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令和4年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(11月11日)

1.開会日時

令和4年11月11日(金)

午後1時30分 開会

午時2時33分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 竹内 幸美

副委員長 塚田 秀伸

代理 かみや 俊宏

委員 海老原 崇智

委員 墨谷 浩一

委員 高橋 元気

委員 梶谷 優香

議長 木村 克一

4.欠席者

(1人)

委員 原田 賢一

5.出席説明員

(16人)

齊藤副区長

平林教育長

田中福祉保健部長

植木管理課長

石戸子育て支援課長

古賀保育課長

岡田障害者福祉課長

須貝子ども家庭支援センター所長

北澤高齢者施策推進室長

早川高齢者福祉課長

阿部介護保険課長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

小林指導室長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

桝谷書記

鳴子書記

7.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○竹内委員長
 それでは、子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会します。よろしくお願いいたします。

 まず、委員会室内の気温が高くなっておりますので、各自上着を脱いで体温の調整等していただいて結構でございます。

 本日、原田委員は欠席のため、かみや議員から代理出席の申出がありましたが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 それでは、かみや議員は委員席へお願いいたします。

 また、理事者報告の関係で障害者福祉課長が出席しますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告を願います。

○田中福祉保健部長

 1 福祉施設の指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 民間学童クラブ運営事業者の決定について(資料2)

○北澤高齢者施策推進室長

 3 「相生の里」のPFI事業に係る事後評価及び次期事業手法について(資料3)

以上3件報告

○竹内委員長
 ありがとうございました。

 それでは、発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時48分です。自由民主党76分、公明党さん34分、かがやき中央さん34分、新風会さん34分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○墨谷委員
 私からは、議題の中から質問していきたいと思います。

 首相と尾身会長との会談の模様が報道されておりました。尾身会長がその後に、記者団に新しい感染拡大の波に入りつつということで、次の波への対応ということを国としても考えているというふうに報道がございました。やはり高齢の方とか介護施設というのはしっかりと対応されていると思いますが、確認のことも含めまして、本区の対応についてお聞きしたいと思います。

 まず、高齢者の通いの場ということで、中央区ではフレイル予防をはじめとする通いの場が17か所、11月1日現在ございまして、皆様が集まっているのではないかなというふうに思っております。コロナ禍の通いの場の運営について、今までのという意味でまず1点、質問です。もう1点が、認知症カフェの実施状況について、取組について、現状を教えていただきたいと思います。2点お願いいたします。

○早川高齢者福祉課長
 私のほうからは、コロナ禍における高齢者通いの場の運営についてということで御答弁させていただきます。

 令和二、三年度頃は、まだワクチン接種等もままならない状況の中で、緊急事態宣言の折には活動の自粛などを働きかけた時期もございましたが、令和4年度に入りましてからは、基本的な感染防止対策、検温ですとか手指消毒、マスクの着用、あとは間隔を空けるソーシャルディスタンス、こうしたもの、あと換気、これをきちっと行った上で活動していただくということで、それぞれの活動主体の自主性に合わせまして行っていただいているところでございます。区といたしましても、必要に応じて保健師を派遣するなどして、その辺の衛生対策、対応をしているところでございます。

 以上でございます。

○阿部介護保険課長
 私からは、認知症カフェの実施状況ということでお答えいたします。

 認知症カフェにつきましては、現在、区内7か所に団体があるんですけれども、やはり新型コロナウイルスの影響によって会場が使用できないですとか、また、利用できる人数が制限されるなど、なかなか去年などは例年のような活動がしにくい状況にはありました。現在、7団体のうち4団体は活動を行っておりまして、こちらにつきましては、10月末までで4団体が14回実施をしております。感染防止の対策をしっかり取りながら対面式で実施しているところもありますし、会場の状況によっては、オンラインなどでも実施しているところでございます。

 以上です。

○墨谷委員
 それぞれありがとうございます。

 高齢者の通いの場については、資料によると17か所あって、各ところでのいろいろな取組というのが様々あると思います。そういった中で、現在では、コロナ対応をしながら、衛生対策を万全にしながら活動しているということを確認させていただくことができました。また、やはり通いの場というのは、すごくフレイルにも対応できると思いますし、皆さんが元気でお友達とお会いする、そういった居場所づくりにもつながっていると思います。

