令和4年 東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会(4月27日)
1.開会日時
令和4年4月27日(水)
午後1時30分 開会
午後1時51分 閉会
2.開会場所
第一委員会室
3.出席者
(8人)
委員長 田中 広一
副委員長 竹内 幸美
委員 押田 まり子
委員 礒野 忠
委員 高橋 元気
委員 しらす 夏
委員 二瓶 文徳
議長 木村 克一
4.出席説明員
(18人)
齊藤副区長
吉田副区長
平林教育長
浅沼企画部長
糟谷副参事(計画・特命担当)
濱田区民部長
平川地域振興課長
眞下月島特別出張所長
渡瀬保健所長
三留環境土木部長
池田管理調整課長
松岡都市整備部長
栗村地域整備課長
早川都市再生プロジェクト推進室長
生島教育委員会事務局次長
鷲頭学務課長
岡地学校施設課長
小林指導室長
5.議会局職員
伊藤議会局長
小倉議事係長
桝谷書記
後藤書記
6.議題
- 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること
- 晴海地区の公共施設整備に関すること
(午後1時30分 開会)
○田中(広)委員長
ただいまより東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を開会いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
本日、政策企画課長(参事)は欠席いたしますので、御了承願います。
理事者紹介をお願いいたします。
○齊藤副区長
(4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介~区長部局分)
○平林教育長
(4月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介~教育委員会分)
○田中(広)委員長
なお、本日は理事者報告の関係で指導室長が出席しますので、御了承願います。
議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いします。
初めに、理事者報告を願います。
○浅沼企画部長
1 東京2020大会1周年記念イベントについて(資料1)
○生島教育委員会事務局次長
2 中央区オリンピック・パラリンピック教育の推進について(資料2)
以上2件報告
○田中(広)委員長
ありがとうございました。
発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。ただいまの時刻は午後1時36分です。自民党・新青会さん86分、公明党42分、かがやき中央さん42分、維新の会さん10分、未来会議さん10分となります。
それでは、質疑に入ります。
発言を願います。
○高橋(元)委員
よろしくお願いいたします。
本当に早いもので、東京2020大会オリンピックの開会式が昨年開催されてから、もうすぐ1周年になるというところで、すごく驚いています。月日の流れは早いもので、ただ、この思い出もだんだん薄れてしまうというのは寂しく思っております。その中で、コロナ禍の中ではございますが、1周年記念イベントという形で開催に踏み切っていただいたことに感謝をしております。
この1周年記念イベントについて、少しお伺いをさせていただければと思います。主な内容としては、大会開催に伴って得られたレガシーの展示、要は物の展示あるいは写真展示、記録映像の上映というところでお伺いをしております。まず、このレガシー、例えば折り鶴オブジェあるいはバスケットボール選手等のサインが記入されたフラッグが今回の展示に入っております。これは確認ですけれども、これらは1周年イベントが終わった後は区の施設に収納されるという認識でよろしいかどうか。要は、廃棄とかはしないかどうかという点について、まずはお伺いをさせてください。
○浅沼企画部長
今回の展示物、折り鶴オブジェ等でございます。
こちらにつきましては、選手村に設置をいたしまして、選手や関係者の皆さんから、写真にございますように数多くのサイン等をいただいてございました。選手村にあった関係で区民の方は御覧になることができませんでしたので、今般、1周年を記念して、区民の皆様の目に多く触れていただこうということで展示をするものでございます。Tシャツも含めて、本区にオリンピック・パラリンピックの選手村があって、そこに多くの選手や関係者の方が訪れた。また、特に折り鶴につきましては、区民の皆さんに折っていただいたもの、区民の皆さんが参加をして、選手たちにおもてなしの心で折ったものという非常に貴重なものでございますので、今後、引き続いて保管をいたします。あわせて、区民の皆さんに常時見ていただけるような配置というんでしょうか、展示を今後していく予定としてございます。
以上です。
○高橋(元)委員
ありがとうございます。ぜひ未来永劫というか、もちろん期限はもしかしたらあるかもしれませんが、ぜひ区民の方が見やすいところに展示をしていただく、そして保管をしていただくような形でお願いできればと思います。
