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令和4年 企画総務委員会(6月23日)

1.開会日時

令和4年6月23日(木)

午前10時30分 開会

午前11時38分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(10人)

委員長 海老原 崇智

副委員長 堀田 弥生

委員 原田 賢一

委員 かみや 俊宏

委員 高橋 元気

委員 渡部 博年

委員 梶谷 優香

委員 小栗 智恵子

議長 木村 克一

副議長 中島 賢治

4.出席説明員

(34人)

山本区長           

齊藤副区長          

吉田副区長          

平林教育長          

浅沼企画部長        

溝口政策企画課長(参事)   

糟谷副参事(計画・特命担当) 

大久保財政課長        

黒川総務部長         

山﨑総務課長(参事)     

星野職員課長         

春貴防災危機管理室長     

菅沼危機管理課長       

河内防災課長         

濱田区民部長         

平川地域振興課長       

田中福祉保健部長       

植木管理課長

石戸子育て支援課長

石井生活支援課長

須貝子ども家庭支援センター課長

木曽福祉センター所長(子ども発達支援センター所長兼務)

北澤高齢者施策推進室長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

黒田ワクチン接種等担当課長

三留環境土木部長

武藤環境課長

松岡都市整備部長

早川都市活性プロジェクト推進室長

生島教育委員会事務局次長

鷲頭学務課長

熊木教育支援担当課長

(財政係長)

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

後藤書記

桝谷書記

6.議題

  • 議案第22号 令和4年度中央区一般会計補正予算

(午前10時30分 開会)

○海老原委員長
 企画総務委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 続きまして、議長の御挨拶をお願いいたします。

○木村議長
 (挨拶)

○海老原委員長
 それでは、区長より御挨拶をお願いいたします。

○山本区長
 (挨拶)

○海老原委員長
 それでは、審査方法につきまして、議案第22号、令和4年度中央区一般会計補正予算につきましては、歳入歳出を一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、起立採決により、お諮りすることでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○海老原委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の御説明をお願いいたします。

○浅沼企画部長

 1 議案第22号 令和4年度中央区一般会計補正予算

以上1件報告

○海老原委員長
 ありがとうございます。

 発言の時間制につきましては、本日の審査終了の予定時刻を午後3時とすることが代表者会において確認されております。また、これまでの例に倣い、通常の委員会での例によりますが、採決に係る時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時40分です。午後3時までの時間に昼食の休憩時間60分及び採決等に係る時間10分を考慮し算出しますと、自民党・新青会さん44分、公明党さん28分、かがやき中央さん28分、区民の風さん28分、新風会さん28分、日本共産党さん28分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○かみや委員
 それでは、私から2点質問させていただきたいと思います。1点目が補正予算全体の特色、2点目が東京湾大華火祭について伺います。

 まず、1点目です。

 補正予算でありますけれども、本定例会におよそ18億1,000万円の規模での予算を提出いただいております。当初予算成立後、およそ3か月という期間ではありますが、当初予算で見込むことができなかった事情の変更などを踏まえて、機動的に編成いただいているものと認識しております。

 そこで、初めに、今回の補正予算案の特色、特徴を改めてお聞かせいただければと思います。

 また、2点目の質問でございますが、東京湾大華火祭についてであります。

 第一回定例会一般質問で、我が会派からアフターコロナを見据えて東京湾大華火祭の再開を提案し、再開したい思いは区として揺るぎないものである、東京湾大華火祭の早期再開に向けて積極的に検討していく旨の御答弁がありました。今回、再開に向けて基礎調査の予算が計上され、その揺るぎない思いの一端を感じております。また、補正予算案の発表に伴って、様々なマスコミ報道なども拝見しておりますので、改めて、今回の調査予算の意義、そして開催への思いをお聞かせいただければと思います。

 以上2点、よろしくお願いいたします。

○大久保財政課長
 まず、私のほうからは、今回の補正予算の特徴、特色について少し触れさせていただければと思います。

 今回、第二回定例会に補正予算を提案させていただいておりますけれども、本来であれば、当初予算の議決をいただいた後、まだ数か月ということで、一般的には、なかなか補正をするという環境ではないところではございます。とはいいましても、近年も新型コロナウイルス関係、そして突発的な、例えば川で油が生じたとか、様々な突発的な要因について、これまでも補正で対応してまいりました。今回につきましても、当初予算を編成した以降に生じた事由として、予算を計上させていただいております。

 特に特徴的なものは、最近の物価高騰による影響を鑑みまして、4月下旬に国のほうでコロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」が取りまとめられました。これを踏まえまして、まず早急に対応しなければならないものを予算化させていただきまして、こちらが子育て支援関係の生活支援特別給付金や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、そのほか、学校給食費の負担軽減など、こうしたことに早急に対応するということで予算化をしたものでございます。花火につきましても、後ほど説明がありますけれども、急遽の環境の変化を踏まえた対策であり、また、4回目のワクチン接種も予算編成後に生じた対応として、まずはすぐに対応しなければならないものを今回予算化させていただいたところでございます。

