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令和4年第一回定例会会議録(第5日 3月30日)

1.会期

三十四日(第五日)

三月三十日(水曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時開議

午後三時十五分閉会

3.出席議員

(二十八名)

一番 高橋 元気議員

二番 高橋 まきこ議員

三番 梶谷 優香議員

四番 田中 耕太郎議員

五番 かみや 俊宏議員

六番 太田 太議員

七番 二瓶 文徳議員

八番 しらす 夏議員

九番 奥村 暁子議員

十番 青木 かの議員

十一番 小坂 和輝議員

十二番 渡部 恵子議員

十三番 竹内 幸美議員

十四番 海老原 崇智議員

十六番 堀田 弥生議員

十七番 墨谷 浩一議員

十八番 山本 理恵議員

十九番 小栗 智恵子議員

二十番 木村 克一議員

二十一番 富永 一議員

二十二番 瓜生 正高議員

二十三番 塚田 秀伸議員

二十四番 礒野 忠議員

二十五番 原田 賢一議員

二十七番 押田 まり子議員

二十八番 田中 広一議員

二十九番 中島 賢治議員

三十番 渡部 博年議員

4.欠席議員

(二名)

十五番 佐藤 あつこ議員

二十六番 中嶋 ひろあき議員

5.出席説明員

区長 山本 泰人君

副区長 齊藤 進君

副区長 吉田 不曇君

教育長 平林 治樹君

企画部長 浅沼 孝一郎君

総務部長 黒川 眞君

防災危機管理室長 北澤 千恵子君

区民部長 濱田 徹君

福祉保健部長 田中 智彦君

高齢者施策推進室長 吉田 和子君

保健所長 渡瀬 博俊君

環境土木部長 望月 秀彦君

都市整備部長 松岡 広亮君

会計管理者 鈴木 浩君

教育委員会事務局次長 生島 憲君

監査事務局長 高橋 和義君

企画部参事(政策企画課長事務取扱) 溝口 薫君

財政課長 大久保 稔君

広報課長 園田 典子君

総務部参事(総務課長事務取扱) 山﨑 健順君

6.議会局出席職員

議会局長 伊藤 孝志君

庶務係長 長田 基道君

議事係長 小倉 正信君

調査係長 佐藤 康之君

書記 桝谷 剛司君

7.議事日程

日程第一
 諸般の報告

日程第二
 議案第一号 令和四年度中央区一般会計予算
 議案第二号 令和四年度中央区国民健康保険事業会計予算
 議案第三号 令和四年度中央区介護保険事業会計予算
 議案第四号 令和四年度中央区後期高齢者医療会計予算
          (三月四日 予算特別委員会付託に続いて)

日程第三
 議案第八号 中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
 議案第九号 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
          (三月一日 企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
 議案第十五号 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第十六号 中央区立ゲートボール場条例を廃止する条例
 議案第十八号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例
          (三月一日 区民文教委員会付託に続いて)

日程第五
 議案第十二号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
 議案第十七号 指定管理者の指定について(区立京橋こども園)
 議案第十九号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例
          (三月一日 福祉保健委員会付託に続いて)

日程第六
 議案第十一号 中央区事務手数料条例等の一部を改正する条例
 議案第十三号 中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
 議案第十四号 中央区立公園条例の一部を改正する条例
          (三月一日 環境建設委員会付託に続いて)

日程第七
 人権擁護委員の候補者の推薦について

日程第八
 議員提出議案第三号 中央区議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例

日程第九
 議会閉会中の継続審査


午後二時 開議

○議長(木村克一議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。

 本日、佐藤あつこ議員並びに中嶋ひろあき議員より、欠席の申出がありましたので、御報告いたします。


○議長(木村克一議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔伊藤議会局長朗読〕


 十四、委員会報告書(企画総務委員会)

 十五、委員会報告書(区民文教委員会)

 十六、委員会報告書(福祉保健委員会)

 十七、委員会報告書(環境建設委員会)

 十八、委員会報告書(予算特別委員会)

 十九、議案の提出について


○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 ここで、ただいま報告のありましたとおり、議員提出議案一件が提出されましたので、本日の日程に掲載いたしました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第二

 議案第一号 令和四年度中央区一般会計予算

 議案第二号 令和四年度中央区国民健康保険事業会計予算

 議案第三号 令和四年度中央区介護保険事業会計予算

 議案第四号 令和四年度中央区後期高齢者医療会計予算

          (三月四日 予算特別委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、予算特別委員会の報告を瓜生委員長より願います。

〔二十二番 瓜生正高議員登壇〕

○二十二番(瓜生正高議員)
 ただいまより、予算特別委員会に付託を受けました議案第一号「令和四年度中央区一般会計予算」、議案第二号「令和四年度中央区国民健康保険事業会計予算」、議案第三号「令和四年度中央区介護保険事業会計予算」、議案第四号「令和四年度中央区後期高齢者医療会計予算」の以上四議案について、その審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 本特別委員会は、去る三月四日の本会議において、委員十六名をもって設置され、本四議案の付託を受けたものであります。

 本会議散会後、議長招集による初の委員会が開会され、私が委員長に、副委員長には田中耕太郎委員が選任され、即日就任し、ここに本委員会の構成が行われました。

 続いて、三月九日に委員会を開会し、議長並びに区長挨拶の後、理事者より、各会計全般にわたり総括説明を受け、その後、一般会計「歳入」から説明を求めて質疑を進めることと決し、審査を開始いたしました。