 資料を見ますと、中央粋なまちトレーニング実施団体というふうにございます。略称「粋トレ」ということで、粋トレの活動状況なんかもちょっとお聞きしたいなと思ったんですけども、継続して活動できるということがすごく望ましいのかななんていうふうに思うんですけども、粋トレの活動状況と、また、今後のコロナ禍、第8波ということで、今、通いの場の対応について教えていただきたいと思います。

 また、認知症カフェについてでございますが、現在7か所あって、4団体が行っているという御報告いただきました。私も晴海苑のほうの認知症カフェに参加したことがございますが、認知症の方と、あと、御家族の方が一緒にいらっしゃって、様々な認知症のことを学んでいくということと、あと、認知症の人はどういうふうに見えているかとか、そういうような御家族に対しての説明なんかもあったと記憶しております。すごく大切な取組じゃないかなと思います。ただ、やはりコロナ禍で、また第8波への対応ということもございますので、今、御報告いただいたオンラインで同日開催というようなところも工夫されているということが分かりました。

 そこでまた、この認知症カフェについても、実施について、念のため感染防止、どういうふうに本区として考えていらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。

○早川高齢者福祉課長
 通いの場の活動状況、コロナ禍、第8波が予想される中でのといったところでございます。

 委員のほうから御紹介いただきました17か所といったところにつきましては、現在、区のほうが公表している通いの場マップのほうを御参照いただいたものというふうに認識しておりますが、活動の団体は、令和元年度実は23団体あったんですけれども、令和2年度は18団体、令和3年度が17団体ということで、コロナによって一時的に活動を自粛する団体も多く見られました。それで、令和4年度は、ついこの間までは実は15団体が活動していまして、新たにこの11月から2団体、新規で通いの場が登録されたといった状況でございます。それで、17団体が今活動しているといった状況でございます。

 通いの場の中で、中央粋なまちトレーニングというお話ですけれども、これは粋トレですとか、その他脳トレですとか、それぞれの場所によって様々な工夫が凝らされておりまして、手先を使う折り紙のようなものですとか、あとはカーレットですとか、そういったものも活動されておりまして、そこは工夫をして対応していただけるかなというふうに思ってございます。中央粋なまちトレーニングにつきましては、現在、いきいき館3館で定期的に行っているほか、自宅で粋トレに参加いただいた方にプレゼントする粋トレ特製タオルというのを今年作りまして、これを皆様方に周知を図り、今ちょうどそうしたキャンペーンといいますか、取組を行っているところでございます。また、10月のスポーツの日に、区民スポーツの日で周知のイベントですとか、あとは健康福祉まつりの場でも周知のイベントを行わせていただいて、幅広く粋トレについて知っていただこうといった取組も行っております。こうした取組を継続的に行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○阿部介護保険課長
 認知症カフェの感染対策というところなんですけれども、こちらの認知症カフェの実施に当たっては、区のほうで、運営費ですとか会場使用料などの補助をしているところではございますけれども、運営自体は、基本的には団体の方針で行っていただくという形にはなっております。特に緊急事態宣言などが発出されるようであれば、やはり開催の自粛などをお願いするということもあるかもしれないんですけども、去年は特にそこまでなく、その時期でなければ、ちゃんと手指の消毒など一般的な感染対策をしたりですとか、利用人数を制限したり定員制にしたりなどして、一般的な感染対策をやりながら実施してきておりますので、今後も、特に国全体が外出を自粛するというような話にならなければ、今と同じように開催する形になるとは考えております。

 各地域のおとしより相談センターに、認知症地域支援推進員などを配置しておりますので、今後とも、運営に携わる方々のお話を伺いながら、オンラインの活用ですとか、場合によっては屋外での開催を提案するですとか、そういったコロナ禍においても活動が続いていけるよう、認知症の方が安心して過ごせる場として安定的な運営ができるように、具体的なアドバイスを区としても行ってまいりたいと考えております。

 以上です。

○墨谷委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 高齢の方の通いの場ということで、当然、コロナ禍で減ったりとか、また現在は17か所になったというようなお話もいただきました。皆さん工夫して通いの場を継続しているということが確認できました。また、コロナの感染対策をしっかりと行って、そういった通いの場を運営していただいているということでございます。ありがとうございます。