 私からは以上でございます。

○平川地域振興課長
 私からは、東京湾大華火祭についてでございます。

 今回、補正予算を計上させていただきました。また、委員に御紹介いただきましたとおり、第一回区議会定例会において区長から答弁させていただいたとおりでございますが、本大会につきましては、平成27年の第27回を最後に、休止をしてございました。こちらは、もう御承知のとおり、オリンピック・パラリンピックの選手村の会場となる晴海地区の工事があるということで、本会場がなかなか確保しづらいというところから、残念ながら、休止をしたところでございます。

 しかし、この間、会場ですとか、条件が整うのであれば、やはり再開したいという思いを区としても温めていたところでございます。また、今回、既に晴海ふ頭の公園については、もう一部整備がされているということと、東京都の発表でも、この後、客船ターミナルの解体が進むといったところから、いわゆる主会場となり得る会場の部分が、区としても整備といいますか、確保の可能性が出てきたということで、当初、令和6年度以降の再開というところも1つ想定していたところではございますが、その中で少し早く再開がかなうのではないかというところから、今回、この補正予算を計上させていただき、まず基礎調査を実施するというところでございます。

 基礎調査の実施からという点につきましては、やはり晴海の状態、地区の状況については、休止から7年が経過してございますので、非常に変わっているであろうというところ、また、これは本区のみならず、例えば港区であるとか、江東区の有明、豊洲のほうも開発が進んで、当時開催していた状況と非常に変わってきている。これを改めて調査することによって、どういった会場を確保できるか、今回の基礎調査によって明らかにしていきたいというふうに考えてございます。

 また、この再開についての意義といいますか、思いの部分でございますけれども、やはりこうしたコロナ禍にありまして、非常に閉塞感があり、私の所管であります地域コミュニティにおいても、非常に活動しにくいことによってコミュニティの希薄化が進んでいるというところは十分認識してございます。今年度、例えば大江戸まつり盆おどり大会を開催することを区が決断したことによって、地域でも非常に喜んでいただいている。コロナの中、こういった活動をもうしてもいいんだ、区がやっていくということで、自分たちも活動していこう、そういった思いも生まれているところであります。また、東京湾大華火祭の再開に向けて区が動くことが、非常に明るいニュースになっているのではないかというふうに感じてございます。

 私も、平成27年のときは従事職員として、この現場、会場におりました。今回の調査に当たって、当時の資料等も確認をしているところでございますけれども、やはり当日の記憶というのは非常に鮮明にあります。これは、区民の方にとっても非常に大きな思い出であるとか、中央区民というアイデンティティであるとか、ふるさとの意識というものを非常に感じてもらえるイベントだというふうに自負してございますので、こういった点も含めまして、積極的に進めていきたいと感じてございます。

 以上でございます。

○かみや委員
 それぞれに御答弁ありがとうございました。

 まず、補正予算の特色についての御答弁、ありがとうございました。伺っていて、御答弁いただいたとおりかなと感じますし、まさに、いろいろな事情の変化に伴ってやっていただいているものと認識いたしました。

 これから第三回定例会、第四回定例会、第一回定例会と続いてまいります。今は第二回定例会でまだ少し気が早いところもありますけれども、区民生活に寄り添う形での必要な予算については、これからも機動的かつ積極的な財政出動を要望したいと思います。あわせて、実績減ですとか、契約差金がある場合には、こちらも引き続き、速やかな減額補正も併せて御検討いただきたいと思っております。

 2点目の大華火祭についてでありますが、御答弁いただいたとおり、本当に皆さん、すごく楽しみにしていると思いますし、私もすごく楽しみにしております。最初、始めたときにも、関係機関の調整に非常に御苦労されたと仄聞しております。復活ということで、始めた当時とは違うと思いますけれども、様々な御苦労があると思います。ぜひ、開催の思い、すばらしい形で実らせていただけるよう基礎調査をしていただければと思います。

 このことを要望して、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

○高橋(元)委員
 私からも2点質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 まずは、区民費から、東京湾大華火祭の基礎調査についてお伺いをさせていただければと思います。

 前委員からの質問にもございましたが、アフターコロナを見据えて地域を盛り上げていく、中央区のアイデンティティとして明るいニュースを提供したいという思いは、とても共感しますし、すばらしいと思います。

 今回計上されている494万5千円の基礎調査につきまして、この基礎調査というのは具体的に何をやるのかという点と、主体は中央区だとは思いますが、既に東京都あるいは関係機関と連携をした上で調査をしていくのかという点についてお伺いをさせてください。

○平川地域振興課長
 東京湾大華火祭の再開に向けた基礎調査の内容についてでございます。

 こちらは、先ほど答弁で申し上げた部分と一部重複いたしますが、会場周辺の状況が7年前と非常に変わっているというところから、今回は、前回の再開ということでございますので、晴海地区での再開を基本的には想定してございます。