 令和四年度の本区各会計歳入歳出当初予算の総額は、それぞれ一千五百四億八千九百六十二万六千円であり、一般会計では、一千二百四十八億一千八百三十六万三千円で、前年度当初予算と比較して百九十三億九千六百十八万円、率にして一八・四%の増、国民健康保険事業会計では、百三十億八千九百八十三万六千円で、前年度当初予算と比較して一億九千七百八十万四千円、率にして一・五%の増、介護保険事業会計では、九十一億一千二百三十七万五千円で、前年度当初予算と比較して一億九千五百六十万四千円、率にして二・二%の増、後期高齢者医療会計では、三十四億六千九百五万二千円で、前年度当初予算と比較して四億二千五百七十二万一千円、率にして一四・○%の増となっております。

 本委員会は、令和四年度における本区行政運営の大綱をなし、その方針を決定する本予算案に対し、現下の社会経済情勢を踏まえつつ、区民の信託に応えるため、去る三月四日の本会議での付託以来、本日まで、延べ十二日間にわたり、慎重に審査を行ってまいりました。

 すなわち、三月九日には、まず一般会計「歳入」より質疑を開始し、これを終了し、同日、「歳出」第一款「議会費」の質疑に入り、これを終了し、さらに同日、第二款「企画費」及び第三款「総務費」を一括して質疑に入り、十日にこれを終了し、同日、第四款「区民費」の質疑に入り、十一日にこれを終了し、同日、第五款「福祉保健費」の質疑に入り、十四日にこれを終了し、同日、第六款「環境土木費」の質疑に入り、十五日にこれを終了し、同日、第七款「都市整備費」の質疑に入り、十六日にこれを終了し、同日、第八款「教育費」の質疑に入り、これを終了し、十七日に第九款「公債費」、第十款「諸支出金」、第十一款「予備費」、以上三款を一括して質疑に入り、これを終了し、同日、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療会計予算の歳入歳出を一括して質疑に入り、二十二日にこれを終了し、同日、総括質疑に入り、二十五日にこれを終了しました。

 二十二日には、日本共産党委員一名より、十七日付で提出された議案第一号、令和四年度中央区一般会計予算に関する修正の動議について審査方法を決定し、二十五日に提案者より修正案の説明を受けました。

 修正案は、一般会計予算案の歳入歳出をそれぞれ一億四千五百三十四万円増額し、予算総額を一千二百四十九億六千三百七十万三千円に修正するものであります。

 続いて、同修正案の審査終了後、起立により採決いたしましたところ、起立少数をもって否決されました。

 以上のとおり、令和四年度本区各会計予算の審査が終了したことに伴い、二十五日に本四議案に対する各会派の態度表明を受けたものであります。

 まず、中央区議会自由民主党議員団・新青会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和四年度各会計予算に対する中央区議会自由民主党議員団・新青会の態度表明を行います。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によりウクライナの各地が戦争に巻き込まれ、尊い命が奪われ、多くのウクライナ国民が国外に避難しております。三月四日付で我が中央区議会は中央区と共に、ロシア連邦のプーチン大統領に直ちにウクライナへの侵攻、軍事行動を中止することを強く要請いたしました。一日も早い平和的な解決を願ってやみません。

 新年度予算は「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」と題して、新型コロナウイルス感染症の早期収束やコロナ禍における区民の暮らし、地域経済の回復に向けた取組はもとより、昨年三月のゼロカーボンシティ中央区宣言を踏まえた脱炭素社会の実現を目指す取組、豊かな水辺や緑を未来へつなぐ緑あふれ豊かで魅力あるまちづくりのほか、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、ICT活用などによる区民の利便性向上と行政の効率化について、重点的に強化を図るべく施策が展開されています。

 一般会計の当初予算案は前年度比一八・四%増の一千二百四十八億一千八百三十六万三千円となっており、過去最大の財政規模となりました。

 区財政の根幹である特別区税や特別区交付金に予想外の上振れがあったものの、ふるさと納税による税の流出拡大や先行き不透明な歳入環境など、今後も予断を許さない状況が続くため、施策全般にわたり取捨選択を行い、基金の活用や特別区債の発行の財源措置を講じるなど、今後のまちづくりの推進に向け、大きな課題となっております。

 我が会派委員は、三月四日に設置された本予算特別委員会において、十一日間にわたり、その内容を詳細に審査するとともに、各款の質疑では区民の視点に立ち、将来を見据えた推進についてただし、要望を行いました。

 さらに、令和四年度中央区各会計予算編成に当たり、所属議員に日頃から寄せられる区民の真摯な声を礎として、短期・中期・長期的視点に立ち、コロナ禍において喫緊の課題である重点要望十二項目、その他要望二百項目にわたる政策要望を提出いたしました。

 新型コロナウイルス感染症の地域経済対応策が予算計上されたことをはじめ、本の森ちゅうおう、(仮称)晴海西小・中学校の整備など、要望事項について予算措置がなされたことは高く評価いたします。

 新型コロナウイルス感染症収束後、区民が活力を生み元気になれる施策、電動キックボードに端を発した国や都との協議の在り方、新型コロナウイルス及び子宮頸がんワクチン接種の接種率向上策、子育て支援にとどまらず、着実に実数が増加している高齢者への施策など、多岐にわたり、提案及び要望をさせていただきました。

 そして、何よりも中央区のたからもの、一般質問でも触れましたが、中央区ブランドの魅力に磨きをかけていただくように要望いたします。

 以上申し上げまして、中央区議会自由民主党議員団・新青会は令和四年度中央区各会計歳入歳出予算に賛成いたします。

 次に、かがやき中央委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 中央区議会会派かがやき中央の令和四年度中央区各会計予算案に対する態度表明を行います。

 令和二年から約二年間にも及ぶ新型コロナウイルス感染症対策につきましては、各部署にて様々な御対応をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

 令和三年度は東京二○二○オリンピック・パラリンピック競技大会も開催され、いよいよ令和四年度はポストコロナに向けた新たな時代の幕開けとなります。かがやき中央としても、令和三年九月十七日に令和四年度予算要望書を提出させていただきました。その流れを受けて発表がされた令和四年度中央区各会計予算案は、「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」とテーマを銘打ち、未来へと目を向けた予算案となっているとの印象を受け、積極的に審議をいたしました。