 また、粋トレについては、継続して続けていくということがすごく大切だと思いますので、また、今回は敬老館とかいろいろな場面で、中央粋なまちトレーニング、粋トレをこれからもしていただいて、高齢の方の健康増進に向け、行っていただきたいというふうに思います。

 また、認知症カフェについてなんですけども、現在、4団体が行っていて、感染対策をしっかり行いながら、また、そういった認知症カフェの運営についてアドバイスしたりとか、そういったこともしていただける、今後対応していただけるというようなお話もございましたので、認知症カフェについても、しっかりと行えるといいなというふうに思っております。また、そういったオンラインとか外で行うとかというふうに環境を変えることによって、できるできないもございますので、その辺も含めてお願いしたいなというふうに思いました。

 あと、最後に1点だけなんですけども、やはり介護現場という中で、介護職員の不足感について。また、就労支援ということで、中央区としてもやっていると思います。介護人材の確保について、ホームページも見させていただいたりとかしたんですけども、区内の介護事業所で働こうというようなパンフレットなんかもございまして、中央区としても、介護人材をしっかりと呼び寄せるというか、そういう取組をしていると思います。その辺の現状と、何か課題がございましたら教えていただければなというふうに思っております。お願いいたします。

○阿部介護保険課長
 介護人材の確保というところなんですけれども、やはり区内で介護のお仕事を続けていただくということで、区としましても、合同就職相談面接会ですとか、また、資質向上のための研修の受講、また、就職先のあっせんまでを支援する介護人材確保支援事業ですとか、介護職員の宿舎借上支援事業なども、今のところ区では行っているところです。年に1回、介護職合同就職相談・面接会をやっておりまして、今年は10月27日に実施したところなんですけれども、やはりなかなか皆さんの御希望どおりに就職、マッチングは難しいとか、そういったような課題はあるかと思っております。なかなか介護のお仕事に対するイメージなども、やはりきついですとか、そういったようなイメージなどもあると思うんですけれども、こちらの介護のお仕事についても、各面接会では各参加した事業者にそれぞれの事業所のPRをしていただいて、PRする時間を最初に設けて、どのような職場でといったところを皆さんにも知っていただいて、少しイメージが湧きやすくなるようにして、少しでも皆さんが介護の仕事に就いていただけるような工夫をしております。

 そういった工夫もした効果なのかもしれないんですけれども、今回参加した方たちが、1か所1か所でかなり長くお話をされていたといいますか、いつも決まった時間があるんですけども、その時間までで大体皆さん終わってしまうんですが、その時間になってもまだ各ブースでお話ししている方が何人もいらっしゃったというところで、皆さんすごく真剣にこちらの介護の仕事について考えていただいたというふうに思っております。

 今後もそのような形で、いろいろな事業所に対する支援ですとか、介護の仕事への理解を深め魅力を広報紙とかホームページなどで発信するなどして、皆さんに介護職を目指していただけるように努力していきたいと思います。

 以上です。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 私も今日、LINEに通知が来たので、ホームページを拝見させていただきました。介護現場の職員にインタビューというのが出ておりまして、第2回ということで、本当に介護というと、なかなかお仕事として高齢の方がやっているというイメージとか、また、若い方が定着しにくいとか、そういったお話も聞きます。やはり介護の魅力、またどういったことなのか、自分でもできるんじゃないかみたいな、そういった啓発なんかも必要なんじゃないかなというふうに感じました。また、本区としても、宿舎の借り上げをしたりとか、そういった介護事業所への支援ということもしているということも認識しておりますが、また、合同就職相談会等、そういった形で、しっかりと皆さんが1人でも多く介護事業所で働いていただけるような環境づくりというか、魅力づくりなんかも啓発していただきたいなというふうに思います。

 また、第8波への対応ということで介護施設、認知症カフェ、通いの場、それぞれお伺いいたしました。それぞれ第8波の対応をお願いして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。

○高橋(元)委員
 質問に先立ちまして、私ごとではございますが、先日、区内在住の私の祖母が他界をいたしました。介護ヘルパーの皆様方、あるいは訪問看護師の皆様方、そういったたくさんの方々の支えによって自宅で安らかにみとることができました。区の政策、あるいは介護保険事業、様々な施策のありがたみを実感したとともに、改めて心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 質問に移らせていただきます。