レガシーの展示に関して、先日いただいた通知ですと、有馬小学校に大会表彰台の譲渡をするというような形で発表がありました。表彰台や関係するオブジェの譲渡というのは、とてもすばらしいと思います。今回の公表の段階で分からなかったので、お伺いしたいんですけれども、なぜ有馬小学校になったのか、その検討の経緯と、本当にできればなんですが、各小学校において、何でも構わないとは思うんですが、様々なレガシーの譲渡が検討されてほしいとも思っております。ほかに、大会組織委員会と調整をしている中で、受け継がれるようなレガシーのもの、例えばオリンピックのオブジェなどもそうだと思いますが、受け継ぐことができるものがあるかどうかお伺いをさせてください。
○浅沼企画部長
表彰台でございます。
オリンピック・パラリンピックで、選手のメダル授与に使われたものでございまして、非常に貴重なものであると考えてございます。非常に貴重なものでございますので、ぜひ本区の将来を担うお子さんにそういうものに触れていただいて、見ていただいて、オリンピック・パラリンピックの感動を常に持っていただければという思いでございます。そういうことで、区内の学校に紹介をさせていただきまして、表彰台を御入り用の方、御活用される学校はございますかといった中で、今般配置をさせていただきました有馬小学校のほうから、自分たちの学校に置くことができるというような御回答をいただいたところでございますので、有馬小学校に配置をさせていただいたところでございます。当然、有馬小学校だけで使うものというふうには考えてございませんで、有馬小学校さんの御理解もいただいてございますけれども、ほかの学校あるいは、例えば総合スポーツセンター等でスポーツ大会の表彰等に利用したいというような御希望等があれば、その辺は調整をすることが可能という形になってございます。
また、そのほかの学校でございます。例えば、中央小学校は7人制ラグビーのリカバリープール等に使われました。また、豊海小学校、それから晴海中学校におきましては、豊海のほうはブラジル、それから晴海のほうはオーストラリアに使われましたので、そういうところで、直接ではないですけれども、例えばメッセージだとか、そういうものでの交流がございますので、そういうものはそれぞれの学校で、当然、配置というか、そのまま保管をして、子供たちのレガシーとして残っていくものになるかと思います。表彰台のように組織委員会等からこういうものがありますよと言われたもので学校等に配置できるようなものは、表彰台のみとなっているところでございます。
以上です。
○高橋(元)委員
詳しくありがとうございます。有馬小学校からは手が挙がったということで、表彰台は運動会で使えたりとか、スポーツ大会で使えたりとか、やはりそういうものがあるというだけで子供たちも喜ぶと思いますし、とてもすばらしい活用であるかと思います。
また、ほかの学校においても、これまでの、ほかの中学校もそうですけれども、例えば一校一国運動の中でメッセージをいただいたりとか、そういった保管できるものがあるとのことでしたので、ぜひそういったものもしっかりと学校側で保管をしつつ、レガシーというものを伝えていくための手段の一つとして、大切にしていただければと思います。
続きまして、資料2から、オリンピック・パラリンピック教育の推進についてお伺いをさせていただければと思います。
まず、私も質問させていただいてきたところではございますが、今後、オリンピック・パラリンピック教育については、令和4年度からは学校・幼稚園2020レガシーという形となって、また、学校側がどういったレガシーを残していきたいかというのを選択していくというような形に変わっていくというふうにお伺いをしております。こちらももう一度確認をさせていただきたいんですけれども、この中で正式な一校一国運動というものが、要は廃止というか、これは学校が選択するものであるんですが、教育委員会としては一校一国運動を、押しつけると言うのもあれですけれども、推進していくという考え方が変わってきたのかどうかという点、あとは、今後、学校内でどういったレガシーを残していくのかを検討していく手法というのは理解させていただきましたが、そうすると、だんだんと学校がオリンピック・パラリンピックに関係のない教育活動にシフトしていってしまうこともあるのかと思っています。もちろん、年月がたてばたつほど、そういった教育方針は変わっていくのかもしれませんが、オリンピック・パラリンピックのレガシーという点で、やはりある程度関係性があるように教育委員会でコントロールをしていったほうがよいのではないかと思います。それについての御意見をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。
○小林指導室長
