくり基本条例等に基づいたものだったり、一定数の駐輪場の整備をお願いしているところでもございます。そういったところで、一定数の距離といった条件を設けさせていただいております。

 しかしながら、空いているスペース等もございますので、駐輪場の在り方等、そういったところも、今後、どういうふうにやっていくのか、また、住まわれる方も多くなってきております。そういった中で、駐輪場がどういうふうに多くの方に活用していただけるのか、そういったところは、今後もしっかり在り方等についても検討していく必要があると考えておりますが、現在においては、人形町等の場所等もありますので、そういったところを踏まえながら、しっかりと考えていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 すみません。今のお話を私はすごく一生懸命聞いていたんですが、行ったり来たりで、喜んでいいのか、やはり駄目かと思ったら、また喜んでいいのかという今のお答えなんですが、最終的には考えていきたいとおっしゃいましたよね。なので、要は、月島の地下の月ぎめの駐輪場はたくさん空いている。そこを空けておくのももったいない。そこで、300メートルより近いけれども、300メートルより近いマンションの方も、ちゃんと月々の料金を払って、止めてもいいという方向で考えてみますということでよろしいでしょうか。

○落合交通課長
 先ほどお話ししたとおり、基本的には、マンションを造る際に設置をしていただくといったものが基本になるというふうには考えております。しかしながら、足りないといった状況も見受けられる状況、さらには空いているスペースもございますので、こうしたところをどういうルールでやっていくのがいいのかといったところは、公共施設の在り方を踏まえて検討していく必要があるというふうには考えております。

○青木委員
 では、よろしくお願いいたします。

 そうですね。公共施設の在り方ということでいえば、いろいろな場所での駐輪場、公園などでの駐輪場も同じになってきますね。駐輪場の在り方について、私もいろいろ考えていきたいと思います。前向きに対応をお願いいたします。

 それでは、最後に、ごみの問題です。

 議事録で確認してきました。これまで私は2回、ごみ問題についてお聞きしておりまして、最近のは令和3年、決算特別委員会、10月7日、約2年前にお聞きしています。というのは、私のほうでも言っていますので、覚えていただいていると思いますが、月島の場合、ごみが2時、3時まで残っている。そのときのお答えとして、どうしても晴海から出発して、遠くから回るので、日本橋を回って、京橋を回って、最後に来るのが月島なので、午後の2時、3時になってしまうというのが前回のお答えです。そのときに、その順番は分かりますけれども、何か方法はないのか。公平という意味では、毎日順番を変えるですとか、何か方法はあると思うんですが、いかがでしょうか。もう2年たっていますので、今の状況をお答えいただければと思います。

○染谷中央清掃事務所長
 ごみの収集時間についてであります。

 現在のところ、清掃工場から遠いところから順番に収集を行っておりまして、月島地区は工場から近いので、最後の5回目とか、もしくは6回目の収集になっているところでございます。今、公平性という話も出ましたけれども、どうしても効率的にということを考えますと、遠いところからになっているのが現状でございます。

 しかしながら、HARUMI FLAGの入居が令和6年3月ですか、4月ですか、この辺でオープンが予定されておりますので、この辺を見据えて、人口が増えるので、晴海地区のごみも当然増えると思っております。その辺に合わせて、何かいい方法があるのか検討してまいりたいと思います。

 以上です。

○青木委員
 分かりました。

 理由は何であれというのも変ですが、月島も公平に回っていただけるといいなと思うのですが、その理由がHARUMI FLAGができるからというのは、それはそれで、ちょっと複雑な思いがしますが、まあ、いいです。複雑な思いはちょっと置いておいて、その日によって回る順番を変えるですとか、何か新しいやり方がないのかということを考えていただきたいです。

 あの後も、私も、このごみ問題、ごみだけではなく、中央区は、またカラスが増えてきましたよね。一時期、石原都知事の頃、すごく減ったんですけれども、また、カラスが増えてきた。それから、ネズミがまた大きな問題となっていて、今回、予算もつくと思うんですが、そういった問題も出てきます。ということは、目で見て汚いというだけではなく、衛生面の問題にもなってきたときに、だから、私は公平ではないという言葉を使ったんです。別に、美観の問題ではなくて、そういった問題で公平ではないのではないか、ちゃんと回収をしてほしい、順番に何か方法がある、順番を日替わりにしてほしいということを言いました。いかがでしょう。

○染谷中央清掃事務所長
 今、委員から、カラス対策、それからネズミ対策についてお話がありました。

 まず、カラスの被害につきましては、集積所のほうから希望があれば、ネット等の貸出しをして、ネットでごみを覆っていただいて、カラスの対策をしているところです。それから、これはネズミ対策も踏まえてですが、蓋つきのポリバケツで出していただくような指導もしているところでございます。

 公平に地区を回ってほしいという御要望でございますけれども、回数を今以上に増やすのはなかなか難しいと思っておりますので、なかなか難しい問題ですが、ちょっと考えてみたいとは思います。

 以上です。

○青木委員
 よろしくお願いします。

 前回の答弁を全部、もう一度見ました。そのときの答弁というのが、カラスがいるので、朝からごみを出しておくと、カラスが来る、ネズミが来る、衛生的ではないと言ったときに、では、ぎりぎりに、2時にごみを出せばいいじゃないですか、2時にごみを出すようにしてくださいと言われたんですよ。議事録に残っています。月島は、あまり超高層マンションではなくて、さっきお話ししたような中高層マンションなので、ごみ置場はありますが、集積所はないんです。だから、管理人さんが手で持って道路に出すんです。昔は、丸一日、管理人さんが常駐していたんですけれども、今は節約のために半日です。しかも、うちのマンションもそうですが、10時から12時とかしかいないんです。なので、2時に出すことはできません。

