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令和5年 防災等安全対策特別委員会(6月16日)

1.開会日時

令和5年6月16日(金)

午後1時30分 開会

午後2時58分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 かみや 俊宏

副委員長 青木 かの

委員 海老原 崇智

委員 太田 太

委員 墨谷 浩一

委員 黒原 裕司

委員 川畑 善智

議長 瓜生 正高

4.出席説明員

(16人)

山本区長

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

黒川総務部長

春貴防災危機管理室長

菅沼防災危機管理課長

小森地域防災課長

渡瀬保健所長

武田健康推進課長

三留環境土木部長

西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)

早川都市整備部長

芳賀建築課長

生島教育委員会事務局次長

鷲頭学務課長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

坂和書記

後藤書記

6.議題

  • 防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること
  • コロナウイルス感染症等の対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○かみや委員長
 ただいまより防災等安全対策特別委員会を開会いたします。

 (挨拶)

 次に、議長より御挨拶を願います。

○瓜生議長
 (挨拶)

○かみや委員長
 次に、区長より御挨拶を願います。

○山本区長
 (挨拶)

○かみや委員長
 次に、理事者紹介を願います。

○齊藤副区長
 (理事者紹介~区長部局分)

○平林教育長
 (理事者紹介~教育委員会分)

○かみや委員長
 次に、議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、理事者報告をお願いいたします。

○春貴防災危機管理室長

 1 災害に際し応急措置の業務等に従事した者の損害補償に係る介護補償の額の改定について(資料1)

以上1件報告

○かみや委員長
 発言の持ち時間制につきましては、先日の各種委員長会で確認されておりますとおり、会派基本時間20分と1委員の配分時間に同一会派委員数を乗じて算出された時間を加えて各会派に割り振られる持ち時間といたします。なお、一人会派の持ち時間については10分となりますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時36分となります。自由民主党86分、かがやき中央さん42分、公明党さん42分、参政党さん10分、れいわさん10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○太田委員
 それでは、1年よろしくお願いいたします。

 大きく2点ですが、まず、防災ラジオについてお伺いいたします。

 昨今よりラジオが新しくなりまして、非常に評判がいい防災ラジオですけれども、これまでどのぐらいの販売実績があるかということと、それから、今、古いものと交換して販売していると思うんですけれども、引き換えた古いラジオはどのような扱いになっているかということをお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。

○菅沼防災危機管理課長
 緊急告知ラジオの頒布実績でございます。

 実際、切り替えた年は昨年度、令和4年4月1日でございますけれども、令和4年度でいいますと2,937台、これは頒布と交換を合わせた数でございます。今年度に入りまして、令和5年度としては、6月初旬現在ですけれども、82台売れてございまして、トータルでいいますと3,000台強、3,019台ほど売れてございます。

 ここまでの販売実績は、旧型と呼ばせてもらいますけれども、旧型のラジオでいうと、月平均300から400台ぐらいを平均としていたのが、令和4年度で割り返しますと、月当たり244台ということで、頒布の台数の伸びとしては若干鈍化しています。といいますのも、当初、販売にかなり、半導体の不足によって我々が確保できた数が限られたというところを含めまして、なかなか入手できないという印象を与えてしまったのかなというのが直接の所管部の所感でございます。

 また、引換えのという部分でいいますと、おっしゃるとおり、交換をした部分については、我々は一旦、一時的に保管をしまして、まとめて、それをリサイクルのほうに持ち込むというところで引き取ってございます。一旦の一時的なしまい場所を決めまして、今、つつがなく交換あるいは新規販売、頒布をしているところでございます。

 以上です。

○太田委員
 御答弁ありがとうございます。鈍化しているとはいえ、徐々に販売台数も伸びているということを確認させていただきました。強いて言えば、もっともっと皆さんのお手元にあってもいいのかなということで、引き続き販売の御努力をお願いいただければと思います。

 また、古いラジオの扱いのことも聞きましたけれども、防災拠点運営委員会に私も顔を出させていただいておりますが、私も自治会等の役員をしておりまして、皆様からもちょっとしたお声があったと思います。自治会にも同金額でお譲りいただけないかということですけれども、やはり予算の問題もありますし、私もそこまでなかなか皆さんにお配りするほどの部分では、まだまだ議論が必要かなとは思っております。強いてこの部分を申しますと、これは御提案として聞いていただければありがたいんですが、町会・自治会も相当多うございますし、リサイクルでまだまだ使えるような旧型ラジオがございましたら、リサイクルで集まった部分を町会・自治会にお渡しできないものかと。そうした部分も、お声がありますので、一度御検討いただけないかと思うんですけれども、そのあたりのお答え、所感をお聞かせいただければと思います。

○菅沼防災危機管理課長
 今、委員おっしゃった部分、ある種無駄にしないといいますか、より有効活用という観点かと思いますけれども、実際、これは一概に言えませんけれども、引き取った際に、ちょうどボタンスイッチがうまく接触せずとか、あるいはちょうど調子が悪かったというところもあるという声も、ちらちら我々担当から聞いています。そんな中、使えるラジオの動作確認とか、またすぐに修理が必要だったといったときに、現状、旧型ラジオは販売・頒布していないので、それの交換をさらに順次というところは、申し訳ございませんけれども、現実的な対応はちょっと苦しいかなというのが正直なところでございます。

 ただ、一方、今、委員がおっしゃいましたとおり、本当にラジオの感度がよくなったと。それから、テスト放送で大音量ではなく調節できる機能もとてもいいという声も聞いていまして、新型の感触は、かなりいいお声が本当に数多く届いてございます。委員に御紹介いただきましたとおり、有事のときの一つのツールとしてということで、皆様方のお手元に一台でも多く頒布できるような形での周知をこれから引き続き今後ともやっていきたい、そのように考えているところでございます。

○太田委員
 ありがとうございます。

 一旦リサイクルで集めたものをまたお渡しするというのは、そういった支障もあるということも確認させていただきました。そこは今後の課題として、自治会さんもやはり結構困っているところがたくさんいらっしゃるので、そういった声を引き続きお酌み取りいただければと思います。

 次の質問に入りますけれども、本区の防犯面についてお伺いします。

 本区で、現在、公園に限らず、様々な場所に公衆トイレがあると思うんですけれども、そういったところで起きた犯罪などがあれば、そうした件数、また、どのような犯罪が起きたのか。また、未遂の部分もあれば、お聞かせいただければと思います。