 ただ、先ほど申し上げたとおり状況が変わっているというところで、例えば主会場であれば、どういったところが確保できるのか、また周辺の区の会場をお借りすることによって、観客が動員できるのか、観覧の会場の確保がどういったところでできるのかということでありますとか、また、当日におきましては、関係機関はもちろんですけれども、例えば警備の問題が非常に大きなところでございます。警視庁の御協力もいただきますけれども、いわゆる警備員を区のほうでも配置いたしまして、見ていただく方の安心・安全の部分を確保しなければならないというところから、警備計画もこの調査の大きな部分でございます。もう一つは、会場の確保ですとか、警備の計画を立てることによって費用の部分も出てまいりますので、そういったところも、この基礎調査の大きな部分でございます。ですので、申し上げましたとおり、観覧会場の計画、また、それに伴う警備計画、そして、おおよその費用、総額のところが基礎調査の主の部分でございます。

 こちらの調査に当たりましては、先ほど東京都であるとかという御質問をいただきましたけれども、共同して行うものではなくて、区単独で行うものでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。会場計画、警備計画あるいは費用といった部分の本当に基礎的な部分の調査をされるということで理解をさせていただきました。

 ただいまお話がありましたとおり、今回、前回と同じ規模の会場を使うというのは難しい状況にあるかと思います。あるいは、客船ターミナルの解体時期の問題もあると思います。東京都や関係機関と早め早めで調整をしていく必要があるかと思いますが、一方で、令和5年度の開催を目指しているという報道もございました。

 ただいまお話がありましたとおり、早くできるのではないかといったスケジュール感のお話もありましたので、これは基礎調査によって、いつできそうかというのが決まるのかと思いますが、そういった部分を含めると、やはり早め早めに東京都や関係機関あるいは近隣区との調整が必要な規模の大会になるかと思います。そういった意味で、このスケジュール感と、近隣区を含めて、どういう段階で巻き込んでいくのかという点について教えてください。

○平川地域振興課長
 実施に向けてのスケジュールでございます。

 委員にお話しいただきましたとおり、大会の実施に当たりましては、やはり関係機関との連携というところが非常に重要でございますので、御挨拶といったところもあれですけれども、関係機関にまずお願いに行くというところが一番最初の部分でございます。しかしながら、7年前に実施しました状況の資料しか手元にないわけでございまして、ある程度具体にお願いをするというところにつきましては、やはりこの調査結果が出てからでないと、なかなかお願いに行けないという部分もございます。一方で、令和5年度の再開となりますと非常にタイトなスケジュールの中で行ってまいりますので、まず関係機関への御挨拶回りというのは並行して進めていかなければならないかと思ってございます。

 ただ、先ほど申し上げましたとおり、調査の内容によっては、実際に再開がかなわないということも、現実、これはあるんだろうというふうに思ってございますので、その調査を急いで実施するというのが、再開に向けての一番重要な部分というふうに捉えてございます。そのため、先ほどの繰り返しになりますが、関係機関のほうとは、御挨拶を含めて、並行して、なるべく早めに進めていくべきというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。早めに開催できるようにということで動いていただいていることは、本当に感謝を申し上げます。それが当初予算から3か月たってのスピード感を持った補正予算での進め方であるかと思います。区民の皆様としても本当に明るいニュースになると思いますので、ぜひ実現に向けて進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 最後に、教育費からもう一点、お伺いをさせていただければと思います。

 本の森ちゅうおうの整備についてです。

 本の森ちゅうおうの整備、昨日の一般質問の中でもあったかと思いますが、子供たちの放課後の居場所というところで、今後新しくできる施設が活用できたらいいなと私も思っております。これは質問とは関係ありませんが、学童の待機問題やプレディの活用とともに、こういった施設を有効に活用していくというのは非常に大事であるかと思います。

 子供の放課後の居場所の確保という意味で、本の森ちゅうおうについては、そういった施設、スペースが準備されているのかという点についてお伺いをさせていただきたいと思っております。さらに、債務負担行為補正の中にも入っておりますので、晴海特別出張所等複合施設あるいは晴海地域交流センターの2つの施設にも、そういったスペースがあるのかという点について、それぞれ教えていただきたく思います。

○生島教育委員会事務局次長
 子供の居場所ということで、そういう限定した形での利用ということで何か用意をしているということではないですけれども、図書館ですので、学習するスペースですとか、会議スペース、それから、ボランティアの方々にもいろいろ交流をしていただくための部屋を用意していたりということで、指定管理者との協議の中で、いろいろなイベントをしていくことになろうかと思いますので、子供たちにも楽しんでもらえるような施設になっていくというふうには考えております。

