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令和4年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(7月12日)

1.開会日時

令和4年7月12日(火)

午後1時30分 開会

午時2時14分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 竹内 幸美

副委員長 塚田 秀伸

委員 原田 賢一

委員 海老原 崇智

委員 墨谷 浩一

委員 高橋 元気

委員 梶谷 優香

議長 木村 克一

4.出席説明員

(15人)

齊藤副区長

平林教育長

田中福祉保健部長

植木管理課長

石戸子育て支援課長

古賀保育課長

須貝子ども家庭支援センター所長

北澤高齢者施策推進室長

早川高齢者福祉課長

阿部介護保険課長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

小林指導室長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

鳴子書記

6.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○竹内委員長
 こんにちは。子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会させていただきます。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 まず初めに、理事者報告を願います。

○田中福祉保健部長

 1 民間学童クラブ運営事業者の募集について(資料1)

以上1件報告

○竹内委員長
 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございます。よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時33分です。自民党・新青会84分、公明党さん36分、かがやき中央さん36分、新風会さん36分でございます。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○墨谷委員
 理事者報告から質問させていただきたいと思います。

 民間学童クラブ運営事業者の募集について質問いたします。

 今回、晴海ということで、今後、急激に人口の増加が見込まれるということで、先手を打ってしっかりと晴海地域に開設していただけるというようなことかなというふうに認識しているところでございます。先ほども御説明があったところでございますが、私のほうから、まず確認事項として、区として晴海に1か所1クラブと書いてありますけれども、今回、区として晴海地域に1か所ということなのか、開設が1か所だけなのかということが1点と、職員体制ということで、やはり質の向上というのも求められていると思いますので、先ほど巡回指導を行っていくというふうにありましたけれども、質の向上についての考え方について、それぞれ教えていただきたいと思います。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 まず、開設地域についてですが、晴海地区を含みます月島地域ということで考えております。これは、晴海地区のみならず、勝どきですとか、豊海町と、現在、月島地域全体で子供の人口が増えておりまして、晴海地区に新しいまちができるのももとよりですが、月島地域全体としてニーズがあるというふうに考えておりますので、月島地域で1か所というふうに考えております。

 また、現在、区立学童クラブに希望して入れなかった子供がいることは承知しておりますが、従前どおり、そういったお子様につきましては、プレディのほうと連携することによって対応できていると考えております。今回、1か所1クラブという考え方でございますが、まずは今まで区立学童クラブ、またプレディ、また、いわゆる民間学童といいまして学習塾にお預かりをしているような、組み合わせたようなところしかなかったところに対しまして、児童福祉法の基準に合った民設民営学童クラブという新たな選択肢をつくることを目的として誘致することでございます。したがいまして、まずは1か所1クラブ開けてみまして、状況ですとか、ニーズを確認しながら、今後については考えていきたいと考えております。

 質の向上に対する考え方でございます。

 今回、区としまして、補助金を入れる条件としまして、まずは区のほうの指導に基づいて、その指導に合った改善をしていくというようなことを条件にさせていただいております。これは、児童福祉法、また中央区の条例、職員体制ですとか配置基準、それから面積要件なども含めまして、全体として質の向上というものは非常に大事なものだというふうに考えておりますので、区による指導で質の向上を確保していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 今回は晴海のほうで1つということで、状況を見つつ、ニーズを見つつというところもあるのかなというふうに思います。また、月島地域では今後もまた人口が増える可能性もある地域もございますので、そういった意味で、今後の状況を見つつやっていただくということをお聞きして、安心しました。学童クラブも、やはりしっかりと拡大していくべきではないかなというふうに私も思っております。

 また、質の向上でございますが、建物がきれいでも、そこに携わる職員、人の質が重要な、大切なことではないかなというふうに私はすごく思っております。また、巡回指導などを通して、しっかりとした質の向上をして、大切なお子様を安全に預かっていただけるように取組をお願いいたします。