 また、皆さんが公衆トイレを安全に使うための、例えば防犯対策の考え方、そうした部分もお聞かせいただければと思うんですが、よろしくお願いいたします。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)
 委員の質問にお答えいたします。

 公衆トイレでの犯罪についてです。

 私は中央区内の4署の生活安全のほうに問い合わせたんですが、犯罪として、今年に限っても、特に犯罪としてカウントするような犯罪はないということで聞いております。

 また、安全に使っていただくための公衆トイレのというところで、公園にある公衆トイレ、公園に対しての防犯カメラを区のほうで設置しております。これは公衆トイレに向けてしているわけではないですけれども、公園の大きさによってカメラを設置しまして、画角等は警察の指導を受けて設置をしているところです。今のところ、37か所の公園に61台を設置しております。また、規模の大きい公園のほうは順次台数を増やしていくということで、今後も計画しているところでございます。

 また、警察のほうの防犯対策ということであれば、何か不審なものがあったとか、不審な人を見たとか、そういうことが110番とか通報等で警察のほうにあれば、警察はそこを中心的に、時間帯前後にかけて防犯パトロールも強化しておりますので、そこも区のほうで情報を把握しましたら、情報共有したいと思っております。

 私からは以上です。

○太田委員
 詳しく御説明いただきまして、ありがとうございました。37か所の公衆トイレに対して61台のカメラを設置しているということで、これはかなりの抑止になると、今、改めて、御努力いただいていることに感謝申し上げます。

 また、昨今、全国的に見ればですけれども、男性が女性に成り済まして犯罪を犯す者も増えている状況が、何かしらいろいろなニュースでも見てとれますし、様々な女性がそういう危険にさらされている部分もかなり増えているということも聞いております。そのあたり、しっかりと工夫がさらに強化できるような体制を整えていただければ、さらに安心・安全が強化できるのかなと思っておりますので、引き続きそういった部分の強化をお願いいたします。

 今日はこのあたりにさせていただきまして、質問を終わりますけれども、引き続き1年間よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。

○墨谷委員
 続きまして、私、中央区議会公明党、墨谷浩一、よろしくお願いいたします。

 議題から質問を大きく3点させていただきたいと思います。

 6月2日の台風2号で、そのときも、本区としてもいろいろな情報収集や、また対応していただいたことではないかなというふうに思っております。また、豪雨災害は地震に比べて予想がつきやすいという特徴もあるのではないかなというふうに思っております。そういった中で、防災危機管理室としての今回の取組、事前の取組、また災害の状況について、また、災害情報の収集についてどのように取り組んでいらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。まず、お願いいたします。

○菅沼防災危機管理課長
 今、委員御質問ありました6月2日の夕方以降という表現になると思いますけれども、特に台風2号と、その影響に伴う大雨という気象がございました。私どもは、絶えず気象情報を注視しながらという動きになりますけれども、台風2号におきましては、6月1日、前日の木曜日の段階から、我々防災危機管理室と環境土木部で予報を注視しようといった確認とともに、6月2日の午後の段階で2者で直接、気象情報の直近の情報を基にしながら、水防体制をどのようにしくかという確認を取って水防体制の構築を図ったところでございます。当然のことながら、この部分については、速やかに両副区長に話を上げてという動きをしてございます。

 どのように被害情報を取っていくかという部分については、実際に、まず台風2号の大雨による影響は、我々が報告を受けたのは、2日の夕方以降、2件でございます。八丁堀三丁目1番先にございます楓川宝橋公園の樹木の枝折れによってガードレール側に倒れたという部分、それから、同時刻よりも若干遅い5時ぐらいですけれども、永代通り、新川一丁目の先、具体的に言うと永代橋のたもとの部分に一部冠水が生じていると。これは直接区民からの通報でございまして、両方とも速やかに環境土木部が現場対応を図ったところでございます。特に、新川一丁目の永代橋のたもとの冠水につきましては、雨水ますのところに落ち葉等が積もって邪魔して、それを除去したら速やかに冠水が解消されて、全く問題なく水が流れていったというお話でございます。

 基本、以上2つのところがあったんですけれども、後からという話でいうと、堀留町児童館の6階部分、7階部分に及ぶ階段の踊り場、天井から漏水があったということは後に報告を受けたところで、全部でいうと3つの被害状況が入ったところでございます。

 そういったところの、ある種、実際に大雨をもたらした部分での被害は、我々は本当に全然少なかった、被害がなかったというふうに言えると思います。とはいえ、情報をつぶさにというところは、1つは我々から情報を取りに行くというところで、区内4警察署及び区内3消防署に対して、所管それぞれに対する通報についてきちんと情報を取りに行きます。その上で、緊急事案、緊急対応事案があったかどうかという確認を順次取っていくというところでございます。その部分は、当然のことながら、我々の部局と環境土木部で順次情報共有しながら、その対応をという体制を組んでいるところでございます。それ以外に、当然、直接区民のお声等々がございますけれども、そういったところを順次緊急性を持って対応に当たるという体制をしいたところでございます。

 以上です。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございます。

 6月1日、前日から防災危機管理室、また環境土木部と水防体制の構築をしていただき、事前の体制を組んでいただいたというような中で、今回は被害も少なかったのかというようなお話であったと思います。また、被害状況についても、警察や消防との連携をすることによって災害情報の収集をされているというようなことと、また、区民の方からの情報をまとめているというようなお話をいただきました。

 6月2日も、枝が折れたりとか、児童館の雨漏り、そういったものがあったということをお聞きしました。豪雨災害というのは、これから地域的に、都市型ゲリラ豪雨とか、そういったものが今後も増えてくると思いますので、しっかりとした体制強化をお願いしたいと思います。

 また、6月10日には令和5年度第一消防方面・中央区合同総合水防訓練が晴海で行われまして、日頃の消防関係の皆様の訓練、地域の安全・安心の取組に感謝申し上げたいと思います。今お話したとおり、近年、時間当たり50ミリを超える豪雨が多発しております。これからも対策についてよろしくお願いしたいと思います。