 さて、令和四年度の一般会計予算は一千二百四十八億一千八百三十六万三千円となり、当初予算としては過去最大規模となります。

 一方で、本区の財政環境につきましては、依然楽観視はできません。コロナの影響による経済へのマイナス影響は決して小さくなく、新たにウクライナ情勢の不安定要因も加わり、特別区民税の伸びも大きくは期待ができません。また、ふるさと納税による税流出も令和四年度は二十七億円と試算される中、新たな返礼品の試みとして、区内まち歩きツアーや中央区推奨土産品を施策として追加された点は期待をしております。区内全体として経済的に厳しい状況が続く中、今後も都区財政調整制度の有効活用や計画的な基金、特別区債の活用を通じて、将来を見据えた財政運営をお願いいたします。

 一般会計歳出について、議会費では、コロナ禍においても開かれた区政を実現し、議会活動を継続できるように、他区でも進められているオンラインによる委員会等の開催や傍聴の実施、ペーパーレス化やタブレット端末の配備等について、積極的な議会内での調査・検証・議論を前提に、その実現に向けた準備をお願いいたします。

 企画費、総務費では、中央区情報化基本方針に基づき、より効率的かつ便利な区民サービスを区民が実感できるよう、区民ニーズの高い各種行政手続について、窓口の一本化や人に優しいデジタル化を、個人情報保護に留意しつつ積極的に推進するよう求めます。また、デジタル化は目的ではなく手段であるという点を理解し、区民が何を求めているのかをしっかりと把握した上で、見やすいホームページへの改修や、各種SNSを通じた積極的な情報発信を求めるとともに、区民から中央区へという双方向性を重視し、デジタル技術を活用した、効率的なだけでなく、楽しめるような新たなコミュニティの形成や遊び心のある大胆な行政施策への発展を要望します。中央区男女共同参画行動計画の改定に向けては、公正で多様性を認め合う共生社会の実現に向け、区民のニーズや意見を広く反映するように要望します。

 区民費では、コロナを原因として多くの区民が経済的に困窮している現状を重く受け止め、区内共通買物・食事券の発行やキャッシュレス決済ポイント還元事業など、様々な施策を展開している点は評価いたしますが、区内共通買物券の対象年齢制限の撤廃など、今苦しんでいる全ての区民を救済していくとともに、地域振興へとつながるよう、さらなる手厚い対応を要望いたします。また、プロアクティブ・コミュニティの確立に向け、町会・自治会への積極的な支援のみにとどまらず、企業やNPO、ボランティア団体や各種地域団体など、より広い連携に努め、必要な支援を実践していくとともに、町会・自治会に参加をしていない区民であっても、しっかりと意見を述べ、地域のコミュニティに誰もが参加できるよう、区が積極的なアプローチや施策を講じるよう要望します。

 福祉保健費では、特に区民ニーズの高い一時預かり保育や病児・病後児保育の利用における利便性向上と資源の有効活用を目的とし、予約キャンセル管理をオンライン化するICT活用を求めます。また、保健医療福祉計画二○二○に基づく総合窓口の開設やアウトリーチの実施、育ちのサポートカルテを活用した教育を含む関係機関との連携強化を求めます。また、民間学童の誘致をさらに進めるとともに、学童待機児童問題解消に向けたさらなる取組も要望します。新型コロナウイルス感染症対策としては、地域医療の要としての病院、地域包括ケア病床のさらなる拡充、自宅療養の安全性の確保、イベント開催時や保育所等の感染制御に関する指導体制の強化を要望します。御高齢や障害のある方々、一人一人の実効性ある個別避難計画の作成も早急にお願いします。また、動物保護に対する本区の積極的な取組を評価するとともに、ペットを愛する区民への支援拡充を要望します。

 環境土木費では、BRTの定時性、速達性を重視した早期本格運行開始と路線の拡充や、区民の要望に基づいた江戸バスの新規ルート検討をはじめとする臨海部の交通利便性向上、舟運をはじめとした水辺の交通網整備や環境の利活用に期待するとともに、ゼロカーボンシティ中央区宣言による脱炭素社会の二○五○年達成に向けた具体的な取組を環境行動計画の改定にしっかりと盛り込むよう要望します。

 都市整備費では、サステナブルシティ中央区の理念の下、五十年先以降の町並みを見据えた長期的な視点に立ったまちの更新をお願いするとともに、築地市場跡地再開発や晴海地区の再開発事業をはじめ、区が主催する都市計画審議会やまちづくり協議会等において、できる限り多くの住民の意見を反映する協議型まちづくりの仕組みづくりを要望します。

 教育費では、GIGAスクール構想に基づいて令和三年四月から配備された一人一台のタブレット端末の積極的な活用が求められています。配備から一年がたち、先進的な取組を行っている学校、クラスの事例を積極的に横展開するとともに、他自治体の学校の例も参考にしながら、子供たちの主体的で深い学び及び事務効率化により先生方が教えることに全力を注げる環境を実現するよう支援を要望します。また、コロナの影響を受けている子供の心に寄り添った対応や、入院中や不登校をはじめ、いかなる状況であっても学ぶ権利を保障し、オンラインも活用した学びの継続を求めます。なお、情報リテラシー教育の充実とデジタルデバイスが与える身体への影響の注視をお願いします。いよいよ十二月には、本の森ちゅうおうが開館します。読書活動及び生涯学習のさらなる推進と地域資料を用いた本区の歴史や文化の発信拠点となることを期待いたします。