 続きまして、高齢者施策の中に高齢者向けのパソコンとかスマートフォン講座がありまして、本区としても、最近、スマートフォンの体験会とか相談会などがホームページ上でも出ております。今回、私も感じるところですけれども、コロナ禍になって、スマートフォンを使っている方、また、携帯会社によっては3G回線をやめることによって、そのままスマートフォンに移る人もいたりとか、そういった意味で、遠隔地の親子がスマートフォンを活用して交流したりといったお話をよく聞きます。また、ZoomやLINE電話を通して友達の輪を広げているというお話など、高齢になっても、70から80代ぐらいの方でも、今回スマートフォンにしましたみたいな方が結構いらっしゃいます。携帯会社でも勉強会、学習会が行われているところでございますが、高齢の方でもしっかりと情報が入るような取組が必要なのかなというふうに私は思っております。国としても延べ1,000万人の無料講習会を、2025年度までに目指しているというような報道もございました。そういった意味で、スマートフォンの相談会、体験会について、本区としてどのように取り組んでいるのか、狙いなども含めて教えていただきたいと思います。

○早川高齢者福祉課長
 高齢者向けのスマホ体験会、相談会についてでございます。

 こちらにつきましては、高齢者の方々のデジタルディバイドの解消を目的といたしまして、昨年度から、いきいき館などで試行的に実施をしてまいりました。本年度に入りまして、東京都の事業を活用して本格的に、それぞれ体験会、相談会を実施しているところでございます。

 まず、体験会についてですけれども、こちらはスマートフォンを利用していないとか、スマートフォンは持っているけれども、電話の機能しか使ったことがないというような方々向けに基本操作を練習できる体験会ということで、教室形式で実施しております。現在、6月から毎月1回、いきいき浜町で実施させていただいておりまして、3時間のカリキュラムの中で、最初の1時間はプロジェクターで基本的なスマートフォンの機能についての紹介、さらに、その後の2時間で講習という形で、貸出ししたスマートフォンを使いながら、いろいろな機能について学んでいただいているところでございます。こちらについて、当然、ボタンですとか、写真を撮ったりですとか、メールを送ったりですとか、委員から御紹介がありましたが、LINE、あとQRコードの使い方、基本的なところですけれども、まずいろいろと機能についてしっかりと学んでいただく。さらに、スマートフォンはやはり安全・安心に使っていただくということが大切でございまして、個人情報を守るですとか、フィッシング詐欺に遭わないですとか、そうした注意喚起も併せて行っているところでございます。実績につきましては、10人の定員のところ、6月は8名、7月は5名ということで、ほぼ定員で充足していると評価しているところでございます。

 一方、スマートフォン相談会でございますけれども、こちらは申込み不要で先着順で行うものでございます。専門のアドバイザーを配置しまして、スマートフォンは持っているけれども、使い方が分からないですとか、困ったことがあるというような相談に個別に応じております。こちらは、早い方ですと5分、10分ぐらいですぐに解決するようなケースもあれば、長い方ですと1時間ぐらいずっと相談員とやり取りしているといった事情もございまして、やり方について、さらに相談員を増やすですとか、そうしたところが課題となっております。直近で7月7日、先週の木曜日にシニアセンターで実施しまして、こちらは14人の方にお越しいただきまた。午後2時から4時までで1時半から受付を開始したんですが、人数が多いために2時20分に受付終了といった形で、非常に盛況な状況でございました。今後につきましては、毎月1回、いきいき浜町、そしてシニアセンターそれぞれということですので、月2回ほど、こうした相談会を実施していく予定でございます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 御丁寧にありがとうございます。

 私も、70歳以上から80歳ぐらいの方に、LINEをやっているので、どうやったらいいか教えてくださいと言われるときもあります。そういったことであれば、こういうふうにやるんですよみたいな感じで伝えたりしますけれども、ちょっとしたところでつまずいたりとか、また安全で安心に使える情報リテラシーの向上というか、まず、そういった形で気軽に相談できる窓口は必要かなと思っております。キャリアでも窓口はありますけれども、区としても、東京都の助成、支援を受けて、しっかりと普及していただくことによって、高齢の方の社会参加につながっていくのではないかというふうに思います。一回使えるようになると、親子でスマートフォンを使ってLINE電話とかができます。また今後、災害時に情報の入手手段で本区としてはラジオがございますが、そういった意味で情報の入手手段が広がっていくということも非常に大切かなというふうに思っておりますので、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。