 以上です。

○濱田区民部長
 晴海特別出張所、あるいは晴海地域交流センターでの同様の質問でございます。

 晴海特別出張所の中には晴海図書館が入る予定になっておりまして、その中で、専用というわけではありませんけれども、子供がいやすい場所というようなイメージのスペースがあると思っております。地域交流センターのほうも、専用スペースというわけにはいきませんけれども、こちらの施設のコンセプトが子供から大人まで誰もが交流しやすい施設ということを目指しておりますので、子供たちが集まれるような施設として目指していくということで、専用ではありませんが、そういう施設にしていきたいという思いでございます。

 以上です。

○高橋(元)委員
 それぞれありがとうございます。

 今後の施設整備計画の中でも、そういった区民の方からのニーズを踏まえた上で施設の整備をしていただけるかとは思いますが、本の森ちゅうおう、あるいは晴海にできる各施設においても、住民の方あるいは子供たちが気軽に使えるような施設にしていただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上をもちまして、私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○渡部(博)委員
 私のほうから、花火の関係です。

 先ほど、令和5年という報道もあったという話は私も存じておりますが、晴海の客船ターミナル、解体が始まるのはいつだったのか、もう一回確認したいのと、それが終わらないと、会場的には狭い部分があるのかなとか、ましてや、古い経験から言わせてもらえれば、東京都が出してくれたのは100万円ぐらいでしたっけ。こういうことではなくて、東京全体のいろいろな形でイベントをする中でいけば、早急に、こういうものも含めて、やはり東京都なり江東区とか、港区は1,000万円ぐらい出してもらったと思いますけれども、そのほかに警備だとか、いろいろなものを出してもらいましたけれども。

 そういったことも含めて、中央区だけで上げている花火であったにしても、周辺区に及ぼす経済波及効果というのもあるわけですので、早めに調査を終えていただいて、そういうところをしっかりプレゼンしていただいて、湾岸地域の行政なり関係団体を含めて、地域で盛り上げていくものにしていただきたいなというふうに思っているんです。ですから、さっき言った江東区だって、市場ができたり、公園も整備されたりしているわけです。そういったところも含めて、ちゃんと計画的に、来年できるというのは、本当にできるかどうかというのがすごく心配であるのは確かなんです。そういうところも含めて、トータル的にお答えをいただければありがたいと思っております。

 あとの関係については、コロナの関係だとか、生活保護なり、子供のことなりで、今、早急に対応しなきゃいけない問題なので、こちらはしっかり手続を踏んだ上で、受給される方が複雑にならないように、しっかり対応していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 それと、今回、財政調整基金からお金が出るんですけれども、今、財調が幾ら残っているか教えてもらっていいですか。

○吉田副区長
 晴海の客船ターミナルですが、来年の7月いっぱいまでに解体は終わるということでございます。今日、こういう形で補正をお願いしておりますのも、解体しますというスケジュールが決まったのが、実は去年の末というか、つまり一般会計の予算を組み立てている最中に起きたものですから、現実問題として、そのスケジュールがはっきりしてきて、来年7月に解体が終わるのであれば、もしかしたら令和5年度の8月だったらできるかもしれないということがございましたので、大変恐縮でございますが、一般会計の予算には間に合わなかったんだけれども、補正という形で、この6月に出させていただいているという事情でございます。

 当然、これから東京都との間で実際に、基本的には御挨拶は済んでおりますけれども、例えば花火をやるということになりますと、東京湾の交通規制もしなければいけませんから、港湾局とそういうお話をしなければいけないし、解体をしております部局との、これは港湾局の部局でございますけれども、そういったところとの調整も行わなければいけません。そういった部分を含めて、調査の中で整理をさせていただいて、調整をさせていただくことになると思っております。

 それから、委員御指摘のように、民間の方々から、ある意味で協賛金をそれなりに集めながら、私どもの負担も少なくしながらということでやってきた。そして、これは先人のすごい知恵だったと思いますけれども、中央区大華火祭とはうたわなかった。東京湾大華火祭とうたっておりますので、そういう意味でいいますと、ある意味で、もうちょっと協賛の輪というものをいろいろ広げていくことも可能ではないかと思っております。

 委員御指摘のとおり、具体的に今までほかの自治体との連携という部分では、港区さんが1,000万円ぐらい出していたという事情でございまして、江東区さんは自前でおやりになっている花火があるので、こっちには協力しないというか、遠慮させてもらうというか、丁寧に言ってもしようがないですけれども、出していただいていなかったんです。そういう状況が即座に変わるとは思いませんけれども、何とかそういう状況も組立直しをする。それから、民間の協賛という部分についても、ちょっと枠を広げながら、区の自前の負担を減らすような形の工夫もしていく。そういうことも含めて、この調査の中で整理をさせていただくつもりでございます。

 そういった中で、最終的にこんな組立てでというところをお示しする、これが令和5年度の一般会計予算でお示しできればありがたいですけれども、そこまでいくかどうかについては、来年は無理かな、やはりその先かなということもあるかもしれませんが、いずれにしても、令和5年度一般会計予算にそういう形で表に出るような形で努力をさせていただきたいというふうに思っておりますので、その点を含めて、御理解をいただきたいと思います。