 次に、熱中症予防とワクチン接種の考えについて質問をさせていただきたいと思います。熱中症についてでございますが、防災危機管理室としての取組ということでお聞きしたいと思います。

 熱中症について東京都監察医務院のホームページを見ますと、令和3年の夏に熱中症で亡くなった方の状況ということで、東京都23区(速報値)ということでデータが出ておりました。そこを見てみますと、6月から9月という中で熱中症の件数というんですか、検死された方の件数とか、解剖された方の人数の記載があります。その中で、熱中症で亡くなった方の人数も出ております。そういった中で、6月から9月の中で死亡した場所についても記載がありました。この中で見ていくと、特に屋外よりも屋内のほうが意外と多いということを私は感じました。また、エアコンを使っているか使っていないかという中で、単身住まいの中では、やはりエアコンを使用していない方のほうが熱中症になって亡くなってしまう方が多いというふうに見てとれます。

 本区も熱中症対策について様々啓発されていると思いますが、本区としての取組についてお願いいたします。

○菅沼防災危機管理課長
 熱中症対策の部分につきまして、もう御案内かと思いますけれども、私どもが、まず直接的に、注意喚起をしてございます一つの手段としましては、ちゅうおう安全・安心メールで配信する情報の中で、熱中症情報の注意喚起をしているところでございます。こちらも、委員から先ほど消防庁のホームページをという話がございまして、もう既に御承知おきかと思いますけれども、注意点としては、とにかく高温多湿、それから直接の日光を避けるという対策で、日陰を選んで歩くとか、適宜休憩するとか、我慢せずに冷房を使用する。何より大事なのが、水分補給は小まめにしてくださいといった話の注意を、我々は、これから本当に真夏を迎える部分を含めて、熱中症の情報をきちんとちゅうおう安全・安心メールで配信していきたいというふうなところでございます。

 一方で、区としての取組というところで、所管はちょっと違うんですけれども、我々が聞いてございますのは、高齢者施策のほうで直接的な注意喚起としまして、介護事業者支援関連システムを使って文書にて、介護サービス事業者から利用者に直接伝えてもらう、あるいは要介護認定者に対しても直接、訪問調査の際に熱中症対策のチラシを配布して注意喚起を行うといった取組をこれから本格的にやっていくというところ、もちろん、昨年度から含めてずっとやっているんですけれども、そういった取組がございます。また、窓口、施設における取組として、いきいき館、敬老館ですね。それを熱中症シェルターとして、7月1日から9月の中旬ぐらいまで、開館時間を延長して、暑さ対策、暑さしのぎとして敬老館を開放しながら、ぜひそこで涼んでいってほしいとか、水分の補給の場としてほしいといった取組をしているところでございます。

 いずれにしましても、今、委員御紹介ございましたとおり、屋外よりも屋内のほうが逆に危ないというか、ついつい何か家事に夢中になって水分を取っていなくて、急に立ちくらみから熱中症の症状が一気に現れるというところも、本当に怖い症状というふうな形で我々は受け止めてございます。特に、高齢者あるいは学校現場を含めまして、我々のほうから全庁的な、熱中症対策について図っていく季節に入ってございますので、その辺を取り組んでいきたい、そのように考えてございます。

 以上です。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございます。

 様々、ちゅうおう安全・安心メール、また、介護関係との連携、また、熱中症のシェルターを7月1日から開催するということで、しっかりと、特に高齢の方が熱中症にもなりやすいのではないかなというふうに私も思います。また、家の中での熱中症、エアコンを使っていただくというか、今、本当に電気代が高くなっているので、セーブするのもあれですけれども、皆さんにしっかりと使っていただくというような発信もしていただきたい、そのように思っております。

 最後でございます。新型コロナワクチン接種の考え方についてでございます。

 感染拡大のピークがだんだん落ちてきているということは本当にいいことで、令和5年の春のワクチン接種の体制について質問していきたいと思います。春の接種についての御案内を私も拝見させていただきました。本当に分かりやすい形で、また、コールセンターに連絡すると様々教えていただけるというようなことも確認させていただいております。現在、東京都のモニタリングを見ると、若干感染者数が増えているような感じがしております。そういった中で、ワクチン接種が必要な方もいらっしゃると思いますので、令和5年の春開始の接種体制について、本区としての考えがありましたら、よろしくお願いいたします。

○武田健康推進課長
 令和5年春開始接種についてでございます。

 春開始接種は、まず65歳以上の方、それから5歳以上65歳未満の中で基礎疾患があって重症化リスクが高いと認められている方、あとは医療従事者もしくは高齢者の施設などに従事されている方が対象となっております。

 体制としましては、京華スクエアでの集団接種と、医師会を通して御協力いただける医療機関のほうで個別接種を行えるというような対応になっております。予約については、今、委員からもお話がありましたように、集団接種会場だけではなくて、個別接種の医療機関についても御希望があれば、コールセンターのほうで御予約を取っていただけるような形になっております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 時々、ワクチンの接種について連絡してほしいというような方もいらっしゃって、対応はするんですけれども、本当にコールセンターの対応はいいのかなと思います。一時期よりもコールセンターの体制も少し縮小しているのかなというふうに感じているところでございます。対象者については、65歳以上の方、また基礎疾患がある方、医療機関、高齢者施設等に従事している方々が、今回、令和5年春の開始接種というようなところでスタートされていると思います。

 今後の春の接種ということで、この間、電話をしましたら、8月いっぱいまでが一つの区切りだというようなお話もあったんですけれども、それ以降のワクチン接種について、決まっていなければ決まっていないで構わないですが、方向性としてで結構ですので、分かりましたらお願いいたします。

○武田健康推進課長
 9月1日以降については、秋開始接種が予定されております。今分かっている範囲ですと、5歳以上全ての方が対象になるということが言われております。今後、用いられるワクチンの種類とかもありますし、そのワクチンについて何歳以上からにするかですとか、そういった細かいところはまだ明らかにはなっておりません。ちょうど今週、来週ぐらいで自治体向け説明会も行われますので、それに基づいて対応等、検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございます。

 基本的に、プッシュ型で対象者にお送りするというようなことだと思いますので、また今後とも分かりやすい周知に努めていただきたいというふうに要望して、私の質問を終了いたします。ありがとうございます。