 先ほど、いきいき館の浜町、シニアセンターということで、月島地域というのは出ていなかったんですけれども、いきいき浜町ということで試行的に行っているのかもしれないですが、今後の拡大について教えていただければと思います。

○早川高齢者福祉課長
 スマホ体験会、相談会は、現在、東京都のメニューを活用して実施しているところでございます。シニアセンターは佃にありますので、地域的には月島地域なのかなといったところではございますが、今後のニーズ等を捉えまして、これが定員を常に上回ってしまうようなニーズ等がある場合には、さらにその辺を増やすとか、そうした検討も進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 ちょっとしたところでつまずいているような感じの方もいますし、電源の入れ方とか、一からの人もいるかもしれないですけれども、様々いらっしゃいますので、そういった意味で、しっかりとサポートしていただけると、高齢の方で今までスマートフォンを使いこなしていなかった方にも区としての情報をプッシュ型で入れられるメリットがあるというふうに思っております。状況を見ながら拡大していっていただきたいというふうに要望して、質問を終了いたします。ありがとうございました。

○高橋(元)委員
 私からも何点か質問させていただきます。

 まずは、資料1の民間学童クラブ運営事業者の募集についてお伺いをいたします。

 前委員への答弁の中でもございましたが、晴海地区を含めて、勝どき、豊海町の周辺も含めて、月島地域全体で1か所。1か所で足りるのかという点についても、基本的には今までの公設の学童クラブ、そしてプレディで吸収をした上で、今後、需要を見ていくという形で理解をさせていただいております。

 ただ、令和6年4月から晴海西小学校もできる、晴海地域で特に需要が高まるという状況でもございます。その中で本区での一番の課題であると思っていますが、物件があるかどうか、学童クラブを開設できるほどの大きな物件を借りることができるか、そして家賃が高いという点もあると思います。その中で、今回の募集につきましても、各事業者の方々が尻込みをしてしまう可能性があるのが、物件が見つかるかどうかという点だと思います。今回の募集の中で、少なくとも月島地域で物件の当てがある状態なのか。公募プロポーザル形式で整備を図っていく中で、例えばどこの物件を借りるというところまで計画をした上で出してもらうのか。物件がもし見つからなかった場合、事業者を募集してもつくれないという結果にもなってしまいかねませんので、その点についてのお考えを教えてください。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 今回の民間学童クラブの候補地につきましては、事業者からの提案型という形で募集をいたしますので、事業者の方が物件を探して、その候補地とともに、提案事項につきましても提案してくるといった形を取らせていただきます。区といたしましては、特に物件については、当てをつけているわけではございませんので、事業者からの提案を待っているところでございます。

 今回、応募がなかった場合にどうするかというところですけれども、8月31日までの締切りを待ちまして状況を考えたいと思います。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。ただいまのお話にあったとおり、まずは事業者からの提案型、候補地につきましてもセットで提案をしてもらうという形で理解をさせていただきました。