○大久保財政課長
 私からは、財政調整基金の残高についてお答えさせていただきます。

 先日、5月末をもちまして令和3年度の会計が締められたわけですけれども、その時点、令和3年度末の残高といたしましては、282億6,200万円余となってございます。こちらは、令和3年度の会計年度中のいわゆる最終補正のときに見込んでいた額よりも、おおむね16億円ほど上振れしております。全体の会計の収支を見据えまして、取崩しを一定程度留保できたことから、補正でこれまでお示ししていた額よりも16億円ほど上振れした額として、現在、残高として、先ほど申し上げた額があるところでございます。

 以上でございます。

○渡部(博)委員
 ありがとうございます。

 花火大会に関していえば、要するに、中央区としては、いろいろな調整が済んで、来年の予算案に、今年の8月以降になるのかな、そういうものを入れ込めたら一番いいなと。だけれども、その調整がうまくいかなければ、断念せざるを得ない部分もあるということは理解しました。

 調査は本当にしっかりやっていただかないと、結局、やりました、駄目でしたという話にはならないと思いますので、そういうことも含めて、この金額で足りるか足りないかという話はあるのかもしれませんけれども、しっかりやっていただきたい。晴海に住んでいる人は、楽しみでもありながら、迷惑でもあるということだけは御理解いただきたい。これは全部じゃないですよ。花火を打ち上げる近くの人たちは喜んでいらっしゃるかもしれないし、いろいろなことはあるかもしれませんが、晴海全体でいえば、身動きが取れないとか、いろいろなことも含めて課題はあるということは理解をしていただきながら進めていただきたいということです。

 それと、客船ターミナルのところにはバスターミナルがあるということも含めて、調整をしていただかないといけない部分がいっぱいあると思いますので、そういったことも含めて対応をお願いしたいというふうに思います。あと、晴海五丁目にはマルチモビリティステーションもできるんだろうけれども、そこも使えなくなってしまうという話になるから、交通の便でいえば大変なことになるのではないかなと思っているので、いろいろな対応をお願いします。

 財調の関係については、分かりました。

 今回、こういった突発的ではないにしても、郷土資料館の移転で、保健所があるところの一連の改築に関連していろいろあるということでお金が出ているのかと思います。そういったことも含めて、計画的にしっかりこれからも使っていかなければ、いつ何どき何があるか分からないわけですから、今回のコロナの関係も含めて、あるわけですから、財政担当の課長さんには肩の荷が重いとは思いますけれども、しっかりそういうところも見ていただきながら、区の行政が的確に進むようにお願いをしたいと思います。

 終わります。

○小栗委員
 それでは、何点か質問いたします。

 最初に、説明書の31ページにある学校給食食材料費の補助について伺います。

 これについては、当初予算の審議の際、私は、2分の1と言わず全額を補助して、引上げをしなくてもいいようにすべきではないかということで要望もいたしましたし、予算修正案も提出いたしましたが、残念ながら、そのときはかないませんでした。しかし、今回は地方創生臨時交付金も活用して、2分の1の分の保護者負担も軽減するということで、給食費が据置きになるということは評価したいというふうに思います。

 食材費が上がっているということで、値上げをせざるを得ないというふうに考えた時点よりも、今、さらに食材費とか油とか、いろいろなものの値段が上がっているということを考えると、この補助分で何とか回るというのが逆に厳しくなってきているのではないかというふうに思うんですけれども、それについては、どのように対応を考えているのかという点を伺いたいと思います。

 2点目に、地方創生臨時交付金の関係ですが、今回はその交付金を活用して約3,200万円を食材料費補助に充てるということですけれども、それ以外に、中央区に割り振りがされている部分があり、前回の企画総務委員会のときにも少しお伺いをしましたが、その活用はどのように考えているのかという点についても併せてお伺いしたいと思います。

○鷲頭学務課長
 私からは、給食費の補助につきまして御答弁申し上げます。

 こちらにつきまして、今回、2分の1の保護者負担分についても公費補助とさせていただくということで計上させていただいておりますが、当初予算時点で引上げを行った部分につきましては、今般に見られるような物価高騰を全面的に考えていた部分以上に、これまで経年で、給食費について食材費部分相当は基本的に金額を上げてこなかったという中で、何とかやりくりで対応していた部分がもう限界に達してしまったということで、給食費の引上げを行わせていただいたということがまず前提としてございます。そうした上で、令和4年度、令和5年度の2年間につき2分の1の補助を行わせていただくこととさせていただいておりました。

 私どもは、原則的に、給食費につきまして、特に食材料費部分の相当金額というのは保護者の皆様に御負担いただくべきであろうと考えているものでございます。そうした中でありますが、今回、激変緩和ということで補助を2年間させていただく中で、今年度については、国の施策も取組が進んでまいりました関係で、保護者負担分について給食費の公費補助を行えるめどが立ったところから、今年度、令和4年度については全額公費補助とさせていただくということで、補正予算を計上させていただいた次第でございます。