○黒原委員
 黒原裕司と申します。本年から新しく区議となりました。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 私からは、時間が許す限り、2点伺いたいと思っております。

 まず、1点目が、さきに前委員からあったことになりますが、新型コロナワクチンの接種に関しまして、副反応等の健康被害に関することでございます。

 昨年度の委員会で健康被害状況の質問があったようでございますが、その際には相談の件数が26件というようなことで、実際に都に行ったのは11件というふうに記録を確認したんですけれども、現在、もう厚生労働省のほうで、5月8日以降、やり方も変わってきましたので、カウント等されていることは、もしかしてなくなっているかもしれませんが、現時点で最新の状況がもしありましたら御教示いただきたいと思います。お願いいたします。

○武田健康推進課長
 まず、コロナウイルスに関する予防接種健康被害救済制度にお申込みいただいた件数について申し上げますと、15件申込みいただいております。そのうち、国に進達が済んでおりますのが13件となっております。

 相談の総数につきましては、申し訳ありません。今、手持ちがございません。

 以上でございます。

○黒原委員
 ありがとうございます。

 こちらの新型ワクチンということでして、mRNAという、これまでなかったワクチンを今使っているという状況でございまして、私としては、ぜひ長期的な影響といったところも含めて確認したいと思っております。既にそういった質問もされていましたので、今後ももしそういったことが増えるようなことがあれば、大きな問題になってくるかと思いますので、ぜひ引き続き確認させていただきたいと思っております。ありがとうございます。

 続きまして、2点目でございます。こちらももう前委員から近い内容が出ておりますけれども、最新の話ですので、何も対応はされていないかと思いますが、現在の国会で通っておりますLGBT理解増進法案に関するものでございます。こちらは防犯の観点から伺いたいと思っております。

 先ほどトイレのお話が前委員からありましたけれども、こちらの内容は、実際、法案が通りまして、各自治体において、そうしたものに対しての施策を求めるものというふうに認識しております。実際にそれがどこまでやれるかというのはこれからの話でございますので、まだまだ具体化はしていないかと思いますが、実際にそれで施設の対応等、行政機関が事業においてやっていくということが求められるものと認識しております。

 一方で、現実的に、例えば渋谷区でトイレの施設の置き方を少し工夫して、共用だけにして女性用がなくなってしまったりとか、そういったような事例もある中で、先ほどありましたような性犯罪につながるような事態も起こりかねないというようなことが出ているというふうに認識しております。

 そして、この法案に関しましては、今回、留意事項ということで、全ての国民が安心して生活することができるよう留意するというふうに、ただし書というか、ついております。もちろん、全ての区民に対して有効な策になるということで、今後の区政を進められていくというふうに認識はしておりますけれども、もしこの進め方に関して何か所感等がありましたら伺いたいということと、私としては要望として、先ほど申しましたように、この留意事項に従って、区政が全ての区民の方に、LGBTの方に対しての理解増進ということではございますが、その一方だけではなく、全体を見ての施策が進められるということを要望としても付け加えて、もし所感がありましたら、ぜひ伺いたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

○黒川総務部長
 ただいまの御質問でございますけれども、本区におきましても、この4月に男女の平等及び共同参画に関する基本条例を制定いたしまして、様々な性をめぐる多様性という部分も含めて、この基本条例の下に区として総合的な取組を進めていくというような方向性を出させていただいております。

 今、委員から御提示をいただいた論点に関しましては、主観的な要素と実際の人間の身体的な仕組みという要素、様々複合的な部分で見方が様々あると思いますので、慎重な検討は必要だと思いますけれども、今回の法案、また本区における基本条例の趣旨を踏まえながら種々幅広く検討していきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○黒原委員
 御答弁ありがとうございました。非常に難しい問題だと認識しておりますので、ぜひ広く区民の方にも受け入れられるように、行政機関の施策のほうを進めていただきたいと思っております。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○川畑委員
 中央区議会れいわ新選組の川畑善智でございます。理事者の皆様方には、日頃より区政への御尽力、誠に感謝を申し上げます。1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。

 私から、太田委員からの御質問もありましたが、まず防災ラジオの件で質問させていただきます。

 防災ラジオは280メガヘルツ帯を使用しまして、適切な情報を得る手段として、災害時、非常に有効に機能いたします。特に、災害弱者である高齢者、要介護者など、避難に相当程度の時間を要する方々がいらっしゃいますので、これらの方々が適切に情報を得る手段として、防災ラジオの普及をさらに促進する必要があると考えております。

 現在、区民は2,000円でラジオを1台購入させていただいているわけでございますが、災害弱者へのさらなる目配りとして、この2,000円の御負担を、例えば非課税世帯、それから生活保護受給世帯、それから障害者、要介護者を抱える世帯には無償で提供するというような方針を出すことはお考えにならないかどうか、御検討いただけないかどうかと思いまして、区の見解をお聞きしたいと思います。

○菅沼防災危機管理課長
 今、前段に委員のお話があったとおり、我々も今後とも引き続き、きちんと緊急告知ラジオが広く区民に渡るようというところでございます。また、特に、後段にお話があった部分で、障害者の状況いかんによっては、当然、耳からを頼りに情報を入手する、これは本当に大事な着眼点だと思ってございますので、我々は障害者施設を含めましてフォローし、日々確認を取っているところでございます。

 頒布の、ある種無償の配布という検討の部分につきましては、区内で旧型ラジオを1,000円で有償頒布してございました。その区分けとしては、区民の方は1,000円、それ以外の方、事業所に対しては原価、その当時、8,500円というところでございます。今般の新型緊急告知ラジオ、280メガヘルツ帯は、実は原価が承知のとおり2万1,450円と上がってございまして、もともと持っている方とそうでない方、新しく買われる方、どう公平性を保つんだという議論と、それから、なるべく安価で広く行き渡るためにはどのようなというところで、新規で買う場合2,000円、交換の場合は1,000円という議論を庁内でしたところでございます。

 したがって、2,000円という価格帯が、実際に、生活保護受給者であったり、非課税世帯にとっての、ある種負担になるという議論はあろうかと思いますけれども、我々は現時点で、その部分についてはなるべく安価でという着目点で、今、1,000円と2,000円で有償頒布してございますので、この部分はそのまま当面いきたい、そのように考えているところでございます。