 最後に、二月二十四日のロシア軍のウクライナ侵攻に始まり、ウクライナでの戦禍が日に日に惨状が増していく状況下において、本委員会は開催されました。一刻も早く和平がもたらされることを切に願いながら、平和都市宣言を掲げる本区としても、国や都と連携して、ウクライナからの避難民を受け入れるなど、具体的な支援行動を取られていくことを強く要望いたします。

 本予算案のテーマであり、SDGsの理念に掲げられたサステーナブルな社会とは、持続可能な社会、つまりは環境に優しく、未来の世代も美しく平和で豊かな生活を続けていける社会を指しています。そして、社会が持続し、まちが続いていくための最も根本的な要素とはヒトです。私たちは、今困っている人のために何ができるかを最優先に考えるべきです。しかしながら、同時に、未来の世代に何を残していけるのかを考えることも同じくらい大切であると思います。例えば、五十年先の社会を想像することは難しいかもしれません。しかし、議会も行政も、それぞれ区民の皆様の命やお金、希望を預かる責任のある立場として、その未来をできる限り想像して、未来の区民に何を残していきたいかを常に考えながら、その税金の使い道を計画すべきであると思います。

 令和三年度は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。そして、引き続きコロナにも苦しみました。この経験を未来へと生かし、私たちだけでなく、未来の世代が中央区に住み続けたいと思えるような、人と人の触れ合いを大切にしながら、デジタル技術なども活用した、わくわくするような社会を目指していただきますようお願いいたします。

 我が会派からそれぞれ提案いたしました各種要望を踏まえた上で、令和四年度以降の区の施策に生かしていただけるよう改めて要望いたしまして、中央区議会かがやき中央は令和四年度各会計歳入歳出予算案に賛成いたします。

 次に、中央区議会公明党委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和四年度中央区各会計歳入歳出予算案に対する中央区議会公明党の態度表明を行います。

 今定例会の開会直前である二月二十四日、ロシアがウクライナへ侵攻し、一か月がたちました。日本政府は多くの国と足並みをそろえて、ロシアに対する経済制裁を行いました。我が中央区議会は三月四日、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議をいたしました。世界中の多くの国でいまだ新型コロナウイルスのパンデミックに苦しんでいる最中に起こった、武力による主権国家に対する攻撃は絶対に許されるものではなく、一刻も早い終結を望むものです。

 また、三月十六日深夜には福島県沖を震源地とする最大震度六強の大地震が発生し、本区でも震度四を記録しました。お亡くなりになった方、被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。

 令和四年度予算案は、「サステナブルシティ中央区を目指して」と題し、コロナを乗り越えた先にある未来に向け、区民の暮らしや地域経済の回復への取組はもとより、地球温暖化防止対策を踏まえた取組、緑あふれるまちづくりや子どもの健やかな成長と学びあふれるまちづくり、そしてICT活用による区民の利便性向上と行政の効率化について、重点的に強化した内容となっています。

 一般会計当初予算の財源規模は一千二百四十八億一千八百三十六万三千円で、前年度比一八・四%の増となり、当初予算として過去最大となりました。その財源である歳入の根幹をなす特別区民税と特別区交付金は、昨夏の令和四年度予算編成方針策定時から状況が大きく好転し、伸びが期待できるようです。

 まず、特別区民税は、所得環境の改善などにより、前年度比六・七%の増を見込んでいます。また、企業収益の持ち直しによる法人二税などの増により、都税が前年度より大幅に増収する見込みとなったため、もう一つの特別区交付金も同五一・五%の増を見込みました。増となる要因の一つには、国や東京都によるコロナ対策としての支援金・協力金による売上げの補塡も影響していると思われます。

 しかし、人口の伸び率に鈍化傾向が見られたり、ふるさと納税による税の流出が年々拡大するなど、区の財政運営は今後も予断を許さない状況が続くと予想されます。今後も人口の移動や社会情勢、まちの変化を敏感かつ的確に捉え、柔軟に対応する行財政運営をお願いします。

 一般会計歳出の各款における質問では、企画費、総務費において、デジタルディバイド対策やペーパーレス化の推進、区公式ホームページのリニューアル及びSNS等の整備、男女共同参画の推進等について、区民費では、キャッシュレス決済ポイント還元事業や商工業融資、商店街への補助事業、リカレント教育の助成等について、福祉保健費では、高校生等医療費助成や養育費不払い問題、動物愛護団体への支援、保育園待機児童解消等について、環境土木費では、脱炭素社会実現に向けた環境行動計画や歩道のバリアフリー化など歩行環境の整備、公園の防犯対策、都市整備費では、東京駅前地区歩行環境検討支援事業や相隣環境調整について、そして教育費では、三十五人学級化実施に向けた状況や本の森ちゅうおう開設に伴う日本橋・月島各館の位置づけ等について質問及び提案をいたしました。

 また、特別会計では、コロナ禍での介護現場への支援や認知症ケア、中央区高齢者保健福祉計画・第八期介護保険事業計画等について、総括質疑では、基本計画の策定、経済対策、新型コロナウイルス感染症の第七波への備え、平和事業の推進、社会的孤立など、質問及び提案をいたしました。

 私たち中央区議会公明党は、令和四年度中央区各会計歳入歳出予算案の審査において、コロナを乗り越えた先の本区の姿はどうあるべきかという観点を持ち、また区民の目線から施策を検証し、質問・提案をさせていただきました。区行政当局におかれましては、今後、施策の実行に当たり、可能な限りこれらの意見を反映されますことを願っております。

 以上をもちまして、中央区議会公明党は令和四年度中央区各会計歳入歳出予算案に賛成し、態度表明といたします。

 次に、中央区議会区民の風委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和四年度各会計歳入歳出予算案に賛成の立場から、中央区議会区民の風の態度表明を行います。