 また、今後、物価高騰が続いて、足りるかどうかということでの御質問もございましたけれども、今回、引上げを令和4年度の当初から行ったことによりまして、当然、そう頻繁に引上げができるものではないということは理解しているところでございます。そうした中で、さきにも申し上げましたように、基本的に、学校給食、栄養士や調理補助員を含めましたやりくりの中、一定額の給食費の中でいかに給食の水準、量を保ちながら提供できるかというところでございますので、そこについては、学校現場とも連携して取り組んでまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○大久保財政課長
 地方創生臨時交付金ですけれども、今、御紹介いただきましたが、約3,200万円を今回補正で計上させていただきました。今、国から上限額が示されておりますけれども、その額がおおむね3億9,300万円となってございまして、上限額と比べると、残りはまだ3億6,000万円ほど、財源としてはあるところでございます。

 今般の一般質問の中でも、様々な場面で、今回の学校給食費以外の対策についても、いろいろ御要望をいただいております。本区におきましても、物価高騰が特定の分野ではなくて、基本的には全ての方々に影響を与えているというところ、また、既存事業の中で事業者支援も含めまして、既存の事業で一定程度対応できるものもあるのではないかといったところを含めまして、全体的に、別途の対策が必要かどうかということを検討してございます。こうした検討を踏まえまして確実速やかに取組をまとめまして、対策については、しっかり対応してまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 そうしますと、この臨時交付金については、3億9,000万円ぐらいあるということで、また補正予算なりを組んで提案していただくような形を考えているのかという点の確認と、昨日も私たちの会派として、今、この物価高騰に対する緊急の対策ということからも、いろいろ提案をさせていただきました。生活保護世帯への見舞金の実施や、中小業者に対する固定費の補助なども提案して、商工業融資をやっているので、その範囲でやっていただければというような答弁もありましたけれども、融資というのは返さなくてはいけないお金になるので、ほかの区でも実施している補助の制度もぜひ検討していただきたいというふうに重ねて要望したいと思っているんです。

 それ以外にも、例えば北区では、今回のこの臨時交付金を生かして、区内の医療機関や介護・障害者の事業所への支援金や、従事者への慰労金ということで活用するという予算を組んでいるという情報もあります。この間、コロナで大変苦労されてきた医療機関や介護・障害者に対応する事業所に対して、従業者に1人3万円を支給するとか、そういうことも含めて支援するというようなことを、今回、予算化しているところもあります。こうした活用も重要だというふうに思います。

 今、いろいろ考えているということだったんですが、方向性としては、まだ全然まとまっていないのか、改めて確認をさせていただきたいと思います。

 それと、給食費の件は、食材費がこんなに上がる前の段階でやりくりが限界だったので値上げをということで、引上げ額でいうと小学校低学年で230円、中学年で250円、高学年で270円、中学校では500円ということで、今回は全額公費補助ということになりましたけれども、何とかやりくりの中で、この値上げ幅の中でやっていくということで御答弁がありましたが、何とかそれでいけるだろうという見込みなのか。1食でいえば10円とか20円とかの補助の範囲なので、なかなか厳しいのではないかというふうに思いますけれども、改めてその点についても、もう一度御答弁をいただきたいと思います。

○大久保財政課長
 まず、地方創生臨時交付金の活用についてです。

 先ほどと重複いたしますけれども、今は、ある意味、フラットな考え方の下、全ての方に影響が生じているという前提の中で、既存事業でどれだけ対応できるのか。先ほど例に事業者のお話がありましたけれども、例えば物価高騰によって売上げが下がった、あるいはそういったことで運転資金が回らないという意味であれば、例えば運転資金という制度もございます。そうした既存事業を含めて、どういった対応ができるのか。その既存事業でどういった対応が至らないのか。そうしたところを検証して、やはり限られた財源を有効に活用するためには、そうした観点で、現在、全庁で鋭意検討を進めているところでございます。

 以上でございます。

○鷲頭学務課長
 私からは、給食費引上げに伴いまして、この額で足りるのかという御質問でございますので、答弁させていただきます。

 私どもでは、近年の上昇傾向に加えまして、2月以降の上昇幅なども含めまして、様々勘案していたところでございます。そうしていた中で、現在、私どもが考えているところといたしましては、現在の引上げ額の中で、まだしばらくの間は、こちらについて御対応はできるものであろうと考えております。あとは、今後の経済状況を含めました情勢を引き続き注視しながら対応してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○大久保財政課長
 失礼いたしました。答弁が1つ漏れてございました。

 さらなる追加対策について補正を組むのかどうかというお話がございましたが、こちらにつきましては、規模として、この上限額を活用できるとなれば3億円という規模になりますので、そう考えると、一般的には、やはり補正が基本的な考え方になると考えております。