〔「ありがとうございます。ぜひとも」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 挙手をお願いします。

○川畑委員
 不慣れで申し訳ございません。

 ありがとうございます。ぜひとも区民の安全・安心に関わる大事な部分でございますので、中央区としても積極的に検討していただいて、この部分に関しては、ぜひとも取組をお願いしたいと思います。

 次に、防災の観点から、私のほうから無電柱化工事に関しまして質問させていただきたいと思います。

 無電柱化工事は、特に車椅子やベビーカー、それからつえ使用者、視覚障害者にとりまして、非常にメリットの大きい事業でございまして、これは実は防災の観点からも非常に有用でございます。といいますのも、地震などで電柱が倒壊したりとかいう場合に、災害時の緊急車両の妨げになったりということもございます。国土交通省からも、しっかりと無電柱化工事を進めるという国の方針も出ておりますので、現在、区の無電柱化率63.8%、ちょっと古い数字なのかな。こちらをさらに推し進めていただきたいと考えております。

 区内における無電柱化工事の今後の計画について、現在、無電柱化計画第2期の真っ最中だと思われますけれども、この計画の前倒しもしくは計画の見直しなどの検討がおありかどうか、簡潔にお答えいただければと思います。

○かみや委員長
 川畑委員に申し上げます。本委員会の所管に収まる範囲での御質問を願いたいと思います。今の趣旨を踏まえまして、本委員会の所管事項の範囲内でお答えいただける範囲で御答弁をお願いできればと思います。

○三留環境土木部長
 防災の観点から無電柱化ということでございます。

 委員にいろいろと御案内いただいたとおり、計画に基づいて順次進めているところでございます。無電柱化につきましては、防災の観点から重要な事業であると我々も認識してございます。無電柱化率につきましては、23区トップをいっているところでございますので、現在も計画に基づいて進めておりますが、今後も順次進めていきたいと思います。

 また、改定につきましては、計画の見直し等も含めて、今後の検討とさせていただきます。

 以上でございます。

○川畑委員
 前向きなお答え、ありがとうございます。

 質問を続けさせていただきます。

 防災の観点から、中央区の防災拠点に対しまして、新型蓄電池の設置と活用を提案したいと思います。先日、トヨタ自動車の記者会見で、全固体電池を載せました新型自動車が発表されまして、僅か10分の充電で1,000キロメートル走行するという性能を誇るものでございます。現在主流の液系リチウムイオン電池から、より安全で急速充電対応ができる全固体電池の開発が、2030年度以降、全世界で繰り広げられておりますけれども、私からの提案としましては、この新型蓄電池を区内の防災拠点に設置していただきたいという提案でございます。

 これはなぜかと申しますと、現在、新型蓄電池を配置することによって緊急時の電源の確保が容易になるということです。それから、ライフラインとなっております携帯電話の区民の充電ステーションとして、非常に有効に活用ができます。わざわざ電源車を呼んで住民の方に充電をしていただくという手間がまさに省けますので、防災拠点への新型蓄電池の配置をぜひとも御検討いただきたいと考えております。区として、今後、取組をしていただけるかどうか、御検討いただけるかどうかの御答弁をお願いしたいと思います。

○小森地域防災担当課長
 防災拠点における蓄電池の配備についてでございます。

 現在、全ての拠点において、お話のありました携帯電話等への充電も想定した上での蓄電池の配備は既に終わっているところでございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございました。すみません。どのぐらいの充電器を配備されているか、お分かりの範囲で結構ですが、もしよろしかったらお教えいただけますでしょうか。

○小森地域防災担当課長
 容量につきましては、最大出力で2.5キロワットアワーというタイプのものを配備してございます。

 以上でございます。

○川畑委員
 ありがとうございます。災害はいつ起こるか分かりませんので、ぜひとも御検討いただければと思っております。

 本日は質問を以上で終わらせていただきます。ありがとうございます。

○かみや委員長
 副委員長は委員席へお移りください。

○青木委員
 それでは、私からも質問させていただきます。たくさんお時間をいただいておりますが、全部使うことはないと思いますので、御安心ください。でも、使うかもしれない。内容につきましては、今回、この特別委員会、タイトルからは抜けましたが、やはりコロナを含む感染症に関するものが入っておりますので、感染症に関するもの、それから、最近よく耳にするようになりました雨水流出抑制について、それから、中央区から出ました中央区マンション管理適正化推進計画、それから、先日の人形町交差点での痛ましい事故、それから、江東区が新しく始めます防災カタログギフト、一応これらを予定しております。

 まず、コロナを含む感染症についてですが、かなり落ち着いてまいりまして、それは私も大変感じております。5類に移行したということで、これまで議員にも毎週配られておりました感染症週報というんでしょうか、1週間に1度のあれが今回なくなりました。ただし、時期を同じくしてといいますか、また、コロナだけではありませんが、はしかですとか、エムポックス、様々な感染症も含めまして、今、区内で学級閉鎖をしている小・中学校があるということで大変心配をしております。

 そこで、まずはこの内容、概要、今、小・中学校はどのような状況にあるのかということ、保健所からの観点と、そして学校がどういう状況にあるのかというのは教育の所管になりますので、教育委員会のほうから教えていただければと思います。よろしくお願いします。

○武田健康推進課長
 インフルエンザとコロナに関しての集団感染の発生について申し上げます。

 インフルエンザのほうも数としてはかなり減ってはいるのですが、6月に入ってから集団1件の報告がございますのと、コロナについても、6月入ってから2件の小学校の報告と、あと1件、福祉施設のほうで起こっております。

 以上でございます。

○鷲頭学務課長
 私からは、学級閉鎖の状況について答弁申し上げます。

 私どもで把握している限り、現時点で学級閉鎖を行っていますのは、新型コロナウイルス感染症様の症状によります学級閉鎖が1件となっているところでございます。

 以上でございます。

○渡瀬保健所長
 区内の感染症についてということで、全般的な話でございます。

 全般的な話で申し上げますと、今のところ、コロナも含めて、インフルエンザも、区内においては特に大きな流行を起こしていない状況でございます。特に、新型コロナが流行したここ数年は、日頃から皆様方の感染予防活動、手洗いだとか、マスクだとか、うがいだとか、そういったことを日々励行していただいているということで、ここ数年、感染症全般の流行というのは非常に抑えられているということで、現在も、5類に変わったからといって、その状況は今のところ大きな変わりはなく、大きな感染症の流行はないのかなというふうに考えてございます。