 資料2から何点かお伺いをさせていただきます。先日の福祉保健委員会での質疑事項と多少重複するところがあるかもしれませんが、御回答いただければ幸いです。

 民間学童クラブの運営事業者の決定につきまして、今回、ベネッセスタイルケアが運営事業者として決定がされたとのことですが、まず、ベネッセスタイルケアはもちろん保育園の運営等もされておりますので、特にそこまで心配をすることはないのかなとも思っております。ただ、応募者数の総数として1事業者となってしまったというところについて、今回は公募型プロポーザル方式で募集をされたとのことですが、できる限り複数の事業者の応募が欲しかったのではないかと思いますので、この応募の方式、あるいは応募者数が1事業者となったことについての評価についてお願いをいたします。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 今回の民間学童クラブ運営事業者誘致に関しましては、7月11日に募集をかけたところでございますが、7月21日に事業者向けの説明会を行ったところ、全部で7事業者の出席がございました。参加したいという意思表示をいただいたりというところで、丁寧に説明をしていったところでございますが、今回、この誘致につきましては、不動産物件を探してきていただいて、候補地についても一緒に提案するという形を取りましたので、なかなか不動産物件が見つからないといった声が上がっておりました。結果的に、月島地域限定で募集を行ったところでございますけれども、月島地域の中で、不動産物件とともに運営について提案があったのは1者というところで、本来、委員おっしゃいますとおり、複数からの決定が適していたとは思うんですけれども、残念ながらそういった結果にはなりませんでした。

 今回の事業者募集に関しましては、今後また検証いたしまして、次に向けて検討していきたいと考えております。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 やはり不動産の物件がないというところが非常に問題となりますし、短い期間でそういった物件を探すこと自体、かなり応募したい運営事業者の負担ともなってしまうかと思いますので、ここはぜひ再考をいただければと思っております。

 6月の委員会でしたか、学童クラブの待機児童の総数が示されていたと思っています。それでいうと、堀留町児童館が46人、佃児童館が31人、月島児童館が39人、勝どき児童館が59人、晴海児童館が31人、募集で入れなかったというふうにされております。この点を考えると、もちろん月島地域で今回、民間学童がこのような形で誘致がされたことはやはり喜ばしいことであるかと思います。一方で、堀留のほう、日本橋地域、あるいは勝どきも1年生でほぼ埋まってしまっている、2年生以上が入れないというような状況でもある。さらに言えば、晴海につきましては、今後、HARUMI FLAGの入居が始まり、そして公設の学童については、現状、晴海五丁目付近には予定がされていないということから、やはりさらなるニーズというものも非常に重要であると認識をされているかと思っております。

 このような状況下において、来年度の募集にも関わってくるかと思いますが、日本橋地域、あるいは勝どきや豊海町の地域、そして晴海地域、この3つの地域はかなり重要となってくるかと思います。今後、この地域に誘致するために積極的な施策を取っていただければと思いますが、その点についても併せてお願いをいたします。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 現在、学童を希望しているけれども入れなかったお子さんがいらっしゃって、ニーズが高いというふうに認識はしております。先般、8月に見直しを行いました子ども・子育て支援事業計画におきましては、令和6年度におきましても、月島地域で1クラブというところで、具体的な方向性を示しているところでございます。ですので、今回、月島三丁目に開設をいたしますが、令和6年度におきましても、晴海、勝どき等を含めました月島地域において、1クラブ、民間学童クラブを誘致することを検討しているところでございます。

 また、日本橋地域につきましても、確かに堀留町児童館など、現在キャパシティが小さいというところで、入れないお子さんがいることは認識しているんですけども、今後につきましては、また、放課後児童対策全体を見直すというところもございますので、そういった中で状況を見極めていきたいと考えております。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 さらに確認をさせていただきたいのですけれども、今回、子育て計画の中で、令和6年度につきましても月島地域で1クラブというふうに、一応そういった方針で設定をしている理由はどういった理由だったのかというのを確認させていただきたいというのが1点と、要は、例えば極端な話、1クラブに限定せず、本当に希望があれば3クラブだったりとか、民間学童なのであれば、そのようなもっと多数の誘致をしてもいいんじゃないかと思いますので、区が1クラブとして決めている、何か制限する理由があるのかという点について、改めてお伺いをさせてください。