 その中で、当初予算の中に含まれていた開設費の補助、そして、令和5年度以降、運営費につきましても補助を検討するというふうにお話をされていたと思います。ここで明確に、家賃についても区独自に来年度以降補助を行っていくというところにつきましては、非常によいと思いますし、これがやはり肝になってくるのかなとも思っています。家賃補助も当てにした上で今回公募に応じるという可能性もあります。家賃補助につきましては、具体的に、例えば上限だったりとか、何分の何出すとか、恐らく次年度以降の予算に入ってくる話だと思いますので、まだ明確化していないのかなとも思っていますが、運営費の補助につきまして、どれぐらいの規模で考えていらっしゃるのかという点についてお伺いをさせてください。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 家賃補助につきましては、運営してからのことになりますので、令和5年度予算の中で改めてお諮りするところでございます。現在、募集要項でお示ししているところではございますが、そちらにつきましても、予定ということで、来年度の予算にお諮りさせていただきたいと思います。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。できる限り、ここの手厚い補助というところが、しっかりと応募してもらうという点につきましても非常に重要になってくると思いますので、ぜひ、事業者の方とのやり取りの中で、どれぐらいのニーズがあるかという点も含めて、ヒアリングをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 もう一点お伺いをしたいんですけれども、募集要項の中で応募資格が、東京都内に事業所を有し、放課後児童健全育成事業の事業実績が5年以上ある法人であることというところは、私の感覚では結構ハードルが高いのではないのかというふうに思っているんです。この点について、そんなにハードルが高くないのか、そういう事業者はたくさんいるのかという点についてお伺いをさせてください。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 今回、応募要件の中で事業実績が5年以上あるというふうに定めさせていただいております。本区としまして、初めて民設民営学童クラブを誘致するに当たりまして、やはり経営の安定性ですとか、保育の質の確保といったところを鑑みますと、ある程度の実績があるところでないと質の担保ができないというふうに考えております。そのため、今回、このように5年以上実績があるというところで決めさせていただいたところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 分かりました。

 必要性につきましては、もちろん理解をしております。しっかりとたくさんの事業者に応募してほしいというような気持ちからですけれども、事業実績が5年以上ある事業者がどれだけ都内にあるのかという点もやはり疑問には思います。まずは応募を見てみた上で、募集を閉じた段階で、また来年度以降の募集をするのであれば、応募資格の部分につきましては、都度検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 資料1から最後に、先ほど私からも申し上げましたとおり、HARUMI FLAGが令和6年4月にできる。入居が少し前から始まるという段階で、放課後の児童の居場所の確保という部分につきましては、HARUMI FLAGに既に入居をほぼ予定しているという方から御相談を受けたりします。基本的には、まずは晴海西小学校のプレディ等も活用した上で対応する方針なのかとは思いますが、プレディにつきましても、保護者の方から、評判という意味も含めて、やはりしっかりとした学童クラブに預けたいというようなお声をいただいたりもします。ですので、今年度ではなくても、来年度以降、令和6年4月までに少なくとも1つ、HARUMI FLAG内あるいは晴海地域には確実につくっていただきたいと思っているんですけれども、その点についての現在の方針につきまして、お伺いできればと思いますので、よろしくお願いします。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 晴海地区の学童クラブのニーズについてでございます。

 委員がおっしゃっていますとおり、新たにできる晴海西小学校でプレディが開設するほか、晴海四丁目に整備している図書館なども子供の居場所として考えております。確かに、晴海地区での学童クラブのニーズについては認識しているところでございますが、今回の民間学童クラブの応募の状況を考えながら、今後については検討していきたいと考えております。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 承知いたしました。ありがとうございます。

 今回は月島地域全体で募集をするとのことですが、晴海地域につきましては、ぜひ令和6年3月、来年度末までには1つは開設をしていただきたいと要望として上げさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 続いての質問になります。自閉症など、心の病気を抱えた子供たちの放課後の居場所という観点で質問をさせていただきます。

 保護者の方から御連絡がありました。お子様が小学1年生にして自閉症を抱えて、学校になじめずに、集団での学習ができないという御相談があり、週に1回特別支援教室に通ってはいるものの、共働きをしながら子育てをしている状況で、放課後子供を預ける場所がないと。さらに言えば、知的障害を抱えているわけではないので、特別支援学級にも入れない。そして、近くに放課後等デイサービスがなく、集団でいることができないお子様のため、適応教室「わくわく21」にも入れなかったというふうに御相談をいただきました。少なからず、このような方々もいらっしゃると思います。保護者の方の気持ちを考えた場合、どうしても家庭で養育ができない場合、区としては、こういった子供たちの預け先として、どのように対応していく方針なのかという点についてお伺いをさせていただきます。

 まず、第1点として、放課後等デイサービスにつきましては、特に月島地域に場所がない、家賃が高いことから、これは先ほどの学童と同じだと思いますが、手を挙げる民間事業者がいないという点につきまして、他の委員会でも答弁をいただいているところではございます。ただ、まずは何とかして放課後等デイサービスをつくれないかという点について、改めて放課後等デイサービスの月島地域への誘致等についてのお考えを聞きたいというのが1点ございます。