 ただ、海外からのインバウンドも含めて、非常に多くの方が日本国内に訪れているといった状況もございます。はしかに関していうと、日本国内からははしかはもう絶滅しているんですが、土着のはしかは、今、もう日本にはございません。したがって、今、はしかが入ってくるものは全て海外からということでございますので、海外からの旅行者あるいは帰国者からのはしかの持込みが時々起きているといった状況です。これは、全国の保健所の中でも、そういった流行に関して、大きな流行にならないかどうかというところを含めて経過観察をしているところでございますし、はしかに関していうと、小児の段階で予防接種を行っておりますので、ほとんど100%の方がはしかに関しては予防接種を受けられておりますので、そういった意味でいうと、大きな流行は起こらないのかなとは思いますが、ただ、感染状況に関しては、日頃から我々のほうでも留意して、もし注意するものがあれば、今後、広報等も含めて周知を図る、そういった体制のほうは引き続き取ってまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。

 今の御答弁をお聞きしておりまして、安心した部分と、まだ不安な部分もあります。不安な部分といいますのは、まず確認ですが、学校のほうで、今、1校になったというのは、一時期に二、三校ありましたよね。これは収まってきたということでの1校になったと捉えてよろしいでしょうか。御答弁をお願いいたします。

 それから、保健所のほうですが、確かに、はしかはワクチン100%近くの子供たちが打っている。その中で海外型が入ってきているけれども、ここでやはり不安なのが、では私たちが日本で打ったワクチンが海外型のものに効くのかどうかというところ、この辺がやはりワールドワイドになって全て安心できないというところの一つだと思います。2点目がそれです。

 では、再質問はその2点で、1点ずつお願いいたします。

○鷲頭学務課長
 私どもで把握している限りでございますけれども、同時期に複数校で学級閉鎖を行ったということについて、今年度把握しているものはございません。令和5年度に入りましてからは、1件、インフルエンザ様症状で学級閉鎖を行ったものと、現在、学級閉鎖となっておりますコロナ様症状によります学級閉鎖のものの2件でございます。

 以上でございます。

○武田健康推進課長
 私から、はしかのワクチンが海外のものに対して効くのかという御質問についてお答えいたします。

 ウイルスの種類によって、例えばインフルエンザとはしか、共にウイルスではありますけれども、変異の多さというのは異なるものでございます。インフルエンザやコロナのウイルスのほうは、かなり変異が繰り返されますので、インフルエンザのほうはその年その年で、このような株が流行するだろうというような予測を立てて、その年の予想した株についてワクチンを流通させるというような形を取っております。それに対して、はしかのウイルスは、変異することがかなり少ないということがもう分かっておりますので、はしかについては、日本で接種されたものが海外の株についても有効であるということは分かっております。

 以上でございます。

○青木委員
 分かりました。ありがとうございます。引き続き、私もこの委員会では感染症について取り上げることができますので、注視してまいりたいと思います。

 次に、災害のほうに移ります。

 最近、災害といいますと、地震と、それから台風で、台風が直撃しなくても、大変雨水による水害が多いということが特徴的だと思います。やはり雨水流出抑制というんでしょうか、この言葉を聞くようになりまして、すみません。前から専門の方は注目なさっていたのかもしれませんが、改めて調べてみますと、東京都総合治水対策協議会というところがまとめて、ホームページにその内容を上げているんです。23区ということで、それぞれの区がありまして、中央区をクリックしますと、中央区の状況が出てくるんですが、申し訳ないんですが、中央区のところは何も書いていないという状況でしたので、この内容について、中央区内での雨水流出抑制がどういう状況にあるのか。例えば、中央区では、そういう災害はないので、対策は取っていないのか。でも、そうでもないんです。やはり中央区は土がもうありません。ほとんどコンクリートになってしまいまして、雨水が地中に浸透しなくなったというのがもともとの原因みたいですので、やはりこれは気になります。現在、中央区として、どのような状況、あるいは対策を取っている場所があれば教えてください。

○三留環境土木部長
 雨水流出抑制についてでございます。

 委員に御案内いただきました総合治水対策協議会に、本区で関わる部分に関しましては、神田川の流域、本区でいいますと日本橋のごく一部に神田川の流域がかかってございます。委員に御案内いただいたとおり、アスファルトで直接、下水に負担がかかるので、下水に負担がかかって、結果的には河川に放流される雨水を抑制するというのが目的でございます。そういった意味では、対策協議会の中で、雨水の流出抑制をかけている部分に関しましては、ごく一部ですので、そちらのほうでの対応がない場合には、その結果が載っていないという状況だと思ってございます。

 とはいいながらも、やはり建築、再開発等々を含めまして、事前に協議をいただくときに、要はまちづくり基本条例の中に雨水流出抑制対策というものもございますので、その中で、貯留であったりとか、一時貯留もしくはそういった対策をお願いしているところでございます。その対策協議会とはまた別物で、中央区内で雨水流出抑制に関しましては対応を行っているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 私も気になりまして、今、御答弁にありましたように、新しい再開発においてだったり、あるいは建て替えで、新しい場所については、今、進んでおります月島三丁目北地区整備方針です。月島三丁目北地区の再開発なんですが、確かに、雨水流出抑制の貯留施設これがちゃんと入っておりました。今、この言葉を見つけることができた最近の再開発については、月島三丁目北地区だけだったのですが、それ以外にも、おっしゃったように、できるだけこれは整備していこうという方法だと考えてもよろしいですか。それがない場合、やはりこれが全部マンションのほうに戻ってきてしまう。

 続けて、次の質問は、ちょうど先週末あった、消防団の水防訓練、大変すばらしい訓練だと思います。マンションによっては、あれをやらなければならない。それを消防団の方がやってくださるわけではありませんので、必要な場所では、それを地元の方あるいはマンションでしたら自治会、町会単位でやらなければならなくなってくるという心配もしております。まとめて言いますと、中央区の中ではどの辺りが、あるいはどういうマンションが必要で、その訓練については、どういうところはやっておいたほうがいいですよとか、その場合は大量の土のうが必要なんです。その場合は、土のうはどこから持ってくればいいのかということです。すみません。具体的になりますが、ちょうど防災訓練を見ていて気になりましたので、教えていただければと思います。