 そのときに、やはり鍵となるのは土地の確保、物件の確保であるかと思っています。例えばHARUMI FLAGが今後再開発で入ってくる中で、そこで物件を先に区で押さえることができるのか、そういった今重点的に取り組むべきような地域を区が先に押さえておくということができるのかという点についても改めて教えてください。

○須貝子ども家庭支援センター所長
 まず、子ども・子育て支援事業計画において、令和6年度に示している件でございますけれども、今回、令和5年度開設に向けて、区としましては新たな試みということで、まずは一度、民間学童クラブを1クラブ誘致して、状況を見極めていきたいということが思いとしてございました。そのため、8月に見直しを行ったときにも、まだ5年度開設の分がどういった状況になるか、見極めができない状況でございましたので、1クラブというところで提示をさせていただいたところでございます。

 また、民間学童クラブを誘致することによりまして、待機児童については、プレディのほうと連携するというところで、従来から方針を立てているところでございますけれども、今回は、公設の学童クラブ、それから、学校で行っているプレディ、そして民間で様々ございます学習塾などにお預かりがついているような形態の民間学童クラブがある中で、区が補助金を出して誘致した民間学童クラブという新たな保護者の方への選択肢の一つとして、メニューとしてそろえたというところもございます。そういった観点から、現在のところは、1クラブというところで令和6年度も検討しているところでございます。

 またもう1点、HARUMI FLAGにおける土地の確保でございますけれども、現在のところそういったことは区のほうでは考えておりません。晴海地区における居場所につきましては、先般の福祉保健委員会でも答弁しておりますとおり、様々な区の公共施設を使いまして居場所を確保していくというところで、方向性を考えているところでございます。

 以上でございます。

○高橋(元)委員
 ありがとうございます。

 となると、令和6年度、再来年度のことでございますので、1つにするというのを決めることなく、状況次第で、2クラブになるか3クラブなのか分かりませんが、ぜひ柔軟に検討していただければと思います。区民の方々のニーズでいえば、やはりプレディよりも学童でしっかりと伸び伸びと預けたいというような希望もあるかと思います。もちろんプレディの連携も重視するというようなお考えも分かりますが、そういった民間学童クラブ、あるいは、公設の学童の設置も含めて様々なバリエーションもあるかと思いますが、待機するようなことがないよう、放課後の居場所の確保という総合的な側面から改めて検討していただければと思います。

 基本計画の中にもございましたが、こちら、例えば学校への学童設置を考えているというふうにお伺いをしておりました。これについては、どういった形で進めていくのか、それも先ほどの質問とも重複いたしますが、今後、学校ができる晴海西小学校には、そういった学童の設置も含めて考えているのか。今の基本計画の段階では、方向性という段階ではあるかと思いますが、どのように学校への学童設置というところを施策の一つとして位置づけているのかという点についても教えてください。

○田中福祉保健部長
 今回の基本計画の中で、各小学校のほうに学童クラブの設置をということで方向性をお示しさせていただいたところでございます。今、委員のほうからお話がありましたように、基本計画の中では、今後の放課後児童対策について、この先10年間を見据える中での方向性としてお示しをさせていただいているところでございまして、現在、プレディが設置されております12校をはじめとし、そこを中心としながら今後どのようにやっていくかは今後検討していく、具体的な検討を行っていくということになるというふうに考えてございます。

 前の質問にもございましたが、いずれにいたしましても、学童クラブにつきまして、我々区は、今回民間学童クラブを募集してございますが、これにつきましても、当然、区が募集する以上、責任を持って行うことになりますので、単純に場所があればですとかということではなくて、運営状況を見ながら、適切に民間学童クラブとして運営できるのか、その辺を確認しながら、学校での学童クラブ開設も含めまして、今後、全体的な中での検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。

○高橋(元)委員
 それぞれありがとうございます。

 やはり放課後の児童の居場所の確保というところは、喫緊の課題でもございますし、それでいうとHARUMI FLAGが入る令和6年4月、4月以降またさらに状況というのは変わってくると思います。そのときに、やはり区としても、特に晴海地域に限定した話ではありませんが、しっかりと区民の方々のニーズに応えられるように、そしてあるいは民間事業者との連携の上で、お金がかかる部分があるかとは思いますが、どうやって子供たちに伸び伸びと学びを与えられるかというところも含めて総合的に検討していただければと思います。