 最初に、平和が基本であり、中央区平和都市宣言に沿って行動をしていただきたいと思います。

 令和四年度予算は、「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」をテーマに掲げ、区民の命と健康、生活を守る感染症対策や地域社会を支える経済対策に重点を置いた予算編成です。また、ゼロカーボンシティ中央区宣言を踏まえた脱炭素社会の実現を目指す取組、水辺や緑道を未来へつなぐ緑あふれる豊かで魅力あるまちづくり、ICT技術を活用した区民の利便性の向上と行政の効率化など、社会を取り巻く環境変化に柔軟に対応した行政運営に努めています。

 予算編成に当たっては、予断を許さない財政見通しの下、将来にわたる健全で持続可能な財政運営を基本とし、コロナ禍の喫緊課題に重点的・効果的に取り組んでいます。

 また、昨年度の決算実績や行政評価に基づく事務事業の見直しや新しい日常に対応した事業の展開、民間活力の活用などの積極的な取組を評価いたします。

 コロナを乗り越えた笑顔あふれる未来を切り開くために、区政運営の長期的な指針である新たな中央区基本計画を策定し、さらなる区政発展に向けた道筋を示すことを期待します。また、コロナ禍で多様化・複雑化した社会問題に的確に対応するために、行政の組織横断的な連携を強く要望します。

 本委員会において我が会派が申し上げました意見及び要望などを区政運営に十分に反映していただくことを期待申し上げ、本予算特別委員会に付託されました令和四年度各会計歳入歳出予算案に対する賛成の態度表明とさせていただきます。

 次に、立憲民主党新風会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 予算特別委員会に付託された令和四年度中央区各会計予算案につき、立憲民主党新風会の態度表明を行います。

 本予算案は、「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」と題し、新規事業三十二事業、充実事業十九事業、継続事業四十二事業、全九十三事業について、一般会計予算は総額一千二百四十八億一千八百三十六万三千円で予算立てされております。

 歳入において、一般財源の根幹をなす特別区民税、特別区交付金を見ると、特別区民税は令和三年度の最終補正額と比べると、納税義務者数は九百三十二人増加したものの、一人当たりの見込額は七百円減少しており、令和三年度のふるさと納税応援寄附金が二十五億円余り他の自治体に納税されたことによる影響を大きく受けた内容となっております。そのため、令和四年度はさらに二億円流出すると見込む二十七億円として設計されたことと、特別区交付金は市町村民税法人分が当初より増額されたものの、今後も社会的情勢が不透明なため、適正な標準財政規模の中、持続可能な財政運営をお願いいたします。

 歳出では、既に二年が過ぎている新型コロナウイルス感染症禍における区民の命と健康を守り、安心して生活できる環境をつくり上げることを基礎自治体の使命とするという区長所信表明の下、基本計画に掲げた三つの施策のみちすじに沿い策定された各課の事業のほか、来年度に向けて重点的に強化するゼロカーボンシティ中央区宣言を踏まえた脱炭素社会の実現を目指す取組、豊かな水辺や緑を未来へつなぐ緑あふれ豊かで魅力あるまちづくり、子どもの健やかな成長と豊かな学びあふれるまちづくり、ICT活用などによる区民の利便性向上と行政の効率化に対し、主に新規事業、充実事業を中心に質問させていただきました。

 企画費では、中央区基本計画の策定について、予測不可能な社会情勢の中で、標準財政規模の下で新たな計画を立てる方向性について伺いました。現在、区内では、首都高速の地下化、KK線、首都高築地川区間を活用した銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想など、今後の都市基盤となる様々な整備が始まっており、投資的経費が増加する十年間となることが予想されることから、財政規模が盤石であることはもとより、行政評価を基に、最小限のコストで効果的な区民福祉の充実を図る計画を期待しております。また、東京二○二○大会一周年イベントにおいて、この大会が競技を通して多様な人々が互いを認め合うインクルーシブな大会であった意義と、本区がおもてなしプロジェクトを通し世界とつながることができたレガシーを、さらに令和六年四月の晴海選手村跡地のまち開きにおいても継続していく御報告をいただきました。広報費では、区のおしらせちゅうおうをはじめ、区から区民への情報提供の在り方について、あらゆる媒体を駆使し、ホームページの改訂も含めて、分かりやすい情報提供に努めておられることを確認いたしました。

 総務費では、特殊詐欺防止のために自動通話録音機の推奨に取り組まれ、警察と連携して高齢者を守る対策が一層効果を上げることを期待しております。防災対策費においては、防災拠点運営委員会の訓練の充実とマンション防災パンフレットの更新を手がけ、熊本地震、大阪北部地震の被害を教訓とし、ライフライン停止時の対応や事前の備えなど、集合住宅の規模に応じた取組をテーマとした区民の在宅避難の環境整備に取り組むことを確認しました。さらに、二百八十メガヘルツ帯のラジオでは、ラジオの機能を充実させ、すべからくあらゆる世代の区民に情報が行き届くようラジオ以外の媒体も検討していることを伺い、区民の命と暮らしを守る事業に安心感を持つことができました。

 区民費は、感染症対策特別融資の申込み期間を一年延長し、新たに借款融資制度を創設するほか、地域経済活性化のためプレミアム付共通買物・食事券を六月に発行する間、キャッシュレス決済ポイント還元事業により切れ目のない消費喚起を行うほか、四年ぶりとなる雪まつりや、大江戸まつり盆おどり大会、七十回目の観光商業まつり、ビジネス交流フェアなどを通し地域産業を支え、区民生活に活気とにぎわいをもたらす各事業に期待しております。