○早川都市整備部長
 まず、流出抑制の雨水のタンクの話でございます。

 今、委員のほうから、月島三丁目北の再開発の中で、そういった施設を設置ということを御質問いただきましたけれども、すみません。個別の再開発の中で、どこが設置して、どこが設置していないという把握は手元に今ございません。

 いずれにしましても、極力設置をしていただくように促しているところではございますけれども、必ずしも設置しなければならないとか、あるいは開発の規模によって設置する立米数だとか、そういったものが定められているわけではございませんので、極力設置をしていただきたいという中で設置をしてもらっているものでございます。

 先ほど環境土木部長も答弁がありましたとおり、基本的には一時的に川に流出する水を抑制するというものがこの趣旨でございます。そういう意味では、うちの区は、例えば隅田川でいっても最下流に位置する区でございますから、一時的に水をためて、その後、流すという意味では、上流区に比べれば、そういった数字はおのずと低くなるものというふうに思ってございます。

 私からは以上です。

○三留環境土木部長
 私からは、水害に備えての土のう等についてでございます。

 前委員からも御案内がありましたように、先日、6月10日に水防訓練をさせていただきました。こちらの中で、水害に備えてということで、各種、水防に対する土のうの対応であるとか、そういった広報等、御紹介させていただいたところです。あわせて、区のおしらせ等々で、水害に備えた土のうであるとか、対策の取り方などについても御案内をしているところです。

 土のうは誰が用意するのかという御質問だと思いますけれども、基本的には、事業者さんであるとか、再開発等々のビルであるとか、そういったところに関しましては、各個々が用意するものと認識してございます。とはいいながらも、小さい御家庭であるとか、そういったところに関しましては、本区の環境土木部としても御協力はさせていただくと。台風の前に御要望があれば、少量の土のうであれば、お配りをするというような形の対応は取らせていただいておるところでございます。

 以上でございます。

○春貴防災危機管理室長
 マンションに関する風水害の備えということで、この4月に新たにマンションの「いま、始めよう。マンション防災」というところで周知させていただいているところでございます。この中に風水害の備えというところがございまして、各マンションで事前の備えというような形で、風水害の、今、委員のほうからお話がございました土のう、また水のうの備蓄、止水板の備蓄等々の話はさせていただいているところでございます。どのマンションということよりも、やはり各マンションが水害というか、そのときの雨の降り方、状況によって様々ございますので、ハザードマップ等を参考にしながら、備えていただくように区としては進めているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 今、まとめてお答えいただきまして、それぞれのお答えをつなげていくと、大変答えが見えてまいりました。

 以前、別のところで水害があったときに、これまでマンションあるいは公の施設にしても、自家発電機が地下にあって使えなくなったということがよく問題になっていましたので、今、それも必ず上のほうへ持ってくるというような対応が取られていると思います。それも併せまして、私も中央区は水害には強いまちですよといつも言っていますので、本当にそういうまちになるよう、新しい問題がほかの地区で出てきたときは中央区としてもしっかり確認をして、皆さんにお伝えしていきたいと思っています。ありがとうございます。

 それでは、人形町交差点の小学生の事故の問題です。

 6月9日締切りということで、全区立小学校からの歩行環境の安全点検の報告が6月9日に締め切られまして、教育委員会学務課が集約をしてくださったと。6月9日のちょうど環境建設委員会がありましたので、このとき、事故現場の人形町交差点でのことは詳しく御答弁をいただきました。今日はそれ以外の結果について特筆すべきことがあれば、注意して覚えておいたほうがよいこと、あるいは改善できることがあれば教えてください。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)
 6月9日に安全点検の報告を受けたということで、それ以外のプラスの対応ということで、中央区としては、ハード面、ソフト面で対応を行っております。行い中ですけれども、まずハード面では、今回の事故の直接の原因ではないですが、交差点の視界を確保するために、交差点内の植栽の植え替えといいますか、夏とかに上のほうに高く伸びないようにする樹種に変えたり、あと交差点部分に注意看板というか、標識が幾つかあったもので、それを統一するために、移設と撤去を行っております。また、車両用の防護柵、車両が突っ込まないようにする防護柵も設置する予定でおります。

 また、ソフト面では、この発生があった5月23日の次の日に、交通安全情報として、こういう事故がありましたということで学童クラブやプレディ、児童館のほうに配布して情報の発信をしております。また、中央区道路工事調整協議会に、交通事故防止対策ということで強化の依頼を道路課のほうから行いました。また、建設現場、直接ミキサー車が搬入する予定だった場所の工事現場の方とミキサー車の運送会社を区のほうに呼びまして、建築課と連携して行政指導も行いました。

 また、警察の対応としては、この交差点の信号機を歩車分離という、歩行者と車が一緒にならないようにする歩車分離ができないかということで、警視庁の本部のほうに検討を依頼しております。また、歩行者用の信号機に、あと何秒で青色になる、赤色が終わるというのが分かるような、ゆとりシグナルもつけてほしいということで要請をしております。あともう一つ、左折車線が、事故現場は2車線、第1車線、第2車線が両方左折できるようになっていましたので、これも1つにできないかということで、それも検討の依頼をしているところであります。

 もう一つ、最後に、久松警察署自体は、この事故の当日から5日間、特別対策ということで、取締りの強化であるとか、街頭配置を強化して、お子さんが通学する、帰る時間帯に街頭に立って、いろいろな取締りや広報啓発をしたと聞いております。

 私からは以上です。

○青木委員
 この前、詳しい御報告、同じようなことをいただきまして、今、私がお願いしたほかの場所というのは、この安全確認というのは区内全区立小学校で行われたということですので、それ以外の小学校での分かったこと、対応ということをお聞きしたい、それが私の趣旨でした。質問が分かりづらくて、すみません。そういうことですので、よろしくお願いします。

○西留副参事(交通安全対策・特命担当兼生活安全・特命担当)
 失礼しました。通学路対策ということで、私どもは令和3年に千葉県八街であった事件で、3年度に一斉に16校に対して通学路点検を実施して、いろいろな対策を実施しました。その後も、令和5年度も順次やっておりまして、6月現在、区立小学校4校、区立の幼稚園1園に対しても通学路点検を実施しております。そこで放置自転車が多いとか、植栽が歩道のほうにたくさん出てきて歩きにくいとか、そういうところについてチェックをしまして、順次対策するようにしております。