 学校への学童設置につきましても、今後10年間を見据えた方針という段階で、これから民間学童の今の運営状況、今回1者誘致をしましたので、その運営状況を見ながら、具体的な個別の計画として落としていくというふうに認識をしております。ただ、やはりそういった区民の方々の喫緊のニーズというものはしっかりと速やかに把握をしていただき、緊急の対応でも構いませんので、何らかの方策を示していただければと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 私からの質問は以上です。

○梶谷委員
 私からは、資料1から質問をさせていただきたいと思います。

 資料1の指定管理者の評価結果によれば、区立堀留町保育園の個人情報保護の管理等の評価が、昨年の2よりは向上したものの、5段階中の3の評価になっております。令和元年度、2年度に、個人情報の管理に不適切な点があったことを踏まえ、新たに保護者からの提出書類の処理についてロールプレイング形式での研修を実施し、職員の意識向上及び再発防止に努めていると評価のポイントに記載されています。現状、職員の意識向上、意識改革に力を入れていると思いますが、これまで区としてどのような指導や対策を取られ、改善されたのか、そして今回3という評価になった考え方を教えてください。

○石戸子育て支援課長
 堀留町保育園の指定管理者評価についてでございます。

 委員御紹介ございました、事業運営の個人情報保護の管理等の件でございますが、御紹介ありましたとおり、こちら個人情報の保護の対策につきましては、資料記載のとおり様々な取組を行っている中で、内容は、他の園と遜色ない状況となっているところでございました。

 しかしながら、令和元年、令和2年と、引き続き2年にわたりまして、保護者からお預かりした個人情報の書類を紛失するという状況でありました。区におきましては、そういった事例を踏まえまして、個人情報管理の改善指導の報告等の指導を行い、対策計画の提出を求めたところでございます。具体的には、先ほど御紹介ありましたロールプレイング形式の研修等ございますが、その前に、やはり保護者からの提出書類の受渡し方法の明確化ということの改善対策の徹底ということで、お預かりした書類を色つきのホルダーなどを活用するなり、また、予期せぬときでの提出というところがありますので、様々な行事における職員の受付態勢の見直しというところを取り組んでいるところでございます。また、先ほどロールプレイング方式の研修も含めてですが、年2回の全職員向けの園内研修の実施や、事業者本部におけます再発防止策の継続的なサポートの実施というところを事業者として取り組んでいるところでございます。

 区といたしましても、例年二、三か月程度で一度定期的な園訪問を行っているところでございます。その際に、現状の再発防止策の取組状況などを適宜確認しているところでございます。現在、取組状況について、その後しっかりと個人情報の管理の適正化が図られているところで、継続徹底されているというふうに認識しているところでございます。

 今回の評価3点の考え方でございますが、こちらの個人情報の管理の取組については、他園と同様に、取組状況自体は4点の評価と考えてございます。そうした中でこの間、令和元年、令和2年と立て続けに紛失ということで、それぞれ令和元年に4点から3点、そして令和2年に3点から2点という評価に落としたところです。今回令和3年度、継続的な適正化の徹底が図られていることですが、やはり2年連続というところの重要性を踏まえまして、取組状況は4点相当でありますけれども、まずは今年度は1点加点し3点ということにし、さらに、今年度、令和4年度、引き続き適正な取組が図られているようであれば、来年度もう1点加点して4点というような評価を考えているところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 詳しくありがとうございます。

 現状は、ほかの園と同じくらい対策が取られていて、継続徹底されているということで、取組状況自体は4の評価ということで認識をいたしました。

 今後も、足りない点があれば速やかに改善、同時に職員の意識向上、意識改革を前に進めていただきたいと思います。

 次に、リハポート明石の安全対策について、昨年の4からさらに下がり3という結果になっています。問題は、コロナ陽性者が発生した際の対応手順が確立されていない点と指摘されています。2019年年末以来、新型コロナウイルスとの闘いの日々が続いており、本区においても、保健所、医師会等との連携の下、対応していただいておりますが、リハポート明石がなぜ令和2年度に引き続き、対応手順が確立されていないのか、感染状況が職員間で正しく共有されていないことは重要な問題だと思いますが、現状、課題は何なのか、可能な範囲で教えてください。