本区では、オリンピック・パラリンピック学習、ハートフルスポーツ、それから体力向上、先ほど委員がおっしゃった中央区版一校一国運動を通した学習という4つを学校あるいは幼稚園の教育活動の特色と位置づけております。この方針は、特に変わりはありません。一校一国運動を通した学習を選んだところは幼稚園3園、小学校3校、中学校1校ということで、その他のところについては、先ほど申しました3つを選んでいるところです。教育の中では、オリンピック・パラリンピック教育の中で大事にしているボランティアマインドとか障害者理解、スポーツ志向とか豊かな国際感覚、日本人としての自覚と誇り、そういったものをオリンピック・パラリンピック学習に代わる、今度は学校・幼稚園2020レガシーの中で引き続きやっていくつもりでございます。
以上でございます。
○高橋(元)委員
ありがとうございます。理解をさせていただきました。今後も一校一国運動も含めたハートフルスポーツ、体力向上というような大きな方針の中で、学校側がオリンピック・パラリンピック教育のマインドに沿った、例えば障害者理解とかボランティアマインドというところに沿ったレガシーを設定していくということで理解をさせていただきました。ありがとうございます。
レガシーの取組について、各学校ごとに決められているということで、各学校ごとに違うのかもしれません。基本的には校長が決めていくものであるかとは理解をしていますが、学校側はどのような形で選択をしていっているのか、決めていっているのか、そのプロセスについてどうされているのかという点をお伺いしたいのと、そこに子供たちの意見、こういうことをやっていきたい、うちの学校は例えばこういう取組をしていきたいという子供たちの意見が反映されているのかという点をお伺いさせていただきます。
これが2点と、最後に、オリンピック・パラリンピック教育についても、例えば、今、各児童・生徒に配付されているタブレット端末やICT環境というものを生かしていける部分もあるのではないかと思っています。各学校において、ICT環境がどのように生かされているのかという3点についてお伺いをさせてください。
○小林指導室長
まず、各学校・幼稚園がどのように選んでいるかというところです。
これは、様々な観点から選んでいるというふうに考えております。例えば、地域とのつながりの中に、先ほど紹介させていただいたとおり、例えば伝統の和菓子を大切にしていきたいということで選んでいるところ、それから、あるいは学校によっては、うちの学校の児童は体力がちょっと低いということで体力向上を選んでいるところもあります。そういった中で、学校は、子供たちあるいは地域とのつながりを総合して、最終的に校長がこの中で選択をしているところでございます。その中にも、先ほど2点目の質問にありました子供の取組状況、意欲、そういったものは含まれているというふうに感じているところでございます。
3番目のICT機器の関係につきましては、これはオリンピック・パラリンピック学習から続く学校・幼稚園2020レガシーでも、これを活用するところはたくさんあるのではないかというふうに思っています。例えば、いろいろな国の文化を調べたり、あるいは言語を調べたりというところでももちろん活用できますし、今までのオリンピック・パラリンピックがどのように行われてきたのかという今までの歴史、伝統とか、そういった調べ学習等に使えるのではないかというふうに思っています。今後もICT機器も活用しながら、学校・幼稚園2020レガシーを推進していきたいと思っています。
以上です。
○高橋(元)委員
それぞれありがとうございます。
まず、子供たちが個別最適な個別主体的な学びを今後進めていく中では、できる限り子供たちの意見が反映されるような取組、仕組みをお願いしたいところでございます。その中で、ICT機器に関しても、調べ物をしたり、文化を調べたり、言語を調べたりとかというところで活用されているということは理解をさせていただきました。こちらについても、改めて子供たちと一緒にどのような使い方ができるのかというのを考えていただければと思っております。
今回のレガシーとして、物が残るもの、要は形として残るものと、あとはオリンピック・パラリンピック教育の中でお伺いをしましたが、ボランティアマインドだったり、精神面、形に残らないレガシーというもの、やはり2つあると思います。そのどちらについても今後中央区が大切にしていった上で、もう1年たってしまいますが、何年先も忘れないで、しっかりと中央区の中で受け継がれるような取組を期待しております。
私からの質問は以上です。ありがとうございました。
○田中(広)委員長
それでは、質疑も終了したものと思われますので、議題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること並びに晴海地区の公共施設整備に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田中(広)委員長
さよう取り扱わせていただきます。
以上をもちまして東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会を閉会いたします。
ありがとうございました。お疲れさまでございました。
(午後1時51分 閉会)
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559