 もう一点としては、特別支援学級に通えないかという点でお伺いをいたします。原則、障害を持つ子供を対象としているという点については理解をさせていただいておりますが、障害とまでは診断されていないが、入級を希望される御家庭がある場合、区としてはどのように対応しているのかという点についてお伺いをさせていただきます。

 3点目として、適応教室であるわくわく21への入学を案内しているとも思われますが、集団生活が受け入れられない子供である場合、例えばオンラインあるいは個別的な学習というような対応が可能か。わくわく21で吸収できなかったとしても、新たな枠組みとして、毎日、子供たちを個別に学習指導することができるようなオンラインでの情緒学級というような対応は検討できないのかという点についてお伺いをさせてください。

○田中福祉保健部長
 私からは、放課後デイサービスの月島への誘致の答弁をさせていただきたいと思います。

 放課後デイサービスは、平成25年に子ども発達支援センターで区として設置しております。その後、平成29年以降、順次ではございますが、区内に民間の事業者が出てきているところでございます。現実に、子ども発達支援センターと、それから十思にありますうちの放課後デイサービス以外に、今、民間7か所が出てきているところでございます。委員からお話のあったとおり、月島地域に確かに出てきていないという事実はあるところでございますけれども、民間の事業者がそういった形で毎年毎年幾つか出てきているという傾向がある中で、区として独自に設置するという考え方は、今のところはないというふうに考えてございます。我々といたしますと、月島地域でのニーズあるいは必要性について事業者の方々に何とかお知らせをしながら、新たに皆さんが考える場合には月島地域でお願いをしていきたいという働きかけをしていきたいというふうには考えているところでございます。

○小林指導室長
 私のほうから、特別支援学級に入る、入級についてです。

 まず、特別支援学級につきましては目的があって、知的の障害、IQに基づいて入級できるかというところで判断をしているところでございます。したがいまして、例えば登校できないとか、なかなか人間関係を結べないとか、そういったところで利用する学級ではございませんので、まずは今通っている特別支援教室でトレーニングを重ねて、コミュニケーションスキルであるとか、あるいは学習の仕方をトレーニングしながら、通常の学級に在籍しながらやっていくことがいいのかなというふうに思っております。

 また、先ほど委員から出ましたわくわく21につきましては、不登校の子を学校に復帰させるための教室でございます。そうしたことから、わくわく21にずっと通っているのではなくて、学校へ復帰するプログラムを組みながら、人間関係も含めて、何とか教室に入れるような対応をしているところでございます。

 オンラインにつきましては、特に情緒障害、自閉症等を抱えているというところで、活用というところはあるかもしれませんけれども、まずは特別支援教室で障害に応じたトレーニングをしながら、通常の学級でできるということを目指したいというふうに思っているところです。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 それぞれありがとうございます。

 放課後等デイサービスにつきましては、特に月島地域につきましては、民間事業者の誘致も含めて、これはぜひ早急に進めていただければと思います。ニーズにしろ、どんどんと人口が増えていく中で、福祉施設、そして障害を持っている子供たちの居場所を確保するという意味でも、やはり確実に必要になってくる施設でございますので、ぜひ早急な整備をお願いできればと思います。

 特別支援教室あるいはわくわく21につきましても、その目的と方針につきましては、理解をさせていただきました。その中で、特別支援学級は通えないというふうに理解をさせていただきましたが、特別支援教室につきましては、基本的には週に1回の開催であると認識をしています。特別支援教室の目的にかなうかどうかという点も含めてですが、週に例えば2回、3回、増やしていくことが可能なのかどうか。それはニーズというか、お子様からの御希望があれば対応することは可能なのかどうかという点についてお伺いをさせてください。