 以上でございます。

○小栗委員
 臨時交付金の活用も含めて、今、物価高騰の中で困っている皆さんへ支援が届くように、ぜひ工夫していただきたいというふうに改めて要望いたします。

 給食費については、来年度は2分の1補助にして、それ以降どうするかは、また時期を見て考えるというような御答弁が昨日もありましたけれども、ぜひ今年度のような補助を引き続きできるように工夫して、保護者への負担が軽減になるように要望をしたいというふうに思います。

 次に、22ページの東京湾大華火祭の再開に向けた基礎調査の件について伺います。

 今も質疑がありましたので、私からは、どこに調査をお願いするのかという点をお伺いしたいということと、以前、この花火大会を平成27年、2015年までやってきた中で、私たちも度々この問題で質疑、提案をしてまいりましたが、中央区の花火大会はとてもお金がかかるんですよね。実行委員会への補助金自体は2億7,000万円ぐらいなんですけれども、その補助金以外に、いろいろな名目で、予算・決算のときにも、例えば会場周辺の樹木の剪定をしたりとか、医療救護班を配置したりとか、バスの借入れなどもありますし、それ以外に、区の直接の支出として6,000万円ぐらいかかるということもあります。

 先ほども御説明がありましたけれども、東京都の補助金や他区の支援金などがあるにしても、支出でいうと、花火代が約1億円で、自主警備が2億6,000万円もかかっているということで、花火大会全体としては4億2,000万円ぐらいかかるような事業として毎年やってきたということで、本当にこれだけの規模でお金をかけてやるというのは、なかなかない花火大会だったというふうに思うんです。なので、隔年実施でいいのではないかということを再三提案してまいりました。

 今回、いろいろな調査をして、どのくらい観覧会場ができるのかとか、それによってどのぐらいの、警備が大変ですよね。もう選手村として出来上がってしまっているまちの周りの公園を使って見てもらうということになると、こちらには入らないでくださいみたいな、そういう警備なども含めて、今以上に大変な状況になるのではないかというふうに思うんです。そういう経費もどのくらいかかるかよく検討していただいて、隔年実施も含めて、ぜひ検討すべきではないかというふうに考えておりますけれども、御見解を伺いたいというふうに思います。

○吉田副区長
 委員がおっしゃったように、花火の金よりも警備の金がすごくかかる大会でございまして、一晩で3億円、4億円使ってしまうわけで、これはとんでもないなというのが、始めたときからそれなりにあるわけです。

 10万人ぐらいの観客席を晴海に確保し開催していたんですが、選手村の建設が始まったりして、区民の直接観客を導入する部分がなくなったので、休止をさせていただきました。ある意味で、実際のところ、イベントとしては騒音もすごいし、光もバタバタだし、マンション居住者の方なんかを含めて迷惑だと言う方もいるのかなというふうに思っていたんです。それから、当初の、たくさん金を使い過ぎるという反発もあるのかなと思っていたんですが、マンション居住者の方を含めて、年に1回みんなでいろいろなところに集まってということで、ある意味で心のふるさとみたいな意味で花火大会を楽しみにされている方が非常に多かったわけです。実際に、先ほど渡部委員からの話もありましたけれども、晴海地区では迷惑を被っている部分もたくさんあるし、警備ばかりやっていて花火を見ていないというような人もたくさんいらっしゃるんですけれども、その人たちも含めて、やはり夏の風物詩として、それを楽しんでいるという方々がいらっしゃるわけでして、中央区のまちがタワマンの連なりでできている中に、花火を打ち上げて、それなりに心のふるさとを持っていくということは、区民に相当強く支持されているということが、休止をして改めて気がついたところでございます。

 委員の御希望は御希望でしょうけれども、そういう区民の声もあるということを頭に置きながら、これからも花火大会を再開したならば、やはり長く続くような組立てを我々としても工夫をしていきたいというふうに思っております。

 調査委託等については、担当のほうからお答えいたします。

○平川地域振興課長
 私からは、調査の委託先でございますが、こちらについては、もちろん、まだ予算の議決前でございますので、委託先については、まだ決定していないものでございます。しかしながら、先ほど来申し上げました、この調査は再開に当たって非常に重要な調査でございますので、これまでのノウハウを持っているようなところですとか、しっかりとした委託先を選定する必要があるというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 花火については、今、お話もありましたけれども、先ほど来も出ているように、東京湾大華火ということで、港区がやっていると思ったとか、中央区というのが全然出ていなくて、中央区がこんなにお金を出しているのに、港区の花火大会だと思われているのを何とかしたらしたらどうかみたいな議論が議会の中にもあったり、あと近隣区との共催とか、都との連携とか、そういうことも長年検討課題としてあったというふうに私も記憶をしています。その際もいつも言っていたんですけれども、いろいろなお祭りも、3年に一遍とか、2年に一遍とか、深川祭とか、いろいろなものがあるので、そういうふうにしてもいいのではないかということを私はいつも提案していたんです。大変お金がかかるものでもあるので、その辺も含めて、きちんと調査・検討をしていただきたいというふうに思います。