 以上です。

○青木委員
 安心しました。特に、毎年やってくださっているということで、御答弁ありがとうございます。

 では、次の質問ですが、江東区の防災カタログギフトというのを目にしまして、これは国が率先してやっているのか、東京都がやっているのか、財源はどことかいうのは、調べても、まだよく分かりませんでしたので、ここでお尋ねしたいと思います。

 防災カタログギフト、江東区ですので、「防災都市こうとう そなエールギフト」というタイトルになっているようですが、29万世帯、区内全世帯に配布をするということです。ちょうど今、6月21日から順次発送ということですので、本格的な梅雨前にということでしょうか。この点について、江東区のカタログギフトがどういうことで始まったのか御存じでしたら、情報共有とかをなさっていると思いますので、教えていただき、そして中央区は今後、その予定があるかどうかということまで教えていただければと思います。

○小森地域防災担当課長
 江東区の事業の件についてでございます。

 直接、江東区のほうと、この事業についての情報連絡というのは、現在ではしていないところですが、一応事業の中身については把握しているところでございます。中央区といたしましては、もちろん、こうした事業の意義というのはあるとは思いますけれども、まずは自助の取組という中で、それぞれが御自身の中で、例えば食料であれば日常備蓄というやり方の中で、災害時に必要な量を備えていただくとか、そういう取組がやはり大事なんだろうと思います。そういうことで、我々としては、まずは自助の取組を促すという部分に力を入れる普及啓発事業をしっかりやっていきたいと思います。

 あわせて、例えば今年度、消火器等の設置促進の事業等も予定しておりますので、そういった防災資材についての事業というのは、カタログという方式を取らずに、普及啓発とか、区の今やっている事業を順次展開していく中で進めていきたい、そのように考えております。

 以上です。

○春貴防災危機管理室長
 少し補足をさせていただきます。今、地域防災担当課長が答弁しましたように、やはり防災用品につきましては、自助の取組というところで、皆様そろえていただくというところがあるかなというふうに思ってございます。そういう意味で、様々な機会を捉えて、必要な物品等については、供与というか、周知をさせていただいているところでございます。

 ただし、今年度は、今、地域防災担当課長が言いましたように、初期消火に大切な消火器については、一部特別価格でもって9月、10月に実施していくというところがございます。そのほかに防災用品のあっせんも区として実施をしておりまして、昨年10月に大きく内容を変えまして、区民の方々の御意見、いただいた要望等を入れて内容を改定して、自助の取組が進めやすいように内容を充実しているところでございます。また、地域の方々、防災区民組織だとか、そういうところについては、様々な資機材の供与も併せて、共助の取組のところについては、区としては強化をしているというようなところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 ありがとうございます。

 私も、23区でどこどこがやっているから、うちもとか、いっぱいやっているから、うちもという考え方はあまり好きではなくて、中央区に必要なものをしっかり見ていただいて、あるいは中央区民の皆さんから大変要望が多いものを集中的にやっていただくと。今出た消火器ですとか、ラジオ、あと先ほど御質問の中にありました自家発電機ですとか、蓄電池とかも、自宅用のものがいっぱい出ておりますので、そういうものを確実に一つ一つ区民の皆さんが手にできるようにという方策でやっていっていただければと思います。

 1個だけ気になったのが、先ほど御答弁の中に最初にありました、区民からの通報がありましてと。区民からの通報というのは、現在、どういう形で情報があったのか。というのは、今、いろいろなやり方はあると思うんですが、例えば土日ですと、最近、災害は土日が多いんですが、代表電話はかけられませんよね。ですから、メールなのか、LINEなのか。いろいろやり方が増えただけに、悩んでいる方もいらっしゃるので、例えば、その方はどういう形で確実に被害情報を区のほうへ伝えていらっしゃったのか、それを教えてください。

○菅沼防災危機管理課長
 先ほど私が御紹介しましたのは、直接の電話でした。平日夜間といいましても、実際、我々の定時でというところではなく、職場においては、代表電話から直ちに我々部局に、区民からですというところの交換あるいは直接防災危機管理室に電話されるというケースもあります。

 ただ、一方、委員の御質問があった土日の対応という部分は、当然、我々防災危機管理室の職員がいない場合というところでいうと、1つは土日祝日を含めた警戒勤務者の対応がまず一次的にございます。それから、二次的にあるのは、我々が応急指令員と呼んでございます第二警戒勤務室に詰めている職員、防災危機管理側が雇用している職員が第二警戒勤務室に詰めてございますので、その者も当然受けます。直ちに、緊急事案を含めて、今般、防災計画の副参事を登用して、区内に在住という副参事の配備もしてございますので、その者を含めて、我々はきちんと24時間365日の対応力を高めているところでございます。

○青木委員
 24時間365日、どうもお疲れさまです。

 今、我が会派では、やはり多くのことをLINEなどSNSを使って、災害だけではなく、ちょっと内容がずれるかもしれませんが、危険な場所を見つけましたとか、全てそういうことが一括してできるような方法で、電話をかけなくても、電話は電話で、年齢が高い方もいらっしゃいますので、残す必要はありますが、災害以外の危機も含めまして、そういう形をこれから構築していっていただきたい。区民の皆さんにもお知らせしやすい方法で、使いやすい方法で構築していただければと思います。

 そういう要望で質問を終わります。ありがとうございました。

○かみや委員長
 青木委員は副委員長席にお戻りください。

 議題、防災、防犯、交通問題等児童生徒及び区民生活の安全に関すること並びにコロナウイルス感染症等の対策に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 第二回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○かみや委員長
 ありがとうございます。

 それでは、防災等安全対策特別委員会を閉会させていただきます。

 なお、委員の方と担当部長はお残りを願います。

(午後2時58分 閉会)

-委員会を閉じた後-

 特別委員会の行政視察について、7月中旬に管内視察に代えて行政視察を実施することができることになっているが、日程にいとまがないことから、実施の有無、日時、視察先、日程等について、正副委員長に一任することの了承をとった。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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