○早川高齢者福祉課長
 リハポート明石におきます安全対策といった部分でございます。

 さきの福祉保健委員会でも同様の御答弁をさせていただいておるところですけれども、リハポート明石、令和2年度に複数名のコロナ陽性者が発生したということで、そのときに感染症対応手順を確立して、しっかりと手順を策定したところでございます。しかしながら、令和3年度のちょうど3月29日に初めて陽性の入所者が発生しました。保健所への報告等はきちんとできていたんですが、そのときに、区のほうへの報告、いわゆる濃厚接触者の特定等の報告がしっかりと定まっておりませんで、その間、無症状者ですとか偽陰性といいますか、そのときはまだ陽性でなかった方々から広がりを見せてしまいまして、結果的に4月16日まで、年度をまたいでですけれども、入所者22名が感染し、クラスター化してしまったという状況がございました。

 こうしたことを受けまして、東京都の実地疫学調査チームによる原因調査ですとか技術的な支援を受けまして、現在では、しっかりとした施設面でのゾーニングですとか防護服の着脱、そうしたものも確立しているんですけれども、昨年度は、そうしたことがしっかりとまだできておりませんで、こうした状況になってしまいました。その結果、評価は3とさせていただいたところでございます。

 以上でございます。

○梶谷委員
 ありがとうございます。

 現在は対策されており、対応できているとのことで認識いたしました。

 次に、マイホームはるみの適正な人員配置について、前年度と同様3という評価になっております。リーダー層と現場職員のコミュニケーション不足に一定の改善は見られるものの、職員の不足や入れ替わりが多いこと、業務均等化が図られていないこと等の課題が指摘されています。体力を使う職場である上に、新型コロナウイルス感染症も加わり、介護現場で働く方々は、極めて厳しい労働環境を強いられていると思います。

 同僚や上司との人間関係は、介護現場だけでなく、あらゆる現場において結果に直結する重要な要因であり、職場でのコミュニケーションの質の向上が求められます。同じ職場で働く人々がお互いを信頼し合い、認め合い、思いやる職場環境が、例えば介護現場においては、サービスを利用する方々の安心・安全につながると思います。職員の資質の向上の評価ポイントでは、職員の意欲活性化を目指していると記載されていますが、本区として、マイホームはるみの職場環境や職員の資質の向上に向けて、今後どのような指導、対応を考えておられるのか教えてください。

○早川高齢者福祉課長
 マイホームはるみにおきます介護現場、職員の資質の向上についてでございます。

 やはり入所者の方々に適切なケアをしていただくためには、職員の質というのは非常に大切な問題であるというふうに認識しております。ここにも記載させていただきましたが、昨年度は、マネジメント層の方と職員との間で意思の疎通等がうまくいかずに、大量に職員が退職してしまったといったことが起きまして、なかなか職員の質が保てなかったといったところが課題となっていたところでございます。

 区といたしましては、定期的に指定管理者と話合いの場などを持ちまして、人数はもとより、質の確保というものをきちんと指導しているところでございまして、そういう中で、しっかりとした体制を整えると。さらには、研修ですとか、そうしたものが非常に大切になってございます。資格は持っていますので、最低限のところのスキルは持っていると思いますが、やはり事故等があると一番いけませんので、リスクマネジメント研修というものに現在は力を入れておりまして、これまではやっていなかったんですが、今は四半期に1回実施しまして、また、ヒヤリハットのような事例、事故にはならなかったけど危なかったといった事例があった場合には、職員間で情報を共有しまして、そういうことが起きない、未然に防ぐ、そうした取組も行っているところでございます。また、合同研修といいまして、マイホームはるみとマイホーム新川、法人は違うんですが、一緒になって研修を行うことで、それぞれのよい取組を共有するですとか、そうしたことも行っておりますので、引き続き区といたしまして、職員の質の向上がしっかりと図られるように指導してまいります。

 以上でございます。

○梶谷委員
 使命感とやりがいを持って職員の方々に働いていただけるよう、また、職員の士気向上が利用者の方々へのサービスの向上につながるのだという認識の下、本区として、マイホームはるみの職場環境や職員の質の向上に向けて、積極的に指導改善に取り組んでいただけるよう、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○竹内委員長
 それでは、全ての質疑が終了しました。

 議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○竹内委員長
 それでは、これをもちまして子ども子育て・高齢者対策特別委員会を閉会いたします。お疲れさまでございました。

(午後2時33分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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