○小林指導室長
 特別支援教室の利用についてでございます。

 まさに、特別支援教室は支援が必要なお子さんに適切な回数利用してもらうことが大事かなというふうに思っています。各学校では、その子の持っているプログラムの内容と、それから、週にどのくらい通ったらいいかということで、全体のバランスを見ながら教育課程を提出していただいているところでございます。週に1回というところで、なかなか効果が出ないという場合には教員もそこを見取っていると思いますので、全体のキャパシティはありますけれども、校内で巡回指導教員が何時間持てるか、そういうところで、なるべく多く利用してもらいたいというふうに思っているところです。また、個別に学校とも協議しながら、回数について増やすことは可能でございます。週に2回あるいは2.5回ということで通っているお子さんもいますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。特別支援教室につきましても、フレキシブルに対応しているということで理解をさせていただきました。ぜひこのように受皿となっていく、わくわく21も含めて、たくさんの受皿となる仕組みを整えている点は非常にすばらしいと思います。個別のケースになってしまうかと思いますが、学校側とも相談をした上で、なるべく助けていけるような形での御指導や子供たちの居場所の確保という点での御協力をお願いいたします。

 続いて、次の質問に移らせていただきます。夏休みがもう間もなく始まると思いますが、プールについてお伺いをさせていただければと思います。

 まず、区内の各学校でのプールの対応につきましては、コロナの感染拡大というのがまた出てきましたので、どのようにしていく方針なのかという点についてお伺いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○小林指導室長
 まず、プールにつきましては、今、コロナで毎日検温をしているというところはありますけれども、そういったところも活用しながら、プールは特に水に入るということで、各学校によって状況は違いますけれども、プールカードを作ったり、生徒手帳に書いてきたりというようなことで対応が分かれているところです。コロナだから特段何か新しいことをやっているというよりも、どちらかというと安全にプールの授業ができるようにということで各学校で対応を取っているところです。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。基本的には、普通に開催をしていくということで理解させていただきました。

 プールカードについてですけれども、もちろん子供たちの朝の健康状態等を把握するためにも記載と提出は必要であると思っていますが、これは各児童・生徒に配付されているタブレットも含めて、オンラインによる対応ができないのか。一々書くのではなく、今までの保護者の方と、あるいは子供と学校での連絡手段としてオンライン化を進めてきたと思いますので、その中の一つとして、プールカードのやり取りにつきましてもオンライン化できないのかという点についてお伺いをさせていただければと思います。

○小林指導室長
 先ほど委員がおっしゃったとおり、まずプールカードの目的ですけれども、一般的には、水に入るということもありますので、体温とか体調を事前に確認するということが大きな目的かなというふうに思っております。プラス、子供たちにとっては、例えば明日プールがあるので、プールカードをしっかり書いてくるようにというような教育的な目的もあります。したがって、保護者の方とオンラインでプールに入れるか入れないかという確認の意味だけではなくて、そういった教育的な目的が入っているところもありますので、一律に教育委員会からオンラインでやると決めるよりも各学校の状況に応じて対応するべきものかなというふうに思っているところです。

 ただ、大事なことは、今、時代の流れもございますので、保護者の意見であるとか、そういったことを学校が把握して、そういった中で、プールカードをどうやって取り扱っていくのか。効率だけを求めるとなかなか難しい部分はあるかと思いますけれども、その中で、今ある環境の中で何を大事にしてやっていくか、そこを学校と保護者が共通理解していくことが大事かなというふうに思っています。

○高橋(元)委員
 承知いたしました。子供たちが体調を自分で管理して、しっかりと検温するんだよというような教育的な目的があるという点も理解させていただくところでありますが、それは紙であろうが、オンラインであろうが、恐らく教育的な効果というのはそこまで変わらないかとも思います。ただ、これは各学校の状況次第であるかと思います。今後、様々な手続ややり取りがオンライン化されていくと思いますので、今後の検討材料として、具体的に江東区ではオンライン化している学校もあると聞いていますので、他区の状況等も踏まえた上で検討していただければと思います。