 福祉保健費では、高齢者の増加への対策として成年後見制度利用促進事業、バリアフリーマップの更新、子どもの学習・生活支援事業、健康推進費としてがん患者ウィッグ・胸部補整具購入費助成の利用者も増加し、来年度はさらに四十八名の利用を見込み、地域生活支援事業の拡充では、区の独自財源で通学による移動支援を新たに小学校、中学校、高等学校、大学等まで広げたほか、重症心身障害児(者)在宅レスパイト事業を拡充させ、新たに特別支援学校内での看護師配置を行う事業はマスコミにも取り上げられ、他の自治体からも注目されており、利用者の大きな負担軽減となることから、この事業の設計に努力されたことを高く評価いたします。

 環境土木費では、環境推進事業、ゼロカーボン推進事業、環境行動計画について伺う中で、二○三○年への脱炭素に向けた取組の詳細を伺ったほか、清掃費における土のリサイクル、資源回収事業、食品フードロスに向けた食べきり協力店制度の導入など、再利用の取組と併せ、今年度取り組んでいるフードドライブを継続して取り組むことを確認いたしました。これから手がける新規事業の水辺環境の活用検討や水の都プロジェクトの推進は、区民の憩いだけでなく、脱炭素社会にも大いに効果がある事業であるため、緑被率の拡大を高め、生物多様性の検討など、今後の取組に期待しております。太陽光発電所整備検討調査や中央エコアクトの見直しでは、区民が楽しみながら行動変容し、脱炭素に向けた取組ができることから、事業の効果的な執行に期待しております。

 都市整備費では、来年度、築地市場跡地に向けた開発事業者を東京都が募集することから、東京都と連携し、築地の活気とにぎわいが未来に向けて一層もたらされるよう、新たな発展に向けた御対応をお願いいたします。

 教育費では、ICT環境の整備、オリンピック・パラリンピックのレガシー教育に向けた令和四年度の取組、不登校の児童・生徒に向けた対応、図書館の管理運営、小・中学校への図書の定期巡回貸出事業、電子書籍貸出サービスについて質問しました。来年度は本の森ちゅうおうも開設します。教育事業の一層の充実に向けた取組をお願い申し上げます。

 国民健康保険事業会計では、新規のデータヘルス計画及び特定健康診査等実施計画の改定についてお伺いし、必要な人に必要な支援が行われるよう、事業の適正な執行のため、評価委員会を立ち上げ、二年をかけた改定を行うことを確認いたしました。

 限られた時間の中で、令和四年度の区の予算案につき質問させていただきました。

 社会情勢や災害など突発的な事業に命を守る対策を講じながらも、人口増加とともに、行政需要の拡大に向けた柔軟な御対応をお願いするとともに、子供たちが夢と希望を持てる社会を実現し、一層の区民福祉の充実に向けて策定された令和四年度の各事業の適正な執行と、持続可能な行財政運営に期待し、立憲民主党新風会は当特別委員会に付託された令和四年度中央区各会計予算案に賛成し、態度表明といたします。

 次に、日本共産党中央区議会議員団委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和四年度、二○二二年度中央区各会計予算に対する日本共産党中央区議会議員団の態度表明を行います。

 本予算特別委員会は、ロシアによるウクライナ侵略が激しさを増す中での審議となりました。区議会としてロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議を上げ、区長・議長連名で抗議文が提出されています。非核の願いを込めた中央区平和都市宣言の立場から、核兵器の使用は断じて許さないの声をさらに強め、侵略反対の国際世論でプーチン政権を追い詰めることが、無法な行為を止めるために決定的に重要だと考えます。

 国内では、新型コロナウイルス感染対策のまん延防止等重点措置が解除されましたが、新規感染者は、減少傾向とはいえ、まだまだ高い水準であり、病床使用率もなかなか下がりません。第六波の感染者数は昨年の第五波を大きく上回り、過去最多に上り、高齢者に感染が広がる中で死者数も八千人以上と、これまでで最悪となりました。国の成り行き任せの対応で痛苦の事態を引き起したことを徹底検証し、コロナ対策を講じることが急務です。

 日本共産党区議団は、新年度予算案について、緊急のコロナ対策をはじめ、気候危機打開の目標を見据えて、特にジェンダー平等の視点から審議に当たりました。

 日本共産党区議団が実施している区民アンケートには、バリアフリーをもっと進めて高齢者に優しい中央区にしてほしいという声や、ファミリー世帯が急増し子供の人口が増える中、小学校入学後の子供の居場所について、区の考え方、方針が見えない、公設の学童クラブは圧倒的に不足していると感じます、また、CO2削減に大変興味があります、二○三○年、二○五○年に果たしてゼロにできるのでしょうか、中央区でゼロカーボンシティ中央区宣言がなされ、中央区環境行動計画を改定されるとのこと、目に見える実行を期待しますなど、様々な声、要望が寄せられています。

 日本共産党区議団は、こうしたアンケートなどに寄せられた切実な要求や政策的な要望を集約し、昨年十二月二十七日に八百七十六項目の二○二二年度中央区予算編成に関する重点要望書を区長に提出し、積極的に予算化するよう求めてきました。

 本予算特別委員会の質疑では、問題点を指摘するとともに、具体的な提案を行いました。さらに、区民の命と生活を守る施策を予算化するという基本に立って、生活保護世帯への歳末見舞金・夏期見舞金の復活や、都の実施に先駆けて子ども医療費助成の対象年齢を十八歳まで拡大すること、区独自にコロナ感染症診療・検査医療機関への支援金を支給すること、学校給食食材費値上げ分の半額補助を全額補助に増額し、値上げを中止する費用などを計上し、その財源として、道路占用料の適正化を図るため、区の引上げ予定額をさらに上乗せする歳入増により、一般会計を一億四千五百三十四万円増額する予算修正案を提案しました。しかし、残念ながら、我が党の修正案は否決されました。