 すみません。お願いがありまして、今、いろいろ考えてくださると言ってくださったので、大変うれしく思っています。考えるときに、今のまちの状況をぜひ見ていただいて、私が御案内しても結構ですので、意外とごみもありますし、あと一個思い出しました。オリンピック・パラリンピックが終わって、コロナも落ち着いてきまして、また民泊が始まっています。佃、月島の辺りで民泊が始まっています。昔のすてきな長屋で、幾つか民泊になっているところもありますし、その裏にごみがあるというのは、やはりおかしい。そぐわない。せっかくの中央区のすてきなまちを、そのごみによって、例えば外国人の方がいらっしゃったとき、民泊でいらっしゃったときに、えっと思うと思うんです。なので、今回、すごくいろいろな内容が重なってきました。その上で、もう一度議事録を読み返し、また同じ思いを私は強くいたしましたので、ぜひ柔軟に対応していただければと思います。さっきおっしゃったHARUMI FLAGの件も、何かアイデアをお持ちのようですので、ぜひよろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○小坂委員
 まず、1点目は、自転車道整備関連ですけれども、自転車道を車道のほうに造った場合に、パーキングメーターで駐車の車がある。そこを自転車が走れというふうな形がよく取られるわけですけれども、それは自転車道になっていないんです。そこをうまく共存させるような考え方というのは、今、立てている自転車活用推進計画、今年度は950万円、来年度は1,600万円かけてつくるわけじゃないですか。そのあたりの車道における自転車道の共存というあたりは、何かアイデアがあるのかどうか教えてください。これが1点目です。

 あと、月島三丁目の再開発において、北地区のほうは、月島の児童遊園の仮移転地において、トイレなり、水道をつけていただいたところは感謝申し上げます。

 また、次、南地区が始まったところですけれども、権利変換期日が12月2日にあって、そこから2か月たって、今、明渡し期日が2月28日に来るというところ、ただ、まだ住んでいたり、商売をやっている方々がおられるわけです。このようなあたりで、もちろん出ていくところがあれば出ていく。それが見つからないという方々の相談も受けているわけですけれども、そのあたりで何か区がうまく仲介に入るなり、区ができる、移転先のない方々にできる支援があるのかどうか教えてください。

○落合交通課長
 自転車活用推進計画に伴う自転車道の整備についてでございます。

 自転車道の整備については、様々な手法がございます。歩道内にある視覚的分離であったり、車道にナビマーク、ナビライン、また、自転車の専用道、青いラインで引いていくもの、こういったものなどもございます。そういう中で、高幅員の道路の中においては、例えば自転車の専用道路を造って、パーキングを外側に設置したり、そういった手法等も取れることがございます。

 しかしながら、ほとんどの道路、区道においてですが、区道というのは幅員が限られている。そういった中において整備できる手法というのは、交通の状況とか、歩行者の状況を加味しながら、交通管理者、道路管理者が協議を行って、どういった整備が行えるのかといったところで決まっていくものでございます。また、パーキングについては、周辺の駐車場の状況を加味しながら、交通管理者であります警視庁が設置を行ったりしているところでございます。そういった中で、来年度、自転車活用推進計画を立てる段階においては、警察署、また道路管理者を含めて検討しながら、どういった手法ができるのか、どういった手法でやっていくことが必要なのか、そういったところを議論しながらつくっていきたいというふうに考えております。限られた幅員の中で、どういったところで安全に通行できる走行空間を整備できるのか、そういったところをしっかりと検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○福島まちづくり事業担当課長
 月島三丁目南地区の件であります。

 組合のほうから、明渡し期日が2月28日というふうに聞いております。そこに向けて、今、権利者の方または借家人の方、転出される方、または工事中の住居、そういう方、まだ決まっていない方については、組合のほうでも、また、組合だけではなくて、そこに参加組合員として参加している不動産等の事業者も通じて、なるべく御希望に合うところを探すというところで、今、組合としても精一杯やっているところですし、区としても、それを強く指導しているところです。

 また、どうしても、例えば仮店舗等、月島地域でどうしても一時的に工事中に入る場所がないというような場合ですと、中央区のほうでも、まちづくり支援用施設、そういう仮店舗のための施設を設けておりますので、そういうところに入っていただいたりだとか、または工事中の仮住宅がない場合にも、そういうところを御案内しているところでございます。

 また、地区内から転出、どうしても外に出るという選択をされた方、これも先ほど申したとおり、組合等で精一杯探しているところではあるんですが、その中でもなかなか解決が難しいという場合には、オーナーや組合を通じて区のほうに御相談いただいた上で、区のほうとしてもできる支援策、ある支援策等を御案内していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○小坂委員
 自転車道のところは期待したいところだし、築地二丁目地区計画概要の2ページ目には平成通りの歩行環境整備のイメージというようなものがあって、自転車道とともにパーキングメーターが描かれているところですけれども、ちょっと努力すれば、50センチ、歩行者側にパーキングを食い込ませることで、車道側に空間を生んで、車が止まっていても、ぎりぎり自転車が通行できるとか、努力できるのではないかなとも思いますので、築地二丁目地区の平成通りの歩行環境整備のイメージの部分では、その努力をぜひ入れていただければと思うところです。

 また、月島三丁目南地区のところでは、それら再開発においては、区は誰一人後悔しない再開発を目指していくというふうなことも述べておられます。ちょうど月島三丁目南地区、私の近所でもあって、困っている方々もおられますので、丁寧な支援をしていただければというところをお願いしまして、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。

○墨谷委員長
 それでは、議題、環境保全及び建設行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 第一回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○墨谷委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして、環境建設委員会を終了させていただきます。

 ありがとうございました。

(午後3時25分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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