 最後に、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金について確認をさせていただきます。

 今回の提案を見ますと、令和4年度、2022年度に新たに住民税非課税の世帯として対象になった方への給付金ということで、昨年、家計が急変したということで、申請してもらっている方は対象になりませんというような御説明のようですけれども、新たに住民税非課税世帯というふうになった世帯については、区のほうの課税状況で確認できるので、プッシュ型でお知らせをしてやっていくということになるのか。1人10万円なので、計算すると今回3,100人ぐらいですかね、対象になっていますけれども、規模としては、そのくらいの方が対象になるということで想定しているのか、説明をお願いしたいと思います。

○植木管理課長
 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金についてでございます。

 委員のおっしゃるとおり、今回は令和3年度の住民税が課税で、令和4年度の住民税が非課税の方を対象にしているものでございます。こちらにつきましては、現在、処理を行っていまして、システムで対象者を抽出しておりまして、確認書を送る準備をしているところでございます。来週中ぐらいには、まずは非課税世帯に送れるのではないかというところでございます。また、未申告の方につきましても、そちらの確認書を送るようにということになっておりますので、そちらにつきましては、順次手続をする予定でございます。

 人数につきましては、非課税世帯が約2,700世帯、家計急変を約400世帯といったところで想定して、合わせて3,100世帯というふうにしているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 確認書を送る準備を進めているということでしたので、対象になる方に漏れなく届くように、自分が対象になるのかどうか分からないという方もいらっしゃると思うので、そういう方にもよく周知していただけるように要望して終わります。ありがとうございました。

○海老原委員長
 それでは、副委員長は委員席へお移りください。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 前委員とのやり取りの中で述べられている内容と重なる部分もございますけれども、整理するという形で1点だけお尋ねさせていただきます。

 今回の補正予算では、現在、最も国民の関心が高い物価高への対応として、幾つもの施策が計上されております。具体的には、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、生活困窮者自立支援金の延長、低所得のひとり親世帯等に対する生活支援特別給付金などでございます。

 これらは、物価高から国民の生活を守るため、4月26日、政府自・公与党で取りまとめた、コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」に盛り込まれた内容です。また、このとき公明党が強くお訴えしたのが、地方創生臨時交付金のコロナ禍における原油価格、物価高騰対応分の創設・拡充・活用でございまして、あわせて、この交付金を自治体における物価高対策に使うための具体的な活用事例を提案いたしました。その一つが、今回上がっている学校給食費の補助です。物価高により食材が急騰しており、食事の量や栄養の質、バランスを保つため、そして物価高の影響を受けている保護者の負担軽減のためという目的です。この学校給食費等の負担軽減について、全国の各地方議会で、公明党がその実施を要望してまいりました。

 本区におきましても、当初予算策定時には想定し得なかった物価高という現状、また、あくまで物価対策という必要性に鑑みて、今回の補正予算に盛り込んでいただいたものと認識しております。また、今回の補正予算に間に合うよう、迅速に御対応いただいたことについても、高く評価いたします。また、早期の実行により、保護者の負担が早く軽減されることになるわけですし、その点も感謝いたしております。

 そこで、改めてになりますが、お伺いいたします。物価対策としての学校給食費の補助について大きな意義を感じておりますけれども、区としての御所見をお聞かせください。

○鷲頭学務課長
 今回の給食費の補助を全額にすることができたという点につきましては、国における取組が大変大きな役割を果たしたものと私どもも認識しているところでございます。また、そうした中で、コロナ禍における物価高騰ということで、実際、私どもが当初想定していました公費補助につきましても、コロナ禍における保護者負担の軽減という観点がございましたので、その点については、目的は完全に一致しているものであろうと考えております。

 また、今後の状況につきましては、先行きの見通しがなかなかできないところでございますが、今回のこうした制度の意義を踏まえまして、私どもも対応してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

○堀田委員
 ありがとうございます。

 先月、中央区議会公明党といたしまして、学校給食費の負担軽減についての要望をさせていただきました。その折、あわせて、保育所、幼稚園、認定こども園、認可外保育園施設などの給食費、また介護施設などの食費にも活用できるとされている旨、申し添えております。それぞれの施設で様々工夫をなさっているようでございますが、その上で、さらなる食材の高騰等で状況が悪化したときには、利用者に不利益となる前に区へ相談するよう、丁寧な御対応をお願いしたいと思います。

 今回の補正予算を高く評価するとともに、区民の生活を守るため、さらなる物価対策の検討、既に具体的に進行しているかというふうにはお聞きしておりますけれども、それを確実に実行できるよう、さらに取組をお願いして質問を終わります。

○海老原委員長
 それでは、質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 議案第22号、令和4年度中央区一般会計補正予算について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

     〔賛成者起立〕

○海老原委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 副委員長は元の席にお戻りください。

 本会議における委員長報告の取扱いにつきましては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○海老原委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、企画総務委員会を閉会いたします。

(午前11時38分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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