 日本共産党中央区議団は、予算案について質疑し、総合的に検討した結果、議案第一号から第四号までの令和四年度中央区各会計予算に反対します。

 以下、その理由を述べます。

 二○二二年度の一般会計予算は、当初予算として史上最高の一千二百四十八億円となっています。その増額の主な要因は、晴海に新設する小・中学校の建設費用や、本年十二月に開設となる本の森ちゅうおうの整備などとともに、予算計上された六つの地区の市街地再開発事業助成は二○二一年度比十九億円増の百七十九億円となり、一般会計予算の一四%を占めています。そのほか、区内では二十九件もの再開発事業が進められており、区内の建築物による延べ床面積は拡大の一途です。

 新年度予算は、「サステナブルシティ中央区を目指して―コロナを乗り越えた先にある未来に向かって―」と題し、環境行動計画の改定、中央区の森などでの環境学習事業、旧館山臨海学園の敷地を活用した太陽光発電所整備検討調査など予算化しています。いずれも重要な取組ですが、脱炭素社会の実現を目指し、エネルギー消費量の六五%を占める民生業務部門のCO2の排出量削減は待ったなしの課題です。

 ゼロカーボンを目指す二○五○年まで、あと二十八年しかありません。これから建設する建物は、断熱基準の高いゼロエミッションビルを目指すことと併せ、床面積の拡大を抑えていくまちづくりの転換が必要です。

 言うまでもなく、地方自治体の本旨は福祉の増進です。特に、コロナ禍が長期化する下で、第六波で業務が逼迫したことを教訓にし、保健所の体制の強化や医療機関との連携の強化が欠かせません。

 また、特別養護老人ホームの待機者は二百人を超えており、増設を計画的に進めていく必要があります。ケア労働を担う人材の確保と待遇の改善も必要です。

 子育て分野では、この四月の入園で待機児童解消の見込みがついたことは重要ですが、量の確保とともに、質の確保も欠かせません。

 学童クラブの不足も深刻となっており、民間学童の誘致だけでなく、区の責任で施設を整備すべきです。

 子ども医療費助成では、東京都が二○二三年度から十八歳まで拡大する予定ですが、コロナ禍での状況を踏まえて、区として二○二二年度に早急に実施するよう求めます。

 教育費の保護者負担の軽減のために、学校給食費の値上げの中止を求めましたが、半額補助にとどまっています。

 大規模開発には財政も投入して進める一方で、福祉や教育の施策は、施設も足りない、人員の配置も十分進んでいない状況が続いており、こうした分野にもっと予算を投入していくことが必要です。

 また、男女の賃金格差の是正など、ジェンダー平等に向けた取組を一層強化していくことを求めます。

 次に、特別会計についてです。

 国民健康保険は、新年度から国の制度として未就学児の保険料均等割が半額となりますが、多子世帯の保険料軽減は限定的です。新年度の保険料は一人当たり約五千円の値上げで約十五万円、介護納付金分四万二千円を合わせれば約十九万三千円となります。法定外繰入れを増やして、高過ぎる保険料を引き下げることを求めます。

 介護保険は、原則一割だった利用料が、所得によって二割、三割の自己負担となっています。

 後期高齢者医療は、新年度から、単身で年収二百万円以上、夫妻で年収三百二十万円以上の高齢者が二割負担となり、七十五歳以上の二○%に当たる高齢者が窓口負担二倍化の影響を受けます。保険料も利用料負担、医療の窓口負担も引上げばかりです。受診抑制、利用の抑制につながることになり、到底容認できません。

 以上、各会計予算案に対する反対理由を述べ、日本共産党区議団の態度表明を終わります。

 次に、維新の会委員よりは、次のような態度表明がなされました。

 令和四年度中央区各会計予算案に対する維新の会の態度表明を行います。

 今回の予算は、「コロナを乗り越えた先にある未来に向かって」と題して編成されたと存じます。

 本区では、昨年、六年連続で年間出生数が二千人を超えており、また、令和六年度には新たに一万二千人という力強い人口増加が見込まれ、特別区民税の増収が期待できますが、感染症との闘いがまだ続き、その先行きは不透明で、必要な対策を講じながら、非常事態に備えた財政運営を考えていかなければならないと思います。

 新型コロナウイルス対策、事業者に対する経済的支援、コロナ禍での子供たちの学びと健やかな成長、高齢者が元気に過ごすことができる施策、区民の皆様の利便性向上のためのICT活用、そして環境施策など、重要な施策が盛り込まれた予算編成となっていると存じます。

 感染症、地震、ミサイル、戦争と不安要素がいっぱいな社会情勢ですが、傷んだ経済を立て直し、必要な施策を区民の皆様にお届けし、安全で魅力あふれる中央区のさらなる発展を期待いたします。

 行政需要の拡大と多様化を見据え、無駄を省いた財政運営を行い、経済も医療も透明性とスピード感のある区政運営を行っていくことを確認いたし、令和四年度各会計歳入歳出予算案に賛成いたします。

 以上のとおり、各会派の態度表明が終わりましたので、議案第一号、議案第二号、議案第三号及び議案第四号「令和四年度中央区各会計予算」について、それぞれ起立により採決いたしましたところ、起立多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本特別委員会の決定どおり、御御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました四議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第一号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第日程第二、議案第二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第四号について、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第二、議案第四号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第三

 議案第八号 中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例

 議案第九号 中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

          (三月一日 企画総務委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を瓜生委員長より願います。

〔二十二番 瓜生正高議員登壇〕

○二十二番(瓜生正高議員)
 ただいまより、去る三月一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月八日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第八号「中央区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例」、議案第九号「中央区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第九号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第四

 議案第十五号 中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第十六号 中央区立ゲートボール場条例を廃止する条例

 議案第十八号 中央区事務手数料条例の一部を改正する条例

          (三月一日 区民文教委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、区民文教委員会の報告を堀田委員長より願います。

〔十六番 堀田弥生議員登壇〕

○十六番(堀田弥生議員)
 ただいまより、去る三月一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月七日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十五号「中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第十六号「中央区立ゲートボール場条例を廃止する条例」、議案第十八号「中央区事務手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十八号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第十八号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第五