 最後の質問にいきます。

 これは私が区民文教委員会の中でも1回聞いたことではございますが、通知表が3回から2回に変わるということでお伺いしています。まさに、今回の夏休み前、去年までは1学期が終わって通知表が本来来ていたのに、今回、来ないという形になると思います。この点についての、まず保護者の方の御反応としては、どういった反応があるのか。というのも、1学期が終わって、自分たちの成績が分からない、課題が分からないということもあって、夏休みをどう過ごせばいいのか分からないといった懸念もあるのではないか。例えば、何か課題が明確なのであれば、では夏休みはこういう勉強をしようというようなことも言えるかもしれません。通知表を3回から2回にするというような形を決断されたとは思いますが、保護者の方の反応と、通知表を2回にしたメリットについて改めて教えてください。

○小林指導室長
 まず、通知表につきましては、これは校長先生が発行するものということで、今回、校長会でその内容を決定しているところでございます。

 まず最初に、通知表が2回になったということで、各学校では、夏休みに入ったところで個人面談を行うということで聞いているところです。したがって、通知表で書面で出てくるよりも、より細かく子供の成長を伝えられるということでメリットがあるのではないかというふうに考えているところです。

 一方で、保護者からの意見につきましては、1学期が来週終わるということもありますので、そこから様々な意見が出てくるのかなというふうに思っています。校長会でも、それぞれ保護者の意見を聞きながらというところは聞いておりますので、実際やってみてどうか、そういった声は聞いていったほうがいいのかなというふうに思っています。夏休みの課題については、基本はその面談を通して課題を知った上で夏休みに取り組むということの流れは変わりはないと考えています。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。夏休みに入るときに個人面談をして、そこで改めて、通知表ということだけではなく、そういう評価だけでなく、それぞれ面談して個別に評価をしていく。評価というよりも相談をしていくというような形で理解をさせていただきました。その傾向については、非常にすばらしいと思います。

 通知表につきましては、今回、発行されるのがたしか10月と3月という形で理解をさせていただいております。今まで3回通知表が出ていましたが、例えば高校進学についての内申点への影響だったりとか、今後の進学についてどこか変わるところがあるのか、影響が出ないのかという点について心配をしている点もございますので、その点についてお伺いさせてください。

○小林指導室長
 今、通知表の回数が変わるのは、小学校長会のほうで出ているものでございます。中学校は、委員の御指摘のとおり、実は高校の進学のために3年の2学期の通知表というか、評定が影響することもありますので、そのまま3回出すような形というふうに聞いております。したがって、先ほどの件は小学校のみということで御認識ください。

○高橋(元)委員
 細かく御解説をありがとうございます。小学校のみ2回に変わって、中学校は3回のままという形で理解をさせていただきました。

 今後、保護者の方を含めて、学校の運営、学校長の方々も含めて、通知表を2回にしたことによるいい影響だったりとか、あるいは改善すべき点が出てくると思います。そのサイクルというか、やってみての感想というようなところにつきましても、また改めてお伺いさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 私からの質問は以上です。ありがとうございました。

○梶谷委員
 私も資料1から質問させてください。

 利用者募集が区立学童と一緒とのことですが、利用者の決定については、区立学童クラブに入れなかった申込者から利用者を決定するのか、それとも、新しく開設する民設民営学童クラブに申込みをした児童を利用者として決定するのか確認をさせてください。

 ちなみに、先日から事業者の募集が始まっていますが、現時点で事業者からの申込み、申請はありましたでしょうか、確認をさせてください。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 今回の利用者の募集についてですが、区立学童、公設公営学童、公設民営学童、それから民設民営学童については、重複して申込みができない形で決めさせていただきました。したがいまして、今回誘致する民間学童につきましては、民間学童のほうに申込みいただいた方の中から、区の基準に準じた選考をしまして決定していただくというような形を取っております。

 次に、申込みについてですが、現時点では、まだ申込みはございませんが、来週説明会がございまして、説明会への出席については、お問合せがあったところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 まだ始まったばかりなので、これからだとは思いますが、学童クラブ待機が本区からなくなるように、来年度からもさらに力を入れる事業になるよう、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○竹内委員長
 それでは、議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 以上をもちまして、子ども子育て・高齢者対策特別委員会を閉会いたします。

 お疲れさまでした。

(午後2時14分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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