 議案第十二号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

 議案第十七号 指定管理者の指定について(区立京橋こども園)

 議案第十九号 中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例

          (三月一日 福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を礒野委員長より願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいまより、去る三月一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月三日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十二号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」、議案第十七号「指定管理者の指定について(区立京橋こども園)」、議案第十九号「中央区国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、議案第十九号について、奥村議員より、委員外議員の発言として、反対の意見表明がありました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十二号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十七号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十九号について、お諮りいたします。本案は、起立により採決いたします。本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(木村克一議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第五、議案第十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第六

 議案第十一号 中央区事務手数料条例等の一部を改正する条例

 議案第十三号 中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

 議案第十四号 中央区立公園条例の一部を改正する条例

          (三月一日 環境建設委員会付託に続いて)


○議長(木村克一議員)
 本案について、環境建設委員会の報告を押田委員長より願います。

〔二十七番 押田まり子議員登壇〕

○二十七番(押田まり子議員)
 ただいまより、去る三月一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、三月七日に開会し、慎重な質疑を行いました。

 付託された議案第十一号「中央区事務手数料条例等の一部を改正する条例」、議案第十三号「中央区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例」、議案第十四号「中央区立公園条例の一部を改正する条例」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第十一号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十三号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第十四号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第七

 人権擁護委員の候補者の推薦について


○議長(木村克一議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第七は、同意することと決しました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第八を議題といたします。

〔伊藤議会局長朗読〕


日程第八

 議員提出議案第三号 中央区議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例


○議長(木村克一議員)
 提案理由の説明を願います。

〔二十四番 礒野 忠議員登壇〕

○二十四番(礒野 忠議員)
 ただいま上程されました議員提出議案第三号、中央区議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案者を代表して、提案の理由を御説明いたします。

 本案は、政務活動費に係る収入及び支出の報告書への押印見直しに伴い、様式中の会派の代表者及び議員の押印欄を廃止するものです。

 よろしく御審議の上、何とぞ満場一致をもって本案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手)

○議長(木村克一議員)
 本案は、委員会付託を省略し、直ちにお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八、議員提出議案第三号は原案のとおり可決されました。


○議長(木村克一議員)
 次に、日程第九、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件及び請願について、議会閉会中の継続審査の申出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(木村克一議員)
 お諮りいたします。本件の申出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(塚田秀伸議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、全て終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(木村克一議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(木村克一議員)
 ここで山本区長より挨拶があります。

〔区長 山本泰人君登壇〕

○区長(山本泰人君)
 区議会終了に当たり、一言御挨拶申し上げます。

 去る二月二十五日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定をいただき、誠にありがとうございます。

 この間、令和四年度本区各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置し、その審査を付託され、条例等の案件につきましては、各所管の常任委員会にその審査を付託され、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、御挨拶といたします。

 誠にありがとうございました。

○議長(木村克一議員)
 挨拶を終わります。


○議長(木村克一議員)
 さらに、ここで、本年三月三十一日をもって退職されます高齢者施策推進室長吉田和子さん、区議会議会局長伊藤孝志さん、福祉センター所長遠藤誠さん、図書文化財課長志賀谷優さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。

〔吉田和子君、伊藤孝志君、遠藤 誠君、志賀谷 優君、

     議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔木村議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕


  感  謝  状

                  吉 田 和 子 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和四年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  伊 藤 孝 志 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和四年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  遠 藤   誠 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和四年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


  感  謝  状

                  志賀谷   優 様

 あなたは中央区に在職中区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたび退職されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  令和四年三月三十日

                  中 央 区 議 会

〔木村議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


○議長(木村克一議員)
 ここで、ただいま感謝状を受けられました四名を代表いたしまして、吉田和子さんより挨拶があります。

〔高齢者施策推進室長 吉田和子君登壇〕

○高齢者施策推進室長(吉田和子君)
 貴重なお時間を拝借いたしまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。

 ただいま私たち四名の退職に当たり、御丁重なる感謝状と記念品を頂きましたこと、誠にありがたく、一同を代表して、心より御礼申し上げます。

 私たちは、中央区に奉職して以来、様々な経験を積ませていただきました。私の場合は、長らく高齢者福祉に携わり、微力ではございましたが、高齢者の皆様の健康づくりや介護を取り巻く事業の推進に努めてまいりました。明日、退職の日を迎えることとなりましたが、これまで多くの区民の方々と出会い、共に悩み、喜び合ったことなど、懐かしいお顔が次々に思い起こされ、万感の思いでございます。

 振り返りますと、これまで区議会の皆様には、公務はもちろんのこと、行政視察への随行、クラブ活動などを通じまして、温かい御指導、御鞭撻、御交誼を賜りまして、感謝の気持ちでいっぱいでございます。改めて厚く御礼申し上げます。

 この二年間は、新型コロナウイルスの影響が続きましたが、やっと明るい兆しが見えてまいりました。一日も早く平穏な日常が戻り、本区が再び活気とにぎわいに満ちあふれ、多くの方が交流するまちになることを切に願っております。

 結びに当たりまして、我がまち中央区が、そして中央区議会がますます発展されますとともに、皆様の御健勝、御多幸、御活躍を心よりお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。

 長い間、本当にありがとうございました。(拍手)

〔吉田和子君、伊藤孝志君、遠藤 誠君、志賀谷 優君、

     議会局職員に導かれて退場〕

○議長(木村克一議員)
 挨拶を終わります。


○議長(木村克一議員)
 これをもって、令和四年第一回中央区議会定例会を閉会いたします。

     午後三時十五分 閉会


署名議員
議 長  木村 克一
議 員  小坂 和輝
議 員  瓜生 正高

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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